JP5739957B2 - 配信装置、配信方法、および配信プログラム - Google Patents

配信装置、配信方法、および配信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、配信装置、配信方法、および配信プログラムに関する。
下記の特許文献1には、ウェブページなどのコンテンツの領域のうち、ウェブブラウザの画面に表示されている可視領域内に動画の表示領域内に設定された1つの基準位置が含まれた場合に、当該表示領域に動画を再生させる広告配信装置が開示されている。
特開2011−128204号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、1つの基準位置を用いて表示領域に動画を再生させるか否かの制御が行われるため、動画が再生されるタイミングが閲覧者などのユーザにとって適切でない場合がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、動画を適切なタイミングで再生できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の第一の態様の配信装置は、例えば、ユーザ端末に表示されるコンテンツを制御するコンテンツ制御プログラムを前記ユーザ端末に配信する配信部を備え、前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域の情報を可視領域の情報として取得する可視領域取得手順と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている複数の基準位置の情報を取得する基準位置取得手順と、前記複数の基準位置が前記可視領域内に位置しているか否かを判定する判定手順と、前記複数の基準位置が前記可視領域内に位置していると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の第二の態様の配信装置は、例えば、ユーザ端末に表示されるコンテンツを制御するコンテンツ制御プログラムを前記ユーザ端末に配信する配信部を備え、前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域の情報を可視領域の情報として取得する可視領域取得手順と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている特徴的な画像が表示される領域の情報を取得する領域取得手順と、前記特徴的な画像が表示される領域が前記可視領域内に位置しているか否かを判定する判定手順と、前記特徴的な画像が表示される領域が前記可視領域内に位置していると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の第三の態様の配信装置は、例えば、ユーザ端末に表示されるコンテンツを制御するコンテンツ制御プログラムを前記ユーザ端末に配信する配信部を備え、前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域である可視領域に対して定められている第一の基準位置の情報を取得する第一の基準位置取得手順と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている第二の基準位置の情報を取得する第二の基準位置取得手順と、前記第一の基準位置と前記第二の基準位置とが所定の関係を満たしているか否かを判定する判定手順と、前記所定の関係を満たしていると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の第四の態様の配信方法は、コンピュータが、ユーザ端末に表示されるコンテンツを制御するコンテンツ制御プログラムを前記ユーザ端末に配信する工程を実行し、前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域の情報を可視領域の情報として取得する可視領域取得手順と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている複数の基準位置の情報を取得する基準位置取得手順と、前記複数の基準位置が前記可視領域内に位置しているか否かを判定する判定手順と、前記複数の基準位置が前記可視領域内に位置していると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の第五の態様の配信方法は、コンピュータが、コンテンツ制御プログラムを含むコンテンツをユーザ端末に配信する工程を実行し、前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域の情報を可視領域の情報として取得する可視領域取得手順と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている特徴的な画像が表示される領域の情報を取得する領域取得手順と、前記特徴的な画像が表示される領域が前記可視領域内に位置しているか否かを判定する判定手順と、前記特徴的な画像が表示される領域が前記可視領域内に位置していると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の第六の態様の配信方法は、コンピュータが、コンテンツ制御プログラムを含むコンテンツをユーザ端末に配信する工程を実行し、前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域である可視領域に対して定められている第一の基準位置の情報を取得する第一の基準位置取得手順と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている第二の基準位置の情報を取得する第二の基準位置取得手順と、前記第一の基準位置と前記第二の基準位置とが所定の関係を満たしているか否かを判定する判定手順と、前記所定の関係を満たしていると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の第七の態様の配信プログラムは、コンピュータに、コンテンツ制御プログラムを含むコンテンツをユーザ端末に配信する手順を実行させ、前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域の情報を可視領域の情報として取得する可視領域取得手順と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている複数の基準位置の情報を取得する基準位置取得手順と、前記複数の基準位置が前記可視領域内に位置しているか否かを判定する判定手順と、前記複数の基準位置が前記可視領域内に位置していると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の第八の態様の配信プログラムは、コンピュータに、コンテンツ制御プログラムを含むコンテンツをユーザ端末に配信する手順を実行させ、前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域の情報を可視領域の情報として取得する可視領域取得手順と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている特徴的な画像が表示される領域の情報を取得する領域取得手順と、前記特徴的な画像が表示される領域が前記可視領域内に位置しているか否かを判定する判定手順と、前記特徴的な画像が表示される領域が前記可視領域内に位置していると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の第九の態様の配信プログラムは、コンピュータに、コンテンツ制御プログラムを含むコンテンツをユーザ端末に配信する手順を実行させ、前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域である可視領域に対して定められている第一の基準位置の情報を取得する第一の基準位置取得手順と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている第二の基準位置の情報を取得する第二の基準位置取得手順と、前記第一の基準位置と前記第二の基準位置とが所定の関係を満たしているか否かを判定する判定手順と、前記所定の関係を満たしていると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、動画を適切なタイミングで再生できる。
図1は、第1の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。 図2は、第1の実施形態における配信システムの一例を示すシステム構成図である。 図3は、コンテンツデータ格納部に格納されるデータの構造の一例を示す図である。 図4は、コンテンツの構造の一例を示す概念図である。 図5は、広告データ格納部に格納されるデータの構造の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 図7は、可視領域の一例を説明するための概念図である。 図8は、基準位置の一例を説明するための概念図である。 図9は、第1の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、第2の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 図11は、第2の実施形態で扱う基準位置の一例を示す図である。 図12は、第2の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、第3の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 図14は、第3の実施形態で扱う基準位置の一例を示す図である。 図15は、第3の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図16は、第4の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 図17は、第4の実施形態で扱う基準位置の一例を示す図である。 図18は、第4の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図19は、動画広告の表示領域102上に他のコンテンツが重なって表示された場合の一例を示す図である。 図20は、基準点の種類を変更する場合の処理を説明するための図である。 図21は、移動軌跡の他の例を説明するための図である。 図22は、配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[処理の概略]
図1は、第1の実施形態における処理の概略の一例を説明するための概念図である。
ユーザ端末は、配信装置から配信されたコンテンツデータを取得し、取得したコンテンツデータに基づいてコンテンツ100を作成する。そして、ユーザ端末は、作成したコンテンツ100をユーザ端末の画面に表示する。本実施形態におけるコンテンツ100には、動画の表示領域102が含まれており、当該表示領域102において動画が再生される。本実施形態において、コンテンツ100の表示領域102内で再生される動画は、例えば動画広告である。
本実施形態において、配信装置からユーザ端末に配信されるコンテンツデータには、コンテンツ制御プログラムが含まれている。本実施形態において、コンテンツ100は、例えばWebコンテンツである。コンテンツ制御プログラムは、例えばJavaScript(登録商標)等である。ユーザ端末は、コンテンツ制御プログラムを実行することにより、表示領域102内での動画広告の再生を制御する。
例えば図1の時刻Tにおいて、ユーザ端末は、コンテンツ100内の領域をユーザ端末の画面に表示する。この段階では、表示領域102において、動画広告は再生されない。なお、以下では、コンテンツ100内の領域のうち、ユーザ端末の画面に表示される領域を、可視領域101と呼ぶ。
そして、ユーザがユーザ端末を操作して、ユーザ端末の画面上でコンテンツ100をスクロールさせて、例えば、図1の時刻Tのように、コンテンツ100内の動画の表示領域102の対角上に予め定められた複数の基準位置105a及び105bが可視領域101内に含まれた場合、ユーザ端末は、動画広告を表示領域102において再生させる。なお、動画広告が音声付きの動画である場合には、ユーザ端末は、当該動画を表示領域102内で再生させると共に、当該音声を再生する。
そして、ユーザがユーザ端末を操作して、ユーザ端末の画面上でコンテンツ100をさらにスクロールさせ、例えば図1の時刻Tのように、基準位置105a及び105bの2つの基準位置が可視領域101内に含まれなくなった場合、ユーザ端末は、表示領域102における動画広告の再生を停止させる。
したがって、本実施形態によれば、2つの基準位置を対角とする矩形で囲まれる領域を閲覧者に見せたいタイミングで、動画広告の再生を行うことができる。よって、本実施形態によれば、適切なタイミングで動画を再生することができる。
[配信システム10および配信装置20の構成]
図2は、第1の実施形態における配信システムの一例を示すシステム構成図である。本実施形態における配信システム10は、配信装置20、ユーザ端末30、および広告サーバ40を備える。配信装置20および広告サーバ40は、通信回線11に接続され、通信回線11を介して通信データの送信および受信が可能である。
配信装置20は、コンテンツデータ格納部21および配信部22を有する。図3は、コンテンツデータ格納部に格納されるデータの構造の一例を示す図である。コンテンツデータ格納部21には、例えば図3に示すように、それぞれのコンテンツデータ211のアクセス先を示すURL210に対応付けて、当該コンテンツデータ211が格納される。図3には、1番目のレコードに、「http://www.abcde.co.jp/xxx/」のURL210に対応付けて、「コンテンツ1」のコンテンツデータ211が格納されているコンテンツデータ格納部21が例示されている。配信部22は、ユーザ端末30から送信されたURLを受信すると、受信したURLに対応するコンテンツデータを配信対象のコンテンツデータ(ユーザ端末30に配信するコンテンツデータ)としてコンテンツデータ格納部21から取得する。そして、配信部22は、配信対象のコンテンツデータをユーザ端末30に配信する。
ここで、本実施形態におけるコンテンツ100のデータ構造について説明する。図4は、コンテンツの構造の一例を示す概念図である。本実施形態におけるコンテンツ100には、動画広告等の動画が再生される表示領域102が含まれており、当該表示領域102には、動画広告が表示される領域であることを示す動画広告領域IDが対応付けられている。動画広告領域IDの情報は、コンテンツデータに含まれている。なお、以下では、動画広告領域IDを略して領域IDと呼ぶ場合がある。また、本実施形態におけるコンテンツ100の表示領域102には、複数の基準位置105a及び105bが定められている。この基準位置105a及び105bは、コンテンツ100に予め定められているか、または、表示領域102において再生される動画広告の広告主が定めることができる。
広告サーバ40は、広告データ格納部43、提供部45を有する。
図5は、広告データ格納部に格納されるデータの構造の一例を示す図である。広告データ格納部43には、例えば図5に示すように、ユーザ端末30のユーザの属性を示す属性情報430毎に広告データテーブルが格納されている。それぞれの広告データテーブルには、広告ID431に対応付けて、動画広告データ432、基準位置433および広告主ID434が含まれる。
広告IDは、それぞれの広告を識別する情報である。また、属性情報には、例えば、ユーザの年齢、性別、国籍等が含まれる。属性情報には、これ以外に、ユーザが使用しているユーザ端末30の仕様や性能等の情報が含まれていてもよい。また、広告主IDとは、それぞれの広告の広告主を識別する情報である。なお、以下では、動画広告データを、単に、広告データと呼ぶ場合がある。
基準位置433は、コンテンツ100内の表示領域102において、動画広告の再生を開始するか否かの判定に用いられる情報であり、表示領域102内の座標で指定される。基準位置433についての詳細は、後述する。
図5には、「属性1」の属性情報430に対応付けられた広告データテーブルが例示されている。また、図5に例示されている広告データテーブルには、「A001」の広告ID431に対応付けて、「動画広告1」の音声広告データ432と、「(x11,y11)、(x12,y12)」の基準位置433と、「S001」の広告主ID434とが格納されている。
図2に戻って説明を続ける。提供部45は、通信回線11を介してユーザ端末30から、ユーザの属性情報と、1つ以上の動画広告領域IDとを有する広告要求を受信した場合には、広告データ格納部43を参照し、受信した広告要求に含まれている属性情報に対応付けられている広告データテーブルから、広告IDと共に、当該広告IDに対応付けられている動画広告データ、基準位置を抽出する。そして、提供部45は、広告要求に含まれているそれぞれの領域IDについて、広告IDと、動画広告データと、基準位置とを、通信回線11を介してユーザ端末30へ送信する。
[ユーザ端末30の構成]
ユーザ端末30は、例えば、ユーザによって利用される携帯型PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォンなどであり、ブラウザアプリケーション(例えばブラウザプログラムなど)がインストールされている。なお、本実施形態において、ユーザ端末30にインストールされている標準的なブラウザプログラムが、JavaScript等の制御プログラムを解釈して実行するが、スマートフォンなどのスマートデバイスには、これ以外にも、Webコンテンツの表示が可能な各種アプリがインストールされている場合がある。これらのアプリが、JavaScript等の制御プログラムを解釈して実行することで、ユーザ端末に30に制御プログラムに基づく機能を実現させてもよい。図6は、第1の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態におけるユーザ端末30は、データ取得部300、表示制御部301、可視領域取得部302、基準位置取得部303、判定部304、動画制御部305、表示装置310、入力装置311、及び、スピーカ312を有する。
ユーザ端末30が有する機能のうち、データ取得部300、表示制御部301、可視領域取得部302、基準位置取得部303、判定部304、及び、動画制御部305は、ユーザ端末30内の演算装置が実行するブラウザプログラムにより実現される。
特に、可視領域取得部302、基準位置取得部303、判定部304、及び、動画制御部305は、配信装置20から配信されたコンテンツデータに含まれているコンテンツ制御プログラムを、ブラウザプログラムが実行することにより実現される。
データ取得部300は、通信回線11を介して配信装置20へコンテンツデータのURLを送信することにより、当該コンテンツデータを通信回線11を介して配信装置20から取得する。そして、データ取得部300は、取得したコンテンツデータを解析して、作成されるコンテンツ100に含まれる領域IDを抽出する。
次に、データ取得部300は、配信システム10のユーザの属性情報と、抽出した領域IDとを含む広告要求を、通信回線11を介して広告サーバ40へ送信する。ユーザの属性情報は、ユーザ端末30内に保存されているHTTPクッキー(HyperText Transfer Protocol Cookie)を用いることができる。
そして、データ取得部300は、通信回線11を介して広告サーバ40から、領域ID毎に広告ID、動画広告データ及び基準位置の情報を受信する。そして、データ取得部300は、コンテンツデータと共に、領域ID毎の基準位置の情報(領域ID、及び、当該領域IDに対応する基準位置の情報)を表示制御部301へ送る。また、データ取得部300は、領域ID毎の広告ID、動画広告データ、および関連情報(領域ID、並びに、当該領域IDに対応する広告ID、動画広告データ及び関連情報)を動画制御部305へ送る。
表示制御部301は、データ取得部300から受け取ったコンテンツデータに基づいて、コンテンツ100を構築する。そして、表示制御部301は、動画広告領域IDに対応する表示領域102の基準位置の情報を基準位置取得部303へ送る。
なお、表示領域102の基準位置の情報についても、広告サーバ40から送信された基準位置は、表示領域102内の座標であるが、表示制御部301は、これを例えばコンテンツ100内の座標に変換して基準位置取得部303へ送る。
また、表示制御部301は、タッチパネル等の入力装置311を介して受け付けたユーザの操作に応じて、コンテンツ100内の可視領域を特定する。そして、表示制御部301は、特定した可視領域に含まれるコンテンツ100の画像のデータを表示装置310へ送る。また、再生された動画広告のフレームデータを領域IDと共に動画制御部305から受け取った場合、表示制御部301は、受け取った領域IDに対応する表示領域102に、受け取ったフレームデータの画像をマッピングして表示装置310へ送る。表示装置310は、例えば液晶パネルであり、表示制御部301から受け取ったデータに基づいて画像を表示する。
ここで、可視領域について説明する。図7は、可視領域の一例を説明するための概念図である。本実施形態において、可視領域101とは、例えば図7に示すように、コンテンツ100の領域のうち、ブラウザの表示領域104に含まれ、かつ、ユーザ端末30の画面の表示領域103に含まれる領域をいう。なお、本発明はこれに限られず、例えば、コンテンツ100の領域のうち、ブラウザの表示領域105に含まれている領域を可視領域としてもよい。
表示制御部301は、可視領域の位置および大きさを示す位置情報を、例えばOS等から取得する。表示制御部301は、可視領域の位置情報を、例えばコンテンツ100内の座標に変換して管理している。図7の例では、斜線部分で示された領域が、可視領域101となる。
可視領域取得部302は、タッチパネルやハードウェアスイッチ等の入力装置311を介してユーザの操作を検出した場合に、可視領域の位置情報を表示制御部301から取得する。そして、可視領域取得部302は、取得した可視領域の位置情報を判定部304へ送る。
基準位置取得部303は、可視領域取得部302により入力装置311を介してユーザの操作が検出された場合に、表示制御部301から動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置の情報を取得する。そして、基準位置取得部303は、取得した基準位置の情報を判定部304へ送る。
判定部304は、可視領域の位置情報と、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置とを用い、例えばコンテンツ100内の座標を基準として、表示領域102が可視領域に含まれているか否かを判定する。本実施形態において、判定部304は、表示領域102に対応付けられている全ての基準位置が、可視領域内に含まれている場合に、表示領域102が可視領域に含まれていると判定する。
ここで、本実施形態において、動画広告には、表示領域102に対して複数の基準位置が対応付けられている。図8は、基準位置の一例を説明するための概念図である。本実施形態における基準位置は、例えば図8(a)に示すように、表示領域102内に2つ設けられる。2つの基準位置105aおよび105bは、表示領域102内における縦方向の座標値および横方向の座標値のいずれもが、互いに異なっている。
このように、縦方向および横方向の座標値が異なる2つの基準位置を表示領域102内に設けることにより、コンテンツ100をどの方向へスクロールさせたとしても、当該2つの基準位置を対角とする矩形106の領域が可視領域に含まれた場合に、判定部304は、表示領域102が可視領域に含まれていると判定することになる。
2つの基準位置を対角とする矩形106の領域が可視領域に含まれた段階で、当該表示領域102内で動画広告を再生させれば、当該表示領域102全体が可視領域に含まれる場合よりも、ユーザ端末30は、動画広告にユーザの注意をより早期に引きつけることができる。これにより、表示領域102全体が可視領域に表示されるように、ユーザがコンテンツ100をスクロールさせる可能性を高めることができる。これにより、表示領域102内の動画広告をユーザに見てもらう機会を増やすことができる。
また、図8(a)に示すように、動画広告において特徴的な画像が表示される領域を、2つの基準位置を対角とする矩形106で囲むように当該2つの基準位置を配置すれば、ユーザ端末30は、表示領域102において特徴的な画像が表示される領域が可視領域に含まれた段階で動画広告の再生を開始することができる。これにより、ユーザの注意が動画広告に引きつけられる機会をさらに増やすことができる。ここで、動画広告において特徴的な画像が表示される領域は、動画広告の広告主や作成者が認識している場合が多い。そのため、2つの基準位置は、動画広告データと共に、当該動画広告データの広告主等によって広告サーバ40内の広告データ格納部43に登録されることが好ましい。
なお、動画広告の内容によっては、動画全体を見せた方がユーザの注意を引きやすい場合もある。そのような場合には、例えば図8(b)に示すように、表示領域102の2つの対角をそれぞれ基準位置とすることで、表示領域102全体が可視領域に含まれた場合に、動画の再生を開始させることも可能である。この場合も、コンテンツ100をどの方向にコンテンツ100がスクロールしたとしても、表示領域102全体が可視領域に含まれた場合に、動画広告の再生を開始させることができる。
また、スクロール方向が表示領域102に対して上下方向に定められているコンテンツ100については、例えば図8(c)に示すように、表示領域102の枠において上下に対向するそれぞれの辺上に基準位置を設けるようにしてもよい。この場合、上下方向のスクロールにおいて、表示領域102全体が可視領域に含まれた場合に、動画広告の再生を開始させることができる。なお、スクロール方向が左右方向に定められているコンテンツ100については、表示領域102の枠において左右に対向するそれぞれの辺上に基準位置を設けるようにすればよい。
なお、1つの表示領域102に対する基準位置の数は、3つ以上であってもよい。また、基準位置の数が3つ以上の場合には、全ての基準位置が可視領域に含まれている場合以外にも、2つ以上の基準位置が可視領域に含まれている場合に、判定部304は、表示領域102が可視領域に含まれていると判定してもよい。また、1つの表示領域102に対して基準位置が1つ設けられていてもよい。
図6に戻って説明を続ける。判定部304は、可視領域の位置と、表示領域102の基準位置とを用いて、表示領域102が可視領域に含まれていないと判定した場合、動画制御部305に動画広告の再生停止を指示する。
一方、表示領域102が可視領域に含まれていると判定した場合、判定部304は、当該表示領域102に対応する領域IDを動画制御部305へ送る。
動画制御部305は、データ取得部300から、領域ID毎に、広告ID、動画広告データ、および関連情報を受け取って保持する。そして、動画制御部305は、判定部304から領域IDを受け取った場合に、受け取った領域IDに対応する動画広告データの再生を開始する。
例えば、動画制御部305は、動画広告データをデコードし、フレームデータを領域IDと共に表示制御部301へ送ることにより、動画広告の再生を開始する。動画広告が音声付きの動画である場合、動画制御部305は、当該音声のデコードも行い、デコードした音声をスピーカ312を介して出力する。
また、動画広告の再生停止を判定部304から指示された場合、動画制御部305は、動画広告の再生が終了していなければ、動画広告のデコードを停止することにより、動画広告の再生を停止する。動画広告が音声付きの動画である場合には、動画制御部305は、当該音声のデコードも停止する。
[ユーザ端末の動作]
図9は、第1の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。ユーザ端末30は、コンテンツデータを配信装置20から取得し、取得したコンテンツデータに含まれているコンテンツ制御プログラムを読み込むことにより、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、可視領域取得部302は、可視領域の位置情報を表示制御部301から取得して判定部304へ送る。また、基準位置取得部303は、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置の情報を表示制御部301から取得して判定部304へ送る。判定部304は、可視領域の位置情報と、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置とを用い、例えばコンテンツ100内の座標を基準として、2つの基準位置105a及び105bが可視領域に含まれているか否かを判定する(S100)。2つの基準位置105a及び105bが可視領域に含まれていない場合(S100:No)、判定部304は、後述するステップS110に示す処理を実行する。
2つの基準位置105a及び105bが可視領域に含まれている場合(S100:Yes)、判定部304は、可視領域に含まれている表示領域102に対応する領域IDを動画制御部305へ送る。動画制御部305は、判定部304から受け取った領域IDに対応する動画広告データの再生を開始する(S102)。なお、動画制御部305は、既に動画広告の一部を再生している場合には、その続きから動画広告を再生してもよく、改めて最初から動画広告を再生してもよい。
次に、可視領域取得部302は、入力装置311を介してユーザの操作が検出されたか否かを判定する(S104)。ユーザの操作が検出されていない場合(S104:No)、可視領域取得部302は、再びステップS104に示した処理を実行する。
一方、ステップS104においてユーザの操作が検出された場合(S104:Yes)、可視領域取得部302は、可視領域の位置情報を表示制御部301から取得して判定部304へ送る。また、基準位置取得部303は、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置の情報を表示制御部301から取得して判定部304へ送る。判定部304は、可視領域の位置情報と、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置とを用いて、2つの基準位置105a及び105bが可視領域に含まれているか否かを判定する(S106)。
2つの基準位置105a及び105bが可視領域に含まれている場合(S106:Yes)、可視領域取得部302は、再びステップS104に示した処理を実行する。一方、2つの基準位置105a及び105bが可視領域に含まれていない場合(S106:No)、判定部304は、動画制御部305に動画広告の再生停止を指示する(S108)。そして、可視領域取得部302は、入力装置311を介してユーザの操作が検出されたか否かを判定する(S110)。ユーザの操作が検出されていない場合(S110:No)、可視領域取得部302は、再びステップS110に示した処理を実行する。一方、ステップS110においてユーザの操作が検出された場合(S110:Yes)、判定部304は、再びS100に示した処理を実行する。
なお、S106では、2つの基準位置105a及び105bのうち何れか1つの基準位置が可視領域に含まれているか否かを判定することもできる。この場合、何れか1つの基準位置が可視領域に含まれている場合には、S108に示す処理が実行される。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
上述したように、本実施形態の配信システム10によれば、2つの基準位置を対角とする矩形で囲まれる領域を閲覧者に見せたいタイミングで、動画広告の再生を行うことができる。また、本実施形態の配信システム10によれば、上下方向などの各種の方向のスクロールにおいて、表示領域102全体が可視領域に含まれた場合に、動画広告の再生を行うことができる。よって、本実施形態によれば、適切なタイミングで動画を再生することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、第1の実施形態と同様または同一の機能を有する構成については、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
[ユーザ端末50の構成]
図10は、第2の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態におけるユーザ端末50は、先の第1の実施形態におけるユーザ端末30と比較して、判定部304に代えて判定部504を有する点が異なる。
本実施形態では、第1の実施形態と比べて、扱う基準位置が異なる。図11は、第2の実施形態で扱う基準位置の一例を示す図である。図11に示すように、第2の実施形態では、基準位置として、動画広告内の特徴的な画像を囲む円107を用いる。
判定部504は、可視領域の位置情報と、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置107とを用い、例えばコンテンツ100内の座標を基準として、表示領域102が可視領域に含まれているか否かを判定する。本実施形態において、判定部504は、表示領域102に対応付けられている基準位置107が、可視領域内に含まれている場合に、表示領域102が可視領域に含まれていると判定する。
そして、判定部504は、可視領域の位置と、表示領域102の基準位置107とを用いて、表示領域102が可視領域に含まれていないと判定した場合、動画制御部305に動画広告の再生停止を指示する。
一方、表示領域102が可視領域に含まれていると判定した場合、判定部504は、当該表示領域102に対応する領域IDを動画制御部305へ送る。
[ユーザ端末の動作]
図12は、第2の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。ユーザ端末50は、コンテンツデータを配信装置20から取得し、取得したコンテンツデータに含まれているコンテンツ制御プログラムを読み込むことにより、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、可視領域取得部302は、可視領域の位置情報を表示制御部301から取得して判定部304へ送る。また、基準位置取得部303は、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置107の情報を表示制御部301から取得して判定部504へ送る。判定部504は、可視領域の位置情報と、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置107とを用い、例えばコンテンツ100内の座標を基準として、基準位置107が可視領域に含まれているか否かを判定する(S200)。基準位置107が可視領域に含まれていない場合(S200:No)、判定部504は、後述するステップS110に示す処理を実行する。
基準位置107が可視領域に含まれている場合(S200:Yes)、判定部504は、可視領域に含まれている表示領域102に対応する領域IDを動画制御部305へ送る。動画制御部305は、判定部504から受け取った領域IDに対応する動画広告データの再生を開始する(S102)。なお、動画制御部305は、既に動画広告の一部を再生している場合には、その続きから動画広告を再生してもよく、改めて最初から動画広告を再生してもよい。
次に、可視領域取得部302は、入力装置311を介してユーザの操作が検出されたか否かを判定する(S104)。ユーザの操作が検出されていない場合(S104:No)、可視領域取得部302は、再びステップS104に示した処理を実行する。
一方、ステップS104においてユーザの操作が検出された場合(S104:Yes)、可視領域取得部302は、可視領域の位置情報を表示制御部301から取得して判定部504へ送る。また、基準位置取得部303は、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置107の情報を表示制御部301から取得して判定部504へ送る。判定部504は、可視領域の位置情報と、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置107とを用いて、基準位置107が可視領域に含まれているか否かを判定する(S206)。ここで、判定部504は、基準位置107の全体が可視領域に含まれているか否かを判定してもよいし、基準位置107の一部が可視領域に含まれているか否かを判定してもよい。
基準位置107が可視領域に含まれている場合(S206:Yes)、可視領域取得部302は、再びステップS104に示した処理を実行する。一方、基準位置107が可視領域に含まれていない場合(S206:No)、判定部504は、動画制御部305に動画広告の再生停止を指示する(S108)。そして、可視領域取得部302は、入力装置311を介してユーザの操作が検出されたか否かを判定する(S110)。ユーザの操作が検出されていない場合(S110:No)、可視領域取得部302は、再びステップS110に示した処理を実行する。一方、ステップS110においてユーザの操作が検出された場合(S110:Yes)、判定部504は、再びS200に示した処理を実行する。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
上述したように、本実施形態の配信システム10によれば、基準位置107で囲まれる領域を閲覧者に見せたいタイミングで、動画広告の再生を行うことができる。よって、本実施形態によれば、適切なタイミングで動画を再生することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様または同一の機能を有する構成については、第1の実施形態及び第2の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
[ユーザ端末60の構成]
図13は、第3の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態におけるユーザ端末60は、先の第2の実施形態におけるユーザ端末50と比較して、判定部504に代えて判定部604を有する点が異なる。
本実施形態では、第1の実施形態及び第2の実施形態と比べて、基準位置を用いた動画広告の表示制御の方法が異なる。図14は、第3の実施形態で扱う基準位置の一例を示す図である。図14に示すように、第3の実施形態では、2つの基準位置105d及び105eが可視領域101の対角に定められている。また、図14に示すように、第3の実施形態では、表示領域102内に基準位置105fが定められている。
判定部604は、可視領域101に定められている2つの基準位置105d及び105eと、動画広告の表示領域102の中心部に対応付けられている基準位置105fとを用い、例えばコンテンツ100内の座標を基準として、まず、基準位置105dと基準位置105fとの距離d1を算出する。そして、判定部604は、コンテンツ100内の座標を基準として、基準位置105eと基準位置105fとの距離d2を算出する。そして、判定部604は、距離d1と距離d2との和の距離d3(d1+d2)を算出する。そして、判定部604は、距離d3が所定の閾値未満であるか否かを判定することにより、表示領域102が可視領域101に含まれているか否かを判定する。本実施形態において、判定部604は、距離d3が所定の閾値未満である場合に、表示領域102が可視領域101に含まれていると判定する。ここで、上述した所定の閾値の一例について説明する。例えば、所定の閾値として、基準位置105dと基準位置105fと基準位置105eとが水平方向に並ぶような場合(すなわち、基準位置105dと基準位置105fと基準位置105eとを結ぶ線が、表示領域102を2等分する線である場合)における距離d3の値を採用することができる。また、所定の閾値として、基準位置105dと基準位置105fと基準位置105eとが垂直方向に並ぶような場合(すなわち、基準位置105dと基準位置105fと基準位置105eとを結ぶ線が、表示領域102を2等分する線である場合)における距離d3の値を採用することもできる。
そして、判定部604は、表示領域102が可視領域101に含まれていないと判定した場合、動画制御部305に動画広告の再生停止を指示する。
一方、表示領域102が可視領域101に含まれていると判定した場合、判定部604は、当該表示領域102に対応する領域IDを動画制御部305へ送る。
[ユーザ端末の動作]
図15は、第3の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。ユーザ端末60は、コンテンツデータを配信装置20から取得し、取得したコンテンツデータに含まれているコンテンツ制御プログラムを読み込むことにより、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、基準位置取得部303は、可視領域101に対応付けられている基準位置105d及び105eの情報、並びに、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置105fの情報を表示制御部301から取得して判定部604へ送る。判定部604は、可視領域に対応付けられている基準位置105d及び105eと、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置107とを用い、上述した距離d3を算出する(S300)。そして、判定部604は、算出した距離d3が所定の閾値未満であるか否かを判定する(S302)。算出した距離d3が所定の閾値未満でない場合(S302:No)、判定部604は、後述するステップS110に示す処理を実行する。
算出した距離d3が所定の閾値未満である場合(S302:Yes)、判定部604は、表示領域102に対応する領域IDを動画制御部305へ送る。動画制御部305は、判定部604から受け取った領域IDに対応する動画広告データの再生を開始する(S102)。なお、動画制御部305は、既に動画広告の一部を再生している場合には、その続きから動画広告を再生してもよく、改めて最初から動画広告を再生してもよい。
次に、可視領域取得部302は、入力装置311を介してユーザの操作が検出されたか否かを判定する(S104)。ユーザの操作が検出されていない場合(S104:No)、可視領域取得部302は、再びステップS104に示した処理を実行する。
一方、ステップS104においてユーザの操作が検出された場合(S104:Yes)、基準位置取得部303は、可視領域101に対応付けられている基準位置105d及び105eの情報、並びに、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置105fの情報を表示制御部301から取得して判定部604へ送る。判定部604は、可視領域に対応付けられている基準位置105d及び105eと、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置107とを用い、上述した距離d3を算出する(S304)。そして、判定部604は、算出した距離d3が所定の閾値未満であるか否かを判定する(S306)。
算出した距離d3が所定の閾値未満である場合(S306:Yes)、可視領域取得部302は、再びステップS104に示した処理を実行する。一方、算出した距離d3が所定の閾値未満でない場合(S306:No)、判定部504は、動画制御部305に動画広告の再生停止を指示する(S108)。そして、可視領域取得部302は、入力装置311を介してユーザの操作が検出されたか否かを判定する(S110)。ユーザの操作が検出されていない場合(S110:No)、可視領域取得部302は、再びステップS110に示した処理を実行する。一方、ステップS110においてユーザの操作が検出された場合(S110:Yes)、判定部604は、再びS300に示した処理を実行する。
以上、本発明の第3の実施形態について説明した。
上述したように、本実施形態の配信システム10によれば、距離d3が所定の閾値未満となるようなタイミングで、動画広告の再生を行うことができる。よって、本実施形態によれば、所定の閾値を適切なタイミングで動画を再生できるような値とすることで、適切なタイミングで動画を再生することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、第1の実施形態〜第3の実施形態と同様または同一の機能を有する構成については、第1の実施形態〜第3の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
[ユーザ端末70の構成]
図16は、第4の実施形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態におけるユーザ端末70は、先の第3の実施形態におけるユーザ端末60と比較して、判定部604に代えて判定部704を有する点が異なる。
本実施形態では、第3の実施形態と比べて、基準位置を用いた動画広告の表示制御の方法が異なる。図17は、第4の実施形態で扱う基準位置の一例を示す図である。図17に示すように、第4の実施形態では、第3の実施形態と同様に、2つの基準位置105d及び105eが可視領域101の対角に定められている。また、図14に示すように、第4の実施形態では、第3の実施形態と同様に、表示領域102内に基準位置105fが定められている。
判定部704は、可視領域101に定められている2つの基準位置105d及び105eと、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置105fとを用い、例えばコンテンツ100内の座標を基準として、まず、基準位置105dと基準位置105fを対角とする矩形の面積S1を算出する。そして、判定部704は、コンテンツ100内の座標を基準として、基準位置105eと基準位置105fとを対角とする矩形の面積S2を算出する。そして、判定部704は、面積S1と面積S2との和の面積S3(S1+S2)を算出する。そして、判定部704は、面積S3が所定の閾値未満であるか否かを判定することにより、表示領域102が可視領域101に含まれているか否かを判定する。本実施形態において、判定部704は、面積S3が所定の閾値未満である場合に、表示領域102が可視領域101に含まれていると判定する。
そして、判定部704は、表示領域102が可視領域101に含まれていないと判定した場合、動画制御部305に動画広告の再生停止を指示する。
一方、表示領域102が可視領域101に含まれていると判定した場合、判定部704は、当該表示領域102に対応する領域IDを動画制御部305へ送る。
[ユーザ端末の動作]
図18は、第4の実施形態におけるユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。ユーザ端末70は、コンテンツデータを配信装置20から取得し、取得したコンテンツデータに含まれているコンテンツ制御プログラムを読み込むことにより、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、基準位置取得部303は、可視領域101に対応付けられている基準位置105d及び105eの情報、並びに、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置105fの情報を表示制御部301から取得して判定部704へ送る。判定部704は、可視領域に対応付けられている基準位置105d及び105eと、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置107とを用い、上述した面積S3を算出する(S400)。そして、判定部704は、算出した面積S3が所定の閾値未満であるか否かを判定する(S402)。算出した面積S3が所定の閾値未満でない場合(S402:No)、判定部704は、後述するステップS110に示す処理を実行する。
算出した面積S3が所定の閾値未満である場合(S402:Yes)、判定部704は、表示領域102に対応する領域IDを動画制御部305へ送る。動画制御部305は、判定部704から受け取った領域IDに対応する動画広告データの再生を開始する(S102)。なお、動画制御部305は、既に動画広告の一部を再生している場合には、その続きから動画広告を再生してもよく、改めて最初から動画広告を再生してもよい。
次に、可視領域取得部302は、入力装置311を介してユーザの操作が検出されたか否かを判定する(S104)。ユーザの操作が検出されていない場合(S104:No)、可視領域取得部302は、再びステップS104に示した処理を実行する。
一方、ステップS104においてユーザの操作が検出された場合(S104:Yes)、基準位置取得部303は、可視領域101に対応付けられている基準位置105d及び105eの情報、並びに、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置105fの情報を表示制御部301から取得して判定部704へ送る。判定部704は、可視領域に対応付けられている基準位置105d及び105eと、動画広告の表示領域102に対応付けられている基準位置107とを用い、上述した面積S3を算出する(S404)。そして、判定部704は、算出した面積S3が所定の閾値未満であるか否かを判定する(S406)。
算出した面積S3が所定の閾値未満である場合(S406:Yes)、可視領域取得部302は、再びステップS104に示した処理を実行する。一方、算出した面積S3が所定の閾値未満でない場合(S406:No)、判定部704は、動画制御部305に動画広告の再生停止を指示する(S108)。そして、可視領域取得部302は、入力装置311を介してユーザの操作が検出されたか否かを判定する(S110)。ユーザの操作が検出されていない場合(S110:No)、可視領域取得部302は、再びステップS110に示した処理を実行する。一方、ステップS110においてユーザの操作が検出された場合(S110:Yes)、判定部604は、再びS400に示した処理を実行する。
以上、本発明の第4の実施形態について説明した。
上述したように、本実施形態の配信システム10によれば、面積S3が所定の閾値未満となるようなタイミングで、動画広告の再生を行うことができる。よって、本実施形態によれば、所定の閾値を適切なタイミングで動画を再生できるような値とすることで、適切なタイミングで動画を再生することができる。
なお、上述した第1の実施形態〜第4の実施形態における動画制御部305は、表示装置310に表示されるコンテンツの重なり具合を考慮して、動画広告を表示するか否かを制御することもできる。図19は、動画広告の表示領域102上に他のコンテンツが重なって表示された場合の一例を示す図である。例えば、図19に示すように、可視領域101内において、動画広告の表示領域102よりも上に、他のコンテンツ400が重なって表示されている場合には、動画制御部305は、動画の再生を開始しないように制御することができる。これにより、閲覧者が動画の内容を把握することがほとんどできないにも関わらず、動画を再生するような事態の発生を抑制することができる。
また、可視領域101内において、動画広告の表示領域102よりも上に、他のコンテンツ400が重なって表示されている場合であっても、動画制御部305は、動画の再生を開始することができる。これは、動画を開始することで閲覧者の注意を引き、閲覧者に動画を画面の最上位に設定させて動画を閲覧させるためである。この場合には、上述した第1の実施形態〜第4の実施形態における判定部は、表示領域102上に位置するコンテンツの数に応じて、基準点の種類を変更することができる。図20は、基準点の種類を変更する場合の処理を説明するための図である。例えば、図20(a)に示すように、表示領域102上に1つのコンテンツ400が重なっている場合には、判定部は、例えば、図8(a)に示すような基準点を用いて上述した処理を行う。一方、図20(b)に示すように、表示領域102上に2つのコンテンツ400,401が重なっている場合には、判定部は、例えば、図8(b)に示すような基準点を用いて上述した処理を行う。
また、上述した第1の実施形態〜第4の実施形態において、図21に示すように、可視領域を、画面上のポインタの移動軌跡500を囲む矩形500aとすることもできる。なお、閲覧者がマウスを操作することによりポインタが移動される。ここで、ポインタは、ユーザ端末30の画面のうち、閲覧者が頻繁にみることの多い領域を移動することが多い。そのため、ポインタの移動軌跡500を囲む矩形500aを可視領域とすることで、ユーザが頻繁に見る範囲を可視領域とすることができる。
また、上記第1の実施形態〜第4の実施形態における配信装置20は、例えば図22に示すような構成のコンピュータ80によって実現される。図22は、配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ80は、CPU(Central Processing Unit)81、RAM(Random Access Memory)82、ROM(Read Only Memory)83、HDD(Hard Disk Drive)84、通信インターフェイス(I/F)85、入出力インターフェイス(I/F)86、およびメディアインターフェイス(I/F)87を備える。
CPU81は、ROM83またはHDD84に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM83は、コンピュータ80の起動時にCPU81によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ80のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD84は、CPU81によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス85は、通信回線11を介して他の機器からデータを受信してCPU81へ送り、CPU81が生成したデータを、通信回線11を介して他の機器へ送信する。
CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU81は、生成したデータを、入出力インターフェイス86を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス87は、記録媒体58に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM82を介してCPU81に提供する。CPU81は、当該プログラムを、メディアインターフェイス87を介して記録媒体88からRAM82上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体88は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ80が第1の実施形態〜第4の実施形態における配信装置20として機能する場合、コンピュータ80のCPU81は、RAM82上にロードされたプログラムを実行することにより、コンテンツデータ格納部21および配信部22の各機能を実現する。また、HDD84には、コンテンツデータ格納部21内のデータが格納される。
コンピュータ80のCPU81は、プログラムを、記録媒体88から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信回線11を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
また、第1の実施形態〜第4の実施形態における配信装置20において、コンテンツデータ格納部21内に格納されているそれぞれのコンテンツに含まれているコンテンツ制御プログラムは、ユーザ端末30内のCPUに読み込まれることにより、ユーザ端末30に、可視領域取得部302、基準位置取得部303、判定部304及び動画制御部305の各機能を実現させる。
また、上記した各実施形態では、判定部304,504,604,704が、動画広告の表示領域が可視領域内に含まれているか否かを判定するが、本発明はこれに限られず、判定部の機能を配信装置20内に設けてもよい。
例えば、表示制御部301は、コンテンツ100内で動画広告の表示領域101の領域ID、および当該表示領域101の基準位置の情報を、通信回線11を介して配信装置20へ送信する。また、可視領域取得部302は、取得した可視領域の位置情報を、通信回線11を介して配信装置20へ送信する。
そして、配信装置20内に設けられた判定部は、可視領域の位置情報と、動画広告の表示領域101に対応付けられている基準位置とを用いて、表示領域101が可視領域に含まれているか否かを判定する。表示領域101が可視領域に含まれていると判定した場合、配信装置20内の判定部は、可視領域に含まれている表示領域101に対応する領域IDを、通信回線11を介して動画制御部305へ送る。一方、表示領域101が可視領域に含まれていないと判定した場合、配信装置20内の判定部は、通信回線11を介して、動画制御部305に動画広告の再生停止を指示する。
なお、この場合、配信装置20内には、コンテンツデータ格納部21および配信部22に加えて、判定部が設けられるが、この判定部は、配信装置20とは異なる装置内に設けられていてもよい。この場合、配信装置20は、例えば新聞社等のメディア業者によって管理され、判定部が設けられた他の装置は、広告配信業者等によって管理されてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 配信システム
11 通信回線
12 基地局
20 配信装置
21 コンテンツデータ格納部
22 配信部
30 ユーザ端末
40 広告サーバ

Claims (12)

  1. ユーザ端末に表示されるコンテンツを制御するコンテンツ制御プログラムを前記ユーザ端末に配信する配信部を備え、
    前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、
    前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域の情報を可視領域の情報として取得する可視領域取得手順と、
    前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている複数の基準位置の情報を取得する基準位置取得手順と、
    前記複数の基準位置が前記可視領域内に位置しているか否かを判定する判定手順と、
    前記複数の基準位置のうち、所定数の基準位置が前記可視領域内に位置していると判定した場合に、前記動画の再生を開始し、前記複数の基準位置のうち、いずれか一つでも前記可視領域内に位置しなくなった場合に、前記動画の再生を停止する再生開始手順と、
    を実行させることを特徴とする配信装置。
  2. 前記基準位置取得手順は、矩形である前記表示領域の対角に位置する2つの基準位置の情報を取得し、
    前記判定手順は、取得した2つの基準位置が前記可視領域内に位置しているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  3. 前記基準位置取得手順は、表示領域のうち特徴的な画像が表示される領域を囲む矩形の対角に位置する2つの基準位置の情報を取得し、
    前記判定手順は、取得した2つの基準位置が前記可視領域内に位置しているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  4. ユーザ端末に表示されるコンテンツを制御するコンテンツ制御プログラムを前記ユーザ端末に配信する配信部を備え、
    前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、
    前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域である可視領域の対角に定められている2つの第一の基準位置と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域内の中心に定められている第二の基準位置とを用い、前記各第一の基準位置と前記第二の基準位置との距離の和が所定の閾値未満であるか否かを判定する判定手順と、
    前記各第一の基準位置と前記第二の基準位置との距離の和が所定の閾値未満であると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、
    を実行させることを特徴とする配信装置。
  5. 前記判定手順は、前記第一の基準位置と前記第二の基準位置とを対角とする矩形の面積が所定の閾値未満であるか否かを判定し、
    前記再生開始手順は、前記矩形の面積が前記所定の閾値未満であると判定した場合に、前記動画の再生を開始することを特徴とする請求項4に記載の配信装置。
  6. 前記判定手順は、
    前記ブラウザプログラムによって表示される領域の中で、さらに前記ユーザ端末の画面に表示されている領域を前記可視領域として、該可視領域に対して定められている前記第一の基準位置と、前記第二の基準位置とが前記所定の関係を満たしているか否かを判定することを特徴とする請求項4または5の何れか1項に記載の配信装置。
  7. 前記再生開始手順は、さらに、前記コンテンツと他のコンテンツとが前記ユーザ端末の画面に重なって表示されている場合に、前記コンテンツの上に前記他のコンテンツが表示されているときには、前記動画の再生を開始しないことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の配信装置。
  8. 前記可視領域が、前記ユーザ端末の画面上でポインタの軌跡を囲む領域である請求項1〜7の何れか1項に記載の配信装置。
  9. コンピュータが、
    ユーザ端末に表示されるコンテンツを制御するコンテンツ制御プログラムを前記ユーザ端末に配信する工程を実行し、
    前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、
    前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域の情報を可視領域の情報として取得する可視領域取得手順と、
    前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている複数の基準位置の情報を取得する基準位置取得手順と、
    前記複数の基準位置が前記可視領域内に位置しているか否かを判定する判定手順と、
    前記複数の基準位置のうち、所定数の基準位置が前記可視領域内に位置していると判定した場合に、前記動画の再生を開始し、前記複数の基準位置のうち、いずれか一つでも前記可視領域内に位置しなくなった場合に、前記動画の再生を停止する再生開始手順と、
    を実行させることを特徴とする配信方法。
  10. コンピュータが、
    コンテンツ制御プログラムを含むコンテンツをユーザ端末に配信する工程を実行し、
    前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、
    前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域である可視領域の対角に定められている2つの第一の基準位置と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域内の中心に定められている第二の基準位置とを用い、前記各第一の基準位置と前記第二の基準位置との距離の和が所定の閾値未満であるか否かを判定する判定手順と、
    前記各第一の基準位置と前記第二の基準位置との和の距離が所定の閾値未満であると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、
    を実行させることを特徴とする配信方法。
  11. コンピュータに、
    コンテンツ制御プログラムを含むコンテンツをユーザ端末に配信する手順を実行させ、
    前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、
    前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域の情報を可視領域の情報として取得する可視領域取得手順と、
    前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている複数の基準位置の情報を取得する基準位置取得手順と、
    前記複数の基準位置が前記可視領域内に位置しているか否かを判定する判定手順と、
    前記複数の基準位置のうち、所定数の基準位置が前記可視領域内に位置していると判定した場合に、前記動画の再生を開始し、前記複数の基準位置のうち、いずれか一つでも前記可視領域内に位置しなくなった場合に、前記動画の再生を停止する再生開始手順と、
    を実行させることを特徴とする配信プログラム。
  12. コンピュータに、
    コンテンツ制御プログラムを含むコンテンツをユーザ端末に配信する手順を実行させ、
    前記コンテンツ制御プログラムは、前記ユーザ端末に、
    前記コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域である可視領域の対角に定められている2つの第一の基準位置と、前記コンテンツにおいて動画が表示される表示領域内の中心に定められている第二の基準位置とを用い、前記各第一の基準位置と前記第二の基準位置との距離の和が所定の閾値未満であるか否かを判定する判定手順と、
    前記各第一の基準位置と前記第二の基準位置との和の距離が所定の閾値未満であると判定した場合に、前記動画の再生を開始する再生開始手順と、
    を実行させることを特徴とする配信プログラム。
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