JP2016071662A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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【課題】簡易な構成で、既存の硬貨収納庫を柔軟に有効活用することができる硬貨処理装置を提供すること。【解決手段】入金された硬貨を取り込んで金種別に複数の硬貨収納庫12に収納し、入出金指示によって硬貨収納庫12から収納硬貨を払い出す硬貨処理装置1であって、複数の硬貨収納庫12のうち未使用金種を収納する硬貨収納庫12(1円収納庫12a及び5円収納庫12c)を出金のみを行う硬貨収納庫に設定する操作部と、前記操作部の設定内容に基づいて、使用金種を収納する硬貨収納庫(50円収納庫12b,100円収納庫12d,10円収納庫12e,500円収納庫12f)に対して硬貨の入出金を行わせるとともに、前記出金のみを行う硬貨収納庫(1円収納庫12a及び5円収納庫12c)に対して出金のみを行わせる制御部30と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、入金された硬貨を取り込んで金種別に複数の硬貨収納庫に収納し、入出金指示によって前記硬貨収納庫から収納硬貨を払い出す硬貨処理装置に関し、特に、簡易な構成で、既存の硬貨収納庫を柔軟に有効活用することができる硬貨処理装置に関する。
硬貨処理装置は、硬貨投入口に投入された硬貨を識別した後、内部に自動的に取り込み、金種毎に設けられた硬貨収納庫に収納するとともに、硬貨収納庫に収納されている硬貨を、外部の装置等からの釣銭払出要求に応じて要求金額の硬貨を釣銭として硬貨払出口に払い出す機能を有する(特許文献1参照)。
特開2011−39773号公報 特開2007−279907号公報
ところで、一般的な硬貨処理装置は、1円、5円、10円、50円、100円、500円の6金種に対応する所定容量の硬貨収納庫を予め備えている。そして、硬貨処理装置が設置される店舗等の環境に応じて、投入される硬貨や釣銭として払い出される硬貨の量は金種毎に異なる。この結果、金種別に設けられている硬貨収納庫の容量に過不足が生じる場合がある。例えば、商品の価格が100円均一の専門店では、1円や5円の硬貨の入金量が少なく、また、入金された場合にも釣銭として出金されることは、ほとんどない。したがって、1円や5円の所定容量の硬貨収納庫は、有効に活用されず、デッドスペース化する。一方、100円硬貨は、入金数が多くなるため、所定容量の100円硬貨の硬貨収納庫は満杯状態になる頻度が高くなる。この場合、硬貨処理装置では、100円硬貨の硬貨収納庫に溜まった100円硬貨を装置外に排出する作業が増大することになる。
なお、特許文献2に記載された硬貨処理機は、分類通路の底面に硬貨を分類する複数の分類孔を設け、さらに電気的駆動手段で駆動可能な分類ゲートを配置し、この分類ゲートを識別部での金種識別結果に基づいて開閉するとともに、分類ゲートを開くことで硬貨を分類孔に分類する機能を有する。この硬貨処理機を用いると、未使用金種、例えば、1円硬貨が未使用であった場合、1円硬貨の代わりに使用頻度の高い100円硬貨を2つの硬貨収納庫に割り付けることができる。しかし、特許文献2に記載された硬貨処理機では、分類ゲートなどの、入金鑑別から分類収納まで構成部品が多く、かつ、搬送制御が複雑になる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で、既存の硬貨収納庫を柔軟に有効活用することができる硬貨処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる硬貨処理装置は、入金された硬貨を取り込んで金種別に複数の硬貨収納庫に収納し、入出金指示によって前記硬貨収納庫から収納硬貨を払い出す硬貨処理装置であって、前記複数の硬貨収納庫のうち未使用金種を収納する硬貨収納庫を出金のみを行う硬貨収納庫に設定する操作部と、前記操作部の設定内容に基づいて、使用金種を収納する硬貨収納庫に対して硬貨の入出金を行わせるとともに、前記出金のみを行う硬貨収納庫に対して出金のみを行わせる制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる硬貨処理装置は、上記の発明において、前記操作部は、前記未使用金種を収納する硬貨収納庫を前記出金のみを行う硬貨収納庫として特定し、該特定した硬貨収納庫に対する金種と補充枚数とを入力し、該特定した硬貨収納庫と金種と補充枚数とを登録することを特徴とする。
また、本発明にかかる硬貨処理装置は、上記の発明において、前記操作部は、第1の所定金種の硬貨の入金が無く、かつ、第2の所定金種の硬貨の出金がある場合に、第1の所定金種と第2の所定金種とを組として第1の所定金種の硬貨収納庫を第2の所定金種の出金のみを行う硬貨収納庫として特定することを特徴とする。
また、本発明にかかる硬貨処理装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記出金のみを行う硬貨収納庫の補充枚数と、前記出金のみを行う硬貨収納庫と同じ金種を格納する硬貨収納庫の硬貨枚数とを合計した合計硬貨枚数をもとに在高管理を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる硬貨処理装置は、上記の発明において、前記操作部は、前記出金のみを行う硬貨収納庫が設定された場合、予め設定された、前記出金のみを行う硬貨収納庫からの払い出しを優先する補助釣り優先払出モードと、入出金を行う硬貨収納庫からの払い出しを優先する入出金優先払出モードと、前記出金のみを行う硬貨収納庫及び前記入出金を行う硬貨収納庫から同時並行して払い出しを行う同時並行払出モードとのいずれかの払出モードを選択設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる硬貨処理装置は、上記の発明において、前記制御部は、入出金を行う硬貨収納庫の硬貨枚数が満杯に近い所定数以上である場合、前記入出金優先払出モードに強制設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる硬貨処理装置は、上記の発明において、前記操作部は、前記制御部を介して接続される上位装置側に設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、操作部が、複数の硬貨収納庫のうち未使用金種を収納する硬貨収納庫を出金のみを行う硬貨収納庫に設定し、制御部が、前記操作部の設定内容に基づいて、使用金種を収納する硬貨収納庫に対して硬貨の入出金を行わせるとともに、前記出金のみを行う硬貨収納庫に対して出金のみを行わせるようにしている。これによって、分類ゲートなどの、入金鑑別から分類収納まで構成部品を少なくでき、かつ、搬送制御が簡易となる。この結果、本発明では、簡易な構成で、既存の硬貨収納庫を柔軟に有効活用することができる硬貨処理装置を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の構成を示す平面図である。 図2は、図1に示した硬貨処理装置の正面図である。 図3は、図1に示した硬貨処理装置の内部構成を模式的に示す平面図である。 図4は、図1に示した硬貨処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 図5は、釣銭払出専用の収納庫を設定しない場合の収納庫設定情報の一例を示す図である。 図6は、釣銭払出専用の収納庫を設定した場合の収納庫設定情報の一例を示す図である。 図7は、釣銭払出専用の収納庫を設定した場合における硬貨処理装置の内部構成を模式的に示す平面図である。 図8は、台湾の金種に対応した釣銭払出専用の収納庫を設定した場合の収納庫設定情報の一例を示す図である。 図9は、釣銭払出専用の収納庫を設定しない場合の在高管理用情報の一例を示す図である。 図10は、釣銭払出専用の収納庫を設定した場合の在高管理用情報の一例を示す図である。 図11は、台湾の金種に対応した釣銭払出専用の収納庫を設定した場合の在高管理用情報の一例を示す図である。 図12は、操作表示部の詳細構成を示す外観図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
(自動釣銭機の構造)
図1は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置1の構成を示す平面図である。また、図2は、図1に示した硬貨処理装置1の正面図である。ここで例示する硬貨処理装置1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗においてPOSレジスタ装置に接続される自動釣銭機として用いられるものである。図1及び図2に示すように、硬貨処理装置1は、直方体状を成す装置本体2の前端上面の右側に硬貨投入口3を備え、装置本体2の前端上面の左側に操作表示部4を備える。操作表示部4は表示部5及び操作部6を有する。また、装置本体2の前面左側には、硬貨出金口7が設けられる。硬貨出金口7から排出された硬貨は受け皿20で受け止められる。また、装置本体2の前面右側には、硬貨返却口8を備える。
(硬貨処理装置の概要動作)
硬貨投入口3は、投入された硬貨を装置本体2の内部に受け入れるための開口である。硬貨投入口3は、顧客からの預り金を一時保持する一時保持部として機能する。硬貨投入口3に投入された硬貨は、図示しないPOSレジスタ装置などの上位装置側からの入金許可指令を受け、図示せぬ投入検出センサによって検出された後、図3に示すように、入金搬送部9によって搬送される。入金搬送部9内に設けられた検銭部17は、硬貨の真贋及び金種を判定する。搬送された硬貨が正貨である場合、一時保留部10に保留される。一方、搬送された硬貨が正貨でない場合、切換ゲート34及び硬貨出金口7を介して受け皿20に返却される。なお、上位装置側からの返却指示があった場合、一時保留部10に保留された硬貨は、切換ゲート35を介して硬貨返却口8に返却される。
その後、一時保留部10に保留された硬貨は、硬貨振分部11によって搬送される。硬貨振分部11によって搬送される硬貨は、金種に応じて硬貨収納庫12に収納されることになる。本実施の形態では、装置本体2の内部に、硬貨収納庫12として、1円硬貨収納庫12a、50円硬貨収納庫12b、5円硬貨収納庫12c、100円硬貨収納庫12d、10円硬貨収納庫12e、500円硬貨収納庫12fの6つが設けてある。そして、各硬貨収納庫12は、投入された硬貨を金種ごとに個別に収納するようにしている。
ここで、後述するように、未使用金種を収納する硬貨収納庫12がある場合、この硬貨収納庫12を出金頻度の高い使用金種の出金のみを行う硬貨収納庫12として用いるようにしている。すなわち、空きの硬貨収納庫12を補助の釣銭出金用の硬貨収納庫12として用いるようにしている。なお、各硬貨収納庫12に収納された硬貨は、切換ゲート36を介して一部保留部10に搬送することができる。一部保留部10は、各硬貨収納庫12に格納された硬貨を一旦空にして各硬貨収納庫12の収納数を再計数するための精査庫としても機能する。
その後、上位装置側からの出金指令に応じた金種の硬貨が各硬貨収納庫12から出金搬送部15を介して搬出され、硬貨出金口7から装置本体2の外部に払い出される。
(硬貨処理装置の制御系)
図4は、硬貨処理装置1の制御系を示すブロック図である。図4に示すように、制御部30には、表示部5、操作部6、記憶部50、硬貨搬送機構40、検銭部17が接続される。また、制御部30には、POSレジスタ装置などの外部の上位装置が接続される。硬貨搬送機構40には、入金搬送部9、硬貨振分部11、出金搬送部15、及び切換ゲート34,35,36を含む。
制御部30は、操作部6を通じて指令が与えられた場合、あるいは検銭部17から検出信号が与えられた場合、さらには上位装置から各種指令が与えられた場合、記憶部50に格納したプログラムや初期データに基づいて表示部5の表示制御、硬貨搬送機構40の駆動制御を行うものである。制御部30は、入出金制御部31及び払出モード制御部32を有する。
入出金制御部31は、上位装置から入力許可指令が与えられた後に硬貨が投入された場合に、入金許可指令に従って硬貨の入金処理を行い、かつ上位装置から出金指令が与えられた場合に、出金指令に従って硬貨の出金処理を行うものである。また、入出金制御部31は、これらの入金処理及び出金処理を実行している間、実施した入金処理及び出金処理の内容を入出金情報51として逐次、記憶部50に格納する処理も行う。また、入出金制御部31は、在高管理などを行う。なお、払出モード制御部32については後述する。
(収納庫設定情報)
記憶部50には、収納庫設定情報52が格納されている。収納庫設定情報52は、操作部6によって設定されるとともに、更新することができる。収納庫設定情報52には、複数の硬貨収納庫12のうち未使用金種を収納する硬貨収納庫12を出金のみを行う硬貨収納庫12に設定する情報が格納されている。制御部30は、収納庫設定情報52の設定内容に基づいて、使用金種を収納する硬貨収納庫12に対して硬貨の入出金を行わせるとともに、出金のみを行う硬貨収納庫12に対して出金のみを行わせる。なお、制御部30は、未使用金種が投入された場合、切換ゲート34を介して硬貨出金口7から、この未使用金種を返却することが好ましい。
図5は、未使用金種がない場合における収納庫設定情報52の内容を示している。図5に示すように、1円収納庫12a,50円収納庫12b,5円収納庫12c,100円収納庫12d,10円収納庫12e,500円収納庫12fには、それぞれ、1円,50円,5円,100円,10円,500円のすべての6金種の入出金が可能となるように設定されている。
これに対し、図6に示した収納庫設定情報52は、1円と5円の金種が使用されない環境であることを前提として設定されたものであり、1円収納庫12a及び5円収納庫12cへの入金が無いように設定され、1円収納庫12aには、10円の金種が格納され、5円収納庫12cには、100円の金種が格納されるようにしている。すなわち、未使用金種を格納する1円収納庫12a及び5円収納庫12cが空きの収納庫となるため、1円収納庫12a及び5円収納庫12cを、使用頻度の高い金種である10円と100円の金種をそれぞれ格納して補助釣銭のための収納庫として用いている。このため、図6に示した1円収納庫12a及び5円収納庫12cには、入金有無の属性は「無し」に設定され、出金有無の属性は、それぞれ10円及び100円に設定されている。
この結果、図7に示すように、1円収納庫12aには、釣銭払出専用の10円の金種が格納されており、5円収納庫12cには、釣銭払出専用の100円の金種が格納されている。そして、1円収納庫12a及び5円収納庫12cには、硬貨振分部11から硬貨が入金されることがない。これにより、デッドスペース化する1円収納庫12a及び5円収納庫12cを有効利用し、使用頻度の高い10円と100円の釣銭補充回数を少なくすることができる。
なお、上述した硬貨処理装置1は、日本の金種に対応したものであるが、日本以外の外国の硬貨に対しても対応することができる。例えば、台湾の流通硬貨は、0.5圓、1圓、5圓、10圓、20圓、50圓の6金種であるが、実運用上の流通通貨は、1圓、5圓、10圓、50圓の4金種である。したがって、未使用金種である0.5圓と20圓の収納庫を使用頻度の高い1圓と10圓の金種を格納する釣銭払出専用の収納庫に設定し、この収納庫に予め1圓と10圓の金種を補充すればよい。図8では、1円収納庫12a,50円収納庫12b,5円収納庫12c,100円収納庫12dをそれぞれ1圓,5圓,10圓,50圓の入出金可能な収納庫とし、10円収納庫12e,500円収納庫12fを、それぞれ1圓,10圓の釣銭払出専用の収納庫に設定している。
(在高管理)
なお、入出金制御部31は、在高管理を行う場合、釣銭払出専用の収納庫の金種と補充枚数とを加味して金種毎の在高を管理する。図9は、図5に対応し、釣銭払出専用の収納庫を設けない場合の入出金情報51内の在高管理用情報の一例を示している。図9では、各金種の硬貨枚数が、入出金が可能な収納庫を示す「入出金」の属性として記憶されている。一方、図10は、図6に対応し、釣銭払出専用の収納庫を設けた場合の入出金情報51内の在高管理用情報の一例を示している。図10に示すように、各金種の「入出金」の属性の硬貨枚数に、釣銭払出し専用の収納庫を示す「補助釣り」の属性の金種の硬貨枚数が加算されて管理される。なお、これらの枚数は、出金が生じる毎に値を減じる。また、入金あるいは補充される毎に値を増やす。なお、図11は、図8の台湾使用金種に対応し、釣銭払出専用の収納庫を設けた場合の入出金情報51内の在高管理用情報の一例を示している。この場合も、「補助釣り」の硬貨枚数が加算されて在高管理される。
(払出モード設定)
記憶部50には、払出モード設定情報53が格納されている。払出モード設定情報53には、補助釣り優先払出モード53aと入出金優先払出モード53bと同時並行払出モード53cとが格納される。補助釣り優先払出モード53aは、釣銭の払出を行う場合に、釣銭払出専用の収納庫に格納された硬貨を優先して払い出すモードである。入出金優先払出モード53bは、釣銭の払出を行う場合に、入出金が可能な収納庫に格納された硬貨を優先して払い出すモードである。同時並行払出モード53cは、釣銭の払出を行う場合に、入出金が可能な収納庫に格納された硬貨と釣銭払出専用の収納庫に格納された硬貨とを同時並行して払い出すモードである。これらの払出モードの設定は、操作部6の選択設定によって行われる。
補助釣り優先払出モード53aは、例えば、入金頻度が高い金種の場合に選択設定される。この場合、この金種に対する入出金が可能な収納庫を、空もしくは少ない硬貨枚数の状態とすることによって、この入出金が可能な収納庫が満杯となることを回避することができ、硬貨の回収や補充の回数を削減することができる。
また、同時並行払出モード53cは、同じ金種を、入出金が可能な収納庫と釣銭払出専用の収納庫との双方から出金搬送部15を介して同時に払出が可能であり、出金時間を短縮することができる。例えば、40円の払出がある場合、10円を4枚払い出す必要があるが、この場合、2枚ずつ2回の払出動作で済む。
(操作表示部の詳細)
図12は、操作表示部4の詳細構成を示す外観図である。なお、この操作表示部4は、硬貨処理装置1の他に、図示しない並列配置された紙幣処理装置に対する操作表示をも行うようにしている。表示部5の領域E1には、金種ごとの貨幣の収納状況を表示するLED表示器が配置される。また、領域E2は、回収庫及び収納庫の収納状態を示すようにしている。「回収庫」は、装置本体内に別途回収庫が設けられる場合、この回収庫内に貨幣が収納されている場合に緑色点灯し、回収庫内が満杯に近い(ニアフル)場合、赤色点灯する。「ニアフル」は、硬貨収納庫12などの貨幣収納庫が満杯に近い、あるいは満杯のときに赤色点灯する。また、「ニアエンプティ」は、貨幣収納庫が、空に近い、あるいは空である場合に赤色点灯する。「精査」は、在高が合わない可能性がある場合に、赤色点灯する。いずれも注意喚起するための表示である。領域E3には、各種のガイダンスを表示するLCD表示器が配置される。なお、表示部L1は、表示もしくは音声出力をすべき情報があることを点滅して知らせるヘルプランプである。さらに、表示部L2は、領域E3に、入金、出金状態を表示する場合の「お知らせランプ」であり、入出金状態が正常な場合、緑色点灯し、異常な場合、赤色点灯する。
なお、ニアフルは、満杯に近い第1の所定数以上となった場合の状態であり、ニアエンプティは、空に近い第2の所定数以下となった場合の状態である。
ボタン6aは、紙幣処理装置を選択するものであり、ボタン6bは、硬貨処理装置を選択するものである。ボタン6cは、領域E1,E3の表示状態を上に移動させるものであり、ボタン6dは、領域E1,E3の表示状態を下に移動させるためのものである。ボタン6eは、表示部L1が点滅しているときに押下することによって、その際のヘルプ情報を表示させるものである。ボタン6fは、在高を表示させるものである。ボタン6g,6hは、それぞれ貨幣の余剰金の回収あるいは不足金の補充を行う際に押下するものである。ボタン6iは、これまでの入出金情報などの履歴を表示させるためのものである。ボタン6jは、上述した収納庫設定情報52の設定や払出モード設定情報の選択を含む各種設定を行うためのものである。ボタン6kは、現在処理中の内容を初期状態に服するためのものである。ボタン6mは、選択中の処理の実行を許可するか否かを入力するためのものである。なお、領域E1の上部には、各貨幣を示す絵文字が記されている。領域E1の表示は、この絵文字に対応させて表示することができる。
なお、上述したボタン6a〜6jは、テンキーとしても機能する。テンキーとして動作するのは、領域E1に表示された内容の設定が数値の場合に、自動的に数値入力に切り替えられる。
1 硬貨処理装置
2 装置本体
3 硬貨投入口
4 操作表示部
5 表示部
6 操作部
6a〜6k,6m ボタン
7 硬貨出金口
8 硬貨返却口
9 入金搬送部
10 一部保留部
11 硬貨振分部
12 硬貨収納庫
12a 1円硬貨収納庫
12b 50円硬貨収納庫
12c 5円硬貨収納庫
12d 100円硬貨収納庫
12e 10円硬貨収納庫
12f 500円硬貨収納庫
15 出金搬送部
17 検銭部
20 受け皿
30 制御部
31 入出金制御部
32 払出モード制御部
34,35,36 切換ゲート
40 硬貨搬送機構
50 記憶部
51 入出金情報
52 収納庫設定情報
53 払出モード設定情報
53a 補助釣り優先払出モード
53b 入出金優先払出モード
53c 同時並行払出モード
E1〜E3 領域
L1,L2 表示部

Claims (7)

  1. 入金された硬貨を取り込んで金種別に複数の硬貨収納庫に収納し、入出金指示によって前記硬貨収納庫から収納硬貨を払い出す硬貨処理装置であって、
    前記複数の硬貨収納庫のうち未使用金種を収納する硬貨収納庫を出金のみを行う硬貨収納庫に設定する操作部と、
    前記操作部の設定内容に基づいて、使用金種を収納する硬貨収納庫に対して硬貨の入出金を行わせるとともに、前記出金のみを行う硬貨収納庫に対して出金のみを行わせる制御部と、
    を備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記操作部は、前記未使用金種を収納する硬貨収納庫を前記出金のみを行う硬貨収納庫として特定し、該特定した硬貨収納庫に対する金種と補充枚数とを入力し、該特定した硬貨収納庫と金種と補充枚数とを登録することを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
  3. 前記操作部は、第1の所定金種の硬貨の入金が無く、かつ、第2の所定金種の硬貨の出金がある場合に、第1の所定金種と第2の所定金種とを組として第1の所定金種の硬貨収納庫を第2の所定金種の出金のみを行う硬貨収納庫として特定することを特徴とする請求項1または2に記載の硬貨処理装置。
  4. 前記制御部は、前記出金のみを行う硬貨収納庫の補充枚数と、前記出金のみを行う硬貨収納庫と同じ金種を格納する硬貨収納庫の硬貨枚数とを合計した合計硬貨枚数をもとに在高管理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の硬貨処理装置。
  5. 前記操作部は、前記出金のみを行う硬貨収納庫が設定された場合、予め設定された、前記出金のみを行う硬貨収納庫からの払い出しを優先する補助釣り優先払出モードと、入出金を行う硬貨収納庫からの払い出しを優先する入出金優先払出モードと、前記出金のみを行う硬貨収納庫及び前記入出金を行う硬貨収納庫から同時並行して払い出しを行う同時並行払出モードとのいずれかの払出モードを選択設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の硬貨処理装置。
  6. 前記制御部は、入出金を行う硬貨収納庫の硬貨枚数が満杯に近い所定数以上である場合、前記入出金優先払出モードに強制設定することを特徴とする請求項5に記載の硬貨処理装置。
  7. 前記操作部は、前記制御部を介して接続される上位装置側に設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の硬貨処理装置。
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