JP2016069020A - 二重筒体 - Google Patents
二重筒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016069020A JP2016069020A JP2014200486A JP2014200486A JP2016069020A JP 2016069020 A JP2016069020 A JP 2016069020A JP 2014200486 A JP2014200486 A JP 2014200486A JP 2014200486 A JP2014200486 A JP 2014200486A JP 2016069020 A JP2016069020 A JP 2016069020A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- cylinder
- engaging
- circumferential direction
- engagement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
Description
係止用凸部は、内キャップの外周面に周方向に沿って延びるように横長に形成され、キャップ軸を挟んで径方向に向かい合うように配置されている。係止用凹部は、係止用凸部に対応して、外キャップの内周面に周方向に沿って延びるように横長に形成されると共に、キャップ軸を挟んで径方向に向かい合うように配置されている。
従って、係止用凹部内に係止用凸部を嵌め込むように、内キャップに外キャップを外嵌させることで、周方向に位置決めしながら両キャップを組み合わせることが可能とされている。
しかしながら、上記従来の二重キャップでは、内キャップに対して外キャップを組み合わせ可能な位置から、外キャップをキャップ軸回りに180度回転させた位置においても組み合わせが可能とされている。従って、内キャップに対して、正規位置以外の位置でも外キャップの組み合わせが許容されてしまうものであった。
(1)本発明に係る二重筒体は、外筒と、前記外筒の中心軸と同軸に配置され且つ前記外筒の内側に配置される内筒と、を備え、前記外筒の内周面及び前記内筒の外周面には、互いに係合し合う係合部が周方向に間隔をあけてそれぞれ複数形成され、前記外筒及び前記内筒のそれぞれの前記係合部には、前記中心軸方向に延び、且つ互いに係合し合う縦係合部が各別に形成され、前記係合部を径方向から見て、前記縦係合部と前記係合部における周方向の一方側に位置する第1周端部との間の周方向に沿った第1距離、並びに、前記縦係合部と前記係合部における周方向の他方側に位置する第2周端部との間の周方向に沿った第2距離の双方が、前記外筒及び前記内筒のそれぞれの前記係合部ごとで異なっていることを特徴とする。
つまり、外筒側に形成された係合部及び縦係合部と、内筒側に形成された係合部及び縦係合部とが、両方共に係合することで外筒と内筒とを互いに組み合わせることができる。
しかも、内筒側の係合部及び縦係合部に対して、例えば係合が許容されていない外筒側の係合部及び縦係合部を周方向に位置合わせしながら、内筒と外筒とを組み合わせようとしても、上述した第1距離及び第2距離が内筒側及び外筒側で異なるので、内筒側の係合部及び縦係合部と外筒側の係合部及び縦係合部とが何ら係合することがない。従って、内筒と外筒とを組み合わせることができないうえ、内筒と外筒との間に引っ掛かりも生じ難い。これらのことにより、内筒に対して外筒を予め決まった1カ所の周方向位置(正規位置)でのみ組み合わせることができる。
図1に示すように、本実施形態の二重キャップ1は、有頂筒状の外キャップ(外筒)2と、外キャップ2の内側に配置され、外キャップ2に対して周方向に位置決めされた状態で組み合わされる有頂筒状の内キャップ(内筒)3と、を備えている。
内キャップ3は、図1〜図5に示すように、円板状の天板部10と、天板部10の外周縁から下方に向けて延びたキャップ筒11と、を備え、例えば射出成形によって有頂筒状に形成されている。
但し、螺着に限定されるものではなく、例えば装着筒12をアンダーカット嵌合により容器100の口部101に装着させても構わない。
頂壁部111の中央部分は、上方に向けて膨出しており、その中心に注出孔114が形成されている。
また、係合凸部20Aの下端部には、径方向外側に向けてさらに突出し、鍔部16よりも径方向外側に突出する爪部21が形成されている。この爪部21は、係合凸部20Aにおける周方向の全長に亘って形成されている。
具体的には、係合凸部20Aを径方向外側から見た側面視において、縦溝22と係合凸部20Aにおける周方向の一方T1側に位置する第1周端部20aとの間の周方向に沿った第1距離S1と、縦溝22と係合凸部20Aにおける周方向の他方T2側に位置する第2周端部20bとの間の周方向に沿った第2距離S2とが、異なっており、第1距離S1の方が第2距離S2よりも短い。
また、一方の係合凸部20A及び他方の係合凸部20Bは、それぞれの縦溝22がキャップ軸Oを挟んで径方向に対向するように配置されている。従って、一方の係合凸部20A及び他方の係合凸部20Bは、キャップ軸Oを挟んで大部分が径方向に向かい合っている。
キャップ筒31は、内キャップ3のキャップ筒11を径方向外側から囲繞するように形成されている。キャップ筒31の下端部側の内周面には、内キャップ3の鍔部16を収納する環状の収納凹部32が全周に亘って形成されている。
さらに、係合凹部33Aの下端部には、径方向外側に向けてさらに窪み、内キャップ3の爪部21が入り込んでアンダーカット嵌合する窪み部34が形成されている。この窪み部34は、係合凹部33Aにおける周方向の全長に亘って形成されている。
この際、凸条部35は、内キャップ3に形成された縦溝22の位置に対応して、係合凹部33Aにおける周方向の中央部分に形成されているのではなく、周方向の中央部分から周方向の一方T1側にずれた位置に形成されている。
具体的には、図8に示すように、係合凹部33Aを径方向内側から見て(外キャップ2を内側から見て)、凸条部35と係合凹部33Aにおける周方向の一方T1側に位置する第1周端部33aとの間の周方向に沿った第1距離S1と、凸条部35と係合凹部33Aにおける周方向の他方T2側に位置する第2周端部33bとの間の周方向に沿った第2距離S2とが、異なっており、第1距離S1の方が第2距離S2よりも短い。従って、係合凹部33A及び凸条部35は、一方の係合凸部20A及び縦溝22に対してそれぞれ係合可能とされている。
従って、他方の係合凹部33B及び凸条部35は、他方の係合凸部20B及び縦溝22に対してそれぞれ係合可能とされている。
なお、一方の係合凹部33A及び他方の係合凹部33Bは、それぞれの凸条部35がキャップ軸Oを挟んで径方向に対向するように配置されている。従って、内キャップ3の係合凸部20A、20Bと同様に、一方の係合凹部33A及び他方の係合凹部33Bは、キャップ軸Oを挟んで大部分が径方向に向かい合っている。
次に、上述したように構成された二重キャップ1の作用について説明する。
本実施形態の二重キャップ1によれば、図1に示すように、外キャップ2の内周面に形成された係合凹部33A、33Bと、内キャップ3の外周面に形成された係合凸部20A、20Bと、を互いに係合させることで、外キャップ2と内キャップ3とを周方向に位置決めした状態で組み合わせることができる。
この際、内キャップ3側の係合凸部20A、20Bにそれぞれ形成された縦溝22と、外キャップ2側の係合凹部33A、33Bにそれぞれ形成された凸条部35とについても、互いに係合し合っている。
従って、内キャップ3側の一方の係合凸部20A及び縦溝22に対して、図9に示すように、外キャップ2の一方の係合凹部33A及び凸条部35の係合を許容することができ、係合が許容される箇所を、この1カ所に限定することができる。
さらに、例えば内キャップ3におけるキャップ筒11の外周面に加飾を施し、外キャップ2を透明に形成したうえで、キャップ筒31の外周面に加飾を施した場合、内キャップ3に対して外キャップ2を予め決まった1カ所の周方向位置でのみ組み合わせることができるので、内キャップ3及び外キャップ2の加飾部分を常に適切に組み合わせることができ、高いデザイン性を確実に発揮させ易い。
しかも、内キャップ3の係合凸部20A、20Bの周幅は共に同等とされ、且つ外キャップ2の係合凹部33A、33Bの周幅も共に同等とされている。従って、例えば二重キャップ1に対して周方向への外力が作用したとしても、2カ所の係合部分に作用する応力を同等にすることができ、いずれかの係合部分に集中的に応力が作用することを防止できる。従って、長期的に亘ってがたつき等が少なく、組み合わせが解除され難い二重キャップ1にすることができる。
さらに、内キャップ3に形成した2つの係合凸部20A、20Bの周幅は、必ずしも同一である必要はなく、互いに異なっていても構わない。この場合には、それに対応して係合凹部33A、33Bの周幅についても異なるように形成すれば良い。
S1…第1距離
S2…第2距離
1…二重キャップ(二重筒体)
2…外キャップ(外筒)
3…内キャップ(内筒)
20A、20B…係合凸部(係合部)
20a、33a…第1周端部
20b、33b…第2周端部
22…縦溝(縦係合部)
33A、33B…係合凹部(係合部)
35…凸条部(縦係合部)
Claims (4)
- 外筒と、
前記外筒の中心軸と同軸に配置され且つ前記外筒の内側に配置される内筒と、を備え、
前記外筒の内周面及び前記内筒の外周面には、互いに係合し合う係合部が周方向に間隔をあけてそれぞれ複数形成され、
前記外筒及び前記内筒のそれぞれの前記係合部には、前記中心軸方向に延び、且つ互いに係合し合う縦係合部が各別に形成され、
前記係合部を径方向から見て、前記縦係合部と前記係合部における周方向の一方側に位置する第1周端部との間の周方向に沿った第1距離、並びに、前記縦係合部と前記係合部における周方向の他方側に位置する第2周端部との間の周方向に沿った第2距離の双方が、前記外筒及び前記内筒のそれぞれの前記係合部ごとで異なっていることを特徴とする二重筒体。 - 請求項1に記載の二重筒体において、
前記外筒及び前記内筒のそれぞれにおいて、前記係合部は少なくとも一部分が前記中心軸を挟んで径方向に向かい合うように配置されていることを特徴とする二重筒体。 - 請求項2に記載の二重筒体において、
前記外筒及び前記内筒のそれぞれにおいて、前記縦係合部は前記中心軸を挟んで径方向に対向していることを特徴とする二重筒体。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の二重筒体において、
前記外筒及び前記内筒のそれぞれにおいて、複数の前記係合部は周方向に沿った全体の長さが互いに同等とされていることを特徴とする二重筒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014200486A JP6286334B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 二重筒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014200486A JP6286334B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 二重筒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016069020A true JP2016069020A (ja) | 2016-05-09 |
JP6286334B2 JP6286334B2 (ja) | 2018-02-28 |
Family
ID=55865901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014200486A Active JP6286334B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 二重筒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6286334B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020138782A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 株式会社吉野工業所 | キャップ、及び容器 |
JP2022026397A (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-10 | 株式会社吉野工業所 | キャップ付き容器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01158456U (ja) * | 1988-04-22 | 1989-11-01 | ||
JP2005335799A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Jutekku Kk | 容器 |
JP2007217031A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Arubion:Kk | 気密容器 |
-
2014
- 2014-09-30 JP JP2014200486A patent/JP6286334B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01158456U (ja) * | 1988-04-22 | 1989-11-01 | ||
JP2005335799A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Jutekku Kk | 容器 |
JP2007217031A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Arubion:Kk | 気密容器 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020138782A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 株式会社吉野工業所 | キャップ、及び容器 |
US11724862B2 (en) | 2019-02-28 | 2023-08-15 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Cap and container |
JP2022026397A (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-10 | 株式会社吉野工業所 | キャップ付き容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6286334B2 (ja) | 2018-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6340322B2 (ja) | 容器の封止装置 | |
KR102089289B1 (ko) | 캡 및 캡 부착 용기 | |
JP2017197274A (ja) | レフィール容器を有する二重容器 | |
JP6286334B2 (ja) | 二重筒体 | |
JP6034640B2 (ja) | タンク構造 | |
JP5823271B2 (ja) | 容器 | |
US11794962B2 (en) | Bottle cap assembly | |
US20150151886A1 (en) | Container Cap | |
JP2018140816A (ja) | キャップ付き内容器 | |
JP2014122045A (ja) | ローレット付きキャップ | |
JP6357605B1 (ja) | 容器用のキャップ | |
JP2017214115A (ja) | 液状内容物の回転繰出容器 | |
CN205525695U (zh) | 固体药品储存罐 | |
JP6530190B2 (ja) | 二重筒体 | |
US879946A (en) | Locking device. | |
JP2020059538A5 (ja) | ||
JP6988380B2 (ja) | キャップ付き容器、トランジッションキャップ、および、ボトル | |
JP2017164336A (ja) | カップホルダ | |
JP5317125B2 (ja) | キャップ付き容器 | |
JP2017154756A (ja) | 積み重ね可能なボトル | |
JP6637384B2 (ja) | 筆記具等のキャップ | |
JP2019011093A (ja) | キャップ付き容器 | |
JP3202958U (ja) | 薬用瓶の樹脂製キャップ | |
JP5806954B2 (ja) | 容器 | |
JP6499005B2 (ja) | 塗布具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180205 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6286334 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |