JP2010286060A - 変速機 - Google Patents

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Hideji Yoshioka
秀治 吉岡
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】潤滑効率を高めつつ撹拌抵抗を抑制できる変速機を提供する。
【解決手段】変速機1は、変速機構Tと、変速機構Tを収容するケース2と、第1オイルガータ本体61Bと、第2オイルガータ本体62Bと、中間案内機構69と、を備えている。ケース2は、第1側壁21aと、変速機構Tの第1側壁21aと反対側に配置された第2側壁21bと、を有している。第1オイルガータ本体61Bは、変速機構Tの第1側壁21a側に配置され、上側から落下してきた潤滑油を一時的に貯留し変速機構Tへ案内するように設けられている。第2オイルガータ本体62Bは、変速機構Tの第2側壁21b側に配置され、上側から落下してきた潤滑油を一時的に貯留するように設けられ、第1オイルガータ本体61Bよりも高い位置に配置されている。中間案内機構69は第2オイルガータ本体62B上に落下した潤滑油を第1オイルガータ本体61B上に案内する。
【選択図】図2

Description

本発明は、潤滑油により各部の潤滑が行われる変速機に関する。
従来の変速機は、複数のギヤと、シンクロ機構と、ギヤを回転可能に収容するケースと、を有している。ギヤやシンクロ機構を潤滑するために、ギヤの下部が浸る程度に潤滑油がケース内に溜められている。ギヤが回転すると、ギヤの歯が潤滑油と接触し、ギヤ同士の噛み合い領域が潤滑される。
しかし、ギヤやシンクロ機構により潤滑油が掻き上げられると、潤滑油が飛散してしまうため、潤滑油がギヤやシンクロ機構と効率よく接触しにくくなる。
そこで、ガイドプレートを設けることで、掻き上げられた潤滑油をギヤおよびシンクロ機構に向けて案内する変速機が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平9−210186号公報
しかしながら、こうした変速機では、全ての潤滑油がケースの下部に貯留されるため、潤滑油を掻き上げる際にギヤが受ける撹拌抵抗が大きくなる。
本発明の課題は、潤滑効率を高めつつ撹拌抵抗を抑制できる変速機を提供することにある。
本発明に係る変速機は、回転部材を有する変速機構と、変速機構を収容するケースと、第1貯留部と、第2貯留部と、中間案内機構と、を備えている。ケースは、回転部材の少なくとも一部が潤滑油に浸漬するように潤滑油を貯留可能であり、回転部材の回転軸に対して回転部材が潤滑油を掻き上げる側に配置された第1側壁と、変速機構の第1側壁と反対側に配置された第2側壁と、を有している。第1貯留部は、変速機構の第1側壁側に配置され、上側から落下してきた潤滑油を一時的に貯留し変速機構へ案内するように設けられている。第2貯留部は、変速機構の第2側壁側に配置され、上側から落下してきた潤滑油を一時的に貯留するように設けられ、第1貯留部よりも高い位置に配置されている。中間案内機構は第2貯留部上に落下した潤滑油を第1貯留部上に案内する。
ここで、「第2貯留部が第1貯留部よりも高い位置に配置されている」とは、高さ方向において、第2貯留部が第1貯留部に対して完全に上側に配置されている場合の他に、第2貯留部の下端が第1貯留部の上端および下端の間に配置されている場合も含まれる。ここでの上下関係は、変速機の使用状態を基準としている。
この変速機では、回転部材により潤滑油が掻き上げられると、潤滑油が上側に飛散し、飛散した潤滑油の一部が第1貯留部上に落下する。第1貯留部上に落下した潤滑油は、第1貯留部により変速機構へ案内され、変速機構を潤滑する。
また、回転部材により掻き上げられた潤滑油の一部は、例えば変速機構の被潤滑部を通過して第2側壁側に飛散する。第2側壁側に飛散した潤滑油は、第2貯留部上に落下する。第2貯留部上に落下した潤滑油は、中間案内機構により第1貯留部上に案内され、第1貯留部により変速機構へ案内され、最終的に変速機構を潤滑する。
このように、第1貯留部および第2貯留部により潤滑油の一部が一時的に貯留され、変速機に案内されるため、ケースの下部に貯留された潤滑油の量が減少し、回転部材が潤滑油を掻き上げる際に受ける撹拌抵抗を抑制できる。
また、第1貯留部上に落下した潤滑油は変速機構へ案内され、第2貯留部上に落下した潤滑油は中間案内機構を介して第1貯留部に流れ込み、第1貯留部により変速機構へ案内される。これにより、変速機構に存在する被潤滑部の周辺に潤滑油を供給することができ、潤滑効率を高めることができる。
このように、この変速機では、潤滑効率を高めつつ撹拌抵抗を抑制できる。
変速機の概略断面図 図1のII−II断面図 図1のIII−III断面図(左半分) 図1のIV−IV断面図(右半分) 変速機の概略断面図(登坂走行時) 変速機の概略断面図(降坂走行時)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<変速機の全体構成>
図1を用いて変速機1について説明する。図1は変速機1の概略断面図である。この変速機1が車両に搭載されている場合、図1の左側が車両の前方となり、図1の右側が車両の後方となる。以下の説明では、図1における左方向を前方、図1における右方向を後方、と定義する。また、図1の上下方向は、変速機1が車両に搭載されている状態と一致しているため、以下の説明での上下方向および左右方向は、変速機1が車両に搭載されている状態での上下方向および左右方向を意味している。
変速機1は、6段変速が可能な、FR(Front Engine Rear Drive)車用の手動変速機である。具体的には図1に示すように、変速機1は主に、変速機構Tと、ケース2と、潤滑性能を安定化するための潤滑性能安定化機構と、を備えている。
<変速機の詳細構成>
変速機構Tは、メインシャフトユニットT1と、カウンタシャフトユニットT2と、を有している。メインシャフトユニットT1は、使用状態においてカウンタシャフトユニットT2の上側に配置されており、入力シャフト3と、メインシャフト8と、複数のギヤG1〜G7と、複数のシンクロ機構S1、S3およびS4と、を有している。
入力シャフト3は、クラッチ装置(図示せず)を介してエンジン(図示せず)で発生した動力が伝達されるシャフトであり、回転軸A1を中心に回転可能なように軸受53を介してケース2により支持されている。入力シャフト3の端部には、メインドライブギヤG7が入力シャフト3と一体回転可能なように設けられている。
メインシャフト8は、動力を出力するためのシャフトであり、回転軸A1を中心に回転可能なように軸受51を介してケース2により支持されている。メインシャフト8の前方側の端部は、入力シャフト3により回転可能に支持されている。メインシャフト8には第4速メインギヤG4および第3速メインギヤG3が固定されている。メインシャフト8は、第6速メインギヤG6、第2速メインギヤG2、第1速メインギヤG1およびリバースメインギヤG5を相対回転可能なように支持している。第4シンクロ機構S4、第3シンクロ機構S3および第1シンクロ機構S1はメインシャフト8により支持されている。第3シンクロ機構S3は、第1速メインギヤG1または第2速メインギヤG2をメインシャフト8と連結するための機構である。第4シンクロ機構S4は、第6速メインギヤG6またはメインドライブギヤG7をメインシャフト8に連結するための機構である。第1シンクロ機構S1は、リバースメインギヤG5をメインシャフト8と連結するための機構である。
カウンタシャフトユニットT2は、カウンタシャフト4と、複数のギヤG11〜G17と、シンクロ機構S2と、を有している。
カウンタシャフト4は、回転軸A2を中心に回転可能なように軸受54および52を介してケース2により支持されている。カウンタシャフト4には、カウンタドライブギヤG17、第6速カウンタギヤG16、第2速カウンタギヤG12、第1速カウンタギヤG11およびリバースカウンタギヤG15が固定されている。カウンタシャフト4は、第4速カウンタギヤG14および第3速カウンタギヤG13を相対回転可能に支持している。第3速カウンタギヤG13は潤滑油に接触可能である。第2シンクロ機構S2は、第3速カウンタギヤG13または第4速カウンタギヤG14をカウンタシャフト4と連結するための機構であり、カウンタシャフト4により支持されている。
第1速メインギヤG1は、第1速走行時に使用されるギヤであり、第1速カウンタギヤG11と噛み合っている。第2速メインギヤG2は、第2速走行時に使用されるギヤであり、第2速カウンタギヤG12と噛み合っている。第3速メインギヤG3は、第3速走行時に使用されるギヤであり、第3速カウンタギヤG13と噛み合っている。第4速メインギヤG4は、第4速走行時に使用されるギヤであり、第4速カウンタギヤG14と噛み合っている。リバースメインギヤG5は、後進時に使用されるギヤであり、リバースカウンタギヤG15と噛み合っている。第6速メインギヤG6は、第6速走行時に使用されるギヤであり、第6速カウンタギヤG16と噛み合っている。
メインドライブギヤG7は、入力シャフト3に伝達された動力を、カウンタドライブギヤG17を介してカウンタシャフト4に伝達するためのギヤであり、カウンタドライブギヤG17と噛み合っている。なお、第5速走行時は、第4シンクロ機構S4により入力シャフト3とメインシャフト8とが直接連結される。
第1速メインギヤG1および第1速カウンタギヤG11は、第2速メインギヤG2および第2速カウンタギヤG12よりも後方側に配置されている。第3速メインギヤG3、第3速カウンタギヤG13および第2シンクロ機構S2は、第1速メインギヤG1および第1速カウンタギヤG11よりも後方側に配置されている。第2速メインギヤG2および第2速カウンタギヤG12のギヤ比は、第1速メインギヤG1および第1速カウンタギヤG11のギヤ比よりも小さい。
ケース2は、第1ケース21と、第1ケース21に固定された第2ケース22と、第1ケース21および第2ケース22の間に挟み込まれたアダプタプレート23と、を有している。第1ケース21、第2ケース22およびアダプタプレート23によりギヤ室28(ケース内の空間の一例)が形成されている。ギヤ室28の下部には潤滑油を溜めることができる。
図1および図2に示すように、第1ケース21は、第1側壁21a(図2)と、第2側壁21b(図2)と、前方部21c(図1)と、を有している。図2に示すように、第1側壁21aは変速機構Tの左側方に配置されている。第2側壁21bは変速機構Tの右側方に配置されている。前方部21cはメインシャフトユニットT1およびカウンタシャフトユニットT2を回転可能に支持しており、前方部21cには軸受53および54が嵌め込まれている。
なお、変速機構Tは、ギヤ同士が噛み合っている複数の噛み合い部を有しており、この噛み合い部は潤滑する必要がある被潤滑部であると言える。また、カウンタシャフトユニットT2に含まれるギヤおよびシンクロ機構は、回転部材の一例である。
潤滑性能安定化機構は、第1オイルガータ6Aと、第2オイルガータ6Bと、中間案内機構69と、から構成されている。
(1)第1オイルガータ6A
第1オイルガータ6Aは、飛散した潤滑油を捕集する機能、潤滑油を一時的に貯留する機能、そして、貯留している潤滑油を前述のギヤやシンクロ機構に案内する機能、を有している。第1オイルガータ6Aは、第1側壁21aと変速機構Tとの間に配置されている。より詳細には、図2に示すように、第1オイルガータ6Aは、例えば第6速カウンタギヤG16が潤滑油を掻き上げる領域Zの上部周辺であって、回転軸A2よりも上側に配置されている。
図1〜図3に示すように、第1オイルガータ6Aは、第1オイルガータ本体61B(第1貯留部の一例)と、第1案内部61G(案内部の一例)と、を有している。第1オイルガータ6Aは、例えば樹脂製であり、全体が一体形成されている。図1および図3に示すように、第1オイルガータ6Aはケース2内のギヤ室28において軸方向(図1の左右方向)の全長にわたって配置されている。
図3に示すように、第1オイルガータ本体61Bは、軸方向に細長い樋のような形状を有しており、上側から落下してくる潤滑油を一時的に貯留し、さらに、貯留している潤滑油をギヤ等に案内する。図2および図3に示すように、第1オイルガータ本体61Bは、第1底板61bと、外側壁部61aと、内側壁部61cと、前側壁部61gと、後側壁部61hと、複数の切欠き61f(第1排出部の一例)と、を有している。
図2に示すように、第1底板61bは、潤滑油を受ける板状の部分であり、第1側壁21aから変速機構Tに向かって下るように傾斜している。これにより、潤滑油は変速機構T側に流れやすくなる。
図2に示すように、外側壁部61aは、第1底板61bの第1側壁21a側の縁に形成されており、第1底板61bから第1側壁21aに向かって斜め上に延びている。図3に示すように、外側壁部61aは、第1側壁21aに概ね沿った形状を有しており、第1側壁21aと近接して配置されている。これにより、第1側壁21aをつたってきた潤滑油は外側壁部61aにより第1底板61bに案内されやすくなり、第1オイルガータ本体61Bによる潤滑油の捕集効果が高まる。
図2に示すように、内側壁部61cは、第1底板61bの変速機構T側の縁に形成されており、第1底板61bから変速機構Tに向かって斜め上に延びている。図3に示すように、内側壁部61cは、カウンタシャフトユニットT2に概ね沿った形状を有しており、カウンタシャフトユニットT2と近接して配置されている。
図3に示すように、前側壁部61gは、第1底板61bの前側の縁に形成されており、第1底板61bから前側(図3の左側)に向かって斜め上に延びている。前側壁部61gは第1ケース21の前方部21cと近接して配置されている。前側壁部61gには、支持突起61kが形成されている。支持突起61kは前方部21cに形成された孔(図示せず)に挿入されている。支持突起61kを介して第1オイルガータ6Aの前側端部はケース2により支持されている。
図3に示すように、後側壁部61hは、第1底板61bの後側の縁に形成されており、第1底板61bから後側(図3の右側)に向かって斜め上に延びている。後側壁部61hはアダプタプレート23と近接して配置されている。
図3に示すように、切欠き61fは、第1オイルガータ本体61Bの変速機構T側に配置されており、第1底板61bおよび内側壁部61cに形成されている。切欠き61fは、第3速カウンタギヤG13、第2シンクロ機構S2、第1速カウンタギヤG11、第2速カウンタギヤG12、第6速カウンタギヤG16、カウンタドライブギヤG17に対応する位置にそれぞれ配置されている。切欠き61fから潤滑油が流れ出すため、第1オイルガータ本体61Bに貯留されている潤滑油がこれらの部材に供給される。第1底板61bが変速機構Tに向かって下るように傾斜しているため、潤滑油は切欠き61fから流れ出やすくなっている。
図2に示すように、第1案内部61Gは、第1オイルガータ本体61Bの下部に配置されており、第1オイルガータ本体61Bと一体形成されている。第1案内部61Gは、第1傾斜部61dと、第1水平部61eと、を有している。
第1傾斜部61dは、第6速カウンタギヤG16の外周に沿って傾斜した板状の部分であり、噛み合い部K(被潤滑部の一例)の側方に配置されている。第6速カウンタギヤG16が潤滑油を掻き上げる領域Z付近に配置されている。より詳細には、第1傾斜部61dは、第6速カウンタギヤG16により掻き上げられた潤滑油を噛み合い部Kに向かって案内する。このとき、内側壁部61cも潤滑油の案内に寄与し得る。
第1水平部61eは、第1傾斜部61dの下端から第1側壁21aに向かって水平に延びる板状の部分であり、第1側壁21aに近接して配置されている。
図2に示すように、ケース2、第1オイルガータ6Aおよび変速機構Tにより形成される変速機構Tの第1側壁21a側の空間が第1案内部61Gにより狭くなっている。このため、後述するように、登坂走行、降坂走行等により潤滑油がケース2内で前後に偏ったとしても、カウンタドライブギヤG17や第3速カウンタギヤG13が潤滑油に浸漬された状態を保ちやすくなる(例えば図5および図6参照)。
(2)第2オイルガータ6B
第2オイルガータ6Bは、飛散した潤滑油を捕集する機能、潤滑油を一時的に貯留する機能、そして、貯留している潤滑油を前述のギヤやシンクロ機構に案内する機能、を有している。第2オイルガータ6Bは、第2側壁21bと変速機構Tとの間に配置されている。より詳細には、図2に示すように、第2オイルガータ6Bは回転軸A2よりも上側であって、回転軸A1の概ね側方に配置されている。
図1、図2および図4に示すように、第2オイルガータ6Bは、第2オイルガータ本体62B(第2貯留部の一例)と、第2案内部62Gと、を有している。第2オイルガータ6Bは、例えば樹脂製であり、全体が一体形成されている。図1および図4に示すように、第2オイルガータ6Bはケース2内のギヤ室28において軸方向(図1の左右方向)の全長にわたって配置されている。
図4に示すように、第2オイルガータ本体62Bは、軸方向に細長い樋のような形状を有しており、上側から落下してくる潤滑油を一時的に貯留し、さらに、貯留している潤滑油をギヤ等に案内する。図2および図4に示すように、第2オイルガータ本体62Bは第1オイルガータ本体61Bよりも高い位置に配置されている。言い換えると、第1オイルガータ本体61Bは第2オイルガータ本体62Bよりも低い位置に配置されている。第2オイルガータ本体62Bは、第2底板62bと、外側壁部62aと、内側壁部62cと、前側壁部62gと、後側壁部62hと、複数の切欠き62f(第2排出部の一例)と、を有している。
図2に示すように、第2底板62bは、潤滑油を受ける板状の部分であり、第2側壁21bから変速機構Tに向かって下るように傾斜している。これにより、潤滑油は変速機構T側に流れやすくなる。また図2に示すように、第2底板62bは第1底板61bよりも高い位置に配置されている。この高低差により、後述の中間案内機構69を介して第2オイルガータ6Bから第1オイルガータ6Aへ潤滑油が流れやすくなる。
図2に示すように、外側壁部62aは、第2底板62bの第2側壁21b側の縁に形成されており、第2底板62bから第2側壁21bに向かって斜め上に延びている。図3に示すように、外側壁部62aは、第2側壁21bに概ね沿った形状を有しており、第2側壁21bと近接して配置されている。これにより、第2側壁21bをつたってきた潤滑油は外側壁部62aにより第2底板62bに案内されやすくなり、第2オイルガータ本体62Bによる潤滑油の捕集効果が高まる。
図2に示すように、内側壁部62cは、第2底板62bの変速機構T側の縁に形成されており、第2底板62bから変速機構Tに向かって斜め上に延びている。図4に示すように、内側壁部62cは、メインシャフトユニットT1に概ね沿った形状を有しており、メインシャフトユニットT1と近接して配置されている。
図4に示すように、前側壁部62gは、第2底板62bの前側の縁に形成されており、第2底板62bから前側(図4の左側)に向かって斜め上に延びている。前側壁部62gは第1ケース21の前方部21cと近接して配置されている。前側壁部62gには、支持突起62kが形成されている。支持突起62kは前方部21cに形成された孔(図示せず)に挿入されている。支持突起62kを介して第2オイルガータ6Bの前側端部はケース2により支持されている。
図4に示すように、後側壁部62hは、第2底板62bの後側の縁に形成されており、第2底板62bから後側(図4の右側)に向かって斜め上に延びている。後側壁部62hはアダプタプレート23と近接して配置されている。
図4に示すように、切欠き62fは、第2オイルガータ本体62Bの変速機構T側に配置されており、第2底板62bおよび内側壁部62cに形成されている。切欠き62fは、第3速メインギヤG3、第4速メインギヤG4、第1速メインギヤG1、第3シンクロ機構S3、第2速メインギヤG2、第6速メインギヤG6、第4シンクロ機構S4およびメインドライブギヤG7に対応する位置にそれぞれ配置されている。切欠き62fから潤滑油が流れ出すため、第2オイルガータ本体62Bに貯留されている潤滑油がこれらの部材に供給される。第2底板62bが変速機構Tに向かって下るように傾斜しているため、潤滑油は切欠き62fから流れ出やすくなっている。
図2に示すように、第2案内部62Gは、第2オイルガータ本体62Bの下部に配置されており、第2オイルガータ本体62Bと一体形成されている。第2案内部62Gは、第2傾斜部62dと、第2水平部62eと、を有している。
第2傾斜部62dは、第6速カウンタギヤG16の外周に沿って傾斜した板状の部分であり、噛み合い部Kの側方に配置されている。第2水平部62eは、第2傾斜部62dの下端から第2側壁21bに向かって水平に延びる板状の部分であり、第2側壁21bに近接して配置されている。
(3)中間案内機構69
図1、図3および図4に示すように、中間案内機構69は、第2オイルガータ6B上の潤滑油を第1オイルガータ6A上に案内するための機構であり、鉛直方向においては第1オイルガータ6Aと第2オイルガータ6Bとの間の中央付近に配置されている。中間案内機構69は、中間貯留部66と、第1接続部63と、第2接続部64と、を有している。
図1に示すように、中間貯留部66は、第2ケース22に形成された概ね筒状の貯留部本体22aと、貯留部本体22aに固定された仕切板65と、を有している。貯留部本体22aは、メインシャフト8を取り囲むように配置されている。貯留部本体22aおよび仕切板65により、潤滑油を一時的に貯留できる空間S3が形成されている。メインシャフト8の端部はブッシュ8aにより回転可能に支持されており、空間S3はブッシュ8aの配置されている空間とつながっている。このため、空間S3に貯留された潤滑油は、油面の高さによってはブッシュ8aを潤滑し得る。
図1および図3に示すように、第1接続部63は、中間貯留部66と第1オイルガータ6A(より詳細には、第1オイルガータ本体61B)とを接続するパイプであり、中間貯留部66から第1オイルガータ6Aへ潤滑油が流れるように、中間貯留部66から第1オイルガータ6Aにかけて下るように傾斜している。第1接続部63はアダプタプレート23を貫通している。図1に示すように、第1接続部63の中間貯留部66側の端部は、例えば回転軸A1よりも低い位置に配置されている。
図1および図4に示すように、第2接続部64は、第2オイルガータ6B(より詳細には、第2オイルガータ本体62)と中間貯留部66とを接続するパイプであり、第2オイルガータ6Bから中間貯留部66へ潤滑油が流れるように、第2オイルガータ6Bから中間貯留部66にかけて下るように傾斜している。第2接続部64はアダプタプレート23を貫通している。図1に示すように、第2接続部64の中間貯留部66側の端部は、例えば回転軸A1と概ね同じ位置に配置されている。
<変速機の動作>
図1を用いて変速機1の動作について説明する。
入力シャフト3に入力された動力はメインドライブギヤG7とカウンタドライブギヤG17との噛み合い部を介してカウンタシャフト4に伝達され、カウンタシャフト4が回転する。これにより、カウンタシャフト4上に配置された全てのギヤ(第6速カウンタギヤG16、第2速カウンタギヤG12、第1速カウンタギヤG11、第4速カウンタギヤG14、第3速カウンタギヤG13)および第2シンクロ機構S2が回転して、これらのギヤおよび第2シンクロ機構S2により、ケース2の下方に溜められた潤滑油が掻き上げられる。
<潤滑油の挙動>
図2に示すように、例えば第6速カウンタギヤG16により潤滑油が掻き上げられると、第1オイルガータ6Aの第1案内部61G(より詳細には、第1傾斜部61d)に沿って潤滑油が第6速カウンタギヤG16および第6速メインギヤG6の噛み合い部Kに案内され、噛み合い部Kが潤滑される。このとき、内側壁部62cも潤滑油を案内する役目を果たしている。
一方で、第6速カウンタギヤG16により掻き上げられた潤滑油の一部は、第1オイルガータ6Aと第6速メインギヤG6との間を通って、第1オイルガータ6Aの上方に飛散し、第1オイルガータ本体61Bに落下する。第1オイルガータ本体61Bに落下した潤滑油は、第1オイルガータ本体61Bにより一時的に貯留され、切欠き61fから各ギヤに向かって流れ出す。
また、噛み合い部Kを通過した潤滑油は、第2側壁21bに向かって上下に広がるように飛散する。このとき、飛散した潤滑油の一部は第2オイルガータ6Bに接触し、第2案内部62dにより下方に案内される。また、第2オイルガータ6Bの上側に飛散した潤滑油は、第2側壁21bをつたって第2オイルガータ本体62に流れ込む。
図4に示すように、第2オイルガータ本体62に流れ込んだ潤滑油の一部は、切欠き62fから各ギヤに向かって流れ出し、各ギヤと接触する。第2オイルガータ本体62が第1オイルガータ本体61Bよりも高い位置に配置されているため、図3および図4に示すように、残りの潤滑油は中間案内機構69を介して第1オイルガータ本体61Bに流れ込む。具体的には、残りの潤滑油は、第2オイルガータ本体62から第1接続部63を通って中間貯留部66に流れ込み、中間貯留部66に貯留されている潤滑油は第2接続部64を通って第1オイルガータ本体61Bに流れ込む。
図3に示すように、第1オイルガータ本体61Bに流れ込んだ潤滑油は、切欠き61fから各ギヤに向かって流れ出し、各ギヤと接触する。第1オイルガータ本体61Bが噛み合い部の回転方向上流側(図2では噛み合い部Kの左側)に配置されているため、第1オイルガータ本体61Bから供給された潤滑油が各ギヤの噛み合い部を潤滑しやすくなり、潤滑効率を高めることができる。
さらに、登坂走行時には、図5に示すように変速機1が水平方向に対して傾斜するため、潤滑油がギヤ室28内で後方に偏るが、第1オイルガータ6Aにより潤滑油の液面が押さえられるため、カウンタシャフトユニットT2のギヤおよびシンクロ機構(特に、前方のカウンタドライブギヤG17や第6速カウンタギヤG16)が潤滑油に浸漬された状態を保持することができる。
また、降坂走行時には、図6に示すように変速機1が水平方向に対して傾斜するため、潤滑油がギヤ室28内で前方に偏るが、第1オイルガータ6Aにより潤滑油の液面が押さえられるため、カウンタシャフトユニットT2のギヤおよびシンクロ機構(特に、後方の第3速カウンタギヤG13や第2シンクロ機構S2)が潤滑油に浸漬された状態を保持することができる。
特に、第1オイルガータ6Aが変速機構Tの第1側壁21a側(潤滑油が掻き上げられる側)に配置されているため、図2に示すように潤滑油が第1オイルガータ6A側に偏りやすく、このため、登坂走行時および降坂走行時において第1オイルガータ6Aによる油面の安定化が促進される。
<特徴>
以上に説明した変速機1の特徴を以下にまとめる。
(1)
この変速機1では、第1オイルガータ6Aおよび第2オイルガータ6Bにより潤滑油の一部が一時的に貯留されるため、ケース2の下部に貯留された潤滑油の量が減少し、各ギヤが潤滑油を掻き上げる際に受ける撹拌抵抗を抑制できる。
また、第1オイルガータ6A上に落下した潤滑油は変速機構Tへ案内され、第2オイルガータ6B上に落下した潤滑油は中間案内機構69を介して第1オイルガータ6Aに流れ込み、第1オイルガータ6Aにより変速機構Tへ案内される。これにより、変速機構Tに存在する噛み合い部などの被潤滑部の周辺に潤滑油を供給することができ、潤滑効率を高めることができる。
以上のように、この変速機1では、潤滑効率を高めつつ撹拌抵抗を抑制することができる。
(2)
図1に示すように、第1オイルガータ6Aおよび第2オイルガータ6B以外に、中間案内機構69により潤滑油を一時的に貯留することできるため、ケース2の下部に貯留された潤滑油の量がさらに減少し、各ギヤが潤滑油を掻き上げる際に受ける撹拌抵抗をさらに抑制できる。
また、第2オイルガータ6Bにより捕集された潤滑油が中間案内機構69を介して第1オイルガータ本体61Bに流れ込むため、飛散する潤滑油の多くが第1オイルガータ本体61Bに集まり、第1オイルガータ本体61BからカウンタシャフトユニットT2の各ギヤおよびシンクロ機構に案内される。これにより、変速機構Tに存在する噛み合い部などの被潤滑部に効率よく潤滑油を供給することができ、変速機1の潤滑効率をさらに高めることができる。
特に、第1底板61bおよび第2底板62bの間に高低差を設けることで、第2オイルガータ本体62Bから第1オイルガータ本体61Bへ潤滑油が流れやすくなり、第1オイルガータ本体61Bを介して変速機構Tの第1側壁21a側から潤滑油を供給しやすくなる。
(3)
図3に示すように、第1オイルガータ本体61Bが、貯留する潤滑油を変速機構T(より詳細には、カウンタシャフトユニットT2)に向かって排出する切欠き61fを有しているため、第1オイルガータ本体61Bに貯留された潤滑油がカウンタシャフトユニットT2の各ギヤおよびシンクロ機構に向かって流れ出る。これにより、カウンタシャフトユニットT2に効率よく潤滑油を供給でき、変速機1の潤滑効率を高めることができる。
また、図4に示すように、第2オイルガータ本体62Bが、貯留する潤滑油を変速機構T(より詳細には、メインシャフトユニットT1)に向かって排出する切欠き62fを有しているため、第2オイルガータ本体62Bに貯留された潤滑油がメインシャフトユニットT1の各ギヤおよびシンクロ機構に向かって流れ出る。飛散する潤滑油が多く、第1オイルガータ本体61Bおよび第2オイルガータ本体62Bの貯留能力以上に潤滑油が流れ込む場合は、切欠き62fから潤滑油がメインシャフトユニットT1に向かって排出されるため、メインシャフトユニットT1に効率よく潤滑油を供給でき、変速機1の潤滑効率を高めることができる。
(4)
図3に示すように、第1オイルガータ本体61Bがギヤ室28において軸方向の概ね全長にわたり配置されているため、第1オイルガータ本体61Bよりも上側に飛散した潤滑油を第1オイルガータ本体61Bにより確実に捕集することができる。
また、図4に示すように、第2オイルガータ本体62Bがギヤ室28において軸方向の概ね全長にわたり配置されているため、第2オイルガータ本体62Bよりも上側に飛散した潤滑油を第2オイルガータ本体62Bにより確実に捕集することができる。
これらの構成により、ギヤ室28の下部に貯留される潤滑油の量が減少し、撹拌抵抗を抑制することができる。
(5)
図2に示すように、第6速カウンタギヤG16により掻き上げられた潤滑油を噛み合い部Kに向かって案内する第1案内部61Gを第1オイルガータ6Aが有しているため、掻き上げられた潤滑油が第1オイルガータ6Aにより噛み合い部Kに案内されやすくなり、簡素な構成により潤滑効率をさらに高めることができる。
<他の実施形態>
本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
なお、前述の実施形態と実質的に同一の機能を有する構成については、同じ符号を使用し、詳細な説明は省略する。
(A)
前述の実施形態では、第2オイルガータ6Bが第1オイルガータ6Aよりも高い位置に配置されているが、第2底板62bが第1底板61bよりも高い位置に配置されていればよい。例えば、高さ方向において、第2オイルガータ6Bの下端が第1オイルガータ6Aの上端および下端の間に配置されていれば、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(B)
中間案内機構69は前述の構成に限定されない。例えば、樋のように潤滑油を受ける構成を有していれば、貯留部本体22aの上側の部分が存在していなくてもよい。また、仕切板65が貯留部本体22aと一体形成されていてもよい。
また、中間案内機構69が第1オイルガータ本体61Bおよび第2オイルガータ本体62Bを直接的に接続する部材のみから構成されていてもよい。
(C)
第1オイルガータ6Aおよび第2オイルガータ6Bは、前述の構成に限定されない。例えば、第1オイルガータ6Aが第1案内部61Gを有しておらず第1オイルガータ本体61Bのみを有していてもよく、第2オイルガータ6Bが第2案内部62Gを有しておらず第2オイルガータ本体62のみを有していてもよい。
また、第1オイルガータ6Aのみが第1案内部61Gを有しており、第2オイルガータ6Bが第2オイルガータ本体62Bのみを有していてもよい。
さらに、第2オイルガータ本体62Bが切欠き62fを有していなくてもよい。つまり、第2オイルガータ本体62が潤滑油を貯留する機能のみを有している場合であっても、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、切欠き61fおよび62fの配置は、前述の配置に限定されない。
(D)
第1オイルガータ6Aおよび第2オイルガータ6Bがギヤ室28において軸方向の全長にわたり配置されているが、概ね全長にわたり配置されていればよい。つまり、第1オイルガータ6Aと前方部21cとの間、第1オイルガータ6Aとアダプタプレート23との間に隙間が形成されていてもよく、第2オイルガータ6Bと前方部21cとの間、第2オイルガータ6Bとアダプタプレート23との間に隙間が形成されていてもよい。
(E)
変速機1の構成は、前述の構成に限定されない。例えば、変速機1はFF車用の手動変速機であってもよい。
また、前述の実施形態では、インプットリダクションタイプを例に変速機1を説明しているが、変速機1はアウトプットリダクションタイプであってもよい。
本発明に係る変速機であれば潤滑効率を高めつつ撹拌抵抗を抑制できるため、本発明は変速機の分野において有用である。
1 変速機
2 ケース
21 第1ケース
21a 第1側壁
21b 第2側壁
22 第2ケース
23 アダプタプレート
3 入力シャフト
4 カウンタシャフト
8 メインシャフト
6A 第1オイルガータ
61B 第1オイルガータ本体
61a 外側壁部
61b 第1底板
61c 内側壁部
61f 切欠き
61G 第1案内部(案内部の一例)
61d 傾斜部
61e 第1水平部
6B 第2オイルガータ
62B 第2オイルガータ本体
62a 外側壁部
62b 第2底板
62c 内側壁部
62f 切欠き
62G 第2案内部
62d 第2傾斜部
62e 第2水平部
63 第1接続部
64 第2接続部
65 仕切板
66 中間貯留部
69 中間案内機構
22a 貯留部本体
G6 第6速メインギヤ
G16 第6速カウンタギヤ(回転部材の一例)

Claims (8)

  1. 回転部材を有する変速機構と、
    前記変速機構を収容する部材であって、前記回転部材の少なくとも一部が潤滑油に浸漬するように前記潤滑油を貯留可能であり、前記回転部材の回転軸に対して前記回転部材が前記潤滑油を掻き上げる側に配置された第1側壁と、前記変速機構の前記第1側壁と反対側に配置された第2側壁と、を有するケースと、
    前記変速機構の前記第1側壁側に配置され、上側から落下してきた前記潤滑油を一時的に貯留し前記変速機構へ案内するように設けられた第1貯留部と、
    前記変速機構の前記第2側壁側に配置され、上側から落下してきた前記潤滑油を一時的に貯留するように設けられ、前記第1貯留部よりも高い位置に配置された第2貯留部と、
    前記第2貯留部上に落下した前記潤滑油を前記第1貯留部上に案内する中間案内機構と、
    を備えた変速機。
  2. 前記第1貯留部は、前記潤滑油を受けるように設けられた第1底板を有しており、
    前記第2貯留部は、前記潤滑油を受けるように設けられ前記第1底板よりも高い位置に配置された第2底板を有している、
    請求項1に記載の変速機。
  3. 前記中間案内機構は、前記潤滑油を一時的に貯留可能な中間貯留部と、前記第2貯留部と前記中間貯留部とを接続する第1接続部と、前記中間貯留部と前記第2貯留部とを接続する第2接続部と、を有している、
    請求項1または2に記載の変速機。
  4. 前記第1貯留部は、貯留する前記潤滑油を前記変速機構に向かって排出する少なくとも1つの第1排出部を有している、
    請求項1から3のいずれかに記載の変速機。
  5. 前記第2貯留部は、貯留する前記潤滑油を前記変速機構に向かって排出する少なくとも1つの第2排出部を有している、
    請求項1から4のいずれかに記載の変速機。
  6. 前記第1貯留部は、前記潤滑油が貯留される前記ケース内の空間において軸方向の概ね全長にわたり配置されている、
    請求項1から5のいずれかに記載の変速機。
  7. 前記第2貯留部は、前記潤滑油が貯留される前記ケース内の空間において軸方向の概ね全長にわたり配置されている、
    請求項1から6のいずれかに記載の変速機。
  8. 前記第1貯留部の下部に配置され、前記回転部材により掻き上げられた前記潤滑油を前記変速機構に存在する被潤滑油部に向かって案内する案内部をさらに備えた、
    請求項1から7のいずれかに記載の変速機。
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