JP2002095504A - 表皮材により被覆された繊維成形体 - Google Patents
表皮材により被覆された繊維成形体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】分離解体しやすく、さらに再利用しやすい座席
等の表皮材を被覆した成形体を提供する。 【解決手段】表面に起毛繊維又はループ繊維を有する繊
維成形体(1)の該表面が、裏面に起毛繊維又はループ
繊維を有する表皮材(2)により被覆された繊維成形体
であって、(1)の表面の起毛繊維又はループ繊維が、
表面および裏面に多数の係合素子を有する面ファスナー
(3)の一方の面に存在している係合素子と係合し、且
つ(2)の裏面の起毛繊維又はループ繊維が、(3)の
もう一方の面に存在している係合素子と係合しているこ
とを特徴とする表皮材により被覆された繊維成形体。
等の表皮材を被覆した成形体を提供する。 【解決手段】表面に起毛繊維又はループ繊維を有する繊
維成形体(1)の該表面が、裏面に起毛繊維又はループ
繊維を有する表皮材(2)により被覆された繊維成形体
であって、(1)の表面の起毛繊維又はループ繊維が、
表面および裏面に多数の係合素子を有する面ファスナー
(3)の一方の面に存在している係合素子と係合し、且
つ(2)の裏面の起毛繊維又はループ繊維が、(3)の
もう一方の面に存在している係合素子と係合しているこ
とを特徴とする表皮材により被覆された繊維成形体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表皮材で被覆され
ている繊維成形体に関し、さらに詳しくは表皮材と繊維
成形体が面ファスナーで係合された繊維成形体に関す
る。
ている繊維成形体に関し、さらに詳しくは表皮材と繊維
成形体が面ファスナーで係合された繊維成形体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車などの座席として、ポ
リウレタンなどの樹脂を座席の形状に発泡成型して得ら
れる発泡成形体(いわゆるクッション)の表面を表皮材
を被覆したものが使用されている。近年、リサイクルの
要望が高まり、座席をリサイクルすることが望まれてい
るが、従来の座席は、面ファスナーのファスナー面が露
出するように面ファスナーを発泡成形体の成型中に埋め
込み、その上に、裏面にループ等を有する表皮材で被覆
し固定したものであることから、各部材に分離分別し難
く、リサイクルしにくい製品である。
リウレタンなどの樹脂を座席の形状に発泡成型して得ら
れる発泡成形体(いわゆるクッション)の表面を表皮材
を被覆したものが使用されている。近年、リサイクルの
要望が高まり、座席をリサイクルすることが望まれてい
るが、従来の座席は、面ファスナーのファスナー面が露
出するように面ファスナーを発泡成形体の成型中に埋め
込み、その上に、裏面にループ等を有する表皮材で被覆
し固定したものであることから、各部材に分離分別し難
く、リサイクルしにくい製品である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リサイクルの点からみ
れば、座席のクッションと表皮材が同一素材から出来て
おり、クッションと表皮材を係合する面ファスナーが容
易に分離できる構成の座席が望ましい。一般に表皮材は
繊維素材からなるものが多いので、繊維表皮材と同一素
材とするため、クッションも繊維素材からなるものが望
ましい。さらに繊維からなるクッションと表皮材を係合
しかつ容易に分離可能な係合材も必要である。本発明者
らは、分離解体しやすく、さらに再利用しやすい座席等
の表皮材を被覆した成形体について検討した結果、本発
明を完成した。
れば、座席のクッションと表皮材が同一素材から出来て
おり、クッションと表皮材を係合する面ファスナーが容
易に分離できる構成の座席が望ましい。一般に表皮材は
繊維素材からなるものが多いので、繊維表皮材と同一素
材とするため、クッションも繊維素材からなるものが望
ましい。さらに繊維からなるクッションと表皮材を係合
しかつ容易に分離可能な係合材も必要である。本発明者
らは、分離解体しやすく、さらに再利用しやすい座席等
の表皮材を被覆した成形体について検討した結果、本発
明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、表面
に起毛繊維又はループ繊維を有する繊維成形体(1)の
該表面が、裏面に起毛繊維又はループ繊維を有する表皮
材(2)により被覆された繊維成形体であって、(1)
の表面の起毛繊維又はループ繊維が、表面および裏面に
多数の係合素子を有する面ファスナー(3)の一方の面
に存在している係合素子と係合し、且つ(2)の裏面の
起毛繊維又はループ繊維が、(3)のもう一方の面に存
在している係合素子と係合していることを特徴とする表
皮材により被覆された繊維成形体である。
に起毛繊維又はループ繊維を有する繊維成形体(1)の
該表面が、裏面に起毛繊維又はループ繊維を有する表皮
材(2)により被覆された繊維成形体であって、(1)
の表面の起毛繊維又はループ繊維が、表面および裏面に
多数の係合素子を有する面ファスナー(3)の一方の面
に存在している係合素子と係合し、且つ(2)の裏面の
起毛繊維又はループ繊維が、(3)のもう一方の面に存
在している係合素子と係合していることを特徴とする表
皮材により被覆された繊維成形体である。
【0005】本発明で使用する、表面に起毛繊維又はル
ープ繊維を有する繊維成形体(1)は公知の方法で製造
することができる。その一例として、熱融着繊維と該熱
融着繊維より30℃以上高い溶融温度を持つ主体繊維の
混合物を公知の方法で成型し、熱処理によって主体繊維
を熱融着繊維により溶融接着して得られる形態保持性を
有する繊維成形体である。該繊維成形体の表面を必要に
応じて起毛処理して絡合した繊維を引き出して表面に起
毛繊維又はループ繊維を設けることができる。また、起
毛繊維およびループ繊維は、ニードルパンチ条件の調節
により設けることも可能である。さらに、別に作製した
起毛繊維又はループ繊維を有する部材を繊維成形体の表
面に接着または融着して設けることもできる。このよう
なループ繊維を有する部材の代表例として、一般に市販
されている面ファスナーのうち、雌面が挙げられる。す
なわち一般の面ファスナーは、フックを表面に有する雄
材とループを表面に有する雌材を一対にして市販されて
いるが、このうちの雌材を繊維成形体の所定位置に、ル
ープ面が表面となるように接着または融着するものであ
る。
ープ繊維を有する繊維成形体(1)は公知の方法で製造
することができる。その一例として、熱融着繊維と該熱
融着繊維より30℃以上高い溶融温度を持つ主体繊維の
混合物を公知の方法で成型し、熱処理によって主体繊維
を熱融着繊維により溶融接着して得られる形態保持性を
有する繊維成形体である。該繊維成形体の表面を必要に
応じて起毛処理して絡合した繊維を引き出して表面に起
毛繊維又はループ繊維を設けることができる。また、起
毛繊維およびループ繊維は、ニードルパンチ条件の調節
により設けることも可能である。さらに、別に作製した
起毛繊維又はループ繊維を有する部材を繊維成形体の表
面に接着または融着して設けることもできる。このよう
なループ繊維を有する部材の代表例として、一般に市販
されている面ファスナーのうち、雌面が挙げられる。す
なわち一般の面ファスナーは、フックを表面に有する雄
材とループを表面に有する雌材を一対にして市販されて
いるが、このうちの雌材を繊維成形体の所定位置に、ル
ープ面が表面となるように接着または融着するものであ
る。
【0006】これら方法のうち、起毛処理により起毛繊
維又はループ繊維を形成する方法の場合には、起毛処理
は表面の必要部分に施せば十分であるが、起毛処理が過
度に実施されると自由端を有する繊維量が増大して係合
性を大きく損なう場合もあるので調節する工夫を行うの
が好ましい。
維又はループ繊維を形成する方法の場合には、起毛処理
は表面の必要部分に施せば十分であるが、起毛処理が過
度に実施されると自由端を有する繊維量が増大して係合
性を大きく損なう場合もあるので調節する工夫を行うの
が好ましい。
【0007】起毛繊維又はループ繊維は、後述する両面
に係合素子を有する面ファスナー(3)の該係合素子と
係合するものであり、係合素子と係合するに十分な長さ
のループ状の繊維又は起毛繊維である。好ましくは、ル
ープ高さまたは起毛長が 0.5〜5.0mmである。
起毛処理の条件を調節することにより、起毛繊維又はル
ープ繊維の量および長さを調節することができる。本発
明において、ループ繊維は繊維成形体表面に起立してい
る必要はなく、例えば繊維成形体表面に存在している繊
維が適当な間隔をおいた2個所で固定され、面ファスナ
ーの係合素子が係合できる構造を有するものであっても
よい。起毛繊維又はループ繊維の太さとしては、2〜2
0デシテックスの範囲が好ましい。
に係合素子を有する面ファスナー(3)の該係合素子と
係合するものであり、係合素子と係合するに十分な長さ
のループ状の繊維又は起毛繊維である。好ましくは、ル
ープ高さまたは起毛長が 0.5〜5.0mmである。
起毛処理の条件を調節することにより、起毛繊維又はル
ープ繊維の量および長さを調節することができる。本発
明において、ループ繊維は繊維成形体表面に起立してい
る必要はなく、例えば繊維成形体表面に存在している繊
維が適当な間隔をおいた2個所で固定され、面ファスナ
ーの係合素子が係合できる構造を有するものであっても
よい。起毛繊維又はループ繊維の太さとしては、2〜2
0デシテックスの範囲が好ましい。
【0008】熱融着繊維の混合量は、繊維成形体の10
〜70重量%であることが好ましい。10重量%未満で
あると主体繊維の接着が不十分で、繊維成形体の形態保
持、また表面の繊維が面ファスナーとの係合で脱落しや
すく、面ファスナーとの係合強度が低下する。また、7
0重量%を越えると、熱融着繊維の溶融と主体繊維の接
着が過度となり、クッション性が悪くなり座席としては
好ましくない。また、繊維成型体の表面を起毛処理する
ことも困難となる。なかでも、熱融着繊維の量は10〜
50重量%が好ましく、さらに20〜40重量%とする
ことがより一層好ましい。また、繊維成形体を構成する
繊維の繊維長としては20〜200mm、繊維太さとし
ては2〜20デシテックスが好ましい。繊維成形体の快
適なクッション性を保つために、繊維成形体の見掛け密
度として0.02〜0.1g/cm 3が好ましい。
〜70重量%であることが好ましい。10重量%未満で
あると主体繊維の接着が不十分で、繊維成形体の形態保
持、また表面の繊維が面ファスナーとの係合で脱落しや
すく、面ファスナーとの係合強度が低下する。また、7
0重量%を越えると、熱融着繊維の溶融と主体繊維の接
着が過度となり、クッション性が悪くなり座席としては
好ましくない。また、繊維成型体の表面を起毛処理する
ことも困難となる。なかでも、熱融着繊維の量は10〜
50重量%が好ましく、さらに20〜40重量%とする
ことがより一層好ましい。また、繊維成形体を構成する
繊維の繊維長としては20〜200mm、繊維太さとし
ては2〜20デシテックスが好ましい。繊維成形体の快
適なクッション性を保つために、繊維成形体の見掛け密
度として0.02〜0.1g/cm 3が好ましい。
【0009】繊維成形体に使用する繊維に関しては特に
制限はないが、リサイクルの点から熱融着繊維と主体繊
維を同種の繊維とすることが好ましい。ポリエステル系
繊維は、熱融着繊維と主体繊維を製造することが容易で
あり、好ましい例である。すなわち、共重合ポリエステ
ルの共重合割合を変えることにより溶融温度を変えるこ
とができる。
制限はないが、リサイクルの点から熱融着繊維と主体繊
維を同種の繊維とすることが好ましい。ポリエステル系
繊維は、熱融着繊維と主体繊維を製造することが容易で
あり、好ましい例である。すなわち、共重合ポリエステ
ルの共重合割合を変えることにより溶融温度を変えるこ
とができる。
【0010】本発明の繊維成形体を被覆する表皮材
(2)としては各種のものが使用できるが、繊維成形体
と同様にリサイクルするためには、同種の繊維からなる
繊維製の表皮材が好ましい。表皮材は、編織布、不織布
またはそれらの複合体のいずれであってもよい。表皮材
は、繊維成形体と接する面、すなわち裏面に面ファスナ
ーの係合素子と係合する起毛繊維又はループ繊維を有す
ることが必要である。起毛繊維又はループ繊維の付与
は、上述の繊維成型体の場合と同様である。また起毛繊
維又はループ繊維の好適太さ及び長さに関しても上述の
繊維成形体の場合と同様である。本発明において、繊維
成形体と表皮材は面ファスナーで係止され、該係止を外
すことにより、繊維成形体と表皮材の分離回収が容易に
行われる。
(2)としては各種のものが使用できるが、繊維成形体
と同様にリサイクルするためには、同種の繊維からなる
繊維製の表皮材が好ましい。表皮材は、編織布、不織布
またはそれらの複合体のいずれであってもよい。表皮材
は、繊維成形体と接する面、すなわち裏面に面ファスナ
ーの係合素子と係合する起毛繊維又はループ繊維を有す
ることが必要である。起毛繊維又はループ繊維の付与
は、上述の繊維成型体の場合と同様である。また起毛繊
維又はループ繊維の好適太さ及び長さに関しても上述の
繊維成形体の場合と同様である。本発明において、繊維
成形体と表皮材は面ファスナーで係止され、該係止を外
すことにより、繊維成形体と表皮材の分離回収が容易に
行われる。
【0011】本発明で使用する面ファスナー(3)は、
その両面に多数の係合素子を有するものである(以下、
面ファスナー(3)を両面面ファスナーと称すことがあ
る)。この係合素子のうち、両面面ファスナーの片面に
存在するものは、上記の繊維成形体(1)の表面の起毛
繊維又はループ繊維と係合し、もう一方の面に存在する
ものは、表皮材(2)の裏面の起毛繊維又はループ繊維
と係合するものであり、通常フック状係合素子といわれ
るものである。フック状係合素子としては、モノフィラ
メントから製造されるかぎ状の素子、キノコ状の素子
や、樹脂を成形して得られるかぎ状の素子、キノコ状の
素子、矢じり状の素子などがあり、本発明においてはい
ずれのものも使用できる。
その両面に多数の係合素子を有するものである(以下、
面ファスナー(3)を両面面ファスナーと称すことがあ
る)。この係合素子のうち、両面面ファスナーの片面に
存在するものは、上記の繊維成形体(1)の表面の起毛
繊維又はループ繊維と係合し、もう一方の面に存在する
ものは、表皮材(2)の裏面の起毛繊維又はループ繊維
と係合するものであり、通常フック状係合素子といわれ
るものである。フック状係合素子としては、モノフィラ
メントから製造されるかぎ状の素子、キノコ状の素子
や、樹脂を成形して得られるかぎ状の素子、キノコ状の
素子、矢じり状の素子などがあり、本発明においてはい
ずれのものも使用できる。
【0012】通常の面ファスナーは、片面のみに多数の
フック状係合素子を有するものである。これに対して、
本発明で使用する面ファスナー(3)は、繊維成形体
(1)の表面と表皮材(2)の裏面を係合するため、面
ファスナーの両面にフック状係合素子を持っていること
が必要である。両面にフック状係合素子を有する面ファ
スナーは、一方の面に該素子を有する面ファスナー2枚
を、係合素子面が外側となるように接着または融着して
製造することができる。また、基板およびその両面に立
設するフック状係合素子の断面形状のスリットを有する
ダイから熱可塑性樹脂を溶融押出して、連続したフック
状係合素子前駆体を有する基板を作製し、次にこの前駆
体に、基板の長さ方向にほぼ直交する方向に微細間隔で
切れ目を入れ、そして、その成形体を長さ方向に延伸し
て、フック状係合素子前駆体を独立したフック状係合素
子とすることにより、基板の両面に多数の膨頭部を有す
るフック状係合素子が立設した成形体を得ることもでき
る。さらに、フック状の窪みを多数有し、基板に相当す
る厚さのクリアランスを設けたロール間に熱可塑性樹脂
を流し、冷却固化後に、ローラーから取り出すことによ
っても、両面にフック状係合素子を有する面ファスナー
が得られる。
フック状係合素子を有するものである。これに対して、
本発明で使用する面ファスナー(3)は、繊維成形体
(1)の表面と表皮材(2)の裏面を係合するため、面
ファスナーの両面にフック状係合素子を持っていること
が必要である。両面にフック状係合素子を有する面ファ
スナーは、一方の面に該素子を有する面ファスナー2枚
を、係合素子面が外側となるように接着または融着して
製造することができる。また、基板およびその両面に立
設するフック状係合素子の断面形状のスリットを有する
ダイから熱可塑性樹脂を溶融押出して、連続したフック
状係合素子前駆体を有する基板を作製し、次にこの前駆
体に、基板の長さ方向にほぼ直交する方向に微細間隔で
切れ目を入れ、そして、その成形体を長さ方向に延伸し
て、フック状係合素子前駆体を独立したフック状係合素
子とすることにより、基板の両面に多数の膨頭部を有す
るフック状係合素子が立設した成形体を得ることもでき
る。さらに、フック状の窪みを多数有し、基板に相当す
る厚さのクリアランスを設けたロール間に熱可塑性樹脂
を流し、冷却固化後に、ローラーから取り出すことによ
っても、両面にフック状係合素子を有する面ファスナー
が得られる。
【0013】両面にフック状係合素子を有する面ファス
ナーのフック状係合素子の本数としては片面で10〜1
00本/cm2が係合性の点で好ましい。またフック状
係合素子の高さとしては0.5〜5mmの範囲が貫入性
の点で好ましい。更に本発明において、フック状係合素
子は、両面ともに同一形状のものであっても、異なる形
状のものであってもよい。
ナーのフック状係合素子の本数としては片面で10〜1
00本/cm2が係合性の点で好ましい。またフック状
係合素子の高さとしては0.5〜5mmの範囲が貫入性
の点で好ましい。更に本発明において、フック状係合素
子は、両面ともに同一形状のものであっても、異なる形
状のものであってもよい。
【0014】両面面ファスナーは、リサイクルの点か
ら、繊維成形体と同種のポリエステル系樹脂製とするこ
とが好ましい。また成形性の点からは、ポリプロピレン
などのポリオレフィン樹脂を用いることも好ましい。本
発明では、面ファスナー(3)と表皮材(2)の分離お
よび面ファスナー(3)と繊維成形体(1)の分離が極
めて容易であることから、異種の材料であっても、面フ
ァスナーだけを回収するのが容易であり、面ファスナー
が繊維成形体(1)や表皮材(2)の材質と相違するも
のであっても、リサイクルを妨げる問題とはならない。
従来の樹脂発泡体のように、成型時に、直接、面ファス
ナーを発泡成形体に埋め込み、表皮材を被覆した座席で
は、リサイクルする際に発泡体と面ファスナーの分離が
極めて困難であるという問題点を有していたが、本発明
ではそのような問題点は生じない。
ら、繊維成形体と同種のポリエステル系樹脂製とするこ
とが好ましい。また成形性の点からは、ポリプロピレン
などのポリオレフィン樹脂を用いることも好ましい。本
発明では、面ファスナー(3)と表皮材(2)の分離お
よび面ファスナー(3)と繊維成形体(1)の分離が極
めて容易であることから、異種の材料であっても、面フ
ァスナーだけを回収するのが容易であり、面ファスナー
が繊維成形体(1)や表皮材(2)の材質と相違するも
のであっても、リサイクルを妨げる問題とはならない。
従来の樹脂発泡体のように、成型時に、直接、面ファス
ナーを発泡成形体に埋め込み、表皮材を被覆した座席で
は、リサイクルする際に発泡体と面ファスナーの分離が
極めて困難であるという問題点を有していたが、本発明
ではそのような問題点は生じない。
【0015】本発明の表皮材を被覆した繊維成形体は、
表面に起毛繊維又はループ繊維を有する繊維成形体
(1)の表面の所定の位置に両面面ファスナー(3)の
片面を接合し、その上に表皮材(2)を被せ、表皮材
(2)の裏面にある起毛繊維又はループ繊維と両面面フ
ァスナー(3)の他の片面を接合して、表皮材(2)を
繊維成形体(1)に固定する方法で製造される。また、
表皮材(2)の裏面に両面面ファスナー(3)の片面を
接合し、それを繊維成形体(1)に被せ、両面面ファス
ナー(3)の、表皮材(2)接合側と反対側の面に存在
するフック状係合素子と繊維成形体表面に存在する起毛
繊維又はループ繊維とを係合させることにより表皮材を
繊維成型体に固定する方法を用いてもよい。
表面に起毛繊維又はループ繊維を有する繊維成形体
(1)の表面の所定の位置に両面面ファスナー(3)の
片面を接合し、その上に表皮材(2)を被せ、表皮材
(2)の裏面にある起毛繊維又はループ繊維と両面面フ
ァスナー(3)の他の片面を接合して、表皮材(2)を
繊維成形体(1)に固定する方法で製造される。また、
表皮材(2)の裏面に両面面ファスナー(3)の片面を
接合し、それを繊維成形体(1)に被せ、両面面ファス
ナー(3)の、表皮材(2)接合側と反対側の面に存在
するフック状係合素子と繊維成形体表面に存在する起毛
繊維又はループ繊維とを係合させることにより表皮材を
繊維成型体に固定する方法を用いてもよい。
【0016】繊維成形体と表皮材の固定位置が不適当で
あれば、表皮材を両面面ファスナーから剥離しあるいは
繊維成形体を両面面ファスナーから剥離し再度係合し直
すことができる。
あれば、表皮材を両面面ファスナーから剥離しあるいは
繊維成形体を両面面ファスナーから剥離し再度係合し直
すことができる。
【0017】図1に本発明の、表皮材で被覆された繊維
成形体の一部の断面図を示す。図中、表皮材2は、表面
の生地と裏面に接合した不織布からなり、不織布の裏面
が両面面ファスナー3の片面の係合素子係合しており、
また繊維成形体1の表面が該両面面ファスナー3のもう
一方の面の係合素子と係合している。図2には、両面面
ファスナーの概略図を示す。係合素子の形状がキノコ状
であることを示す。
成形体の一部の断面図を示す。図中、表皮材2は、表面
の生地と裏面に接合した不織布からなり、不織布の裏面
が両面面ファスナー3の片面の係合素子係合しており、
また繊維成形体1の表面が該両面面ファスナー3のもう
一方の面の係合素子と係合している。図2には、両面面
ファスナーの概略図を示す。係合素子の形状がキノコ状
であることを示す。
【0018】本発明の、表皮材で被覆された繊維成形体
は、主として、自動車や電車、航空機の座席として用い
られるが、これら以外に、応接用のソファー、ベッドの
クッション等の種々の用途に用いることができる。
は、主として、自動車や電車、航空機の座席として用い
られるが、これら以外に、応接用のソファー、ベッドの
クッション等の種々の用途に用いることができる。
【0019】
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、本発
明はこれら実施例により限定されるものではない。なお
実施例中、%は重量に基づく値である。
明はこれら実施例により限定されるものではない。なお
実施例中、%は重量に基づく値である。
【0020】実施例1 (1)繊維成形体の製造 12デシテックス64mmカット長のポリエステル繊維
(融点:260℃)を70%と6デシテックス51mm
カット長の芯鞘型熱融着性変性ポリエステル繊維(鞘成
分融点:180℃)を30%混綿し、常法により自動車
用座席の形状を有するブロック状の繊維成形体を形成し
た。該繊維成形体の表面は使用した原綿が網状に絡合し
ており、これらの繊維はループ繊維として接合能力を有
していた。 (2)表皮材の製造 目付500g/m2のポリエステル繊維製シンカーパイ
ル丸編地の裏面に不織布を貼り合わせるに際し、6デシ
テックス64mmカット長のポリエステル繊維(融点:
260℃)を80%と6デシテックス51mmカット長
の芯鞘型熱融着性変性ポリエステル繊維(鞘成分融点:
180℃)を20%混綿して目付150g/m2のカー
ドウェッブを作製しながら目付30g/m2のポリエス
テル樹脂製メルトブローン不織布を該カードウェッブの
両面に積層させながらニードリングしてメルトブローン
不織布が一体化したニードルパンチ不織布を作製した。
得られたニードルパンチ不織布の片面にポリエステル系
接着剤を塗布して前記シンカーパイル丸編地と貼り合わ
せつつ圧着させて表皮材を得た。得られた表皮材の裏面
に存在するニードルパンチ不織布の表面にはニードリン
グの跡としてのループが多数形成されており、ループ繊
維が多数存在していた。
(融点:260℃)を70%と6デシテックス51mm
カット長の芯鞘型熱融着性変性ポリエステル繊維(鞘成
分融点:180℃)を30%混綿し、常法により自動車
用座席の形状を有するブロック状の繊維成形体を形成し
た。該繊維成形体の表面は使用した原綿が網状に絡合し
ており、これらの繊維はループ繊維として接合能力を有
していた。 (2)表皮材の製造 目付500g/m2のポリエステル繊維製シンカーパイ
ル丸編地の裏面に不織布を貼り合わせるに際し、6デシ
テックス64mmカット長のポリエステル繊維(融点:
260℃)を80%と6デシテックス51mmカット長
の芯鞘型熱融着性変性ポリエステル繊維(鞘成分融点:
180℃)を20%混綿して目付150g/m2のカー
ドウェッブを作製しながら目付30g/m2のポリエス
テル樹脂製メルトブローン不織布を該カードウェッブの
両面に積層させながらニードリングしてメルトブローン
不織布が一体化したニードルパンチ不織布を作製した。
得られたニードルパンチ不織布の片面にポリエステル系
接着剤を塗布して前記シンカーパイル丸編地と貼り合わ
せつつ圧着させて表皮材を得た。得られた表皮材の裏面
に存在するニードルパンチ不織布の表面にはニードリン
グの跡としてのループが多数形成されており、ループ繊
維が多数存在していた。
【0021】(3)両面ファスナーの製造 20Gのダブルラッセル編み機を用いて地糸として22
5デニール48フィラメントのポリエステル繊維を用
い、パイル糸としてポリプロピレン製250デニールモ
ノフィラメントを用いて編立を行った後、生地厚み方向
に対してセンターカットしてパイル高さが2.0mmの
生地を得た。該生地のパイル面先端に熱板を接触させる
ことにより、膨頭部を有する高さ1.5mmのキノコ状
係合素子を有する面ファスナー雄材を得た。次に、上記
で得られた面ファスナー雄材2枚を3mm厚の発泡ポリ
ウレタンシートを介して裏面同士を固定一体化した。す
なわち、発泡ポリウレタンシートの片面を直火により表
面を溶融しつつ該面ファスナー雄材の裏面を重ね合わせ
圧着して貼り合わせ、更に該発泡ポリウレタンシートの
もう一方の面を直火により溶融しつつ該面ファスナー雄
材の裏面を重ね合わせて圧着することにより両面が面フ
ァスナー雄材である面ファスナーを得た。
5デニール48フィラメントのポリエステル繊維を用
い、パイル糸としてポリプロピレン製250デニールモ
ノフィラメントを用いて編立を行った後、生地厚み方向
に対してセンターカットしてパイル高さが2.0mmの
生地を得た。該生地のパイル面先端に熱板を接触させる
ことにより、膨頭部を有する高さ1.5mmのキノコ状
係合素子を有する面ファスナー雄材を得た。次に、上記
で得られた面ファスナー雄材2枚を3mm厚の発泡ポリ
ウレタンシートを介して裏面同士を固定一体化した。す
なわち、発泡ポリウレタンシートの片面を直火により表
面を溶融しつつ該面ファスナー雄材の裏面を重ね合わせ
圧着して貼り合わせ、更に該発泡ポリウレタンシートの
もう一方の面を直火により溶融しつつ該面ファスナー雄
材の裏面を重ね合わせて圧着することにより両面が面フ
ァスナー雄材である面ファスナーを得た。
【0022】表皮材で被覆された繊維成形体の製造 上記(1)(2)(3)で得られた繊維成形体と表皮材
と両面面ファスナー雄材を用いて、該面ファスナー雄材
が中間になる様に(1)の所定の位置にセットした後、
(1)の表皮材を積層して密着させることにより、表皮
材で被覆された繊維成形体を製造した。尚、繊維成形体
(1)に凸面または凹面を有していても、両面面ファス
ナー雄材(3)は面に沿って十分に係合し、表皮材は、
繊維成形体の凹面および凸面に忠実に沿って被覆するこ
とができた。更に、該繊維成形体に表皮材側から圧縮等
の変形を与えても、面ファスナー(3)と被係合材
(1)および(2)との脱着による異音も無く、良好な
係合性を発揮した。また、この表皮材を被覆した繊維成
形体は、繊維成形体(1)、表皮材(2)および両面面
ファスナー(3)に容易に分離することができ、リサイ
クルに何ら支障を生じなかった。
と両面面ファスナー雄材を用いて、該面ファスナー雄材
が中間になる様に(1)の所定の位置にセットした後、
(1)の表皮材を積層して密着させることにより、表皮
材で被覆された繊維成形体を製造した。尚、繊維成形体
(1)に凸面または凹面を有していても、両面面ファス
ナー雄材(3)は面に沿って十分に係合し、表皮材は、
繊維成形体の凹面および凸面に忠実に沿って被覆するこ
とができた。更に、該繊維成形体に表皮材側から圧縮等
の変形を与えても、面ファスナー(3)と被係合材
(1)および(2)との脱着による異音も無く、良好な
係合性を発揮した。また、この表皮材を被覆した繊維成
形体は、繊維成形体(1)、表皮材(2)および両面面
ファスナー(3)に容易に分離することができ、リサイ
クルに何ら支障を生じなかった。
【0023】実施例2 表皮材(2)および繊維成形体(1)は実施例1と同一
のものを使用した。一方、両面面ファスナー(3)は、
連続射出成型機により製造されたキノコ状のオレフィン
系面ファスナー雄材の裏面どうしを接着剤で貼り合わせ
て、各面に存在する係合素子密度が50本/cm2であ
る両面面ファスナー(3)を得た。得られた両面面ファ
スナー(3)と上記した表皮材(2)と繊維成形体
(1)とを所定の位置となるように実施例1と同様の方
法で積層させて相互を係合させた。得られた表皮材被覆
繊維成形体は、実施例1と同様に沿形性に優れ、またリ
サイクル性にも優れたものであった。
のものを使用した。一方、両面面ファスナー(3)は、
連続射出成型機により製造されたキノコ状のオレフィン
系面ファスナー雄材の裏面どうしを接着剤で貼り合わせ
て、各面に存在する係合素子密度が50本/cm2であ
る両面面ファスナー(3)を得た。得られた両面面ファ
スナー(3)と上記した表皮材(2)と繊維成形体
(1)とを所定の位置となるように実施例1と同様の方
法で積層させて相互を係合させた。得られた表皮材被覆
繊維成形体は、実施例1と同様に沿形性に優れ、またリ
サイクル性にも優れたものであった。
【0024】実施例3 表皮材(2)の生地として実施例1のシンカーベロアを
用い、その裏面の所定位置に発泡ポリウレタンを介し
て、ループ状面ファスナー雌材をフレームラミネーショ
ンにより接合した。該面ファスナー雌材は、24ゲージ
シンカー丸編機を用いて以下の条件で製造したものであ
る。すなわち160℃熱融着のポリエステル製芯鞘仮撚
糸250デニール48フィラメントを地糸とし、パイル
糸として210デニール48フィラメントのナイロン製
フィラメントを用いて、パイル長1.2mmとして編み
立てた。得られた編地を拡布して180℃のセットを行
なって、地糸部を融着してパイル抜けを防止した面ファ
スナー雌材を得た。該面ファスナー雌材は、ループ面が
外側となるように上記表皮材と接着した。一方、両面面
ファスナー雄材は、片側の面が前記表皮材の面ファスナ
ー雌材と係合するので、用いる面ファスナー雄材として
下記の面ファスナー雄材を用い、両面面ファスナーとな
るもう一方の面ファスナー雄材は実施例1と同一のもの
を使用した。すなわち、ループ面に対する係合素子とし
てはパイル高さが1.5mmのパイル織物を鈎状カット
した面ファスナー雄材を使用した。上記の2種類の面フ
ァスナー雄材を実施例1と同様に接着剤により接合させ
た。これを前記した表皮材(2)と繊維成形体(1)の
中間層に挟み込んで積層構造体として圧着接合して、表
皮材が被覆された繊維成形体を得た。この実施例により
得られた繊維成形体も、上記実施例1や2と同様に、沿
形性に優れ、またリサイクル性にも優れたものであっ
た。
用い、その裏面の所定位置に発泡ポリウレタンを介し
て、ループ状面ファスナー雌材をフレームラミネーショ
ンにより接合した。該面ファスナー雌材は、24ゲージ
シンカー丸編機を用いて以下の条件で製造したものであ
る。すなわち160℃熱融着のポリエステル製芯鞘仮撚
糸250デニール48フィラメントを地糸とし、パイル
糸として210デニール48フィラメントのナイロン製
フィラメントを用いて、パイル長1.2mmとして編み
立てた。得られた編地を拡布して180℃のセットを行
なって、地糸部を融着してパイル抜けを防止した面ファ
スナー雌材を得た。該面ファスナー雌材は、ループ面が
外側となるように上記表皮材と接着した。一方、両面面
ファスナー雄材は、片側の面が前記表皮材の面ファスナ
ー雌材と係合するので、用いる面ファスナー雄材として
下記の面ファスナー雄材を用い、両面面ファスナーとな
るもう一方の面ファスナー雄材は実施例1と同一のもの
を使用した。すなわち、ループ面に対する係合素子とし
てはパイル高さが1.5mmのパイル織物を鈎状カット
した面ファスナー雄材を使用した。上記の2種類の面フ
ァスナー雄材を実施例1と同様に接着剤により接合させ
た。これを前記した表皮材(2)と繊維成形体(1)の
中間層に挟み込んで積層構造体として圧着接合して、表
皮材が被覆された繊維成形体を得た。この実施例により
得られた繊維成形体も、上記実施例1や2と同様に、沿
形性に優れ、またリサイクル性にも優れたものであっ
た。
【0025】以上の実施例に示した通り、面ファスナー
雌材の係合素子が実施例1および2で示した不織布であ
る場合には、両面面ファスナーの係合素子はキノコ状係
合素子が好ましく、明確なループ構造である面ファスナ
ー雌材の場合には、鈎状の係合素子が好ましい。したが
って、両面面ファスナー雄材(3)としては係合する相
手(1)および(2)の形状を加味した設計を行うのが
好ましい。
雌材の係合素子が実施例1および2で示した不織布であ
る場合には、両面面ファスナーの係合素子はキノコ状係
合素子が好ましく、明確なループ構造である面ファスナ
ー雌材の場合には、鈎状の係合素子が好ましい。したが
って、両面面ファスナー雄材(3)としては係合する相
手(1)および(2)の形状を加味した設計を行うのが
好ましい。
【0026】
【発明の効果】本発明の、表皮材で被覆された繊維成形
体は、繊維成形体に面ファスナーを設置すること、およ
び繊維成形体と表皮材の係合固定が容易であり、さらに
この表皮材で被覆された繊維成形体をリサイクルする際
に、各部材への分離回収が容易である。
体は、繊維成形体に面ファスナーを設置すること、およ
び繊維成形体と表皮材の係合固定が容易であり、さらに
この表皮材で被覆された繊維成形体をリサイクルする際
に、各部材への分離回収が容易である。
【図1】本発明の繊維成形体の断面図を示す。
【図2】両面面ファスナーの概略図を示す。
1:表皮材 2:両面面ファスナー 3:繊維成形体 4:係合素子
Claims (1)
- 【請求項1】 表面に起毛繊維又はループ繊維を有する
繊維成形体(1)の該表面が、裏面に起毛繊維又はルー
プ繊維を有する表皮材(2)により被覆された繊維成形
体であって、(1)の表面の起毛繊維又はループ繊維
が、表面および裏面に多数の係合素子を有する面ファス
ナー(3)の一方の面に存在している係合素子と係合
し、且つ(2)の裏面の起毛繊維又はループ繊維が、
(3)のもう一方の面に存在している係合素子と係合し
ていることを特徴とする表皮材により被覆された繊維成
形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000288587A JP2002095504A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 表皮材により被覆された繊維成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000288587A JP2002095504A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 表皮材により被覆された繊維成形体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002095504A true JP2002095504A (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=18772156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000288587A Withdrawn JP2002095504A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 表皮材により被覆された繊維成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002095504A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011190604A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Kuraray Fastening Co Ltd | 網戸取付け用面ファスナー |
JP2014213003A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | クラレファスニング株式会社 | 表皮材で被覆された座席 |
WO2016063629A1 (ja) * | 2014-10-20 | 2016-04-28 | 株式会社タチエス | 面ファスナー部材およびそれを用いたシート |
CN115233353A (zh) * | 2021-04-22 | 2022-10-25 | 台湾百和工业股份有限公司 | 自粘纤维结构以及自粘织物结构 |
-
2000
- 2000-09-22 JP JP2000288587A patent/JP2002095504A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011190604A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Kuraray Fastening Co Ltd | 網戸取付け用面ファスナー |
JP2014213003A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | クラレファスニング株式会社 | 表皮材で被覆された座席 |
WO2016063629A1 (ja) * | 2014-10-20 | 2016-04-28 | 株式会社タチエス | 面ファスナー部材およびそれを用いたシート |
CN115233353A (zh) * | 2021-04-22 | 2022-10-25 | 台湾百和工业股份有限公司 | 自粘纤维结构以及自粘织物结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070713 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090209 |