JP2016058783A - テレビ番組関連コンテンツ提供システム、および提供方法 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、テレビ放送を視聴しているときに、視聴者が気になった話題や言葉に関する情報の提供をタイムリーに受けられるシステムが複数特許出願されている。
特許文献2には、視聴中のテレビ番組などと関連する情報を、モバイル端末で受信することができるシステム、方法が開示されている。
本発明は、この問題点に鑑み、視聴者による操作がなくても気になるキーワードが自動的に画面表示され、表示されたキーワードに関連する情報を容易に取得できる仕組みを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、事前の準備が無くても、視聴者に番組の進行に応じた適切なキーワードを配信できる仕組みの提供も目的とする。
テレビ番組(CMも含む)と関連性のある情報を、通信ネットワークを介してユーザのユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置に提供するシステムであって、
前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置から放送局を特定する放送局特定情報(例:チャンネル番号)を受信するユーザ入力情報受信部と、
放送局から放送データを取得し、各種パケットに分解する受信パケット解析部と、
前記放送局特定情報に対応する放送局から取得した前記各種パケットに含まれる情報と関連性のある情報を前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置に送出する関連情報送出部を備えることを特徴とする。
前記関連情報送出部は、ライブキーワードタグ送出部と広告タグ送出部とシンクロCM送出部の少なくとも一つを含み、
前記ライブキーワードタグ送出部は、前記各種パケットに含まれる文字情報から抽出したライブキーワードが付けられたライブキーワードタグを送出し、
前記広告タグ送出部は、前記ライブキーワードに連動する文字列が付けられた広告タグを送出し、
前記シンクロCM送出部は、前記各種パケットに含まれるCMデータに関連するCMシンクロコンテンツを提供する。
本発明は、通信ネットワークを介して情報を提供するシステムであるが、「通信ネットワークを介して」には複数の態様がある。インターネットを介する情報の提供が代表的であるが、放送局が発信する電波に乗せて情報を提供してもよい。
本発明において、放送データを取得する方法には、放送局から有線或は放送波発信アンテナを介して無線で取得する方法、放送局のサーバが提供する放送データを取得する方法などがある。
テレビ番組と関連性のある情報を、通信ネットワーク及び外部システムを介して番組視聴者に提供するシステムであって、
放送局から放送データを取得し、各種パケットに分解する受信パケット解析部と、
前記各種パケットに含まれる情報と関連性のある情報を前記外部システムに送出する関連情報送出部を備えることを特徴とする。
前記関連情報送出部は、ライブキーワードタグ送出部と広告タグ送出部とシンクロCM送出部の少なくとも一つを含み、前記ライブキーワードタグ送出部は、前記各種パケットに含まれる文字情報から抽出したライブキーワードが付けられたライブキーワードタグを送出し、前記広告タグ送出部は、前記ライブキーワードに連動する文字列、或は前記外部システムから取得した文字列に連動する文字列が付けられた広告タグを送出し、前記シンクロCM送出部は、前記各種パケットに含まれるCMデータに関連するCMシンクロコンテンツを提供する。
請求項1に係る発明が、直接ユーザに情報を提供するのに対し、請求項2に係る発明は、外部システムに情報を提供する。提供された情報は、外部システムによってそのユーザである番組視聴者に提供される。ここで「番組視聴者」には、実際に番組を視聴している者に限らず、視聴している者から番組についての感想や評判などを聞き、当該番組に関心を持った者も含まれる。
本発明のシステムは、ライブキーワードと当該ライブキーワードの関連コンテンツのアドレス情報とを対応づけたライブキーワードタグを格納するライブキーワードタグデータベースを備えるとともに、
前記ライブキーワードタグ送出部は、放送局から取得した放送データに含まれる文字情報から文字列を抽出し、抽出した文字列と一致するライブキーワードが前記ライブキーワードタグデータベースに格納されているならば、前記ライブキーワード及び関連コンテンツのアドレス情報を送出する。
本発明の関連情報送出部が、広告タグ送出部を含む場合、
本発明のシステムは、広告タグデータベースと広告タグスコア作成部を備え、
前記広告タグデータベースは、広告掲出用の文字列と当該文字列に関連する広告コンテンツのアドレス情報とを対応づけた広告タグを格納し、
前記広告タグスコア作成部は、広告掲出用の文字列の入札価格に基づいて、広告タグ掲出スコアを生成するとともに、
前記広告タグ送出部は送出するための広告タグを前記広告タグ掲出スコアに基づいて選出し、この選出された広告タグに付いた文字列及び当該文字列に関連する広告コンテンツのアドレス情報を送出する。
「アドレス情報」とは、一般にインターネット上でコンテンツの存在箇所を示すいわゆるURLのことである。
本発明のシステムは、CMデータベースとCM同定部をさらに備え、
前記CMデータベースは、テレビ広告データ(以下、「CMデータ」)から取り出した静止画像の特徴点データと前記CMデータに関連するCMシンクロコンテンツのアドレス情報とを格納し、
前記CM同定部は、前記CMデータベースに格納されている特徴点データと、前記放送局から取得した放送データに含まれる映像情報から所定間隔で取り出した静止画像の特徴点データとを照合することによってCMデータを同定するとともに、
前記シンクロCM送出部は、前記同定されたCMデータと対応づけられたCMシンクロコンテンツを送出する。
前記関連情報送出部が、放送局特定情報に対応する放送局から取得した前記各種パケットに含まれる情報と関連性のある情報を前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置に対して送出する際に、前記ユーザ情報データベースから取り出したユーザ属性情報をも参照することが好ましい。
前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置からの放送局特定情報の受信に代えて、
前記ユーザ端末が前記テレビ番組表示装置の画面に表示されている動画像を撮影し、撮影した動画像から取り出した静止画について算出した特徴点データを、前記撮影データ受信部が前記ユーザ端末から受信すると、前記番組同定部は、放送データに含まれる映像情報から取り出した静止画について算出した特徴点データと前記ユーザ端末から受信した特徴点データとを照合し、一致度が所定の値以上であれば、当該ユーザの現在視聴している放送局を同定するようにしてもよい。
これにより、視聴とは無関係にユーザにとって関心のある番組と関連づけられたライブキーワードタグ、広告タグ或はCMシンクロコンテンツの提供を受けることもできる。
なお、レコメンドスコアと入札価格とを乗じて算出した広告タグ掲出スコアのことを、下記の実施形態では「広告収益性スコア」と呼ぶ。
また、前記ライブキーワードタグ送出部によるライブキーワードタグの送出時において、広告タグも同時に前記広告タグ送出部が送出する場合に、動的計画法のアルゴリズムを利用して、送出するライブキーワードタグの個数に対する広告タグの個数の割合を所定の範囲内(例:ライブキーワードタグ10個に対して広告タグは2個以内)とすることが好ましい。
以下、添付図面を参照して本発明にかかるテレビ番組関連コンテンツ提供システム(以下、「本システム」)の実施形態を詳細に説明する。なお本実施形態の説明の構成は以下の通りである。
《1.本システムの概要》
《2.本システムの構成》
《2−1.ユーザ端末の構成》
《2−2.関連コンテンツ提供装置の構成》
《3.本システムの動作》
《3.1.ライブキーワードタグ送出と広告タグ送出処理》
《3.2.受信した放送データについて逐次行う処理》
《3.3.ユーザ端末への関連情報提供処理》
図1は、関連コンテンツ提供装置1とテレビ番組表示装置(以下、「テレビ」)2を視聴している者即ちユーザが使用するユーザ端末3と放送局の設備4(以下、「放送局4」)とウェブサーバ5から構成される本システムの構成例を示す。関連コンテンツ提供装置1は、本システムのサーバにあたり、クライアントであるユーザ端末3からの各種要求を処理する。
図1では、関連コンテンツ提供装置1が2つの放送局4A、4Bからの電波を受信しているが、2つに限らない。また、図1では、ユーザは放送局4Aの番組を視聴しているものとする。
ユーザが視聴している放送番組は関連コンテンツ提供装置1によってもリアルタイムで受信され、関連コンテンツ提供装置1は受信した電波から映像情報、文字情報などを抽出する。関連コンテンツ提供装置1は、抽出した情報と関連するコンテンツに、検索エンジンを介することなく直接アクセスできるための情報をユーザ端末3に送信する。具体的には、比較的短い文字列をつけたタグをリスト状に表示させ、このタグに対して選択操作がされるとタグに対応づけられたアドレス情報が関連コンテンツ提供装置1に送信され、ユーザ端末3にタグに対応するコンテンツが表示されることになる。ここで選択操作とは、スマートフォンやタブレット端末ではタップという言葉で、パソコンではクリックという言葉で、スマートTVではリモコン操作という言葉で表現されることが多い。この実施形態では、ユーザ端末3としてスマートフォンやタブレット端末を用いることを想定しているので、ユーザによる選択操作を「タップ」と表現する。
CMタグは、CMタグにつけられる文字列(以下、「CMタグキーワード」)と、CMシンクロコンテンツのアドレス情報からなる。
CMタグキーワードとは、制約文字数の中で広告を特徴づける、コピーライターが考え抜いたような言葉であり、空白やカンマ(、)疑問符(?)、感嘆符(!)などの記号も含まれる。
CMシンクロコンテンツとは、テレビで放送されるCMと関連性があるコンテンツである。例えば、CMの制作秘話や出演タレントのコメント、CM対象商品に関連する商品の紹介などがある。関連する商品として、CMが化粧品会社の若い女性向けの口紅に関するものであれば、マスカラやチークのような若い女性が興味を持ちそうな商品がある。
関連コンテンツ提供装置1が現在放送中のCMを同定すると、関連コンテンツ提供装置1はユーザ端末3にCMシンクロコンテンツを送信し、ユーザ端末3の画面に表示させる。このようにテレビでCMが放送されると、このCMと関連するコンテンツがほぼ同時に表示される。
関連コンテンツ提供装置1はCMシンクロコンテンツのページデータ(HTMLなどで記述されたファイル)を送信するとともに、ユーザ端末3に対しCMタグキーワードとCMシンクロコンテンツのアドレス情報も送信する。後でCMシンクロコンテンツを見たいと思うユーザが、CMタグキーワードをタップすれば、このコンテンツを見ることができるようにするためである。
ライブキーワードタグは、ライブキーワードすなわちライブキーワードタグにつけられる文字列と、ライブキーワードに対応づけられた関連コンテンツのアドレス情報からなる。
ライブキーワードは、各種事典に名詞として掲載されている単語、近年新聞や雑誌で話題の単語、インターネット上でアクセスの多い単語などであり、その多くは固有名詞である。
関連コンテンツとは、ライブキーワードに関連する情報であって、放送局あるいはシステム運営者等が、ユーザに必要な情報を1つのページに出力し制作したものである。制作にあたり、外部のウェブサーバ5などからも情報を取得する。
ユーザ端末3にライブキーワードタグが送出されると、つまりライブキーワードと関連コンテンツのアドレス情報が送出されると、ライブキーワードが画面に表示され、これをタップすると関連コンテンツ提供装置1から関連コンテンツが送信される。
ところで、放送される文字情報の中で出現した固有名詞が全部ライブキーワードとなるのではない。ユーザ側にライブキーワードタグが送信されたときに、このライブキーワードタグをタップすると必ず関連コンテンツが表示されなくてはならない。この関連コンテンツは、タップされたときに必ず表示されるので「タップ先コンテンツ」と名づけることもできる。つまり、タップ先コンテンツが用意された文字列がライブキーワードとなるのである。
関連コンテンツを予め準備する点は、本システムの大きな特徴である。すなわち、従来の検索サイトで検索する場合、検索結果ページとリンク先ページを行き来して情報を集めるが、本システムではすべての集めた情報を1つのコンテンツにコンパクトにまとめ、これを表示させるのである。そのため、本システムはライブキーワードを登録する際に、タップされたコンテンツを自動編集あるいは手動で編集する機能を別途用意する。
広告タグは、広告タグにつけられる文字列(以下、「広告タグキーワード」)と、広告コンテンツのアドレス情報からなる。
広告タグキーワードは、原則としてはいずれかのライブキーワードに連動し、制約文字数の中で広告を特徴づける言葉であり、空白やカンマ(、)疑問符(?)、感嘆符(!)などの記号も含まれる。
例えば、ライブキーワードタグ「横浜港」と連動する広告タグとして「横浜港 シーバス」、「横浜 中華レストラン」、「横浜元町 宝飾店」などがある。
ただし、ライブキーワードとして出力されない文字列にも反応して広告タグが出力されることもある。例えば、「ワイン」という言葉は、普通名詞であり広い概念をもつため、ライブキーワードとしては出力されるには適しないが、「カリフォルニア ワイン」、「山梨 ワイン」のように広告のためのキーワードとなりうる。
ユーザ端末3に広告タグが送出されると、つまり広告タグキーワードと広告コンテンツのアドレス情報が送出されると、広告タグキーワードが画面に表示され、これをタップすると関連コンテンツ提供装置1を経由して広告主が用意した外部のウェブサーバ5にある広告コンテンツが画面に表示される。このように、ユーザ端末3からの広告コンテンツへのアクセスは、関連コンテンツ提供装置1を介在させて行う(リダイレクト機能)のは、関連コンテンツ提供装置1にもアクセスしたというログを残すためである。
なお、ライブキーワードタグはユーザに情報を提供することが主たる目的であるが、広告タグは広告主にとっての広告宣伝手段である。広告タグがタップされると、広告主から本システムの運営者あるいは放送局に広告掲出料が通常支払われる。
《2−1.ユーザ端末の構成》
ユーザ端末3は、パソコンでもスマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話やタブレット端末などの可搬型の情報処理装置でも何でもよい。ただし、本実施形態のユーザ端末3は、多機能携帯電話のようにタッチパネルを備えた情報処理装置であるものとする。
ユーザ端末3は、図2に示すように、操作部301と表示部302と記憶部303と処理部304と送受信部305と撮像部306を有する。
表示部302はディスプレイ画面が必須であり、適宜スピーカも含まれる。
ただし、専用アプリによらず、標準的に実装されているウェブブラウザによっても本システムのユーザ端末3の機能は実現できる。
撮像部306は、カメラレンズ及び撮像素子である。この実施形態では画像撮影機能は特に必要でないが、第2の実施形態では必須である。
関連コンテンツ提供装置1は、図示しないハードディスクやメモリなどの記憶媒体、RAMやROMなどが接続されたCPUなどから構成され、プログラムコードをRAMやキャッシュメモリに展開し、CPUがこのプログラムコードを読み込んで実行することにより、本システムの各種処理が実現される。
関連コンテンツ提供装置1は、上記のCPUや記憶媒体のほか、図示しない入出力手段や通信インターフェース手段や各種バスを有する情報処理装置である。
図1では、関連コンテンツ提供装置1として1台のみ表示されているが、複数の情報処理装置から構成されていてもよい。複数台からなる場合、通信ネットワーク上に集中して配置されていても、分散して配置されていてもよい。後述する第3の実施形態は分散して配置されている例である。
関連コンテンツ提供装置1は、機能に着目すると記憶部と処理部に大別される。
図3では、記憶部に含まれる要素は楕円で、処理部に含まれる要素は矩形で表している。
処理部をそれが実現する機能にしたがうと、図3に示すように、受信パケット解析部101、CM同定部102、シンクロCM送出部103、自然言語処理部104、ライブキーワードタグ送出部105、広告タグ入札部106、広告タグスコア作成部107、広告タグ送出部108、配信処理部109、アクセスログ集計部110、ユーザ入力情報受信部111、ユーザ情報登録部112が含まれる。なお、請求項1にいう「関連情報送出部」とは、シンクロCM送出部103とライブキーワードタグ送出部105と広告タグ送出部108の3つのことである。
処理部の各要素の動作は制御部100によって制御される。但し、以下の説明では、制御部100の動作について特に言及しない。
処理部を構成する各要素についての説明は、記憶部の説明の後にする。
ユーザ端末3が端末IDを持つならば、この端末IDをユーザIDとして利用してもよいし、ユーザIDとともに端末IDを登録してもよい。
ユーザの属性に関する情報としては、ユーザに適したコンテンツを配信するためにも、少なくとも生年と性別の登録が望ましい。放送地域の登録は放送局の特定のために必要である。チャンネル番号が同じでも、地域によって放送局が異なることがあるからである。ただし、ユーザ端末3にGPS機能があれば放送地域の登録は省略可能である。
ここで、ユーザが了承するならば、他の項目を入力してもらってもよい。例えば、メールアドレスやSNSアカウントなどの入力があれば、それに見合った利便性や付加価値を与えることができ、システムはこのようなユーザに対してポイントを与えたり、視聴予約の通知をしたりできる。
関連コンテンツのページデータは、ライブキーワードタグDB153に格納されていてもよいが、本システムが管理している記憶手段やデータベースサーバに格納されていてもよい。ライブキーワードタグDB153は、運用開始前に作成しておくとともに、運用後も適宜更新することが望ましい。また、ライブキーワードタグDB153は、放送局用とシステム共通用の2種類を用意しておき、放送局用のライブキーワードタグDB153を優先するのが適当である。
なお、ライブキーワードタグDB153にライブキーワードを登録する場合、自然言語処理のために本システムに備えてあるシソーラス辞書を参照し、ライブキーワードの類義語・同義語・別名なども登録する。これらはユーザ辞書に登録され、自然言語処理時に参照される。
受信パケット解析部101は、放送局から受信した電波を、映像、音声、字幕、番組配列情報(SI:Service Information)等の各種パケットに分解する。
受信パケット解析部101は、映像パケットから動画像および音声を取得する。映像は本編放送だけでなく、CMも含み、抽出された映像はCM同定部102の入力データとなる。
また、受信パケット解析部101は、字幕パケットに含まれる情報を所定の規格に従い文字情報へ変換する。文字情報は映像パケットや音声パケットからも取得できる。映像パケットに含まれる情報をフレームに分解し、前後のフレームの差分をとり、動きがあったエリアに着目するとテロップ情報が抽出できるが、このテロップ情報から文字情報を取得できる。音声パケットに含まれる情報を音声認識し易いように変換し、変換された音声データに対して音響処理、言語処理を施し文字情報へ変換することができる。これらの抽出された文字情報は自然言語処理部104の入力データとなる。
さらに受信パケット解析部101は、番組配列情報パケットから電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)を取得する。EPG情報は、必要であればCM同定部102、自然言語処理部104に送出される。
CM同定部102は、映像データから所定の時間間隔で静止画を取り出し、特徴点データを算出する。この特徴点抽出には、たとえばORB(Oriented FAST and Rotated BRIEF)アルゴリズムを使用する。ORBは公知のアルゴリズムであり且つ関数の利用レベルになるのでその詳細は省略する。
算出された特徴点データと一致する特徴点データをCM−DB152から検索し、一致するものが見つかればCMが同定されたことになる。なお、放送局から受信した映像データがCMであっても、本システムと契約をしていないCM提供元によるCMであるならば、CM−DB152には登録されておらず、従ってCM同定処理の対象とならない。ただし、CMデータに含まれる文字情報は後述するライブキーワードタグ送出処理や広告タグ送出処理の対象となりうる。
文字情報の言語が日本語の場合、自然言語処理部104は、入力された文字情報に対し、ユーザ辞書、システム辞書、ゆらぎ辞書等の各種辞書(シソーラスも含む)を使用して形態素解析を行い、ライブキーワード候補となる単語を抽出する。
ここで、ゆらぎ辞書について付言する。テレビ放送される言葉は、正式名称ではなく、略称、あだ名等で露出することが多い。これを過去に放送された番組から集計し、ゆらぎ辞書を作成する。ゆらぎ辞書から得た情報とEPG等の番組情報をもとに正式名称を決定する。例えば、番組中の「ハチは渋谷駅の改札口を見つめていました」というナレーションの中で「ハチ」という単語が出現したとき、EPGに登録されている番組名称が「忠犬ハチ公の一生」であれば、「ハチ」とは「ハチ公」のことと決定する。
各種辞書の内、ユーザ辞書は放送局毎に用意する。
抽出されたライブキーワード候補(図8のデータD6)はライブキーワードタグ送出部105に送出される。
なお、自然言語処理部104は、他に最新キーワードなどを定期的にシステム辞書に登録する機能、放送局側で追加した単語をユーザ辞書に随時登録する機能などを有するが、説明は省略する。
このようにライブキーワードタグ送出部105は、ライブキーワードタグには必ずユーザによるタップ先のコンテンツを用意して配信する。そのため、自然言語処理部104が抽出したライブキーワード候補のうちライブキーワードタグDB153に存在するもののみ出力する。「ライブキーワード候補」と呼ばれるのは、このマッチング処理を経るまでのキーワードのことであり、マッチングされたキーワードは、ライブキーワードと呼ばれる。
本システムは大別すると、関連コンテンツ提供装置1がテレビ電波を受信し、受信した電波について逐次行う処理と、ユーザ端末3からのサービス提供要求を受け、セカンドスクリーン上に表示させるデータを送信する処理とからなる。
前者の一連の処理に含まれる広告タグ送出処理が円滑に実行されるためには、広告タグ掲出スコア表の作成・更新が適切に行われていることが前提である。
そこで、上記の2つの主要な処理を説明する前に、広告タグ掲出スコア表の作成・更新も含め、ライブキーワードタグ送出と広告タグ送出の処理(図8において、破線の閉曲線で示した箇所)について、図9に従い詳しく説明する。
自然言語処理部104は字幕放送等から抽出したキーワードをライブキーワードタグ送出部105に向けて出力する(ステップS101)。このキーワードは、未だライブキーワードと判定されていないのでライブキーワード候補というべきものである。
ライブキーワードタグ送出部105は、このキーワードがライブキーワードタグDB153にライブキーワードとして存在するならば、つまり、タップ先である関連コンテンツが用意されているならば、ライブキーワードと関連コンテンツのアドレス情報を配信処理部109へ送る(ステップS102)。ただし、タップ先コンテンツが用意されているライブキーワードタグを無条件に送るわけではない。ライブキーワードタグ送出部105は、同一のライブキーワードが連続送出されることのないように制御する機能、同一番組内での同一ライブキーワードの出現個数の上限を設定する機能などを適宜備えるものとする。また、番組毎に、送出してはいけないライブキーワードの設定ができる機能も備えることが望ましい。
ライブキーワードタグを渡された配信処理部109は、「当該ライブキーワードタグをユーザ端末3へ送信する」という情報を広告タグ送出部108へ送る(ステップS103)。これは、ライブキーワードタグと広告タグとを同時にユーザ端末3へ送るためである。
次に広告タグ送出部108は、ライブキーワードで、広告タグDB154に格納されている広告タグ掲出スコア表を検索して、最も高い広告収益性スコア(図11の列C6を参照)を持つ広告タグを選出し、これを配信処理部109へ渡す(ステップS104)。なお、広告タグ掲出スコア表は、関連コンテンツ提供装置1の図示しない記憶部に記憶されていてもよいが、広告タグDB154に格納されていてもよい。
レコメンドアルゴリズムとして、次の(アルゴリズム1)〜(アルゴリズム6)等がある。これらは、既存の検索エンジンや通販サイトにおいても取り入れられている公知のアルゴリズムなので、要点のみを記し、詳細は省略する。
(アルゴリズム2)文脈適合度に着目し、番組本編で語られている内容に、より適した広告を掲出するアルゴリズムである。
(アルゴリズム3)番組相性度に着目し、番組単位でよりタップされやすい広告商品・サービス及びそのカテゴリに、より適した広告を掲出するアルゴリズムである。
(アルゴリズム4)人気度に着目し、全ユーザがタップしやすい広告商品・サービス及びそのカテゴリに、より適した広告を掲出するアルゴリズムである。
(アルゴリズム5)ソーシャルシェア度に着目し、ユーザがシェアしやすい広告商品・サービス及びそのカテゴリに、より適した広告を掲出するアルゴリズムである。
(アルゴリズム6)本人嗜好相性度に着目し、ユーザ本人がタップする傾向にある広告商品・サービス及びそのカテゴリに、より適した広告を掲出するアルゴリズムである。
この協調型推薦のアルゴリズムでは、ユーザをいくつかのユーザグループにカテゴリ化する。このカテゴリ化はユーザの性別や年齢に着目するだけではない。嗜好や価値観にも着目して行う。そのために、どのようなライブキーワードタグや広告タグのコンテンツに、どのような頻度でアクセスしたか等のアクセス状況のログをとり集計しておく。
ユーザグループ毎に、広告タグのカテゴリ毎にレコメンドスコアを設定したレコメンドスコア表の例を図10に示す。
図10の例では、ユーザグループUG_Aに属する人へのレコメンドスコアとして、カテゴリCGY3には8(○印を付した数値)、カテゴリCGY4には2(□印を付した数値)をセットしている。つまり、このユーザグループに属する人へ広告を掲出する場合、カテゴリCGY3に属する広告がカテゴリCGY4に属する広告よりも推奨することが望ましいと判断されるのである。なお、特定のカテゴリの広告を掲出したくないときは、レコメンドスコアとして0(ゼロ)をセットするといったコントロールが可能である。
広告タグ掲出スコア表は、ユーザグループ毎に作成され、図11にはユーザグループがUG_Aの場合を例示する。
この表の列C1はライブキーワードタグであり、列C2には各ライブキーワードタグに関連する広告タグが任意個数掲載されている。たとえばLTaというライブキーワードタグをユーザ端末3に送信するとき、広告タグとしてATa1、ATa2、ATa3、ATa4のいずれか一つが送信されうる。
列C3は広告タグのカテゴリであって、図10のレコメンドスコア表にも同じカテゴリが現れる。
列C4は、レコメンドスコア表のレコメンドスコア(S)が転記される。図10の例では、ユーザグループUG_Aに対応する広告タグカテゴリのCGY3には、レコメンドスコアとして値8が付与されている(図10の丸印の箇所)。同じスコアが図11の丸印を付したセルに転記されている。
列C5は入札価格(CPC)である。
列C6は、広告収益性スコアであり、列C4のレコメンドスコア(S)と列C5の入札価格(CPC)との積である。
広告タグ入札処理部106は、予めライブキーワードタグDB153に登録されているライブキーワードタグに連動する文字列を購入した者、つまり広告主からの広告の入札管理を行う(ステップS201)。
広告タグ入札処理部106は広告タグDB154に入札された広告タグの情報を格納するとともに、広告タグ掲出スコア表の列C2には購入された文字列(=広告タグキーワード)を、列C3には広告タグのカテゴリを、列C5には入力した単価を記録する(ステップS202)。
ところで、広告の単価は、通常、クリックされたときに支払う単価(CPC=Cost per Click)である。クリックされたときのみ費用が発生し、画面に表示されたというだけでは費用が発生しない購入の仕方である。したがって、広告キーワード毎に単価が異なるのであるが、「セール」とか「ファッション」といった一般的な名詞ほど高い単価がつけられる。他社もこれらのキーワードの購入を希望するからである。
アクセスログ集計部110は、ユーザ毎のコンテンツへのアクセス状況のログをとり、ユーザがどのような言葉や事物に興味があるかを収集する(ステップS302)。アクセスログはユーザ毎に、その情報を管理してもよい。ただし、それではシステムが複雑になるから、性別が同じ、年代が同じというような、ユーザグループを形成してアクセスログを管理することが適当である。
広告タグスコア作成部107は、上述したようにユーザグループごとのアクセス状況のログを参照し(ステップS303)、このログに基づき図10に例示するようなレコメンドスコア表を作成する(ステップS304)。
例えば、図11の行R1に示す入札価格が40円の広告タグATa3の広告収益性スコアは80円である。これに対し、行R2に示す入札価格が20円の広告タグATa4の広告収益性スコアは160円である。この場合、入札価格が低いとはいえ広告収益性スコアの高い広告タグATa4を選出するのが適当である。このように入札価格の多寡と、当該ユーザグループへ掲出する適否とは合致しない。
なお、広告タグ掲出スコア表はアクセスログの集計状況に応じて逐次更新される。この更新処理では、当日登録会員対応や、急激なアクセスに応じた特殊なレコメンド対応を考慮して行うとよい。
広告タグ送出部108は、ライブキーワードで、広告タグ掲出スコア表を検索して、最も高い、広告収益性スコアを持つ広告を選出する。ライブキーワードタグがLTaの場合、広告タグATa4の広告収益性スコアが最も高い。そこで、広告タグATa4をユーザ端末3に送信する候補とする。
ただし、注意すべきことは、ここで選ばれた広告タグの全部を送出するのではないということである。もし、ライブキーワードタグ1個に付き、広告タグを1個出すとすると、ユーザに広告ばかり表示するアプリと思われ、敬遠される。広告アプリと思われないように、広告タグの表示は、ライブキーワードタグの10回に1回程度の割合にするという制約を付ける。
この制約が付くことにより、どのタイミングでどの広告を出すことが最適かを決定するアルゴリズムが必要となる。そのため、動的計画法の一種であって最適停止問題(秘書問題、結婚問題)とも呼ばれる公知のオペレーションズリサーチの技術を使用し、ユーザ端末3へ送出する広告タグを決定する。
なお、ここで送信された広告タグは、次回の広告タグを選出する際に送信する確率を下げるようにするとよい。
関連コンテンツ提供装置1は、図12(1)に示すような放送電波を受信すると、図12(2)に示す処理を行う。
ステップS403では、放送局4AからB社のCMが流れてくるが、関連コンテンツ提供装置1はB社と契約していないのでCM−DB152に登録されておらず、CMの同定はできない。関連コンテンツ提供装置1はB社のCMをCMとして認識できないので本編データと同様に扱う。したがって、文字情報が含まれているならば、ライブキーワード候補の抽出とライブキーワードタグ送出および広告タグ選出の処理をする。
次にステップS405では、本編データが流れてくるので、ステップS402と同様にライブキーワードタグ送出および広告タグ選出処理を行う。
関連コンテンツ提供装置1は、放送局毎に放送電波が送信されてくる間、ステップS401〜S405に例示したような処理を間断なく行う。このように、本システムは受信した電波をリアルタイムで処理するので、出演者の話す内容が予め確定していないバラエティ番組や放送時間の延長や変更のあるスポーツ番組であっても、実際の放送内容に対応した処理ができる。
ユーザは、関連コンテンツ提供装置1による情報提供を希望するとき、ユーザ端末3の記憶部303に格納されているアプリを起動し、ユーザIDを送信しログインする。ログインを許可すると関連コンテンツ提供装置1は、ユーザ情報DB151の放送地域を参照して当該ユーザが視聴可能な放送局のチャンネル番号を表示する画面データを作成し、ユーザ端末3に送信する。送信された画面データは、図13に例示するようにユーザ端末3に表示される。ユーザは、図13に例示する画面を介して視聴中の放送局を特定する情報を関連コンテンツ提供装置1に送信する(図12のステップS501)。図13の例ではチャンネル番号に対応するボタンBTN1をタップしてチャンネル番号を送信している。放送局を変える場合は、変更後のチャンネル番号を関連コンテンツ提供装置1に送信すればよい。なお、図13に「AUTO(自動)」ボタンBTN2があるが、これについては第2の実施形態において説明する。
ここで、関連コンテンツ提供装置1は、当該ユーザの属するユーザグループを考慮して通常複数個用意されたCMシンクロコンテンツの中からユーザに適したCMシンクロコンテンツを選択して送信する。
画面G3のタグ一覧の一番下に「A社のシンクロ広告」が掲出されている。これは、直近表示されていたA社のCMシンクロコンテンツをA社のCMの放送後にも閲覧できるようにするためのCMタグである。
もし、検索エンジンを介するのであれば、ユーザは検索結果の中から絞り込んでいかなくてはならない。絞込みには知識が要るので、知識不足により不適当な情報を選択したり、優れた情報を見落としたりすることもありうる。
さらに、検索エンジンを利用するときは検索キーワードを入力するが、知識が足りず、うろ覚えの単語を入力すると所望の検索結果が得られない。
本システムでは、このような問題は生じない。放送局側の膨大な知識・ノウハウがユーザ側の不慣れ・知識不足をカバーしてくれるからである。
なお、関連コンテンツはユーザ側へ一方向に提供される情報ではあるが、このコンテンツに関連する商品等のアフィリエイト広告を載せることはかまわない。
ところで、最近の広告業界においてO2O2O(OnAir to Online to Offline)、即ち「テレビ放送を見てスマートフォンで検索して店に行く」という意味の言葉が注目されつつある。本システムにおいても、関連コンテンツ提供装置1から提供されるコンテンツを介してクーポンの発行を受け、そのクーポンに関する情報をスマートフォンに格納し、実際の店舗でクーポンをスマートフォンの画面に表示させると割引されるといったサービスが実現可能である。これにより、ユーザにとっての利便性が高まり、企業としても集客効果があげられる。
第1の実施形態では、ユーザが放送局を指定していた。しかし、この実施形態では、ユーザがユーザ端末3で自分のテレビスクリーン6を撮影して、これを関連コンテンツ提供装置に送信し、関連コンテンツ提供装置側で受信した画像をもとに番組同定つまり現在視聴している放送局を特定する。なお、この放送局の同定処理は、本出願人が日本国において特許取得済みである(特許第5574556号)。
以下、第1の実施形態との相違点を中心に図14を参照しながら説明する。なお、同一の機能を有する要素については図3と同一の符号を用いる。また、図14において図3と相違する要素は2重の矩形で表す。
ユーザ端末3は、アプリを立ち上げて図13に例示するチャンネル選択用画面から自動(AUTO)ボタンBTN2をタップして送信すると、関連コンテンツ提供装置7は続いて送信されてくるのが静止画像の特徴点データであると認識する。
ユーザ端末3は、その撮像機能によってテレビのスクリーン6に映されている動画像を撮影する。ユーザ端末3のアプリは、動画像から適当な間隔で静止画を取り出し、特徴点データを算出する。この特徴点データ算出のアルゴリズムは、CM同定部102による特徴点抽出処理と同一である。撮影データ受信部701は、ユーザ端末3から特徴点データを受信する。
一方、番組同定部702は、受信パケット解析部101によって取り出された映像データを静止画に分解し、各静止画の特徴点データを算出し、ユーザ端末3から受信した特徴点データと照合し、一致度が所定の値以上であれば、当該ユーザの現在視聴しているのがどのテレビ局の番組であるかが判断できる。なお、CM同定部102がCMを同定するために、テレビ局からの映像データから取り出した静止画の特徴点データを算出するので、番組同定部702はこれを利用すればよい。
第1の実施形態では、ユーザ端末3に提供するサービスを実施する情報処理装置が放送局から電波を受信するものとして説明した。第3の実施形態では、受信パケット解析処理を専用のサーバに担わせる点で第1の実施形態と相違する。
図15と図16に従い、第1の実施形態との相違点を中心に第3の実施形態について説明する。
図15ではテレビ放送受信装置8Aは複数の放送局4と接続しているが、一の放送局4ごとにテレビ放送受信装置8Aが設置され、複数のテレビ放送受信装置8Aがタグ送出装置8Bと接続していてもよい。
図16の例では、テレビ放送受信装置8Aが、受信パケット解析部801で分解した映像データをCM同定部802に渡し、CM−DB153内のCMデータと照合してCMを同定する。CM同定部802は、CMが同定された場合、タグ送出装置8Bに備わるシンクロCM送出部103にCM−IDを送信する。このCMに関連するCMシンクロコンテンツの送出処理はタグ送出装置8Bが分担する。また、受信パケット解析部801で抽出された文字情報はタグ送出装置8Bに備わる自然言語処理部104に渡され、ライブキーワード候補を取り出す。つまり、この実施形態は、第1の実施形態と比較すると、放送電波の受信とCMデータの同定を行う情報処理装置を独立させた点でのみ相違する。独立させることにより、システムの負荷分散が実現される。
第1〜第3の実施形態では、ユーザ端末3がテレビ番組関連情報を受信し表示していた。しかし、この実施形態では放送番組を放映しているテレビのスクリーンに関連情報が表示される。
テレビ番組表示装置10は放送局14から、テレビ番組表示装置用アプリ(以下、「受信機用アプリ」)のURLを受信する(ステップS602)。放送局14は、第1の実施形態の放送局4に受信機用アプリのURLを送信する機能を備えたものである。テレビ番組表示装置10は、放送局14から受信したURLが示すアプリケーションサーバ13から受信機用アプリおよび関連するデータを取得する(ステップS603)。取得したデータにはテレビ番組表示装置10と連携動作する端末機器用のアプリ(以下、「連携端末用アプリ」)のURLが含まれている。そこで、テレビ番組表示装置10はユーザ端末9即ち連携端末に連携端末用アプリのURLを送信する(ステップS604)。ユーザ端末9は、受信したURLが示すアプリケーションサーバ13から連携端末用アプリおよび関連するデータを取得する(ステップS605)。以後、ユーザ端末9とテレビ番組表示装置10とは直接接続することができるため、受信機用アプリから連携端末用アプリを起動したり、データ連携を行ったりすることが可能である(ステップS606)。
第1の実施形態でユーザ端末3の画面に表示されたタグの一覧やコンテンツ類は、この実施形態では、テレビ番組表示装置10のスクリーン15上に、放送番組とともに、表示される。タグの選択をはじめとするユーザの入力操作は、テレビ用リモコンによって行うことになる。もしパソコンをテレビ番組表示装置10としても利用するのであれば、キーボードやマウスでタグの選択を含む入力操作を行う。
この実施形態は、請求項2に係る発明に対応するものである。第1の実施形態では、関連コンテンツ提供装置1は直接ユーザに対して情報を提供していた。これに対し、この実施形態では関連コンテンツ提供装置は外部システムに対して情報を提供し、当該外部システムがそのユーザに対して情報を提供する点で相違する。
以下、第1の実施形態との相違点について図18を参照しながら説明する。なお、機能が同一の要素については図1と同一の符号を用いる。
例えば、外部システムがライブキーワードタグに類似する情報だけをユーザに提供するシステムであれば、外部システムのサーバ17は、番組の進行とともに出現するライブキーワードを関連コンテンツ提供装置16に送信する。そして、関連コンテンツ提供装置16は受信したライブキーワードと連動する広告タグキーワードと広告コンテンツのアドレス情報をサーバ17に提供することが考えられる。
他の例として、サーバ17から放送局特定情報を受信すると、関連コンテンツ提供装置16は、当該放送局で放送されているCMを同定し、サーバ17にCMシンクロコンテンツを提供することも考えられる。
関連コンテンツ提供装置16にとって、番組関連情報の提供先がユーザ端末3の代わりに外部システムのサーバ17になっただけであり、第1の実施形態の関連コンテンツ提供装置1と大きく変わるところはない。
図18には、外部システムのサーバが1つしかないが、関連コンテンツ提供装置16は複数の外部システムと接続してもかまわない。この場合、一の外部システムにはライブキーワードタグと広告タグを提供し、別の一の外部システムにはCMシンクロコンテンツを提供するといったように、外部システム毎に提供する情報の種類が異なっていてもよい。
以下、変形例のいくつかを示す。
しかし、いずれか1種類のみ、或はいずれか2種類を選択して提供してもよい。例えば、本発明のシステムに参加する放送局によっては、広告タグは不要であると考えることもあるからである。
一方で、本発明のシステムが放送局と提携することによって、事前に情報を入手できるのであれば、これもキーワード抽出の対象に含めてもよい。例えば、事前収録系番組の場合は、番組素材が先に入手できるため、番組素材を見ながらタイムライン(番組開始からの時刻)指定で出力するライブキーワードタグを設定でき、実際の放送時には、このタイムラインに従ってライブキーワードタグを送出する(プリセット機能)。また、生番組でも放送内容があらかじめわかっている番組コーナーに関しては、事前に出力するライブキーワードタグを設定することができる。ただし、この場合は、生番組のため番組進行によって出力する時間が異なるため、タイムラインを設定できない。そのため、番組放送時にキュー出しすることによって出力する。さらに、放送業界には、前メタサービス、即ち事前に番組放送内容を取材し、番組宣伝などを行っているサービスがある。そこで、このサービスを利用して番組で出力されるキーワードを事前に登録し、上記のようなキュー出し機能やプリセット機能を用いて出力することもできる。
また、番組放送時に特別なシーンが現れたとき、その場でライブキーワードと即時編集したコンテンツとをライブキーワードタグDB153に登録し、このライブキーワードタグをユーザ側に送出できる。例えば、大相撲の千秋楽で、横綱大鵬が優勝を決めたときに、「大鵬6場所連続優勝」のようなライブキーワードタグを出力できる。このような必要なシーンで出力するキーワードはライブキーワードに限らず、広告タグキーワードでもよい。この広告タグは必ずしもライブキーワードタグに連動していなくてよい。例えば、著名作家である永井荷風をテーマとする番組で荷風のお気に入りの食堂が紹介されたとする。この場合、「永井荷風」というライブキーワードタグは出力せずに、「浅草 洋食屋」という広告タグのみを出力してもよい。
さらに、放送局から受信した情報以外に、外部から入力した情報もキーワード抽出の対象としてもよい。例えば、後メタ情報サービス、即ちテレビ放送の内容を人間が記録して外部に提供しているサービスと連携し、人間の判断で、重要と思われるキーワードを本発明のシステムへ送信してもらい、それも文字情報として取り込んでもよい。
言語には、日本語、中国語などの分かち書きされていない言語と、英語、ヒンディー語などの分かち書きされている言語がある。分かち書きされている言語は、空白があることにより単語の区切りが明確にわかるが、分かち書きされていない言語は、品詞と品詞の結合規則により単語の区切りを判断できる。例えば、日本語の場合、形容詞+名詞の組み合わせはあるが、名詞+形容詞はあり得ない。これらの規則を利用することで、品詞の特定はある程度可能である。
また、日本語以外の言語においても、次の理由により形態素解析による品詞決定は可能である。すなわち、現在の形態素解析では、大量なテキストデータ(コーパス)から、品詞と品詞の組み合わせの発生確率を求め、この確率に応じて品詞を特定する。そのため、電子化されたテキストデータさえあれば、形態素解析の元になる辞書データは、言語の種類を問わず構築できるので、統計的にではあるが、どの言語でも形態素解析が可能である。要するに、統計的言語処理を用いれば、文法とは無関係に、統計的確率の問題として、品詞を認識できるのである。
アクセスログに基づいてシステムが自動的にレコメンド機能を果たしてもよいが、仲間によるレコメンドは効果的である。インターネット上には膨大な情報が溢れているが、仲間が薦めるから、仲間が注目しているから、といった理由で情報の取捨選択を行う人が多いからである。
しかし、CMシンクロコンテンツの配信にとどまらず、CM提供元はユーザ端末3を広告宣伝媒体として活用することも可能である。例えば、放送局と時間帯を指定して、ユーザ端末3の画面へ自社のCMあるいは関連するコンテンツを表示する権利(第2のCM枠とでもいうべき)を購入する。CM提供元とつながりの深いキーワードが抽出されたときに、関連コンテンツ提供装置はCM提供元が予め準備したコンテンツをユーザ端末3に配信するとよい。例えば、CM提供元が自動車メーカであれば、「クルマ」とか「ドライブ」といったキーワードが抽出されたときに、そのCM提供元のCMを配信するわけである。ただし、その時間帯に別の自動車メーカが放送中の番組のスポンサーになっていることもありうるので、CM同定の機能あるいは放送局から取得したスポンサー情報等によって同業会社間のCMの表示を調整することが必要になってくる。
また、実際にテレビ番組を見ている時でも、視聴中の放送局とは異なる放送局を指定すれば、この視聴中ではない放送局の番組に関する情報を入手することができる。
しかし、ユーザ側のテレビ受像機で提供される情報を表示する場合などは、放送局が発信する電波に乗せて情報が提供されてもよい。本システムのサーバが放送局にある場合は、このサーバが送出するタグやコンテンツはインターネットを介するのではなく、例えばデータ放送(BML)で電波に乗せて送ればよい。本システムのサーバが放送局の外部にある場合は、インターネット等を介して放送局に対してタグやコンテンツを送出し、放送局がこれらを電波に乗せてユーザに提供すればよい。
また、本発明の利用形態には、テレビ番組の視聴とは無関係に単にタグ情報やコンテンツを提供することも含まれる。見逃した番組の内容を調べたいときに、番組名を指定すると、その番組で流れたタグ情報が全部表示されるならば、その番組のだいたいの内容が見えてくる。この場合、テレビ番組の映像とは無関係なので、タイムラインに沿って送るのではなく、表示させる情報を一度に送ることになる。このような利用形態では、検索機能も併せて持たせるとよい。たとえば、既に見た番組で紹介された事物を思い出せないときに、全部表示させた中から、1以上の単語で検索できるならば、ユーザにとっての利便性が向上する。
101:受信パケット解析部
102:CM同定部
103:シンクロCM送出部
104:自然言語処理部
105:ライブキーワードタグ送出部
107:広告タグスコア作成部
108:広告タグ送出部
111:ユーザ入力情報受信部
151:ユーザ情報DB
152:CM−DB
153:ライブキーワードタグDB
154:広告タグDB
2:テレビ番組表示装置
3:ユーザ端末
4(4A,4B):放送局
7:関連コンテンツ提供装置
701:撮影データ受信部
702:番組同定部
8:関連コンテンツ提供装置
8A:テレビ放送受信装置
8B:タグ送出装置
9:ユーザ端末
10:テレビ番組表示装置
12:関連コンテンツ提供装置
14:放送局
16:関連コンテンツ提供装置
17:外部システムのサーバ
N:インターネット
前記ユーザに関する情報には、受信したユーザの個人情報が含まれるだけでなく、受信したユーザの個人情報に基づいて当該ユーザを複数のユーザグループのいずれかにカテゴリ化し、このカテゴリ化されたユーザグループも含まれるとともに、
前記関連情報送出部が、放送局特定情報に対応する放送局から取得した前記各種パケットに含まれる情報と関連性のある情報を前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置に対して送出する際に、前記ユーザ情報データベースから取り出したユーザに関する情報をも参照することが好ましい。また、当該ユーザをいずれかのユーザグループにカテゴリ化するにあたり、前記関連情報送出部によって送出される情報に対する当該ユーザからのアクセス状況の集計結果を参照することが好ましい。
なお、レコメンドスコアと入札価格とを乗じて算出した広告タグ掲出スコアのことを、下記の実施形態では「広告収益性スコア」と呼ぶ。
また、前記ライブキーワードタグ送出部によるライブキーワードタグの送出時において、広告タグも同時に前記広告タグ送出部が送出する場合に、動的計画法のアルゴリズムを利用して、送出するライブキーワードタグの個数に対する広告タグの個数の割合を所定の範囲内(例:ライブキーワードタグ10個に対して広告タグは2個以内)とすることが好ましい。
Claims (22)
- テレビ番組と関連性のある情報を、通信ネットワークを介してユーザのユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置に提供するシステムであって、
前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置から放送局を特定する放送局特定情報を受信するユーザ入力情報受信部と、
放送局から放送データを取得し、各種パケットに分解する受信パケット解析部と、
前記放送局特定情報に対応する放送局から取得した前記各種パケットに含まれる情報と関連性のある情報を前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置に送出する関連情報送出部を備え、
前記関連情報送出部は、ライブキーワードタグ送出部と広告タグ送出部とシンクロCM送出部の少なくとも一つを含み、
前記ライブキーワードタグ送出部は、前記各種パケットに含まれる文字情報から抽出したライブキーワードが付けられたライブキーワードタグを送出し、
前記広告タグ送出部は、前記ライブキーワードに連動する文字列が付けられた広告タグを送出し、
前記シンクロCM送出部は、前記各種パケットに含まれるCMデータに関連するCMシンクロコンテンツを提供する
ことを特徴とするテレビ番組関連コンテンツ提供システム。 - テレビ番組と関連性のある情報を、通信ネットワーク及び外部システムを介して番組視聴者に提供するシステムであって、
放送局から放送データを取得し、各種パケットに分解する受信パケット解析部と、
前記各種パケットに含まれる情報と関連性のある情報を前記外部システムに送出する関連情報送出部を備え、
前記関連情報送出部は、ライブキーワードタグ送出部と広告タグ送出部とシンクロCM送出部の少なくとも一つを含み、
前記ライブキーワードタグ送出部は、前記各種パケットに含まれる文字情報から抽出したライブキーワードが付けられたライブキーワードタグを送出し、
前記広告タグ送出部は、前記ライブキーワードに連動する文字列、或は前記外部システムから取得した文字列に連動する文字列が付けられた広告タグを送出し、
前記シンクロCM送出部は、前記各種パケットに含まれるCMデータに関連するCMシンクロコンテンツを提供する
ことを特徴とするテレビ番組関連コンテンツ提供システム。 - ライブキーワードと当該ライブキーワードの関連コンテンツのアドレス情報とを対応づけたライブキーワードタグを格納するライブキーワードタグデータベースを備え、
前記ライブキーワードタグ送出部は、放送局から取得した放送データに含まれる文字情報から文字列を抽出し、抽出した文字列と一致するライブキーワードが前記ライブキーワードタグデータベースに格納されているならば、前記ライブキーワード及び関連コンテンツのアドレス情報を送出することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。 - 広告掲出用の文字列と当該文字列に関連する広告コンテンツのアドレス情報とを対応づけた広告タグを格納する広告タグデータベースと、
広告掲出用の文字列の入札価格に基づいて、広告タグ掲出スコアを生成する広告タグスコア作成部を備え、
前記広告タグ送出部は送出するための広告タグを前記広告タグ掲出スコアに基づいて選出し、この選出された広告タグに付いた文字列及び当該文字列に関連する広告コンテンツのアドレス情報を送出することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。 - CMデータベースとCM同定部とをさらに備え、
前記CMデータベースは、テレビ広告データ(以下、「CMデータ」)から取り出した静止画像の特徴点データと前記CMデータに関連するCMシンクロコンテンツのアドレス情報とを格納し、
前記CM同定部は、前記CMデータベースに格納されている特徴点データと、前記放送局から取得した放送データに含まれる映像情報から所定間隔で取り出した静止画像の特徴点データとを照合することによってCMデータを同定するとともに、
前記シンクロCM送出部は、前記同定されたCMデータと対応づけられたCMシンクロコンテンツを送出することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。 - ユーザを識別する情報と対応づけて当該ユーザのユーザ属性情報を格納するユーザ情報データベースを備え、
前記関連情報送出部が、放送局特定情報に対応する放送局から取得した前記各種パケットに含まれる情報と関連性のある情報を前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置に対して送出する際に、前記ユーザ情報データベースから取り出したユーザ属性情報をも参照することを特徴とする請求項1に記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。 - 撮影データ受信部と番組同定部をさらに備え、
前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置からの放送局特定情報の受信に代えて、
前記ユーザ端末が前記テレビ番組表示装置の画面に表示されている動画像を撮影し、撮影した動画像から取り出した静止画について算出した特徴点データを、前記撮影データ受信部が前記ユーザ端末から受信すると、前記番組同定部は、放送データに含まれる映像情報から取り出した静止画について算出した特徴点データと前記ユーザ端末から受信した特徴点データとを照合し、一致度が所定の値以上であれば、当該ユーザの現在視聴している放送局を同定することを特徴とする請求項1に記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。 - 前記ユーザ入力情報受信部が、放送局特定情報に代えて或は放送局特定情報とともに、番組を特定する情報を受信すると、
前記関連情報送出部は、前記特定された番組に対応する各種パケットに含まれる情報と関連性のある情報を送出することを特徴とする請求項1に記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。 - 前記放送データに含まれる文字情報からキーワードを抽出する自然言語処理部をさらに備え、前記文字情報とは字幕情報であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。
- 前記文字情報には、放送データに含まれる映像情報から文字認識によって取り出したテロップ情報も含まれることを特徴とする請求項9に記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。
- 前記文字情報には、放送データに含まれる音声情報の音声認識処理結果も含まれることを特徴とする請求項9に記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。
- 前記自然言語処理部は、ゆらぎ辞書を含む各種辞書を利用した形態素解析によってキーワードを抽出することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1に記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。
- 前記広告タグスコア作成部は、レコメンドアルゴリズムに基づいて決定したレコメンドスコアと広告タグの入札価格に基づいて、広告タグごとの広告タグ掲出スコアを算出し、
前記広告タグ送出部は、広告タグを送出する際、前記算出した広告タグ掲出スコアの高い広告タグを原則として優先的に送出対象として選出することを特徴とする請求項4に記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。 - 前記広告タグスコア作成部は、コンテンツへのアクセス態様のログに基づいて広告タグのカテゴリ別のレコメンドスコアを決定することを特徴とする請求項13に記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。
- テレビ番組と関連性のある情報の送出要求の受信時に、ユーザ属性情報も受信した場合、
前記広告タグスコア作成部は、受信したユーザ属性情報に基づいて当該ユーザを複数のユーザグループのいずれかにカテゴリ化するとともに、前記レコメンドスコアを決定する際に前記カテゴリ化したユーザグループも決定要因に含めることを特徴とする請求項14に記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。 - 前記ライブキーワードタグ送出部によるライブキーワードタグの送出時において、広告タグも同時に前記広告タグ送出部によって送出される場合、動的計画法のアルゴリズムを利用して、送出するライブキーワードタグの個数に対する広告タグの個数の割合を所定の範囲内とすることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。
- 前記関連情報送出部によって提供される情報に含まれるコンテンツは、一方向の情報提供を内容とするものに限らず、アンケートやクーポンの発行に代表される双方向の内容も含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載のテレビ番組関連コンテンツ提供システム。
- テレビ番組と関連性のある情報を、通信ネットワークを介してユーザのユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置に提供する方法であって、
前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置、及び放送局と通信可能なコンピュータが、
前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置から放送局を特定する放送局特定情報を受信するステップと、
放送局から放送データを取得し、各種パケットに分解するステップと、
前記放送局特定情報に対応する放送局から取得した前記各種パケットに含まれる情報と関連性のある情報を前記ユーザ端末あるいはテレビ番組表示装置に送出するステップであって、第1に前記各種パケットに含まれる文字情報から抽出したライブキーワードが付けられたライブキーワードタグを送出するステップ、第2に前記ライブキーワードに連動する文字列が付けられた広告タグを送出するステップ、第3に前記各種パケットに含まれるCMデータに関連するCMシンクロコンテンツを提供するステップの3つのうち少なくとも1つを実行する
ことを特徴とするテレビ番組関連コンテンツ提供方法。 - テレビ番組と関連性のある情報を、通信ネットワーク及び外部システムを介して番組視聴者に提供する方法であって、
前記外部システムと通信可能なコンピュータが、
放送局から放送データを取得し、各種パケットに分解するステップと、
前記各種パケットに含まれる情報と関連性のある情報を前記外部システムに送出するステップであって、第1に前記各種パケットに含まれる文字情報から抽出したライブキーワードが付けられたライブキーワードタグを送出するステップ、第2に前記ライブキーワードに連動する文字列、或は前記外部システムから取得した文字列に連動する文字列が付けられた広告タグを送出するステップ、第3に前記各種パケットに含まれるCMデータに関連するCMシンクロコンテンツを提供するステップの3つのうち少なくとも1つを実行する
ことを特徴とするテレビ番組関連コンテンツ提供方法。 - 前記コンピュータは、ライブキーワードと当該ライブキーワードの関連コンテンツのアドレス情報とを対応づけたライブキーワードタグを格納するライブキーワードタグデータベースに接続可能であって、
前記ライブキーワードタグを送出するステップでは、放送局から取得した放送データに含まれる文字情報から文字列を抽出し、抽出した文字列と一致するライブキーワードが前記ライブキーワードタグデータベースに格納されているならば、前記ライブキーワード及び関連コンテンツのアドレス情報を送出することを特徴とする請求項18または19のいずれかに記載のテレビ番組関連コンテンツ提供方法。 - 前記コンピュータは、広告掲出用の文字列と当該文字列に関連する広告コンテンツのアドレス情報とを対応づけた広告タグを格納する広告タグデータベースに接続可能であって、
前記広告タグを送出するステップでは、広告掲出用の文字列の入札価格に基づいて、広告タグ掲出スコアを生成するとともに、送出するための広告タグを前記広告タグ掲出スコアに基づいて選出し、この選出された広告タグに付いた文字列及び当該文字列に関連する広告コンテンツのアドレス情報を送出することを特徴とする請求項18または19のいずれかに記載のテレビ番組関連コンテンツ提供方法。 - 前記コンピュータは、CMデータから取り出した静止画像の特徴点データと、前記CMデータに関連するCMシンクロコンテンツのアドレス情報を格納するCMデータベースに接続可能であって、
前記CMシンクロコンテンツを提供するステップでは、当該CMデータベースに格納されている特徴点データと、前記放送局から取得した放送データに含まれる映像情報から所定間隔で取り出した静止画像の特徴点データとを照合することによってCMデータを同定するとともに、前記同定されたCMデータと対応づけられたCMシンクロコンテンツを送出することを特徴とする請求項18または19のいずれかに記載のテレビ番組関連コンテンツ提供方法。
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