JP2014042159A - 番組コンテンツの提供システム及び方法、並びに、番組提供処理装置及び通信ネットワーク端末装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】広告を含む番組コンテンツの提供システム1であって、通信ネットワークに対して送信が可能である番組提供処理装置3と、放送波を受信可能な複数の受信機4b,4cと、前記複数の受信機それぞれに接続された複数の通信ネットワーク端末装置5b,5cと、を備えている。前記番組提供処理装置3は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、前記通信ネットワーク端末装置に送信するよう構成されている。前記通信ネットワーク端末装置5b,5cは、通信ネットワークを介して受信した前記量子化信号を、前記放送波として前記受信機4b,4cに対して出力するよう構成されている。前記受信機4b,4cに対して出力される前記放送波に係る番組コンテンツは広告を含み、当該広告は前記受信機4b,4cによって内容が異なり得る。
【選択図】図1
Description
商業放送では、放送番組を無料で受信できるように、放送番組の前後又は途中において、広告放送(CM;commercial message)が流される。これにより、放送局は、広告主から広告料収入を得ることができる。
しかし、インターネット端末としての機能を有する装置でなければ、インターネット配信のコンテンツを得ることはできない。つまり、無線放送受信機としての機能だけを有するテレビ受信機又はラジオ受信機では、インターネット配信のコンテンツを得ることはできなない。
しかも、通信ネットワークを介して送信される量子化信号は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成されたものであり、デジタル信号として処理できる量子化信号が放送波を表現するものとなっている。このため、量子化信号を受信した通信ネットワーク端末装置は、受信した量子化信号を受信機に対して出力すれば、受信機は受信可能である。
(14)他の観点からみた本発明は、広告を含む番組コンテンツの提供方法であって、番組提供処理装置が、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、通信ネットワーク端末装置に送信し、前記通信ネットワーク端末装置は、通信ネットワークを介して受信した前記量子化信号を、放送波を受信可能な複数の受信機に対して出力し、前記受信機に対して出力される前記放送波に係る番組コンテンツは広告を含み、当該広告は前記受信機によって内容が異なり得ることを特徴とする提供方法である。
図1は、通信ネットワークを利用した番組コンテンツ提供システム1を含む放送システムを示している。
放送システムには、放送番組コンテンツの提供側が有する設備として、放送用送信機2a,2bと、番組提供処理装置3と、が備わっている。
放送システムには、放送番組コンテンツの提供を受ける側(ユーザ;視聴者)が有する設備として、テレビ受信機4a,4b,4cと、通信ネットワーク端末装置5b、5cと、を備えている。
ここで、番組情報は、放送される番組に関する各種情報である。例えば、番組情報は、番組コンテンツを識別するためのID(番組ID)、番組のチャンネル(周波数)、番組のタイトル、番組の放送日時、番組内容を説明するテキスト等を含む。
ユーザ(視聴者)は、放送用送信機2a,2bから送信され、テレビ受信機4a,4b,4cによって受信された放送番組コンテンツを視聴することができる。
番組提供処理装置3は、アンテナ31を有しており、放送用送信機2aがアンテナ21から送信した放送波をアンテナ31にて受信して、番組コンテンツを取得することができる。
また、番組提供処理装置3は、放送用送信機2に対して有線の信号伝送路10によって有線接続されており、番組コンテンツの放送波を、信号伝送路(例えば、光ファイバー)10経由で、放送用送信機2から取得してもよい。
なお、番組提供処理装置3は、番組コンテンツのデータを保有し、番組コンテンツの放送波を自ら生成してもよい。
通信ネットワーク端末装置5b,5cは、通信ネットワーク6を介して放送波を表現する信号(量子化信号)を受信すると、その信号又はその信号に基づいて生成された信号を、放送波として、出力端子501から出力し、テレビ受信機4b,4cのアンテナ端子42へ入力させる。
これにより、テレビ受信機4b,4cでは、番組提供処理装置3から提供された放送番組を出力することができ、ユーザは番組提供処理装置3から提供された放送番組を視聴することができる。
[2.1 番組提供処理装置]
図2に示すように、番組提供処理装置3は、アンテナ31又は信号伝送路10を介して、放送用送信機2aから番組コンテンツの放送波を取得する取得処理を行う番組取得部32と、アンテナ31又は信号伝送路10を介して、放送用送信機2aから番組コンテンツの放送予定等を示す番組情報(電子番組ガイドデータ)を取得する番組情報取得部33と、を有している。
なお、番組提供処理装置3は、番組コンテンツの放送波及び番組情報を、自ら生成してもよい。
また、放送用送信機2aから取得した番組コンテンツ及び番組情報を記憶する記憶部を備えていてもよい。
番組情報送信部34によって送信される番組情報は、番組情報取得部33によって取得された番組情報そのものであってもよいし、取得された番組情報を加工したものであってもよい。
ユーザ側から送信される視聴リクエストは、ユーザが視聴を希望する番組コンテンツを特定する番組ID、番組コンテンツの送信時の希望チャンネル(送信時の希望周波数)、受信側に関する情報(ユーザ又はユーザの有する機器5b,5c,4b,4cに関する情報)を含んでいる。
広告タイミング検出部38は、広告が含まれる番組コンテンツの放送波において、広告の開始タイミングと終了タイミングを検出する。
例えば、放送波に、広告の開始タイミングと広告の終了タイミングを示す信号が含まれている場合、広告タイミング検出部38は、その信号を検出することで、広告タイミングを検出できる。
広告決定処理部36は、決定した広告の信号(広告の放送波又は広告の量子化信号)を、送信処理部37に与える。
放送波(RF信号)をΔΣ変調して得られた量子化信号(ΔΣ変調信号)は、デジタル信号であるが、放送波のアナログ波形を表現したものでもある。
したがって、量子化信号を、デジタル信号として、外部の通信ネットワーク6に送信することが可能である。しかも、量子化信号の受信側では、その量子化信号を放送波として受信することが可能である。
なお、通信ネットワーク端末装置5b,5cへ送信される放送波のチャンネルは、視聴リクエストに含まれる希望チャネルに設定される。また、量子化信号はパケット化されて、パケットデータとして送信される。
なお、送信処理部37による処理は、ユーザ毎(視聴リクエストを送信してきた通信ネットワーク端末装置5b,5c毎)に行われる。
なお、広告の放送波の信号は、広告データベース7に格納されており、広告決定処理部36によって決定された広告の放送波(広告RF信号)が、広告データベース7から、広告決定処理部36を介して、送信処理部37に与えられる。
より具体的には、制御部61は、番組本体の放送中は、切替部62を番組コンテンツ放送波側に切替えておき、広告の開始タイミングになると、切替部62を広告の放送波側に切り替える。そして、制御部61は、広告の終了タイミングになると、切替部62を番組コンテンツ放送波側に戻す。
差替処理によって、放送用送信機2aから送信される番組コンテンツの広告と、送信処理部37から送信される番組コンテンツの広告とは、番組本体は同一であっても、異なるものとなる。
第1周波数変換器63から出力された信号は、AD変換器64へ与えられる。AD変換器64は、第1周波数変換器63から出力された信号を、AD変換し、デジタル信号を出力する。
第2周波数変換器65は、AD変換器64から出力されたデジタル信号である周波数f3の信号を、希望チャネルに相当する周波数f2の信号へ変換(アップコンバート)する。第2周波数変換器65から出力された信号(デジタルRF信号)は、ΔΣ変調器66に与えられる。
なお、AD変換器64の動作速度を低く抑える必要がない場合には、放送波の周波数変換部を一つの周波数変換部63,65で構成してもよい。
なお、ΔΣ変調器66から出力される量子化信号は、1bitである必要はない。ΔΣ変調器66から出力される量子化信号は、ΔΣ変調器66に入力されたデジタルデータのビット数よりも少なければよい。
番組送信部67は、デジタル化されたRF信号としての量子化信号(ΔΣ変調信号)を、パケット化し、パケットデータにして、視聴リクエストを送信してきた通信ネットワーク端末装置5b,5cに対して送信する。番組送信部67は、パケット再送など、パケット通信に必要な処理を行う。
また、量子化信号が、多ビットである場合、再現情報には、量子化信号のビット数を示す情報を含めても良い。
また、放送波をΔΣ変調(特に、バンドバス型ΔΣ変調)によってデジタル化したため、比較的少ない情報量となっていることからも、パケット通信に適したものとなっている。
なお、広告の放送波の量子化信号(広告量子化信号)は、広告データベース7に格納されており、広告決定処理部36によって決定された広告の放送波の量子化信号(広告量子化信号)が、広告データベース7から、広告決定処理部36を介して、送信処理部37に与えられる。
図2に戻り、通信ネットワーク端末装置5b,5cは、番組提供処理装置3の番組情報送信部34から、通信ネットワーク6を介して、番組情報を受信する番組情報取得部52を備えている。番組情報取得部52は、ユーザによる表示操作に応じて、受信した番組情報(番組コンテンツの一覧)を、テレビ受信機4b,4c又はその他の表示装置(図示省略)に表示させる。
また、操作部53では、送信を希望する希望チャンネルも選択することができる。希望チャンネルとは、番組提供処理装置3から提供される番組コンテンツの放送波を、受信機4b,4cで受信するための受信チャンネルである。例えば、受信機4b,4cが設置された地域において、無線放送として受信可能な放送チャンネル以外の空チャンネルを、希望チャンネルとして選択することができる。
視聴リクエスト送信部54は、操作部53を介して選択された番組コンテンツのID及び希望チャネルは、視聴リクエスト(番組送信要求)を、視聴リクエストに含めて送信する。また、視聴リクエスト送信部54は、受信側に関する情報(ユーザID,通信ネットワーク端末装置5b,5cのID、受信機4b,4cのID、通信ネットワーク端末装置又は受信機の設置場所)を、視聴リクエストに含めて送信する。
なお、受信側に関する情報(受信側情報)には、ユーザ個人が特定されないような処理(例えば、ハッシュ処理)が施されていても良い。
番組受信部55は、受信したパケットデータのデパケット化を行い、パケットデータから、量子化信号、及び再現情報などを抽出する。
つまり、出力部57から出力された量子化信号は、番組提供処理装置3のΔΣ変調器66から出力された量子化信号の信号波形を再現したものとなる。
なお、再現情報は、受信部55にて受信されたものを用いる必要はなく、通信ネットワーク端末装置5b,5cにおいて予め設定されていてもよい。
出力端子501は、例えば、同軸ケーブルが接続される端子として構成される。出力端子501は、テレビ受信機4b,4cのアンテナ端子42に対して、信号ケーブル(同軸ケーブルなど)を介して接続される。
切替部58は、通信ネットワーク端末装置5b,5cに接続されたアンテナ41によって受信された放送波と、出力部57から出力された量子化信号(放送波)と、を選択的に、出力端子501へ与える。
切替部58による、出力されるRF信号の切り替えは、制御部59によって制御される。
また、混信のおそれがない場合には、アンテナ41からの放送波と、出力部57からの放送波(量子化信号)とを、ともに、テレビ受信機4b,4cに与えても良い。
図4に示すように、ΔΣ変調器66は、ループフィルタ27と、量子化器28と、を備えている(非特許文献1参照)。
図4に示すΔΣ変調器66は、入力(本実施形態では、放送波)Uが、ループフィルタ27に与えられる。ループフィルタ27の出力Yは、量子化器(1bit量子化器)28に与えられる。量子化器28の出力(量子化信号)Vは、ループフィルタ27への他の入力として与えられる。
つまり、ΔΣ変調器66の入力をUとし、ΔΣ変調器66の出力をVとし、量子化雑音をEとしたときに、ΔΣ変調器66の特性を、z領域において表すと、次のとおりである。
V(z)=U(z)+(1−z−1)E(z)
ここで、
θ0=2π×(f0/fs) fsはΔΣ変調器のサンプリング周波数
なお、図5から図6への変換では、表記の便宜上、式(3)において、a=cosθ0とおいた下記の変換式を用いた。
このように、放送波(RF信号)の中心周波数(上述の搬送周波数f0)に応じて、上記変換式(3)におけるcosθ0(係数a)を変更することで、サンプリング周波数fsを変更することなく、任意の周波数fs(f0)に対応したバンドパスΔΣ変調が行える。cosθ0を変更すると、式(1)に示すNTFの係数が変更されたことになるが、式の次数は維持される。このため、放送波(RF信号)の搬送波周波数f2(f0)に応じて、バンドパス型ΔΣ変調器66の構成を変化させても、式の複雑度(次数)は変化せず、したがって、バンドパス型ΔΣ変調器66における信号処理負荷も変化しない。
図7は、広告決定処理部36の詳細を示している。なお、理解の容易のため、図7では、広告データベース7も示した。
広告決定処理部36は、受信側情報及び番組IDに基づいて、ユーザ(通信ネットワーク端末装置5b,5c)毎の広告を決定する。
広告決定処理部36は、ジャンル特定部71と、キーワード取得部72と、広告候補選択部73と、オークション処理部74と、を備えている。
ジャンルデータベース75は、番組IDと、その番組IDによって特定される番組コンテンツのジャンルと、を対応付けて記憶している。したがって、ジャンル特定部71は、番組IDに基づいてジャンルデータベース75を検索すると、番組IDによって特定される番組コンテンツのジャンルを特定することができる。
広告−キーワードデータベース82におけるキーワードは、広告主によって指定される広告条件である。
図11に示す広告価格データベース84は、オークション処理部によって決定された広告価格を、時間帯とジャンル毎に記憶するためのものである。
図12に示す信号データベース85は、広告(広告候補)と、広告のRF信号及び/又は量子化信号が格納された信号ファイルと、を対応付けて記憶している。
図13に示す入札価格データベース86a,86bは、広告主毎の広告入札価格を記憶するためのものである。各広告主の広告入札価格は、時間帯とジャンル毎に各広告主によって指定される。入札価格データベース86a,86bにおける入札価格は、広告主によって指定される広告条件である。
広告候補選択部73は、取得した1又は複数の広告候補それぞれについて、広告−キーワードデータベース82を参照し、各広告(広告候補)に設定された1又は複数のキーワードを取得する。
広告候補選択部73は、1又は複数の広告候補それぞれに設定された1又は複数のキーワードと、キーワード取得部72から取得した1又は複数のキーワードと、を比較し、両者に共通のキーワードが含まれているか否かを判定する。共通のキーワードが含まれている広告候補は、ユーザの特性等に一致したものであるとして、広告候補選択部73から出力すべき広告候補として選択される。
複数の広告候補の順位付けは、例えば、広告候補に設定されたキーワードと、キーワード取得部72から取得したキーワードと共通するキーワードの数が多い広告候補が上位になるように行われる。
広告候補選択部73は、広告−広告主データベース83及び入札価格データベース86a,86bを参照して、各広告候補の入札価格を取得する。具体的には、広告候補選択部73は、まず、複数の広告候補に基づいて、広告−広告主データベースを検索し、複数の広告候補それぞれの広告主を取得する。
広告候補選択部73は、さらに、取得した広告主に基づいて、参照すべき入札価格データベース86a,86bを決定する。続いて、広告候補選択部73は、番組IDによって特定される番組コンテンツのジャンルと、現在時刻(放送時刻)と、に基づいて、決定された入札価格データベース86a,86bを参照し、入札価格となる金額(広告放送の単位時間(例えば、15秒)あたりの単価)を取得する。
取得された入札価格が、図14に示すように、各広告候補の入札価格となる。
ここで、ある広告が広告決定処理36によって選択されて送信処理部37に与えられると、所定時間が経過されるまでは、その広告が送信処理部37に与えられるのが禁止され、他の選択された広告が送信処理部37に与えられる。所定の時間は、ユーザ側のテレビ受信器4b,4cにおいて、同じ広告が表示される頻度を調整するものである。所定の時間が0であれば、同じ広告を繰り返し表示することが可能となる。所定の時間として0よりも大きい時間が設定されると、同じ広告が繰り返し表示されるのを防止することが可能となる。例えば、所定の時間を、1−2分程度に設定すると、多くの場合一つの広告は1−2分以下の長さであるため、同じ広告が繰り返し表示されるのを確実に防止することができる。また、所定の時間を、一つの番組の長さ(例えば2時間)以上に設定すると、同じ番組内では、必ず異なった広告が表示されることになる。
また、受信側情報に含まれるユーザIDが、視聴者が複数人(グループ)であることを示している場合には、パブリックスペースに流すのに好適な広告が、オークション処理によって優先して選択され易くなるように、実際の入札価格よりも高く修正することができる。
また、オークション処理部74は、オークション処理によって選択された広告それぞれの入札価格を落札価格として、広告価格データベース84に対して登録する。
また、番組提供処理装置3側にて、広告放映権のタイムセールを行って、広告を試行的に放映させ、広告効果を検証できるようにしてもよい。
図15に示す広告放送シミュレーション部90には、入札価格データ(図13に示す入札価格データベース86a,86bに相当するデータ)と、広告に関するキーワード(図9に示す広告−キーワードデータベース82に相当するデータ)と、が、広告主側の端末(図示省略)、通信ネットワーク6を介して、与えられる。
すると、当該広告放送シミュレーション部90は、与えられた入札価格データが入札価格データベース86a,86bに過去の時点で登録され、かつ、与えられた広告に関するキーワードが広告−キーワードデータベース82に過去の時点で登録されているとした場合において、様々なユーザからの過去の視聴履歴(過去の視聴リクエストデータ)に基づき、シミュレーションを行っている広告主の広告が、過去のどの時間帯に、どの番組コンテンツにおいて放送されるかをシミュレーションする。また、広告が放送されたとした場合の広告料の合計金額も算出する。
図16及び図17は、番組提供処理装置3における送信処理部37、及び、通信ネットワーク端末装置5b,5cの変形例を示している。
変形例においては、広告の差替処理は、番組提供処理装置3ではなく、通信ネットワーク端末装置5b,5c側で行われる。
なお、図17には示していないが、図17の通信ネットワーク端末装置5b,5cは、図2に示す通信ネットワーク端末装置5b,5cと同様に、番組情報取得部52、操作部53、視聴リクエスト送信部54も備えている。
広告受信部91は、受信したパケットデータのデパケット化を行い、パケットデータから、量子化信号、及び再現情報などを抽出する。
広告出力部93は、広告バッファ92に保存された量子化信号(量子化信号の量子化値)を、所定のレート(再現情報が示すサンプリング速度に応じたレート)のパルス信号として、出力する。
この差替処理によって、広告決定処理部36によって決定された広告が含まれる番組コンテンツを表現する量子化信号が生成される。
切替部94による切り替えは、制御部59によって制御される。制御部59は、出力部57から出力される番組コンテンツ放送波に含まれる広告の開始タイミングと広告の終了タイミングを示す信号を検出するなどして、広告タイミングを検出し、切替部94を切り替える。なお、制御部59は、番組提供処理装置3の広告タイミング検出部38にて検出された広告タイミングを取得してもよい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、広告は、番組本体の前後及び途中において時間的に割り込むように存在するものである必要はなく、番組本体の放映中において、テレビ受信機4b,4cの画面の一部を占有して表示される広告であってもよい。
3 番組提供処理装置
4a,4b,4c テレビ受信機
5b,5c 通信ネットワーク端末装置
6 通信ネットワーク
7 広告データベース
Claims (16)
- 広告を含む番組コンテンツの提供システムであって、
通信ネットワークに対して送信が可能である番組提供処理装置と、
放送波を受信可能な複数の受信機と、
前記複数の受信機それぞれに接続された複数の通信ネットワーク端末装置と、
を備え、
前記番組提供処理装置は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、前記通信ネットワーク端末装置に送信するよう構成され、
前記通信ネットワーク端末装置は、通信ネットワークを介して受信した前記量子化信号を、前記放送波として前記受信機に対して出力するよう構成され、
前記受信機に対して出力される前記放送波に係る番組コンテンツは広告を含み、当該広告は前記受信機によって内容が異なり得る
ことを特徴とする提供システム。 - 前記番組提供処理装置は、番組コンテンツに含まれるべき広告を決定する決定処理を行うよう構成されている
請求項1記載の提供システム。 - 前記番組提供処理装置は、前記決定処理によって決定された広告が含まれる番組コンテンツの放送波を表現する前記量子化信号を、通信ネットワークを介して、前記通信ネットワーク端末装置に送信する
請求項2記載の提供システム。 - 前記番組提供処理装置は、
広告が含まれる番組コンテンツの放送波を取得する取得処理と、
前記取得処理によって取得した放送波に係る番組コンテンツに含まれる広告を、前記決定処理によって決定した広告に差し替える差替処理と、
を行うよう構成されている
請求項3記載の提供システム。 - 前記番組提供処理装置は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第1量子化信号と、前記決定処理によって決定した広告の放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第2量子化信号とを、それぞれ、通信ネットワークを介して、前記通信ネットワーク端末装置に送信し、
前記通信ネットワーク端末装置は、前記第1量子化信号及び前記第2量子化信号に基づいて、前記決定処理によって決定された広告が含まれる番組コンテンツの放送波を表現する量子化信号を生成して、前記受信機に対して出力する
請求項2記載の提供システム。 - 前記決定処理では、放送波の受信側に関する情報に基づいて、番組コンテンツに含まれるべき広告が決定される
請求項2〜5のいずれか1項に記載の提供システム。 - 放送波の受信側の前記情報は、前記通信ネットワーク端末装置のID、前記受信機のID及びユーザのIDのうちの少なくとも一つを含む
請求項6記載の提供システム。 - 放送波の受信側の前記情報は、前記通信ネットワーク端末装置又は前記受信機の設置場所に関する情報を含む
請求項6又は7記載の提供システム。 - 放送波の受信側の前記情報は、ユーザが過去に視聴した番組コンテンツを示す情報を含む
請求項6〜8のいずれか1項に記載の提供システム。 - 広告に関するデータが格納された広告データベースを更に備え、
前記決定処理では、放送波の受信側に関する情報に基づいて、番組コンテンツに含まれるべき広告を、広告データベースに格納された広告候補の中から決定する
請求項6〜9のいずれか1項に記載の提供システム。 - 前記広告データベースには、広告主によって指定された広告条件と広告候補とが関連付けて格納されており、
前記決定処理では、放送波の受信側に関する前記情報と、前記広告条件と、に基づいて、番組コンテンツに含まれるべき広告が決定される
請求項10記載の提供システム。 - 前記広告条件は、広告主から指定された入札価格を含み、
前記決定処理は、前記入札価格に基づくオークション処理を含む
請求項11記載の提供システム。 - 前記決定処理では、広告主から指定された入札価格を、放送波の受信側に関する前記情報に基づいて修正した上で、前記オークション処理を行う
請求項12記載の提供システム。 - 広告を含む番組コンテンツの提供方法であって、
番組提供処理装置が、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、通信ネットワーク端末装置に送信し、
前記通信ネットワーク端末装置は、通信ネットワークを介して受信した前記量子化信号を、放送波を受信可能な複数の受信機に対して出力し、
前記受信機に対して出力される前記放送波に係る番組コンテンツは広告を含み、当該広告は前記受信機によって内容が異なり得る
ことを特徴とする提供方法。 - 番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、放送波を受信可能な受信機が接続される通信ネットワーク端末装置に送信する処理を行うよう構成され、
前記番組コンテンツは広告を含み、当該広告は、送信先の通信ネットワーク端末装置によって異なり得る
ことを特徴とする番組提供処理装置。 - 番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第1量子化信号と、広告の放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第2量子化信号とを、それぞれ、通信ネットワークを介して、受信し、
前記第1量子化信号及び前記第2量子化信号に基づいて、前記第2量子化信号に基づく広告が含まれる番組コンテンツの放送波を表現する量子化信号を生成して、放送波を受信可能な複数の受信機に対して出力する
ことを特徴とする通信ネットワーク端末装置。
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