JP2016074159A - 媒体押さえ部材、及び記録装置 - Google Patents

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Atsushi Majima
淳史 間島
輝彦 若林
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輝彦 若林
英司 熊井
Eiji Kumai
英司 熊井
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平 原
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Abstract

【課題】媒体押さえ部材と媒体支持部との間で安定して媒体を受け入れ、媒体の媒体支持部からの浮き上りを抑制すること。
【解決手段】媒体支持部27の上面27aに装着可能な媒体押さえ部材であって、上面27aとの間に用紙Sを受け入れることが可能な媒体受け入れ部62bを有し、上面27aに装着された状態において、媒体受け入れ部62bは、用紙Sの搬送方向Fの下流から上流に向かって上面27aから離れるように傾斜していることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、媒体押さえ部材、及び当該媒体押さえ部材を備えた記録装置に関する。
従来から、媒体支持部に搬送された用紙などの媒体に対してインクなどを吐出することで印刷を行うインクジェット式のプリンターが知られている。例えば、特許文献1では、媒体支持部にリブを簡易に形成することができる液体噴射装置(記録装置)が提案されている。
特許文献1に記載の記録装置では、媒体支持部が、吸引孔を有する凹部と凹部の中に配置される支持部材とを有し、当該支持部材によって媒体支持部にリブを簡易に形成することができる。円筒状のロール体から巻き解かれた用紙は、搬送ローラーによって媒体支持部に搬送され、媒体支持部に吸着され、液体噴射部から吐出されたインクが着弾し、所定の画像が印刷される。
例えば、円筒状のロール体から巻き解かれた用紙のまき癖によって、用紙が媒体支持部から浮き上がると、用紙と液体噴射部との間の離間距離が不均一になり、印刷品質が低下するおそれがある。このため、媒体押さえ部材を媒体支持部に取り付け(装着し)、用紙の端部を媒体押さえ部材と媒体支持部とで挟み、媒体押さえ部材によって媒体支持部からの用紙の浮き上がりを抑制している。
特開2014−94540号公報
媒体支持部からの用紙の浮き上がりを抑制するためには、搬送ローラーから搬送された用紙の端部を、媒体押さえ部材の用紙の搬送方向の上流側端部と媒体支持部との間で受け入れ、媒体支持部と媒体押さえ部材との間を通過(搬送)させる必要がある。
ところが、円筒状のロール体から巻き解かれた用紙のまき癖によって、用紙が反っていると、媒体押さえ部材の用紙の搬送方向の上流側端部と媒体支持部との間で、用紙の端部を受け入れることが難しいという課題があった。
さらに、媒体押さえ部材と媒体支持部との間の距離を大きくし、媒体押さえ部材の用紙の搬送方向の上流側端部と媒体支持部との間で用紙の端部を受け入れやすくすると、媒体押さえ部材と媒体支持部との間の距離が大きいため、媒体押さえ部材が用紙から離れて配置され、媒体押さえ部材によって媒体支持部からの用紙の浮き上がり(反り)を抑制することが難しくなるという課題もあった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る媒体押さえ部材は、媒体支持部の第1面に装着可能な媒体押さえ部材であって、前記第1面との間に媒体を受け入れることが可能な媒体受け入れ部を有し、前記第1面に装着された状態において、前記媒体受け入れ部は、前記媒体の搬送方向の下流から上流に向かって前記第1面から離れるように傾斜していることを特徴とする。
媒体押さえ部材が媒体支持部の第1面に装着された状態において、媒体受け入れ部の媒体の搬送方向の上流側の端と媒体支持部の第1面との間は、媒体押さえ部材と媒体支持部の第1面との間に媒体を受け入れる(媒体が搬入される)媒体の入口になる(以降、媒体の入口と称す)。媒体受け入れ部は、媒体の搬送方向の下流から上流に向かって媒体支持部の第1面から離れるように傾斜している。すなわち、媒体の入口の側で、媒体支持部の第1面との間の距離が大きくなるように媒体受け入れ部が傾斜し、媒体受け入れ部が傾斜してない場合と比べて、媒体の入口が広くなっている。例えば、媒体のまき癖などで、媒体が媒体支持部の第1面から媒体受け入れ部に向かう方向に反っている場合であっても、媒体受け入れ部が傾斜してない場合と比べて、媒体の入口が広くなっているので、媒体の入口は媒体を受け入れやすい。
[適用例2]上記適用例に係る媒体押さえ部材では、前記媒体受け入れ部と前記第1面とがなす角度は45度以下であることが好ましい。
媒体押さえ部材が媒体支持部の第1面に装着された状態において、媒体が媒体の搬送方向に搬送され媒体受け入れ部に接すると、媒体を媒体の搬送方向と逆方向に押し戻す力が、媒体に作用する。
媒体支持部の第1面との間で45度よりも大きく傾斜した(急勾配に傾斜した)媒体受け入れ部では、媒体を媒体の搬送方向と逆方向に押し戻す力が強くなる。媒体が急勾配に傾斜した媒体受け入れ部に接すると、媒体を媒体の搬送方向と逆方向に押し戻す力が強いので、媒体が媒体の搬送方向と逆方向に押し戻され、媒体を媒体の搬送方向に搬送することが難しくなる。従って、媒体の入口で媒体を受け入れ、媒体押さえ部材と媒体支持部の第1面との間を媒体が通過する(搬送される)ことが難しくなる。
媒体支持部の第1面との間で45度以下に傾斜した(緩勾配に傾斜した)媒体受け入れ部では、媒体を媒体の搬送方向と逆方向に押し戻す力が弱くなる。媒体が緩勾配に傾斜した媒体受け入れ部に接すると、媒体を媒体の搬送方向と逆方向に押し戻す力が弱いので、媒体を媒体の搬送方向に搬送することができる。従って、媒体の入口で媒体を受け入れ、媒体押さえ部材と媒体支持部の第1面との間を媒体が通過することができる。
[適用例3]上記適用例に係る媒体押さえ部材では、前記媒体受け入れ部の前記搬送方向の上流側の端と前記第1面との間の距離は、1mm以上10mm以下であることが好ましい。
媒体押さえ部材が媒体支持部の第1面に装着された状態において、媒体の厚さは1mmよりも小さく、媒体受け入れ部の搬送方向の上流側の端と媒体支持部の第1面との間の距離(以降、媒体の入口の寸法と称す)は1mm以上であるので、媒体の入口は媒体を受け入れることができる。また、媒体の入口の寸法が10mmよりも大きくなると、不必要な空間が大きくなりすぎ、省スペース化が損なわれる。
従って、厚さが1mmよりも小さい媒体を受け入れ、且つ省スペース化を損なわないためには、媒体の入口の寸法は、1mm以上10mm以下であることが好ましい。
[適用例4]上記適用例に係る媒体押さえ部材は、前記第1面との間に前記媒体を押さえることが可能な媒体押さえ部を有し、前記媒体受け入れ部は、前記媒体押さえ部の前記搬送方向の上流端部に設けられていることが好ましい。
媒体押さえ部材は、媒体の搬送方向の下流側に媒体押さえ部を有し、媒体の搬送方向の上流側に媒体受け入れ部を有している。
媒体押さえ部材が媒体支持部の第1面に装着された状態において、媒体の入口で受け入れられた媒体は、媒体受け入れ部と媒体支持部の第1面との間、及び媒体押さえ部と媒体支持部の第1面との間を順に通過する(搬送される)。媒体押さえ部と媒体支持部の第1面との間を媒体が通過することによって、媒体押さえ部によって媒体支持部からの媒体の浮き上がりを抑制することができる。
[適用例5]上記適用例に係る媒体押さえ部材では、前記搬送方向と交差する方向の端部の一方に第1の媒体押さえ部が設けられ、前記搬送方向と交差する方向の端部の他方に第2の媒体押さえ部が設けられ、前記第1の媒体押さえ部及び前記第2の媒体押さえ部のそれぞれに前記媒体受け入れ部が設けられていることが好ましい。
媒体押さえ部材が媒体支持部の第1面に装着された状態において、第1の媒体押さえ部及び第2の媒体押さえ部のそれぞれに設けられた媒体受け入れ部によって媒体を受け入れ、第1の媒体押さえ部と媒体支持部の第1面との間、及び第2の媒体押さえ部と媒体支持部の第1面との間を媒体が通過することができる。よって、第1の媒体押さえ部及び第2の媒体押さえ部の両方によって、媒体支持部からの媒体の浮き上がりを抑制することができる。
[適用例6]上記適用例に係る媒体押さえ部材では、前記第1の媒体押さえ部に設けられた前記媒体受け入れ部の形状と、前記第2の媒体押さえ部に設けられた前記媒体受け入れ部の形状とが異なることが好ましい。
媒体押さえ部材が媒体支持部の第1面に装着された状態において、媒体が媒体の搬送方向に搬送され、媒体受け入れ部に接すると、媒体を媒体の搬送方向と逆方向に押し戻す力が、媒体に作用する。
変形しやすい媒体は、変形しにくい媒体と比べて媒体を押し戻す力の影響が強くなる。このため、変形しやすい媒体は、媒体を押し戻す力が強くなると、媒体受け入れ部に接する部分で媒体の搬送方向と逆方向に変形し(反り上がり)、例えば媒体が丸まり、媒体を媒体の搬送方向に搬送させることが難しくなる。よって、変形しやすい媒体を媒体の搬送方向に安定して搬送させるためには、媒体を押し戻す力が弱くなるように媒体受け入れ部の形状を調整することが好ましい。
変形しにくい媒体は、変形しやすい媒体と比べて媒体を押し戻す力の影響が弱くなる。このため、変形しにくい媒体は、媒体受け入れ部に接する部分で媒体の搬送方向と逆方向に変形し(反り上がり)、例えば媒体が丸まるという不具合が生じにくい。よって、変形しにくい媒体を媒体の搬送方向に安定して搬送させるためには、媒体の入口が媒体を受け入れやすくなるように媒体受け入れ部の形状を調整することが好ましい。
このように、変形しやすい媒体及び変形しにくい媒体に対しては、好ましい媒体受け入れ部の形状が異なる。媒体押さえ部材は、異なる形状の媒体受け入れ部を有しているので、変形しやすい媒体及び変形しにくい媒体のそれぞれに、媒体押さえ部材を好適に適用させることができる。
[適用例7]本適用例に係る記録装置は、記録部と、上記適用例に記載の媒体押さえ部材と、を備えていることを特徴とする。
媒体押さえ部材を媒体支持部の第1面に装着し、媒体を媒体の入口で受け入れ、媒体押さえ部と媒体支持部の第1面との間を媒体が通過することによって、媒体支持部からの媒体の浮き上がりを抑制することができる。よって、媒体と記録部との間の距離(離間距離)の均一性が向上し、記録部から媒体に印刷される印刷品位(印刷の均一性)を向上させることができる。さらに、媒体と記録部とが干渉(接触)し、記録部に不具合(故障)が生じるおそれも抑制することができる。
実施形態1に係る記録装置の斜視図。 実施形態1に係る記録装置の概略構成を示す概略図。 図2の破線で囲まれた領域Aにおける媒体支持部及び媒体押さえ部材の状態を示す概略平面図。 図3のB−B’線に沿った概略断面図。 図3のC−C’線に沿った概略断面図。 本実施形態1に係る媒体押さえ部材の斜視図。 実施形態1に係る媒体押さえ部材が媒体支持部に装着された部分の拡大図。 比較例1に係る媒体押さえ部材が媒体支持部に装着された部分の拡大図。 比較例2に係る媒体押さえ部材が媒体支持部に装着された部分の拡大図。 (a)は、媒体支持部に対する実施形態2に係る媒体押さえ部材の装着例を示す概略平面図。(b)は、媒体支持部に対する実施形態2に係る媒体押さえ部材の他の装着例を示す概略平面図。 実施形態2に係る媒体押さえ部材が媒体支持部に装着された部分の拡大図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。かかる実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の各図においては、各層や各部位を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部位の縮尺を実際とは異ならせしめてある。
(実施形態1)
「記録装置の概要」
図1は、本実施形態に係る記録装置の斜視図である。図2は、本実施形態に係る記録装置の概略構成を示す概略図である。
最初に、図1及び図2を参照して記録装置1の概要を説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る記録装置1は、長尺の用紙Sを扱うラージフォーマットプリンター(LFP)である。記録装置1は、車輪12が下端に取り付けられた一対の脚部13と、脚部13上に組み付けられた筐体部14とを備えている。
なお、用紙Sは、本発明における「媒体」の一例であり、例えばポリエステル等の布帛、紙、フィルムなどで構成されている。
筐体部14の後側下方には、筐体部14側に向けて用紙Sを給送する給送部15が配置されている。用紙Sは、ロール紙であるとともに、筐体部14の長手方向の端部に余白を残すように形成される転写用画像(鏡像)を被転写媒体に転写して昇華転写捺染するための転写用媒体(転写紙)である。また、記録装置1は、液体の一例である昇華型捺染インクを用紙Sに噴射することで転写用画像を形成するインクジェット式のプリンターである。
筐体部14の前側下方には、脚部13に支持された巻取部16が配置されている。給送部15と巻取部16との間には、用紙Sの搬送経路に沿って媒体案内部17が配置されている。
媒体案内部17は、後端側が筐体部14内に収容されるとともに、前端側が筐体部14から前方に向けて突出している。また、筐体部14の前面側には、媒体案内部17の上側となる位置に、筐体部14内から用紙Sを排出するための排出口14aが形成されている。
巻取部16の近傍位置には、媒体案内部17と巻取部16との間に位置する用紙Sにテンション(張力)を与えるテンション付与機構18が設けられている。テンション付与機構18は、脚部13の下部に回動可能に支持された一対のアーム部材19と、一対のアーム部材19の先端部に回転可能に支持されたテンションローラー20とを備えている。また、巻取部16は、印刷後の用紙Sを円筒状に巻き取る不図示の芯材(例えば紙管)を軸方向両側から挟持する一対のホルダー21を備えている。
筐体部14内には、記録装置1の動作を制御する制御部22が設けられている。また、筐体部14の上部には、筐体部14の長手方向の第1端側(図1では右端側)に、設定操作や入力操作を行うための操作パネル23が設けられている。なお、操作パネル23は制御部22と電気的に接続されている。
筐体部14の下部には、用紙Sの搬送経路の外側となる筐体部14の長手方向の第1端側(図1では右端側)に、インクを収容可能な液体収容容器24が設けられている。液体収容容器24は、インクの種類や色に対応して、複数(本実施形態では4つ)設けられている。
以降、重力方向に沿った方向をZ方向(上下方向)とし、Z方向と交差(直交)し筐体部14の長手方向をX方向(走査方向)とする。また、Z方向及びX方向の双方と交差(直交)し筐体部14の短手方向をY方向とする。さらに、Z方向から見ることを平面視と称す。
図2に示すように、給送部15には、未使用の用紙Sが円筒状に巻き重ねられたロール体R1が保持されている。なお、給送部15には、用紙Sの幅(X方向の長さ)や巻き数の異なる複数サイズのロール体R1が交換可能に装填される。ロール体R1は何れのサイズであっても、X方向の第1端側(図1では右端側)に寄せた状態で給送部15に装填される。すなわち、記録装置1では、X方向の第1端側に用紙Sの位置合わせ基準位置が設定されている。そして、給送部15がロール体R1を図2における反時計方向に回転させることで、ロール体R1から用紙Sが巻き解かれて筐体部14内へ給送(搬送)される。
筐体部14内には、用紙Sを搬送する搬送ローラー対25と、搬送ローラー対25によって搬送方向F(Y方向)に搬送される用紙Sに印刷(記録)を行う記録部26と、用紙Sを支持する媒体支持部27と、用紙Sを吸引するための吸引機構28とが収容されている。
なお、搬送方向Fは、本発明における「媒体の搬送方向」の一例である。
記録部26には、X方向に延びるように架設されたガイド軸29,30と、ガイド軸29,30に支持されたキャリッジ31と、キャリッジ31の下部に保持された液体噴射部32とが設けられている。そして、キャリッジ31はガイド軸29,30に沿って、搬送方向Fと直交するX方向(走査方向)に延びる移動領域内において往復移動する。
ガイド軸29,30のX方向における両端部には、液体噴射部32と用紙Sとの離間距離を調整するために液体噴射部32の高さ(Z方向における位置)を変化させる調整機構33が設けられている。また、キャリッジ31の下部には、液体噴射部32よりも搬送方向Fの下流側となる位置に、紙幅センサーとしての反射型センサー34が保持されている。
反射型センサー34は、図示しない光源部及び受光部を備えた光学式センサーであり、光源部から下方に向けて出射した光の反射光を受光部で受光し、受光部で受けた反射光の強さに応じた検出値V(電圧値)を制御部22に出力する。また、キャリッジ31をX方向(走査方向)へ移動させながら反射型センサー34で検出を行い、制御部22が検出値Vに基づいて反射対象の変化する位置、すなわち用紙SのX方向における両端部の位置を検知することで、用紙Sの幅(X方向の長さ)を算出する。
そして、検出された用紙Sの幅に応じて、液体噴射部32が液体収容容器24から供給されるインクを搬送経路に沿って搬送される用紙Sに対して噴射することで、記録(印刷)が行われる。また、印刷後の用紙Sは、媒体案内部17に沿って斜め下方へ案内された後に巻取部16において巻き取られ、ロール体R2を形成する。このとき、媒体案内部17から自重によって垂れ下がる用紙Sの裏面側をテンションローラー20が押圧することで、巻取部16に巻き取られる用紙Sに張力を付与する。
なお、記録装置1では、用紙Sを巻取部16に巻き取ることなく排出することも可能となっている。例えば、印刷後の用紙Sは、巻取部16に替えて取り付けられる不図示の排出バスケットに収容することもできる。
「媒体支持部及び媒体押さえ部材の概要」
図3は、図2の破線で囲まれた領域Aにおける媒体支持部及び媒体押さえ部材の状態を示す概略平面図である。図4は、図3のB−B’線に沿った概略断面図である。図5は、図3のC−C’線に沿った概略断面図である。図6は、本実施形態に係る媒体押さえ部材の斜視図である。
なお、図4では、媒体押さえ部材51の第1部分61に形成された開口515の図示が省略されている。図6は、図4及び図5に図示された媒体押さえ部材51を、媒体支持部27からキャリッジ31の方向に見た斜視図である。
以下、図3乃至図6を参照して、媒体支持部27及び媒体押さえ部材51の概要を説明する。
図3に示すように、媒体支持部27の上面27aには、溝部42と、反射用溝部43とが、それぞれX方向に延在して形成されている。反射用溝部43は溝部42よりも搬送方向Fの下流側に形成されている。つまり、媒体支持部27の上面27aには、溝部42と反射用溝部43とが、搬送方向Fに沿って順に形成されている。
なお、媒体支持部27の上面27aは、本発明における「媒体支持部の第1面」の一例である。
さらに、媒体支持部27の上面27aには、溝部42と反射用溝部43との間に吸引孔46が形成されている。吸引孔46に対して搬送方向Fの上流側に吸引孔47が形成され、吸引孔46に対して搬送方向Fの下流側に吸引孔48が形成されている。
媒体支持部27の上面27aには、X方向と比べて搬送方向Fに長くなった一対の媒体押さえ部材51が装着されている(取り付けられている)。詳しくは、媒体支持部27の上面27aにおいて用紙Sが搬送される位置のX(+)方向側に第1媒体押さえ部材51Aが装着され、媒体支持部27の上面27aにおいて用紙Sが搬送される位置のX(−)方向側に第2媒体押さえ部材51Bが装着されている。
換言すれば、一対の媒体押さえ部材51は、媒体支持部27の上面27aに装着可能であり、第1媒体押さえ部材51Aと第2媒体押さえ部材51Bとで構成される。また、第1媒体押さえ部材51A及び第2媒体押さえ部材51Bは同じ形状を有している。
以降の説明では、第1媒体押さえ部材51A及び第2媒体押さえ部材51Bをまとめて媒体押さえ部材51と称す場合がある。
媒体押さえ部材51は、中央に配置された第1部分61と、第1部分61に対してX(−)方向側に配置されるように構成されている第2部分62と、第1部分61に対してX(+)方向側に配置されるように構成されている第3部分63とを有している。
第2部分62は、搬送方向Fの下流側に配置されるように構成されている媒体押さえ部62aと、搬送方向Fの上流側に配置されるように構成されている媒体受け入れ部62bとを有している。媒体押さえ部62aは、媒体押さえ部材51の搬送方向Fと交差する方向の端部の一方に設けられている。媒体受け入れ部62bは、媒体押さえ部62aの搬送方向Fの上流側端部に設けられている。
媒体押さえ部62aは、本発明における「第1の媒体押さえ部」の一例である。
第3部分63は、搬送方向Fの下流側に配置されるように構成されている媒体押さえ部63aと、搬送方向Fの上流側に配置されるように構成されている媒体受け入れ部63bとを有している。媒体押さえ部63aは、媒体押さえ部材51の搬送方向Fと交差する方向の端部の他方に設けられている。媒体受け入れ部63bは、媒体押さえ部63aの搬送方向Fの上流側端部に設けられている。
媒体押さえ部63aは、本発明における「第2の媒体押さえ部」の一例である。
第2部分62の媒体押さえ部62aと第3部分63の媒体押さえ部63aとは同じ形状であり、第2部分62の媒体受け入れ部62bと第3部分63の媒体受け入れ部63bとは同じ形状である。つまり、媒体押さえ部材51において、第2部分62及び第3部分63は同じ形状である。
搬送方向Fの下流側において、媒体押さえ部材51の第1部分61は、媒体押さえ部材51の第2部分62及び第3部分63からY(+)方向に張り出している。第1部分61の張り出した部分の両端には、摘み部513が形成されている。
搬送方向Fの上流側において、媒体押さえ部材51の第1部分61の端61T、媒体押さえ部材51の第2部分62の端62T、及び媒体押さえ部材51の第3部分63の端63Tは、搬送方向Fに対して略同じ位置に配置されている。さらに、平面視で、媒体押さえ部材51の第1部分61の端61T、媒体押さえ部材51の第2部分62の端62T、及び媒体押さえ部材51の第3部分63の端63Tは、媒体支持部27の上面27aの搬送方向Fの上流側の端の内側に配置されている。
なお、媒体押さえ部材51の第2部分62の端62T、及び媒体押さえ部材51の第3部分63の端63Tは、媒体支持部27の上面27aの搬送方向Fの上流側の端と略同じ位置に配置されていてもよい。
媒体押さえ部材51は、摘み部513を把持し、溝部42の延在方向(X方向)に移動(スライド)させることができる。記録装置1では、第1媒体押さえ部材51Aの位置を固定し、第2媒体押さえ部材51Bの位置をX方向に移動させて使用する。つまり、第2媒体押さえ部材51Bの位置をX方向に移動させて、第1媒体押さえ部材51Aと第2媒体押さえ部材51Bとの間隔を調整する。
媒体押さえ部材51の第1部分61の中央付近には、開口515が形成されている。開口515が形成された部分に、後述する第1固定部材53(図4参照)が形成されている。
媒体押さえ部材51の第2部分62及び第3部分63には、複数の孔514が形成されている。平面視で、用紙Sの端部は、媒体押さえ部材51の第2部分62及び第3部分63と、媒体支持部27の上面27aとが重なった部分に配置され、用紙Sの端は複数の孔514の中心に配置されている。
用紙Sのサイズは多様であり、用紙Sは色々な幅(X方向の長さ)を有する。用紙Sを記録装置1に取り付ける場合は、第2媒体押さえ部材51Bの位置をX方向に移動させて、第1媒体押さえ部材51Aと第2媒体押さえ部材51Bとの間隔を調整する。用紙Sは、例えば白色であり、媒体支持部27の上面27aと比べて反射率が高く、用紙Sの端と媒体支持部27の上面27aとの境界を容易に判別(視認)することができる。平面視で、用紙Sの端が複数の孔514の中心に配置されるように、複数の孔514を介して用紙Sの端の位置を確認しながら、第2媒体押さえ部材51Bの位置を調整することが可能である。また、第1媒体押さえ部材51Aが用紙Sに対して適正な位置に配置されているのかどうかを、複数の孔514を介して確認し、不都合があれば第1媒体押さえ部材51Aの位置も調整する。
このように、媒体押さえ部材51が用紙Sに対して適正な位置に配置されているのかどうかを確認するために、媒体押さえ部材51の第2部分62及び第3部分63に複数の孔514が形成されている。
図4及び図5に示すように、媒体支持部27は有底箱状をなし、その底部が上側に配置され、キャリッジ31の移動領域の下方に固定されている。また、媒体支持部27の下部には、箱状の吸引室形成部材35が組み付けられている。そして、媒体支持部27と吸引室形成部材35とによって負圧室36が形成されている。
吸引室形成部材35は、負圧室36と連通する吸引室37を有している。つまり、負圧室36は吸引孔45を介して吸引室37に連通されている。吸引室形成部材35には、吸引室37内の空気を外部に排出するための排気ファン38が取り付けられている。なお、吸引室形成部材35及び排気ファン38は、吸引機構28を構成する。
媒体支持部27の上面27aに形成された吸引孔46,47,48(図3参照)は、負圧室36に連通している。用紙Sは、吸引孔46,47,48を介して、媒体支持部27の上面27aに保持されるようになっている。つまり、吸引機構28によって、用紙Sは媒体支持部27の上面27aに吸引され、用紙Sと液体噴射部32との間隔が一定に保たれる。その結果、液体噴射部32から用紙Sに吐出されるインクの吐出状態が均一になり、均一な画像を用紙Sに印刷することができる。
媒体支持部27の上面27aに形成された反射用溝部43は、反射型センサー34と対向している。反射型センサー34から射出される光は、媒体支持部27の上面27aで反射するよりも、反射用溝部43で反射する方が、反射距離が長い。上述したように、用紙Sが白色の場合、媒体支持部27と比べて反射率が高い。そのため、反射用溝部43を反射型センサー34から射出される光の反射対象とすることで、反射用溝部43の光の反射率が用紙Sの光の反射率よりも明確に低くなり、用紙Sの検出精度がよくなる。そして、算出された用紙Sの幅に応じて印刷処理を行うことにより、媒体支持部27上にインクが付着し搬送される用紙Sを汚染することがなくなる。
図4に示すように、媒体押さえ部材51の第1部分61は、媒体支持部27の上面27aに接している。媒体押さえ部材51の第1部分61には、第1固定部材53と第2固定部材54とが、搬送方向Fに沿って順に形成されている。
図4及び図6に示すように、第1固定部材53は、媒体押さえ部材51の第1部分61の中央付近に形成されている。第1固定部材53は、媒体押さえ部材51の第1部分61の中央付近を切り欠き、Z(−)方向に折り曲げて形成されている。その結果、第1固定部材53が形成された部分には、開口515が形成される。言い換えると、開口515に位置する部分の材料を折り曲げることで第1固定部材53を形成することが可能である。第1固定部材53は、搬送方向Fに直交する部分(Z方向に沿った部分)と搬送方向Fと交差し傾斜した部分(Z方向に交差し傾斜した部分)とを有している。
第1固定部材53は、弾性変形する一種のバネ部材(係止部材)である。第1固定部材53は、溝部42の中に嵌め込まれ、溝部42のY(−)方向に張り出した凸部に係止(固定)されている。すなわち、第1固定部材53を変形させて生じるバネの付勢力によって、第1固定部材53が溝部42のY(−)方向に張り出した凸部に係止(固定)されている。
第2固定部材54は、媒体押さえ部材51の第1部分61の搬送方向Fの下流側端部をZ(−)方向に折り曲げて形成されている。第2固定部材54は、媒体支持部27の搬送方向Fの下流側端部を把持するように取り付けられている。第2固定部材54は、弾性変形する一種のバネ部材(係合部材)である。第2固定部材54を変形させて生じるバネの付勢力によって、媒体支持部27の搬送方向Fの下流側端部に係合(固定)されている。
また、第2固定部材54は、媒体支持部27の搬送方向Fの下流側端部を把持するように取り付けられているので、平面視で媒体支持部27の端部から張り出している。
上述したように、媒体押さえ部材51において、第2部分62及び第3部分63は同じ形状であるので、以降の説明では、媒体押さえ部材51の第2部分62を説明し、媒体押さえ部材51の第3部分63の説明を省略する。
図5に示すように、媒体押さえ部材51の第2部分62は、搬送方向Fの下流側に設けられた媒体押さえ部62aと、搬送方向Fの上流側に設けられた媒体受け入れ部62bとを有し、媒体支持部27の上面27aから離間している。このため、媒体押さえ部材51の第2部分62と、媒体支持部27の上面27aとの間に隙間が設けられている。
媒体押さえ部62aは、媒体支持部27の上面27aに対して平行となるように配置され、媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとの間の距離は一定である。平面視で、媒体押さえ部62aは、液体噴射部32が移動する領域と重なり、液体噴射部32と干渉しないように液体噴射部32に対してZ(−)方向側に配置されている。
なお、液体噴射部32が移動する領域は、液体噴射部32からインクが吐出され印刷される領域であり、以降、印刷領域と称す。
媒体受け入れ部62bは、搬送方向Fの下流側から上流側に向かって、媒体支持部27の上面27aから離れるように傾斜している。このため、媒体受け入れ部62bと媒体支持部27の上面27aとの間の距離は、搬送方向Fの下流側から上流側に向かって徐々に大きくなっている。媒体受け入れ部62bは、印刷領域に配置されていないため液体噴射部32と干渉しない。媒体受け入れ部62bと媒体支持部27の上面27aとがなす角度θ1、すなわち媒体受け入れ部62bと搬送方向Fとがなす角度θ1は、概略30度である。媒体受け入れ部62bの搬送方向Fの上流側の端62Tと、媒体支持部27の上面27aとの間の距離H1は、概略5mmである。
なお、角度θ1は、本発明における「媒体受け入れ部と第1面とがなす角度」の一例である。距離H1は、本発明における「媒体受け入れ部の搬送方向の上流側の端と第1面との間の距離」の一例である。
以降の説明では、媒体受け入れ部62bと媒体支持部27の上面27aとがなす角度θ1を、媒体受け入れ部62bの傾斜角θ1と称す。
搬送ローラー対25から搬送方向Fに排出された用紙S(用紙Sの端部)は、媒体受け入れ部62bの搬送方向Fの上流側の端62Tと媒体支持部27の上面27aとの間に搬送される(受け入れられる)。媒体受け入れ部62bの搬送方向Fの上流側の端62Tと、媒体支持部27の上面27aとの間は、用紙Sを受け入れる(最初に用紙Sが搬入される)用紙Sの入口(搬入口)となる。
媒体押さえ部材51は、媒体支持部27の上面27aとの間に用紙Sを受け入れることが可能な媒体受け入れ部62bを有し、用紙SをZ(−)方向に押さえつけることができる。
以降の説明では、媒体受け入れ部62bの搬送方向Fの上流側の端62Tと媒体支持部27の上面27aとの間を、用紙Sの入口と称す。媒体受け入れ部62bの搬送方向Fの上流側の端62Tと媒体支持部27の上面27aとの間の距離H1を、用紙Sの入口の寸法H1と称す。
用紙Sの入口から搬入された用紙S(用紙Sの端部)は、媒体受け入れ部62bと媒体支持部27の上面27aとの間、及び媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとの間を順に通過し、媒体押さえ部62aの搬送方向Fの下流側の端と媒体支持部27の上面27aとの間から、媒体案内部17の側に排出される。
「媒体押さえ部材及び媒体支持部が奏する効果」
図7乃至図9は、図5に対応する図であり、媒体押さえ部材が媒体支持部に装着された部分の拡大図である。詳しくは、図7は、本実施形態に係る媒体押さえ部材51が媒体支持部27に装着された部分の拡大図である。図8は、比較例1に係る媒体押さえ部材が媒体支持部27に装着された部分の拡大図である。図9は、比較例2に係る媒体押さえ部材が媒体支持部27に装着された部分の拡大図である。
図7乃至図9には、用紙Sのサイズ変更や記録装置1のメンテナンスなどで、新たに用紙Sを取り付ける場合の用紙Sの先端S1の状態が図示されている。
なお、比較例1の媒体押さえ部材では、本実施形態と比べて、媒体受け入れ部62bが媒体支持部27の上面27aに対して急勾配に傾斜している点が、本実施形態との相違点である。比較例2の媒体押さえ部材では、媒体受け入れ部62bが設けられていない点が、本実施形態との相違点である。
以下に、図7乃至9を参照して、本実施形態に係る媒体押さえ部材及び媒体支持部が奏する効果について説明する。
用紙Sは、ロール体R1から巻き解かれ、搬送ローラー対25を経由して媒体支持部27に搬送される。用紙Sには、円筒状に巻き重ねられたロール体R1の形状が影響し、まき癖が発生し、当該まき癖によってZ(+)方向の反りが発生しやすい。
図7に示すように、用紙Sの入口に受け入れられた(搬入された)用紙Sの先端S1が媒体受け入れ部62bに接すると、用紙Sの先端S1は、媒体受け入れ部62bに沿って搬送方向Fに移動し(搬送され)、媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとの間に誘導される(搬送される)。すなわち、用紙SがZ(+)方向に反っている場合であっても、用紙Sの先端S1が媒体受け入れ部62bに沿って搬送方向Fに移動するので、媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとの間を、用紙Sが安定して通過するようになる。
媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとの間に搬送された用紙Sの先端S1は、媒体押さえ部62aの搬送方向Fの下流側の端と媒体支持部27の上面27aとの間から、媒体案内部17の側に排出され、巻取部16に巻き取られる。用紙Sの先端S1が巻取部16に巻き取られると、テンションローラー20から用紙Sに張力が付与され、記録部26(印刷領域)において用紙Sが搬送方向Fに沿って配置される(図5参照)。用紙Sの端部は、媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとで挟まれた状態となり、用紙SのZ(+)方向側に配置された媒体押さえ部62aによって、用紙Sの媒体支持部27の上面27aからのZ(+)方向への浮き上がり(反り)が抑制される。すなわち、印刷領域において、用紙Sは、媒体押さえ部62aによって、媒体支持部27の上面27aからの浮き上がり(反り)が抑制される。
従って、印刷領域において、用紙Sと液体噴射部32との間の距離の均一性が向上し、用紙Sに印刷される印刷品質(印刷の均一性)を向上させることができる。
用紙Sを用紙Sの入口に安定して受け入れるためには、用紙Sの入口の寸法H1は、用紙Sの厚さの最大値よりも概略1.2倍以上大きくする必要がある。用紙Sの厚さの最大値は概略0.8mmであるので、用紙Sの入口の寸法H1は1mm以上であることが好ましい。
記録部26において、媒体押さえ部材51とキャリッジ31との間には、各種部品や各種配管が設けられている(図示省略)。これら部品や配管との干渉を避けるために、キャリッジ31を媒体押さえ部材51から離して配置する必要がある。用紙Sの入口の寸法H1を10mmよりも大きくすると、キャリッジ31を媒体押さえ部材51からさらに離して配置する必要があり、記録部26のZ方向寸法が大きくなりすぎ、記録装置1の省スペース化が難しくなる。
よって、用紙Sの入口の寸法H1は10mm以下であることが好ましい。従って、用紙Sの入口の寸法H1は、1mm以上10mm以下であることが好ましい。
用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分において、用紙Sの先端S1を媒体受け入れ部62bに沿って搬送方向Fに進行させる力、用紙Sの自重によるZ(−)方向の力、用紙Sと媒体受け入れ部62bとの間の摩擦力、及び用紙Sを搬送方向Fと逆方向に押し戻そうとする力などが、用紙Sに作用する。このため、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分において、用紙Sは媒体受け入れ部62bに対してZ(−)方向に変形(湾曲)しやすい。薄い材料や柔らかい材料で構成された変形しやすい用紙Sは、厚い材料や硬い材料で構成された変形しにくい用紙Sと比べて、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分において、Z(−)方向の変形(湾曲)が大きくなる。
例えば、図7の破線で示すように、用紙Sが変形しやすい材料で構成されている場合、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分において用紙SのZ(−)方向への変形(湾曲)が大きくなりすぎると、用紙Sが丸まり、用紙Sの先端S1が搬送方向Fと逆方向に搬送される。さらに、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分で、用紙Sが丸まると、用紙Sの搬送方向Fへの搬送が阻害され、用紙Sのジャム(紙詰まり)という不具合が生じる。
このため、変形しやすい用紙Sでは、変形しにくい用紙Sと比べて、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分において、用紙SのZ(−)方向の変形(湾曲)が小さくなるように、媒体受け入れ部62bの形状を調整することが好ましい。
例えば、媒体受け入れ部62bの傾斜角θ1を小さくすると、媒体受け入れ部62bの傾斜角θ1が大きい場合と比べて、用紙Sを搬送方向Fと逆方向に押し戻そうとする力が弱くなり、媒体受け入れ部62bに接する部分における用紙SのZ(−)方向の変形(湾曲)が小さくなる。
例えば、媒体受け入れ部62bの摩擦係数を小さくし、用紙Sと媒体受け入れ部62bとの間の摩擦力を小さくすると、用紙Sの先端S1が媒体受け入れ部62bに沿って搬送方向Fに移動しやすくなるため、媒体受け入れ部62bに接する部分における用紙SのZ(−)方向の変形(湾曲)が小さくなる。
なお、変形しにくい用紙Sでは、変形しやすい用紙Sと比べて、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分において、用紙SのZ(−)方向の変形(湾曲)が小さくなり、例えば、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分で用紙Sが丸まり、用紙Sの搬送方向Fへの搬送が阻害されるという不具合が生じにくい。
従って、変形しにくい用紙Sでは、用紙Sの入口が用紙Sを受け入れやすくなるように媒体受け入れ部62bの形状を調整することが好ましい。
図8に示すように、比較例1の媒体押さえ部材の第2部分62では、媒体受け入れ部62bの傾斜角θ2は、本実施形態の媒体受け入れ部62bの傾斜角θ1よりも大きく、概略60度である。用紙Sの入口の寸法H2は、本実施形態の用紙Sの入口の寸法H1よりも大きい。
用紙Sの入口の寸法H2は、本実施形態の用紙Sの入口の寸法H1よりも大きいので、本実施形態と比べて、用紙Sの入口は用紙Sを受け入れやすい。ところが、媒体受け入れ部62bの傾斜角θ2が本実施形態の媒体受け入れ部62bの傾斜角θ1よりも大きいため、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分における用紙Sを搬送方向Fと逆方向に押し戻す力が、本実施形態と比べて大きくなる。このため、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分で、用紙Sは、Z(+)方向に反り上がり、搬送方向Fと逆方向に押し戻される。このため、用紙Sは、媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとの間に搬送されなくなる。さらに、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分で用紙Sが丸まり、用紙Sのジャム(紙詰まり)という不具合が発生するおそれもある。
発明者は、媒体受け入れ部62bの傾斜角が45度よりも大きくなると、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分において、用紙Sを搬送方向Fと逆方向に押し戻す力が強くなりすぎ、用紙SがZ(+)方向に反り上がり、用紙Sが搬送方向Fと逆方向に押し戻されるという不具合が生じやすく、媒体受け入れ部62bの傾斜角が45度以下であればこのような不具合が生じにくいという現象を見出した。
従って、本実施形態における媒体受け入れ部62bの傾斜角θ1は、45度以下であることが好ましい。
図9に示すように、比較例2の媒体押さえ部材は、媒体押さえ部62aだけで構成され、媒体受け入れ部62bを有していないので、媒体押さえ部62aの搬送方向Fの上流側の端62TAと媒体支持部27の上面27aとの間が、用紙Sの入口になる。このため、比較例2の用紙Sの入口の寸法H3は、本実施形態の用紙Sの入口の寸法H1よりも小さい。
比較例2の媒体押さえ部材では、用紙Sの入口の寸法H3が本実施形態の用紙Sの入口の寸法H1よりも小さいので、まき癖によって用紙SのZ(+)方向の反りが大きくなると、用紙Sの入口は用紙Sを受け入れることが難しくなる。さらに、用紙Sは、媒体押さえ部62aの上を通過し、液体噴射部32と接触(干渉)し、液体噴射部32に故障などの不具合が生じるおそれがある。
媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとの間の距離を大きくすると、用紙Sの入口の寸法H3が大きくなり、用紙Sの入口は用紙Sを受け入れやすくなる。媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとの間の距離が大きくなると、媒体押さえ部62aが用紙SからZ(+)方向に離れて配置されるので、媒体押さえ部62aによって用紙SのZ(+)方向の反り(浮き上がり)を小さくすることが難しくなる。このため、印刷領域における用紙Sと液体噴射部32との間の距離の均一性が低下し、用紙Sに印刷される印刷品質(印刷の均一性)が低下するという不具合が生じるおそれがある。
以上述べたように、本実施形態では、上述した比較例1及び比較例2の不具合が抑制され、以下に示す効果を得ることができる。
(1)媒体押さえ部材51の第2部分62は、搬送方向Fの下流側から上流側に向かって媒体支持部27の上面27aから離れるように傾斜した媒体受け入れ部62bを有し、媒体受け入れ部62bを有していない場合と比べて、用紙Sの入口の寸法H1が大きくなり、用紙Sの入口は安定して用紙Sを受け入れることができる。
(2)媒体受け入れ部62bの傾斜角θ1が45度以下であると、用紙Sが媒体受け入れ部62bに接する部分で、用紙Sを搬送方向Fと逆方向に押し戻す力が弱くなり、用紙Sを安定して搬送方向Fに搬送させることができる。
(3)媒体受け入れ部62bの傾斜角θ1が45度以下であると、用紙Sの先端S1が媒体受け入れ部62bに沿って搬送方向Fに搬送され、用紙Sの先端S1が媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとの間に誘導され、媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとの間を用紙S(用紙Sの端部)が安定して通過するようになる。
(4)用紙Sの入口の寸法H1は、1mm以上10mm以下に設定されている。すなわち、用紙Sの入口の寸法H1は、記録装置1のコンパクト化を図りつつ、用紙Sの入口が用紙Sを受け入れやすい寸法に設定されている。
(5)媒体押さえ部62aと媒体支持部27の上面27aとの間を用紙Sが通過し、用紙Sに対してZ(+)方向側に配置された媒体押さえ部62aによって、用紙Sの媒体支持部27の上面27aからのZ(+)方向の浮き上がり(反り)を抑制することができる。従って、印刷領域における用紙Sと液体噴射部32との間の距離の均一性が向上し、用紙Sに印刷される印刷品質(印刷の均一性)を向上させることができる。
(6)媒体押さえ部材51と媒体支持部27との間を用紙S(用紙Sの端部)が通過するので、用紙Sと液体噴射部32とは干渉(接触)せず、用紙Sと液体噴射部32との干渉による液体噴射部32の不具合(故障)を抑制することができる。
(7)媒体押さえ部材51の第2部分62に複数の孔514を形成することによって、新しい用紙Sを取り付ける際に、媒体押さえ部材51が適正な位置に調整されたかどうかを容易に確認することができる。よって、媒体押さえ部材51と媒体支持部27との間を用紙S(用紙Sの端部)が確実に通過するように、媒体押さえ部材51の位置を適正に調整することができる。
(実施形態2)
図10(a)は、図3に対応する図であり、媒体支持部に対する実施形態2に係る媒体押さえ部材の装着例を示す概略平面図である。図10(b)は、図3に対応する図であり、媒体支持部に対する本実施形態に係る媒体押さえ部材の他の装着例を示す概略平面図である。図11は、図7に対応する図であり、本実施形態に係る媒体押さえ部材が媒体支持部に装着された部分の拡大図である。
なお、図11では、用紙S及び搬送ローラー対25の図示が省略され、媒体受け入れ部62b,63bが実線で図示され、媒体受け入れ部62c,63cが破線で図示されている。
本実施形態では、第1媒体押さえ部材51A1の第2部分62A1に設けられた媒体受け入れ部62cの形状、及び第2媒体押さえ部材51B1の第3部分63B1に設けられた媒体受け入れ部63cの形状が、実施形態1と異なる。この点が本実施形態と実施形態1との相違点であり、他の構成は本実施形態と実施形態1とで同じである。
以下、図10及び図11を参照し、本実施形態に係る記録装置を、実施形態1に係る記録装置1との相違点を中心に説明する。また、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明を省略する。
図10(a)に示すように、第1媒体押さえ部材51A1は媒体支持部27の上面27aのX(+)方向側に装着され、第2媒体押さえ部材51B1は媒体支持部27の上面27aのX(−)方向側に装着されている。用紙Sの端部は、第1媒体押さえ部材51A1の第2部分62A1と媒体支持部27の上面27aとが重なる領域、及び第2媒体押さえ部材51B1の第3部分63B1と媒体支持部27の上面27aとが重なる領域に配置されている。
第1媒体押さえ部材51A1の第2部分62A1は、搬送方向Fの下流側に配置された媒体押さえ部62aと、搬送方向Fの上流側に配置された媒体受け入れ部62cとを有している。第2媒体押さえ部材51B1の第3部分63B1は、搬送方向Fの下流側に配置された媒体押さえ部63aと、搬送方向Fの上流側に配置された媒体受け入れ部63cとを有している。
よって、用紙Sの端部は、実施形態1と異なる形状の媒体受け入れ部62c,63cと媒体支持部27の上面27aとが重なる領域に配置されている。
図10(b)に示すように、第2媒体押さえ部材51B1は媒体支持部27の上面27aのX(+)方向側に装着され、第1媒体押さえ部材51A1は媒体支持部27の上面27aのX(−)方向側に装着されている。用紙Sの端部は、第2媒体押さえ部材51B1の第2部分62と媒体支持部27の上面27aとが重なる領域、及び第1媒体押さえ部材51A1の第3部分63と媒体支持部27の上面27aとが重なる領域に配置されている。
第2媒体押さえ部材51B1の第2部分62は、搬送方向Fの下流側に配置された媒体押さえ部62aと、搬送方向Fの上流側に配置された媒体受け入れ部62bとを有している。第1媒体押さえ部材51A1の第3部分63は、搬送方向Fの下流側に配置された媒体押さえ部63aと、搬送方向Fの上流側に配置された媒体受け入れ部63bとを有している。
よって、用紙Sの端部は、実施形態1と同じ形状の媒体受け入れ部62b,63bと媒体支持部27の上面27aとが重なる領域に配置されている。
図11に示すように、媒体受け入れ部62b,63bは実施形態1と同じ形状を有し、媒体受け入れ部62b,63bの傾斜角はθ1であり、用紙Sの入口の寸法はH1である。
媒体受け入れ部62c,63cは実施形態1と異なる形状を有し、媒体受け入れ部62c,63cの傾斜角はθ4であり、用紙Sの入口の寸法はH4である。媒体受け入れ部62c,63cの傾斜角θ4は、媒体受け入れ部62b,63bの傾斜角θ1よりも小さい。媒体受け入れ部62c,63cの用紙Sの入口の寸法H4は、媒体受け入れ部62b,63bの用紙Sの入口の寸法H1よりも小さい。
上述したように、変形しやすい用紙Sでは、変形しにくい用紙Sと比べて、用紙Sが媒体受け入れ部に接する部分において、用紙SのZ(−)方向の変形(湾曲)が小さくなるように、媒体受け入れ部の形状を調整することが好ましい。
媒体受け入れ部62c,63cの傾斜角θ4は、媒体受け入れ部62b,63bの傾斜角θ1よりも小さいため、用紙Sが媒体受け入れ部62c,63cに接する部分では、用紙Sが媒体受け入れ部62b,63bに接する部分と比べて、用紙Sを搬送方向Fと逆方向に押し戻そうとする力が弱くなり、用紙SのZ(−)方向の変形(湾曲)が小さくなる。よって、変形しやすい用紙Sに対しては、媒体受け入れ部62c,63cを適用させることが好ましい。
図10(a)に示す媒体支持部27に対する媒体押さえ部材51(第1媒体押さえ部材51A1、第2媒体押さえ部材51B1)の装着例は、用紙Sの端部が媒体受け入れ部62c,63cと媒体支持部27の上面27aとが重なる領域に配置されているので、変形しやすい用紙Sに対して好適である。
上述したように、変形しにくい用紙Sでは、用紙Sの入口が用紙Sを受け入れやすくなるように媒体受け入れ部の形状を調整することが好ましい。
媒体受け入れ部62b,63bの用紙Sの入口の寸法H1は、媒体受け入れ部62c,63cの用紙Sの入口の寸法H4よりも大きいので、媒体受け入れ部62b,63bの用紙Sの入口は、媒体受け入れ部62c,63cの用紙Sの入口と比べて、用紙Sを受け入れやすい。よって、変形しにくい用紙Sに対しては、媒体受け入れ部62b,63bを適用させることが好ましい。
図10(b)に示す媒体支持部27に対する媒体押さえ部材51(第1媒体押さえ部材51A1、第2媒体押さえ部材51B1)の装着例は、用紙Sの端部が媒体受け入れ部62b,63bと媒体支持部27の上面27aとが重なる領域に配置されているので、変形しにくい用紙Sに対して好適である。
このように、本実施形態に係る媒体押さえ部材51(第1媒体押さえ部材51A1、第2媒体押さえ部材51B1)は、実施形態1と同じ形状の媒体受け入れ部62b,63bと、実施形態1と異なる形状の媒体受け入れ部62c,63cとを有しているので、変形しやすい用紙S及び変形しにくい用紙Sの両方に好適に適用させることができる。
なお、本実施形態における形状が異なるとは、四角や三角という二次元形状、傾斜角、長さ、平面や曲面という巨視的な三次元形状、及び表面凹凸などの微視的な三次元形状のうちの少なくとも一つが異なる場合に該当する。すなわち、四角や三角という二次元形状、傾斜角、長さ、平面や曲面という巨視的な三次元形状、及び表面凹凸などの微視的な三次元形状うちの少なくとも一つを異ならしめて、使用する用紙Sに好適な媒体受け入れ部を形成することが好ましい。
1…記録装置、12…車輪、13…脚部、14…筐体部、14a…排出口、15…給送部、16…巻取部、17…媒体案内部、18…テンション付与機構、19…アーム部材、20…テンションローラー、21…ホルダー、22…制御部、23…操作パネル、24…液体収容容器、25…搬送ローラー対、26…記録部、27…媒体支持部、27a…上面、28…吸引機構、29…ガイド軸、30…ガイド軸、31…キャリッジ、32…液体噴射部、33…調整機構、34…反射型センサー、35…吸引室形成部材、36…負圧室、37…吸引室、38…排気ファン、42…溝部、43…反射用溝部、46,47,48…吸引孔、51…媒体押さえ部材、51A,51A1…第1媒体押さえ部材、51B,51B1…第2媒体押さえ部材、53…第1固定部材、54…第2固定部材、61…媒体押さえ部材の第1部分、62,62A1…媒体押さえ部材の第2部分、63,63B1…媒体押さえ部材の第3部分、62a,63a…媒体押さえ部、62b,63b,62c,63c…媒体受け入れ部、513…摘み部、514…孔、515…開口、F…搬送方向、S…用紙、R1…ロール体、R2…ロール体。

Claims (7)

  1. 媒体支持部の第1面に装着可能な媒体押さえ部材であって、
    前記第1面との間に媒体を受け入れることが可能な媒体受け入れ部を有し、
    前記第1面に装着された状態において、
    前記媒体受け入れ部は、前記媒体の搬送方向の下流から上流に向かって前記第1面から離れるように傾斜していることを特徴とする媒体押さえ部材。
  2. 前記媒体受け入れ部と前記第1面とがなす角度は45度以下であることを特徴とする請求項1に記載の媒体押さえ部材。
  3. 前記媒体受け入れ部の前記搬送方向の上流側の端と前記第1面との間の距離は、1mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の媒体押さえ部材。
  4. 前記第1面との間に前記媒体を押さえることが可能な媒体押さえ部を有し、
    前記媒体受け入れ部は、前記媒体押さえ部の前記搬送方向の上流端部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の媒体押さえ部材。
  5. 前記搬送方向と交差する方向の端部の一方に第1の媒体押さえ部が設けられ、前記搬送方向と交差する方向の端部の他方に第2の媒体押さえ部が設けられ、
    前記第1の媒体押さえ部及び前記第2の媒体押さえ部のそれぞれに前記媒体受け入れ部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の媒体押さえ部材。
  6. 前記第1の媒体押さえ部に設けられた前記媒体受け入れ部の形状と、前記第2の媒体押さえ部に設けられた前記媒体受け入れ部の形状とが異なることを特徴とする請求項5に記載の媒体押さえ部材。
  7. 記録部と、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の媒体押さえ部材と、
    を備えていることを特徴とする記録装置。
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JP2018130880A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 ローランドディー.ジー.株式会社 印刷装置及び押さえ具

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