JP2016077681A - 面ファスナー部材およびそれを用いたシート - Google Patents
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Abstract
【課題】面状の異なる部材を着脱可能に接合する面ファスナーにおいて、露出する部分は常にループタイプとなり、ソフトで肌や衣類の繊維に優しい面ファスナー部材を提供する。【解決手段】面状の異なる部材を着脱可能に接合する面ファスナー部材であって、前記面ファスナー部材は、一方の主面に複数のループ体が設けられた第1のテープ体と、一方の主面に複数のループ体が設けられた第2のテープ体と、両面に複数のフック体が設けられた第3のテープ体と、を有し、前記第3のテープ体を、前記第1のテープ体および前記第2のテープ体の間に挟み込むように配置し、前記第1のテープ体の複数のループ体と前記第3のテープ体の一方の面の複数のフック体とを係合し、前記第2のテープ体の複数のループ体と前記第3のテープ体の他方の面の複数のフック体とを係合させることにより、前記面状の異なる部材を接合することを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、面ファスナー部材およびそれを用いたシートに関する。
異なる部材を面的に着脱できる面ファスナーは、例えば、衣類などの分野において、再び脱着可能な状態で結合したい場合に広く用いられている。自動車用シートなどのシートの分野においても、シートカバーをシートへ装着する方法として採用されており、この面ファスナーを用いてユーザの好みに合わせてシートカバーを自由に変えられる着せ替えシートの開発が行われている。
一般的な面ファスナーは、フック状に起毛された面とループ状に密集して起毛された面の2枚1組で構成されており、2つの面同士を強く押し付けることにより、鉤状のフックがループに引っ掛かり、貼り付けたり剥がしたりすることが自在にできる。この面ファスナーには、それ以外にも、1つの面にフックとループ両方が植え込まれたフック面とループ面との区別のないタイプやマッシュルーム状に起毛されていて結合力が強いクリックタイプ、鋸歯状のシャークバイト(鮫歯)タイプなどのバリエーションがある。
本技術分野の背景技術として、特許第5059791号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、「複数のフック体が突出した第1表面と、第2表面と、を有する第1テープ体と、該第1テープ体の第2表面に直接粘着する第3表面と、複数の貼り合わせ構造が形成してあり、該第1表面の複数のフック体に機械的に貼り合わせることができる第4表面と、を有する第2テープ体と、を含む面ファスナーであって、該第1テープ体は透明材質製であり、少なくとも1つの印刷図案が、該第1テープ体の第2表面および第2テープ体の第3表面のいずれかに印刷され、該第1テープ体を第2テープ体に粘着した後、該第1テープ体の第1表面から該印刷図案が見えるようにし、各フック体は、該第1表面から垂直に上向きに漸縮して頚部が形成され、頚部の最上端で、両側に向けてフック部がそれぞれ延伸し、両フック部の間に凹部が形成され、該凹部は凹部底点を有し、各フック部の上縁には上縁頂点を有し、その下縁には下縁頂点を有し、該下縁頂点から該フック部下縁末端までの垂直距離は該下縁頂点から該上縁頂点までの垂直距離よりも短く、かつ該下縁頂点から該上縁頂点までの垂直距離は、該凹部底点から該上縁頂点までの垂直距離よりも短い面ファスナー」が開示されている。
上記面ファスナーによれば、印刷図案を両テープ体の接合面に印刷することができ、頻繁な使用のために印刷図案が破壊されにくいようにすることができる。また、貼り合わせ構造は簡単にフック体と貼り合わせることができ、かつ両者を剥がすのに比較的小さな力しか必要としない。また、フック体の一方のフック部が横向きに引っ張られたときに、他方のフック部に対し相互に支持する作用を形成し、フック体が比較的強い横向きの引っ張り力に耐えることができるとしている。
ところで、上記のように自動車用シートなどのシートへ面ファスナーを用いてシートカバーを装着するようにした場合、シートの表面にも面ファスナー部材を設ける必要がある。例えば、シートカバーが汚れた場合、シートから取り外して洗うことになるが、交換のための予備のシートカバーが無い場合、一時的にシートカバーを装着しない状態で着座する場合がある。
この時、シートの表面に設けられた面ファスナー部材がフック側となった場合、フック側は硬いため、フックの露出により、肌に触れると異物感があったり、ニットなどのデリケートな衣類繊維に絡み付いて傷めてしまう恐れがある。
特許文献1には、上記のような課題に関する記載はなく、またその解決手段に結び付くような開示もなされていない。
そこで、本発明の目的は、面状の異なる部材を着脱可能に接合する面ファスナーにおいて、露出する部分は常にループタイプとなり、ソフトで肌や衣類の繊維に優しい面ファスナー部材を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、面ファスナーによりシートカバーを装着するタイプのシートにおいて、シートカバーを取り外した場合であっても、ソフトで座り心地が良く、肌や衣類の繊維へのダメージの少ないシートを提供することにある。
本発明は、面状の異なる部材を着脱可能に接合する面ファスナー部材であって、前記面ファスナー部材は、一方の主面に複数のループ体が設けられた第1のテープ体と、一方の主面に複数のループ体が設けられた第2のテープ体と、両面に複数のフック体が設けられた第3のテープ体と、を有し、前記第3のテープ体を、前記第1のテープ体および前記第2のテープ体の間に挟み込むように配置し、前記第1のテープ体の複数のループ体と前記第3のテープ体の一方の面の複数のフック体とを係合し、前記第2のテープ体の複数のループ体と前記第3のテープ体の他方の面の複数のフック体とを係合させることにより、前記面状の異なる部材を接合することを特徴とする。
また、本発明は、座面部となるシートクッションと、前記シートクッションの背側に設けられ、背もたれ部となるシートバックと、を備えるシートであって、前記シート表面には、シートカバーを着脱可能にする複数のループ体を有する面ファスナー部材が設けられ、前記シートカバーには、複数のループ体を有する面ファスナー部材が設けられ、前記シートと前記シートカバーの間に、両面に複数のフック体が設けられた面ファスナー部材を配置し、前記シート表面のループ体と前記両面に複数のフック体が設けられた面ファスナー部材の一方の面のフック体とを係合させ、前記両面に複数のフック体が設けられた面ファスナー部材の他方の面のフック体と前記シートカバーの複数のループ体とを係合させることにより、前記シート表面に前記シートカバーを装着することを特徴とする。
本発明によれば、面状の異なる部材を着脱可能に接合する面ファスナーにおいて、露出する部分は常にループタイプとなり、ソフトで肌や衣類の繊維に優しい面ファスナー部材を実現できる。
また、本発明によれば、面ファスナーによりシートカバーを装着するタイプのシートにおいて、シートカバーを取り外した場合であっても、ソフトで座り心地が良く、肌や衣類の繊維へのダメージの少ないシートを実現できる。さらに、上モノカバーもループタイプであり、洗濯時に繊維屑が絡まない、他の衣類を傷めない等の効果を有する。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。なお、全体を通して、各図における同一の各構成部分には同一の符号を付して説明を省略することがある。
図1に本発明の一実施例である3部材からなる面ファスナーの断面構造を示す。実施例1における面ファスナー部材は、自動車用シートなどのシートのベースシート表皮1の表面に設けられた面ファスナーのループA3、シートカバーなどの交換シート表皮2の表面に設けられた面ファスナーのループB4、面ファスナーのループA3と面ファスナーのループB4との間に挟み込むように配置された面ファスナーの両面フック5の3つの主要部材から構成されている。
面ファスナーのループA3および面ファスナーのループB4は、テープ状の基材の一方の表面に複数のループ状のループ体が設けられている。また、面ファスナーの両面フック5は、テープ状の基材の両面に複数の鉤状のフック体が設けられている。面ファスナーの両面フック5の基材の両面に設けられるフック体の形状は、図1では略U字型のフック体の例を示しているが、上記で述べたように、マッシュルーム状のクリックタイプや鋸歯状のシャークバイト(鮫歯)タイプなど他の形状のフック体であってもよい。
交換シート表皮2と面ファスナーのループB4の間には、例えば、繊維ワディングやネット状の素材を用いたクッション材7が配置されている。このクッション材7は、交換シート表皮2をベースシート表皮1に装着した際に、シートのクッション性を高めると共に、ベースシート表皮1と交換シート表皮2の間に配置した面ファスナー部材の影響を和らげる効果も得られる。
図1の面ファスナー部材を用いてシートの表面にシートカバーを装着する方法について説明する。
まず、シートの表面に設けられた面ファスナーのループA3に、面ファスナーの両面フック5を押し付けることにより、面ファスナーの両面フック5の一方の面に設けられた複数のフックと面ファスナーのループA3の複数のループが係合し、面ファスナーのループA3に面ファスナーの両面フック5が接着される。
次に、交換シート表皮2に設けられた面ファスナーのループB4を、面ファスナーの両面フック5に押し付けることにより、面ファスナーの両面フック5の他方の面に設けられた複数のフックと面ファスナーのループB4の複数のループが係合され、面ファスナーの両面フック5に面ファスナーのループB4が接着される。
以上のように、ベースシート表皮1の表面に設けられたループ状の面ファスナー部材と交換シート表皮2の表面に設けられたループ状の面ファスナー部材との間に、両面がフックとなった中間部材、すなわち面ファスナーの両面フック5を挟み込み、ベースシート表皮1側のループと交換シート表皮2側のループの各々と、面ファスナーの両面フック5の両面に設けられたフックを係合することで、シート表面にシートカバーを装着することができる。
なお、上記の装着方法においては、まず、ベースシート表皮1側のループと面ファスナーの両面フック5の一方の面のフックを係合し、その後、面ファスナーの両面フック5の他方の面のフックと交換シート表皮2側のループを係合させて、シートカバーを装着する例を説明したが、先に、シートカバーすなわち交換シート表皮2側のループと面ファスナーの両面フック5の一方の面のフックを係合し、その後、
面ファスナーの両面フック5の他方の面のフックとベースシート表皮1側のループを係合させてもよい。
面ファスナーの両面フック5の他方の面のフックとベースシート表皮1側のループを係合させてもよい。
ここで、面ファスナーのループA3と面ファスナーの両面フック5との係合力、面ファスナーのループB4と面ファスナーの両面フック5との係合力の各々の係合力に差が出るように、各面ファスナー部材を形成してもよい。例えば、面ファスナーのループA3と面ファスナーの両面フック5との係合力を、面ファスナーのループB4と面ファスナーの両面フック5との係合力よりも弱くなるように面ファスナーのループA3および面ファスナーのループB4を形成することにより、上記の3部材からなる面ファスナー部材により接合されたベースシート表皮1と交換シート表皮2を引き剥がす際、面ファスナーの中間部材である面ファスナーの両面フック5を、常にベースシート表皮1側の面ファスナーのループB4に係合させたままの状態でベースシート表皮1と交換シート表皮2を引き剥がすことができる。
これにより、ベースシート表皮1上には常に面ファスナーのループA3が露出する状態となり、クリーニングするために、シートからシートカバーを一時的に取り外した状態でも、ソフトであり乗員の肌や衣類の繊維に優しいシートを提供することができる。
また、面ファスナーのループA3の硬度を、面ファスナーのループB4の硬度よりも柔軟に形成してもよい。
面ファスナーのループA3の硬度を面ファスナーのループB4の硬度よりも柔軟に形成することにより、シートからシートカバーを一時的に外した状態で着座する際に、よりソフト感を向上できる。また、面ファスナーのループA3と面ファスナーのループB4の硬度に差を設けることにより、上記のように、シートからシートカバーを取り外す際、面ファスナーの中間部材である面ファスナーの両面フック5が、常にシートカバーに付いた状態で、シートカバーを取り外すことができる。
なお、本実施例における面ファスナーの中間部材すなわち面ファスナーの両面フック5は、テープ状の基材の両面にフック形状の突起を一体成形により形成しているが、一般的な面ファスナー部材すなわち2部材からなる面ファスナー部材のフック側を縫製或いは接着材による貼り合せにより、両面にフックを有する面ファスナーの中間部材を形成することもできる。
以上説明したように、本実施例の3部材からなる面ファスナー部材によれば、
露出する部分は常にループタイプとなり、ソフトで肌や衣類の繊維に優しい面ファスナー部材を提供することができる。
露出する部分は常にループタイプとなり、ソフトで肌や衣類の繊維に優しい面ファスナー部材を提供することができる。
また、この3部材からなる面ファスナー部材によりシートカバーを装着するタイプのシートにおいて、シートカバーを取り外した場合であっても、ソフトで座り心地が良く、肌や衣類の繊維へのダメージの少ないシートを提供することができる。
なお、ベースシート表皮1への面ファスナーのループA3の取り付けは、面ファスナーのループA3の基材となるテープ体をベースシート表皮1へ縫製或いは接着材による接着により固定することができるが、図1に示すように、ベースシート表皮1の表面に溝6を設け、溝6の凹部内に面ファスナーのループA3を設けることにより、シートカバーを外した状態において、面ファスナーのループA3の乗員の肌や衣類の繊維への影響をさらに和らげることができる。
図2Aおよび図2Bを用いて、実施例1で説明した3部材からなる面ファスナー部材を自動車シートに採用した場合の例を説明する。
図2Aは、実施例1で説明した面ファスナーのループA3と同じ面ファスナーのループA10をベースシート8の表面に設けた状態を示している。また、図2Bは、シートカバー13を示しており、図示していないが、シートカバー13の裏面側には、面ファスナーのループA10に対応する部分に、面ファスナーのループB4が設けられている。
図2Aに示すように、面ファスナーのループA10はシートクッション12の表面に帯状に設けられている。シートバック11の表面にも同様に、帯状の面ファスナーのループA10が設けられている。図2Aに示すベースシート8に図2Bのシートカバー13を装着する際、実施例1で説明した面ファスナーの中間部材である面ファスナーの両面フック5をシートとシートカバー13の間に介在させ、実施例1で説明した方法で3部材からなる面ファスナーを接合する。
なお、図2Aに示すように、ベースシート8にスライドファスナー9を設け、シートカバー13をベースシート8に装着する際、図示しないシートカバー13周辺のコンシールファスナーと接合させることができる。
以上により、ベースシート8からシートカバー13を取り外す際、面ファスナーの中間部材である面ファスナーの両面フック5が常にシートカバー13に付着した状態でシートカバー13を取り外すことができるため、シートカバーを取り外した場合であっても、ソフトで座り心地が良く、肌や衣類の繊維へのダメージの少ないシートを提供することができる。
なお、本実施例においては、シートバック11およびシートクッション12の両方に本発明の面ファスナー部材を用いる例を説明したが、必要に応じて、シートバック11或いはシートクッション12のいずれか一方に採用してもよい。
図3を用いて、本発明の3部材からなる面ファスナーの別の実施例を説明する。
本実施例における面ファスナーは、2つの異なる表皮15の各々の表面に複数の面ファスナーのループ14が設けられている。これらの2つの異なる部材間に面ファスナーの中間部材である面ファスナーの両面フック5を挟み込むように配置し、各々の表皮に設けられた複数のループと面ファスナーの両面フック5の両面に設けられた複数のフックを係合させることにより、2つの異なる表皮15を貼り合せる構成は、実施例1の3部材からなる面ファスナーと同様である。
本実施例における面ファスナー部材は、面ファスナーのループ14が設けられる一方の表皮15、例えば、実施例1のベースシート表皮1とその表面に設けられる面ファスナーのループA3に開口(穴)17が設けられている点において、実施例1の面ファスナー部材とは異なっている。
また、面ファスナーの中間部材である面ファスナーの両面フック5の一方の表面には、図3示すようにロケートピン(位置決めピン)16となる突起部が設けられている点においても、実施例1の面ファスナー部材とは異なる。
図3ように、一方の表皮部材に設けられた面ファスナー部材に開口(穴)17を設け、面ファスナーの両面フック5と面ファスナーのループ14とを係合する際、面ファスナーの両面フック5に設けられたロケートピン(位置決めピン)16を、一方の表皮部材の面ファスナー部材の開口(穴)17に貫通させることにより、面ファスナーのループ14と面ファスナーの両面フック5との位置合わせを行うことができる。
これにより、例えば、先に面ファスナーの両面フック5に交換シート表皮2を係合させ、その後、ベースシート表皮1に位置合わせをしながら係合させることができる。つまり、面ファスナーの両面フック5を取り付けたシートカバーを、位置合わせをしながら、シート本体に装着することが可能となる
ここで、面ファスナーのループ14が設けられる一方の表皮15の開口(穴)17は、開口(穴)に替えて、凹部を形成してもよい。この凹部と面ファスナーの両面フック5に設けられたロケートピン(位置決めピン)16を嵌合することにより、同様に、位置合わせが可能である。
ここで、面ファスナーのループ14が設けられる一方の表皮15の開口(穴)17は、開口(穴)に替えて、凹部を形成してもよい。この凹部と面ファスナーの両面フック5に設けられたロケートピン(位置決めピン)16を嵌合することにより、同様に、位置合わせが可能である。
図4に、本発明の3部材からなる面ファスナー部材における中間部材、すなわち面ファスナーの両面フック5の変形例を示す。
本実施例における面ファスナーの両面フック5は、基材となるテープ体の一方の表面に面ファスナーのフック18が設けられ、他方の面にマグネット19が設けられた面ファスナー部材が2つ1組で構成されている。図4に示すように、2つの面ファスナー部材のマグネット19同士を磁力により接着させることで、面ファスナーの両面フック5を構成している。
本実施例のような面ファスナーの両面フック5の構成とすることにより、例えば、頻繁にシートカバーを取り外す必要がある場合、容易に面ファスナーの両面フック5を取り外すことが可能となる。
なお、実施例2においては、本発明を一般的な自動車用シートに用いた例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、ワンボックスタイプの軽乗用車などに用いられている2つ以上のシートを連結した連結シートタイプの自動車用シート、電車の車両シートのように車体側面に沿って横一列に座席を並べたロングシート、家庭用のイスや座椅子などにも広く用いることができる。
また、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…ベースシート表皮、2…交換シート表皮、3,10…面ファスナーのループA、4…面ファスナーのループB、5…面ファスナーの両面フック、6…溝、7…クッション材、8…ベースシート、9…スライドファスナー、11…シートバック、12…シートクッション、13…シートカバー、14…面ファスナーのループ、15…表皮、16…ロケートピン(位置決めピン)、17…開口(穴)、18…面ファスナーのフック、19…マグネット(磁石)。
Claims (10)
- 面状の異なる部材を着脱可能に接合する面ファスナー部材であって、
前記面ファスナー部材は、一方の主面に複数のループ体が設けられた第1のテープ体と、
一方の主面に複数のループ体が設けられた第2のテープ体と、
両面に複数のフック体が設けられた第3のテープ体と、を有し、
前記第3のテープ体を、前記第1のテープ体および前記第2のテープ体の間に挟み込むように配置し、
前記第1のテープ体の複数のループ体と前記第3のテープ体の一方の面の複数のフック体とを係合し、
前記第2のテープ体の複数のループ体と前記第3のテープ体の他方の面の複数のフック体とを係合させることにより、前記面状の異なる部材を接合することを特徴とする面ファスナー部材。 - 前記第1のテープ体の複数のループ体と前記第3のテープ体の複数のフック体とを係合する係合力は、前記第2のテープ体の複数のループ体と前記第3のテープ体の複数のフック体とを係合する係合力と異なることを特徴とする請求項1に記載の面ファスナー部材。
- 前記第1のテープ体に設けられるループ体は、前記第2のテープ体に設けられるループ体よりも硬度が柔軟に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の面ファスナー部材。
- 前記第3のテープ体の一方の主面に少なくとも1つ以上の突起部が設けられ、
前記第1のテープ体の複数のループ体が設けられる面に少なくとも1つ以上の凹部或いは開口が設けられ、
前記第3のテープ体の前記突起部を、前記第1のテープ体の前記凹部或いは前記開口に嵌合或いは貫通させることにより、前記第1のテープ体に対する前記第3のテープ体の位置合わせを行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の面ファスナー部材。 - 前記第3のテープ体は、一方の面に複数のフック体が形成され、他方の面にマグネットが設けられた第4のテープ体と、
一方の面に複数のフック体が形成され、他方の面にマグネットが設けられた第5のテープ体と、から成り、
前記第4のテープ体のマグネットおよび前記第5のテープ体のマグネットの相互の磁力により前記第4のテープ体と前記第5のテープ体が着脱可能に接着されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の面ファスナー部材。 - 座面部となるシートクッションと、
前記シートクッションの背側に設けられ、背もたれ部となるシートバックと、を備えるシートであって、
前記シート表面には、シートカバーを着脱可能にする複数のループ体を有する面ファスナー部材が設けられ、
前記シートカバーには、複数のループ体を有する面ファスナー部材が設けられ、
前記シートと前記シートカバーの間に、両面に複数のフック体が設けられた面ファスナー部材を配置し、
前記シート表面のループ体と前記両面に複数のフック体が設けられた面ファスナー部材の一方の面のフック体とを係合させ、
前記両面に複数のフック体が設けられた面ファスナー部材の他方の面のフック体と前記シートカバーの複数のループ体とを係合させることにより、前記シート表面に前記シートカバーを装着することを特徴とするシート。 - 前記シート表面のループ体と前記両面に複数のフック体が設けられた面ファスナー部材の一方の面のフック体とを係合する係合力は、前記シートカバーのループ体と前記両面に複数のフック体が設けられた面ファスナー部材の他方の面のフック体とを係合する係合力よりも弱いことを特徴とする請求項6に記載のシート。
- 前記シート表面に設けられる面ファスナー部材のループ体は、前記シートカバーに設けられる面ファスナー部材のループ体よりも硬度が柔軟に形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載のシート。
- 前記両面に複数のフック体が設けられた面ファスナー部材の一方の面に少なくとも1つ以上の突起部が設けられ、
前記シート表面に設けられた面ファスナー部材のループ体を有する面に少なくとも1つ以上の凹部或いは開口が設けられ、
前記突起部を、前記凹部或いは前記開口に嵌合或いは貫通させることにより、前記シートに対する前記シートカバーの位置合わせを行うことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のシート。 - 前記両面に複数のフック体が設けられた面ファスナー部材は、一方の面に複数のフック体が形成され、他方の面にマグネットが設けられた第1のテープ体と、
一方の面に複数のフック体が形成され、他方の面にマグネットが設けられた第2のテープ体と、から成り、
前記第1のテープ体のマグネットおよび前記第2のテープ体のマグネットの相互の磁力により前記第1のテープ体と前記第2のテープ体が着脱可能に接着されていることを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載のシート。
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