JP6737159B2 - 歩行訓練装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歩行訓練装置に関する。
通常の訓練時においては動作を妨げず、転倒時においては衝撃を与えることなく身体を元の位置に復元させる吊り上げ装置を備えた歩行訓練器が知られている。
特開2004−329278号公報
例えばモータの駆動力を利用して関節の屈曲を補助する歩行補助装置を脚部に装着して歩行訓練を行うような場合には、訓練を開始するまでに様々な準備作業を行う必要があり、転倒を予防する安全装置の装着を忘れてしまうことがある。安全装置が訓練者の状況に応じて適切に身体を支持するように構成されているにも関わらず、訓練者が装着を忘れてしまえば、その効果を享受することができない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、歩行訓練者の歩行訓練を安全に実施すべく、安全装置の装着忘れを防止する技術を提供するものである。
本発明の具体的態様における歩行訓練装置は、訓練者の歩行を促すトレッドミルおよび訓練者の脚部の動きを補助する歩行補助装置の少なくともいずれかを備える歩行訓練装置であって、訓練者の身体に装着する装具と、一端が装具に連結された吊具と、吊具の他端に連結され、吊具の吊り上げおよび吊り下げを行う駆動部と、吊具に掛かる荷重を検出する荷重検出部と、駆動部により吊具の吊り上げを開始し、予め定められた条件を満たすまでに、荷重検出部が一定の荷重増加を検出しなかった場合に、訓練者に対する警告処理、トレッドミルの作動禁止、および歩行補助装置の作動禁止の少なくともいずれかを実行する制御部とを備える。
このように構成すれば、訓練者が安全装置としての吊具を装着し忘れると、歩行訓練装置は、吊具を吊り上げても荷重の増加を検出できないので、荷重の増加が検出できなかった場合には、訓練者に装着忘れを警告したり、その先の訓練動作を禁止したりして、危険な状態のまま歩行訓練を進めることを防ぐことができる。
本発明により、歩行訓練者の歩行訓練を安全に実施すべく、安全装置の装着忘れを防止する技術を提供することができる。
本実施形態にかかる歩行訓練装置の概略斜視図である。 歩行補助装置の概略斜視図である。 荷重センサ周りの構成を示す概略図である。 歩行訓練装置のシステム構成を示す図である。 歩行訓練装置の処理動作を示すフロー図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態にかかる歩行訓練装置100の概略斜視図である。歩行訓練装置100は、片麻痺などの障害を持つ障害者や脚力が衰えた高齢者である訓練者900が、歩行訓練を行うための装置である。歩行訓練装置100は、主に、全体の骨格を成すフレーム130に取り付けられた前側引張部135、後側引張部137およびハーネス引張部112と、訓練者900が歩行するトレッドミル131と、訓練者900の脚部に装着する歩行補助装置120とを備える。
フレーム130は、床面に設置されるトレッドミル131上に立設されている。トレッドミル131は、不図示のモータによりリング状のベルト132を回転させる。トレッドミル131は、訓練者900の歩行を促す装置である。歩行訓練を行う訓練者900は、ベルト132に乗り、ベルト132の移動に合わせて歩行動作を試みる。
フレーム130は、モータやセンサの制御を行う全体制御部210を収容する制御盤133や、訓練の進捗状況等を表示する例えば液晶パネルである表示部138などを支持している。また、フレーム130は、訓練者900の頭上部前方付近で前側引張部135を、頭上部付近でハーネス引張部112を、頭上部後方付近で後側引張部137支持している。また、フレーム130は、訓練者900が掴むための手摺り130aを含む。
前側ワイヤ134は、一端が前側引張部135の巻取機構に連結されており、他端が歩行補助装置120に連結されている。前側引張部135の巻取機構は、不図示のモータをオン/オフさせることにより、患脚の動きに応じて前側ワイヤ134を巻き取ったり繰り出したりする。同様に、後側ワイヤ136は、一端が後側引張部137の巻取機構に連結されており、他端が歩行補助装置120に連結されている。後側引張部137の巻取機構は、不図示のモータをオン/オフさせることにより、患脚の動きに応じて後側ワイヤ136を巻き取ったり繰り出したりする。
歩行訓練装置100は、装具110、ハーネスワイヤ111、ハーネス引張部112を主な構成要素とする、安全装置としてのハーネス装置を備える。装具110は、訓練者900の腰部に巻き付けられるベルトであり、例えば面ファスナによって腰部に固定される。装具110は、吊具であるハーネスワイヤ111の一端を連結する連結フック110aを備える。訓練者900は、連結フック110aが後背部に位置するように、装具110を装着する。
ハーネスワイヤ111は、一端が装具110の連結フック110aに連結されており、他端がハーネス引張部112の巻取機構に連結されている。ハーネス引張部112の巻取機構は、不図示のモータをオン/オフさせることにより、ハーネスワイヤ111を巻き取ったり繰り出したりする。ハーネス引張部112は、不図示のモータを含め、ハーネスワイヤ111の吊り上げおよび吊り下げを行う駆動部としての機能を担う。このような構成により、ハーネス装置は、訓練者900が転倒しそうになった場合に、装具110により訓練者900の上体を支えて、訓練者900の転倒を防ぐ。
歩行補助装置120は、訓練者900の訓練対象の脚部である患脚に装着され、患脚の負荷を軽減することにより訓練者900の歩行を補助する。図2は、歩行補助装置120の概略斜視図である。歩行補助装置120は、主に、制御ユニット121と、患脚の各部を支える複数のフレームと、足裏に掛かる荷重を検出するための足裏センサ125とを備える。
制御ユニット121は、歩行補助装置120の制御を行う補助制御部220を含み、また、膝関節の屈曲運動を補助するための駆動力を発生させる不図示のモータを含む。患脚の各部を支えるフレームは、上腿フレーム122と、上腿フレーム122に回動自在に連結された下腿フレーム123と、下腿フレーム123に回動自在に連結された足平フレーム124と、前側ワイヤ134を連結するための前側連結フレーム127と、後側ワイヤ136を連結するための後側連結フレーム128とを含む。
上腿フレーム122と下腿フレーム123は、図示するヒンジ軸H周りに相対的に回動する。制御ユニット121のモータは、補助制御部220の指示に従って回転して、上腿フレーム122と下腿フレーム123がヒンジ軸H周りに相対的に開くように加勢したり、閉じるように加勢したりする。下腿フレーム123と足平フレーム124は、図示するヒンジ軸H周りに相対的に回動する。相対的に回動する角度は、調整機構126によって歩行訓練前に調整される。
前側連結フレーム127は、上腿の前側を左右方向に伸延し、両端で上腿フレーム122に接続するように設けられている。また、前側連結フレーム127には、前側ワイヤ134を連結するための連結フック127aが、左右方向の中央付近に設けられている。後側連結フレーム128は、下腿の後側を左右方向に伸延し、両端でそれぞれ上下に伸延する下腿フレーム123に接続するように設けられている。また、後側連結フレーム128には、後側ワイヤ136を連結するための連結フック128aが、左右方向の中央付近に設けられている。
上腿フレーム122は、上腿ベルト129を備える。上腿ベルト129は、上腿フレーム122に一体的に設けられたベルトであり、患脚の上腿部に巻き付けて上腿フレーム122を上腿部に固定する。これにより、歩行補助装置120の全体が訓練者900の脚部に対してずれることを防止している。
足裏センサ125は、足平フレーム124に埋め込まれた荷重センサである。足裏センサ125は、訓練者900の足裏が受ける垂直荷重の大きさと分布を検出する。足裏センサ125は、例えば、電極がマトリックス状に配置された抵抗変化検出型の荷重検出シートである。
次に、ハーネスワイヤ111に掛かる荷重の検出について説明する。図3は、ハーネス引張部112が備える荷重センサ115周りの構成を示す概略図である。荷重センサ115は、全体制御部210と協働して、ハーネスワイヤ111に掛かる荷重を検出する荷重検出部としての機能を担う。
ハーネスワイヤ111は、プーリ113に案内されてハーネス引張部112から外部へ展開し、装具110へ向かう。プーリ113は、ハーネス引張部112を支持する支持フレーム114に、荷重センサ115を介して固定されている。荷重センサ115は、例えば歪みゲージ式のロードセルであり、プーリ113がハーネスワイヤ111から受ける押圧力を検出することにより、ハーネスワイヤ111に掛かる張力を間接的に検出する。荷重センサ115が検出した荷重信号は、全体制御部210へ送信される。
次に歩行訓練装置100のシステム構成について説明する。図4は、歩行訓練装置100のシステム構成図である。全体制御部210は、例えばCPUであり、システムメモリから読み込んだ制御プログラムを実行することにより、装置全体の制御を実行する。トレッドミル駆動部211は、ベルト132を回転させるモータとその駆動回路を含む。全体制御部210は、トレッドミル駆動部211へ駆動信号を送ることにより、ベルト132の回転制御を実行する。例えば、予め設定された歩行速度に応じて、ベルト132の回転速度を調整する。
操作受付部212は、訓練者900やオペレータからの入力操作を受け付けて、操作信号を全体制御部210へ送信する。訓練者900やオペレータは、操作受付部212を構成する、装置に設けられた操作ボタンやタッチパネル、付属するリモコン等を操作して、電源のオン/オフやトレーニングの開始の指示を与えたり、設定に関する数値の入力やメニュー項目の選択を行ったりする。
表示制御部213は、全体制御部210からの表示信号を受け取って表示画面を生成し、表示部138に表示する。表示制御部213は、表示信号に従って、トレーニングの進捗を示す画面や、後述する警告画面を生成する。引張駆動部214は、前側引張部135を構成する、前側ワイヤ134を引張するためのモータとその駆動回路と、後側引張部137を構成する、後側ワイヤ136を引張するためのモータとその駆動回路とを含む。全体制御部210は、引張駆動部214へ駆動信号を送ることにより、前側ワイヤ134の巻き取りと後側ワイヤ136の巻き取りをそれぞれ制御する。また、巻き取り動作に限らず、モータの駆動トルクを制御することにより、各ワイヤの引張力を制御する。全体制御部210は、例えば、足裏センサ125の検出結果から患脚が遊脚から立脚に切り替わるタイミングおよび立脚から遊脚に切り替わるタイミングを同定し、それぞれのタイミングに同期して各ワイヤの引張力を増減させることにより、訓練者900の運脚をアシストする。
ハーネス駆動部215は、ハーネス引張部112を構成する、ハーネスワイヤ111を引張するためのモータとその駆動回路を含む。全体制御部210は、ハーネス駆動部215へ駆動信号を送ることにより、ハーネスワイヤ111の巻き取りと、ハーネスワイヤ111の引張力を制御する。具体的な制御については、後に詳述する。荷重センサ115は、上述の通り、ハーネスワイヤ111に掛かる引張力を検出して、その検出信号を全体制御部210へ送信する。
上述のように、歩行補助装置120は訓練者900の患脚に装着されるが、歩行訓練装置100は、歩行補助装置120に指令を与えたり、センサ情報を受け取ったりするために、全体制御部210に接続された通信接続IF219を備える。歩行補助装置120も、通信接続IF219と有線または無線によって接続される通信接続IF229を備える。通信接続IF229は、歩行補助装置120の補助制御部220に接続されている。通信接続IF219、229は、通信規格に則った例えば無線LAN等の通信インタフェースである。
補助制御部220は、例えばCPUであり、全体制御部210から与えられた制御プログラムを実行することにより、歩行補助装置120の制御を実行する。また、歩行補助装置120の状態を、通信接続IF219、229を介して全体制御部210へ通知する。また、全体制御部210からの指令を受けて、歩行補助装置120の起動/停止等を実行する。
関節駆動部221は、制御ユニット121のモータとその駆動回路を含む。補助制御部220は、関節駆動部221へ駆動信号を送ることにより、上腿フレーム122と下腿フレーム123がヒンジ軸H周りに相対的に開くように加勢したり、閉じるように加勢したりする。足裏センサ125は、上述の通り訓練者900の足裏が受ける垂直荷重の大きさと分布を検出して、検出信号を補助制御部220へ送信する。補助制御部220は、検出信号を受け取り解析することにより、遊脚/立脚の状態判別や、遊脚から立脚へまたは立脚から遊脚への切り替わり推定を行う。
さて、訓練者900やオペレータは、トレーニングを開始するまでに、装置の初期設定を行ったり、歩行補助装置120を患脚に装着したりする、様々な準備作業を行う必要がある。そのような準備作業を行う状況においては、訓練者900等は、装具110を腰部に装着し忘れたり、ハーネスワイヤ111を装具110に連結し忘れたりすることがある。また、訓練者900等が意図的に装着や連結をしなかったり、適切でない装着や連結をしてしまったりすることもあり得る。すると、ハーネス装置が適切に機能しないことになり、訓練者900が転倒の危険に晒されることになる。
そこで、本実施形態における歩行訓練装置100は、歩行訓練のための動作処理に移行する前に、ハーネス装置が確実に機能することを確認する処理を実行する。図5は、歩行訓練装置100の処理動作を示すフロー図である。フローは、訓練者900またはオペレータによって装置が起動された時点から開始する。
歩行訓練装置100が起動されると、全体制御部210は、ステップS101で、操作受付部212を介して訓練者900等から仮歩行開始の指示を受け付けるまで待機する。訓練者900等は、諸々の準備が整ったら、仮歩行開始の操作を行う。仮歩行開始の指示を受け付けたら、ステップS102へ進む。
全体制御部210は、ステップS102で、荷重センサ115から荷重信号を受け取り、ハーネスワイヤ111に掛かる荷重を確認する。この時点で検出される荷重Wが、基準値である荷重Wよりもすでに大きければ、装具110が適切に腰部に装着され、ハーネスワイヤ111が適切に装具110に連結されているものとして、ステップS110へ進む。
荷重Wが基準値である荷重W未満であれば、ステップS104へ進む。なお、基準となる荷重Wは、装具110が適切に腰部に装着され、ハーネスワイヤ111が適切に装具110に連結された場合に、訓練者900の腰部の高さに応じて定められるハーネスワイヤ111の繰り出し量において、ハーネスワイヤ111に掛かる張力として予め設定される値である。
全体制御部210は、ステップS104で、ハーネス駆動部215へ駆動信号を送信して、ハーネスワイヤ111の巻き上げを開始する。全体制御部210は、ハーネスワイヤ111を巻き上げている間は荷重センサ115から荷重信号を継続して取得し、荷重Wの変化を監視する。そして、ステップS105では、監視している荷重Wが基準値である荷重Wを超えたか否かを判断する。超えたと判断したら、装具110が適切に腰部に装着され、ハーネスワイヤ111が適切に装具110に連結されているものとして、ステップS110へ進む。超えていないと判断したら、ステップS106へ進む。
全体制御部210は、ステップS106で、巻き上げを開始してからのハーネスワイヤ111の巻取量Lが、閾値となる巻取量Lを超えたか否かを確認する。ハーネスワイヤ111の巻取量Lは、ハーネス駆動部215に送信した駆動信号の積分値から換算する。より精度を高めるのであれば巻取機構にエンコーダを設けて監視しても良い。なお、閾値となる巻取量Lは、予め設定される値であるが、様々な基準を参考に設定し得る。例えば、訓練者900の腰部の高さとハーネスワイヤ111の全長とから計算される弛み得るハーネスワイヤ111の長さを基準として定めても良い。
巻取量Lが閾値となる巻取量Lを超えていなければ、ステップS104へ戻り、全体制御部210は、ハーネスワイヤ111の巻き上げを継続する。巻取量Lが閾値となる巻取量Lを超えたら、ハーネスワイヤ111を所定量巻き上げても一定の荷重まで増加しなかったことになるので、全体制御部210は、装具110が適切に腰部に装着されていないか、ハーネスワイヤ111が適切に装具110に連結されていないものとして、ステップS107へ進む。
全体制御部210は、ステップS107で、ハーネスワイヤ111の巻き上げを停止し、ステップS106で、警告処理を実行する。警告処理は、表示部138に警告表示を表示する処理である。全体制御部210は、表示制御部213に、例えば「ハーネスワイヤが適切に装着されていません。ハーネスワイヤを適切に装着してからトレーニングを開始して下さい。」といった警告表示を生成させ、表示部138に表示させる。警告処理は、表示部138に警告表示を表示させるに限らず、警告表示と共に、あるいは警告表示代えて、警告音を発生させたり、赤色灯を点灯させたりしても良い。
全体制御部210は、ステップS109へ進み、トレッドミル131の作動を禁止し、歩行補助装置120の作動を禁止する処理を実行する。具体的には、全体制御部210は、歩行訓練のプログラムで予定されたベルト132の回転を実行しないように、トレッドミル駆動部211への駆動信号の送信を禁止する。また、補助制御部220へ、関節駆動部221への駆動信号の送信を禁止させるための制御信号を送信する。そして、歩行訓練のための動作処理を実行することなく、一連の処理を終了する。
一方、ステップS103またはステップS105で検出した荷重Wが基準となる荷重Wを超えていると判断した場合は、装具110が適切に腰部に装着され、ハーネスワイヤ111が適切に装具110に連結されているものとして、全体制御部210は、歩行訓練のための動作処理へ移行する。具体的には、ステップS110で、ハーネスワイヤ111の荷重がWよりも小さいWとなるまで、ハーネスワイヤ111を解放する。すなわち、訓練者900が歩行訓練を行うにあたり訓練を阻害しないように、若干弛む程度までハーネスワイヤ111を繰り出す。したがって、この基準となる荷重Wは、ハーネスワイヤ111の自重による張力程度の荷重として設定される。
全体制御部210は、ステップS111へ進み、操作受付部212を介して訓練者900等から本歩行開始の指示を受け付けるまで待機する。訓練者900等は、諸々の準備が整ったら、本歩行開始の操作を行う。本歩行開始の指示を受け付けたら、ステップS112へ進む。全体制御部210は、ステップS112で、予めプログラムされた歩行訓練のための動作処理を実行する。当該動作処理を終えたら、一連の処理を終了する。
以上説明した本実施形態においては、ステップS108で訓練者900に対する警告処理を行い、ステップS109でトレッドミル131の作動禁止、および歩行補助装置120の作動禁止の処理を行ったが、これらの順序は逆であっても良い。また、ステップS109のトレッドミル131の作動禁止と歩行補助装置120の作動禁止の処理は、いずれか一方を行っても良い。また、ステップS108とステップS109のいずれか一方を行い、他方を省略しても良い。いずれにしても、装具110が適切に腰部に装着されていないか、ハーネスワイヤ111が適切に装具110に連結されていないかを訓練者900等に気付かせることができれば、適切な使用を促すことができる。
また、本実施形態にかかる歩行訓練装置100は、歩行補助装置120の動作とトレッドミル131の動作を連動させて歩行訓練を行う装置であったが、歩行訓練装置はこのような構成に限らない。歩行補助装置とトレッドミルのいずれか一方を備える歩行訓練装置であっても構わない。その場合は、ステップS109において、歩行訓練装置が備える装置の作動を禁止する処理を行えば良い。
また、本実施形態にかかる歩行訓練装置100は、巻取量Lが閾値となる巻取量Lを超えるという条件を満たすまでに荷重Wが基準値である荷重Wまで増加しなかった場合に、警告処理等を行ったが、予め定める条件はこれに限らない。予め定める条件は、例えば、荷重Wまで増加するのに要する時間であっても良い。これ以上ハーネスワイヤ111の巻き取り動作を続けても荷重の増加が見込めないと判断される条件であれば、いずれの条件を採用しても良い。
また、本実施形態にかかる歩行訓練装置100は、荷重センサ115を利用してハーネスワイヤ111に掛かる荷重を検出したが、荷重を検出する構成はこれに限らない。例えば、モータに通電される電流値を検出する電流センサを設け、検出した電流値から荷重を算出しても良い。
100 歩行訓練装置、110 装具、111 ハーネスワイヤ、112 ハーネス引張部、113 プーリ、114 支持フレーム、115 荷重センサ、120 歩行補助装置、121 制御ユニット、122 上腿フレーム、123 下腿フレーム、124 足平フレーム、125 足裏センサ、126 調整機構、127 前側連結フレーム、128 後側連結フレーム、129 上腿ベルト、130 フレーム、131 トレッドミル、132 ベルト、133 制御盤、134 前側ワイヤ、135 前側引張部、136 後側ワイヤ、137 後側引張部、210 全体制御部、211 トレッドミル駆動部、212 操作受付部、213 表示制御部、214 引張駆動部、215 ハーネス駆動部、219 通信接続IF、220 補助制御部、221 関節駆動部、229 通信接続IF、900 訓練者

Claims (1)

  1. 訓練者の歩行を促すトレッドミルおよび前記訓練者の脚部の動きを補助する歩行補助装置の少なくともいずれかを備える歩行訓練装置であって、
    前記訓練者の身体に装着する装具と、
    一端が前記装具に連結された吊具と、
    前記吊具の他端に連結され、前記吊具の吊り上げおよび吊り下げを行う駆動部と、
    前記吊具に掛かる荷重を検出する荷重検出部と、
    前記駆動部により前記吊具の吊り上げを開始し、予め定められた条件を満たすまでに、前記荷重検出部が一定の荷重増加を検出しなかった場合に、前記訓練者に対し前記吊具が適切に装着されていない旨の警告を実行する制御部と、
    を備える歩行訓練装置。
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