JP2016067032A - 端末装置、動画制御方法、および動画制御プログラム - Google Patents

端末装置、動画制御方法、および動画制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無駄な広告の表示を減らす。
【解決手段】端末装置は、検出部と、再生部とを有する。検出部は、端末装置が操作されたことを検出する。再生部は、端末装置の所定の状況として、検出部により検出された操作によって動画を含むコンテンツの続きのロードが開始された場合に、当該動画の再生を開始する。
【選択図】図2

Description

本発明は、端末装置、動画制御方法、および動画制御プログラムに関する。
下記の特許文献1には、ウェブページの領域のうち、ウェブブラウザの画面に表示されている領域内に広告の表示領域が含まれた場合に、当該表示領域に広告を表示させる広告配信装置が開示されている。
特開2011−128204号公報
ところで、上記特許文献1の技術では、ウェブブラウザの画面の領域内に広告の表示領域が含まれれば、ユーザの状況にかかわらず、表示領域内に広告を表示する。そのため、ユーザが広告を見るような状況にない場合には、広告がユーザに見られることはなく、広告が無駄に表示されることになる。また、広告が動画である場合には、広告を表示する際の端末の消費電力が比較的多くなる。そのため、無駄な広告の表示を行った場合には、端末のバッテリーライフが短くなってしまう。
そこで、本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、無駄な広告の表示を抑えることを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の第一の態様は、例えば、端末装置が操作されたことを検出する検出部と、前記端末装置の所定の状況として、前記検出部により検出された操作によって動画を含むコンテンツの続きのロードが開始された場合に、当該動画の再生を開始する再生部と、を有することを特徴とする端末装置を提供する。
また、本発明の第二の態様は、例えば、コンピュータが、端末装置が操作されたことを検出する検出工程と、前記端末装置の所定の状況として、前記検出工程により検出された操作によって動画を含むコンテンツの続きのロードが開始された場合に、当該動画の再生を開始する再生工程と、を有することを特徴とする動画制御方法を提供する。
また、本発明の第三の態様は、例えば、コンピュータに、端末装置が操作されたことを検出する検出手順と、前記端末装置の所定の状況として、前記検出手順により検出された操作によって動画を含むコンテンツの続きのロードが開始された場合に、当該動画の再生を開始する再生手順と、を有することを特徴とする動画制御方法を提供する。
本発明によれば、無駄な広告の表示を抑えることができる。
図1は、第1の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。 図2は、第1の実施形態における配信システムの一例を示すシステム構成図である。 図3は、コンテンツデータ格納部に格納されるデータの構造の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、可視領域の一例を説明するための概念図である。 図6は、基準位置の一例を説明するための概念図である。 図7は、表示領域が拡大した場合の動画広告の表示方法を説明するための概念図である。 図8は、第1の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、第2の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 図10は、第2の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、第3の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 図12は、動画制御部が保持するテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図13は、第3の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図14は、第4の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。 図15は、第4の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図16は、第5の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。 図17は、第5の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図18は、第6の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。 図19は、第6の実施形態における配信システムの一例を示すシステム構成図である。 図20は、第6の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図21は、配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。 図22は、他の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[処理の概略]
図1は、第1の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。ユーザ端末は、配信装置から配信されたコンテンツデータを取得し、取得したコンテンツデータに基づいてコンテンツ100を作成する。そして、ユーザ端末は、作成したコンテンツ100をユーザ端末の画面に表示する。
本実施形態におけるコンテンツ100には、動画の表示領域101が含まれており、当該表示領域101において動画が再生される。本実施形態において、コンテンツ100の表示領域101内で再生される動画は、例えば動画広告である。
本実施形態において、配信装置からユーザ端末に配信されるコンテンツデータには、制御プログラムが含まれている。本実施形態において、コンテンツ100は、例えばWebコンテンツである。制御プログラムは、例えばJavaScript(登録商標)等である。ユーザ端末は、制御プログラムを実行することにより、表示領域101内における動画広告の再生を制御する。
例えば図1の時刻T1において、ユーザ端末は、コンテンツ100の領域をユーザ端末の画面に表示する。この段階では、表示領域101はユーザ端末の画面に表示されていない。そのため、ユーザ端末は、動画広告を再生しない。
また、例えば図1の時刻T2のように、動画広告の表示領域101がユーザ端末の画面に表示されている場合、ユーザ端末は、ユーザ102からの操作がなければ、表示領域101内で動画広告の再生は行わない。
そして、例えば図1の時刻T3のように、ユーザ102がユーザ端末に対して、ユーザ端末の画面に触れる等の操作を行った場合、ユーザ端末は、ユーザ端末の画面に表示されている表示領域101において動画広告の再生を行う。
ここで、動画広告の表示領域101がユーザ端末の画面に表示されたとしても、ユーザがユーザ端末の画面を見ているとは限らない。そのため、動画広告の表示領域101がユーザ端末の画面に表示された場合に、即座に表示領域101において動画広告の再生を行うとすれば、動画広告が無駄に再生される場合がある。
これに対して、本実施形態の配信装置は、動画広告の表示領域101がユーザ端末の画面に表示され、かつ、ユーザ端末が所定の状況である場合に、表示領域101において動画広告を再生させる制御プログラムをユーザ端末に配信する。本実施形態において、ユーザ端末が所定の状況である場合とは、例えば、ユーザがユーザ端末を操作した場合である。ユーザ端末が操作されたということは、ユーザが画面を見ている可能性が高い。そのため、ユーザが画面を見ている可能性が高い状況で、動画広告を再生させるので、本実施形態の配信装置は、動画広告の無駄な再生を減らすことができる。これにより、本実施形態の配信装置は、ユーザ端末の消費電力の増加を抑えることができる。
[配信システム10および配信装置20の構成]
図2は、第1の実施形態における配信システムの一例を示すシステム構成図である。本実施形態における配信システム10は、配信装置20、ユーザ端末30、および広告サーバ40を備える。配信装置20は、通信回線11に接続され、通信回線11を介して通信データの送信および受信が可能である。
配信装置20は、コンテンツデータ格納部21および配信部22を有する。図3は、コンテンツデータ格納部に格納されるデータの構造の一例を示す図である。コンテンツデータ格納部21には、例えば図3に示すように、それぞれのコンテンツデータ211のアクセス先を示すURL210に対応付けて、当該コンテンツデータ211が格納される。図3には、「http://www.yahoo.co.jp/xxx/」のURL210に対応付けて、「コンテンツ1」のコンテンツデータ211が格納されているコンテンツデータ格納部21が例示されている。
配信部22は、通信回線11を介してユーザ端末30からコンテンツデータのURLを受信した場合に、受信したURLに対応付けられているコンテンツデータをコンテンツデータ格納部21から抽出する。そして、配信部22は、抽出したコンテンツデータを、通信回線11を介してユーザ端末30へ送信する。
なお、本実施形態において、配信装置20は、コンテンツデータを格納するコンテンツデータ格納部21を有するが、他の形態として、当該コンテンツデータは、配信装置20とは別な装置内に記憶されていてもよい。この場合、配信装置20内には、ユーザ端末30から受信したURLに対応するコンテンツデータを当該別な装置から取得する取得部が設けられる。そして、配信部22は、当該取得部が取得したコンテンツデータを、通信回線11を介してユーザ端末30へ送信する。
ユーザ端末30は、通信回線11に接続されている基地局12と無線により通信し、当該基地局12および通信回線11を介して配信装置20および広告サーバ40との間で通信データの送信および受信が可能である。本実施形態において、ユーザ端末30は、例えば、ユーザによって利用される携帯型PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォンなどであり、ブラウザアプリケーション(例えばブラウザプログラムなど)がインストールされている。
なお、本実施形態では、ユーザ端末30にインストールされている標準的なブラウザプログラムが、JavaScript等の制御プログラムを解釈して実行するが、スマートフォンなどのスマートデバイスには、これ以外にも、Webコンテンツの表示が可能な各種アプリがインストールされている場合がある。そのようなアプリの中には、コンテンツをそのまま表示するものの他、コンテンツに応じてUI(User Interface)を多少変えるものも存在する。そのようなアプリが、JavaScript等の制御プログラムを解釈して実行することで、コンテンツデータに応じた表示をユーザ端末30に実現させるようにしてもよい。
広告サーバ40は、提供部41および広告データ格納部42を有する。広告データ格納部42には、属性情報毎に、動画広告の広告データおよび基準位置を格納する。属性情報とは、ユーザ端末30のユーザの属性を示す情報であり、当該ユーザの年齢、性別、国籍等の情報を含む。基準位置とは、対応付けられている動画広告が表示される表示領域101において、当該表示領域101がユーザ端末30の画面内に表示されたか否かの判定に用いられる情報である。基準位置の詳細については後述する。
提供部41は、通信回線11を介してユーザ端末30から、属性情報と、動画広告を再生する表示領域101の領域IDとを含む広告要求を受信する。そして、提供部41は、広告データ格納部42を参照して、受信した広告要求に含まれている属性情報に対応付けられている動画広告の広告データおよび基準位置を1つ選択する。そして、提供部41は、選択した広告データおよび基準位置を、広告要求に含まれている領域IDと共に、通信回線11を介してユーザ端末30へ送信する。
ユーザ端末30は、基地局12および通信回線11を介して、配信装置20から制御プログラムを含むコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータに基づいてコンテンツ100を表示する。また、ユーザ端末30は、コンテンツ100内の表示領域101毎に広告要求を、基地局12および通信回線11を介して広告サーバ40へ送信する。そして、ユーザ端末30は、表示領域101毎に広告データ等を取得し、表示領域101内で広告データに基づいて動画広告を再生する。
[ユーザ端末30の構成]
図4は、第1の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態におけるユーザ端末30は、データ取得部300、表示制御部301、可視領域取得部302、判定部303、動画制御部304、表示装置310、入力装置311、およびスピーカ312を有する。
ユーザ端末30が有する機能のうち、データ取得部300、表示制御部301、可視領域取得部302、判定部303、および動画制御部304は、ユーザ端末30内の演算装置が実行するブラウザプログラムにより実現される。
特に、可視領域取得部302、判定部303、および動画制御部304は、配信装置20から配信されたコンテンツデータに含まれている制御プログラムを、ブラウザプログラムが実行することにより実現される。
データ取得部300は、通信回線11を介して配信装置20へコンテンツデータのURLを送信することにより、当該コンテンツデータを通信回線11を介して配信装置20から取得する。そして、データ取得部300は、取得したコンテンツデータを解析して、作成されるコンテンツ100に含まれる表示領域101の領域IDを抽出する。
次に、データ取得部300は、ユーザ端末30のユーザの属性情報と、抽出した領域IDとを含む広告要求を、通信回線11を介して広告サーバ40へ送信する。ユーザの属性情報は、ユーザ端末30内に保存されているHTTPクッキー(HyperText Transfer Protocol Cookie)を用いることができる。
データ取得部300は、通信回線11を介して広告サーバ40から、領域ID毎に、広告データおよび基準位置の情報を受信する。そして、データ取得部300は、コンテンツデータと共に、領域ID毎の基準位置の情報を表示制御部301へ送る。また、データ取得部300は、領域IDおよび広告データを動画制御部304へ送る。
表示制御部301は、データ取得部300から受け取ったコンテンツデータに基づいて、コンテンツ100を構築する。そして、表示制御部301は、コンテンツ100内で動画広告が再生される表示領域101の基準位置、それぞれの領域に対応付けられている領域IDを、判定部303へ送る。なお、それぞれの表示領域101の基準位置は、例えばコンテンツ100内の座標で表される。
また、表示制御部301は、タッチパネル等の入力装置311を介して受け付けたユーザの操作に応じて、コンテンツ100内の領域のうち、ユーザ端末30の画面に表示されている領域である可視領域を特定する。そして、表示制御部301は、特定した可視領域に含まれるコンテンツ100の画像のデータを表示装置310へ送る。
また、表示制御部301は、タッチパネル等の入力装置311を介して受け付けたユーザの操作に応じて、コンテンツ100のスクロール、拡大、または縮小などの表示の変更を行う。その場合、表示制御部301は、表示の変更中であれば、その旨を動画制御部304に通知し、表示の変更が終了した場合には、表示の変更が終了した旨を動画制御部304に通知する。また、その場合、可視領域内で動画広告の表示領域101が拡大していれば、表示制御部301は、その旨も併せて動画制御部304に通知する。
また、再生された動画広告のフレームデータを領域IDと共に動画制御部304から受け取った場合、表示制御部301は、受け取った領域IDに対応する表示領域101に、受け取ったフレームデータの画像をマッピングして表示装置310へ送る。表示装置310は、例えば液晶パネルであり、表示制御部301から受け取ったデータに基づいて画像を表示する。
ここで、可視領域について説明する。図5は、可視領域の一例を説明するための概念図である。本実施形態において、可視領域106とは、例えば図5に示すように、コンテンツ100の領域のうち、ブラウザの表示領域105に含まれ、かつ、ユーザ端末30の画面の表示領域104に含まれる領域をいう。なお、本発明はこれに限られず、例えば、コンテンツ100の領域のうち、ブラウザの表示領域105に含まれている領域を可視領域としてもよい。
表示制御部301は、可視領域の位置および大きさを示す位置情報を、例えばユーザ端末において実行されているOS(Operating System)等から取得する。表示制御部301は、可視領域の位置情報を、例えばコンテンツ100内の座標に変換して管理している。図5の例では、斜線部分で示された領域が、可視領域106となる。
可視領域取得部302は、タッチパネルやハードウェアスイッチ等の入力装置311を介してユーザの操作を検出した場合に、可視領域の位置情報を表示制御部301から取得する。そして、可視領域取得部302は、取得した可視領域の位置情報を判定部303へ送る。
判定部303は、可視領域の位置情報と、動画広告の表示領域101に対応付けられている基準位置とを用い、例えばコンテンツ100内の座標を基準として、表示領域101が可視領域に含まれているか否かを判定する。本実施形態において、判定部303は、表示領域101に対応付けられている全ての基準位置が、可視領域内に含まれている場合に、表示領域101が可視領域に含まれていると判定する。
ここで、本実施形態において、動画広告には、表示領域101に対して複数の基準位置が対応付けられている。図6は、基準位置の一例を説明するための概念図である。本実施形態における基準位置は、例えば図6(a)に示すように、表示領域101内に2つ設けられる。2つの基準位置103aおよび103bは、表示領域101内における縦方向の座標値および横方向の座標値のいずれもが、互いに異なっている。
このように、縦方向および横方向の座標値が異なる2つの基準位置を表示領域101内に設けることにより、コンテンツ100をどの方向へスクロールさせたとしても、当該2つの基準位置を対角とする矩形の領域が可視領域に含まれた場合に、判定部303は、表示領域101が可視領域に含まれていると判定することになる。
2つの基準位置を対角とする矩形の領域が可視領域に含まれた段階で、当該表示領域101内で動画広告を再生させれば、当該表示領域101全体が可視領域に含まれる場合よりも、ユーザ端末30は、動画広告にユーザの注意をより早期に引きつけることができる。これにより、表示領域101全体が可視領域に表示されるように、ユーザがコンテンツ100をスクロールさせる可能性を高めることができる。これにより、表示領域101内の動画広告をユーザに見てもらう機会を増やすことができる。
また、動画広告において特徴的な画像が表示される領域を、2つの基準位置を対角とする矩形で囲むように当該2つの基準位置を配置すれば、ユーザ端末30は、表示領域101において特徴的な画像が表示される領域が可視領域に含まれた段階で動画広告の再生を開始することができる。これにより、ユーザの注意が動画広告に引きつけられる機会をさらに増やすことができる。なお、動画広告において特徴的な画像が表示される領域は、動画広告の広告主や作成者が認識している場合が多い。そのため、2つの基準位置は、動画広告データと共に、当該動画広告データの広告主等によって広告サーバ40の広告データ格納部42内に登録されることが好ましい。
また、動画広告の内容によっては、動画全体を見せた方がユーザの注意を引きやすい場合もある。そのような場合には、例えば図6(b)に示すように、表示領域101の2つの対角をそれぞれ基準位置とすることで、表示領域101全体が可視領域に含まれた場合に、動画の再生を開始させることも可能である。この場合も、どの方向にコンテンツ100がスクロールしたとしても、表示領域101全体が可視領域に含まれた場合に、動画広告の再生を開始させることができる。
また、スクロール方向が表示領域101に対して上下方向に定められているコンテンツ100については、例えば図6(c)に示すように、表示領域101の枠において上下に対向するそれぞれの辺上に基準位置を設けるようにしてもよい。この場合、上下方向のスクロールにおいて、表示領域101全体が可視領域に含まれた場合に、動画広告の再生を開始させることができる。なお、スクロール方向が左右方向に定められているコンテンツ100については、表示領域101の枠において左右に対向するそれぞれの辺上に基準位置を設けるようにすればよい。
なお、1つの表示領域101に対する基準位置の数は、3つ以上であってもよい。また、基準位置の数が3つ以上の場合には、全ての基準位置が可視領域に含まれている場合以外にも、2つ以上の基準位置が可視領域に含まれている場合に、判定部303は、表示領域101が可視領域に含まれていると判定してもよい。また、1つの表示領域101に対して基準位置が1つ設けられていてもよい。
図4に戻って説明を続ける。判定部303は、可視領域の位置と、表示領域101の基準位置とを用いて、表示領域101が可視領域に含まれていると判定した場合、当該表示領域101に対応する領域IDを動画制御部304へ送る。一方、表示領域101が可視領域に含まれていないと判定した場合、判定部303は、動画制御部304に動画広告の再生停止を指示する。
動画制御部304は、表示制御部301から、領域ID毎に、動画広告の広告データを受け取って保持する。そして、動画制御部304は、判定部303から領域IDを受け取った場合に、受け取った領域IDに対応付けて保持している動画広告の広告データの再生を開始する。
例えば、動画制御部304は、動画広告の広告データをデコードし、フレームデータを領域IDと共に表示制御部301へ送ることにより、動画広告の再生を開始する。ただし、表示制御部301から表示の変更中である旨の通知を受けた場合、動画制御部304は、表示の変更が終了した旨の通知を受けるまでは、動画広告の再生を行わない。画面が変化している状況では、動画広告の内容をユーザが理解することは難しい場合が多い。そのため、動画制御部304は、画面が変化している状況では、動画広告を再生しない。
また、動画広告が音声付きの動画である場合、動画制御部304は、当該音声のデコードも行い、デコードした音声を、スピーカ312を介して出力する。なお、ユーザが音声出力を無効にする設定を行っていれば、動画制御部304は、動画広告の音声出力を行わない。
なお、動画広告の表示領域101が可視領域106内で拡大した旨の通知を表示制御部301から受けた場合、動画制御部304は、当該表示領域101内で動画広告を再生すると共に、ユーザの音声出力の設定にかかわらず、当該動画広告の音声を出力するようにしてもよい。動画広告の表示領域101が可視領域106内で拡大したということは、ユーザが表示領域101内の動画広告に興味を示している可能性が高い。そのため、そのような状況において、動画制御部304は、表示領域101内で動画広告を再生すると共に、音声を出力するようにしてもよい。
例えば図7の時刻T1に示すように、可視領域106内に表示領域101が含まれていても、動画制御部304は、当該表示領域101に対応する動画広告の再生を行わず、例えば図7の時刻T2に示すように、可視領域106内で表示領域101の領域が拡大した場合に、動画制御部304は、当該表示領域101に対応する動画広告の再生を行うと共に、当該動画広告の音声を出力する。
また、動画広告の再生停止を判定部303から指示された場合、動画制御部304は、動画広告の再生が終了していなければ、動画広告のデコードを停止することにより、動画広告の再生を停止する。動画広告が音声付きの動画である場合には、動画制御部304は、当該音声のデコードも停止する。
[ユーザ端末30の動作]
図8は、第1の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。ユーザ端末30は、コンテンツデータを配信装置20から取得し、取得したコンテンツデータに含まれている制御プログラムを読み込むことにより、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、可視領域取得部302は、入力装置311を介してユーザの操作が検出されたか否かを判定する(S100)。ユーザの操作が検出された場合(S100:Yes)、可視領域取得部302は、可視領域の位置情報を表示制御部301から取得して判定部303へ送る。判定部303は、可視領域の位置情報と、動画広告の表示領域101に対応付けられている基準位置とを用いて、表示領域101が可視領域に含まれているか否かを判定する(S102)。
表示領域101が可視領域に含まれている場合(S102:Yes)、判定部303は、可視領域に含まれている表示領域101に対応する領域IDを動画制御部304へ送る。動画制御部304は、表示の変更中であるか否かを判定する(S104)。動画制御部304は、例えば、表示制御部301から最後に受けた通知が表示の変更中である旨の通知である場合に、表示の変更中であると判定する。一方、例えば、表示制御部301から最後に受けた通知が表示の変更が終了した旨の通知である場合、動画制御部304は、表示の変更中ではないと判定する。
ユーザの操作が検出されていない場合(S100:No)、表示領域101が可視領域に含まれていない場合(S102:No)、または、表示の変更中である場合(S104:Yes)、可視領域取得部302は、再びステップS100に示した処理を実行する。
一方、表示の変更中でない場合(S104:No)、動画制御部304は、動画広告の表示領域101が可視領域106内で拡大されたか否かを判定する(S106)。動画広告の表示領域101が可視領域106内で拡大された場合(S106:Yes)、動画制御部304は、判定部303から受け取った領域IDに対応付けて保持している動画広告の広告データを再生する(S108)。このとき、動画広告が音声付きの動画である場合には、動画制御部304は、当該音声の出力も行う。
一方、動画広告の表示領域101が可視領域106内で拡大されていない場合(S106:No)、動画制御部304は、判定部303から受け取った領域IDに対応付けて保持している動画広告の広告データを再生する(S108)。このとき、動画広告が音声付きの動画である場合には、動画制御部304は、ユーザ設定に従って当該音声の出力を行う。
なお、動画制御部304は、先に実行したステップS108またはS110において、既に動画広告の一部を再生している場合には、今回のステップS108またはS110において、その続きから動画広告を再生してもよく、改めて最初から動画広告を再生してもよい。
次に、可視領域取得部302は、入力装置311を介してユーザの操作が検出されたか否かを判定する(S112)。ユーザの操作が検出された場合(S112:Yes)、可視領域取得部302は、可視領域の位置情報を表示制御部301から取得して判定部303へ送る。判定部303は、可視領域の位置情報と、動画広告の表示領域101に対応付けられている基準位置とを用いて、表示領域101が可視領域に含まれているか否かを判定する(S114)。
ユーザの操作が検出されていない場合(S112:No)、または、表示領域101が可視領域に含まれている場合(S114:Yes)、可視領域取得部302は、再びステップS112に示した処理を実行する。なお、操作が検出されず、表示領域101が画面に表示されている間は、動画制御部304は、ステップS108またはS110において開始した動画広告の再生を継続し、動画広告全体を再生した場合には、動画広告の再生を終了する。
一方、表示領域101が可視領域に含まれていない場合(S114:No)、判定部303は、動画制御部304に動画広告の再生停止を指示する。動画制御部304は、動画広告の再生を行っていれば、動画広告の再生を停止する(S116)。そして、可視領域取得部302は、再びステップS100に示した処理を実行する。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の配信システム10によれば、ユーザが画面を見ている可能性が高い状況で、動画広告を再生させるので、動画広告の無駄な再生を減らすことができる。これにより、本実施形態の配信システム10は、ユーザ端末30の消費電力の増加を抑えることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態における配信システム10および配信装置20の構成については、図2に示した第1の実施形態における構成と同様であるため、詳細な説明を省略する。
[ユーザ端末30の構成]
図9は、第2の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態におけるユーザ端末30は、データ取得部300、表示制御部301、可視領域取得部302、判定部303、動画制御部304、表示装置310、入力装置311、スピーカ312、およびセンサ313を有する。なお、以下に説明する点を除き、図9において、図4と同じ符号を付した構成は、図4における構成と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
センサ313は、例えば加速度センサである。動画制御部304は、センサ313から出力された信号に基づいて、ユーザ端末30の移動速度を算出する。そして、判定部303から表示領域101の領域IDを受け取った場合に、ユーザ端末30の移動速度が所定速度(例えば時速30km)以上であれば、動画広告の再生を開始する。
ここで、ユーザが電車やバスに乗って移動している場合、ユーザは、ユーザ端末30の画面を見る機会が多いと考えられる。そのため、本実施形態の配信装置20では、ユーザ端末30が所定速度以上で移動中に操作された場合に、可視領域106内に表示されている動画広告の表示領域101において動画広告を再生する制御プログラムをユーザ端末30に配信する。これにより、配信装置20は、無駄な動画広告の再生を減らすことができる。
なお、本実施形態では、ユーザ端末30の移動速度が所定速度(例えば時速30km)以上である場合に、動画制御部304は動画広告の再生を開始するが、他の形態として、ユーザ端末30の移動速度が所定速度(例えば時速4km)未満である場合に、動画制御部304は動画広告の再生を開始するようにしてもよい。ユーザが歩いている場合や停止している場合、ユーザ端末30の画面を見る機会が多いユーザも多いと考えられる。そのため、配信装置20は、ユーザ端末30が所定速度未満で移動中または停止中に操作された場合に、可視領域106内に表示されている動画広告の表示領域101において動画広告を再生する制御プログラムをユーザ端末30に配信するようにしてもよい。
[ユーザ端末30の動作]
図10は、第2の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。ユーザ端末30は、コンテンツデータを配信装置20から取得し、取得したコンテンツデータに含まれている制御プログラムを読み込むことにより、本フローチャートに示す動作を開始する。なお、以下に説明する点を除き、図10において、図8と同じ符号を付した処理は、図8に示した処理と同一または同様の処理であるため説明を省略する。
動画広告の表示領域101が可視領域に含まれている場合(S102:Yes)、判定部303は、可視領域に含まれている表示領域101に対応する領域IDを動画制御部304へ送る。動画制御部304は、センサ313からの信号に基づいて、ユーザ端末30が所定速度以上で移動中であるか否かを判定する(S120)。
所定速度以上で移動中である場合(S120:Yes)、動画制御部304は、ステップS104に示した処理を実行する。一方、所定速度以上で移動中でない場合(S120:No)、または、表示の変更中である場合(S104:Yes)、可視領域取得部302は、ステップS112に示した処理を実行する。
なお、ステップS108またはS110において動画広告の再生が開始され、動画広告の再生が継続している間に、ステップS120において、所定速度以上で移動中でないと判定した場合、動画制御部304は、動画広告の再生を停止する。
また、ユーザの操作が検出されていない場合(S112:No)、または、表示領域101が可視領域に含まれている場合(S114:Yes)、動画制御部304は、再びステップS120に示した処理を実行する。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の配信システム10においても、無駄な動画広告の再生を減らし、ユーザ端末30の消費電力の増加を抑えることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態における配信システム10および配信装置20の構成については、図2に示した第1の実施形態における構成と同様であるため、以下に説明する点を除き、詳細な説明を省略する。
[ユーザ端末30の構成]
図11は、第3の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態におけるユーザ端末30は、データ取得部300、表示制御部301、可視領域取得部302、判定部303、動画制御部304、表示装置310、入力装置311、スピーカ312、センサ313、および時計314を有する。なお、以下に説明する点を除き、図11において、図4と同じ符号を付した構成は、図4における構成と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
センサ313は、例えばGPS受信機等であり、ユーザ端末30の現在位置を示す信号を出力する。時計314は、現在の日時を示す情報を出力する。本実施形態において、配信装置20内には、複数の領域に分けられ、それぞれの領域に領域IDが割り当てられた地図情報が格納されている。動画制御部304は、基地局12および通信回線11を介して配信装置20から、当該地図情報を取得する。
また、動画制御部304は、例えば図12に示すように、地図上の領域毎に、時間帯の情報が対応付けられたテーブル3040を保持する。テーブル3040内の情報は、例えばユーザ端末30のユーザによって設定される。例えば、ユーザは、ユーザ端末30の画面を見る可能性が高い場所を含む領域の領域IDとその時間帯とを、ユーザ端末30を操作してテーブル3040に登録する。
動画制御部304は、判定部303から表示領域101の領域IDを受け取った場合に、センサ313からの信号と、配信装置20から取得した地図情報とに基づいて、ユーザ端末30の現在位置が含まれる領域の領域IDを特定する。そして、動画制御部304は、特定した領域IDに対応付けられている時間帯の情報をテーブル3040内で特定する。
そして、動画制御部304は、時計314から出力された現在の日時が、テーブル3040内で特定した時間帯に含まれているか否かを判定する。時計314から出力された現在の日時が、テーブル3040内で特定した時間帯に含まれている場合、動画制御部304は、判定部303から受け取った領域IDに対応付けて保持している動画広告の再生を開始する。
ここで、平日の夜や休日のユーザ宅内などでは、ユーザは、ユーザ端末30の画面を見る機会が多いと考えられる。そのため、本実施形態の配信装置20では、ユーザ端末30が特定の時間帯に特定の場所にある場合に、可視領域106内に表示されている動画広告の表示領域101において動画広告を再生する制御プログラムをユーザ端末30に配信する。これにより、配信装置20は、無駄な動画広告の再生を減らすことができる。
なお、本実施形態では、領域および時間帯の両方がテーブル3040に保持されるが、他の形態として、領域または時間帯のいずれか一方がテーブル3040に保持されるようにしてもよい。これにより、特定の時間帯であれば、どこにいてもユーザ端末30の画面を見る機会が多いユーザや、特定の場所であれば、いつでもユーザ端末30の画面を見る機会が多いユーザなどにも対応することができる。
[ユーザ端末30の動作]
図13は、第3の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。ユーザ端末30は、コンテンツデータを配信装置20から取得し、取得したコンテンツデータに含まれている制御プログラムを読み込むことにより、本フローチャートに示す動作を開始する。なお、以下に説明する点を除き、図13において、図8と同じ符号を付した処理は、図8に示した処理と同一または同様の処理であるため説明を省略する。
動画広告の表示領域101が可視領域に含まれている場合(S102:Yes)、判定部303は、可視領域に含まれている表示領域101に対応する領域IDを動画制御部304へ送る。動画制御部304は、センサ313からの信号と、配信装置20から取得した地図情報とに基づいて、ユーザ端末30の現在位置が含まれる領域の領域IDを特定する。そして、動画制御部304は、特定した領域IDがテーブル3040内に登録されているか否かを判定する(S130)。
領域IDがテーブル3040内に登録されている場合(S130:Yes)、動画制御部304は、当該領域IDに対応付けられている時間帯の情報をテーブル3040内で特定する。そして、動画制御部304は、時計314から出力された現在の日時が、テーブル3040内で特定した時間帯に含まれているか否かを判定する(S132)。
時計314から出力された現在の日時が、テーブル3040内で特定した時間帯に含まれている場合(S132:Yes)、動画制御部304は、ステップS104に示した処理を実行する。一方、領域IDがテーブル3040内に登録されていない場合(S130:No)、時計314から出力された現在の日時が、テーブル3040内で特定した時間帯に含まれていない場合(S132:No)、または、表示の変更中である場合(S104:Yes)、可視領域取得部302は、ステップS112に示した処理を実行する。
なお、ステップS108またはS110において動画広告の再生が開始され、動画広告の再生が継続している間に、ステップS130において領域IDがテーブル3040内に登録されていないと判定した場合、または、S132において時計314から出力された現在の日時が、テーブル3040内で特定した時間帯に含まれていないと判定した場合、動画制御部304は、動画広告の再生を停止する。
また、ユーザの操作が検出されていない場合(S112:No)、または、表示領域101が可視領域に含まれている場合(S114:Yes)、動画制御部304は、再びステップS130に示した処理を実行する。
以上、本発明の第3の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の配信システム10においても、無駄な動画広告の再生を減らし、ユーザ端末30の消費電力の増加を抑えることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[処理の概略]
図14は、第4の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。本実施形態では、例えば図14の時刻T1に示すように、可視領域内に動画広告の表示領域101が表示されたとしても、ユーザ端末30は、表示領域101内の動画広告を再生しない。一方、本実施形態では、例えば図14の時刻T2に示すように、可視領域内に動画広告の表示領域101が表示された状態で、ユーザ端末30の画面から所定距離L(例えば数十cm)以内に物体(例えばユーザ顔)が存在する場合に、ユーザ端末30は、表示領域101内の動画広告の再生を開始する。
なお、本実施形態における配信システム10および配信装置20の構成については、図2に示した第1の実施形態における構成と同様であるため、詳細な説明を省略する。また、本実施形態におけるユーザ端末30の構成は、図9に示した第2の実施形態における構成と同様であるため、以下に説明する点を除き、詳細な説明を省略する。
本実施形態におけるユーザ端末30では、センサ313は、例えば、ユーザ端末30の画面の近傍(例えば正面)にある物体までの距離を測定し、測定した距離を示す信号を出力する距離センサである。動画制御部304は、判定部303から表示領域101の領域IDを受け取った場合に、センサ313から出力された信号に基づいて、ユーザ端末30の画面の正面にある物体までの距離が、所定距離以内か否かを判定する。ユーザ端末30の画面の正面にある物体までの距離が所定距離以内である場合、動画制御部304は、判定部303から受け取った領域IDに対応付けて保持している動画広告の再生を開始する。
ユーザ端末30の画面から所定距離以内に物体が存在する場合、それはユーザの顔である可能性が高い。そして、そのような場合、ユーザは、ユーザ端末30の画面を見ている可能性が高い。そのため、本実施形態の配信装置20では、ユーザ端末30の画面から所定距離以内に物体が存在する場合に、可視領域106内に表示されている動画広告の表示領域101において動画広告を再生する制御プログラムをユーザ端末30に配信する。これにより、配信装置20は、無駄な動画広告の再生を減らすことができる。
なお、ユーザ端末30にカメラを設け、動画制御部304は、ユーザ端末30の画面の正面にある物体が人間の顔か否かも併せて判定してもよい。この場合、動画制御部304は、ユーザ端末30の画面から所定距離以内に人間の顔が存在する場合に、動画広告を再生する。これにより、動画広告の無駄な再生を減らすことができる可能性をさらに高めることができる。
また、動画制御部304は、ユーザ端末30に設けられたカメラからの画像を解析して、ユーザ端末30の画面の正面にいる人間の目線を検出してもよい。この場合、動画制御部304は、ユーザ端末30の画面の正面にいる人間の目線がユーザ端末30の画面内にある(より好ましくは表示領域101内にある)場合に、動画広告を再生する。これにより、動画広告の無駄な再生をさらに減らすことができる可能性をさらに高めることができる。
[ユーザ端末30の動作]
図15は、第4の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。ユーザ端末30は、コンテンツデータを配信装置20から取得し、取得したコンテンツデータに含まれている制御プログラムを読み込むことにより、本フローチャートに示す動作を開始する。なお、以下に説明する点を除き、図15において、図8と同じ符号を付した処理は、図8に示した処理と同一または同様の処理であるため説明を省略する。
動画広告の表示領域101が可視領域に含まれている場合(S102:Yes)、判定部303は、可視領域に含まれている表示領域101に対応する領域IDを動画制御部304へ送る。動画制御部304は、センサ313から出力された信号に基づいて、ユーザ端末30の画面の正面にある物体までの距離が所定距離以内か否かを判定する(S140)。
ユーザ端末30の画面の正面にある物体までの距離が所定距離以内である場合(S140:Yes)、動画制御部304は、ステップS104に示した処理を実行する。一方、ユーザ端末30の画面の正面にある物体までの距離が所定距離よりも大きい場合(S140:No)、または、表示の変更中である場合(S104:Yes)、可視領域取得部302は、ステップS112に示した処理を実行する。
なお、ステップS108またはS110において動画広告の再生が開始され、動画広告の再生が継続している間に、ステップS140において、ユーザ端末30の画面の正面にある物体までの距離が所定距離よりも大きいと判定した場合、動画制御部304は、動画広告の再生を停止する。
また、ユーザの操作が検出されていない場合(S112:No)、または、表示領域101が可視領域に含まれている場合(S114:Yes)、動画制御部304は、再びステップS140に示した処理を実行する。
以上、本発明の第4の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の配信システム10においても、無駄な動画広告の再生を減らし、ユーザ端末30の消費電力の増加を抑えることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[処理の概略]
図16は、第5の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。本実施形態では、例えば図16の時刻T1に示すように、可視領域内に動画広告の表示領域101が表示されたとしても、ユーザがユーザ端末30を手に持っていない場合には、ユーザ端末30は、表示領域101内の動画広告を再生しない。
一方、本実施形態では、例えば図16の時刻T2に示すように、可視領域内に動画広告の表示領域101が表示された状態で、ユーザがユーザ端末30を手に持っている場合には、ユーザ端末30は、表示領域101内の動画広告の再生を開始する。
なお、本実施形態における配信システム10および配信装置20の構成については、図2に示した第1の実施形態における構成と同様であるため、詳細な説明を省略する。また、本実施形態におけるユーザ端末30の構成は、図9に示した第2の実施形態における構成と同様であるため、以下に説明する点を除き、詳細な説明を省略する。
本実施形態におけるユーザ端末30では、センサ313は、例えば、ユーザ端末30の姿勢および加速度を測定し、測定した姿勢および加速度を示す信号を出力する。動画制御部304は、判定部303から表示領域101の領域IDを受け取った場合に、センサ313から出力された信号に基づいて、ユーザ端末30が所定の姿勢であるか否かを判定する。所定の姿勢とは、ユーザ端末30の画面の面が、鉛直面に対して、例えば10°〜80°の範囲で傾いている姿勢をいう。
ユーザ端末30が所定の姿勢である場合、動画制御部304は、センサ313から出力された信号に基づいて、加速度が検出されているか否かを判定する。ユーザがユーザ端末30を手に持っていると、ユーザの手の動きやユーザによる操作の影響により小刻みに小さな加速度が検出される。加速度が検出されている場合、動画制御部304は、判定部303から受け取った領域IDに対応付けて保持している動画広告の再生を開始する。
ユーザ端末30が所定の姿勢であり、かつ、加速度が検出されているということは、ユーザがユーザ端末30を手に持っている可能性が高い。そして、そのような場合、ユーザは、ユーザ端末30の画面を見ている可能性が高い。そのため、本実施形態の配信装置20は、ユーザ端末30が所定の姿勢であり、かつ、加速度が検出されている場合に、可視領域106内に表示されている動画広告の表示領域101において動画広告を再生する制御プログラムをユーザ端末30に配信する。これにより、配信装置20は、無駄な動画広告の再生を減らすことができる。
[ユーザ端末30の動作]
図17は、第5の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。ユーザ端末30は、コンテンツデータを配信装置20から取得し、取得したコンテンツデータに含まれている制御プログラムを読み込むことにより、本フローチャートに示す動作を開始する。なお、以下に説明する点を除き、図17において、図8と同じ符号を付した処理は、図8に示した処理と同一または同様の処理であるため説明を省略する。
動画広告の表示領域101が可視領域に含まれている場合(S102:Yes)、判定部303は、可視領域に含まれている表示領域101に対応する領域IDを動画制御部304へ送る。動画制御部304は、センサ313から出力された信号に基づいて、ユーザ端末30が所定の姿勢であるか否かを判定する(S150)。
ユーザ端末30が所定の姿勢である場合(S150:Yes)、動画制御部304は、センサ313から出力された信号に基づいて、加速度が検出されているか否かを判定する(S152)。加速度が検出されている場合(S152:Yes)、動画制御部304は、ステップS104に示した処理を実行する。
一方、ユーザ端末30が所定の姿勢でない場合(S150:No)、加速度が検出されていない場合(S152:No)、または、表示の変更中である場合(S104:Yes)、可視領域取得部302は、ステップS112に示した処理を実行する。
なお、ステップS108またはS110において動画広告の再生が開始され、動画広告の再生が継続している間に、ステップS150においてユーザ端末30が所定の姿勢でないと判定した場合、または、ステップS152において加速度が検出されていないと判定した場合、動画制御部304は、動画広告の再生を停止する。
また、ユーザの操作が検出されていない場合(S112:No)、または、表示領域101が可視領域に含まれている場合(S114:Yes)、動画制御部304は、再びステップS150に示した処理を実行する。
以上、本発明の第5の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の配信システム10においても、無駄な動画広告の再生を減らし、ユーザ端末30の消費電力の増加を抑えることができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[処理の概略]
図18は、第6の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。本実施形態では、例えば図18の時刻T1に示すように、可視領域内に動画広告の表示領域101が表示されたとしても、ユーザの前方にある歩行者用信号機13が青を表示している場合には、ユーザ端末30は、表示領域101内の動画広告を再生しない。
一方、本実施形態では、例えば図18の時刻T2に示すように、可視領域内に動画広告の表示領域101が表示された状態で、ユーザの前方にある歩行者用信号機13が赤を表示している場合には、ユーザ端末30は、表示領域101内の動画広告の再生を開始する。
[配信システム10および配信装置20の構成]
図19は、第6の実施形態における配信システムの一例を示すシステム構成図である。本実施形態における配信システム10は、配信装置20、ユーザ端末30、広告サーバ40、およびカメラ14を備える。なお、以下に説明する点を除き、図19において、図2と同じ符号を付した構成は、図2における構成と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
カメラ14は、ユーザのメガネやサングラス等に設けられ、ユーザの前方の画像を撮影し、撮影した画像のデータを、無線LANやBluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)等の近距離無線通信方式により、ユーザ端末30へ送信する。ユーザ端末30内には、カメラ14と通信する通信ユニットが設けられており、ユーザ端末30内の動画制御部304は、当該通信ユニットを介してカメラ14から画像のデータを取得する。
そして、動画制御部304は、取得したデータに基づいて、ユーザの前方の画像を解析し、ユーザの前方にある歩行者用信号機13を画像認識等により検出する。そして、動画制御部304は、歩行者用信号機13が表示している信号の色を判定する。そして、歩行者用信号機13の色が赤である場合、動画制御部304は、動画広告の再生を開始する。なお、動画制御部304は、色以外に、信号機の領域内で輝度の高い領域を特定することにより、歩行者用信号機が表示している色を判定してもよい。
ユーザの前方の歩行者用の信号が赤であるということは、ユーザは信号が変わるまで待っている状態である可能性が高い。そして、そのような場合、ユーザは、ユーザ端末30の画面を見ている可能性が高い。そのため、本実施形態の配信装置20では、前方の歩行者用の信号が赤である場合に、可視領域106内に表示されている動画広告の表示領域101において動画広告を再生する制御プログラムをユーザ端末30に配信する。これにより、配信装置20は、無駄な動画広告の再生を減らすことができる。
[ユーザ端末30の動作]
図20は、第6の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。ユーザ端末30は、コンテンツデータを配信装置20から取得し、取得したコンテンツデータに含まれている制御プログラムを読み込むことにより、本フローチャートに示す動作を開始する。なお、以下に説明する点を除き、図20において、図8と同じ符号を付した処理は、図8に示した処理と同一または同様の処理であるため説明を省略する。
動画広告の表示領域101が可視領域に含まれている場合(S102:Yes)、判定部303は、可視領域に含まれている表示領域101に対応する領域IDを動画制御部304へ送る。動画制御部304は、通信ユニットを介してカメラ14から受信したデータに基づいて、ユーザの前方の信号が赤を表示しているか否かを判定する(S160)。
前方の信号が赤を表示している場合(S160:Yes)、動画制御部304は、ステップS104に示した処理を実行する。一方、前方の信号が青を表示している場合(S160:No)、または、表示の変更中である場合(S104:Yes)、可視領域取得部302は、ステップS112に示した処理を実行する。
なお、ステップS108またはS110において動画広告の再生が開始され、動画広告の再生が継続している間に、ステップS160において前方の信号が青を表示していると判定した場合、動画制御部304は、動画広告の再生を停止する。
また、ユーザの操作が検出されていない場合(S112:No)、または、表示領域101が可視領域に含まれている場合(S114:Yes)、動画制御部304は、再びステップS160に示した処理を実行する。
以上、本発明の第6の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の配信システム10においても、無駄な動画広告の再生を減らし、ユーザ端末30の消費電力の増加を抑えることができる。
[配信装置20のハードウェア構成]
なお、上記第1から第6の実施形態における配信装置20は、例えば図21に示すような構成のコンピュータ50によって実現される。図21は、配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ50は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、HDD(Hard Disk Drive)54、通信インターフェイス(I/F)55、入出力インターフェイス(I/F)56、およびメディアインターフェイス(I/F)57を備える。
CPU51は、ROM53またはHDD54に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53は、コンピュータ50の起動時にCPU51によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ50のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD54は、CPU51によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス55は、通信回線11を介して他の機器からデータを受信してCPU51へ送り、CPU51が生成したデータを、通信回線11を介して他の機器へ送信する。
CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU51は、生成したデータを、入出力インターフェイス56を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス57は、記録媒体58に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52を介してCPU51に提供する。CPU51は、当該プログラムを、メディアインターフェイス57を介して記録媒体58からRAM52上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体58は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ50が第1から第6の実施形態における配信装置20として機能する場合、コンピュータ50のCPU51は、RAM52上にロードされたプログラムを実行することにより、コンテンツデータ格納部21および配信部22の各機能を実現する。また、HDD54には、コンテンツデータ格納部21内のデータが格納される。
コンピュータ50のCPU51は、これらのプログラムを、記録媒体58から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信回線11を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
また、第1から第6の実施形態における配信装置20において、コンテンツデータ格納部21内に格納されているそれぞれのコンテンツデータに含まれている制御プログラムは、ユーザ端末30内のCPUに読み込まれることにより、ユーザ端末30に、可視領域取得部302、判定部303、および動画制御部304の各機能を実現させる。
また、上記した第1の実施形態では、配信装置20は、動画広告の表示領域101が可視領域106に含まれ、かつ、ユーザ端末30が操作された場合に、表示領域101において動画広告を再生させる制御プログラムをユーザ端末30に配信するが、本発明はこれに限られない。例えば、配信装置20は、動画広告の表示領域101が可視領域106に含まれ、かつ、ユーザ端末30が操作され、かつ、当該操作によって所定の処理が実行された場合に、表示領域101において動画広告を再生させる制御プログラムをユーザ端末30に配信するようにしてもよい。
図22は、他の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。例えば図22の時刻T1のように、表示領域101が可視領域106に含まれ、かつ、ユーザ端末30が操作された場合であっても、ユーザ端末30は、表示領域101において動画広告を再生しない。そして、例えば図22の時刻T2のように、コンテンツ100の続きのリロードが開始された場合に、表示領域101が可視領域106に含まれていれば、ユーザ端末30は、表示領域101において動画広告を再生するようにしてもよい。コンテンツ100の一部が表示され、ユーザの操作に応じて続きがリロードされるコンテンツとしては、例えば、タイムライン形式で表示されるコンテンツなどが挙げられる。
ユーザの操作により、コンテンツ100のリロードが開始されたということは、ユーザ102がそれまでのコンテンツの内容を閲覧した可能性が高い。また、無線通信環境によっては、コンテンツのリロードにはある程度時間を要する場合があり、ユーザはコンテンツがリロードされるまで待たされる場合がある。そこで、配信装置20は、動画広告の表示領域101が可視領域106に含まれている場合にユーザ端末30が操作され、その操作によってコンテンツのリロードが開始された場合に、表示領域101において動画広告を再生させる制御プログラムをユーザ端末30に配信する。これにより、配信装置20は、ユーザが動画広告を見る可能性の高い状況で、ユーザ端末30に動画広告を再生させることができる。
また、配信装置20は、動画広告の表示領域101が可視領域106に含まれ、かつ、ユーザの操作によって動画広告の表示領域101が可視領域106に対して拡大する処理が実行された場合に、当該表示領域101において動画広告を再生させる制御プログラムをユーザ端末30に配信するようにしてもよい。動画広告の表示領域101が可視領域106内で拡大したということは、ユーザが表示領域101内の動画広告に興味を示している可能性が高い。そのため、そのような状況において表示領域101内で動画広告を再生するようにユーザ端末30を制御する制御プログラムを、配信装置20は配信してもよい。
また、上記した各実施形態では、動画として動画広告を例に説明したが、本発明はこれに限られず、動画は、映画や記録映像等であってもよい。
また、上記した各実施形態では、配信装置20と広告サーバ40とが別々な装置として構成されている例を説明したが、本発明はこれに限られず、配信装置20内に、広告サーバ40の機能が設けられていてもよい。
また、上記した各実施形態では、判定部303が、動画広告の表示領域が可視領域内に含まれているか否かを判定するが、本発明はこれに限られず、判定部303の機能を配信装置20内に設けてもよい。
例えば、表示制御部301は、コンテンツ100内で動画広告の表示領域101の領域ID、および当該表示領域101の基準位置の情報を、通信回線11を介して配信装置20へ送信する。また、可視領域取得部302は、取得した可視領域の位置情報を、通信回線11を介して配信装置20へ送信する。
そして、配信装置20内に設けられた判定部は、可視領域の位置情報と、動画広告の表示領域101に対応付けられている基準位置とを用いて、表示領域101が可視領域に含まれているか否かを判定する。表示領域101が可視領域に含まれていると判定した場合、配信装置20内の判定部は、可視領域に含まれている表示領域101に対応する領域IDを、通信回線11を介して動画制御部304へ送る。一方、表示領域101が可視領域に含まれていないと判定した場合、配信装置20内の判定部は、通信回線11を介して、動画制御部304に動画広告の再生停止を指示する。
なお、この場合、配信装置20内には、コンテンツデータ格納部21および配信部22に加えて、判定部が設けられるが、この判定部は、配信装置20とは異なる装置内に設けられていてもよい。この場合、配信装置20は、例えば新聞社等のメディア業者によって管理され、判定部が設けられた他の装置は、広告配信業者等によって管理されてもよい。
なお、上記した各実施形態において、表示制御部301が、ユーザの操作に応じて、コンテンツ100のスクロール、拡大、または縮小などの表示の変更を行っている間は、動画制御部304は、動画広告の再生を開始しないが、本発明はこれに限られない。例えば、表示制御部301によって表示が変更されており、その表示の変化の速さが所定以上であれば、動画制御部304は、動画広告の再生を開始せず、その表示の変化の速さが所定未満であれば、動画制御部304は、動画広告の再生を開始するようにしてもよい。
例えば、スクロールの場合、表示制御部301は、コンテンツ100内の座標を基準として、可視領域内の所定の位置(例えば、可視領域を示す枠の左上)の座標値の、単位時間当たりの変化量を、スクロールの速さとして算出する。そして、表示制御部301は、スクロールの速さが所定以上である場合に、表示の変更中である旨を動画制御部304に通知し、所定未満になった場合に、表示の変更が終了した旨を動画制御部304に通知する。動画制御部304は、表示の変更中である旨の通知を受けた場合、表示の変更が終了した旨の通知を受けるまで、動画広告の再生を開始しない。
また、例えば、拡大または変更の場合、表示制御部301は、コンテンツ100内の座標を基準として、可視領域を示す枠の縦または横の長さの、単位時間当たりの変化量を、拡大または縮小の速さとして算出する。そして、表示制御部301は、拡大または縮小の速さが所定以上である場合に、表示の変更中である旨を動画制御部304に通知し、所定未満になった場合に、表示の変更が終了した旨を動画制御部304に通知する。動画制御部304は、表示の変更中である旨の通知を受けた場合、表示の変更が終了した旨の通知を受けるまで、動画広告の再生を開始しない。
なお、本発明は、上記した各実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した各実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明が、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
10 配信システム
11 通信回線
12 基地局
20 配信装置
21 コンテンツデータ格納部
22 配信部
30 ユーザ端末
40 広告サーバ
41 提供部
42 広告データ格納部

Claims (21)

  1. 端末装置が操作されたことを検出する検出部と、
    前記端末装置の所定の状況として、前記検出部により検出された操作によって動画を含むコンテンツの続きのロードが開始された場合に、当該動画の再生を開始する再生部と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  2. 端末装置が操作されたことを検出する検出部と、
    前記端末装置の所定の状況として、前記検出部により検出された操作によって動画が拡大された場合に、当該動画の再生を開始する再生部と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  3. 端末装置が操作されたことを検出する検出部と、
    前記端末装置の状況が所定の状況である場合に、動画の再生を開始し、前記所定の状況である場合であっても、前記検出部により検出された操作によって所定の速さ以上で当該動画を含むコンテンツがスクロールしている間は当該動画の再生を開始しない再生部と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  4. 端末装置が操作されたことを検出する検出部と、
    前記端末装置の状況が所定の状況である場合に、動画の再生を開始し、前記所定の状況である場合であっても、前記検出部により検出された操作によって当該動画が拡大または縮小されることにより表示が所定の速さ以上で変化している間は当該動画の再生を開始しない再生部と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  5. 前記再生部は、
    前記端末装置の移動速度が所定速度以上であり、かつ、前記検出部により前記端末装置に対する操作が検出された場合に、前記端末装置の状況が前記所定の状況であると判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の端末装置。
  6. 前記再生部は、
    前記端末装置の移動速度が所定速度以内であり、かつ、前記検出部により前記端末装置に対する操作が検出された場合に、前記端末装置の状況が前記所定の状況であると判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の端末装置。
  7. 前記再生部は、
    所定の時間帯に、前記検出部により前記端末装置に対する操作が検出された場合に、前記端末装置の状況が前記所定の状況であると判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の端末装置。
  8. 前記再生部は、
    前記端末装置の現在位置が所定の領域内にあり、かつ、前記検出部により前記端末装置に対する操作が検出された場合に、前記端末装置の状況が前記所定の状況であると判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の端末装置。
  9. 端末装置と他の物体との関係、または、端末装置の姿勢を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記端末装置と他の物体との関係、または、前記端末装置の姿勢が所定の状況である場合に、動画の再生を開始する再生部と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  10. 前記再生部は、
    前記検出部により検出された前記端末装置の画面と、当該画面の近傍にある物体までの距離が所定値未満である場合に、前記端末装置の状況が前記所定の状況であると判定することを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
  11. 前記再生部は、
    前記検出部により検出された前記端末装置の姿勢が所定の姿勢にあり、かつ、前記検出部により加速度が検出された場合に、前記端末装置の状況が前記所定の状況であると判定することを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
  12. コンピュータが、
    端末装置が操作されたことを検出する検出工程と、
    前記端末装置の所定の状況として、前記検出工程により検出された操作によって動画を含むコンテンツの続きのロードが開始された場合に、当該動画の再生を開始する再生工程と、
    を実行することを特徴とする動画制御方法。
  13. コンピュータが、
    端末装置が操作されたことを検出する検出工程と、
    前記端末装置の所定の状況として、前記検出工程により検出された操作によって動画が拡大された場合に、当該動画の再生を開始する再生工程と、
    を実行することを特徴とする動画制御方法。
  14. コンピュータが、
    端末装置が操作されたことを検出する検出工程と、
    前記端末装置の状況が所定の状況である場合に、動画の再生を開始し、前記所定の状況である場合であっても、前記検出工程により検出された操作によって所定の速さ以上で当該動画を含むコンテンツがスクロールしている間は前記動画の再生を開始しない再生工程と、
    を実行することを特徴とする動画制御方法。
  15. コンピュータが、
    端末装置が操作されたことを検出する検出工程と、
    前記端末装置の状況が所定の状況である場合に、動画の再生を開始し、前記所定の状況である場合であっても、前記検出工程により検出された操作によって当該動画が拡大または縮小されることにより表示が所定の速さ以上で変化している間は当該動画の再生を開始しない再生工程と、
    を実行することを特徴とする動画制御方法。
  16. コンピュータが、
    端末装置と他の物体との関係、または、端末装置の姿勢を検出する検出工程と、
    前記検出工程により検出された前記端末装置と他の物体との関係、または、前記端末装置の姿勢が所定の状況である場合に、動画の再生を開始する再生工程と、
    を実行することを特徴とする動画制御方法。
  17. コンピュータに、
    端末装置が操作されたことを検出する検出手順と、
    前記端末装置の所定の状況として、前記検出手順により検出された操作によって動画を含むコンテンツの続きのロードが開始された場合に、当該動画の再生を開始する再生手順と、
    を実行させることを特徴とする動画制御プログラム。
  18. コンピュータに、
    端末装置が操作されたことを検出する検出手順と、
    前記端末装置の所定の状況として、前記検出手順により検出された操作によって動画が拡大された場合に、当該動画の再生を開始する再生手順と、
    を実行させることを特徴とする動画制御プログラム。
  19. コンピュータに、
    端末装置が操作されたことを検出する検出手順と、
    前記端末装置の状況が所定の状況である場合に、動画の再生を開始し、前記所定の状況である場合であっても、前記検出手順により検出された操作によって所定の速さ以上で当該動画を含むコンテンツがスクロールしている間は前記動画の再生を開始しない再生手順と、
    を実行させることを特徴とする動画制御プログラム。
  20. コンピュータに、
    端末装置が操作されたことを検出する検出手順と、
    前記端末装置の状況が所定の状況である場合に、動画の再生を開始し、前記所定の状況である場合であっても、前記検出手順により検出された操作によって当該動画が拡大または縮小されることにより表示が所定の速さ以上で変化している間は当該動画の再生を開始しない再生手順と、
    を実行させることを特徴とする動画制御プログラム。
  21. コンピュータに、
    端末装置と他の物体との関係、または、端末装置の姿勢を検出する検出手順と、
    前記検出手順により検出された前記端末装置と他の物体との関係、または、前記端末装置の姿勢が所定の状況である場合に、動画の再生を開始する再生手順と、
    を実行させることを特徴とする動画制御プログラム。
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