JP2016078637A - 搬送車 - Google Patents

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Abstract

【課題】立ち上がり時間が短く、長時間にわたってメモリ内のデータを維持可能な搬送車を提供する。【解決手段】上記課題を解決するために本発明の搬送車10は、搬送制御部17(コントローラの一例)を備えた搬送車であって、搬送制御部17は、揮発性のメモリ81と、キャパシタ83(蓄電部材の一例)と、エネルギーハーベスタ84とを有する。キャパシタ83は、メモリ81へ給電可能である。エネルギーハーベスタ84は、通信信号波から電力を取り出してメモリ81またはキャパシタ83へ電力を供給する。【選択図】図4

Description

本発明は、荷物などを搬送する搬送車に関する。
従来、半導体製造工場のクリーンルームなどでは、大型化したガラス基板や、それらが複数収納されたカセットを搬送するために自動搬送システムが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
このような自動搬送システムの搬送車には、MPUを搭載した制御基板が設けられている。また、制御基板のメモリ内には、原点位置情報、指令実行情報(移動ログなど)、実行中の指令のソフトウェアの状態情報、および搬送車の状態情報等のデータが保存されている。
そして、電源を切った後、次に電源を入れた際には、搬送車はメモリから上記情報を復元し指令に基づいて動作を行う。
特開2003−67054号公報
しかしながら、電源を切った後、メモリ内のデータが消失すると、搬送車は、次に電源を入れたときに自身の現在位置を認識できなくなり、指令に基づいた作業を行えなくなる。この場合、作業者等が手動で搬送車を原点位置に戻し、再度パラメータを入力する必要があり、そのため作業者に過大な負担が生じる。
このようなメモリ内のデータの消失を防ぐために不揮発メモリを用いることが考えられるが、その場合は、アクセス速度が遅いので、立ち上がり時間が長くなってしまう。さらに不揮発性メモリは、書き換え回数に制限があるため長期運用されるシステムには不向きである。
一方、立ち上がり時間および書き換え回数を考慮して揮発性メモリを用いることが考えられるが、その場合は、定期的なバッテリ交換が必要となり、さらには、電荷が無くなるとデータが消失するので長時間にわたるデータ維持ができない場合がある。
本発明の課題は、揮発性メモリ内のデータを長時間にわたって維持可能な搬送車を提供することにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る搬送車は、搬送車本体と、コントローラとを備えている。コントローラは、揮発性のメモリと、蓄電部材と、エネルギーハーベスタとを有する。蓄電部材は、メモリへ給電可能である。エネルギーハーベスタは、通信信号波から電力を取り出してメモリまたは蓄電部材へ電力を供給する。
このように通信信号波を利用したエネルギーハーベスタからメモリまたはメモリへ給電可能なキャパシタへ電力を供給できるので、メモリ内の記憶内容を維持できる。
また、搬送車に対する指令が特にない場合でも、指令のキャリアとして所定の周波数の信号が常時発信されている。このように通信信号波が常時発信されているので、メモリに安定して電力を供給でき、その結果、長時間にわたるメモリ内のデータの維持が可能となる。
上述のように安定して電力を供給可能なので揮発性のメモリを使用でき、立ち上げ時間を短縮できる。
搬送車は、配設された起動に案内されるガイド機構をさらに備えてもよい。その場合、コントローラは、軌道に沿って配設された信号線から指令を受信する受信装置を有していてもよく、エネルギーハーベスタは、信号線を流れる通信信号波から電力を取り出してもよい。
信号線が軌道に沿って配設されているため、信号線と搬送車との距離関係を一定に保てる。このため、信号線からの電波の強弱の変動が少なく信号線から安定して電力を取り出せる。
コントローラは、監視装置と、電源制御装置を有していてもよい。その場合、監視装置は、メモリへの供給電力を監視する。電源制御装置は、電力の不足時に搬送車の電源を入れる。
このように、メモリへの供給電力を監視し、電力不足時には搬送車の電源を入れるように制御するので、メモリへの供給電力を維持でき、電力不足時でもメモリ内のデータの消失を防げる。
すなわち、通信トラブルにより通信信号波が送信されなくなっても、メモリ内のデータの消失を防げる。
さらに、軌道を有していない無人搬送車の場合には、通信信号波を発信する装置と搬送車の間の距離が一定ではないので、エネルギーハーベスタからの電力供給が安定しない場合が考えられるが、供給電力の不足時には搬送車の電源を入れることにより、メモリへの供給電力を維持できる。
本発明によれば、揮発性メモリ内のデータを長時間にわたって維持可能な搬送車を提供できる。
本発明に係る一実施形態の搬送車を用いた自動倉庫システム全体の概略構成を示す図。 (a)図1の搬送車の概略構成を示す図、(b)図2(a)のAA間の矢示図。 図2(b)の駆動車輪ユニット近傍の構成を示す図。 図1の搬送車の給電の構成を示すブロック図。 本発明に係る一実施形態の変形例の搬送車の給電の構成を示すブロック図。 本発明に係る一実施形態の変形例の搬送車の給電の構成を示すブロック図。
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照しながら説明する。
(1)自動倉庫システム全体概要
図1は、本発明に係る実施形態の搬送車10が用いられた自動倉庫システム全体の概略構成を示す図である。
図1に示すように、自動倉庫システム1は、複数の入出庫ステーション2と、互いに並列に並べられた複数の自動倉庫3と、入出庫ステーション2と自動倉庫3の間に敷設された軌道4と、軌道4に沿って走行する複数台の搬送車10と、を備える。
搬送車10は、入出庫ステーション2と自動倉庫3の間の荷物の搬送を行う。
自動倉庫3は、スタッカクレーン5と、スタッカクレーン5の走行レール5aの両側に配置されたラック6、7を有している。ラック6、7の軌道4側の端部には入出庫部6a、7aが設けられている。この入出庫部6a、7aで、搬送車10と自動倉庫3の間における荷物の受け渡しが行われる。
(2)軌道4
軌道4は、レール4aを有している。軌道4は、走行部401および待機部402を形成するように敷設されている。走行部401は、入出庫ステーション2と自動倉庫の間に環状に設けられており、搬送車10が荷物の受け渡しのために走行する。待機部402は、走行部401から分岐して再び走行部401と合流しており、待機部402では、搬送車10が待機する。
図1に示すように、搬送車10は複数台設けられているが、入出庫される荷物の数によっては全ての搬送車10を走行する必要がない場合がある。そのような場合に、余った搬送車10は、次の搬送指令を受信するまで待機部402において待機する。
なお、詳しくは後述するが、レール4a上を、搬送車10の走行車輪33が移動する。また、レール4aに沿ってトロリー線8および信号線9が配設されている。
(3)搬送車10
図2(a)は、搬送車10の平面模式図である。図2(b)は、図2(a)のAA間矢示図である。なお、以下の説明では、図2(a)における上を前側とし、下を後側とし、左を左側とし、右を右側とする。図3は、図2(a)の駆動車輪ユニット近傍の拡大図である。
本実施形態の搬送車10は、図2(b)に示すように、搬送車本体40と、搬送制御部17とを備える。
搬送車本体40は、図2(a)および図2(b)に示すように車体本体11、移載部12、駆動車輪ユニット13、従動車輪ユニット14、旋回キャスターユニット18、19、集電ユニット15、および主電源16を有する。
車体本体11の上面には、移載部12が配置されている。移載部12は、昇降台121、およびスライドフォーク122を有している。移載部12は、昇降台121によってスライドフォーク122の高さを調整する。移載部12は、スライドフォーク122を昇降台121に対して進退させて、入出庫ステーション2または入出庫部6a、7a上の面から荷物をすくい上げ、またはそれらの面に荷物を降ろす。図2(b)では、スライドフォーク122を右側に伸ばした状態が2点鎖線で示されている。
駆動車輪ユニット13は、車体本体11の左前側の下面に設けられており、従動車輪ユニット14は、車体本体11の左後側の下面に設けられている。旋回キャスターユニット18は、車体本体11の右前側の下面に設けられており、旋回キャスターユニット19は、車体本体11の右後側の下面に設けられている。
駆動車輪ユニット13は、図3に示すように、ブラケット131と、回転軸132と、車輪133と、ガイド機構134と、モータ135と、位置検出センサ136と、を有している。
ブラケット131は、車体本体11の下面に水平回転可能に取り付けられている。車輪133は、水平な回転軸132を介してブラケット131に回転自在に取り付けられており、レール4a上を回転移動する。
ガイド機構134は、支持軸134aと、サイドローラ134bを有する。サイドローラ134bは、垂直な支持軸134aを介してブラケット131に回転自在に取り付けられており、レール4aを挟むように対向して設けられている。これら一対のサイドローラ134bは、紙面奥行き方向(前後方向)に2組設けられている。
モータ135は、ブラケット131の内側(右側)に取り付けられており、回転軸132を回転することによって、車輪133を回転させる。複数の位置検出センサ136は、レール4aを基準にして車体本体11の内側に設けられており、レールに沿って上下方向に並んで配置されている。
ブラケット131には、トロリー線8に接触して受電する集電ユニット15が取り付けられているが、集電ユニット15については後述する。
従動車輪ユニット14は、駆動車輪ユニット13と比較してモータ135が設けられていない点が異なっており、その車輪143(図2(a)参照)は、駆動車輪ユニット13による駆動に伴ってレール4a上を回転する。
旋回キャスターユニット18は、図2(b)に示すように、車体本体11の下面に設けられた支持脚181と、支持脚181の下端に取り付けられた旋回キャスター182とを有している。旋回キャスター182は、支持脚181に対して水平回転自在に取り付けられており、床Fに接触した車輪182aを有している。
旋回キャスターユニット19は、旋回キャスターユニット18と同様の構成であり、床Fに接触した車輪192aを有している(図2(a)参照)。
(4)集電ユニットおよびトロリー線ユニット
トロリー線8は、図3に示すように、レール4aの左側面に配置されたトロリー線ユニット20に設けられている。トロリー線ユニット20は、左側方が開放された溝21を、上下方向に複数本有しており、これら各々の溝21にトロリー線8が嵌り込んでいる。なお、図3では、5本トロリー線8が上下方向に設けられているが、これらの本数に限られるものではない。
集電ユニット15は、ブラケット131に取り付けられており、レール4aの左側に位置している。集電ユニット15は、複数の集電子151を有しており、これらの集電子151が溝21に嵌っており、トロリー線8に摺接している。このように集電子151が、トロリー線8に摺接していることにより、集電ユニット15はトロリー線8から受電できる。なお、集電子151が溝21に嵌っているため、搬送車10を上方に移動しようとしてもレール4aから外れて上方に移動することが阻止される。
(5)信号線9
信号線9は、ホルダ30によってレール4aに沿って支持されている。信号線9は、漏洩同軸ケーブルであり、自動倉庫システム1全体を制御する上位の制御部70(後述する図4参照)からの指令を送信する。なお、信号線9を流れる通信信号波は、後述するアンテナ91によって無線で受信される。
ホルダ30は、床Fから上方に向かって伸びる鉛直部31と、鉛直部31の上端から搬送車10側に向かって水平に伸びる支持部32と、を有する。支持部32は、車体本体11の側面近傍に位置するように信号線9を支持する。
(6)主電源16
図2に示すように、主電源16は、車体本体11内に設けられている。主電源16には、集電ユニット15によって受電した電力が供給される。主電源16は、自動倉庫システム1全体を制御する上位の制御部70からの指令によりオン・オフされる。
例えば、図1において説明したように、入出庫される荷物の数が少なく、一部の搬送車10が待機部402において待機しているときには、節電のために主電源16がオフされる。
(7)搬送制御部17
図4は、搬送制御部17の構成を示す図である。
搬送制御部17は、搬送車10の車体本体11内に設けられた制御基板上に設けられている。搬送制御部17は、自動倉庫システム1全体を制御する上位の制御部70からの指令信号を受けて、搬送車10の動作の制御を行う。
搬送制御部17は、メモリ81と、MPU(Micro-Processing Unit)82と、キャパシタ83と、エネルギーハーベスタ84と、整流素子85、86を有している。
メモリ81には、原点位置情報、指令実行情報(移動ログなど)、実行中の指令のソフトウェアの状態情報、および搬送車10の状態情報等のデータが保存されている。
MPU82は、主電源16をオンして立ち上げた際にメモリ81からの情報を復元し、制御部70から信号線9を介して送信される指令に基づいて搬送車10の動作を制御する。すなわち、MPU82は、メモリ81内に保存されている原点位置情報、および移動ログなどから現在位置を把握でき、制御部70からの指令に基づく位置へと移動でき、荷物の移動等の作業を行える。キャパシタ83は、メモリ81に電力を供給できる。
主電源16は、整流素子85を介してキャパシタ83およびメモリ81と接続されており、主電源16からキャパシタ83およびメモリ81に電力が供給される。このように、本実施の形態の搬送車10には、トロリー線8に供給されている電力が、集電ユニット15、主電源16、および整流素子85を経由してキャパシタ83およびメモリ81に供給される第1給電回路301が設けられている。
エネルギーハーベスタ84は、制御部70から信号線9を通して流れる通信信号波から電力を取り出す。エネルギーハーベスタ84は、アンテナ91と、コンバータ92を有している。アンテナ91は、制御部70から信号線9を通じて送信される通信信号波を無線で受信する。コンバータ92は、アンテナ91によって受信した通信信号波を電気エネルギーに変換する。変換された電気エネルギーは整流素子86を介してキャパシタ83とメモリ81へと供給される。なお、アンテナ91によって受信された信号線9からの指令はMPU82へと送信され、その指令に従って搬送車10は動作する。また、点線で示すようにエネルギーハーベスタ84で変換された電気エネルギーがMPU82に供給されてもよい。
このように本実施の形態の搬送車10には、エネルギーハーベスタ84から整流素子86を通って電力をメモリ81に供給する第2給電回路302が設けられている。すなわち、本実施の形態の搬送車10では、トロリー線8から供給される電力をメモリ81に供給する第1給電回路301とは別系統の第2給電回路302が設けられている。
また、第2給電回路302は、整流素子85とキャパシタ83の間で第1給電回路301に合流する。このように、主電源16に設けられているON・OFFスイッチよりもメモリ81に近い側で、エネルギーハーベスタ84からの給電線がキャパシタ83への電源線につながっている。このため、主電源16のスイッチをOFFした状態でも、エネルギーハーベスタ84からメモリ81に電力を供給できる。
なお、整流素子85、86は、それぞれ電気の逆流を防止する。すなわち、主電源16から電力を供給している場合に、主電源16からの供給電力が、エネルギーハーベスタ84側に流れ込むことを整流素子86が防止している。また、主電源16がオフ状態でエネルギーハーベスタ8から電力が供給される場合には、エネルギーハーベスタ8からの供給電力が主電源16側に流れ込むことを整流素子85が防止している。
(8)搬送車10の動作
入出庫される荷物の数が少ない場合、自動倉庫システム1の制御部70は、信号線9を介して指令を送り、必要な数以外の搬送車10を待機部402へと移動する。
待機部402へと移動した搬送車10は、制御部70からの信号線9を介した指令に基づいて主電源16をオフする。
主電源16をオフすることにより、主電源16からキャパシタ83およびメモリ81への電力供給は停止する。
一方、信号線9には、指令がない場合でも常に指令をキャリアする周波数の信号が流れているため、エネルギーハーベスタ84は、常時電波を受信し、電力を発生している。
そのため、主電源16がオフされた場合でもエネルギーハーベスタ84からキャパシタ83およびメモリ81に電力が供給される。なお、主電源16がオン状態であっても、エネルギーハーベスタ84によって通信信号波の電力への変換は行われている。
(9)特徴等
(9−1)
上記実施形態の搬送車10は、搬送車本体40と、搬送制御部17(コントローラの一例)と、を備える。搬送制御部17は、揮発性のメモリ81と、キャパシタ83(蓄電部材の一例)と、エネルギーハーベスタ84とを有する。キャパシタ83は、メモリ81へ給電可能である。エネルギーハーベスタ84は、通信信号波から電力を取り出してメモリ81またはキャパシタ83へ電力を供給する。
このように通信信号波を利用したエネルギーハーベスタ84からメモリ81またはメモリ81へ充電可能なキャパシタ83へ電力を供給できるため、メモリ81内の記憶内容を維持できる。
搬送車10に対する指令が特にない場合でも指令のキャリアとして所定の周波数の信号が常時発信されている。そのため、待機部402に待機し主電源16がオフ状態となっている搬送車10のメモリ81に安定して電力を供給でき、長時間にわたるメモリ81内のデータの維持が可能となる。
また、メモリ81に安定して電力を供給可能なため、メモリ81として揮発性のものを使用でき、立ち上げ時間を短縮できる。
また、信号線9には常に通信信号波が流れているものの、主電源16をオフ状態とすることによりトロリー線8から搬送車10への給電が停止されているため、主電源16からの給電を続ける場合と比較して使用電力を大幅に節約できる。
(9−2)
本実施形態の搬送車10では、搬送車本体40は、配設された軌道に案内されるガイド機構134を有している。搬送制御部17は、軌道に沿って配設された信号線9から指令を受信するアンテナ91(受信装置の一例)を有しており、エネルギーハーベスタ84は、信号線9を流れる通信信号波から電力を取り出す。
信号線9が軌道4に沿って配設されているため、信号線9と搬送車10との距離関係を一定に保てる。このため、信号線9からの電波の強弱の変動が少なく安定して信号線9から電力を取り出せる。
(10)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(A)
上記実施形態の搬送車10に対して、メモリ81に供給される電圧を監視し、供給電圧が不足する際には主電源16をオン状態として主電源16からメモリ81側に電力を供給する構成をさらに加えてもよい。
図5は、上記実施形態の搬送制御部17に、電圧監視部87(監視装置の一例)と、電源制御部88(電源制御装置の一例)を加えた搬送制御部17´の構成を示す図である。
電圧監視部87は、メモリ81に供給される電圧を監視し、供給電力が所定の閾値よりも少ない場合には、供給電圧の不足を示す信号を電源制御部88へと伝達する。詳細には、電圧監視部87はキャパシタ83の電圧を監視することによってメモリ81への電力の供給を監視している。
電源制御部88は、供給電圧の不足を示す信号を電圧監視部87から伝達されると、主電源16をオン状態にする。これにより、主電源16からメモリ81に電力が供給される。
このように、メモリ81への供給電力を監視し、電力不足時には搬送車10の主電源16を入れるように制御するため、メモリ81への供給電力を維持でき、電力不足時でもメモリ81内のデータの消失を防げる。
すなわち、通信トラブルにより通信信号波が送信されなくなってもメモリ81内のデータの消失を防げる。
(B)
上記実施形態では、軌道4に沿って移動する有軌道の搬送車10について説明したが、無軌道の搬送車10に対してエネルギーハーベスタ84が用いられてもよい。
図6は、エネルギーハーベスタ84を用いた無軌道の搬送車100の給電の構成を示すブロック図である。なお、搬送車100は無軌道のため、集電ユニット15を有していない。搬送車100は、集電ユニット15の代わりにバッテリ101を有しており、バッテリ101から主電源16へと電力が供給される。すなわち、搬送車100は、バッテリ101から主電源16および整流素子85を経由してキャパシタ83およびメモリ81へと電力を供給する第1給電回路301´を有している。また、搬送車100は、図5で説明した搬送制御部17´を有している。
一方、制御部70は、倉庫内の複数の箇所に設置されている送信部201から通信信号波を発信する。搬送車100は、送信部201から発信される通信信号波をアンテナ91で受信して、制御部70からの指令に従って動作する。
このような構成の搬送車100は、荷物の搬送作業がない場合、制御部70からの指令に従って停止し、節電のために主電源16をオフ状態とする。主電源16をオフ状態とすることで、バッテリ101を給電から切り離すことができ、バッテリ101が完全に放電することを防げる。
バッテリ101からの電力の供給がなくなるが、送信部201からの通信信号波をエネルギーハーベスタ84が電気エネルギーに変換することによって、キャパシタ83およびメモリ81に電力が供給される。これにより、メモリ81内のデータを維持できる。
また、無軌道の場合には、通信信号波を送信する送信部201と搬送車100の間の距離が一定ではないため、エネルギーハーベスタ84からの電力供給が安定しない場合が考えられる。しかしながら、図6に示す構成では、電圧監視部87がメモリ81への供給電力を監視し、電力の不足時には電源制御部88によって主電源16がオン状態とされてバッテリ101からメモリ81へと電力が供給されるため、メモリ81への給電が維持される。
このように、無軌道の搬送車に対しても、エネルギーハーベスタを用いることにより、節電を行いつつ、メモリ内のデータを維持できる。
(C)
上記実施形態では、信号線9からの指令を受信する受信装置の一例であるアンテナ91は、エネルギーハーベスタ84の一部としても機能しているが、受信装置としてのアンテナと、エネルギーハーベスタ84用のアンテナが別々に設けられていてもよい。
(D)
上記実施形態では、待機部402で待機している搬送車10に対して主電源16をオフ状態にし、エネルギーハーベスタ84によって通信信号波から電力をメモリ81に供給していたが、このような状態に限られるものではない。例えば、夜間に入出庫する荷物がない場合に、待機部402で待機している場合に限らず全ての搬送車10の主電源16をオフ状態とし、全ての搬送車10においてエネルギーハーベスタ84を用いて通信信号波を変換した電力をメモリ81に供給してもよい。この場合、トロリー線8への電力の供給を停止できるため、電力を節約できる。
(E)
上記実施形態では、信号線9は、軌道4に沿ってトロリー線8よりも上方に配置されているが、この位置に限らなくてもよく、例えば、床Fに配置されていてもよい。
(F)
上記実施形態では、接触給電方式によって搬送車10に電力が供給されているが、非接触給電方式によって搬送車10に電力が供給されてもよい。
(G)
上記実施形態では、メモリ81とキャパシタ83の双方にエネルギーハーベスタ84から給電されているが、どちらか一方にのみ給電されてもよい。なお、エネルギーハーベスタ84からキャパシタ83にのみ給電される場合は、キャパシタ83からメモリ81へと給電される。
本発明の搬送車は、立ち上がり時間が短く、長時間にわたってメモリ内のデータを維持可能な効果を有し、自動倉庫システム等に用いる搬送車等として有用である。
1 :自動倉庫システム
2 :入出庫ステーション
3 :自動倉庫
4 :軌道
4a :レール
5 :スタッカクレーン
5a :走行レール
6 :ラック
6a :入出庫部
7 :ラック
7a :入出庫部
8 :トロリー線
9 :信号線
10 :搬送車
11 :車体本体
12 :移載部
13 :駆動車輪ユニット
14 :従動車輪ユニット
15 :集電ユニット
16 :主電源
17 :搬送制御部
17´ :搬送制御部
18 :旋回キャスターユニット
19 :旋回キャスターユニット
20 :トロリー線ユニット
21 :溝
30 :ホルダ
31 :鉛直部
32 :支持部
33 :走行車輪
40 :搬送車本体
70 :制御部
81 :メモリ
82 :MPU
83 :キャパシタ
84 :エネルギーハーベスタ
85 :整流素子
86 :整流素子
87 :電圧監視部
88 :電源制御部
91 :アンテナ
92 :コンバータ
100 :搬送車
101 :バッテリ
121 :昇降台
122 :スライドフォーク
131 :ブラケット
132 :回転軸
133 :車輪
134 :ガイド機構
134a :支持軸
134b :サイドローラ
135 :モータ
136 :位置検出センサ
143 :車輪
151 :集電子
181 :支持脚
182 :旋回キャスター
182a :車輪
192a :車輪
201 :送信部
301 :第1給電回路
301´ :第1給電回路
302 :第2給電回路
401 :走行部
402 :待機部
F :床

Claims (3)

  1. 搬送車本体と、
    揮発性のメモリと、前記メモリへ給電可能な蓄電部材と、通信信号波から電力を取り出して前記メモリまたは前記蓄電部材へ電力を供給するエネルギーハーベスタと、を有するコントローラと、
    を備えた、搬送車。
  2. 前記搬送車本体は、配設された軌道に案内されるガイド機構を有し、
    前記コントローラは、前記軌道に沿って配設された信号線から指令を受信する受信装置を有し、
    前記エネルギーハーベスタは、前記信号線を流れる通信信号波から電力を取り出す、
    請求項1に記載の搬送車。
  3. 前記コントローラは、
    前記メモリへの供給電力を監視する監視装置と、
    電力の不足時に前記搬送車の電源を入れる電源制御装置と、
    を有する、
    請求項1または2に記載の搬送車。
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