JP2007134885A - 情報処理装置及びコンテンツ再生システム - Google Patents

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貴之 鈴木
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Abstract

【課題】ある機器で途中まで再生したデジタルコンテンツの残りを他の機器で再生するための制約をより少なくする。
【解決手段】本システムは、通信網100を介して接続可能な情報処理装置10,110を含む。情報処理装置110は、途中まで再生したコンテンツの、現再生位置または再生中断位置以降のデータを情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、受信したデータを記憶装置20に格納しながら、記憶装置20からそのデータを読み出して再生する。または、情報処理装置110は、途中まで再生したコンテンツの全データと、現再生位置または再生中断位置を表す位置情報を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、受信したデータを記憶装置20に格納しながら、位置情報が表す位置以降のデータを記憶装置20から読み出して再生する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CD(compact disc)、DVD(digital versatile disk)、MD(mini disc)等の光学系メディア、Flashメモリ等の不揮発性メモリ、HDD等に格納されたデジタルコンテンツ(音楽データ、映像データ等)の再生技術に係り、特に、ある再生機器で途中まで再生・配信したデジタルコンテンツを、その続きから他の再生機器で再生するコンテンツ再生システムに関する。
MD、CD、DVD等の光学系メディアに格納されたデジタルコンテンツを、ある再生装置で途中まで再生した後、その続きを別の再生装置で自動再生可能にする技術として、特許文献1,2記載の技術が知られている。
特許文献1記載の技術によれば、ディスク再生装置は、光ディスク上のデジタルコンテンツの再生情報(再生経過時間等)を、装着された記憶素子から読み出し、この再生情報に基づき、光ディスク上のデジタルコンテンツの再生を開始する。ディスク再生装置は、デジタルコンテンツの再生中に、ユーザからの再生停止指示を受け付けると、この指示の受付時における再生情報を記憶素子上に新たに格納する。
一方、特許文献2記載の技術によれば、コンテンツ再生装置は、デジタルコンテンツの再生中に、ユーザからの再生停止指示を受け付けると、再生停止時におけるデジタルコンテンツの視聴箇所を表す視聴箇所情報を保存する。このコンテンツ再生装置は、ユーザが携帯中の遠隔再生装置からコンテンツ再生要求を受け付けると、保存した視聴箇所情報が示す視聴箇所以降に再生されるべき、デジタルコンテンツのデータを読み出し、これを遠隔再生装置に送信する。
特開2003-115186号公報 特開2003-69956号公報
ところが、特許文献1記載の技術においては、光ディスク上のデジタルコンテンツの再生情報を格納させるための記憶素子がディスク再生装置に装着されている必要がある。また、特許文献2記載の技術においては、遠隔再生装置は、デジタルコンテンツの再生中、ネットワークと接続可能な環境を必要とする。
このように、デジタルコンテンツをある機器で途中まで再生した後、その残りを他の機器で再生するためには、そのための状況が整っていることが要求される。
そこで、本発明は、デジタルコンテンツをある機器で途中まで再生した後、その残りを他の機器で再生するための制約をより少なくすることを目的とする。
本発明は、
再生装置に接続可能な情報処理装置であって、
前記デジタルコンテンツが格納された記憶手段と、
前記デジタルコンテンツの提供要求を受け付ける受付手段と、
前記提供要求を前記受付手段が受け付けた場合、前記デジタルコンテンツ内の位置を表す位置情報を前記再生装置に送信する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記デジタルコンテンツに含まれるデータを前記記憶手段から読み出し、当該データを、前記通信手段を介して前記再生装置に送信する制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
また、本発明は、
再生装置に接続可能な情報処理装置であって、
デジタルコンテンツが格納された記憶手段と、
前記デジタルコンテンツを再生する出力手段と、
前記デジタルコンテンツの提供要求を受け付ける受付手段と、
前記提供要求を前記受付手段が受け付けた場合、前記デジタルコンテンツ内の、前記出力手段による再生中の位置以降のデータ、または、前記出力手段による再生が中断された位置以降のデータを前記記憶手段から読み出し、当該データを前記再生装置に送信する制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
さらに、本発明は、
デジタルコンテンツを提供するコンテンツ提供機器に接続する通信手段と、
記憶手段と、
出力手段と、
前記コンテンツ提供機器から前記デジタルコンテンツ内のデータと当該デジタルコンテンツ内の位置を表す位置情報とを前記通信手段が受け付けた場合、当該データを前記記憶手段に格納する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記記憶手段に格納された前記データのうち、前記位置情報が表す位置以降のデータを読み出し、当該データを前記出力手段に再生させることを特徴とする情報処理装置を提供する。
本発明によれば、デジタルコンテンツをある機器で途中まで再生した後、その残りを他の機器で再生するための制約をより少なくすることができる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係る実施の一形態について説明する。
まず、本実施形態に係るコンテンツ再生システムの構成について説明する。ここでは、説明の便宜上、家庭、会社、各種施設及び遊興地等における使用を目的とした据置き型の再生機器(以下、据置型情報処理装置)と、ユーザが携帯可能な再生機器(以下、携帯情報処理装置)との間におけるコンテンツ連続再生を可能にする場合を一例に挙げる。なお、据置型情報処理装置の例としては、CDプレーヤ等のオーディオ機器、DVDプレーヤ、HDDレコーダ、パーソナルコンピュータ、テレビジョン等が挙げられ、携帯情報処理装置の例としては、CD/MDプレーヤ、シリコンプレーヤ、フラッシュメモリ、小型HDDを利用したMP3プレーヤ、PDA、携帯電話等が挙げられる。
図1に示すように、本実施の形態に係るコンテンツ再生システムは、保有するデジタルコンテンツを提供する再生機器(コンテンツ提供機器)及びデジタルコンテンツの提供を受ける再生機器(コンテンツ受信機器)となり得る少なくとも2台の情報処理装置(据置型情報処理装置10、携帯情報処理装置110)、これらの情報処理装置10,110を相互に接続する通信網100、を有している。ここで、通信網100は、据置型情報処理装置10と携帯情報処理装置110との間のデータ送受信を可能にすることができれば、どのような通信媒体を含んでいてもよい。例えば、電話回線、IPネットワーク、赤外線等の無線、ケーブル、USBコネクタ等による直接接続が含まれていてもよい。
ここで、据置型情報処理装置10は、各種情報が格納された記憶装置20、視聴者(以下、ユーザ)からの指示を受け付ける操作部50、ユーザに提供すべき情報(デジタルコンテンツ等)を出力する出力部60、各種制御処理を実行する制御装置40、通信網100を介した通信を制御する通信装置30、これらを相互に接続するバス等、を有している。
携帯情報処理装置110も、この据置型情報処理装置10と同様なハードウエア構成を有している。具体的には、記憶装置120、操作部150、出力部160、制御装置140、通信装置130、バス等、を有している。
ここで示したハードウエア構成は、あくまでも一例であり、適宜、変更が可能である。例えば、据置型情報処理装置10の出力部60及び携帯情報処理装置110の出力部160は、必ずしも表示機能を有している必要はなく、また、据置型情報処理装置10及び携帯情報処理装置110は、必ずしも操作部50,150を備えている必要はない。iVDR、USB、メモリなどの単なるストレージの場合は、操作部150がなくても、対象コンテンツを提供又は受信するのみであれば問題なく行える。例えば、HDDレコーダに格納されているコンテンツをiVDRなどに高速にコピー/ムーブを行い、そのiVDRを持って車に乗り、車内のシステム(カーナビなど)で視聴途中のコンテンツを続きから閲覧可能となる。逆に車中で視聴していたコンテンツの続きを家で楽しむことも可能になる。また、コンテンツ提供機器がコンテンツ受信機器またはそのユーザの認証を行う場合、または、コンテンツ受信機器がコンテンツ提供機器またはそのユーザの認証を行う場合には、デジタルコンテンツを利用可能な正当なユーザであることを示す認証情報を簡単に取得できるように、例えば人体の特徴情報(指紋、網膜パターン等)を読み取る認証機器が操作部等に設けられていてもよい。
これらの情報処理装置10,110のうち、コンテンツ提供機器として機能可能な情報処理装置(少なくとも一方の情報処理装置)の記憶装置には、図2に示すように、それぞれ、コンテンツ受信機器に提供可能な複数のデジタルコンテンツ230の他、各デジタルコンテンツに関するコンテンツ関連情報210、各デジタルコンテンツの視聴情報200、情報処理装置の制御等に用いられる設定情報220等が、あらかじめ格納されている。
各コンテンツ関連情報210には、デジタルコンテンツに関連する情報が含まれている。例えば、デジタルコンテンツに一意に割り当てられたコンテンツID、デジタルコンテンツの名前(コンテンツ名)、デジタルコンテンツの種類を表す種類情報、デジタルコンテンツの格納場所を表す格納場所情報、デジタルコンテンツの不正使用を防止するためにデジタルコンテンツ再生時に利用されるライセンス情報、等が含まれている。なお、デジタルコンテンツそのものがコンテンツID、コンテンツ名、格納場所情報、ライセンス情報等を持っている場合、これらの情報はコンテンツ関連情報に含まれているコンテンツID、コンテンツ名、格納場所情報、ライセンス情報等と一致する必要がある。
各視聴情報200には、デジタルコンテンツのコンテンツID、デジタルコンテンツを視聴したユーザの名称(視聴者名)、ユーザがデジタルコンテンツをどこまで視聴したかを示す位置情報(デジタルコンテンツの再生中断位置または現在再生中の位置を示す位置情報)、デジタルコンテンツの視聴回数、等が含まれている。これらの視聴情報200に含まれる位置情報は、デジタルコンテンツの再生中またはデジタルコンテンツの再生中断時に、制御部によって更新される。なお、図3等の処理に視聴回数のパラメータは不要である。しかし、視聴回数を利用するアプリケーションもあることを考慮し、視聴情報200に視聴回数を含めた。なお、視聴回数の数え方は、デジタルコンテンツへのアクセスがあれば1回とする、コンテンツを全体の所定パーセント視聴した場合に1回とする等、色々な判断基準がある。
これらの情報200〜220のうち、例えば、個人情報(視聴者名等)、ライセンス情報等のような、秘密保持の必要がある情報(必要時以外に外部に提供しないほうがよい情報、または、提供してはいけない情報)は、記憶装置の耐タンパ領域に格納されることが好ましい。
なお、コンテンツ提供機器の記憶装置には、必要に応じて、ここで挙げた情報以外の情報が格納されてもよいし、ここで挙げたいずれかの情報が省略されてもよい。例えば、デジタルコンテンツの再生にライセンス情報が不要な場合には、そのデジタルコンテンツのコンテンツ関連情報210にはライセンス情報が含まれている必要はない。また、コンテンツ提供機器が、コンテンツ受信機器またはそのユーザの認証を行う場合には、デジタルコンテンツを利用可能な正当な機器またはユーザの認証情報があらかじめ格納されていてもよい。
一方、コンテンツ受信機器として機能する情報処理装置(少なくとも一方の情報処理装置)の記憶装置にも、情報処理装置の制御等に必要な設定情報が格納されている。
このような構成において、コンテンツ受信機器は、コンテンツ提供機器で再生中または再生中断後のデジタルコンテンツ(以下、対象コンテンツ230Aと呼ぶ)を、その続きから再生する。以下、図9〜図10により、これを実現するための2通りのコンテンツ格納/再生処理の概要を説明する。ここでは、携帯型情報処理装置110がコンテンツ提供機器、据置型情報処理装置10がコンテンツ受信機器として機能する場合を例に挙げるが、もちろん、両装置10,110が、これとは逆の機能を果たしてもよい。
図9に示すように、コンテンツ受信機器10は、通信網100を介して、対象コンテンツ230A内のコンテンツデータをコンテンツ提供機器110から受け付けると、そのコンテンツデータを記憶装置20内のコンテンツ格納領域230Bにライトし始める。こうして、コンテンツデータが、例えば所定量ずつ、ユーザが使用中のコンテンツ受信機器10の記憶装置20に格納されてゆく。そして、コンテンツデータ格納中、コンテンツ受信機器10は、コンテンツ提供機器110で再生中であった位置または再生中断された位置(後述の再生位置情報が示す位置)に対応する位置以降のコンテンツデータを記憶装置20のコンテンツ格納領域230Bからリードし、それを再生する。これにより、コンテンツ提供機器110で途中まで再生された対象コンテンツ230Aが、その続きからコンテンツ受信機器10で再生される。
または、図10に示すように、コンテンツ提供機器110は、コンテンツデータをコピー/ムーブ用データとして記憶装置120から高速に読み出し、このコピー/ムーブ用データをコンテンツ受信機器10に送信する一方で、再生中の位置または再生中断した位置以降のコンテンツデータを視聴用データとして記憶装置120から読み出し、この視聴用データをコンテンツ受信機器10に送信する。コンテンツ受信機器10は、受け付けたコピー/ムーブ用データを高速で記憶装置20のコンテンツ格納領域230Bにライトし始める一方で、受け付けた視聴用データの再生を開始する。これによっても、コンテンツ提供機器で途中まで再生された対象コンテンツ230Aが、その続きからコンテンツ受信機器で再生可能である。
なお、コンテンツ受信機器10の記憶装置20に対象コンテンツの末尾までライトが完了したときに、コンテンツ受信機器10とコンテンツ提供機器110との間に、通信網100による接続が確立されているのであれば、コンテンツ受信機器10は、受信した視聴用データの再生をそのまま続けてもよい。または、視聴用データの受信を終了し、記憶装置20内のコピー/ムーブ用データを再生し始めてもよい。
図9及び図10のいずれの対象コンテンツ格納/再生処理においても、コンテンツ受信機器10の記憶装置20に格納されるコンテンツデータは、対象コンテンツ230Aの先頭以降の全データであってもよいし、対象コンテンツ230A内の、コンテンツ受信機器10で再生されるコンテンツデータ(後述の再生位置情報が示す位置以降のコンテンツデータ)だけであってもよい。
例えば、対象コンテンツ230A内のコンテンツデータがその先頭から所定量ずつコンテンツ受信機器10にコピー/ムーブされる場合には、図13(横軸:時間軸)に示すように、コンテンツ提供機器110からの所定量のコンテンツデータがコンテンツ受信機器10の記憶装置20にライトされ、ライト済みコンテンツデータ3110の末尾3120が、コンテンツ提供機器110から次に送られてくる所定量のコンテンツデータのライト開始位置(以下、コピー開始位置と呼ぶ)となる。つまり、対象コンテンツ230Aの先頭位置から、コピー開始位置3120に対応する位置3030までのデータ量3020が、コンテンツ提供機器110からコンテンツ受信機器10へのコンテンツ移動量に相当する。
そして、コンテンツ要求機器10は、コピー開始位置3120が、コンテンツ提供装置110で視聴済みのコンテンツデータ3040の末尾3010(すなわち、コンテンツ提供機器110で再生中の位置または再生中断位置:具体的には、後述の再生位置情報が示す位置)に対応する位置3130を越えたときに、この位置3130を再生開始位置としてコンテンツデータの再生を開始すればよい。
このようにすれば、コンテンツ提供機器110とコンテンツ受信機器10との間の接続が例えば一時的に絶たれたとしても、コンテンツ受信機器10における、対象コンテンツ230Aの再生が絶たれる可能性が小さくなる。このため、対象コンテンツ230Aの再生状態の、通信網100に対する依存度を小さくすることができる。例えば、図13のようなコピー/ムーブ方法を、図9により説明した対象コンテンツ格納/再生処理に適用すれば、コンテンツ提供機器110で対象コンテンツ230Aを途中まで視聴したユーザは、その続きをコンテンツ受信機器10でより確実に視聴することができる。
ただし、コンテンツ受信機器10では、コンテンツ提供機器110で視聴済みのコンテンツデータ3040の末尾3010に対応する位置3130をコピー開始位置3120が越えるまで、対象コンテンツ230Aの再生が開始されない。そこで、コンテンツ受信機器10の制御部40が、コンテンツ提供機器110から視聴済みコンテンツデータ3040のサイズを取得して、このサイズ情報に基づき再生開始までの所要時間を算出し、その算出結果を出力部60から出力するようにしてもよい。また、コンテンツ受信機器10で対象コンテンツの再生が開始されるまで、コンテンツ提供機器110で対象コンテンツを視聴し続けるよう、ユーザに促すことによって、コンテンツ受信機器10の再生開始タイミングとコンテンツ提供端末110の再生終了タイミングとの同期を取るようにしてもよい。
一方、対象コンテンツ230Aのうち、未視聴コンテンツデータのみが所定量ずつコンテンツ受信機器10にコピー/ムーブされる場合も、図14(横軸:時間軸)に示すように、コンテンツ提供機器110からの所定量のコンテンツデータがコンテンツ受信機器10の記憶装置20にライトされ、ライト済みコンテンツデータ3110の末尾3120が、コンテンツ提供機器110から次に送られてくる所定量のコンテンツデータのライト開始位置(コピー開始位置)となる。ただし、この場合には、対象コンテンツ230Aがその先頭からコピー/ムーブされる前述の場合と異なり、コンテンツ提供機器110で視聴済みのコンテンツデータ3040はコピー/ムーブ対象とならず、コンテンツ提供機器110で再生中または再生中断された位置3010以降の未視聴コンテンツデータ3050だけが、即座に、コンテンツ受信機器10の記憶装置20にコピー/ムーブされる。
ここで、例えば、コンテンツ受信機器10の再生スピードよりも速い速度で、コンテンツ提供機器110からコンテンツ受信機器10の記憶装置20にコンテンツデータがコピー/ムーブされる場合、コンテンツ受信機器10が、コンテンツデータのコピー/ムーブ中に再生開始位置3130からデータ再生を開始したとしても、次のコンテンツデータのコピー開始位置3120は、常に、現在の再生位置よりも時間的に後で再生されるべき位置(図14の時間軸上、再生位置3130よりもコンテンツ終了位置側の位置)となる。このため、コンテンツ受信機器10では、対象コンテンツ230Aのコピー/ムーブの開始とほぼ同時に対象コンテンツ230Aの続きを再生可能となる。
ただし、コンテンツ受信機器10の記憶装置20に格納されているコンテンツデータには、コンテンツ提供機器110で視聴済みのコンテンツデータ3040が含まれていないため、図14のようなコピー/ムーブ方法を採用したときには、ユーザが、コンテンツ受信機器10で対象コンテンツ230Aをその先頭から再度視聴することは困難である。
図14のコピー/ムーブ方法の場合、コンテンツ受信機器は、受信したコンテンツデータの最初(図14の再生開始位置3130)から再生すればよいことになる。しかし、全コンテンツサイズのうち、どこまでを再生したのかという情報を取得するため、まずコンテンツを最後までコピー/ムーブした後で、コンテンツの最初から再生位置までの部分をコピー/ムーブして受信側が持つコンテンツを提供側持つコンテンツと全く同じにする場合は、再生位置情報が必要となる。
なお、これらのコピー/ムーブ方法の使い分けは、例えば、コンテンツ受信機器10の設定情報またはコンテンツ提供機器110の設定情報220に記述されていてもよいし、ユーザがコンテンツ受信機器10またはコンテンツ提供機器110で選択するようにしてもよい。また、対象コンテンツ230Aの後に連続して再生されるべきデジタルコンテンツがある場合には、それらのコピー/ムーブの方法も、コンテンツ受信機器10の設定情報またはコンテンツ提供機器110の設定情報220内に記述されていてもよいし、ユーザの操作にしたがって選択されるようにしてもよい。
つぎに、本実施の形態に係る対象コンテンツ格納/再生処理の詳細な説明に先立ち、据置型情報処理装置10と携帯情報処理装置110との間でやり取りされる情報について説明しておく。
(1)要求メッセージ
例えば、携帯情報処理装置110が据置型情報処理装置10にデジタルコンテンツの提供を要求する場合には、携帯情報処理装置110から据置型情報処理装置10に要求メッセージが送られる。その逆の場合には、据置型情報処理装置10から携帯情報処理装置110に要求メッセージが送られる。
図6に示すように、この要求メッセージ1400には、メッセージ送信元機器に一意に割り当てられた機器情報(例えばIPアドレス)1410、メッセージ送信元機器の要求内容(例えば、サービス提供要求等)を示す要求内容情報1420、メッセージ送信元機器またはそのユーザの正当性の確認に用いられる認証情報1430、通信時エラーの検出及び回復に用いられるエラーチェックコード(例えば、データ伝送中に発生するビット誤りの検出に用いられるCRC情報)1440、等が含まれている。
ここで挙げた情報は、一例であり、必要に応じて、さらに他の情報が要求メッセージ1400に追加されてもよいし、いずれかの情報が要求メッセージ1400から省略されてもよい。
例えば、複数の情報処理装置が、ネットワークを介して相互に接続されている場合には、各情報処理装置が受信メッセージの送信元を一意に識別することができるように、要求メッセージに機器情報1410が含まれている必要があるが、受信メッセージの送信元が一意に定まる場合(2台の情報処理装置が直接接続されている場合、赤外線等の近距離無線通信を利用する場合等)には、要求メッセージ1400に機器情報1410が含まれている必要はない。
また、メッセージ送信元機器またはユーザの正当性をメッセージ受信機器が確認する必要がある場合(例えば、コンテンツ提供機器がデジタルコンテンツ等をユーザごとに管理している場合、デジタルコンテンツの視聴にライセンス情報が必要となる場合、接続が認められた機器であることが確認される場合)には、メッセージ送信元機器の認証情報1430が要求メッセージ1400に含まれる必要があるが、それ以外の場合には、必ずしも、メッセージ送信元機器の認証情報1430が要求メッセージ1400に含まれている必要はない。
(2)通信メッセージ
コンテンツ受信機器からコンテンツ提供機器に要求メッセージ1400が送信されると、その後、コンテンツ提供機器とコンテンツ受信機器との間では通信メッセージ1500が交換される。図7に示すように、この通信メッセージ1500には、メッセージ送信元機器からの送信データ(例えば、コンテンツ情報提供要求、コンテンツ提供要求、応答等)が格納される送信内容情報1510、要求メッセージ1400内のエラーチェックコード1440と同様な用途で用いられるエラーチェックコード1520、が含まれる。
(3)コンテンツ情報
コンテンツ提供機器からコンテンツ受信機器には、対象コンテンツ230Aの提供に先立ち、対象コンテンツ230Aに関する情報(コンテンツ情報)1600が送信される。図8に示すように、このコンテンツ情報1600には、対象コンテンツのコンテンツID1610、対象コンテンツの名称(コンテンツ名)1620、コンテンツ提供機器の記憶装置内における対象コンテンツの位置を特定する格納場所情報(例えば、Windows(登録商標)のフォルダ名、Linux(登録商標)/UNIX(登録商標)系のファイルシステムにおけるディレクトリ名等)1630、対象コンテンツの種類(例えば、音楽データ及び動画データの別、フォーマット名)を表す種類情報1640、対象コンテンツの容量(サイズ)を表すサイズ情報1650、対象コンテンツの再生開始位置を示す1以上の再生位置情報1660、対象コンテンツに対するアクセスの正当性を証明するための情報及び提供された対象コンテンツのアクセス権の設定情報を含む認証情報1670、コピー先またはムーブ先における対象コンテンツの不正利用を防ぐために利用されるライセンス情報1680、要求メッセージ1400内のエラーチェックコード1440と同様な用途で用いられるエラーチェックコード1690、等が含まれる。
上述したように、サイズ情報は、コンテンツの容量であり、通信にかかる時刻や情報処理装置10の情報記憶装置20に格納可能か否かを判定するために利用される。サイズ情報を利用することにより、例えば、図4のS1040でコンテンツ情報を確認する際に、出力部を介して利用者にどの程度の転送時間がかかるかを提示できる。その他、コンテンツ転送中の際に「全体の○○%転送中」などという表示が可能である。また、コンテンツの転送前に、受信元の格納領域と、コンテンツのサイズ情報とから、コンテンツを格納可能か否かを判断できる。サイズ情報は、デジタルコンテンツそのものを表示する1つの情報でもある。
再生位置情報1660は、視聴情報200内の位置情報に対応する情報であり、コンテンツ受信機器は、コンテンツ提供機器から提供された対象コンテンツの再生開始位置を、この再生位置情報1660に基づき取得する。
なお、これらの情報は、一例であり、必要に応じて、さらに他の情報(例えば、より詳細な情報)がコンテンツ情報1600に追加されてもよいし、いずれかの情報がコンテンツ情報1600から省略されてもよい。
つぎに、図3〜図5により、ユーザが、携帯情報処理装置110で途中まで視聴したデジタルコンテンツの続きを据置型情報処理装置10で視聴しようとする場合に実行される処理について説明する。ここでは、携帯情報処理装置110がコンテンツ提供機器、据置型情報処理装置10がコンテンツ受信機器として機能する場合を例に挙げるが、もちろん、携帯情報処理装置110及び据置型情報処理装置10が、この例とは逆の役割を果たすこともある。なお、以下において、コンテンツ受信機器10とコンテンツ提供機器110との間の通信は暗号化通信であってもよい(図11及び図12の処理においても同様)。
図3に示すように、コンテンツ提供機器110で途中まで視聴したデジタルコンテンツの続きをコンテンツ受信機器10で視聴しようとする場合、ユーザは、以下のように、コンテンツ受信機器10にコンテンツ取得要求を与える(S999)。
例えば、コンテンツ提供機器110で視聴中のデジタルコンテンツの続きをコンテンツ受信機器10で視聴しようとする場合、ユーザは、コンテンツ提供機器110の指定を含むコンテンツ取得指示を入力する。
一方、コンテンツ提供機器110で視聴を中断したデジタルコンテンツの続きをコンテンツ受信機器10で視聴しようとする場合には、ユーザは、コンテンツ提供機器の指定及びデジタルコンテンツ名の指定を含むコンテンツ取得指示を入力する。ここで、コンテンツ受信機器10が、通信網100を介してコンテンツ提供機器110との間に接続を確立可能な環境にある場合には、コンテンツ提供機器110上のデジタルコンテンツの指定を簡便にするために、例えば、通信部30が、コンテンツ提供機器110から保有デジタルコンテンツ名一覧を取得し、出力部60が、このデジタルコンテンツ名一覧のなかからいずれかのデジタルコンテンツ名の選択を受け付けるユーザインタフェースを表示するようにしてもよい。
このように、ユーザからのコンテンツ取得指示を操作部50が受け付けると、制御部40が、指定されたコンテンツ提供機器110宛の要求メッセージ1400を生成し、この要求メッセージの送信を通信部30に指示する。これにより、コンテンツ提供機器110宛に要求メッセージが送信される(S1000)。
この要求メッセージ1400には、コンテンツ受信機器10のIPアドレス等の機器情報1410、サービス提供要求を含む要求内容情報1420、コンテンツ受信機器10の認証情報1430、エラーチェックコード1440、が含まれている。再生中断後のデジタルコンテンツを対象コンテンツとしてユーザが指定した場合、サービス提供要求には、その対象コンテンツのコンテンツ名が含まれる。コンテンツ名が衝突する可能性がある場合は(利用者が名前を付け替えた場合やスポーツなどでは、コンテンツ名が同じ名前になる可能性が高い)、全てのデジタルコンテンツを一意に特定するコンテンツIDを利用するとよい。
なお、ここでは、コンテンツ提供機器110がデジタルコンテンツ等をユーザごとに管理している場合、デジタルコンテンツの視聴にライセンス情報が必要となる場合、または、コンテンツ提供機器110がコンテンツ受信機器10の認証を行う場合を想定しているため、要求メッセージ1400には、コンテンツ受信機器10の認証情報1430を含めている。
その後、コンテンツ受信機器10は、この要求メッセージ1400に対する応答メッセージ(通信メッセージ1500)の受信待機状態となる(S1009)。なお、コンテンツ提供機器110は、この要求メッセージ1400を受信すると、コンテンツ受信機器10が受信待機状態(S1009)にある間に、要求メッセージ1400に対する応答メッセージ(通信メッセージ1500)の返信処理等を実行するが、その処理(S1100〜S1130)については後述する。
ここで、所定の時間を経過しても、コンテンツ提供機器110からの応答1500を通信部30が受信しなければ、制御部40は、要求メッセージ1400の送信失敗をユーザに認識させるべく、その旨を表す情報を出力部60に出力させてから処理を終了する。なお、所定の時間を経過しても応答1500が受信されなければ、通信部30が、あらかじめ定められた回数、要求メッセージ1400の再送を試み、それでも応答メッセージ1500が受信されないときには、制御部40が、通信網100または互いの機器に問題が発生したと認識して、処理を終了するようにしてもよい。
一方、コンテンツ提供装置110からの応答メッセージ1500を所定の時間内に通信部30が受信すれば、制御部40は、その応答メッセージ1500の内容に応じた処理を実行する(S1010)。例えば、応答メッセージ1500の送信内容情報1510が通信拒絶を表している場合には、制御部40は、対象コンテンツの転送が認められていない旨をユーザに知らせるべく、その旨を表す情報を出力部60に出力させてから処理を終了する。また、応答メッセージ1500の送信内容情報1510が受信失敗を表している場合には、通信部30が、あらかじめ定められた回数、要求メッセージ1400の再送を試み、それでも、が対象コンテンツ提供可能であることを表す応答メッセージが受信されなければ、制御部40が、その旨を表す情報を出力部60に出力させてから処理を終了する。なお、設定次第では再送せずに終了する。また、応答メッセージ1500の送信内容情報1510が対象コンテンツ提供可能であることを表している場合には、制御部40は、図4に示す処理を実行する。
ここで、上述したように、コンテンツ受信機器10が受信待機状態にある間(S1009)に、コンテンツ提供機器110が実行する処理について説明する。
コンテンツ受信機器10からの要求メッセージ1400を通信部130が受信すると、制御部140が、この要求メッセージ1400内のエラーチェックコード1440に基づき通信エラーの有無を検出する。
その結果、通信エラーが検出されれば、制御部140は、エラーチェックコード1440を利用して通信エラーの回復処理を行う(S1100)。これによっても通信エラーが回復されなければ、制御部140は、要求メッセージ1400の受信失敗を表す送信内容情報1510を含む通信メッセージ1500を生成し、この通信メッセージ1500の返信を通信部130に指示してから処理を終了する(S1130)。これにより、コンテンツ受信機器10には、受信失敗を表す通信メッセージ1500が、要求メッセージ1400に対する上述の応答メッセージ(S1009で、コンテンツ受信機器10が受信すべき応答メッセージ)として送信される。
また、通信エラーが検出されなかった場合、及び、通信エラーが回復された場合のいずれかの場合(すなわち、コンテンツ受信機器10からの要求メッセージを誤りなく取得できた場合)には、制御部140は、この要求メッセージ1400から認証情報1430を読み出し、この認証情報1430を用いて認証処理を実行する(S1110)。これにより、メッセージ送信元機器(またはそのユーザ)の正当性を確認する。
また、コンテンツ要求元10への返信情報の確認、つまり、「ムーブ」、「コピー」、「配信」等の指定された条件を確認する。ライセンスの確認前に、要求を受けた機器がこれらの動作を行うことが可能か否かを確認するためである。命令だけを受けて、実際に動作できないような機器の場合、このような確認が必要である。
このとき、認証が失敗すれば、制御部140は、接続拒絶を表す送信内容情報1510を含む通信メッセージ1500を生成し、この通信メッセージ1500の返信を通信部130に指示してから処理を終了する(S1130)。これにより、コンテンツ受信機器10には、接続拒絶を表す通信メッセージ1500が、要求メッセージ1400に対する上述の応答メッセージ(S1009で、コンテンツ受信機器10が受信すべき応答メッセージ1500)として送信される。
一方、認証に成功すれば、制御部140は、要求メッセージ1400から要求内容情報1420を読み出し、この要求内容情報1420に含まれるサービス提供要求に応じて、以下の処理を実行する。すなわち、制御部140は、サービス提供要求にコンテンツ名の指定が含まれていなければ、現在再生中のデジタルコンテンツのコンテンツIDを含むコンテンツ関連情報210、及び、現在再生中のデジタルコンテンツのコンテンツIDと認証情報内のユーザ名とを含む視聴情報200を記憶装置120から読み出し、コンテンツ情報提供要求にコンテンツ名の指定が含まれていれば、そのコンテンツ名を含むコンテンツ関連情報210、及び、このコンテンツ関連情報210内のコンテンツIDに合致するコンテンツIDと認証情報内のユーザ名とを含む視聴情報200を記憶装置120から読み出す(S1120)。
このとき、コンテンツ関連情報210及び視聴情報200を記憶装置120から読み出すことができなければ、制御部140は、対象コンテンツが提供不可能である旨を表す送信内容情報1510を含む通信メッセージ1500を生成し、この通信メッセージ1500の返信を通信部130に指示してから処理を終了する(S1130)。これにより、コンテンツ受信機器10には、コンテンツ提供不可能を表す通信メッセージ1500が、要求メッセージ1400に対応する上述の応答メッセージ(S1009で、コンテンツ受信機器が受信すべき応答メッセージ1500)として返信される。
また、コンテンツ関連情報210及び視聴情報200を記憶装置120から読み出すことができれば、制御部140は、対象コンテンツがコピー可能か否かも判断する。商用デジタルコンテンツのなかには、違法複製対策等のためにコピーが認められていないものもあるからである。例えば、判断の結果、対象コンテンツがコピー不可であれば、制御部140は、現在の再生位置または再生中断位置以降のコンテンツデータを、コンテンツ受信機器10へムーブすべきデータであると判断する。なお、ライセンス情報により、コピーにするか、ムーブにするか(または配信するか)という判断を下す。ライセンス情報は、コンテンツ関連情報210内に必ずあるというわけではない。勿論、対応が取れる限り、ライセンス情報をコンテンツ関連情報210内に格納し、コンテンツを別の場所に格納してもよい。ライセンス情報をコンテンツと一緒に格納するだけでなく、コンテンツ関連情報に持たせてもよい。
その後、制御部140は、対象コンテンツのコンテンツID、対象コンテンツが提供可能である旨の情報、及び、その他の判断結果(提供対象がコピー対象かムーブ対象か)を含む送信内容情報1510を含む通信メッセージ1500を生成し、この通信メッセージ1500の返信を通信部130に指示する(S1130)。これにより、コンテンツ受信機器10には、対象コンテンツ提供可能を表す通信メッセージ1500が、要求メッセージ1400に対応する上述の応答メッセージ(S1009で、コンテンツ受信機器が受信すべき応答メッセージ1500)として返信される。その後、コンテンツ提供機器110は、コンテンツ受信機器10からの通信メッセージの受信待機状態(図4のS1139)となる。
さて、前述したように、S1009において、コンテンツ提供機器10が受信した通信メッセージ1500の送信内容情報1510が対象コンテンツ提供可能であることを表していれば、さらに、図4に示す以下の処理が実行される。
まず、コンテンツ受信機器10において、制御部40は、コンテンツ情報提供要求が送信内容情報1510に格納された通信メッセージ1500を生成し、この通信メッセージの送信を通信部30に指示する(S1020)。ここで送信内容情報1510に格納されるコンテンツ情報提供要求には、コンテンツ提供機器110からの通信メッセージ1500から取り出された、対象コンテンツのコンテンツIDが含まれる。
その後、コンテンツ受信機器10は、この通信メッセージ1500に対する応答メッセージ(この通信メッセージ1500の受信失敗を表す通信メッセージ、または、コンテンツ情報を含む通信メッセージ)の受信待機状態となる(S1021)。
受信待機状態(S1139)のコンテンツ提供装置110において、この通信メッセージ1500を通信部130が受信すると、制御部140が、この通信メッセージ1500内のエラーチェックコード1520に基づき通信エラーの有無を検出する(S1140)。
その結果、通信エラーが検出されれば、制御部140は、エラーチェックコード1520を利用して通信エラーの回復処理を行う。これによっても通信エラーが回復されなければ、制御部140は、通信メッセージ1500の受信失敗を表す送信内容情報1510を含む通信メッセージ1500を生成し、この通信メッセージ1500の返信を通信部130に指示する。その後、コンテンツ提供機器110は、再び、通信メッセージの受信待機状態(S1139)となる。これにより、コンテンツ受信機器10には、通信メッセージ1500の受信失敗を表す通信メッセージ(S1021において、受信待機中のコンテンツ受信機器10が受信すべき応答メッセージ)1500が送信される。
通信エラーが検出されなかった場合、及び、通信エラーが回復された場合のいずれかの場合、すなわち、コンテンツ受信機器10からの通信メッセージ1500を誤りなく取得できた場合には、制御部140は、通信メッセージ1500から送信内容情報1510を読み出し、この送信内容情報1510に含まれるコンテンツ情報提供要求に応じた処理を実行する(S1150)。具体的には、コンテンツ情報提供要求内のコンテンツIDに合致するコンテンツIDを含むコンテンツ関連情報210及び視聴情報200からコンテンツ情報1600(図8参照)を生成し、このコンテンツ情報1600を返信する(S1150)。サイズ情報はコンテンツ関連情報210に格納されている。格納されていない場合は、デジタルコンテンツ230があるので、コンテンツ情報1600を生成することができる。その後、コンテンツ提供機器110は、コンテンツ受信機器10からの通信メッセージの受信待機状態になる(S1151)。
なお、本実施の形態においては、コンテンツ提供機器110が、要求メッセージ1400の受信後に別途受信した、対象コンテンツのコンテンツIDを含む通信メッセージ1500に対する応答としてコンテンツ情報を返信しているが、必ずしも、このようにする必要はない。例えば、コンテンツ提供機器110で再生中のデジタルコンテンツが対象コンテンツであるときには、コンテンツ提供機器110は、コンテンツ受信機器10から対象コンテンツの指定を受け付けなくても、どのデジタルコンテンツが対象コンテンツであるかを一意に識別可能である。このような場合には、コンテンツ提供機器110が、S1100で受信した要求メッセージ1400に応じてコンテンツ情報を返信するようにしてもよい。これにより、処理の簡略化が図られる。
さて、受信待機中(S1021)のコンテンツ受信機器10では、コンテンツ提供機器110からの応答を通信部30が受け付けると、制御部40が、その応答の内容に応じて以下の処理を実行する。
通信メッセージの受信失敗を表す通信メッセージを応答として通信部30が受信した場合には、制御部40は、再度、上述のコンテンツ情報提供要求を含む通信メッセージの再送を通信部30に指示する(S1020)。このようにして、あらかじめ定めた回数、通信メッセージの再送を繰り返しても、コンテンツ情報を受信できなければ、制御部40は、その旨を表す情報を出力部60に出力させてから処理を終了する。
コンテンツ情報1600を応答として通信部30が受信した場合には、制御部40が、このコンテンツ情報1600内のエラーチェックコード1690に基づき通信エラーの有無を検出する(S1030)。
その結果、通信エラーが検出されれば、制御部40は、エラーチェックコード1690を利用して通信エラーの回復処理を行う。これによっても通信エラーが回復されなければ(コンテンツ情報を誤りなく受信できなければ)、制御部40は、再度、上述のコンテンツ情報提供要求を含む通信メッセージの再送を通信部30に指示する(S1020)。このようにして、あらかじめ定めた回数、通信メッセージの再送を繰り返しても、コンテンツ情報を誤り受信できなければ、制御部40は、その旨を表す情報を出力部60に出力させてから処理を終了する。これにより、ユーザは、コンテンツ情報の受信失敗を認識することができる。
一方、通信エラーが検出されなかった場合、及び、通信エラーが回復された場合のいずれかの場合、すなわち、コンテンツ情報1600を誤りなく受信できた場合には、制御部40は、そのコンテンツ情報1600に対応するデジタルコンテンツ(対象コンテンツ230A)が記憶装置20に格納済みであるか否かをチェックする(S1040)。例えば、コンテンツ情報内のコンテンツIDに対応するデジタルコンテンツ230が記憶装置20に格納されているか否かをチェックする。
ここで、対象コンテンツ230Aが記憶装置20に格納されていれば、制御部40は、その対象コンテンツ230Aの再生を出力部60に指示する。例えば、制御部40は、再生位置情報1660、種類情報1640及びライセンス情報1680をコンテンツ情報1600から読み出し、ライセンス情報1680が示す使用条件等にしたがって、種類情報1640が示す種類のデジタルコンテンツを、再生位置情報1660が示す位置から再生するよう、出力部60に指示する。これにより、出力部60は、種類情報1640が示す種類に応じた視聴準備を行った後、対象コンテンツ230Aを途中から再生する(図5のS1070)。
その反対に、対象コンテンツ230Aが記憶装置20に格納されていなければ、制御部40は、コンテンツ情報1600の再生位置情報1660に基づき対象コンテンツ230Aが記憶装置20に格納可能か否かをチェックする。対象コンテンツ230Aが格納可能であれば、制御部40は、コンテンツ提供機器110宛の通信メッセージ1500の送信を通信部30に指示する(S1050)。このとき送信される通信メッセージ1500の送信内容情報1510には、対象コンテンツのコンテンツID、及び、コピー指示またはムーブ指示(S1009で受信した通信メッセージの送信内容情報1510内の判断結果がコピー対象であることを示していれば高速コピー指示、ムーブ対象であることを示していればムーブ指示)が含まれる。その後、コンテンツ受信機器10は、コンテンツ受信待機状態(図5のS1051)になる。なお、この状態において、所定の時間を経過しても対象コンテンツを受信しなければ、制御部40は、通信エラーが発生したと判断して、処理を終了する。
さて、受信待機(S1151)中のコンテンツ提供機器110において、この通信メッセージを通信部130が受信すると、制御部140が、通信エラーの有無の検出処理を実行する(S1160)。
その結果、通信エラーが検出されれば、制御部140は、上述の場合と同様、通信エラーの修正処理を実行する。これによっても通信エラーが回復できなければ、制御部140は、図5に示すように、コンテンツ受信失敗を表す送信内容情報を含む通信メッセージ1500を生成し、この通信メッセージ1500の返信を通信部130に指示する(S1170)。その後、コンテンツ提供機器110は、再度、コンテンツ受信機器10からの、対象コンテンツを要求する上述の通信メッセージの受信を待機する(図4のS1151)。
一方、通信エラーが検出されなかった場合、及び、通信エラーが回復された場合のいずれかの場合(通信メッセージ1500を誤りなく受信できた場合)には、制御部40は、この通信メッセージ1500からコンテンツID及び指示(コピーまたはムーブ)を読み出し、コンテンツIDに対応する対象コンテンツ230Aのコンテンツデータを記憶装置120から読み出す。なお、ここで読み出されるコンテンツデータの起点は、図13及び図14のいずれに示したコピー/ムーブ方法を採用するかによって異なる。なお、図13、図14の両方法とも、コピーでもムーブでも利用可能である。図14のように再生位置からコピー/ムーブを開始しても、コンテンツの最後までコピー/ムーブをした後に、残りの部分をコピー/ムーブすることも可能である。この場合、開始位置は異なるが、対象となったコンテンツの全データを受信者に提供することが可能である。
そして、制御部140は、指示(コピーまたはムーブ)に応じて対象コンテンツ230Aを処理する。具体的には、指示が「コピー」である場合には、図9及び図10に示したコンテンツ再生/格納処理のうちのいずれかと同様な処理によりコンテンツデータを返信し、指示が「ムーブ」である場合には、図9及び図10に示したコンテンツ再生/格納処理のうちのいずれかと同様な処理によりコンテンツデータを返信するとともに、記憶装置120から送信済みコンテンツデータを削除する(S1180)。
受信待機(S1051)中のコンテンツ受信機器10において、このコンテンツデータを通信部30が受信すると、制御部40が、その内容をチェックする(S1060)。
その結果、制御部40は、受信したコンテンツデータに誤り等がある場合には、再度、対象コンテンツを要求する通信メッセージ1500の返信を通信部30に指示する(図4のS1050)。
一方、コンテンツデータを誤り等なく受信し始めると、制御部40は、図9及び図10に示したコンテンツ再生/格納処理のうちのいずれかの処理にしたがって、コンテンツデータを記憶装置20に高速で格納(コピーまたはムーブ)するとともに(S1080)、コンテンツデータの再生を出力部60に指示する(S1070)。これにより、コンテンツ提供機器110で再生途中であった対象コンテンツ230Aの残りが、コンテンツ受信機器10において再生される。
このような処理によれば、ユーザは、デジタルコンテンツをある再生機器で途中まで視聴した後、その残りを別の再生機器で視聴することができる。例えば、ユーザは、家庭内等の据置型情報処理装置を操作することによって、携帯電話等のモバイルプレーヤで途中まで視聴済みデジタルコンテンツの続きを、その据置型情報処理装置で視聴することができる。その反対に、携帯中の携帯電話等のモバイルプレーヤを操作することによって、据置型情報処理装置で途中まで視聴済みデジタルコンテンツの続きを、そのモバイルプレーヤで視聴することもできる。
また、ユーザは、このような視聴を可能とするために、コンテンツ提供機器及びコンテンツ受信機器のいずれにも特別な記憶素子を装着する必要がない。また、コンテンツ受信機器は、コンテンツ提供機器から対象コンテンツのデータがコピーまたはムーブされるとき以外には、ネットワーク等の通信網100にf接続可能な環境におかれている必要がない。このため、対象コンテンツを途中から他の機器で再生するための制約が少ないため、ユーザは、特別な意識をせずに、途中まで視聴したコンテンツを、引き続き、他の再生機器で視聴することができる。例えば、上述のコンテンツ取得指示を受け付けるボタンがコンテンツ受信機器に設けられている場合には、ユーザは、コンテンツが他の機器に格納されていること等を意識せずに、このボタンを押下するだけで、コンテンツ受信機器でコンテンツを連続的に視聴することができる。
ところで、以上においては、コンテンツ受信機器側からコンテンツ提供機器にデジタルコンテンツの提供を要求しているが、コンテンツ提供機器側からコンテンツ受信機器にデジタルコンテンツの受信を要求するようにしてもよい。
例えば、ユーザが、モバイルプレーヤ等の携帯情報処理装置で視聴中であったデジタルコンテンツを、家庭内等の据置型情報処理装置で引き続き視聴したいと考える場合がある。このような場合、ユーザは、携帯情報処理装置を操作することによって、視聴途中のデジタルコンテンツを据置型情報処理装置に転送し、引き続き据置型情報処理装置で視聴することができる。
以下、図11及び図12により、このようにする場合について説明する。なお、この場合においても、コンテンツ再生システムのハードウエア構成は、上述の場合と同様であるため、図1に示した符号を引用するが、ここでは、コンテンツ提供元となる携帯情報処理装置110をコンテンツ提供機器、コンテンツ送信先となる据置型情報処理装置10をコンテンツ受信機器と呼ぶ。
コンテンツ提供機器110で途中まで視聴したデジタルコンテンツの続きをコンテンツ受信機器10で視聴しようとする場合、ユーザは、以下のように、コンテンツ提供機器110にコンテンツ提供要求を与える。
コンテンツ提供機器110で視聴中のデジタルコンテンツの続きをコンテンツ受信機器10で視聴しようとする場合には、ユーザは、コンテンツ受信機器10の指定を含むコンテンツ提供指示を、コンテンツ提供機器110の操作部150に与える。
一方、コンテンツ提供機器110で視聴を中断したデジタルコンテンツの続きをコンテンツ受信機器10で視聴しようとする場合には、ユーザは、コンテンツ受信機器10の指定及びコンテンツ名の指定を含むコンテンツ提供指示を、コンテンツ提供機器110の操作部150に入力する。
このように、ユーザからのコンテンツ提供指示を操作部150が受け付けると、制御部140が、現在再生中のデジタルコンテンツまたはユーザ指定のデジタルコンテンツ(対象コンテンツ)のライセンス情報を記憶装置120から読み出し、その内容に基づき対象コンテンツをコピーまたはムーブ可能か否かを確認する(S2000)。
その結果、対象コンテンツがコピー/ムーブ不可能であれば、制御部140は、ユーザに通知すべく、その旨を表す情報を出力部160に出力させてから処理を終了する。
一方、対象コンテンツがコピー/ムーブ可能であれば、制御部140は、指定されたコンテンツ受信機器10宛の要求メッセージ1400を生成し、その送信を通信部130に指示する。これにより、コンテンツ受信機器10宛に要求メッセージ1400が送信される(S2010)。この要求メッセージ1400の要求内容情報1420には、対象コンテンツのコンテンツIDを含むサービス提供要求が含まれる。
その後、コンテンツ提供機器110は、この要求メッセージに対する応答待ち状態となる(S2011)。なお、コンテンツ受信機器10は、この要求メッセージを受信すると、コンテンツ提供機器110が待機状態(S2011)にある間に、この要求メッセージに対する応答(通信メッセージ1500)の返信処理等を実行するが、それらの処理(S2100〜S2120)については後述する。
ここで、所定の時間を経過しても、コンテンツ受信機器10からの応答を通信部130が受信しなければ、制御部140は、要求メッセージの送信失敗をユーザに認識させるべく、その旨を表す情報を出力部160に出力させてから処理を終了する。この場合にも、あらかじめ定められた回数、要求メッセージの再送を試み、それでも応答メッセージが受信されないときに処理が終了するようにしてもよい。
一方、コンテンツ受信機器10からの応答メッセージ1500を所定時間内に通信部130が受信すれば、制御部140は、この応答メッセージ1500の内容に応じた処理を実行する(S2020)。
例えば、応答メッセージ1500の送信内容情報1510が受信失敗を表している場合には、制御部140は、所定の時間を経過しても応答メッセージを受信しない上述の場合と同様な処理を実行する。また、応答メッセージ1500の送信内容情報1510が通信拒絶を表している場合には、制御部140は、その旨を表す情報を出力部160に出力させてから処理を終了する。また、応答メッセージ1500の送信内容情報1510が対象コンテンツを受信可能であることを表している場合には、制御部40は、図12に示す処理(S2030〜)を実行する。
ここで、上述したように、コンテンツ提供機器110が待機状態にある間(S2011)及びそれ以降に、コンテンツ受信機器10が実行する処理について説明する。
コンテンツ受信機器10において、要求メッセージ1400を通信部30が受信すると、制御部40が、この要求メッセージ1400内のエラーチェックコード1440に基づき通信エラーの有無をチェックする(S2100)。
その結果、通信エラーが検出されれば、制御部40は、通信エラーの回復処理を行う。それによっても通信エラーが回復されなければ、制御部40は、受信失敗を表す送信内容情報1510を含む通信メッセージ1500を生成し、その返信を通信部30に指示する(S2120)。これにより、コンテンツ提供機器110に、受信失敗を表す通信メッセージ1500が、要求メッセージ1400に対する応答メッセージ(上述のS2011で、コンテンツ提供機器110が受信すべき応答メッセージ)として送信される。
その後、あらかじめ定めた回数、コンテンツ提供機器110から要求メッセージ1400が再送されても、要求メッセージ1400の受信が失敗すれば、制御部40は、通信網100または各機器に問題が発生したと判断して、処理を終了する。
一方、通信エラーが検出されなかった場合、及び、通信エラーが回復された場合のいずれかの場合(コンテンツ提供機器110からの要求メッセージを誤りなく取得できた場合)には、制御部40は、必要な確認処理を、要求メッセージ1400内の情報に基づき実行する(S2110)。ここで、接続に先立ち認証が必要な場合には、要求メッセージ1400内の認証情報に基づき認証処理を実行する。例えば、接続可能リストに基づき、登録されている機器のみが接続できるように処理し、この機器間での接続が可能か否かを確認した上で認証しても良い。もちろん、認証自体に機器の確認という作業をさせても良い。通常は、機器同士の接続、利用者の認証の順に項目がチェックされる。その後にライセンスの利用可否を確認する。
このとき、認証等の確認処理が失敗すれば、制御部40は、接続拒絶を表す通信メッセージ1500を生成し、その送信を通信部30に指示してから(S2120)、処理を終了する。これにより、コンテンツ提供機器110には、接続拒絶を表す通信メッセージ1500が、要求メッセージ1400に対する上述の応答メッセージ(S2011で、コンテンツ提供機器110が受信すべき応答メッセージ)として送信される。
一方、認証等の確認処理が成功すれば、制御部40は、対象コンテンツが受信可能であることを表す通信メッセージ1500を生成し、その送信を通信部30に指示する(S2120)。これにより、コンテンツ提供機器110には、対象コンテンが受信可能であることを表す通信メッセージ1500が、要求メッセージ1400に対する上述の応答メッセージ(S2011で、コンテンツ提供機器110が受信すべき応答メッセージ)として送信される。その後、コンテンツ受信機10は、コンテンツ情報の受信待ち状態となる(図12のS2129)。
さて、前述したように、S2120でコンテンツ提供機器110が受信した通信メッセージ1500の送信内容情報1510が、対象コンテンツを受信可能であることを表していれば、図12に示す以下の処理が実行される。
コンテンツ提供機器110において、制御部140は、対象コンテンツのコンテンツIDを含むコンテンツ関連情報210及び視聴情報200からコンテンツ情報1600(図8参照)を生成し、このコンテンツ情報1600を返信する(S2030)。その後、コンテンツ提供機器110は、コンテンツ受信機器10からの応答待機状態になる(S2031)。なお、コンテンツ受信機器10は、コンテンツ情報1600を受信すると、コンテンツ提供機器110が待機状態(S2031)にある間に通信エラーの検出処理等を実行するが、それらの処理(S2130〜S2150)については後述する。
ここで(S2031)、所定の時間を経過しても、コンテンツ受信機器10からの応答(通信メッセージ1500)を通信部130が受信しなければ、制御部140は、コンテンツ情報の送信失敗をユーザに認識させるべく、その旨を表す情報を出力部160に出力させてから処理を終了する。
一方、コンテンツ受信機器10からの応答(通信メッセージ1500)を所定時間内に通信部130が受信すれば、制御部140は、この通信メッセージ1500の内容に応じた処理を実行する(S2040)。
例えば、通信メッセージ1500の送信内容情報1510がコンテンツ情報または対象コンテンツの受信失敗を表している場合には、制御部140は、コンテンツ情報または対象コンテンツの送信失敗をユーザに認識させるべく、その旨を表す情報を出力部160に出力させる。その後、あらかじめ定められた回数、コンテンツ情報または対象コンテンツの再送を試み、それでも、コンテンツ情報または対象コンテンツの受信失敗を表す通信メッセージを受信し続けるときには、制御部140は処理を終了する。
通信メッセージ1500の送信内容情報1510が、コンテンツ受信機器10が対象コンテンツを保有していることを表している場合には、制御部140は処理を終了する。
通信メッセージ1500の送信内容情報1510が、コンテンツ受信機器10が対象コンテンツを保有していないことを表している場合には、制御部140は、図9及び図10に示したコンテンツ再生/格納処理のうちのいずれかの処理と同様な処理により対象コンテンツを送信し(S2050)、送信完了により処理を終了する。
ここで、上述したように、コンテンツ提供機器110が応答待ち状態にある間(S2031)及びそれ以降に、コンテンツ受信機器10が実行する処理について説明する。
コンテンツ提供機器110からのコンテンツ情報1600を通信部30が受信すると、制御部40は、このコンテンツ情報1600内のエラーチェックコードに基づき通信エラーの有無を検出する(S2130)。
その結果、通信エラーが検出されれば、制御部40は、通信エラーの回復処理を実行する。それによっても通信エラーを回復できなければ、制御部40は、コンテンツ情報の受信失敗を表す送信内容情報を含む通信メッセージを生成し、この通信メッセージの返信を通信部30に指示する(S2150)。これにより、コンテンツ提供機器100に、コンテンツ情報の受信失敗を表す通信メッセージ1500が、応答メッセージ(上述のS2031で、コンテンツ提供機器110が受信する通信メッセージ)として送信される。
その後、あらかじめ定めた回数、コンテンツ提供機器110からコンテンツ情報を再送されても、その受信が失敗し続けるときには、制御部40は、通信網100または機器に問題が発生したと判断し、処理を終了する。
一方、通信エラーが検出されなかった場合、及び、通信エラーが回復された場合のいずれかの場合(すなわち、コンテンツ情報を誤りなく取得できた場合)には、制御部40は、このコンテンツ情報1600に基づき必要な確認処理を実行する(S2140)。具体的には、制御部40は、コンテンツ情報から再生位置情報を読み出し、それを保持するとともに、コンテンツ情報からコンテンツIDを読み出し、それに対応するデジタルコンテンツ(対象コンテンツ)が記憶装置20に格納されているか否かをチェックする。
その後、制御部40は、そのチェック結果を送信内容情報とする通信メッセージを生成し、その送信を通信部30に指示する(S2150)。これにより、コンテンツ受信機器10が対象コンテンツを保有しているまたは保有していないことを表す通信メッセージ1500が、応答メッセージ(上述のS2031で、コンテンツ提供機器110が受信する通信メッセージ)として送信される。
ここで、対象コンテンツを保有している場合には、制御部40は、前述の場合と同様な処理により、対象コンテンツの再生を出力部60に実行させる(S2180)。
また、対象コンテンツを未保有である場合には、コンテンツ受信機器110は対象コンテンツの受信待ち状態となる(S2151)。そして、対象コンテンツのコンテンツデータを通信部30が受け付けると、制御部40は、その内容をチェックする(S2160)。
その結果、制御部40は、受信したコンテンツデータに誤り等がある場合には、対象コンテンツの受信失敗を表す通信メッセージ1500の返信を通信部30に指示する(S2150)。これにより、コンテンツ提供機器110に、対象コンテンツの受信失敗を表す通信メッセージ1500が、応答メッセージ(上述のS2031で、コンテンツ提供機器110が受信する通信メッセージ)として送信される。その後、あらかじめ定めた回数、コンテンツ提供機器110から対象コンテンツのデータを再送されても、その受信が失敗し続けるときには、制御部40は、通信網100または機器に問題が発生したと判断し、処理を終了する。
一方、対象コンテンツ230Aのコンテンツデータを誤り等なく受信し始めると、制御部40は、図9及び図10に示したコンテンツ再生/格納処理のうちのいずれかの処理にしたがって、そのコンテンツデータを記憶装置20に高速で格納(コピーまたはムーブ)するとともに(S2170)、対象コンテンツの再生を出力部60に指示する(S2180)。これにより、コンテンツ提供機器110で再生途中であった対象コンテンツ230Aの残りが、コンテンツ受信機器10において再生される。
このような処理によっても、前述の処理と同様、ユーザは、デジタルコンテンツを再生機器で途中まで視聴した後、その残りを別の再生機器で視聴することができる。例えば、ユーザは、モバイルプレーヤを操作することによって、このモバイルプレーヤで途中まで視聴済みのデジタルコンテンツの続きを家庭内等の再生機器で視聴することができる。
そして、この場合においても、ユーザは、特別な記憶素子をコンテンツ受信機器に装着する必要がなく、また、コンテンツ受信機器は、コンテンツ受信機器に対象コンテンツのデータがコピーまたはムーブされるとき以外、ネットワーク等の通信網に接続可能な環境におかれている必要がない。このため、対象コンテンツを途中から他の機器で再生するための制約が少ないため、ユーザは、特別な意識をせずに、途中まで視聴したコンテンツを、引き続き、他の再生機器で視聴することができる。例えば、上述の処理の開始指示を受け付けるボタンがコンテンツ提供機器に設けられている場合には、ユーザは、通常の再生指示と同様にボタンを押下するだけで、コンテンツ提供機器でコンテンツを連続的に視聴することができる。
以上において、コンテンツ受信機器側からコンテンツ提供機器にデジタルコンテンツの提供を要求する場合、及び、コンテンツ提供機器側からコンテンツ受信機器にデジタルコンテンツの受信を要求する場合の2つの例を挙げたが、少なくとも1台の情報処理装置10に、デジタルコンテンツの受信を要求する機能と、デジタルコンテンツの提供を要求する機能との双方を持たせるとともに、少なくとも他の1台の情報処理装置110に、受信要求に応じてデジタルコンテンツの提供を受ける機能と、提供要求に応じてデジタルコンテンツを提供する機能との双方を持たせることも可能である。
このようにすれば、例えば、ユーザは、一旦、情報処理装置10から情報処理装置110にデジタルコンテンツを持ち出して、そのデジタルコンテンツを情報処理装置110で途中まで視聴し、さらに、その続きを元の情報処理装置10で視聴することができる。より具体的な例を挙げると、ユーザは、HDDレコーダから視聴途中の動画コンテンツをモバイル端末にコピー/ムーブして、外出先で、その動画コンテンツの続きをモバイル端末で視聴し、それでもなお、その動画コンテンツを終わりまで視聴できなければ、帰宅後、再び、その動画コンテンツを元のHDDレコーダにコピー/ムーブし、その残りを元のHDDレコーダで視聴することができる。
以上においては、ある情報処理装置で再生中のまたは再生中断したデジタルコンテンツを、現在の再生位置または再生中断位置から別の情報処理装置で再生しているが、これらの位置だけでなく、例えば、コンテンツ製作者があらかじめ設定しておいた位置、または、ユーザがコンテンツ視聴中に指定した位置から再生し始めることも可能である。
この場合には、デジタルコンテンツの視聴中のユーザが簡単な操作で位置を指定することができるように、例えば、ユーザから位置の指定を受け付けるボタンを情報処理装置に設け、このボタンが押下されたタイミングにおける再生位置を表す位置情報が視聴情報200に格納されるようにすることが望ましい。そして、このようにして設定された位置を表す位置情報と、コンテンツ作成者が設定した位置を表す位置情報とを設定者(コンテンツ製作者、ユーザ)ごとに視聴情報200に含ませておき、S1150及びS2030で生成されるコンテンツ情報1600に格納される再生位置情報1660に、この位置情報及び上述の位置情報が含まれるようにすればよい。
例えば、図15に示すように、デジタルコンテンツに、現在の再生位置(または再生中断位置)3010の他、コンテンツ製作者の指定位置4000〜4020、ユーザAの指定位置4030〜4050、ユーザBの設定位置4060〜4110が設定されている場合、視聴情報200には、コンテンツ製作者の指定位置4000〜4020を表す位置情報情報、ユーザAの指定位置4030〜4050を表す位置情報情報、ユーザBの指定位置4060〜4110を表す位置情報情報が含まれる。そして、再生位置情報1660には、現在の再生位置(または再生中断位置)3010を表す位置情報の他に、コンテンツ製作者が指定した位置4000〜4020を表す位置情報と、ユーザの指定位置を表す位置情報とが含まれる。
ここで、各ユーザの位置情報は、要求メッセージ内の認証情報に基づき正当性を確認されたユーザのみが再生位置情報として利用可能であってもよい。または、各ユーザが、それぞれ、自身の位置情報の利用を許可するユーザを指定しておいてもよい。このようにすれば、ユーザは、ライセンス上の問題からデジタルコンテンツ自体を提供できなくても、自身の位置情報を他のユーザに提供することによって、自身の位置情報を他のユーザと共有することができる。例えば、ユーザAの位置情報を取得したユーザBは、その後に、デジタルコンテンツのライセンスを取得すれば、ユーザAが指定した位置からデジタルコンテンツを楽しむことができる。
また、同じデジタルコンテンツに対して設定された位置情報を収集し、それらの位置情報を統合すれば、ハイライトシーン、特定シーン等を簡単に抽出することができる。例えば、複数のコンテンツ製作者が分担して提供予定デジタルコンテンツにハイライトシーンまたは注目点として設定した位置の位置情報を収集し、それらの位置情報を統合すれば、より注目度の高いシーン集をほぼ自動的に生成することができる。同様に、ユーザは、同じデジタルコンテンツに設定した複数の位置情報を統合、編集することにより、ユーザ独自のハイライトシーン等の抽出を効率的に行うことができる。
そこで、ユーザ等がデジタルコンテンツに設定した位置情報を回収するサービスを提供することも可能である。例えば、コンテンツ製作者は、回収された位置情報に基づき、コンテンツの視聴傾向の把握、人気のあるシーンの検出等を容易に行うことができる。
このような位置情報の収集/配信するサービスを実現するためのシステム構成例を図16に示す。
このシステムは、位置情報収集/配信サービス提供者の情報処理装置5000を上述のコンテンツ再生システムに追加したものに相当する。この情報処理装置5000は、通信網100を介してコンテンツ提供機器(図16では情報処理装置10)から位置情報を収集して蓄積しておき、蓄積した位置情報を、通信網100を介してコンテンツ受信機器(図16では情報処理装置110)に配信する。なお、図16には、便宜上、情報処理装置10が前述のコンテンツ提供機器、情報処理装置110が前述のコンテンツ受信機器として機能する場合を示しているが、これとは逆に、情報処理装置110が前述のコンテンツ提供機器、情報処理装置10が前述のコンテンツ受信機器として機能してもよい。
位置情報の収集は、例えば、コンテンツ提供機器10が対象コンテンツのコンテンツ情報を送信するタイミングで行われる。具体的には、コンテンツ提供機器10が、コンテンツ受信機器110にコンテンツ情報を送信するときに、それと同じコンテンツ情報を情報処理装置5000にも送信する。このとき、ユーザには特別な操作が要求されないため、ユーザに意識させずに再生位置情報を収集することができる。ユーザが能動的に位置情報を提供する場合には、情報処理装置10,110の特定のユーザインタフェース(GUI、ボタン等)が、ユーザからの指示を受け付けたときに、情報処理装置10,110から情報処理装置5000宛に位置情報が送信されるようにすればよい。もちろん、通信網100の状態に応じて位置情報の提供方法が定まるようにしてもよいし、ライセンス情報、設定情報220等において位置情報の提供方法が定められてもよい。
一方、収集した位置情報の配信は、例えば、コンテンツ受信機器10が対象コンテンツのコンテンツ情報を受信するタイミングで行われる。具体的には、情報処理装置5000は、コンテンツ提供機器110からのコンテンツ情報を待機中のコンテンツ受信機器10に、対象コンテンツについて収集・蓄積した位置情報、または、その位置情報を再生位置情報として含むコンテンツ情報を提供すればよい。このとき、位置情報を提供する場合と同様、ユーザには特別な操作が要求されない。ユーザが能動的に位置情報を取得する場合には、情報処理端末10,110の特定のユーザインタフェースが、ユーザからの指示を受け付けたときに、情報処理端末10,110から情報処理装置5000に位置情報の送信要求が送信されるようにすればよい。もちろん、通信網100の状態に応じて位置情報の取得方法が定まるようにしてもよいし、ライセンス情報、設定情報220等において位置情報の取得方法が定められてもよい。
ただし、情報処理端末10,110だけが有線接続されている場合等には、再生位置情報を含むコンテンツ情報が情報処理装置5000によって自動的に収集及び配布されることはない。このような場合には、ユーザから位置情報収集/配布サービス提供者へ、または、位置情報収集/配布サービス提供者からユーザに位置情報を伝達可能な他の手段を用いればよい。例えば、ユーザが、再生位置情報を紙などの印刷媒体に印刷し、この印刷媒体を位置情報収集/配布サービス提供者に送付するようにしてもよい。または、ユーザが、再生位置情報を表す二次元コードを表示または印刷させ、それをカメラ付き携帯電話で撮影して、その出力画像を情報処理装置5000に送信するようにしてもよい。または、出力画像が格納されたフラッシュメモリ等の小型記憶装置をサービス提供者に送付してもよい。
このように、情報処理装置間でコンテンツ情報が交換可能であることを利用して、例えば、位置情報の提供を条件としてデジタルコンテンツを無料または低料金で提供するサービス、ユーザ間でコンテンツ情報を交換してもらい、そのコンテンツ情報のコンテンツ格納場所情報1630が示す領域のデジタルコンテンツを有料または無料で提供するサービス、デジタルコンテンツをユーザごとに応じた形式に変換して提供するサービス、宣伝等のさまざまなサービス提供が可能となる。なお、ここでは、位置情報収集/配布サービス提供者とコンテンツ提供者とが異なる場合を例に挙げたが、位置情報収集/配布サービス提供者とコンテンツ提供者とは同一であってもよい。また、「ユーザごとに応じた形式」とは、例えばコンテンツ提供者が保持しているハイビジョン品質のコンテンツを通常のTV品質のものに変換することや、携帯電話向けにMPEG4形式に変換することや、音声再生装置向けにMP3に変換することなどを指す。但し、位置情報を「コンテンツ開始後何秒後」といった時間情報で保持している場合は、位置情報をコンテンツの形式に合せて変換する必要はない。位置情報の持たせ方に依存するからである。
なお、以上、1台のコンテンツ提供機器からデジタルコンテンツの提供を受けるコンテンツ受信機器が1台である場合について説明したが、例えば1台のコンテンツ提供機器からデジタルコンテンツの提供を受けるコンテンツ受信機器が複数存在していてもよい。これにより、ユーザAが所有する情報処理装置から、例えば、ユーザAの元に集合した複数の別ユーザの情報処理装置に共通のデジタルコンテンツを提供することが可能となる。つまり、ユーザAが視聴中のデジタルコンテンツを、ユーザAの現在の視聴位置から、複数の別ユーザが視聴することができる等、同じデジタルコンテンツの視聴を複数ユーザで共有することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生システムの概略構成図である。 図1の情報処理装置の記憶装置に格納された情報を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る、コンテンツ受信機器がコンテンツ提供機器にコンテンツ提供を要求する場合におけるコンテンツ再生処理の流れを示すアクティビティ図である。 本発明の一実施形態に係る、コンテンツ受信機器がコンテンツ提供機器にコンテンツ提供を要求する場合におけるコンテンツ再生処理の流れを示すアクティビティ図である。 本発明の一実施形態に係る、コンテンツ受信機器がコンテンツ提供機器にコンテンツ提供を要求する場合におけるコンテンツ再生処理の流れを示すアクティビティ図である。 本発明の一実施形態に係る要求メッセージのデータ構成を概念的に示した図である。 本発明の一実施形態に係る通信メッセージのデータ構成を概念的に示した図である。 本発明の一実施形態に係るコンテンツ情報のデータ構造を概念的に示した図である。 本発明の一実施形態に係る第1のコンテンツ格納/再生処理を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る第2のコンテンツ格納/再生処理を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る、コンテンツ提供機器がコンテンツ受信機器にコンテンツ受信を要求する場合におけるコンテンツ再生処理の流れを示すアクティビティ図である。 本発明の一実施形態に係る、コンテンツ提供機器がコンテンツ受信機器にコンテンツ受信を要求する場合におけるコンテンツ再生処理の流れを示すアクティビティ図である。 本発明の一実施形態に係る、デジタルコンテンツ全体のコピー/ムーブ方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る、再生開始位置以降のコンテンツデータのコピー/ムーブ方法を説明するための図である。 設定された複数の位置情報が示す、デジタルコンテンツ上の位置を示した図である。 本発明の一実施形態に係る、位置情報の収集/配布するサービスを実現するためのシステムの概略構成図である。
符号の説明
10,110…情報処理装置、20,120…情報記憶装置、30,130…通信部、40,140…制御部、50,150…操作部、60,160…出力部、100…通信網、200…視聴情報、210…コンテンツ関連情報、220…設定情報、230…コンテンツ格納領域、1400…要求メッセージ、1500…通信メッセージ、1600…コンテンツ情報、1700…デジタルコンテンツ

Claims (7)

  1. 再生装置に接続可能な情報処理装置であって、
    前記デジタルコンテンツが格納された記憶手段と、
    前記デジタルコンテンツの提供要求を受け付ける受付手段と、
    前記提供要求を前記受付手段が受け付けた場合、前記デジタルコンテンツ内の位置を表す位置情報を前記再生装置に送信する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記デジタルコンテンツに含まれるデータを前記記憶手段から読み出し、当該データを、前記通信手段を介して前記再生装置に送信する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1記載の情報処理装置であって、
    前記位置情報は、
    前記提供要求を前記受付手段が受け付けたときに再生中の、前記デジタルコンテンツ内の位置、前記デジタルコンテンツの再生中断位置、及び、前記デジタルコンテンツ内にあらかじめ設定された位置の少なくともうちの1つの位置を表す、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 再生装置に接続可能な情報処理装置であって、
    デジタルコンテンツが格納された記憶手段と、
    前記デジタルコンテンツを再生する出力手段と、
    前記デジタルコンテンツの提供要求を受け付ける受付手段と、
    前記提供要求を前記受付手段が受け付けた場合、前記デジタルコンテンツ内の、前記出力手段による再生中の位置以降のデータ、または、前記出力手段による再生が中断された位置以降のデータを前記記憶手段から読み出し、当該データを前記再生装置に送信する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1、2及び3のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記提供要求は、前記再生装置からの要求、または、ユーザからの指示であることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1、2、3及び4のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記制御手段は、前記再生装置における再生用のデータとして、前記記憶手段から前記データを読み出し、当該データを、前記通信手段を介して前記再生装置に送信するとともに、前記再生装置における保存用のデータとして、前記データを前記記憶手段から読み出し、当該データを、前記通信手段を介して前記再生装置に送信することを特徴とする情報処理装置。
  6. デジタルコンテンツを提供するコンテンツ提供機器に接続する通信手段と、
    記憶手段と、
    出力手段と、
    前記コンテンツ提供機器から前記デジタルコンテンツ内のデータと当該デジタルコンテンツ内の位置を表す位置情報とを前記通信手段が受け付けた場合、当該データを前記記憶手段に格納する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記記憶手段に格納された前記データのうち、前記位置情報が表す位置以降のデータを読み出し、当該データを前記出力手段に再生させることを特徴とする情報処理装置。
  7. コンテンツ再生システムであって、
    請求項6記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置を前記再生装置として、前記コンテンツ提供機器として機能する請求項2記載の情報処理装置と、
    前記コンテンツ提供装置から前記位置情報を収集し、当該位置情報を保持するコンピュータと、
    を備え、
    前記コンピュータは、
    前記保持した位置情報を前記再生装置に配信する、
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
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