JP2014064645A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】糸屑捕集装置が複数備えるフィルタ部材の装着忘れを防止し、乾燥性能の低下を抑制すると共に乾燥機の早期故障を回避する。
【解決手段】糸屑捕集装置(30)は、ケース状の下側フィルタ部材(31)と、該下側フィルタ部材(31)に着脱可能に収容されるケース状の上側フィルタ部材(35)と、下側フィルタ部材(31)及び該下側フィルタ部材(31)に収容された上側フィルタ部材(35)が着脱可能に装着されるフィルタケース(43)と、下側フィルタ部材(31)及び上側フィルタ部材(35)がフィルタケース(43)に装着されているか否かを検知する着脱検知手段(50)とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、衣類乾燥機に関し、特に、複数のフィルタ部材を備えた糸屑捕集装置についてフィルタ部材の装着忘れを防止する対策に関するものである。
衣類乾燥機には、衣類の乾燥に伴って発生する糸屑が送風通路や送風ファンに堆積したり凝縮器等に進入することを防止するために、衣類を収容する回転ドラムから空気を排気する排気路に糸屑を捕集する糸屑捕集装置が設けられている。糸屑捕集装置は、排気中に含まれる糸屑を捕捉するフィルタ部材を備えている。このフィルタ部材は、捕集した糸屑を必要に応じて使用者が除去して清掃できるように、乾燥機本体に対して着脱可能に設けられている。
特許文献1には、糸屑捕集装置(糸屑回収装置)を、乾燥機本体の前面上部に略水平方向に着脱自在に配設することにより、糸屑捕集装置の存在を使用者に認識させて、糸屑捕集装置の清掃を促し、使用者が気づかないうちに糸屑捕集装置に糸屑が堆積し送風能力が低下して乾燥性能が著しく低下することを極力少なくする構成が開示されている。
また、特許文献2には、糸屑捕集装置について、乾燥工程時の温風入力側に設けられた袋状の第1フィルタ部材と、温風出力側に設けられた面状の第2フィルタ部材と、を備え、第1フィルタ部材のメッシュを粗とし、第2フィルタ部材のメッシュを密とすることにより、衣類から発生した糸屑などの大きいリント類を第1のフィルタ部材で捕捉し、埃などの小さいリント類を第2フィルタ部材で捕捉するようにした構成が開示されている。
特開2006−081574号公報 特開2001−300192号公報
糸屑捕集装置による糸屑の捕捉率を上げるには、特許文献2に開示されているように、フィルタ部材を複数組み合わせて設けることが効果的である。そして、これら複数のフィルタ部材は、捕集した糸屑を清掃しやすいように、互いに分離可能であり、且つ乾燥機本体に対してそれぞれ着脱可能に設けられていることが望ましい。
しかし、個々のフィルタ部材を乾燥機本体に対して着脱可能に設けると、特許文献1の構成を採っても、使用者がいずれかのフィルタ部材を装着し忘れるおそれがある。仮に、1つでもフィルタ部材が装着されていない状態で乾燥工程を実施すると、糸屑捕集装置により捕捉し損ねた糸屑が凝縮器等に侵入するため、乾燥性能が著しく低下したり、衣類乾燥機に早期故障を招き兼ねない。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、糸屑捕集装置が複数備えるフィルタ部材の装着忘れを防止し、乾燥性能の低下を抑制すると共に衣類乾燥機の早期故障を回避することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、一方が他方に着脱可能に収容される2つのフィルタ部材を備え、これら2つのフィルタ部材における互いの着脱状態と乾燥機本体に対する装着状態とを近接センサを利用して検知する着脱検知手段を設けるようにした。
具体的には、本発明は、衣類が収容される回転ドラムと、該回転ドラム内に空気を給気する給気路と、前記回転ドラム内から空気を排気する排気路と、該排気路に設けられて衣類から発生した糸屑を捕集する糸屑捕集装置と、を備えた衣類乾燥機を対象とし、以下の解決手段を講じたものである。
すなわち、第1の発明は、上記の衣類乾燥機であって、
前記糸屑捕集装置は、ケース状の第1フィルタ部材と、該第1フィルタ部材に着脱可能に収容されるケース状の第2フィルタ部材と、前記第1フィルタ部材及び該第1フィルタ部材に収容された第2フィルタ部材が着脱可能に装着されるフィルタケースと、前記第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材が前記フィルタケースに装着されているか否かを検知する着脱検知手段と、を備え、
前記着脱検知手段は、前記第1フィルタ部材又は第2フィルタ部材に取り付けられた被検出体と、前記フィルタケースに取り付けられ、前記被検出体の近接を検出する近接センサと、前記第2フィルタ部材が前記第1フィルタ部材に収容されていない場合に前記被検出体が前記近接センサの検出範囲外に位置するように、且つ前記第2フィルタ部材が前記第1フィルタ部材に収容されている場合に前記被検出体が前記近接センサの検出範囲内に位置するように、前記被検出体を移動させる可動機構と、を備える
ことを特徴とする衣類乾燥機。
この第1の発明によると、糸屑捕集装置には第1フィルタ部材及びこれに収容される第2フィルタ部材の2つのフィルタ部材が組み合わせて設けられているので、1つのフィルタ部材しか備えない糸屑捕集装置を用いた場合に比べて、排気中に含まれる糸屑の捕捉率を上げることができる。これにより、衣類から発生した糸屑が排気路や送風ファンに堆積したり凝縮器などに進入して乾燥性能が低下することを抑えると共に、乾燥機が早期に故障することを回避できる。
また、第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材とフィルタケースとは着脱可能であり、且つ第2フィルタ部材と第1フィルタ部材とも着脱可能であるので、第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材はフィルタケースから取り外して別々に清掃することができ、使用者が糸屑捕集装置を容易にメンテナンスすることができる。
そして、第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材のいずれか一方に取り付けられた被検出体と、フィルタケースに取り付けられて被検出体の近接を検出する近接センサと、第1フィルタ部材に対する第2フィルタ部材の着脱状態に応じて近接センサの検出範囲に対する被検出体の位置を移動させる可動機構と、を備える着脱検知手段により、第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材の両方がフィルタケースに装着されているか否かを検知することができる。
すなわち、第2フィルタ部材が第1フィルタ部材に収容されていない場合には、第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材のいずれか一方に取り付けられた被検出体が可動機構により近接センサの検出範囲外に位置する状態となるので、被検出体が取り付けられたフィルタ部材(第1フィルタ部材又は第2フィルタ部材)のみがフィルタケースに装着されても、被検出体の近接が近接センサにより検出されない。また、被検出体が取り付けられていないフィルタ部材のみがフィルタケースに装着されても、当然ながら被検出体の近接が近接センサにより検出されることはない。よって、近接センサが被検出体の近接を検出しない場合には、第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材の少なくともいずれか一方がフィルタケースに装着されていないことを検出できる。
一方、第2フィルタ部材が第1フィルタ部材に収容されている場合には、被検出体が可動機構により近接センサの検出範囲内に位置する状態となるので、その状態で第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材がフィルタケースに装着されると、被検出体の近接が近接センサにより検出される。よって、近接センサが被検出体の近接を検出した場合には、第2フィルタ部材及び第1フィルタ部材の両方がフィルタケースに装着されていることを検出できる。
したがって、近接センサが被検出体の近接を検出しない場合には、フィルタ部材の装着忘れを使用者に警告したり、乾燥工程を開始できないようにすることにより、使用者がフィルタ部材を装着し忘れたまま衣類乾燥機で乾燥工程を実行することを防止できる。
第2の発明は、第1の発明の衣類乾燥機において、
前記第2フィルタ部材は、前記第1フィルタ部材に収容された状態で、前記第1フィルタ部材の内部に収容される被収容部と、前記第1フィルタ部材の収容口から外部にはみ出す外出部と、を有し、
前記可動機構は、前記被検出体を保持する保持部材と、前記外出部の外方側面に取り付けられて前記保持部材を前記第1フィルタ部材と前記第2フィルタ部材との着脱方向にスライド可能に支持する支持部材と、を備え、
前記保持部材は、前記支持部材から前記第2フィルタ部材の被収容部側に突出する突出片を有し、
前記突出片は、前記第2フィルタ部材が前記第1フィルタ部材に収容される過程で、前記第1フィルタ部材の収容口の縁部に当接して、前記被検出体を前記近接センサの検出範囲外から検出範囲内に押し込む
ことを特徴とする。
この第2の発明によると、第1の発明における可動機構を簡単な構成で省スペースに実現することができるので、衣類乾燥機本体と糸屑捕集装置との間の既存の隙間を利用して可動機構を配設することができる。これにより、本発明の着脱検知手段を、衣類乾燥機における他の構造体を変形することなく、若しくはその変形を最小限に抑えて、簡単に設けることができる。
第3の発明は、第2の発明の衣類乾燥機において、
前記支持部材は、前記被検出体が前記近接センサの検出範囲内に位置する上側位置と前記近接センサの検出範囲外に位置する下側位置との間で移動するように、前記保持部材を上下方向にスライド可能に支持する
ことを特徴とする。
この第3の発明によっても、第1及び第2の発明の作用効果が具体的に奏される。
第4の発明は、第3の発明の衣類乾燥機において、
前記被検出体は、前記第1フィルタ部材に前記第2フィルタ部材が収容されていない場合に、自重によって前記下側位置に位置する
ことを特徴とする。
この第4の発明によると、被検出体を近接センサの検出範囲外に位置する下側位置に移動させるための手段を設けなくて済むので、第1の発明における可動機構を少ない部品点数で実現することができる。これにより、本発明の着脱検知手段を低コストに実現することができる。
第5の発明は、第3の発明の衣類乾燥機において、
前記被検出体又は保持部材を下方に付勢する付勢部材をさらに備える
ことを特徴とする。
第2フィルタ部材が第1フィルタ部材に収容されていない場合において、保持部材が滑らかにスライドしないときには、被検出体が近接センサの検出範囲内に位置する上側位置から近接センサの検出範囲外に位置する下側位置に移動し難く、第2フィルタ部材のみがフィルタケースに装着された場合にも、第1フィルタ部材が装着されていないのに近接センサが被検出体の近接を検出してしまい、着脱検知手段が正常に機能しないことが懸念される。
これに対して、第5の発明によると、付勢手段により被検出体又は保持部材が下方に付勢されるので、第2フィルタ部材が第1フィルタ部材に収容されていない場合に保持部材が滑らかにスライドしないときでも、その付勢力によって被検出体を近接センサの検出範囲外に位置する下側位置に強制的に移動させることができる。これにより、着脱検知手段を確実且つ正常に機能させることができる。
また、第5の発明によれば、第2フィルタ部材が第1フィルタ部材に収容された状態でこれら第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材がフィルタケースに装着された場合には、付勢部材によって被検出体又は保持部材が下方に付勢されていることにより、保持部材の突出片が第1フィルタ部材の収容口の縁部に押し付けられた状態となるので、被検出体及び保持部材の揺動が制限される。これにより、乾燥工程の実行時において、被検出体及び保持部材ががたつくことを防止し、そのがたつきによる異音の発生を抑えることができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれか1つの衣類乾燥機において、
前記被検出体は磁石であり、
前記近接センサはリードスイッチである
ことを特徴とする。
この第6の発明によっても、第1〜第5の発明の作用効果が具体的に奏される。
本発明によれば、糸屑捕集装置に第1フィルタ部材及びこれに収容される第2フィルタ部材の2つのフィルタ部材を組み合わせて設けると共に、第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材のいずれか一方に取り付けられた被検出体と、フィルタケースに取り付けられて被検出体の近接を検出する近接センサと、第1フィルタ部材に対する第2フィルタ部材の着脱状態に応じて近接センサの検出範囲に対する被検出体の位置を移動させる可動機構と、を備える着脱検知手段により、第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材の両方がフィルタケースに装着されているか否かを検知するようにしたので、糸屑捕集装置が備える第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材の装着忘れを防止し、乾燥性能の低下を抑制すると共に衣類乾燥機の早期故障を回避することができる。
図1は、実施形態1に係る衣類乾燥機の外観を示す斜視図である。 図2は、実施形態1に係る衣類乾燥機の構成を概略的に示す断面図である。 図3は、実施形態1に係る糸屑捕集装置の構成を示す分解斜視図である。 図4は、実施形態1に係る糸屑捕集装置が備える上側フィルタ部材及び着脱検知手段の一部を示す斜視図である。 図5は、実施形態1に係る糸屑捕集装置において上側フィルタ部材を下側フィルタ部材に収容した状態を示す斜視図である。 図6は、実施形態1に係る糸屑捕集装置において下側フィルタ部材及び上側フィルタ部材をフィルタケースに装着した状態を示す斜視図である。 図7は、実施形態1に係る糸屑捕集装置において上側フィルタ部材のみをフィルタケースに装着した状態を示す斜視図である。 図8は、実施形態1の変形例に係る移動機構を示す上側フィルタ部材の側面図である。 図9は、実施形態2に係る糸屑捕集装置において上側フィルタ部材を下側フィルタ部材に収容する途中の状態を示す側面図である。 図は、実施形態2に係る糸屑捕集装置において上側フィルタ部材を下側フィルタ部材に完全に収容した状態を示す側面図である。 図11は、実施形態2に係る糸屑捕集装置において下側フィルタ部材及び上側フィルタ部材をフィルタケースに装着した状態を示す側面図である。 図12は、実施形態2に係る糸屑捕集装置において上側フィルタ部材のみをフィルタケースに装着した状態を示す側面図である。 図13は、実施形態3に係る糸屑捕集装置において上側フィルタ部材を下側フィルタ部材に収容する途中の状態を示す前面図である。 図14は、実施形態3に係る糸屑捕集装置において上側フィルタ部材を下側フィルタ部材に収容する過程を示す前面図である。 図15は、実施形態3に係る糸屑捕集装置において下側フィルタ部材及び上側フィルタ部材をフィルタケースに装着した状態を示す前面図である。 図16は、実施形態3に係る糸屑捕集装置において上側フィルタ部材のみをフィルタケースに装着した状態を示す前面図である。 図17は、実施形態4に係る糸屑捕集装置において上側フィルタ部材を下側フィルタ部材に収容する途中の状態を示す側面図である。 図18は、実施形態4に係る糸屑捕集装置において上側フィルタ部材を下側フィルタ部材に完全に収容した状態を示す側面図である。 図19は、実施形態4に係る糸屑捕集装置において上側フィルタ部材及び下側フィルタ部材をフィルタケースに装着した状態を示す側面図である。 図20は、実施形態4に係る糸屑捕集装置において下側フィルタ部材のみをフィルタケースに装着した状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態の説明は本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《発明の実施形態1》
図1は、この実施形態1に係る衣類乾燥機10の外観を示す斜視図である。図2は、衣類乾燥機10の概略構成を示す断面図である。なお、図2中の矢印は、衣類乾燥機10で乾燥工程を実行しているときの空気の流れを示している。
本実施形態の衣類乾燥機10は、図1及び図2に示すように、ケーシング11と、該ケーシング11の内部に設けられて衣類100が収容される回転ドラム13と、該回転ドラム13を回転させる駆動モータ(不図示)と、前記回転ドラム13内に空気を給気する給気路15と、該給気路15に設けられた凝縮器17及び加熱器19と、前記回転ドラム13内から空気を排気する排気路21と、該排気路21に設けられた糸屑捕集装置30及び蒸発器23と、を備えている。
ケーシング11の前面には、開閉ドア12によって開閉される開口部11aが形成されている。回転ドラム13は、前方が開口した円筒状に形成されている。この回転ドラム13の開口は、ケーシング11の開口部11aに対応して配置されていて、開閉ドア12を開閉することで、回転ドラム13の内部に衣類100を投入することができるようになっている。
このケーシング11の前面における開口部11aの上方には、運転スイッチを含む各種スイッチを備えた操作パネル及び表示パネル(不図示)が設けられている。運転スイッチは、電源に接続されており、運転スイッチをON状態にすることで衣類乾燥機10が起動される。
また、ケーシング11の内部には、制御部(不図示)が設けられている。制御部には、各種センサからの信号が入力されると共に、上記回転ドラム13の駆動モータ、凝縮器17、加熱器19及び蒸発器23などが接続されている。この制御部は、駆動モータの回転数や凝縮器17の凝縮量、加熱器19の加熱量、蒸発器23の蒸発量などを制御する。
ケーシング11の後面における下部には、当該ケーシング11の内部に外部から空気を取り込む空気取込部14が設けられている。この空気取込部14は、例えば、ケーシング11の内方から外方に向かって下傾姿勢に設けられた複数の羽板14aを有する背面グリル14によって構成されている。
そして、ケーシング11の内部における回転ドラム13の下方には、給気路15に空気を吸い込む吸気部16が設けられている。この吸気部16は、給気路15の吸気口15aを構成し、送風ファン16aを備えている。この送風ファン16aを回転させて送風動作を行うと、ケーシング11内の空気が給気路15に吸い込まれて凝縮器17及び加熱器19に順に送られる。
凝縮器17は、例えば吸気部16に隣接して配置されており、吸気部16により吸い込んだ空気中の水分を液化して取り除き乾燥空気を生成する。加熱器19は、凝縮器17よりも下流側で給気路15の途中に配置されており、空気を加熱して温風を生成する。この加熱器19は、例えばヒートポンプ式の加熱器である。なおその他、加熱器19としては、電気ヒータを用いていても構わない。
上記凝縮器17及び加熱器19を経由して生成された温風は、回転ドラム13の後方上側、つまりドラム開口とは反対側の上部に設けられた給気口15bから回転ドラム13内に送り込まれる。これにより、回転ドラム13内に収容された衣類100を温風に曝して乾燥させることができる。そして、回転ドラム13内に送り込まれた空気は、回転ドラム13の前方下側に設けられた吸気口21aから排気路21に吸い込まれて、ケーシング11の後面における下部に設けられた排気口21bからケーシング11の外部に排気される。
糸屑捕集装置30は、排気路21の吸気口21aを構成するように設置されている。糸屑捕集装置30よりも下流側で排気路21の途中には送風ファン22が配設されている。この送風ファン22を回転させて送風動作を行うと、回転ドラム13内の空気が吸気口21aから排気路21に吸い込まれて糸屑捕集装置30を経由して蒸発器23に送られた後に排気される。糸屑捕集装置30は、衣類100の乾燥に伴って発生する糸屑を空気中から濾過して捕集する。蒸発器23は、空気中に含まれる水分を加熱するなどして蒸気に変化させる。
本発明は、糸屑捕集装置30の構成に特徴を有するので、糸屑捕集装置30について、以下に図3〜図7を参照しながら詳述する。
図3は、本実施形態における糸屑捕集装置30の構成を示す分解斜視図である。図4は、糸屑捕集装置30が備える上側フィルタ部材35及び着脱検知手段50の一部を示す斜視図である。図5は、糸屑捕集装置30において上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に収容した状態を示す斜視図である。図6は、糸屑捕集装置30において下側フィルタ部材31及び上側フィルタ部材35をフィルタケース43に装着した状態を示す斜視図である。図7は、糸屑捕集装置30において上側フィルタ部材35のみをフィルタケース43に装着した状態を示す斜視図である。
糸屑捕集装置30は、図3に示すように、中空のケース状に形成された第1フィルタ部材である下側フィルタ部材31と、該下側フィルタ部材31に対して上下方向に着脱可能に収容される中空のケース状に形成された第2フィルタ部材である上側フィルタ部材35と、下側フィルタ部材31及び該下側フィルタ部材31に収容された上側フィルタ部材35が着脱可能に装着されるフィルタケース43と、下側フィルタ部材31及び上側フィルタ部材37がフィルタケース43に装着されているか否かを検知する着脱検知手段50と、を備えている。
下側フィルタ部材31は、上方に開口する収容口31aを有し、ポリプロピレン(PP)などの硬質樹脂で形成された枠体32に不織布などの布製のフィルタ33が張られた構造を有する。枠体32は、収容口31aを形成する開口枠部32aと、該開口枠部32aの下側に一体に形成されたフィルタ保持部32bと、を備えている。
開口枠部32aは、上下方向に所定の幅を有し、フィルタ保持部32bよりも厚く形成されて下側フィルタ部材31に剛性を確保している。フィルタ保持部32bは、例えば、矩形箱型を成す格子状に形成されていて、下側フィルタ部材31の骨組みを構成している。上記フィルタ33は、このフィルタ保持部32bの格子間に張られている。
上側フィルタ部材35は、図3及び図4に示すように、後方上側(回転ドラム13の開口側)に空気が送入される送入口(不図示)を有し、ポリプロピレン(PP)などの硬質樹脂で形成された枠体36に不織布などの布製のフィルタ37が張られた構造を有する。枠体36は、前記送入口を形成する開口枠部36aと、該開口枠部36aの下側に一体に形成されたフィルタ保持部36bと、を備えている。
開口枠部36aは、上下方向に所定の幅を有し、フィルタ保持部36bよりも厚く形成されて上側フィルタ部材35に剛性を確保している。この開口枠部36aの上記送入口を含む上部とそれに続く後側部分は、回転ドラム13の開口周縁に倣う円弧形状に形成されている。また、開口枠部36aの送入口を含む上部とそれに続く後側部分には、左右両側に延びる庇状のカバー部36cが設けられている。フィルタ保持部36bは、下方に向かって内部容積が次第に狭まる台形箱型を成す格子状に形成されていて、上側フィルタ部材35の骨組みを構成している。上記フィルタ37は、このフィルタ保持部36bの格子間に張られている。
また、上側フィルタ部材35は、図4及び図5に示すように、下側フィルタ部材31に収容された状態で、下側フィルタ部材31の内部に収容される被収容部38と、下側フィルタ部材31の収容口31aから外部にはみ出す外出部39と、を有している。被収容部38には、上記フィルタ保持部36bの全体と、開口枠体36aの下側の一部と、が含まれる。外出部39の後側には、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に収容したときに、下側フィルタ部材31の収容口31aの縁部に当接して下側フィルタ部材31に対する上側フィルタ部材35の収容位置を位置決めする当接部40が設けられている。
フィルタケース43は、図3に示すように、上下両側に開口した略筒形の枠状に形成されている。フィルタケース43の上側の開口は、上側フィルタ部材35の送入口に対応して後側にも円弧形状に広く形成され、排気路21の吸気口21を構成している。このフィルタケース43には、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に収容した状態で、これら両フィルタ部材31,35を上方から内側に挿通させることにより、図6に示すように、下側フィルタ部材31及び上側フィルタ部材35が装着される。この装着状態では、下側フィルタ部材31及び上側フィルタ部材35の開口枠部32a,36aが当該フィルタケース43の内側に配置された位置に保持される。すなわち、フィルタケース43は、両フィルタ部材31,35の装着状態において、上側フィルタ部材35の外出部38を覆うようになっている。
フィルタケース43の上側開口の周縁には、衣類乾燥機10本体における当該フィルタケース43の周囲の部分と隙間なく配置される庇状のカバー部44が形成されている。このカバー部44においてフィルタケース43の左右両側に位置する部分は、比較的幅広に形成されていて、その後側部分の前面側にネジ止め孔45aを有する被固定部45がそれぞれ突設されている。そして、フィルタケース43は、衣類乾燥機10本体に対して、左右両側に設けられた被固定部44にてネジ止めなどにより固定されている。
着脱検知手段50は、図3に示すように、上側フィルタ部材35に取り付けられた被検出体である例えば矩形状の磁石51と、該磁石51の近接を検出する近接センサであるリードスイッチ53と、下側フィルタ部材31に対する上側フィルタ部材35の着脱状態に応じてリードスイッチ53の検出範囲に対する磁石51の位置を移動させる可動機構57と、を備えている。
可動機構57は、図3及び図4に示すように、磁石51を保持する保持部材59と、該保持部材59を下側フィルタ部材31と上側フィルタ部材35との着脱方向、つまり上下方向にスライド可能に支持する支持部材61と、を備え、下側フィルタ部材31と上側フィルタ部材35との着脱に応じて、磁石51を、上側フィルタ部材35の外出部39における外方側面に沿って上下方向にスライド移動させるように構成されている。
保持部材59は、磁石51が嵌め込まれた例えば矩形状の枠部59aと、該枠部59aの下辺部分から下方、つまり上側フィルタ部材35の被収容部39側に突出する一対の突出片59bと、で構成されている。
支持部材61は、上側フィルタ部材35における外出部38の外方側面に設けられた例えばL字状の位置決め凸部41にて位置決めされ、該外出部39の外方側面に対して所定の位置に配置されている。そして、支持部材61は、上部にネジ止め孔61aを有し、該ネジ止め孔61aを挿通させたネジ63により上側フィルタ部材33における外出部39の外方側面にネジ止めして固定されている。
この支持部材61は、上側フィルタ部材35に対する取付け側が解放された縦長中空のケース状に形成され、その内側に保持部材59の枠部59aと共に磁石51を収容する収容空間61sを有している。この収容空間61sは、保持部材59の枠部59aにおける左右の辺部分よりも縦方向に長く、保持部材59の枠部59aにおける上下の辺部分が横方向に緩く嵌まった状態で収まる広さに形成されている。そして、磁石51は、保持部材59の枠部59aと共に、支持部材61の収容空間61sにおける下側位置P1と上側位置P2との間で上下方向に移動自在になっている。
支持部材61の下部には、上側フィルタ部材35の外出部39側に切欠部61bが形成されている。この切欠部61bには、保持部材59が有する一対の突出片59bが挿通されている。保持部材59の突出片59bは、上側フィルタ部材35の外出部39において切欠部61bよりも下側に位置する部分の上下方向の長さよりも長く形成されていて、切欠部61bから支持部材61の下方に突出し、その先端が下側フィルタ部材31における収容口31aの縁部に対応する位置に配置されている。
この突出片59bにおける挿通口61bからの突出度合は、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されているか否かに応じて変更され、それに準じて磁石51が支持部材61における収容空間61sの下側位置P1と上側位置P2との間で移動する。
すなわち、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合には、図4に示すように、磁石51が保持部材59の枠部59aと共に自重によって上記収容空間61sの下側位置P1に配置され、保持部材59の突出片59bの略全体が支持部材61の挿通口61bから下方に突出した状態となる。一方、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されている場合には、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容される過程で、保持部材59の突出片59bの先端が下側フィルタ部材31の収容口31aの縁部に当接して、図5に示すように、該突出片59aの略全体が支持部材61の収容空間61s内に押し込まれ、その結果、保持部材59の枠部59aに保持された磁石51が前記収容空間61sの上側位置P2にまで押し上げられた状態となる。
リードスイッチ53は、図3及び図6に示すように、フィルタケース43において支持部材61の収容空間61sにおける上側位置P2に対応する箇所に、センサケース55に収容された状態で配置されている。
センサケース55は、縦断面L字状に形成され、フィルタケース43の外方側面に設けられた突条壁46と組み合わせられてリードスイッチ53を収容している。センサケース55は、ネジ止め孔55aが形成された突片55bを有し、該ネジ止め孔55aを挿通させたネジ56によりフィルタケース43のカバー部44にネジ止めして固定されている。
リードスイッチ53の検出範囲は、当該リードスイッチ53に対応する箇所とその周辺を含む範囲である。支持部材61の収容空間61sにおいて、下側位置P1はリードスイッチ53の検出範囲外の位置であり、上側位置P2はリードスイッチ53の検出範囲内の位置である。支持部材61の収容空間61sの上下方向における長さは、保持部材59の枠部59aと共に磁石51が下側位置P1に配置されたときに、該磁石51がリードスイッチ53に対して上下方向に例えば17mm〜20mm程度離間するように設定されている。
上記リードスイッチ53は、上記制御部に接続されていて、該制御部に信号を入力するようになっている。上記制御部は、磁石51の近接がリードスイッチ53により検出された場合に、下側フィルタ部材31と上側フィルタ部材35との両方がフィルタケース43に装着されていることを検知して、衣類乾燥機10を乾燥工程が実行可能な状態に制御する。一方、制御部は、磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されない場合には、下側フィルタ部材31及び上側フィルタ部材35の少なくともいずれか一方がフィルタケース43に装着されていないことを検知して、表示パネルにフィルタ部材31,35の装着忘れを示すエラー表示を行うと共に、衣類乾燥機10を乾燥工程が開始できない状態に制御する。
上記構成の糸屑捕集装置30では、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されると、図5に示すように、可動機構57により磁石51が支持部材61の収容空間61sにおいてリードスイッチ53の検出範囲内に位置する上側位置P2に配置された状態となる。そして、その状態でこれら両フィルタ部材31,35がフィルタケース43に装着されると、図6に示すように、磁石51がリードスイッチ53の検出範囲内に配置されるので、磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されて、衣類乾燥機10が乾燥工程を実行可能な状態となる。
一方、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合には、図4に示すように、上側フィルタ部材35に取り付けられた磁石51がリードスイッチ53の検出範囲外に位置する下側位置P1に配置された状態となる。このため、図7に示すように、上側フィルタ部材35のみがフィルタケース43に装着されても、磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されない。また、磁石51が取り付けられてない下側フィルタ部材31のみがフィルタケース43に装着されても、当然ながら磁石51の近接がリードセンサ53により検出されるとはない。このように、リードスイッチ53が磁石51の近接を検出しない場合には、表示パネルにフィルタ部材31,35の装着忘れを示すエラー表示が行われると共に、衣類乾燥機10が乾燥工程を開始できない状態となる。
−実施形態1の効果−
この実施形態1によると、糸屑捕集装置30には下側フィルタ部材31及びこれに収容される上側フィルタ部材35の2つのフィルタ部材31,35が組み合わせて設けられているので、1つのフィルタ部材しか備えない糸屑捕集装置を用いた場合に比べて、排気中に含まれる糸屑の捕捉率を上げることができる。これにより、衣類100から発生した糸屑が排気路21や送風ファン22に堆積したり凝縮器23などに進入して乾燥性能が低下することを抑えると共に、衣類乾燥機10が早期に故障することを回避できる。
また、下側フィルタ部材31及び上側フィルタ部材35とフィルタケース43とは着脱可能であり、且つ下側フィルタ部材31と上側フィルタ部材35とも着脱可能であるので、これら下側フィルタ部材31及び上側フィルタ部材35はフィルタケース43から取り外して別々に清掃することができる。これにより、使用者が糸屑捕集装置30を容易にメンテナンスすることができる。
そして、上側フィルタ部材35に取り付けられた磁石51と、フィルタケース43に取り付けられて磁石51の近接を検出するリードスイッチ53と、下側フィルタ部材31に対する上側フィルタ部材35の着脱状態に応じてリードスイッチ53の検出範囲に対する磁石51の位置を移動させる可動機構57と、を備える着脱検知手段50により、下側フィルタ部材31及び上側フィルタ部材35の両方がフィルタケース43に装着されているか否かを検知し、下側フィルタ部材31及び上側フィルタ部材35のうち一方でもフィルタケース43に装着されていない場合には、フィルタ部材31,35の装着忘れを使用者にエラー表示で警告すると共に、乾燥工程を開始できないようにするので、使用者がフィルタ部材31,35を装着し忘れたまま衣類乾燥機10で乾燥工程を実行することを防止できる。
したがって、本実施形態の衣類乾燥機10によれば、糸屑捕集装置30が備える上側フィルタ部材31及び下側フィルタ部材35の装着忘れを防止することができ、乾燥性能の低下を抑制すると共に、衣類乾燥機10の早期故障を回避することができる。
また、本実施形態の衣類乾燥機10によれば、可動機構57が磁石51を上側フィルタ部材35の外出部39における外方側面に沿って移動させるように構成されているので、該可動機構57を簡単な構成で省スペースに実現することができる。これにより、着脱検知手段50をフィルタケース43や衣類乾燥機10の他の構造体を変形することなく、若しくはその変形を最小限に抑えて、簡単に設けることができる。
また、本実施形態の衣類乾燥機10によれば、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合に、磁石51が自重によって支持部材61の収容空間における下側位置P1に位置する構成となっているので、可動機構57を少ない部品点数で実現することができる。これにより、着脱検知手段50を低コストに実現することができる。
《実施形態1の変形例》
図8は、この変形例に係る移動機構57を示す上側フィルタ部材35の側面図である。
上記実施形態1では、磁石51が保持部材59の枠部59aと共に自重によって支持部材61の収容空間61sにおける下側位置P1に配置される構成としたが、本変形例では、移動機構57が、保持部材59を下方に付勢する付勢部材であるバネ62をさらに備え、該バネ62の付勢力によって磁石51を保持部材59の枠部59aと共に前記収容空間61sの下側位置P1に配置させる構成を採用している。
上記バネ62は、支持部材61の収容空間61sにおいて、支持部材61の上側の内壁と保持部材59の枠部59aとの間に上下方向に不勢力を及ぼすように介設されている。バネ62としては、例えばコイルばねが用いられる。これにより、磁石51を保持する保持部材59は、支持部材61の収容空間61sで下方に付勢され、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合には、枠部59aの下端が支持部材61における下側の内壁部分に押し付けられた状態となって、磁石51がリードスイッチ53の検出範囲外に位置する下側位置P1に配置される。
仮に、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合において、保持部材59が滑らかにスライドしないときには、磁石51がリードスイッチ53の検出範囲内に位置する上側位置P2からリードスイッチ53の検出範囲外に位置する下側位置P1に移動し難く、上側フィルタ部材35のみがフィルタケース43に装着された場合にも、下側フィルタ部材31が装着されていないのにリードスイッチ53が磁石51の近接を検出してしまい、着脱検知手段50が正常に機能しないことが懸念される。
これに対して、本変形例によれば、バネ62により保持部材59が下方に付勢されるので、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合に保持部材59が滑らかにスライドしないときでも、その付勢力によって保持部材59を強制的にスライドさせて、磁石51をリードスイッチ53の検出範囲外に位置する下側位置P1に移動させることができる。これにより、移動機構57、ひいては着脱検知手段50を確実且つ正常に機能させることができる。
また、本変形例によれば、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容された状態でこれら両フィルタ部材31,35がフィルタケース43に装着された場合には、バネ62によって保持部材59が下方に付勢されていることで、保持部材59の突出片59bが下側フィルタ部材31の収容口31aの縁部に押し付けられた状態となるので、保持部材59の揺動が制限される。これにより、乾燥工程の実行時において、保持部材59ががたつくことを防止し、そのがたつきによる異音の発生を抑えることができる。
なお、上記変形例では、上記実施形態1を踏襲して保持部材59が矩形状の枠部59aで磁石51を保持する形態を示したが、本発明はこれに限らない。保持部材59は、例えば上辺部分のないU字状に形成された枠部で磁石51を保持していてもよい。この場合には、上記バネ62は、支持部材61の収容空間61sにおいて、支持部材61の上側の内壁と保持部材59に保持された磁石51との間に上下方向に付勢力を及ぼすように介設される。
《発明の実施形態2》
図9〜図12は、この実施形態2における糸屑捕集装置30の構成を示している。なお、以降の各実施形態では、糸屑捕集装置30のうち着脱検知手段50の構成が上記実施形態1と異なる他は衣類乾燥機10について上記実施形態1と同様に構成されているので、構成の異なる着脱検知手段50についてのみ説明し、同一の構成箇所は図1〜図8に基づく上記実施形態1の説明に譲ることにして、その詳細な説明を省略する。
図9は、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に収容する途中の状態を示す側面図である。図10は、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に完全に収容した状態を示す側面図である。図11は、下側フィルタ部材31及び上側フィルタ部材35をフィルタケース43に装着した状態を示す側面図である。図12は、上側フィルタ部材35のみをフィルタケース43に装着した状態を示す側面図である。
上記実施形態1では、可動機構57が磁石51を上下方向にスライドさせることでリードスイッチ53に対する磁石51の位置を移動させる構成を有しているとしたが、本実施形態の可動機構57は、磁石51を、その側方に配置されて上側フィルタ部材35の外出部39における外方側面に垂直な軸63周りに外出部39の外方側面に沿って回動させることで、該磁石51のリードスイッチ53に対する位置を、リードスイッチ53の検出範囲外に位置する下側位置P1と、リードスイッチ53の検出範囲内に位置する上側位置P2との間で移動させる構成を有している。
具体的には、可動機構57は、図9に示すように、上側フィルタ部材35の外出部39における外方側面に磁石51を支持する支持部材61と、下側フィルタ部材31の収容口31aの縁部から上方に突出した突出片65と、を備えている。
支持部材61は、一端部に磁石51を保持する矩形状の枠部61aを有し、該枠部61aの後側の辺部分(図9で右辺部分)から該辺部分を延長するように線状部61bが延びるP字状に形成されている。この支持部材61の線状部61bの先端部分は、上側フィルタ部材35の外出部38における外方側面に、該外方側面に垂直に設けられた軸63により所定の角度範囲で回転可能に留められている。この軸63は、リードスイッチ53に対応する箇所の後方側に配置されている。これにより、磁石51は、支持部材61により前記軸63周りに前方(図9で時計回りに)回動可能に支持されている。
支持部材61は、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合に、線状部61bが上側フィルタ部材35と下側フィルタ部材31との着脱方向、つまり上下方向に対して前方斜め方向に延びる傾斜姿勢に保持される。この傾斜姿勢は、図9に示すように、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に収容するときに、支持部材61の枠部61aの後側の辺部分が下側フィルタ部材31に設けられた突出片65の先端に当接する程度に傾いた姿勢であり、当該傾斜姿勢では、磁石51がリードスイッチ53の検出範囲外に位置する下側位置P1に配置される。
下側フィルタ部材31に設けられた突出片65は、図10に示すように、下側フィルタ部材31と一体に形成され、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に収容する過程で、支持部材61を上方に持ち上げて軸63周りに前方に回動させる。そして、突出片65は、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に完全に収容されたときに、支持部材61の線状部61bを水平姿勢に支持する程度の長さを有している。この水平姿勢では、磁石51がリードスイッチ53の検出範囲内に位置する上側位置P2に配置される。
上記構成の糸屑捕集装置30では、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されると、図10に示すように、可動機構57により磁石51がリードスイッチ53の検出範囲内に位置する上側位置P2に配置された状態となる。そして、その状態でこれら両フィルタ部材31,35がフィルタケース43に装着されると、図11に示すように、磁石51がリードスイッチ53の検出範囲内に配置されるので、磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されて、衣類乾燥機10が乾燥工程を実行可能な状態となる。
一方、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合には、上側フィルタ部材35に取り付けられた磁石51がリードスイッチ53の検出範囲外に位置する下側位置P2に配置された状態となる。このため、図12に示すように、上側フィルタ部材35のみがフィルタケース43に装着されても、磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されない。また、磁石51が取り付けられていない下側フィルタ部材31のみがフィルタケース43に装着されても、当然ながら磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されることはない。このように、リードスイッチ53が磁石51の近接を検出しない場合には、表示パネルにフィルタ部材31,35の装着忘れを示すエラー表示が行われると共に、衣類乾燥機10が乾燥工程を開始できない状態となる。
−実施形態2の効果−
したがって、この実施形態2によっても、糸屑捕集装置30が備える上側フィルタ部材31及び下側フィルタ部材35の装着忘れを防止することができ、乾燥性能の低下を抑制すると共に、衣類乾燥機10の早期故障を回避することができる。
《発明の実施形態3》
図13〜図16は、この実施形態3における糸屑捕集装置30の構成を示している。図13は、糸屑捕集装置30の構成を示す図であって、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に収容する途中の状態を示す前面図である。図14は、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に収容する過程を示す前面図である。図15は、下側フィルタ部材31及び上側フィルタ部材35をフィルタケース43に装着した状態を示す前面図である。図16は、上側フィルタ部材35のみをフィルタケース43に装着した状態を示す前面図である。
本実施形態の可動機構57は、磁石51を、その上方に配置されて上側フィルタ部材35の外出部39における外方側面に平行な前後方向に延びる軸73周りに外出部39の外方側面に対して接近又は離間する方向に回動させることで、該磁石51のリードスイッチ53に対する位置を、該リードスイッチ53の検出範囲外に位置する下側位置P1と、該リードスイッチ53の検出範囲内に位置する上側位置P2との間で移動させる構成を有している。
具体的には、可動機構57は、図13に示すように、上側フィルタ部材35の外出部39における外方側面に磁石51を支持する支持部材71と、下側フィルタ部材31の収容口31aの縁部から上方に突出した突出片75と、を備えている。
支持部材71は、一方向に延びる小形の短冊状に形成されている。この支持部材の一端部(図13で下側端部)には磁石51が保持されている。一方、支持部材71の他端部(図13で上側端部)は、上側フィルタ部材35のカバー部36cに、上側フィルタ部材35の外出部39における外方側面に平行な前後方向に延びる軸73により所定の角度範囲で回転可能に留められている。この軸73は、上側フィルタ部材35のカバー部36cにおける後側部分の上端付近であって且つ上側フィルタ部材35の外出部39における外方側面寄りに配置されている。これにより、磁石51は、支持部材71によって前記軸73周りに、上側フィルタ部材35の外出部39における外方側面に対して接近又は離間する方向に回動可能に支持されている。
支持部材71は、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合に、上記軸73側から下方に向かうに従って上側フィルタ部材35の外出部39における外方側面から次第に離間するようにその外方側面に対して比較的緩やかに傾斜する第1の傾斜姿勢に保持される。この第1の傾斜姿勢は、図13に示すように、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に収容するときに、支持部材71の、上側フィルタ部材35の外出部39側に位置する角部若しくは面が、下側フィルタ部材31に設けられた突出片75の先端部に当接する程度に傾いた姿勢である。当該傾斜姿勢では、磁石51がリードスイッチ53の検出範囲外に位置する下側位置P1に配置される。
下側フィルタ部材31に設けられた突出片75は、下側フィルタ部材31と一体に形成され、その先端部分が鉤状に形成されていて、上下方向に延びる本体部75aと、該本体部75aの先端から下側フィルタ部材31の外方に折り曲げられた折曲部75bとを有する。この突出片75は、図14に示すように、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容される過程で、支持部材71に当接しつつ上側フィルタ部材35の外出部39における外方側面と支持部材71との間に介挿されていき、支持部材61を上方に持ち上げて軸73周りに上側フィルタ部材35の外方に向けて回動させる。そして、突出片75は、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に完全に収容した状態で、支持部材71を第1の傾斜姿勢から例えば38°〜40°程度回動した第2の傾斜姿勢に支持する程度の長さに形成されている。この第2の傾斜姿勢では、支持部材71に保持された磁石51がリードスイッチ53の検出範囲内に位置する上側位置P2に配置される。
本実施形態のフィルタケース43には、上記磁石51とその移動機構57とを収容する収容空間48を内部に有する収容部47が設けられている。この収容部47の上面は、フィルタケース43の外方に向かって下傾している。上記リードスイッチ53は、この収容部47の傾斜した上面に、上記支持部材71が第2の傾斜姿勢となった際に磁石51に対応するように取り付けられている。
上記構成の糸屑捕集装置30では、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されると、可動機構57により磁石51がリードスイッチ53の検出範囲内に位置する上側位置P2に配置された状態となる。そして、この状態でこれら両フィルタ部材31、35がフィルタケース43に装着されると、図15に示すように、磁石51がリードスイッチ53の検出範囲内に配置されるので、磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されて、衣類乾燥機10が乾燥工程を実行可能な状態となる。
一方、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合には、上側フィルタ部材35に取り付けられた磁石51がリードスイッチ53の検出範囲外に位置する下側位置P2に配置された状態となる。このため、図16に示すように、上側フィルタ部材35のみがフィルタケース43に装着されても、磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されない。また、磁石51が取り付けられていない下側フィルタ部材31のみがフィルタケース43に装着されても、当然ながら磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されることはない。このように、リードスイッチ53が磁石51の近接を検出しない場合には、表示パネルにフィルタ部材31,35の装着忘れを示すエラー表示が行われると共に、衣類乾燥機10が乾燥工程を開始できない状態となる。
−実施形態3の効果−
したがって、この実施形態3によっても、糸屑捕集装置30が備える上側フィルタ部材31及び下側フィルタ部材35の装着忘れを防止し、乾燥性能の低下を抑制すると共に、衣類乾燥機10の早期故障を回避することができる。
《発明の実施形態4》
図17〜図20は、この実施形態4における糸屑捕集装置30の構成を示している。図17は、糸屑捕集装置30の構成を示す図であって、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に収容する途中の状態を示す側面図である。図18は、上側フィルタ部材35を下側フィルタ部材31に収容した状態を示す側面図である。図19は、上側フィルタ部材35及び下側フィルタ部材31をフィルタケース43に装着した状態を示す側面図である。図20は、下側フィルタ部材31のみをフィルタケース43に装着した状態を示す側面図である。
上記実施形態1〜3では、上側フィルタ部材35に磁石51が取り付けられた形態を説明したが、本実施形態では、下側フィルタ部材31に磁石51が取り付けられた形態について一例を挙げて説明する。
下側フィルタ部材31の収容口31aの縁部には、図17に示すように、磁石51を支持する支持部材81が突設されている。この支持部材81は、縦長の矩形枠状に形成され、その内側に磁石51を上下方向にスライド可能に支持している。また、支持部材81における下側の辺部分と磁石51との間には、付勢部材としてのバネ83が上下方向に付勢力を及ぼすように介設されている。バネ83としては、例えばコイルバネが用いられる。これにより、磁石51は、支持部材81の内側で上方に付勢され、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合には、支持部材81における上側の辺部分に押し付けられた状態となって、リードスイッチ53の検出範囲外に位置する上方位置P2に配置される。
支持部材81における上側の上辺部分には、下側フィルタ部材31における収容口31aの開口側に切欠部81aが形成されている。一方、上側フィルタ部材35における外出部39の外方側面には、例えばT字状の凸状部85が横方向に延びる辺部分を下方に向けて設けられている。この凸状部85は、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に完全に収容されたときに、下側フィルタ部材31に設けられた支持部材81が対応する位置、例えば支持部材81の縦方向中程に対応する位置に配置されている。これにより、凸状部85は、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容される過程で、切欠部81aを通って支持部材81の内側に進入し、磁石51の上部に当接した後に、該磁石51を下方に押し下げてリードスイッチ53の検出範囲内に位置する下側位置P1に配置させる。
本実施形態では、上記支持部材81、バネ83及び凸状部85が本発明の可動機構57を構成している。
上記構成の糸屑捕集装置30では、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されると、図18に示すように、可動機構57により磁石51がリードスイッチ53の検出範囲内に位置する下側位置P1に配置された状態となる。そして、この状態でこれら両フィルタ部材31、35がフィルタケース43に装着されると、図19に示すように、磁石51がリードスイッチ53の検出範囲内に配置されるので、磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されて、衣類乾燥機10が乾燥工程を実行可能な状態となる。
一方、上側フィルタ部材35が下側フィルタ部材31に収容されていない場合には、下側フィルタ部材31に取り付けられた磁石51がリードスイッチ53の検出範囲外に位置する上側位置P2に配置される。このため、図19に示すように、下側フィルタ部材31のみがフィルタケース43に装着されても、磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されない。また、磁石51が取り付けられていない上側フィルタ部材31のみがフィルタケース43に装着されても、当然ながら磁石51の近接がリードスイッチ53により検出されることはない。このように、リードスイッチ53が磁石51の近接を検出しない場合には、表示パネルにフィルタ部材31,35の装着忘れを示すエラー表示が行われて、衣類乾燥機10が乾燥工程を開始できない状態となる。
−実施形態4の効果−
したがって、この実施形態4によっても、糸屑捕集装置30が備える上側フィルタ部材31及び下側フィルタ部材35の装着忘れを防止することができ、乾燥性能の低下を抑制すると共に、衣類乾燥機10の早期故障を回避することができる。その他は、上記実施形態1と同様な効果を得ることができる。
なお、上記実施形態1〜4では、被検出体として磁石51を、近接センサとしてリードスイッチ53をそれぞれ例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、被検出体として磁石51を用いる場合には、近接センサとして半導体の抵抗変化を利用する磁気抵抗素子や、インピーダンス変化を利用するMR素子又はMI素子などの磁気誘導による磁性体近傍の磁場変化を検出可能なものであれば用いることができる。また、被検出体と該被検出体の近接を検出する近接センサには、上記の磁気誘導方式のものに限らず、その他の方式のものを採用することも可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に記載の範囲に限定されない。上記各実施形態が例示であり、それらの各構成要素の組合せに、さらにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上記実施形態1〜4では、乾燥機能専用で直接排気方式の衣類乾燥機10を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らない。本発明は、洗濯機能及び乾燥機能を有する兼用タイプの洗濯乾燥機にも適用することができる。また、給気路と排気路とが接続されて連通する空気循環方式の衣類乾燥機にも適用することが可能である。
以上説明したように、本発明は、衣類乾燥機について有用であり、特に、糸屑捕集装置が複数備えるフィルタ部材の装着忘れを防止し、乾燥性能の低下を抑制すると共に乾燥機の早期故障を回避するが要望される衣類乾燥機に適している。
P1 上側位置
P2 下側位置
10 衣類乾燥機
13 回転ドラム
15 給気路
21 排気路
30 糸屑捕集装置
31 下側フィルタ部材(第1フィルタ部材)
31a 下側フィルタ部材の収容口
35 上側フィルタ部材(第2フィルタ部材)
38 上側フィルタ部材の被収容部
39 上側フィルタ部材の外出部
43 フィルタケース
50 着脱検知手段
51 磁石(被検出体)
53 リードスイッチ(近接センサ)
57 可動機構
59 保持部材
59b 保持部材の突出片
61 支持部材
100 衣類

Claims (6)

  1. 衣類が収容される回転ドラムと、
    前記回転ドラム内に空気を給気する給気路と、
    前記回転ドラム内から空気を排気する排気路と、
    前記排気路に設けられて衣類から発生した糸屑を捕集する糸屑捕集装置と、を備えた衣類乾燥機であって、
    前記糸屑捕集装置は、ケース状の第1フィルタ部材と、該第1フィルタ部材に着脱可能に収容されるケース状の第2フィルタ部材と、前記第1フィルタ部材及び該第1フィルタ部材に収容された第2フィルタ部材が着脱可能に装着されるフィルタケースと、前記第1フィルタ部材及び第2フィルタ部材が前記フィルタケースに装着されているか否かを検知する着脱検知手段と、を備え、
    前記着脱検知手段は、前記第1フィルタ部材又は第2フィルタ部材に取り付けられた被検出体と、前記フィルタケースに取り付けられ、前記被検出体の近接を検出する近接センサと、前記第2フィルタ部材が前記第1フィルタ部材に収容されていない場合に前記被検出体が前記近接センサの検出範囲外に位置するように、且つ前記第2フィルタ部材が前記第1フィルタ部材に収容されている場合に前記被検出体が前記近接センサの検出範囲内に位置するように、前記被検出体を移動させる可動機構と、を備える
    ことを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 請求項1に記載の衣類乾燥機において、
    前記第2フィルタ部材は、前記第1フィルタ部材に収容された状態で、前記第1フィルタの内部に収容される被収容部と、前記第1フィルタ部材の収容口から外部にはみ出す外出部と、を有し、
    前記可動機構は、前記被検出体を保持する保持部材と、前記外出部の外側面に取り付けられて前記保持部材を前記第1フィルタ部材と前記第2フィルタ部材との着脱方向にスライド可能に支持する支持部材と、を備え、
    前記保持部材は、前記支持部材から前記第2フィルタ部材の被収容部側に突出する突出片を有し、
    前記突出片は、前記第2フィルタ部材が前記第1フィルタ部材に収容される過程で、前記第1フィルタ部材の収容口の縁部に当接して、前記被検出体を前記近接センサの検出範囲外から検出範囲内に押し込む
    ことを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 請求項2に記載の衣類乾燥機において、
    前記支持部材は、前記被検出体が前記近接センサの検出範囲外に位置する下側位置と前記近接センサの検出範囲内に位置する上側位置との間で移動するように、前記保持部材を上下方向にスライド可能に支持する
    ことを特徴とする衣類乾燥機。
  4. 請求項3に記載の衣類乾燥機において、
    前記被検出体は、前記第2フィルタ部材が前記第1フィルタ部材に収容されていない場合に、自重によって前記下側位置に配置される
    ことを特徴とする衣類乾燥機。
  5. 請求項3に記載の衣類乾燥機において、
    前記被検出体又は保持部材を下方に付勢する付勢部材をさらに備える
    ことを特徴とする衣類乾燥機。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣類乾燥機において、
    前記被検出体は磁石であり、
    前記近接センサはリードスイッチである
    ことを特徴とする衣類乾燥機。
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