JP2016059552A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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【課題】部品点数の少ないシンプルな構造を有しながらも、複数のフィルタのつけ忘れを防止することができる衣類乾燥機を提供する。【解決手段】実施形態の一つである衣類乾燥機は、洗濯物が収容される回転槽と、前記回転槽から空気を排気する排気路と、前記排気路に接続して設けられ、前記洗濯物から出るリントを回収するリント捕集装置と、を備える衣類乾燥機であって、前記リント捕集装置は、収容部材と、前記収容部材に着脱可能に収容される第一のフィルタ部材と、前記第一のフィルタ部材の鉛直上側に前記第一のフィルタ部材によって支持された状態で、前記収容部材内の所定位置に着脱可能に収容される第二のフィルタ部材と、を備え、前記第一のフィルタ部材が前記収容部材に収容されずに前記第二のフィルタ部材が前記収容部材に収容された場合に、重力の作用により前記第二のフィルタ部材が前記所定位置に装着できない。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は衣類乾燥機に関する。
衣類乾燥機には、通常、衣類から出た糸屑(リント)をフィルタにより回収するリント捕集装置が備わっている。リント捕集装置を設けずに乾燥を行うと、他の衣類がリントの付着により汚れたり、リントが風路を塞いで性能の低下や製品の故障の原因となったりする。
そこで、フィルタが装着されているかどうかをセンサーにより検知し、フィルタが装着されていない場合には、エラーを表示したり運転の開始を妨げたりする機能を備えた洗濯機が提供されている。これによって、使用者がフィルタをつけ忘れることを防止することができる。
リント捕集装置に二重以上のフィルタを設けることで、リントの捕集性能を上げることができる。複数のフィルタが正しく取りつけられていることを担保する従来の方法としては、各々のフィルタを検知する複数のセンサーを設置する方法や、可動機構を備え、フィルタ部材同士が嵌合することにより、被検知部が動いて検知される方法などがある。しかし、複数のセンサーを設置する場合も、被検知部を動かす可動機構を設ける場合も、部品点数が多くなり、材料費や工程数が増えるという問題がある。また、可動機構を設ける場合においては、リント捕集装置の故障の蓋然性が高まるという問題があり、さらに、リント捕集装置が高価になるため、故障時の部材の交換費用も高くなるという問題もある。
特開2009−28564号公報 特開2014−64645号公報
本発明が解決しようとする課題は、部品点数の少ないシンプルな構造を有しながらも、複数のフィルタのつけ忘れを防止することができる衣類乾燥機を提供することである。
実施形態の一つである衣類乾燥機は、洗濯物が収容される回転槽と、前記回転槽から空気を排気する排気路と、前記排気路に接続して設けられ、前記洗濯物から出るリントを回収するリント捕集装置と、を備え、前記リント捕集装置は、収容部材と、前記収容部材に着脱可能に収容される第一のフィルタ部材と、前記第一のフィルタ部材の鉛直上側に前記第一のフィルタ部材によって支持された状態で、前記収容部材内の所定位置に着脱可能に収容される第二のフィルタ部材と、を備える。前記第一のフィルタ部材が前記収容部材に収容されずに前記第二のフィルタ部材が前記収容部材に収容された場合に、重力の作用により前記第二のフィルタ部材が前記所定位置に装着できないようにする。
第一の実施形態による衣類乾燥機の模式図 第一の実施形態によるリント捕集装置の分解斜視図 第一の実施形態によるリント捕集装置の組立状態での斜視図 第一の実施形態におけるリント捕集装置の装着位置を示す衣類乾燥機上部の斜視図 第一の実施形態による収容部材単体の縦断側面図 第一の実施形態による収容部材に第一のフィルタ部材を収容した状態での縦断側面図 第一の実施形態による収容部材に第一のフィルタ部材および第二のフィルタ部材を収容した状態での縦断側面図 第二の実施形態による収容部材単体の縦断側面図 第二の実施形態による収容部材に第一のフィルタ部材および第二のフィルタ部材を収容した状態での縦断側面図 第二の実施形態による収容部材に第一のフィルタ部材および第二のフィルタ部材を収容した状態での縦断正面図
以下、複数の実施形態による衣類乾燥機について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第一の実施形態)
まず、第一の実施形態の衣類乾燥機について図1から図7を参照して説明する。第一の実施形態の衣類乾燥機は、洗濯機能を備えた所謂洗濯乾燥機である。図1及び図4において、衣類乾燥機は、筺体1、水槽2、回転槽3、モータ11を備える。
筺体1は、上部に開口部からなる洗濯物出入口100(図4参照)を備えている。なお、筐体1には、図示はしないが、その洗濯物出入口100を開閉する蓋が設けられている。
水槽2は有底円筒状に形成されており、開口端が上方を向くように、筺体1の内部に弾性的に支持されて収容されている。
回転槽3は、水槽2と同様に、有底円筒状に形成されており、開口端が上方を向くように、水槽2の内部に配置されている。回転槽3の底面中央部には、パルセータ31が回転可能に設けられている。回転槽3は、水槽2の内部に、水槽2と中心軸が一致するように、回転可能に収容されている。回転槽3及びパルセータ31は、水槽2の下方に設けられたモータ11と図示しないクラッチ機構を介して接続されており、モータ11の駆動力が回転槽3及びパルセータ31の一方または両方に伝達される。
回転槽3は、円筒状側面及び底面に多数の孔部を有する。孔部は、洗濯工程においては、水が回転槽3と水槽2との間で自由に移動するための通水孔として機能し、乾燥工程においては、空気が自由に移動するための通風孔として機能する。
前記蓋を開放することにより、筺体1の洗濯物出入口100、水槽2及び回転槽3の開口を通じて、筺体1外部と回転槽3の間で衣類を出し入れすることができる。
図1を参照しながら、本実施形態の風路について説明する。
乾燥工程時における空気の循環風路に沿って、各部の説明を行う。ファン7から送られた乾燥した空気は、ヒーター8により温められ、給気ダクト9を通して水槽2へと送りこまれる。乾燥した空気は、水槽2において洗濯物から水分を受け取り、湿った空気となる。水槽2内の湿った空気は、排気ダクト4を通じて排気される。水槽2より排気された空気は、風路の折り返し部に設けられたリント捕集装置5において濾過された後、水冷式除湿器6へ送られる。したがって、リント捕集装置5は、排気路の一部を構成する排気ダクト4の下流側に設けられている。リント捕集装置5については、後に詳細に述べる。
水冷式除湿器6に送られた空気は、水冷式除湿器6内の除湿器内風路62を流れる。除湿器内風路62は、筺体1内の上部にあるリント捕集装置5から下方に伸びており、その先の筺体1内の中部で風路が折り返される折返部621があり、そこから上方に向かって伸びている。さらに、除湿器内風路62は、筺体1内の上部にある折曲部622において、折れ曲がっており、その先で、水槽2の上方に設けられたファン7へと接続されている。
折曲部622の付近には、冷却水を放出する注水口61が設けられている。リント捕集装置5より除湿器内風路62に送られてきた湿った空気は、注水口61より放たれた冷却水によって冷却除湿されてファン7へと送られる。折返部621には、排水口63が設けられており、注水口61から放たれた水とリント捕集装置5より送られてきた湿った空気に含まれていた水は、排水口63を通じて筺体1の外部へと排出される。
水冷式除湿器6を通過した空気は、ファン7によってヒーター8へと送風され、ヒーター8によって加熱され、高温の乾いた空気となって給気ダクト9を通じて水槽2へと再度送られる。
次に、図2から図7を参照しながら、リント捕集装置5について詳細に説明する。リント捕集装置5は、収容部材51、第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53からなる。まず、リント捕集装置5を構成する各部を説明する。
収容部材51は、検知部511、排気ダクト接続部512、水冷式除湿器接続部513、収容部514、開口部515及びリブ516を備える。図4に示すように、収容部材51は、筺体1の前記洗濯物出入口100の周側部のうち正面から見て奥側の位置に、開口部515を手前に露出して設置されている。この位置は、蓋を開放した際に使用者から良く見える位置である。以下、リント捕集装置5の各部の位置について説明するとき、開口部515側(即ち、筺体1正面側)から見た位置関係で説明する。
検知部511は、リードスイッチである。検知部511は、収容部材51の上面手前側に設けられており、第二のフィルタ部材53に設けられた被検知部533(図7参照)を検知する。詳しくは後述する。
収容部材51の手前側の下面には、円形の開口が設けられている。排気ダクト接続部512は、この円形開口を上端とする円筒状部分である。排気ダクト接続部512は、排気ダクト4に接続され、リント捕集装置5における空気の入り口となる。
収容部材51の奥側の下面には、長方形の開口が設けられている。水冷式除湿器接続部513は、この開口を囲むように下方に突出した長方形の枠状の突起部である。水冷式除湿器接続部513は、水冷式除湿器6に接続され、リント捕集装置5における空気の出口となる。
第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53は、開口部515を通じて、収容部514に前方から着脱可能に収容される。後述するが、第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53の両方を収容部材51に収容するためには、第一のフィルタ部材52を先に収容し、その次に第二のフィルタ部材53を収容しなければならない。
リブ516は、収容部514の最奥部の、中程の高さの位置に設けられた凸部である。リブ516は、収容部材51の収容部514に第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53が収容された場合に、収容部514の奥端において第一のフィルタ部材52と第二のフィルタ部材53の間の仕切りとなる(図7参照)。
第一のフィルタ部材52は、第一のフィルタ部521、第一の孔部522、第一の係合部523、第二の係合部524、第三の係合部525、壁面部526及び第一の手掛部527を備える。
第一のフィルタ部521は、長方形状の枠に平面状の目の細かい網が張られたもので、第一のフィルタ部材52の奥側に、網の上面が真上方向を向くように設けられている。第一のフィルタ部521は、平面状であるため手入れがしやすい。第一のフィルタ部521の長方形状の枠は、水冷式除湿器接続部513の端面の長方形を僅かに相似縮小した形状をしている。
第一の孔部522は、排気ダクト接続部512よりも僅かに径の小さい円状の孔であり、第一のフィルタ部材52の手前側に、第一のフィルタ部材52を上下に貫通するように設けられている。
第一の係合部523は、第一の孔部522を上端とする円筒形状をしており、第一のフィルタ部材52を収容部材51に収容した際に、排気ダクト接続部512にぴたりと嵌って係合する。第一の係合部523は、排気ダクト接続部512と係合することにより、排気ダクト接続部512上方の風路を形成する。
第二の係合部524は、第一のフィルタ部521の枠の下部に突出した長方形の枠状の突起である。第二の係合部524は、第一のフィルタ部材52を収容部材51に収容した際に、水冷式除湿器接続部513にぴたりと嵌って係合する。第二の係合部524は、水冷式除湿器接続部513と係合することにより、第一のフィルタ部521と水冷式除湿器接続部513との間の風路を形成する。
第三の係合部525は、第一のフィルタ部521の手前の上面に設けられた、直線状の突起である。突起方向は上向きであり、線の延び方向は横向きである。第三の係合部525は、後述の第四の係合部534と係合する。
第一のフィルタ部材52の第一のフィルタ部521の周囲の部分には、壁面部526が設けられている。この壁面部526は、第一のフィルタ部521を囲むとともに後部側が高くなるように形成されている。収容部材51に第一のフィルタ部材52を収容した際に、壁面部526の後部が、リブ516の下面に近接するような高さになっている(図6、図7参照)。壁面部526は、収容部材51に第一のフィルタ部材52と第二のフィルタ部材53を収容した際に、第二のフィルタ部531のすぐ下に位置して第一のフィルタ部521と第二のフィルタ部531との間の風路を形成する(図7参照)。
第一の手掛部527は、第一のフィルタ部材52の手前の端に斜め下向きに設けられている。第一の手掛部527は、第一のフィルタ部材52を収容部材51に収容した際に、開口部515より手前に突出するため、使用者が第一のフィルタ部材52を収容部材51から出し入れする際に掴みやすい。
第二のフィルタ部材53は、第二のフィルタ部531、第二の孔部532、被検知部533、第四の係合部534、風路ガイド部535及び第二の手掛部537を備える。
第二のフィルタ部531は、長方形状の枠に平面状の網が張られたもので、第二のフィルタ部材53の奥側に、網の上面が上手前方向を向くように設けられている。第二のフィルタ部531は、第一のフィルタ部521と同様に、平面状であるため手入れがしやすい。第二のフィルタ部531の網は、第一のフィルタ部521の網よりも目が粗い。第二のフィルタ部531は、第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53が収容部材51に収容された際に、第一のフィルタ部521の上方に位置するようになっている。
第二の孔部532は、弧状部分を手前側とする蒲鉾型の孔で、第二のフィルタ部材53の手前側の位置に上下方向に貫通するように設けられている。第二の孔部532は、第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53が収容部材51に収容されたとき、第一の孔部522の上方に位置し、第一の孔部522を通過してきた空気を通過させる。
被検知部533は、永久磁石である。被検知部533は、第二のフィルタ部材53の手前側上部に設けられており、検知部511により検知される。詳しくは後述する。
第四の係合部534は、第二のフィルタ部531の枠の手前端が下向きに小さく折れ曲がって形成されている突起である。第四の係合部534は、第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53が収容部材51に収容されたとき、第三の係合部525に後ろ側から係合する。
風路ガイド部535は、第二のフィルタ部材53の手前側に設けられた曲面部分である。風路ガイド部535は、下部では、水平面に垂直な曲面であるが、上部へにいくにしたがって奥方向へ湾曲しており、上部では鉛直面に垂直な平面となっている。風路ガイド部535により、第二の孔部532を通過した空気は、第二のフィルタ部531がある奥方向へ滑らかに誘導される。
第二の手掛部537は、第二のフィルタ部材53の手前の端に設けられている。第二の手掛部537は、第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53を収容部材51に収容した際に、開口部515より手前に突出し、また、第一の手掛部527が隣接する下面ではなく前面に設けられているため、使用者が第二のフィルタ部材53を収容部材51から出し入れする際に掴みやすい。
図5から図7を参照しながら、収容部材51に第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53を収容する手順を説明する。
収容部材51に第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53を収容する際は、まず第一のフィルタ部材52を収容し、次に第二のフィルタ部材53を収容する。
図5は、収容部材51の断面図であり、図6は、収容部材51に第一のフィルタ部材52を収容した状態での断面図である。第一のフィルタ部材52を収容部材51に収容する際は、第一のフィルタ部材52を、開口部515を通じて収容部514へ前方から挿入し、第一の係合部523及び第二の係合部524を、それぞれ排気ダクト接続部512及び水冷式除湿器接続部513に上方から嵌め込むようにして係合させる。これにより第一のフィルタ部材52は安定して収容される。
図7は、収容部材51に第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53を収容した状態での断面図である。第二のフィルタ部材53を第一のフィルタ部材52に続いて収容する際は、収容部514のうち第一のフィルタ部材52の上方の空間に、開口部515を通じて第二のフィルタ部材53を滑り込ませるようにして収容する。このとき、第二のフィルタ部材53の下方の第四の係合部534が第一のフィルタ部材52上面の第三の係合部525に後ろ側から係合することにより、第二のフィルタ部材53は図7に示す所定位置に安定した状態で収容される。即ち、第二のフィルタ部材53は、収容部材51のみに支持されて安定するのではなく、第一のフィルタ部材52に支持され、また、第一のフィルタ部材52と係合することにより安定的に収容部材51に収容される。
なお、第二のフィルタ部材53を収容部材51に収容した後に、第一のフィルタ部材52を収容しようとしても、第一の係合部523、第二の係合部524及び手掛部526が邪魔となって収容できない。第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53の装着順番が決まっているため、本実施形態では、フィルタの装着忘れが起こりにくい。
リント捕集装置5中における風路について説明する。リント捕集装置5は、第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53が収容部材51に収容された状態において、風路の折り返し部を形成する。水槽2より排気ダクト4を通じて送られてきた空気は、排気ダクト接続部512からリント捕集装置5に流れ込む。排気ダクト接続部512を通過した空気は、さらに第一の係合部523及び第二の孔部532を通過し、風路ガイド部535によって滑らかに流れの方向が曲げられ、リント捕集装置5正面方向から見て奥側へと進む。そして、収容部514の奥側でさらに流れが曲げられ、空気は、下方へ流れて第二のフィルタ部531及び第一のフィルタ部521を順に通過する。第二のフィルタ部531及び第一のフィルタ部521を通過した空気は、第二の係合部524及び水冷式除湿器接続部513を通じて、水冷式除湿器6へと流れ出る。
検知部511によって被検知部533を検知する手段について、図7を用いて説明する。前述のように、フィルタが正しく収容されたとき、即ち、第二のフィルタ部材53が第一のフィルタ部材52の上に重なって支持された状態で収容されたとき、第二のフィルタ部材53の上部に設けられた被検知部533は、収容部材51に設けられた検知部511に近接する(このときの第二のフィルタ部材53の位置を『所定位置』とする)。このとき、被検知部533は、検知部511により検知される。一方、第一のフィルタ部材52が収容されずに、第二のフィルタ部材53のみが収容された場合、第二のフィルタ部材53は、重力の作用によって、前記所定位置よりも下側に位置することとなり、前記所定位置に装着することができない。このとき、被検知部533は、検知部511の検知範囲外に位置することとなり、検知されない。
被検知部533が検知されない場合、エラー表示が行われ、さらに、乾燥工程が開始されない。これによって、他の衣類がリントの付着により汚れたり、リントが風路を塞いで性能の低下や製品の故障を原因となったりすることを防ぐことができる。
また、第一のフィルタ部材52が収容部材51に収容されない状態で、第二のフィルタ部材53が収容部材51に収容された場合、第二のフィルタ部材53の位置が低くなるため、外観上違和感が生じる。これによっても、使用者に、第一のフィルタ部材52の装着忘れを看取させることができる。
以上説明した第一の実施形態によれば、一つのセンサーで複数のフィルタの装着状態を判定することができる。また、外観を通じて、使用者にフィルタの装着忘れを看取させることができる。
さらに、特許文献2に示されるような、可動機構を用いて複数のフィルタの装着状態を判定する場合と比較すると、本実施形態は、次の二つの顕著な効果を奏する。
一つ目は、故障の蓋然性が低減されるという効果である。可動機構は、一般に故障の可能性をはらむものであるので、可動機構を少なくすることは、製品品質の観点から非常に重要である。
二つ目は、可動機構を設けるのに必要な部品や工程が不要であるという効果である。可動機構が設けられたリント捕集装置を製造するには、本実施形態のリント捕集装置を製造するよりも多くの部品が必要である。また、ねじ止め等の余分な工程も必要となる。可動機構を有する場合には、特許文献2に示されるように、ばね等によって可動機構の正常な動作を担保することが好ましいが、この場合においては、さらに余分な部品や工程が必要となる。本実施形態は、可動機構を用いずに複数のフィルタの装着状態を判定するので、これら余分な部品や工程が一切不要である。
(第二の実施形態)
次に、第二の実施形態について、主に図8から図10を参照しながら、第一の実施形態と異なっている部分を中心に説明する。
本実施形態は、第一の実施形態とは異なり、センサーを用いずにフィルタのつけ忘れを防止する。従って、本実施形態には、第一の実施形態における検知部511及び被検知部533が設けられていない。
リント捕集装置5における収容部材51の左右両側の内側面には、手前から奥に向かって高くなっている直線状の突起部である斜面状凸部517が設けられている(図8及び図10参照)。これら斜面状凸部517は、斜面状摺動部として機能する。
第一のフィルタ部材52は、図10に示すように、下部における左右幅は収容部514の左右幅と一致するが、中部から上部における左右幅は収容部514の左右幅よりも小さくなっている。
第二のフィルタ部材53は、左右両側の外側面に直線状の凸部である外側面凸部538を有する。これら外側面凸部538も、斜面状凸部517に沿うように、手前から奥に向かって高くなるように傾斜している(図9参照)。
本実施形態では、第一の実施形態と同様に、収容部材51に第一のフィルタ部材52及び第二のフィルタ部材53を収容する際は、まず第一のフィルタ部材52を収容し、次に第二のフィルタ部材53を収容する。
第一のフィルタ部材52を収容部材51に収容する際は、第一のフィルタ部材52を、開口部515を通じて収容部514へ挿入し、第一の係合部523及び第二の係合部524を、それぞれ排気ダクト接続部512及び水冷式除湿器接続部513に上方から嵌め込むようにして係合させる。これにより第一のフィルタ部材52は安定して収容される。
この場合、前述のように、第一のフィルタ部材52の中部から上部における左右幅は、収容部514の左右幅よりも小さくなっているため、斜面状凸部517とは干渉せずに第一のフィルタ部材52を収容部材51から出し入れすることができる。
第二のフィルタ部材53を第一のフィルタ部材52に続いて収容する際は、収容部514のうち第一のフィルタ部材52の上方の空間に、開口部515を通じて第二のフィルタ部材53を滑り込ませるようにして収容する。このとき、第二のフィルタ部材53の下方の第四の係合部534が第一のフィルタ部材52上面の第三の係合部525に後ろ側から係合することにより、第二のフィルタ部材53は図9に示す所定位置に安定した状態で収容される。第二のフィルタ部材53は第一のフィルタ部材52によって支持されるため、外側面凸部538は斜面状凸部517よりも上方に位置し、外側面凸部538は斜面状凸部517に接触しない。
一方、第一のフィルタ部材52を収容部材51へ収容せずに、第二のフィルタ部材53のみを収容部材51に収容した場合、第二のフィルタ部材53は、第一のフィルタ部材52が存しないためにその第一のフィルタ部材52により下から支持されないため、重力の作用により、外側面凸部538が斜面状凸部517上に乗る。そして、第二のフィルタ部材53は、重力の作用により、斜面状凸部517に沿って前方へ向けて滑り落ちる。
前述のように、収容部材51に斜面状凸部517を設けたことにより、第一のフィルタ部材52なしに第二のフィルタ部材53を設置することができない。これにより、第一のフィルタ部材52の装着忘れを防ぐことができる。一方、第二のフィルタ部材53は、筺体1と一体となって外面を形成し、さらに、使用者の目に付きやすい部分に位置するので、外観をもって第二のフィルタ部材53の装着忘れを防ぐことができる。
以上説明した第二の実施形態によれば、センサーを用いずに複数のフィルタが正しく装着されていることを担保することができる。センサーを設けないことによる有利な効果としては、主に、以下の二つがある。一つ目は、検知部や被検知部を設けるための部品や工程が不要であるという効果である。部品数及び工程数を減らすことで、製造に必要な費用を抑えることができる。なお、制御にかかる部品が減るので、ハードウェアだけでなくソフトウェア開発の面でも工程を減らすことができる。
二つ目は、故障の蓋然性が低くなるという効果である。センサーを用いてフィルタの装着判定を行う場合、電気的な不良により、フィルタの装着判定が正しく行われなくなる可能性がある。例えば、検知部のリードスイッチの劣化によって接触不良が起こる可能性がある。本実施形態は、センサーを用いずに、構造のみでフィルタの装着忘れを防いでいるため、リント捕集装置に関して電気的な故障が起こり得ない。
また、特筆すべきは、可動機構を用いて複数のフィルタの装着状態を判定する場合と比較すると、有利な効果がさらに際立つことである。即ち、可動機構もセンサーも用いないことによって、故障の蓋然性は極めて低くなり、また、部品点数及び工程数を大幅に減らすことができる。故障の蓋然性を低減させることは、製品品質の観点から非常に重要であるし、また、部品点数や工程数を減らすことも、今日の家電業界における熾烈な価格競争を鑑みれば、極めて重要なことである。
なお、第二の実施形態の収容部材51に設けられた斜面状凸部517を、第一の実施形態の収容部材51に設けることにより、一層強く、外観を通じてフィルタ装着忘れを報知することもできる。
本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、2は水槽、3は回転槽、4は排気ダクト(排気路)、5はリント捕集装置、51は収容部材、52は第一のフィルタ部材、53は第二のフィルタ部材、511は検知部、514は収容部、516はリブ、517は斜面状凸部(斜面状摺動部)、521は第一のフィルタ部、523は第一の係合部、524は第二の係合部、525は第3の係合部、531は第二のフィルタ部、533は被検知部、534は第四の係合部、538は外側面凸部を示す。

Claims (5)

  1. 洗濯物が収容される回転槽と、前記回転槽から空気を排気する排気路と、前記排気路に接続して設けられ、前記洗濯物から出るリントを回収するリント捕集装置と、を備える衣類乾燥機であって、
    前記リント捕集装置は、
    収容部材と、
    前記収容部材に着脱可能に収容される第一のフィルタ部材と、
    前記第一のフィルタ部材の鉛直上側に前記第一のフィルタ部材によって支持された状態で、前記収容部材内の所定位置に着脱可能に収容される第二のフィルタ部材と、
    を備え、
    前記第一のフィルタ部材が前記収容部材に収容されずに前記第二のフィルタ部材が前記収容部材に収容された場合に、重力の作用により前記第二のフィルタ部材が前記所定位置に装着できない、
    衣類乾燥機。
  2. 前記第二のフィルタ部材に固定された被検知部と、
    前記収容部材に対して固定されていて、前記被検知部が前記所定位置に存在することを検知する検知部と、
    を備える請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記収容部材は、斜面状摺動部を備え、
    前記第一のフィルタ部材が前記収容部材に収容されずに前記第二のフィルタ部材が前記収容部材に収容された場合に、前記第二のフィルタ部材が、前記斜面状摺動部に沿って滑り落ちる、
    請求項1又は2に記載の衣類乾燥機。
  4. 前記第一のフィルタ部材は、前記収容部材と係合することによって保持され、
    前記第二のフィルタ部材は、前記第一のフィルタ部材と係合することによって保持される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
  5. 前記第二のフィルタ部材は、前記第一のフィルタ部材が前記収容部材に収容された後に、前記収容部材に収容される、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
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