JP2011098840A - 燃料電池用水素生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型で簡単な構成の選択酸化空気混合器を提供する。選択酸化空気の混合性能が低いと、水素生成装置および燃料電池発電装置の効率が低くなってしまうという課題があった。
【解決手段】水素含有の改質ガスを生成する改質部6と、改質ガス中に含まれる一酸化炭素を低減して変成ガスを生成する変性部7と、変成ガスと選択酸化空気を混合して混合ガスを生成する混合器1と、前記混合ガス中に残留する一酸化炭素を除去する選択酸化部9と、を備え、混合器1は、選択酸化空気を供給する内菅12と、内菅12の外側に配置され変成ガスが供給される外菅14と、変成ガスの供給部の下流に、内管12の同一円周上に選択酸化空気が通過可能な開口部を備え、前記開口部の下流に環状流路を備えたことを特徴とする水素生成装置2。
【選択図】図2
【解決手段】水素含有の改質ガスを生成する改質部6と、改質ガス中に含まれる一酸化炭素を低減して変成ガスを生成する変性部7と、変成ガスと選択酸化空気を混合して混合ガスを生成する混合器1と、前記混合ガス中に残留する一酸化炭素を除去する選択酸化部9と、を備え、混合器1は、選択酸化空気を供給する内菅12と、内菅12の外側に配置され変成ガスが供給される外菅14と、変成ガスの供給部の下流に、内管12の同一円周上に選択酸化空気が通過可能な開口部を備え、前記開口部の下流に環状流路を備えたことを特徴とする水素生成装置2。
【選択図】図2
Description
本発明は、炭化水素化合物原料と水を反応させて水素含有ガスを生成する燃料電池用水素生成装置に関し、特に水素含有ガス中に含まれる一酸化炭素を燃焼除去するための選択酸化空気を混合する混合器に関する。
水素生成装置は、原料供給部と改質部と変成部と選択酸化空気供給部と選択酸化部とを備えている。
改質部は、炭化水素化合物と水蒸気を原料として水蒸気改質反応により水素・二酸化炭素・一酸化炭素および未反応のメタンと水蒸気を含む改質ガスを生成するものであり、この改質ガス中には,燃料電池に有害となる一酸化炭素が10〜12%程度含まれている。
変成部は、改質ガス中の一酸化炭素と水蒸気を反応させて0.5%程度以下にまで低減した変成ガスを生成する。
選択酸化部は、変成ガスに選択酸化空気を混合して一酸化炭素を選択的に燃焼除去することにより、一酸化炭素を10ppm以下程度にまで低減する。このようにして生成された燃料ガスが燃料電池へ供給され発電に使用される。
この際,変成ガスと選択酸化空気の混合が不十分であると選択酸化部での燃焼反応が不均一になってしまう。具体的に説明すると、混合が不均一なために選択酸化部内に酸素濃度の高い箇所と低い箇所が存在すると、酸素濃度の高い箇所では一酸化炭素のみならず余剰の酸素によって水素も燃焼により消費されてしまい、逆に酸素濃度の低い箇所では一酸化炭素の除去が不十分になり、燃料ガス中に高濃度の一酸化炭素が残留してしまう。このような場合には,一酸化炭素を十分に除去するために選択酸化空気を多めに供給する必要がある。当然、水素の消費量も増えてしまうため、燃料電池が発電に必要とする水素量を生成するためには原料供給量を増やす必要がある。すなわち水素生成装置の効率が低下し、燃料電池発電装置の発電効率も低下してしまう。
そこで、変成ガスと選択酸化空気を十分に混合するために種々の混合器が提案されてきた(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1の技術は変成ガスと選択酸化空気を単一の穴を通過させることにより混合を促進しようとするものである。また、特許文献2の技術は変成ガスと選択酸化空気を混合後にステップ状の絞り部を有するものである。
しかしながら、特許文献1の変成ガスと空気を単一の穴を通過させる構成では、混合に有効な時間は穴を通過する一瞬の時間でしかなく、混合促進効果が不十分であった。また、特許文献2のステップ状の絞り部を有する構成は、ステップ状の絞り部によって乱流を発生させて混合作用を発揮するものであるが、これも乱流域を通過する短時間では十分な混合が得られないという課題があった。選択酸化空気の混合性能が不十分であると、前述
したように水素生成装置の効率、ひいては燃料電池発電装置の発電効率も低下してしまう。
したように水素生成装置の効率、ひいては燃料電池発電装置の発電効率も低下してしまう。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、変成ガスと空気を十分に接触させ混合することができる混合器を有し,効率の高い水素生成装置を提供することを目的とする。
上記の従来の課題を解決するために、本発明の燃料電池用水素生成装置は、改質反応部と、変性反応部と、前記変成ガスと選択酸化空気を混合して混合ガスを生成する空気混合器と、選択酸化反応部を備え、前記空気混合器は、前記選択酸化空気を供給する内菅と、前記内菅の外側に配置され前記変成ガスが供給される外菅と、前記変成ガスの供給部の下流に、前記内管の同一円周上に前記選択酸化空気が通過可能な開口部を備え、前記開口部の下流に環状流路を有したことを特徴とする。
この構成により、環状流路内で変成ガスと空気が層状に接触して流れ、拡散により両者が混合される。
また、前記開口部は、前記内菅の同一円周上の全周に連続して形成されたことを特徴とする。
この構成により、環状流路の全周で変成ガスと空気が層状に接触して流すことができ,混合効果を高めることができる。
また、前記開口部は前記内菅の軸方向に複数列配されると共に、前記複数列配された前記開口部の開口方向が円周方向に交互に半ピッチずらして配置されたことを特徴とする。
この構成により、環状流路のほぼ全周で変成ガスと空気が層状に接触して流すことができる。
また、前記開口部は、前記内菅の同一円周方向に伸びた長開口であることを特徴とする。
この構成によっても、環状流路のほぼ全周で変成ガスと空気が層状に接触して流すことができる。
また、前記開口部は、前記内菅の外周に拡大される段部を有することを特徴とする。
この構成により、段部を流れる際に流れに乱れを生じさせ、この部分での混合をより効果的に行うことができるので、混合器をより小型化することができる。
本発明の水素生成装置によれば、選択酸化空気の高い混合性能を得ることができるため、最低限の空気量で一酸化炭素を効果的に除去できる。そのため、燃料電池発電装置の要求する水素量を生成する必要原料量を少なくすることができ、水素生成装置の効率、ひいては燃料電池発電装置の発電効率を向上することができる。
第1の発明は、炭化水素と水を原料として水素含有の改質ガスを生成する改質反応部と、前記改質ガス中に含まれる一酸化炭素を変成反応により低減して変成ガスを生成する変性反応部と、前記変成ガスと選択酸化空気を混合して混合ガスを生成する空気混合器と、前記混合ガス中に残留する一酸化炭素を選択酸化反応により除去する選択酸化反応部を有し、前記空気混合器は、前記選択酸化空気を供給する内菅と、前記内菅の外側に配置され前記変成ガスが供給される外菅と、前記変成ガスの供給部の下流に、前記内管の同一円周上に前記選択酸化空気が通過可能な開口部を備え、前記開口部の下流に環状流路を有したことを特徴とする水素生成装置とすることで、選択酸化空気と変成ガスを、狭環状流路に層状に流すことにより、小型で混合性能の高い混合器を形成している。
第2の発明は、前記開口部は、前記内菅の同一円周上の全周に連続して形成されたことを特徴とする混合器を有する請求項1に記載の水素生成装置とすることで、選択酸化空気と変成ガスを、狭環状流路の周方向に均一に流すことにより、小型で混合性能の高い混合器を形成している。
第3の発明は、前記開口部は前記内菅の軸方向に複数列配されると共に、前記複数列配された前記開口部の開口方向が円周方向に交互に半ピッチずらして配置されたことを特徴とする請求項1に記載の水素生成装置とすることで、良好な空気混合特性を得ることができ、製造を容易にした混合器である。
第4の発明は、前記開口部は、前記内菅の同一円周方向に伸びた長開口であることを特徴とする請求項1または3に記載の水素生成装置とすることで、流通した選択酸化空気濃度の周方向分布を低減することができ、製造を容易にした混合機である。
第5の発明は、前記開口部は、前記内菅の外周に拡大される段部を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の水素生成装置とすることで、製造を容易にするとともに混合器内の流れを一部乱すことによって、より小型で混合性能の高い混合器を形成している。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1における燃料電池用水素生成装置、およびそれに使用する空気混合器について、図1から図3を用いて説明する。
以下に、本発明の実施の形態1における燃料電池用水素生成装置、およびそれに使用する空気混合器について、図1から図3を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における混合器1を使用した水素生成装置2の概略構成図である。図1において、中心に位置するバーナー3は、原料供給部4から供給される改質反応に必要な原料である都市ガスと水を蒸発部5内で加熱蒸発するための熱源となるものである。蒸発した水蒸気と都市ガスはルテニウム触媒を充填した改質部6内で水蒸気改質反応によって、およそ水素70〜75dry%、二酸化炭素10〜12dry%、一酸化炭素10〜12dry%、残り未反応のメタンを含んだ改質ガスとなる。この改質ガスは銅−亜鉛触媒を充填した変成部7内で、変成反応により一酸化炭素濃度が約0.5%程度まで低減された変成ガスとなる。この変成ガスに、選択酸化空気供給部8から供給され
た空気を混合器1内で混合する。この空気混合ガスはルテニウム触媒を充填した選択酸化部9内で一酸化炭素が選択的に燃焼除去され、残留一酸化炭素が10ppm以下程度まで低減された燃料ガスとなって生成ガス出口部から燃料電池(図示せず)へ供給される。なお、図中の11は燃焼ガスが排気される排気部である。
た空気を混合器1内で混合する。この空気混合ガスはルテニウム触媒を充填した選択酸化部9内で一酸化炭素が選択的に燃焼除去され、残留一酸化炭素が10ppm以下程度まで低減された燃料ガスとなって生成ガス出口部から燃料電池(図示せず)へ供給される。なお、図中の11は燃焼ガスが排気される排気部である。
このように構成された水素生成器において、本願発明の選択酸化空気の混合器1の詳細を図2、図3を用いて以下に説明する。
図2には実施の形態1における混合器1の構成を図示している。混合器1は二重管構成となっており、12は内管となる選択酸化空気の供給管で,図1の選択酸化空気供給部8へ接続されている。また,13は円柱部品、14はこれらの外側に配置された外管であり、選択酸化部へ混合ガスを送り出すためにL型に曲がった出口管14を接続している。選択酸化空気供給管12と円柱部品13の外径は等しく構成され、外管14との間に環状流路15を構成している。この環状流路15の流路幅は0.2mmと狭く構成されている。この狭い環状流路が本願発明の重要な構成要素である。変成ガスは選択酸化空気供給管12と外管14の間の供給部16から環状流路15へ流入する。一方、選択酸化空気供給管12から供給された空気は選択酸化空気供給管12と円柱部品13の間の隙間17から環状流路15へ流出する。
この流出部18近傍の拡大図を図3に示す。図3において、図2と同一の構成要素には同一の番号を付与している。変成ガスと選択酸化空気は図中の矢印のように供給されるが、それらが合流した後は、乱れることなく層流のように層状に重なって流れる。図中には流線19も記入しているが狭流路であるため流れが乱れることはない。また図中には層状に重なる変成ガスと空気との境界面20を破線で図示している。境界面20では流れと直角方向に空気と変成ガスの相互の拡散が生じる。特に変成ガス中に大量に含まれる水素は拡散しやすいため、空気と変成ガスは境界面20を越えて速やかに拡散する。一方、前述したように、環状流路15は流路幅が0.2mmと狭いため、空気と変成ガスは短距離の拡散によって混合が終了する。図2に示した環状流路15の長さLは、この拡散による混合時間を確保できる長さであれば良い。
このように、本発明の混合器は乱れのない層状の流れであっても、狭い環状流路を通過させることによって拡散により速やかに混合を行うものである。本実施例の混合器を用いることにより、変成ガスと選択酸化空気を十分に混合することができるので、供給する選択酸化空気量を最低限に抑えることができ、水素生成装置、およびそれを使用した燃料電池発電装置の効率を高めることができる。
なお、本発明の混合器では、選択酸化空気供給管12と円柱部品13と外管14の中心軸が同一線上にあり,環状流路15の流路幅が周方向、および長さ方向で均一であることが重要である。そのため、本実施例では選択酸化空気供給管12と円柱部品13の表面に高さ0.25mmの突起(図示せず)を複数設け、外管14内へ圧入することによって環状流路15を構成している。
(実施の形態2)
以下に、本発明の実施の形態2における空気混合器1’について、図4と図5を用いて説明する。なお、図4と図5において、実施の形態1と同じ構成要素には同じ番号を付与している。また,環状流路15の幅も実施の形態1と同じ0.2mmである。
以下に、本発明の実施の形態2における空気混合器1’について、図4と図5を用いて説明する。なお、図4と図5において、実施の形態1と同じ構成要素には同じ番号を付与している。また,環状流路15の幅も実施の形態1と同じ0.2mmである。
本実施の形態では、選択酸化空気が環状流路15へ流出する箇所に、段部21を有している点に特長がある。流出部18’近傍の拡大図を図5に示す。図3に示した実施の形態1の場合と異なり、段部21で流線19に乱れが生じる。この流れの乱れは変成ガスと選
択酸化空気の混合を促進する効果を発揮する。そのため図4の環状流路15の長さL’は、図2に示した長さLよりも短くて済み、混合器1’をより小型化することが可能となる。
択酸化空気の混合を促進する効果を発揮する。そのため図4の環状流路15の長さL’は、図2に示した長さLよりも短くて済み、混合器1’をより小型化することが可能となる。
(実施の形態3)
以下に、本発明の実施の形態3における混合器22について、図6と図7を用いて詳細に説明する。なお、これらの図においても、前述の実施の形態と同じ構成要素には同じ番号を付与している。
以下に、本発明の実施の形態3における混合器22について、図6と図7を用いて詳細に説明する。なお、これらの図においても、前述の実施の形態と同じ構成要素には同じ番号を付与している。
本実施の形態の混合器22は、先端を封止した選択酸化空気供給管23の長さ方向に4列の空気通過部24Aから24Dを設け、この選択酸化空気供給管23を外管25内に挿入して構成している。各列の空気通過部には各々周方向に90度ずつ4個の空気通過穴と、実施の形態2と同様の段部を設けている。また、選択酸化空気供給管23と外管25の間の環状流路の幅は前述の実施の形態と同じく0.2mmとしている。
前述の実施の形態1の混合器の場合、外管14の中に選択酸化空気供給管12と円柱部品13の3部品を、中心軸を揃えて配置する必要があったが、本実施の形態の場合は選択酸化空気供給管23と外管25の2部品で済むため、製造が簡単になるという特長がある。ただし選択酸化空気は各列あたり4個の空気通過穴から流出するので、環状流路15の周方向には空気の流れている箇所と流れていない箇所が生じてしまう。この様子を、図7を用いて説明する。図7は、図6の混合器22と同じものであるが、空気供給管23の表面を表し、更に空気通過部24Aから24Dを通過して環状流路15に流出した選択酸化空気の濃度の濃い箇所を灰色で図示している。このように、環状流路15の周方向に選択酸化空気の分布が生じてしまう。そこで本実施の形態では空気通過部を4列設け、1列ごとに空気通過穴の開口方向が円周方向に交互に半ピッチずらして配置している。このように構成することにより、混合器22全体では周方向に平均すればほぼ均一な空気の分布を得ることができ、良好な空気混合特性を得ることができる。なお、本実施の形態では空気通過部24Aから24Dに設けた空気通過穴の数を4個としたが、この穴数は空気の分布の均一性の点からは必要に応じて増やすことが望ましい。
(実施の形態4)
以下に、本発明の実施の形態4における混合器22’について、図8と図9を用いて説明する。なお、これらの図においても、前述実施の形態と同じ構成要素には同じ番号を付与している。また,環状流路15の幅も前述の実施の形態と同じく0.2mmである。
以下に、本発明の実施の形態4における混合器22’について、図8と図9を用いて説明する。なお、これらの図においても、前述実施の形態と同じ構成要素には同じ番号を付与している。また,環状流路15の幅も前述の実施の形態と同じく0.2mmである。
本実施の形態の混合器22’は、空気通過部24A’から24D’に設ける通過穴の形状を、円周方向に伸びた四角い長開口とした点に特長がある。このように構成することにより、空気通過穴から環状流路15へ流出した選択酸化空気濃度の周方向分布を低減することができる。この様子を図9に示す。図9は前述の図7と同様のものであるが、灰色で示した空気の濃度の濃い箇所が周方向に広がっており、周方向分布が減少している。
(実施の形態5)
以下に、本発明の実施の形態5における空気混合器1’’について、図10を用いて説明する。なお、これらの図においても、前述実施の形態と同じ構成要素には同じ番号を付与している。また,環状流路15の幅も前述の実施の形態と同じく0.2mmである。
以下に、本発明の実施の形態5における空気混合器1’’について、図10を用いて説明する。なお、これらの図においても、前述実施の形態と同じ構成要素には同じ番号を付与している。また,環状流路15の幅も前述の実施の形態と同じく0.2mmである。
図2に示した実施の形態1では、外管14の中に選択酸化空気供給管12と円柱部品13の3部品を、中心軸を揃えて配置する必要があった。しかし、図10に示した本実施の形態の場合、中心軸を揃えて配置する部品は選択酸化空気供給管26と外管14の2部品で済むため、製造が簡単になるという特長がある。
本実施の形態では、選択酸化空気供給管26の先端を部材27によって封止して空気通過穴28を形成し、円柱部品29を嵌合することによって空気流路30と空気流出部31を形成している。空気流出部31は円周方向全体に開口しているため、選択酸化空気を環状流路15へ円周方向全体に流出することができ、環状流路15内に周方向分布のない層状の空気層を形成することができる。そのため理想的な変成ガスと選択酸化空気の層状流れを狭い環状流路15内に形成できるので,実施の形態1と同様の混合効果の高い混合器を得ることができる。
本発明の燃料電池用水素生成装置は、変成ガスと選択酸化空気の高い混合性能を有しているため、水素生成装置の効率、および燃料電池発電装置の高効率化に有用である。
1 混合器
2 水素生成装置
3 バーナー
4 原料供給部
5 蒸発部
6 改質部
7 変成部
8 選択酸化空気供給部
9 選択酸化部
10 生成ガス出口部
11 排気部
12、23、26 選択酸化空気供給管
13 円柱部品
14、25 外管
15 環状流路
24 空気通過部
28 空気通過穴
30 空気流路
31 空気流出部
2 水素生成装置
3 バーナー
4 原料供給部
5 蒸発部
6 改質部
7 変成部
8 選択酸化空気供給部
9 選択酸化部
10 生成ガス出口部
11 排気部
12、23、26 選択酸化空気供給管
13 円柱部品
14、25 外管
15 環状流路
24 空気通過部
28 空気通過穴
30 空気流路
31 空気流出部
Claims (5)
- 炭化水素と水を原料として水素含有の改質ガスを生成する改質反応部と、
前記改質ガス中に含まれる一酸化炭素を変成反応により低減して変成ガスを生成する変性反応部と、
前記変成ガスと選択酸化空気を混合して混合ガスを生成する空気混合器と、
前記混合ガス中に残留する一酸化炭素を選択酸化反応により除去する選択酸化反応部と、を備え、
前記空気混合器は、前記選択酸化空気を供給する内菅と、
前記内菅の外側に配置され前記変成ガスが供給される外菅と、
前記変成ガスの供給部の下流に、前記内管の同一円周上に前記選択酸化空気が通過可能な開口部を備え、
前記開口部の下流に環状流路を備えたことを特徴とする水素生成装置。 - 前記開口部は、前記内菅の同一円周上の全周に連続して形成されたことを特徴とする請求項1に記載の水素生成装置。
- 前記開口部は前記内菅の軸方向に複数列配されると共に、前記複数列配された前記開口部の開口方向が円周方向に交互に半ピッチずらして配置されたことを特徴とする請求項1に記載の水素生成装置。
- 前記開口部は、前記内菅の同一円周方向に伸びた長開口であることを特徴とする請求項1または3に記載の水素生成装置。
- 前記開口部は、前記内菅の外周に拡大される段部を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の水素生成装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013105735A (ja) * | 2011-11-17 | 2013-05-30 | Panasonic Corp | 燃料電池システム |
JP2013131329A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Aisin Seiki Co Ltd | 燃料電池装置 |
JP2013157271A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Aisin Seiki Co Ltd | 燃料電池装置 |
-
2009
- 2009-11-04 JP JP2009252614A patent/JP2011098840A/ja active Pending
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