JP2016063185A - 照明光学装置、露光装置、および物品の製造方法 - Google Patents

照明光学装置、露光装置、および物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大型化を回避し、被照明面を高照度にかつ均一に照明するのに有利な照明光学装置を提供する。【解決手段】照明光学装置101は、光源1からの光束を用いて被照明面Rを照明するものであり、光束を、光源1から被照明面Rに向かう光軸に対して第1角度θ1で集光する集光鏡2と、入射端面から入射した光束を内面で複数回反射させて、射出端面での光強度分布を均一化させるオプティカルインテグレーター6と、集光鏡2からの光束から、光軸に対して第1角度θ1よりも大きい第2角度θ2でオプティカルインテグレーター6の入射端面に入射する光を作る光束形成部3、5とを有し、オプティカルインテグレーター6からの光で被照明面Rを照明する。【選択図】図1

Description

本発明は、照明光学装置、露光装置、および物品の製造方法に関する。
半導体デバイスなどの製造工程に含まれるリソグラフィー工程において、原版(レチクルなど)に形成されているパターンを、投影光学系などを介して基板(表面にレジスト層が形成されたウエハなど)に転写する露光装置が用いられる。露光装置は、光源からの光束で原版を照明する照明光学装置を備える。ここで、照明光学装置の原版に対する照明が不均一であると、レジストへのパターン転写が不十分となり、露光装置は、高品位なデバイスを提供できない。また、照明光学装置が高照度で原版を照明できなければ、露光装置全体のスループットに影響する。したがって、照明光学装置には、原版をほぼ均一な照度で照明することが求められる。そこで、従来の照明光学装置は、反射型オプティカルインテグレーター等の光学部材を光源と被照明面との間に配置するなどして、照度の均一性を向上させている。特許文献1は、反射型オプティカルインテグレーターとしてオプティカルロッド(ガラス棒)を採用し、オプティカルロッドの射出端面を原版表面と共役な位置に配置することで、被照明面の照度の均一性を向上させる照明手段を開示している。この照明手段では、オプティカルロッドへ入射する光束の角度は、オプティカルインテグレーターの前段側に設けられた光学系を駆動することにより可変である。
特開平7−201730号公報
一般に、オプティカルロッドの射出端面における照度分布を均一にするには、オプティカルロッドの断面形状を多角形とし、入射した光の内面反射の回数を十分に多くすることが必要である。すなわち、オプティカルロッドの光軸に垂直な断面の断面積を小さくするか、または、オプティカルロッドを光軸方向に長くする必要がある。しかしながら、オプティカルロッドの断面積を小さくすると、オプティカルロッドに入射する光の位置がずれたときに、オプティカルロッドの入射端面からはみ出す光の割合が増える。これは、光源の光量ロスが生じやすくなることを意味し、望ましくない。一方、オプティカルロッドの長さを長くすると、内部での光量ロス(ガラス棒の場合には硝材透過率に依存するロス、一方、中空ロッドの場合には反射面の反射効率に依存するロス)が大きくなるとともに、照明光学装置全体の大型化を招くため、望ましくない。特に、特許文献1に開示されている技術では、光軸方向の長さが約500mmのオプティカルロッドが使用されており、そのように長いオプティカルロッドを用いたのでは、被照明面の照度低下や、照明光学装置全体の大型化を招くおそれがある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、大型化を回避し、被照明面を高照度にかつ均一に照明するのに有利な照明光学装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、光源からの光束を用いて被照明面を照明する照明光学装置であって、光束を、光源から被照明面に向かう光軸に対して第1角度で集光する集光鏡と、入射端面から入射した光束を内面で複数回反射させて、射出端面での光強度分布を均一化させるオプティカルインテグレーターと、集光鏡からの光束から、光軸に対して第1角度よりも大きい第2角度でオプティカルインテグレーターの入射端面に入射する光を作る光束形成部と、を有し、オプティカルインテグレーターからの光で被照明面を照明することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、大型化を回避し、被照明面を高照度にかつ均一に照明するのに有利な照明光学装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る照明光学装置の構成を示す図である。 波長フィルターの透過率特性を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る照明光学装置の構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る照明光学装置の構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係る照明光学装置と、この照明光学装置を備える露光装置について説明する。図1は、露光装置100と、露光装置100に含まれる本実施形態に係る照明光学装置101の構成を示す概略図である。露光装置100は、例えば、半導体デバイスの製造工程におけるリソグラフィー工程で用いられるものであり、走査露光方式にて、レチクルRに形成されているパターンの像をウエハW上(基板上)に露光(転写)する投影型露光装置である。なお、図1以下の各図では、ウエハWの法線方向に沿ってZ軸を取り、ウエハW面と平行な面内で互いに垂直な方向にX軸とY軸とを取っている。露光装置100は、照明光学装置101と、レチクルステージ102と、投影光学系103と、ウエハステージ104とを備える。
照明光学装置101は、光源1からの光(光束)を調整して、被照明面であるレチクルRを照明する。光源1としては、例えば、i線(波長365nm)等の光を供給する超高圧水銀ランプを採用可能である。ただし、光源1としてはこれに限ることはなく、248nmの波長の光を供給するKrFエキシマレーザー、193nmの波長の光を供給するArFエキシマレーザー、または、157nmの波長の光を供給するF2レーザー等を採用してもよい。さらに、照明光学装置101および投影光学系103を反射屈折系または反射系で構成する場合には、X線や電子線等の荷電粒子線を採用することも可能である。なお、照明光学装置101の詳細については後述する。レチクルRは、ウエハW上に転写されるべきパターン(例えば回路パターン)が形成された、例えば石英ガラス製の原版である。レチクルステージ102は、レチクルRを保持してX、Yの各軸方向に可動である。投影光学系103は、レチクルRを通過した光を所定の倍率(例えば1/2倍)でウエハW上に投影する。ウエハWは、表面上にレジスト(感光性材料)が塗布された、例えば単結晶シリコンからなる基板である。ウエハステージ104は、不図示のウエハチャックを介してウエハWを保持し、X、Y、Z(それぞれの回転方向であるωx、ωy、ωzを含む場合もある)の各軸方向に可動である。
次に、照明光学装置101の構成について具体的に説明する。照明光学装置101は、光源1から被照明面に向かって順に、楕円鏡2と、第1リレーレンズ3と、波長フィルター4と、第2リレーレンズ5と、オプティカルインテグレーター6と、第1コンデンサレンズ7と、第2コンデンサレンズ8とを含む。楕円鏡(集光鏡)2は、光源1から放射された光(光束)を第2焦点位置F2に集光する。一方、光源1は、楕円鏡2の第1焦点位置F1に配置されている。第1リレーレンズ3および第2リレーレンズ5は、それぞれ本実施形態における光束形成部としての結像光学系であり、前段側の所定面にある第2焦点位置F2と、後段側のオプティカルインテグレーター6の入射端面とは、共役の関係にある。波長フィルター4は、特定の波長域の光を遮蔽するものであり、露光装置100に採用されるにあたっては、露光波長を規定(選択)し得る。
オプティカルインテグレーター6は、入射端面から入射した光束を内面で複数回反射させて、射出端面での光強度分布を均一化させる内面反射型の光学部材であり、本実施形態では、全体形状が四角柱で、断面形状が正方形であるオプティカルロッドとする。なお、オプティカルインテグレーター6としては、オプティカルロッドに限られず、これと同様に作用するものであるならば、例えば、内部が反射面を形成する中空ロッドであってもよい。また、オプティカルインテグレーター6の入射端面および射出端面(共にXY平面)の形状は、四角形に限定されず、その他の多角形でもよい。オプティカルインテグレーター6に光が入射すると、内面反射の作用により、射出端面が一様に照明される。
そして、第1コンデンサレンズ(主照明レンズ前群)7および第2コンデンサレンズ(主照明レンズ後群)8は、オプティカルインテグレーター6の射出端面から射出された光を通過させ、レチクルRを照明する。第1コンデンサレンズ7および第2コンデンサレンズ8は、結像光学系であり、オプティカルインテグレーターからの光を被照明面に結像させる。第1コンデンサレンズ7の前側焦点位置には、オプティカルインテグレーター6の射出端面が配置され、この射出端面は、レチクルRと光学的に共役となっている。なお、厳密にはオプティカルインテグレーター6の射出端面上の異物が転写されるのを避けるため、共役位置を少しずらしている。ここで、レチクルRを照明する照明領域の形状は、矩形となるが、他の形状となるものであってもよい。その後、レチクルRから射出した光、すなわちパターン像は、投影光学系103を介してウエハW上に転写されることになる。
本実施形態では、照明光学装置101は、上記の通りオプティカルインテグレーター6の入射端面に向かう光束の形状(具体的には入射する光束の角度)を調整する各リレーレンズ3、5を含む。これにより、オプティカルインテグレーター6の入射端面(XY平面)の断面積を小さくすることなく、かつ、光軸方向(Z軸方向)の長さを維持したまま、オプティカルインテグレーター6での内面反射回数を多くすることができる。以下、その原理について説明する。
オプティカルインテグレーター6の屈折率をn、正方形断面の対向する反射面間の間隔をd(mm)、長さをL(mm)とする。第2焦点位置F2に集光する光束の角度(第1角度)をθ(deg)、オプティカルインテグレーター6の入射端面に集光する光束の角度(第2角度)をθ(deg)とする。また、第2焦点位置F2からオプティカルインテグレーター6の入射端面への結像倍率をβとする。このとき、オプティカルインテグレーター6に入射した光束が内面反射をN回行うのに必要な長さLは、式(1)で表され、第1角度θと第2角度θとは、式(2)で表される関係を満たす。
Figure 2016063185
Figure 2016063185
ここで、間隔dは、オプティカルインテグレーター6の入射端面での光量ロスの敏感度等の設計条件に基づいて決定される。また、長さLは、オプティカルインテグレーター6内での光量ロスの制約や照明光学装置101のスペースの制約等の設計条件に基づいて決定される。したがって、被照明面の照度の低下を回避しつつオプティカルインテグレーター6での内面反射回数を多くするためには、各リレーレンズ3、5による結像倍率βを1よりも小さくして、sinθ>sinθの関係を満たすようにすることが有効となる。sinθ>sinθの関係は、すなわち、第2角度θが第1角度θよりも大きいという関係である。
以下、具体的に数値を当てはめて説明する。オプティカルインテグレーター6の射出端面において目標の照度均一性を得るためには、内面反射回数N=3以上が必要であるとする。そして、n=1.5、d=30mm、L=300mmのオプティカルインテグレーター6を使用する場合、式(1)および式(2)より、βがおおよそ0.8以下となるようにすればよい。参考として、例えば、第1リレーレンズ3および第2リレーレンズ5の各結像倍率をそれぞれ等倍にした場合には、β=1であるので、L=379.7mmのロッドが必要になる。この場合、オプティカルインテグレーター6を形成する硝材の内部透過率が99.5%/cmであるすると、L=300mmのときに比べて、光量ロスが約4%多くなってしまう。光量ロスが増加することにより、その照明光学装置を採用する露光装置のスループットは低下する。
なお、結像倍率βを小さくするということは、それだけ特定の領域に光が集中するということであるから、オプティカルインテグレーター6の入射端面における光パワーが大きくなり、オプティカルインテグレーター6の耐久性に影響を及ぼす可能性がある。これに対し、本実施形態では、波長フィルター4を用いて光源1から放出される光の波長帯域を狭くすることで、光パワーを制限する。以下、その原理について説明する。
一般に、波長フィルターは、平行平板に誘電体多層膜を成膜したものであり、光の入射角度によって透過する波長が変化する。図2は、透過波長が決定された場合のバンドパスフィルターの透過率特性を示すグラフである。図2では、透過率のピークの波長を中心波長λとして表し、誘電体多層膜に垂直入射した光と斜入射で入射した光とについての入射角度と透過波長との関係を示している。図2からわかるように、斜入射した光は、垂直入射した光よりも最大透過率が下がる。また、光の入射角が変化すると、誘電体多層膜中での光路長差が小さくなるので、中心波長が短波長側にシフトする。さらに、波長フィルターには、角度分布が広がっていない光を入射しなければならない。例えば、図2においてΛで示した波長域(厳密には透過率分布の裾も含む)が透過され、所望の波長以外の波長を多く含む分布となる。したがって、オプティカルインテグレーター6の入射端面のような光の角度分布が広がっている位置(場所)に波長フィルターを配置することは、現実的ではない。光の角度分布が広がっていない位置は、ラグランジェ・ヘルムホルツの不変量から、位置分布が広がっている場所を意味している。すなわち、波長フィルターの配置位置としては、オプティカルインテグレーター6の入射端面よりも光線有効径が大きい位置が望ましい。そこで、本実施形態では、波長フィルター4は、第1リレーレンズ3および第2リレーレンズ5を含む結像光学系において、位置分布が広がっている瞳面付近に配置している。これにより、第1リレーレンズ3および第2リレーレンズ5を含む結像光学系の倍率を小さくすることに起因するオプティカルインテグレーター6の耐久性への影響を抑えることができる。
このように、照明光学装置101は、オプティカルインテグレーター6の入射端面の断面積を小さくすることなく、かつ、光軸方向の長さを維持したまま、オプティカルインテグレーター6での内面反射回数を多くすることができる。これにより、照明光学装置101は、全体構成を大きくすることなく、被照明面の照度低下を抑え、かつ照度の均一性を向上させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、大型化を回避し、被照明面を高照度にかつ均一に照明するのに有利な照明光学装置を提供することができる。また、このような照明光学装置を備える露光装置によれば、内部スペースの確保に関して有利となりつつ、より高精度なパターン転写を実現し得る。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る照明光学装置について説明する。図3は、本実施形態に係る照明光学装置201の構成を示す概略図である。なお、第1実施形態に係る照明光学装置101の構成と同一のものには同一の符号を付し、説明を省略する。照明光学装置201の特徴は、第1実施形態において採用されている第1リレーレンズ3および第2リレーレンズ5に換えて、本実施形態における光束形成部として、不図示の波長フィルター4の後段側にコンデンサレンズ12を配置する点にある。この場合、第2焦点位置F2に集光した光は、波長フィルター4およびコンデンサレンズ12を順次透過した後に、オプティカルインテグレーター6に入射する。コンデンサレンズ12は、集光光学系としてのフーリエ変換レンズであり、所定面にある第2焦点位置F2とオプティカルインテグレーター6の入射端面とは、フーリエ変換の関係にある。また、第2焦点位置F2の光束径をDとし、コンデンサレンズ12の焦点距離をfとすると、式(3)が成り立つ。
Figure 2016063185
ここで、光束径Dは、光源1および楕円鏡2の設計条件に基づいて決定される。したがって、オプティカルインテグレーター6での内面反射回数を多くするためには、式(1)および式(3)より、コンデンサレンズ12の焦点距離fを小さくして、sinθ>sinθの関係を満たすようにすることが有効となる。このような構成を有する照明光学装置201によっても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る照明光学装置について説明する。図4は、本実施形態に係る照明光学装置301の構成を示す概略図である。なお、第1実施形態に係る照明光学装置101の構成と同一のものには同一の符号を付し、説明を省略する。照明光学装置301の特徴は、第1実施形態において採用されている第1リレーレンズ3および第2リレーレンズ5に換えて、本実施形態における光束形成部として、不図示の波長フィルター4の後段側に拡散部材13を配置する点にある。この場合、第2焦点位置F2に集光した光は、波長フィルター4および拡散部材13を順次透過した後に、オプティカルインテグレーター6に入射する。拡散部材13は、入射光(入射光束)を所定の発散角θで発散させる拡散板または透過型回折光学素子である。このような拡散部材13を用いる場合には、オプティカルインテグレーター6での内面反射回数を多くするために、拡散部材13による発散角θを大きくして、sinθ>sinθの関係を満たすようにすることが有効となる。このような構成を有する照明光学装置301によっても、第1実施形態と同様の効果を奏する。なお、オプティカルインテグレーター6への発散角分布は、照明光学装置301の照明コヒーレンシィσ(σ値=照明光学装置301の射出側開口数/投影光学系103の入射側開口数)となる。そのため、拡散部材13のファーフィールド領域では、XY平面内での分布は、ほぼ円形のパターンとなることが望ましい。また、照明光学装置301は、第2焦点位置F2とオプティカルインテグレーター6との間に、拡散部材13のみならず、上記第1および第2実施形態で例示したような結像光学系やフーリエ変換レンズを組み合わせて配置し、用いるものとしてもよい。
なお、上記の各実施形態において、リレーレンズ、コンデンサーレンズまたは拡散部材等の構成要素の設置個数または設置位置は、一例であり、上記説明した各種条件を満たすならば、各実施形態での例示に限定するものではない。
(物品の製造方法)
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の露光装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。さらに、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1 光源
2 楕円鏡
3 第1リレーレンズ
4 第2リレーレンズ
6 オプティカルインテグレーター
101 照明光学装置

Claims (11)

  1. 光源からの光束を用いて被照明面を照明する照明光学装置であって、
    前記光束を、前記光源から前記被照明面に向かう光軸に対して第1角度で集光する集光鏡と、
    入射端面から入射した光束を内面で複数回反射させて、射出端面での光強度分布を均一化させるオプティカルインテグレーターと、
    前記集光鏡からの光束から、前記光軸に対して前記第1角度よりも大きい第2角度で前記オプティカルインテグレーターの前記入射端面に入射する光を作る光束形成部と、
    を有し、
    前記オプティカルインテグレーターからの光で前記被照明面を照明することを特徴とする照明光学装置。
  2. 前記光束形成部は、前記光源と前記オプティカルインテグレーターの前記入射端面との間にある所定面と、前記オプティカルインテグレーターの前記入射端面とを光学的に共役な関係とする結像光学系であることを特徴とする請求項1に記載の照明光学装置。
  3. 前記光束形成部は、前記光源と前記オプティカルインテグレーターの前記入射端面との間にある所定面と、前記オプティカルインテグレーターの前記入射端面とを光学的にフーリエ変換の関係にする集光光学系であることを特徴とする請求項1に記載の照明光学装置。
  4. 前記所定面は、前記集光鏡が前記光源からの光束を集光する位置を含む面であることを特徴とする請求項2または3に記載の照明光学装置。
  5. 前記光束形成部は、入射光を拡散する拡散部材を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の照明光学装置。
  6. 前記拡散部材は、拡散板または回折光学素子であることを特徴とする請求項5に記載の照明光学装置。
  7. 前記光束形成部は、特定の波長域の光を遮る波長フィルターを含み、
    前記波長フィルターは、前記オプティカルインテグレーターの入射端面よりも光線有効径が大きい位置に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明光学装置。
  8. 前記オプティカルインテグレーターからの光を前記被照明面に結像させる結像光学系を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の照明光学装置。
  9. 前記オプティカルインテグレーターの射出端面と前記被照明面とは、光学的に共役であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の照明光学装置。
  10. 原版に形成されているパターンの像を基板に転写する露光装置であって、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の照明光学装置を備え、
    前記照明光学装置は、前記原版の被照明面を照明する、
    ことを特徴とする露光装置。
  11. 請求項10に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    前記工程で露光された前記基板を現像する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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