JP2015116760A - 印刷装置 - Google Patents

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Hiroyuki Maeda
浩之 前田
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Abstract

【課題】搬送される印刷用紙の紙浮きを低減する。
【解決手段】印刷用紙Pにインク滴を吐出するインクジェットヘッド42と、前記印刷用紙Pを搬送経路32に沿って搬送するとともに、前記インクジェットヘッド42に対して前記印刷用紙Pの搬送方向上流側に設けられる紙搬送機構30と、前記インクジェットヘッド42と前記搬送経路32を介して対峙するプラテン45を含み、前記印刷用紙Pを前記プラテン45側に吸着する吸着機構50と、を備え、前記吸着機構50は、前記印刷用紙Pを吸着する前記搬送経路32側の吸着面52に複数の吸着孔53が略マトリックス状に形成され、前記吸着孔53による、前記印刷用紙Pを前記吸着面52に吸着する吸着力は、前記紙搬送機構30の近傍が強く、前記印刷用紙Pの搬送方向下流側が弱いことを特徴とする印刷装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷用紙を吸着する吸着機構を有する印刷装置に関する。
長尺の印刷用紙に情報を印刷する印刷装置は、様々な分野で用いられている。近年、より精細な印刷やカラー印刷の要求があり、インク滴を吐出するインクジェットヘッドを備えるインクジェット方式の印刷装置が用いられる。インクジェット方式の印刷装置は、良好な印刷を確保するために搬送される印刷用紙とインクジェットヘッドとの間の間隙を一定に保つ必要がある。印刷用紙の印刷面の平面性を確保するために印刷用紙をインクジェットヘッドと対向するプラテン側に吸引する吸引機構(吸着機構)を備える印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、印刷装置では、駆動力を得て回転する主動ローラーと当該主動ローラーに所定の圧力で押圧される従動ローラーとを備え、主動ローラーと従動ローラーとの間に印刷用紙を挟持して搬送する紙搬送機構が知られている。インクジェット方式の印刷装置では、印刷用紙に吐出されたインク滴は印刷用紙に吸収もしくは乾燥するのに時間がかかる。そのため、印刷用紙に吐出されたインク滴が主動ローラーもしくは従動ローラーの表面に付着し、その後印刷用紙に転写して印刷品質が低下する虞がある。このような印刷品質の低下を防ぐため、紙搬送機構を、インクジェットヘッドとプラテンとが配置される位置に対して、搬送方向の上流側に設ける、所謂プッシュタイプの紙搬送機構が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−201683号公報 特開2009−023175号公報
近年、印刷装置が用いられる分野もさらに拡大し印刷用紙の種類も多岐に亘る。印刷用紙としては、長尺の印刷用紙に対して所定の間隔でミシン目を設け、ミシン目部分で交互に折り畳まれたチケット用紙やファンフォールド紙等もある。また、長尺の印刷用紙をロール状に巻きあげたロール紙において、一時に収容される印刷用紙の長さを長くしロール紙の交換頻度を低減させる目的で、紙厚が薄く剛性の低い印刷用紙が用いられる場合もある。
上述の印刷用紙を、吸引機構と、当該吸引機構の上流側に配置されるプッシュタイプの紙搬送機構とを有する印刷装置で搬送すると、吸引機構の吸引力が紙搬送負荷となり、紙搬送機構と吸引機構との間でミシン目や剛性の低い部分が浮き上がり、所謂紙浮きが発生する虞がある。紙浮きが発生すると、紙搬送精度が低下したり印刷用紙とインクジェットヘッドとの間隙を一定に保つことができなったりして、印刷品質が低下してしまう。著しい場合は、印刷用紙とインクジェットヘッドとの接触や紙ジャムが発生する場合もある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)印刷用紙にインク滴を吐出するインクジェットヘッドと、前記印刷用紙を搬送経路に沿って搬送するとともに、前記インクジェットヘッドに対して前記印刷用紙の搬送方向上流側に設けられる紙搬送機構と、前記インクジェットヘッドと前記搬送経路を介して対峙するプラテンを含み、前記印刷用紙を前記プラテン側に吸着する吸着機構と、を備え、前記吸着機構は、前記印刷用紙を吸着する前記搬送経路側の吸着面に複数の吸着孔が略マトリックス状に形成され、前記吸着孔による、前記印刷用紙を前記吸着面に吸着する吸着力は、前記紙搬送機構の近傍が強く、前記印刷用紙の搬送方向下流側が弱いことを特徴とする印刷装置。
この構成によれば、印刷装置によって搬送され情報が印刷される印刷用紙は、搬送方向上流側に位置する紙搬送機構の近傍で吸着機構の吸着面に対して強く吸着される。そして、搬送方向下流側では、紙搬送機構の近傍と比較して弱く吸着される。そのため、ミシン目を有しミシン目部分で曲がりやすい印刷用紙や紙厚が薄く剛性の低い印刷用紙が使用されたとしても、吸着面の搬送方向上流側で強く吸着されるため、紙搬送機構と吸着機構との境界付近で紙浮きが発生することを低減できる。また、吸着面の搬送方向下流側の吸着力が弱いため、吸着機構による紙搬送負荷が過度に大きくなることを防止できる。その結果、印刷用紙を安定して搬送することができ、紙搬送精度の低下や印刷用紙とインクジェットヘッドとの間隙が変化することを低減できる。従って、印刷品質のよい、信頼性の向上した印刷装置を提供できる。
(適用例2)前記吸着機構の前記吸着面は、前記印刷用紙の搬送方向に沿って複数の吸着領域に分割され、搬送方向下流側の前記吸着領域の吸着力は、搬送方向上流側の前記吸着領域の吸着力と比較して同等か、もしくは弱いことを特徴とする上記の印刷装置。
この構成によれば、吸着機構による印刷用紙への吸着力を、搬送方向の上流側に位置するプッシュタイプの紙搬送機構の近傍を強くして、下流側を弱くすることができる。そのため、紙搬送機構と吸着機構との境界付近で紙浮きが発生することを低減できる。また、吸着面の搬送方向下流側の吸着力が弱いため、吸着機構による紙搬送負荷が過度に大きくなることを防止できる。その結果、印刷用紙を安定して搬送することができ、紙搬送精度の低下や印刷用紙とインクジェットヘッドとの間隙が変化することを低減できる。
(適用例3)前記インクジェットヘッドと対峙する前記プラテン部分は、1つの前記吸着領域の範囲内に位置することを特徴とする上記の印刷装置。
プラテン部分は、インクジェットヘッドによる印刷位置を規定する役割を有する。この構成によれば、インクジェットヘッドによる印刷位置部分において、情報が印刷される印刷用紙は一定の吸着力でプラテン側に吸着される。そのため、インクジェットヘッドと印刷用紙との間隙を一定に保つことができる。その結果、良好な印刷品質を提供できる。
(適用例4)搬送方向下流側に位置する前記吸着領域に設けられる前記吸着孔の径は、搬送方向上流側に位置する前記吸着領域に設けられる前記吸着孔の径と比較して同等か、もしくは小さいことを特徴とする上記の印刷装置
この構成によれば、搬送方向の上流側に位置するプッシュタイプの紙搬送機構の近傍を、下流側と比較して広い開口面積を有する吸着孔で確実に吸着することができる。そのため、紙搬送機構と吸着機構との境界付近で紙浮きが発生することを低減できる。また、吸着面の搬送方向下流側の吸着力が弱いため、吸着機構による紙搬送負荷が過度に大きくなることを防止できる。その結果、印刷用紙を安定して搬送することができ、紙搬送精度の低下や印刷用紙とインクジェットヘッドとの間隙が変化することを低減できる。
(適用例5)搬送方向下流側に位置する前記吸着領域に設けられる前記吸着孔の数は、搬送方向上流側に位置する前記吸着領域に設けられる前記吸着孔の数と比較して同等か、もしくは少ないことを特徴とする上記の印刷装置。
この構成によれば、搬送方向の上流側に位置するプッシュタイプの紙搬送機構の近傍を、下流側と比較して多くの吸着孔で確実に吸着することができる。そのため、紙搬送機構と吸着機構との境界付近で紙浮きが発生することを低減できる。また、吸着面の搬送方向下流側の吸着力が弱いため、吸着機構による紙搬送負荷が過度に大きくなることを防止できる。その結果、印刷用紙を安定して搬送することができ、紙搬送精度の低下や印刷用紙とインクジェットヘッドとの間隙が変化することを低減できる。
(適用例6)前記吸着機構は、前記吸着面の前記吸着孔から所定の吸引力で空気を吸い込む吸引エリアを有し、複数の前記吸着領域は、それぞれ1つの前記吸引エリアに対応しており、搬送方向下流側に位置する前記吸着領域に対応する前記吸引エリアの前記吸引力は、搬送方向上流側に位置する前記吸着領域に対応する前記吸引エリアの前記吸引力と比較して同等か、もしくは弱いことを特徴とする上記の印刷装置。
この構成によれば、搬送方向の上流側に位置するプッシュタイプの紙搬送機構の近傍を、下流側と比較して強い吸引力を有する吸引エリアに対応する吸着領域とすることができる。そのため、プッシュタイプの紙搬送機構の近傍を確実に吸着することができる。その結果、紙搬送機構と吸着機構との境界付近で紙浮きが発生することを低減できる。また、吸着面の搬送方向下流側の吸着力が弱いため、吸着機構による紙搬送負荷が過度に大きくなることを防止できる。従って、印刷用紙を安定して搬送することができ、紙搬送精度の低下や印刷用紙とインクジェットヘッドとの間隙が変化することを低減できる。
印刷装置の全体構成を示す概略断面図。 印刷用紙の例を示す図。 吸着機構の分解斜視図。 第1実施形態に係る吸着機構の吸着面に開口される吸着孔の配置図。 第2実施形態に係る吸着機構を説明する図。 第3実施形態に係る吸着機構を説明する図。
以下、本実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で参照する図面では、説明および図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺を実際のものとは異なるように表す場合がある。
(印刷装置の全体構成について)
まず、印刷装置の全体構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、印刷装置の全体構成を示す概略断面図であり、図2は、印刷用紙の例を示す図である。以降、印刷装置として、長尺の印刷用紙を印刷装置の後方から給紙して、インクジェットヘッドからインク滴を吐出して情報を印刷し、前方に排紙する業務用のインクジェットプリンターを例にとり説明する。なお、図1に示すX方向は印刷機構部分での印刷用紙の搬送方向を示し、Y方向は、印刷用紙の幅方向を示し、Z方向は、X方向およびY方向と直交する方向を示す。
図1に示すように、印刷装置10は、印刷用紙収容部20と、紙搬送機構30と、印刷機構40と、吸着機構50と、これらを内包する筐体12と、制御部15とを備える。
本実施形態に係る印刷装置10は、長尺の印刷用紙Pをロール状に巻きあげたロール紙Rや、同じく長尺の印刷用紙Pに対して所定の間隔でミシン目17を形成し交互に折り畳んだファンフォールド紙Fを選択的に使い分けることができる。
まず、印刷用紙Pの例について説明する。図2(a)に示すように、ロール紙Rは、所定の幅を有する長尺の印刷用紙Pを、紙管Raを中心としてロール状に巻きあげて形成される。近年、ロール紙Rの交換の頻度を低減させる等の目的で、大径に巻きあげたロール紙Rや紙厚の薄い印刷用紙Pを用いたロール紙Rが用いられる。
図2(b)に示すように、ファンフォールド紙Fは、長尺の印刷用紙Pを長手方向に所定の間隔でミシン目17を設け切断可能に構成され、ミシン目17部位で交互に逆方向に折り畳まれ積層され形成される。また、印刷用紙Pには、長手方向に沿って両側縁18a,18bに後述する紙搬送機構30のトラクター25のトラクターピン26(図1参照)が係合可能なスプロケットホール19が所定のピッチで列状に形成されている。このようなファンフォールド紙Fは、チケット等の単票やラベル等を連続的に発行する場合によく用いられる。
図1に示すように、本実施形態に係る印刷用紙収容部20は、長尺の印刷用紙Pをロール状に巻きあげたロール紙R用のロール紙収容部22と、同じく長尺の印刷用紙Pに対して所定の間隔でミシン目を形成し交互に折り畳んだファンフォールド紙F用のファンフォールド紙収容部24とを有する。ロール紙収容部22は、印刷装置10のX方向後方内側に配置され、ロール紙駆動軸23を有する。ロール紙駆動軸23は、ロール紙Rの中心にある紙管Raを支持し、図示しないロール紙軸駆動モーターから駆動力を得てロール紙Rを正逆方向に回転する。ファンフォールド紙収容部24は、印刷装置10のX方向後方の筐体12の外側に配置され、折り畳まれたファンフォールド紙Fを収容する。
なお、この印刷用紙収容部20は、印刷装置10の使用用途、すなわちロール紙Rを用いるか、ファンフォールド紙Fを用いるかによって、ロール紙収容部22もしくはファンフォールド紙収容部24のいずれかを使用するか固定できる。以降、ロール紙Rを用いロール紙収容部22を使用する場合を例にとり説明する。
紙搬送機構30は、印刷装置10の後方から前方に向かう搬送経路32の搬送方向(X方向)の上流から順に、繰出しローラー33、ガイドローラー34、紙送りローラー対35を有する。繰出しローラー33は、ロール紙収容部22からロール紙駆動軸23の駆動によって送り出される印刷用紙Pを、図示しない繰り出しローラー駆動モーターから駆動力を得て搬送経路32に送り込む。ガイドローラー34は、繰出しローラー33の下流側に設けられ、印刷用紙Pに適度なテンションを加えながら印刷用紙Pをガイドする。
紙送りローラー対35は、主動ローラーである紙送りローラー36と従動ローラーである紙押えローラー37とを有する。紙送りローラー36は、円柱形状を呈し搬送経路32のZ方向下側に配置され、図示しない紙搬送モーターから駆動力を得て正逆方向に任意の速度で回転する。紙押えローラー37は、円柱形状を呈し回転自在とされ搬送経路32を挟んで紙送りローラー36に所定の圧力で押圧される。
紙送りローラー対35は、紙送りローラー36と紙押えローラー37との間に印刷用紙Pを挟持し、紙送りローラー36の回転動作に従って印刷用紙Pを所定の速度、ピッチで搬送経路32に沿って搬送する。搬送される印刷用紙Pは、後述する印刷機構40および吸着機構50を経由して、印刷装置10の筐体12のX方向前方に設けられた紙排出口13から排出される。なお、紙搬送機構30の構成部品の間には、紙ガイド38が設けられ印刷用紙Pの搬送をガイドする。紙ガイド38は、印刷用紙Pの幅方向や搬送位置を規制するもので、印刷用紙Pの幅寸法の大小に限らず、印刷用紙Pが搬送経路32の幅方向(Y方向)の略中央に配置されるように規制する機能を有する。
ここで、ファンフォールド状の印刷用紙Pを用いて、ファンフォールド紙収容部24を使用する場合についても説明する。紙搬送機構30が、ファンフォールド状の印刷用紙Pを搬送する場合は、上述の繰出しローラー33の代わりに、印刷装置10のX方向後部に設けられた紙供給口14近傍に設けられた1対のトラクター25が用いられる。トラクター25は、印刷用紙Pのスプロケットホール19に挿入可能なトラクターピン(係合部)26と、外周面にトラクターピン26が所定間隔で形成されたトラクターベルト27と、トラクターベルト27が架け渡されている駆動スプロケット28および従動スプロケット29を備えている。
1対のトラクター25は、搬送される印刷用紙Pの幅方向の両端にあるスプロケットホール19に対応するように搬送経路32のY方向両側に配置されている。また、1対のトラクター25の駆動スプロケット28のそれぞれは、1対のトラクター25が同期して駆動するように図示しない駆動スプロケット軸によって連結されている。この1対のトラクター25は、ファンフォールド紙収容部24に収容されるファンフォールド状の印刷用紙Pを紙供給口14から導入し、上述の搬送経路32に送り込む。この場合、ガイドローラー34は用いてもよいし用いなくてもよい。
紙送りローラー36と繰出しローラー33もしくはトラクター25には、図示しないエンコーダーが配設されていてもよい。これらのエンコーダーの検出値を用いて印刷用紙Pの搬送速度や搬送距離を検出することができる。また、搬送経路32の紙ガイド38に透過型もしくは反射型の光学センサーを設け、印刷用紙Pの有無や先端位置を検出することもできる。
なお、上述の紙搬送機構30は、搬送経路32に沿って後述する印刷機構40の搬送方向上流側に配置されている。このような紙搬送機構30は、所謂プッシュタイプの紙搬送機構30と称される。
印刷機構40は、インクジェットヘッド42と、キャリッジ44と、プラテン45とを有する。インクジェットヘッド42は、図示しないインク供給機構によって供給されるインクをインク滴として吐出する複数の図示しないノズルを有し、ノズルをZ方向下方、すなわち印刷用紙Pが搬送される搬送経路32側に向けてキャリッジ44に搭載される。プラテン45は、印刷位置を規定する役割を有し、搬送経路32を挟んでインクジェットヘッド42に対向する位置に配置される。
なお、印刷装置10は、インクジェットヘッド42と当該インクジェットヘッド42を搭載するキャリッジ44を、図示しないキャリッジ送り機構によって印刷用紙Pの幅方向に往復移動する、所謂シリアル印刷方式を採用してもよい。また、印刷装置10は、複数のインクジェットヘッド42を印刷用紙PのY方向の印刷領域をカバーするようにキャリッジ44に搭載する、所謂ライン印刷方式を採用してもよい。
吸着機構50は、印刷機構40と対峙するプラテン45を含む搬送経路32に配置され、良好な印刷品質を確保するために搬送される印刷用紙Pとインクジェットヘッド42との間の間隙を一定に保つ役割を有する。吸着機構50の詳細については、後述する。制御部15は、上述の各機構を統括的に制御する。
上述の構成を有する印刷装置10は、ロール紙Rやファンフォールド紙Fの形態をとる長尺の印刷用紙Pを印刷装置10のX方向後方から給紙して、紙搬送機構30によって搬送しつつ印刷機構40のインクジェットヘッド42からインク滴を選択的に吐出して所望の情報を印刷し、前側に位置する紙排出口13から発行する。なお、ロール紙Rの場合は、紙排出口13に設けられたオートカッター48によって所望の長さに切断され単票として発行される。ファンフォールド紙Fの場合は、紙排出口13の下流に図示しない排紙トレイを設け、そこに再度折り畳んだ状態で一旦収容され、その後まとめて取り出されて、後工程で発行等の処理がされる。
(吸着機構について)
(第1実施形態)
ここで、第1実施形態に係る吸着機構について、図3および図4を参照して説明する。図3は、吸着機構の分解斜視図であり、図4は、吸着機構の吸着面に開口される吸着孔の配置図である。図3および図4に示すX方向、Y方向およびZ方向は、図1に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一な方向を示す。
図3に示すように、吸着機構50は、紙搬送機構30の搬送経路32に対向する吸着ユニット55を上部としZ方向下方に向かって、順に吸引ユニット60と、駆動ユニット65とを有する。
吸着ユニット55は、略四角形形状の吸着面52と、開閉動作部56とを備える。吸着面52は、上述のプラテン45部分を含み、貫通孔である多数の吸着孔53が略マトリックス状に配置されている。なお。吸着孔53の配置の詳細については後述する。吸着面52の印刷用紙Pの搬送方向(X方向)の上流側および下流側には、印刷用紙Pの先端位置と印刷用紙Pの有無を検出する紙検出部54a,54bが設けられている。
開閉動作部56は、吸着面52に形成された複数の吸着孔53の開閉動作を司り、図示しない開閉プレートと、第1カム群57と、第2カム群58とを有する。開閉プレートは、上記の吸着孔53に対応する図示しない貫通孔が設けられた略四角形の板状に形成され、吸着面52の裏面側に摺動自在に配置される。第1カム群57および第2カム群58は、開閉プレートと連結される複数のカムや歯車によって構成され、開閉プレートを吸着面52の裏面に沿ってスライド駆動する。
吸引ユニット60は、吸引室62と吸引ファン64とを有する。吸引室62は、図中Z方向上面が開放された略箱形状を呈し、その開放された上部には上述の吸着ユニット55が蓋状に取り付けられる。吸引ファン64は、吸引室62の1つの側面に回転自在に取り付けられる。
駆動ユニット65は、第1モーター67と第2モーター68とを有し、吸引室62の底面側より吸引室62の内部に取り付けられる。第1モーター67は、吸着ユニット55の開閉動作部56の第1カム群57もしくは第2カム群58と連結され、第1カム群57および第2カム群58を駆動する。第2モーター68は、吸引ファン64と連結され、吸引ファン64を回転駆動する。
上述の構造を有する印刷装置10において、紙搬送機構30によって搬送される印刷用紙Pが吸着機構50の吸着面52に到達すると、吸着面52の上流側に位置する紙検出部54aが印刷用紙Pの先端を検出する。この紙検出部54aの検出信号をトリガーにして、駆動ユニット65の第1モーター67を駆動して開閉動作部56の開閉プレートをスライドさせ吸着面52の吸着孔53を開放させる。同時に、駆動ユニット65の第2モーター68を駆動して吸引ユニット60の吸引ファン64を回転させる。吸引ファン64の回転によって、吸引室62内が負圧状態になり吸着面52の各吸着孔53に吸引力が発生する。そのため、印刷用紙Pは、吸着機構50の吸着面52、すなわちプラテン45側に密着した状態で搬送される。
ここで、第1実施形態に係る吸着面52について説明する。図4に示すように、吸着面52は、図中X方向に沿って略3分割される第1吸着領域52Aと、第2吸着領域52Bと、第3吸着領域52Cとに区分されている。
そのうち第2吸着領域52Bは、上述のプラテン45部分、すなわち印刷装置10の印刷位置部分を包含し、吸着面52のX方向中央部分に位置する。第2吸着領域52Bに形成される複数の吸着孔53Bは、径nの大きさでY方向を1つの列として配列され、X方向に隣接する列はY方向に半ピッチずれるように、所謂千鳥状に配列されている。
第1吸着領域52Aは、第2吸着領域52Bに対して印刷用紙Pの搬送方向上流側、すなわち紙搬送機構30の近傍に位置する。第1実施形態では、第1吸着領域52Aに形成される複数の吸着孔53Aは、第2吸着領域52Bの吸着孔53Bの径nより大きな径mに形成され配置されている。
第3吸着領域52Cは、第2吸着領域52Bに対して印刷用紙Pの搬送方向下流側、すなわち紙排出口13側に位置する。第3吸着領域52Cに形成される複数の吸着孔53Cは、第2吸着領域52Bに形成される吸着孔53Bの径nより小さな径hに形成されマトリックス状に配置されている。
以下、本実施形態の効果を記載する。
(1)上述の構成を有する印刷装置10において、吸着機構50上を搬送される印刷用紙Pは、紙搬送機構30の下流側、すなわち吸着面52の第1吸着領域52Aで大きな径mを有する吸着孔53Aによって広い面積でしっかりと吸着される。そして、印刷用紙Pは、印刷位置部分でもある吸着面52の第2吸着領域52Bで、第1吸着領域52Aの吸着孔53Aより、小さな径nを有する吸着孔53Bによってプラテン45側に第1吸着領域52Aより若干弱い吸着力で吸引される。その後、印刷用紙Pは、搬送方向の下流側である第3吸着領域52Cで、第2吸着領域52Bの吸着孔53Bより小さな径hを有する吸着孔53Cによって、プラテン45側に第2吸着領域52Bより若干弱い吸着力で吸引される。
すなわち、印刷装置10によって搬送され情報が印刷される印刷用紙Pは、搬送方向上流側に位置する紙搬送機構30の近傍で吸着機構50の吸着面52に対して強く吸着される。そして、搬送方向下流側では、紙搬送機構30の近傍と比較して弱く吸着される。そのため、ミシン目17を有しミシン目17部分で曲がりやすいファンフォールド状の印刷用紙Pや紙厚が薄く剛性の低い印刷用紙Pが使用されたとしても、吸着面52の搬送方向上流側で強く吸着されるため、紙搬送機構30と吸着機構50との境界付近で紙浮きが発生することを低減できる。また、吸着面52の搬送方向下流側の吸着力が弱いため、吸着機構50による紙搬送負荷が過度に大きくなることを防止できる。その結果、印刷用紙Pを安定して搬送することができ、紙搬送精度の低下や印刷用紙Pとインクジェットヘッド42との間隙が変化することを低減できる。従って、印刷品質のよい、信頼性の向上した印刷装置10を提供できる。
(2)本実施形態に係る吸着機構50の吸着面52は、印刷装置10の印刷位置であるプラテン45部分を含む領域を1つの吸着領域(第2吸着領域52B)として、同一な吸着力が発生するように設定している。そのため、インクジェットヘッド42からインクが吐出される領域では、印刷用紙Pは確実にプラテン45側に密着させられる。その結果、インクジェットヘッド42と印刷用紙Pとの間隙を一定に保つことができ、良好な印刷品質を確保できる。
(第2実施形態)
ここで、第2実施形態について、図5を参照して説明する。図5は、第2実施形態に係る吸着機構を説明する図であり、詳しくは吸着機構の断面図である。なお、図5において説明を分りやすくするために開閉プレートは省略している。図5に示すX方向およびZ方向は、図1に示すX方向およびZ方向と同一な方向を示す。また、第1実施形態と同様な構成および内容については、符号を等しくして説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態に係る吸着機構70において、吸着ユニット75の吸着面72は、図中X方向に沿って略3分割され、搬送方向上流から順に第1吸着領域72Aと、第2吸着領域72Bと、第3吸着領域72Cと区分されている。吸着面72に設けられた複数の吸着孔73は、第1吸着領域72A、第2吸着領域72Bおよび第3吸着領域72Cとも同一な径nで形成されている。また、第1実施形態と同様に、複数の吸着孔73は、Y方向を1つの列として配列され、X方向に隣接する列はY方向に半ピッチずれるように、所謂千鳥状に配列されている。
吸着ユニット75は、第1吸着領域72Aの下部に第1吸引エリア74Aが、第2吸着領域72Bの下部に第2吸引エリア74Bが、第3吸着領域72Cの下部に第3吸引エリア74Cが設けられている。第1吸引エリア74A、第2吸引エリア74Bおよび第3吸引エリア74Cは、それぞれ吸着面72の裏面からZ方向に垂れ下がるとともにY方向に延びる縦壁76によって独立している。
第2吸着領域72Bの第2吸引エリア74Bには、縦壁76の壁面から、吸着面72と略平行でXY方向に展開しつつ隣の縦壁76との間に隙間部78を有する横壁77が1枚設けられている。第3吸着領域72Cの第3吸引エリア74Cには、縦壁76の壁面から、吸着面72と略平行でXY方向に展開しつつ隣の縦壁76との間に隙間部78を有する横壁77が互い違いに2枚設けられている。なお、第1吸着領域72Aの第1吸引エリア74Aには、横壁77は設けられていない。この吸着ユニット75は、第1実施形態と同様に吸引ユニット60の吸引室62の上面開放部に蓋状に取り付けられる。
上述の第2実施形態に係る吸着機構70は、第1実施形態と同様に、印刷用紙Pの先端が吸着面72の上流部分に到達すると、紙検出部54aの検出信号をトリガーにして、駆動ユニット65の第2モーター68を駆動して吸引ユニット60の吸引ファン64を回転させる。吸引ファン64の回転によって、吸引室62内が負圧状態になる。
吸引室62内が負圧状態になると、第1吸引エリア74A、第2吸引エリア74Bおよび第3吸引エリア74Cを介して、第1吸着領域72A、第2吸着領域72Bおよび第3吸着領域72Cの開放された吸着孔73に吸引力が作用する。このとき、第1吸引エリア74Aは横壁77が設けられていないため、吸引室62内で発生した負圧が直接作用して、第1吸着領域72Aの吸着孔73に吸引力が発生する。
第2吸引エリア74Bは横壁77が1枚設けられているため、1枚の横壁77が抵抗となって、第2吸着領域72Bの吸着孔73に、第1吸着領域72Aの吸着孔73より弱い吸引力が発生する。第3吸引エリア74Cは横壁77が互い違いに2枚設けられているため、2枚の横壁77が抵抗となって、第3吸着領域72Cの吸着孔73に、第2吸着領域72Bの吸着孔73より弱い吸引力が発生する。
以下、本実施形態の効果を記載する。
上述の構成を有する吸着機構70において、吸着面72における吸着力は、印刷用紙Pの搬送方向上流側、すなわち紙搬送機構30に近い第1吸着領域72Aの吸着力が一番強く、下流方向、すなわち第2吸着領域72B、第3吸着領域72Cに行くに従って、弱くなる。そのため、印刷装置10によって搬送され情報が印刷される印刷用紙Pは、搬送方向上流側に位置する紙搬送機構30の近傍で吸着機構70の吸着面72に対して強く吸着される。そして、搬送方向下流側では、紙搬送機構30の近傍と比較して弱く吸着される。
吸着面72の搬送方向上流側で強く吸着されるため、紙搬送機構30と吸着機構70との境界付近で紙浮きが発生することを低減できる。また、吸着面72の搬送方向下流側の吸着力が弱いため、吸着機構70による紙搬送負荷が過度に大きくなることを防止できる。その結果、印刷用紙Pを安定して搬送することができ、紙搬送精度の低下や印刷用紙Pとインクジェットヘッド42との間隙が変化することを低減できる。従って、印刷品質のよい、信頼性の向上した印刷装置10を提供できる。
(第3実施形態)
ここで、第3実施形態について、図6を参照して説明する。図6は、第3実施形態に係る吸着機構を説明する図であり、詳しくは、吸着面の表面を示す平面図である。図6に示すX方向およびY方向は、図1に示すX方向およびY方向と同一な方向を示す。なお、第1実施形態および第2実施形態と同様な構成および内容については、符号を等しくして説明を省略する。
図6に示すように、第3実施形態に係る吸着機構80において、吸着ユニット85の吸着面82は、図中X方向に沿って略3分割され、搬送方向上流から順に第1吸着領域82Aと、第2吸着領域82Bと、第3吸着領域82Cと区分されている。吸着面82に設けられた複数の吸着孔83は、第1吸着領域82A、第2吸着領域82Bおよび第3吸着領域82Cとも同一な径nで形成されている。
第1吸着領域82Aは、吸着面82の搬送方向上流側、すなわち紙搬送機構30の近傍に位置する。第1吸着領域82Aに形成される複数の吸着孔83は、Y方向を1つの列として配列され、X方向に隣接する列はY方向に半ピッチずれるように、所謂千鳥状を呈し第1吸着領域82Aの全域に配列されている。
第2吸着領域82Bは、上述のプラテン45部分、すなわち印刷装置10の印刷位置部分を包含し、吸着面82のX方向中央部分に位置する。第2吸着領域82Bに形成される複数の吸着孔83は、第1吸着領域82Aと同様にY方向を1つの列として配列され、X方向に隣接する列はY方向に半ピッチずれるように配列されている。但し、Y方向の1つの列に配置される吸着孔83の数は、第1吸着領域82Aに配置される吸着孔83の数より少ない。すなわち、吸着孔83は、若干間引いた状態で配置される。
第3吸着領域82Cは、第2吸着領域82Bに対して印刷用紙Pの搬送方向下流側、すなわち紙排出口13側に位置する。第3吸着領域82Cに形成される複数の吸着孔83は、第1吸着領域82Aと同様にY方向を1つの列として配列され、X方向に隣接する列はY方向に半ピッチずれるように配列されている。但し、Y方向の1つの列に配置される吸着孔83の数は、第2吸着領域82Bに配置される吸着孔83の数より少ない。すなわち、吸着孔83は、さらに間引いた状態で配置される。
以下、本実施形態の効果を記載する。
上述の構成を有する吸着機構80において、吸着面82における吸着力は、印刷用紙Pの搬送方向上流側、すなわち紙搬送機構30に近い第1吸着領域82Aの吸着力が一番強く、下流方向、すなわち第2吸着領域82B、第3吸着領域82Cに行くに従って、弱くなる。そのため、印刷装置10によって搬送され情報が印刷される印刷用紙Pは、搬送方向上流側に位置する紙搬送機構30の近傍で吸着機構80の吸着面82に対して強く吸着される。そして、搬送方向下流側では、紙搬送機構30の近傍と比較して弱く吸着される。
吸着面82の搬送方向上流側で強く吸着されるため、紙搬送機構30と吸着機構80との境界付近で紙浮きが発生することを低減できる。また、吸着面82の搬送方向下流側の吸着力が弱いため、吸着機構80による紙搬送負荷が過度に大きくなることを防止できる。その結果、印刷用紙Pを安定して搬送することができ、紙搬送精度の低下や印刷用紙Pとインクジェットヘッド42との間隙が変化することを低減できる。従って、印刷品質のよい、信頼性の向上した印刷装置10を提供できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。例えば上記実施形態以外の変形例は、以下の通りである。
上記実施形態では、吸着面52,72,82を3つの吸着領域に分割した場合を例にとり説明したがこれに限定しない。吸着面52,72,82の分割数は、複数、すなわち少なくとも2つ以上であればよい。印刷装置10の大きさや用いられる印刷用紙P等によって、任意に選択できる。
上記実施形態では、各吸着領域の吸着力を調整する方法として、吸着孔53,73,83の径や配置される数、各吸着エリアでの抵抗を調整する場合を例にとり説明したがこれに限定しない。吸着孔53,73,83の開閉動作を司る開閉プレートの移動量等で調整してもよい。また、吸引ファン64部分から吸着エリアまでの距離等で調整してもよい。
10…印刷装置、13…紙排出口、20…印刷用紙収容部、30…紙搬送機構、32…搬送経路、35…紙送りローラー対、40…印刷機構、42…インクジェットヘッド、45…プラテン、50,70,80…吸着機構、52,72,82…吸着面、52A,72A,82A…第1吸着領域、52B,72B,82B…第2吸着領域、52C,72C,82C…第3吸着領域、53,73,83…吸着孔、55…吸着ユニット、56…開閉動作部、60…吸引ユニット、62…吸引室、64…吸引ファン、74A…第1吸引エリア、74B…第2吸引エリア、74C…第3吸引エリア、F…ファンフォールド紙、P…印刷用紙、R…ロール紙。

Claims (6)

  1. 印刷用紙にインク滴を吐出するインクジェットヘッドと、
    前記印刷用紙を搬送経路に沿って搬送するとともに、前記インクジェットヘッドに対して前記印刷用紙の搬送方向上流側に設けられる紙搬送機構と、
    前記インクジェットヘッドと前記搬送経路を介して対峙するプラテンを含み、前記印刷用紙を前記プラテン側に吸着する吸着機構と、を備え、
    前記吸着機構は、前記印刷用紙を吸着する前記搬送経路側の吸着面に複数の吸着孔が略マトリックス状に形成され、
    前記吸着孔による、前記印刷用紙を前記吸着面に吸着する吸着力は、前記紙搬送機構の近傍が強く、前記印刷用紙の搬送方向下流側が弱いことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記吸着機構の前記吸着面は、前記印刷用紙の搬送方向に沿って複数の吸着領域に分割され、
    搬送方向下流側の前記吸着領域の吸着力は、搬送方向上流側の前記吸着領域の吸着力と比較して同等かもしくは弱いことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記インクジェットヘッドと対峙する前記プラテン部分は、1つの前記吸着領域の範囲内に位置することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 搬送方向下流側に位置する前記吸着領域に設けられる前記吸着孔の径は、搬送方向上流側に位置する前記吸着領域に設けられる前記吸着孔の径と比較して同等かもしくは小さいことを特徴とする請求項2または3に記載の印刷装置。
  5. 搬送方向下流側に位置する前記吸着領域に設けられる前記吸着孔の数は、搬送方向上流側に位置する前記吸着領域に設けられる前記吸着孔の数と比較して同等かもしくは少ないことを特徴とする請求項2または3に記載の印刷装置。
  6. 前記吸着機構は、前記吸着面の前記吸着孔から所定の吸引力で空気を吸い込む吸引エリアを有し、
    複数の前記吸着領域は、それぞれ1つの前記吸引エリアに対応しており、
    搬送方向下流側に位置する前記吸着領域に対応する前記吸引エリアの前記吸引力は、搬送方向上流側に位置する前記吸着領域に対応する前記吸引エリアの前記吸引力と比較して同等かもしくは弱いことを特徴とする請求項2または3に記載の印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020049750A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 セイコーエプソン株式会社 記録装置
CN112060785A (zh) * 2019-06-10 2020-12-11 精工爱普生株式会社 印刷装置
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