JP2000353203A - 取引システム、取引サーバ、端末、及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引処理の状況の変化を適切且つ迅速に送信
する。 【解決手段】 インターネット４００を介して接続され
た端末３００と取引サーバ２００とを有する取引システ
ムであって、端末３００は、取引サーバ２００との間の
通信路を確立して維持する通信制御部２０２と、取引指
示情報を受け付ける取引指示受付部３１８と、取引指示
情報を取引サーバ２００に送信する取引指示情報送信部
３２０と、取引処理の状況を受信する取引処理状況受信
部３２２と、取引処理状況を表示する取引処理状況表示
部３２４とを有し、取引サーバ２００は、端末３００と
の間の通信路を確立して維持する通信制御部２０２と、
取引指示情報を受信する取引指示情報受信部２０４と、
取引指示情報に基づいて取引処理を実行する取引処理実
行部２０６と、取引処理の状況が変化したことに基づい
て、当該状況を端末３００に送信する取引処理状況送信
部２０８とを有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用して取引対象についての取引処理を行う取引システ
ム、取引サーバ、端末、及び記憶媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、取引システムの一例として、イン
ターネットを利用して、所定の取引対象の落札を行うオ
ークションシステムが知られている。このオークション
システムにおいては、各ユーザが端末により所望の希望
入札額を入力して、オークションの主催者側のサーバに
送信し、オークションの主催者側では、送信された希望
入札額に基づいて、ウェブサーバに最新の入札額等の情
報を含めたホームページを作成することにより、複数の
端末へ入札額等の情報を提供する。このオークションシ
ステムにおいては、ユーザが自己の端末に前記入札額等
の情報が含まれているホームページを読み込むことによ
り入札額等の情報を得ることができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のオークションシステムでは、ホームページの入
札額が変更された場合にあっても、ユーザが端末を使っ
てホームページを再度読み込みにいかなければ、入札額
が変更されたことを知ることができないという問題が生
じる。すなわち、ユーザは最新の入札額等の情報を正確
に知ることができないという問題が生じる。

【０００４】このため、例えば、取引対象の額を徐々に
せり上げていく形式のオークションにおいては、ユーザ
が端末によりホームページを逐次読み込んで、入札額の
変化を常に監視しなければならないという問題が生じ
る。また、ユーザが入札額を逐次監視していたとして
も、読み込んだ直後に他のユーザによって入札額が更新
されてしまい、場合によっては他のユーザによって落札
されてしまう恐れも生じる。

【０００５】また、例えば、取引対象の提供者側が取引
対象の取引額を徐々に下げていき、取引額に満足がいく
時点にユーザが取引（購入）を指示するという形式のオ
ークションにおいて、例えば、同一の取引額になったと
きに購入しようとしている２人のユーザがいるとする
と、ユーザが端末によりホームページを読み込むタイミ
ングによって、一のユーザが取引額が自己の希望額にな
ったことを知っている一方、他のユーザは取引額が自己
の希望額になっていることを知らないといったように、
複数のユーザに対して公平な取引条件を提供することが
できないという問題が生じる。このように、従来のオー
クションシステムでは、会場において行われる一般的な
オークションと同様な機能を適切に提供することができ
ないという問題が生じる。

【０００６】そこで本発明は、上記の課題を解決するた
めに、取引処理の状況の変化を適切且つ迅速に送信する
ことのできる取引システム、取引サーバ、端末、及び記
録媒体を提供することを目的とする。この目的は特許請
求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせによ
り達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体
例を規定する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第１の形態に係る取引システムは、ネット
ワークを介して接続された複数の端末と取引サーバとを
有し、所定の取引対象についての取引処理を実行する取
引システムであって、端末は、取引サーバとの間の通信
路をネットワーク上に確立して維持する端末側通信路維
持部と、ユーザから所定の取引対象についての取引指示
を示す取引指示情報を受け付ける取引指示受付部と、取
引指示受付部により入力された取引指示情報を通信路を
介して取引サーバに送信する取引指示情報送信部と、通
信路を介して取引サーバから送信される取引処理の状況
を受信する取引処理状況受信部と、取引処理状況を表示
する取引処理状況表示部とを有し、取引サーバは、複数
の端末との間の通信路をネットワーク上に確立して維持
する通信路維持部と、通信路を介して端末から取引指示
情報を受信する取引指示情報受信部と、取引指示情報に
基づいて取引処理を実行する取引処理実行部と、取引処
理の状況が変化したことに基づいて、当該取引処理の状
況を通信路を介して複数の端末に送信する取引処理状況
送信部とを有することを特徴とする。

【０００８】端末は、ユーザから取引処理への参加指示
を受け付ける参加受付部と、ユーザから取引処理からの
退去指示を受け付ける退去受付部とを有し、端末側通信
路維持部は、参加指示を受け付けたことに基づいて、通
信路を確立し、記退去指示を受け付けるまで通信路を維
持し、通信路維持部は、端末側通信路維持部により通信
路が確立されることに基づいて端末の識別情報を記憶す
ることにより通信路を確立し、通信路の維持がとかれる
ことに基づいて端末の識別情報を削除して通信路の維持
をとくようにしてもよい。

【０００９】ネットワークには、ウェブサーバが接続さ
れ、ウェブサーバは、所定の処理を実行するためのモジ
ュールと対応付けられているページを有し、端末は、ウ
ェブサーバからページ及びモジュールを読み込むページ
読込部と、ページに対応付けられているモジュールを実
行するモジュール実行部とを有し、参加受付部、退去受
付部、端末側通信路維持部、取引指示受付部、取引指示
情報送信部、取引処理状況受信部、取引処理状況表示部
の少なくとも一つは、モジュール実行部がモジュールを
実行することにより構成されるようにしてもよい。

【００１０】上記目的を達成するために、本発明の第１
の形態に係る取引サーバは、端末から受け取った所定の
取引対象についての取引指示を示す取引指示情報に基づ
いて、取引対象についての取引処理を実行する取引サー
バであって、複数の端末との間の通信路を確立して維持
する通信路維持部と、通信路を介して端末から取引指示
情報を受信する取引指示受信部と、取引指示情報に基づ
いて、取引処理を実行する取引処理実行部と、取引処理
の状況が変化したことに基づいて、当該取引処理の状況
を通信路を介して複数の端末に送信する取引処理状況送
信部とを有することを特徴とする。

【００１１】通信路維持部は、端末により通信路が確立
されることに基づいて端末の識別情報を記憶することに
より通信路を確立し、通信路の維持がとかれることに基
づいて端末の識別情報を削除して通信路の維持をとくよ
うにしてもよい。取引指示情報は、取引対象を取引する
ための希望額情報を有しており、取引処理実行部は、端
末から入力された希望額情報に基づいて取引対象を取引
するための暫定取引額を更新し、取引状況送信部は、暫
定取引額が更新されたことに基づいて複数の端末に暫定
取引額を送信するようにしてもよい。取引処理実行部
は、暫定取引額と、当該暫定取引額に相当する希望額情
報を送信した端末のユーザとを対応付けて管理するよう
にしてもよい。取引処理状況送信部は、暫定取引額と共
に、当該暫定取引額に相当する希望額情報を送信した端
末のユーザを示す情報を送信するようにしてもよい。

【００１２】取引処理が終了した時点における暫定取引
額に相当する希望額情報を送信した端末のユーザに対し
て、取引処理が確定したことを示す取引確定通知を送信
する取引確定通知部を更に備えるようにしてもよい。取
引処理実行部は、端末から暫定取引額より高い額を示す
希望額情報が入力された場合に、暫定取引額を当該希望
額情報が示す額に更新するようにしてもよい。取引処理
実行部は、端末から暫定取引額より低い額を示す希望額
情報が入力された場合に、暫定取引額を当該希望額情報
が示す額に更新するようにしてもよい。

【００１３】取引指示情報は、取引対象の購入要求を有
しており、取引処理実行部は、取引対象の残り数量を管
理し、購入要求に基づいて残り数量を更新し、取引情報
送信部は、残り個数が更新された場合に複数の端末に送
信するようにしてもよい。取引指示情報は、取引対象の
購入要求を有しており、取引処理実行部は、所定の取引
対象を取引するための暫定取引額を所定の時間が経過す
る毎に減らして更新し、取引処理状況送信部は、更新さ
れた暫定取引額を複数の端末に送信するようにしてもよ
い。取引処理実行部は、取引終了までの残り時間を計測
し、取引情報送信部は、残り時間を複数の端末に送信す
るようにしてもよい。取引処理の開始又は終了の少なく
とも一方について端末に通知する取引処理通知部を更に
有するようにしてもよい。

【００１４】上記目的を達成するために、本発明の第１
の形態に係る端末は、所定の取引対象についての取引処
理を実行する取引サーバとの間で取引に関する情報を送
受信する端末であって、取引サーバとの間の通信路をネ
ットワーク上に確立して維持する端末側通信路維持部
と、ユーザから所定の取引対象についての取引指示を示
す取引指示情報を受け付ける取引指示受付部と、取引指
示受付部により入力された取引指示情報を通信路を介し
て取引サーバに送信する取引指示情報送信部と、通信路
を介して取引サーバから送信される取引処理の状況を受
信する取引処理状況受信部と、取引処理状況を表示する
取引処理状況表示部とを有することを特徴とする。通信
路が遮断されているか否かを検出する回線状況検出部
と、回線状況検出部により通信路が遮断されていると検
出されたことに基づいて、通信路が遮断されていること
を表示させる遮断表示制御部とをさらに有するようにし
てもよい。

【００１５】上記目的を達成するために、本発明の第１
の形態に係る記録媒体は、コンピュータに所定の取引対
象についての取引処理を実行させるプログラムが記憶さ
れた記録媒体であって、複数の端末との間の通信路を確
立して維持させる通信路維持モジュールと、通信路を介
して端末から取引指示情報を受信させる取引指示受信モ
ジュールと、取引指示情報に基づいて、取引処理を実行
させる取引処理実行モジュールと、取引処理の状況が変
化したことに基づいて、当該取引処理の状況を通信路を
介して複数の端末に送信させる取引処理状況送信モジュ
ールとを有することを特徴とする。なお上記の発明の概
要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではな
く、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明と
なりうる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
に係る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で
説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手
段に必須であるとは限らない。図１は、本発明の一実施
形態に係る取引システムの一例としてのオークションシ
ステムの構成を示す図である。本オークションシステム
は、ホームページを閲覧可能に提供するウェブサーバ１
００と、複数の端末３００と、取引サーバの一例として
のオークションサーバ２００とを有する。ウェブサーバ
１００、端末３００及びオークションサーバ２００は、
ネットワークの一例としてのインターネット４００を介
して接続されている。

【００１７】本実施形態では、端末３００として、Inte
rnet Explorer（商標）や、Netscape Communicator（商
標）等といったブラウザを実行可能なＰＣ（Personal c
omputer）を用いている。端末３００は、これに限られ
ず、ウェブＴＶ（Television）や、Dreamcast（商標）
等のゲーム機であってもよく、要は、インターネットに
接続できる環境を有するものであればよい。ここで、ウ
ェブサーバ１００及びオークションサーバ２００におけ
るサーバとは、他の装置に対してサービスを提供する装
置をいい、例えば、ＰＣ（Personal computer）、ＷＳ
（Work Station）等であってもよく、いわゆるサーバコ
ンピュータとして販売されている装置に限られない。

【００１８】本オークションシステムは、複数のユーザ
から取引対象を取り引きするための希望額を受け付ける
とともに、受け付けた希望額を複数のユーザに提示し、
最終的に所定の条件（例えば、最も高い、又は最も低
い）を満たす希望額を提示したユーザとの間で取引対象
の取引を行う形式のオークション（サムライオークショ
ン）と、複数のユーザから取引対象を取り引きするため
の希望額を変更させる（上昇又は下降させる）指示を受
け付けるとともに、当該指示があった場合に希望額を所
定の額だけ変更して複数のユーザに提示し、最終的に所
定の条件（例えば、最も高い、又は最も低い）を満たす
希望額を指示したユーザとの間で取引対象の取引を行う
形式のオークション（モンキーオークション）とを行
う。

【００１９】また、本オークションシステムは、取引対
象を取り引きするための取引額を徐々に下げていき、各
ユーザは所望の取引額になった時点で取引の指示を行う
ことにより、取引対象の取引を行う形式のオークション
（バナナオークション）と、取引対象の取引を行う時間
が限られており、当該時間内にユーザが取引指示を行う
ことにより取引対象の取引を行う形式のオークション
（タイムセールオークション）と、各ユーザは所望の希
望額を指示し、当該希望額に基づいて落札者を決定し、
希望額を決定する時点においては、一のユーザには他の
ユーザの希望額についての情報が提示されない形式のオ
ークション（忍者（ニンジャ）オークション）とを行
う。

【００２０】ウェブサーバ１００は、記憶部１０２と、
送信制御部１０４とを有する。記憶部１０２は、オーク
ション用のページ（オークションページ）及びモジュー
ルを記憶する。本実施形態では、オークションページ
は、ＨＴＭＬ（hypertext markup language）形式で記
述されており、オークションを行う取引対象（例えば、
コンピュータ）の画像データ、取引対象のスペック（仕
様）の情報、オークションの開始時刻、終了時刻、オー
クション開始時の取引対象の価格、取引対象の個数等の
情報、端末３００のモジュール実行部３１０に実行させ
るモジュールのアドレス等が記述されている。本実施形
態では、モジュールは、例えば、ＪＡＶＡアプレット、
ＪＡＶＡスクリプト、ＡｃｔｉｖｅＸコントロール、プ
ラグイン等によって記述されている。送信制御部１０４
は、端末３００からページの読込要求が送信されたこと
に基づいて、該当するページを要求元の端末３００に送
信する。また、送信制御部１０４は、端末３００からモ
ジュールの読込要求が送信されたことに基づいて、対応
するモジュールを要求元の端末３００に送信する。

【００２１】オークションサーバ２００は、通信路維持
部の一例として通信制御部２０２と、取引指示情報受信
部２０４と、取引処理通知部の一例としての取引処理実
行部２０６と、取引処理状況送信部２０８と、データベ
ース２１０と、取引確定通知部の一例としての結果送信
部２１２を有する。通信制御部２０２は、端末３００と
の間の通信路の確立及び維持を行う。本実施形態では、
通信制御部２０２は、端末３００から通信路の確立の要
求があった場合には、当該端末３００の識別情報（例え
ば、ＩＰ（Internet Protocol）アドレス)を記憶し、当
該識別情報により端末３００との各種情報の送受信を可
能にする。また、通信制御部２０２は、端末３００から
通信路の解除要求があった場合には、該当する端末３０
０の識別番号を削除する。

【００２２】また、通信制御部２０２は、端末３００の
通信制御部３１２に所定の時間おき（例えば、５分お
き）に通信路の接続状況を確認するための確認データを
送信し、当該確認データに対する応答データを端末３０
０の通信制御部３１２から受信できるか否かを検出す
る。そして、確認データが受信できないことに基づい
て、当該端末との間の通信路の解除を行う。また、通信
制御部２０２は、端末３００の通信制御部３１２から通
信路の確認データが送信されてきた場合には、当該確認
データに対応する応答データを端末３００の通信制御部
３１２に送信する。

【００２３】取引指示情報受信部２０４は、端末３００
から送信された取引指示情報等の情報を受信して取引処
理実行部２０６に渡す。取引処理実行部２０６は、取引
指示情報受信部２０４が受信した情報に基づいて種々の
処理を行う。例えば、取引処理実行部２０６は、通信路
を確立した端末３００の識別情報に対して、端末３００
から送信される当該端末３００を使用しているユーザの
識別情報、参加するオークションを特定する情報（オー
クション特定情報：例えば、取引対象のロット番号）を
対応付けて記憶すると共に、前記通信路の維持を解除す
る場合に前記識別番号に対応付けられたユーザの識別情
報、オークション特定情報を削除する。また、取引処理
実行部２０６は、取引指示情報に基づいて取引処理を実
行する。なお、詳細な機能については後述する。

【００２４】取引処理状況送信部２０８は、取引処理実
行部２０６により実行されている取引処理の状況が更新
されたことに基づいて、当該取引処理の状況を当該取引
処理に参加している端末３００に送信する。データベー
ス２１０は、オークションの種類、オークションの対象
物のロット番号、取引対象の取引額、取引対象の個数、
取引対象のスペック（仕様）の情報、オークションの開
始時刻、終了時刻、オークション開始時の取引対象の価
格、取引対象の出品個数等の情報を管理している。

【００２５】結果送信部２１２は、取引処理実行部２０
８による取引処理によって取引が成立したユーザに取引
が確定したことを示す取引確定通知を送信する。本実施
形態では、結果送信部２１２は、取引が成立したユーザ
のＥメールアドレス宛に取引確定通知を送信する。取引
確定通知としては、例えば、成立した取引額や、取引額
の納入に関する情報がある。

【００２６】図２は、本発明の一実施形態に係るオーク
ションサーバのハードウエアの構成を示す図である。オ
ークションサーバ２００は、ＣＰＵ（central processi
ng unit）２２０と、ＲＯＭ（read only memory）２２
２と、ＲＡＭ(random accessmemory)２２４と、通信Ｉ
／Ｆ（インターフェース）２２６と、ディスプレイ２２
８と、入力装置２３０と、データベース２１０と、ハー
ドディスク２１５と、ＦＤ（floppy disk）ドライブ２
３２と、ＣＤ−ＲＯＭ（compact disk ROM）ドライブ２
３４とを有する。

【００２７】ＣＰＵ２２０は、ＲＯＭ２２２及びＲＡＭ
２２４に格納されたプログラムに基づいて処理を行う。
通信Ｉ／Ｆ２２６は、端末３００とインターネット４０
０との間のデータの受け渡しを仲介する。ディスプレイ
２２８は、各種情報を表示する。入力装置２３０は、オ
ークションサーバ２００に対する設定等を入力する。Ｆ
Ｄドライブ２３２は、フロッピーディスク２３６からデ
ータ又はプログラムを読み取ってＣＰＵ２２０に渡す。
ＣＤ−ＲＯＭドライブ２３４は、ＣＤ−ＲＯＭ２３８か
らデータ又はプログラムモジュールを読み取ってＣＰＵ
２２０に渡す。ハードディスク２１５は、ＦＤドライブ
２３２又はＣＤ−ＲＯＭドライブ２３４によって読み出
されたデータ又はプログラムモジュールを記憶するとと
もに、記憶したデータ又はプログラムモジュールを読み
取ってＣＰＵ２２０に渡す。

【００２８】本実施形態では、複数の端末３００との間
の通信路を確立して維持させる通信路維持モジュール
と、通信路を介して端末３００から取引指示情報を受信
させる取引指示受信モジュールと、取引指示情報に基づ
いて、取引処理を実行させる取引処理実行モジュール
と、取引処理の状況が変化したことに基づいて、当該取
引処理の状況を通信路を介して複数の端末３００に送信
させる取引処理状況送信モジュールと、取引処理が成立
したユーザ宛に確定したことを示す確定通知を送信させ
る取引確定通知モジュールを有するＣＤ−ＲＯＭ２３８
から、これらプログラムモジュールを読み出してハード
ディスク２１５にインストールさせておく。そして、当
該ハードディスク２１５からこれらプログラムモジュー
ルを読出してＣＰＵ２２０が実行することにより、上記
した通信制御部２０２と、取引指示情報受信部２０４
と、取引処理実行部２０６と、取引処理状況送信部２０
８と、結果送信部２１２とを構成する。

【００２９】図１に戻り、端末３００は、入力装置３０
８と、表示装置３０６と、参加受付部としてのページ読
込部３０２と、ページ表示部３０４と、モジュール実行
部３１０とを有する。入力装置３０８は、例えば、マウ
ス、キーボード等のユーザの指示を入力する装置であ
る。表示装置３０６は、情報を表示するディスプレイで
ある。ページ読込部３０２は、入力装置３０８によりユ
ーザから所定のオークションについてのページの読み込
み指示が入力されたことに基づいて、ウェブサーバ１０
０にページの読込要求を送信し、ウェブサーバ１００か
ら該当するページを受信する。また、ページ読込部３０
２は受信したページに対応付けられているモジュールの
読込要求をウェブサーバ１００を送信し、該当するモジ
ュールを受信する。ページ表示部３０４は、ページ読込
部３０２が読み込んだページを表示装置３０６に表示さ
せる。

【００３０】図３は、本発明の一実施形態に係るサムラ
イオークションについてのページの表示装置３０６にお
ける表示例を示す図である。図３に示すように、表示装
置３０６の表示画面には、取引対象の商品名、取引対象
の画像、例えば、オークションについての情報等が表示
される。ウェブサーバ１００からページを読み込んだ時
点においては、入札ステータス表示領域Ａ、取引状況表
示領域Ｂ、及び経過情報表示領域Ｃには、何も表示され
ていない。

【００３１】図４は、本発明の一実施形態に係るモンキ
ーオークションについてのページの表示装置３０６にお
ける表示例を示す図である。図４に示すように、表示装
置３０６の表示画面には、取引対象の商品名、取引対象
の画像、オークションについての情報等が表示される。
なお、ウェブサーバ１００からページを読み込んだ時点
においては、入札ステータス表示領域Ａ、取引状況表示
領域Ｂ、及び経過情報表示領域Ｃには、何も表示されて
いない。

【００３２】図５は、本発明の一実施形態に係るバナナ
オークションについてのページの表示装置３０６におけ
る表示例を示す図である。図５に示すように、表示装置
３０６の表示画面には、取引対象の商品名、取引対象の
画像、オークションについての情報等が表示される。な
お、ウェブサーバ１００からページを読み込んだ時点に
おいては、入札ステータス表示領域Ａ、取引状況表示領
域Ｂ、及び経過情報表示領域Ｃには、何も表示されてい
ない。

【００３３】図６は、本発明の一実施形態に係るタイム
セールオークションについてのページの表示装置３０６
における表示例を示す図である。図６に示すように、表
示装置３０６の表示画面には、取引対象の商品名、取引
対象の画像、オークションについての情報等が表示され
る。なお、ウェブサーバ１００からページを読み込んだ
時点においては、入札ステータス表示領域Ａ、取引状況
表示領域Ｂ、及び経過情報表示領域Ｃには、何も表示さ
れていない。

【００３４】図７は、本発明の一実施形態に係る忍者オ
ークションについてのページの表示装置３０６における
表示例を示す図である。図６に示すように、表示装置３
０６の表示画面には、取引対象の商品名、取引対象の画
像、オークションについての情報等が表示される。な
お、ウェブサーバ１００からページを読み込んだ時点に
おいては、入札ステータス表示領域Ａには何も表示され
ていない。

【００３５】図１に戻り、モジュール実行部３１０は、
ページ読込部３０２が読み込んだモジュールを実行す
る。本実施形態では、モジュール実行部３１０は、モジ
ュールを実行することにより、端末側通信路維持部及び
遮断表示制御部の一例としての通信制御部３１２と、参
加変更部３１４と、退去受付部３１６と、取引指示受付
部３１８と、取引指示情報送信部３２０と、取引処理状
況受信部３２２と、取引処理状況表示部３２４とを構成
する。

【００３６】通信制御部３１２は、オークションサーバ
２００との間のインターネット４００上の通信路の確立
及び維持を行う。本実施形態では、通信制御部３１２
は、ＴＣＰ（Transmission Control Protocol ）／ＩＰ
に従ってオークションサーバ２００との間の通信路を確
立して維持する。すなわち、通信制御部３１２はオーク
ションサーバ２００からの各種情報を常に受信できるよ
うに維持する。また、通信制御部３１２は、通信路を確
立した場合、又は、参加変更部３１４により他のオーク
ションへの変更指示を受け付けた場合に、当該端末３０
０のユーザの識別情報及び参加するオークションを特定
するオークション特定情報（例えば、取引対象のロット
番号）をオークションサーバ２００に送信する。

【００３７】また、通信制御部３１２は、オークション
サーバ２００の通信制御部２０２に所定の時間おき（例
えば、５分おき）に通信路の接続状況を確認するための
確認データを送信し、当該確認データに対する応答デー
タをオークションサーバ２００の通信制御部２０２から
受信できるか否かを検出し、応答データが受信できない
ことに基づいて、通信路の再確立を行うと共に、通信路
が遮断されたことを示す情報を表示装置３０６に表示さ
せる。本実施形態では、図３乃至図７に示すオークショ
ンのページの入札ステータス表示領域Ａに例えば、”回
線遮断”と表示させる。また、通信路が遮断されたこと
を示す情報としては、これに限らず、例えば、新たなダ
イアログボックスに通信路が遮断された旨を表示させる
ようにしてもよく、また、取引価格の表示色を変えるよ
うにしてもよい。また、通信制御部３１２は、オークシ
ョンサーバ２００の通信制御部２０２から通信路の確認
データが送信されてきた場合には、当該確認データに対
応する応答データをオークションサーバ２００の通信制
御部２０２に送信する。

【００３８】参加変更部３１４は、入力装置３０８によ
るユーザの入力に基づいて新たなオークションへの変更
指示を受け付ける。本実施形態では、図３乃至図７に示
すオークションのページの取引対象変更ボタンＦが押下
されたことにより、他のオークションへの変更指示を受
け付ける。退去受付部３１６は、入力装置３０８による
ユーザの入力に基づいてオークションからの退去指示を
受け付ける。本実施形態では、入力装置３０８により、
図３乃至図７に示すオークションページの終了ボタンＥ
が押下されたことにより退去指示を受け付ける。

【００３９】取引指示受付部３１８は、入力装置３０８
によるユーザの入力に基づいて取引指示情報を受け付け
る。本実施形態では、サムライオークションの場合に
は、入力装置３０８により、図３に示す画面中の取引指
示領域Ｄにおいて、希望額が入力され、入札ボタンが押
下されたことにより、当該希望額（希望額情報）を取引
指示情報として受け付ける。また、モンキーオークショ
ンの場合には、図４に示す画面中の取引指示領域Ｄにお
いて、入札ボタンが押下されたことにより、所定の金額
更新するとの取引指示情報を受け付ける。また、図４に
示す画面中の取引指示領域Ｄにおいてお任せくん価格が
入力され、お任せくん価格ボタンが押下されたことによ
り、他のユーザの入札が行われた場合には、当該お任せ
くん価格に達するまで取引対象についての金額を更新す
ることを引き続いて行うとの取引指示情報を受け付け
る。これにより、他のユーザの入札が行われた場合に
は、ユーザは特に指示を行うことなく、お任せくん価格
に達するまで引き続いて所定の金額更新についての指示
を行うことができる。

【００４０】また、バナナオークションの場合には、取
引指示受付部３１８は、図５に示す画面中の取引指示領
域Ｄにおいて入札ボタンが押下されたことにより、取引
対象を購入するとの取引指示情報を受け付ける。また、
タイムセールオークションの場合には、図６に示す画面
中の取引指示領域Ｄにおいて、入札ボタンが押下された
ことにより、取引対象を購入するとの取引指示情報を受
け付ける。また、忍者オークションの場合には、図７に
示す画面中の取引指示領域Ｄにおいて、希望額設定領域
に希望額が入力され、入札ボタンが押下されたことによ
り、当該希望額を取引指示情報として受け付ける。

【００４１】図１に戻り、取引指示情報送信部３２０
は、取引指示受付部３１８により受け付けられた取引指
示情報をオークションサーバ２００に送信する。取引処
理状況受信部３２２は、オークションサーバ２００から
送信された取引処理状況を受信する。取引処理状況表示
部３２４は、取引処理状況受信部３２２が受信した取引
処理状況を表示装置３０６に表示させる。

【００４２】図８は、本発明の一実施形態に係るオーク
ションシステムにおける端末によるオークションサーバ
との接続を説明するシーケンス図である。まず、端末３
００において、入力装置３０８によりユーザからオーク
ションページの読み出し指示が入力されると、ページ読
込部３０２がウェブサーバ１００にオークションページ
を要求する（ステップＳ１００）。ウェブサーバ１００
では、オークションページの要求を受け取ると、送信制
御部１０４が該当するページを記憶部１０２から取り出
して端末へ送信する（ステップＳ１０２）。次いで、ペ
ージ読込部３０２がページに対応付けられているモジュ
ールをウェブサーバ１００に要求する（ステップＳ１０
４）。ウェブサーバ１００では、モジュールの送信要求
を受け取ると、送信制御部１０４が該当するモジュール
を記憶部１０２から取り出して端末３００へ送信する
（ステップＳ１０６）。

【００４３】端末３００では、受信したページをページ
表示部３０４が表示装置３０６に表示させると共に、モ
ジュール実行部３１０が受信したモジュールを実行す
る。これにより、端末３００には、通信制御部３１２
と、参加変更部３１４と、退去受付部３１６と、取引指
示受付部３１８と、取引指示情報送信部３２０と、取引
処理状況受信部３２２と、取引処理状況表示部３２４と
が構成される。そして、端末３００において、通信制御
部３１２がオークションサーバ２００との間の通信路を
確立する（ステップＳ１０８）。オークションサーバ２
００では、通信制御部２０２が端末３００の識別情報を
記憶することにより、端末３００との間の通信路を確立
する。これによって、端末３００及びオークションサー
バ２００の双方で通信路が確立されてデータの送受信が
可能な状態になる。端末３００及びオークションサーバ
２００は、ユーザがオークションに参加している間、当
該通信路を切断する動作を行わずに、当該確立された通
信路を維持する。次いで、通信制御部３１２がユーザの
識別情報及び参加するオークション特定情報を送信する
（ステップＳ１１０）。

【００４４】オークションサーバ２００では、ユーザの
識別情報及びオークション特定情報を通信制御部２０２
を介して取引指示情報受信部２０４が受信し、取引処理
実行部２０６が前記端末３００の識別情報と、ユーザの
識別情報及びオークション特定情報とを対応付けて記憶
する。次いで、取引処理実行部２０６が該当するオーク
ションについての取引処理の状況を取引処理状況送信部
２０８に送信させる（ステップＳ１１２）。例えば、ユ
ーザがサムライオークションに参加するものとし、当該
サムライオークションが既に開始されている場合には、
入札ステータスとして、”入札受付中”を送信するとと
もに、現在までに入札したユーザ、その入札額、入札時
間の状況、及び入札可能な最低価格の情報を送信させ
る。

【００４５】これにより、端末３００においては、取引
処理の状況を取引処理状況受信部３２２が受信し、当該
取引処理の状況を取引状況表示部３２４が表示装置３０
６に表示させる。例えば、上記のように、入札ステータ
スとして、”入札受付中”を受信するとともに、現在ま
でに入札したユーザ、その入札額、入札時間の状況、及
び入札可能な最低価格の情報を受信した場合には、取引
処理状況表示部３２４は、図３に示す入力ステータス領
域Ａに、”入札受付中”を表示させ、取引状況表示領域
Ｂに、入札可能な最低価格を表示させ、経過情報表示領
域Ｃに、現在までに入札したユーザ、入札額、及び入札
時間も表示させる。

【００４６】図９は、本発明の一実施形態に係るサムラ
イオークションにおけるオークションサーバの動作を示
すフローチャートである。オークションサーバ２００に
おいて、取引処理実行部２０６がデータベース２１０か
ら開始価格、開始日時、終了日時を取得する（ステップ
Ｓ２００）。そして、開始日時になったか否かを検出し
（ステップＳ２０２）、開始日時になった場合には、後
続の取引処理を開始する。

【００４７】取引処理が開始されると、取引処理実行部
２０６が入札ステータスを”入札受付中”にしてデータ
ベース２１０に反映させ、取引処理状況送信部２０８が
当該オークションに参加する各端末３００に、入札ステ
ータスとして”入札受付中”を示す情報、及び開始価格
に基づいた入札可能な最低価格を配信する（ステップＳ
２０４）。これにより、各端末３００の取引処理状況受
信部３２２が当該情報を受信し、取引状況表示部３２４
が図３に示す入力ステータス領域Ａに、”入札受付中”
を表示させると共に、取引状況表示領域Ｂに、入札可能
な最低価格を表示させる。したがって、複数の端末の各
ユーザに対して、同時に入札が開始されたことを適切に
通知することができる。

【００４８】次いで、取引処理実行部２０６が終了日時
になっているか否かを検出し（ステップＳ２０６）、終
了時刻になっていない場合には、以下の処理を繰り返し
行う。すなわち、取引指示情報受信部２０４が端末（ク
ライアント）３００から取引指示情報（入札電文）を受
信した場合（ステップＳ２０８）には、取引処理実行部
２０６は、取引指示情報のデータ（入札データ）が妥当
であるか否かを判断する（ステップＳ２１０）。

【００４９】この結果、入札データが妥当である場合に
は、取引処理実行部２０６は、ＲＡＭ２２４等のメモリ
の作業領域に記憶されている最新価格（暫定取引額）を
入札データに含まれている希望額に更新すると共に、当
該最新価格を指示したユーザの識別情報を当該入札電文
を送信したユーザの識別番号に更新する。また、取引処
理実行部２０６は、データベース２１０の最新価格（暫
定取引額）等についても入札データの内容に更新する
（ステップＳ２１２）。また、これと共に、取引処理状
況送信部２０８が当該最新価格、当該最新価格を指示し
たユーザの識別情報、入札時間、及び入札可能な最低価
格の情報等の取引処理の状況を当該オークションに参加
している各端末３００に送信する（ステップＳ２１
４）。

【００５０】これにより、各端末３００においては、当
該取引処理の状況をインターネット４００及び通信制御
部３１２を介して取引処理状況受信部３２２が受信し、
取引処理状況表示部３２４が、図３に示す取引状況表示
領域Ｂに、入札可能な最低価格を表示させ、経過情報表
示領域Ｃに、最新価格、当該最新価格を指示したユーザ
の識別番号、及び入札時間を追加して表示させる。した
がって、複数の端末の各ユーザに対して、同時に最新価
格等を適切に通知することができる。なお、入札電文が
妥当でない場合には、当該入札電文を破棄する（ステッ
プＳ２１６）。

【００５１】そして、終了日時になった場合には、ユー
ザからの前回の入札から５分経過したか否かを判断し
（ステップＳ２１８）、５分経っていないときには、複
数のユーザ間で入札に対する競争が発生する可能性があ
るとみなして、競争の最中に入札を終了させないように
上記した処理（ステップＳ２０６〜Ｓ２１６）を継続し
て行う。一方、入札から５分経ったときには、複数のユ
ーザ間の競争が終了したものとみなして、取引処理実行
部２０６は入札ステータスを”オークション終了”にし
てデータベース２１０に反映させる。

【００５２】次いで、取引処理状況送信部２０８が当該
オークションに参加する各端末３００に入札ステータス
として”オークション終了”を配信する（ステップＳ２
２０）。これにより、各端末３００の取引処理状況受信
部３２２が当該情報を受信し、取引状況表示部３２４が
図３に示す入力ステータス領域Ａに、”オークション終
了”を表示させる。次いで、結果送信部２１２が最新の
入札価格を指示したユーザに対して取引処理が確定した
ことを示す取引確定通知を送信して、当該オークション
を終了する（ステップＳ２２２）。

【００５３】次に、本発明の一実施形態に係るモンキー
オークションにおけるオークションサーバの動作を説明
する。モンキーオークションは、上記した図９に示す上
記サムライオークションの処理動作とほぼ同一であるの
でここでは違いのみを説明することとする。モンキーオ
ークションは、ステップＳ２１２において、最新価格を
先の最新価格に対して予め決められた所定の額を加算す
るようにしたものである。このようにすると、端末３０
０からオークションサーバ２００へ送信する取引指示情
報として、希望額自体のデータを送信する必要がないの
で、送信するデータ量を低減することができる。

【００５４】図１０は、本発明の一実施形態に係るバナ
ナオークションにおけるオークションサーバの動作を示
すフローチャートである。オークションサーバの動作を
示すフローチャートである。オークションサーバ２００
において、取引処理実行部２０６がデータベース２１０
から開始価格、開始日時、終了日時、価格を下げる幅
（下げ幅）、価格を下げる時間間隔（下げ間隔）、下限
価格、出品個数を取得する（ステップＳ３００）。そし
て、開始日時になったか否かを検出し（ステップＳ３０
２）、開始日時になった場合には、後続の取引処理を開
始する。

【００５５】取引処理が開始されると、取引処理実行部
２０６が入札ステータスを”入札受付中”にしてデータ
ベース２１０に反映させ、取引処理状況送信部２０８が
当該オークションに参加する各端末３００に、入札ステ
ータスとして”入札受付中”を示す情報、及び開始価
格、終了までの時間、出品個数を配信する（ステップＳ
３０４）。これにより、各端末３００の取引処理状況受
信部３２２が当該情報を受信し、取引状況表示部３２４
が図５に示す入力ステータス領域Ａに、”入札受付中”
を表示させると共に、取引状況表示領域Ｂに、開始価
格、終了までの時間、出品個数を表示させる。したがっ
て、複数の端末３００の各ユーザに対して、同時に入札
が開始されたことを適切に通知することができ、各ユー
ザに取引対象を購入する機会を公平に提供することがで
きる。

【００５６】次いで、取引処理実行部２０６が終了日時
になっているか否かを検出し（ステップＳ３０６）、終
了時刻になっていない場合には、以下の処理を繰り返し
行う。すなわち、取引処理実行部２０６が下げ間隔が経
過したか否かを検出し（ステップＳ３０８）、下げ間隔
が経過していると検出した場合には、メモリの作業領域
に記憶されている最新価格に下げ幅を反映させる更新す
ると共に、データベース２１０の最新価格にも同様に反
映させる（ステップＳ３１０）。

【００５７】次いで、取引処理実行部２０６は、反映さ
れた最新価格が下限価格未満か否かを検出し（ステップ
３１２）、下限価格未満でない場合には、取引処理状況
送信部２０８が当該下げ幅が反映された最新価格を、当
該オークションに参加している各端末に配信する（ステ
ップＳ３１４）。これにより、各端末３００の取引処理
状況受信部３２２が当該情報を受信し、取引状況表示部
３２４が図５に示す、取引状況表示領域Ｂに最新価格を
表示させる。したがって、各端末３００に対してほぼ同
時に更新された最新価格が表示される。このため、各ユ
ーザに取引対象を購入する機会を公平に提供することが
できる。

【００５８】次いで、取引指示情報受信部２０４が端末
３００から取引指示情報（入札電文）を受信した場合
（ステップＳ３１６）には、取引処理実行部２０６は、
取引指示情報のデータ（入札データ）が妥当であるか否
かを判断する（ステップＳ３１８）。この結果、入札デ
ータが妥当である場合には、取引処理実行部２０６は、
メモリの作業領域に記憶されている残り個数から入札デ
ータに含まれている個数を減算して更新すると共に、当
該個数及び当該個数を指示したユーザの識別情報とを記
憶する。また、取引処理実行部２０６は、データベース
２１０の残り個数についても更新する（ステップＳ３２
０）。また、これと共に、取引処理状況送信部２０８が
残り個数、購入したユーザの識別名及び個数等の取引処
理の状況を当該オークションに参加している各端末３０
０に送信する（ステップＳ３２２）。

【００５９】これにより、各端末３００においては、当
該取引処理の状況をインターネット４００及び通信制御
部３１２を介して取引処理状況受信部３２２が受信し、
取引処理状況表示部３２４が、図５に示す取引状況表示
領域Ｂに残り個数を表示させ、経過情報表示領域Ｃに、
購入したユーザの識別情報及び個数、入札価格等の情報
を追加して表示させる。そして、取引処理実行部２０６
は、残り個数が０より多い場合には、上記処理（ステッ
プＳ３０６〜３２２）を繰り返し行う（ステップＳ３２
４）。なお、入札電文が妥当でない場合には、当該入札
電文を破棄する（ステップＳ３２６）。

【００６０】そして、終了日時になった場合（ステップ
Ｓ３０６）、最新価格が下限価格未満になった場合（ス
テップＳ３１４）、又は、残り個数が０以下になった場
合（ステップＳ３２４）には、取引処理実行部２０６は
入札ステータスを”オークション終了”にしてデータベ
ース２１０に反映させる。次いで、取引処理状況送信部
２０８が当該オークションに参加する各端末３００に入
札ステータスとして”オークション終了”を配信する
（ステップＳ３２８）。これにより、各端末３００の取
引処理状況受信部３２２が当該情報を受信し、取引状況
表示部３２４が図６に示す入力ステータス領域Ａに、”
オークション終了”を表示させる。次いで、結果送信部
２１２が購入が確定したユーザに対して取引処理が確定
したことを示す取引確定通知を送信して、当該オークシ
ョンを終了する（ステップＳ３３０）。

【００６１】図１１は、本発明の一実施形態に係るタイ
ムセールオークションにおけるオークションサーバの動
作を示すフローチャートである。オークションサーバ２
００において、取引処理実行部２０６がデータベース２
１０から開始価格、開始日時、終了日時、出品個数を取
得する（ステップＳ４００）。そして、開始日時になっ
たか否かを検出し（ステップＳ４０２）、開始日時にな
った場合には、後続の取引処理を開始する。

【００６２】取引処理が開始されると、取引処理実行部
２０６が入札ステータスを”入札受付中”にしてデータ
ベース２１０に反映させ、取引処理状況送信部２０８が
当該オークションに参加する各端末３００に、入札ステ
ータスとしての”入札受付中”を示す情報、終了日時ま
での時間、及び出品個数を配信する（ステップＳ４０
４）。これにより、各端末３００の取引処理状況受信部
３２２が当該情報を受信し、取引状況表示部３２４が図
６に示す入力ステータス領域Ａに、”入札受付中”を表
示させると共に、取引状況表示領域Ｂに、終了日時まで
の時間、残り個数を表示させる。したがって、複数の端
末３００の各ユーザに対して、同時に入札が開始された
ことを適切に通知することができ、各ユーザに取引対象
を購入する機会を公平に提供することができる。

【００６３】次いで、取引処理実行部２０６が終了日時
になっているか否かを検出し（ステップＳ４０６）、終
了時刻になっていない場合には、取引処理実行部２０６
は、終了日時までの残り時間を計測し、取引処理状況送
信部が当該残り時間を当該オークションに参加する各端
末３００に配信する。これにより、各端末３００の取引
処理状況受信部３２２が当該残り時間を受信し、取引状
況表示部３２４が図６に示す取引状況表示領域Ｂに残り
時間を表示させる。次いで、取引処理実行部２０６は、
取引指示情報受信部２０４が端末（クライアント）３０
０から取引指示情報（入札電文）を受信した場合（ステ
ップＳ４０８）には、取引指示情報のデータ（入札デー
タ）が妥当であるか否かを判断する（ステップＳ４１
０）。

【００６４】この結果、入札データが妥当である場合に
は、取引処理実行部２０６は、メモリの作業領域に記憶
されている残り個数から入札データに含まれている個数
を減算して更新すると共に、当該個数及び当該個数を指
示したユーザの識別情報とを記憶する。また、取引処理
実行部２０６は、データベース２１０の残り個数につい
ても入札データの内容に更新する（ステップＳ４１
２）。また、これと共に、取引処理状況送信部２０８が
残り個数、購入したユーザの識別名及び個数等の取引処
理の状況を当該オークションに参加している各端末３０
０に送信する（ステップＳ４１４）。

【００６５】これにより、各端末３００においては、当
該取引処理の状況をインターネット４００及び通信制御
部３１２を介して取引処理状況受信部３２２が受信し、
取引処理状況表示部３２４が、図６に示す取引状況表示
領域Ｂに残り個数を表示させ、経過情報表示領域Ｃに、
購入したユーザの識別情報及び個数等の情報を追加して
表示させる。そして、取引処理実行部２０６は、残り個
数が０より多い場合には、上記処理（ステップＳ４０６
〜４１４）を繰り返し行う（ステップＳ４１６）。な
お、入札電文が妥当でない場合には、当該入札電文を破
棄する（ステップＳ４１８）。

【００６６】そして、終了日時になった場合（ステップ
Ｓ４０６）、又は残り個数が０以下になった場合（ステ
ップＳ４１６）には、取引処理実行部２０６は入札ステ
ータスを”オークション終了”にしてデータベース２１
０に反映させる。次いで、取引処理状況送信部２０８が
当該オークションに参加する各端末３００に入札ステー
タスとして”オークション終了”を配信する（ステップ
Ｓ４２０）。これにより、各端末３００の取引処理状況
受信部３２２が当該情報を受信し、取引状況表示部３２
４が図６に示す入力ステータス領域Ａに、”オークショ
ン終了”を表示させる。次いで、結果送信部２１２が購
入が確定したユーザに対して取引処理が確定したことを
示す取引確定通知を送信して、当該オークションを終了
する（ステップＳ４２２）。

【００６７】図１２は、本発明の一実施形態に係る忍者
オークションにおけるオークションサーバの動作を示す
フローチャートである。オークションサーバ２００にお
いて、取引処理実行部２０６がデータベース２１０から
開始価格、開始日時、終了日時を取得する（ステップＳ
５００）。そして、開始日時になったか否かを検出し
（ステップＳ５０２）、開始日時になった場合には、後
続の取引処理を開始する。

【００６８】取引処理が開始されると、取引処理実行部
２０６が入札ステータスを”入札受付中”にしてデータ
ベース２１０に反映させ、取引処理状況送信部２０８が
入札ステータスとして”入札受付中”を示す情報を当該
オークションに参加する各端末３００へ配信する（ステ
ップＳ５０４）。これにより、各端末３００の取引処理
状況受信部３２２が当該情報を受信し、取引状況表示部
３２４が図７に示す入力ステータス領域Ａに、”入札受
付中”を表示させる。

【００６９】次いで、取引処理実行部２０６が終了日時
になっているか否かを検出し（ステップＳ５０６）、終
了時刻になっていない場合には、以下の処理を繰り返し
行う。すなわち、取引指示情報受信部２０４が端末３０
０から取引指示情報（入札電文）を受信した場合（ステ
ップＳ５０８）には、取引処理実行部２０６は、入札デ
ータが妥当であるか否かを判断する（ステップＳ５１
０）。

【００７０】この結果、入札データが妥当である場合に
は、取引処理実行部２０６は、メモリの作業領域に記憶
されている最新価格を入札データに含まれている希望額
に更新すると共に、当該最新価格を指示したユーザの識
別情報を当該入札電文を送信したユーザの識別番号に更
新する。また、取引処理実行部２０６は、データベース
２１０の最新価格等についても入札データの内容に更新
する（ステップＳ５１２）。なお、入札電文が妥当でな
い場合には、当該入札電文を破棄する（ステップＳ５１
４）。

【００７１】そして、終了日時になった場合には、取引
処理実行部２０６は入札ステータスを”オークション終
了”にしてデータベース２１０に反映させる。次いで、
取引処理状況送信部２０８が当該オークションに参加す
る各端末３００に入札ステータスとして”オークション
終了”を配信する（ステップＳ５１６）。これにより、
各端末３００の取引処理状況受信部３２２が当該情報を
受信し、取引状況表示部３２４が図７に示す入力ステー
タス領域Ａに、”オークション終了”を表示させる。次
いで、結果送信部２１２が当該オークションに参加して
いる各ユーザに対して取引処理の履歴を送信して（ステ
ップＳ５１８）、当該オークションを終了する（ステッ
プＳ５２０）。

【００７２】本発明は上記の実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施
の形態では、端末３００の通信制御部３１２がオークシ
ョンサーバ２００に確認データを送信して、オークショ
ンサーバ２００から応答データを受け取ることにより、
端末３００側で通信路の遮断を検出すると共に、オーク
ションサーバ２００の通信制御部２０２が端末３００に
確認データを送信して、端末３００から応答データを受
け取ることにより、オークションサーバ２００側で通信
路の遮断を検出するようにして、通信回線の信頼性を向
上していたが、端末３００又はオークションサーバ２０
０の一方のみが応答データを送信することにより通信回
線の遮断を検出するようにしてもよい。

【００７３】また、上記の実施形態では、取引処理実行
部２０６は、取引対象の価格をユーザが指示したより高
い希望額に更新していくといったせり上げていく取引処
理を行っていたが、本発明はこれに限られず、例えば、
取引対象の価格をユーザが指示したより低い希望額に更
新してといったせり下げていく取引処理を行うようにし
てもよい。せり下げていく取引処理を行う取引として
は、例えば、或るものを購入したい人に対して、複数の
販売者が競争して販売する場合における取引がある。

【００７４】上記実施形態では、コンピュータ等の物品
の販売を例に取って説明したが、本発明はこれらに限ら
れず、例えば、特許権の競売、工事の競争入札等にも適
用することができる。また、上記実施形態では、取引の
一例としてのオークションにおいて、本発明を適用した
例を説明したが、本発明はオークションだけに限られ
ず、例えば、勝ち馬投票券の販売等といった他の取引に
も適用することができる。例えば、勝ち馬投票券を販売
する場合には、複数の端末に倍率（オッズ）が変化した
場合に当該オッズを送信するようにすればよい。

【００７５】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができることが当業者に明らかであ
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から
明らかである。

【００７６】

【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、取引処理の状況の変化を適切且つ迅速に送信す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施形態に係る取引システムの一
例としてのオークションシステムの構成を示す図であ
る。

【図２】 本発明の一実施形態に係るオークションサー
バのハードウエアの構成を示す図である。

【図３】 本発明の一実施形態に係るサムライオークシ
ョンについてのページの表示例を示す図である。

【図４】 本発明の一実施形態に係るモンキーオークシ
ョンについてのページの表示例を示す図である。

【図５】 本発明の一実施形態に係るバナナオークショ
ンについてのページの表示例を示す図である。

【図６】 本発明の一実施形態に係るタイムセールオー
クションについてのページの表示例を示す図である。

【図７】 本発明の一実施形態に係るニンジャオークシ
ョンについてのページの表示例を示す図である。

【図８】 本発明の一実施形態に係るオークションシス
テムにおける端末によるオークションサーバとの接続を
説明するシーケンス図である。

【図９】 本発明の一実施形態に係るサムライオークシ
ョンにおけるオークションサーバの動作を示すフローチ
ャートである。

【図１０】 本発明の一実施形態に係るバナナオークシ
ョンにおけるオークションサーバの動作を示すフローチ
ャートである。

【図１１】 本発明の一実施形態に係るタイムセールオ
ークションにおけるオークションサーバの動作を示すフ
ローチャートである。

【図１２】 本発明の一実施形態に係るニンジャオーク
ションにおけるオークションサーバの動作を示すフロー
チャートである。

【符号の説明】

１００ ウェブサーバ １０２ 記憶
部 １０４ 送信制御部 ２００ オー
クションサーバ ２０２ 通信制御部 ２０４ 取引
指示情報受信部 ２０６ 取引処理実行部 ２０８ 取引
処理状況送信部 ２１０ データベース ２１２ 結果
送信部 ３００ 端末 ３０２ ペー
ジ読込部 ３０４ ページ表示部 ３０６ 表示
装置 ３０８ 入力装置 ３１０ モジ
ュール実行部 ３１２ 通信制御部 ３１４ 参加
変更部 ３１６ 退去受付部 ３１８ 取引
指示受付部 ３２０ 取引指示情報送信部 ３２２ 取引
処理状況受信部 ３２４ 取引処理状況表示部

フロントページの続き (72)発明者 加藤 勝也 東京都新宿区西新宿２丁目６番１号 株式 会社シーエスケイ内 (72)発明者 永井 和茂 東京都新宿区西新宿２丁目６番１号 株式 会社シーエスケイ内 (72)発明者 高木 卓郎 東京都新宿区西新宿２丁目６番１号 株式 会社シーエスケイ内 (72)発明者 神山 香麻里 東京都新宿区西新宿２丁目６番１号 株式 会社シーエスケイ内 (72)発明者 佐藤 隆人 東京都新宿区西新宿２丁目６番１号 株式 会社シーエスケイ内 Ｆターム(参考） 5B049 BB11 BB36 CC05 CC31 CC36 DD01 DD05 EE05 EE07 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 5B089 GA11 GA21 GB03 GB04 GB09 HA10 JA08 KC29 LB14

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ネットワークを介して接続された複数の端
   末と取引サーバとを有し、所定の取引対象についての取
   引処理を実行する取引システムであって、 前記端末は、 前記取引サーバとの間の通信路を前記ネットワーク上に
   確立して維持する端末側通信路維持部と、 ユーザから前記所定の取引対象についての取引指示を示
   す取引指示情報を受け付ける取引指示受付部と、 前記取引指示受付部により入力された取引指示情報を前
   記通信路を介して前記取引サーバに送信する取引指示情
   報送信部と、 前記通信路を介して前記取引サーバから送信される前記
   取引処理の状況を受信する取引処理状況受信部と、 前記取引処理状況を表示する取引処理状況表示部とを有
   し、 前記取引サーバは、 前記複数の端末との間の通信路を前記ネットワーク上に
   確立して維持する通信路維持部と、 前記通信路を介して端末から取引指示情報を受信する取
   引指示情報受信部と、 前記取引指示情報に基づいて前記取引処理を実行する取
   引処理実行部と、 前記取引処理の状況が変化したことに基づいて、当該取
   引処理の状況を前記通信路を介して複数の前記端末に送
   信する取引処理状況送信部と、を有することを特徴とす
   る取引システム。
2. 【請求項２】前記端末は、 ユーザから前記取引処理への参加指示を受け付ける参加
   受付部と、 ユーザから前記取引処理からの退去指示を受け付ける退
   去受付部とを有し、 前記端末側通信路維持部は、前記参加指示を受け付けた
   ことに基づいて、前記通信路を確立し、前記退去指示を
   受け付けるまで前記通信路を維持し、 前記通信路維持部は、前記端末側通信路維持部により前
   記通信路が確立されることに基づいて前記端末の識別情
   報を記憶することにより前記通信路を確立し、前記通信
   路の維持がとかれることに基づいて前記端末の識別情報
   を削除して前記通信路の維持をとくことを特徴とする請
   求項１に記載の取引システム。
3. 【請求項３】前記ネットワークには、ウェブサーバが接
   続され、 前記ウェブサーバは、 所定の処理を実行するためのモジュールと対応付けられ
   ているページを有し、 前記端末は、 前記ウェブサーバから前記ページ及び前記モジュールを
   読み込むページ読込部と、 前記ページに対応付けられている前記モジュールを実行
   するモジュール実行部とを有し、 前記参加受付部、前記退去受付部、前記端末側通信路維
   持部、前記取引指示受付部、前記取引指示情報送信部、
   前記取引処理状況受信部、前記取引処理状況表示部の少
   なくとも一つは、前記モジュール実行部が前記モジュー
   ルを実行することにより構成されることを特徴とする請
   求項１又は２に記載の取引システム。
4. 【請求項４】端末から受け取った所定の取引対象につい
   ての取引指示を示す取引指示情報に基づいて、前記取引
   対象についての取引処理を実行する取引サーバであっ
   て、 複数の前記端末との間の通信路を確立して維持する通信
   路維持部と、 前記通信路を介して前記端末から前記取引指示情報を受
   信する取引指示受信部と、 前記取引指示情報に基づいて、前記取引処理を実行する
   取引処理実行部と、 前記取引処理の状況が変化したことに基づいて、当該取
   引処理の状況を前記通信路を介して複数の前記端末に送
   信する取引処理状況送信部とを有することを特徴とする
   取引サーバ。
5. 【請求項５】前記通信路維持部は、前記端末により通信
   路が確立されることに基づいて前記端末の識別情報を記
   憶することにより前記通信路を確立し、前記通信路の維
   持がとかれることに基づいて前記端末の識別情報を削除
   して前記通信路の維持をとくことを特徴とする請求項４
   に記載の取引サーバ。
6. 【請求項６】前記取引指示情報は、前記取引対象を取引
   するための希望額情報を有しており、 前記取引処理実行部は、前記端末から入力された希望額
   情報に基づいて前記取引対象を取引するための前記暫定
   取引額を更新し、 前記取引状況送信部は、前記暫定取引額が更新されたこ
   とに基づいて前記複数の端末に前記暫定取引額を送信す
   ることを特徴とする請求項４又は５に記載の取引サー
   バ。
7. 【請求項７】前記取引処理実行部は、前記暫定取引額
   と、当該暫定取引額に相当する前記希望額情報を送信し
   た前記端末のユーザとを対応付けて管理することを特徴
   とする請求項６に記載の取引サーバ
8. 【請求項８】前記取引処理状況送信部は、前記暫定取引
   額と共に、当該暫定取引額に相当する前記希望額情報を
   送信した前記端末のユーザを示す情報を送信することを
   特徴とする請求項７に記載の取引サーバ。
9. 【請求項９】前記取引処理が終了した時点における前記
   暫定取引額に相当する前記希望額情報を送信した前記端
   末のユーザに対して、取引処理が確定したことを示す取
   引確定通知を送信する取引確定通知部を更に備えること
   を特徴とする請求項７又は８に記載の取引サーバ。
10. 【請求項１０】前記取引処理実行部は、前記端末から前
    記暫定取引額より高い額を示す前記希望額情報が入力さ
    れた場合に、前記暫定取引額を当該希望額情報が示す額
    に更新することを特徴とする請求項４乃至９のいずれか
    に記載の取引サーバ。
11. 【請求項１１】前記取引処理実行部は、前記端末から前
    記暫定取引額より低い額を示す前記希望額情報が入力さ
    れた場合に、前記暫定取引額を当該希望額情報が示す額
    に更新することを特徴とする請求項４乃至９のいずれか
    に記載の取引サーバ。
12. 【請求項１２】前記取引指示情報は、取引対象の購入要
    求を有しており、 前記取引処理実行部は、前記取引対象の残り数量を管理
    し、前記購入要求に基づいて残り数量を更新し、 前記取引情報送信部は、残り個数が更新された場合に前
    記複数の端末に送信することを特徴とする請求項４に記
    載の取引サーバ。
13. 【請求項１３】前記取引指示情報は、取引対象の購入要
    求を有しており、 前記取引処理実行部は、所定の取引対象を取引するため
    の暫定取引額を所定の時間が経過する毎に減らして更新
    し、 前記取引処理状況送信部は、更新された前記暫定取引額
    を複数の前記端末に送信することを特徴とする請求項４
    に記載の取引サーバ。
14. 【請求項１４】前記取引処理実行部は、取引終了までの
    残り時間を計測し、 前記取引情報送信部は、前記残り時間を前記複数の端末
    に送信することを特徴とする請求項４乃至１３のいずれ
    かに記載の取引サーバ。
15. 【請求項１５】前記取引処理の開始又は終了の少なくと
    も一方について前記端末に通知する取引処理通知部を更
    に有することを特徴とする請求項４乃至１４のいずれか
    に記載の取引サーバ。
16. 【請求項１６】所定の取引対象についての取引処理を実
    行する取引サーバとの間で取引に関する情報を送受信す
    る端末であって、 前記取引サーバとの間の通信路を前記ネットワーク上に
    確立して維持する端末側通信路維持部と、 ユーザから前記所定の取引対象についての取引指示を示
    す取引指示情報を受け付ける取引指示受付部と、 前記取引指示受付部により入力された取引指示情報を前
    記通信路を介して前記取引サーバに送信する取引指示情
    報送信部と、 前記通信路を介して前記取引サーバから送信される前記
    取引処理の状況を受信する取引処理状況受信部と、 前記取引処理状況を表示する取引処理状況表示部とを有
    することを特徴とする端末。
17. 【請求項１７】前記通信路が遮断されているか否かを検
    出する回線状況検出部と、 前記回線状況検出部により前記通信路が遮断されている
    と検出されたことに基づいて、前記通信路が遮断されて
    いることを表示させる遮断表示制御部とをさらに有する
    ことを特徴とする請求項１６に記載の端末。
18. 【請求項１８】コンピュータに所定の取引対象について
    の取引処理を実行させるプログラムが記憶された記録媒
    体であって、 複数の端末との間の通信路を確立して維持させる通信路
    維持モジュールと、 前記通信路を介して前記端末から前記取引指示情報を受
    信させる取引指示受信モジュールと、 前記取引指示情報に基づいて、取引処理を実行させる取
    引処理実行モジュールと、 前記取引処理の状況が変化したことに基づいて、当該取
    引処理の状況を前記通信路を介して複数の前記端末に送
    信させる取引処理状況送信モジュールとを有することを
    特徴とする記録媒体。