JP2002312634A - 放映コンテンツのコマーシャル枠の競売方法および放映コンテンツのコマーシャル枠の競売システムおよび放映コンテンツの自動送出方法および放映コンテンツの自動送出システム - Google Patents

放映コンテンツのコマーシャル枠の競売方法および放映コンテンツのコマーシャル枠の競売システムおよび放映コンテンツの自動送出方法および放映コンテンツの自動送出システム

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JP2002312634A JP2001117141A JP2001117141A JP2002312634A JP 2002312634 A JP2002312634 A JP 2002312634A JP 2001117141 A JP2001117141 A JP 2001117141A JP 2001117141 A JP2001117141 A JP 2001117141A JP 2002312634 A JP2002312634 A JP 2002312634A
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Jiro Kitayama
二郎 北山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放映コンテンツのコマーシャル枠の競売方法
と競売システムおよび放映コンテンツの自動送出方法と
自動送出システムを提供する。 【解決手段】 放送局は競売主催者として販売CM枠と
最低販売価額をネットワークNW経由で入札者CU1乃
至CUnへ提示すると、各入札者は送られた情報に基づ
きCM枠の応札価額をネットワークNW経由で競売主催
者へ送付し、競売主催者は応札の中から最高応札価額に
基づきCM枠の落札者を決定する。上記のネットワーク
競売により落札されたCM枠は、組み込まれるCMコン
テンツ情報とともに自動的に放送営業システムSISに
登録され、コンテンツ送出システムCSSが所定の放送
時間にあらかじめCMバンクCbkに登録されたCMコ
ンテンツを取出して自動送出し、放送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売方法、および放映コンテンツのコ
マーシャル枠の競売システム、および放映コンテンツの
自動送出方法、および放映コンテンツの自動送出システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】放送事業にあって、放送局の制作部門は
放映がなされるコンテンツを制作・編成し、送出部門が
これを放映コンテンツとして放送(オンエア)すること
により、テレビ番組が視聴者側へ供給されている。放映
コンテンツであるテレビ番組には、「生放送」と称せら
れる、イベントがリアルタイムに放映される場合や、又
は「録画もの」と称せられる、あらかじめ収録したイベ
ントの再生により放映される場合とがあるが、商用放送
によるテレビ番組は上記何れについても、それぞれ少な
くとも一つの番組コンテンツと少なくとも一つのCMコ
ンテンツとの編成で構成される。大部分のテレビ番組
は、一つの番組コンテンツが分割されて組み入れられる
か、または複数の番組コンテンツの各々が組み入れられ
た複数の番組枠と、複数のCMコンテンツの各々が組み
入れられた複数のCM枠の、順序と時間管理がなされた
時系列的な集合の放映コンテンツとして成り立つ。
【0003】図22は、放送に供せられる放映コンテン
ツの構成と、放映コンテンツが成立するまでの従来の工
程を説明する図である。制作部門は種々の番組コンテン
ツやCMコンテンツを制作するが、その工程は先ず取材
機器を用いた現場取材等によりマテリアルを収集する。
マテリアルは未編集の映像・音声の断片の集合であり原
始素材である。ついで収集したマテリアルに編集機材を
用いて編集加工を施して図示される素材(ソース)と
し、これら素材に基づき番組コンテンツCtpやCMコ
ンテンツCtm1〜Ctmnが制作される。放映コンテ
ンツCtoaはこれら番組コンテンツCtpやCMコン
テンツCtm1〜Ctmnを組み合わせることで編成さ
れる。典型的な放映コンテンツCtoaは、図示のよう
に複数の番組枠Frp1〜Frp4と複数のCM枠Fr
c11〜Frc34とが時間の流れに沿って所定順序で
配列される。番組枠Frp1〜Frp4のそれぞれには
例えば番組コンテンツCtpが分割されて組み入れら
れ、CM枠Frc11〜Frc34のそれぞれにはCM
コンテンツCtm1〜Ctmnの何れかが組み入れられ
る。一般的にCMコンテンツには二つの種類がある。そ
の第1は番組の提供者(番組のスポンサー)に対応した
CMコンテンツであり、その第2は番組の提供者に係ら
ない、独立したスポットCMのCMコンテンツである。
後者のCMコンテンツはスポットCMの提供者(スポッ
トCMのスポンサー)に対応する。したがって以降で記
述するCMコンテンツは上記両種類を包含する。なお上
記でCMコンテンツCtm1〜Ctmnが、制作部門に
よる制作に替えて、番組提供者または/およびスポット
CM提供者などから支給される場合もある。
【0004】一方、営業部門は編成された放映コンテン
ツCtoaの提供者(スポンサー)を設定する。具体的
には当該放映コンテンツCtoaの、CMコンテンツC
tm1〜Ctmnが組み入れ可能な各CM枠Frc11
〜Frc34をスポンサーに販売する。スポンサーは希
望のCM枠を購入して、それに組み入れるCMコンテン
ツを指定する。これにより各CM枠Frc11〜Frc
34は実際の放映前に販売され、スポンサーおよび組み
入れるCMコンテンツが確定すると、ついで営業情報を
管理する放送営業情報システムへのCM枠内容を含むス
ケジューリング情報の登録と、CMコンテンツの準備が
なされる。CMコンテンツの準備においては、番組コン
テンツCtpとCMコンテンツCtm1〜Ctmnを各
放送局において準備された番組バンクおよびCMバンク
により保管・管理する。このようにして各CM枠Frc
11〜Frc34へのスポンサーおよびCMコンテンツ
の設定と、放送営業情報システムへのスケジューリング
情報の登録等がなされたのち、所定の時間になると送出
部門が放送営業情報システムからスケジューリング情報
を取り出し、この情報に基づいて番組バンクおよびCM
バンクから指定された番組コンテンツCtpとCMコン
テンツCtm1〜Ctmnを所定の順序で取り出して時
系列にスケジューリングされた放映コンテンツCtoa
を放映し、以上によってテレビ番組が成立する。さらに
放映された各コンテンツ(またはソース)の一部はアー
カイブされて再利用可能に長期保存される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように各放映コ
ンテンツのCM枠がスポンサーに販売されるが、従来に
おいてはCM枠の営業、放送営業情報システムへのCM
枠内容の登録、CMコンテンツの準備などが個々に人手
を介しマニュアル操作で行われるため、時間と手間を要
するという問題があった。しかもCM枠の営業時に、同
一放映コンテンツ内の複数のCM枠につき、競合するス
ポンサーや同一業種の提供者の設定を回避するためにC
M枠の並びの調整が必要となり、人手と工数を要してい
た。また同一のCM枠につき複数のスポンサー候補が提
供を希望した場合でも、商習慣上、担当者間で個別に交
渉が為されるため最適な販売価額を設定するのに時間と
手間を要するという問題があった。
【0006】さらに、これら営業等に伴う時間(オーバ
ーヘッド)を鑑みて、実際の放送よりも可成り以前にC
M枠が販売されスポンサー設定がなされる結果として、
CM枠の価額は前もって(たとえば実際の放送の数日前
に)設定されるものとなることにより、実際の放送中に
おける視聴者の反応を価額に反映させることができなか
った。この結果、たとえば実際の放送で高い視聴率が維
持されている最中のCM放映であり、したがって高い広
告効果が得られる場合であっても、そのCM枠の価額は
前もって販売設定されたものとなり変更がなされず、よ
って価額の動的な設定、または価額の動的な再設定に適
するものではなかった。すなわちCM枠の市場価額を販
売価額に反映させることが困難であった。
【0007】さらに従来の構成・処理形態では、営業部
門におけるCM枠の提供者の設定から、送出部門による
実際の放送に至るまでの一連の作業と手続きが人手を要
するため効率的でない上、運営コストの削減を困難とし
ていた。
【0008】本発明は、前記のような従来技術における
問題点を解決するためなされたもので、通信ネットワー
クを用いることで営業効率を改善するとともにコマーシ
ャル枠の市場原理に基づく価額設定を可能とする、放映
コンテンツのコマーシャル枠の競売方法および放映コン
テンツのコマーシャル枠の競売システムを提供すること
を目的とする。さらに、コマーシャル枠の市場原理に基
づく価額設定を可能とし、且つ放送に係る運営コスト削
減と販売収益の極大化を可能とする、放映コンテンツの
自動送出方法および放映コンテンツの自動送出システム
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決するため、本発明の請求項1に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売方法は、番組コンテンツを組入れ
る番組枠とコマーシャル・コンテンツを組入れるコマー
シャル枠との組合せで編成される放送用の放映コンテン
ツの、前記コマーシャル枠の提供者を決定する方法であ
って、前記コマーシャル枠の前記提供者を通信ネットワ
ークを用いた競売により決定するものとし、競売主催者
が前記通信ネットワークを介し、競売入札者へ前記コマ
ーシャル枠の競売を通知する第1過程と、前記競売入札
者が前記通信ネットワークを介して、少なくとも前記コ
マーシャル枠の応札価額を提示した応札情報を前記競売
主催者へ送付すると、前記競売主催者が前記応札情報を
受理する第2過程と、応札状況に係る情報を前記競売主
催者が前記通信ネットワークを介して前記競売入札者に
開示する第3過程と、前記競売主催者が少なくとも前記
応札価額に基づき前記コマーシャル枠の競売落札者を前
記提供者として決定する第4過程と、を備えることを特
徴とする。
【0010】前記の方法によれば、CM枠の競売が通信
ネットワークを適用して実行されることで、競売落札者
およびコマーシャル枠の提供者が迅速かつ容易に決定さ
れる。また同一放映コンテンツ内の複数のCM枠につ
き、競合する提供者や同一業種の提供者の有無の検討と
CM枠の並びの調整が競売入札者側において実行される
ことにより、競売主催者側の工数が削減され、よって競
売主催者の負担が軽減される。さらに同一のCM枠につ
き複数の競売入札者が提供を希望した場合でも、通信ネ
ットワークを適用した競売によって最適な販売価額が迅
速かつ容易に設定される。
【0011】本発明の請求項2に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売方法は、請求項1記載のものであ
って、前記通信ネットワークを用いた競売を、インター
ネットのWebページ機能を適用して実施することを特
徴とする。
【0012】前記の方法によれば、インターネットのW
ebページ機能の適用により競売主催者からの競売入札
募集の通知、提供希望者(スポンサー)による応札デー
タの送付を含む、競売主催者と提供希望者間のデータ授
受が簡単な操作でしかも迅速かつ安価になされる。
【0013】本発明の請求項3に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売方法は、請求項1記載のものであ
って、前記通信ネットワークを用いた競売を、インター
ネットのWebページ機能および、電子メール機能を適
用して実施することを特徴とする。
【0014】前記の方法によれば、電子メール機能の適
用により競売主催者からの入札募集の通知が所望の提供
希望者へ限定的に送付され、かつ提供希望者による応札
データの送付を含む、競売主催者と提供希望者間のデー
タ授受が、インターネットのWebページ機能の適用に
より簡単な操作でしかも迅速かつ安価になされる。
【0015】本発明の請求項4に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売方法は、請求項1、2または3の
何れかに記載のものであって、前記コマーシャル枠の競
売入札を、前記放映コンテンツの放送時にあっても実行
し、且つ前記第3過程は、前記放送中の視聴者の反応に
係る情報を取り込み、前記通信ネットワークを介して前
記競売入札者へ即時に開示する処理を含む構成としたこ
とを特徴とする。
【0016】前記の方法によれば、放映コンテンツの放
送時においてもコマーシャル枠の競売が実行され、しか
も放送中の視聴者の反応に係る情報が競売入札者へ即時
に開示されることにより、視聴者の反応を反映した、市
場原理に適った競売価額の設定がなされる。
【0017】本発明の請求項5に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売システムは、番組コンテンツを組
入れる番組枠とコマーシャル・コンテンツを組入れるコ
マーシャル枠との組合せで編成される放送用の放映コン
テンツの、前記コマーシャル枠の提供者を決定するシス
テムであって、前記コマーシャル枠の競売を主催する競
売主催者と前記コマーシャル枠の提供希望者である競売
入札者との情報授受を仲介する通信ネットワークと、前
記コマーシャル枠の前記通信ネットワークを介した競売
に係る処理および前記提供者を決定する処理を管理する
第1手段と、前記競売主催者が前記通信ネットワークを
介し、前記コマーシャル枠の入札に係る情報を前記競売
入札者へ伝達する第2手段と、前記入札に係る情報を受
理した前記競売入札者によって前記通信ネットワークを
介し、少なくとも前記コマーシャル枠の応札価額を提示
した応札情報が前記競売主催者へ伝達された際に、前記
応札情報を受理した前記競売主催者が少なくとも前記応
札価額に基づき前記コマーシャル枠の競売落札者を前記
提供者として決定する第3手段と、を備え、且つ前記第
2手段は、応札状況に係る情報を前記通信ネットワーク
を介して前記競売入札者に開示する処理を含む構成とし
たことを特徴とする。
【0018】前記の構成によれば、CM枠の競売が通信
ネットワークを適用して実行されることで、競売落札者
およびコマーシャル枠の提供者が迅速かつ容易に決定さ
れる。また応札状況に係る情報が競売入札者へ開示され
ることで、同一放映コンテンツ内の複数のCM枠につ
き、競合する提供者や同一業種の提供者の有無の検討と
CM枠の並びの調整が競売入札者側において実行され、
これにより競売主催者側の工数が削減され、競売主催者
の負担が軽減される。さらに同一のCM枠につき複数の
競売入札者が提供を希望した場合でも、通信ネットワー
クを適用した競売によって最適な販売価額が迅速かつ容
易に設定される。
【0019】本発明の請求項6に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売システムは、請求項5記載のもの
であって、前記通信ネットワークを用いた競売を、イン
ターネットのWebページ機能を適用して実施すること
を特徴とする。
【0020】前記の構成によれば、インターネットのW
ebページ機能の適用により競売主催者からの入札情報
の競売入札者への伝達、競売入札者による応札情報の伝
達を含む、競売主催者と競売入札者間の情報授受が簡単
な操作でしかも迅速かつ安価になされる。
【0021】本発明の請求項7に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売システムは、請求項5記載のもの
であって、前記通信ネットワークを用いた競売を、イン
ターネットのWebページ機能および、電子メール機能
を適用して実施することを特徴とする。
【0022】前記の構成によれば、電子メール機能の適
用により競売主催者からの入札情報が所望の競売入札者
へ限定的に伝達され、かつ競売入札者による応札情報の
伝達を含む、競売主催者と競売入札者間の情報授受が、
インターネットのWebページ機能の適用により簡単な
操作でしかも迅速かつ安価になされる。
【0023】本発明の請求項8に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売システムは、請求項5、6または
7の何れかに記載のものであって、前記第1手段乃至第
3手段を、前記放映コンテンツの放送時にあっても作動
させ、且つ前記第2手段は、当該放送中の視聴者の反応
に係る情報を取りこみ、当該情報を前記入札に係る情報
の少なくとも一部分として前記通信ネットワークを介し
て前記競売入札者へ即時に伝達する処理を含む構成とし
たことを特徴とする。
【0024】前記の構成によれば、放映コンテンツの放
送時においてもコマーシャル枠の競売が実行され、しか
も放送中の視聴者の反応に係る情報が競売入札者へリア
ルタイムで伝達されることにより、視聴者の反応を反映
した、市場原理に適った競売価額の設定がなされる。
【0025】本発明の請求項9に係る放映コンテンツの
自動送出方法は、番組コンテンツを組入れる番組枠とコ
マーシャル・コンテンツを組入れるコマーシャル枠との
組合せで編成される放送用の放映コンテンツの送出方法
であって、前記コマーシャル枠の前記提供者を通信ネッ
トワークを介した競売により決定するべく、競売主催者
によって前記通信ネットワークを介し、競売入札者へ前
記コマーシャル枠の競売が通知される第1過程と、前記
競売入札者によって、前記通信ネットワークを介して少
なくとも前記コマーシャル枠の応札価額を提示した応札
が前記競売主催者へ送付されると、前記競売主催者によ
り前記応札が受理される第2過程と、応札状況に係る情
報が前記競売主催者により前記通信ネットワークを介し
て前記競売入札者へ開示される第3過程と、前記競売主
催者によって、少なくとも前記応札価額に基づき前記コ
マーシャル枠の競売落札者が前記提供者として決定され
る第4過程と、前記提供者の指定に基づき前記コマーシ
ャル枠に組入れるコマーシャル・コンテンツが設定され
る第5過程と、設定された前記コマーシャル・コンテン
ツが前記コマーシャル枠に組入れられることで放映コン
テンツが編成され送出される第6過程と、を備えること
を特徴とする。
【0026】前記の方法によれば、CM枠の競売が通信
ネットワークを適用して自動的に実行されることで、競
売落札者およびコマーシャル枠の提供者が迅速かつ容易
に決定される。また応札状況に係る情報が競売入札者へ
開示されることで、同一放映コンテンツ内の複数のCM
枠につき、競合する提供者や同一業種の提供者の有無の
検討とCM枠の並びの調整が競売入札者側において実行
され、これにより競売主催者側の工数が削減され、競売
主催者の負担が軽減される。さらに同一のCM枠につき
複数の競売入札者が提供を希望した場合でも、通信ネッ
トワークを適用した競売によって最適な販売価額の迅速
かつ容易な自動設定がなされる。さらにCM枠の競売の
自動化に加え、コマーシャル・コンテンツを組み入れた
放映コンテンツの編成と送出の自動化がなされる。
【0027】本発明の請求項10に係る放映コンテンツ
の自動送出方法は、請求項9記載のものであって、前記
少なくとも第1過程乃至第3過程は、インターネットの
Webページ機能の適用を含むことを特徴とする。
【0028】前記の方法によれば、少なくとも第1過程
乃至第3過程にあって、インターネットのWebページ
機能の適用により競売主催者と競売入札者との間の情報
授受が簡単な操作でしかも迅速かつ安価になされる。
【0029】本発明の請求項11に係る放映コンテンツ
の自動送出方法は、請求項9記載のものであって、前記
少なくとも第1過程乃至第3過程は、インターネットの
Webページ機能および、電子メール機能の適用を含む
ことを特徴とする。
【0030】前記の方法によれば、第1過程への電子メ
ール機能の適用により競売が所望の競売入札者へ限定的
に通知され、かつ第2過程乃至第3過程での情報授受
が、インターネットのWebページ機能の適用により簡
単な操作で迅速かつ安価になされる。
【0031】本発明の請求項12に係る放映コンテンツ
の自動送出方法は、請求項9、10または11の何れか
に記載のものであって、前記第1過程乃至第6過程は、
前記放映コンテンツの放送時にあっても実行され、且つ
前記第3過程は、当該放送中の視聴者の反応に係る情報
を取り込み、前記通信ネットワークを介して前記競売入
札者へ即時に開示する処理を含む構成としたことを特徴
とする。
【0032】前記の方法によれば、放映コンテンツの放
送時においてもコマーシャル枠の競売が実行され、しか
も放送中の視聴者の反応に係る情報が競売入札者へリア
ルタイムで開示されることにより、視聴者の反応を反映
した、市場原理に適った競売価額の設定がなされる。
【0033】本発明の請求項13に係る放映コンテンツ
の自動送出システムは、番組コンテンツを組入れる番組
枠とコマーシャル・コンテンツを組入れるコマーシャル
枠との組合せで編成される放送用の放映コンテンツの送
出システムであって、前記コマーシャル枠の提供者を通
信ネットワークを介した競売により決定する競売実行手
段と、放映コンテンツの自動送出手段と、前記競売実行
手段と放映コンテンツの自動送出手段の少なくとも何れ
かの動作を管理する自動管理手段と、を具備し、前記競
売実行手段は、競売主催者が前記通信ネットワークを介
し、競売入札者へ前記コマーシャル枠の競売の通知をす
る第1手段と、前記競売入札者によって、前記通信ネッ
トワークを介して少なくとも前記コマーシャル枠の応札
価額を提示した応札が前記競売主催者へ送付されると、
前記競売主催者が前記応札を受理する第2手段と、前記
競売主催者が応札状況に係る情報を前記通信ネットワー
クを介して前記競売入札者へ開示する第3手段と、前記
競売主催者が、少なくとも前記応札価額に基づき前記コ
マーシャル枠の競売落札者を前記提供者として決定する
第4手段と、を備え、前記放映コンテンツの自動送出手
段は、前記提供者の指定に基づきコマーシャル・コンテ
ンツを前記コマーシャル枠に組入れて放映コンテンツを
編成して送出する第5手段、を備えることを特徴とす
る。
【0034】前記の構成によれば、CM枠の競売が通信
ネットワークを適用して自動的に実行されることで、競
売落札者およびコマーシャル枠の提供者が迅速かつ容易
に決定される。また応札状況に係る情報が競売入札者へ
開示されることで、同一放映コンテンツ内の複数のCM
枠につき、競合する提供者や同一業種の提供者の有無の
検討とCM枠の並びの調整が競売入札者側において実行
され、これにより競売主催者側の工数が削減され、競売
主催者の負担が軽減される。さらに同一のCM枠につき
複数の競売入札者が提供を希望した場合でも、通信ネッ
トワークを適用した競売によって最適な販売価額の迅速
かつ容易な自動設定がなされる。さらにCM枠の競売の
自動化に加え、コマーシャル・コンテンツを組み入れた
放映コンテンツの編成と送出の自動化がなされる。
【0035】本発明の請求項14に係る放映コンテンツ
の自動送出システムは、請求項13記載のものであっ
て、前記競売実行手段はインターネットのWebページ
機能の適用を含むことを特徴とする。
【0036】前記の構成によれば、競売の実行において
少なくとも第1手段乃至第3手段にインターネットのW
ebページ機能が適用されることにより、競売主催者と
競売入札者との間の情報授受が簡単な操作でしかも迅速
かつ安価になされる。
【0037】本発明の請求項15に係る放映コンテンツ
の自動送出システムは、請求項13記載のものであっ
て、前記競売実行手段はインターネットのWebページ
機能および、電子メール機能の適用を含むことを特徴と
する。
【0038】前記の構成によれば、競売の実行において
第1手段への電子メール機能の適用により競売が所望の
競売入札者へ限定的に通知され、かつ少なくとも第2手
段乃至第3手段にインターネットのWebページ機能が
適用されることにより、競売主催者と競売入札者との間
の情報授受が簡単な操作でしかも迅速かつ安価になされ
る。
【0039】本発明の請求項16に係る放映コンテンツ
の自動送出システムは、請求項13、14または15の
何れかに記載のものであって、少なくとも前記競売実行
手段は、前記放映コンテンツの放送時にあっても作動
し、さらに前記第3手段は、当該放送中の視聴者の反応
に係る情報を取り込み、前記通信ネットワークを介して
前記競売入札者へ即時に開示する処理を含む構成とした
ことを特徴とする。
【0040】前記の構成によれば、放映コンテンツの放
送時においてもコマーシャル枠の競売が実行され、しか
も放送中の視聴者の反応に係る情報が競売入札者へリア
ルタイムで開示されることにより、視聴者の反応を反映
した、市場原理に適った競売価額の設定がなされる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、この発明の本質的な構成と作用を示すた
めの好適な例の一部であり、したがって技術構成上好ま
しい種々の限定が付されている場合があるが、この発明
の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものでは
ない。
【0042】図1は、本発明に係る放映コンテンツのコ
マーシャル枠の競売システムの一実施形態のブロック構
成図である。以下、図1に基づき構成を説明する。本実
施形態に係る放映コンテンツのコマーシャル枠(以下、
CM枠と記載)の競売システムAUCSは、ホスト・シ
ステムHS、放送営業情報システムSIS、データベー
ス装置DB、リアルタイム放映情報処理システムROP
と、ホスト・システムHSおよび複数のカスタマ・シス
テムCU1〜CUjが接続可能とされ、両者間の情報授
受を仲介する通信ネットワークNWを備えて構成され、
通信ネットワークNWを介して情報伝達および処理がな
される分散型システムを形成している。
【0043】ホスト・システムHS、放送営業情報シス
テムSIS、データベース装置DB、リアルタイム放映
情報処理システムROPはCM枠の競売入札主催側のプ
ラットフォームを構成し、メインフレームコンピュー
タ、ワークステーション、サーバ機及びパソコンの組合
せ等のコンピュータシステムの適用により具現される。
これら各システムや装置はイントラネットやLANによ
って接続された複数のコンピュータ機器で構成される
か、或いは上記中の複数のシステムや装置が物理的に同
一のコンピュータ機器内に構築され、全体としてマルチ
プラットフォーム対応で構成されている。またリアルタ
イム放映情報処理システムROPは、コンテンツの放送
と並行してCM枠の競売を実行するリアルタイム・オー
クションの場合に必須となる。
【0044】上記のようにCM枠の競売システムAUC
Sは通信ネットワークNWを介して情報伝達する分散型
コンピュータシステムとして構築される。ここで通信ネ
ットワークNWには専用回線、公衆回線、CATV網、
衛星回線と公衆回線の組合せによるネットワーク等の双
方向ネットワークが使用され、ポイント・ツー・ポイン
トによる2点間方式あるいは直結方式、またはオープン
ネットワークによるマルチキャスティング可能なパケッ
ト・ネットワーク通信構成などの適用が可能である。な
おパケット・ネットワーク適用による構成は、後に示さ
れるインターネット適用による第2、第3または第4の
実施形態の説明において詳述される。
【0045】ホスト・システムHSは、全体の動作の管
理と制御を司るネット競売管理手段Hs1、通信ネット
ワークNWとのインタフェースとして機能しカスタマ・
システムCUj(jはカスタマを識別する情報)側との
情報授受を実行するホスト側情報授受手段Hs2、伝達
する情報の暗号化および復号化を司る暗号化復号化手段
Hs3、カスタマ側において表示される画面や音声(G
UIデータ)および伝達情報を載せたデータを作成する
プレゼンテーション情報作成手段Hs4、オークション
の実行アプリケーションプログラムとして機能するCM
オークション・ビジネスロジックHs5、データ記録と
ともにワーキングメモリとしても機能するデータファイ
ル装置DFを備えて構成される。ここでホスト・システ
ムHSはコンピュータシステムとして構成され、図示さ
れないプロセッサ(CPU)、RAM、ROM等のメモ
リ、入力/出力IF(インタフェース)、バス等の構成
部分を備えるが、これらは一般的なコンピュータシステ
ムの構成部分であり、冗長と煩雑を排除するべく説明は
省略される。
【0046】ネット競売管理手段Hs1はコンピュータ
プログラムとして準備され、放送営業情報システムSI
Sから競売情報aiを受け、またリアルタイム放映情報
処理システムROPからリアルタイム放映情報(視聴
率)oaiを受ける。さらにデータファイル装置DFへ
記録/再生し、ホスト側情報授受手段Hs2、暗号化復
号化手段Hs3、プレゼンテーション情報作成手段Hs
4、CMオークション・ビジネスロジックHs5のトリ
ガ信号を含む制御信号を発信する。またオークション結
果をコンテンツ編組情報icaとして放送営業情報シス
テムSISへ送付する。
【0047】ホスト側情報授受手段Hs2は、通信ネッ
トワークNWに接続されて受信した信号を変換し送信、
またはその逆の動作を行う変復調装置(モデム)等のデ
ータ回線終端機器およびその制御プログラムを備えて構
成され、データを暗号化復号化手段Hs3へ入出力す
る。暗号化復号化手段Hs3から入力された、入札情報
taiを載せ且つ暗号化されたデータを通信ネットワー
クNWを介してカスタマ・システムCUj側へ送り、応
札したカスタマ・システムCUn側から送られた、応札
情報tdrnを載せ且つ暗号化されたデータを通信ネッ
トワークNWを介して受け、暗号化復号化手段Hs3へ
出力する。
【0048】暗号化復号化手段Hs3はコンピュータプ
ログラムとして準備され、RAS等の非対称な暗号シス
テムに基づく公開鍵暗号方式(暗号化と復号化で夫々鍵
情報が異なる)またはDES、IDEA等の秘密鍵暗号
方式による、ログインセッション等の認証や伝達データ
の守秘が実行される。伝達データの守秘においてはプレ
ゼンテーション情報作成手段Hs4から入力された入札
情報taiや落札情報に暗号化を施してホスト側情報授
受手段Hs2へ出力し、ホスト側情報授受手段Hs2か
ら入力されたデータに復号を施して得た応札情報tdr
nをネット競売管理手段Hs1およびCMオークション
・ビジネスロジックHs5へ付与する。
【0049】プレゼンテーション情報作成手段Hs4は
コンピュータプログラムとして準備され、ネット競売管
理手段Hs1およびCMオークション・ビジネスロジッ
クHs5から付与された情報に基づき、またデータファ
イル装置DFの記録データを参照して入札情報taiや
落札情報をプレゼンテーションするための情報を作成
し、暗号化復号化手段Hs3へ供給する。さらにプレゼ
ンテーション情報作成手段Hs4は入札情報taiや落
札情報をデータファイル装置DFに記録可能に構成され
ている。
【0050】上記で入札情報taiはカスタマ・システ
ムCUj側において表示可能な画面情報として提供され
る。図9は、CM枠の競売情報を開示する画面の例を示
し、また図10は応札入力に係る画面の例を示す。入札
情報taiは、CM枠の競売情報を開示する画面120
0の形成データおよび制御データと、応札入力に係る画
面1300の形成データおよび制御データとして提供さ
れ、以下の各項目を含む。 符号1201:入札可能なCM枠のある番組の概要 符号1202:入札中か入札終了かの表示 符号1234A〜1234D:CM枠の表示 符号1203:番組の過去の視聴率と、リアルタイム・
オークションにおける場合の放送中の現時点でのリアル
タイム視聴率 符号1301:入札状況 符号1302:放送期日および時間 符号1303:CM枠番号 符号1304:CM枠の予め定められた最低価格 符号1305:販売状況 符号1306:現時点での最高応札価格 符号1307:既に落札された隣接枠の提供者に関する
情報または現時点での最高応札価格の提供者に関する情
報 符号1308:入札締切時間
【0051】さらに応札入力に係る画面1300には、
応札のための入力欄として以下が準備されている。 符号1310:クライアント(カスタマ)登録情報の入
力フィールド 符号1311:応札条件の入力フィールド 符号1312:応募ボタン 画面1300に入力された結果は応札情報tdrj(j
はカスタマ・システムを識別する情報)としてホスト・
システムHSへ伝達される。なお画面1200と画面1
300間の移動はスクロールやラジオボタンの適用で実
行されるが、いずれも既知技術であり説明は省略され
る。
【0052】図11は、落札通知に係る画面の例を示す
図である。落札通知に係る画面1400は以下の項目か
ら成り、これにより落札情報がホスト・システムHSか
ら落札したカスタマ・システムCUjへ伝達される。 符号1401:入札結果 符号1410:落札者の登録情報 符号1411:落札条件 符号1412:確認ボタン 符号1413:辞退ボタン なおカスタマ・システムCUjのうち落札者でない他の
応札者には落札情報として上記のうち入札結果のみが通
知され、応札非参加のカスタマ・システムCUjへの落
札情報の通知は前記画面1200および1300により
なされることになる。
【0053】CMオークション・ビジネスロジックHs
5はコンピュータプログラムとして準備され、暗号化復
号化手段Hs3から得た応札情報tdrjに基づきオー
クション処理を実行し、処理結果をデータファイル装置
DFへ記録するとともに、入札情報taiとしてプレゼ
ンテーション情報作成手段Hs4へ出力する。また処理
結果をデータファイル装置DFから読み出し、落札処理
やタイムオーバ/辞退処理を実行する。これらの実行結
果はデータファイル装置DFへ記録される。なおCMオ
ークション・ビジネスロジックHs5の動作の詳細は後
述される。
【0054】つぎに放送営業情報システムSISは、営
業情報に基づきオークション対象とするCM枠を設定し
て競売情報aiをホスト・システムHSへ付与し、ホス
ト・システムHSからコンテンツ編組情報icaを受け
てデータベース装置DBへ送付する。データベース装置
DBは受けたコンテンツ編組情報icaを例えばハード
磁気ディスク装置へ記録し保存する。
【0055】リアルタイム放映情報処理システムROP
は、放送のリアルタイム放映に係る放映状態データdo
a、例えば視聴率データを受けてリアルタイム放映情報
oaiを編成し、ホスト・システムHSへ付与する。放
映状態データdoaはリアルタイム放映情報処理システ
ムROPが独自に収集するか、或いは外部機関から提供
されるものが適用される。またリアルタイム放映情報o
aiを使用しないCMオークションも可能であり、この
場合はリアルタイム放映情報処理システムROPが不要
となる。さらにホスト・システムHS中の、リアルタイ
ム放映情報oaiを受けて処理する機能を担う部分も省
略できる。
【0056】一方、通信ネットワークNWに接続可能な
カスタマ・システムCUjはCM枠の競売の応札側とし
て機能するもので、カスタマ側のプラットフォームを構
成し、パソコン、ワークステーション、端末機器などコ
ンピュータシステムにより具現される。さらに、PDA
(携帯型情報機器)や携帯電話機の適用も可能である。
以下、カスタマ・システムCU1を例にしてその機能上
の構成をモジュール単位で説明する。
【0057】オペレーティングシステムCu10はこの
プラットフォームの動作の制御を司るソフトウエアモジ
ュールである。CMオークション応札処理手段Cu11
はCMオークションの応札に係る処理を実行するソフト
ウエアモジュールであり、入力手段Cu12は入力機器
例えばキーボードKbやマウスMsから入力される信号
を受けてCMオークション応札処理手段Cu11へ供給
するモジュールである。カスタマ側情報授受手段Cu1
3はネットワークNWを介して伝達された信号を受理し
てCMオークション応札処理手段Cu11へ供給し、或
いはCMオークション応札処理手段Cu11の処理結果
に基づく信号をネットワークNWへ送出する、機器とソ
フトウエアから成るモジュールである。
【0058】暗号化復号化手段Cu14はソフトウエア
モジュールであり、受信時にあってカスタマ側情報授受
手段Cu13が受信した信号に復号化処理を施し、入札
情報taiを復元してCMオークション応札処理手段C
u11へ出力し、或いは送信時にあってCMオークショ
ン応札処理手段Cu11が作成した応札情報tdr1に
暗号化処理を施してカスタマ側情報授受手段Cu13へ
出力する。
【0059】プレゼンテーション情報処理手段Cu15
は、CMオークション応札処理手段Cu11から送られ
た画面情報を受けて画面表示信号を形成し、表示機器F
pdへ供給して画面表示させるソフトウエアモジュール
である。カスタマ・システムCUjは上記の各モジュー
ルを備えて構成される。
【0060】放映コンテンツのコマーシャル枠の競売シ
ステムAUCSは、以下の各モードで動作する。 (1)放送営業情報システムSISが競売情報aiを発
行してホスト・システムHSへ送付するモード。 (2)リアルタイム放映情報処理システムROPが放映
状態データ(たとえばリアルタイム視聴率)doaを受
け、これに基づくリアルタイム放映情報oaiをホスト
・システムHSへ送付するモード。またリアルタイム放
映情報oaiを使用しないCMオークションの場合はこ
のモードが不要となる。 (3)ホスト・システムHSが競売情報ai、リアルタ
イム放映情報oaiを受けて、競売対象となるCM枠に
対応するイベントを発行し、入札情報taiを全てのカ
スタマ・システムCUjへ送付して応札勧誘するモー
ド。 (4)入札情報taiを受けたカスタマ・システムCU
jのうち、応札参加を希望するカスタマ・システムCU
nがイベント(CM枠)の応札情報tdrnを作成しホ
スト・システムHSへ送付するモード。 (5)ホスト・システムHSが応札情報tdrnを受け
て、図8に示されるイベントファイルf_ivk(kは
発行されたイベントの番号に対応)および暫定順位情報
を更新させ、さらに暫定首位情報を全てのカスタマ・シ
ステムCUjへ送付するモード。 (6)入札締切時期になると、ホスト・システムHSが
入札を締切り、ついでイベント毎の落札者を決定して落
札カスタマ・システムCUnとの確認を実行するモー
ド。 (7)落札確認または辞退処理のモード。 (8)落札確認がなされると、コンテンツ編組情報ic
aを作成して放送営業情報システムSISへ出力するモ
ード。 (9)放送営業情報システムSISがコンテンツ編組情
報icaをデータベース装置DBへ記録保存するモー
ド。 (10)ホスト・システムHSが落札情報を全てのカス
タマ・システムCUjへ送付するモード。
【0061】上記の各モードは放映コンテンツのコマー
シャル枠の競売システムAUCSの動作により実行され
る。図2および図3は、放映コンテンツのコマーシャル
枠の競売システムAUCSの動作フローチャートであ
る。以下、両図に基づき動作を説明する。
【0062】放映コンテンツのコマーシャル枠(CM
枠)の競売システムAUCSにおいて、放送営業情報シ
ステムSISはCM枠競売の必要が生じると競売情報a
iをホスト・システムHSのネット競売管理手段Hs1
へ入力する。ネット競売管理手段Hs1は放送営業情報
システムSISから競売情報aiの入力の有無を検査し
(ステップS1)、競売情報aiを確認するとCM枠と
イベントを設定する(ステップS2)。ネット競売管理
手段Hs1はイベントを競売対象となるCM枠ごとに設
定して、イベントに係る情報を記録するイベントファイ
ルをデータファイル装置DFに開く。ついでネット競売
管理手段Hs1はリアルタイム・オークションであるか
を確認し、リアルタイム・オークションでなければステ
ップS5へ進む。リアルタイム・オークションであれ
ば、リアルタイム放映情報処理システムROPからリア
ルタイム放映情報(視聴率)oaiを取り込み、調整す
る(ステップS4)。なおリアルタイム・オークション
の際には放映コンテンツの放映が開始されているものと
する。
【0063】ついでネット競売管理手段Hs1はプレゼ
ンテーション情報作成手段Hs4を作動させ、プレゼン
テーション情報作成手段Hs4はイベントファイルの内
容および、リアルタイム・オークションの際にはリアル
タイム放映情報oaiにも基づいて入札情報taiを作
成する(ステップS5)。入札情報taiは図9および
図10で示された、CM枠の競売情報を開示する画面1
200の形成データおよび制御データと、応札入力に係
る画面1300の形成データおよび制御データを含む。
プレゼンテーション情報作成手段Hs4が作成した入札
情報taiを暗号化復号化手段Hs3へ送付すると、暗
号化復号化手段Hs3がこれをエンコードし、ついでホ
スト側情報授受手段Hs2を作動させエンコード済みデ
ータを全ての、または選択されたカスタマ・システムC
Ujへ送付する(ステップS6)。また上記で入札情報
taiをデータファイル装置DFに暫定記録することも
できる。
【0064】上記ののちネット競売管理手段Hs1は競
売情報aiに基づき、リアルタイム・オークションであ
ればリアルタイム放映情報oaiの更新時間であるかを
検査し、更新時間であればステップS4へ戻り、未だ更
新時間でなければステップS8へ進む(ステップS
7)。なおリアルタイム・オークションでない場合はス
テップS7はスキップされる。
【0065】ステップS8において、応札したカスタマ
・システムCUnからホスト側情報授受手段Hs2を経
由して応札入力信号が発生すれば、ステップS9へ進
み、暗号化復号化手段Hs3が応札入力信号を復号して
応札情報tdrnを復元し、これをネット競売管理手段
Hs1およびCMオークション・ビジネスロジックHs
5へ送付する。一方、ステップS8で応札入力信号の発
生がなければステップS15へ進む。
【0066】つぎにステップS10において、ネット競
売管理手段Hs1は送付された応札情報tdrnに基づ
き、イベント毎に予め限定された最低価額(これは競売
情報aiにより与件である)以下であるかの検査を実行
し(ステップS10)、最低価額以下であればこれを非
受理とし(ステップS11)、ステップS7へ戻る。一
方、最低価額以上であればこれを受理してデータファイ
ル装置DF内のイベントファイルに書き込み、CMオー
クション・ビジネスロジックHs5をトリガする(ステ
ップS12)。
【0067】トリガされたCMオークション・ビジネス
ロジックHs5は、ステップS12において応札情報t
drnに基づき応札処理を実行する。応札処理途中の情
報はデータファイル装置DFに暫定記録可能である。こ
のように為された応札処理の結果をプレゼンテーション
情報作成手段Hs4へ出力し、またデータファイル装置
DF内のイベントファイルを更新する。なお応札処理の
内容については後に詳述される。
【0068】ついでプレゼンテーション情報作成手段H
s4は入力された応札処理結果に基づき更新された入札
情報taiを作成して暗号化復号化手段Hs3へ出力す
る(ステップS13)。また更新された入札情報tai
をデータファイル装置DFに暫定記録することもでき
る。ステップS14において暗号化復号化手段Hs3は
更新された入札情報taiをエンコードし、ホスト側情
報授受手段Hs2経由でカスタマ・システム側へ送信す
る。
【0069】ついでネット競売管理手段Hs1はステッ
プS15において当該イベントの入札締切時間(これは
競売情報aiにより与件である)であるかを検査し、入
札締切時間でなければステップS7へ戻ってリアルタイ
ム放映情報の更新や入札受付けを継続する。これにより
放映中の視聴者の反応を競売価額に反映させることがで
きる。また入札締切時間であればオークションを締め切
り、データファイル装置DF内の当該イベントファイル
をクローズする(ステップS16)。
【0070】ついでネット競売管理手段Hs1はステッ
プS17においてCMオークション・ビジネスロジック
Hs5へ落札処理開始の制御信号を送り、これを受けた
CMオークション・ビジネスロジックHs5はデータフ
ァイル装置DF内のイベントファイルを参照して落札処
理を開始する。なお落札処理の内容については後に詳述
される。
【0071】上記ステップS17における落札処理は、
応札者のうち最高価額を提示した応札者を落札候補者と
してホスト・システムHS側で決定するものであり、よ
って以下のステップで示される当該応札者の確認を経て
最終的に落札者が確定することになる。
【0072】CMオークション・ビジネスロジックHs
5による落札処理の結果はプレゼンテーション情報作成
手段Hs4へ送付され、プレゼンテーション情報作成手
段Hs4は落札通知のための情報を作成する(ステップ
S18)。落札通知のための情報は図11で示された、
落札通知に係る画面1400の形成データおよび制御デ
ータを含む。これをプレゼンテーション情報作成手段H
s4が暗号化復号化手段Hs3へ送付すると、暗号化復
号化手段Hs3がエンコードし、ついでホスト側情報授
受手段Hs2を作動させエンコード済みデータを、落札
したカスタマ・システムCUnへ送付する(ステップS
19)。これにより落札情報がホスト・システムHSか
らカスタマ・システムCUnへ伝達される。また上記で
プレゼンテーション情報作成手段Hs4は落札情報をデ
ータファイル装置DFに暫定記録することもできる。
【0073】こののちネット競売管理手段Hs1は、落
札候補者であるカスタマ・システムCUnからの応信を
待機する(ステップS20)。この応信待機においてタ
イムオーバとなるかの検査が為され(ステップS2
1)、待機ループが形成される。応信待機中にタイムオ
ーバとなれば、ネット競売管理手段Hs1はこの応札の
キャンセルがなされたと見なして失効とし、データファ
イル装置DF内のイベントファイルから当該落札候補者
CUnの応札データを削除し、ステップS17へ戻り次
の落札候補者CUn’を決定する。
【0074】ステップS20において落札候補者である
カスタマ・システムCUnからホスト側情報授受手段H
s2を経由して応信があれば、ステップS22へ進み、
暗号化復号化手段Hs3が応信情報を復号してCMオー
クション・ビジネスロジックHs5へ送付する。
【0075】CMオークション・ビジネスロジックHs
5は、ステップS23において応信情報に基づき確認処
理または辞退処理を実行する。落札候補者CUnが落札
を確認した際にはこれを落札者として最終決定し、デー
タファイル装置DF内の当該イベントの落札ファイルに
記録する。落札者が最終決定された情報はネット競売管
理手段Hs1に送付される。また落札候補者CUnが辞
退した際には辞退処理情報がネット競売管理手段Hs1
に送付される。
【0076】ここでステップS24においてネット競売
管理手段Hs1は、CMオークション・ビジネスロジッ
クHs5から辞退処理情報が入ると前記タイムオーバに
おける失効と同様に、データファイル装置DF内のイベ
ントファイルから当該落札候補者CUnの応札データを
削除し、ステップS17へ戻り次の落札候補者CUn’
を決定する。一方、落札者が最終決定された情報が入る
とプレゼンテーション情報作成手段Hs4へ制御信号を
送り、ステップS25へ進む。
【0077】ステップS25においてプレゼンテーショ
ン情報作成手段Hs4は、ネット競売管理手段Hs1か
ら送られた制御信号に基づきデータファイル装置DF内
の当該イベントの落札ファイルをアクセスし、決定画面
データを作成して暗号化復号化手段Hs3へ送付する。
【0078】ついで暗号化復号化手段Hs3はステップ
S26において決定画面データをエンコード(暗号化)
し、ホスト側情報授受手段Hs2経由でカスタマ・シス
テム側へ送信する。
【0079】上記のようにして当該イベントの落札者が
決定されると、ネット競売管理手段Hs1はステップS
27において、設定した全てのイベントについて終了し
たかの確認を行い、未完であればステップS3へ戻り上
記作業を反復する。全イベントについて終了すればステ
ップS28へ進む。
【0080】上記のようにして全イベントの落札者が決
定されると、ネット競売管理手段Hs1はデータファイ
ル装置DF内の全イベントの落札ファイルを参照してコ
ンテンツ編組情報icaを編成し、放送営業情報システ
ムSISへ通知する(ステップS28)。放送営業情報
システムSISはコンテンツ編組情報icaを受け、こ
れをデータベース装置DBへ記録保存する(ステップS
29)。さらに放送営業情報システムSISは放映コン
テンツの放送後に精算決済処理などの後処理を行う(ス
テップS30)。また後処理にはステップS24での辞
退によるキャンセル発生にかかるペナルティ条項の適用
とその請求処理などが含まれる。
【0081】つぎに図4は、図1に示されるCMオーク
ション・ビジネスロジックHs5の機能構成図である。
また図5はその動作フローチャートである。CMオーク
ション・ビジネスロジックHs5は、何れもがソフトウ
エアモジュールである、応札情報の登録と比較に係る登
録・比較モジュールmod51、応札の暫定順位設定の
ための暫定順位設定モジュールmod52、応札の中か
ら落札候補者の決定処理をする落札処理モジュールmo
d53、落札候補者の応信に基づき確認または落札辞退
の処理に係る確認・辞退処理モジュールmod54を備
える。
【0082】登録・比較モジュールmod51は、イベ
ントの新しい応札情報tdrnを受けると新応札データ
の該当イベントファイルへの書込登録510を行い、つ
いで該当イベントファイルから既登録データの読込51
1を行い、応札価額の比較を実行して比較結果512を
暫定順位設定モジュールmod52へ送付する。暫定順
位設定モジュールmod52は比較結果512に基づき
現在イベントファイルへ登録された全ての応札者の暫定
順位を更新し、更新した暫定順位521をイベントファ
イルへ書込更新する。さらに画面更新データ513をプ
レゼンテーション情報作成手段Hs4へ出力する。
【0083】落札処理モジュールmod53は、ネット
競売管理手段Hs1から送付された落札処理のトリガ信
号531を受けて始動し、イベントファイルを参照53
2して暫定順位が首位の応札者を落札候補者に設定し、
この落札候補者の情報533をプレゼンテーション情報
作成手段Hs4へ出力する。
【0084】確認・辞退処理モジュールmod54は、
暗号化復号化手段Hs3から入力された落札候補者の応
信情報541に基づき、落札確認が為されていれば落札
者に最終決定し、該当するイベントの落札ファイルへ落
札者542を記録し、ネット競売管理手段Hs1へ落札
決定情報543を通知する。または落札辞退であれば辞
退情報544をネット競売管理手段Hs1へ通知する。
【0085】図5に基づきCMオークション・ビジネス
ロジックHs5の動作を説明する。ステップS51で応
札処理かの確認およびイベントの確認する。応札処理で
なければステップS58へ進む。応札処理であれば応札
データを、図8に示されるデータファイル装置DF中の
ピボットフォルダPvt中の当該イベントのイベントフ
ァイルf_ivnに新規レコードivn_reckとし
て登録(ステップS52)し、さらに当該イベントファ
イルf_ivnから既存の各応札データ(レコードiv
n_recj)を読込み(ステップS53)、それらの
応札価額と新規レコードivn_reckの応札価額と
の比較実行し(ステップS54)、比較結果により暫定
順位を更新して新暫定順位を設定し(ステップS5
5)、これら更新済みの各レコード(ivn_recj
およびivn_reck)をイベントファイルf_iv
nへ更新格納する(ステップS56)。これにより暫定
首位者および新暫定順位がデータファイル装置DFに記
録される。ついでプレゼンテーション情報作成手段Hs
4へ画面更新のためのデータ伝達がなされる(ステップ
S57)。
【0086】ステップS51で応札処理でなければ、落
札処理かの確認を行い(ステップS58)、落札処理で
なければステップS62へ進む。落札処理であればデー
タファイル装置DF中のピボットフォルダPvt中の当
該イベントのイベントファイルf_ivnから登録デー
タを読み込み(ステップS59)、現時点での暫定首位
者を落札候補者に設定し(ステップS60)、落札候補
者情報のプレゼンテーション情報作成手段Hs4へのデ
ータ伝達がなされる(ステップS61)。
【0087】ステップS58で落札処理でなければ、確
認処理または辞退処理かの検査を行い(ステップS6
2)、いずれでもなければ処理を終える。確認処理また
は辞退処理であれば、落札確認か辞退かを判定し(ステ
ップS63)、落札確認であれば落札候補者を落札者と
して最終決定し(ステップS65)、データファイル装
置DF中の落札フォルダAcp中の当該イベントの落札
ファイルf_detn中のレコードdetn_rec内
容を記録する(ステップS66)。ついで落札者決定情
報を作成し(ステップS67)、ネット競売管理手段H
s1へ伝達される(ステップS68)。一方、ステップ
S63で辞退であればステップS64へ進み辞退情報を
作成し(ステップS64)、ステップS68へ進む。こ
の場合は辞退情報がネット競売管理手段Hs1へ伝達さ
れる。
【0088】上記の各ステップと前記各モジュールとの
対応は以下のようである。ステップS51〜S54は登
録・比較モジュールmod51が実行し、ステップS5
5〜S57は暫定順位設定モジュールmod52が実行
し、ステップS58〜S61は落札処理モジュールmo
d53が実行し、ステップS62〜S68は確認・辞退
処理モジュールmod54が実行する。
【0089】図6は、図1に示されるデータファイル装
置DFの構成の説明図である。データファイル装置DF
は磁気ディスクを記録媒体としたデータ記録機能を有
し、入札フォルダPvtと落札フォルダAcpが記録さ
れる。さらにオークション処理にともなう諸データの暫
定記録がなされる。入札フォルダPvtは不特定多数の
カスタマから送付される複数の応札情報を一括登録し、
且つイベント毎にデータを一括管理するピボットフォル
ダであり、複数のイベントファイルf_ivk(kはイ
ベント番号すなわちCM枠番号)から構成される。イベ
ントとイベントファイルは一対一に対応する。各イベン
トファイルf_ivkは、イベント番号すなわちCM枠
番号をタイトルとして複数のレコードiv1_rec1
〜ivn_recnから成り、各レコードは暫定順位フ
ィールド、応札者フィールド、応札価額フィールドから
成る。イベント毎かつ応札者毎に1個のレコードが登録
され、前述の落札候補者の設定は入札フォルダPvtの
各イベントファイル内の各レコードの各応札価額フィー
ルドを検索し比較して実行される。またキャンセルが発
生すると当該レコードが削除される。
【0090】落札フォルダAcpは各イベント毎に登録
される複数の落札ファイルf_detk(kはイベント
番号すなわちCM枠番号)から構成される。各落札ファ
イルf_detkにはレコードdetk_recが記録
され、当該イベントの最終落札者の情報(CM枠番号、
落札者、落札価額)が記録される。
【0091】つぎにカスタマ・システム側を説明する。
図7は、図1に示されるカスタマ・システムCU1中の
CMオークション応札手段Cu11の機能構成図であ
る。CMオークション応札手段Cu11はソフトウエア
プログラムで構成され、ホスト・システムHSから送ら
れたオークションに係る情報を検出するオークション検
出モジュールmоd61、応札する際に応札情報を作成
する応札データ作成モジュールmоd62、落札候補者
となった際にホスト・システムHSから送られる落札確
認を受けて落札者となることの確認を応信する落札確認
モジュールmоd63、落札確認を受けて落札者となる
ことを辞退する辞退発信モジュールmоd64を備え
る。
【0092】オークション検出モジュールmоd61は
暗号化復号化手段Cu14から供給されたデータを画面
表示するためプレゼンテーション情報処理手段Cu15
へ送付し、さらに当該データが入札情報であればこれを
応札データ作成モジュールmоd62へ送付して駆動
し、落札確認情報であればこれを落札確認モジュールm
оd63および辞退発信モジュールmоd64へ送付し
てこれらを駆動する。応札データ作成モジュールmоd
62は入力手段Cu12から利用者によって応札条件が
入力されると、応札データを作成して暗号化復号化手段
Cu14へ送付する。落札確認モジュールmоd63は
入力手段Cu12から落札確認が入力されると落札確認
データを作成して暗号化復号化手段Cu14へ送付す
る。一方、辞退発信モジュールmоd64は入力手段C
u12から辞退情報が入力されると辞退データを作成し
て暗号化復号化手段Cu14へ送付する。
【0093】図8は、図1に示されるCMオークション
応札手段Cu11の動作フローチャートである。ステッ
プS71でオークション開始または進行中かを確認し、
否定結果であればスタートへ戻り、肯定結果であればス
テップS72へ進んで落札結果の通知かを確認し、否定
結果であればステップS73へ進み、肯定結果であれば
ステップS75へ進む。
【0094】ステップS73では、プレゼンテーション
情報処理手段Cu15によって、図9に示された「CM
枠の競売情報を開示する画面」1200および図10に
示された「応札入力に係る画面」1300が表示されて
いる。利用者が「応札入力に係る画面」1300上の、
応札のための入力欄であるクライアント登録情報の入力
フィールド1310へクライアント登録番号を、さらに
応札条件の入力フィールド1311へ応札条件を入力
し、さらに応募ボタン1312をクリックすると、CM
オークション応札手段Cu11はこれらに基づき応札情
報tdr1を作成し(ステップS74)、暗号化復号化
手段Cu14へ送付する(ステップS78)。ステップ
S73で応札入力がなければ、不参加として処理を了え
る。
【0095】一方ステップS75では、プレゼンテーシ
ョン情報処理手段Cu15によって、図10に示された
「落札通知に係る画面」1400が表示されている。利
用者がこの画面に基づき、スポンサとなることを受諾す
る場合に確認ボタン1412をクリックし、辞退する場
合に辞退ボタン1413をクリックすると、受諾であれ
ば落札確認情報を作成して(ステップS76)、暗号化
復号化手段Cu14へ送付する(ステップS78)。辞
退であれば辞退情報を作成して(ステップS77)、暗
号化復号化手段Cu14へ送付する(ステップS7
8)。
【0096】上記でステップS71〜S72はオークシ
ョン検出モジュールmоd61が実行し、ステップS7
4とS78は応札データ作成モジュールmоd62が実
行し、ステップS75とS76とS78は落札確認モジ
ュールmоd63が実行し、ステップS77とS78は
辞退発信モジュールmоd64が実行する。
【0097】以上の説明のように本発明の放映コンテン
ツのCM枠の競売システムAUCSは、番組コンテンツ
を組入れる番組枠とCMコンテンツを組入れるCM枠と
の組合せで編成される放送用の放映コンテンツの、CM
枠の提供者を決定するシステムである。通信ネットワー
クNWは、CM枠の競売を主催する競売主催者(ホス
ト)とCM枠の提供希望者である競売入札者(カスタ
マ)との情報授受を仲介する。ネット競売管理手段Hs
1は通信ネットワークNWを介したCM枠の競売に係る
処理および提供者を決定する処理を管理する第1手段と
しての機能を含み、またネット競売管理手段Hs1とホ
スト側情報授受手段Hs2はホストが通信ネットワーク
NWを介し、入札情報および応札状況に係る情報をカス
タマへ開示するべく伝達するための第2手段としての機
能を含む。
【0098】さらにCMオークション・ビジネスロジッ
クHs5は、入札情報を受理したカスタマによって通信
ネットワークNWを介し、応札価額を提示した応札情報
がホストへ伝達された際に、応札価額に基づきCM枠の
競売落札者を提供者として決定する第3手段としての機
能を含む。
【0099】この構成により、CM枠の競売を通信ネッ
トワークを介して実行でき、CM枠の提供者の迅速かつ
容易な決定が可能になる。またホストが応札状況に係る
情報をカスタマへ開示することにより、同一放映コンテ
ンツ内の複数のCM枠につき、カスタマ側が競合する提
供者や同一業種の提供者の有無の検討とCM枠の並びの
調整を自ら実行することができる。これによりホスト側
の工数を削減して負担軽減が可能になる。さらに同一の
CM枠につき複数のカスタマが提供を希望した場合で
も、通信ネットワークを適用した競売によって最適な販
売価額の迅速かつ容易な設定が可能になる。
【0100】さらに上記構成で第1手段乃至第3手段を
放映コンテンツの放送時にあっても作動させ、第2手段
が放送中の視聴者の反応に係る情報を取りこみ、この情
報を入札情報の少なくとも一部分として通信ネットワー
クNWを介してカスタマへ即時に伝達する機能を含む構
成の場合は、 放映コンテンツの放送時におい
てもCM枠の競売を実行でき、しかも放送中の視聴者の
反応に係る情報をカスタマへリアルタイムで伝達するこ
とにより、視聴者の反応を反映した市場原理に適った競
売価額の設定が可能になる。
【0101】図12は、本発明に係る放映コンテンツ自
動送出システムの一実施形態のブロック構成図である。
放映コンテンツ自動送出システムCTASは、システム
全体の動作を管理するシステム管理手段SVR、CM枠
の競売システムAUCS(ホスト・システムHS、リア
ルタイム放映情報処理システムROP、通信ネットワー
クNWを包含する)、放送営業情報システムSIS(デ
ータベース装置DBを包含する)、コンテンツ送出シス
テムCSSを具備する。CM枠の競売システムAUC
S、放送営業情報システムSISは前掲の図1で示され
た構成と略同様である。コンテンツ送出システムCSS
は、送出管理手段Csc、番組バンクPbk、CMバン
クCbk、マスタースイッチャSwを具備して放送営業
情報システムSISと情報授受し、放映コンテンツの送
出を実行する。なお前記実施形態と同様の部分は前記説
明を援用する。
【0102】システム全体の動作を管理するシステム管
理手段SVRは、少なくとも放映コンテンツの送出開始
時に少なくとも放送営業情報システムSIS、コンテン
ツ送出システムCSS、CM枠の競売システムAUCS
をトリガし、一方においてコンテンツ送出システムCS
Sが放送営業情報システムSISから番組/CM編成情
報ischを取り込んで放映コンテンツを送出し、他方
においてCM枠の競売システムAUCSのホスト・シス
テムHSが、放送営業情報システムSISから競売CM
枠情報aiを取り込み且つリアルタイム放映情報処理シ
ステムROPからリアルタイム放映情報oaiを取り込
んで通信ネットワークNWを介しリアルタイム・オーク
ションを実行する動作を管理する。
【0103】コンテンツ送出システムCSSの送出管理
手段Cscは、放送営業情報システムSISから番組/
CM編成情報ischをスケジューリング情報として取
り込み、番組/CM編成情報ischに指定された番組
フィルムを指定された時刻に番組バンクPbkから取り
出し、または指定されたCMフィルムをCMバンクCb
kから取り出し、指定されたスケジュールに沿ってマス
タースイッチャSwを切替えて指定された番組フィルム
と指定されたCMフィルムを送出することにより、放映
コンテンツを形成してオンエアさせる。
【0104】図13は、図12に示される放映コンテン
ツ自動送出システムCTASの機能構成図である。同図
はまた、本発明に係る放映コンテンツの自動送出方法を
適用した第1のビジネス形態を示すものである。図14
は、図12に示されるシステム管理手段SVRの動作フ
ローチャートである。また図15は、図12に示される
送出管理手段Cscの動作フローチャートである。
【0105】図13に示されるように、放映コンテンツ
自動送出システムCTASはシステム管理手段SVRが
CM枠の競売システムAUCSと放送営業情報システム
SISとコンテンツ送出システムCSSの動作を管理す
る構成であり、この放映コンテンツ自動送出システムC
TAS全体はビジネス形態として例えば免許放送業者L
BS1によって運営がなされる。したがって免許放送業
者LBS1がCM枠オークションと放映コンテンツの送
出を行う。コンテンツ送出システムCSSは放送設備に
相当し、CM枠の競売システムAUCSから放送営業情
報システムSISを介して、または直接、落札CM枠情
報icaを受けて放映コンテンツ送出を行い、これによ
って放送が成される。本ビジネス形態では免許放送業者
LBS1が放送権およびコンテンツ編組情報の著作権を
保有する。
【0106】図14に基づきシステム管理手段SVRの
動作を以下に説明する。システム管理手段SVRは、放
送営業情報システムSISをトリガして競売CM枠情報
aiをCM枠の競売システムAUCSへ送出させる(ス
テップS141)。ついでリアルタイム・オークション
であるかを確認し(ステップS142)、否定結果であ
ればステップS143へ進み、リアルタイム・オークシ
ョンを非設定としてCM枠の競売システムAUCSを作
動させる。これによりCM枠の競売システムAUCSの
ホスト・システムHS内のネット競売管理手段Hs1が
トリガされてオークションを開始する。このCM枠のオ
ークションは実際の放映よりも可成り以前に開始され、
実際の放映以前に締切られる。
【0107】システム管理手段SVRはオークション締
切時間までループして待機し(ステップS144)、競
売対象となった全てのイベント(CM枠)に係る落札C
M枠情報icaがCM枠の競売システムAUCSによっ
て準備され、且つ放送営業情報システムSISのデータ
ベース装置DBへ記録保存されたことを確認すると(ス
テップS145)、ついで当該放映コンテンツの実際の
放映時間までループして待機する(ステップS14
6)。放映時間になれば、放送営業情報システムSIS
をトリガして番組/CM編成情報ischをコンテンツ
送出システムCSSへ送出させ、コンテンツ送出システ
ムCSSへ作動指示を送る(ステップS147)。これ
によって放映コンテンツの放映が開始されると、システ
ム管理手段SVRはステップS158へ進み、放映終了
まで監視を続行する。以上によって非リアルタイムのC
M枠オークションおよび、その後の放映コンテンツの放
映が自動進行する。
【0108】一方、ステップS142で肯定結果であれ
ばリアルタイム・オークションとしてステップS151
に進み、コンテンツ送出システムCSSへ作動指示を送
り放映コンテンツの放映を開始させる(ステップS15
1)。このように放映コンテンツの放映開始とリアルタ
イム・オークションの開始が同時に為されるが、番組/
CM編成情報ischの最初の部分(番組枠またはCM
枠)は放映コンテンツの放映開始までに前以て確定して
おり、開始以降に現れるCM枠の内容は未設定となって
いる。したがって放映開始時には番組/CM編成情報i
schの最初の既確定部分がコンテンツ送出システムC
SSへ供給されて放映が開始され、以降のCM枠の内容
がリアルタイム・オークションによって順次、その放映
時間以前に決定される。
【0109】ついでシステム管理手段SVRはリアルタ
イム・オークションであることをCM枠の競売システム
AUCSへ通知して作動させる。これによりCM枠の競
売システムAUCSのホスト・システムHS内のネット
競売管理手段Hs1がトリガされてリアルタイム・オー
クションを開始する(ステップS152)。ここで内容
が未設定のCM枠は通常、複数個あり、夫々がイベント
として登録されてリアルタイム・オークションが実行さ
れる。各イベントのオークション締切時間は個々に異な
り、CM枠の競売システムAUCSは各締切時間情報に
基づき各イベントのリアルタイム・オークションを実行
するが、各イベントのオークション締切時間は同時にシ
ステム管理手段SVRによっても管理される。
【0110】システム管理手段SVRは各イベントにつ
きオークション締切時間であるかをループ待機し(ステ
ップS153)、着目するイベントの締切時間になれば
当該イベントに係る落札CM枠情報icaがCM枠の競
売システムAUCSによって準備され、且つ放送営業情
報システムSISへ供給されたことを確認すると(ステ
ップS154)、番組/CM編成情報ischをコンテ
ンツ送出システムCSSへ送出させ、コンテンツ送出シ
ステムCSSへ作動指示を送る(ステップS155)。
コンテンツ送出システムCSSは現在、放映コンテンツ
の放映を実行中であるが、送出された番組/CM編成情
報ischによってスケジューリング情報をその都度更
新し、放映を続行する。なお各落札者が準備するCMコ
ンテンツは、放映に先立ってあらかじめCMバンクCb
kに登録され保管される。
【0111】ついでシステム管理手段SVRは全イベン
トの処理が完了したかを検査し(ステップS156)、
未了であれば時系列上の次のイベントを対象とし(ステ
ップS157)、ステップS153へ戻る。一方、ステ
ップS156において全イベントの処理が完了すれば、
ステップS158へ進み、この放映コンテンツの放映終
了まで管理を続行する。以上のようにしてリアルタイム
・CM枠オークション付きの放映コンテンツ自動送出が
実行される。
【0112】図15に基づき送出管理手段Cscの動作
を以下に説明する。送出管理手段Cscは、放送営業情
報システムSISからの番組/CM編成情報ischの
入力を監視し(ステップS161)、番組/CM編成情
報ischの入力が為されるとステップS162で番組
/CM編成情報ischに基づき次に放映する対象が番
組/CMの何れであるかを確認し(ステップS16
2)、次の放映対象が番組であれば番組バンクPbkか
ら該当番組コンテンツを取り出し(ステップS16
3)、次の放映対象がCMであればCMバンクCbkか
ら該当CMコンテンツを取り出す(ステップS16
4)。これにより設定されたCMコンテンツがCM枠に
組入れられる。ついでマスタ・スイッチャSwを駆動し
(ステップS165)、該当する番組コンテンツまたは
CMコンテンツを切替えて送出する。ついで番組/CM
編成情報ischの処理が完了したかの検査を行い(ス
テップS166)、未了であればステップS161へ戻
る。番組/CM編成情報ischの処理完了であればス
テップS167へ進み、現在放映を続行中の放映コンテ
ンツ(最後の番組コンテンツまたはCMコンテンツ)が
終了するまで放映を続行し、終了とともに放映コンテン
ツの自動送出を終える。放送された放送記録rdoaは
送出管理手段Cscから放送営業情報システムSISへ
送られ、放送営業情報システムSISは放送記録・決済
情報iastを作成して提供者に送付し、一定期間後に
提供者によって定められた手順により決済される。
【0113】本実施形態の放映コンテンツの自動送出シ
ステムCTASによれば、CM枠の競売を通信ネットワ
ークを適用して自動的に実行することで、競売落札者お
よびCM枠の提供者を迅速かつ容易に決定できる。また
応札状況に係る情報をカスタマへ開示することにより、
カスタマが自分で同一放映コンテンツ内の複数のCM枠
につき、競合する提供者や同一業種の提供者の有無を検
討してCM枠の並びの調整を実行できる。これにより競
売主催者(ホスト)側の工数削減ができて負担を軽減で
きる。さらに同一のCM枠につき複数のカスタマが提供
を希望した場合でも、通信ネットワークを適用した競売
によって最適な販売価額の迅速かつ容易に設定が可能に
なる。このようなCM枠の競売の自動化に加え、CMコ
ンテンツを組み入れた放映コンテンツの編成と送出を自
動化できる。また放送中の視聴者の反応などリアルタイ
ム放映情報を取り込み、通信ネットワークを介してカス
タマへリアルタイムで開示することにより、放映コンテ
ンツの放送中でもCM枠の競売を続行でき、しかも競売
価額を視聴者の反応が反映された、市場原理に適ったも
のとすることができる。
【0114】一方、図16は本発明に係る放映コンテン
ツの自動送出方法を適用した第2のビジネス形態の説明
図である。このビジネス形態では異なった事業者である
委託放送事業者と受託放送事業者がそれぞれ参画する。
委託放送事業者AGGはコンテンツの放送権を保有し、
放映コンテンツ編成事業者としてコマーシャル枠の競売
システムAUCSとそれを管理するシステム管理手段S
VRを運営する。運営の成果であるコンテンツ編組情報
icaは著作権の対象であり、委託放送事業者AGGが
権利を保有する。つぎに当該コンテンツ編組情報ica
に基づき、コンテンツ送出システム(放送設備)CSS
を運営する免許放送業者LBS2に放映が委託される。
免許放送業者LBS2は受託放送事業者として、委託さ
れた放映コンテンツを放送する。
【0115】また図17は、本発明に係る放映コンテン
ツの自動送出方法を適用した第3のビジネス形態の説明
図である。このビジネス形態ではコンテンツの放送権者
である免許放送業者LBS3がコンテンツ送出システム
(放送設備)CSSとそれを管理するシステム管理手段
SVRを運営し、コマーシャル枠の競売を、コマーシャ
ル枠の競売システムAUCSを運営する放映コンテンツ
編成事業者CAGへ発注する。放映コンテンツ編成事業
者CAGはこれを受注すると、コマーシャル枠のネット
ワークを用いた競売を実行し、作成したコンテンツ編組
情報icaを免許放送業者LBS3へ納入する。免許放
送業者LBS3はこのコンテンツ編組情報icaに基づ
き放映コンテンツを編成して放送する。
【0116】図18は、本発明に係る放映コンテンツの
自動送出システムの、インターネット適用による一実施
形態のブロック構成図である。また同システムには、本
発明に係る放映コンテンツのCM枠の競売方法および競
売システムの他の実施形態が包含されている。図19
は、図18に示される要部の詳細構成図である。
【0117】本発明に係る放映コンテンツのCM枠の競
売方法および競売システムには、パケット・ネットワー
ク通信が有効に適用できる。パケット・ネットワーク通
信の代表例としてインターネット環境が適用され、イン
ターネットによるテレビコマーシャル枠のオークション
としてのビジネスモデルが、放映コンテンツのCM枠の
競売方法および競売システムとして本発明により提案さ
れる。このビジネスモデルは、競売主催者であるホスト
側(例えば放送局の営業システム)と、競売入札者であ
るカスタマ側(例えば広告代理店やスポンサの広告部
門)をインターネットで結び、インターネットを通して
テレビコマーシャルの放送枠のネットオークションを行
う。すなわちインターネット利用による用途の一形態で
あるWebページ機構を適用してWebサイト上に放映
コンテンツのコマーシャル枠の競売システムを構築し、
これを運用する。この構成と方法によれば、競売主催者
からの入札情報の競売入札者への伝達、競売入札者によ
る応札情報の伝達を含む、競売主催者と競売入札者間の
情報授受が簡単な操作でしかも迅速かつ安価になされ
る。
【0118】また入札情報および応札情報のインターネ
ット経由での授受に止まらず、放送中に同時並行的にネ
ットオークションを行い、且つリアルタイム視聴率に代
表される当該放送のリアルタイム放映情報をインターネ
ット経由でカスタマ側へリアルタイムで提供する構成と
方法とすることにより、実際の放送とリアルタイム対応
したネットオークション構成と運用をインターネット環
境で具現する。これは前掲の実施形態で説明がなされた
リアルタイム・オークションに対応するが、その定義的
説明は冗長をさけるべく前掲の実施形態の説明を援用す
る。
【0119】さらに本実施形態に係る放映コンテンツ自
動送出システムCTAS2は、上記ビジネスモデルを組
み込み、CM枠のネットオークションおよび放映コンテ
ンツの編成から、放映コンテンツの送出、さらに落札決
済に至る一連の処理をインターネット環境上で自動化す
るものである。
【0120】なお以下の説明においてインターネットに
関わる従来公知の構成、機能、技術用語については冗長
と煩雑を避けるため説明の記述を省略する。
【0121】図18で、放映コンテンツ自動送出システ
ムCTAS2は、システム全体の動作を管理するシステ
ム管理サーバSpSV、CM枠の競売システムAUCS
2、放送営業情報サーバSiSV、データベース装置D
B、コンテンツ送出サーバCsSVを具備する。CM枠
の競売システムAUCS2は、Webアプリケーション
サーバWebASV、リアルタイム放映情報サーバRp
SV、インターネット・バックボーンWebNを備え
る。システム管理サーバSpSV、放送営業情報サーバ
SiSV、コンテンツ送出サーバCsSV、さらにリア
ルタイム放映情報サーバRpSVは、前掲の図12で示
されたシステム管理手段SVR、放送営業情報システム
SIS、コンテンツ送出システムCSS、リアルタイム
放映情報処理システムROP夫々の構成と略同様であ
る。また前記実施形態と同様の部分は前記説明を援用す
る。
【0122】Webアプリケーションサーバ(以下、ア
プリケーションサーバと略記する)WebASVはアク
セス・ポジションCIXでインターネット・バックボー
ンWebNに接続される。インターネット・バックボー
ンWebNには複数のインターネットサービスプロバイ
ダ(以下、サービスプロバイダと略記する)WebSP
k〜WebSPmとドメインネームサーバDNSが夫
々、最寄りのアクセス・ポジションCIXにおいて接続
され、さらにサービスプロバイダWebSPk〜Web
SPkmがWebクライアントへ提供するアクセスポイ
ントには公衆電話回線PubNを介して複数のWebク
ライアント(以下、クライアントと略記する)WebC
L1〜WebCLjが接続可能とされる。CM枠競売シ
ステムの主催側はWebサイトとしてアプリケーション
サーバWebASV上に展開され、クライアントWeb
CL1〜WebCLjが対話型のWebページを介して
競売入札者として参加するよう構成されている。
【0123】クライアントWebCL1〜WebCLj
から、ダイアルアップ接続に係る公衆電話回線PubN
経由でサービスプロバイダWebSPk〜WebSPm
の何れかをアクセスする通信経路および、URLで特定
されるCM枠競売Webサイトを管理するアプリケーシ
ョンサーバWebASVへ至るインターネット・バック
ボーンWebN上の通信経路は周知の如く固定しておら
ず、セッション毎に変動する。ブラウザを搭載した複数
のクライアントWebCL1〜WebCLjへアクセス
ポイントを提供する複数のサービスプロバイダWebS
Pk〜WebSPmは複数のCIXからインターネット
・バックボーンWebNへエントリし、指定されたUR
LのIPアドレスをドメインネームサーバDNSから入
手するとルーティングテーブルに基づき次のサービスプ
ロバイダWebSPxへIPアドレスとデータを転送
し、非固定のルートを辿って最終的にターゲットとする
アプリケーションサーバWebASVが接続されたサー
ビスプロバイダWebSPxを経て、目的とするアプリ
ケーションサーバWebASVにデータが伝送される。
ここで同一セッション内でWebサーバ〜Webクライ
アント間のデータ授受が為される。またアプリケーショ
ンサーバWebASVがサービスプロバイダWebSP
を経ることなく直接、CIXでインターネット・バック
ボーンWebNへ接続される場合もある。
【0124】ここで開設される通信経路はセッション毎
に異なるものとなり、途中に関与する複数のサービスプ
ロバイダWebSPの物理的組合せもその都度変動する
が、WebクライアントとCM枠競売Webサイト間で
処理されるジョブの内容はこうした途中の通信経路に影
響されることはない。また通信経路が本発明に係るCM
枠競売システムの機能に変化を及ぼすものではない。し
たがって説明上は、公衆電話回線PubNとインターネ
ット・バックボーンWebNおよび関与する複数のサー
ビスプロバイダWebSPを一括して論理的な伝送手段
とみなして扱うことができ、これは論理ネットワーク系
統LNWと称せられる。
【0125】CM枠競売Webサイトに適用されるアプ
リケーションサーバWebASVのうち、伝統的な例と
してHTTPサーバ・ソフトであるApacheがあ
る。Apacheはその一機能にSSI(Server
Side include)を具備し、SSIはHT
ML文書の一部をWebサーバの処理結果によって置き
換える。拡張子「shtml」のファイルを準備するこ
とにより当該SSIが利用できる。また外部コンポーネ
ントをパッケージングするCGI機能の装備が可能であ
る。ただしCGI機能は適用可能なコンポーネント・パ
ッケージング技術のうちの一つの具現例である。他の伝
統的なWebサーバ・ソフトとして、Windows
(R)NT上で動作するIIS(Internet I
nformation Server)が適用できる。
IISはインタフェースISAPI(Internet
Server Application Progr
amming Interface)を備え、ASP
(Active Server Pages)機能を利
用して外部コンポーネントをパッケージングする機能を
備える。なおさらに今後に効果的な適用が目されるWe
bサーバおよびシステムについては後に詳述する。
【0126】つぎに、CM枠の競売システムAUCS2
の構成を図19に基づき説明する。アプリケーションサ
ーバWebASVは、競売処理の動作の管理と制御を司
るネット競売管理手段As1、論理ネットワーク系統L
NWとのインタフェースとして機能しクライアント側
(WebCL1〜WebCLj)との情報授受を実行す
るサイト側情報授受手段As2、伝達する情報の暗号化
および復号化を司る暗号化復号化手段As3、クライア
ント側において表示される画面や音声(GUIデータ)
および伝達情報を載せたデータを作成するプレゼンテー
ション情報作成手段As4、クライアントWebCL1
〜WebCLjのブラウザとの情報授受を司るCGIハ
ンドラCgi、データ記録とともにワーキングメモリと
しても機能するデータファイル装置DF、Perlイン
タープリタPrinp、サーバ全体のシステム動作管理
を担うオペレーティングシステムOSを備えて構成され
る。なおサイト側情報授受手段As2は少なくともTC
P/IP、HTTPプロトコル準拠のインタフェースと
して装備されている。
【0127】CGIハンドラCgiは、送付した入札情
報に基づき応札してきたクライアントWebCLnから
の応信の受理を含むデータ授受とゲートウエイ・プログ
ラムとの情報授受(コンポーネント・パッケージング)
に関わり、Webブラウザからの要求を受け付けて外部
コンポーネントの作動を制御する。本実施形態ではPe
rlスクリプトにより記述され、オペレーティングシス
テムOSによって実行管理されるPerlインタープリ
タPrinpにより逐次実行される。なお一般的にUN
IX(R)サーバではPerl、Windows(R)
NTサーバではVisual Basicなどで記述さ
れる。
【0128】オークションの実行アプリケーションプロ
グラムとして機能するCMオークション・ビジネスロジ
ックBlgcは外部コンポーネントであり、コンポーネ
ント・パッケージングを司るCGIハンドラCgiから
トリガされバックエンド処理を行うゲートウエイ・プロ
グラムとして作動する。本実施形態ではCGIアプリケ
ーションとして分類される。CMオークション・ビジネ
スロジックBlgcのオークション処理機能は前記実施
形態で説明されたCMオークション・ビジネスロジック
Hs5と略同様である。Perlスクリプトにより記述
されたCGIハンドラCgiから引数を伴うsyste
mコマンドでトリガされたCMオークション・ビジネス
ロジックBlgcは応札処理、落札処理、確認辞退処理
(前記図5参照)を実行し、結果がCGIハンドラCg
iへ還流されるとデータファイル装置DFへ記録され
る。
【0129】暗号化復号化手段As3には例えば、We
bブラウザ〜Webサーバ間での送受信データ保護のた
めの技術として開示されている、ソケット・レベルでの
暗号化及び認証機能を実現するプロトコルであるSSL
(secure sokets layer)等が採用
される。
【0130】また放送営業情報サーバSiSV、コンテ
ンツ送出サーバCsSV、リアルタイム放映情報サーバ
RpSVおよび、アプリケーションサーバWebASV
のネット競売管理手段As1、サイト側情報授受手段A
s2、暗号化復号化手段As3、プレゼンテーション情
報作成手段As4の夫々の動作は前掲の実施形態におけ
ると略同様であり、よって前掲の説明を援用する。
【0131】一方、クライアントWebCL1〜Web
CLjの構成は、WebCL1を例にとるとクライアン
ト側情報授受手段Cl2、暗号化復号化手段Cl3、ブ
ラウザBrを備える。さらに不図示の入出力機器、OS
を備える。クライアント側情報授受手段Cl2は少なく
ともTCP/IP、HTTPプロトコル準拠のインタフ
ェースである。
【0132】つぎに放映コンテンツ自動送出システムC
TAS2の運用と動作を説明する。放送営業情報サーバ
SiSVは、営業端末から営業担当者が入力した新規の
案件を受けると、対象となる放映コンテンツの題目、ジ
ャンル、内容、放送日時および時間、視聴者のターゲッ
ト層、販売するCM枠の数と構成、最低希望販売価額、
目標売上、さらにリアルタイム・オークションを実行す
るか否か、等の営業タームと、それに基づき競売情報a
iを確定してデータベース装置DBへ記録の上、ついで
一件情報とともに進行管理リクエストをシステム管理サ
ーバSpSVへ送信する。
【0133】システム管理サーバSpSVは、受けた一
件情報に基づき、時間管理を開始し、非リアルタイムの
オークションであれば実際の放映日時よりも所定期間だ
け前に競売を終了しスポンサーを確定させるよう、CM
枠競売Webサイトを運営するアプリケーションサーバ
WebASVの動作を管理することによりCM枠の競売
システムAUCS2に競売を実行させる。そして放映日
時に至れば、コンテンツ送出サーバCsSVの動作を管
理して放映コンテンツを自動送出させる。
【0134】つぎに非リアルタイムのオークション時に
おける、CM枠の競売システムAUCS2のネット競売
管理手段As1が為す運用と動作を説明する。以下では
一例として放送局側がオークション主催者である場合を
想定している。ネット競売管理手段As1はCM枠競売
Webサイトの運営者として機能し、システム管理サー
バSpSVから非リアルタイムのオークション作動指示
があると、競売情報aiを放送営業情報サーバSiSV
へ要求し、得た競売情報aiをプレゼンテーション情報
作成手段As4に送付して放映コンテンツ概要および販
売可能なCM枠と最低希望販売価額を含む入札情報をW
ebページ形式(たとえばhtmlファイル)にデータ
化させ、これを暗号化復号化手段As3によりセキュリ
ティ武装させ、サイト側情報授受手段As2および論理
ネットワーク系統LNWを経由してクライアントWeb
CL1〜WebCLjへ提示する。これによりネット競
売管理手段As1は広告代理店や番組クライアント企業
の端末へ新たなCM枠の入札開始の通知を行う。
【0135】広告代理店や番組クライアント企業の担当
者は入札者として、ブラウザBrによりGUI展開され
たWebページ内の入札情報に基づき、現在販売中のC
M枠の内容を確認し、そのCM枠がある番組の内容、放
送期日、時間、過去の視聴率、隣接する枠に競合するス
ポンサーの有無などを考慮し、希望するCM枠につき提
示する応札価額や放送するCMコンテンツ情報を含む応
札情報をWebページ内の入力フィールドへ入力し、同
様にセキュリティ機能で武装の上、論理ネットワーク系
統LNWを経由してCM枠競売Webサイトへ応信とし
て送付する。
【0136】上記で入力フィールド処理をフォーム形式
とすると応信データ中にCGIハンドラCgiのトリガ
に係るスクリプトがあるが、ネット競売管理手段As1
は応信の解析中の当該スクリプトの検知でオペレーティ
ング・システムOSへ制御を渡すとオペレーティング・
システムOSがCGIハンドラCgiの作動を制御す
る。本実施形態ではCGIハンドラCgiがPerlス
クリプト構成であるからオペレーティング・システムO
S下でPerlインタープリタPrinpが作動してス
クリプトを逐次処理し、引数付きsystemコマンド
によりCMオークション・ビジネスロジックBlgcへ
コントロールを移す。トリガされたCMオークション・
ビジネスロジックBlgcが応札処理を実行した結果は
CGIハンドラCgiに戻り、CGIハンドラCgiに
よってデータファイル装置DFに格納される。
【0137】ネット競売管理手段As1はプレゼンテー
ション情報作成手段As4をトリガして、入力された応
札情報のうちで、その時点での最高応札価額とそのスポ
ンサー名および商品を載せた内容にWebページを更新
させる。更新されたWebページはクライアントWeb
CL1〜WebCLjへ直ちに伝達されブラウザBrに
より更新されたWebページが画面表示される。
【0138】広告代理店や番組クライアント企業の担当
者は、更新されたWebページにより最高応札情報を確
認し、より高い価額で応札を希望する場合は、新しい応
札価額を入力し、論理ネットワーク系統LNWを経由し
てCM枠競売Webサイトへ応信として送付する。この
応信に基づき前記と同様に処理がなされる。上記の運用
は指定した入札締め切り時間まで反復される。指定した
入札締め切り時間になると新規応札入力の受付が停止さ
れる。
【0139】ついでネット競売管理手段As1は落札処
理を指定してCGIハンドラCgi経由でCMオークシ
ョン・ビジネスロジックBlgcを駆動し、CMオーク
ション・ビジネスロジックBlgcは所定期間内に応募
のあった応札の中から、最高応札価額に基づき当該CM
枠の落札候補者を設定する。最高応札額提示者から応札
価格に応じて、交渉優先番号と落札条件の確認画面が表
示される。決められた時間内に交渉優先番号の第一位の
入札者が確認手続を行わない場合は、交渉優先番号の第
二位の交渉者に権利が移行し、確認手続が行われる。も
し確認手続が規定時間内に行われない場合や落札辞退が
発生した際には、画面が更新され、画面に表示されてい
る交渉優先順位が次点の応札者が第一位に更新される。
これに基づき新しい第一位の応札者が確認手続を開始す
る。また確認手続の遅れや落札辞退には、規定のキャン
セル料金が課せられる。
【0140】落札者によって確認された落札情報(CM
枠および組み込まれるCMコンテンツの情報)は、コン
テンツ編組情報icaとして自動的に放送局の放送営業
サーバSiSVに送付される。放送営業サーバSiSV
は送付されたコンテンツ編組情報icaをデータベース
装置DBへ記録して登録する。さらに放送営業サーバS
iSVはコンテンツ編組情報icaに基づき、番組枠の
内容およびCM枠の内容(放送時間、CM素材番号な
ど)を設定した番組/CM編成情報ischを、実際の
放映時間に先立って編成する。
【0141】編成された番組/CM編成情報ischは
所定の放送時間に放送営業サーバSiSVからコンテン
ツ送出サーバCsSVに送付され、コンテンツ送出サー
バCsSVは番組/CM編成情報ischの指定する番
組枠の内容およびCM素材番号にしたがい、CMバンク
に登録された上記CMコンテンツを取り出し、時系列に
したがい順次、放送する。なお各落札者が準備するCM
コンテンツは、放映に先立ってあらかじめCMバンクサ
ーバに登録されるものとする。放送されたCMの送出記
録はコンテンツ送出サーバCsSVから放送営業サーバ
SiSVへ送られ、放送営業サーバSiSVはこれをデ
ータベース装置DBに保存のうえ放送記録・決済情報i
astを作成してアプリケーションサーバWebASV
へ送付すると、アプリケーションサーバWebASVの
ネット競売管理手段As1はこれをプレゼンテーション
情報作成手段As4、暗号化復号化手段As3、サイト
側情報授受手段As2および論理ネットワーク系統LN
Wを経て提供者(スポンサー)であるクライアントWe
bCLnにのみ送付する。クライアントWebCLnは
放送記録・決済情報iastを受理すると、一定期間後
に定められた手順により決済精算する。
【0142】以上は非リアルタイムのオークションの場
合であったが、リアルタイム・オークションの場合には
以下の運用と動作がなされる。システム管理サーバSp
SVはリアルタイムのオークションの場合、放映日時に
コンテンツ送出サーバCsSVを作動させて放映コンテ
ンツを自動送出を開始させると同時に、CM枠競売We
bサイトを運営するアプリケーションサーバWebAS
Vを駆動してCM枠の競売システムAUCS2を作動さ
せ、放映コンテンツの放映と同時進行で視聴率情報を反
映させつつ、各CM枠の放映直前までの間に当該CM枠
のリアルタイム・オークションを実行させる。各CM枠
が放映される例えば数分前に落札者がスポンサーとして
決定されると、当該スポンサーの指定するCMコンテン
ツの情報を直ちにコンテンツ送出サーバCsSVへ、遅
滞なく放映がなされるよう供給する。このようにしてC
M枠が落札される度に逐一、CMコンテンツの情報を遅
滞なくコンテンツ送出サーバCsSVへ供給して途切れ
又は空きのない放映が進行するよう自動送出を管理す
る。
【0143】ネット競売管理手段As1はシステム管理
サーバSpSVからリアルタイム・オークション作動指
示があると、競売情報aiを放送営業情報サーバSiS
Vへ要求し、得た競売情報aiと、リアルタイム放映情
報サーバRpSVから入力されたリアルタイム放映情報
(視聴率)oaiをプレゼンテーション情報作成手段A
s4に送付して、放映を開始した放映コンテンツの概要
および販売可能なCM枠と最低希望販売価額、さらに現
在のリアルタイム視聴率を含む入札情報をWebページ
形式にデータ化させ、暗号化復号化手段、サイト側情報
授受手段As2および論理ネットワーク系統LNWを経
由してクライアントWebCL1〜WebCLjへ提示
する。これによりネット競売管理手段As1は広告代理
店や番組クライアント企業の端末へ新たなCM枠のリア
ルタイム・オークション開始の通知を行う。
【0144】広告代理店や番組クライアント企業の担当
者はブラウザBrにより表示されたWebページ内の入
札情報に基づき、現在販売中のCM枠の内容を確認し、
そのCM枠がある番組の内容、現在のリアルタイム視聴
率、隣接する枠に競合するスポンサーの有無などを考慮
し、この後放映されるCM枠につき提示する応札価額や
放送するCMコンテンツ情報を含む応札情報をWebペ
ージ内の入力フィールドへ入力すると、これが直ちに論
理ネットワーク系統LNWを経由してCM枠競売Web
サイトへ応信として伝達される。
【0145】ネット競売管理手段As1は応信を受けて
CGIハンドラCgiを経由しCMオークション・ビジ
ネスロジックBlgcに応札処理を実行させる。なおW
ebページを媒介としたCM枠競売Webサイトと応札
者間の双方向の情報授受と外部コンポーネントとのリン
クは前記同様にCGI機構により具現されるが、CGI
機構に限定されず、他の双方向情報授受とリンク技術を
適用してもよい。
【0146】ついでネット競売管理手段As1はプレゼ
ンテーション情報作成手段As4をトリガして、Web
ページ内容を応札情報のうちで当該時点での最高応札価
額とそのスポンサー名および商品を載せたものに更新さ
せ、且つ現在のリアルタイム視聴率も最新値に更新す
る。更新されたWebページはクライアントWebCL
1〜WebCLjへ直ちに伝達されブラウザBrにより
更新されたWebページが画面表示される。
【0147】応札側は、更新されたWebページにより
最高応札情報を確認し、また最新の視聴率を確認し、さ
らに高い価額で応札を希望する場合は新しい応札価額を
Webページの入力フィールドへ入力し、論理ネットワ
ーク系統LNWを経由してCM枠競売Webサイトへ応
信として送付する。この応信に基づき前記と同様に処理
がなされる。上記の運用は指定した入札締め切り時間ま
で反復される。指定した入札締め切り時間になると新規
応札入力の受付が停止される。
【0148】ついでネット競売管理手段As1は落札処
理を指定してCGIハンドラCgi経由でCMオークシ
ョン・ビジネスロジックBlgcを駆動し、CMオーク
ション・ビジネスロジックBlgcは最高応札価額に基
づき当該CM枠の落札者、すなわちスポンサーを決定す
る。リアルタイム・オークションの場合は非リアルタイ
ム・オークションの場合と異なり、放送中のコンテンツ
につき現在から例えば数分後に放映するCM枠をフィー
ドフォワード的にオークションで設定するのであるから
時間的余裕がなく、落札辞退(キャンセル)は認められ
ない。また落札確認手続も省略できる。落札情報(CM
枠および組み込まれるCMコンテンツ素材番号など)は
コンテンツ編組情報icaとして直ちに放送営業サーバ
SiSVに登録される。
【0149】CMコンテンツ素材番号は当該CM枠の放
送の直前に放送営業サーバSiSVからコンテンツ送出
サーバCsSVに送付され、送出システムはCM素材番
号にしたがい、あらかじめCMバンクサーバに登録され
た該当CMコンテンツを取り出して所定の放映時刻に送
出し、放送する。このようにしてオークションと送出・
放映がリアルタイムで進行する。放映後の送出記録情報
の放送営業サーバSiSVによるデータベース装置DB
への保存および提供者による決済精算の処理の流れは前
記非リアルタイム・オークションの場合と同様である。
【0150】つぎに、インターネット環境を適用したテ
レビコマーシャル枠のオークションとしての他のビジネ
スモデルが、以下のように提案される。インターネット
利用の用途の一形態であるWebページの機構を適用し
てWebサイト上に放映コンテンツのコマーシャル枠の
競売システムを構築する場合、Webページに新規の入
札情報を載せることで競売内容を更新したタイミングを
如何にしてカスタマ側に早期に且つ簡易に感知させるか
が問題点となる。これは換言すれば所望の時期に如何に
カスタマ側の注目を喚起するかの技術である。従来のイ
ンターネット技術ではプッシュ技術(プッシュ・コンフ
ィギュレーション)が提案されているが、効果的な運用
の具現にはなお解決さるべき課題が残る状態にある。さ
らに上記に加え、競売主催側すなわちWebページ運営
側が選択的に所望の特定のカスタマのみに競売Webペ
ージを開示して応札を勧誘するという要望にも対応でき
なければならない。
【0151】本発明においては上記を具現化するべく、
電子メールとWebサイトとの両機構の併用によるシス
テムが実施形態として提案される。すなわち所望の時期
に、且つ所望の特定のカスタマの注目を喚起する方途と
して電子メールを用い、メール着信の通報がなされたこ
とでカスタマが電子メールを開くと、文書中にクリッカ
ブルURLが配置されており、これのクリック操作によ
りブラウザが所定の競売Webページを自動的に立上げ
るよう構成する。前記構成は既開示技術であるクリッカ
ブルURLを仲立ちに、電子メール・モードからWeb
サイト・モードへの容易な操作による遷移を図るもので
ある。これによりカスタマは着信した電子メールにより
競売を遅滞なく知悉し、しかも容易且つ直ちに競売We
bページに至ることができる。また適用する技術として
同様に既開示技術であるクリッカブルマップの電子メー
ル構成への適用も有効である。
【0152】さらに、カスタマ側が業務に関連性が高い
特定の番組ジャンル指定をする場合や、番組の題目また
は紹介文から特定のキーワード抽出により参加すべき競
売対象を選択する等の恣意的な指定が要求される際に、
電子メール文書中の用語から自動的に関連する競売We
bページを選択的に立上げる構成とすることも可能であ
る。この場合の適用スクリプトとして従来のHTML以
外にもXML等の適用が好ましい。
【0153】前記の構成ではカスタマ側のブラウザにキ
ーワード抽出手段や対応するWebサイトの選択手段、
さらに複数のクリッカブルURLから対応する対象を選
択して表示する手段等の装備が必要となる。これら手段
はブラウザの本然的機能として、またはブラウザのプラ
グインとして、またはヘルパ・アプリケーションとして
構成することができる。
【0154】上記構成により、電子メール機能の適用に
より競売主催者が入札情報を所望の競売入札者へ限定的
に伝達し、且つ情報伝達したことを直ちに知悉させるこ
とができ、かつ競売入札者による応札情報の伝達を含
む、競売主催者と競売入札者間の情報授受を、インター
ネットのWebページ機能の適用により簡単な操作でし
かも迅速かつ安価になすことが可能となる。
【0155】図20は、本発明に係る放映コンテンツの
自動送出システムの、インターネット適用による他の実
施形態のブロック構成図である。なお前記実施形態にお
けると同じ部分には前記と同一符号を付け前記実施形態
で述べた説明を援用する。本実施形態に係る放映コンテ
ンツの自動送出システムCTAS3は、システム全体の
動作を管理するシステム管理サーバSpSV、放送営業
情報サーバSiSV、リアルタイム放映情報サーバRp
SV、CMオークション・ビジネスロジックBlgc、
データベース装置DB、コンテンツ送出サーバCsS
V、ウエブサーバWebSV3、アプリケーションサー
バWebASV3、LAN、インターネット・バックボ
ーンWebNを具備する。
【0156】インターネット・バックボーンWebNに
は複数のサービスプロバイダWebSPk〜WebSP
mとドメインネームサーバDNSが接続可能とされ、さ
らにサービスプロバイダWebSPk〜WebSPkm
には公衆電話回線PubNを介して複数のクライアント
WebCL1〜WebCLjが接続可能とされる。クラ
イアントWebCL1〜WebCLj、公衆電話回線P
ubN、サービスプロバイダWebSPk〜WebSP
m、ドメインネームサーバDNS、インターネット・バ
ックボーンWebN、ウエブサーバWebSV3はプレ
ゼンテーション層を形成する。
【0157】アプリケーションサーバWebASV3は
アプリケーション層を、データベース装置DBはデータ
ソース層を、さらにシステム管理サーバSpSV、放送
営業情報サーバSiSV、リアルタイム放映情報サーバ
RpSV、CMオークション・ビジネスロジックBlg
c、コンテンツ送出サーバCsSVはシェルフ層を、そ
れぞれ形成する。プレゼンテーション層のウエブサーバ
WebSV3、アプリケーション層、データソース層、
およびシェルフ層はLANやWANによって接続され、
相互にデータ授受可能に構成されている。
【0158】前記の実施形態ではカスタマとWebサイ
ト間の双方向情報授受手段としてCGI機構が適用され
たが、CGI機構は呼出し毎にプロセス起動し終了とと
もに削除するため、サーバ側のリソースへの負担の軽減
を図る場合には、Webサイトの処理をウエブサーバW
ebSV3とアプリケーションサーバWebASV3と
に分散させるASP/COM+構成の適用が好ましい。
たとえばWindows(R)2000DNAサーバ構
成では、ウエブサーバWebSV3には例えばIISが
適用され、ウエブサーバWebSV3はASPを用い処
理した結果をhtml文書に整えてクライアントWeb
CL1〜WebCLjと情報授受する。ここでASPは
サーバサイドスクリプトとして機能し、ウエブサーバW
ebSV3により実行されるプログラムPrsnとして
装備されている。
【0159】一方、アプリケーションサーバWebAS
V3はCOM+構成を用い、外部プログラムを起動する
ためのサーバ用インタフェースISAPIを介して外部
ソフトウエア・コンポーネントであるCMオークション
・ビジネスロジックBlgcにリンクする。これは分散
オブジェクト技術の一形態であり、CMオークション・
ビジネスロジックBlgcはゲートウエイ・プログラム
として位置づけられる。COM+構成ではゲートウエイ
・プログラムにラッピング技術を適用する等でコンポー
ネント・パッケージングがなされ、該コンポーネント・
パッケージングを司るプログラムCpckがアプリケー
ションサーバWebASV3により実行可能に装備され
ている。プログラムCpckはVB(Visual B
asic)やVC++等で記述される。なおプログラム
Cpckに業務処理(CMオークション)機能を付与し
て、本来はCMオークション・ビジネスロジックBlg
cの実行する業務処理の一部または全部を取り込んだ構
成とすることも可能である。業務処理の全部を取り込ん
だ構成の場合はCMオークション・ビジネスロジックB
lgcを省略できるが、例えば非オブジェクト指向言語
による既存ソフトウエア・リソースを流用してシステム
に取り込む場合はCOM+構成によりレガシーの外部コ
ンポーネントをパッケージする構成とすることが好まし
い。
【0160】上記の構成によりクライアントWebCL
1〜WebCLjとウエブサーバWebSV3間の双方
向情報授受がプログラムPrsnの実行で具現され、さ
らにアプリケーションサーバWebASV3へのCMオ
ークション・ビジネスロジックBlgcのパッケージン
グがプログラムCpckの実行で具現される。なお上記
以外の機能と運用は前掲の実施形態に準じ、よって前掲
の説明が援用される。
【0161】またUNIX(R)系アーキテクチャで
は、前掲のCGI機構に替えてJSP/EJB(Jav
a(R) Server Page/Enterpri
seJava(R) Beans)の導入によるマルチ
プラットホームでの分散環境構成が提案されている。J
SP/EJBによりレガシーシステムの取り込みも可能
となる。図21は、本発明に係る放映コンテンツの自動
送出システムの、インターネット適用によるUNIX
(R)系の実施形態のブロック構成図である。なお前記
実施形態におけると同じ部分には前記と同一符号を付け
前記実施形態で述べた説明を援用する。本実施形態に係
る放映コンテンツの自動送出システムCTAS4は、シ
ステム全体の動作を管理するシステム管理サーバSpS
V、放送営業情報サーバSiSV、リアルタイム放映情
報サーバRpSV、CMオークション・ビジネスロジッ
クBlgc、データベース装置DB、コンテンツ送出サ
ーバCsSV、ウエブサーバWebSV4、アプリケー
ションサーバWebASV4、LAN、インターネット
・バックボーンWebNを具備する。
【0162】インターネット・バックボーンWebN、
サービスプロバイダWebSPk〜WebSPm、ドメ
インネームサーバDNS、クライアントWebCL1〜
WebCLjの構成は前記実施形態におけると同様であ
る。クライアントWebCL1〜WebCLj、公衆電
話回線PubN、サービスプロバイダWebSPk〜W
ebSPm、ドメインネームサーバDNS、インターネ
ット・バックボーンWebN、ウエブサーバWebSV
4はプレゼンテーション層を形成する。
【0163】アプリケーションサーバWebASV4は
アプリケーション層を、データベース装置DBはデータ
ソース層を、さらにシステム管理サーバSpSV、放送
営業情報サーバSiSV、リアルタイム放映情報サーバ
RpSV、CMオークション・ビジネスロジックBlg
c、コンテンツ送出サーバCsSVはシェルフ層を、そ
れぞれ形成する。プレゼンテーション層のウエブサーバ
WebSV4、アプリケーション層、データソース層、
およびシェルフ層はLANやWANによって接続され、
相互にデータ授受可能に構成されている。
【0164】本実施形態ではカスタマとWebサイト間
の双方向情報授受においてサーバ側のリソースへの負担
の軽減を図るべく、競売Webサイトの処理をウエブサ
ーバWebSV4とアプリケーションサーバWebAS
V4とに分散させ、JSP/EJB構成を適用する。ウ
エブサーバWebSV4はJSPを用いてクライアント
WebCL1〜WebCLjと双方向情報授受する。こ
こでJSPはサーバサイドスクリプトとして機能し、ウ
エブサーバWebSV4により実行されるプログラムJ
prsnとして装備されている。
【0165】アプリケーションサーバWebASV4は
EJB構成を用いて外部ソフトウエア・コンポーネント
であるCMオークション・ビジネスロジックBlgcを
パッケージングする。これは分散オブジェクト技術の一
形態であり、CMオークション・ビジネスロジックBl
gcはコンポーネント・プログラムとして位置づけられ
る。コンポーネント・パッケージングを司るプログラム
JcpckがアプリケーションサーバWebASV4に
より実行可能に装備されている。なおプログラムJcp
ckに業務処理(CMオークション)機能を付与して、
本来はCMオークション・ビジネスロジックBlgcの
実行する業務処理の一部または全部を取り込んだ構成と
することも可能である。業務処理の全部を取り込んだ構
成の場合はCMオークション・ビジネスロジックBlg
cを省略できるが、例えば非オブジェクト指向言語によ
る既存ソフトウエア・リソースを流用してシステムに取
り込む場合はEJB構成により外部コンポーネントをパ
ッケージする構成とすることが好ましい。
【0166】上記の構成によりクライアントWebCL
1〜WebCLjとウエブサーバWebSV4間の双方
向情報授受がプログラムJprsnの実行で具現され、
さらにアプリケーションサーバWebASV4へのCM
オークション・ビジネスロジックBlgcのパッケージ
ングがプログラムJcpckの実行で具現される。なお
上記以外の機能と運用は前掲の実施形態に準じ、よって
前掲の説明が援用される。
【0167】上述したように、本発明により以下の利点
を実現することができる。 1.CM枠の営業担当者に依存しないネットワークを介
しての競売販売によって、営業工数を大幅に削減するこ
とができる。 2.入札者はネットワークを介し、且つセキュリティシ
ステムで守られたデータを競売主催側から受信すること
により、フェイク情報を排除して信頼性の高い入札情報
を得ることができる。 3.入札者はGUI上で入札情報の各項目を参照しなが
ら応札価額を合理的に判断できる。 4.入札者はさらに応札情報をセキュリティシステムで
守られたデータとしてネットワークを介し競売主催側へ
応信できるので、情報漏洩を排除して信頼性の高いデー
タ送付ができる。 5.スポンサーの提供者自身が、応札時に前後の同一カ
テゴリーのCMの有無をはじめ同一番組内の競合する提
供者の有無を確認できるので、従来、競売主催側によっ
て実行されていた、CM枠の並びの調整に要していた作
業を省略することができ、工数削減ができる。 6.リアルタイム・オークションにより番組放送の直前
まで、また放送中でもCM枠の放送の直前まで、ネット
ワークを介して当該CM枠の競売営業ができる。また入
札者はリアルタイムで視聴率を参照しながら自らの応札
価額を合理的に判断できる。これによりCM枠の価額が
市場原理にしたがい設定され、視聴率の高い番組のCM
収入の拡大が図れる。 7.落札されたCM枠は、自動的に放送局の放送営業シ
ステムに登録され、あらかじめCMバンクサーバに登録
されたCMコンテンツを用いて放送されることにより、
CM枠営業から放送までの業務の大幅な合理化が可能と
なる。 8.さらに放送実施後のスポンサーへの精算決済処理に
ついてもネットワークを介して自動的に処理できるの
で、事務業務の合理化が可能となる。
【0168】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に係る放映コンテンツのコマーシャル枠の競売方法は、
通信ネットワークを介し、競売入札者へ競売を通知し、
競売入札者が応札価額を提示した応札を送付すると競売
主催者が受理し、また応札状況に係る情報を競売主催者
が競売入札者に開示し、競売主催者が応札価額に基づき
競売落札者を提供者として決定するものであるから、競
売を通信ネットワークを適用して実行することにより競
売落札者を迅速かつ容易に決定できる。また競合する提
供者や同一業種の提供者の有無の検討と調整を競売入札
者が実行することにより、競売主催者側の工数削減がで
き、負担を軽減できる。さらに同一のCM枠につき複数
の競売入札者が提供を希望した場合でも、通信ネットワ
ークを適用した競売によって最適な販売価額を迅速かつ
容易に設定できる。
【0169】本発明の請求項2に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売方法は、請求項1記載のもので通
信ネットワークを用いた競売をインターネットのWeb
ページ機能を適用して実施するから、競売主催者からの
競売の通知、競売入札者による応札データの送付を含
む、競売主催者と競売入札者間のデータ授受を簡単な操
作でしかも迅速かつ安価に実行できる。
【0170】本発明の請求項3に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売方法は、請求項1記載のもので、
競売をインターネットのWebページ機能および電子メ
ール機能を適用して実施するから、電子メール機能によ
り競売通知を所望の競売入札者へ限定的に通知でき、か
つ競売入札者による応札データの送付を含む、競売主催
者と競売入札者間のデータ授受をWebページ機能によ
り簡単な操作でしかも迅速かつ安価に実行できる。
【0171】本発明の請求項4に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売方法は、請求項1、2または3の
何れかに記載のものであって、競売入札を放映コンテン
ツの放送時にあっても実行し、且つ放送中の視聴者の反
応に係る情報を取り込み、通信ネットワークを介して競
売入札者へ即時開示するから、放映コンテンツの放送時
においてもコマーシャル枠の競売を実行できる。しかも
競売入札者は放送中の視聴者の反応に係る情報をリアル
タイムで得ることができるから、視聴者の反応を反映し
た市場原理に適った競売価額を設定できる。
【0172】本発明の請求項5に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売システムは、通信ネットワーク
と、処理を管理する第1手段と、入札に係る情報および
応札状況に係る情報を競売入札者へ伝達し、また開示す
る第2手段と、競売入札者からの応札を伝達する第3手
段と、応札価額に基づき競売主催者が落札者を決定して
提供者とする第4手段とを備えるから、競売を通信ネッ
トワークを適用して実行することにより競売落札者を迅
速かつ容易に決定できる。また競合する提供者や同一業
種の提供者の有無の検討と調整を競売入札者が実行する
ことにより、競売主催者側の工数削減ができ、負担を軽
減できる。さらに同一のCM枠につき複数の競売入札者
が提供を希望した場合でも、通信ネットワークを適用し
た競売によって最適な販売価額を迅速かつ容易に設定で
きる。
【0173】本発明の請求項6に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売システムは、請求項5記載のもの
であって、競売をインターネットのWebページ機能を
適用して実施するから、競売主催者からの競売の通知、
競売入札者による応札データの送付を含む、競売主催者
と競売入札者間のデータ授受を簡単な操作でしかも迅速
かつ安価に実行できる。
【0174】本発明の請求項7に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売システムは、請求項5記載のもの
で、競売をインターネットのWebページ機能および電
子メール機能を適用して実施するから、電子メール機能
により競売通知を所望の競売入札者へ限定的に通知で
き、かつ競売入札者による応札データの送付を含む、競
売主催者と競売入札者間のデータ授受をWebページ機
能により簡単な操作でしかも迅速かつ安価に実行でき
る。
【0175】本発明の請求項8に係る放映コンテンツの
コマーシャル枠の競売システムは、請求項5、6または
7の何れかに記載のもので、競売を放映コンテンツの放
送時にあっても実行し、且つ放送中の視聴者の反応に係
る情報を取り込み、通信ネットワークを介して競売入札
者へ即時開示するから、放映コンテンツの放送時におい
てもコマーシャル枠の競売を実行できる。しかも競売入
札者は放送中の視聴者の反応に係る情報をリアルタイム
で得ることができるから、視聴者の反応を反映した市場
原理に適った競売価額を設定できる。
【0176】本発明の請求項9に係る放映コンテンツの
自動送出方法は、通信ネットワークを介し、競売主催者
から競売入札者へコマーシャル枠の競売が通知され、競
売入札者から応札価額を提示した応札が送付されると競
売主催者が受理し、さらに競売主催者が応札状況に係る
情報を競売入札者へ開示し、競売主催者が応札価額に基
づき落札者を決定して提供者とするから、CM枠の競売
を通信ネットワークを適用して自動的に実行でき、競売
落札者すなわちコマーシャル枠の提供者を迅速かつ容易
に決定できる。また同一のCM枠につき複数の競売入札
者が応札した場合に、最適な販売価額を迅速かつ容易に
自動設定できる。また応札状況に係る情報を競売入札者
へ開示することにより、競売入札者に同一業種で競合す
る提供者の有無の検討と調整を実行させ、よって競売主
催者側の工数を削減して負担を軽減できる。ついで提供
者の指定に基づきコマーシャル枠に組入れるコマーシャ
ル・コンテンツを設定し、このコマーシャル・コンテン
ツを組入れて放映コンテンツを編成して送出するから、
CM枠の競売の自動化に加え、実際の放送に至るまでの
一連の処理を自動化でき、効率的である上、業務の大幅
な合理化による運営コスト削減が可能となる。
【0177】本発明の請求項10に係る放映コンテンツ
の自動送出方法は、請求項9記載のものでインターネッ
トのWebページ機能を適用することにより、競売主催
者と競売入札者との間の情報授受を簡単な操作でしかも
迅速かつ安価に実行できる。
【0178】本発明の請求項11に係る放映コンテンツ
の自動送出方法は、請求項9記載のものでインターネッ
トのWebページ機能および電子メール機能を適用する
から、電子メール機能の適用により競売を所望の競売入
札者へ限定的に通知でき、かつWebページ機能の適用
により競売主催者と競売入札者との間の情報授受を簡単
な操作でしかも迅速かつ安価に実行できる。
【0179】本発明の請求項12に係る放映コンテンツ
の自動送出方法は、請求項9、10または11の何れか
に記載のもので、放映コンテンツの放送時にあっても競
売を実行するから、番組放送の直前まで、また放送中で
CM枠の放送の直前まで、当該CM枠の営業ができる。
これにより視聴率の高い番組のCM収入の拡大を図るこ
とができる。さらに放送中の視聴者の反応に係る情報を
取り込み、通信ネットワークを介して競売入札者へ即時
開示するから、応札価額の動的な設定ができ、視聴者の
反応を反映した市場原理に適った落札価額を得ることが
可能になる。
【0180】本発明の請求項13に係る放映コンテンツ
の自動送出システムは、コマーシャル枠の提供者を通信
ネットワークを介した競売により決定する競売実行手段
と、放映コンテンツの自動送出手段と、これら手段の動
作を管理する自動管理手段とを具備し、競売実行手段は
競売主催者が競売入札者へ競売を通知し、競売入札者か
ら送付された応札価額を提示した応札を受理し、また応
札状況に係る情報を競売入札者へ開示し、応札価額に基
づき競売落札者を決定してコマーシャル枠の提供者と
し、一方、放映コンテンツの自動送出手段は提供者の指
定に基づきコマーシャル枠に組入れるコンテンツを設定
し、このコンテンツをコマーシャル枠に組入れて放映コ
ンテンツを編成して送出する。
【0181】この結果、CM枠の競売を通信ネットワー
クを適用して自動的に実行でき、競売落札者すなわちコ
マーシャル枠の提供者を迅速かつ容易に決定できる。ま
た同一のCM枠につき複数の競売入札者が応札した場合
に、最適な販売価額を迅速かつ容易に自動設定できる。
また応札状況に係る情報を競売入札者へ開示して、競売
入札者に同一業種で競合する提供者の有無の検討と調整
を実行させることにより、競売主催者側の工数を削減し
て負担を軽減できる。ついで提供者の指定に基づきコマ
ーシャル枠に組入れるコマーシャル・コンテンツを設定
し、このコマーシャル・コンテンツを組入れて放映コン
テンツを編成して送出するから、CM枠の競売の自動化
に加え、実際の放送に至るまでの一連の処理を自動化で
き、効率的である上、業務の大幅な合理化による運営コ
スト削減が可能となる。
【0182】本発明の請求項14に係る放映コンテンツ
の自動送出システムは、請求項13記載のもので競売実
行手段にインターネットのWebページ機能を適用する
から、競売主催者と競売入札者との間の情報授受を簡単
な操作でしかも迅速かつ安価に実行できる。
【0183】本発明の請求項15に係る放映コンテンツ
の自動送出システムは、請求項13記載のもので、イン
ターネットのWebページ機能および電子メール機能を
適用するから、電子メール機能の適用により競売を所望
の競売入札者へ限定的に通知でき、かつWebページ機
能の適用により競売主催者と競売入札者との間の情報授
受を簡単な操作でしかも迅速かつ安価に実行できる。
【0184】本発明の請求項16に係る放映コンテンツ
の自動送出システムは、請求項13、14または15の
何れかに記載のもので、放映コンテンツの放送時にあっ
ても競売を実行するから、番組放送の直前まで、また放
送中でCM枠の放送の直前まで、当該CM枠の営業がで
き、よって視聴率の高い番組のCM収入の拡大を図るこ
とができる。さらに放送中の視聴者の反応に係る情報を
取り込み、通信ネットワークを介して競売入札者へ即時
開示するから、応札価額の動的な設定ができ、視聴者の
反応を反映した市場原理に適った落札価額を得ることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放映コンテンツのコマーシャル枠
の競売システムの一実施形態のブロック構成図である。
【図2】図1に示される放映コンテンツのコマーシャル
枠の競売システムの動作フローチャートである。(これ
はネット競売管理手段を主とするシステムのフローであ
り、サーバSV全体の動作説明となる。)
【図3】図2に続く動作フローチャートである。
【図4】図1に示されるCMオークション・ビジネスロ
ジックのブロック構成図である。
【図5】図1に示されるCMオークション・ビジネスロ
ジックの動作フローチャートである。
【図6】図1に示されるデータファイル装置の構成の説
明図である。
【図7】図1に示されるCMオークション応札手段のブ
ロック構成図である。
【図8】図1に示されるCMオークション応札手段の動
作フローチャートである。
【図9】コマーシャル枠の競売情報を開示する画面の例
を示す図である。
【図10】応札入力に係る画面の例を示す図である。
【図11】落札通知に係る画面の例を示す図である。
【図12】本発明に係る放映コンテンツの自動送出シス
テムの一実施形態のブロック構成図である。
【図13】図12に示される放映コンテンツの自動送出
システムの機能構成図である。
【図14】図12に示されるシステム管理手段の動作フ
ローチャートである。
【図15】図12に示される送出管理手段の動作フロー
チャートである。
【図16】本発明に係る放映コンテンツの自動送出方法
を適用した第2のビジネス形態の説明図である。
【図17】本発明に係る放映コンテンツの自動送出方法
を適用した第3のビジネス形態の説明図である。
【図18】本発明に係る放映コンテンツの自動送出シス
テムの、インターネット適用による一実施形態のブロッ
ク構成図である。
【図19】図18に示される要部の詳細構成図である。
【図20】本発明に係る放映コンテンツの自動送出シス
テムの、インターネット適用による他の実施形態のブロ
ック構成図である。
【図21】本発明に係る放映コンテンツの自動送出シス
テムの、インターネット適用による別の実施形態のブロ
ック構成図である。
【図22】放映コンテンツの構成と放映コンテンツ成立
までの従来の工程を説明する図である。
【符号の説明】 AUCS……放映コンテンツのコマーシャル枠の競売シ
ステム、CU1〜CUn……カスタマ・システム、HS
……ホスト・システム、SIS……放送営業情報システ
ム、DB……データベース装置、ROP……リアルタイ
ム放映情報処理システム、NW……ネットワーク、Cu
10……オペレーティングシステム、Cu11……CM
オークション応札手段、Cu12……入力手段、Cu1
3……カスタマ側情報授受手段、Cu14……暗号化復
号化手段、Cu15……プレゼンテーション情報処理手
段、KB1……キーボード、MS1……マウス、FPD
1……ディスプレイ装置、Hs1……ネット競売管理手
段、Hs2……ホスト側情報授受手段、Hs3……暗号
化復号化手段、Hs4……プレゼンテーション情報作成
手段、Hs5……CMオークション・ビジネスロジッ
ク、DF……データファイル装置、ai……競売情報、
doa……放映状態データ、oai……リアルタイム放
映情報(視聴率)、tai……入札情報、tdr1〜t
drn……応札情報、ica……コンテンツ編組情報

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番組コンテンツを組入れる番組枠とコマ
    ーシャル・コンテンツを組入れるコマーシャル枠との組
    合せで編成される放送用の放映コンテンツの、前記コマ
    ーシャル枠の提供者を決定する方法であって、 前記コマーシャル枠の前記提供者を通信ネットワークを
    用いた競売により決定するものとし、 競売主催者が前記通信ネットワークを介し、競売入札者
    へ前記コマーシャル枠の競売を通知する第1過程と、 前記競売入札者が前記通信ネットワークを介して、少な
    くとも前記コマーシャル枠の応札価額を提示した応札情
    報を前記競売主催者へ送付すると、前記競売主催者が前
    記応札情報を受理する第2過程と、 応札状況に係る情報を前記競売主催者が前記通信ネット
    ワークを介して前記競売入札者に開示する第3過程と、 前記競売主催者が少なくとも前記応札価額に基づき前記
    コマーシャル枠の競売落札者を前記提供者として決定す
    る第4過程と、を備えることを特徴とする放映コンテン
    ツのコマーシャル枠の競売方法。
  2. 【請求項2】 前記通信ネットワークを用いた競売を、
    インターネットのWebページ機能を適用して実施する
    ことを特徴とする請求項1記載の放映コンテンツのコマ
    ーシャル枠の競売方法。
  3. 【請求項3】 前記通信ネットワークを用いた競売を、
    インターネットのWebページ機能および、電子メール
    機能を適用して実施することを特徴とする請求項1記載
    の放映コンテンツのコマーシャル枠の競売方法。
  4. 【請求項4】 前記コマーシャル枠の競売入札を、前記
    放映コンテンツの放送時にあっても実行し、 且つ前記第3過程は、前記放送中の視聴者の反応に係る
    情報を取り込み、前記通信ネットワークを介して前記競
    売入札者へ即時に開示する処理を含む構成としたことを
    特徴とする請求項1、2または3の何れかに記載の放映
    コンテンツのコマーシャル枠の競売方法。
  5. 【請求項5】 番組コンテンツを組入れる番組枠とコマ
    ーシャル・コンテンツを組入れるコマーシャル枠との組
    合せで編成される放送用の放映コンテンツの、前記コマ
    ーシャル枠の提供者を決定するシステムであって、 前記コマーシャル枠の競売を主催する競売主催者と前記
    コマーシャル枠の提供希望者である競売入札者との情報
    授受を仲介する通信ネットワークと、 前記コマーシャル枠の前記通信ネットワークを介した競
    売に係る処理および前記提供者を決定する処理を管理す
    る第1手段と、 前記競売主催者が前記通信ネットワークを介し、前記コ
    マーシャル枠の入札に係る情報を前記競売入札者へ伝達
    する第2手段と、 前記入札に係る情報を受理した前記競売入札者によって
    前記通信ネットワークを介し、少なくとも前記コマーシ
    ャル枠の応札価額を提示した応札情報が前記競売主催者
    へ伝達された際に、前記応札情報を受理した前記競売主
    催者が少なくとも前記応札価額に基づき前記コマーシャ
    ル枠の競売落札者を前記提供者として決定する第3手段
    と、を備え、 且つ前記第2手段は、応札状況に係る情報を前記通信ネ
    ットワークを介して前記競売入札者に開示する処理を含
    む構成としたことを特徴とする放映コンテンツのコマー
    シャル枠の競売システム。
  6. 【請求項6】 前記通信ネットワークを用いた競売を、
    インターネットのWebページ機能を適用して実施する
    ことを特徴とする請求項5記載の放映コンテンツのコマ
    ーシャル枠の競売システム。
  7. 【請求項7】 前記通信ネットワークを用いた競売を、
    インターネットのWebページ機能および、電子メール
    機能を適用して実施することを特徴とする請求項5記載
    の放映コンテンツのコマーシャル枠の競売システム。
  8. 【請求項8】 前記第1手段乃至第3手段を、前記放映
    コンテンツの放送時にあっても作動させ、 且つ前記第2手段は、当該放送中の視聴者の反応に係る
    情報を取りこみ、当該情報を前記通信ネットワークを介
    して前記競売入札者へ即時に伝達する処理を含む構成と
    したことを特徴とする請求項5、6または7の何れかに
    記載の放映コンテンツのコマーシャル枠の競売システ
    ム。
  9. 【請求項9】 番組コンテンツを組入れる番組枠とコマ
    ーシャル・コンテンツを組入れるコマーシャル枠との組
    合せで編成される放送用の放映コンテンツの送出方法で
    あって、 前記コマーシャル枠の前記提供者を通信ネットワークを
    介した競売により決定するべく、競売主催者によって前
    記通信ネットワークを介し、競売入札者へ前記コマーシ
    ャル枠の競売が通知される第1過程と、 前記競売入札者によって、前記通信ネットワークを介し
    て少なくとも前記コマーシャル枠の応札価額を提示した
    応札が前記競売主催者へ送付されると、前記競売主催者
    により前記応札が受理される第2過程と、 応札状況に係る情報が前記競売主催者により前記通信ネ
    ットワークを介して前記競売入札者へ開示される第3過
    程と、 前記競売主催者によって、少なくとも前記応札価額に基
    づき前記コマーシャル枠の競売落札者が前記提供者とし
    て決定される第4過程と、 前記提供者の指定に基づき前記コマーシャル枠に組入れ
    るコマーシャル・コンテンツが設定される第5過程と、 設定された前記コマーシャル・コンテンツが前記コマー
    シャル枠に組入れられることで放映コンテンツが編成さ
    れ送出される第6過程と、を備えることを特徴とする放
    映コンテンツの自動送出方法。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも第1過程乃至第3過程
    は、インターネットのWebページ機能の適用を含むこ
    とを特徴とする請求項9記載の放映コンテンツの自動送
    出方法。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも第1過程乃至第3過程
    は、インターネットのWebページ機能および、電子メ
    ール機能の適用を含むことを特徴とする請求項9記載の
    放映コンテンツの自動送出方法。
  12. 【請求項12】 前記第1過程乃至第6過程は、前記放
    映コンテンツの放送時にあっても実行され、且つ前記第
    3過程は、当該放送中の視聴者の反応に係る情報を取り
    込み、前記通信ネットワークを介して前記競売入札者へ
    即時に開示する処理を含む構成としたことを特徴とする
    請求項9、10または11の何れかに記載の放映コンテ
    ンツの自動送出方法。
  13. 【請求項13】 番組コンテンツを組入れる番組枠とコ
    マーシャル・コンテンツを組入れるコマーシャル枠との
    組合せで編成される放送用の放映コンテンツの送出シス
    テムであって、 前記コマーシャル枠の提供者を通信ネットワークを介し
    た競売により決定する競売実行手段と、 放映コンテンツの自動送出手段と、 前記競売実行手段と放映コンテンツの自動送出手段の少
    なくとも何れかの動作を管理する自動管理手段と、を具
    備し、 前記競売実行手段は、 競売主催者が前記通信ネットワークを介し、競売入札者
    へ前記コマーシャル枠の競売の通知をする第1手段と、 前記競売入札者によって、前記通信ネットワークを介し
    て少なくとも前記コマーシャル枠の応札価額を提示した
    応札が前記競売主催者へ送付されると、前記競売主催者
    が前記応札を受理する第2手段と、 前記競売主催者が応札状況に係る情報を前記通信ネット
    ワークを介して前記競売入札者へ開示する第3手段と、 前記競売主催者が、少なくとも前記応札価額に基づき前
    記コマーシャル枠の競売落札者を前記提供者として決定
    する第4手段と、を備え、 前記放映コンテンツの自動送出手段は、 前記提供者の指定に基づきコマーシャル・コンテンツを
    前記コマーシャル枠に組入れて放映コンテンツを編成し
    て送出する第5手段、を備えることを特徴とする放映コ
    ンテンツの自動送出システム。
  14. 【請求項14】 前記競売実行手段は、インターネット
    のWebページ機能の適用を含むことを特徴とする請求
    項13記載の放映コンテンツの自動送出システム。
  15. 【請求項15】 前記競売実行手段は、インターネット
    のWebページ機能および、電子メール機能の適用を含
    むことを特徴とする請求項13記載の放映コンテンツの
    自動送出システム。
  16. 【請求項16】 少なくとも前記競売実行手段は、前記
    放映コンテンツの放送時にあっても作動し、 さらに前記第3手段は、当該放送中の視聴者の反応に係
    る情報を取り込み、前記通信ネットワークを介して前記
    競売入札者へ即時に開示する処理を含む構成としたこと
    を特徴とする請求項13、14または15の何れかに記
    載の放映コンテンツの自動送出システム。
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