JP2010033623A - コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生システム - Google Patents

コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生システム Download PDF

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Abstract

【課題】
シームレスにコンテンツを再生する。
【解決手段】
ナビゲーション装置でのコンテンツの再生処理中に、再生処理部215が、未再生部分の再生所要時間UPTを導出し、再生残部分特定部217へ送る。また、所要時間推定部216が、目的地までの到達所要時間NSTを推定し、再生残部分特定部217へ送る。そして、再生残部分特定部217が、時間(UPT−NST)を算出し、算出結果を残部分特定情報RSTとして再生制御部219Aへ送る。引き続き、再生制御部219Aが、残部分特定情報RSTに対応するデータに、以前に携帯電話装置に送信したデータには含まれていない未送信データが存在する場合に、当該データを携帯電話装置へ送る。また、再生制御部219Aは、コンテンツにおける再生中断位置情報PTSを携帯電話装置へ送る。そして、携帯電話装置において、コンテンツにおける再生中断位置からの継続再生処理が行われる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、コンテンツ再生プログラム、及び、当該コンテンツ再生プログラムが記録された記録媒体、並びにコンテンツ再生システムに関する。
従来から、音声と映像とを含む映画等のコンテンツを再生するコンテンツ再生装置が、利用者に提供されている。そして、近年では、車両等の移動体においてもコンテンツの再生結果を楽しむことができるようになってきている。
ところで、車両等の移動体においてコンテンツを再生する場合には、視聴しているコンテンツの終了前に、移動体が目的地に到達してしまうことがある。こうした場合に、継続してコンテンツの再生結果を視聴したいと望むときには、一般に、利用者が移動体内に留まっていることが必要である。しかしながら、こうした事態は、利用者の利便性を著しく損なうものである。
このため、複数のコンテンツ再生装置を利用し、一方のコンテンツ再生装置を使用してコンテンツの再生結果を視聴することができなくなった場合に、他方のコンテンツ再生装置を使用してコンテンツの再生結果を視聴する技術が提案されている(特許文献1等参照:以下、「従来例」と呼ぶ)。この従来例の技術では、コンテンツ再生に利用している一方の情報端末装置の電源供給の停止が予測された際に、所定間隔で他方の情報端末装置に視聴状態情報を送信することで、シームレスなコンテンツの再生結果の視聴を実現している。
かかる従来例の技術では、当該視聴状態情報として、次の(a)〜(c)のいずれかを採用するようになっている。
(a)現在再生しているコンテンツの未再生部分の全内容を含むデータ
(b)現在再生しているコンテンツの全内容と、視聴状態情報の送信時に再生されていた再生ポイントを含むデータ
(c)視聴状態情報の送信時に再生されていた再生ポイントを含むデータ
特開2006−108845号公報
上述した従来例の技術において、視聴状態情報として上記の(a)又は(b)を採用すると、所定間隔ごとの視聴状態情報の送信において、送信データ間で大量の重複が発生することになる。このため、一方及び他方の情報端末装置における通信資源を効率的に利用できるとは言い難かった。
一方、上述した従来例の技術において、視聴状態情報として上記の(c)を採用するには、記録媒体の差し換えを行わずに、データ通信のみでシームレスなコンテンツ再生を行おうとすると、少なくとも再生中のコンテンツについては、その全内容が予め他方の情報端末装置に記憶されていることが前提となる。このため、一方の情報端末装置において再生されるコンテンツが選択可能である場合には、一方の情報端末装置において記憶されているコンテンツの全てについて、他方の情報端末装置に記憶させておくことが必要となる。
したがって、従来例の技術において、視聴状態情報として上記の(c)を採用するには、他方の情報端末装置には、一方の情報端末装置と同程度の記憶資源を用意することが必要となってしまう。
このため、簡易な構成で、効率的な処理を行うことで、シームレスなコンテンツの再生結果の視聴を実現することができる技術が待望されている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つに挙げられる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、シームレスにコンテンツを再生するために有用な新たなコンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、移動体に搭載されるコンテンツ再生装置であって、再生コンテンツのデータを記憶する記憶手段と;前記再生コンテンツの再生処理を行う再生処理手段と;前記移動体の目的地までの所要時間を推定する所要時間推定手段と;前記再生処理手段による前記再生コンテンツの再生処理中に、推定された所要時間内では再生できない前記再生コンテンツの再生残部分を特定する特定手段と;前記特定手段により特定された前記再生残部分に対応するデータを、前記目的地への到達までに携帯型コンテンツ再生装置へ送信する送信手段と;を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置である。
請求項6に記載の発明は、再生コンテンツの再生処理を行う再生処理工程と;移動体の目的地までの所要時間を推定する所要時間推定工程と;前記再生処理工程による前記再生コンテンツの再生処理中に、推定された所要時間内では再生できない前記再生コンテンツの再生残部分を特定する特定工程と;前記特定工程において特定された前記再生残部分に対応するデータを、前記目的地への到達までに携帯型コンテンツ再生装置へ送信する送信工程と;を備えることを特徴とするコンテンツ再生方法である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のコンテンツ再生方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とするコンテンツ再生プログラム。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のコンテンツ再生プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
請求項9に記載の発明は、移動体に搭載される第1コンテンツ再生装置と、携帯型の第2コンテンツ再生装置とによってコンテンツ再生を行うコンテンツ再生システムであって、前記第1コンテンツ再生装置が、再生コンテンツのデータを記憶する第1記憶手段と;前記再生コンテンツの再生処理を行う第1再生処理手段と;前記移動体の目的地までの所要時間を推定する所要時間推定手段と;前記第1再生処理手段による前記再生コンテンツの再生処理中に、前記推定された所要時間内では再生できない前記再生コンテンツの再生残部分を特定する特定手段と;前記特定手段により特定された前記再生残部分に対応するデータを、前記目的地への到達までに前記第2コンテンツ再生装置へ送信する送信手段と;を備え、前記第2コンテンツ再生装置が、前記第1コンテンツ再生装置から送信された前記再生残部分に対応するデータを受信する受信手段と;前記受信した前記再生残部分に対応するデータを記憶する第2記憶手段と;前記記憶された前記再生残部分に対応するデータに基づいて前記再生コンテンツの再生処理を行う第2再生処理手段と;を備える、ことを特徴とするコンテンツ再生システムである。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態を、図1〜図14を参照して説明する。
<構成>
図1には、第1実施形態に係るコンテンツ再生システム100の概略的な構成がブロック図にて示されている。
この図1に示されるように、コンテンツ再生システム100は、移動体に搭載される第1コンテンツ再生装置としてのナビゲーション装置200と、携帯型の第2コンテンツ再生装置としての携帯電話装置300とを備えている。ここで、ナビゲーション装置200は、走行センサユニット290を備えた車両CRに搭載される。また、携帯電話装置300は、当該装置の利用者により使用され、利用者が車両CRの運転等により車両CRに乗車している場合には車両CR内に置かれ、利用者が車両CRから降車している場合には利用者とともに移動するものとする。なお、携帯電話装置300が車両CR内に置かれている場合には、ナビゲーション装置200と携帯電話装置300とは、短距離無線通信により通信を行うことができるようになっている。
上記のナビゲーション装置200は、図2に示されるように、制御ユニット210と、第1記憶手段としての記憶装置220と、アンテナ230と、無線通信ユニット240とを備えている。また、ナビゲーション装置200は、音出力ユニット250と、表示ユニット260と、操作入力ユニット270とを備えている。さらに、ナビゲーション装置200は、走行状況取得手段としての走行センサインターフェイス部280と、走行状況取得手段としてのGPS(Global Positioning System)受信ユニット285とを備えている。
上記の制御ユニット210は、ナビゲーション装置200の全体を統括制御する。この制御ユニット210の詳細については、後述する。
上記の記憶装置220は、不揮発性の記憶装置であるハードディスク装置等から構成される。記憶装置220内には、記憶領域として、ナビゲーション情報記憶領域221、コンテンツデータ記憶領域222などが存在する。
上記のナビゲーション情報記憶領域221には、道路データ、道路ネットワークデータ、背景データ等のナビゲーションのために利用される様々のデータが記憶されている。これらのデータは、ナビゲーション情報NVIとして制御ユニット210からの制御により、読み出される。
上記のコンテンツデータ記憶領域222には、例えば、映画等のコンテンツに関する音声・映像データ等が記録されており、制御ユニット210からの制御によりアクセスされ、読み出しが可能になっている。
このコンテンツデータ記憶領域222には、図3に示されるように、様々なコンテンツデータCTD1,CTD2,…が記録されている。なお、以下の説明においては、コンテンツデータCTDj(j=1,2,…)のうち、特定した1個のコンテンツデータのみを表すときは、コンテンツデータCTDとも記す。このコンテンツデータCTDj(j=1,2,…)は、図4に示されるように、チャプタデータCPDj,1〜CPDj,Mから構成されている。そして、各チャプタデータの再生時間は、一定ではなく、映画のシーン等に応じて任意の時間となっている。
図2に戻り、上記のアンテナ230は、携帯電話装置300へ向けて無線信号を送信する。アンテナ230は、無線通信ユニット240からの送信信号を受けて、当該送信信号に対応する無線信号を、携帯電話装置300へ向けて送信する。
上記の無線通信ユニット240は、制御ユニット210からの送信信号を処理して、携帯電話装置300へ送信する無線信号に対応する信号に変換し、アンテナ230へ送る。
このアンテナ230及び無線通信ユニット240を利用することにより、ナビゲーション装置200(より詳しくは、制御ユニット210)が、携帯電話装置300との間で通信を行うことができるようになっている。
上記の音出力ユニット250は、例えば、(i)制御ユニット210から受信した音声データAODをアナログ信号に変換するDA変換器(Digital to Analog Converter)と、(ii)当該DA変換器から出力されたアナログ信号を増幅する増幅器と、(iii)増幅されたアナログ信号を音声に変換するスピーカとを備えて構成されている。この音出力ユニット250は、制御ユニット210による制御のもとで、利用者が再生指定したコンテンツにおける音声を出力する。また、この音出力ユニット250は、ナビゲーション処理に関する車両CRの進行方向、走行状況、交通状況等の案内音声を出力する。
上記の表示ユニット260は、例えば、(i)液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)等の表示デバイスと、(ii)制御ユニット210から送出された表示制御データに基づいて、表示ユニット260全体の制御を行うグラフィックレンダラ等の表示コントローラと、(iii)表示画像データを記憶する表示画像メモリ等を備えて構成されている。この表示ユニット260は、制御ユニット210からの表示データIMDに従って、利用者が指定したコンテンツにおける映像を表示する。また、この表示ユニット260は、ナビゲーション処理に際して、地図情報、ルート情報等のナビゲーション画像、ガイダンス情報等を表示する。
上記の操作入力ユニット270は、ナビゲーション装置200の本体部に設けられたキー部、及び/又はキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、表示ユニット260の表示デバイスに設けられたタッチパネルを用いることができる。なお、キー部を有する構成に代えて、又は併用して音声認識技術を利用して音声にて入力する構成を採用することもできる。
この操作入力ユニット270を利用者が操作することにより、ナビゲーション装置200の動作内容の設定が行われる。例えば、コンテンツの再生処理に関する希望のコンテンツ指定、ナビゲーション処理における後述する最適ルート探索に関する目的地の設定等を、利用者が操作入力ユニット270を利用して行う。こうした入力内容は、操作入力データIPDとして、操作入力ユニット270から制御ユニット210へ向けて送られる。
上記の走行センサインターフェイス部280は、ナビゲーション装置200と、車両CRに搭載された走行センサユニット290との間におけるデータ授受に関して利用される。ここで、走行センサユニット290は、本実施形態では一例として、(i)車両の移動速度を検出する車速センサと、(ii)車両に作用している加速度を検出する加速度センサと、(iii)車両の角速度を検出する角速度センサとを備えている。ここで、車速センサは、車軸や車輪の回転により出力されるパルス信号を検出する。また、加速度センサは、例えば、3次元方向の加速度を検出する。また、角速度センサは、例えば、いわゆるジャイロセンサとして構成され、角速度を検出する。これらの検出結果は、検出信号DTSとして走行センサインターフェイス部280へ送られる。この検出信号DTSを受けた走行センサインターフェイス部280は、走行センサユニット290による検出結果を、走行センサデータDTDとして制御ユニット210へ向けて送る。
上記のGPS受信ユニット285は、複数のGPS衛星からの電波の受信結果に基づいて、車両CRの現在位置の擬似座標値を算出する。また、GPS受信ユニット285は、GPS衛星から送出された時刻情報に基づいて、現在時刻を計時する。これらの現在位置および現在時刻に関する情報は、GPSデータGPDとして制御ユニット210へ送られる。
次に、上記の制御ユニット210について説明する。上述したように、制御ユニット210は、ナビゲーション装置200の全体を統括制御する。この制御ユニット210は、図5に示されるように、ナビゲーション処理部211と、コンテンツ再生処理部212Aとを備えている。
上記のナビゲーション処理部211は、上述したナビゲーション情報記憶領域221,250〜285を利用して、利用者にナビゲーション情報を提供する。例えば、ナビゲーション処理に対する操作入力ユニット270からの入力結果に沿って、走行センサインターフェイス部280を介して得られた走行センサデータDTD及びGPS受信ユニット285からの出力であるGPSデータGPDを利用して、必要なナビゲーション利用情報NVIを適宜読み出す。
そして、ナビゲーション処理部211は、(a)利用者が指定する地域の地図を表示ユニット260の表示デバイスに表示するための地図表示、(b)車両CRが地図上のどこに位置するのか、また、どの方角に向かっているのかを算出し、表示ユニット260の表示デバイスに表示して利用者に提示するマップマッチング、(c)現在車両CRが存在する位置から、利用者が指定する任意の位置である目的地までの最適ルート探索、(d)設定されたルートに沿って目的地まで運転するときに、目的地への到達予想時刻や、進行すべき方向を的確にアドバイスするために行われる、表示ユニット260の表示デバイスへの案内表示のための制御、及び、音出力ユニット250のスピーカから音声案内を出力するための制御等を行う。
かかる機能を有するナビゲーション処理部211は、上述した最適ルート探索において探索された候補の中から選択された走行経路の情報を、経路情報RTIとしてコンテンツ再生処理部212Aへ向けて送る。また、ナビゲーション処理部211は、定期的に車両CRの現在位置、移動速度を取得し、走行状況情報PVIとしてコンテンツ再生処理部212Aへ向けて送る。
上記のコンテンツ再生処理部212Aは、コンテンツ再生に関する処理を行う。かかる機能を有するコンテンツ再生処理部212Aは、図6に示されるように、第1再生処理手段、検出手段としての再生処理部215と、所要時間推定手段としての所要時間推定部216と、特定手段としての再生残部分特定部217とを備えている。また、コンテンツ再生処理部212Aは、送信手段としての再生制御部219Aを備えている。
上記の再生処理部215は、再生制御部219Aからのコンテンツ再生処理を行うべき旨の指令PLC(以下、この場合の指令を、「再生指令」とも記す)を受けると、当該指令に従い、コンテンツデータ記憶領域222にアクセスして、コンテンツデータCTDを読出用コンテンツデータCTRとして読み出す。そして、再生処理部215は、読出用コンテンツデータCTRに基づいて、音声データAOD及び表示データIMDを生成する。こうして生成された音声データAOD及び表示データIMDは、それぞれ、音出力ユニット250及び表示ユニット260へ向けて出力される。
また、再生処理部215は、コンテンツの再生処理中に、未再生部分の再生所要時間UPTを導出する。こうして導出された再生所要時間UPTは、再生残部分特定部217へ送られる。
また、再生処理部215は、再生制御部219Aからのコンテンツ再生処理を中断すべき旨の指令PLC(以下、この場合の指令を、「中断指令」とも記す)を受けると、当該指令に従い、コンテンツの再生処理を中断する。そして、再生処理部215は、コンテンツの再生処理を中断した時点での再生コンテンツにおける再生中断位置を検出する。再生処理部215は、当該再生中断位置を検出すると、検出結果を再生中断位置情報PTIとして再生制御部219Aへ送る。
上記の所要時間推定部216は、ナビゲーション処理部211からの経路情報RTIを受ける。また、所要時間推定部216は、ナビゲーション処理部211から、車両CRの移動に伴って変化する走行状況情報PVIを定期的に受ける。そして、所要時間推定部216は、再生制御部219Aからの推定指令EMCを受けると、経路情報RTIと走行状況情報PVIとに基づき、定期的に車両CRの目的地までの到達所要時間NSTを推定する。こうして推定された到達所要時間NSTは、定期的に再生残部分特定部217へ送られる。
上記の再生残部分特定部217は、コンテンツの再生処理中に、再生処理部215からの再生所要時間UPTを受ける。また、再生残部分特定部217は、コンテンツの再生処理中に、定期的に所要時間推定部216からの到達所要時間NSTを受ける。そして、再生残部分特定部217は、到達所要時間NSTを取得するごとに、再生所要時間UPT及び到達所要時間NSTに基づき、到達所要時間NST内では再生できない再生コンテンツの再生残部分を特定する。
ここで、再生所要時間UPTが到達所要時間NSTよりも長い場合に、再生所要時間UPTから到達所要時間NSTを差し引いた時間(UPT−NST)が、到達所要時間NST内では再生できない再生コンテンツの再生に要する時間となる。再生残部分特定部217は、上述した再生残部分を特定するための情報である時間(UPT−NST)を、残部分特定情報RSTとして再生制御部219Aへ送る。
なお、再生所要時間UPTが到達所要時間NST以下の場合は、到達所要時間NST内に、コンテンツを最後まで再生することができることとなり、上述した再生残部分は存在しないことになる。
上記の再生制御部219Aは、コンテンツ再生処理を行うべき旨の指令を操作入力データIPDとして受けると、再生処理部215へ向けて再生指令PLCを発行する。そして、再生制御部219Aは、この再生指令の発行と同時に、所要時間推定部216へ向けて推定指令EMCを発行する。
また、再生制御部219Aは、定期的に、再生残部分特定部217からの残部分特定情報RSTを受ける。引き続き、再生制御部219Aは、残部分特定情報RSTに対応するチャプタを特定する。例えば、チャプタそれぞれの再生時間が一定時間TCと略同一である場合には、残部分特定情報RSTで示されている時間(UPT−NST)を一定時間TCで除算した結果以上の整数のうちで最小のものを求めることにより、残部分特定情報RSTに対応するチャプタ数を求める。そして、再生コンテンツの最終のチャプタから当該チャプタ数分が、残部分特定情報RSTに対応するチャプタであると特定する。
次に、再生制御部219Aは、残部分特定情報RSTに対応するチャプタに、以前に携帯電話装置300に送信した再生残部分に対応するチャプタには含まれていないチャプタのデータである未送信データが存在するか否かを判定する。例えば、上記のように残部分特定情報RSTに対応するチャプタ数を求めている場合には、以前に携帯電話装置300に送信しているチャプタ数よりも、求められたチャプタ数が多い場合には、再生制御部219Aは、未送信データが存在すると判定するようにすることができる。そして、未送信データが存在すると判定された場合には、当該未送信データを、無線通信ユニット240を介して携帯電話装置300へ送る。
すなわち、再生制御部219Aが、再生残部分特定部217から時間(UPT−NST)が正である残部分特定情報RSTを初めて受けた場合は、必ず、再生残部分に対応するチャプタデータを、無線通信ユニット240を介して携帯電話装置300へ送ることになる。そして、再生制御部219Aが、時間(UPT−NST)が正である残部分特定時間RSTを再度受けた場合は、以前に携帯電話装置300に送信した再生残部分に対応するチャプタデータには含まれていない未送信のチャプタデータが存在する場合にのみ、当該未送信のチャプタデータを、無線通信ユニット240を介して携帯電話装置300へ送る。
かかる携帯電話装置300へのデータ送信処理に際して、再生制御部219Aは、コンテンツデータ記憶領域222にアクセスする。そして、再生制御部219Aは、残部分特定情報RSTにより指定される再生残部分を確保することのできる最小限のチャプタデータCPDを、送信用チャプタデータCPRとして読み出す。
例えば、図7に示されるように、再生制御部219Aが、時間(UPT−NST)が正である残部分特定情報RSTを初めて受けた場合において、時間(UPT−NST)が(A)で示される時間であるときは、チャプタデータCPDj,8〜CPDj,10を送信用チャプタデータCPRとして読み出す。そして、再生制御部219Aが、時間(UPT−NST)が正である残部分特定時間RSTを再度受けた場合において、時間(UPT−NST)が(B)で示される時間であるときは、チャプタデータCPDj,7を送信用チャプタデータCPRとして読み出す。なお、(B)で示される時間の残部分特定情報RSTを受けた後に、(C)で示される時間の残部分特定情報RSTを受けたときは、再生残部分に対応する未送信のチャプタデータが存在しないため、チャプタデータの読み出しは行わない。こうして読み出された送信用チャプタデータCPRは、送信コンテンツデータSCDとして無線通信ユニット240を介して携帯電話装置300へ送られる。
なお、再生制御部219Aは、残部分特定情報RSTが「0」以下の値であるときは再生残部分に対応するデータは存在しないため、携帯電話装置300にコンテンツデータを送信するための処理を行わない。
また、再生制御部219Aは、コンテンツ再生処理を中断すべき旨の指令を操作入力データIPDとして受けると、再生処理部215へ向けて中断指令PLCを発行する。そして、再生制御部219Aは、当該中断指令の発行後に、再生処理部215から再生中断位置情報PTIを受ける。再生制御部219Aは、再生中断位置情報PTIを受けると、当該位置を中断位置情報PTSとして、無線通信ユニット240を介して携帯電話装置300へ送る。
次に、上記の携帯電話装置300について説明する。この携帯電話装置300は、図8
に示されるように、アンテナ310と、送受信部320と、通話用スピーカ330と、案内用スピーカ340と、表示部350と、操作部360と、マイクロフォン370とを備えている。また、携帯電話装置300は、制御部390を備えている。
上記のアンテナ310は、ナビゲーション装置200からの無線信号を受信する。アンテナ310による当該無線信号の受信結果は、送受信部320へ出力される。
また、アンテナ310は、不図示の通信網において用意された基地局からの通話に関する無線通信を受信するとともに、当該基地局へ通話に関する無線信号を送信する。アンテナ310による当該無線信号の受信結果は、送受信部320へ出力される。また、アンテナ310は、送受信部320からの通話に関する送信信号を受けて、当該送信信号に対応する無線信号を、前記の基地局へ送信する。
上記の送受信部320は、アンテナ310から受信した受信信号を処理して、制御部390で処理可能なデジタルデータ信号に変換する。また、送受信部320は、制御部390からの通話に関する送信信号を処理して、基地局へ送信する無線信号に対応する信号に変換し、アンテナ310へ送る。
このアンテナ310及び送受信部320を利用することにより、ナビゲーション装置200と携帯電話装置300との間で、通信を行うことができるようになっている。
上記の通話用スピーカ330は、制御部390からの音声データAOMを受ける。この通話用スピーカ330は、制御部390による制御のもとで、通話時に通信相手から送られてきた音声を出力する。
上記の案内用スピーカ340は、制御部390からの音声データAOGを受ける。この案内用スピーカ340は、制御部390による制御のもとで、利用者が再生指定したコンテンツにおける音声を出力する。また、この案内用スピーカ340は、着信音や案内音声を出力する。
上記の表示部350は、液晶装置等を備えて構成されている。この表示部350は、制御部390からの表示データIMMに従って、利用者が指定したコンテンツにおける映像を表示する。また、この表示部350は、ガイダンス情報、受信メッセージ等を表示する。
上記の操作部360は、コンテンツの再生指令等の各種指令を入力するためのファンクションキーや電話番号を入力するテンキー等を備えて構成されている。この操作部360を利用して入力された内容は、入力データIPMとして制御部390へ送られる。
上記のマイクロフォン370は、通話時の利用者の音声を集音する。集音結果は、集音結果データAAMとして制御部390へ送られる。
上記の制御部390は、携帯電話装置300の全体を統括制御する。この制御部390は、通話処理部391と、コンテンツ再生処理部392とを備えている。
上記の通話処理部391は、携帯電話装置300が通常の電話装置として機能する場合に、要素310〜370を利用して、通話のための制御を行う。
上記のコンテンツ再生処理部392は、図9に示されるように、受信手段としての記録処理部393と、第2記憶手段としての記録部394と、第2再生処理手段としての再生処理部395とを備えている。また、コンテンツ再生処理部392は、再生制御部396を備えている。
上記の記録処理部393は、ナビゲーション装置200から送られてくるコンテンツデータの記録処理を行う。この記録処理に際して、記録処理部393は、送受信部320を介して、ナビゲーション装置200からの送信コンテンツデータSCDを受ける。そして、記録処理部393は、再生制御部396からの記録指令RECに従い、記録部394にアクセスして、当該データを、記録用コンテンツデータMCWとして記録部394に送る。
上記の記録部394には、記録処理部393から送られてくる記録用コンテンツデータMCWが記録される。
上記の再生処理部395は、再生制御部396からの再生指令PLMを受けると、当該指令に従い、記録部394にアクセスして、中断位置情報PTSにより指定された中断位置からの記録用コンテンツデータMCWを、読出用コンテンツデータMCRとして読み出す。そして、再生処理部395は、読出用コンテンツデータMCRに基づいて、音声データAOG及び表示データIMMを生成する。こうして生成された音声データAOG及び表示データIMMは、それぞれ、案内用スピーカ340及び表示部350へ向けて出力される。
上記の再生制御部396は、送受信部320を介して、ナビゲーション装置200からの送信コンテンツデータSCDを受けると、記録指令RECを生成する。そして、再生制御部396は、当該指令RECを記録処理部393へ向けて発行する。
また、再生制御部396は、送受信部320を介して、ナビゲーション装置200からの中断位置情報PTSを受けると、その内容を保持する。そして、再生制御部396は、コンテンツの再生指令を操作部360からの入力データIPMとして受けると、中断位置情報PTSに含まれる中断位置を再生開始位置に指定した再生指令PLMを生成する。そして、再生制御部396は、再生処理部395へ向けて再生指令PLMを発行する。
<動作>
次に、上記のように構成されたコンテンツ再生システム100のコンテンツ再生動作について、シームレスなコンテンツの継続再生のためのナビゲーション装置200における携帯電話装置300へのデータ送信処理に主に着目しつつ説明する。
なお、ナビゲーション処理部211は、定期的に車両CRの現在位置、移動速度を取得し、走行状況情報PVIとしてコンテンツ再生処理部212Aへ向けて送信しているものとする。
≪ナビゲーション装置200における処理≫
コンテンツの継続再生のためのナビゲーション装置200における携帯電話装置300へのデータ送信処理(後述するステップS12A,S13の処理)は、図10に示されるステップS11におけるナビゲーション処理部211によるルート探索処理の後に開始される。このステップS11は、利用者が操作入力ユニット270を利用して、目的地を入力することにより開始する。利用者により入力された目的地は、操作入力データIPDとしてナビゲーション処理部211へ送られる(図5参照)。
次いで、ナビゲーション処理部211が、最適ルート探索を行い、探索結果を経路情報RTIとしてコンテンツ再生処理部212Aへ送る。この後、処理はステップS12Aへ進む。
ステップS12Aでは、コンテンツ再生処理部212Aが、コンテンツデータ送信処理を実行する。このステップS12Aでは、図11に示されるように、まず、ステップS21において、コンテンツ再生処理部212Aの再生制御部219Aが、コンテンツ再生中であるか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS21:N)には、ステップS21の処理が繰り返される。
一方、ステップS12Aの開始時に既にコンテンツ再生中であったり、利用者からのコンテンツ再生指令を受けたことに起因してコンテンツ再生を開始すると、ステップS21における判定の結果が肯定的となる(ステップS21:Y)。そして、処理はステップS22へ進む。
なお、コンテンツ再生処理部212Aにおけるコンテンツ再生に際しては、再生処理部215が、コンテンツデータ記憶領域222にアクセスして、コンテンツデータCTDを読出用コンテンツデータCTRとして読み出す。そして、再生処理部215は、読出用コンテンツデータCTRに基づいて、音声データAOD及び表示データIMDを生成し、音出力ユニット250及び表示ユニット260へ送る。
こうした音声データAOD及び表示データIMDの生成処理、及び、音出力ユニット250及び表示ユニット260への送信処理と並行して、ステップS22において、再生処理部215が、未再生部分の再生所要時間UPTを導出し、再生残部分特定部217へ送る。また、このステップS22においては、所要時間推定部216が、ナビゲーション処理部211からの経路情報RTIと走行状況情報PVIとに基づき、車両CRの目的地までの到達所要時間NSTを推定する。こうして推定された到達所要時間NSTは、再生残部分特定部217へ送られる。
引き続き、ステップS23において、再生残部分特定部217が、再生所要時間UPT及び到達所要時間NSTに基づき、時間(UPT−NST)を算出する。そして、再生残部分特定部217は、当該時間を残部分特定情報RSTとして再生制御部219Aへ送る。この後、処理はステップS24へ進む。
ステップS24では、再生制御部219Aが、残部分特定情報RSTで示されている時間(UPT−NST)が「0」より大きいか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS24:N)には、処理はステップS27へ進む。
一方、ステップS24における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS24:Y)には、処理はステップS25へ進む。
ステップS25では、再生制御部219Aが、残部分特定情報RSTに対応するチャプタに、以前に携帯電話装置300に送信した再生残部分に対応するチャプタには含まれていないチャプタのデータである未送信データが存在するか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS25:N)には、処理はステップS26へ進む。
一方、ステップS25における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS25:Y)には、処理はステップS26へ進む。このステップS26では、再生制御部219Aが、コンテンツデータ記憶領域222にアクセスし、未送信のチャプタデータCPDを送信用チャプタデータCPRとして読み出す。そして、再生制御部219Aは、当該送信用チャプタデータCPRを、送信コンテンツデータSCDとして、無線通信ユニット240を介して携帯電話装置300へ送信する(図10参照)。
例えば、図12に示されるように、位置P1において、再生所要時間UPTが120分、到達所要時間NSTが65分である場合は、時間(UPT−NST)は55分となる。そして、これまで携帯電話装置300にチャプタデータを送信していない場合には、60分のチャプタデータCPD5〜CPD8を、送信コンテンツデータSCDとして携帯電話装置300へ送信することになる。また、位置P2において、再生所要時間UPTが90分、到達所要時間NSTが25分である場合は、時間(UPT−NST)は65分となるが、60分相当のチャプタデータは既に送信していることから、チャプタデータCPD4だけを、送信コンテンツデータSCDとして携帯電話装置300へ送信することになる。
図11に戻り、次いで、ステップS27では、例えば、車両CRが目的地に到達したこと等に起因して、利用者からの中断指令等の再生中断があったか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS27:N)には、処理はステップS22へ戻る。
一方、ステップS27における判定の結果が肯定的になると(ステップS27:Y)、ステップS12Aの処理が終了し、処理は、図10の中断処理であるステップS13へ進む。
このステップS13では、図13に示されるように、まず、ステップS31において、再生制御部219Aが、チャプタデータCPDを、携帯電話装置300へ向けて送信したか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS31:N)には、ステップS13の処理が終了する。
一方、ステップS31における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS31:Y)には、処理はステップS32へ進む。ステップS32では、再生制御部219Aが、再生処理部215からの再生中断位置情報PTIを受け、当該位置を中断位置情報PTSとして、無線通信ユニット240を介して携帯電話装置300へ送る。この後、ステップS13の処理が終了する。
上記のステップS11,S12A,S13の処理を実行することにより、コンテンツの継続再生のためのナビゲーション装置200における携帯電話装置300へのデータ送信処理が行われる。
≪携帯電話装置300における処理≫
携帯電話装置300におけるコンテンツの継続再生処理であるステップS14では、図14に示されるように、まず、ステップS41において、コンテンツ再生処理部392の再生制御部396が、利用者からの継続再生指令を受けたか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS41:N)には、ステップS41の処理が繰り返される。
一方、ステップS41における判定の結果が肯定的になると(ステップS41:Y)、処理はステップS42へ進む。このステップS42では、再生制御部396が、ナビゲーション装置200から送信された中断位置を再生開始位置に指定した再生指令PLMを生成し、当該指令を再生処理部395へ発行する。引き続き、再生処理部395が、再生指令PLMにより指定された中断位置からの記録用コンテンツデータMCWを、読出用コンテンツデータMCRとして読み出す。そして、再生処理部395は、読出用コンテンツデータMCRに基づいて、音声データAOG及び表示データIMMを生成し、案内用スピーカ340及び表示部350へ送る。
こうした音声データAOG及び表示データIMMの生成処理、及び、案内用スピーカ340及び表示部350への送信処理が開始されると、当該処理と並行して、ステップS43において、再生制御部396が、利用者からの停止指令を受けたか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS43:Y)には、ステップS14の処理が終了する。
一方、ステップS43における判定の結果が否定的であった場合(ステップS43:N)には、処理はステップS44へ進む。
ステップS44では、再生制御部396が、ナビゲーション装置200から送信されたコンテンツの再生処理が終了したか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS44:N)には、処理はステップS43へ戻る。以後、ステップS43又はステップS44における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS43,S44の処理が繰り返される。
一方、ステップS44における判定の結果が肯定的になると(ステップS44:Y)、ステップS14の処理が終了する。
上記のステップS14の処理を実行することにより、携帯電話装置300におけるコンテンツの継続再生処理が行われる。
以上説明したように、本第1実施形態では、ナビゲーション装置200でのコンテンツの再生処理中に、コンテンツ再生処理部212Aの再生処理部215が、未再生部分の再生所要時間UPTを導出し、再生残部分特定部217へ送る。また、所要時間推定部216が、ナビゲーション処理部211からの経路情報RTIと走行状況情報PVIとに基づき、車両CRの目的地までの到達所要時間NSTを推定し、再生残部分特定部217へ送る。そして、再生残部分特定部217が、時間(UPT−NST)を算出し、算出結果を残部分特定情報RSTとして再生制御部219Aへ送る。
引き続き、再生制御部219Aが、残部分特定情報RSTに対応するチャプタに、以前に携帯電話装置300に送信した再生残部分に対応するチャプタには含まれていないチャプタのデータである未送信データが存在するか否かを、定期的に判定する。そして、この判断の結果が肯定的である場合には、未送信のチャプタデータを携帯電話装置300へ送る。また、再生制御部219Aは、ナビゲーション装置200でのコンテンツの再生処理の中断を検出すると、コンテンツにおける再生中断位置情報PTSを携帯電話装置300へ送る。
そして、携帯電話装置300において、コンテンツにおける再生中断位置からの継続再生処理が行われる。
したがって、本第1実施形態によれば、簡易な構成で、効率的な処理で、シームレスにコンテンツを再生することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を、主に図15〜図17を参照して説明する。
<構成>
本第2実施形態のコンテンツ再生システムにおけるナビゲーション装置は、第1実施形態の場合と比べて、コンテンツ再生処理部212A(図5参照)に代えて、図15に示される構成のコンテンツ再生処理部212Bが備えられている点のみが異なっている。以下、この相違点に主に着目して説明する。なお、本第2実施形態のコンテンツ再生システムにおけるナビゲーション装置についても、第1実施形態の場合と同様に、「ナビゲーション装置200」と記すものとする。
図15に示されるように、コンテンツ再生処理部212Bは、上述したコンテンツ再生処理部212A(図6参照)と比べて、データ転送時間算出手段としての転送時間算出部218を更に備える点、及び、再生制御部219Aに代えて再生制御部219Bを備える点が異なっている。
なお、本第2実施形態では、所要時間推定部216により推定された到達所要時間NSTは、定期的に再生残部分特定部217及び再生制御部219Bへ送られるようになっている。また、再生残部分特定部217により特定された残部分特定情報RSTは、転送時間算出部218及び再生制御部219Bへ送られるようになっている。
上記の転送時間算出部218は、定期的に再生残部分特定部217からの残部分特定情報RSTを受ける。そして、転送時間算出部218は、残部分時間情報RSTで示されている時間(UPT−NST)が正である場合に、当該情報に基づき、上述した再生残部分に対応するチャプタデータを転送するのに必要なデータ転送時間TPTを算出する。こうして算出されたデータ転送時間TPTは、定期的に再生制御部219Bへ送られる。
上記の再生制御部219Bは、上述した再生制御部219Aと同様に、コンテンツ再生処理を行うべき旨の指令を操作入力データIPDとして受けると、再生処理部215へ向けて再生指令PLCを発行する。そして、再生制御部219Bは、この再生指令の発行と同時に、所要時間推定部216へ向けて推定指令EMCを発行する。
また、再生制御部219Bは、定期的に、所要時間推定部216からの到達所要時間NSTを受けるとともに、転送時間算出部218からのデータ転送時間TPTを受ける。そして、再生制御部219Bは、到達所要時間NSTとデータ転送時間TPTに基づき、次の(1)式の関係を満たすか否かを判断する。
NST<TPT+ΔT …(1)
ここで、ΔTは正の一定値であり、到達所要時間NSTの推定誤差を考慮して、確実にデータ転送を行うという観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
再生制御部219Bは、(1)式の条件を初めて満たした場合に、コンテンツデータ記憶領域222にアクセスする。そして、再生制御部219Bは、残部分特定情報RSTにより指定される再生残部分を確保することのできる最小限のチャプタデータCPDを、送信用チャプタデータCPRとして読み出す。引き続き、再生制御部219Bは、送信用チャプタデータCPRを送信コンテンツデータSCDとして、無線通信ユニット240を介して携帯電話装置300へ送る。
また、再生制御部219Bは、上述した再生制御部219Aと同様に、コンテンツ再生処理を中断すべき旨の指令を操作入力データIPDとして受けると、再生処理部215へ向けて中断指令PLCを発行する。そして、再生制御部219Bは、当該中断指令の発行後に、再生処理部215から再生中断位置情報PTIを受ける。再生制御部219Bは、再生中断位置情報PTIを受けると、当該位置を中断位置情報PTSとして、無線通信ユニット240を介して携帯電話装置300へ送る。
<動作>
次に、上記のように構成されたコンテンツ再生システムのコンテンツ再生動作について、シームレスなコンテンツの継続再生のためのナビゲーション装置200における携帯電話装置300へのデータ送信処理に主に着目して説明する。
≪ナビゲーション装置200における処理≫
コンテンツの継続再生のためのナビゲーション装置200における携帯電話装置300へのデータ送信処理(後述するステップS12B,S13の処理)は、第1実施形態の場合と同様に、図16に示されるステップS11におけるナビゲーション処理部211によるルート探索処理の後に開始される。
このステップS11が終了すると、処理はステップS12Bへ進む。
ステップS12Bでは、コンテンツ再生処理部212Bが、コンテンツデータ送信処理を実行する。このステップS12Bでは、図17に示されるように、まず、ステップS51において、第1実施形態におけるステップS21と同様に、コンテンツ再生処理部212Bの再生制御部219Bが、コンテンツ再生中であるか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS51:N)には、ステップS51の処理が繰り返される。
一方、ステップS12Bの開始時に既にコンテンツ再生中であったり、利用者からのコンテンツ再生指令を受けたことに起因してコンテンツ再生を開始すると、ステップS51における判定の結果が肯定的となる(ステップS51:Y)。そして、処理はステップS52へ進む。
なお、コンテンツ再生処理部212Bにおけるコンテンツ再生に際しては、第1実施形態の場合と同様に、再生処理部215が、コンテンツデータ記憶領域222にアクセスして、コンテンツデータCTDを読出用コンテンツデータCTRとして読み出す。そして、再生処理部215は、読出用コンテンツデータCTRに基づいて、音声データAOD及び表示データIMDを生成し、音出力ユニット250及び表示ユニット260へ送る。
こうした音声データAOD及び表示データIMDの生成処理、及び、音出力ユニット250及び表示ユニット260への送信処理と並行して、ステップS52において、第1実施形態におけるステップS22と同様に、再生処理部215が、未再生部分の再生所要時間UPTを導出し、再生残部分特定部217へ送る。また、このステップS52においては、所要時間推定部216が、ナビゲーション処理部211からの経路情報RTIと走行状況情報PVIとに基づき、車両CRの目的地までの到達所要時間NSTを推定する。こうして推定された到達所要時間NSTは、定期的に再生残部分特定部217及び再生制御部219Bへ送られる。
引き続き、ステップS53において、再生残部分特定部217が、再生所要時間UPT及び到達所要時間NSTに基づき、時間(UPT−NST)を算出する。そして、再生残部分特定部217は、当該時間を残部分特定情報RSTとして転送時間算出部218及び再生制御部219Bへ送る。
次いで、ステップS54において、転送時間算出部218が、残部分時間情報RSTで示されている時間(UPT−NST)に基づき、再生残部分に対応するチャプタデータを転送するのに必要なデータ転送時間TPTを算出する。こうして算出されたデータ転送時間TPTは、定期的に再生制御部219Bへ送られる。この後、処理はステップS55へ進む。
ステップS55では、再生制御部219Bが、到達所要時間NSTとデータ転送時間TPTとに基づき、NST≧TPT+ΔTの関係を満たすか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS55:Y)には、処理はステップS56へ進む。
ステップS56では、例えば、車両CRが目的地に到達したこと等に起因して、利用者からの中断指令等の再生中断があったか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS56:N)には、処理はステップS52へ戻る。一方、ステップS56における判定の結果が肯定的になると(ステップS56:Y)、ステップS12Bの処理が終了し、処理は、図16の中断処理であるステップS13へ進む。
一方、図17に戻り、ステップS55における判定の結果が否定的であった場合(ステップS55:N)には、処理はステップS57へ進む。このステップS57では、再生制御部219Bが、コンテンツデータ記憶領域222にアクセスし、残部分特定情報RSTにより指定される再生残部分を確保することのできる最小限のチャプタデータCPDを、送信用チャプタデータCPRとして読み出す。そして、再生制御部219Bは、当該送信用チャプタデータCPRを、送信コンテンツデータSCDとして、無線通信ユニット240を介して携帯電話装置300へ送信する(図16参照)。この後、処理はステップS58へ進む。
ステップS58では、上述したステップS56と同様に、例えば、車両CRが目的地に到達したこと等に起因して、利用者からの中断指令等の再生中断があったか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS58:N)には、ステップS58の処理が繰り返される。
一方、ステップS58における判定の結果が肯定的になると(ステップS58:Y)、ステップS12Bの処理が終了し、処理は、図16の中断処理であるステップS13へ進む。
引き続き、ナビゲーション装置200においては、第1実施形態において説明したステップS13の処理が行われる。
上記のステップS11,S12B,S13の処理を実行することにより、コンテンツの継続再生のためのナビゲーション装置200における携帯電話装置300へのデータ送信処理が行われる。
≪携帯電話装置300における処理≫
上記のコンテンツの継続再生のためのナビゲーション装置200における携帯電話装置300へのデータ送信処理が行われた後に、携帯電話装置300においては、第1実施形態において説明したステップS14のコンテンツの継続再生処理が行われる。
以上説明したように、本第2実施形態では、ナビゲーション装置200でのコンテンツの再生処理中に、コンテンツ再生処理部212Bの再生処理部215が、未再生部分の再生所要時間UPTを導出し、再生残部分特定部217へ送る。また、所要時間推定部216が、ナビゲーション処理部211からの経路情報RTIと走行状況情報PVIとに基づき、車両CRの目的地までの到達所要時間NSTを推定し、再生残部分特定部217及び再生制御部219Bへ送る。そして、再生残部分特定部217が、時間(UPT−NST)を算出し、算出結果を残部分特定情報RSTとして転送時間算出部218及び再生制御部219Bへ送る。さらに、転送時間算出部218が、残部分特定情報RSTに基づき、再生残部分に対応するチャプタデータを転送するのに必要なデータ転送時間TPTを算出し、再生制御部219Bへ送る。
引き続き、再生制御部219Bが、到達所要時間NSTとデータ転送時間TPTとに基づき、到達所要時間NSTがデータ転送時間TPTとなる直前に、残部分特定情報RSTにより指定される再生残部分を確保することのできる最小限のチャプタデータを携帯電話装置300へ送る。また、再生制御部219Bは、ナビゲーション装置200でのコンテンツの再生処理の中断を検出すると、コンテンツにおける再生中断位置情報PTSを携帯電話装置300へ送る。
そして、携帯電話装置300において、コンテンツにおける再生中断位置からの継続再生処理が行われる。
したがって、本第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、簡易な構成で、効率的な処理で、シームレスにコンテンツを再生することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の第1及び第2実施形態では、携帯型のコンテンツ再生装置を携帯電話装置としたが、携帯型のコンテンツ再生装置としてはコンテンツ再生機能を備えていれば、PHSやPDA等いかなるものであってもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、ナビゲーション装置が最適ルート探索を行うこととしたが、例えば、ナビゲーション装置と通信可能なサーバ装置が最適ルートの探索を行うようにしてもよい。この場合は、サーバ装置が、ルート探索結果をナビゲーション装置へ送信することになる。
また、上記の第1及び第2実施形態においては、音声・映像データがチャプタ単位で記録されたコンテンツを再生するコンテンツ再生システムに本発明を適用したが、ナビゲーション装置及び携帯電話装置で再生するコンテンツは、音声データのみがトラック単位で記録されたコンテンツであってもよい。この場合は、ナビゲーション装置の再生制御部が残部分特定情報に対応するトラックを特定し、携帯電話装置へ送信することになる。
また、上記の第1及び第2実施形態においては、車両に搭載されるコンテンツ再生装置に本発明を適用したが、車両以外の他の移動体に搭載されるコンテンツ再生装置にも本発明を適用することもできる。
なお、上記の第1及び第2実施形態におけるナビゲーション装置の制御ユニットを中央処理装置(CPU:Central Processor Unit)やDSP(Digital Signal Processor)を備えるコンピュータとして構成し、制御ユニットの機能を、プログラムの実行によっても実現するようにすることもできる。これらのプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配送の形態で取得されるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係るコンテンツ再生システムの構成を概略的に示すブロック図である。 図1のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 図2のコンテンツデータ記憶領域の内容を説明するための図である。 図3のコンテンツデータの内容を説明するための図である。 図2の制御ユニットの構成を示すブロック図である。 図5のコンテンツ再生処理部の構成を示すブロック図である。 携帯電話装置に送信するコンテンツデータの読み出し方法を説明するための図である。 図1の携帯電話装置の構成を示すブロック図である。 図8のコンテンツ再生処理部の構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるコンテンツ再生処理を説明するためのシーケンス図の例である。 図10のコンテンツデータ送信処理を説明するためのフローチャートである。 チャプタデータの送信例を説明するための図である。 図10の中断処理を説明するためのフローチャートである。 図10の継続再生処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るコンテンツ再生システムにおけるコンテンツ再生処理部の構成を説明するためのブロック図である。 第2実施形態におけるコンテンツ再生処理を説明するためのシーケンス図の例である。 図16のコンテンツデータ送信処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 … コンテンツ再生システム
200 … ナビゲーション装置(第1コンテンツ再生装置)
215 … 再生処理部(第1再生処理手段、検出手段)
216 … 所要時間推定部(所要時間推定手段)
217 … 再生残部分特定部(特定手段)
218 … 転送時間算出部(データ転送時間算出手段)
219A,219B … 再生制御部(送信手段)
220 … 記憶装置(第1記憶手段)
280 … 走行センサインターフェイス部(走行状況取得手段の一部)
285 … GPS受信ユニット(走行状況取得手段の一部)
300 … 携帯電話装置(第2コンテンツ再生装置)
393 … 記録処理部(受信手段)
394 … 記録部(第2記憶手段)
395 … 再生処理部(第2再生処理手段)

Claims (12)

  1. 移動体に搭載されるコンテンツ再生装置であって、
    再生コンテンツのデータを記憶する記憶手段と;
    前記再生コンテンツの再生処理を行う再生処理手段と;
    前記移動体の目的地までの所要時間を推定する所要時間推定手段と;
    前記再生処理手段による前記再生コンテンツの再生処理中に、推定された所要時間内では再生できない前記再生コンテンツの再生残部分を特定する特定手段と;
    前記特定手段により特定された前記再生残部分に対応するデータを、前記目的地への到達までに携帯型コンテンツ再生装置へ送信する送信手段と;
    を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 前記目的地の到達にともなって、前記再生コンテンツの前記再生処理手段による再生処理を中断した時点での前記再生コンテンツにおける再生中断位置を検出する検出手段を更に備え、
    前記送信手段は、前記検出手段により検出された再生中断位置に関するデータを、更に前記携帯型コンテンツ再生装置へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 前記移動体の走行状況を取得する走行状況取得手段を更に備え、
    前記所要時間推定手段は、前記走行状況取得手段による取得結果に基づいて、定期的に、前記移動体の目的地までの新たな所要時間を推定し、
    前記特定手段は、前記新たな所要時間に基づいて、前記新たな所要時間内では再生できない前記再生コンテンツの新たな再生残部分を特定し、
    前記送信手段は、前記新たな再生残部分に対応するデータに、以前に送信した再生残部分に対応するデータには含まれていない未送信データが存在する場合に、前記未送信データを前記携帯型コンテンツ再生装置へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 前記再生コンテンツの再生残部分に対応するデータを転送するのに必要なデータ転送時間を算出するデータ転送時間算出手段を更に備え、
    前記送信手段は、前記所要時間推定手段による推定結果が、前記データ転送時間となる直前に、前記再生残部分に対応するデータの前記携帯型コンテンツ再生装置への送信を開始する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 前記再生コンテンツのデータは、1つ以上のチャプタ又はトラックから構成されており、前記再生残部分に対応するデータはチャプタ又はトラック単位のデータである、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  6. 再生コンテンツの再生処理を行う再生処理工程と;
    移動体の目的地までの所要時間を推定する所要時間推定工程と;
    前記再生処理工程による前記再生コンテンツの再生処理中に、推定された所要時間内では再生できない前記再生コンテンツの再生残部分を特定する特定工程と;
    前記特定工程において特定された前記再生残部分に対応するデータを、前記目的地への到達までに携帯型コンテンツ再生装置へ送信する送信工程と;
    を備えることを特徴とするコンテンツ再生方法。
  7. 請求項6に記載のコンテンツ再生方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とするコンテンツ再生プログラム。
  8. 請求項7に記載のコンテンツ再生プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
  9. 移動体に搭載される第1コンテンツ再生装置と、携帯型の第2コンテンツ再生装置とによってコンテンツ再生を行うコンテンツ再生システムであって、
    前記第1コンテンツ再生装置が、
    再生コンテンツのデータを記憶する第1記憶手段と;
    前記再生コンテンツの再生処理を行う第1再生処理手段と;
    前記移動体の目的地までの所要時間を推定する所要時間推定手段と;
    前記第1再生処理手段による前記再生コンテンツの再生処理中に、前記推定された所要時間内では再生できない前記再生コンテンツの再生残部分を特定する特定手段と;
    前記特定手段により特定された前記再生残部分に対応するデータを、前記目的地への到達までに前記第2コンテンツ再生装置へ送信する送信手段と;を備え、
    前記第2コンテンツ再生装置が、
    前記第1コンテンツ再生装置から送信された前記再生残部分に対応するデータを受信する受信手段と;
    前記受信した前記再生残部分に対応するデータを記憶する第2記憶手段と;
    前記記憶された前記再生残部分に対応するデータに基づいて前記再生コンテンツの再生処理を行う第2再生処理手段と;を備える、
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  10. 前記第1コンテンツ再生装置が、前記目的地の到達にともなって、前記再生コンテンツの前期再生処理手段による再生処理を中断した時点での前記再生コンテンツにおける再生中断位置を検出する検出手段を更に備え、
    前記送信手段は、前記検出手段により検出された再生中断位置に関するデータを、更に前記第2コンテンツ再生装置へ送信し、
    前記受信手段は、前記第1コンテンツ再生装置から送信された前記中断位置に関するデータを更に受信し、
    前記第2記憶手段は、前記中断位置に関するデータを更に記憶し、
    前記第2再生処理手段は、前記第2記憶手段に記憶された中断位置に関するデータにより示される中断位置から前記再生コンテンツの再生処理を行う、
    ことを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ再生システム。
  11. 前記第1コンテンツ再生装置が、前記移動体の走行状況を取得する走行状況取得手段を更に備え、
    前記所要時間推定手段は、前記走行状況取得手段による取得結果に基づいて、定期的に、前記移動体の目的地までの新たな所要時間を推定し、
    前記特定手段は、前記新たな所要時間に基づいて、前記新たな所要時間内では再生できない前記再生コンテンツの新たな再生残部分を特定し、
    前記送信手段は、前記新たな再生残部分に対応するデータに、以前に送信した再生残部分に対応するデータには含まれていない未送信データが存在する場合に、前記未送信データを前記第2コンテンツ再生装置へ送信する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載のコンテンツ再生システム。
  12. 前記第1コンテンツ再生装置が、前記再生コンテンツの再生残部分に対応するデータを転送するのに必要なデータ転送時間を算出するデータ転送時間算出手段を更に備え、
    前記送信手段は、前記所要時間推定手段による推定結果が、前記データ転送時間となる直前に、前記再生残部分に対応するデータの前記第2コンテンツ再生装置への送信を開始する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載のコンテンツ再生システム。
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