JP2008137832A - 水素生成装置、および燃料電池システム - Google Patents

水素生成装置、および燃料電池システム Download PDF

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Abstract

【課題】酸化触媒に対して混合ガスをより均一に供給することが可能な水素生成装置を提供すること。
【解決手段】改質器と、変成器と、変成器から流出する水素含有ガスと空気供給口14から供給される空気とを混合する混合器19と、混合ガスを用いて水素含有ガス中の一酸化炭素を低減するための触媒8が環状に配置された触媒空間40を有するCO除去器とを備え、混合器19は、変成器からの水素含有ガスと空気が合流する合流部43を有する第1の環状空間20と、第1の環状空間20の下流に順に設けられた第2の環状空間21と、第3の環状空間22とを有し、合流部43の混合ガスが第1の環状空間20を半周以上回ってから第2の環状空間21に供給され、第2の環状空間21から第3の環状空間22の全周に亘って供給されるとともに、第3の環状空間22から触媒空間40の全周に亘って供給されるように構成されている水素生成装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、改質反応により水素を生成する水素生成装置、および生成された水素を用いて発電を行う燃料電池システムに関する。
燃料電池システムに用いられる水素生成装置は、さまざまなものが考案されて使用されており、例えば図5に示した従来技術の水素生成装置は非常にコンパクトであり、しかも高い水素生成効率を有している。この水素生成装置の動作について簡単に説明を行う(例えば、特許文献1参照)。
この水素生成装置1は、センタープラグ2を中心に、同心状に内筒3、中筒4、外筒5が配置されて構成されており、ルテニウムを主成分とする改質触媒6、銅と亜鉛を主成分とする変成触媒7、ルテニウムを主成分とする酸化触媒8が充填されている。又、改質器を加熱する燃料ガスの入口9と出口10が設けられており、水素生成装置1は断熱材11によって覆われている。
原料となる都市ガス等の炭化水素と水蒸気は、原料供給口12から供給されて改質触媒6へ送られる。改質触媒6内で原料と水蒸気は水素を主成分とし、その他、二酸化炭素、一酸化炭素、未反応のメタン、及び水蒸気を含む水素含有ガスとなる。この改質触媒6で生成された水素含有ガスは、燃料電池に有害となる一酸化炭素を10〜12%程度含んでいる。
この水素含有ガスは変成触媒7へ送られ、水素含有ガスに含まれる一酸化炭素が水蒸気と反応してその濃度が0.5%程度にまで低減された水素含有ガスとなる。この水素含有ガスは配管13を通って、空気供給口14から供給された空気と混合されて酸化触媒8へ送られ、一酸化炭素濃度が10ppm以下の燃料ガスとして燃料ガス出口管15から燃料電池へ供給される。なお、図中に示すように変成触媒7が充填された空間と酸化触媒8が充填された空間との間を仕切るための仕切り板16が設けられており、酸化触媒8上流にはヘッダー空間17が設けられている。
通常、変成触媒7を通過した水素含有ガスと空気の混合が不十分であると酸化触媒8内での反応が不均一になってしまう。そうすると、酸化触媒8内で酸素濃度の高い箇所と低い箇所が存在することになり、酸素濃度の高い箇所では一酸化炭素のみならず余剰の酸素によって水素も酸化消費されてしまい過剰な酸化反応により触媒の劣化が促進され、逆に酸素濃度の低い箇所では一酸化炭素の除去が不十分になり、水素含有ガス中の一酸化炭素濃度が燃料電池に供給可能なレベルにまで十分に低減されない。
そこで、上記従来の水素生成装置1では変成触媒7を通過した水素含有ガスと空気を狭い配管13内で混合させ、水素含有ガスと空気との混合性の向上を図っている。
特開2004−247241号公報
しかしながら、酸化触媒8で一酸化炭素を効率的に除去するためには、上記従来の水素生成装置における変成触媒7を通過した水素含有ガスと空気の混合を均一化しただけでは十分ではない。
従来の水素生成装置1の酸化触媒8の上流部の温度分布を測定した結果を図6に示す。横軸のAからDは酸化触媒8の上流部の90°間隔の位置を表しており、水素含有ガスと空気の混合ガスはBとCの中間位置から供給されている。AとDに比べ、BとCの温度が著しく高くなっており、環状に配置された酸化触媒8のうちBとC方向に配置されている触媒に多くの混合ガスが流れて反応していることを表している。逆にAとD方向には混合ガスがあまり流れていないことがわかる。
このように、配管13を介してヘッダー空間17に供給された混合ガスをそのまま酸化触媒8に供給すると、酸化触媒8の周方向に供給されるガス量が配管13とヘッダー空間17との接続口に近い方(B及びC)に偏り、不均一になってしまう。そのため、ガス流量の多いBとC方向の触媒に反応の負荷が偏ってしまい、一酸化炭素を十分に除去することが出来ない場合や、触媒の劣化が促進されて触媒寿命が短くなる場合があるという課題がある。また、特許文献1における狭流路を変形した他の実施形態の上記水素生成装置についても1箇所の通過穴を介して狭流路とヘッダー空間とが連通するように構成されているため同様の課題が生じることが推測される(例えば、特許文献1の図4参照)。
本発明は、従来の水素生成装置の課題を考慮し、酸化触媒に対して混合ガスをより均一に供給することが可能な水素生成装置、及びそれを用いた燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
原料から水素含有ガスを生成する改質器と、
前記水素含有ガス中の一酸化炭素を変成反応により低減するための変成器と、
前記変成器から流出する水素含有ガスに酸化ガスを供給するための酸化ガス供給器と、
前記変成器から流出する水素含有ガスと前記酸化ガスとを混合する混合器と、
前記混合器から流出する水素含有ガスと前記酸化ガスとの混合ガスを用いて水素含有ガス中の一酸化炭素を選択酸化反応により低減するための触媒が環状に配置された触媒空間を有するCO除去器とを備え、
前記混合器は、
前記変成器からの水素含有ガスと前記酸化ガス供給器からの酸化ガスが合流する合流部を有する第1の環状空間と、
前記第1の環状空間の下流に設けられた第2の環状空間と、
前記第2の環状空間の下流に設けられた第3の環状空間とを有し、
前記合流部の前記水素含有ガス及び前記酸化ガスの混合ガスは、前記第1の環状空間を半周以上回ってから前記第2の環状空間に供給され、前記第2の環状空間の前記混合ガスは、前記第2の環状空間から前記第3の環状空間の全周に亘って供給されるとともに、前記第3の環状空間の前記混合ガスは前記第3の環状空間から前記触媒空間の全周に亘って供給されるように構成されている、水素生成装置である。
又、第2の本発明は、
前記第1の環状空間と前記第2の環状空間とを接続する第1の連通口と、
前記第2の環状空間と前記第3の環状空間を接続する複数の第2の連通口と、
前記第3の環状空間と前記触媒空間とを接続する複数の第3の連通口とを備え、
前記第1の連通口は、前記合流部と反対側に設けられ、
前記複数の第2の連通口は、前記第3の環状空間の全周に亘って設けられ、
前記第3の連通口は、前記触媒空間の全周に亘って設けられている、第1の本発明の水素生成装置である。
又、第3の本発明は、
前記第2の環状空間は、前記第1の環状空間の内周側に設けられている、第1の本発明の水素生成装置である。
又、第4の本発明は、
前記第2の連通口は、前記第3の連通口の数よりも少ない数、配置されている、第2の本発明の水素生成装置である。
又、第5の本発明は、
前記第1の連通口が、近接した状態で複数設けられている、第2の本発明の水素生成装置である。
又、第6の本発明は、
第1〜5のいずれか一つに記載の水素生成装置と、
前記水素生成装置より供給される水素含有ガスを用いて発電する燃料電池とを備えた、燃料電池システムである。
本発明によれば、酸化触媒に対して混合ガスをより均一に供給することが可能な水素生成装置及びそれを用いた燃料電池システムを提供することが可能である。
以下、本発明にかかる実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる実施の形態1における水素生成装置18の概略構成図である。図1に示すように、本実施の形態1の水素生成装置18は、前述の従来技術の水素生成装置1と基本的な構成は同じであり、同等の構成要素には同じ符号を付している。また燃料ガスを生成する動作も同じであるため説明は省略する。
始めに、本発明にかかる実施の形態1の水素生成装置の構成について説明する。
本実施の形態1の水素生成装置18は筒形状であり、センタープラグ2と、センタープラグ2を中心に同心状に配置された内筒3、中筒4、外筒5を備えている。このような構成により、原料供給口12から、内筒3と中筒4の間の環状空間を上方から下方へと通り、中筒4と外筒5の間の環状空間を下方から上方へと通って燃料ガス出口管15まで続く流路が形成されている。又、センタープラグ2と内筒3との間の環状空間の燃焼ガス流路に燃焼ガスを供給するための燃焼ガス入口9と、燃焼ガス流路を通流した排気ガスが排出される燃焼ガス出口10が設けられている。
又、ルテニウムを主成分とする改質触媒6は、内筒3と中筒4の間の環状空間に配置されており、銅と亜鉛を主成分とする変成触媒7と、ルテニウムを主成分とする酸化触媒8は、中筒4と外筒5の間の環状空間に配置されている。この変成触媒7が設けられている環状の変成触媒用空間41(以下、空間41という)と、酸化触媒8が設けられている環状の酸化触媒用空間40(以下、空間40という)の間には、変成触媒7を通過した水素含有ガスと酸化ガスとしての空気を混合するための混合器19が設けられている。この混合器19に本発明の酸化ガス供給器としての空気供給器(図示せず)から酸化ガスとしての空気を送り込むための空気供給口14が設けられている。
次に、本発明にかかる実施の形態1における混合器19の構成について説明する。
混合器19の構成は図2において拡大して図示されている。図1と図2において、水素含有ガスと空気を混合する混合器19は、下方から上方に向けて順に配置された4枚の環状の仕切り板23、24、25、26を有している。この仕切り板23、仕切り板24、中筒4及び外筒5によって環状の第1の空間20が形成されている。この第1の空間20の下流側には、仕切り板24、仕切り板25、中筒4及び外筒5によって環状の第2の空間21が形成されている。この第2の空間21の下流側には、仕切り板25、仕切り板26、中筒4及び外筒5によって環状の第3の空間22が形成されている。
仕切り板23には空気供給口14の近傍に、空間41と第1の空間20を接続するための孔27が1個設けられている。変成触媒7を通過した後、孔27を通った水素含有ガスと空気の流れが、合流部43でぶつかり合って2つの気体の混合が促進されるように構成されている。又、仕切り板24には、混合器19の中心軸19aを基準に空気供給口14の反対側に、第1の空間20と第2の空間21を接続する孔28が3個設けられている。仕切り板25には、第2の空間21と第3の空間22を接続する孔29が全周に亘って複数設けられている。第2の空間21の混合ガスは、この複数の孔29によって周方向に等分に分配されて第3の空間22へと供給される。更に、仕切り板26は多孔板にて構成されており、多孔板の孔42によって第3の空間22と、酸化触媒8が配置されている空間41が接続されている。仕切り板26は多孔板であるため、仕切り板25と同様に全周に亘って孔42が設けられており、仕切り板25に設けられている孔29よりも数多く形成されている。
尚、本発明の改質器の一例は、本実施の形態の改質触媒6に相当し、本発明の変成器の一例は、本実施の形態の変成触媒7に相当する。又、本発明のCO除去器の一例は、本実施の形態の酸化触媒8に相当する。又、本発明の触媒空間の一例は、本実施の形態の空間40に相当する。
又、本発明の第1の環状空間の一例は、本実施の形態の第1の空間20に相当し、本発明の第2の環状空間の一例は、本実施の形態の第2の空間21に相当し、本発明の第3の環状空間の一例は、第3の空間22に相当する。
又、本発明の第1の連通口の一例は、本実施の形態の孔28に相当し、本発明の第2の連通口の一例は、本実施の形態の孔42に相当する。又、本発明の第3の連通口の一例は、本実施の形態の孔29に相当する。
次に、本実施の形態1の混合器19における水素含有ガスと空気との混合ガスの流れについて説明する。
空気供給口14から供給された空気と、孔27を通って第1の空間20に入った水素含有ガスが合流部43でぶつかり、2つの気体の混合が促進される。続いて、水素含有ガスと空気の混合ガスは、第1の空間20を通ってほぼ半周し、仕切り板24に設けられた3個の孔28を通って第2の空間21へ供給される。混合ガスは第1の空間20内を流れるうちに更に混合し組成が均一化される。
組成が均一化された混合ガスは、孔29を通って第2の空間21から第3の空間22へ周方向に等分に分配される。そして、第3の空間22へ供給された混合ガスは、多孔板である仕切り板26に形成された孔42を通り、更に等分に分配されて空間40に配置されている酸化触媒8へと供給される。
以上のように、本実施の形態の混合器19では、水素含有ガスと空気は均一に混合され、しかも孔42を介して第2の空間21から第3の空間22へ周方向に偏りの少ない均一なガス流れが形成され、酸化触媒8の周方向の各部分へ等しく供給することができるため、酸化触媒8において燃料電池に有害な一酸化炭素を効果的に除去することができる。そのため、酸化触媒8の一部の劣化が促進されて触媒寿命が短くなるという問題も解決でき、燃料電池システムを長期間にわたって安定に運転することができる。
なお、上記説明では孔27を1個、孔28を3個としたが、これらの孔数はガスの混合性や圧力損失を考慮して適宜最適化することが出来る。
また、本実施の形態では、孔29の個数を孔42の個数よりも少なくなるよう設置している。これは、孔29の個数が増加すると混合ガスが第2の空間21から第3の空間22へ流れる際の圧力損失が減少し、第1の空間20から第2の空間21に導入された混合ガスの周方向の偏りが解消されない状態で、第2の空間21から第3の空間22へ混合ガスが導入される可能性があるが、これを防止するためである。
又、本実施の形態の混合器19では、孔28は中心軸19aを挟んで孔27の実質上反対側の位置に形成されているが、この位置に限らず、例えば中心軸19aを基準に孔27から180度以上混合ガスが回転することが可能な位置であればいずれの箇所に設けられていてもよい。尚、本発明の半周以上とは、図2に示されている孔28のように合流部43から半周に少し満たないものも含む。要するに、孔28の位置は、合流部43で混合されたガスの組成の均一化を図ることが可能な位置であればよい。
(実施の形態2)
図3は、本発明にかかる実施の形態2における水素含有ガスと空気の混合器30の拡大図である。本実施の形態2の混合器30は、実施の形態1の混合器19と基本的な構成は同じであるが、混合器30を構成する第1の空間31と第2の空間32と第3の空間33のうち、第2の空間32を第1の空間31の内周側に設けている点が異なっている。従って、本相違点を中心に説明する。尚、図3において、図2と同等の構成要素には同じ符号を付している。
本実施の形態2の混合器30では、実施の形態1と異なり仕切り板24、25が設けられておらず、仕切り板23と仕切り板26の間に仕切り板36が設けられている。又、仕切り板23、仕切り板36、外筒5、及び中筒4によって形成された環状の空間を、内周側の空間と外周側の空間に区切るための環状の隔壁34が設けられている。この隔壁34によって区切られた外周側の空間を第1の空間31とし、内周側の空間を第2の空間32とする。この隔壁34の孔27と反対側の位置には、第1の空間31と第2の空間32とを接続するための孔35が形成されている。
又、仕切り板36、仕切り板26、中筒4及び外筒5によって環状の第3の空間33が形成されている。この仕切り板36には、第2の空間32の上方位置に第3の空間33と第2の空間32を接続するための孔37が全周に亘って形成されている。一方、仕切り板36の、第1の空間31の上方位置には孔が形成されていないため、第1の空間31と第3の空間33は接続されていない。
尚、本発明の第1の環状空間の一例は、本実施の形態の第1の空間31に相当し、本発明の第2の環状空間の一例は、本実施の形態の第2の空間32に相当し、本発明の第3の環状空間の一例は、第3の空間33に相当する。
又、本発明の第1の連通口の一例は、本実施の形態の孔35に相当し、本発明の第2の連通口の一例は、本実施の形態の孔42に相当する。又、本発明の第3の連通口の一例は、本実施の形態の孔37に相当する。
次に、本実施の形態2の混合器における水素含有ガスと空気の流れについて説明する。
空気供給口14から供給された空気と、孔27を通って第1の空間31に入った水素含有ガスとが合流部43でぶつかり、2つの気体の混合が促進される。
この混合ガスは第1の空間31を通ってほぼ半周して、隔壁34に設けられた孔35を通って第2の空間32へ供給される。
第2の空間32内で混合ガスは周方向に移動するとともに、仕切り板36の周方向に設けた複数の孔37を通り、周方向に偏りの少ない均一なガスの流れが形成されて第3の空間33へ供給される。仕切り板26は多孔板にて構成されており、第3の空間33に供給された混合ガスは、多孔体の孔42を通り、酸化触媒8が配置されている空間40へ更に周方向に偏りの少ない均一な状態で分配されて供給される。
上述した本実施の形態の混合器30を用いた水素生成装置において、選択酸化上流部の温度分布を測定した結果を図4に示す。図6に示した従来技術の測定値と同様に、図4の横軸のAからDは酸化触媒の上流部の90°間隔の位置を表している。水素含有ガスと空気の混合ガスはBとCの中間位置から供給されている。
図6の測定結果に比べると、本実施の形態の混合器30を用いると酸化触媒の上流部の温度分布が大きく改善されていることが明らかである。
このように、本実施の形態の混合器では、水素含有ガスと空気は均一に混合され、しかも孔37を介して第2の空間から第3の空間へ周方向に偏りの少ない均一なガス流れが形成され、酸化触媒8の各部分へ等しく供給することができる。更に本実施の形態2の混合器30は、高さ方向の長さを短く構成でき、水素生成装置をコンパクトにできるという特徴がある。
尚、上記説明では孔27と孔35を各々1個ずつとしたが、これらの孔数はガスの混合性や圧力損失を考慮して適宜最適化すれば良い。
また、本実施の形態では、孔37の個数を孔42の個数よりも少なくなるよう設置している。これは、孔37の個数が増加すると混合ガスが第2の空間32から第3の空間33へ流れる際の圧力損失が減少し、第1の空間31から第2の空間32に導入された混合ガスの周方向の偏りが解消されない状態で、第2の空間32から第3の空間33へ混合ガスが導入される可能性があるが、これを防止するためである。
又、本実施の形態の混合器30では、孔35は中心軸30aを挟んで孔27の実質上反対側の位置に形成されているが、この位置に限らず、例えば中心軸30aを基準に孔27から180度以上混合ガスが回転することが可能な位置であればいずれの箇所に設けられていてもよい。尚、本発明の半周以上とは、孔35の位置を合流部43から半周に少し満たない位置とした場合も含む。要するに、孔35の位置は、合流部43で混合されたガスの組成の均一化を図ることが可能な位置であればよい。
又、上述した実施の形態の水素生成装置を用いて生成された水素を燃料電池に供給することによって燃料電池システムを構成することが出来る。
本発明の水素生成装置は、酸化触媒に対して混合ガスをより均一に供給することが出来るという効果を有し、燃料電池システム等として有用である。
本発明にかかる実施の形態1における水素生成装置の概略構成図 本発明にかかる実施の形態1における混合器の拡大図 本発明にかかる実施の形態2における混合器の拡大図 本発明にかかる酸化触媒の上流部の温度分布のグラフを示す図 従来の水素生成装置の概略構成図 従来の水素生成装置における酸化触媒の上流部の温度分布のグラフを示す図
符号の説明
1 従来の水素生成装置
2 センタープラグ
3 内筒
4 中筒
5 外筒
6 改質触媒
7 変成触媒
8 酸化触媒
9 燃焼ガス入口
10 燃焼ガス出口
11 断熱材
12 原料供給口
14 空気供給口
15 燃料ガス出口管
18 水素生成装置
19 混合器
20 第1の空間
21 第2の空間
22 第3の空間
23、24、25、26 仕切り板
27、28、29 孔
30 混合器
31 第1の空間
32 第2の空間
33 第3の空間
34 隔壁
35 孔
36 仕切り板
37 孔

Claims (6)

  1. 原料から水素含有ガスを生成する改質器と、
    前記水素含有ガス中の一酸化炭素を変成反応により低減するための変成器と、
    前記変成器から流出する水素含有ガスに酸化ガスを供給するための酸化ガス供給器と、
    前記変成器から流出する水素含有ガスと前記酸化ガスとを混合する混合器と、
    前記混合器から流出する水素含有ガスと前記酸化ガスとの混合ガスを用いて水素含有ガス中の一酸化炭素を選択酸化反応により低減するための触媒が環状に配置された触媒空間を有するCO除去器とを備え、
    前記混合器は、
    前記変成器からの水素含有ガスと前記酸化ガス供給器からの酸化ガスが合流する合流部を有する第1の環状空間と、
    前記第1の環状空間の下流に設けられた第2の環状空間と、
    前記第2の環状空間の下流に設けられた第3の環状空間とを有し、
    前記合流部の前記水素含有ガス及び前記酸化ガスの混合ガスは、前記第1の環状空間を半周以上回ってから前記第2の環状空間に供給され、前記第2の環状空間の前記混合ガスは、前記第2の環状空間から前記第3の環状空間の全周に亘って供給されるとともに、前記第3の環状空間の前記混合ガスは前記第3の環状空間から前記触媒空間の全周に亘って供給されるように構成されている、水素生成装置。
  2. 前記第1の環状空間と前記第2の環状空間とを接続する第1の連通口と、
    前記第2の環状空間と前記第3の環状空間を接続する複数の第2の連通口と、
    前記第3の環状空間と前記触媒空間とを接続する複数の第3の連通口とを備え、
    前記第1の連通口は、前記合流部と反対側に設けられ、
    前記複数の第2の連通口は、前記第3の環状空間の全周に亘って設けられ、
    前記第3の連通口は、前記触媒空間の全周に亘って設けられている、請求項1記載の水素生成装置。
  3. 前記第2の環状空間は、前記第1の環状空間の内周側に設けられている、請求項1記載の水素生成装置。
  4. 前記第2の連通口は、前記第3の連通口の数よりも少ない数、配置されている、請求項2記載の水素生成装置。
  5. 前記第1の連通口が、近接した状態で複数設けられている、請求項2記載の水素生成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の水素生成装置と、
    前記水素生成装置より供給される水素含有ガスを用いて発電する燃料電池とを備えた、燃料電池システム。
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