JP2016080016A - 変速機 - Google Patents

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慎也 大須賀
Shinya Osuga
慎也 大須賀
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Abstract

【課題】変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油をオイルレシーバ内に効率よく採集すること。
【解決手段】変速機100は、軸方向の異なる位置に配置されている複数の変速ギヤ列を有していて、ミッションケース91内に配設されており、エンジン動力を変速して出力する変速機構10と、ミッションケース91内に収容され、変速機構10における変速ギヤの回転により掻き上げられる潤滑油を受け止めて被潤滑部位に向けて軸方向に導く樋状のオイルレシーバ30を備えている。オイルレシーバ30の側壁中間部位には、前記変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油の一部を通過させる貫通孔31aが設けられていて、貫通孔31aの配設位置が、前記複数の変速ギヤ列の何れか一つの変速ギヤ列の配設位置と軸方向にて対応していて、当該変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油の一部が当該貫通孔を通過してオイルレシーバ30内に収容されるように設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両においてエンジン動力を変速して出力する変速機構と、この変速機構における変速ギヤの回転により掻き上げられる潤滑油を受け止めて被潤滑部位に向けて導くオイルレシーバを備えた変速機に関する。
この種の変速機は、例えば、下記許文献1に記載されている。下記特許文献1に記載されている変速機において採用されているオイルレシーバは、略皿形状をなしていて、各変速ギヤを覆うように配置されている。
特開2013−92230号公報
上記した特許文献1に記載されているオイルレシーバでは、リングギヤに臨む部位の側壁の一部が切り欠かれていて、リングギヤの回転による掻き上げオイルを通すためのオイル開口が形成され、また、底壁に低速ギヤ列の回転による掻き上げオイルを通すための開口が形成されている。ところで、側壁の一部を切り欠いて形成したオイル開口では、切欠が底壁にまで延びているため、オイルレシーバ内に導かれたオイルがオイルレシーバから落下するおそれがあり、リングギヤの回転による掻き上げオイルを十分に採集することができない。また、低速ギヤ列の回転による掻き上げオイルを通すための開口では、低速ギヤ列の回転による掻き上げオイルが、オイルレシーバの側壁に対向するように形成された隔壁を飛び越えてオイルレシーバ内に導かれるようになっていて、隔壁に当たって落下するオイルがあり、オイルレシーバ内には十分に採集されないおそれがある。
本発明は、変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油をオイルレシーバ内に効率よく採集すべくなされたものであり、
軸方向の異なる位置に配置されている複数の変速ギヤ列を有していて、ミッションケース内に配設されており、エンジン動力を変速して出力する変速機構と、
前記ミッションケース内に収容され、前記変速機構における変速ギヤの回転により掻き上げられる潤滑油を受け止めて被潤滑部位に向けて軸方向に導く樋状のオイルレシーバを備えた変速機であって、
前記オイルレシーバの側壁中間部位には、前記変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油の一部を通過させる貫通孔が設けられていて、
前記貫通孔の配設位置が、前記複数の変速ギヤ列の何れか一つの変速ギヤ列の配設位置と軸方向にて対応していて、当該変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油の一部が当該貫通孔を通過して前記オイルレシーバ内に収容されるように設定されている
ことに特徴がある。
本発明による変速機では、変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油の一部が、オイルレシーバの側壁中間部位に設けた貫通孔を通過してオイルレシーバ内に収容されるとともに、当該変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油の他の一部が、オイルレシーバの側壁を飛び越えてオイルレシーバ内に収容されるため、当該変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油をオイルレシーバ内に効率よく採集することができる。これにより、オイルレシーバ内の潤滑油を被潤滑部位に向けて十分に導くことが可能である。
上記した本発明の実施に際して、前記何れか一つの変速ギヤ列が低速ギヤ列(例えば、前進第1速ギヤ列または前進第2速ギヤ列)であることが好ましい。低速ギヤ列では、高速ギヤ列に比して、出力ギヤのギヤ径が大きいため、ミッションケース内に収容されている潤滑油(ミッションケースの底部に溜まる潤滑油)を多量に掻き上げることが可能である。このため、高速ギヤ列に対応してオイルレシーバに貫通孔を設ける場合に比して、変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油をオイルレシーバ内に効率よく採集することができる。この場合において、前記変速機構の出力軸が前記変速機構の入力軸に比して下方に配置されているのが好ましい。
本発明による変速機の一実施形態を示す模式図である。 図1に示した変速機構およびデファレンシャル機構と図1では図示省略されているオイルレシーバの関係を示す斜視図である。 図2に示した変速機構における前進第2速ギヤ列(低速ギヤ列)とオイルレシーバの関係を示す縦断断面図である。 図2に示したオイルレシーバ単体の斜視図である。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、自動車に搭載される本発明による変速機100の一実施形態を示していて、この実施形態の変速機100は、ミッションケース91内に収容され、エンジン動力を前進5段・後進1段の何れかの変速段に変速して出力する変速機構10と、ミッションケース91に接続されたデファレンシャルケース92内に収容され、変速機構10からの出力を左右の車輪に伝達するデファレンシャル機構20を備えている。なお、ミッションケース91内とデファレンシャルケース92内は連通していて、内部には所要量の潤滑油Oが収容されている。また、ミッションケース91内には、図2〜図4に示した樋状のオイルレシーバ30が設けられている。
変速機構10は、ミッションケース91に回転可能に組付けられて、クラッチ機構40を介してエンジンの出力軸50に断続可能な入力軸11と、ミッションケース91に回転可能に組付けられて、軸方向の異なる位置に配置されている複数の変速ギヤ列(前進第1速ギヤ列13a〜前進第5速ギヤ列13e等)を介して入力軸11に断続可能な出力軸12を備えている。出力軸12は、図3に示したように、入力軸11に比して下方に配置されていて、前進時には図3の時計回転方向に回転するように構成されている。
デファレンシャル機構20は、変速機構10の出力軸12に一体的に設けた出力ギヤ12aに常時噛合するリングギヤ21と、このリングギヤ21に入力された動力を左右の出力軸22,23に分配するデファレンシャルギヤユニット24を備えている。
オイルレシーバ30は、変速機構10の軸方向に延びた形状に形成されていて、変速機構10の変速ギヤ列(前進第1速ギヤ列13a〜前進第5速ギヤ列13e等)により掻き上げられる潤滑油を貯留する第1貯留部31と、デファレンシャル機構20のリングギヤ21により掻き上げられる潤滑油を貯留する第2貯留部32が設けられているとともに、潤滑油を第1貯留部31から第2貯留部32に導く第1通路33と、潤滑油を第2貯留部32から被潤滑部位(例えば、入力軸11や出力軸12を回転可能に支持する軸受や、変速ギヤ列(前進第1速ギヤ列13a〜前進第5速ギヤ列13e等)の回転軸支部等)に向けて導くための第2通路34が設けられている。
ところで、この実施形態の変速機100においては、オイルレシーバ30の側壁中間部位に、低速ギヤ列の一つである前進第2速ギヤ列13bにより掻き上げられる潤滑油の一部を通過させる貫通孔31aが設けられている。貫通孔31aは、前進第2速ギヤ列13bの歯幅方向に長い長円形状に形成されていて、その配設位置が、図3に示したように、前進第2速ギヤ列13bの配設位置と軸方向にて対応しており、前進第2速ギヤ列13bにより掻き上げられる潤滑油の一部が当該貫通孔31aを通過してオイルレシーバ30の第1貯留部31内に収容されるように設定されている。
上記のように構成したこの実施形態の変速機100では、前進第2速ギヤ列13bにより掻き上げられる潤滑油の一部O1が、オイルレシーバ30の側壁中間部位に設けた貫通孔31aを通過してオイルレシーバ30の第1貯留部31内に収容されるとともに、前進第2速ギヤ列13bにより掻き上げられる潤滑油の他の一部O2が、オイルレシーバ30の側壁を飛び越えてオイルレシーバ30の第1貯留部31内に収容される。このため、前進第2速ギヤ列13bにより掻き上げられる潤滑油をオイルレシーバ30内に効率よく採集することができる。これにより、オイルレシーバ30内の潤滑油を被潤滑部位に向けて十分に導くことが可能である。
また、この実施形態の変速機100では、オイルレシーバ30の側壁中間部位に設けた貫通孔31aの配設位置が、低速ギヤ列の一つである前進第2速ギヤ列13bの配設位置と軸方向にて対応している。ところで、低速ギヤ列では、高速ギヤ列に比して、出力ギヤのギヤ径が大きいため、ミッションケース91内に収容されている潤滑油O(ミッションケース91の底部に溜まる潤滑油)を多量に掻き上げることが可能である。このため、この実施形態では、高速ギヤ列に対応してオイルレシーバ30に貫通孔を設ける場合に比して、低速走行時において、変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油をオイルレシーバ30内に効率よく採集することができる。
また、この実施形態の変速機100では、オイルレシーバ30にデファレンシャル機構20のリングギヤ21により掻き上げられる潤滑油を貯留する第2貯留部32が設けられていて、リングギヤ21が高速で回転する場合(高速走行時)には、リングギヤ21により掻き上げられる潤滑油をオイルレシーバ30内に効率よく採集することができる。
上記した実施形態では、オイルレシーバ30の側壁中間部位に設けた貫通孔31aの配設位置が前進第2速ギヤ列13bの配設位置と軸方向にて対応しているが、本発明の実施に際しては、貫通孔31aの配設位置を前進第1速ギヤ列13aの配設位置と軸方向にて対応させることも可能である。また、本発明の実施に際して、貫通孔31aの形状は、円形や縦長長円形等の形状に適宜設定可能であり、上記実施形態の形状に限定されるものではない。
また、上記実施形態においては、デファレンシャル機構20を一体的に備える変速機100に本発明を実施したが、本発明はデファレンシャル機構を一体的に備えていない変速機にも同様にまたは適宜変更して実施することが可能である。
100…変速機、10…変速機構、11…入力軸、12…出力軸、13a〜13e…変速ギヤ列、20…デファレンシャル機構、21…リングギヤ、22,23…出力軸、24…デファレンシャルギヤユニット、30…オイルレシーバ、31…第1貯留部、31a…貫通孔、32…第2貯留部、33…第1通路、34…第2通路、40…クラッチ機構、50…エンジンの出力軸、91…ミッションケース、92…デファレンシャルケース、O…潤滑油

Claims (3)

  1. 軸方向の異なる位置に配置されている複数の変速ギヤ列を有していて、ミッションケース内に配設されており、エンジン動力を変速して出力する変速機構と、
    前記ミッションケース内に収容され、前記変速機構における変速ギヤの回転により掻き上げられる潤滑油を受け止めて被潤滑部位に向けて軸方向に導く樋状のオイルレシーバを備えた変速機であって、
    前記オイルレシーバの側壁中間部位には、前記変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油の一部を通過させる貫通孔が設けられていて、
    前記貫通孔の配設位置が、前記複数の変速ギヤ列の何れか一つの変速ギヤ列の配設位置と軸方向にて対応していて、当該変速ギヤ列により掻き上げられる潤滑油の一部が当該貫通孔を通過して前記オイルレシーバ内に収容されるように設定されている変速機。
  2. 請求項1に記載の変速機において、
    前記何れか一つの変速ギヤ列が低速ギヤ列である変速機。
  3. 請求項2に記載の変速機において、
    前記変速機構の出力軸が前記変速機構の入力軸に比して下方に配置されている変速機。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60164167U (ja) * 1984-04-10 1985-10-31 株式会社 富士鉄工所 変速機のオイルガタ−
JP2013092230A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Daihatsu Motor Co Ltd 変速機のオイル供給装置

Patent Citations (2)

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