JP2016058351A - 燃料電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性を確保できる燃料電池モジュールを提供することが目的である。【解決手段】燃料電池モジュールMでは、燃焼部90、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110における各流路が四重の管材21〜24によって構成されている。この四重の管材21〜24のうち、二番目、三番目、及び、四番目の管材22〜24の上端部及び下端部は、それぞれ互いに拘束されており、このうち三番目及び四番目の管材23,24の上部には、蛇腹状のベローズにより構成された熱膨張差吸収部228,229が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池モジュールに関する。
燃料電池モジュールとしては、例えば、直方形の燃料電池モジュール(例えば、特許文献1参照)と、円筒形の燃料電池モジュール(例えば、特許文献2〜5参照)とがある。
このような燃料電池モジュールでは、複数の部材が組み合わされており、複数の部材に熱膨張差が生じると、複数の部材の結合部に熱応力が生じ、燃料電池モジュールの耐久性が低下する虞がある。
国際公開第2009/016857号パンフレット 特表2010−504607号公報 特開2014−78348号公報 特開2013−182707号公報 特開2011−175853号公報 特開2006−331944号公報 特開2011−18456号公報 特開2004−139915号公報 特開2003−300703号公報
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、耐久性を確保できる燃料電池モジュールを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の燃料電池モジュールは、酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルスタックの上方に設けられ、前記燃料電池セルスタックから排出されたスタック排ガスを燃焼し、燃焼排ガスを上方に排出する燃焼部と、前記燃焼部の上方に設けられると共に、互いの間に隙間を有する少なくとも三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、及び、前記燃焼排ガスの熱を利用して原燃料ガスから前記燃料ガスを生成するための改質触媒層が設けられた改質流路を有する改質部と、前記改質部の上方に前記改質部と同軸上に設けられると共に、互いの間に隙間を有する少なくとも三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記改質部の前記燃焼排ガス流路と連通し前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、及び、前記改質流路と連通し前記燃焼排ガスの気化熱により原燃料が気化されて前記原燃料ガスが生成される気化流路を有する気化部と、を備え、前記改質部を構成する前記三重の筒状壁、及び、前記気化部を構成する前記三重の筒状壁は、少なくとも三重の金属製の管材を構成し、前記三重の管材のうち少なくとも二つの管材は、上端部及び下端部がそれぞれ互いに拘束され、上端部及び下端部がそれぞれ互いに拘束された前記管材のうち少なくとも一つの管材の高さ方向の一部には、曲折部により構成された熱膨張差吸収部が形成されている。
この燃料電池モジュールによれば、上端部及び下端部がそれぞれ互いに拘束された管材のうち少なくとも一つの管材の高さ方向の一部には、曲折部により構成された熱膨張差吸収部が形成されている。従って、上端部及び下端部がそれぞれ互いに拘束された管材間に温度差が生じた場合でも、この管材間の熱膨張差を熱膨張差吸収部(曲折部)が変形することにより吸収することができる。これにより、三重の管材の拘束部に熱応力が集中することを抑制することができる(熱応力を緩和することができる)ので、燃料電池モジュールの耐久性を確保することができる。
しかも、この燃料電池モジュールによれば、改質部と気化部とが互いに同軸上に設けられている。また、改質部及び気化部は、それぞれ少なくとも三重の筒状壁によって構成されており、この少なくとも三重の筒状壁に、改質部及び気化部における断熱空間や各流路が形成されている。従って、燃料電池モジュールが径方向に拡がることを抑制できるので、燃料電池モジュールを径方向に小型化することができる。
また、改質部及び気化部は、少なくとも三重の筒状壁によって構成されているので、改質部及び気化部における構造を簡素化できると共に組立を容易にすることができる。これにより、燃料電池モジュールを低コスト化することができる。
なお、請求項2に記載の燃料電池モジュールのように、請求項1に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記熱膨張差吸収部は、複数の前記曲折部により構成された蛇腹状のベローズでも良い。
この構成によれば、蛇腹状のベローズにより熱膨張差吸収部が構成されているので、簡単な構造で管材間の熱膨張差を効果的に吸収することができる。
また、請求項3に記載の燃料電池モジュールのように、請求項1又は請求項2に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記改質部は、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成されると共に、該四重の筒状壁の内側から外側へ順に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記燃焼排ガスの熱を利用して原燃料ガスから前記燃料ガスを生成するための改質触媒層が設けられた改質流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有し、前記気化部は、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成されると共に、該四重の筒状壁の内側から外側へ順に、断熱空間、前記改質部の前記燃焼排ガス流路と連通し前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記改質流路と連通し前記燃焼排ガスの気化熱により原燃料が気化されて前記原燃料ガスが生成される気化流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有し、前記気化部の上方には、前記気化部と同軸上に熱交換部が設けられ、前記熱交換部は、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成されると共に、該四重の筒状壁の内側から外側へ順に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記気化流路と連通し前記燃焼排ガスとの間で熱交換される前記原燃料が流れる原燃料流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有し、前記改質部を構成する前記四重の筒状壁、前記気化部を構成する前記四重の筒状壁、及び、前記熱交換部を構成する前記四重の筒状壁によって四重の金属製の管材が構成され、前記四重の管材のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材は、上端部及び下端部がそれぞれ互いに拘束され、前記熱膨張差吸収部は、前記四重の管材のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の少なくとも一つに形成されていても良い。
この構成によれば、改質部、気化部、及び、熱交換部をそれぞれ構成する四重の筒状壁によって四重の金属製の管材が構成されており、改質部、気化部、及び、熱交換部に形成された各流路は、改質部から熱交換部に亘って入れ替わることなく互いに並行して延びている。従って、例えば、流路を途中で入れ替えるための連結管(すなわち管材同士を結合して拘束する拘束部材となり得るもの)を不要にできる。これにより、構造を簡素化してコストダウンできると共に、管材間に温度差が生じた場合でも、熱応力の集中を抑制することができる。
しかも、改質部、気化部、及び、熱交換部が互いに同軸上に設けられており、四重の管材が略ストレートな形状となるので、各管材が熱膨張により自由に伸縮することができる。これにより、管材間に温度差が生じた場合には、この管材間の熱膨張差を熱膨張差吸収部により効果的に吸収することができる。
また、気化部及び熱交換部では、気化流路及び原燃料流路の内側に燃焼排ガス流路が形成されており、燃焼排ガス流路を流れる燃焼排ガスが気化流路及び原燃料流路を流れる原燃料と主に熱交換するので、原燃料の気化効率を向上させることができる。
また、請求項4に記載の燃料電池モジュールのように、請求項3に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記熱膨張差吸収部は、前記四重の管材のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の少なくとも一つの上部に形成されていても良い。
この構成によれば、熱膨張差吸収部は、管材において最も燃焼部から遠く温度の低い上部に形成されているので、熱膨張差吸収部(曲折部)が薄型に形成された場合でも、この熱膨張差吸収部の耐久性を確保することができる。
また、請求項5に記載の燃料電池モジュールのように、請求項4に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記四重の管材のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材は、前記改質部、前記気化部、及び、前記熱交換部を有する本体部よりも上部の方が小径とされていても良い。
この構成によれば、熱膨張差吸収部が管材における本体部よりも小径の上部に形成されていることにより、例えば、熱膨張差吸収部が管材の本体部に形成された場合に比して、熱膨張差吸収部が小径とされるので、熱膨張差吸収部が形成された管材の低コスト化と高剛性化とを図ることができる。
また、請求項6に記載の燃料電池モジュールのように、請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記熱膨張差吸収部は、前記四重の管材のうち、内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材のいずれか二つにそれぞれ形成されていても良い。
この構成によれば、熱膨張差吸収部は、四重の管材のうち、内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材のいずれか二つにそれぞれ形成されている。従って、四重の管材のうち、熱膨張差吸収部が形成されていない管材の剛性を確保することができる。
なお、一番目の管材と二番目の管材との間の隙間が、燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路として形成された場合、一番目及び二番目の管材は、三番目及び四番目の管材に比して温度が高くなる。この場合には、熱膨張差吸収部が内側から三番目及び四番目の管材にそれぞれ形成されている好適である。このように、熱膨張差吸収部が内側から三番目及び四番目の管材にそれぞれ形成されると、一番目及び二番目の管材が三番目及び四番目の管材に比して温度が高くなった場合でも、一番目及び二番目の管材と三番目及び四番目の管材との間の熱膨張差を熱膨張差吸収部により効果的に吸収することができる。また、一番目及び二番目の管材に比べて、三番目及び四番目の管材は温度が低いので、低温の管材に熱膨張差吸収部を形成することで熱膨張差吸収部の耐久性を高めることができる。
また、請求項7に記載の燃料電池モジュールのように、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記改質流路には、オリフィスを有する仕切板が設けられ、前記仕切板は、前記改質流路を形成する一対の前記管材のうち一方の管材から延出し他方の管材に対して離間されていても良い。
この構成によれば、改質流路には、オリフィスを有する仕切板が設けられているが、この仕切板は、改質流路を形成する一対の管材のうちの一方の筒状壁から延出し他方の管材に対して離間されている。従って、改質流路に仕切板が設けられていても、仕切板が他方の管材に対して自在に摺動することができるので、この仕切板が管材同士を結合する拘束部材となることを回避できる。これにより、改質流路を形成する一対の管材を熱膨張により自由に伸縮させることができると共に、熱応力の集中を抑制することができる。
また、請求項8に記載の燃料電池モジュールのように、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記熱膨張差吸収部は、前記気化部を構成する前記三重の筒状壁のうち少なくともいずれかの筒状壁から膨出すると共に、前記気化部の軸方向回りに螺旋状に形成され、前記気化部における前記燃焼排ガス流路及び前記気化流路の少なくとも一方を前記気化部の軸方向回りに螺旋状に形成するコルゲート部を有していても良い。
この構成によれば、気化部における燃焼排ガス流路及び気化流路の少なくとも一方は、コルゲート部によって気化部の軸方向回りに螺旋状に形成されている。従って、気化部における燃焼排ガス流路及び気化流路の少なくとも一方が螺旋状に形成された分、流路長を長くすることができると共に、圧力損失も増えるので、気化部における気化の促進及び安定性を確保することができる。
また、コルゲート部は、熱膨張差吸収部を兼ねるので、専用の熱膨張差吸収部の数を減らすか又は不要にすることができる。
また、請求項9に記載の燃料電池モジュールのように、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記気化部の上方には、前記気化部と同軸上に熱交換部が設けられ、前記熱交換部は、互いの間に隙間を有する少なくとも三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成されると共に、該三重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、及び、前記気化流路と連通し前記燃焼排ガスとの間で熱交換される前記原燃料が流れる原燃料流路を有し、前記熱膨張差吸収部は、前記熱交換部を構成する前記三重の筒状壁のうち少なくともいずれかの筒状壁から膨出すると共に、前記熱交換部の軸方向回りに螺旋状に形成され、前記熱交換部における前記燃焼排ガス流路及び前記原燃料流路の少なくとも一方を前記熱交換部の軸方向回りに螺旋状に形成するコルゲート部を有していても良い。
この構成によれば、熱交換部における燃焼排ガス流路及び原燃料流路の少なくとも一方は、コルゲート部によって熱交換部の軸方向回りに螺旋状に形成されている。従って、熱交換部における燃焼排ガス流路及び原燃料流路の少なくとも一方が螺旋状に形成された分、流路長を長くすることができると共に、圧力損失も増えるので、熱交換部における熱交換効率を向上させることができる。
また、コルゲート部は、熱膨張差吸収部を兼ねるので、専用の熱膨張差吸収部の数を減らすか又は不要にすることができる。
また、請求項10に記載の燃料電池モジュールのように、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記熱交換部は、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成されると共に、該四重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記気化流路と連通し前記燃焼排ガスとの間で熱交換される前記原燃料が流れる原燃料流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有し、前記熱膨張差吸収部は、前記熱交換部を構成する前記四重の筒状壁のうち少なくともいずれかの筒状壁から膨出すると共に、前記熱交換部の軸方向回りに螺旋状に形成され、前記熱交換部における前記燃焼排ガス流路、前記原燃料流路、及び、前記酸化剤ガス流路の少なくともいずれかを前記熱交換部の軸方向回りに螺旋状に形成するコルゲート部を有していても良い。
この構成によれば、熱交換部における燃焼排ガス流路、原燃料流路、及び、酸化剤ガス流路の少なくともいずれかは、コルゲート部によって熱交換部の軸方向回りに螺旋状に形成されている。従って、熱交換部における燃焼排ガス流路、原燃料流路、及び、酸化剤ガス流路の少なくともいずれかが螺旋状に形成された分、流路長を長くすることができると共に、圧力損失も増えるので、熱交換部における熱交換効率を向上させることができる。
また、コルゲート部は、熱膨張差吸収部を兼ねるので、専用の熱膨張差吸収部の数を減らすか又は不要にすることができる。
また、請求項11に記載の燃料電池モジュールのように、請求項3〜請求項10のいずれか一項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記燃料電池セルスタックの周囲に設けられると共に、互いの間に隙間を有する三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁の内側から外側へ順に、前記燃料電池セルスタックが収容された収容室、前記改質流路と連通する燃料ガス供給流路、及び、前記燃料電池セルスタックの排熱で予熱される前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス予熱流路を有する予熱部をさらに備え、前記予熱部を構成する前記三重の筒状壁は、前記四重の管材のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材の下部によって構成されていても良い。
この構成によれば、燃料電池セルスタックの周囲には、三重の筒状壁によって構成された予熱部が設けられており、この予熱部を構成する三重の筒状壁の間には、燃料ガス供給流路及び酸化剤ガス予熱流路が形成されている。従って、例えば、燃料ガス供給流路及び酸化剤ガス予熱流路の少なくとも一方が配管によって構成される場合に比して、配管の接続部(熱応力集中部)が無い分、耐久性を向上させることができると共に、配管を接続するための溶接作業等も廃止できるので、コストダウンすることができる。
また、気化部及び熱交換部では、燃焼排ガス流路と酸化剤ガス流路との間に気化流路及び原燃料流路が介在しており、燃焼排ガス流路を流れる燃焼排ガスと酸化剤ガス流路を流れる酸化剤ガスとの間の熱交換が積極的に行われないので、予熱部に形成された酸化剤ガス予熱流路に供給される酸化剤ガスの温度上昇を抑制することができる。従って、酸化剤ガス予熱流路を流れる酸化剤ガスで燃料電池セルスタックの熱を吸収することにより燃料電池セルスタックの放熱を遮断することができる。これにより、燃料電池セルスタックを適正な温度にすることができるので、燃料電池モジュールの発電効率を向上させることができる。
また、請求項12に記載の燃料電池モジュールのように、請求項11に記載の燃料電池モジュールにおいて、ブロック状に形成されて前記燃料電池セルスタックが載置されると共に、前記予熱部を構成する前記三重の筒状壁の下端部に固定され、且つ、前記燃料ガス供給流路と前記燃料電池セルスタックの燃料ガス取入口とを連通する燃料ガス導入孔と、前記酸化剤ガス予熱流路と前記燃料電池セルスタックの酸化剤ガス取入口とを連通する酸化剤ガス導入孔とを有するベース部材をさらに備えていても良い。
この構成によれば、燃料電池セルスタックが載置される部材が、ブロック状のベース部材とされているので、例えば、燃料電池セルスタックが載置される部材として板状の部材(例えば互いの間に流路を形成する二重の底壁部)が使用される場合と異なり、高温で材料強度が低下した場合でも耐久性を確保することができる。
また、このベース部材に燃料ガス導入孔及び酸化剤ガス導入孔が形成されているので、燃料ガス導入孔及び酸化剤ガス導入孔を有する部材がベース部材とは別に用いられる場合に比して、燃料電池モジュールの組立性を向上させることができると共に、コストダウンすることができる。
また、請求項13に記載の燃料電池モジュールのように、請求項12に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記ベース部材は、前記燃料電池セルスタックから延びる電力導線が挿通された導線挿通孔を有していても良い。
この構成によれば、燃料電池セルスタックから延びる電力導線が挿通された導線挿通孔がブロック状のベース部材に形成されているので、例えば、燃料電池セルスタックが載置される部材が二重の底壁部であり、この二重の底壁部に導線挿通孔が形成される場合に比して、導線挿通孔のシール部が少なくて済む(シール部が二箇所でなく1箇所で済む)。従って、このことによっても、燃料電池モジュールの組立性を向上させることができると共に、コストダウンすることができる。
また、請求項14に記載の燃料電池モジュールのように、酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルスタックの上方に設けられ、前記燃料電池セルスタックから排出されたスタック排ガスを燃焼し、燃焼排ガスを上方に排出する燃焼部と、前記燃焼部の上方に設けられると共に、互いの間に隙間を有する少なくとも三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁の内側から外側へ順に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、及び、前記燃焼排ガスの熱を利用して原燃料ガスから前記燃料ガスを生成するための改質触媒層が設けられた改質流路を有する改質部と、前記改質部の上方に前記改質部と同軸上に設けられると共に、互いの間に隙間を有する少なくとも三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁の内側から外側へ順に、断熱空間、前記改質部の前記燃焼排ガス流路と連通し前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、及び、前記改質流路と連通し前記燃焼排ガスの気化熱により原燃料が気化されて前記原燃料ガスが生成される気化流路を有する気化部と、を備えていても良い。
この構成によれば、改質部及び気化部に形成された各流路は、改質部から気化部に亘って入れ替わることなく互いに並行して延びている。従って、例えば、流路を途中で入れ替えるための連結管(すなわち管材同士を結合して拘束する拘束部材となり得るもの)を不要にできる。これにより、改質部及び気化部をそれぞれ構成する少なくとも三重の筒状壁によって構成される少なくとも三重の管材の構造を簡素化してコストダウンできると共に、この少なくとも三重の管材に温度差が生じた場合でも、熱応力の集中を抑制することができる。この結果、耐久性を向上させることができる。
しかも、改質部及び気化部が互いに同軸上に設けられている。また、改質部及び気化部は、それぞれ少なくとも三重の筒状壁によって構成されており、この少なくとも三重の筒状壁に、改質部及び気化部における断熱空間や各流路が形成されている。従って、燃料電池モジュールが径方向に拡がることを抑制できるので、燃料電池モジュールを径方向に小型化することができる。
また、改質部及び気化部は、少なくとも三重の筒状壁によって構成されているので、改質部及び気化部における構造を簡素化できると共に組立を容易にすることができる。これにより、燃料電池モジュールを低コスト化することができる。
また、請求項15に記載の燃料電池モジュールのように、酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルスタックの上方に設けられ、前記燃料電池セルスタックから排出されたスタック排ガスを燃焼し、燃焼排ガスを上方に排出する燃焼部と、前記燃焼部の上方に設けられると共に、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該四重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記燃焼排ガスの熱を利用して原燃料ガスから前記燃料ガスを生成するための改質触媒層が設けられた改質流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有する改質部と、前記改質部の上方に前記改質部と同軸上に設けられると共に、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該四重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記改質部の前記燃焼排ガス流路と連通し前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記改質流路と連通し前記燃焼排ガスの気化熱により原燃料が気化されて前記原燃料ガスが生成される気化流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有する気化部と、前記燃料電池セルスタックの周囲に設けられると共に、互いの間に隙間を有する三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、前記燃料電池セルスタックが収容された収容室、前記改質流路と連通する燃料ガス供給流路、及び、前記酸化剤ガス流路と連通し前記燃料電池セルスタックの排熱で予熱される前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス予熱流路を有する予熱部と、ブロック状に形成されて前記燃料電池セルスタックが載置されると共に、前記予熱部を構成する前記三重の筒状壁の下端部に固定され、且つ、前記燃料ガス供給流路と前記燃料電池セルスタックの燃料ガス取入口とを連通する燃料ガス導入孔と、前記酸化剤ガス予熱流路と前記燃料電池セルスタックの酸化剤ガス取入口とを連通する酸化剤ガス導入孔と、前記燃料電池セルスタックから延びる電力導線が挿通された導線挿通孔とを有するベース部材と、を備えていても良い。
この構成によれば、燃料電池セルスタックの周囲には、三重の筒状壁によって構成された予熱部が設けられており、この予熱部を構成する三重の筒状壁の間には、燃料ガス供給流路及び酸化剤ガス予熱流路が形成されている。従って、例えば、燃料ガス供給流路及び酸化剤ガス予熱流路の少なくとも一方が配管によって構成される場合に比して、配管の接続部(熱応力集中部)が無い分、耐久性を向上させることができると共に、配管を接続するための溶接作業等も廃止できるので、コストダウンすることができる。
また、燃料電池セルスタックが載置される部材が、ブロック状のベース部材とされているので、例えば、燃料電池セルスタックが載置される部材として板状の部材(互いの間に流路を形成する二重の底壁部)が使用される場合と異なり、高温で材料強度が低下した場合でも耐久性を確保することができる。
また、このベース部材に燃料ガス導入孔及び酸化剤ガス導入孔が形成されているので、燃料ガス導入孔及び酸化剤ガス導入孔を有する部材がベース部材とは別に用いられる場合に比して、燃料電池モジュールの組立性を向上させることができると共に、コストダウンすることができる。
また、燃料電池セルスタックから延びる電力導線が挿通された導線挿通孔がブロック状のベース部材に形成されているので、例えば、燃料電池セルスタックが載置される部材が二重の底壁部であり、この二重の底壁部に導線挿通孔が形成される場合に比して、導線挿通孔のシール部が少なくて済む(シール部が二箇所でなく1箇所で済む)。従って、このことによっても、燃料電池モジュールの組立性を向上させることができると共に、コストダウンすることができる。
以上詳述したように、本発明によれば、耐久性を確保できる燃料電池モジュールを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池モジュールの縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 図1の要部拡大図である。 図1の要部拡大図である。 図1に示されるベース部材の斜視図である。 図1に示される熱膨張差吸収部の第一変形例を示す図である。 図1に示される熱膨張差吸収部の第二変形例を示す図である。 図1に示される熱膨張差吸収部の第三変形例を示す図である。 図1に示される熱膨張差吸収部の第四変形例を示す図である。 図1に示される熱膨張差吸収部の第五変形例を示す図である。 図1に示される熱膨張差吸収部の第六変形例を示す図である。 図1に示される熱膨張差吸収部の第七変形例を示す図である。 図1に示される熱膨張差吸収部の第八変形例を示す図である。 図1に示される熱膨張差吸収部の第九変形例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る燃料電池モジュールの変形例を示す図である。 平板形の燃料電池セルスタックの構成を説明する図である。 円筒形の燃料電池セルスタックの構成を説明する図である。 円筒平板形の燃料電池セルスタックの構成を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
<燃料電池モジュール>
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る燃料電池モジュールMは、燃料電池セルスタック10と、容器20と、断熱材140と、パイプ150とを備える。
<燃料電池セルスタック>
燃料電池セルスタック10には、一例として、固体酸化物形燃料電池(SOFC)が適用されている。この燃料電池セルスタック10は、一例として、鉛直方向に積層された複数の平板形のセル12を有している。各セル12は、燃料極、電解質層、空気極を有する。
各セル12の燃料極には、改質ガスが供給され、各セル12の空気極には、酸化剤ガスが供給される。各セル12は、酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電すると共に、発電に伴い発熱する。
<容器>
容器20は、四重の管材21〜24により構成されている。この複数の管材21〜24は、いずれも横断面が真円形状である円筒状に形成され、伝熱性の高い金属(例えば、フェライト系ステンレス鋼)で形成される。
内側から一番目の管材21は、燃料電池セルスタック10の上方から容器20の上部(後述する接続部225〜227よりも下側の部分)に亘って設けられている。一方、内側から二番目の管材22、三番目の管材23、及び、四番目の管材24は、容器20の下端部から上端部に亘って設けられている。一番目の管材21の内側には、パイプ150が挿入されており、このパイプ150は、燃料電池セルスタック10の上方に位置している。
図2に示されるように、四重の管材21〜24の上部には、鉛直方向上側に向かうに従って縮径する縮径部221〜224がそれぞれ形成されている。また、この複数の縮径部221〜224のうち、二番目、三番目、及び、四番目の管材22,23,24に形成された縮径部222,223,224の上方には、円筒状の接続部225,226,227がそれぞれ形成されている。この二番目、三番目、及び、四番目の管材22,23,24では、後述する予熱部100、燃焼部90の周壁部91、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110を有する本体部よりも、接続部225〜227を有する上部の方が小径とされている。
一番目の管材21に形成された縮径部221の上端部、及び、二番目の管材22に設けられた接続部225の上端部は、パイプ150の上部にそれぞれ固定されている。また、三番目の管材23に設けられた接続部226の上端部は、二番目の管材22に設けられた接続部225の上端部に固定され、四番目の管材24に設けられた接続部227の上端部は、三番目の管材23に設けられた接続部226の上端部に固定されている。このように、四重の管材21〜24のうち、二番目、三番目、及び、四番目の管材22,23,24の上端部は、互いに拘束されている。
二番目、三番目、及び、四番目の管材22,23,24に形成された接続部225,226,227のうち、三番目の管材23及び四番目の管材24に形成された接続部226,227には、蛇腹状のベローズにより構成された熱膨張差吸収部228,229がそれぞれ形成されている。この熱膨張差吸収部228,229は、複数の断面U字状の曲折部228A,229Aによりそれぞれ構成されている。
図4に示されるように、二番目、三番目、及び、四番目の管材22,23,24は、容器20の下端部にまで延びており、二番目、三番目、及び、四番目の管材22,23,24の下端部は、容器20の下壁部を構成するブロック状のベース部材30に固定されている。二番目、三番目、及び、四番目の管材22,23,24の下端部は、ブロック状のベース部材30に固定されることにより、互いに拘束されている。なお、内側から一番目の管材21は下端が浮いていて拘束がない。このため、一番目の管材21の温度が高くなっても、管材21の下端には拘束がないため熱応力が発生しない。
図1に示されるように、この四重の管材21〜24によって構成された容器20は、機能別には、気化部40と、改質部60と、燃焼部90と、予熱部100と、熱交換部110とを有する。
<気化部>
気化部40は、改質部60の上方に改質部60と同軸上に設けられており、四重の筒状壁41〜44によって構成されている。この四重の筒状壁41〜44は、四重の管材21〜24の高さ方向の中央部によって構成されている。図3に示されるように、四重の筒状壁41〜44は、互いの間に隙間を有しており、この四重の筒状壁41〜44の内側から外側には、断熱空間45、燃焼排ガス流路46、気化流路47、及び、酸化剤ガス流路48が順に形成されている。
つまり、一番目の筒状壁41の内側の空間は、断熱空間45として形成され、一番目の筒状壁41と、二番目の筒状壁42との間の隙間は、燃焼排ガス流路46として形成されている。また、二番目の筒状壁42と、三番目の筒状壁43との間の隙間は、気化流路47として形成され、三番目の筒状壁43と、四番目の筒状壁44との間の隙間は、酸化剤ガス流路48として形成されている。図3において、断熱空間45は、空洞とされているが、この断熱空間45には、断熱材49が充填されても良い。
燃焼排ガス流路46の下端部は、後述する改質部60に形成された燃焼排ガス流路66(図4参照)を介して燃焼部90に形成された燃焼室94と連通されている。燃焼排ガス流路46は、鉛直方向下側を上流側として形成されており、この燃焼排ガス流路46には、燃焼部90から排出されると共に改質部60の燃焼排ガス流路66を通じて供給された燃焼排ガス166が鉛直方向下側から上側に流れる。
気化流路47の上端部は、後述する熱交換部110に形成された原燃料流路117(図2参照)と連通されている。気化流路47は、鉛直方向上側を上流側として形成されており、この気化流路47には、原燃料流路117から供給された原燃料161が鉛直方向上側から下側に流れる。
酸化剤ガス流路48の上端部は、後述する熱交換部110に形成された酸化剤ガス流路118(図2参照)と連通されている。この酸化剤ガス流路48は、鉛直方向上側を上流側として形成されており、この酸化剤ガス流路48には、熱交換部110の酸化剤ガス流路118から供給された酸化剤ガス164が鉛直方向上側から下側に流れる。
燃焼排ガス流路46、気化流路47、及び、酸化剤ガス流路48には、螺旋部材56,57,58が設けられており、この螺旋部材56,57,58により、燃焼排ガス流路46、気化流路47、及び、酸化剤ガス流路48は、気化部40の軸方向回りに螺旋状に形成されている。
螺旋部材56は、燃焼排ガス流路46を形成する筒状壁41,42の両方と接触しており、筒状壁41及び筒状壁42の間に介在するスペーサの役割を果たしている。同様に、螺旋部材57は、気化流路47を形成する筒状壁42,43の両方と接触しており、筒状壁42及び筒状壁43の間に介在するスペーサの役割を果たしている。また、螺旋部材58は、酸化剤ガス流路48を形成する筒状壁43,44の両方と接触しており、筒状壁43及び筒状壁44の間に介在するスペーサの役割を果たしている。
<改質部>
図1に示されるように、改質部60は、燃焼部90の上方に設けられており、四重の筒状壁61〜64によって構成されている。図3に示されるように、四重の筒状壁61〜64のうち最も内側に位置する筒状壁61は、一番目の管材21の下部によって構成されており、二番目、三番目、及び、四番目の筒状壁62,63,64は、二番目、三番目、及び、四番目の管材22,23,24の高さ方向の中央部よりもやや下側の部分によって構成されている。
図3,図4に示されるように、改質部60を構成する四重の筒状壁61〜64は、互いの間に隙間を有しており、この四重の筒状壁61〜64の内側から外側には、断熱空間65、燃焼排ガス流路66、改質流路67、及び、酸化剤ガス流路68が順に形成されている。
つまり、一番目の筒状壁61の内側の空間は、断熱空間65として形成され、一番目の筒状壁61と、二番目の筒状壁62との間の隙間は、燃焼排ガス流路66として形成されている。また、二番目の筒状壁62と、三番目の筒状壁63との間の隙間は、改質流路67として形成され、三番目の筒状壁63と、四番目の筒状壁64との間の隙間は、酸化剤ガス流路68として形成されている。
断熱空間65は、上述の気化部40の断熱空間45と連通している。図3,図4において、断熱空間65は、空洞とされているが、この断熱空間65には、断熱材69が充填されても良い。燃焼排ガス流路66の下端部は、後述する燃焼部90に形成された燃焼室94(図4参照)と連通されている。燃焼排ガス流路66は、鉛直方向下側を上流側として形成されており、この燃焼排ガス流路66には、後述する燃焼部90から排出された燃焼排ガス166が鉛直方向下側から上側に流れる。
図3に示されるように、改質流路67の入口(上端)は、気化流路47と連通されている。改質流路67は、鉛直方向上側を上流側として形成されており、この改質流路67には、気化流路47から供給された原燃料ガス162が鉛直方向上側から下側に流れる。
この改質流路67の入口には、改質部60の周方向に沿って環状に形成された一対の仕切板234が設けられている。この一対の仕切板234は、鉛直方向に並んでいる。各仕切板234には、周方向に一定の間隔を空けて複数のオリフィス235が形成されている。オリフィス235は、仕切板234の板厚方向(鉛直方向)に貫通しており、改質流路67には、複数のオリフィス235を通じて原燃料ガス162が流入する。
一対の仕切板234は、改質流路67を形成する一対の管材22,23のうち、二番目の管材22(一方の管材)から延出すると共に、三番目の管材23(他方の管材)に対して離間されている。なお、一対の仕切板234は、改質流路67を形成する一対の管材22,23のうち、三番目の管材23(一方の管材)から延出すると共に、二番目の管材22(他方の管材)に対して離間されていても良い。
改質流路67には、原燃料ガス162から燃料ガス(改質ガス)を生成するための改質触媒層70が改質流路67の周方向及び軸方向の全長に亘って設けられている。改質触媒層70には、例えば、活性金属としてニッケル、ルテニウム、白金、ロジウム等の金属を担持した粒状触媒又はハニカム触媒等が用いられる。
この改質流路67の入口の径方向外側には、酸化剤ガス流路68が位置している。酸化剤ガス流路68の上端部は、上述の気化部40に形成された酸化剤ガス流路48と連通されている。この酸化剤ガス流路68は、鉛直方向上側を上流側として形成されており、この酸化剤ガス流路68には、気化部40の酸化剤ガス流路48から供給された酸化剤ガス164が鉛直方向上側から下側に流れる。
また、この改質部60では、高温の燃焼排ガス166が二番目の筒状壁62に接触する付近の外周側に改質触媒層70の最下流部が位置するように構成されている。
なお、改質触媒層70の温度勾配は、下流に行くにしたがって高くなり、出口がもっとも温度が高いことが望ましい(もっとも転化率が高い状態の改質ガス組成になる)。そこで、本実施形態では、最も高温の燃焼排気ガス166と熱交換する部位を出口とする。これよりも下方に改質触媒層70の出口があると、改質触媒層70のなかでガス温度が下がってしまい、転化率が最も良い状態でなくなる。逆にこれよりも上方にあると、改質触媒層70の温度が低いために十分な転化率が得られない状態で、改質触媒層70を抜けてしまう。
<燃焼部>
図4に示されるように、燃焼部90は、燃料電池セルスタックの上方に設けられている。この燃焼部90は、周壁部91と、点火電極92と、隔壁部93とを有する。周壁部91は、上述の改質部60を構成する四重の筒状壁61〜64のうち最も内側の筒状壁61を除く残りの筒状壁62〜64に一体に形成されている。
つまり、四重の筒状壁61〜64のうち最も内側の筒状壁61を除く残りの筒状壁62〜64は、内側の筒状壁61に対して下方に延びている。そして、この筒状壁62〜64における下方に延びた延長部分は、燃焼部90の周壁部91として形成されている。周壁部91を構成する三重の筒状壁62〜64において、筒状壁62と筒状壁63との間には、改質部60の改質流路67が延長して形成されており、筒状壁63と筒状壁64との間には、改質部60の酸化剤ガス流路68が延長して形成されている。
この周壁部91は、後述する予熱部100の上方に予熱部100と同軸上に設けられている。この周壁部91の内側は、燃焼室94として形成されており、この燃焼室94は、後述する予熱部100の収容室104と、上述の改質部60の燃焼排ガス流路66とに連通されている。
周壁部91の内側には、テーパ部95が設けられている。このテーパ部95は、上述の改質部60を構成する四重の筒状壁61〜64のうち最も内側の筒状壁61の下端部に一体に形成されている。このテーパ部95は、改質部60の側から燃焼部90の側に突出すると共に、燃焼部90の側から改質部60の側に向かうに従って拡径するテーパ状に形成されている。
燃焼部90において、筒状壁62と筒状壁63との間には、上述の改質流路67の入口に設けられた仕切板234(図2参照)と同様の仕切板234が設けられている。この仕切板234も、燃焼部90において改質流路67を形成する一対の管材22,23のうち、二番目の管材22(一方の管材)から延出すると共に、三番目の管材23(他方の管材)に対して離間されている。なお、この仕切板234も、改質流路67を形成する一対の管材22,23のうち、三番目の管材23(一方の管材)から延出すると共に、二番目の管材22(他方の管材)に対して離間されていても良い。
点火電極92は、テーパ部95の先端部(下端部)から燃焼室94内に突出されており、燃焼室94の中心部に配置されている。この点火電極92は、燃料電池セルスタック10の上方に燃料電池セルスタック10と離間して設けられている。パイプ150の内側には、点火電極92と接続され碍子で絶縁された導電部151が挿入されている。
隔壁部93は、周壁部91の内周面に沿って環状に形成されている。この隔壁部93は、二番目の管材22と結合されている。この隔壁部93には、環状板240と、環状板240の中央に設けられた中央板241とが設けられている。中央板241は、環状板240よりも燃料電池セルスタック10の側(下方)に位置する。中央板241の中央部には、一つの絞り孔242が形成されている。
この一つの絞り孔242には、燃料電池セルスタック10から排出された燃料極排ガス及び空気極排ガスの全体が通り抜けるようになっており、燃料極排ガス及び空気極排ガスは、絞り孔242を通過することで確実に混合される。なお、燃料電池モジュールMの起動時では、改質触媒層70にて未反応で、燃料電池セルスタック10にて未使用の炭化水素系燃料が燃料極排ガスに含まれる。
また、環状板240の中央には、パンチングメタル243が設けられている。このパンチングメタル243には、鉛直方向に貫通する複数のオリフィス244が同一円周上に均等に形成されている。複数のオリフィス244を通過したスタック排ガス165は、点火電極92とパイプ150等との間に形成されるスパークによって燃焼される。燃焼室94にて発生した燃焼排ガス166は、上方(燃料電池セルスタック10と反対側)に排出され、テーパ部95に沿って改質部60の燃焼排ガス流路66に流入する。
<予熱部>
予熱部100は、燃料電池セルスタック10の周囲に設けられており、三重の筒状壁101〜103によって構成されている。この三重の筒状壁101〜103は、四重の管材21〜23のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材22,23,24の下部によって構成されている。
この予熱部100を構成する三重の筒状壁101〜103は、互いの間に隙間を有しており、この三重の筒状壁101〜103の内側から外側には、燃料電池セルスタックが収容された収容室104、改質流路67と連通する燃料ガス供給流路107、及び、酸化剤ガス流路68と連通する酸化剤ガス予熱流路108が順に形成されている。
燃料ガス供給流路107の上端部は、改質流路67と連通されている。この燃料ガス供給流路107は、鉛直方向上側を上流側として形成されており、この燃料ガス供給流路107には、改質流路67から供給された燃料ガス163(改質ガス)が鉛直方向上側から下側に流れる。
また、酸化剤ガス予熱流路108の上端部は、酸化剤ガス流路68と連通されている。この酸化剤ガス予熱流路108は、鉛直方向上側を上流側として形成されており、この酸化剤ガス予熱流路108には、改質部60の酸化剤ガス流路68を通じて供給された酸化剤ガス164が鉛直方向上側から下側に流れる。酸化剤ガス予熱流路108を流れる酸化剤ガス164は、燃料電池セルスタック10の排熱で予熱される。
この酸化剤ガス予熱流路108には、予熱部100の軸方向回りに螺旋状に形成された螺旋部材109が設けられており、この螺旋部材109により、酸化剤ガス予熱流路108は、予熱部100の軸方向回りに螺旋状に形成されている。螺旋部材109は、酸化剤ガス予熱流路108を形成する筒状壁102,103の両方と接触しており、筒状壁102及び筒状壁103の間に介在するスペーサの役割を果たしている。
ベース部材30は、ブロック状(円盤状)に形成されており、燃料電池セルスタック10は、ベース部材30の上に載置されている。このベース部材30には、図5に示されるように、燃料ガス導入孔37と、酸化剤ガス導入孔38と、導線挿通孔39が形成されている。
図4に示される燃料ガス供給流路107は、燃料ガス導入孔37(図5参照)を介して燃料電池セルスタック10の燃料ガス取入口17と連通されており、酸化剤ガス予熱流路108は、酸化剤ガス導入孔38を介して燃料電池セルスタック10の酸化剤ガス取入口18と連通されている。また、燃料電池セルスタック10から延びる電力導線19は、導線挿通孔39に挿通されている。
<熱交換部>
図1に示されるように、熱交換部110は、気化部40の上方に気化部40と同軸上に設けられており、四重の筒状壁111〜114によって構成されている。四重の筒状壁111〜114のうち最も内側に位置する筒状壁111は、一番目の管材21の上部によって構成されており、四重の筒状壁111〜114のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の筒状壁112,113,114は、四重の管材21〜24のうち内側から二番目、三番目、四番目の管材22,23,24における接続部225〜227よりも下側の部分によって構成されている。
図2に示されるように、この熱交換部110を構成する四重の筒状壁111〜114は、互いの間に隙間を有しており、この四重の筒状壁111〜114の内側から外側には、断熱空間115、燃焼排ガス流路116、原燃料流路117、及び、酸化剤ガス流路118が順に形成されている。
つまり、一番目の筒状壁111の内側の空間は、断熱空間115として形成され、一番目の筒状壁111と、二番目の筒状壁112との間の隙間は、燃焼排ガス流路116として形成されている。また、二番目の筒状壁112と、三番目の筒状壁113との間の隙間は、原燃料流路117として形成され、三番目の筒状壁113と、四番目の筒状壁114との間の隙間は、酸化剤ガス流路118として形成されている。
燃焼排ガス流路116の上端部は、パイプ150と接続部225との間に形成された接続流路231と連通され、この接続流路231の上端部には、容器20の径方向外側に延びるガス排出管123が接続されている。燃焼排ガス流路116は、鉛直方向下側を上流側として形成されており、この燃焼排ガス流路116には、気化部40の燃焼排ガス流路46(図3参照)から供給された燃焼排ガス166が鉛直方向下側から上側に流れる。
原燃料流路117の上端部は、接続部225と接続部226との間に形成された接続流路232と連通され、この接続流路232の上端部には、容器20の径方向外側に延びる原燃料供給管50が接続されている。原燃料流路117は、鉛直方向上側を上流側として形成されており、この原燃料流路117には、原燃料供給管50から接続流路232を通じて供給された原燃料161が鉛直方向上側から下側に流れる。原燃料流路117の下端部は、気化流路47(図3参照)と連通されている。
原燃料供給管50から供給される原燃料161としては、例えば、都市ガス等の炭化水素系ガス又は炭化水素系液体である炭化水素系燃料に改質用の水が混合されたものが使用される。
酸化剤ガス流路118の上端部は、接続部226と接続部227との間に形成された接続流路233と連通されている。この接続流路233の上端部には、容器20の径方向外側に延びる酸化剤ガス供給管122が接続されており、酸化剤ガス流路118の下端部は、気化部40に形成された酸化剤ガス流路48(図3参照)と連通されている。酸化剤ガス流路118は、鉛直方向上側を上流側として形成されており、この酸化剤ガス流路118には、酸化剤ガス供給管122から接続流路233を通じて供給された酸化剤ガス164が鉛直方向上側から下側に流れる。
燃焼排ガス流路116、原燃料流路117、及び、酸化剤ガス流路118には、螺旋部材56,57,58が設けられており、この螺旋部材56,57,58により、燃焼排ガス流路116、原燃料流路117、及び、酸化剤ガス流路118は、熱交換部110の軸方向回りに螺旋状に形成されている。
この熱交換部110においても、気化部40の場合と同様に、螺旋部材56は、燃焼排ガス流路116を形成する筒状壁111,112の両方と接触しており、筒状壁111及び筒状壁112の間に介在するスペーサの役割を果たしている。同様に、螺旋部材57は、原燃料流路117を形成する筒状壁112,113の両方と接触しており、筒状壁112及び筒状壁113の間に介在するスペーサの役割を果たしている。また、螺旋部材58は、酸化剤ガス流路118を形成する筒状壁113,114の両方と接触しており、筒状壁113及び筒状壁114の間に介在するスペーサの役割を果たしている。
<断熱材>
図1に示されるように、断熱材140は、有底円筒状に形成されており、容器20の外周部と底部とを覆っている。この断熱材140の表面は、被覆シート145によって覆われている。
次に、本実施形態に係る燃料電池モジュールMの動作について説明する。
図1に示される原燃料供給管50を通じて図2に示される接続流路232に原燃料161(炭化水素系燃料に改質用の水が混合されたもの)が供給されると、この原燃料161は、接続流路232を流れた後、原燃料流路117を鉛直方向上側から下側に流れる。このとき、熱交換部110では、燃焼部90(図4参照)から排出された燃焼排ガス166が燃焼排ガス流路116を鉛直方向下側から上側に流れる。そして、原燃料流路117を流れる原燃料161は、燃焼排ガス流路116を流れる燃焼排ガス166との間で熱交換され予熱される。この原燃料流路117で予熱された原燃料161は、気化流路47に供給される。
気化流路47に原燃料161が供給されると、この原燃料161は、螺旋状に形成された気化流路47を鉛直方向上側から下側へ流れる。気化流路47を流れる原燃料161は、上述の熱交換部110の燃焼排ガス流路116と同様に燃焼排ガス流路46を鉛直方向下側から上側に流れる燃焼排ガス166との間で熱交換される。そして、気化流路47では、燃焼排ガス166から原燃料161に気化熱が与えられて原燃料161が気化され、原燃料161から原燃料ガス162(図3参照)が生成される。
図3に示されるように、気化流路47で気化された原燃料ガス162は、改質流路67の入口に形成された複数のオリフィス235を通じて改質流路67に流入する。複数のオリフィス235は、改質流路67の周方向に一定の間隔を空けて並んでいるので、この複数のオリフィス235を通過することで、改質流路67には、原燃料ガス162が周方向に分散して流入する。
また、このとき、改質部60では、燃焼部90(図4参照)から排出された燃焼排ガス166が燃焼排ガス流路66を鉛直方向下側から上側に流れる。改質流路67に隣接する燃焼排ガス流路66に燃焼排ガス166が流れると、改質流路67を流れる原燃料ガス162と燃焼排ガス166との間で熱交換される。そして、改質流路67では、燃焼排ガス166の熱を利用して改質触媒層70により原燃料ガス162から燃料ガス163(改質ガス)が生成される。
改質流路67にて生成された燃料ガス163は、図4に示されるように、改質流路67の出口側に設けられた仕切板234に形成されたオリフィス235を通過し、燃料ガス供給流路107に流入する。そして、この燃料ガス163は、燃料ガス供給流路107を流れた後、ベース部材30に形成された燃料ガス導入孔37(図5参照)を通じて燃料電池セルスタック10の燃料ガス取入口17に供給される。
一方、このとき、図2に示される熱交換部110では、酸化剤ガス供給管122を通じて接続流路233に酸化剤ガス164が供給される。この酸化剤ガス164は、接続流路233を流れた後、螺旋状に形成された酸化剤ガス流路118を鉛直方向下側から上側に流れる。酸化剤ガス164は、気化部40の酸化剤ガス流路48に流入し、その後、気化部40の酸化剤ガス流路48及び改質部60の酸化剤ガス流路68(図3,図4参照)を鉛直方向上側から下側に流れる。
酸化剤ガス流路48,68を流れた酸化剤ガス164は、図4に示される酸化剤ガス予熱流路108に流入し、この螺旋状に形成された酸化剤ガス予熱流路108を鉛直方向上側から下側に流れる。この酸化剤ガス予熱流路108を流れる酸化剤ガス164は、燃料電池セルスタック10の熱によって予熱される。そして、この酸化剤ガス予熱流路108にて予熱された酸化剤ガス164は、ベース部材30に形成された酸化剤ガス導入孔38を通じて燃料電池セルスタック10の酸化剤ガス取入口18に供給される。
以上のようにして、燃料電池セルスタック10の燃料ガス取入口17に燃料ガスが供給されると共に、燃料電池セルスタック10の酸化剤ガス取入口18に酸化剤ガスが供給されると、燃料電池セルスタック10では、各セル12において、酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する。また、各セル12は、発電に伴い発熱する。
図4に示されるように、燃料電池セルスタック10からは、燃料極排ガス及び空気極排ガスを含むスタック排ガス165が排出される。この燃料電池セルスタック10から排出されたスタック排ガス165は、隔壁部93に形成された絞り孔242及び複数のオリフィス244を通じて燃焼部90の内側に形成された燃焼室94に流入する。このとき、燃料極排ガス及び空気極排ガスを含むスタック排ガス165は、絞り孔242を通過することで混合され、複数のオリフィス244を通過することで分散される。
この燃焼室94に流入したスタック排ガス165には、各セル12において未反応の水素及び酸素が含まれており、この水素を含むスタック排ガス165は、点火電極92とパイプ150等との間に形成されるスパークによって燃焼される。点火電極92は、燃料電池セルスタック10と鉛直方向に離間しているため、スタック排ガス165は、燃料電池セルスタック10から離れた位置で燃焼される。
そして、このようにして燃焼室94においてスタック排ガス165が燃焼されると、燃焼室94にて燃焼排ガス166が発生する。この燃焼室94にて発生した燃焼排ガス166は、上方(燃料電池セルスタック10と反対側)に排出され、テーパ部95に沿って改質部60の燃焼排ガス流路66に流入する。また、この燃焼部90から排出され改質部60の燃焼排ガス流路66に流入した燃焼排ガス166は、改質部60の燃焼排ガス流路66、気化部40の燃焼排ガス流路46(図3参照)、及び、熱交換部110の燃焼排ガス流路116(図2参照)を流れた後、ガス排出管123を通じて燃料電池モジュールMの外部に排出される。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本実施形態に係る燃料電池モジュールMによれば、二番目、三番目、及び、四番目の管材22〜24の上端部及び下端部は、それぞれ互いに拘束されており、このうち三番目及び四番目の管材23,24の上部には、複数の曲折部228A,229Aにより構成された熱膨張差吸収部228,229が形成されている。従って、二番目、三番目、及び、四番目の管材22〜24の間に温度差が生じた場合でも、この管材22〜24間の熱膨張差を熱膨張差吸収部228,229(複数の曲折部228A,229A)が変形することにより吸収することができる。これにより、管材22〜24の拘束部に熱応力が集中することを抑制することができる(熱応力を緩和することができる)ので、燃料電池モジュールMの耐久性を確保することができる。
しかも、この燃料電池モジュールMによれば、改質部60と、気化部40と、熱交換部110とが互いに同軸上に設けられている。また、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110は、それぞれ四重の筒状壁によって構成されており、この四重の筒状壁に、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110における断熱空間や各流路が形成されている。従って、燃料電池モジュールMが径方向に拡がることを抑制できるので、燃料電池モジュールMを径方向に小型化することができる。
また、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110は、四重の筒状壁によって構成されているので、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110における構造を簡素化できると共に組立を容易にすることができる。これにより、燃料電池モジュールMを低コスト化することができる。
また、蛇腹状のベローズにより熱膨張差吸収部228,229が構成されているので、簡単な構造で管材22〜24間の熱膨張差を効果的に吸収することができる。
また、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110をそれぞれ構成する四重の筒状壁によって四重の金属製の管材21〜24が構成されており、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110に形成された各流路は、改質部60から熱交換部110に亘って入れ替わることなく互いに並行して延びている。従って、例えば、流路を途中で入れ替えるための連結管(すなわち管材同士を結合して拘束する拘束部材となり得るもの)を不要にできる。これにより、構造を簡素化してコストダウンできると共に、管材22〜24間に温度差が生じた場合でも、熱応力の集中を抑制することができる。
しかも、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110が互いに同軸上に設けられており、四重の管材21〜24が略ストレートな形状となるので、管材22〜24が熱膨張により自由に伸縮することができる。これにより、管材22〜24間に温度差が生じた場合には、この管材22〜24間の熱膨張差を熱膨張差吸収部228,229により効果的に吸収することができる。
また、気化部40及び熱交換部110では、気化流路47及び原燃料流路117の内側に燃焼排ガス流路46,116が形成されており、燃焼排ガス流路46,116を流れる燃焼排ガス166が気化流路47及び原燃料流路117を流れる原燃料161と主に熱交換するので、原燃料161の気化効率を向上させることができる。
また、熱膨張差吸収部228,229は、管材23,24において最も燃焼部90から遠く温度の低い上部に形成されているので、熱膨張差吸収部228,229(曲折部228A,229A)が薄型に形成された場合でも、この熱膨張差吸収部228,229の耐久性を確保することができる。
また、熱膨張差吸収部228,229が管材23,24における本体部(改質部60、気化部40、及び、熱交換部110を構成する部分)よりも小径の上部に形成されていることにより、例えば、熱膨張差吸収部228,229が管材23,24の本体部に形成された場合に比して、熱膨張差吸収部が小径とされる。これにより、熱膨張差吸収部228,229が形成された管材23,24の低コスト化と高剛性化とを図ることができる。
また、熱膨張差吸収部228,229は、四重の管材21〜24のうち、内側から三番目及び四番目の管材23,24にそれぞれ形成されている。従って、四重の管材21〜24のうち、内側から一番目及び二番目の管材21,22には熱膨張差吸収部228,229が形成されていないので、内側から一番目及び二番目の管材21,22の剛性を確保することができる。また、内側から一番目の管材21は下端が浮いていて拘束がない。従って、内側から二番目の管材22に剛性を持たせることによって、二番目の管材22のみによって燃料電池モジュール(容器20)の形状を保持することができ、他の管材の熱膨張の影響を一切受けないようにすることができる。
また、一番目の管材21と二番目の管材22との間の隙間は、燃焼排ガス166が流れる燃焼排ガス流路46,66,116として形成されているため、一番目及び二番目の管材21,22は、三番目及び四番目の管材23,24に比して温度が高くなるが、熱膨張差吸収部228,229は、内側から三番目及び四番目の管材23,24にそれぞれ形成されている。従って、一番目及び二番目の管材21,22が三番目及び四番目の管材23,24に比して温度が高くなった場合でも、一番目及び二番目の管材21,22と三番目及び四番目の管材23,24との間の熱膨張差を熱膨張差吸収部228,229により効果的に吸収することができる。また、一番目及び二番目の管材21,22に比べて、三番目及び四番目の管材23,24は温度が低いので、低温の管材23,24に熱膨張差吸収部228,229を形成することで熱膨張差吸収部228,229の耐久性を高めることができる。
また、改質流路67には、オリフィス235を有する仕切板234が設けられているが、この仕切板234は、改質流路67を形成する一対の管材22,23のうち、二番目の管材22(一方の管材)から延出すると共に、三番目の管材23(他方の管材)に対して離間されている。従って、改質流路67に仕切板234が設けられていても、仕切板234が他方の管材23に対して自在に摺動することができるので、この仕切板234が管材22,23同士を結合する拘束部材となることを回避できる。これにより、改質流路67を形成する一対の管材22,23を熱膨張により自由に伸縮させることができると共に、熱応力の集中を抑制することができる。
また、燃料電池セルスタック10の周囲には、三重の筒状壁101〜103によって構成された予熱部100が設けられており、この予熱部100を構成する三重の筒状壁101〜103の間には、燃料ガス供給流路107及び酸化剤ガス予熱流路108が形成されている。従って、例えば、燃料ガス供給流路107及び酸化剤ガス予熱流路108の少なくとも一方が配管によって構成される場合に比して、配管の接続部(熱応力集中部)が無い分、耐久性を向上させることができると共に、配管を接続するための溶接作業等も廃止できるので、コストダウンすることができる。
また、気化部40及び熱交換部110では、燃焼排ガス流路46,116と酸化剤ガス流路48,118との間に気化流路47及び原燃料流路117が介在しており、燃焼排ガス流路46,116を流れる燃焼排ガス166と酸化剤ガス流路48,118を流れる酸化剤ガス164との間の熱交換が積極的に行われないので、予熱部100に形成された酸化剤ガス予熱流路108に供給される酸化剤ガス164の温度上昇を抑制することができる。従って、酸化剤ガス予熱流路108を流れる酸化剤ガス164で燃料電池セルスタック10の熱を吸収することにより燃料電池セルスタック10の放熱を遮断することができる。これにより、燃料電池セルスタック10を適正な温度にすることができるので、燃料電池モジュールMの発電効率を向上させることができる。
また、燃料電池セルスタック10が載置される部材が、ブロック状のベース部材30とされているので、例えば、燃料電池セルスタック10が載置される部材として板状の部材(例えば互いの間に流路を形成する二重の底壁部)が使用される場合と異なり、高温で材料強度が低下した場合でも耐久性を確保することができる。
また、このベース部材30に燃料ガス導入孔37及び酸化剤ガス導入孔38が形成されているので、燃料ガス導入孔37及び酸化剤ガス導入孔38を有する部材がベース部材30とは別に用いられる場合に比して、燃料電池モジュールMの組立性を向上させることができると共に、コストダウンすることができる。
また、燃料電池セルスタック10から延びる電力導線19が挿通された導線挿通孔39がブロック状のベース部材30に形成されているので、例えば、燃料電池セルスタック10が載置される部材が二重の底壁部であり、この二重の底壁部に導線挿通孔39が形成される場合に比して、導線挿通孔39のシール部が少なくて済む(シール部が二箇所でなく1箇所で済む)。従って、このことによっても、燃料電池モジュールMの組立性を向上させることができると共に、コストダウンすることができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
本実施形態に係る燃料電池モジュールMでは、四重の管材21〜24のうち三番目及び四番目の管材23,24に熱膨張差吸収部228,229がそれぞれ形成されていたが、三番目及び四番目の管材23,24のいずれか一方にのみ熱膨張差吸収部が形成されていても良い。また、熱膨張差吸収部は、四重の管材21〜24のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材22〜24の少なくとも一つに形成されていれば良く、例えば、内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材21〜24のいずれか二つにそれぞれ形成されていても良い。また、熱膨張差吸収部は、四重の管材21〜24のうち上端部及び下端部が拘束された管材であれば、どの管材に形成されても良い。
また、熱膨張差吸収部228,229は、複数の曲折部228A,229Aを有するベローズにより構成されていたが、例えば、図6,図7に示されるように、熱膨張差吸収部228,229は、一つの曲折部228A,229Aのみによって構成されても良い。
また、曲折部228A,229Aは、断面U字状に形成されていたが、図7に示されるように、断面V字状でも良く、また、図8に示されるように、断面円弧状(湾曲状)でも良い。また、曲折部228A,229Aは、図9に示されるように、L字形状を組み合わせた段部によって構成されていても良く、また、図10に示されるように、断面S字状に形成されていても良い。また、曲折部228A,229Aは、リング状に形成される以外に、螺旋状に形成されても良い。さらに、曲折部228A,229Aは、熱膨張差を吸収することができれば、どのような形状でも良い。
また、熱膨張差吸収部228,229は、容器20の上部(接続部225〜227のうちの接続部226,227)に形成されていたが、容器20のどの部分に形成されても良い。
例えば、図11に示される変形例では、気化部40の気化流路47を形成する一対の筒状壁42,43(管材22,23)のうち外側の筒状壁43(管材23)からは、熱膨張差吸収部としてのコルゲート部328が膨出されている。このコルゲート部328は、コルゲート加工により気化部40の軸方向回りに螺旋状に形成されており、気化流路47を螺旋状に形成している。
この構成によれば、気化流路47は、コルゲート部328によって気化部40の軸方向回りに螺旋状に形成されている。従って、気化流路47が螺旋状に形成された分、流路長を長くすることができると共に、圧力損失も増えるので、気化部40における気化の促進及び安定性を確保することができる。
また、コルゲート部328は、熱膨張差吸収部を兼ねるので、専用の熱膨張差吸収部(例えば、管材23に形成された熱膨張差吸収部228の曲折部228A)の数を減らすか又は不要にすることができる。
また、図12に示されるように、酸化剤ガス流路48を形成する一対の筒状壁43,44(管材23,24)のうち外側の筒状壁44(管材24)から熱膨張差吸収部としてのコルゲート部329が膨出されても良い。そして、このコルゲート部329により、酸化剤ガス流路48が気化部40の軸方向回りに螺旋状に形成されても良い。
この構成によっても、コルゲート部329は、熱膨張差吸収部を兼ねるので、専用の熱膨張差吸収部(例えば、管材24に形成された熱膨張差吸収部229の曲折部229A)の数を減らすか又は不要にすることができる。
また、図12に示されるように、酸化剤ガス流路48を形成する一対の筒状壁43,44(管材23,24)のうち外側の筒状壁44(管材24)から熱膨張差吸収部としてのコルゲート部329が膨出されても良い。そして、このコルゲート部329により、酸化剤ガス流路48が気化部40の軸方向回りに螺旋状に形成されても良い。
また、コルゲート部は、気化部40の燃焼排ガス流路46を形成する一対の筒状壁41,42(管材21,22)のうち外側の筒状壁42(管材22)に形成され、これにより、燃焼排ガス流路46が気化部40の軸方向回りに螺旋状に形成されても良い。
また、図13に示されるように、熱交換部110の原燃料流路117を形成する一対の筒状壁112,113(管材22,23)のうち外側の筒状壁113(管材23)から熱膨張差吸収部としてのコルゲート部328が膨出されても良い。そして、このコルゲート部328により、原燃料流路117が熱交換部110の軸方向回りに螺旋状に形成されても良い。
この構成によれば、原燃料流路117は、コルゲート部328によって熱交換部110の軸方向回りに螺旋状に形成されている。従って、原燃料流路117が螺旋状に形成された分、流路長を長くすることができると共に、圧力損失も増えるので、熱交換部110における熱交換効率を向上させることができる。
また、コルゲート部328は、熱膨張差吸収部を兼ねるので、専用の熱膨張差吸収部(例えば、管材23に形成された熱膨張差吸収部228の曲折部228A)の数を減らすか又は不要にすることができる。
また、図14に示されるように、酸化剤ガス流路118を形成する一対の筒状壁113,114(管材23,24)のうち外側の筒状壁114(管材24)から熱膨張差吸収部としてのコルゲート部329が膨出されても良い。そして、このコルゲート部329により、酸化剤ガス流路118が熱交換部110の軸方向回りに螺旋状に形成されても良い。
この構成によっても、コルゲート部329は、熱膨張差吸収部を兼ねるので、専用の熱膨張差吸収部(例えば、管材24に形成された熱膨張差吸収部229の曲折部229A)の数を減らすか又は不要にすることができる。
また、コルゲート部は、熱交換部110の燃焼排ガス流路116を形成する一対の筒状壁111,112(管材21,22)のうち外側の筒状壁112(管材22)に形成され、これにより、燃焼排ガス流路116が熱交換部110の軸方向回りに螺旋状に形成されても良い。
また、本実施形態に係る燃料電池モジュールMにおいて、改質部60、気化部40、熱交換部110は、それぞれ四重の筒状壁によって構成されているが、例えば、図15に示されるように、改質部60、気化部40、熱交換部110から四番目の筒状壁が省かれることで、改質部60、気化部40、熱交換部110が、それぞれ三重の筒状壁によって構成されても良い。また、この場合には、改質部60、気化部40、熱交換部110から酸化剤ガス流路が省かれることになるが、酸化剤ガス供給管122は、酸化剤ガス予熱流路108の上端部に接続されても良い。
また、図15に示されるように、本実施形態に係る燃料電池モジュールMから熱交換部が省かれても良い。そして、容器20の上部は、気化部40によって構成されても良い。また、図15に示されるように、気化部40を構成する三重の筒状壁41〜43のうち中央の筒状壁42には、外側の筒状壁43側に膨出し、筒状壁42,43間の酸化剤ガス流路48を螺旋状に形成するコルゲート部328が形成されていても良い。
また、本実施形態に係る燃料電池モジュールMの気化部40では、内側から外側へ順に、断熱空間45、燃焼排ガス流路46、及び、気化流路47が形成されていたが、内側から外側へ順に、断熱空間45、気化流路47、及び、燃焼排ガス流路46が形成されても良い。
また、本実施形態に係る燃料電池モジュールMにおいて、一番目の管材21の下端部は、自由端とされており、その他の管材22〜24の下端部に対して拘束されていないが、一番目の管材21は、上端部及び下端部にてその他の管材22〜24に対して拘束されていても良い。
また、本実施形態に係る燃料電池モジュールMにおいて、燃料電池セルスタック10は、より具体的には、図16に示されるように、鉛直方向に積層された複数の平板形のセル12を有する。各セル12は、燃料極271、電解質層272、空気極273、一対のセパレータ274を有する。燃料極271には、燃料ガス163が供給され、空気極273には、酸化剤ガス164が供給される。
しかしながら、本実施形態に係る燃料電池モジュールMにおいて、燃料電池セルスタック10のセル12は、図17に示されるように、円筒形に形成されても良い。この円筒形の各セル12は、燃料極281、電解質層282、空気極283、インターコネクタ284を有する。燃料極281には、燃料ガス163が供給され、空気極283には、酸化剤ガス164が供給される。
また、本実施形態に係る燃料電池モジュールMにおいて、燃料電池セルスタック10のセル12は、図18に示されるように、円筒平板形に形成されても良い。この円筒平板形の各セル12は、燃料極291、電解質層292、空気極293、インターコネクタ294を有する。燃料極291には、燃料ガス163が供給され、空気極293には、酸化剤ガス164が供給される。
また、本実施形態に係る燃料電池モジュールMにおいて、燃焼部90の周壁部91や、予熱部100、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110等を構成する複数の筒状壁は、いずれも横断面が真円形状である円筒状に形成されている。しかしながら、燃焼部90の周壁部91や、予熱部100、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110等を構成する複数の筒状壁は、いずれも横断面が楕円形状である楕円筒状に形成されていても良い。また、燃焼部90の周壁部91や、予熱部100、改質部60、気化部40、及び、熱交換部110等を構成する複数の筒状壁は、横断面が真円形状である円筒状に形成されたものと、横断面が楕円形状である楕円筒状に形成されたものの両方を含んでいても良い。
また、本実施形態に係る燃料電池モジュールMでは、燃料電池セルスタック10の形状(例えば、燃料電池セルスタック10が複数の円筒平板形のセル12を有する場合)に応じて、予熱部100のみ楕円筒状に形成されても良い。
また、本実施形態に係る燃料電池モジュールMにおいて、燃料電池セルスタック10には、固体酸化物形燃料電池(SOFC)が適用されているが、その他の形式の燃料電池が適用されても良い。
また、原燃料に含まれる炭化水素系燃料として、都市ガスが用いられているが、都市ガスの代わりにメタンガスなど水素を主成分とするガスが用いられても良い。また、炭化水素系燃料は、炭化水素系液体でも良い。
なお、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜、組み合わされても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
M…燃料電池モジュール、10…燃料電池セルスタック、17…燃料ガス取入口、18…酸化剤ガス取入口、19…電力導線、21〜24…管材、30…ベース部材、37…燃料ガス導入孔、38…酸化剤ガス導入孔、39…導線挿通孔、40…気化部、41〜44…筒状壁、45…断熱空間、46…燃焼排ガス流路、47…気化流路、48…酸化剤ガス流路、49…断熱材、50…原燃料供給管、60…改質部、61〜64…筒状壁、65…断熱空間、66…燃焼排ガス流路、67…改質流路、68…酸化剤ガス流路、69…断熱材、70…改質触媒層、90…燃焼部、91…周壁部、94…燃焼室、100…予熱部、101〜103…筒状壁、104…収容室、107…燃料ガス供給流路、108…酸化剤ガス予熱流路、110…熱交換部、111〜114…筒状壁、115…断熱空間、116…燃焼排ガス流路、117…原燃料流路、118…酸化剤ガス流路、122…酸化剤ガス供給管、123…ガス排出管、161…原燃料、162…原燃料ガス、163…燃料ガス、164…酸化剤ガス、165…スタック排ガス、166…燃焼排ガス、221〜224…縮径部、225〜227…接続部、228,229…熱膨張差吸収部、228A,229A…曲折部、231〜233…接続流路(管材の上部)、234…仕切板、235…オリフィス、328,329…コルゲート部(熱膨張差吸収部)

Claims (15)

  1. 酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池セルスタックと、
    前記燃料電池セルスタックの上方に設けられ、前記燃料電池セルスタックから排出されたスタック排ガスを燃焼し、燃焼排ガスを上方に排出する燃焼部と、
    前記燃焼部の上方に設けられると共に、互いの間に隙間を有する少なくとも三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、及び、前記燃焼排ガスの熱を利用して原燃料ガスから前記燃料ガスを生成するための改質触媒層が設けられた改質流路を有する改質部と、
    前記改質部の上方に前記改質部と同軸上に設けられると共に、互いの間に隙間を有する少なくとも三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記改質部の前記燃焼排ガス流路と連通し前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、及び、前記改質流路と連通し前記燃焼排ガスの気化熱により原燃料が気化されて前記原燃料ガスが生成される気化流路を有する気化部と、
    を備え、
    前記改質部を構成する前記三重の筒状壁、及び、前記気化部を構成する前記三重の筒状壁は、少なくとも三重の金属製の管材を構成し、
    前記三重の管材のうち少なくとも二つの管材は、上端部及び下端部がそれぞれ互いに拘束され、
    上端部及び下端部がそれぞれ互いに拘束された前記管材のうち少なくとも一つの管材の高さ方向の一部には、曲折部により構成された熱膨張差吸収部が形成されている、
    燃料電池モジュール。
  2. 前記熱膨張差吸収部は、複数の前記曲折部により構成された蛇腹状のベローズである、
    請求項1に記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記改質部は、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成されると共に、該四重の筒状壁の内側から外側へ順に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記燃焼排ガスの熱を利用して原燃料ガスから前記燃料ガスを生成するための改質触媒層が設けられた改質流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有し、
    前記気化部は、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成されると共に、該四重の筒状壁の内側から外側へ順に、断熱空間、前記改質部の前記燃焼排ガス流路と連通し前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記改質流路と連通し前記燃焼排ガスの気化熱により原燃料が気化されて前記原燃料ガスが生成される気化流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有し、
    前記気化部の上方には、前記気化部と同軸上に熱交換部が設けられ、
    前記熱交換部は、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成されると共に、該四重の筒状壁の内側から外側へ順に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記気化流路と連通し前記燃焼排ガスとの間で熱交換される前記原燃料が流れる原燃料流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有し、
    前記改質部を構成する前記四重の筒状壁、前記気化部を構成する前記四重の筒状壁、及び、前記熱交換部を構成する前記四重の筒状壁によって四重の金属製の管材が構成され、
    前記四重の管材のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材は、上端部及び下端部がそれぞれ互いに拘束され、
    前記熱膨張差吸収部は、前記四重の管材のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材の少なくとも一つに形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の燃料電池モジュール。
  4. 前記熱膨張差吸収部は、前記四重の管材のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材の少なくとも一つの上部に形成されている、
    請求項3に記載の燃料電池モジュール。
  5. 前記四重の管材のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材は、前記改質部、前記気化部、及び、前記熱交換部を有する本体部よりも上部の方が小径とされている、
    請求項4に記載の燃料電池モジュール。
  6. 前記熱膨張差吸収部は、前記四重の管材のうち、内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材のいずれか二つにそれぞれ形成されている、
    請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池モジュール。
  7. 前記改質流路には、オリフィスを有する仕切板が設けられ、
    前記仕切板は、前記改質流路を形成する一対の前記管材のうち一方の管材から延出し他方の管材に対して離間されている、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の燃料電池モジュール。
  8. 前記熱膨張差吸収部は、前記気化部を構成する前記三重の筒状壁のうち少なくともいずれかの筒状壁から膨出すると共に、前記気化部の軸方向回りに螺旋状に形成され、前記気化部における前記燃焼排ガス流路及び前記気化流路の少なくとも一方を前記気化部の軸方向回りに螺旋状に形成するコルゲート部を有する、
    請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の燃料電池モジュール。
  9. 前記気化部の上方には、前記気化部と同軸上に熱交換部が設けられ、
    前記熱交換部は、互いの間に隙間を有する少なくとも三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成されると共に、該三重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、及び、前記気化流路と連通し前記燃焼排ガスとの間で熱交換される前記原燃料が流れる原燃料流路を有し、
    前記熱膨張差吸収部は、前記熱交換部を構成する前記三重の筒状壁のうち少なくともいずれかの筒状壁から膨出すると共に、前記熱交換部の軸方向回りに螺旋状に形成され、前記熱交換部における前記燃焼排ガス流路及び前記原燃料流路の少なくとも一方を前記熱交換部の軸方向回りに螺旋状に形成するコルゲート部を有する、
    請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の燃料電池モジュール。
  10. 前記熱交換部は、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成されると共に、該四重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記気化流路と連通し前記燃焼排ガスとの間で熱交換される前記原燃料が流れる原燃料流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有し、
    前記熱膨張差吸収部は、前記熱交換部を構成する前記四重の筒状壁のうち少なくともいずれかの筒状壁から膨出すると共に、前記熱交換部の軸方向回りに螺旋状に形成され、前記熱交換部における前記燃焼排ガス流路、前記原燃料流路、及び、前記酸化剤ガス流路の少なくともいずれかを前記熱交換部の軸方向回りに螺旋状に形成するコルゲート部を有する、
    請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の燃料電池モジュール。
  11. 前記燃料電池セルスタックの周囲に設けられると共に、互いの間に隙間を有する三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁の内側から外側へ順に、前記燃料電池セルスタックが収容された収容室、前記改質流路と連通する燃料ガス供給流路、及び、前記燃料電池セルスタックの排熱で予熱される前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス予熱流路を有する予熱部をさらに備え、
    前記予熱部を構成する前記三重の筒状壁は、前記四重の管材のうち内側から二番目、三番目、及び、四番目の管材の下部によって構成されている、
    請求項3〜請求項10のいずれか一項に記載の燃料電池モジュール。
  12. ブロック状に形成されて前記燃料電池セルスタックが載置されると共に、前記予熱部を構成する前記三重の筒状壁の下端部に固定され、且つ、前記燃料ガス供給流路と前記燃料電池セルスタックの燃料ガス取入口とを連通する燃料ガス導入孔と、前記酸化剤ガス予熱流路と前記燃料電池セルスタックの酸化剤ガス取入口とを連通する酸化剤ガス導入孔とを有するベース部材をさらに備える、
    請求項11に記載の燃料電池モジュール。
  13. 前記ベース部材は、前記燃料電池セルスタックから延びる電力導線が挿通された導線挿通孔を有する、
    請求項12に記載の燃料電池モジュール。
  14. 酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池セルスタックと、
    前記燃料電池セルスタックの上方に設けられ、前記燃料電池セルスタックから排出されたスタック排ガスを燃焼し、燃焼排ガスを上方に排出する燃焼部と、
    前記燃焼部の上方に設けられると共に、互いの間に隙間を有する少なくとも三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁の内側から外側へ順に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、及び、前記燃焼排ガスの熱を利用して原燃料ガスから前記燃料ガスを生成するための改質触媒層が設けられた改質流路を有する改質部と、
    前記改質部の上方に前記改質部と同軸上に設けられると共に、互いの間に隙間を有する少なくとも三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁の内側から外側へ順に、断熱空間、前記改質部の前記燃焼排ガス流路と連通し前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、及び、前記改質流路と連通し前記燃焼排ガスの気化熱により原燃料が気化されて前記原燃料ガスが生成される気化流路を有する気化部と、
    を備える燃料電池モジュール。
  15. 酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池セルスタックと、
    前記燃料電池セルスタックの上方に設けられ、前記燃料電池セルスタックから排出されたスタック排ガスを燃焼し、燃焼排ガスを上方に排出する燃焼部と、
    前記燃焼部の上方に設けられると共に、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該四重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記燃焼排ガスの熱を利用して原燃料ガスから前記燃料ガスを生成するための改質触媒層が設けられた改質流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有する改質部と、
    前記改質部の上方に前記改質部と同軸上に設けられると共に、互いの間に隙間を有する四重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該四重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、断熱空間、前記改質部の前記燃焼排ガス流路と連通し前記燃焼排ガスが流れる燃焼排ガス流路、前記改質流路と連通し前記燃焼排ガスの気化熱により原燃料が気化されて前記原燃料ガスが生成される気化流路、及び、前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有する気化部と、
    前記燃料電池セルスタックの周囲に設けられると共に、互いの間に隙間を有する三重の円筒状又は楕円筒状の筒状壁によって構成され、且つ、該三重の筒状壁における内側及び筒状壁の間に、前記燃料電池セルスタックが収容された収容室、前記改質流路と連通する燃料ガス供給流路、及び、前記酸化剤ガス流路と連通し前記燃料電池セルスタックの排熱で予熱される前記酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス予熱流路を有する予熱部と、
    ブロック状に形成されて前記燃料電池セルスタックが載置されると共に、前記予熱部を構成する前記三重の筒状壁の下端部に固定され、且つ、前記燃料ガス供給流路と前記燃料電池セルスタックの燃料ガス取入口とを連通する燃料ガス導入孔と、前記酸化剤ガス予熱流路と前記燃料電池セルスタックの酸化剤ガス取入口とを連通する酸化剤ガス導入孔と、前記燃料電池セルスタックから延びる電力導線が挿通された導線挿通孔とを有するベース部材と、
    を備える燃料電池モジュール。
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