JP4481622B2 - 有価証券売買システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば株券などの有価証券を売買する有価証券売買システムに関する。
例えば証券会社などの株券売買部門の発注担当者は、証券取引所に設置された取引用のコンピュータ(サーバー)から送信されてきたデータをディーラー等に設置された発注用のコンピュータ(端末)の画面に表示させ、その端末の画面に表示されたデータの変化をユーザが見ながら、所望のタイミングで所望の株券の売買注文を行っており、一瞬が明暗を分けることがある。
この種の電子取引を行う従来のシステムとしては、ディーラー等のユーザにより行われた有価証券の売買注文を出すクライアント端末と、クライアント端末から出された売買注文をネットワークを介して受けて売買注文を証券取引所(外部ネットワーク)に出す注文アプリケーションサーバー(以下注文APPサーバーと称す)と、注文APPサーバーが証券取引所へ出した売買注文を記憶する注文DBと、ユーザからの売買注文が成立した旨の通知を証券取引所より受ける出来アプリケーションサーバー(以下出来APPサーバーと称す)と、出来APPサーバーにより受信された通知を記憶する出来データベース(出来DB)と、を備えた証券売買注文システムがある(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された証券売買注文システムの場合、ネットワークに接続されたクライアント端末によりユーザからの有価証券の売買注文を注文APPサーバーが受けると、注文APPサーバーは、その売買注文をネットワークを介して証券取引所に出し、ユーザからの売買注文を注文DBに記憶する。
そして、証券取引所からの注文が成立した旨の通知を出来APPサーバーが受けると、出来APPサーバーは、成立した注文を出来DBに記憶する。記憶後、出来DB及び注文DBからユーザの売買注文の情報を読み出しクライアント端末の画面上にユーザの売買注文の出来状況を一覧表示する。
ここで、従来の証券売買注文システムの動作を、電文レベルのやり取りに落として詳細に説明する。
従来の証券売買注文システムの場合、図6に示すように、クライアント端末より注文APPサーバーに対して売買注文電文を送信する(S801)。注文APPサーバーは注文DBに対して売買注文電文を送信し(S802)、売買注文電文が注文DBに登録されたことの応答を待つ。
注文DBで売買注文電文の登録が成功し応答が送信され(S803)、注文APPサーバーに受信されると、注文APPサーバーは、第1ゲートウェイを通じて外部ネットワークに対して注文電文を送信することで発注を行う(S804)。
この発注に対する応答電文(この電文は受信に対する応答の電文であって取引が成立したときの約定電文ではない)が第1ゲートウェイから返信され(S805)、注文APPサーバーに受信されると、注文APPサーバーは、その応答電文を注文DBに登録する(S806)。注文DBに応答電文が登録されて、登録終了を示す電文が注文DBより返信されると(S807)、注文APPサーバーは、クライアント端末へ注文が正常に受付られたことを通知する(S808)。このように各サーバーでは、各電文に対する送受信およびデータベースへのアクセス(記憶および読出し)等の各処理がシーケンシャルに行われる。
ところで、各APPサーバーでは、注文や通知の送受信処理がコンマ何秒という単位で行われるのに対して、データベースのデータ記憶およびデータ読出しといったアクセス速度は遅く、例えば数秒程度かかる。
一方、ディーラーにおける株の取引では、複数の注文を連続して行いたいケースが多々ある。この場合でも、発注処理の段階から登録完了通知の処理までがシーケンシャルに行なわれるため、初めの注文に対して注文APPサーバーから登録完了通知がクライアント端末へ出されるまで、クライアント端末では、次の発注ができないという問題があった。
特開2002−215902号公報
このように従来の証券売買注文システムの場合、発注処理の段階から登録完了を通知する処理までがシーケンシャルに行なわれるため、クライアント端末では、登録終了の電文を受信するまで次の注文の処理に入れず、ユーザは、注文を連続して出したくてもそれができないという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、有価証券の電子取引をユーザが連続して行なうことができる有価証券売買システムを提供することを目的としている。
上記した課題を解決するために、本発明の有価証券売買システムは、有価証券の取引を行う取引所と通信を行うゲートウェイサーバーと、このゲートウェイサーバーにネットワークを介して接続され、取引所に有価証券の取引を行なうための注文電文を送出する発注端末と、前記ネットワークに接続され、前記発注端末および取引所間でやり取りされる電文を蓄積するデータベースサーバーと、前記ネットワークに接続され、前記発注端末からネットワークを通じて受信された注文電文、前記取引所からゲートウェイサーバーを通じて受信された通知電文を前記データベースサーバーに蓄積するアプリケーションサーバーとを備える有価証券売買システムにおいて、前記アプリケーションサーバーが、前記発注端末からTCP/IP通信にて送信された注文電文を前記ネットワークを通じて受信し前記ゲートウェイサーバーへ送信すると同時に、受信した前記注文電文に対する応答電文を同報通信にて前記発注端末へ返信する発注手段と、前記ネットワークより同報通信で前記発注端末へ送信された前記応答電文を受信し、TCP/IP通信にて前記ネットワークを通じて前記データベースサーバーへ送信し、前記データベースサーバーからの登録完了通知電文をTCP/IP通信にて前記ネットワークより受信する書き込み手段とを具備したことを特徴とする。
本発明の有価証券売買システムは、有価証券の取引を行う取引所と通信を行うゲートウェイサーバーと、このゲートウェイサーバーにネットワークを介して接続され、取引所に有価証券の取引を行なうための注文電文を送出する発注端末と、前記ネットワークに接続され、前記発注端末および取引所間でやり取りされる電文を蓄積するデータベースサーバーと、前記ネットワークに接続され、前記発注端末からネットワークを通じて受信された注文電文、前記取引所からゲートウェイサーバーを通じて受信された通知電文を前記データベースサーバーに蓄積するアプリケーションサーバーとを備える有価証券売買システムにおいて、前記アプリケーションサーバーが、前記取引所から送信された通知電文を前記ゲートウェイサーバーおよび前記ネットワークを通じて受信し、受信した前記通知電文を同報通信にて前記発注端末へ送信する受信手段と、前記ネットワークより同報通信で前記発注端末へ送信された通知電文を受信し、TCP/IP通信にて前記ネットワークを通じて前記データベースサーバーへ送信し、前記データベースサーバーからの登録完了通知電文をTCP/IP通信にて前記ネットワークより受信する書き込み手段とを具備したことを特徴とする。
本発明では、発注端末とゲートウェイサーバー間で電文をやり取りする発注手段をアプリケーションサーバーに設けると共に、これとは別に、発注手段より同報通信で発注端末へ返信された注文電文に対する応答電文をネットワークより受信して、データベースサーバーに電文の書き込み(登録)を行なう書き込み手段を独立させて設けたことで、アプリケーションサーバーでは、発注手段がデータベースサーバーにおける注文電文の登録処理を待つことなく、発注端末からの注文電文をゲートウェイサーバーへ送信でき、この時点で応答電文を発注端末へ返信して次の注文電文を受けられる。
また、取引所から受信される通知電文についても受信手段とは別に独立した書き込み手段を設けたことで、データベースサーバーにおける通知電文の登録処理を待つことなく、通知電文を発注端末へ送信できる。
この結果、発注端末のユーザは、株券などの有価証券の売買注文を連続して行なえるようになる。
以上説明したように本発明によれば、有価証券の電子取引をユーザが連続して行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る一つの実施形態の株取引システムの概要構成を示す図、図2は図1の株取引システムにおいて証券会社(ディーラー)のAPPサーバーの構成を示す図、図3は図1の株取引システムにおいて証券会社(ディーラー)のDBサーバーの構成を示す図、図4は図1の株取引システムにおいて証券会社(ディーラー)の発注端末の構成を示す図である。
図1に示すように、この株取引システムは、証券取引所Aの株式売買システム1と、証券取引所Bの株式売買システム2と、証券取引所Aの時価情報配信システム3と、証券取引所Bの時価情報配信システム4と、それぞれのシステムと専用回線5,6,7,8を介して接続された証券会社Cの有価証券売買システムとしての株式トレーディングシステム9とから構成されている。
株式トレーディングシステム9は、ゲートウェイサーバーコンピュータ10(以下GWサーバー10と称す)と、このGWサーバー10にLAN11などのネットワークを介して接続されたアプリケーションサーバーコンピュータ20(以下APPサーバー20と称す)と、LAN11に接続されたデータベースサーバー30(以下DBサーバー30と称す)と、LAN11に接続されたクライアントコンピュータ40(以下発注端末40と称す)等から構成されている。
GWサーバー10、APPサーバー20、DBサーバー30及び発注端末40は、ROM、RAMなどのメモリ、オペレーティングシステム(以下OSと称す)を含む各種ソフトウェアの記憶領域としてのハードディスク装置、OSの環境下で起動したソフトウェアの処理を実行する制御装置としてのCPU、モニタ等の表示装置、キーボードおよびマウス等の入力装置、LANボード等の外部ネットワークとの通信インターフェース装置等を備えるものである。
図2に示すように、APPサーバー20は、通信部21、発注プロセス22、受注データ書き込みプロセス23、受信プロセス24、受信データ書き込みプロセス25などを有している。通信部21および発注プロセス22は発注手段として機能する。通信部21および受信プロセス24は受信手段として機能する。
通信部21は、LAN11とLANボードを介して電文のやり取りを行なうものであり、発注端末40より発注プロセス22が受信した注文電文を注文キューに蓄積してGWサーバー10へ順次送信する一方、GWサーバー10からの通知電文を通知キューに順次受信し受信プロセス24に送出する。
発注プロセス22は、各発注端末40からの注文電文をTCP/IP通信で受信し、受信した注文電文を各証券取引所毎の注文電文に編集した上で通信部21へ渡す機能と、受信した注文電文に対する応答電文をUDP/IP通信(一斉同報通信)にてLAN11を通じて発注データ書き込みプロセス23および発注端末40へ送信する応答電文UDP/IP返信機能と、発注端末40から受信した注文電文を通信部21へ送り、該当証券取引所の株式売買システム(株式売買システム1あるいは該当株式売買システム2)へ送信する機能、各証券取引所毎の注文電文を通信部21へ渡す機能、証券取引所へ送信した注文電文に対し該当株式売買システムより返信されGWサーバー10を通じて通信部21が受信した受付電文、あるいは約定などの取引成立を知らせる通知電文をUDP/IP通信(一斉同報通信)にてLAN11を通じて受信プロセス24および発注端末40へ送信する通知電文UDP/IP送信機能と、各証券取引所の時価情報配信システム3,4からGWサーバー10を通じて通信部21が受信した時価情報をUDP/IP通信(一斉同報通信)にてLAN11を通じて受信プロセス24へ配信する時価情報受信及び配信機能、各発注端末40からの時価情報要求を通信部21へ送りGWサーバー10へ送信する一方、に対し受信したことを示す応答電文をUDP/IP通信(一斉同報通信)にてLAN11を通じて注文データ書き込みプロセス23へ配信する機能等を有している。
つまり、発注プロセス22は、発注端末40よりTCP/IP通信によってLAN11へ送信された注文電文、時価情報要求を受信し、受信した注文電文あるいは時価情報要求に対する応答電文をUDP/IP通信によって返信する。なお応答電文には発注内容(発注データ)が含まれている。UDP/IPとはUser Datagram Protocol/Internet Protocolの略称である。TCP/IPとはTransmission Control Protocol/Internet Protocolの略称である。
受注データ書き込みプロセス23は、発注プロセス22よりUDP/IP通信によってLAN11を通じて返信されてきた応答電文を受信し、受信した応答電文から取り出した発注内容(発注データ)を書き込み要求としてTCP/IP通信でLAN11を通じてDBサーバー30へ送信する。
受信プロセス24は、通信部21の通知キューより、GWサーバー10からの通知電文を順次受信し、受信した通知電文を株式売買システム1,2毎、つまり取引所毎の通知電文に編集した上で、通知電文を含む書き込み要求を、UDP/IP通信にてLAN11へ送信する。
受信データ書き込みプロセス25は、UDP/IP通信によりLAN11より受信した書き込み要求から通知電文を抽出し、抽出した通知電文の内容(通知データ)を、TCP/IP通信でLAN11を通じてDBサーバー30へ送信する。
すなわち、APPサーバー20は、発注端末40からTCP/IP通信にて送信された注文電文をLAN11を通じて受信しGWサーバー10へ送信するとほぼ同時に、受信した注文電文に対する応答電文をUDP/IP通信にて発注端末40へ返信する発注手段としての発注プロセスと、LAN11よりUDP/IP通信で発注端末40へ送信された注文電文を受信し、TCP/IP通信にてLAN11を通じてDBサーバー30へ送信し、DBサーバー30からの登録完了通知電文をTCP/IP通信にてLAN11より受信する書き込み手段としての発注データ書き込みプロセス23とを備えている。
また、APPサーバー20は、証券取引所から送信された通知電文をGWサーバー10およびLAN11を通じて受信し、受信した通知電文をUDP/IP通信にて発注端末40へ送信する受信手段としての受信プロセス24と、LAN11よりUDP/IP通信で発注端末40へ送信された通知電文を受信し、TCP/IP通信にてLAN11を通じてDBサーバー30へ送信し、DBサーバー30からの登録完了通知電文をTCP/IP通信にてLAN11より受信する書き込み手段としての受信データ書き込みプロセス25とを備えている。
図3に示すように、DBサーバー30は、通信部31、書き込み・読み出し処理部32、データベース33(以下DB33と称す)などを備えている。
DB33には、注文DB34、注文受付DB35、約定DB36と、その他、価格DB、銘柄属性DBなどの各種データベースが構築されている。
注文DB34には、例えば銘柄コード、売買、発注数量、発注価格、発注時刻、発注市場、執行条件、社内処理用項目等、ユーザから受信された売買注文のデータが書き込まれる。
注文受付DB35には、株式売買システム1あるいは株式売買システム2から受信された注文受付通知電文が書き込まれる。注文受付通知電文は、ユーザからの売買注文を該当証券取引所の株式売買システム1あるいは株式売買システム2へ送信したとき、該当証券取引所で売買注文を受け付けたことを示す電文である。
約定DB36には、例えば銘柄コード、売買、約定数量、約定価格、約定時刻、約定市場、執行条件、社内処理用項目等の約定通知電文が書き込まれる。約定通知電文は、ユーザからの売買注文を該当証券取引所の株式売買システム1あるいは株式売買システム2が受けてから、取引が成立したときにそれを通知する電文である。
通信部31は、APPサーバー20からTCP/IP通信で送信された書き込み要求をLAN11を通じて受信して書き込み・読み出し処理部32に渡す。通信部31は、APPサーバー20よりTCP/IP通信にてLAN11を通じて読み出し要求を受信して書き込み・読み出し処理部32に渡す。通信部31は、読み出し要求に対して書き込み・読み出し処理部32がDB33から読み出したデータを要求元へ返信する。
書き込み・読み出し処理部32は、通信部31より受け取った書き込み要求から発注内容(発注データ)を取り出し、取り出した発注内容(発注データ)を注文DB34へ書き込む。書き込み・読み出し処理部32は、通信部31によりLAN11から受信された通知電文を注文受付DB35及び約定DB36に記憶する。
つまり、書き込み・読み出し処理部32は、UDP/IP通信により通信部31で受信された注文受付電文を注文受付DB35に記憶する。また、書き込み・読み出し処理部32は、通信部31で受信された注文電文を注文DB34に記憶する。
書き込み・読み出し処理部32は、UDP/IP通信により通信部31がLAN11から受信した書き込み要求に含まれる注文受付電文を注文受付DB35に記憶する。書き込み・読み出し処理部32は、UDP/IP通信により通信部31がLAN11から受信した書き込み要求に含まれる約定通知電文を約定DB36に記憶する。この他、書き込み・読み出し処理部32は、時価情報配信システム3,4からそれぞれ受信された株券の銘柄毎の時価情報を価格DB及び銘柄属性DBへ記憶する時価情報記憶機能等を有している。
発注端末40は、証券取引所に有価証券の取引を行なうための売買の注文電文を送出する端末である。この発注端末40にインストールされているソフトウェアの一つとして本システムを実現するクライアントソフトウェアがある。このクライアントソフトウェアは、図4に示すように、通信部41、注文処理部42、記憶部43、画面表示処理部44、操作処理部45等の機能を有している。
通信部41は、LAN11との電文および要求のやり取りをLANボードを介して行なう。注文処理部42は、マウスあるいはキーボードなどで操作された指示に基づいて株券の注文処理を行う。注文処理部42は、通信部41に受信された約定通知電文を解読して画面表示処理部44に渡し、画面に表示する。
記憶部43は、ハードディスク装置およびメモリ等に生成される記憶領域であって、注文処理部42が処理するデータを記憶すると共に注文処理部42が注文電文、通知電文を送信用に編集する上での作業領域となる。画面表示処理部44は、発注画面を表示するとともに、表示した発注画面の所定の欄に入力操作の内容および受信データ等を表示する。受信データとしては、時価情報、注文受付電文、約定電文等の通知データなどである。操作処理部45は、マウスあるいはキーボードなどで操作された画面の指示を注文処理部42に伝達する。
画面表示処理部44は、メニュー画面と、このメニュー画面のメニュー選択操作により発生する発注画面とを表示する。発注画面では、株券の売買注文の入力が行なわれる。メニュー画面には、発注画面で発注された株券の売買注文の一覧および株券の売買注文の入力内容の履歴等が表示される。
以下、この株取引システムの動作を説明する。
この株取引システムの場合、発注端末40では、ユーザがクライアントソフトウェアの起動操作を行なうことで、ハードディスク装置にインストールされているクライアントソフトウェアが起動し、画面表示処理部44が表示装置にメニュー画面を表示する。このメニュー画面に表示されている発注ボタンをマウスで操作すると、画面表示処理部44は、発注画面を表示する。発注画面には、時価情報表示欄、発注情報入力欄などと、株券の売買注文、情報照会のための各種ボタン類(発注ボタン、取り消しボタン、表示切替ボタン、プルダウンメニュー等)が表示されている。
一方、各証券取引所の時価情報配信システム3,4は、ディーラーに対して時価情報を所定時間間隔で配信するので、時価情報は、GWサーバー10、APPサーバー20を通じて複数の発注端末40それぞれに受信される。発注端末40では、時価情報を通信部41が受信し、画面表示処理部44が発注画面の該当時価情報表示欄に表示する。この時価情報は、時々刻々と変化する。発注画面の時価情報表示欄に表示された時価情報をユーザが見ながら、所望の株券についての発注操作を行う。
そして、あるタイミングで、発注画面からユーザにより発注操作が行なわれると、発注端末40では、操作処理部45が注文処理部42へ操作内容を伝達するので、図7に示すように、注文処理部42は、操作内容に応じた株券の売買注文の電文(注文電文)を生成して通信部41に送る。通信部41は、注文処理部42から受け取った注文電文をTCP/IP通信でLAN11を通じてAPPサーバー20へ送信する(S101)。
APPサーバー20では、LAN11から発注プロセス22がTCP/IP通信で注文電文を受信すると、発注プロセス22は、受信した注文電文を各証券取引所毎の注文電文、例えば株式売買システム1等への注文電文に編集した上で通信部21へ渡す。注文電文を受け取った通信部21は、該当株式売買システムである株式売買システム1への注文電文をGWサーバー10へ送信する(S102)。
また、これと同時に、発注プロセス22は、受信した注文電文に対する応答電文をUDP/IP通信(一斉同報通信)にてLAN11を通じて発注データ書き込みプロセス23)および発注端末40へ送信する(S103)。
発注データ書き込みプロセス23は、UDP/IP通信(一斉同報通信)でLAN11より注文電文を受信すると、受信した注文電文の書き込み要求をDBサーバー30へ送信し(S104)、DBサーバー30において注文電文の登録処理が行なわれて、注文電文の登録が終了したことを示す登録完了通知電文が返信されてくるのを待機する。
DBサーバー30では、LAN11より通信部31が注文電文を受信すると、受信した注文電文を書き込み・読み出し処理部32に渡す。
書き込み・読み出し処理部32は、注文電文をDB33の注文DB34に登録、つまり書き込み処理を実行する。
DB33への注文電文の登録が成功すると、書き込み・読み出し処理部32は、注文電文の登録が終了したことを示す登録完了通知電文をTCP/IP通信にてLAN11を通じてAPPサーバー20へ返信する(S105)。
登録完了通知電文がLAN11よりAPPサーバー20の発注データ書き込みプロセス23に受信されると、発注データ書き込みプロセス23は、自身の処理を終了する。
一方、S102の処理で送信された注文電文がGWサーバー10に受信されると、GWサーバー10では、GWサーバー10のサーバープログラムが注文電文を、送信先である株式売買システム1へ通信回線5を通じて送信する。なお、証券取引所に対する発注は、上位層APIを用いて行われる。
そして、注文電文が株式売買システム1で受信されると、株式売買システム1は、受信した注文電文に対する受付処理を行なった後、注文を受け付たことを示す受付通知電文を返信するので、受付通知電文が通信回線5を通じてGWサーバー10に受信されると、GWサーバー10では、GWサーバー10のサーバープログラムが受付通知電文をLAN11を通じてAPPサーバー20へ送信する(S106)。
APPサーバー20では、LAN11より通信部21が受付通知電文を受信すると、受付通知電文が通知キューに蓄積されて、順次受信プロセス24に受信される。
受信プロセス24は、受信した受付通知電文をUDP/IP通信(一斉同報通信)にてLAN11を通じて受信データ書き込みプロセス25および発注端末40へ送信する(S107)。
受信データ書き込みプロセス25は、UDP/IP通信(一斉同報通信)でLAN11より受付通知電文を受信すると、受信した受付通知電文を含む書き込み要求をDBサーバー30へ送信し(S108)、DBサーバー30において受付通知電文の登録処理が行なわれて、注文電文の登録が終了したことを示す登録完了通知電文が返信されてくるのを待機する。
DBサーバー30では、LAN11より通信部31が書き込み要求を受信すると、受信した書き込み要求に含まれる受付通知電文を書き込み・読み出し処理部32に渡す。
書き込み・読み出し処理部32は、受付通知電文をDB33の注文受付DB35に登録、つまり書き込み処理を実行する。
DB33への受付通知電文の登録が成功すると、書き込み・読み出し処理部32は、受付通知電文の登録が終了したことを示す登録完了通知電文をTCP/IP通信にてLAN11を通じてAPPサーバー20へ返信する(S109)。
登録完了通知電文がLAN11よりAPPサーバー20の受信データ書き込みプロセス25に受信されると、受信データ書き込みプロセス25は、自身の処理を終了する。
なお、売買注文後、株式売買システム1において、注文した売買注文の取引が成立した際に、株式売買システム1より約定通知電文が送信されるが、この約定通知電文に対するAPPサーバー20の処理動作は、上記受付通知電文のときの処理動作と同様である。
このようにこの実施の形態の株取引システムによれば、APPサーバー20のソフトウェアとして、電文送受信用の発注プロセス22、受信プロセス24の他に、DB33への書き込み、読み出し専用の発注データ書き込みプロセス23および受信データ書き込みプロセス25を設け、発注端末40から送信された注文電文を発注プロセス22が受信すると、注文電文に対する応答電文をUDP/IP通信により同報で返信するとほぼ同時に、受信した注文電文を通信部21を通じてGWサーバー10へ送信するので、UDP/IP通信された応答電文をLAN11より発注データ書き込みプロセス23が受信してDB33への書き込み処理を実行する。
発注プロセス22とDBサーバー30へアクセスする発注データ書き込みプロセス23とを分離したことで、並行処理を行なえるようになり、DB33への電文の書き込みの遅延が発生しても、発注のタイミング、速度、連続性に影響を与えることがなくなる。
また、取引所からの受付通知電文や約定通知電文の受信処理においても上記発注処理と同様に、受信プロセス24と受信データ書き込みプロセス25とを分離したことで、DB33に対するアクセス時の遅延が原因で発注端末40への通知電文の配信が遅延することがなくなる。
すなわち、APPサーバー20では、DBサーバー30への注文電文の登録処理を発注データ書き込みプロセス23が行なうので、発注プロセス22は、注文電文の登録処理を待つことなく、注文電文を通信部21を通じてGWサーバー10へ送信し、応答を発注端末へ返すことができ、この時点で発注端末40は次の注文電文を出せるようになり、発注端末40のユーザは、株券の売買注文(発注)を連続して行なえるようになる。
なお、上記の他、本実施形態では、以下のような効果も得られる。
すなわち、発注プロセス22への電文はTCP/IPの「ポイントToポイント」を用いることにより、発注の2重発注を防ぐことができる。
また、発注データを処理した後のACK(応答電文)の返信を、UDP/IP通信、ブロードキャスト、マルチキャスト等の同報通信で行なうことで、複数のプロセスや複数の端末が同一の電文を同時に処理することができる。
なお、本発明は、上記実施形態のみ限定されるものではない。
上記実施形態では、発注プロセスと発注データ書き込みプロセスというように、処理手段をプログラム単位で分けたが、この他、処理手段をスレッド単位で分けてもよい。
本発明の一つの実施形態の株取引システムの構成を示す図。 図1の株取引システムのAPPサーバーの構成を示す図。 図1の株取引システムのDBサーバーの構成を示す図。 図1の株取引システムの発注端末の構成を示す図。 この株取引システムの動作を示すシーケンス図。 従来の株取引システムの動作を示すシーケンス図。
符号の説明
1,2…株式売買システム、3,4…時価情報配信システム、5〜8…通信回線、9…株式トレーディングシステム、10…GWサーバー、11…LAN、20…APPサーバー、21…通信部、22…発注プロセス、23…発注データ書き込みプロセス、24…受信プロセス、25…受信データ書き込みプロセス、30…DBサーバー、31…通信部、32…書き込み・読み出し処理部、33…データベース(DB)、34…注文DB、35…注文受付DB、36…約定DB、40…発注端末、41…通信部、42…注文処理部、43…記憶部、44…画面表示処理部、45…操作処理部。

Claims (2)

  1. 有価証券の取引を行う取引所と通信を行うゲートウェイサーバーと、このゲートウェイサーバーにネットワークを介して接続され、取引所に有価証券の取引を行なうための注文電文を送出する発注端末と、前記ネットワークに接続され、前記発注端末および取引所間でやり取りされる電文を蓄積するデータベースサーバーと、前記ネットワークに接続され、前記発注端末からネットワークを通じて受信された注文電文、前記取引所からゲートウェイサーバーを通じて受信された通知電文を前記データベースサーバーに蓄積するアプリケーションサーバーとを備える有価証券売買システムにおいて、
    前記アプリケーションサーバーが、
    前記発注端末からTCP/IP通信にて送信された注文電文を前記ネットワークを通じて受信し前記ゲートウェイサーバーへ送信すると同時に、受信した前記注文電文に対する応答電文を同報通信にて前記発注端末へ返信する発注手段と、
    前記ネットワークより同報通信で前記発注端末へ送信された前記応答電文を受信し、TCP/IP通信にて前記ネットワークを通じて前記データベースサーバーへ送信し、前記データベースサーバーからの登録完了通知電文をTCP/IP通信にて前記ネットワークより受信する書き込み手段と
    を具備したことを特徴とする有価証券売買システム。
  2. 有価証券の取引を行う取引所と通信を行うゲートウェイサーバーと、このゲートウェイサーバーにネットワークを介して接続され、取引所に有価証券の取引を行なうための注文電文を送出する発注端末と、前記ネットワークに接続され、前記発注端末および取引所間でやり取りされる電文を蓄積するデータベースサーバーと、前記ネットワークに接続され、前記発注端末からネットワークを通じて受信された注文電文、前記取引所からゲートウェイサーバーを通じて受信された通知電文を前記データベースサーバーに蓄積するアプリケーションサーバーとを備える有価証券売買システムにおいて、
    前記アプリケーションサーバーが、
    前記取引所から送信された通知電文を前記ゲートウェイサーバーおよび前記ネットワークを通じて受信し、受信した前記通知電文を同報通信にて前記発注端末へ送信する受信手段と、
    前記ネットワークより同報通信で前記発注端末へ送信された通知電文を受信し、TCP/IP通信にて前記ネットワークを通じて前記データベースサーバーへ送信し、前記データベースサーバーからの登録完了通知電文をTCP/IP通信にて前記ネットワークより受信する書き込み手段と
    を具備したことを特徴とする有価証券売買システム。
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