以下に、一つの実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明する。なお、本明細書においては基本的に、ユーザ側を前方、ユーザから遠い側を後方、ユーザから見て左側を左方、ユーザから見て右側を右方、ユーザから見て上方を上方、ユーザから見て下方を下方と定義する。また、実施形態に係る構成要素や、当該要素の説明について、複数の表現を併記することがある。当該構成要素及び説明について、記載されていない他の表現がされることは妨げられない。さらに、複数の表現が記載されない構成要素及び説明について、他の表現がされることは妨げられない。
図1は、一つの実施の形態に係るテレビジョン受像装置(以下、テレビと称する)10を示す斜視図である。テレビ10は、映像表示装置の一例である。なお、映像表示装置はテレビ10に限らず、ポータブルコンピュータ、ディスプレイ、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイス、及びカーナビゲーションシステムのような種々の装置であっても良い。図1に示すように、テレビ10は、表示装置11と、スタンド12とを有する。
図面に示されるように、本明細書において、X軸、Y軸及びZ軸が定義される。X軸とY軸とZ軸とは、互いに直交する。X軸は、テレビ10の幅(長さ)に沿う。Y軸は、テレビ10の奥行(厚み)に沿う。Z軸は、テレビ10の高さに沿う。
表示装置11は、電波又はケーブルを用いて送信される信号を受信するとともに、当該信号から映像及び音声を再生する。なお、本明細書において、映像は、例えば、静止画、動画、及び単色画面を含む。表示装置11は、スタンド12によって支持される。なお、表示装置11はこれに限らず、例えば壁に掛けられても良い。
表示装置11は、ディスプレイモジュール21と、ユニットカバー22とを有する。ディスプレイモジュール21は、例えば、表示部、部品、ユニット、又はモジュールとも称され得る。ユニットカバー22は、カバーの一例であり、例えば、ケース、筐体、又は部品とも称され得る。
本実施形態におけるディスプレイモジュール21は、液晶ディスプレイ(LCD)である。なお、ディスプレイモジュール21はこれに限らず、例えば、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、及び電子ペーパーのような、他の映像を表示する部品であっても良い。
ディスプレイモジュール21は、画面21aを有する。画面21aは、Y軸に沿う方向である前方に向く。ディスプレイモジュール21は、テレビ10が受信した信号に基づく映像を、画面21aに表示する。なお、画面21aに表示される映像はこれに限らない。
図2は、図1のF2−F2線に沿って表示装置11を示す断面図である。図3は、表示装置11の一部を拡大して示す断面図である。図4は、表示装置11の他の一部を拡大して示す断面図である。
図2乃至図4に示すように、ディスプレイモジュール21は、複数の光源31(図2に示す)と、複数の光学シート32と、液晶パネル33と、バックカバー34と、バックカバーシールド35(図4に示す)と、ミドルフレーム36と、フロントカバー37と、複数の第1のネジ38(図3に示す)と、複数の第2のネジ39(図4に示す)とを有する。
光学シート32は、光学部材の一例であり、例えば、部品又は部材とも称され得る。液晶パネル33は、例えば、表示部、部品、又は部材とも称され得る。バックカバーシールド35は、支持部材の一例である。ミドルフレーム36は、フレーム部材の一例である。フロントカバー37は、ベゼル部材の一例である。バックカバー34、バックカバーシールド35、ミドルフレーム36、及びフロントカバー37は、例えば、カバー、保持部、又は部品とも称され得る。第1のネジ38は、固定部材の一例であり、例えば、締結部材とも称され得る。
光源31は、例えばLEDである。なお、光源31はこれに限らず、例えば、冷陰極管のような他の光源であっても良い。図2に示すように、複数の光源31は、所定の間隔で並んで配置される。光源31は、前方に向かって光を発する。
複数の光学シート32は、例えば、拡散シート、プリズムシート、及び反射シートのような互いに重ねられた種々の部材である。光学シート32は、光源31に面する。光学シート32は、例えば、光源31から入射された光を均一化して、液晶パネル33に向かって出射する。なお、光学シート32はこれに限られない。
液晶パネル33は、例えば、液晶、ガラス基板、及び偏光板のような種々の部材を有する。液晶パネル33は、光学シート32に面する。すなわち、光学シート32は、光源31と液晶パネル33との間に配置される。
液晶パネル33は、ディスプレイモジュール21の画面21aを形成し、テレビ10が受信した信号に基づく画像を形成する。当該画像を形成する液晶パネル33に、光学シート32によって均一化された光が入射することにより、画面21aに映像が表示される。なお、ディスプレイモジュール21の画面21aが映像を表示する方法はこれに限られない。
バックカバー34は、ディスプレイモジュール21の背面21bの少なくとも一部を形成する部品である。バックカバー34は、概略的に述べると、略矩形(四角形)の底面を有するとともに一方の底面が開放された錐台の箱型に形成される。バックカバー34は、例えばプレス加工された金属板によって作られる。なお、バックカバー34は他の材料によって作られても良い。バックカバー34は、底壁41(図2に示す)と、第1の枠壁42と、第1の縁部43と、斜壁44と、を有する。第1の縁部43は、第3の延部の一例であり、例えば、壁又は部分とも称され得る。
底壁41は、略矩形(四角形)の板状の部分であり、バックカバー34の底面34aを形成する。底面34aは、前方に向く略平坦な面である。なお、底面34aに、凹凸や開口が設けられても良い。底面34aは、複数の光源31を支持する。
図3に示す第1の枠壁42は、略矩形(四角形)の枠状の部分である。第1の枠壁42は、底壁41よりも前方に位置する。第1の枠壁42は、第1の支持面42aと、外縁部42bと、内縁部42cとを有する。
第1の支持面42aは、前方に向く略平坦な枠状の面である。第1の支持面42aは、光学シート32に面する。第1の支持面42aは、光学シート32に接しても良いし、光学シート32から離間しても良い。
第1の縁部43は、第1の枠壁42の外縁部42bから前方に向かって延びる板状の部分である。なお、第1の縁部43が延びる方向は、Y軸に対して傾斜しても良いし、後方に延びても良い。言い換えると、第1の縁部43は、画面21aに向かって延びる。第1の縁部43は、略矩形の第1の枠壁42の外縁部42bから延びるため、略矩形の枠状に形成される。なお、第1の縁部43はこれに限られない。
斜壁44は、底壁41の縁部と、第1の枠壁42の内縁部42cとを接続する板状の部分である。斜壁44は、第1の枠壁42の内壁部42cから、先細るように底壁41の縁部に向かって延びる。
斜壁44の一部に、ディスプレイモジュール21をユニットカバー22に固定するための固定部44aが設けられる。固定部44aは、例えば、略鉛直な平面と、ネジ孔とを有する。
図4に示すバックカバーシールド35は、例えば、バックカバー34に取り付けられた基板のような種々の部品を覆う部品である。バックカバーシールド35は、バックカバー34に取り付けられ、後方からバックカバー34の一部を覆う。バックカバー34とバックカバーシールド35とは、ディスプレイモジュール21の背面21bを形成する。
ディスプレイモジュール21の背面21bは、画面21aの反対側に位置し、後方に向くディスプレイモジュール21の一部である。なお、背面21bが向く方向は、Y軸に対して傾斜しても良い。位置によって、バックカバー34の底壁41、第1の枠壁42、及び斜壁44と、バックカバーシールド35と、のような種々の部分が、背面21bを形成する。
ミドルフレーム36は、例えば、光学シート32と液晶パネル33との間に隙間を介在させるとともに、当該光学シート32及び液晶パネル33を支持する部品である。ミドルフレーム36は、例えば合成樹脂によって作られる。なお、ミドルフレーム36は他の材料によって作られても良い。ミドルフレーム36は、第2の枠壁51と、第2の縁部52と、第1の挿入口53とを有する。第2の枠壁51は、支持部の一例であり、例えば、縁、壁、又は部分とも称され得る。第2の縁部52は、第2の延部の一例であり、例えば、壁又は部分とも称され得る。
第2の枠壁51は、略矩形(四角形)の枠状の部分である。第2の枠壁51は、第2の支持面51aと、第3の支持面51bと、外縁部51cと、内縁部51dとを有する。
第2の支持面51aは、後方に向く枠状の面である。第2の支持面51aは、光学シート32に面する。なお、第2の支持面51aは、光学シート32に接しても良いし、光学シート32から離間しても良い。複数の光学シート32は、バックカバー34の第1の枠壁42の第1の支持面42aと、ミドルフレーム36の第2の枠壁51の第2の支持面51aとの間に保持される。
第3の支持面51bは、前方に向く略平坦な枠状の面である。第3の支持面51bは、第2の支持面51aの反対側に位置する。第3の支持面51bは、液晶パネル33に面する。第3の支持面51bに、第1のゴム55が貼り付けられる。第3の支持面51bは、第1のゴム55を介して、液晶パネル33を支持する。
第2の縁部52は、第2の枠壁51の外縁部51cから後方に向かって延びる板状の部分である。なお、第2の縁部52が延びる方向は、Y軸に対して傾斜しても良い。第2の縁部52は、略矩形の第2の枠壁51の外縁部51cから延びるため、略矩形の枠状に形成される。なお、第2の縁部52はこれに限られない。
第1の挿入口53は、枠状の第2の縁部52の内側に設けられる。言い換えると、第1の挿入口53は、第2の枠壁51の外縁部51cに設けられる。第1の挿入口53は、後方に向かって開口するとともに、第2の縁部52及び第2の枠部51の外縁部51cに沿って延びる溝である。第1の挿入口53は底を有する凹部であるが、底が無い孔であっても良い。
第1の挿入口53に、バックカバー34の第1の縁部43の先端部が挿入される。第1の挿入口53に挿入された第1の縁部43は、第2の縁部52に囲まれる。第1の縁部43は、第2の縁部52に沿って延びており、第2の縁部52に重ねられる。なお、本実施形態において、第1の縁部43は、第2の縁部52の内側に重ねられるが、第2の縁部52の外側に重ねられても良い。
第2の枠壁51の内縁部51dは、略矩形の開口部を形成する。光学シート32によって均一化された光源31の光は、内縁部51dが形成する開口部を通って液晶パネル33に入射する。
フロントカバー37は、例えば、液晶パネル33を支持及び保護する部品である。フロントカバー37は、例えばプレス加工された金属板によって作られる。なお、フロントカバー37は他の材料によって作られても良い。フロントカバー37は、第3の枠壁61と、第3の縁部62とを有する。第3の枠壁61は、覆部の一例であり、例えば、縁、壁、又は部分とも称され得る。第3の縁部62は、第1の延部の一例であり、例えば、壁又は部分とも称され得る。
第3の枠壁61は、略矩形の枠状の部分であり、ディスプレイモジュール21のベゼルを形成する。すなわち、第3の枠壁61は、ディスプレイモジュール21の画面21aを囲む。第3の枠壁61は、第4の支持面61aと、外縁部61bと、内縁部61cとを有する。
第4の支持面61aは、後方に向く略平坦な枠状の面である。第4の支持面61aは、液晶パネル33に面する。第4の支持面61aに、第2のゴム66が貼り付けられる。第4の支持面61aは、第2のゴム66を介して、液晶パネル33を支持する。すなわち、液晶パネル33は、ミドルフレーム36の第2の枠壁51の第3の支持面51bと、フロントカバー37の第3の枠壁61の第4の支持面61aとの間に保持される。
第3の縁部62は、第3の枠壁61の外縁部61bから後方に向かって延びる板状の部分である。なお、第3の縁部62が延びる方向は、Y軸に対して傾斜しても良い。第3の縁部62は、略矩形の第3の枠壁61の外縁部61bから延びるため、略矩形の枠状に形成される。なお、第3の縁部62はこれに限られない。
第3の縁部62は、ミドルフレーム36の第2の縁部52を囲む。第2の縁部52は、第3の縁部62に沿って延びており、第2の縁部52に重ねられる。なお、本実施形態において、第2の縁部52は、第3の縁部62の内側に重ねられるが、第3の縁部62の外側に重ねられても良い。
第3の縁部62は、第1の部分62aと、第2の部分62bとを有する。第1の部分62aは、第3の枠壁61の外縁部61bから延びる部分である。第2の部分62bは、第1の部分62aの端部に接続されるとともに、第1の部分62aと平行に延びる部分である。すなわち、途中で曲げられた第3の縁部62の基端側の部分が第1の部分62aであり、先端側の部分が第2の部分62bである。
第1の部分62aは、ミドルフレーム36の第2の縁部52から離間する。第2の部分62bは、第1の部分62aよりもディスプレイモジュール21の内側に位置し、第2の縁部52に接する。言い換えると、第2の部分62bは、第1の部分62aよりも第2の縁部52に近い。さらに別の表現をすれば、第1の部分62aは、第2の部分62bからディスプレイモジュール21の外部に向かって突出している。
略矩形の枠状に形成された第3の縁部62は、上方に位置する部分と、左方に位置する部分と、右方に位置する部分と、下方に位置する部分と、を有する。第3の縁部62の上方、左方、右方、下方にそれぞれ位置する部分は、第1の部分62a及び第2の部分62bをそれぞれ有する。すなわち、第3の縁部62は、四方に亘って第1の部分62a及び第2の部分62bが形成されるように曲げられる。
第3の枠壁61の内縁部61cは、略矩形の開口部を形成する。液晶パネル33が形成する画面21aに表示される映像は、内縁部61cが形成する開口部を通してユーザに視認される。
バックカバーシールド35は、第4の縁部71を有する。第4の縁部71は、バックカバーシールド35の下端部から前方に向かって延びる板状の部分である。なお、第4の縁部71が延びる方向は、Y軸に対して傾斜しても良い。なお、第4の縁部71はこれに限られない。
第4の縁部71は、第3の枠壁61の下方の外縁部61bから延びる第3の縁部62に外側から重ねられる。なお、第4の縁部71は、第3の縁部62の内側に重ねられても良い。
第4の縁部71は、下面71aと、突片71bとを有する。突片71bは、突出部の一例である。下面71aは、下方に面する略平坦な面である。突片71bは、下面71aから斜め後方に向かって突出する第4の縁部71の一部である。なお、突片71bが突出する方向はこれに限られない。
互いに重ねられた第1の縁部43と、第2の縁部52と、第3の縁部62と、第4の縁部71とは、ディスプレイモジュール21の周壁80を形成する。周壁80は、液晶パネル33の周縁33aを囲む略矩形の枠状の部分である。周縁33aは、画面21aと交差する面である。
周壁80は、フロントカバー37の第3の枠壁61の外縁部61bから後方に向かって延びる。すなわち、周壁80は、画面21aに対して交差する方向に延びる。周壁80が延びる方向は、Y軸に対して傾斜しても良い。
周壁80に、図3の第1の凸部81と、図4の第2の凸部82とが設けられる。第1の凸部81及び第2の凸部82は、例えば、延出部、突出部、張り出し部、嵌合部、挿入部、支持部、突片、又は部分とも称され得る。
図3に示すように、ミドルフレーム36の第2の縁部52の先端部52aと、フロントカバー37の第3の縁部62の先端部62cとが、第1の凸部81を形成する。なお、第1の凸部81は、第2の縁部52及び第3の縁部62の一方によって形成されても良いし、他の部分をさらに有しても良い。第2の縁部52の先端部52aは、第2の縁部52の端面のみならず、当該端面を含む部分である。同様に、第3の縁部62の先端部62cは、第3の縁部62の端面のみならず、当該端面を含む部分である。
第1の凸部81を形成する第2の縁部52の先端部52aと、第3の縁部62の先端部62cとは、ディスプレイモジュール21の背面21bから張り出す。言い換えると、第2の縁部52の先端部52aと、第3の縁部62の先端部62cとは、バックカバー34の第1の枠壁42よりも後方に延びる。後方は、画面の反対側の一例である。なお、第2の縁部52の先端部52aと、第3の縁部62の先端部62cとが張り出す方向はこれに限られず、例えば、Y軸に対して傾斜する方向に張り出しても良い。
第2の縁部52の先端部52aは、第3の縁部62の先端部62cよりも後方に張り出す。言い換えると、第2の縁部52の先端部52aの、バックカバー34の第1の枠壁42よりも後方に延びた部分は、第3の縁部62の先端部62cの、バックカバー34の第1の枠壁42よりも後方に延びた部分よりも長い。
図4に示すように、第4の縁部71の突片71bが、第2の凸部82を形成する。言い換えると、第2の凸部82は、第4の縁部71の、斜め後方に張り出した部分によって形成される。斜め後方は、画面の反対側の一例である。なお、第2の凸部82は、他の部分をさらに有しても良い。また、第2の凸部82が張り出す方向はこれに限られず、例えば、後方に張り出しても良い。
図3では、ミドルフレーム36及びフロントカバー37の上方に位置する部分(X軸に沿う方向に延びる部分)の断面が示される。ミドルフレーム36及びフロントカバー37は、当該ミドルフレーム36及びフロントカバー37の左方及び右方に位置する部分(Z軸に沿う方向に延びる部分)においても、図3と略同一の断面形状を有する。すなわち、ディスプレイモジュール21の背面21bから張り出す第2の縁部52の先端部52aと、第3の縁部62の先端部62cとは、ミドルフレーム36及びフロントカバー37の三方(上方、左方、右方)に亘って連続して設けられる。なお、第2の縁部52の先端部52aと、第3の縁部62の先端部62cとはこれに限られない。例えば、第2の縁部52の先端部52aと、第3の縁部62の先端部62cとは、ディスプレイモジュール21の背面21bから部分的に張り出しても良い。
図4に示すように、第2の凸部82を形成する第4の縁部71の突片71bは、ディスプレイモジュール21の下方に位置する部分(X軸に沿う方向に延びる部分)に設けられる。すなわち、第1の凸部81(第2の縁部52の先端部52a及び第3の縁部62の先端部62c)と、第2の凸部82(第4の縁部71の突片71b)とは、略矩形の周壁80の四方に巡らされる。
図3に示すように、複数の第1のネジ38は、バックカバー34の第1の縁部43、ミドルフレーム36の第2の縁部52、及びフロントカバー37の第3の縁部62の、互いに重ねられた部分を固定する。第1のネジ38は、第2の縁部52の先端部52a及び第3の縁部62の先端部62cから外れた位置で、第1の縁部43、第2の縁部52、及び第3の縁部62を互いに固定する。第1のネジ38は、例えば、第2の縁部52及び第3の縁部62にそれぞれ設けられた孔を通り、第1の縁部43に設けられたネジ孔にネジ留めされる。なお、第1の縁部43、第2の縁部52、及び第3の縁部62は、第1のネジ38に限らず、例えば爪のような他の手段によって互いに固定されても良い。
第1のネジ38の先端は、例えば、光学シート32に面する。さらに、第1のネジ38のネジ頭38aは、第3の縁部62の第2の部分62bに当接する。ネジ頭38aは、第1の部分62aよりもディスプレイモジュール21の内側に位置する。すなわち、ネジ頭38aは、第2の部分62bによって形成された窪みに隠される。
図4に示すように、複数の第2のネジ39は、バックカバー34の第1の縁部43、ミドルフレーム36の第2の縁部52、フロントカバー37の第3の縁部62、及びバックカバーシールド35の第4の縁部71の、互いに重ねられた部分を固定する。第2のネジ39は、第4の縁部71の突片71bから外れた位置で、第1の縁部43、第2の縁部52、第3の縁部62、及び第4の縁部71を互いに固定する。第2のネジ39は、例えば、第2の縁部52、第3の縁部62、及び第4の縁部71に設けられた孔を通り、第1の縁部43に設けられたネジ孔にネジ留めされる。なお、第1の縁部43、第2の縁部52、及び第3の縁部62は、第2のネジ39に限らず、例えば爪のような他の手段によって互いに固定されても良い。
上述のように、ミドルフレーム36及びフロントカバー37の上方、左方、及び右方に位置する部分は、略同一の断面形状を有する。ミドルフレーム36及びフロントカバー37の下方に位置する部分は、ミドルフレーム36及びフロントカバー37の上方、左方、及び右方に位置する部分と異なる断面形状を有する。なお、ミドルフレーム36及びフロントカバー37の上方、左方、右方、及び下方に位置する部分が互いに略同一の断面形状を有しても良い。
ユニットカバー22は、例えば、ガラス繊維を含む合成樹脂によって作られ、前面が開放された扁平な略矩形の箱型に形成される。なお、ユニットカバー22は、他の材料によって作られても良い。
図2に示すように、ユニットカバー22は、表示装置11の側面11aと背面11bとを形成する。側面11aは、上方、下方、左方、及び右方にそれぞれ向く表示装置11の外面である。背面11bは、後方に向く表示装置11の外面である。
図3及び図4に示すように、ユニットカバー22は、外周壁91と、背壁92と、複数の第1のリブ93と、複数の第2のリブ94とを有する。外周壁91は、例えば、支持部、当接部、又は部分とも称され得る。第1のリブ93は、支持壁の一例である。第2のリブ94は、例えば、支持部、当接部、又は部分とも称され得る。
外周壁91は、表示装置11の側面11aを形成する。外周壁91は、略矩形の枠状の部分である。外周壁91の内周面91aは、前方に開口する開口部97を形成する。内周面91aは、内面の一例である。
開口部97は、ディスプレイモジュール21に対応する略矩形の穴である。開口部97に、ディスプレイモジュール21が嵌め込まれる。これにより、ユニットカバー22は、ディスプレイモジュール21を収容する。なお、ユニットカバー22は、回路基板、スピーカ、及びチューナのような種々の部品をさらに収容する。
開口部97にディスプレイモジュール21が嵌め込まれることで、外周壁91は、ディスプレイモジュール21のフロントカバー37の第3の縁部62を囲む。外周壁91は、ミドルフレーム36の第2の縁部52の反対側(外側)から、第3の縁部62を覆う。外周壁91の内周面91aは、第3の縁部62に面する。
上方に位置する外周壁91の一部(上方部分)91bと、左方に位置する外周壁91の一部と、右方に位置する外周壁91の一部とは、互いに略同一の断面形状を有する。下方に位置する外周壁91の一部(下方部分)91cは、外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分と異なる断面形状を有する。なお、外周壁91の上方部分91b、左方部分、右方部分、及び下方部分91cが互いに略同一の断面形状を有しても良い。
外周壁91の上方部分91bの内周面91aと、下方部分91cの内周面91aとは、互いに向かい合う。向かい合う外周壁91の上方部分91bと下方部分91cとの間に、ディスプレイモジュール21が配置される。同様に、外周壁91の左方部分の内周面91aと、右方部分の内周面91aとは、互いに向かい合う。外周壁91の下方部分91cの内周面91aは、窪んでいる。
外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分は、対応する第2の縁部52及び第3の縁部62に沿って延びる。例えば、外周壁91の上方部分91bは、第2の縁部52及び第3の縁部62に沿って、X軸に沿う方向に延びる。
同様に、外周壁91の下方部分81cは、第4の縁部71に沿って延びる。すなわち、外周壁91の下方部分91cは、第4の縁部71に沿って、X軸に沿う方向に延びる。
背壁92は、表示装置11の背面11bを形成する。背壁92は、開口部97に嵌め込まれたディスプレイモジュール21の背面21bを覆う。外周壁91は、背壁92の縁部から前方に延びる。なお、外周壁91が延びる方向は、Y軸に対して傾斜しても良い。
背壁92に、固定部92aが設けられる。固定部92aは、例えば、略鉛直な平面と、孔とを有する。背壁92の固定部92aは、バックカバー34の斜壁44の固定部44aに対応する位置に設けられる。
第3のネジ99が、背壁92の固定部92aを、バックカバー34の斜壁44の固定部44aに固定する。第3のネジ99は、背壁92の固定部92aの孔を通り、斜壁44の固定部44aのネジ孔にネジ留めされる。これにより、ディスプレイモジュール21がユニットカバー22に固定される。なお、ディスプレイモジュール21は、爪のような他の手段によってユニットカバー22に固定されても良い。第3のネジ99は、ディスプレイモジュール21が、ユニットカバー22に対してY軸に沿う方向に移動することを抑制する。
第1のリブ93は、背壁92から前方に向かって延びる板状の部分である。第1のリブ93は、対応する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分と一体に形成される。複数の第1のリブ93は、対応する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分に沿う方向に、隙間を介して並んで配置される。例えば、外周壁91の上方部分91bに対応する複数の第1のリブ93は、X軸に沿う方向に並んで配置される。
第1のリブ93は、端面93aを有する。端面93aは、支持面の一例である。複数の第1のリブ93は、端面93aが対応する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分の内周面91aに隙間を介して面するようにそれぞれ配置される。
第1のリブ93は、対応する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分と直交(交差)する方向に延びる。言い換えると、第1のリブ93は、端面93aが向く方向に延びる。例えば、X軸に沿う方向に延びる外周壁91の上方部分91bに対応する第1のリブ93は、Z軸に沿う方向に延びる。このため、第1のリブ93は、対応するミドルフレーム36の第2の縁部52及びフロントカバー37の第3の縁部62と直交(交差)する方向に延びる。
第1のリブ93は、対応する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分に接続される。第1のリブ93は、図3のように対応する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分に直接的に接続される。しかし、第1のリブ93は、例えば、背壁92を介して対応する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分に接続されても良い。
第1のリブ93と、対応する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分とは、第2の挿入口101を形成する。第2の挿入口101は、例えば、凹部、溝、窪み、又は開口とも称され得る。第2の挿入口101は、第1のリブ93と、対応する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分との間の隙間によって形成される。複数の第2の挿入口101が、対応する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分に沿う方向に並んで設けられる。
第2の挿入口101は、前方に向かって開放される。開口部97にディスプレイモジュール21が嵌め込まれることで、複数の第2の挿入口101に第2の縁部52の先端部52aと、第3の縁部62の先端部62cとが挿入され、嵌め込まれる。言い換えると、第1のリブ93の端面93aと、対応する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分の内周面91aとの間に、第2の縁部52の先端部52aと、第3の縁部62の先端部62cとが配置される。
第1のリブ93の端面93aは、ミドルフレーム36の第2の縁部52の先端部52aを支持する。第1のリブ93及びミドルフレーム36は、それぞれ合成樹脂によって作られる。すなわち、第1のリブ93の第1の凸部81を支持する部分と、第1の凸部81の第1のリブ93に面する部分とが、それぞれ合成樹脂によって作られる。
第2の挿入口101は、底部101aを有する。底部101aは、前方に向く面である。底部101aは、第2の挿入口101に嵌め込まれた第2の縁部52の先端部52a及び第3の縁部62の先端部62cに向く。底部101aは、第1のリブ93によって形成される。なお、底部101aは、外周壁91や背壁92によって形成されても良い。
第2の挿入口101の底部101aに、第2の縁部52の先端部52aが当接しても良い。すなわち、第2の挿入口101の底部101aが、第2の縁部52の先端部52aを支持しても良い。底部101aは、第2の縁部52の先端部52aを支持することで、ディスプレイモジュール21がY軸に沿う方向に移動することを抑制する。第2の縁部52が底部101aに接触しても、フロントカバー37の第3の縁部62は、底部101aから離間する。なお、第3の縁部62が底部101aに接触しても良い。
第2の挿入口101を形成する外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分と第1のリブ93とは、それぞれ、Y軸に沿う方向である前方に向かって延びる。Y軸に沿う方向において、外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分のフロントカバー37の第3の縁部62に面する部分の長さは、第1のリブ93の、ミドルフレーム36の第2の縁部52に面する部分の長さよりも長い。すなわち、Y軸に沿う方向において外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分は、背壁92から、第1のリブ93よりも先に延びる。
図4に示すように、ユニットカバー22は、第1の部分22aと、第2の部分22bとを有する。第2の部分22bは、第1の部分22aに取り外し可能に取り付けられる。例えば、第1の部分22aと第2の部分22bとにそれぞれ設けられた凹凸が互いに嵌合することで、第2の部分22bが第1の部分22aに取り付けられる。
第1の部分22aは、外周壁91の上方部分91b、左方部分、及び右方部分と、背壁92と、複数の第1のリブ93とを有する。第2の部分22bは、外周壁91の下方部分91cと、複数の第2のリブ94とを有する。なお、第1の部分22aと第2の部分22bとはこれに限られない。
第2の部分22bは、内壁105をさらに有する。内壁105は、ディスプレイモジュール21の背面21bの一部を覆う。例えば、内壁105は、バックカバーシールド35の少なくとも一部を覆う。第2の部分22bが第1の部分22aに取り付けられると、内壁105は、ユニットカバー22の内部に配置される。内壁105は、例えば、ディスプレイモジュール21の背面21bにネジによって固定される。
ディスプレイモジュール21の背面21bに、スタンド12が、例えばネジによって取り付けられる。第2の部分22bは、ディスプレイモジュール21とスタンド12との間に配置される。すなわち、ディスプレイモジュール21とスタンド12との間に、第2の部分22bが挟持される。
第1の部分22aは、スタンド12及び第2の部分22bが取り付けられたディスプレイモジュール21に取り付けられる。第1の部分22aがディスプレイモジュール21に取り付けられると、例えば、第1の部分22aに設けられた切欠きのような凹部に、スタンド12及び第2の部分22bが嵌まる。
スタンド12は、第2の部分22bと、第1の部分22aの凹部が設けられた部分との間に配置される。言い換えると、スタンド12は、第1の部分22aと第2の部分22bとが形成する開口部を通って、ユニットカバー22の内部でディスプレイモジュール21に取り付けられる。
第2のリブ94は、内壁105から前方に向かって延びる板状の部分である。第2のリブ94は、対応する外周壁91の下方部分91cと一体に形成される。複数の第2のリブ94は、対応する外周壁91の下方部分91cに沿う方向に、隙間を介して並んで配置される。言い換えると、複数の第2のリブ94は、X軸に沿う方向に並んで配置される。
第2のリブ94は、端面94aを有する。端面94aは、支持面の一例である。複数の第2のリブ94は、端面94aが外周壁91の下方部分91cの内周面91aに隙間を介して面するようにそれぞれ配置される。
第2のリブ94は、対応する外周壁91の下方部分91cと直交(交差)する方向に延びる。すなわち、X軸に沿う方向に延びる外周壁91の下方部分91cに対応する第2のリブ94は、Z軸に沿う方向に延びる。このため、第2のリブ94は、対応するバックカバーシールド35の第4の縁部71と直交(交差)する方向に延びる。
第2のリブ94は、対応する外周壁91の下方部分91cに接続される。第2のリブ94は、図4のように対応する外周壁91の下方部分91cに直接的に接続される。しかし、第2のリブ94は、例えば、内壁105を介して対応する外周壁91の下方部分91cに接続されても良い。
第2のリブ94と、対応する外周壁91の下方部分91cとは、第3の挿入口107を形成する。第3の挿入口107は、例えば、凹部、溝、窪み、又は開口とも称され得る。第3の挿入口107は、第2のリブ94と、対応する外周壁91の下方部分91cとの間の隙間によって形成される。複数の第3の挿入口107が、対応する外周壁91の下方部分91cに沿う方向に並んで設けられる。
第3の挿入口107を形成する外周壁91の下方部分91cと第2のリブ94とは、それぞれ、Y軸に沿う方向である前方に向かって延びる。Y軸に沿う方向において、外周壁91の下方部分91cのフロントカバー37の第3の縁部62に面する部分の長さは、第2のリブ94の、バックカバーシールド35の第4の縁部71の突片71bに面する部分の長さよりも長い。すなわち、Y軸に沿う方向において外周壁91の下方部分91cは、内壁105から、第2のリブ94よりも先に延びる。
第3の挿入口107は、前方に向かって開放される。開口部97にディスプレイモジュール21が嵌め込まれることで、複数の第3の挿入口107に、バックカバーシールド35の第4の縁部71の突片71bが挿入され、嵌め込まれる。言い換えると、第2のリブ94の端面94aと、対応する外周壁91の下方部分91cの内周面91aとの間に、第4の縁部71の突片71bが配置される。
開口部97にディスプレイモジュール21が嵌め込まれることで、ミドルフレーム36の第2の縁部52の先端部52aが、対応する第1のリブ93の端面93aによって支持される。さらに、バックカバーシールド35の第4の縁部71の突片71bは、第2のリブ94の端面94aによって支持される。
例えば、図3に示すように、ミドルフレーム36の第2の縁部52の先端部52aとフロントカバー37の第3の縁部62の先端部62cとが第2の挿入口101に挿入されると、ミドルフレーム36及びフロントカバー37は、第1のリブ93と外周壁91とによって挟持される。後方に延びる第2の縁部52の先端部52aは、第1のリブ93の端面93aに当接して支持される。第3の縁部62の第1の部分62aは、外周壁91に当接して支持される。なお、フロントカバー37の第3の縁部62の第1の部分62aと、外周壁91との間に隙間が存在しても良い。
さらに、図4に示すように、バックカバーシールド35の第4の縁部71の突片71bが第3の挿入口107に挿入されると、バックカバーシールド35、ミドルフレーム36、及びフロントカバー37は、第2のリブ94と外周壁91とによって挟持される。斜め後方に延びる第4の縁部71の突片71bは、第2のリブ94の端面94aに当接して支持される。第3の縁部62の第1の部分62aは、外周壁91に当接して支持される。なお、フロントカバー37の第3の縁部62の第1の部分62aと、外周壁91との間に隙間が存在しても良い。
ミドルフレーム36及びフロントカバー37が、三方(上方、左方、及び右方)に亘って、第1のリブ93と外周壁91とによって支持される。さらに、バックカバーシールド35、ミドルフレーム36、及びフロントカバー37が、下方で、第2のリブ94と外周壁91とによって支持される。このため、外周壁91と、第1のリブ93と、第2のリブ94とは、ディスプレイモジュール21が、ユニットカバー22に対してX軸に沿う方向及びY軸に沿う方向に移動することを抑制する。
ミドルフレーム36の第2の縁部52の先端部52aとフロントカバー37の第3の縁部62の先端部62cとが第2の挿入口101に挿入されると、外周壁91が、第1のネジ38のネジ頭38aを覆う。ネジ頭38aは、外周壁91と、第3の縁部62の第1の部分62aとによって隠される。
上述のように、外周壁91の下方部分91cの内周面91aは、窪んでいる。このため、第4の縁部71の突片71bが第3の挿入口107に挿入されると、外周壁91が第2のネジ39のネジ頭を収容する。第2のネジ39は、外周壁91によって隠される。
ミドルフレーム36の第2の縁部52の先端部分52aが第1のリブ93の端面93aに支持されると、当該第1のリブ93に接続された外周壁91がフロントカバー37に向かって引っ張られる。言い換えると、外周壁91がユニットカバー22の内側に引っ張られる。さらに別の表現をすれば、外周壁91とフロントカバー37とが近づく。
同様に、バックカバーシールド35の第4の縁部71の突片71bが第2のリブ94の端面94aに支持されると、当該第2のリブ94に接続された外周壁91がフロントカバー37に向かって引っ張られる。言い換えると、外周壁91がユニットカバー22の内側に引っ張られる。さらに別の表現をすれば、外周壁91とフロントカバー37とが近づく。
さらに、第2の縁部52の先端部分52aが第1のリブ93の端面93aに支持されるとともに、第4の縁部71の突片71bが第2のリブ94の端面94aによって支持されると、外周壁91の上方部分91bと下方部分91cとが、互いに近づくように撓む。外周壁91の上方部分91bと下方部分91cとは、撓むことで、フロントカバー37に向かって引っ張られる。同様に、外周壁91の左方部分と右方部分とが、互いに近づくように撓み、フロントカバー37に向かって引っ張られる。
以上のように、開口部97にディスプレイモジュール21が嵌め込まれると、外周壁91がフロントカバー37に向かって引っ張られる。これにより、外周壁91と、フロントカバー37との間に隙間が存在する場合、当該隙間が縮小する。
例えばテレビ10が落下することで、テレビ10に衝撃が作用することがある。この場合、液晶パネル33が、フロントカバー37の第3の枠壁61に前方へ向かう力を作用させることがある。
液晶パネル33がフロントカバー37に作用させる上記の力は、フロントカバー37の第3の枠壁61を前方へ捲れさせるような回転方向の力として、フロントカバー37に作用する。このような回転方向の力がフロントカバー37に作用すると、ミドルフレーム36の第2の縁部52の先端部52aを第1のリブ93が支持するとともに、フロントカバー37の第3の縁部62の第1の部分62aを外周壁91が支持する。また、バックカバーシールド35の第4の縁部71の突片71bを第2のリブ94が支持するとともに、フロントカバー37の第3の縁部62の第1の部分62aを外周壁91が支持する。これにより、外周壁91、第1のリブ93、及び第2のリブ94は、フロントカバー37の第3の枠壁61が前方へ捲れることを抑制する。
以上説明した実施形態に係るテレビ10において、ユニットカバー22の第1のリブ93の端面93aが、ミドルフレーム36の第2の縁部52の先端部52aを支持する。これにより、第2の縁部52に沿って延びるフロントカバー37の第3の縁部62と、当該第3の縁部62を覆うユニットカバー22の外周壁91とを互いに近づけるような力が、第3の縁部62及び外周壁91とに作用する。これにより、フロントカバー37の第3の縁部62と、ユニットカバー22との間に隙間が生じることが抑制される。
ミドルフレーム36及びフロントカバー37は、当該ミドルフレーム36及びフロントカバー37の上方、左方、及び右方に位置する部分において、略同一の断面形状を有する。すなわち、フロントカバー37は、第3の縁部62の、第3の枠壁61の左方の端部から延びる部分(左方部分)と、第3の縁部62の、第3の枠壁61の右方の端部から延びる部分(右方部分)とを有する。同様に、ミドルフレーム36は、第2の縁部52の、第2の枠壁51の左方の端部から延びる部分(左方部分)と、第2の縁部52の、第2の枠壁51の右方の端部から延びる部分(右方部分)と、を有する。第3の縁部62の左方部分は、第1の側部の一例であり、第3の縁部62の右方部分は、第2の側部の一例である。また、第2の縁部52の左方部分は、第3の側部の一例であり、第2の縁部52の右方部分は、第4の側部の一例である。複数の第1のリブ93は、第2の縁部52の左方部分を支持する端面93a(第1の支持面の一例)を有する第1のリブ93と、第2の縁部53の右方部分を支持する端面93a(第2の支持面の一例)を有する第1のリブ93とを含む。第2の縁部52の左方部分及び右方部分がそれぞれ第1のリブ93の端面93aに支持されることで、第3の縁部62の左方部分及び右方部分を覆う外周壁91が第3の縁部62に向かって引っ張られる。これにより、フロントカバー37の第3の縁部62と、ユニットカバー22との間に隙間が生じることが抑制される。
第1のネジ38は、第1の縁部43と、第2の縁部52と、第3の縁部62とを固定する。これにより、ディスプレイモジュール21を一体的にユニットカバー22に取り付け、第2の縁部52の先端部52aを第1のリブ93の端面93aに容易に支持させることが可能となる。すなわち、テレビ10の製造性が向上する。
第2の縁部52の先端部52aは、ディスプレイモジュール21の背面21bから張り出す。これにより、第2の縁部52を第1のリブ93の端面93aに容易に支持させることが可能となる。すなわち、テレビ10の製造性が向上する。
バックカバー34の第1の縁部43は、前方に向かって延びる。前方に向かって延びる第1の縁部43と、後方に向かって延びる第2の縁部52及び第3の縁部62とが、第1のネジ38によって固定される。これにより、ディスプレイモジュール21の背面21bから張り出す第2の縁部52の先端部52aの長さがより短くされ得るとともに、第1のリブ93の端面93aに支持される部分(第2の縁部52及び第3の縁部53)の厚みがより薄くされ得る。したがって、テレビ10が小型化され得る。
第3の縁部62が延びるY軸に沿う方向において、外周壁91の内面91aの、第3の縁部62に面する部分の長さは、第1のリブ93の端面93aの、第2の縁部52に面する部分の長さよりも長い。これにより、フロントカバー37の第3の枠壁61を捲れさせるような力がフロントカバー37に作用した場合、外周壁91の内面91aと、第1のリブ93の端面93aとが、第2及び第3の縁部52,62をより確実に支持できる。これにより、フロントカバー37が変形することが抑制される。
第3の縁部62は、第3の枠壁61から延びるとともに第2の縁部52から離間した第1の部分62aと、第1の部分62aから延びるとともに第2の縁部52に接する第2の部分62bとを有する。すなわち、第1の部分62aは第2の部分62bよりも、画面21aに近く、且つ、外周壁91に近い。これにより、フロントカバー37の第3の縁部62と、ユニットカバー22との間に隙間が生じることが抑制される。
ミドルフレーム36の第2の縁部52と、第1のリブ93の端面93aとが、それぞれ樹脂によって作られる。これにより、ミドルフレーム36の第2の縁部52と、第1のリブ93の端面93aとが、互いに接触して削れたり、騒音を生じたりすることが抑制される。
ミドルフレーム36の第2の縁部52の先端部52aは、フロントカバー37の第3の縁部62の先端部62cよりも後方に張り出す。これにより、フロントカバー37の第3の縁部62がユニットカバー22に接触して、ユニットカバー22が削れたり、騒音が生じたりすることが抑制される。
第1のリブ93は、第2の縁部52の先端部52aを支持する端面93aが向く方向に延びる。これにより、第1のリブ93が、第2の縁部52の先端部52aをより確実に支持する。
ユニットカバー22の第2のリブ94の端面94aが、バックカバーシールド35の突片71bを支持する。これにより、バックカバーシールド35が第2のネジ39によって取り付けられたフロントカバー37の第3の縁部62と、当該第3の縁部62を覆うユニットカバー22の外周壁91とが、互いに近づく。これにより、フロントカバー37の第3の縁部62と、ユニットカバー22との間に隙間が生じることが抑制される。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、ベゼル部材の第1の延部に沿って延びる、フレーム部材の第2の延部を、カバーの支持面が支持する。カバーは、ベゼル部材の第1の延部を覆う。これにより、第1の延部とカバーとが近づき、第1の延部とカバーとの間に隙間が生じることが抑制される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施の形態において、第2の延部の先端部の一例である第2の縁部52の先端部52aは、板状の部分であったが、第2の延部の先端部はこれに限られない。例えば、第2の延部の先端部は突起であっても良い。