JP2016061923A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】除去対象のトナーが金属顔料を含むか含まないかによって、除去部材に印加する電圧を変えることができるようにする。【解決手段】画像形成装置は、金属顔料を含む第1トナーと、金属顔料を含まない第2トナーと、が付着される付着体と、印加される電圧に応じた静電力によって、前記付着体の前記第1トナー及び前記第2トナーを除去する除去部材と、第1電圧と、該第1電圧よりも絶対値が高い第2電圧と、を前記除去部材に印加可能な印加部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、感光体ドラムと、感光体ドラムの表面のトナー像を転写材に転写する転写ローラと、感光体ドラムの表面に画像制御用パッチが形成された場合に画像制御用パッチの濃度を検出するパッチセンサと、転写ローラを静電的にクリーニングするファーブラシと、感光体ドラムの表面から転写された転写ローラの表面の画像制御用パッチがファーブラシを通過するときに、パッチセンサが検出した画像制御用パッチの濃度に基づいて転写ローラ及びファーブラシの間に印加される清掃電流を変化させるコントローラと、を備える画像形成装置が開示されている。
2012−83479号公報
金属顔料を含むトナー(以下、金属トナーという)を用いて画像を形成する構成においては、金属トナーが、転写ロールや転写ベルト等の付着体に付着した際に、除去部材への電圧印加による静電力で金属トナーを除去部材に吸着させて金属トナーを除去する構成が考えられる。
金属トナーは、導電性を有するため、除去部材に高電圧を印加すると、電荷注入が生じて極性が変わりやすい。金属トナーの極性が変わった場合では、静電力が反発力として金属トナーに作用して、金属トナーが除去部材に吸着できない場合がある。すなわち、金属トナーでは、除去部材に低電圧を印加した場合に、付着体から除去される除去性が向上する傾向にある。
一方、金属顔料を含まないトナーは、除去部材に高電圧を印加しても、電荷注入が生じにくく、除去部材に高電圧を印加した場合に除去性が向上する傾向にある。このように、金属トナーを除去するのに適した電圧値と、金属顔料を含まないトナーを除去するのに適した電圧値とが、異なる場合がある。
本発明は、除去対象のトナーが金属顔料を含むか含まないかによって、除去部材に印加する電圧を変えることができるようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、金属顔料を含む第1トナーと、金属顔料を含まない第2トナーと、が付着される付着体と、印加される電圧に応じた静電力によって、前記付着体の前記第1トナー及び前記第2トナーを除去する除去部材と、第1電圧と、該第1電圧よりも絶対値が高い第2電圧と、を前記除去部材に印加可能な印加部と、を備える。
請求項2の発明は、転写画像と、前記第1トナー及び前記第2トナーで形成された非転写画像と、が転写される転写体であって、前記付着体との間に導入された記録媒体に該転写画像を転写すると共に、前記非転写画像の第1トナー及び第2トナーを前記付着体に付着させる前記転写体を備え、該転写画像が転写された記録媒体の枚数が予め定められた枚数以上となった場合において、前記付着体から除去する除去対象が前記第1トナーである場合に前記印加部が前記除去部材に第1電圧を印加し、前記付着体から除去する除去対象が前記第2トナーである場合に前記印加部が前記除去部材に第2電圧を印加するモードを有する。
請求項3の発明は、転写画像と、前記第1トナー及び前記第2トナーで形成された非転写画像と、が転写される転写体であって、前記付着体との間に導入された記録媒体に該転写画像を転写すると共に、前記非転写画像の第1トナー及び第2トナーを前記付着体に付着させる前記転写体を備え、前記第1トナーの明度よりも低い明度を有する面が前記付着体側に向けられた状態の前記記録媒体が前記付着体と前記転写体との間に導入される際に、前記印加部が前記除去部材に第1電圧を印加するモードを有する。
請求項4の発明は、転写画像と、前記第1トナー及び前記第2トナーで形成された非転写画像と、が転写される転写体であって、前記付着体との間に導入された記録媒体に該転写画像を転写すると共に、前記非転写画像の第1トナー及び第2トナーを前記付着体に付着させる前記転写体を備え、前記第1トナーの明度以上の明度を有する面が前記付着体側に向けられた状態の前記記録媒体が前記付着体と前記転写体との間に導入される際に、前記印加部が前記除去部材に第2電圧を印加するモードを有する。
請求項5の発明は、転写画像と、前記第1トナー及び前記第2トナーで形成された非転写画像と、が転写される転写体であって、前記付着体との間に導入された記録媒体に該転写画像を転写すると共に、前記非転写画像の第1トナー及び第2トナーを前記付着体に付着させる前記転写体を備え、前記第1トナーの明度よりも低い明度を有する画像が形成された面が前記付着体側に向けられた状態の前記記録媒体が前記付着体と前記転写体との間に導入される際に、前記印加部が前記除去部材に第1電圧を印加するモードを有する。
請求項6の発明は、転写画像と、前記第1トナー及び前記第2トナーで形成された非転写画像と、が転写される転写体であって、前記付着体との間に導入された記録媒体に該転写画像を転写すると共に、前記非転写画像の第1トナー及び第2トナーを前記付着体に付着させる前記転写体を備え、前記第1トナーの明度以上の明度を有する画像が形成された面が前記付着体側に向けられた状態の前記記録媒体が前記付着体と前記転写体との間に導入される際に、前記印加部が前記除去部材に第2電圧を印加するモードを有する。
請求項7の発明では、前記転写画像が転写された記録媒体の枚数が予め定められた枚数以上となった場合において、前記モードを実行する。
本発明の請求項1の構成によれば、除去対象のトナーが金属顔料を含むか含まないかによって、除去部材に印加する電圧を変えることができる。
本発明の請求項2の構成によれば、除去対象のトナーが金属顔料を含むか含まないかに関わらず単一の電圧を除去部材に印加する構成に比べ、転写画像が転写された記録媒体の枚数が予め定められた枚数以上となって除去部材又は付着体の抵抗が上昇した場合でも、第1トナーと第2トナーとを効率よく除去できる。
本発明の請求項3の構成によれば、記録媒体の明度に関わらず第2電圧を除去部材に印加する構成に比べ、記録媒体における第1トナーの明度よりも低い明度を有する面に、第1トナーが転移することを抑制できる。
本発明の請求項4の構成によれば、記録媒体の明度に関わらず第1電圧を除去部材に印加する構成に比べ、記録媒体における第1トナーの明度以上の明度を有する面に、第2トナーが転移することを抑制できる。
本発明の請求項5の構成によれば、記録媒体の画像の明度に関わらず第2電圧を除去部材に印加する構成に比べ、記録媒体における第1トナーの明度よりも低い明度を有する面に、第1トナーが転移することを抑制できる。
本発明の請求項6の構成によれば、記録媒体の画像の明度に関わらず第1電圧を除去部材に印加する構成に比べ、記録媒体における第1トナーの明度以上の明度を有する画像に、第2トナーが転移することを抑制できる。
本発明の請求項7の構成によれば、転写画像が転写された記録媒体の枚数以外の条件で本構成におけるモードを実行する場合に比べ、転写画像が転写された記録媒体の枚数が予め定められた枚数以上となって除去部材又は付着体の抵抗が上昇した場合に、付着体からトナーを効率よく除去できる。
本実施形態に係る画像形成装置を正面側から見た構成を示す概略図である。 本実施形態に係るトナー画像形成部を示す概略図である。 本実施形態に係る転写装置を示す概略図である。 転写ベルト上の非転写画像と転写画像とを示す図である。 使用開始時における第1清掃ブラシ及び第2清掃ブラシに印加する電圧の絶対値と、二次転写ベルトに残留するトナーの残留量と、の関係を示すグラフである。 使用経過後の第1清掃ブラシ及び第2清掃ブラシに印加する電圧の絶対値と、二次転写ベルトに残留するトナーの残留量と、の関係を示すグラフである。 清掃ブラシで生じるトナーへの電荷注入を示す図である。 記録媒体としての白色の用紙が二次転写位置に導入される状態を示す図である。 記録媒体として、転写ベルト側が黒色とされ、二次転写ベルト側が白色とされた用紙が二次転写位置に導入される状態を示す図である。 記録媒体としての黒色の用紙が二次転写位置に導入される状態を示す図である。 記録媒体として、転写ベルト側が白色とされ、二次転写ベルト側が黒色とされた用紙が二次転写位置に導入される状態を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。なお、各図に示す矢印Hは鉛直方向を示し、矢印Wは水平方向であって装置幅方向を示す。
<画像形成装置10の構成>
図1は、画像形成装置10を正面側から見た構成を示す概略図である。この図に示されるように、画像形成装置10は、電子写真方式により用紙等の記録媒体Pに画像を形成する画像形成部12と、記録媒体Pを搬送する搬送装置50と、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部70と、を有している。
(搬送装置50)
図1に示されるように、搬送装置50は、記録媒体Pが収容される収容器51と、収容器51から二次転写位置NTへ記録媒体Pを搬送する複数の搬送ロール52と、を有している。さらに、搬送装置50は、二次転写位置NTから定着装置40へ記録媒体Pを搬送する複数の搬送ベルト58と、定着装置40から記録媒体Pの排出部(図示省略)へ向けて記録媒体Pを搬送する搬送ベルト54及び搬送ロール56と、を有している。
さらに、搬送装置50は、定着装置40で片面にトナー画像が定着された記録媒体Pを反転させて、再び二次転写位置NTへ送り戻すための搬送路59と、搬送路59に沿って配置された複数の搬送ロール57と、を有している。搬送装置50では、記録媒体Pの両面に画像を形成する際に、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pが、搬送ロール56によってスイッチバックされて搬送路59に導かれ、搬送ロール57によって二次転写位置NTへ送り戻されるようになっている。
(画像形成部12)
画像形成部12は、トナー画像を形成するトナー画像形成部20と、トナー画像形成部20で形成されたトナー画像を記録媒体Pに転写する転写装置30と、記録媒体Pに転写されたトナー画像を加熱及び加圧して記録媒体Pに定着する定着装置40と、を有している。
トナー画像形成部20は、色ごとにトナー画像を形成するように複数備えられている。この実施形態では、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計6色のトナー画像形成部20が設けられている。
画像形成部12では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー画像形成部20が標準装備されており、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)が標準色となっている。一方、第1特別色(V)、第2特別色(W)のトナー画像形成部20は、例えば、オプションとして、追加装備が可能なトナー画像形成部20として構成されている。
図1に示す(V)、(W)、(Y)、(M)、(C)、(K)は、上記各色に対応する構成部分を示している。なお、本明細書の説明では、(V)、(W)、(Y)、(M)、(C)、(K)の括弧を省略して、V、W、Y、M、C、Kと記載する場合がある。第1特別色(V)及び第2特別色(W)には、例えば、銀色や金色等の色が用いられる。また、トナー画像形成部20V及びトナー画像形成部20Wの少なくとも一方を使用しなくてもよい。
本実施形態では、第2特別色(W)として、金属顔料を含むトナーによる銀色を用いると共に、第1特別色(V)のトナー画像形成部20を使用しない例について説明する。なお、金属顔料を含むトナーにおいては、金属顔料以外の顔料を含んでいてもよい。
〔トナー画像形成部20〕
各色のトナー画像形成部20は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されている。具体的には、各色のトナー画像形成部20は、図2に示されるように、図2における時計周り方向に回転する感光体ドラム21と、感光体ドラム21を帯電させる帯電器22と、を有している。さらに、各色のトナー画像形成部20は、帯電器22によって帯電された感光体ドラム21を露光して感光体ドラム21に静電潜像を形成する露光装置23と、露光装置23によって感光体ドラム21に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置24と、を有している。
帯電器22は、例えば、感光体ドラム21の表面(感光層)を負極性に帯電させる。負極性に帯電した感光体ドラム21の表面は、露光装置23によって露光光Lが照射された部分が正極性を呈し、感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。そして、現像装置24内で負極性に摩擦帯電されたトナーが、正極性を呈する静電潜像に付着して静電潜像が現像される。
〔転写装置30〕
転写装置30は、各色の感光体ドラム21のトナー画像を、転写ベルト31(中間転写体)に重畳して一次転写し、該重畳されたトナー画像を二次転写位置NTで記録媒体Pに二次転写するようになっている。具体的には、転写装置30は、図1に示されるように、転写体の一例としての転写ベルト31と、一次転写ロール33と、付着体の一例としての二次転写ベルト36と、二次転写ベルト36の清掃装置60と、転写ベルト31の清掃装置35と、を備えている。
[転写ベルト31]
転写ベルト31は、図1に示されるように、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。この実施形態では、転写ベルト31は、正面視で装置幅方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Dは、図示しないモータの動力により転写ベルト31を矢印A方向に周回させる駆動ロールとして機能する。転写ベルト31は、矢印A方向に周回することで、一次転写された画像を二次転写位置NTへ搬送するようになっている。
また、複数のロール32のうち、図1に示すロール32Tは、転写ベルト31に張力を付与する張力付与ロールとして機能する。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Bは、二次転写ロール34の対向ロール32Bとして機能する。対向ロール32Bには、前述の通り逆さ鈍角三角形状の姿勢とされた転写ベルト31の鈍角を成す下端側の頂部が巻き掛けられている。この転写ベルト31は、前述した姿勢で装置幅方向に延びる上辺部において、各色の感光体ドラム21に下方から接触している。
[一次転写ロール33]
一次転写ロール33は、各感光体ドラム21のトナー画像を転写ベルト31に転写させるロールであり、図1に示されるように、転写ベルト31の内側に配置されている。各一次転写ロール33は、転写ベルト31を挟んで対応する色の感光体ドラム21に対して対向配置されている。また、一次転写ロール33には、給電部(図示省略)によって、トナー極性とは逆極性の一次転写電圧が印加されるようになっている。この一次転写電圧の印加により、感光体ドラム21に形成されたトナー画像が、一次転写位置Tで転写ベルト31に転写される。
[二次転写ベルト36]
二次転写ベルト36は、転写ベルト31に重畳されたトナー画像を記録媒体Pに転写するベルトである。二次転写ベルト36は、図3に示されるように、無端状をなし、二次転写ロール34と、従動ロール37と、に巻き掛けられている。
二次転写ロール34は、対向ロール32Bとの間に転写ベルト31及び二次転写ベルト36を挟むように配置されており、二次転写ベルト36と転写ベルト31とは予め定められた荷重にて接触している。このように接触している二次転写ベルト36と転写ベルト31の間が二次転写位置NTとされる。この二次転写位置NTには、収容器51から適時に記録媒体Pが供給されるようになっている。二次転写ベルト36は、二次転写ロール34が回転駆動されることで、矢印B方向へ周回移動される。
本実施形態では、転写ベルト31のトナー画像を記録媒体Pに転写する際には、印加部としての給電部39によって、対向ロール32Bに負極性の電圧が印加される。これにより、対向ロール32Bと二次転写ロール34との間に電位差が生じる。すなわち、対向ロール32Bに負極性の電圧が印加されることで、対向ロール32Bの対向電極をなす二次転写ロール34にトナー極性と逆極性の二次転写電圧(正極性の電圧)が間接的に印加される。これにより、二次転写位置NTを通過する記録媒体Pに、転写ベルト31からトナー画像が転写される。
一方、転写ベルト31のトナーが二次転写位置NTを通過する際に当該トナーを転写ベルト31に保持させる場合には、印加部としての給電部39によって、対向ロール32Bに正極性の電圧が印加される。これにより、対向ロール32Bと二次転写ロール34との間に電位差が生じる。すなわち、対向ロール32Bに正極性の電圧が印加されることで、対向ロール32Bの対向電極をなす二次転写ロール34にトナー極性と同極性の非転写電圧(負極性の電圧)が間接的に印加される。これにより、二次転写位置NTを通過するトナーは、二次転写ロール34から反発力を受けて、転写ベルト31に保持される。
[二次転写ベルト36の清掃装置60]
清掃装置60は、図3に示されるように、印加される清掃電圧に応じた静電力によって、二次転写ベルト36のトナー(後述の銀色トナー及び他色トナー)を吸着して除去する除去部材の一例として、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62を有している。第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62は、軸部61A、62Aと、軸部61A、62Aの外周にその全周にわたって設けられたブラシ部61B、62Bと、を有している。第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62は、軸部61A、62Aが回転駆動されることで、回転するようになっている。第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62は、一例として、二次転写ベルト36の周回方向と同じ方向(図3における時計方向)に回転するようになっている。なお、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62は、二次転写ベルト36の周回方向と逆方向(図3における反時計方向)に回転する構成であってもよい。また、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62が二次転写ベルト36の周回方向と逆方向に回転する場合には、例えば、二次転写ベルト36の周速度に対して周速度差を有して回転するように構成される。
また、清掃装置60は、第1清掃ブラシ61のブラシ部61Bに接触する第1金属ローラ63と、第2清掃ブラシ62のブラシ部62Bに接触する第2金属ローラ64と、を有している。
さらに、清掃装置60は、第1金属ローラ63に正極性の清掃電圧(クリーニング電圧)を印加する第1給電部65(印加部の一例)と、第2金属ローラ64に負極性の清掃電圧(クリーニング電圧)を印加する第2給電部66(印加部の一例)と、を有している。
第1給電部65が、第1金属ローラ63に、正極性の清掃電圧を印加することで、二次転写ロール34と第1清掃ブラシ61と第1金属ローラ63とに直流に清掃電流(クリーニング電流)が流れる。これにより、二次転写ロール34に対して第1清掃ブラシ61が正極性となり、第1清掃ブラシ61に対して第1金属ローラ63が正極性となる。
この構成により、二次転写ベルト36上のトナーのうち、負極性に帯電したトナーが静電的に第1清掃ブラシ61に吸着されて移動した後、第1金属ローラ63に移動し、二次転写ベルト36から除去される。
また、第2給電部66が、第2金属ローラ64に、負極性の清掃電圧を印加することで、二次転写ロール34と第2清掃ブラシ62と第2金属ローラ64とに直流に清掃電流(クリーニング電流)が流れる。これにより、二次転写ロール34に対して第2清掃ブラシ62が負極性となり、第2清掃ブラシ62に対して第2金属ローラ64が負極性となる。
これにより、二次転写ベルト36上のトナーのうち、正極性に帯電したトナーが静電的に第2清掃ブラシ62に吸着されて移動した後、第2金属ローラ64に移動し、二次転写ベルト36から除去される。
なお、第1金属ローラ63及び第2金属ローラ64に移動したトナーは、ブレード等の除去部材(図示省略)により、第1金属ローラ63及び第2金属ローラ64から除去される。第1金属ローラ63及び第2金属ローラ64から除去されたトナーは、収容容器(図示省略)に収容(回収)される。
[転写ベルト31の清掃装置35]
清掃装置35は、図1に示されるように、転写ベルト31の周回方向において、二次転写位置NTの下流側で、かつ一次転写位置T(Y)の上流側に配置されている。清掃装置35は、転写ベルト31の表面に残留したトナーを転写ベルト31の表面から掻き取るブレード351を備えている。
<要部構成>
本実施形態では、トナー画像形成部20Wは、第2特別色(W)としての銀色のトナーを用いてトナー画像を形成する構成とされている(図1参照)。トナー画像形成部20Wで用いられる銀色トナー(第1トナーの一例)は、金属顔料とバインダー樹脂とを含んで構成されている。金属顔料としては、例えば、アルミニウム等の金属が用いられる。トナー画像形成部20Wが形成するトナー画像としては、記録媒体Pに転写される転写画像と、記録媒体Pに転写されない非転写画像と、がある。
非転写画像としては、転写ベルト31上のトナー画像のトナー濃度を検出するための濃度検出用画像(パッチ)や、転写ベルト31上のトナー画像における各色間の位置ずれを検出するための色ずれ検出用画像(パッチ)や、劣化した現像剤(トナー)を消費するための画像(バンド)等がある。なお、濃度検出用画像(パッチ)や、色ずれ検出用画像(パッチ)を検出するための検出部(センサ)49が、トナー画像形成部20Kの下流側(図1における左側)に配置されている。
以下、説明の便宜上、当該転写画像を「銀色画像」と称し、当該非転写画像を「銀色パッチ」と称する。なお、本実施形態では、前述のとおり、第1特別色(V)のトナー画像形成部20Vは、稼働されないものとする。
一方、トナー画像形成部20Y、20M、20C、20K(以下、20Y〜20Kと示す)で用いられるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)のトナー(第2トナーの一例)は、金属顔料を含まず、金属顔料以外の顔料とバインダー樹脂とを含んで構成されている。
なお、本明細書では、説明の便宜上、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)を「他色」と称し、他色のトナーを「他色トナー」と称する。図中において、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)を区別する場合は、(Y)、(M)、(C)、(K)の符号を付す。
前述のように、他色トナーが金属顔料を用いていないのに対して、銀色トナーは金属顔料を用いているため、銀色トナーの導電性は他色トナーの導電性よりも高くなっている。このため、銀色トナーは、他色トナーに比べ、電荷が注入されやすい性質を有している。また、銀色トナーは、粒径が他色トナーよりも大きくなっている。
トナー画像形成部20Y〜20Kが形成するトナー画像としては、トナー画像形成部20Wの場合と同様に、記録媒体Pの転写するための転写画像と、記録媒体Pに転写されない非転写画像と、がある。非転写画像としては、銀色パッチと同様に、濃度検出用画像(パッチ)や、色ずれ検出用画像(パッチ)、劣化した現像剤(トナー)を消費するための画像(バンド)等がある。以下、説明の便宜上、トナー画像形成部20Y〜20Kが形成する非転写画像を「他色パッチ」と称し、トナー画像形成部20Y〜20Kが形成する転写画像を「他色画像」と称する。
なお、図4に示されるように、各トナー画像形成部20の銀色画像310及び他色画像320が、各一次転写ロール33によって、転写ベルト31上の転写領域R1に転写される。転写ベルト31に転写された銀色画像310及び他色画像320は、記録媒体Pと共に二次転写位置NTを通過して当該記録媒体Pに転写される。
一方、各トナー画像形成部20の銀色パッチ410及び他色パッチ420は、各一次転写ロール33によって、転写領域R1の間の非転写領域R2に転写される。転写ベルト31上に転写された銀色パッチ410及び他色パッチ420は、記録媒体Pと共に二次転写位置NTを通過せずに、単独で二次転写位置NTを通過する。なお、銀色パッチ410及び他色パッチ420は、非転写領域R2の任意の位置に形成される。すなわち、銀色パッチ410と他色パッチ420とは、図4に示されるように、搬送方向にずれて配置されていてもよいし、搬送方向に重なって配置されていてもよい。
本実施形態では、銀色画像310及び他色画像320を転写ベルト31から記録媒体Pに転写する場合には、前述のように、対向ロール32Bを介して二次転写ロール34に正極性の二次転写電圧(トナー極性と逆極性の電圧)が印加される。これにより、記録媒体Pと共に二次転写位置NTを通過する銀色画像310及び他色画像320が、転写ベルト31から記録媒体Pへ転写されるようになっている。
一方、銀色パッチ410及び他色パッチ420が二次転写位置NTを通過する際には、転写ベルト31上の銀色パッチ410及び他色パッチ420が転写ベルト31に保持されるように、対向ロール32Bを介して二次転写ロール34に負極性の非転写電圧(トナー極性と同極性の電圧)が印加される。
これにより、転写ベルト31上の銀色パッチ410及び他色パッチ420のトナーは、二次転写ベルト36(二次転写ロール34)から反発力を受けて、転写ベルト31に保持される。転写ベルト31に保持された銀色パッチ410及び他色パッチ420のトナーは、清掃装置35へ搬送され、清掃装置35によって転写ベルト31から除去される。
ここで、二次転写ベルト36と転写ベルト31とは、予め定められた荷重にて接触しているため、銀色パッチ410及び他色パッチ420のそれぞれが転写ベルト31の表面に形成された場合には、各色のトナーの一部は、静電的な反発力を受けても二次転写ベルト36に転移されてしまう。また、銀色パッチ410及び他色パッチ420のトナーの一部が、正極性の電荷の注入を受けて正極性に帯電した状態で、二次転写位置NTを通過した場合には、当該一部が静電的な吸引力を受けて二次転写ベルト36に転移されてしまう。
トナーへの正極性の電荷の注入は、例えば、感光体ドラム21から転写ベルト31への転写の際に生じる放電などによって生じる。また、前述のように、電荷の注入は、銀色トナーにおいて生じやすく、銀色トナーが二次転写ベルト36に転移されやすい傾向にある。
銀色パッチ410の銀色トナー及び他色パッチ420の他色トナーが二次転写ベルト36に転移することで、銀色トナー及び他色トナーが二次転写ベルト36(付着体の一例)の外周に付着するようになっている。当該銀色トナー及び他色トナーは、二次転写ベルト36が周回することで、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62へ搬送されて、第1清掃ブラシ61(除去部材の一例)及び第2清掃ブラシ62(除去部材の一例)で除去される。具体的には、前述のように、第1給電部65(印加部の一例)によって第1清掃ブラシ61に正極性の清掃電圧が印加されることで、二次転写ベルト36に転移されたトナーのうち、負極性のトナーが静電的に第1清掃ブラシ61に吸着されて二次転写ベルト36から除去される。また、第2給電部66(印加部の一例)によって第2清掃ブラシ62に負極性の清掃電圧が印加されることで、二次転写ベルト36上のトナーのうち、正極性のトナーが静電的に第2清掃ブラシ62に吸着されて二次転写ベルト36から除去される。
ここで、図5及び図6には、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に印加する電圧の絶対値と、二次転写ベルト36に残留するトナーの残留量と、の関係がグラフにて示されている。図5は、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62の使用開始時における当該関係を示すグラフである。図6は、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62の使用が相当期間経過した後(例えば、トナー画像が転写された記録媒体Pの枚数が予め定められた枚数以上となった後)の当該関係を示すグラフである。
図5及び図6において、線Aは銀色トナーを示し、線Bは他色トナーを示す。また、破線Cは、銀色トナーにおいて許容できる残留量を示し、太線Dは、他色トナーにおいて許容できる残留量を示す。
図5に示されるように、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62の使用開始時においては、例えば、電圧の絶対値がV1の範囲であれば、銀色トナー及び他色トナーの残留量は、許容範囲内となる。
しかしながら、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62の使用が相当期間経過した場合では、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62(又は二次転写ロール34)が劣化し、電気抵抗が上昇してしまうため、電圧の絶対値を上昇させないと、他色トナーが許容範囲内まで除去できなくなる。図6に示されるように、電圧の絶対値がV2の範囲とした場合に、他色トナーの残留量が許容範囲内となる。一方、銀色トナーの残留量は、電圧の絶対値がV1の範囲において、許容範囲内となる。すなわち、絶対値が高い電圧(例えば、図6における電圧値V2)を用いた場合に、銀色トナーの残留量が増加する。このように、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62の使用が相当期間経過した後においては、銀色トナーを除去するのに適した電圧値と、他色トナーを除去するのに適した電圧値とが、異なる。
なお、絶対値が高い電圧(例えば、図6における電圧値V2)を用いた場合に銀色トナーの残留量が増加するのは、以下の現象が発生するためと推察される。すなわち、図7に示されるように、例えば、第1清掃ブラシ61と二次転写ベルト36との接触部分の上流側において、第1清掃ブラシ61と二次転写ベルト36との間で放電が生じ、当該放電によって正極性の電荷がトナーに注入されて正極性に帯電する現象が発生するためだと考えられる。トナーが正極性に帯電した場合には、第1清掃ブラシ61から静電的な反発力を受けるため、トナーは第1清掃ブラシ61に吸着されずに二次転写ベルト36に残留する。
第2清掃ブラシ62においても同様に、第2清掃ブラシ62と二次転写ベルト36との接触部分の上流側において、第2清掃ブラシ62と二次転写ベルト36との間で放電が生じ、当該放電によって負極性の電荷がトナーに注入されて負極性に帯電する現象が発生するためだと考えられる。トナーが負極性に帯電した場合には、第2清掃ブラシ62から静電的な反発力を受けるため、第2清掃ブラシ62に吸着されずに二次転写ベルト36に残留する。
銀色トナーが二次転写ベルト36に残留した場合には、当該銀色トナーは、二次転写ベルト36の周回により二次転写位置NTを通過する。このため、当該銀色トナーが、二次転写位置NTを通過する記録媒体Pの裏面(二次転写ベルト36側の面)に転移する場合がある。
しかしながら、記録媒体Pに銀色トナーが転移しても、銀色トナーの明度と、銀色トナーが転移する記録媒体Pの明度と、の関係によっては、目視にて銀色トナーが視認されにくい。具体的には、記録媒体Pの明度が銀色トナーの明度以上である場合(例えば、記録媒体Pが白色である場合)には、銀色トナーが視認されにくく、汚れとして認識されにくいものと考えられる。
そこで、本実施形態では、トナー画像(銀色画像310及び他色画像320)が転写された記録媒体P(画像形成を行った記録媒体P)の枚数が予め定められた枚数以上となった場合において、トナー画像が転写される記録媒体Pの明度によって、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に印加する清掃電圧を切り替える切替モードを制御部70が実行する。切替モードでは、第1給電部65及び第2給電部66が、以下の動作を行うように、制御部70によって制御される。なお、予め定められた枚数とは、一例として、20万枚(200kpv)である。
銀色トナーの明度(例えば、L*(エルスター)60)よりも低い明度を有する面が二次転写ベルト36側に向けられた状態の記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際に(図8及び図9参照)、第1給電部65及び第2給電部66が第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に第1電圧(図6のV1参照)を印加する。すなわち、銀色トナーが転移した場合に当該銀色トナーが視認されやすい(目立ちやすい)明度を有する記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際には、二次転写ベルト36から除去する除去対象を銀色トナーとし、この銀色トナーを除去すべく、銀色トナーの除去に適した第1電圧を清掃電圧として用いる。
なお、図8は、記録媒体Pとしての白色の用紙が二次転写位置NTに導入される状態を示している。図9は、記録媒体Pとして、転写ベルト31側が黒色とされ、二次転写ベルト36側が白色とされた用紙が二次転写位置NTに導入される状態を示している。
銀色トナーの明度以上の明度を有する面が二次転写ベルト36側に向けられた状態の記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際には(図10及び図11参照)、第1給電部65及び第2給電部66が第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に第2電圧(図6のV2参照)を印加する。すなわち、銀色トナーが転移しても当該銀色トナーが視認されにくい(目立ちにくい)明度を有する記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際には、二次転写ベルト36から除去する除去対象を他色トナーとし、この他色トナーを除去すべく、他色トナーの除去に適した第2電圧を清掃電圧として用いる。
具体的には、二次転写ベルト36における銀色パッチ410及び他色パッチ420が付着した部位が、二次転写ベルト36の周回により二次転写位置NTに到達するタイミングで、二次転写位置NTを通過する記録媒体Pにおける二次転写ベルト36側の面の明度と、銀色トナーの明度と、の大小関係によって、印加する清掃電圧が決定される。
なお、図10は、記録媒体Pとしての黒色の用紙が二次転写位置NTに導入される状態を示している。図11は、記録媒体Pとして、転写ベルト31側が白色とされ、二次転写ベルト36側が黒色とされた用紙が二次転写位置NTに導入される状態を示している。
銀色トナーの明度は、例えば、画像密度(画像カバレッジ)100%の単色画像パッチを記録媒体Pに形成し、この単色画像パッチを、測色計(例えば、X−Rite 938(エックスライト株式会社製))を用いて予め測定することで得られる。記録媒体Pにおける二次転写ベルト36側を向いた面の明度は、操作パネル等の操作部(ユーザインターフェイス)を通じて、入力された記録媒体P(用紙)の色から制御部70において把握される。
記録媒体Pの表面と裏面とで色が異なる場合は、その各色が操作パネル等の操作部を通じて入力可能とされる。具体的には、例えば、収容器51に収容した状態で下方を向く下面の色と、上方を向く上面の色とが、操作パネル等の操作部を通じて入力可能とされる。また、記録媒体Pの表面と裏面とで異なる色が入力された場合に、特定の色が上面(又は下面)となるように、収容器51に収容するように、制御部70が表示部を通じて操作者に指示してもよい。これにより、制御部70において、収容器51に収容した状態で上方を向く上面の色が把握される。収容器51に収容した状態で上方を向く上面は、記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際に二次転写ベルト36側に向けられた面となるので、制御部70において、記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際に二次転写ベルト36側に向けられた面の色が把握される。なお、制御部70において、記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際に二次転写ベルト36側に向けられた面の色が把握されればよく、他の方法で当該面の色を把握してもよい。
なお、予め、操作部で入力される記録媒体Pの色と、使用する清掃電圧と、関連付けて設定しておいてもよい。具体的には、例えば、操作部を通じて、白色及びイエローの記録媒体Pが選択された場合に、第2電圧を使用し、白及びイエロー以外の色(例えば、黒色)の記録媒体Pが選択された場合には、第1電圧を使用するように、設定されていてもよい。
また、二次転写位置NTに導入される際に二次転写ベルト36側を向く面の明度を、検知部(センサ)によって、検知してもよい。検知部(センサ)は、例えば、収容器51から二次転写位置NTまでの搬送経路上に配置される。
この場合では、例えば、予め測定された既知の銀色トナーの明度(基準明度)と、検知部によって検知された記録媒体Pの明度と、を比較し、検知した明度が、基準明度よりも低い場合に、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に第1電圧が印加する。また、検知した明度が、基準明度以上である場合に、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に第2電圧を印加する。
また、ジョブごとに記録媒体Pを同一色の用紙を用いる場合では、ジョブごとに、使用する清掃電圧を決定してもよい。ジョブとは、制御部70が画像形成指令を受けて処理(実行)する画像形成動作の処理単位をいう。
なお、トナー画像が転写された記録媒体P(画像形成を行った記録媒体P)の枚数が予め定められた枚数未満である場合には、トナー画像が転写される記録媒体Pの明度に関わらず、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に第1電圧が印加されるように、第1給電部65及び第2給電部66が、制御部70によって制御される。
(本実施形態に係る作用)
次に、本実施形態に係る作用を説明する。
画像形成指令(プリント指令)を制御部70が受けると、制御部70は、銀色のトナー画像形成部20W、他色のトナー画像形成部20Y〜20K、転写装置30及び定着装置40を作動させる(図1参照)。
これにより、トナー画像形成部20W、トナー画像形成部20Y〜20Kでは、以下の画像形成工程(プロセス)にて、銀色画像310(図4参照)及び銀色パッチ410(図4参照)と、他色画像320(図4参照)及び他色パッチ420(図4参照)と、がそれぞれ形成される。すなわち、各色の感光体ドラム21は、回転されながら帯電器22によって帯電される。帯電された各感光体ドラム21が各露光装置23によって露光されて、各感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム21に形成された静電潜像は、現像装置24から供給される現像剤によって現像される。これにより、他色用の感光体ドラム21Y〜21Kと銀色用の感光体ドラム21Wとには、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の他色画像320及び他色パッチ420と、銀色画像310(図4参照)及び銀色パッチ410と、がそれぞれ形成される。
各感光体ドラム21に形成された各色の他色画像320及び銀色画像310は、図4に示されるように、各一次転写ロール33によって、周回する転写ベルト31の転写領域R1に順次転写される。また、各感光体ドラム21に形成された各色の他色パッチ420及び銀色パッチ410は、各一次転写ロール33によって、周回する転写ベルト31の非転写領域R2に順次転写される。転写ベルト31に転写された他色パッチ420、銀色パッチ410、他色画像320及び銀色画像310が、転写ベルト31の周回によって二次転写位置NTに搬送される。
この二次転写位置NTには、搬送ロール52によって、他色画像320及び銀色画像310の搬送にタイミングを合わせて、記録媒体Pが供給される。この二次転写位置NTを記録媒体P、他色画像320及び銀色画像310(転写領域R1)が通過する際に、対向ロール32Bを介して二次転写ロール34に二次転写電圧(正極性の電圧)が印加される。これにより、転写ベルト31から他色画像320及び銀色画像310が記録媒体Pに転写される。
他色画像320及び銀色画像310が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト58によって、二次転写位置NTから定着装置40へ搬送され、定着装置40において、記録媒体P上の他色画像320及び銀色画像310が記録媒体Pに定着される。
二次転写位置NTを記録媒体Pが通過せずに、銀色パッチ410及び他色パッチ420が通過する際には、対向ロール32Bを介して二次転写ロール34に非転写電圧(負極性の電圧)が印加される。これにより、転写ベルト31上の銀色パッチ410及び他色パッチ420は、二次転写ロール34(二次転写ベルト36)から反発力を受けて、転写ベルト31に保持される。これにより、他色パッチ420の他色トナーは、転写ベルト31に保持されたまま、二次転写位置NTを通過して清掃装置35へ搬送され、清掃装置35によって転写ベルト31から除去される。
このように非転写電圧が印加されるものの、二次転写ベルト36と転写ベルト31とは、予め定められた荷重にて接触しているため、銀色パッチ410及び他色パッチ420のトナーの一部は、静電的な反発力を受けても二次転写ベルト36に転移される。また、銀色パッチ410及び他色パッチ420のトナーの一部が、正極性の電荷の注入を受けて正極性に帯電した状態で、二次転写位置NTを通過した場合には、当該一部が静電的な吸引力を受けて二次転写ベルト36に転移される。
銀色パッチ410の銀色トナー及び他色パッチ420の他色トナーが、転写ベルト31から二次転写ベルト36へ転移した場合には、二次転写ベルト36に銀色トナー及び他色トナーが付着される。二次転写ベルト36に付着された銀色トナー及び他色トナーは、二次転写ベルト36が周回することで、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62へ搬送される。
本実施形態では、トナー画像が転写された記録媒体P(画像形成を行った記録媒体P)の枚数が予め定められた枚数未満である場合において、トナー画像が転写される記録媒体Pの明度に関わらず、第1給電部65が第1清掃ブラシ61に正極性の第1電圧(図5のV1参照)を印加する。これにより、二次転写ベルト36上の銀色トナー及び他色トナーのうち、負極性に帯電したトナーが静電的に第1清掃ブラシ61に吸着されて除去される。また、第2給電部66が、第2清掃ブラシ62に負極性の第1電圧(図5のV1参照)を印加する。これにより、二次転写ベルト36上の銀色トナー及び他色トナーのうち、正極性に帯電したトナーが静電的に第2清掃ブラシ62に吸着されて除去される。
一方、トナー画像が転写された記録媒体P(画像形成を行った記録媒体P)の枚数が予め定められた枚数以上である場合においては、図6に示されるように、銀色トナーを除去するのに適した電圧値と、他色トナーを除去するのに適した電圧値とが、異なるので、以下のように、制御部70によって、前述の切替モードが実行される。
すなわち、銀色トナーの明度よりも低い明度を有する面が二次転写ベルト36側に向けられた状態の記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際に、第1給電部65が第1清掃ブラシ61に正極性の第1電圧(図6のV1参照)を印加する。これにより、二次転写ベルト36上の銀色トナーのうち、負極性に帯電したトナーが静電的に第1清掃ブラシ61に吸着されて除去される。
また、銀色トナーの明度よりも低い明度を有する面が二次転写ベルト36側に向けられた状態の記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際に、第2給電部66が、第2清掃ブラシ62に負極性の第1電圧(図6のV1参照)を印加する。これにより、二次転写ベルト36上の銀色トナーのうち、正極性に帯電したトナーが静電的に第2清掃ブラシ62に吸着されて除去される。
このように、銀色トナーが転移した場合に当該銀色トナーが視認されやすい(目立ちやすい)明度を有する記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際には、二次転写ベルト36から除去する除去対象を銀色トナーとし、この銀色トナーを除去すべく、銀色トナーの除去に適した第1電圧が用いられる。そして、銀色トナーが二次転写ベルト36から除去されることで、銀色トナーが二次転写ベルト36に残留することが抑制される。これにより、記録媒体Pの明度に関わらず第2電圧を第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に印加する構成に比べ、二次転写位置NTを通過する記録媒体Pの裏面(二次転写ベルト36側の面)に、銀色トナーが転移することが抑制される。
なお、第1電圧を第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に印加することで他色トナーも除去されるが、第1電圧は、銀色トナーの除去に適した電圧であるため、他色トナーは、二次転写ベルト36に残留しやすい。しかしながら、二次転写ベルト36に残留した他色トナーが、二次転写位置NTを通過する記録媒体Pの裏面(二次転写ベルト36側の面)に転移しても、他色トナーは、銀色トナーよりも明度が低い色(マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K))のトナーを含むため、銀色トナーが記録媒体Pに転移する場合に比べ、視認されにくい。従って、他色トナーが記録媒体Pの裏面に転移しても、裏面の汚れとして認識されにくい。
一方、銀色トナーの明度以上の明度を有する面が二次転写ベルト36側に向けられた状態の記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際には、第1給電部65が、第1清掃ブラシ61に正極性の第2電圧(図6のV2参照)を印加する。これにより、二次転写ベルト36上の他色トナーのうち、負極性に帯電したトナーが静電的に第1清掃ブラシ61に吸着されて除去される。
また、銀色トナーの明度以上の明度を有する面が二次転写ベルト36側に向けられた状態の記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際には、第2給電部66が、第2清掃ブラシ62に負極性の第2電圧(図6のV2参照)を印加する。これにより、二次転写ベルト36上の他色トナーのうち、正極性に帯電したトナーが静電的に第2清掃ブラシ62に吸着されて除去される。
このように、銀色トナーが転移しても当該銀色トナーが視認されにくい(目立ちにくい)明度を有する記録媒体Pが二次転写位置NTに導入される際には、二次転写ベルト36から除去する除去対象を他色トナーとし、この他色トナーを除去すべく、他色トナーの除去に適した第2電圧が用いられる。そして、他色トナーが二次転写ベルト36から除去されることで、他色トナーが二次転写ベルト36に残留することが抑制される。これにより、記録媒体Pの明度に関わらず第1電圧を第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に印加する構成に比べ、二次転写位置NTを通過する記録媒体Pの裏面(二次転写ベルト36側の面)に、他色トナーが転移することが抑制される。
本実施形態では、銀色トナーが転移しても当該銀色トナーが視認されにくい(目立ちにくい)明度を有する記録媒体Pの裏面に、銀色トナーが転移することを許容する。すなわち、二次転写ベルト36に残留した銀色トナーが、二次転写位置NTを通過する記録媒体Pの裏面(二次転写ベルト36側の面)に転移しても、他色トナーが記録媒体Pへ転移する場合に比べて視認されにくく、裏面の汚れとして認識されにくい。
以上のように、本実施形態では、二次転写ベルト36から除去する除去対象とするトナーが金属顔料を含むか含まないかによって、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に印加する電圧を変える。従って、除去対象のトナーが金属顔料を含むか含まないかに関わらず単一の電圧を第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に印加する構成に比べ、トナー画像が転写された記録媒体P(画像形成を行った記録媒体P)の枚数が予め定められた枚数以上となって劣化することで第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62(又は二次転写ロール34)の抵抗上昇した場合でも、銀色トナーと他色トナーとが効率よく除去される。
なお、例えば、記録媒体Pが表面と裏面とで色が異なることにより、記録媒体Pの一方の面の明度が銀色トナーよりも低く、他方の面の明度が銀色トナーの明度以上である場合では、二次転写位置NTを通過する際に二次転写ベルト36側を向く面の明度によって、第1給電部65及び第2給電部66の印加電圧が決定される。
従って、記録媒体Pの一方の面の明度が銀色トナーの明度よりも低く、他方の面の明度が銀色トナーの明度以上である場合において、記録媒体Pの両面に画像を形成する場合では、第1給電部65及び第2給電部66の印加電圧が、第1電圧と第2電圧とに画像形成面(印刷面)ごとに切り替えられる。
<第1変形例>
上記の実施形態では、切替モードにおいて、記録媒体Pの明度によって、第1給電部65及び第2給電部66に印加する清掃電圧を決定していたが、記録媒体Pに形成された画像の明度によって第1給電部65及び第2給電部66に印加する清掃電圧を決定してもよい。具体的には、以下のように構成される。
記録媒体Pの両面に画像を形成する場合では、片面に画像が形成された記録媒体Pが二次転写位置NTを通過する際に、最初に画像が形成された記録媒体Pの表面が、二次転写ベルト36側を向く面となるため、当該面の画像の明度と銀色トナーの明度との関係によって、第1給電部65及び第2給電部66の清掃電圧を決定する。
すなわち、当該表面の画像の明度が、銀色トナーの明度よりも低い場合には、第1給電部65及び第2給電部66は、それぞれ、第1清掃ブラシ61、第2清掃ブラシ62に第1電圧を印加する。
これにより、二次転写ベルト36上の銀色トナーのうち、負極性に帯電したトナーが静電的に第1清掃ブラシ61に吸着されて除去される。また、二次転写ベルト36上の銀色トナーのうち、負極性に帯電したトナーが静電的に第1清掃ブラシ61に吸着されて除去される。
このように、銀色トナーが二次転写ベルト36から除去されることで、銀色トナーが二次転写ベルト36に残留することが抑制される。これにより、銀色トナーが、二次転写位置NTを通過する記録媒体Pの裏面(二次転写ベルト36側の面)の画像に転移することが抑制される。
すなわち、本実施形態では、銀色トナーが記録媒体Pの画像上に転移した場合に銀色トナーが画像上で目立ちやすい明度を当該画像が有する場合に、銀色トナーの画像への転移を抑制する。
一方、記録媒体Pの表面の画像の明度が、銀色トナーの明度以上である場合には、第1給電部65及び第2給電部66は、それぞれ、第1清掃ブラシ61、第2清掃ブラシ62に第2電圧を印加する。
これにより、二次転写ベルト36上の他色トナーのうち、負極性に帯電したトナーが静電的に第1清掃ブラシ61に吸着されて除去される。また、二次転写ベルト36上の他色トナーのうち、正極性に帯電したトナーが静電的に第2清掃ブラシ62に吸着されて除去される。
このように、他色トナーが二次転写ベルト36から除去されることで、他色トナーが二次転写ベルト36に残留することが抑制される。これにより、他色トナーが、二次転写位置NTを通過する記録媒体Pの裏面(二次転写ベルト36側の面)の画像に転移することが抑制される。
すなわち、本実施形態では、銀色トナーが記録媒体Pの画像上に転移した場合に銀色トナーが画像上で目立ちにくい明度を当該画像が有する場合には、銀色トナーの当該画像への転移を許容する。二次転写ベルト36に残留した銀色トナーが、二次転写位置NTを通過する記録媒体Pの裏面(二次転写ベルト36側の面)の画像に転移しても、他色トナーが当該画像へ転移する場合に比べ、視認されにくい。従って、銀色トナーが記録媒体Pの裏面に転移しても、裏面の汚れとして認識されにくい。
なお、画像の明度は、具体的には、例えば、画像データにおける各色の画像密度(画像カバレッジ)から求められる。なお、この場合では、各色の画像密度(濃度)に応じた明度が、測定等により、既知となっていることを前提とする。例えば、全面ハーフトーン画像において、ブラック(K)又は、スリーカラーブラック(イエロー(Y)マゼンタ(M)、シアン(C)によるブラック)の画像密度が10%以上となる場合を、銀色トナーの明度よりも明度が低いものとして処理を行う。
また、画像の明度は、検知部(センサ)によって、検知してもよい。検知部(センサ)は、例えば、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pを反転させて、再び二次転写位置NTへ送り戻すための搬送路59上に配置される。また、検知部(センサ)は、記録媒体Pの幅方向に沿って複数配置し、記録媒体Pの搬送方向の複数の箇所を検知してもよい。
<他の変形例>
上記の実施形態では、金属顔料を含むトナーとして、銀色トナーを用いたが、これに限られず、例えば、金色のトナーを用いてもよい。金色のトナーは、例えば、金属顔料とイエロー色の顔料とバインダー樹脂とを含んで構成されている。この構成では、切替モードにおいて、金色のトナーの明度(例えば、L*50)を基準として、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に印加される清掃電圧が、第1電圧と第2電圧とに切り替えられる。
また、トナー画像形成部20V、20Wとして、銀色トナー、金色のトナーを用いてもよい。この場合では、銀色トナーの明度(例えば、L*60)又は金色のトナーの明度(例えば、L*50)を基準として、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に印加される清掃電圧が、第1電圧と第2電圧とに切り替えられる。また、銀色トナーの明度(例えば、L*60)と金色のトナーの明度(例えば、L*50)との間の値を基準として、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62に印加される清掃電圧が、第1電圧と第2電圧とに切り替えてもよい。
上記の実施形態では、トナー画像が転写された記録媒体P(画像形成を行った記録媒体P)の枚数が予め定められた枚数以上である場合に、トナー画像が転写される記録媒体Pの明度によって、使用する清掃電圧を決定していたが、これに限られない。他の条件に基づいて、使用する清掃電圧を決定してもよく、二次転写ベルト36から除去する除去対象が銀色トナーである場合に第1電圧を使用し、二次転写ベルト36から除去する除去対象が他色トナーである場合に第2電圧を使用するようになっていればよい。
上記の実施形態では、トナー画像が転写された記録媒体P(画像形成を行った記録媒体P)の枚数が予め定められた枚数以上である場合に、トナー画像が転写される記録媒体Pの明度によって、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62の清掃電圧を切り替える構成となっていたが、これに限られない。トナー画像が転写された記録媒体Pの枚数が予め定められた枚数未満である場合において、銀色トナーを除去するのに適した電圧値と、他色トナーを除去するのに適した電圧値とが、異なる場合では、トナー画像が転写された記録媒体Pの枚数に関わらず、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62の清掃電圧を切り替えてもよい。トナー画像が転写された記録媒体Pの枚数が予め定められた枚数未満である場合において、銀色トナーを除去するのに適した電圧値と、他色トナーを除去するのに適した電圧値とが、異なる場合としては、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62(又は二次転写ロール34)に抵抗が高い部材を用いた場合や、許容されるトナー残留量が少ない場合等が挙げられる。
上記の実施形態では、静電力によりトナーを除去する除去部材として、清掃ブラシを用いたが、これに限られない。例えば、清掃ロールでもよく、静電力によりトナー除去する部材であればよい。
上記の実施形態では、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62の両方が設けられていたが、第1清掃ブラシ61及び第2清掃ブラシ62の一方のみが設けられる構成であってもよい。
上記の実施形態では、付着体の一例として、二次転写ベルト36を用いた例について説明したが、これに限られない。付着体の一例としては、二次転写ロール、中間転写体(転写ベルト31、転写ドラム)などであってもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成しても良い。
10 画像形成装置
31 転写ベルト(転写体の一例)
36 二次転写ベルト(付着体の一例)
61 第1清掃ブラシ(除去部材の一例)
62 第2清掃ブラシ(除去部材の一例)
65 第1給電部(印加部の一例)
66 第2給電部(印加部の一例)

Claims (7)

  1. 金属顔料を含む第1トナーと、金属顔料を含まない第2トナーと、が付着される付着体と、
    印加される電圧に応じた静電力によって、前記付着体の前記第1トナー及び前記第2トナーを除去する除去部材と、
    第1電圧と、該第1電圧よりも絶対値が高い第2電圧と、を前記除去部材に印加可能な印加部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 転写画像と、前記第1トナー及び前記第2トナーで形成された非転写画像と、が転写される転写体であって、前記付着体との間に導入された記録媒体に該転写画像を転写すると共に、前記非転写画像の第1トナー及び第2トナーを前記付着体に付着させる前記転写体
    を備え、
    該転写画像が転写された記録媒体の枚数が予め定められた枚数以上となった場合において、前記付着体から除去する除去対象が前記第1トナーである場合に前記印加部が前記除去部材に第1電圧を印加し、前記付着体から除去する除去対象が前記第2トナーである場合に前記印加部が前記除去部材に第2電圧を印加するモードを有する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 転写画像と、前記第1トナー及び前記第2トナーで形成された非転写画像と、が転写される転写体であって、前記付着体との間に導入された記録媒体に該転写画像を転写すると共に、前記非転写画像の第1トナー及び第2トナーを前記付着体に付着させる前記転写体
    を備え、
    前記第1トナーの明度よりも低い明度を有する面が前記付着体側に向けられた状態の前記記録媒体が前記付着体と前記転写体との間に導入される際に、前記印加部が前記除去部材に第1電圧を印加するモードを有する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 転写画像と、前記第1トナー及び前記第2トナーで形成された非転写画像と、が転写される転写体であって、前記付着体との間に導入された記録媒体に該転写画像を転写すると共に、前記非転写画像の第1トナー及び第2トナーを前記付着体に付着させる前記転写体 を備え、
    前記第1トナーの明度以上の明度を有する面が前記付着体側に向けられた状態の前記記録媒体が前記付着体と前記転写体との間に導入される際に、前記印加部が前記除去部材に第2電圧を印加するモードを有する
    請求項1又は3に記載の画像形成装置。
  5. 転写画像と、前記第1トナー及び前記第2トナーで形成された非転写画像と、が転写される転写体であって、前記付着体との間に導入された記録媒体に該転写画像を転写すると共に、前記非転写画像の第1トナー及び第2トナーを前記付着体に付着させる前記転写体 を備え、
    前記第1トナーの明度よりも低い明度を有する画像が形成された面が前記付着体側に向けられた状態の前記記録媒体が前記付着体と前記転写体との間に導入される際に、前記印加部が前記除去部材に第1電圧を印加するモードを有する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 転写画像と、前記第1トナー及び前記第2トナーで形成された非転写画像と、が転写される転写体であって、前記付着体との間に導入された記録媒体に該転写画像を転写すると共に、前記非転写画像の第1トナー及び第2トナーを前記付着体に付着させる前記転写体 を備え、
    前記第1トナーの明度以上の明度を有する画像が形成された面が前記付着体側に向けられた状態の前記記録媒体が前記付着体と前記転写体との間に導入される際に、前記印加部が前記除去部材に第2電圧を印加するモードを有する
    請求項1又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記転写画像が転写された記録媒体の枚数が予め定められた枚数以上となった場合において、前記モードを実行する請求項3〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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