JP2005084914A - 現金処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置外に現金を回収することなく、現金処理装置の運用パターンを簡易に変更する。
【解決手段】 本発明の現金処理装置は、それぞれ紙幣を金種別に収納する複数の紙幣収納手段と、各前記紙幣収納手段に設定される金種の組合せを金種設定パターンとして複数記憶した金種設定パターン記憶手段と、所定の起動条件成立時に、前記紙幣収納手段内の紙幣を収集する紙幣収集手段と、各前記紙幣収納手段に対する前記紙幣収集手段による紙幣収集の有効あるいは無効の設定の組合せを、紙幣収集設定パターンとして複数記憶した紙幣収集設定パターン記憶部と、前記金種設定パターンの切替条件となる金種設定パターン切替条件が成立した場合は、各前記紙幣収納手段に対する金種設定を、前記金種設定パターン切替条件に対応する前記金種設定パターンに切り替えると共に、前記紙幣収集設定パターンを切替後の前記金種設定パターンに対応するものに切り替える切替手段と、を備える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、複数金種の紙幣を入出金処理する現金処理装置に関する。
一般の金融機関などに設置される出納システム(現金処理装置)は、近年大量の入出金を効率よく取り扱うために入金機能・出金機能・整理機能を一体化して備えている。
各店舗は、効率良く出納システムを運用するため、出納システムの納品前に、金種別の入金量又は出金量を予め想定しておき、出納システムの納品時には、予め想定した入金量又は出金量に基づき、保守員によりカセット毎に金種設定を行う。
また、各カセットには、金種設定と共に、自動収集の開始枚数及び終了枚数を設定する。自動収集は、バラ紙幣を収納するカセット内に所定枚数(開始枚数)の紙幣が蓄積されたら、所定枚数(終了枚数)分を残し、それ以外は、束紙幣を収納するカセットに束化して搬送する、あるいは各種紙幣を混合状態に格納するカセットに搬送する処理である。
ところで、現状の保険業務取扱い金融機関では、朝には、保険契約満期による顧客への現金の支払のために、1万円札を主な金種とした、大量のバラ紙幣及び束紙幣の出金業務が集中する。また、夕方には、保険金の集金に基づく、種々の紙幣(万札、5千円札、2千円札、千円札)による大量の入金と、翌日の釣銭準備のための種々の紙幣による大量の出金があるという実状がある。
かかる実状に対しては、朝と夕方とで、出納システムの運用パターンを切り替えることが望まれる。例えば、1日の業務の中で、朝では、各カセットに対する金種として万札の設定を多くしたパターンとし、夕方では、種々の紙幣による入出金を可能としたパターンとする。そして、係員が業務中にこれらのパターンを簡易に切り替えることが望まれる。
特公平8−31165号公報
しかしながら、係員が、出納システムの運用パターンを切り替えるには、出納システム内の現金を全ていったん回収するとともに、各カセットに対する金種及び自動収集の開始枚数・終了枚数を新たに設定し直す必要があり、これでは、係員の操作はあまりに煩雑である。このため、出納システムの運用パターンは、上述した実状にも拘わらず、固定的に運用されているのが現実であった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置外に現金を回収することなく、運用パターンを簡易に変更できる現金処理装置を提供することにある。
本発明の第1の現金処理装置は、複数金種の紙幣を入出金処理する現金処理装置であって、それぞれ紙幣を金種別に収納する複数の紙幣収納手段と、各前記紙幣収納手段に設定される金種の組合せを金種設定パターンとして複数記憶した金種設定パターン記憶手段と、所定の起動条件成立時に、前記紙幣収納手段から所定枚数の紙幣を収集する紙幣収集手段と、各前記紙幣収納手段に対する前記紙幣収集手段による紙幣収集の有効あるいは無効の設定の組合せを、紙幣収集設定パターンとして複数記憶した紙幣収集設定パターン記憶部と、前記金種設定パターンの切替条件となる金種設定パターン切替条件が成立したか否かを判断する条件成立判断手段と、前記条件成立判断手段によって前記金種設定パターン切替条件が成立したと判断された場合は、各前記紙幣収納手段に対する金種設定を、前記金種設定パターン切替条件に対応する前記金種設定パターンに切り替えると共に、前記紙幣収集設定パターンを切替後の前記金種設定パターンに対応するものに切り替える切替手段と、を備えたものとして構成される。
本発明の第2の現金処理装置は、複数金種の紙幣を入出金処理する現金処理装置であって、それぞれ紙幣を金種別に収納する複数の紙幣収納手段と、各前記紙幣収納手段に設定される金種の組合せを金種設定パターンとして複数記憶した金種設定パターン記憶手段と、所定の起動条件成立時に、前記紙幣収納手段から所定枚数の紙幣を収集する紙幣収集手段と、前記金種設定パターンに基づいて、前記紙幣収納手段ごとに前記紙幣収集手段による紙幣の収集の有効あるいは無効を判断する自動収集判定部と、前記金種設定パターンの切替条件となる金種設定パターン切替条件が成立したか否かを判断する条件成立判断手段と、前記条件成立判断手段によって前記金種設定パターン切替条件が成立したと判断された場合は、各前記紙幣収納手段に対する金種設定を、前記金種設定パターン切替条件に対応する前記金種設定パターンに切り替える切替手段と、を備えたものとして構成される。
本発明の第3の現金処理装置は、複数金種の紙幣を入出金処理する現金処理装置であって、それぞれ紙幣を金種別に収納する複数の紙幣収納手段と、各前記紙幣収納手段に設定される金種の組合せを金種設定パターンとして複数記憶した金種設定パターン記憶手段と、前記金種設定パターンの切替条件となる金種設定パターン切替条件が成立したか否かを判断する条件成立判断手段と、前記条件成立判断手段によって前記金種設定パターン切替条件が成立したときに切り替える次の金種設定パターンを特定する特定手段と、前記条件成立判断手段によって前記金種設定パターン切替条件が成立したと判断された場合は、各前記紙幣収納手段に対する金種設定を、前記次の金種設定パターンに切り替える切替手段と、 指定額の紙幣を出金する出金手段であって、現在の金種設定パターンと、前記次の金種設定パターンとを比較し、比較の結果、金種が変更される前記紙幣収納手段が存在する場合は、金種が変更される前記紙幣収納手段から優先的に出金を行う出金手段と、を備えたものとして構成される。
本発明の第4の現金処理装置は、第1〜第3の現金処理装置において、前記条件成立判断手段によって前記金種設定パターン切替条件が成立したと判断された場合は、前記金種設定パターンの切替えによって前記金種設定が変化する前記紙幣収納手段内に収納された紙幣を、前記金種設定パターンの切替後にその金種の紙幣を収納する前記紙幣収納手段に移動することを制御する紙幣移動制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の第5の現金処理装置は、第1〜第4の現金処理装置において、前記金種設定パターン切替条件として、前記金種設定パターンを切り替えることを指示するデータが操作部から入力されたこと、設定時刻になったこと、及び予め設定された出金件数を全て処理したことの少なくともいずれかを保持する金種設定パターン切替条件保持手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、運用パターンを複数用意し、運用パターン毎に各紙幣収納手段の金種設定情報を用意したので、運用パターン毎に、異なる金種設定の運用が可能となる。また、現在の運用パターンと次回の運用パターンとで金種設定が変化する紙幣収納手段から優先的に出金を行うようにしたので、運用パターンの切替時に金種設定が変更される紙幣収納手段内の紙幣を可及的に少なくした状態で、次の運用パターンに移行できる。つまり、運用パターンの切替時における紙幣の移動時間を可及的に短く抑えることができる。また、自動収集機能の有効/無効の設定を紙幣収納手段ごとに可能にしたので、例えば設定を無効にすることで、大量出金に備えて用意した大量のバラ紙幣が、自動収集機能により束化等されてしまう事態を防ぐことができる。また、運用パターンの切替えにより金種設定が変化する紙幣収納手段内の紙幣を、運用パターンの切替え後にその紙幣を収納する紙幣収納手段に移動するようにしたので、装置外に現金を回収することなく、業務中に運用パターンを簡易に変更できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態としての現金処理装置の外観を示す斜視図である。
図2は、この現金処理装置の機能ブロック図である。
図1の現金処理装置は、各種紙幣及び各種硬貨による入出金処理を行うものである。この現金処理装置は、例えば、金融機関などに配置される。
この現金処理装置は、束紙幣(1束は例えば100枚の紙幣からなる)を処理する束紙幣処理部P1と、バラ紙幣を処理するバラ紙幣処理部P2とからなる紙幣処理装置1を備える。
束紙幣処理部P1及びバラ紙幣処理部P2は、互いの対向面側において連結されている。束紙幣処理部P1は、束紙幣を出金するシャッタ開閉式の束出金口11と、束紙幣を装置外に回収するシャッタ開閉式の束放出口12とを備える。一方、バラ紙幣処理部P2は、バラ紙幣を入金する入金口13と、バラ紙幣を出金する出金口14とを備える。
また、この現金処理装置は、バラ硬貨を処理するバラ硬貨処理装置2、包装硬貨を処理する包装硬貨処理装置3、及び現金以外の有価証券類を投入する現金外ボックス4を備える。また、この現金処理装置は、システム全体を制御する端末部5、端末部5に各種の指示を与えるキーボード式操作部6、及び端末部5による指示に従ってシートに印字を行う外部プリンタ8を備える。
端末部5は、その一部として、表示部5a及びIDカードリーダ5bを備える。また、図2に示すように、端末部5は、各種プログラム及びデータを格納したROM5d、プログラムのロード領域や、プログラム実行時における作業領域となるRAM5e、フレキシブルディスクに対してデータの読み書きを行うフレキシブルディスクドライブ5f、各種プログラム及びデータを記憶したハードディスクドライブ5g、ハードディスクドライブ5gやROM5d内に格納されたプログラムを実行等して、現金処理装置全体をコントロールする制御部5cを備える。上述のハードディスクドライブ5g内には、例えば、各バラ紙幣カセット23a〜23d及び束紙幣カセット44a〜44e(図3及び図4参照)に対して設定された、金種、出金優先順位及び自動収集設定のデータ(後述)が格納されている。また、ROM5d内には、バラ紙幣カセット23a〜23d及び束紙幣カセット44a〜44eに対して設定された金種を変更することを実現するプログラム、出金処理を実現するプログラム、自動収集処理を実現するプログラム等が格納されている。
一方、この現金処理装置は、外部の装置との間でデータ通信を行うための通信インターフェース(通信IF)9を備える。
上述した束紙幣処理部P1及びバラ紙幣処理部P2についてさらに詳しく説明する。
まず、バラ紙幣処理部P2について説明する。
図3は、バラ紙幣処理部P2の内部構造を模式的に示す断面図である。
このバラ紙幣処理部P2は、入金部17に入金されたバラ紙幣を対応するバラ紙幣カセット23a〜23d内に収納すると共に、各バラ紙幣カセット23a〜23d内に収納された紙幣を取り出して、出金部26等から出金するものである。より詳しくは以下の通りである。
図3に示すように、このバラ紙幣処理部P2は、大きく分けて、入出金処理部15とバラ紙幣収納部16とから構成される。
入出金処理部15は、バラ紙幣の入金を受け付けて入金搬送経路R1に送出する入金部17と、入金されたバラ紙幣の種類及び正損を判別する入金識別部18と、入金識別部18によって取扱不可と判断された紙幣を排出する入金リジェクト部(入金RJ部)19とを備える。入金部17及び入金リジェクト部19は、シャッタ開閉式の入金口13を介して、その内部を、開放可能に構成されている。入金識別部18の下流に配置された表裏反転部20は、入金識別部18によって取扱可能と判断された紙幣の表裏を所定の向きに統一して送り出す。表裏反転部20のさらに下流には、上述したバラ紙幣収納部16が配置されている。
バラ紙幣収納部16は、入金搬送経路R1を搬送されてきたバラ紙幣を受け取って、一時的に保留する一時保留部21、22a〜22dと、一時保留部21、22a〜22dに一時的に保留された紙幣を収納する、バラ紙幣一括カセット24及びバラ紙幣カセット23a〜23dとを備える。
各バラ紙幣カセット23a〜23dは、それぞれ特定の金種のバラ紙幣を格納する。例えば、バラ紙幣カセット23a〜23cは一万円札、バラ紙幣カセット23dは千円札を収納する。即ち、バラ紙幣カセット23a〜23dの前段に配置された各一時保留部22a〜22dは、制御部5cによる制御により、それぞれ特定の紙幣を取り込み可能に構成されている。但し、後述するように、各バラ紙幣カセット23a〜23dに対する金種設定は、変更可能である。
一方、バラ紙幣一括カセット24は、バラ紙幣カセット23a〜23dによって取り扱われない金種の紙幣を収納する。例えば、バラ紙幣一括カセット24は、上述の例の場合、1万円札、千円札以外の紙幣、つまり、5千円札、2千円札を金種混合状態に収納する。また、バラ紙幣一括カセット24は、各バラ紙幣カセット23a〜23d内にバラ紙幣が入り切らなくなった場合に、各バラ紙幣カセット23a〜23dに代わってバラ紙幣を収納する。
各バラ紙幣カセット23a〜23dの下部には、出金時にバラ紙幣を搬送する出金搬送経路R2が形成されている。なお、バラ紙幣一括カセット24内のバラ紙幣の回収は、筐体の前面を開いて、カセットごと回収する。
出金搬送経路R2の途中には、出金時にバラ紙幣の金種及び正損を判別する出金識別部25が形成されている。この出金識別部25の下流において、出金搬送経路R2は、出金部26、出金リジェクト部(出金RJ部)28、及びスタッカ29a、29bに分岐する。
出金部26は、出金識別部25によって正常な紙幣と判断された紙幣を出金搬送経路R2から取り込む。バラ紙幣処理部P2は、開閉シャッタ式の出金口14を開いて、出金部26内の紙幣を取り出し可能状態に置く。
出金リジェクト部28は、出金識別部25により取扱不可と判断されたバラ紙幣を回収する。
スタッカ29a、29bは、束紙幣処理部P1(図1参照)にバラ紙幣を搬送して束化する際に、束化に必要な枚数分(例えば100枚)を一時的に積み重ね状態に格納する。例えば、バラ紙幣カセット23a〜23dの紙幣が規定容量(例えば1200枚)に達した場合や、端末部5からの指示があった場合などは、束化に必要な枚数分の紙幣が、順次、スタッカ29a、29bに搬送され、積み重ね状態に置かれる。
上述した入金搬送経路R1とこの出金搬送経路R2との間にはバイパス経路R3が形成されている。入金された紙幣をそのまま束化する場合などは、このバイパス経路R3を介して直接、スタッカ29a、29bに搬送する。
スタッカ29a、29bの後方には、スタッカ29a、29b内からバラ紙幣の束を受け取って束紙幣処理部P1に搬送する束搬送ユニット30が形成されている。
束搬送ユニット30は、スタッカ29a、29b内からバラ紙幣の束を受け取る一対の把持部30aと、把持部30aに保持されたバラ紙幣の束を束紙幣処理部P1に移動する移動部30bとを備える。把持部30aは、前後方向に伸縮可能に構成されるとともに、上下2つのスタッカ29a、29bのそれぞれに対応して移動可能に構成される。
次に、束紙幣処理部P1について説明する。
図4は、束紙幣処理部P1の内部構造を模式的に示す断面図である。
束紙幣処理部P1は、バラ紙幣処理部P2から移動されたバラ紙幣の束を帯封して、対応する金種の束紙幣カセット44a〜44eに格納するとともに、束紙幣カセット44a〜44e内に収納された束紙幣を取り出して、束出金口11あるいは束放出口12から出金するものである。より詳しくは以下の通りである。
図4に示すように、束紙幣処理部P1は、バラ紙幣の束を束搬送ユニット30から受け取り、受け取ったバラ紙幣の束を結束帯Wで帯封する帯封部41を備える。帯封部41は、帯封された状態のバラ紙幣の束(束紙幣)を搬送経路R4内に送出する。
また、束紙幣処理部P1は、束紙幣を載せた状態で昇降通路43内を垂直方向に移動して、目的の高さまで移動可能な昇降ステージ42を備える。この昇降ステージ42が移動する昇降通路43は、上述の搬送経路R4と連通しており、昇降ステージ42は、図中の高さh2に位置にて、帯封部41からの束紙幣を受け取る。
また、束紙幣処理部P1は、帯封された束紙幣を収納する束紙幣カセット44a〜44eを備える。束紙幣カセット44a〜44eに束紙幣を収納する際は、昇降ステージ42は、高さh3まで移動し、昇降通路43と束紙幣カセット44a〜44eとを連結する搬送経路R5内に束紙幣を送り出す。各束紙幣カセット44a〜44eはそれぞれ特定の金種の束紙幣を取り込む。例えば、束紙幣カセット44a〜44cは一万円札の束紙幣、束紙幣カセット44dは千円札の束紙幣、束紙幣カセット44eはその他の金種の束紙幣(例えば複数金種の束紙幣の混合)を収納する。つまり、各束紙幣カセット44a〜44eの入口には、制御部5cによる制御により金種を識別する周知の仕組みが配置されており、束紙幣カセット44a〜44eは、対応する金種の束紙幣のみを取り込む。但し、後述するように、各束紙幣カセット44a〜44eに対する金種設定は変更可能である。
各束紙幣カセット44a〜44eは、出金時には、保有する束紙幣を昇降ステージ42(高さh3)に向けて送り出し、束紙幣を受け取った昇降ステージ42は、出金時用の高さh1まで移動する。束紙幣処理部P1は、開閉シャッタ式の束出金口11を開いて、昇降ステージ42上の束紙幣を取り出し可能状態に置く。一方、束紙幣の回収時には、昇降ステージ42は、回収用の高さh4まで移動する。束紙幣処理部P1は、開閉シャッタ式の束放出口12を開いて、昇降ステージ42上の束紙幣を取り出し可能状態に置く。
ところで、上述したように、制御部5c(図2参照)は、束紙幣カセット44a〜44e及びバラ紙幣カセット23a〜23dに対する金種設定を変更可能に構成されている。また、制御部5cは、出金処理時において、出金対象とするカセットの優先順位を決定可能に構成されている。さらに、制御部5cは、各バラ紙幣カセット23a〜23dに対する自動収集機能の有効/無効を設定可能に構成されている。以下これらについて詳しく説明する。
図5は、束紙幣カセット44a〜44e及びバラ紙幣カセット23a〜23dに設定された運用パターン例を表した運用パターンテーブルを示す図である。
図5に示すように、ここでは、2つの運用パターン、つまり、運用パターンA(万札出金過多運用パターン)と、運用パターンB(通常入金運用パターン)が示されている。
各運用パターンA、Bは、それぞれ、大きく3つの項目、すなわち、金種情報、出金優先順位及び自動収集設定からなる。
「金種情報」は、各束紙幣カセット44a〜44e及びバラ紙幣カセット23a〜23dに対して設定された金種を示す。
「出金優先順位」は、同一金種のカセットが複数ある場合に、各カセットに対して設定された出金の優先順序である。例えば、運用パターンAでは、万札を扱うバラ紙幣カセット23a〜23cに対して、それぞれ、優先順位3、1、2が設定されている。従って、万札の出金時には、まず、優先順位が1であるバラ紙幣カセット23bから優先して出金され、バラ紙幣カセット23bが空になった場合は、次に、優先順位が2であるバラ紙幣カセット23cから出金される。このように出金の優先順序を設定する理由について説明すると以下の通りである。
即ち、後に詳しく述べるように、本実施の形態では、運用パターンA、Bは相互に変更可能である。そこで、例えば、運用パターンAから運用パターンBに変更した場合、図5に示すように、バラ紙幣カセット23b、23cの金種設定は、それぞれ万札から、5千円札、2千円札に変更される。金種設定の変更の際は、後述するように、金種設定が変更されるカセット内の紙幣は、変更後にその紙幣を取り扱うカセットに移動される。この移動に要する時間は極力短いことが好ましい。そこで、例えば、バラ紙幣カセット23a〜23cのうち、金種設定が変更されるバラ紙幣カセット23b、23cについては出金優先順位を高く設定し、金種設定が変更されないバラ紙幣カセット23aについては出金優先順位を低く設定する。これにより、運用パターンAの運用時において、万札の出金は、バラ紙幣カセット23b、23cから優先して行われるので、運用パターンの変更時には、バラ紙幣カセット23b、23c内の紙幣枚数を可及的に少なくできる。従って、紙幣の移動に要する時間は短くされる。なお、バラ紙幣カセット23b、23cの優先順位はどちらが高くともかまわない。
以上の出金優先順位の設定方法としては、例えば、人間がキーボード式操作部6を用いて設定することがある。また、プログラムにより以下のステップ、即ち、(1)同じ金種が設定されているバラ紙幣カセットを抽出、(2)抽出されたバラ紙幣カセットについて、次回の運用パターン(後述)における金種設定を抽出、(3)現在の金種設定と変化がないバラ紙幣カセットは出金優先順位を低く設定、(4)現在の金種設定と変化があるバラ紙幣カセットについては出金優先順位を高く設定(複数のバラ紙幣カセットがある場合は、例えば奥又は手前から出金優先順位を高くする)、を実行してもよい。また、実際の出金時に、上のステップにより、出金優先順位を決定してもよい。
「自動収集設定」は、開始枚数、終了枚数、有効/無効設定からなり、バラ紙幣カセット23a〜23dに対してのみ設定される。開始枚数は、自動収集処理を開始する枚数である。終了枚数は、自動収集処理後に該当カセット内に残す紙幣枚数である。有効/無効設定は、自動収集を行うか否かの設定である。例えば、運用パターンBでは、バラ紙幣カセット23aに対して、開始枚数700枚、終了枚数300枚が設定され、有効/無効設定は有効に設定されている。従って、バラ紙幣カセット23aでは、1万円札が700枚に達すると、バラ紙幣収納のための容量を確保するために終了枚数の300枚を残した状態(300枚以下の紙幣を残した状態)となるまで万札を百枚単位で取り出すと共に、取り出した万札を束化して、金種に対応する束紙幣カセット44a、44bに収納する。あるいは、終了枚数となるまでバラ紙幣一括カセット24に収納する。一方、運用パターンAでは、図5に示すように、有効/無効設定は、全てのバラ紙幣カセットについて無効にされている。従って、いずれのバラ紙幣カセットについても紙幣の自動収集は行われない。この理由について説明すると以下の通りである。
即ち、本実施の形態において、運用パターンAは、1万円札を主体とした大量のバラ紙幣等による出金業務が集中するケースを想定したパターンである。このため、各バラ紙幣カセット23a〜23d内にはそれぞれ予め出金を想定した枚数分のバラ紙幣が格納される。かかる場合に、自動収集設定が有効であると、大量のバラ紙幣の出金に備えてせっかく用意したバラ紙幣が束化等され、この結果、出金時にバラ紙幣が不足する事態が生じ得る。そこで、このような事態の発生を防ぐべく、運用パターンAでは自動収集設定を無効としている。
図6は、運用パターンA、Bの切替え条件を表す切替え条件テーブルの例を示す図表である。
図6に示すように、「オペレーションによる切替え」は、ユーザが、キーボード式操作部6(図1参照)を用いて、運用パターンA、B間を切り替える方式である。
「時間帯による切替え」は、予め設定した時間ごとに運用パターンA、B間を自動的に切り替える方式である。図6の例では、時刻XX:XX(例えば11時00分)において運用パターンAをBに変更し、時刻YY:YY(例えば21時00分)で運用パターンBをAに変更する。
「上記以外の条件による切替え」としては、例えば、予め設定した支払い予定件数(出金件数)の出金が全て終了した場合に運用パターンAをBに変更することがある。その他、日付が変わった時点で、運用パターンBをAに変更することなどがある。
ここで、「設定の有効性」は、上述の各切替え条件の有効及び無効を示す。少なくともいずれかの切替え条件の設定を有効とする。
図7は、運用パターンA、Bのいずれが有効であるかを設定する運用設定テーブルを示す図である。
図7に示すように、運用設定テーブルでは、現在有効の運用パターンと、次に有効とされる運用パターンとを設定する。この例では、現在は、運用パターンAが有効であり、次回は、運用パターンBが有効とされる。次の運用パターンは、上述の切替え条件テーブルに基づき自動的に設定される。あるいは、キーボード式操作部6を用いて、手動により設定する。運用パターンが2つしかない場合は、2つのパターンの他方を次パターンと自動判別することにより、次の運用パターンを特定するようにしても良い。
ここで、図5〜図7に示したテーブルを生成する処理(初期情報入力処理)について説明する。
図8は、初期情報入力処理を説明するフローチャートである。
まず、制御部5c(図2参照)は、ユーザによるキーボード式操作部6への入力に基づいて、複数の運用パターン(ここでは運用パターンA、B)を運用パターンテーブル(図5参照)に登録する(ステップS11)。
次いで、制御部5cは、ユーザによるキーボード式操作部6への入力に基づいて、運用パターン名(運用パターンA、B)と、現在及び次回において有効な運用パターン(フラグ)を運用設定テーブル(図7参照)に登録する(ステップS12)。
次いで、制御部5cは、ユーザによるキーボード式操作部6への入力に基づいて、運用パターンの切替え条件、切替え内容及び設定の有効性を登録した切替え条件テーブル(図6参照)を作成する(ステップS13)。
上述では、ユーザからのキーボード式操作部6への入力に基づいて各テーブルを作成したが、これは、例えば、次のようにして行ってもよい。即ち、各テーブルへの登録内容を記述したデータ等を予めフレキシブルディスクに格納しておくとともに、各テーブルを作成するためのプログラムを予めROM5d内に用意しておく。そして、フレキシブルディスクドライブ5f内にフレキシブルディスクを挿入する。制御部5cによりフレキシブルディスク内の作成プログラムを読み出して実行し、これにより、ハードディスクドライブ5g内に各テーブルを作成する。
次に、現金処理装置による処理について、運用パターン変更処理、出金処理及び自動収集処理の3つに分けて、説明する。
まず、運用パターン変更処理について説明する。
図9は、運用パターン変更処理を説明するフローチャートである。
図9に示すように、まず、制御部5c(図2参照)は、切替え条件テーブル(図6参照)に示す切替え条件を満たす事象が発生したか否かを判断する(ステップS21)。
制御部5cは、切替え条件を満たす事象は発生していないと判断した場合は(ステップS21のNO)、現在の運用(例えば運用パターンA)をそのまま継続する。
一方、制御部5cは、切替え条件を満たす事象が発生したと判断した場合は(ステップS21のYES)、運用設定テーブル(図7参照)により次の運用パターン(例えば運用パターンB)を特定した上、運用パターンテーブル(図5参照)を用いて、次の運用パターンにおける各カセットの設定金種を調べる。そして、制御部5cは、現在と次回とで、金種設定の変更が生じるか否かをカセットごとに判断する(ステップS22)。
制御部5cは、いずれのカセットにも金種設定に変更が生じないと判断した場合は(ステップS22のNO)、運用設定テーブルを更新する(ステップS25)。
一方、制御部5cは、金種設定が変更されるカセットが存在すると判断した場合は(ステップS22のYES)、金種設定が変更されるカセット内に紙幣が残存しているか否かを判断する(ステップS23)。
制御部5cは、金種設定が変更されるいずれのカセットにも紙幣が残存していないと判断した場合は(ステップS23のNO)、運用設定テーブルを更新すると共に、各カセットに対する金種設定を変更する(ステップS25)。
一方、制御部5cは、金種設定が変更されるカセット内に紙幣が残存しているものがあると判断した場合は(ステップS23のYES)、そのカセット内の紙幣を、その紙幣を取り扱うカセットに移動する(ステップS24)。以下、これについて具体的例を用いて説明する。
図10(a)及び図10(b)は、運用パターンA(図5参照)における、バラ紙幣処理部P2及び束紙幣処理部P1の運用状態を示す図である。
図10(a)に示すように、バラ紙幣カセット23a〜23cに対する金種は、万札に設定され、バラ紙幣カセット23dは、千円札に設定されている。一方、図10(b)に示すように、束紙幣カセット44a〜44eの金種は全て万札に設定されている。
図11(a)及び図11(b)は、運用パターンがAからBに変更された際のバラ紙幣処理部P2及び束紙幣処理部P1の動作を説明する図である。
図11(a)に示すように、バラ紙幣カセット23b、23cに対する金種設定は、それぞれ万札から、5千円札、2千円札に変更される。そこで、バラ紙幣処理部P2は、制御部5cによる制御の下、バラ紙幣カセット23b、23c内の全ての万札を、万札を収納するバラ紙幣カセット23aに搬送する。搬送先のバラ紙幣カセット23aが規定容量(例えば1200枚)に達した場合は、種々の金種の紙幣を収納するバラ紙幣一括カセット24に搬送する。あるいは、バラ紙幣カセット23a内から規定枚数を取り出してスタッカ29a、29bに搬送し、これにより空いたスペースに万札を収納する。スタッカ29a、29bに搬送された万札は、束紙幣処理部P1において束化して収納する。
一方、図11(b)に示すように、束紙幣カセット44c〜44eに対する金種設定は、それぞれ万札から、5千円札、千円札、混合用に変更される。そこで、束紙幣処理部P1は、制御部5cによる制御の下、束紙幣カセット44c〜44e内の全ての万札束を、万札束を収納する束紙幣カセット44a、44bに搬送する。万札束は、図11に示すように、昇降ステージ42上にいったん取り出してから、束カセット44a、44bに搬送する。もちろん、取り出した万札束を、直接、束カセット44a、44bに搬送してもよい。
この後、制御部5cは、上述と同様に、運用設定テーブルを更新すると共に、各カセットに対する金種の設定を変更する(ステップS25)。
次に、現金処理装置による出金処理について説明する。
図12は、出金処理を説明するフローチャートである。
まず、制御部5cは、キーボード式操作部6等から、出金指示を受けたら、運用パターンテーブル(図5参照)に基づき、現在の運用パターンにおいて、少なくともいずれかのカセットに、出金優先順位が設定されているか否かを判断する(ステップS31)。
制御部5cは、いずれのカセットにも出金優先順位が設定されていないと判断した場合は(ステップS31のNO)、予め決められたカセットから出金を行う(ステップS34)。
一方、制御部5cは、少なくともいずれかのカセットに出金優先順位が設定されていると判断した場合は(ステップS31のYES)、次に、出金対象となる金種が設定されたカセットを特定し、特定されたカセットに出金優先順位が設定されているか否かを判断する(ステップS32)。
制御部5cは、特定されたカセットに出金優先順位が設定されていないと判断した場合は(ステップS32のNO)、予め決められたカセットから出金を行う(ステップS34)。
一方、制御部5cは、特定されたカセットに出金優先順位が設定されていると判断した場合は(ステップS32のYES)、出金優先順位の高いカセットから優先して出金を行う(ステップS33)。制御部5cは、出金指示の金種の出金が全て終了したか否かを判別し(ステップS35)、終了していなければ(ステップS35のNO)ステップS31に戻り、終了していれば(ステップS35のYES)出金を終了し、出金口14に出金した紙幣を取り出す。
次に、現金処理装置による自動収集処理について説明する。
図13は、自動収集処理を説明するフローチャートである。
まず、制御部5cは、紙幣処理装置1等に投入された紙幣等を、対応するカセットに収納する入金処理を行う(ステップS41)。制御部5cは、入金処理を行ったら、紙幣が収納されたカセットについて、自動収集設定が有効であるか否かを、運用パターンテーブル(図5参照)に基づいて、調べる(ステップS41)。
制御部5cは、自動収集設定が無効であると判断した場合は(ステップS41のNO)、紙幣の収集処理を行わない。
一方、制御部5cは、自動収集設定が有効であると判断した場合は(ステップS42)、該当するカセット内の紙幣が規定枚数(開始枚数)に達したか否かを判断する(ステップS42)。
制御部5cは、カセット内の紙幣が開始枚数に達していないと判断した場合は(ステップS42のNO)、紙幣の収集処理を行わない。
一方、制御部5cは、カセット内の紙幣が開始枚数に達したと判断した場合は(ステップS42のYES)、カセット内に終了枚数分以下の紙幣を残し、それ以外の紙幣を100枚単位で束紙幣処理部P1において束化して収納するか、あるいはカセット内に終了枚数分が残るようにバラ一括カセット24に搬送する(ステップS43)。自動収集の処理起動は、カセット内の状態を検知するセンサにより所定の状態が検出された場合、あるいは端末部5からの指示入力が行われた場合に行うようにしても良い。
上述では、自動収集設定パターン(各運用パターンにおいて各カセットに設定された自動収集有無の組合せ)を記憶手段に記憶させ、この自動収集設定パターンに基づいて自動収集処理を行ったが、金種設定パターン(各運用パターンにおいて各カセットに設定された金種の組合せ)の内容に応じて各カセットの自動収集処理の有効/無効を判断する自動収集判定部を設け、自動収集判定部による判定内容に基づき自動収集処理を行うようにしてもよい。例えば、自動収集判定部が、金種設定パターンに基づき同一金種が複数設定されていると判断すれば、全てのカセットを「自動収集無し」とする。一方、同一金種が複数設定されていないと判断すれば、つまり、全てのカセットの金種が異なると判断すれば、全てのカセットを「自動収集有り」とする。
上述した実施の形態では、運用パターンとして運用パターンA、Bの2パターンを用いたが、3パターン以上用意することも勿論可能である。
また、端末部5内のRAM5e、ROM5d、制御部5c等が行っていること(例えば運用パターンテーブル等の各テーブルの保持、出金カセット優先順位処理など)を、各処理部P1、P2、2、3に適宜振り分けて分担させるようにしても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、出金処理時において、現在の運用パターンと次回の運用パターンとで金種設定が異なる紙幣収納手段から優先的に出金を行うようにしたので、金種設定が変更されるカセット内の紙幣枚数を可及的に少なくした状態で、現在の運用パターンを次の運用パターンに切り替えることができる。これにより、運用パターンの切替え時における紙幣の移動時間を可及的に短く抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、自動収集機能の有効/無効を設定可能にしたので、例えば設定を無効にすることで、大量出金に備えた用意した大量のバラ紙幣が、束化等されてしまう事態を防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、予め設定した条件(例えば時間帯による条件、出金件数に基づく条件など)の成否によって運用パターンを自動的に切替え可能にしたので、柔軟性に富んだ現金処理装置の運用が可能となる。例えば、朝に万札を大量出金し、夕方に種々の紙幣を大量に入金するといった運用、つまり、朝と夕方で運用パターンを変更するといった運用も容易にできる。
また、本実施の形態によれば、金種設定が変更されるカセット内の紙幣(バラあるいは束)を、直接、他のカセットに搬送するようにしたので、運用パターンの変更を迅速にできる。つまり、金種設定が変更されるカセット内の紙幣を、いったん別のところに収集してから他のカセットに移動する必要はないので、迅速に運用パターンを変更することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、金種設定が変更されないカセットについては紙幣を移動しないようにしたので、短時間で運用パターンを変更できる。
本発明の実施の形態としての現金処理装置の構成を示す外観図である。 図1の現金処理装置の機能ブロック図である。 バラ紙幣処理装置の内部構成を示す断面図である。 束紙幣処理装置の内部構成を示す断面図である。 運用パターンテーブル例を示す図表である。 切替え条件テーブル例を示す図表である。 運用設定テーブル例を示す図表である。 初期情報入力処理を説明するフローチャートである。 現金処理装置の処理動作例を説明するフローチャートである。 金種設定パターンAの場合における紙幣処理装置の運用状況を示す図である。 金種設定パターンがAからBに変更した場合における紙幣処理装置の動作を説明する図である。 出金処理を説明するフローチャートである。 自動収集処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 紙幣処理装置
2 バラ硬貨処理部
3 包装硬貨処理部
4 現金外ボックス
5 端末部
5a 表示部
5b IDカードリーダ
5c 制御部
5d ROM
5e RAM
5f フレキシブルディスクドライブ
5g ハードディスクドライブ
6 キーボード式操作部
8 外部プリンタ
P1 束紙幣処理部
P2 バラ紙幣処理部
11 束出金口
12 束放出口
13 入金口
14 出金口
15 紙幣収納部
16 入出金処理部
17 入金部
18 入金識別部
19 入金RJ部
20 表裏反転部
21、22a〜22d 一時保留部
23a〜23d バラ紙幣カセット
24 バラ紙幣一括カセット
25 出金識別部
26 出金部
28 出金RJ部
29a、29b スタッカ
30 束搬送ユニット
30a 把持部
30b 移動部
41 帯封部
42 昇降ステージ
43 昇降通路
R1 入金搬送経路
R2 出金搬送経路
R3 バイパス経路
R4、R5 搬送経路

Claims (5)

  1. 複数金種の紙幣を入出金処理する現金処理装置であって、
    それぞれ紙幣を金種別に収納する複数の紙幣収納手段と、
    各前記紙幣収納手段に設定される金種の組合せを金種設定パターンとして複数記憶した金種設定パターン記憶手段と、
    所定の起動条件成立時に、前記紙幣収納手段から所定枚数の紙幣を収集する紙幣収集手段と、
    各前記紙幣収納手段に対する前記紙幣収集手段による紙幣収集の有効あるいは無効の設定の組合せを、紙幣収集設定パターンとして複数記憶した紙幣収集設定パターン記憶部と、
    前記金種設定パターンの切替条件となる金種設定パターン切替条件が成立したか否かを判断する条件成立判断手段と、
    前記条件成立判断手段によって前記金種設定パターン切替条件が成立したと判断された場合は、各前記紙幣収納手段に対する金種設定を、前記金種設定パターン切替条件に対応する前記金種設定パターンに切り替えると共に、前記紙幣収集設定パターンを切替後の前記金種設定パターンに対応するものに切り替える切替手段と、
    を備えた現金処理装置。
  2. 複数金種の紙幣を入出金処理する現金処理装置であって、
    それぞれ紙幣を金種別に収納する複数の紙幣収納手段と、
    各前記紙幣収納手段に設定される金種の組合せを金種設定パターンとして複数記憶した金種設定パターン記憶手段と、
    所定の起動条件成立時に、前記紙幣収納手段から所定枚数の紙幣を収集する紙幣収集手段と、
    前記金種設定パターンに基づいて、前記紙幣収納手段ごとに前記紙幣収集手段による紙幣の収集の有効あるいは無効を判断する自動収集判定部と、
    前記金種設定パターンの切替条件となる金種設定パターン切替条件が成立したか否かを判断する条件成立判断手段と、
    前記条件成立判断手段によって前記金種設定パターン切替条件が成立したと判断された場合は、各前記紙幣収納手段に対する金種設定を、前記金種設定パターン切替条件に対応する前記金種設定パターンに切り替える切替手段と、
    を備えた現金処理装置。
  3. 複数金種の紙幣を入出金処理する現金処理装置であって、
    それぞれ紙幣を金種別に収納する複数の紙幣収納手段と、
    各前記紙幣収納手段に設定される金種の組合せを金種設定パターンとして複数記憶した金種設定パターン記憶手段と、
    前記金種設定パターンの切替条件となる金種設定パターン切替条件が成立したか否かを判断する条件成立判断手段と、
    前記条件成立判断手段によって前記金種設定パターン切替条件が成立したときに切り替える次の金種設定パターンを特定する特定手段と、
    前記条件成立判断手段によって前記金種設定パターン切替条件が成立したと判断された場合は、各前記紙幣収納手段に対する金種設定を、前記次の金種設定パターンに切り替える切替手段と、
    指定額の紙幣を出金する出金手段であって、現在の金種設定パターンと、前記次の金種設定パターンとを比較し、比較の結果、金種が変更される前記紙幣収納手段が存在する場合は、金種が変更される前記紙幣収納手段から優先的に出金を行う出金手段と、
    を備えた現金処理装置。
  4. 前記条件成立判断手段によって前記金種設定パターン切替条件が成立したと判断された場合は、前記金種設定パターンの切替えによって前記金種設定が変化する前記紙幣収納手段内に収納された紙幣を、前記金種設定パターンの切替後にその金種の紙幣を収納する前記紙幣収納手段に移動することを制御する紙幣移動制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の現金処理装置。
  5. 前記金種設定パターン切替条件として、前記金種設定パターンを切り替えることを指示するデータが操作部から入力されたこと、設定時刻になったこと、及び予め設定された出金件数を全て処理したことの少なくともいずれかを保持する金種設定パターン切替条件保持手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の現金処理装置。
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