JP2016067899A - 装着式電気機械装置のためのブレーキ装置 - Google Patents
装着式電気機械装置のためのブレーキ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016067899A JP2016067899A JP2015090831A JP2015090831A JP2016067899A JP 2016067899 A JP2016067899 A JP 2016067899A JP 2015090831 A JP2015090831 A JP 2015090831A JP 2015090831 A JP2015090831 A JP 2015090831A JP 2016067899 A JP2016067899 A JP 2016067899A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- frame
- actuator
- control unit
- wearer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Prostheses (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
【課題】装着式電気機械装置のためのブレーキ装置として、制御手段に異常が発生し,アシスト力が喪失した場合に即座にブレーキを駆動し、装着者へ印加される突発的な負荷を低減するとともに、通常使用における姿勢の保持を可能にするブレーキ装置を提供する。【解決手段】本発明のブレーキ装置は、装着式電気機械装置の動力(アシスト力)を発生するアクチュエータにブレーキをかけるブレーキ部と、ブレーキ部を駆動するブレーキ制御部から構成され、ブレーキ制御部がアクチュエータを駆動するアクチュエータ制御部からのブレーキ起動命令を受信するか、アクチュエータ制御部の誤作動または停止を検出したときにブレーキ部を駆動することで、アクチュエータの動作に対する制動力を発生させるブレーキ装置であり、アクチュエータ制御部からのブレーキ解除命令、または、電源オフによって、ブレーキ状態が解除される。【選択図】図1
Description
本発明は、装着式電気機械装置のためのブレーキ装置に関する。
今日では、身体障害者や高齢者、健常者の日常生活や労働中の動作を補助あるいは代行する種々のパワーアシスト装置や、マスタスレーブシステムの入出力装置として装着式電気機械装置が開発されている。
パワーアシストとしての装着式電気機械装置としては、例えば、利用者(以下「装着者」という)に装着される装着式動作補助装置がある。
装着式動作補助装置には、装着者からの入力を検出する手段として、ボタンやスイッチからなる従来の操縦装置や、装着者の体重移動や身体の動き、生体信号、音声、ジェスチャーを検出するセンサを備え、この入力に応じた動力(アシスト力)を駆動源に発生させるための指令信号(制御信号)を生成する制御手段が備えられている(例えば、非特許文献1)。
Takao Nakai, Suwoong Lee, Hiroaki Kawamoto and Yoshiyuki Sankai,"Development of Power Assistive Leg for Walking Aid using EMG and Linux," Second Asian Symposium on Industrial Automation and Robotics, BITECH, Bangkok, Thailand, May 17−18, 2001
上述した装着式電気機械装置の制御手段は、電子回路やコンピュータプログラムによって実現されるため、電子回路の不良や故障、コンピュータプログラムの不具合、電磁ノイズによる誤動作などの異常の発生を完全に無くすことはできない。装着式電気機械装置を使用中にこれらの異常が発生した場合、動力が喪失し、動力が担っていた負荷が突発的に装着者に印加され、装着者に危害を及ぼすおそれがある。
また、装着式電気機械装置の通常の使用において、姿勢の保持を動力のみによって実現する場合、その動力を定常的に維持しなければならず、そのために十分な動力を維持可能な性能を有する制御手段が必要となる。
そこで本発明は、装着式電気機械装置のためのブレーキ装置として、制御手段に異常が発生し,動力が喪失した場合に即座にブレーキを駆動し、装着者へ印加される突発的な負荷を低減するとともに、通常使用における姿勢の保持を可能にするブレーキ装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のブレーキ装置は、装着式電気機械装置の動力を発生するアクチュエータにブレーキをかけるブレーキ部と、前記ブレーキ部を駆動するブレーキ制御部から構成され、前記ブレーキ制御部が前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ制御部からのブレーキ起動命令を受信するか、前記ブレーキ制御部が前記アクチュエータ制御部の誤作動または停止を検出したときに前記ブレーキ部を駆動することで、前記アクチュエータの動作に対する制動力を発生させるブレーキ装置であり、前記アクチュエータ制御部からのブレーキ解除命令、または、電源オフによって、ブレーキ状態が解除される。
装着式電気機械装置のためのブレーキ装置として、制御手段に異常が発生し,動力が喪失した場合に即座にブレーキを駆動し、装着者へ印加される突発的な負荷を低減するとともに、通常使用における姿勢の保持を可能にするブレーキ装置を提供することができる。
以下、本発明の装着式電気機械装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1乃至3は、実施の形態の装着式電気機械装置100を示す図である。図1(A)は正面側を示す斜視図、図1(B)は背面側を示す斜視図である。図4は、装着者が装着式電気機械装置100を装着した状態を背面側から示す斜視図である。図5は、装着式電気機械装置100を装着した装着者の動作状態を示す側面図である。
図1乃至3は、実施の形態の装着式電気機械装置100を示す図である。図1(A)は正面側を示す斜視図、図1(B)は背面側を示す斜視図である。図4は、装着者が装着式電気機械装置100を装着した状態を背面側から示す斜視図である。図5は、装着式電気機械装置100を装着した装着者の動作状態を示す側面図である。
図1に示すように、装着式電気機械装置100は、腰部フレーム110、腰部フレーム120、支柱130、側部フレーム140L、140R、大腿カフ150L、150R、装着ベルト160、装着ベルト170、バッテリ180、及びセンサ190を含む。
図2には、図1に示す装着式電気機械装置100から、大腿カフ150L、150Rのベルト部153L、153R、装着ベルト160、装着ベルト170を取り外した状態の装着式電気機械装置100を示す。図3には、図2の装着式電気機械装置100から、大腿カフ150L、150Rのステー部152L、152Rを取り外した状態の装着式電気機械装置100を示す。
装着式電気機械装置100は、図4に示すように、装着者の腰部に背面側から装着される。装着式電気機械装置100は、装着者が図5(A)に示すように屈んだ状態(中腰姿勢)から、図5(B)に示すように立ち上がる際に、腰部に対する大腿部の動きを補助するように動力(アシスト力)を発生する装置である。このような装着者の動作は、例えば、中腰姿勢から立ち上がる動作、中腰姿勢から重量物を持ち上げる動作、移乗介助時の動作等である。
腰部フレーム110は、装着者の腰部の背面側において、左右方向にわたって装着される第1腰部フレームの一例である。腰部フレーム110は、例えば、CFRP(carbon-fiber-reinforced plastic:炭素繊維強化プラスチック)製の中空部材であり、人体の腰部の背面及び両側面の形状に合わせてラウンドした形状を有する。
腰部フレーム110は、装着者の腹側にわたされる装着ベルト160によって、装着者の腰部に装着される。腰部フレーム110は、装着された状態では、背面側よりも両端側が低くなるように、すなわち、長手方向の中央部(装着者の背面側に位置する部分)よりも両端が低い位置に位置するように、前傾姿勢で装着される。
腰部フレーム110の両端には、側部フレーム140L、140Rが固定されている。また、腰部フレーム110の長手方向における中央部には、支柱130が接続されている。
また、腰部フレーム110の長手方向の中央部には、バッテリ180が配設される。腰部フレーム110の内部は中空であるため、バッテリ180に接続される配線等が挿通される。バッテリ180は、装着式電気機械装置100の装着側とは反対側の外側において、腰部フレーム110の長手方向の中央部に設けられる。
腰部フレーム110は、フレーム部110L、110Rの2分割式になっており、フレーム部110L、110Rは、それぞれ、支柱130の左右に取り付けられることにより、腰部フレーム110を構築している。
フレーム部110L、110Rの一端は、支柱130に取り付けられる。フレーム部110L、110Rの一端には、支柱130の開口部に係合するピンが設けられており、フレーム部110L、110Rの一端を支柱130の開口部に差し込むことにより、フレーム部110L、110Rは、支柱130に固定される。
このようなフレーム部110L、110Rの一端の断面形状は、楕円形である。これは、支柱130に対して、フレーム部110L、110Rが回転しないようにすることにより、フレーム部110L、110Rと支柱130とによって構築されるモノコック構造の強度を向上させるためである。
また、フレーム部110L、110Rの他端は、それぞれ、側部フレーム140L、140Rに取り付けられる。フレーム部110L、110Rの他端には、側部フレーム140L、140Rの開口部に係合するピンが設けられており、フレーム部110L、110Rの他端を側部フレーム140L、140Rの開口部に差し込むことにより、フレーム部110L、11Rは、側部フレーム140L、140Rに固定される。
フレーム部110L、110Rの他端の断面形状は、楕円形である。これは、側部フレーム140L、140Rに対して、フレーム部110L、110Rが回転しないようにすることにより、フレーム部110L、110Rと側部フレーム140L、140Rによって構築されるモノコック構造の強度を向上させるためである。
なお、フレーム部110L、110Rの一端側と、支柱130の下側筒状部131との背面側(人体に装着した状態で、人体の背中に向く面とは逆の側)には、バッテリ180を取り付けるための凹部が形成されている。バッテリ180は、凹部に収納される。
腰部フレーム120は、装着者の腰部の背面側において、腰部フレーム110よりも上側で左右方向にわたって装着される第2腰部フレームの一例である。腰部フレーム120は、例えば、CFRP製の中空部材であり、人体の腰部の背面及び両側面の形状に合わせてラウンドした形状を有する。
腰部フレーム120は、装着者の腹側にわたされる装着ベルト170によって、装着者の腰部に装着される。腰部フレーム120は、装着された状態では、背面側よりも両端側が低くなるように、すなわち、長手方向の中央部(装着者の背面側に位置する部分)よりも両端が低い位置に位置するように、前傾姿勢で装着される。
腰部フレーム120の両端には、側部フレーム140L、140Rが固定されている。また、腰部フレーム120の長手方向における中央部には、支柱130が接続されている。すなわち、腰部フレーム120は、支柱130と側部フレーム140L、140Rとによって、腰部フレーム110と固定されている。
また、腰部フレーム120の長手方向における中央部の外側(装着式電気機械装置100の装着側とは反対側の外側)には、通気孔121が設けられる。
腰部フレーム120は、フレーム部120L、120Rの2分割式になっており、フレーム部120L、120Rは、それぞれ、支柱130の左右に取り付けられることにより、腰部フレーム120を構築している。
フレーム部120L、120Rの一端は、支柱130に取り付けられる。フレーム部120L、120Rの一端には、支柱130の開口部に係合するピンが設けられており、フレーム部120L、120Rの一端を支柱130の開口部に差し込むことにより、フレーム部120L、120Rは、支柱130に固定される。
このようなフレーム部120L、120Rの一端の断面形状は、楕円形である。これは、支柱130に対して、フレーム部120L、120Rが回転しないようにすることにより、フレーム部120L、120Rと支柱130とによって構築されるモノコック構造の強度を向上させるためである。
また、フレーム部120L、120Rの他端は、それぞれ、側部フレーム140L、140Rに取り付けられる。フレーム部120L、120Rの他端には、側部フレーム140L、140Rの開口部に係合するピンが設けられており、フレーム部120L、120Rの他端を側部フレーム140L、140Rの開口部に差し込むことにより、フレーム部120L、11Rは、側部フレーム140L、140Rに固定される。
フレーム部120L、120Rの他端の断面形状は、楕円形である。これは、側部フレーム140L、140Rに対して、フレーム部120L、120Rが回転しないようにすることにより、フレーム部120L、120Rと側部フレーム140L、140Rによって構築されるモノコック構造の強度を向上させるためである。
支柱130は、腰部フレーム110の長手方向の中央部と、腰部フレーム120の長手方向の中央部とを縦方向に接続する部材である。支柱130は、例えば、強化樹脂製の中空部材であり、内部には、センサ190の配線が挿通される。また、支柱130の外側には通気孔が設けられる。また、支柱130の内部には、装着式電気機械装置100の動作を制御するアクチュエータ制御部300が設けられる。
支柱130は、下側筒状部131、接続部132、及び上側筒状部133を有する。
下側筒状部131は、左右方向に伸延しており、両端にフレーム部110L、110Rが差し込まれる。下側筒状部131の両端の開口は、フレーム部110L、110Rの一端の断面形状に対応して楕円形である。
接続部132は、下側筒状部131と上側筒状部133を縦方向に接続する。接続部132は内部が中空であり、内部空間は、下側筒状部131及び上側筒状部133の内部空間と連通している。
上側筒状部133は、左右方向に伸延しており、両端にフレーム部120L、120Rが差し込まれる。上側筒状部133の両端の開口は、フレーム部120L、120Rの一端の断面形状に対応して楕円形である。
また、支柱130には、装着ベルト160と装着ベルト170が取り付けられる。より具体的には、装着ベルト160は、下側筒状部131が取り付けられ、装着ベルト170は、上側筒状部133に取り付けられる。
なお、ここでは、支柱130が腰部フレーム110と腰部フレーム120との間に取り付けられる形態について説明するが、支柱130は、腰部フレーム110と腰部フレーム120とを上下方向に指示する強度を有していても、有していなくてもよい。
支柱130によってフレーム部110L、110R、120L、120Rが回転しないように保持されることによって、モノコック構造の強度が担保されている。このため、装着式電気機械装置100は、支柱130を含まなくてもよい。この場合には、腰部フレーム110と腰部フレーム120は、それぞれ一体式に形成すればよく、側部フレーム140Lと140Rとの間でモノコック構造が構築される。また、この場合には、支柱130の内部に入っている配線等は、腰部フレーム110、120と、側部フレーム140L、140Rとのいずれかの中に収納すればよい。
側部フレーム140Lは、装着者の股関節の左側において、腰部フレーム110の左端と、腰部フレーム120の左端とを接合する左側部フレームの一例である。側部フレーム140Lは、側部フレーム140Rと略左右対称の構造を有し、腰部フレーム110と腰部フレーム120とを左側で固定する部材である。側部フレーム140Lは、例えば、強化樹脂製である。また、側部フレーム140Lの内部には、ブレーキ制御部400Lが設けられる。
側部フレーム140Lには、−(マイナス)ボタン141が設けられる。−ボタン141は、アクチュエータの駆動力を低下させるための入力ボタンである。また、側部フレーム140Lの内部には、アクチュエータとブレーキ装置が設けられる。装着式電気機械装置100の電源がオンの状態では、−ボタン141は点灯する。
側部フレーム140Lには、フレーム部110L、120Lの他端が差し込まれる。側部フレーム140Lには、フレーム部110L、120Lに対応する2つの楕円形の開口部が設けられている。フレーム部110L、120Lの他端を側部フレーム140Lの2つの開口部に差し込むことにより、フレーム部110L、120Lは、側部フレーム140Lに固定される。
側部フレーム140Lの2つの楕円形の開口部に、断面が楕円形のフレーム部110L、120Lの他端を差し込むことにより、側部フレーム140Lに対してフレーム部110L、120Lが回転しないようにすることができる。このような構造により、フレーム部110L、120Lと側部フレーム140Lによって構築されるモノコック構造の強度を向上させている。
側部フレーム140Rには、+(プラス)ボタン142と電源ボタン143が設けられる。+ボタン142は、アクチュエータの駆動力を増大させるための入力ボタンであり、電源ボタン143は、装着式電気機械装置100の電源のオン/オフを切り替えるためのボタンスイッチである。また、側部フレーム140Rの内部には、アクチュエータとブレーキ装置が設けられる。装着式電気機械装置100の電源がオンの状態では、+ボタン142及び電源ボタン143は点灯する。また、側部フレーム140Rの内部には、ブレーキ制御部400Rが設けられる。
側部フレーム140Rには、フレーム部110R、120Rの他端が差し込まれる。側部フレーム140Rには、フレーム部110R、120Rに対応する2つの楕円形の開口部が設けられている。フレーム部110R、120Rの他端を側部フレーム140Rの2つの開口部に差し込むことにより、フレーム部110R、120Rは、側部フレーム140Rに固定される。
側部フレーム140Rの2つの楕円形の開口部に、断面が楕円形のフレーム部110R、120Rの他端を差し込むことにより、側部フレーム140Rに対してフレーム部110R、120Rが回転しないようにすることができる。このような構造により、フレーム部110R、120Rと側部フレーム140Rによって構築されるモノコック構造の強度を向上させている。
このような構成により、腰部フレーム110、腰部フレーム120、支柱130、側部フレーム140L、140Rは、モノコック構造を実現している。腰部フレーム110と腰部フレーム120の断面の楕円形状と、支柱130、側部フレーム140L、140Rの開口部の楕円形状とは、図1に示す腰部フレーム110、腰部フレーム120、支柱130、側部フレーム140L、140Rのモノコック構造を構築するために、角度が合わせられている。すなわち、腰部フレーム110、腰部フレーム120、支柱130、側部フレーム140L、140Rを組み立てれば、図1に示すモノコック構造が完成するように楕円形状の角度が設計されている。
大腿カフ150Lは、側部フレーム140L内のアクチュエータによって、側部フレーム140Lに対して、側面視で回動可能に設けられている。大腿カフ150Lは、装着者の左大腿部にベルト部153Lによって固定される。
大腿カフ150Rは、側部フレーム140R内のアクチュエータによって、側部フレーム140Rに対して、側面視で回動可能に設けられている。大腿カフ150Rは、装着者の右大腿部にベルト部153Rによって固定される。
大腿カフ150L、150Rは、それぞれ、ステー部152L、152Rとベルト部153L、153Rを有する。ステー部152L、152Rは、それぞれ、側部フレーム140L、140R内のアクチュエータに接続され、側面視で回動可能に設けられている。ベルト部153L、153Rは、それぞれ、ステー部152L、152Rに取り付けられている。ステー部152L、152Rの長さは、例えば、身長が140センチから180センチの人体の大腿部の平均的な長さに合わせて設計されており、ベルト部153L、153Rが取り付けられる先端が膝に近くなりすぎず、かつ、股関節に近くなりすぎないように、適度な長さを有する。
装着ベルト160は、腰部フレーム110を装着者に取り付ける際に、腹側にわたされる装着ベルトである。装着ベルト160は、装着式電気機械装置100を人体の腰部に取り付けるためのメインのベルトである。装着ベルト160の位置は、所謂ズボンに通すベルトの位置と略同じ高さになる。
装着ベルト170は、腰部フレーム120を装着者に取り付ける際に、腹側にわたされる装着ベルトである。装着ベルト170は、装着式電気機械装置100の装着者が膝を曲げた状態から重量物を持ち上げる動作を行うときに、脚の動きに伴って生じる反力を装着者の腹部又は腰部に効率的に伝達するために、装着ベルト160よりも上側で人体に装着式電気機械装置100を固定するために用いられる。
単に装着式電気機械装置100を人体の腰部に取り付けるだけであれば、装着ベルト160だけで足りるが、膝を曲げた状態から重量物を持ち上げる動作を行うことを考えると、装着ベルト160よりも高い位置にある装着ベルト170で人体に装着式電気機械装置100を固定することが、アクチュエータが発生する動力を効率的に人体に伝達するために重要である。
バッテリ180は、装着式電気機械装置100の装着側とは反対側の外側において、腰部フレーム110の長手方向の中央部の外側に設けられ、アクチュエータ制御部、アクチュエータ、ブレーキ制御部、ブレーキ部、及び−ボタン141、+ボタン142、及び電源ボタン143に電力を供給する。
センサ190は、装着者の腰部の背面に装着され、装着者が立ち上がろうとする際の筋活動に伴う生体信号を検出する検出部の一例である。センサ190は、支柱130に設けられた孔部から支柱130の外側に伸延する配線の先端に接続されており、3つ設けられている。センサ190は、装着者の腰部の背面に貼り付けられることによって、装着者が体幹の筋肉を動かす際に発生する生体信号を検出する。センサ190で検出された生体信号は、アクチュエータ制御部に入力される。なお、センサ190は、テープ等を用いて装着者の背中に貼り付けてもよいし、ゲル等を用いて貼り付けてもよい。
3つのセンサ190のうちの1つは、基準信号を測定するために用いられ、残りの2つのセンサ190は、生体信号を測定するために用いられる。
図6は、装着式電気機械装置100の可動範囲を示す図である。図6には、装着式電気機械装置100の左側面を示す。大腿カフ150Lは、側部フレーム140Lを回転中心として、図6に示す基準位置から、時計回りに130°、反時計回りに30°回動可能である。このような動作により、装着式電気機械装置100は、装着者が図5(A)に示すように屈んだ状態から、図5(B)に示すように立ち上がる際に、腰部に対する大腿部の動きを補助するように動力を発生する。なお、大腿カフ150Rの動作範囲も同様である。
図7は、側部フレーム140Lの内部に設けられるアクチュエータ210L及びブレーキ部220Lと、大腿カフ150Lとの関係を示す図であり、(A)は分解図、(B)はアクチュエータ210L及びブレーキ部220Lを組み立てた状態を示す図である。
図7(A)に示すように、アクチュエータ210Lの回動部211Lの周囲には、ブレーキ部220Lが配設される。側部フレーム140Lは、腰部フレーム110を接続する接続部141Lと、腰部フレーム120を接続する接続部142Lとを有し、ブレーキ部220Lの支持部221Lは、接続部141Lの内部に挿通されることによって側部フレーム140Lに固定される。
アクチュエータ210Lの回動部211Lは、内蔵モータによって回転可能である。これにより、図6に示すような大腿カフ150Lの回転動作が実現される。ブレーキ制御部400Lが、アクチュエータ制御部300からのブレーキ起動命令を受信するか、ブレーキ制御部400Lがアクチュエータ制御部300の誤作動または停止を検出したときにブレーキ部220Lに電力が供給され、回動部211Lの回転動作に対して制動力を発生するブレーキが実現される。ブレーキ部220Lには、ソレノイドの戻りバネが組み込まれており、ブレーキ制御部400Lがアクチュエータ制御部300からのブレーキ解除命令を受信するか、電源が遮断されたときにブレーキ部220Lへの電力供給が遮断され、ブレーキ状態が解除される。
ブレーキ部220Lは、支持部221L、ブレーキパッド222L、ブレーキリング223L、ブレーキリンク224Lを有する。
支持部221Lには、ソレノイドの戻りバネを構成するバネ221L1とソレノイド221L2が内蔵されている。バネ221L1は、ブレーキ部220Lが電源オフでソレノイド221L2に電流が流れていないときに自然長であり、図8(A)に示すようにブレーキリンク224Lは、ブレーキリング223Lには押し当てられておらず、ブレーキ部220Lは、ブレーキが掛かっていない状態(フリーの状態)である。
ブレーキ部220Lが電源オンにされてソレノイド221L2に電流が流れると、ソレノイド221L2が発生する磁力によってバネ221L1が自然長よりも引き延ばされ、ブレーキリンク224Lが図8(A)に示す状態から支持部221Lの外側に延出し、図8(B)に示すようにC字状のブレーキリング223Lの両端に押し当てられる。これにより、回動部211Lにブレーキを掛けることができる。
ブレーキパッド222Lは、C字型のブレーキリング223Lの内周面に取り付けられている円弧状に湾曲した板状の部材である。ブレーキパッド222Lは、例えば、ブレーキリング223Lの内周面にねじ止め、接着、又は、機械的に保持されることによって取り付けられている。
ブレーキリング223Lは、リング状の部材の円周方向の一部を切り離してC字型にした部材であり、両端に三角部223L1を有する。三角部223L1は、ブレーキリンク224Lの先端のY字部224L1と係合している。
ブレーキリンク224Lは、ブレーキリング223Lの両端の三角部223L1と係合するY字部224L1を有する。ブレーキリンク224は、支持部221Lの内部に配設されるバネ221L1に取り付けられており、バネ221L1が伸びると支持部221Lから押し出され、バネ221L1が縮むと支持部221L側に引き戻される。
図8(A)には、ソレノイド221L2に電流が流れておらず、バネ221L1が自然長のときのブレーキリンク224Lの位置を示す。図8(B)には、ソレノイド221L2に電流が流れており、ソレノイド221L2が発生する磁力によってバネ221L1が自然長よりも引き延ばされているときのブレーキリンク224Lの位置を示す。
ブレーキ部220Lが電源オンにされてソレノイド221L2に電流が流れると、ソレノイド221L2が発生する磁力によってバネ221L1が自然長よりも引き延ばされ、ブレーキリンク224Lが図8(A)に示す状態から支持部221Lの外側に延出し、図8(B)に示すようにY字部224L1がブレーキリング223Lの両端の三角部223L1に押し当てられる。
このとき、一対の三角部223L1同士の間の距離が縮みながら、一対の三角部223L1はY字部224L1の奥に押し入れられ、ブレーキリング223Lの両端間が縮められてブレーキリングのリング状の部分の直径が小さくなる。
これにより、ブレーキパッド222Lが回動部211Lの外周面に押し当てられる。ソレノイド221L2に流す電流の量を調整することにより、ブレーキパッド222Lと回動部211Lとの間の摩擦力が増大し、回動部211Lの回転動作に対してブレーキを掛けたり、回転動作を完全に止めることができる。
また、大腿カフ150Lは、回転軸151L、ステー部152L、及びベルト部153Lを有する。ステー部152Lは、回転軸151Lから回転軌道の径方向に伸延する部材であり、装着者の大腿部を動かすのに十分な剛性を有する。また、ステー部152Lの先端(図中の下端)には、大腿部にフィットさせるためにラウンドさせた部分を有する。このラウンドさせた部分は、例えば、カーボン製である。ラウンドさせた部分には、ベルト部153Lが取り付けられており、大腿部をラウンドさせた部分に固定できるように構成されている。
また、このようなブレーキを掛けた場合には、報知音を出力するように構成してもよい。なお、ブレーキは、例えば、アクチュエータ制御部の停止から0.2秒以内に作動するように構成されている。
なお、図7では、側部フレーム140Lの内部に設けられるアクチュエータ210L及びブレーキ部220Lと、大腿カフ150Lとの関係について説明したが、側部フレーム140Rの内部にも同様のアクチュエータとブレーキ部が配設される。
図9は、装着式電気機械装置100のアクチュエータ制御部300と、各部との接続関係を示すブロック図である。
図9には、アクチュエータ制御部300に接続される構成要素として、−ボタン141、+ボタン142、電源ボタン143、バッテリ180、センサ190、ブレーキ制御部400L、アクチュエータ210L、ブレーキ部220L、ブレーキ制御部400R、アクチュエータ210R、及びブレーキ部220Rを示す。ブレーキ制御部400R、アクチュエータ210R、及びブレーキ部220Rは、それぞれ、ブレーキ制御部400L、アクチュエータ210L、ブレーキ部220Lと同様であり、側部フレーム140Rの内部に配設される。
アクチュエータ制御部300は、電源ボタン143が押されると電源をオンにし、−ボタン141、+ボタン142、電源ボタン143を点灯させる。アクチュエータ制御部300およびブレーキ制御部は、例えば、メモリを有するCPU(Central Processing Unit)チップで構成される。
そして、センサ190によって検出された生体信号が入力されると、−ボタン141又は+ボタン142によって設定されるアクチュエータ210L及び210Rの駆動レベル(トルクチューナ)に応じた駆動力をアクチュエータ210L及び210Rに発生させる。−ボタン141又は+ボタン142は、アクチュエータ制御部300のトルクチューナを制御するためのボタンであり、トルクチューナは、アシスト力を5段階に設定することができる。例えば、トルクチューナを1に設定した場合には、20%のアシストトルクを上限とし、最大3Nmのアシストが受けられ、トルクチューナを5に設定した場合には、100%のアシストトルクを上限とし、最大15Nmのアシストが受けられる。また、トルクの上限を設定するためのトルクリミッターを設けてもよい。
この際に、アクチュエータ制御部300は、センサ190から入力される生体信号の信号レベルに応じて、駆動力を制御する。アシストを行うために本装置にはサイバニック随意制御(CVC: Cybernic Voluntary Control)モードが搭載されている。CVC モードの時は本装置内部において以下の順序でアシストトルクを決定する。(1) 腰部の生体信号から基準アシストトルクを計算する。(2) トルクチューナの値に基づき基準アシストトルクを増幅する。(3) 姿勢、動作内容に応じてアシストトルクを調整する。
以上、実施の形態の装着式電気機械装置100によれば、装着者が図5(A)に示すように屈んだ状態から、図5(B)に示すように立ち上がる際に、腰部に対する大腿部の動きを補助するように動力を発生することができる。
このような動力は、センサ190によって検出される、装着者が立ち上がろうとする際の筋活動に伴う生体信号に基づいてアクチュエータ210L及び210Rが駆動されることによって発生される。
従って、装着者の意思に応じて必要な動力を必要な方向に提供できる、利便性の高い装着式電気機械装置100に対して、ブレーキ制御部400およびブレーキ部220からなるブレーキ装置を提供することができる。
なお、以上では、装着者が腰部に装着する装着式電気機械装置100について説明したが、装着式電気機械装置100は、全身用のものであってもよい。このような全身用の装着式電気機械装置に、上述したブレーキ部220L、220Rと同様のブレーキ部を適用してもよい。ここでは、図10乃至図12を用いて、全身用の装着式電気機械装置について説明する。
図10は本発明による装着式電気機械装置の一実施例を示す正面図である。図11は本発明による装着式電気機械装置の一実施例を示す背面図である。図12は上肢フレーム、腰フレーム、右脚の下肢駆動部、右腕の上肢駆動部を左側から見た側面図である。
図10乃至図12に示されるように、装着式電気機械装置1010(以下「電気機械装置」と称する)は、装着者1012の動作を支援(アシスト)する装置であり、脳からの信号により筋力を発生させる際に生じる生体信号及び/又は当該装着者の関節の動作角度や重心位置などを検出し、この検出信号に基づいて駆動部からの駆動力を付与するように作動する。
電気機械装置1010を装着した装着者1012は、自らの意思で歩行動作を行うと、その際に発生した生体信号及び/又は当該装着者の膝関節の動作角度に応じた駆動トルクがアシスト力として電気機械装置1010から付与され、例えば、通常歩行で必要とされる筋力の半分の力で歩行することが可能になる。従って、装着者1012は、自身の筋力と駆動部(本実施例では、電動式の駆動モータを用いる)からの駆動トルクとの合力によって歩行することができる。
その際、電気機械装置1010は、歩行動作に伴う重心の移動に応じて付与されるアシスト力(モータトルク)が装着者1012の意思を反映するように制御している。そのため、電気機械装置1010の駆動部は、装着者1012の意思に応じて動作をアシストするように制御される。
また、電気機械装置1010は、歩行動作以外にも、例えば、装着者1012が椅子に座った状態から立ち上がる際の動作、あるいは立った状態から椅子に腰掛ける際の動作も補助することができる。さらには、装着者1012が階段を上がったり、階段を下りる場合にもパワーアシストすることができる。特に装着者1012が重量物を運搬する場合には、階段の上り動作や、歩行動作を行う場合でも、装着者1012は、自らの意思に応じて電気機械装置1010から駆動トルクを付与されて動作することが可能になる。
〔フレーム構造〕
ここで、電気機械装置1010のフレーム構造について説明する。電気機械装置1010は、後側より装着者1012に装着されるフレーム構造1018に各関節の駆動部を設けたものである。
ここで、電気機械装置1010のフレーム構造について説明する。電気機械装置1010は、後側より装着者1012に装着されるフレーム構造1018に各関節の駆動部を設けたものである。
フレーム構造1018は、装着者1012の上肢に装着される上肢フレーム1014と、装着者1012の下肢に装着される下肢フレーム1019と、装着者1012の腰に装着される腰フレーム1030とによって構成される。
〔上肢フレームの構成〕
上肢フレーム1014は、腰フレーム1030の上方に形成され、腰フレーム1030の前側より上方に延在する垂直フレーム1015と、垂直フレーム1015の上端より肩幅方向に横架された肩フレーム1016A、1016Bとを有する。垂直フレーム1015は、チタン又はステンレスなどの金属材料からなり、下端が腰フレーム1030に固定された垂直部1015Aを有する。
上肢フレーム1014は、腰フレーム1030の上方に形成され、腰フレーム1030の前側より上方に延在する垂直フレーム1015と、垂直フレーム1015の上端より肩幅方向に横架された肩フレーム1016A、1016Bとを有する。垂直フレーム1015は、チタン又はステンレスなどの金属材料からなり、下端が腰フレーム1030に固定された垂直部1015Aを有する。
肩フレーム1016A、1016Bには、運搬物を持ち上げる際に両腕の動作をアシストする上肢駆動部1017A、1017Bが前後方向に回動可能に設けられている。従って、肩フレーム1016A、1016Bに支持される上肢駆動部1017A、1017Bの質量は、上肢フレーム1014に支持されるため、装着者1012には上肢フレーム1014及び上肢駆動部1017A、1017Bの重さを感じることなく、作業が行える。
上肢駆動部1017Aは、右肩より下の右上腕を駆動する肩駆動部1200Aと、右肘より下の右下腕を駆動する腕駆動部1210Aとを有する。上肢駆動部1017Bは、左肩より下の左上腕を駆動する肩駆動部1200Bと、左肘より下の左下腕を駆動する腕駆動部1210Bとを有する。
肩駆動部1200A、1200Bは、肩関節に対応する位置に設けられた駆動モータ1320と、駆動モータ1320、1322の駆動トルクにより回動する第1腕フレーム(隠れてみえない)と、肘関節に対応する位置に設けられた駆動モータ1324、1326と、駆動モータ1324、1326の駆動トルクにより回動する第2腕フレーム1334、1336とを有する。これらの駆動モータ1320、1322、1324、1326は、制御装置(制御部)からの制御信号により駆動トルクを制御されるDCモータまたはACモータなどによって構成される電動モータである。また、各駆動モータ1320、1322、1324、1326は、モータ回転を所定の減速比で減速する減速機構(駆動部に内蔵)を有しており、小型ではあるが十分な駆動力を付与することができる。
第2腕フレーム1334、1336には、装着者1012の腕が当接する上肢締結部材1330、1331が取り付けられている。上肢締結部材1330、1331は、断面形状が円弧状に形成され、上方から腕を収納するように装着され、且つ腕の上方を跨ぐように締結されるベルトとバックルなどによって構成される上肢締結ベルト1350、1352が設けられている。
装着者1012は、装置後側から上肢締結部材1330、1331に両腕を載置した状態で、上肢締結ベルト1350、1352の締結操作により、両腕が上肢締結部材1330、1331に締結される。
〔腰フレームの構成〕
腰フレーム1030は、上方からみると後側に装着者1012が出入りするための後側開口を有するC字形状に形成された腰締結部1030Aを有する。この後側開口には、装着者1012の腰を締結するベルト及びバックルなどによって構成される腰締結ベルトが取り付けられている。腰締結部材は、装着者1012の腰が後側開口から腰フレーム1030の腰締結部1030A内側に挿入された後、腰締結ベルト1360により後側から締結される。このように、装着者1012の腰は、腰締結部1030Aの後側開口から進入した状態で、後側から腰締結ベルト1360により固定されるので、装着作業が容易に行える。
腰フレーム1030は、上方からみると後側に装着者1012が出入りするための後側開口を有するC字形状に形成された腰締結部1030Aを有する。この後側開口には、装着者1012の腰を締結するベルト及びバックルなどによって構成される腰締結ベルトが取り付けられている。腰締結部材は、装着者1012の腰が後側開口から腰フレーム1030の腰締結部1030A内側に挿入された後、腰締結ベルト1360により後側から締結される。このように、装着者1012の腰は、腰締結部1030Aの後側開口から進入した状態で、後側から腰締結ベルト1360により固定されるので、装着作業が容易に行える。
また、装着者1012の腰の周囲に装着される腰フレーム1030には、各駆動モータ及び制御装置を駆動させるための電源として機能するバッテリが取り付けられている。
〔垂直フレームの構成〕
垂直フレーム1015は、装着者1012の背面側に起立するようにして設けられているので、重量物を持ち上げる際の質量を安定的に支持することができる。 また、上記腰フレーム1030、上肢フレーム1014、上肢駆動部1017A、1017Bが装着者1012の前側に配置されることになるため、両腕で運搬物を持ち上げて抱えながら歩行する場合、上体が前かがみになるが、上肢フレーム1014の垂直フレーム1015が運搬物に近い位置にあるので、当該運搬物の質量を直接的に支えることが可能になると共に、両腕にかかるモーメントを小さくなるように抑制できるので、運搬動作時のバランスがとりやすくなり、重量物を運搬する場合でも安定した動作で歩行できる。
垂直フレーム1015は、装着者1012の背面側に起立するようにして設けられているので、重量物を持ち上げる際の質量を安定的に支持することができる。 また、上記腰フレーム1030、上肢フレーム1014、上肢駆動部1017A、1017Bが装着者1012の前側に配置されることになるため、両腕で運搬物を持ち上げて抱えながら歩行する場合、上体が前かがみになるが、上肢フレーム1014の垂直フレーム1015が運搬物に近い位置にあるので、当該運搬物の質量を直接的に支えることが可能になると共に、両腕にかかるモーメントを小さくなるように抑制できるので、運搬動作時のバランスがとりやすくなり、重量物を運搬する場合でも安定した動作で歩行できる。
〔下肢駆動部及び下肢フレームについて〕
下肢駆動部1300Aは、装着者1012の右側股関節に位置する右腿駆動モータ1020と、装着者1012の右膝関節に位置する右膝駆動モータ1024とを有する。また、下肢駆動部1300Bは、装着者1012の左側股関節に位置する左腿駆動モータ1022と、装着者1012の左膝関節に位置する左膝駆動モータ1026とを有する。これらの駆動モータ1020、1022、1024、1026は、制御装置(制御部)からの制御信号により駆動トルクを制御されるDCモータまたはACモータなどによって構成される電動モータである。また、各駆動モータ1020、1022、1024、1026は、モータ回転を所定の減速比で減速する減速機構(駆動部に内蔵)を有しており、小型ではあるが十分な駆動力を付与することができる。
下肢駆動部1300Aは、装着者1012の右側股関節に位置する右腿駆動モータ1020と、装着者1012の右膝関節に位置する右膝駆動モータ1024とを有する。また、下肢駆動部1300Bは、装着者1012の左側股関節に位置する左腿駆動モータ1022と、装着者1012の左膝関節に位置する左膝駆動モータ1026とを有する。これらの駆動モータ1020、1022、1024、1026は、制御装置(制御部)からの制御信号により駆動トルクを制御されるDCモータまたはACモータなどによって構成される電動モータである。また、各駆動モータ1020、1022、1024、1026は、モータ回転を所定の減速比で減速する減速機構(駆動部に内蔵)を有しており、小型ではあるが十分な駆動力を付与することができる。
さらに、下肢駆動部1300A、1300Bは、腰フレーム1030の下方に設けられ、股関節に対応する第1関節1064と、膝関節に相当する第2関節1066とを有する。
この第1関節1064は、腰フレーム1030と第1下肢フレーム1058との間に設けられている。また、第1関節1064は、駆動モータ1020、1022が内蔵されたモータユニットを構成しており、第1関節1064と駆動モータ1020、1022とは外観上一体化されている。
また、第1下肢フレーム1058の下端と第2下肢フレーム1060の上端との間には、軸受構造とされた第2関節1066が介在しており、第1下肢フレーム1058と第2下肢フレーム1060とを回動可能に連結している。この第2関節1066は、膝関節と一致する高さ位置に設けられており、第1下肢フレーム1058が第2関節1066の支持側に締結され、第2下肢フレーム1060が第2関節1066の回動側に締結されている。また、第2関節1066には、駆動モータ1024、1026が内蔵されたモータユニットを構成しており、第2関節1066と駆動モータ1024、1026とは外観上一体化されている。
従って、第1下肢フレーム1058及び第2下肢フレーム1060は、腰支持体1030に対して第1関節1064及び第2関節1066を回動支点とする歩行動作を行えるように取り付けられている。すなわち、第1下肢フレーム1058及び第2下肢フレーム1060は、装着者1012の脚と同じ動作を行えるように構成されている。 また、第1関節1064及び第2関節1066は、駆動モータ1020、1022、1024、1026の回転軸が、ギヤを介して被駆動側となる第1下肢フレーム1058、第2下肢フレーム1060に駆動トルクを伝達するように構成されている。
さらに、駆動モータ1020、1022、1024、1026は、関節回動角度を検出する角度センサ(図8参照)を有する。この角度センサは、例えば、第1関節1064及び第2関節1066の関節角度に比例したパルス数をカウントするロータリエンコーダなどからなり、関節回動角度に応じたパルス数に対応した電気信号をセンサ出力として出力する。
第1関節1064の角度センサは、装着者1012の股関節の関節角度に相当する腰支持体1030と第1下肢フレーム1058との間の回動角度を検出する。また、第2関節1066の角度センサは、装着者1012の膝関節の関節角度に相当する第1下肢フレーム1058の下端と第2下肢フレーム1060との間の回動角度を検出する。
また、第1下肢フレーム1058の長手方向の中間位置には、装着者1012の腿に締結される下肢締結部材及び締結用ベルトが取り付けられる。また、第2フレーム1060の長手方向の中間位置には、装着者1012の膝下の脛に締結される下肢締結部材1080及び締結用ベルトが取り付けられる。
下肢駆動部1300A、1300Bの下肢締結部材1078、1080は、装着者1012の腿、脛の前側に当接するように断面が半円形に形成されており、後側から締結用ベルト1079、1081により装着者1012の脚に締結される。このように、下肢駆動部1300A、1300Bの下肢締結部材1080は、前述した腰フレーム1030と同様に後側から装着者1012に装着可能な構成であるので、例えば電気機械装置1010をハンガーなどにより上方から吊下状態でメンテナンスすると共に、メンテナンス後に装着者1012が装置後側からそのまま着るように装着することが可能になる。
駆動モータ1020、1022、1024、1026で発生された駆動トルクは、ギヤを介して第1下肢フレーム1058、第2下肢フレーム1060に伝達され、さらに下肢締結部材1078、1080及び締結用ベルトを介して装着者1012の脚にアシスト力として伝達される。
各フレーム1058、1060、1062は、夫々ジュラルミン等の軽量化された金属材の周囲を弾性を有する樹脂材で覆うように構成されており、腰フレーム1030及び上肢フレーム1014、上肢駆動部1017A、1017B、バッテリ、制御ユニット等の質量を支えることができる。すなわち、電気機械装置1010は、腰フレーム1030、上肢フレーム1014、上肢駆動部1017A、1017B、バッテリ、制御ユニットの質量が装着者1012に作用しないように構成されている。
上述のような図10乃至図12に示す装着式電気機械装置1010の膝関節に相当する第2関節1066の駆動モータに上述したブレーキ部220L、220Rと同様のブレーキ部を適用してもよい。また、肩駆動部1200A、腕駆動部1210A、肩駆動部1200B、腕駆動部1210Bの駆動モータに上述したブレーキ部220L、220Rと同様のブレーキ部を適用してもよい。また、装着式電気機械装置1010が手首の関節に対応した駆動部を有する場合には、手首の関節に対応した駆動部の駆動モータに上述したブレーキ部220L、220Rと同様のブレーキ部を適用してもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の接触型センサについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100 装着式電気機械装置
110 腰部フレーム
120 腰部フレーム
130 支柱
140L、140R 側部フレーム
150L、150R 大腿カフ
160 装着ベルト
170 装着ベルト
180 バッテリ
190 センサ
210 アクチュエータ
220 ブレーキ部
300 アクチュエータ制御部
400 ブレーキ制御部
110 腰部フレーム
120 腰部フレーム
130 支柱
140L、140R 側部フレーム
150L、150R 大腿カフ
160 装着ベルト
170 装着ベルト
180 バッテリ
190 センサ
210 アクチュエータ
220 ブレーキ部
300 アクチュエータ制御部
400 ブレーキ制御部
Claims (7)
- 装着者に装着される装着式電気機械装置に備えられたブレーキ装置であって、
アクチュエータにブレーキをかけるブレーキ部と、
前記ブレーキを駆動するブレーキ制御部と
を含み、
前記ブレーキ制御部が前記アクチュエータ制御部の誤作動または停止を検出したときに自動的に前記ブレーキ部を駆動することで、前記アクチュエータの動作に対して制動力を発生させるブレーキ装置。 - 装着者に装着される装着式電気機械装置に備えられたブレーキ装置であって、
アクチュエータにブレーキをかけるブレーキ部と、
前記ブレーキを駆動するブレーキ制御部と
を含み、
前記ブレーキ制御部が前記アクチュエータ制御部からのブレーキ起動命令を受信することで、自動的に前記ブレーキ部を駆動し、前記アクチュエータの動作に対して制動力を発生させるブレーキ装置。 - 電源オフによって、ブレーキ状態が解除される請求項1または請求項2記載のブレーキ装置。
- 前記アクチュエータ制御部からのブレーキ解除命令を受信することで、ブレーキ状態が解除される請求項1または請求項2記載のブレーキ装置。
- 前記ブレーキ部は、
前記アクチュエータの回動部の外周に配設されるリング状部材と、
前記リング状部材の内周面に取り付けられ、前記回動部の外周面と対向して配置されるブレーキシューと、
第1位置と第2位置との間で移動自在に配設され、前記第1位置では前記リング状部材を弛緩させて前記ブレーキシューが前記回動部の外周面に当接しない状態に保持し、前記第2位置に移動されると、前記リング状部材を収縮させて前記ブレーキシューが前記回動部の外周面に当接する状態に保持する、リンク部材と、
前記ブレーキ制御部によって駆動制御が行われ、前記リンク部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる駆動部と
を有し、
前記駆動部は、前記ブレーキ制御部によって駆動されると、前記リンク部材を前記第2位置に移動させ、前記ブレーキ制御部によって解除、または、電源がオフにされると、前記リンク部材を前記第1位置に移動させる、請求項3または請求項4記載のブレーキ装置。 - 前記駆動部は、
自然長で前記リンク部材を前記第1位置に保持する弾性体と、
前記ブレーキ制御部によって駆動されると、前記弾性体を前記自然長よりも引き延ばし、前記リンク部材を前記第2位置に移動させるソレノイドと
を有する、請求項5記載のブレーキ装置。 - 前記リンク部材は、Y字型に分岐した一対の先端部を有する部材であり、
前記リング状部材は、C字型であり、前記一対の先端部の間に係合する一対の突起部を両端に有し、
前記リンク部材が前記第1位置から前記第2位置に移動すると、前記リング状部材は、前記リング状部材を収縮させて前記ブレーキシューが前記回動部の外周面に当接する状態に保持する、請求項5記載のブレーキ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014198655 | 2014-09-29 | ||
JP2014198655 | 2014-09-29 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016067899A true JP2016067899A (ja) | 2016-05-09 |
Family
ID=55440608
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015090830A Active JP5878660B1 (ja) | 2014-09-29 | 2015-04-27 | 装着式動作補助装置 |
JP2015090831A Pending JP2016067899A (ja) | 2014-09-29 | 2015-04-27 | 装着式電気機械装置のためのブレーキ装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015090830A Active JP5878660B1 (ja) | 2014-09-29 | 2015-04-27 | 装着式動作補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP5878660B1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018130268A (ja) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | 株式会社イノフィス | 腰部補助装置 |
JP2018158425A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | 株式会社クボタ | アシストスーツ |
JP2018176401A (ja) * | 2017-04-21 | 2018-11-15 | 三菱重工業株式会社 | パワーアシストスーツ |
JP2019048381A (ja) * | 2018-12-25 | 2019-03-28 | 株式会社クボタ | アシストスーツ |
WO2019107244A1 (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-06 | パナソニック株式会社 | 装着具、及び、動作支援装置 |
JP2019130657A (ja) * | 2018-02-03 | 2019-08-08 | 株式会社シマノ | 姿勢保持用関節装置及びそれを用いた姿勢保持支援装置 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106066695A (zh) * | 2016-06-06 | 2016-11-02 | 北京奇虎科技有限公司 | 一种应用程序运行控制方法、装置及可穿戴设备 |
JP6555590B2 (ja) * | 2016-07-20 | 2019-08-07 | 石川 誠司 | 人体補助器具 |
JP6737159B2 (ja) * | 2016-12-09 | 2020-08-05 | トヨタ自動車株式会社 | 歩行訓練装置 |
JP2018199209A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | 株式会社ジェイテクト | アシスト装置 |
KR102473884B1 (ko) | 2017-08-11 | 2022-12-06 | 삼성전자주식회사 | 착용형 보조 장치 및 그 동작 방법 |
KR102449705B1 (ko) | 2017-08-23 | 2022-09-30 | 삼성전자주식회사 | 운동 보조 장치 |
CN108908323A (zh) * | 2018-07-06 | 2018-11-30 | 宣城南巡智能科技有限公司 | 一种仿真机器人的腰关节 |
CN114802656B (zh) * | 2022-04-02 | 2023-08-04 | 中国科学技术大学先进技术研究院 | 下肢助力潜水服 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001521468A (ja) * | 1997-04-24 | 2001-11-06 | サーブ ワブコ アーベー | 電気補助によるブレーキ作動器 |
JP2010014140A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Tamagawa Seiki Co Ltd | ブレーキ構造 |
JP2012066123A (ja) * | 2011-12-27 | 2012-04-05 | Univ Of Tsukuba | 装着式動作補助装置及びその制御方法 |
JP2013018449A (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Nsk Ltd | アクチュエータ、バンドブレーキ装置及びモータ制御方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3955304B2 (ja) * | 2005-05-17 | 2007-08-08 | 本田技研工業株式会社 | 腰部装具 |
JP2009284919A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Honda Motor Co Ltd | 腰部装着具 |
JP5081740B2 (ja) * | 2008-06-19 | 2012-11-28 | 本田技研工業株式会社 | 歩行補助装置用腰部装具 |
JP5867854B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2016-02-24 | 学校法人東京理科大学 | 腰部補助装置 |
JP5979703B2 (ja) * | 2012-02-23 | 2016-08-31 | 国立大学法人 筑波大学 | 装着式動作補助装置 |
JP6357627B2 (ja) * | 2014-01-30 | 2018-07-18 | 国立大学法人 筑波大学 | 装着式動作補助装置 |
KR102241853B1 (ko) * | 2014-03-28 | 2021-04-19 | 삼성전자주식회사 | 관절 어셈블리 및 이를 포함하는 보행보조로봇 |
JP6358853B2 (ja) * | 2014-05-23 | 2018-07-18 | 本田技研工業株式会社 | 動作補助装置 |
JP6277063B2 (ja) * | 2014-05-23 | 2018-02-07 | 本田技研工業株式会社 | 運動補助装置 |
-
2015
- 2015-04-27 JP JP2015090830A patent/JP5878660B1/ja active Active
- 2015-04-27 JP JP2015090831A patent/JP2016067899A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001521468A (ja) * | 1997-04-24 | 2001-11-06 | サーブ ワブコ アーベー | 電気補助によるブレーキ作動器 |
JP2010014140A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Tamagawa Seiki Co Ltd | ブレーキ構造 |
JP2013018449A (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Nsk Ltd | アクチュエータ、バンドブレーキ装置及びモータ制御方法 |
JP2012066123A (ja) * | 2011-12-27 | 2012-04-05 | Univ Of Tsukuba | 装着式動作補助装置及びその制御方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018130268A (ja) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | 株式会社イノフィス | 腰部補助装置 |
WO2018151167A1 (ja) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | 株式会社イノフィス | 腰部補助装置 |
JP2018158425A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | 株式会社クボタ | アシストスーツ |
JP2018176401A (ja) * | 2017-04-21 | 2018-11-15 | 三菱重工業株式会社 | パワーアシストスーツ |
WO2019107244A1 (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-06 | パナソニック株式会社 | 装着具、及び、動作支援装置 |
JP2019098412A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-24 | パナソニック株式会社 | 装着具、及び、動作支援装置 |
JP2019130657A (ja) * | 2018-02-03 | 2019-08-08 | 株式会社シマノ | 姿勢保持用関節装置及びそれを用いた姿勢保持支援装置 |
JP2019048381A (ja) * | 2018-12-25 | 2019-03-28 | 株式会社クボタ | アシストスーツ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016067898A (ja) | 2016-05-09 |
JP5878660B1 (ja) | 2016-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016067899A (ja) | 装着式電気機械装置のためのブレーキ装置 | |
CN107411939B (zh) | 一种单侧下肢残疾人士专用助力康复机器人 | |
JP5075759B2 (ja) | 歩行補助装置 | |
ES2810799T3 (es) | Interfaces de máquina a humano para la comunicación desde una ortesis de extremidad inferior | |
CN109646245B (zh) | 一种用于下肢外骨骼机器人转向机构 | |
KR101146112B1 (ko) | 전동보행보조기 | |
Sanz-Merodio et al. | A lower-limb exoskeleton for gait assistance in quadriplegia | |
JP2007130234A (ja) | 人体動作補助装置 | |
WO2016146960A1 (en) | A modular universal joint with harmonised control method for an assistive exoskeleton | |
KR20120086996A (ko) | 상지근력보조기구 | |
KR101233649B1 (ko) | 근력 지원용 착용형 로봇 | |
JP6152523B2 (ja) | 義肢装着式動作補助装置 | |
US20180272524A1 (en) | Assist device | |
CN113730196B (zh) | 下肢外骨骼机器人 | |
KR20130087834A (ko) | 족관절 보조장치 | |
JP2009195646A (ja) | 歩行操舵装置 | |
KR20150134888A (ko) | 구동 모듈 및 이를 포함하는 운동 보조 장치 | |
WO2021116721A1 (en) | Motion assistance device | |
Lee et al. | Flexible sliding frame for gait enhancing mechatronic system (GEMS) | |
KR102207991B1 (ko) | 시트형 근력 보조 슈트 | |
KR20150027619A (ko) | 상지 근력 보조 장치 | |
WO2021166739A1 (ja) | 装着式動作補助装置 | |
KR102217337B1 (ko) | 탄성기어유닛 및 이를 구비하는 관절 구동기 | |
CN102846450B (zh) | 外骨骼机器人的腰部支撑部件及外骨骼机器人 | |
US12048668B2 (en) | Self-aligning mechanisms in passive and powered exoskeletons |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160531 |