JP2014042159A - 番組コンテンツの提供システム及び方法、並びに、番組提供処理装置及び通信ネットワーク端末装置 - Google Patents

番組コンテンツの提供システム及び方法、並びに、番組提供処理装置及び通信ネットワーク端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014042159A
JP2014042159A JP2012183486A JP2012183486A JP2014042159A JP 2014042159 A JP2014042159 A JP 2014042159A JP 2012183486 A JP2012183486 A JP 2012183486A JP 2012183486 A JP2012183486 A JP 2012183486A JP 2014042159 A JP2014042159 A JP 2014042159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
advertisement
program
communication network
broadcast wave
program content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012183486A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Maehata
貴 前畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2012183486A priority Critical patent/JP2014042159A/ja
Publication of JP2014042159A publication Critical patent/JP2014042159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】無線放送受信機によって受信可能でありつつも、インターネット広告のように、広告の内容がユーザ毎に異なる広告を実現する。
【解決手段】広告を含む番組コンテンツの提供システム1であって、通信ネットワークに対して送信が可能である番組提供処理装置3と、放送波を受信可能な複数の受信機4b,4cと、前記複数の受信機それぞれに接続された複数の通信ネットワーク端末装置5b,5cと、を備えている。前記番組提供処理装置3は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、前記通信ネットワーク端末装置に送信するよう構成されている。前記通信ネットワーク端末装置5b,5cは、通信ネットワークを介して受信した前記量子化信号を、前記放送波として前記受信機4b,4cに対して出力するよう構成されている。前記受信機4b,4cに対して出力される前記放送波に係る番組コンテンツは広告を含み、当該広告は前記受信機4b,4cによって内容が異なり得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、番組コンテンツの提供システム及び方法、並びに、番組提供処理装置及び通信ネットワーク端末装置に関するものである。
テレビ受信機又はラジオ受信機のような無線放送受信機は、世界中で、広く普及している。このため、テレビ放送などの無線放送は、情報発信のための手段として、非常に魅力がある。
商業放送では、放送番組を無料で受信できるように、放送番組の前後又は途中において、広告放送(CM;commercial message)が流される。これにより、放送局は、広告主から広告料収入を得ることができる。
一方、インターネットの普及により、インターネット広告も増加している。インターネット広告は、ユーザの属性などによって、広告の内容を異ならせて、個々のユーザに適した広告を配信することが可能である。
和保 孝雄、安田 明 監訳(原著者 Richard Schreier, Gabor C. Temes)ΔΣ型アナログ/デジタル変換器入門(Understanding Delta-Sigma Data Converters)、丸善株式会社、2007
無線放送による広告は、無線放送受信機が既に広く普及しており、多数の視聴者(ユーザ)が期待できるという点で優れている。しかし、放送であるため、インターネット広告のように、広告の内容を視聴者毎に異ならせることはできない。
例えば、無線放送では、同じ地域にいるユーザAとユーザBには同じ番組・広告しか提供できない。無線放送で、同じ地域にいるユーザAとユーザBに対して、異なる広告を提供しようとすると、広告内容の異なる電波を生成する必要があり、電波干渉が発生する。
一方、インターネット配信では、通信ネットワーク(インターネット)を利用して配信されるため、地域にかかわらず複数のユーザそれぞれに異なるコンテンツを提供することは容易である。
しかし、インターネット端末としての機能を有する装置でなければ、インターネット配信のコンテンツを得ることはできない。つまり、無線放送受信機としての機能だけを有するテレビ受信機又はラジオ受信機では、インターネット配信のコンテンツを得ることはできなない。
そこで、本発明は、無線放送受信機によって受信可能でありつつも、インターネット広告のように、広告の内容がユーザ毎に異なる広告を実現するための新たな技術的手段を提供することを目的とする。
(1)本発明は、広告を含む番組コンテンツの提供システムであって、通信ネットワークに対して送信が可能である番組提供処理装置と、放送波を受信可能な複数の受信機と、前記複数の受信機それぞれに接続された複数の通信ネットワーク端末装置と、を備え、前記番組提供処理装置は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、前記通信ネットワーク端末装置に送信するよう構成され、前記通信ネットワーク端末装置は、通信ネットワークを介して受信した前記量子化信号を、前記放送波として前記受信機に対して出力するよう構成され、前記受信機に対して出力される前記放送波に係る番組コンテンツは広告を含み、当該広告は前記受信機によって内容が異なり得ることを特徴とする提供システムである。
上記本発明によれば、番組コンテンツの放送波は、通信ネットワークを介して送信されるため、広告を異ならせても無線放送の場合のように電波干渉のおそれがない。
しかも、通信ネットワークを介して送信される量子化信号は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成されたものであり、デジタル信号として処理できる量子化信号が放送波を表現するものとなっている。このため、量子化信号を受信した通信ネットワーク端末装置は、受信した量子化信号を受信機に対して出力すれば、受信機は受信可能である。
(2)前記番組提供処理装置は、番組コンテンツに含まれるべき広告を決定する決定処理を行うよう構成されているのが好ましい。この場合、番組提供処理装置において、番組コンテンツに含まれるべき広告を決定することができる。
(3)前記番組提供処理装置は、前記決定処理によって決定された広告が含まれる番組コンテンツの放送波を表現する前記量子化信号を、通信ネットワークを介して、前記通信ネットワーク端末装置に送信するのが好ましい。この場合、番組提供処理装置が、決定処理によって決定された広告が含まれる番組コンテンツの放送波を表現する量子化信号を送信するため、通信ネットワーク端末装置側の処理負担が軽減される。
(4)前記番組提供処理装置は、広告が含まれる番組コンテンツの放送波を取得する取得処理と、前記取得処理によって取得した放送波に係る番組コンテンツに含まれる広告を、前記決定処理によって決定した広告に差し替える差替処理と、を行うよう構成されているのが好ましい。この場合、番組提供処理装置は、取得した放送波に係る番組コンテンツに含まれる広告を、前記決定処理によって決定した広告に差し替えることで、決定処理によって決定された広告が含まれる番組コンテンツを得ることができる。
(5)前記番組提供処理装置は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第1量子化信号と、前記決定処理によって決定した広告の放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第2量子化信号とを、それぞれ、通信ネットワークを介して、前記通信ネットワーク端末装置に送信し、前記通信ネットワーク端末装置は、前記第1量子化信号及び前記第2量子化信号に基づいて、前記決定処理によって決定された広告が含まれる番組コンテンツの放送波を表現する量子化信号を生成して、前記受信機に対して出力するものであってもよい。この場合、通信ネットワーク端末装置は、番組コンテンツの放送波に基づく第1量子化信号と決定処理によって決定した広告の放送波に基づく第2量子化信号とに基づいて、決定処理によって決定された広告が含まれる番組コンテンツの放送波を表現する量子化信号を生成することができる。このため、番組提供処理装置側の処理負担が軽減される。
(6)前記決定処理では、放送波の受信側に関する情報に基づいて、番組コンテンツに含まれるべき広告が決定されるのが好ましい。この場合、放送波の受信側に関する情報に応じて広告を異ならせることができる。
(7)放送波の受信側の前記情報は、前記通信ネットワーク端末装置のID、前記受信機のID及びユーザのIDのうちの少なくとも一つを含むのが好ましい。この場合、これらのIDに応じて広告を異ならせることができる。
(8)放送波の受信側の前記情報は、前記通信ネットワーク端末装置又は前記受信機の設置場所に関する情報を含むのが好ましい。この場合、設置場所に関する情報に応じて広告を異ならせることができる。
(9)放送波の受信側の前記情報は、ユーザが過去に視聴した番組コンテンツを示す情報を含むのが好ましい。この場合、ユーザが過去に視聴した番組コンテンツに応じて広告を異ならせることができる。
(10)広告に関するデータが格納された広告データベースを更に備え、前記決定処理では、放送波の受信側に関する情報に基づいて、番組コンテンツに含まれるべき広告を、広告データベースに格納された広告候補の中から決定するのが好ましい。この場合、放送波の受信側に関する情報に基づいて、番組コンテンツに含まれるべき広告を、広告データベースに格納された広告候補の中から決定することができる。
(11)前記広告データベースには、広告主によって指定された広告条件と広告候補とが関連付けて格納されており、前記決定処理では、放送波の受信側に関する前記情報と、前記広告条件と、に基づいて、番組コンテンツに含まれるべき広告が決定されるのが好ましい。この場合、放送波の受信側に関する情報と、広告条件と、に基づいて、番組コンテンツに含まれるべき広告を決定することができる。
(12)前記広告条件は、広告主から指定された入札価格を含み、前記決定処理は、前記入札価格に基づくオークション処理を含むのが好ましい。この場合、入札価格に基づくオークション処理によって広告を決定することができる。
(13)前記決定処理では、広告主から指定された入札価格を、放送波の受信側に関する前記情報に基づいて修正した上で、前記オークション処理を行うのが好ましい。この場合、オークション処理の際に、入札価格だけでなく、放送波の受信側に関する情報を考慮して、広告を決定することができる。
(14)他の観点からみた本発明は、広告を含む番組コンテンツの提供方法であって、番組提供処理装置が、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、通信ネットワーク端末装置に送信し、前記通信ネットワーク端末装置は、通信ネットワークを介して受信した前記量子化信号を、放送波を受信可能な複数の受信機に対して出力し、前記受信機に対して出力される前記放送波に係る番組コンテンツは広告を含み、当該広告は前記受信機によって内容が異なり得ることを特徴とする提供方法である。
(15)他の観点からみた本発明は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、放送波を受信可能な受信機が接続される通信ネットワーク端末装置に送信する処理を行うよう構成され、前記番組コンテンツは広告を含み、当該広告は、送信先の通信ネットワーク端末装置によって異なり得ることを特徴とする番組提供処理装置である。
(16)他の観点からみた本発明は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第1量子化信号と、広告の放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第2量子化信号とを、それぞれ、通信ネットワークを介して、受信し、前記第1量子化信号及び前記第2量子化信号に基づいて、前記第2量子化信号に基づく広告が含まれる番組コンテンツの放送波を表現する量子化信号を生成して、放送波を受信可能な複数の受信機に対して出力することを特徴とする通信ネットワーク端末装置である。
本発明によれば、無線放送受信機によって受信可能でありつつも、インターネット広告のように、広告の内容がユーザ毎に異なる広告を実現することができる。
番組コンテンツ提供システム1を含む放送システムの構成図である。 番組提供処理装置3と通信ネットワーク端末装置の構成図である。 送信処理部の構成図である。 ΔΣ変調器の構成図である。 1次ローパス型ΔΣ変調器である。 1次ローパス型ΔΣ変調器から変換して得られた2次バンドパス型ΔΣ変調器である。 広告決定処理部の構成図である。 ジャンル別広告候補データベースを示す図である。 広告−キーワードデータベースを示す図である。 広告−広告主データベースを示す図である。 広告価格データベースを示す図である。 信号データベースを示す図である。 入札価格データベースを示す図である。 順位付広告候補と入札価格のデータを示す図である。 広告放送シミュレーション部を示す図である。 変形例に係る送信処理部を示す構成図である。 変形例に係る通信ネットワーク端末装置の構成図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.番組コンテンツ提供システムの全体構成]
図1は、通信ネットワークを利用した番組コンテンツ提供システム1を含む放送システムを示している。
放送システムには、放送番組コンテンツの提供側が有する設備として、放送用送信機2a,2bと、番組提供処理装置3と、が備わっている。
放送システムには、放送番組コンテンツの提供を受ける側(ユーザ;視聴者)が有する設備として、テレビ受信機4a,4b,4cと、通信ネットワーク端末装置5b、5cと、を備えている。
番組コンテンツ提供システム1は、放送システムの構成要素2a,2b,3,4a,4b,4c,5b,5cのうち、番組提供処理装置3と、テレビ受信機4b,4c(又はラジオ受信機)と、通信ネットワーク端末装置5b,5cと、を含んで構成されている。
放送用送信機2a,2bは、テレビ放送又はラジオ放送等の無線放送用送信機である。放送用送信機2a,2bは、放送局などに設置され、家庭等に設定されたテレビ受信機4a,4b,4c又はラジオ受信機によって受信されて出力(映像出力・音声出力)可能な無線放送波を、放送アンテナ21から送信する。例えば、地上デジタルテレビ放送の放送波は、搬送波を、放送番組コンテンツの映像信号、音声信号、番組情報を含む信号で変調して得られた高周波信号(RF信号)である。
ここで、番組情報は、放送される番組に関する各種情報である。例えば、番組情報は、番組コンテンツを識別するためのID(番組ID)、番組のチャンネル(周波数)、番組のタイトル、番組の放送日時、番組内容を説明するテキスト等を含む。
放送用送信機2によって電波として送信された放送波は、空間を伝播し、家庭等に設置された受信アンテナ41を介して、テレビ受信機4a,4b,4c(又はラジオ受信機)によって受信される。
ユーザ(視聴者)は、放送用送信機2a,2bから送信され、テレビ受信機4a,4b,4cによって受信された放送番組コンテンツを視聴することができる。
なお、図1に示すテレビ受信機4aのように、アンテナ41とテレビ受信機4aとの間に、本実施形態に係る通信ネットワーク端末装置5b,5cが介在しない場合(一般的なアンテナ及41及びテレビ受信機4の設置形態の場合)、アンテナ41は、同軸ケーブルなどの信号線路を介して、テレビ受信機4aのアンテナ端子42に接続される。
無線放送波として送信される番組コンテンツには、番組の前後又は途中に広告が含まれている。同一の放送用送信機2a,2bから送信された無線放送波を受信した受信機4a,4b,4cには、同じ広告が流れる。このように、番組コンテンツが無線放送で提供される場合、同一の放送用送信機2a,2bから送信された同一チャネルの同一番組コンテンツを視聴するユーザに対しては、同じ広告が提供されることになる。
番組提供処理装置3は、放送用送信機2a,2bからの無線放送による放送番組コンテンツの提供とは別に、通信ネットワークを介して、テレビ受信機4b,4c(又はラジオ受信機)側へ、放送番組コンテンツを提供するためのものである。
番組提供処理装置3は、アンテナ31を有しており、放送用送信機2aがアンテナ21から送信した放送波をアンテナ31にて受信して、番組コンテンツを取得することができる。
また、番組提供処理装置3は、放送用送信機2に対して有線の信号伝送路10によって有線接続されており、番組コンテンツの放送波を、信号伝送路(例えば、光ファイバー)10経由で、放送用送信機2から取得してもよい。
なお、番組提供処理装置3は、番組コンテンツのデータを保有し、番組コンテンツの放送波を自ら生成してもよい。
番組提供処理装置3は、インターネットなどの通信ネットワーク6に接続されている。番組提供処理装置3は、通信ネットワーク6を介して、番組コンテンツの放送波を表現する信号(後述の量子化信号)を、通信ネットワーク端末装置5b,5cへ送信する。
通信ネットワーク端末装置5b,5cは、それぞれ、出力端子501を備えている。出力端子501は、テレビ受信機4b,4cのアンテナ端子42,42と接続されている。
通信ネットワーク端末装置5b,5cは、通信ネットワーク6を介して放送波を表現する信号(量子化信号)を受信すると、その信号又はその信号に基づいて生成された信号を、放送波として、出力端子501から出力し、テレビ受信機4b,4cのアンテナ端子42へ入力させる。
これにより、テレビ受信機4b,4cでは、番組提供処理装置3から提供された放送番組を出力することができ、ユーザは番組提供処理装置3から提供された放送番組を視聴することができる。
番組提供処理装置3から提供される番組コンテンツは、通信ネットワーク6経由で受信機4b,4c側へ提供されるものであるため、通常の無線放送(例えば、放送用送信機2aからテレビ受信機4aへの送信)のように放送波が電波として空間を伝播することがない。したがって、複数の受信機4b,4cそれぞれに提供される番組コンテンツは、それぞれ、当該番組コンテンツに含まれる広告が異なるものであっても、電波干渉の問題を生じない。つまり、番組提供処理装置3は、受信機4aと受信機4bとで広告が異なる番組コンテンツを提供することが可能である。
また、番組提供処理装置3は、通信ネットワーク6経由で放送番組コンテンツを提供するため、放送用送信機2a,2bから電波として送信された放送波を受信できる地域外のユーザであっても、放送番組コンテンツを視聴することができる。
[2.番組提供処理装置及び通信ネットワーク端末装置の構成]
[2.1 番組提供処理装置]
図2に示すように、番組提供処理装置3は、アンテナ31又は信号伝送路10を介して、放送用送信機2aから番組コンテンツの放送波を取得する取得処理を行う番組取得部32と、アンテナ31又は信号伝送路10を介して、放送用送信機2aから番組コンテンツの放送予定等を示す番組情報(電子番組ガイドデータ)を取得する番組情報取得部33と、を有している。
なお、番組提供処理装置3は、番組コンテンツの放送波及び番組情報を、自ら生成してもよい。
また、放送用送信機2aから取得した番組コンテンツ及び番組情報を記憶する記憶部を備えていてもよい。
番組提供処理装置3は、ユーザからの視聴リクエストに応じて、ユーザが視聴を希望する番組コンテンツの放送波を、ユーザ側へ提供する。つまり、番組コンテンツのユーザへの提供は、放送用送信機2aによる無線放送波による提供と並行して、番組提供処理装置3からも行われる。なお、番組提供処理装置3による番組コンテンツの提供は、放送用送信機2aによる無線放送波による提供の後に行われても良い。
ユーザが視聴を希望する番組コンテンツの選択を容易にするため、番組提供処理装置3は、ユーザが選択可能な番組コンテンツ(番組提供処理装置3が提供可能な番組コンテンツ)の一覧を番組情報として送信する番組情報送信部34を備えている。
番組情報送信部34によって送信される番組情報は、番組情報取得部33によって取得された番組情報そのものであってもよいし、取得された番組情報を加工したものであってもよい。
また、番組提供処理装置3は、ユーザ側(通信ネットワーク端末装置5b,5c)から、ユーザが視聴を希望する番組コンテンツのリクエストである視聴リクエスト(番組送信要求)を受信する視聴リクエスト受信部35を備えている。
ユーザ側から送信される視聴リクエストは、ユーザが視聴を希望する番組コンテンツを特定する番組ID、番組コンテンツの送信時の希望チャンネル(送信時の希望周波数)、受信側に関する情報(ユーザ又はユーザの有する機器5b,5c,4b,4cに関する情報)を含んでいる。
視聴リクエスト受信部35は、受信した視聴リクエストに含まれる番組IDを、番組取得部32に与える。番組取得部32は、番組IDによって特定される番組コンテンツの放送波を、放送用送信機2aから取得することができる。番組取得部32は、取得した番組コンテンツの放送波又はあらかじめ取得して記憶しておいた番組コンテンツの放送波を、送信処理部37に与える。また、番組取得部32は、送信処理部37に与えた番組コンテンツの放送波を広告タイミング検出部38にも与える。
広告タイミング検出部38は、広告が含まれる番組コンテンツの放送波において、広告が放送されるタイミングを検出する。
広告タイミング検出部38は、広告が含まれる番組コンテンツの放送波において、広告の開始タイミングと終了タイミングを検出する。
広告タイミング検出部38は、例えば、テレビ放送の録画再生装置において、広告をスキップして録画するか、又は、広告をスキップして再生するために用いられる広告タイミング検出機能と同様のものとして構成できる。
例えば、放送波に、広告の開始タイミングと広告の終了タイミングを示す信号が含まれている場合、広告タイミング検出部38は、その信号を検出することで、広告タイミングを検出できる。
広告タイミング検出部38は、検出した広告タイミング(開始タイミング及び終了タイミング)を、送信処理部37に与える。
視聴リクエスト受信部35は、受信した視聴リクエストに含まれる番組ID及び受信側に関する情報(受信側情報)を、広告決定処理部36に与える。広告決定処理部36は、受信側に関する情報に基づいて、ユーザ(通信ネットワーク端末装置5b,5c;受信機4b,4c)毎に、番組IDによって特定される番組コンテンツに含まれるべき広告を決定する処理を行う(詳細は後述)。なお、広告に関するデータは、広告データベース7に格納されている。
広告決定処理部36は、決定した広告の信号(広告の放送波又は広告の量子化信号)を、送信処理部37に与える。
また、視聴リクエスト受信部35は、番組コンテンツの送信時の希望チャンネル(送信時の希望周波数)を、送信処理部37に与える。
送信処理部37は、放送波を表現する信号を通信ネットワーク端末装置5b,5cへ送信する。放送波を表現する信号は、広告決定処理部36によって決定された広告が含まれる番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って得られた量子化信号(ΔΣ変調信号)である(詳細は後述)。
放送波(RF信号)をΔΣ変調して得られた量子化信号(ΔΣ変調信号)は、デジタル信号であるが、放送波のアナログ波形を表現したものでもある。
したがって、量子化信号を、デジタル信号として、外部の通信ネットワーク6に送信することが可能である。しかも、量子化信号の受信側では、その量子化信号を放送波として受信することが可能である。
なお、通信ネットワーク端末装置5b,5cへ送信される放送波のチャンネルは、視聴リクエストに含まれる希望チャネルに設定される。また、量子化信号はパケット化されて、パケットデータとして送信される。
図3(a)は、送信処理部37の構成の一例を示している。送信処理部37は、制御部61、切替部62、第1周波数変換器63、AD変換器64、第2周波数変換器65、ΔΣ変調器66、及び番組送信部67を備える。
なお、送信処理部37による処理は、ユーザ毎(視聴リクエストを送信してきた通信ネットワーク端末装置5b,5c毎)に行われる。
制御部61は、送信処理部37における各部を制御するためのものである。制御部61の機能については、後述する。
切替部62は、送信処理部37によって処理される信号を、番組取得部32によって取得した番組コンテンツの放送波(番組RF信号)とするか、広告決定処理部36によって決定された広告の放送波(広告RF信号)とするか、を切り替える。
なお、広告の放送波の信号は、広告データベース7に格納されており、広告決定処理部36によって決定された広告の放送波(広告RF信号)が、広告データベース7から、広告決定処理部36を介して、送信処理部37に与えられる。
制御部61は、広告タイミング検出部38から与えられた広告タイミングに基づいて、切替部62における切替を制御する。制御部61は、番組コンテンツにおける番組本体(番組コンテンツから広告を除いた部分)が流れるべきタイミングにおいては、番組取得部32によって取得された番組コンテンツの放送波が切替部62の後段側に流れ、番組コンテンツにおける広告が流れるべきタイミングには、広告決定処理部36によって決定された広告の放送波が切替部62の後段側に流れるように、切替部62を制御する。
より具体的には、制御部61は、番組本体の放送中は、切替部62を番組コンテンツ放送波側に切替えておき、広告の開始タイミングになると、切替部62を広告の放送波側に切り替える。そして、制御部61は、広告の終了タイミングになると、切替部62を番組コンテンツ放送波側に戻す。
切替部62による切替によって、番組コンテンツに元々含まれていた広告が、広告決定処理部36による広告決定処理によって決定された広告に差し替えられる(広告の差替処理)。
差替処理によって、放送用送信機2aから送信される番組コンテンツの広告と、送信処理部37から送信される番組コンテンツの広告とは、番組本体は同一であっても、異なるものとなる。
しかも、広告決定処理部36による広告決定処理は、ユーザ(通信ネットワーク端末装置5b,5c;受信機4b,4c)毎に行われるため、ユーザによって異なる広告が決定された場合、番組本体は同一であっても、複数のユーザ(通信ネットワーク端末装置5b,5c;受信機4b、4c)毎に、広告の内容が異なり得るものとなる。
第1周波数変換器63及び第2周波数変換器65は、入力された放送波(RF信号)の周波数変換を行う。第1周波数変換器63は、放送波の周波数f1を、所定の中間周波数f3の信号(IF信号)へ変換(ダウンコンバート)する。
第1周波数変換器63から出力された信号は、AD変換器64へ与えられる。AD変換器64は、第1周波数変換器63から出力された信号を、AD変換し、デジタル信号を出力する。
第2周波数変換器65は、AD変換器64から出力されたデジタル信号である周波数f3の信号を、希望チャネルに相当する周波数f2の信号へ変換(アップコンバート)する。第2周波数変換器65から出力された信号(デジタルRF信号)は、ΔΣ変調器66に与えられる。
なお、第2周波数変換器65から出力される信号の周波数f2が、第1周波数変換器63に入力された信号の周波数f1に等しい場合、外部から入力された放送波(RF信号)は、同じ周波数のままで、ΔΣ変調器66に入力される。
第2周波数変換器65から出力される信号の周波数f2(希望チャンネル)は、第1周波数変換器63に入力された信号の周波数f1(無線放送における番組コンテンツのチャンネル)と異なっていても良い。f1とf2とが異なる場合、第1周波数変換器63及び第2周波数変換器65は、外部から取得した番組コンテンツの放送波(RF信号)の周波数変換部(チャネル変換部)として機能する。
第1周波数変換器63及び第2周波数変換器65は、制御部61によって制御される。制御部61は、外部から取得した番組コンテンツの放送波(RF信号)の周波数f1を変更せずに、ΔΣ変調器66に与えたり、任意の周波数f2(希望チャンネル)に変更して、ΔΣ変調器66に与えたりすることができる。
制御部61は、取得した番組コンテンツの放送波(RF信号)の周波数f1に応じて、第1周波数変換器63を制御し、周波数f1を所定の中間周波数f3に変換させる。また、制御部61は、ΔΣ変調器66に入力すべき放送波の周波数(希望チャネル)f2に応じて、第2周波数変換器65を制御し、所定の中間周波数f3を所望の周波数f2に変換させる。
AD変換器64は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するためのものであるが、このAD変換器64を、ダウンコンバートを行う第1周波数変換器63とアップコンバートを行う第2周波数変換器65の間に設けることで、AD変換器64の動作速度を低く抑えることができる。
なお、AD変換器64の動作速度を低く抑える必要がない場合には、放送波の周波数変換部を一つの周波数変換部63,65で構成してもよい。
ΔΣ変調器66は、入力された放送波(周波数f2)に対して、ΔΣ変調を行って、1bitの量子化信号(パルス信号)を出力する。なお、本実施形態のΔΣ変調器66は、バンドパス型ΔΣ変調器として構成されているが、ローパス型ΔΣ変調器であってもよい。
バンドパス型ΔΣ変調器66は、量子化雑音阻止帯域(バンドパス型ΔΣ変調器66の中心周波数)を変更可能に構成されている。ΔΣ変調器66の量子化雑音阻止帯域は、制御部61によって制御される。バンドパス型ΔΣ変調器66の量子化雑音阻止帯域は、バンドパス型ΔΣ変調器66に入力される放送波の周波数帯域(希望チャネル)を含む周波数帯域となるように制御部61によって調整される(詳細は後述)。
なお、ΔΣ変調器66から出力される量子化信号は、1bitである必要はない。ΔΣ変調器66から出力される量子化信号は、ΔΣ変調器66に入力されたデジタルデータのビット数よりも少なければよい。
ΔΣ変調器66から出力された量子化信号(ΔΣ変調信号)は、番組送信部67によって、通信ネットワーク6へ送信される。
番組送信部67は、デジタル化されたRF信号としての量子化信号(ΔΣ変調信号)を、パケット化し、パケットデータにして、視聴リクエストを送信してきた通信ネットワーク端末装置5b,5cに対して送信する。番組送信部67は、パケット再送など、パケット通信に必要な処理を行う。
また、送信部67は、量子化信号の受信側(通信ネットワーク端末装置5b,5c)に対して、必要な情報も、パケットデータに含めて送信する。送信部67が送信する情報には、量子化信号の受信側(通信ネットワーク端末装置5b,5c)が、受信した量子化信号を、ΔΣ変調器66が出力した量子化信号(パルス状のΔΣ変調信号)と同じ波形(パルス波形)の信号として再現するための情報(再現情報)が含まれる。
ΔΣ変調器66は、サンプリング周波数fsに応じたレートで、パルス状の量子化信号(ΔΣ変調信号)を出力する。このような量子化信号が示す量子化値だけを、単純に、パケットデータにすると、パケットデータには、量子化値を示すビット列が含まれるだけで、量子化信号のレートに関する情報が欠落する。そこで、送信部67は、パケット化された量子化信号の受信側(通信ネットワーク端末装置5b,5c)において、量子化値を示すビット列から、Σ変調器66が出力したパルス状のΔΣ変調信号を再現できるように、パケットデータに、再現情報を含めて送信する。
再現情報には、例えば、ΔΣ変調器66におけるサンプリング速度(サンプリング周波数)を示す情報(サンプリング速度情報)が含まれる。量子化信号が示す量子化値を、サンプリング速度に対応した速度でパルス化すれば、ΔΣ変調器66が出力したパルス状のΔΣ変調信号を再現することができる。
また、量子化信号が、多ビットである場合、再現情報には、量子化信号のビット数を示す情報を含めても良い。
なお、再現情報が、受信側の装置において既知の場合には、送信部67は、再現情報を送信する必要はない。
パケット通信の場合、通信ネットワーク6の伝送速度は保証されないため、ΔΣ変調器66から出力された量子化信号を、パルス信号としての信号波形を維持したまま、通信ネットワーク6に送信することはできないが、前述の再現情報の交換によって、通信ネットワーク端末装置5b,5cは、パケット化された量子化信号からでも、送信側のΣ変調器66が出力したパルス状のΔΣ変調信号を再現することが容易となっている。
また、放送波をΔΣ変調(特に、バンドバス型ΔΣ変調)によってデジタル化したため、比較的少ない情報量となっていることからも、パケット通信に適したものとなっている。
図3(b)は、送信処理部37の構成の他の例を示している。図3(b)に示す送信処理部37は、図3(a)における送信処理部37において、切替部62を省略し、ΔΣ変調器66と番組送信部67との間に、切替部68を追加したものに相当する。
図3(b)に示す送信処理部37においては、第1周波数変換器63には、番組取得部32によって取得した番組コンテンツの放送波(番組RF信号)が与えられる。したがって、ΔΣ変調器66からは、広告が差し替えられていない元のままの番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調がなされて得られた量子化信号が出力される。
図3(b)の切替部68は、番組送信部57に与えられる信号を、ΔΣ変調器66から出力された信号とするか、広告決定処理部36によって決定された広告の放送波の量子化信号(広告の放送波にΔΣ変調を行ってえられた量子化信号)とするかを、切り替える。
なお、広告の放送波の量子化信号(広告量子化信号)は、広告データベース7に格納されており、広告決定処理部36によって決定された広告の放送波の量子化信号(広告量子化信号)が、広告データベース7から、広告決定処理部36を介して、送信処理部37に与えられる。
制御部61による切替部68の切替制御は、切替部62の切替制御と同様である。したがって、図3(b)の送信処理部37においても、切替部68による切替によって、広告を含む番組コンテンツにおける広告が、広告決定処理部36による広告決定処理によって決定された広告に差し替えられる(広告の差替処理)。
なお、切替部62,63は、図3(a)(b)に示した位置のほか、AD変換器64とΔΣ変調器66との間(AD変換器64と第2周波数変換器65との間、又は、第2周波数変換器65とΔΣ変調器66との間)など、広告を差し替え可能である他の位置に設けてもよい。ただし、AD変換器64よりも後段側で差替処理を行う場合には、差替処理をデジタル信号処理で行えるため、処理が容易となる。また、図3(b)に示すように、ΔΣ変調器66よりも後段側で差替処理を行うと、処理速度を抑えることができる。
以上のように、本実施形態の送信処理部37からは、広告決定処理によって決定された広告を含む番組コンテンツの放送波を表現する量子化信号が、視聴リクエストを送信してきた通信ネットワーク端末装置5b,5cに対して送信される。
[2.2 通信ネットワーク端末装置]
図2に戻り、通信ネットワーク端末装置5b,5cは、番組提供処理装置3の番組情報送信部34から、通信ネットワーク6を介して、番組情報を受信する番組情報取得部52を備えている。番組情報取得部52は、ユーザによる表示操作に応じて、受信した番組情報(番組コンテンツの一覧)を、テレビ受信機4b,4c又はその他の表示装置(図示省略)に表示させる。
ユーザは、選択可能な番組コンテンツの一覧が表示されている状態で、操作部53を操作し、番組提供処理装置3からの送信を希望する番組コンテンツ(視聴を希望する番組コンテンツ)を選択する操作を行うことができる。
また、操作部53では、送信を希望する希望チャンネルも選択することができる。希望チャンネルとは、番組提供処理装置3から提供される番組コンテンツの放送波を、受信機4b,4cで受信するための受信チャンネルである。例えば、受信機4b,4cが設置された地域において、無線放送として受信可能な放送チャンネル以外の空チャンネルを、希望チャンネルとして選択することができる。
無線放送にとっての空チャンネルを、番組提供処理装置3から提供される番組コンテンツのチャンネルとすることで、受信機4b、4cでは、無線放送の番組コンテンツを視聴不能にすることなく、番組提供処理装置3から提供される番組コンテンツを視聴することができる。
通信ネットワーク端末装置5b,5cの視聴リクエスト送信部54は、視聴リクエストを生成し、その視聴リクエストを、通信ネットワーク経由で、番組提供処理装置3へ送信する。
視聴リクエスト送信部54は、操作部53を介して選択された番組コンテンツのID及び希望チャネルは、視聴リクエスト(番組送信要求)を、視聴リクエストに含めて送信する。また、視聴リクエスト送信部54は、受信側に関する情報(ユーザID,通信ネットワーク端末装置5b,5cのID、受信機4b,4cのID、通信ネットワーク端末装置又は受信機の設置場所)を、視聴リクエストに含めて送信する。
なお、受信側に関する情報(受信側情報)には、ユーザ個人が特定されないような処理(例えば、ハッシュ処理)が施されていても良い。
通信ネットワーク端末装置5b,5cは、視聴リクエストへの応答として、番組提供処理装置3から送信された放送波の量子化信号を受信する。そして、通信ネットワーク端末装置5b,5cは、受信機4b,4cに放送波を出力する。このような受信及び出力のため、番組受信部55、バッファ56、出力部57、切替部58、及び制御部59を備えている。
番組受信部55は、番組コンテンツの放送波(希望チャネルに番組コンテンツが存在する放送波)の量子化信号(ΔΣ変調信号)を含んだパケットデータを、通信ネットワーク6を介して、番組提供処理装置3から受信する。
番組受信部55は、受信したパケットデータのデパケット化を行い、パケットデータから、量子化信号、及び再現情報などを抽出する。
番組受信部55にて受信された量子化信号は、FIFO(First In First Out)型のバッファ56に一時的に保存される。受信部55にて受信した再現情報(サンプリング速度情報)は、出力部57に与えられる。
受信した量子化信号を、バッファ56にて一時的に保存してから出力することで、通信ネットワーク6の伝送速度が一定でなかったり、パケット欠落などがあったりしても、量子化信号を、切れ目なく、所定のレート(再現情報が示すサンプリング速度に応じたレート)で連続的に出力することができる。つまり、バッファ56を設けていることで、パケット通信で量子化信号を送信する場合や、通信ネットワーク6に速度保証がない場合であっても、対応できる。なお、通信ネットワーク6の伝送速度が、十分に高速であれば、バッファ56を省略することもできる。
出力部57は、バッファ56に保存された量子化信号(量子化信号の量子化値)を、所定のレート(再現情報が示すサンプリング速度に応じたレート)のパルス信号として、出力する。
つまり、出力部57から出力された量子化信号は、番組提供処理装置3のΔΣ変調器66から出力された量子化信号の信号波形を再現したものとなる。
なお、再現情報は、受信部55にて受信されたものを用いる必要はなく、通信ネットワーク端末装置5b,5cにおいて予め設定されていてもよい。
番組提供処理装置3のΔΣ変調器66により出力された量子化信号は、放送波(RF信号)の搬送波周波数付近の周波数(希望チャネル)において、放送波(RF信号)としての情報を保持している。したがって、出力部57から出力された量子化信号も、放送波(RF信号)としての情報を保持している。
量子化信号(ΔΣ変調信号)は、ΔΣ変調器66においてノイズシェイピングされた量子化雑音を有しており、この量子化雑音を除去して放送波(RF信号)を取り出したい場合には、放送波(RF信号)の搬送波周波数付近の周波数を通過させるアナログフィルタ(バンドパスフィルタ)を出力部57とテレビ受信機4b,4cとの間に設ければよい。ただし、量子化雑音が問題とならない場合、アナログフィルタは省略できる。
出力部57から出力された量子化信号(放送波)は、切替部58を介して、通信ネットワーク端末装置5b,5cの出力端子501から出力される。
出力端子501は、例えば、同軸ケーブルが接続される端子として構成される。出力端子501は、テレビ受信機4b,4cのアンテナ端子42に対して、信号ケーブル(同軸ケーブルなど)を介して接続される。
テレビ受信機4b,4cでは、アンテナ41を介して受信される通常の放送波を受信することができるとともに、出力部57から出力された量子化信号を放送波として受信することもできる。つまり、テレビ受信機4b,4cは、番組提供処理装置3から伝送された量子化信号を、無線放送として送信されたRF信号と同様に受信できる。
出力部57から受信機4b,4cに与えられる放送波(量子化信号)は、視聴リクエストに伴ってなされた広告決定処理により決定された広告を含む番組コンテンツの放送波となっている。したがって、仮に、番組本体が同一であっても、受信機4b,4c毎に広告は異なるものとなる。
出力端子313から出力されるRF信号(出力RF信号)は、切替部(出力切替部)58によって切り替えられる。
切替部58は、通信ネットワーク端末装置5b,5cに接続されたアンテナ41によって受信された放送波と、出力部57から出力された量子化信号(放送波)と、を選択的に、出力端子501へ与える。
切替部58による、出力されるRF信号の切り替えは、制御部59によって制御される。
制御部59は、ユーザによる操作に応じて出力端子501から出力される信号を切り替えるよう、切替部58を制御する。
また、混信のおそれがない場合には、アンテナ41からの放送波と、出力部57からの放送波(量子化信号)とを、ともに、テレビ受信機4b,4cに与えても良い。
なお、本実施形態では、通信ネットワーク端末装置3とテレビ受信機4b,4cは、それぞれが別体の装置として構成されている。そして、同軸ケーブルなどのケーブルによってテレビ出力用の出力端子501とアンテナ端子42とが接続されることによって、一体的に動作する。なお、通信ネットワーク端末装置3がテレビ受信機4b,4cに内蔵され、通信ネットワーク端末装置3及びテレビ受信機4b,4cが一体となった装置として構成されてもよい。一体型の装置として構成することにより、従来型テレビと同様な取り扱いで高機能化を図る事ができる。
[3.ΔΣ変調]
図4に示すように、ΔΣ変調器66は、ループフィルタ27と、量子化器28と、を備えている(非特許文献1参照)。
図4に示すΔΣ変調器66は、入力(本実施形態では、放送波)Uが、ループフィルタ27に与えられる。ループフィルタ27の出力Yは、量子化器(1bit量子化器)28に与えられる。量子化器28の出力(量子化信号)Vは、ループフィルタ27への他の入力として与えられる。
ΔΣ変調器66の特性は、信号伝達関数(STF;Signal Transfer Function)及び雑音伝達関数(NTF;Noise Transfer Function)によって表すことができる。
つまり、ΔΣ変調器66の入力をUとし、ΔΣ変調器66の出力をVとし、量子化雑音をEとしたときに、ΔΣ変調器66の特性を、z領域において表すと、次のとおりである。
したがって、所望のNTFとSTFとが与えられると、ループフィルタ27の伝達関数を得ることができる。
図5は、1次ローパス型ΔΣ変調器125の線形z領域モデルのブロック図を示している。符号127がループフィルタの部分を示し、符号128が量子化器を示している。このΔΣ変調器125への入力をU(z)とし、出力をV(z)とし、量子化雑音をE(z)としたときに、ΔΣ変調器125の特性を、z領域において表すと、次のとおりである。
V(z)=U(z)+(1−z−1)E(z)
つまり、図5に示す1次ローパス型ΔΣ変調器125において、信号伝達関数STF(z)=1であり、雑音伝達関数NTF(z)=1−z−1である。
非特許文献1によれば、ローパス型ΔΣ変調器に対して、以下の変換を行うことで、ローパス型ΔΣ変調器を、バンドパス型ΔΣ変調器に変換できる。
上記変換式に従って、ローパス型ΔΣ変調器125のz領域モデルにおけるzを、z’=−zに置き換えることでバンドパス型ΔΣ変調器が得られる。
上記変換式を用いると、n次のローパス型ΔΣ変調器(nは1以上の整数)を、2n次のバンドパス型Σ変調器に変換できる。
本発明者は、ローパス型ΔΣ変調器から、所望の周波数f(θ=θ)を、中心周波数fとして持つバンドパス型ΔΣ変調器を得るための変換式を見出した。当該変換式は、例えば、次の式(3)に示す通りである。

ここで、
θ=2π×(f/fs) fsはΔΣ変調器のサンプリング周波数
式(2)の変換式では、特定の周波数θ=π/2に関するものであったが、式(3)の変換式では、任意の周波数(θ)に一般化されている。
図6は、図5に示す1次ローパス型ΔΣ変調器125を、式(3)の変換式で変換して得られた2次バンドパス型ΔΣ変調器66を示している。
なお、図5から図6への変換では、表記の便宜上、式(3)において、a=cosθとおいた下記の変換式を用いた。
なお、バンドパス型ΔΣ変調器への変換は、その他の高次ローパス型ΔΣ変調器(例えば、非特許文献1記載のCIFB構造、CRFF構造、CIFF構造など)に対しても適用できる。
ΔΣ変調器66は、前述の式(3)に基づいて、zの値が変換可能となっている。つまり、ΔΣ変調器66は、量子化雑音阻止帯域の中心周波数を変更可能となっている。換言すると、量子化雑音阻止帯域が変更可能となっている。
送信処理部37の制御部61は、ΔΣ変調器66に入力される信号の中心周波数f2(上述の搬送周波数f)に応じて、前述の式(3)に基づいてΔΣ変調器66のzを変換することにより、任意の周波数の信号に対して、バンドパスΔΣ変調が行える。
このように、放送波(RF信号)の中心周波数(上述の搬送周波数f)に応じて、上記変換式(3)におけるcosθ(係数a)を変更することで、サンプリング周波数fsを変更することなく、任意の周波数fs(f)に対応したバンドパスΔΣ変調が行える。cosθを変更すると、式(1)に示すNTFの係数が変更されたことになるが、式の次数は維持される。このため、放送波(RF信号)の搬送波周波数f2(f)に応じて、バンドパス型ΔΣ変調器66の構成を変化させても、式の複雑度(次数)は変化せず、したがって、バンドパス型ΔΣ変調器66における信号処理負荷も変化しない。
このように本実施形態では、搬送波周波数f2(f)を変化させても、バンドパス型ΔΣ変調器66における信号処理負荷が変化しないため有利である。本実施形態において、バンドパス型ΔΣ変調器66における信号処理負荷は、ナイキストの定理により、信号帯域幅によって決定されるサンプリング周波数fsに依存するが、搬送波周波数f(f)変化させても信号帯域幅が変化するわけではないためサンプリング周波数fsを変更する必要はない。なお、ΔΣ変調器がローパス型である場合、搬送波周波数f(f)の変化に対応するには、サンプリング周波数fsを変更する必要があり、この点において、バンドパス型が有利である。
また、式(3)を利用すると、ΔΣ変調器66を任意の周波数f2(f)に対応できるバンドパス型ΔΣ変調器として利用できるだけでなく、ローパス型ΔΣ変調器として利用することもできる。つまり、ΔΣ変調器66は、ローパス型とバンドパス型とに切り替え可能となっている。
[4.広告決定処理]
図7は、広告決定処理部36の詳細を示している。なお、理解の容易のため、図7では、広告データベース7も示した。
広告決定処理部36は、受信側情報及び番組IDに基づいて、ユーザ(通信ネットワーク端末装置5b,5c)毎の広告を決定する。
広告決定処理部36は、ジャンル特定部71と、キーワード取得部72と、広告候補選択部73と、オークション処理部74と、を備えている。
ジャンル特定部71は、ユーザが視聴を希望する番組コンテンツのジャンルを特定する。具体的には、ジャンル特定部71は、視聴リクエストに含まれていた番組IDを取得し、ジャンルデータベース75を参照することで、番組コンテンツのジャンルを特定する。
ジャンルデータベース75は、番組IDと、その番組IDによって特定される番組コンテンツのジャンルと、を対応付けて記憶している。したがって、ジャンル特定部71は、番組IDに基づいてジャンルデータベース75を検索すると、番組IDによって特定される番組コンテンツのジャンルを特定することができる。
キーワード取得部72は、ユーザ又はユーザ側装置(通信ネットワーク端末装置5b,5c又はテレビ受信機4b,4c)の特性(ユーザの好みなど)を示すキーワードを取得する。具体的には、キーワード取得部72は、視聴リクエストに含まれていた受信側情報を取得し、履歴データベース76及び番組データベース77を参照することで、1又は複数のキーワードを取得する。
履歴データベース76は、ユーザID又はハードIDと、ユーザID又はハードIDによって特定されるユーザ又はユーザ側装置によって視聴された番組の履歴と、を対応付けて記憶している。ここで、ハードIDとは、通信ネットワーク端末装置5b,5cのID又は受信機4b,4cのIDのことである。また、番組履歴には、ユーザ又はユーザ側装置によって視聴された1又は複数の番組の番組IDが格納される。
キーワード取得部72は、ユーザID又はハードIDに基づいて、履歴データベース76を検索すると、ユーザIDによって特定されるユーザ又はハードIDによって特定されるユーザ側装置5b,5c,4b,4cによって視聴された番組の履歴を取得することができる。
番組データベース77は、番組IDと、番組IDによって特定される番組コンテンツに関連するキーワードと、を対応付けて記憶している。番組データベース77に格納されるキーワードは、例えば、番組のタイトル、番組に出演している俳優・声優の名前、番組の登場人物の名前、番組の制作監督の名前、番組の制作会社など、ユーザ側の好みに関連するキーワードである。
キーワード取得部72は、履歴データベース76を検索して取得した番組履歴における番組IDに基づいて、番組データベース77を検索することで、ユーザ又はユーザ側装置の特性(ユーザの好みなど)を示すキーワードを取得することができる。
広告候補選択部73は、ジャンル特定部71から番組コンテンツのジャンルを取得するとともに、キーワード取得部72からキーワードを取得し、広告データベース7を参照し、1又は複数の広告候補を選択する。
広告データベース7は、図8〜12に示すような複数のデータベースを有している。広告データベース7が有する複数のデータベースには、ジャンル別広告候補データベース81(図8)、広告−キーワードデータベース82(図9)、広告−広告主データベース83(図10)、広告価格データベース84(図11)、信号データベース85(図12)、及び入札価格データベース86a,86b(図13)が含まれる。
図8に示すジャンル別広告候補データベース81は、番組コンテンツのジャンルと、そのジャンルに対応する複数の広告候補と、を対応付けて記憶している。ジャンル別広告候補データベース81は、広告をどのジャンルの番組コンテンツで放送するかという広告条件と、広告とが関連付けられたものとなっている。ジャンルは、広告主によって指定される。
図9に示す広告−キーワードデータベース82は、ジャンル別広告候補データベース81において広告候補として登録されている広告と、その広告に関連するキーワードと、を対応付けて記憶している。広告−キーワードデータベース82に登録されたキーワードは、例えば、広告が放送されるべき番組コンテンツに関連するキーワードとして広告主が指定したものであり、例えば、番組のタイトル、番組に出演している俳優・声優の名前、番組の登場人物の名前、番組の制作監督の名前、番組の制作会社などである。
広告−キーワードデータベース82におけるキーワードは、広告主によって指定される広告条件である。
図10に示す広告−広告主データベース83は、広告(広告候補)と、その広告主と、を対応付けて記憶している。
図11に示す広告価格データベース84は、オークション処理部によって決定された広告価格を、時間帯とジャンル毎に記憶するためのものである。
図12に示す信号データベース85は、広告(広告候補)と、広告のRF信号及び/又は量子化信号が格納された信号ファイルと、を対応付けて記憶している。
図13に示す入札価格データベース86a,86bは、広告主毎の広告入札価格を記憶するためのものである。各広告主の広告入札価格は、時間帯とジャンル毎に各広告主によって指定される。入札価格データベース86a,86bにおける入札価格は、広告主によって指定される広告条件である。
広告候補選択部73は、まず、ジャンル特定部71から取得した番組コンテンツのジャンルに基づいて、ジャンル別広告候補データベース81を検索し、1又は複数の広告候補を取得する。
広告候補選択部73は、取得した1又は複数の広告候補それぞれについて、広告−キーワードデータベース82を参照し、各広告(広告候補)に設定された1又は複数のキーワードを取得する。
広告候補選択部73は、1又は複数の広告候補それぞれに設定された1又は複数のキーワードと、キーワード取得部72から取得した1又は複数のキーワードと、を比較し、両者に共通のキーワードが含まれているか否かを判定する。共通のキーワードが含まれている広告候補は、ユーザの特性等に一致したものであるとして、広告候補選択部73から出力すべき広告候補として選択される。
また、広告候補選択部73は、広告候補選択部73から出力すべき広告候補が複数存在する場合には、複数の広告候補に順位付け(重み付け)をして出力する。
複数の広告候補の順位付けは、例えば、広告候補に設定されたキーワードと、キーワード取得部72から取得したキーワードと共通するキーワードの数が多い広告候補が上位になるように行われる。
広告候補選択部73によって上位に順位付けされた1又は複数の広告候補を、広告決定処理部36から送信処理部37に出力されるべき広告としてもよいが、本実施形態では、広告候補選択部73によって選択された複数の広告候補は、オークション処理部74に与えられ、複数の広告候補の中からオークション処理によって、決定された1又は複数の広告候補が、広告決定処理部36から送信処理部37に出力されるべき広告となる。
広告候補選択部73は、オークション処理部74によるオークション処理のため、図14に示すように、(順位付された)複数の広告候補それぞれの入札価格を、オークション処理部74に与える。
広告候補選択部73は、広告−広告主データベース83及び入札価格データベース86a,86bを参照して、各広告候補の入札価格を取得する。具体的には、広告候補選択部73は、まず、複数の広告候補に基づいて、広告−広告主データベースを検索し、複数の広告候補それぞれの広告主を取得する。
広告候補選択部73は、さらに、取得した広告主に基づいて、参照すべき入札価格データベース86a,86bを決定する。続いて、広告候補選択部73は、番組IDによって特定される番組コンテンツのジャンルと、現在時刻(放送時刻)と、に基づいて、決定された入札価格データベース86a,86bを参照し、入札価格となる金額(広告放送の単位時間(例えば、15秒)あたりの単価)を取得する。
取得された入札価格が、図14に示すように、各広告候補の入札価格となる。
オークション処理部74は、図14に示す広告候補及びその入札価格を取得すると、取得した複数の広告候補の中から、入札価格の高い1又は複数の広告候補を、広告決定処理部36から送信処理部37に出力されるべき広告として選択する。なお、一つの番組コンテンツ中に複数の広告を流すことが可能であるため、オークション処理では、一つの広告だけを選択する必要はなく、複数の広告を選択することができる。
ここで、ある広告が広告決定処理36によって選択されて送信処理部37に与えられると、所定時間が経過されるまでは、その広告が送信処理部37に与えられるのが禁止され、他の選択された広告が送信処理部37に与えられる。所定の時間は、ユーザ側のテレビ受信器4b,4cにおいて、同じ広告が表示される頻度を調整するものである。所定の時間が0であれば、同じ広告を繰り返し表示することが可能となる。所定の時間として0よりも大きい時間が設定されると、同じ広告が繰り返し表示されるのを防止することが可能となる。例えば、所定の時間を、1−2分程度に設定すると、多くの場合一つの広告は1−2分以下の長さであるため、同じ広告が繰り返し表示されるのを確実に防止することができる。また、所定の時間を、一つの番組の長さ(例えば2時間)以上に設定すると、同じ番組内では、必ず異なった広告が表示されることになる。
また、オークション処理部74では、受信側情報に基づいて、取得した入札価格を修正した上で、オークション処理を行うことができる。入札価格の修正は、例えば、特定の広告候補が、オークション処理によって優先して選択され易くなるように、特定の広告候補の入札価格を、実際の入札価格よりも大きくした上で、オークション処理を行うために行われる。
例えば、受信側情報に、通信ネットワーク端末装置5b,5c又は受信機4b,4cの設置場所に関する情報が含まれている場合において、設置場所が、スポーツバーであれば、スポーツに関する広告候補の入札価格を高く修正したり、酒類に関する広告候補の入札価格を高く修正することができる。なお、設置場所に関する情報は、番組提供処理装置3に予め登録されていてもよい。
また、受信側情報に含まれるユーザIDが、視聴者が複数人(グループ)であることを示している場合には、パブリックスペースに流すのに好適な広告が、オークション処理によって優先して選択され易くなるように、実際の入札価格よりも高く修正することができる。
オークション処理部74は、オークション処理によって1又は複数の広告が選択されると、広告の信号データベース85を参照し、それらの広告の信号ファイル(広告RF信号又は広告量子化信号)を取得し、送信処理部37に対して出力する。
また、オークション処理部74は、オークション処理によって選択された広告それぞれの入札価格を落札価格として、広告価格データベース84に対して登録する。
なお、本実施形態の広告決定処理部36は、オークション処理等によって、広告を選択したが、任意の価格で広告放映権を販売してもよい。
また、番組提供処理装置3側にて、広告放映権のタイムセールを行って、広告を試行的に放映させ、広告効果を検証できるようにしてもよい。
さらに、本実施形態の番組提供処理装置3側は、図15に示す広告放送シミュレーション機能を広告主に対して提供する。
図15に示す広告放送シミュレーション部90には、入札価格データ(図13に示す入札価格データベース86a,86bに相当するデータ)と、広告に関するキーワード(図9に示す広告−キーワードデータベース82に相当するデータ)と、が、広告主側の端末(図示省略)、通信ネットワーク6を介して、与えられる。
すると、当該広告放送シミュレーション部90は、与えられた入札価格データが入札価格データベース86a,86bに過去の時点で登録され、かつ、与えられた広告に関するキーワードが広告−キーワードデータベース82に過去の時点で登録されているとした場合において、様々なユーザからの過去の視聴履歴(過去の視聴リクエストデータ)に基づき、シミュレーションを行っている広告主の広告が、過去のどの時間帯に、どの番組コンテンツにおいて放送されるかをシミュレーションする。また、広告が放送されたとした場合の広告料の合計金額も算出する。
これにより、広告主は、過去の実績データと与えた入札価格データ及びキーワードとに基づいて、広告主の広告が、どのように放送され、費用がいくらになるかを推測することができる。
[5.変形例]
図16及び図17は、番組提供処理装置3における送信処理部37、及び、通信ネットワーク端末装置5b,5cの変形例を示している。
変形例においては、広告の差替処理は、番組提供処理装置3ではなく、通信ネットワーク端末装置5b,5c側で行われる。
広告の差替処理が通信ネットワーク端末装置5b,5c側で行われるため、番組提供処理装置3の送信処理部37は、番組取得部32によって取得した番組コンテンツの放送波の量子化信号と、広告決定処理部36によって決定された広告の放送波の量子化信号とを、別々に、通信ネットワーク端末装置5b,5cへ送信する。
変形例に係る送信処理部37は、図3に示す送信処理部37と同様に、制御部61、第1周波数変換器63、AD変換器64、第2周波数変換器65、ΔΣ変調器66、及び番組送信部67を備えるが、切替部62,68は備えていない。したがって、図16に示す番組送信部67は、広告が差替えられる前の元の広告を含む番組コンテンツ(広告は除去されていてもよい)の第1量子化信号を、パケットデータにして、通信ネットワーク端末5b,5cに対して送信する。
変形例に係る送信処理部37は、番組送信部67とは別に、広告送信部69を備えている。広告送信部69は、広告決定処理部36によって決定された広告の放送波の第2量子化信号を、パケットデータにして、通信ネットワーク端末5b,5cに対して送信する。
広告送信部69は、広告データベース7の信号データベース85から、広告の放送波(希望チャンネルにおける放送波)の量子化信号を取得し、その量子化信号をパケットデータにして送信してもよいし、広告データベース7の信号データベース85から、広告のRF信号を取得し、番組コンテンツと同様に希望チャンネルへの周波数変換及びΔΣ変調を行って得られた量子化信号をパケットデータにして送信してもよい。
なお、広告の量子化信号は、広告の放映タイミングまでに通信ネットワーク端末装置5b,5c側に送信されればよいため、番組コンテンツにおける番組本体の放映中において、通信ネットワーク6のトラフィックに余裕があるときに、適宜、送信することができる。
変形例に係る通信ネットワーク端末装置5b,5cは、量子化信号の受信のために、図2に示す通信ネットワーク端末装置5b,5cと同様に、番組受信部55、(番組)バッファ56、出力部57、切替部58、及び制御部59を備えているほか、広告受信部91、広告バッファ92、広告出力部93、切替部94を備えている。
なお、図17には示していないが、図17の通信ネットワーク端末装置5b,5cは、図2に示す通信ネットワーク端末装置5b,5cと同様に、番組情報取得部52、操作部53、視聴リクエスト送信部54も備えている。
広告受信部91は、広告の放送波の量子化信号を含んだパケットデータを、通信ネットワーク6を介して、番組提供処理装置3から受信する。
広告受信部91は、受信したパケットデータのデパケット化を行い、パケットデータから、量子化信号、及び再現情報などを抽出する。
広告受信部91にて受信された量子化信号は、FIFO(First In First Out)型の広告バッファ92に一時的に保存される。広告受信部91にて受信した再現情報(サンプリング速度情報)は、広告出力部93に与えられる。
広告出力部93は、広告バッファ92に保存された量子化信号(量子化信号の量子化値)を、所定のレート(再現情報が示すサンプリング速度に応じたレート)のパルス信号として、出力する。
切替部94は、出力部57から出力されたパルス信号と、広告出力部93から出力されたパルス信号のいずれを切替部58(受信機4b,4c側)に与えるかを切り替える。この切り替えによって、番組コンテンツに元々含まれていた広告が、広告決定処理部36による広告決定処理によって決定された広告に差し替えられる(広告の差替処理)。
この差替処理によって、広告決定処理部36によって決定された広告が含まれる番組コンテンツを表現する量子化信号が生成される。
切替部94による切り替えは、制御部59によって制御される。制御部59は、出力部57から出力される番組コンテンツ放送波に含まれる広告の開始タイミングと広告の終了タイミングを示す信号を検出するなどして、広告タイミングを検出し、切替部94を切り替える。なお、制御部59は、番組提供処理装置3の広告タイミング検出部38にて検出された広告タイミングを取得してもよい。
[6. 付記]
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、広告は、番組本体の前後及び途中において時間的に割り込むように存在するものである必要はなく、番組本体の放映中において、テレビ受信機4b,4cの画面の一部を占有して表示される広告であってもよい。
1 番組コンテンツ提供システム
3 番組提供処理装置
4a,4b,4c テレビ受信機
5b,5c 通信ネットワーク端末装置
6 通信ネットワーク
7 広告データベース

Claims (16)

  1. 広告を含む番組コンテンツの提供システムであって、
    通信ネットワークに対して送信が可能である番組提供処理装置と、
    放送波を受信可能な複数の受信機と、
    前記複数の受信機それぞれに接続された複数の通信ネットワーク端末装置と、
    を備え、
    前記番組提供処理装置は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、前記通信ネットワーク端末装置に送信するよう構成され、
    前記通信ネットワーク端末装置は、通信ネットワークを介して受信した前記量子化信号を、前記放送波として前記受信機に対して出力するよう構成され、
    前記受信機に対して出力される前記放送波に係る番組コンテンツは広告を含み、当該広告は前記受信機によって内容が異なり得る
    ことを特徴とする提供システム。
  2. 前記番組提供処理装置は、番組コンテンツに含まれるべき広告を決定する決定処理を行うよう構成されている
    請求項1記載の提供システム。
  3. 前記番組提供処理装置は、前記決定処理によって決定された広告が含まれる番組コンテンツの放送波を表現する前記量子化信号を、通信ネットワークを介して、前記通信ネットワーク端末装置に送信する
    請求項2記載の提供システム。
  4. 前記番組提供処理装置は、
    広告が含まれる番組コンテンツの放送波を取得する取得処理と、
    前記取得処理によって取得した放送波に係る番組コンテンツに含まれる広告を、前記決定処理によって決定した広告に差し替える差替処理と、
    を行うよう構成されている
    請求項3記載の提供システム。
  5. 前記番組提供処理装置は、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第1量子化信号と、前記決定処理によって決定した広告の放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第2量子化信号とを、それぞれ、通信ネットワークを介して、前記通信ネットワーク端末装置に送信し、
    前記通信ネットワーク端末装置は、前記第1量子化信号及び前記第2量子化信号に基づいて、前記決定処理によって決定された広告が含まれる番組コンテンツの放送波を表現する量子化信号を生成して、前記受信機に対して出力する
    請求項2記載の提供システム。
  6. 前記決定処理では、放送波の受信側に関する情報に基づいて、番組コンテンツに含まれるべき広告が決定される
    請求項2〜5のいずれか1項に記載の提供システム。
  7. 放送波の受信側の前記情報は、前記通信ネットワーク端末装置のID、前記受信機のID及びユーザのIDのうちの少なくとも一つを含む
    請求項6記載の提供システム。
  8. 放送波の受信側の前記情報は、前記通信ネットワーク端末装置又は前記受信機の設置場所に関する情報を含む
    請求項6又は7記載の提供システム。
  9. 放送波の受信側の前記情報は、ユーザが過去に視聴した番組コンテンツを示す情報を含む
    請求項6〜8のいずれか1項に記載の提供システム。
  10. 広告に関するデータが格納された広告データベースを更に備え、
    前記決定処理では、放送波の受信側に関する情報に基づいて、番組コンテンツに含まれるべき広告を、広告データベースに格納された広告候補の中から決定する
    請求項6〜9のいずれか1項に記載の提供システム。
  11. 前記広告データベースには、広告主によって指定された広告条件と広告候補とが関連付けて格納されており、
    前記決定処理では、放送波の受信側に関する前記情報と、前記広告条件と、に基づいて、番組コンテンツに含まれるべき広告が決定される
    請求項10記載の提供システム。
  12. 前記広告条件は、広告主から指定された入札価格を含み、
    前記決定処理は、前記入札価格に基づくオークション処理を含む
    請求項11記載の提供システム。
  13. 前記決定処理では、広告主から指定された入札価格を、放送波の受信側に関する前記情報に基づいて修正した上で、前記オークション処理を行う
    請求項12記載の提供システム。
  14. 広告を含む番組コンテンツの提供方法であって、
    番組提供処理装置が、番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、通信ネットワーク端末装置に送信し、
    前記通信ネットワーク端末装置は、通信ネットワークを介して受信した前記量子化信号を、放送波を受信可能な複数の受信機に対して出力し、
    前記受信機に対して出力される前記放送波に係る番組コンテンツは広告を含み、当該広告は前記受信機によって内容が異なり得る
    ことを特徴とする提供方法。
  15. 番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された量子化信号を、通信ネットワークを介して、放送波を受信可能な受信機が接続される通信ネットワーク端末装置に送信する処理を行うよう構成され、
    前記番組コンテンツは広告を含み、当該広告は、送信先の通信ネットワーク端末装置によって異なり得る
    ことを特徴とする番組提供処理装置。
  16. 番組コンテンツの放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第1量子化信号と、広告の放送波に対してΔΣ変調を行って生成された第2量子化信号とを、それぞれ、通信ネットワークを介して、受信し、
    前記第1量子化信号及び前記第2量子化信号に基づいて、前記第2量子化信号に基づく広告が含まれる番組コンテンツの放送波を表現する量子化信号を生成して、放送波を受信可能な複数の受信機に対して出力する
    ことを特徴とする通信ネットワーク端末装置。
JP2012183486A 2012-08-22 2012-08-22 番組コンテンツの提供システム及び方法、並びに、番組提供処理装置及び通信ネットワーク端末装置 Pending JP2014042159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012183486A JP2014042159A (ja) 2012-08-22 2012-08-22 番組コンテンツの提供システム及び方法、並びに、番組提供処理装置及び通信ネットワーク端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012183486A JP2014042159A (ja) 2012-08-22 2012-08-22 番組コンテンツの提供システム及び方法、並びに、番組提供処理装置及び通信ネットワーク端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014042159A true JP2014042159A (ja) 2014-03-06

Family

ID=50394087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012183486A Pending JP2014042159A (ja) 2012-08-22 2012-08-22 番組コンテンツの提供システム及び方法、並びに、番組提供処理装置及び通信ネットワーク端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014042159A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015222906A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 シャープ株式会社 情報処理装置、情報処理システム、受信装置、端末装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
WO2016035219A1 (ja) * 2014-09-05 2016-03-10 株式会社電通 テレビ番組関連コンテンツ提供システム、および提供方法
JP2020113904A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 ヤフー株式会社 決定装置、決定方法、決定プログラム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10154963A (ja) * 1996-09-05 1998-06-09 Alcatel Alsthom Co General Electricite 光学的にアナログ電気信号を送信する送信機、およびデジタル送信システム
JP2002312634A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Sony Corp 放映コンテンツのコマーシャル枠の競売方法および放映コンテンツのコマーシャル枠の競売システムおよび放映コンテンツの自動送出方法および放映コンテンツの自動送出システム
JP2003216864A (ja) * 2002-01-21 2003-07-31 Japan Telecom Co Ltd 広告配信装置及び広告配信方法
JP2007515018A (ja) * 2003-12-19 2007-06-07 インディヴィデュアル ネットワーク エルエルシー データ・ネットワークを介して広告を行う方法およびシステム
JP2007235565A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Nec Corp データ放送広告配信システム
JP2008520168A (ja) * 2004-11-12 2008-06-12 オープンティーヴィー,インク. 遠隔装置へのコンテンツ・ストリーム通信
JP2010171713A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Sharp Corp 広告入出力装置、広告入出力方法、広告入出力プログラム、コンピュータ読取可能な記録媒体、及び録画再生装置
JP2011193326A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Kddi Corp 放送映像に付加情報を重畳する放送映像出力装置、プログラム及び方法
WO2012043358A1 (ja) * 2010-10-01 2012-04-05 ソニー株式会社 コンテンツ供給装置、コンテンツ供給方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、プログラム、およびコンテンツ視聴システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10154963A (ja) * 1996-09-05 1998-06-09 Alcatel Alsthom Co General Electricite 光学的にアナログ電気信号を送信する送信機、およびデジタル送信システム
JP2002312634A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Sony Corp 放映コンテンツのコマーシャル枠の競売方法および放映コンテンツのコマーシャル枠の競売システムおよび放映コンテンツの自動送出方法および放映コンテンツの自動送出システム
JP2003216864A (ja) * 2002-01-21 2003-07-31 Japan Telecom Co Ltd 広告配信装置及び広告配信方法
JP2007515018A (ja) * 2003-12-19 2007-06-07 インディヴィデュアル ネットワーク エルエルシー データ・ネットワークを介して広告を行う方法およびシステム
JP2008520168A (ja) * 2004-11-12 2008-06-12 オープンティーヴィー,インク. 遠隔装置へのコンテンツ・ストリーム通信
JP2007235565A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Nec Corp データ放送広告配信システム
JP2010171713A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Sharp Corp 広告入出力装置、広告入出力方法、広告入出力プログラム、コンピュータ読取可能な記録媒体、及び録画再生装置
JP2011193326A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Kddi Corp 放送映像に付加情報を重畳する放送映像出力装置、プログラム及び方法
WO2012043358A1 (ja) * 2010-10-01 2012-04-05 ソニー株式会社 コンテンツ供給装置、コンテンツ供給方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、プログラム、およびコンテンツ視聴システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015222906A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 シャープ株式会社 情報処理装置、情報処理システム、受信装置、端末装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
WO2016035219A1 (ja) * 2014-09-05 2016-03-10 株式会社電通 テレビ番組関連コンテンツ提供システム、および提供方法
JP2020113904A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 ヤフー株式会社 決定装置、決定方法、決定プログラム
JP7189779B2 (ja) 2019-01-11 2022-12-14 ヤフー株式会社 決定装置、決定方法、決定プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200243117A1 (en) Providing Enhanced Content
US20230252522A1 (en) Multiple Playback Local Ad Rotation
US8132203B2 (en) In-program content targeting
CN1751503B (zh) 用于指示宽带传输中载送的传输流的分级模式的方法、系统和网络实体
US20030039465A1 (en) Systems for selectively associating cues with stored video frames and methods of operating the same
JP5827896B2 (ja) Mpegストリームスイッチングのためのダイナミックアプリケーション挿入
JP2014137590A (ja) 音楽コンテンツ配信方法
CN102098585A (zh) 一种网络电视的智能播放方法
JP2014042159A (ja) 番組コンテンツの提供システム及び方法、並びに、番組提供処理装置及び通信ネットワーク端末装置
JPWO2005081528A1 (ja) 情報配信システム及び方法とその情報配信装置、受信端末、情報中継装置
US20200037030A1 (en) User-initiated transitioning between media content versions
EP2341680B1 (en) Method and apparatus for adaptation of a multimedia content
EP2415255A1 (en) Content sub-item substitution
CN115552914A (zh) 用于增强的多媒体信号广播、接收、数据递送和数据收集的系统和方法
KR101541540B1 (ko) 컨텐츠 다운로드 서비스 제공 방법 및 장치
KR101488068B1 (ko) 광고 내장 시스템, 광고 내장 방법, 및 그 기록매체
JP2016213709A (ja) 動画再生システム、クライアント装置、サーバ装置及びプログラム
JP5867549B2 (ja) 送信装置及び方法、並びに受信装置及び方法
JP7228204B2 (ja) 記録再生装置
KR101695032B1 (ko) 하이퍼 텍스트 트랜스퍼 프로토콜 적응 스트리밍 서비스에서 복수 개의 컨텐츠 스플라이싱 방법
US20230050873A1 (en) Intelligent replacement of video content segments
CN101483781B (zh) 数字广播系统及用于传送和接收电子服务指南数据的方法
KR20110031787A (ko) 디지털 방송 신호 처리 방법 및 디지털 방송 시스템
SE538722C2 (sv) Förfarande, datorprogram och klientterminal med livemediaströmspelningsfunktionalitet

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170221