JP2016057979A - 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コントローラは、トイレ用人感センサによって監視対象者のトイレの使用状況を監視しており、監視対象者によるトイレへの入室及びトイレからの退室を検知した場合に、監視サーバへ通知する。監視サーバは、コントローラから通知される入室情報及び退室情報を蓄積し、蓄積した入室情報及び退室情報に基づいて、警告すべき緊急状態が発生したか否かを定期的に判断する。監視サーバは、緊急状態の発生を検知した場合、所定の携帯端末装置へ警告情報を送信する。
【選択図】図1
Description
以下に、実施形態1に係る監視システムについて説明する。図1は、実施形態1に係る監視システムの構成を示すブロック図である。本実施形態1の監視システムは、個人住宅又は集合住宅の各居室(以下、まとめて住居という)で生活している高齢者又は心身障害者等(以下、監視対象者という)の健康状態を監視する(見守る)システムである。なお、本実施形態1では、監視対象者は独居しているものとする。
空調装置63は、リビングの壁面又は天井面等に設置されており、冷房機能及び暖房機能等を有する。また空調装置63は、リビング内の温度を検知する温度センサを有する。空調装置63は、例えばコントローラ1からの要求に応じて温度センサにてリビング内の温度を検知し、検知した温度情報をコントローラ1へ出力する。また空調装置63は、コントローラ1からの制御指示に従って、冷房動作又は暖房動作の実行及び停止が可能に構成されている。
監視サーバ3は、それぞれの監視対象者の住居に設置された複数のコントローラ1から逐次受信する各監視対象者の状態情報を蓄積し、警告すべき状況が生じた場合に携帯端末装置2へ警告情報を送信する。携帯端末装置2は、例えば医療関係者、監視対象者の家族等が携帯する端末であり、携帯端末装置2の所有者は、監視サーバ3から送信される警告情報により各監視対象者の状態を把握できる。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等である。制御部10は、記憶部12に記憶してある制御プログラムを適宜RAM11に読み出して実行することにより種々の処理を行うと共に、コントローラ1が備える上述した各部の動作を制御する。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等であり、制御部10が実行する制御プログラム及び各種データを予め記憶している。また記憶部12には、コントローラ1にて監視される監視対象者の情報等が記憶されている。監視対象者の情報には、監視対象者の氏名が含まれており、監視対象者に対象者ID(IDentification)が割り当てられている場合には対象者IDも含まれる。更に記憶部12には、ネットワークNを介して監視サーバ3と通信する際に用いるサーバ情報が記憶されている。サーバ情報は、監視サーバ3に割り当てられている電子メールアドレス、IP(Internet Protocol)アドレス等である。
接続部14には、住居内の各部屋に設けられた人感センサ51,61、緊急ボタン52,62、空調装置63等が接続される。接続部14は、所定の信号線を介して上述した各機器との接続が行われる構成でもよく、上述した各機器との間で無線通信が行われる構成でもよい。
制御部30は、CPU又はMPU等である。制御部30は、記憶部32に記憶してある制御プログラムを適宜RAM31に読み出して実行することにより種々の処理を行うと共に、監視サーバ3が備える上述した各部の動作を制御する。
記憶部32は、HDD又はフラッシュメモリ等であり、制御部30が実行する制御プログラム及び各種データを予め記憶している。また記憶部32は、コントローラ1から適宜送信されてくる監視対象者の状態情報が蓄積される監視情報テーブル32aを記憶している。
なお、状態情報に、監視対象者が起床中(出床中)であること、就寝中(入床中、在床中、睡眠中)であること、外出中であること等を示す情報を含めてもよい。
監視サーバ3の制御部30は、各コントローラ1から監視対象者の状態情報を受信した場合、受信した状態情報を監視情報テーブル32aの状態情報の欄に格納する。その後、制御部30は、状態情報の欄の格納内容に基づいて、監視対象者に緊急状態が生じているか否かを判断する。緊急状態が生じていると判断した場合、制御部30は、緊急状態を示す警告情報を監視情報テーブル32aの警告情報の欄に格納する。なお、人感センサ51,61等からの出力信号に基づいてコントローラ1が発生の有無を判断できる緊急状態については、コントローラ1が、発生していると判断した緊急状態を示す警告情報を監視サーバ3へ送信する。この場合、監視サーバ3は、コントローラ1から受信した警告情報を監視情報テーブル32aの警告情報の欄に格納する。
監視サーバ3は、上述した構成のほかに、制御部30からの指示に従って各種情報を表示する表示部、監視サーバ3に対する各種操作を受け付ける操作部等を有する構成でもよい。
制御部20は、CPU又はMPU等である。制御部20は、記憶部22に記憶してある制御プログラムを適宜RAM21に読み出して実行することにより種々の処理を行うと共に、携帯端末装置2が備える上述した各部の動作を制御する。
記憶部22は、HDD又はフラッシュメモリ等であり、制御部20が実行する制御プログラム及び各種データを予め記憶している。また記憶部22は、監視サーバ3で管理されている監視対象者の状態を携帯端末装置2で確認するためのプログラムである監視処理アプリケーションプログラム(以下、監視処理アプリという)22aを記憶している。なお、監視処理アプリ22aは、予め記憶部22に記憶されていてもよいし、ネットワークNを介して所定のウェブサーバからダウンロードされて記憶部22に記憶されてもよい。
タッチパネル24は、操作部24a及び表示部24bを備える。操作部24aは、携帯端末装置2の所有者が携帯端末装置2を操作するために必要な各種の操作キーを有し、操作された操作キーに対応した情報を受け付け、受け付けた情報を制御部20へ送出する。制御部20は操作部24aから取得する情報に従って各種処理を実行する。表示部24bは、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等であり、制御部20からの指示に従って各種情報を表示する。なお、操作部24a及び表示部24bは別体に構成されていてもよい。
所定時間が経過したと判断した場合(S5:YES)、コントローラ1の制御部10は、監視対象者が所定時間以上トイレに居ることを示す警告情報を監視サーバ3へ送信する(S6)。具体的には、制御部10は、監視対象者の識別情報と、監視対象者が長時間にわたってトイレに居ることを示す警告情報とを監視サーバ3へ送信する。
またコントローラ1は、空調装置63の温度センサによって定期的にリビング内の温度を検知し、検知した温度を示す状態情報を監視サーバ3へ送信する処理を行ってもよい。更にコントローラ1は、リビング内の温度が所定温度(例えば30℃)以上である高温状態であるか、所定温度(例えば10℃)以下である低温状態であるか等を検出し、高温状態又は低温状態である場合に、空調装置63の冷房機能又は暖房機能を動作させる処理を行ってもよい。またこのとき、コントローラ1は、高温状態又は低温状態を示す警告情報を監視サーバ3へ送信してもよい。
監視サーバ3の制御部(取得部)30は、コントローラ1から送信された状態情報を、ネットワークNを介して通信部33にて受信したか否かを判断している(S11)。なお、監視サーバ3の制御部30は例えば、図6中のステップS2でコントローラ1が送信した入室情報、ステップS4でコントローラ1が送信した退室情報を、監視対象者の状態情報として受信する。状態情報を受信していないと判断した場合(S11:NO)、制御部30は、ステップS15に処理を移行する。
緊急状態が発生していないと判断した場合(S13:NO)、制御部30は、ステップS15に処理を移行する。
携帯端末装置2は、監視サーバ3が送信した警告情報を受信した場合、受信した警告情報を表示した警告画面をタッチパネル24に表示して携帯端末装置2のユーザに通知する。なお、携帯端末装置2が音声出力部又は発光部等を備える場合、受信した警告情報に応じた音声の出力又は発光態様での発光によってユーザに通知するように構成してもよい。これにより、携帯端末装置2のユーザ(例えば医療関係者)は、監視対象者が緊急状態であることを早期に把握し、適切な処置を早期に行うことが可能となる。
監視サーバ3は、監視情報テーブル32aに格納された状態情報に基づいて、監視対象者に緊急状態が発生しているか否かを判断する処理を定期的に行っている。ここでは、監視対象者のトイレ情報に基づいて緊急状態の発生の有無を判断する処理について説明する。
監視サーバ3の制御部30は、算出したトイレ使用頻度に基づいて、この監視対象者に緊急状態が発生しているか否かを判断する(S24)。例えば、制御部(比較部)30は、算出したトイレ使用頻度を所定値(例えば5回)と比較し、算出した頻度が所定値以下である場合、緊急状態が発生していると判断する。なお、比較対象に用いる所定値は、一般的な人のトイレ使用頻度に基づいて予め決定されて記憶部32に記憶されている。
更に、監視サーバ3の制御部(割合算出部)30は、算出したトイレ使用頻度の、前日の頻度に対する割合を算出し、算出した割合を所定値(例えば0.8)と比較し、算出した割合が所定値以下である場合に、緊急状態が発生していると判断してもよい。またこのときも、制御部30は、算出した割合が所定値以下である日が連続する日数を計数し、連続する日数が所定日数以上となった場合に、緊急状態が発生していると判断してもよい。
図8に示した処理では、監視サーバ3は、1日のトイレ使用頻度に基づいて、監視対象者に緊急状態が発生しているか否かを判断していた。このほかに、監視サーバ3は、トイレの使用間隔(排尿の間隔)に基づいて、監視対象者に緊急状態が発生しているか否かを判断する構成としてもよい。例えば、監視サーバ3は、各日において監視対象者のトイレの使用間隔の平均時間を算出し、使用間隔の平均時間が所定時間以上である場合に、監視対象者に緊急状態が発生していると判断する構成としてもよい。トイレの使用間隔が長い場合、トイレの使用頻度が少なくなるので、このような構成とした場合であっても、同様の効果が得られる。
携帯端末装置2は、監視サーバ3から警告情報を受信した場合に警告画面をタッチパネル24に表示するだけでなく、制御部20が監視処理アプリ22aを実行することによっても警告画面を表示する。なお、制御部20が監視処理アプリ22aを実行することによって表示される画面には、監視対象者に関する警告情報だけでなく状態情報も表示される。
未対応の警告情報を有する監視対象者がいると判断した場合(S32:YES)、携帯端末装置2の制御部20は、この未対応の警告情報を監視情報テーブル32aから読み出す(S33)。なお、未対応の警告情報を有する監視対象者が複数いる場合、制御部20は全ての監視対象者の警告情報を読み出す。また制御部20は、警告情報と共に監視対象者の識別情報(氏名、住所等)も読み出す。
次に携帯端末装置2の制御部20は、各監視対象者の状態情報のうちで、現在の状態を示す状態情報(最新の状態情報)を監視情報テーブル32aから読み出す(S35)。なお、制御部20は、状態情報と共に監視対象者の識別情報(氏名、住所等)も読み出す。制御部20は、読み出した情報に基づいて、各監視対象者の状態情報をタッチパネル24に表示するための表示情報を生成する(S36)。そして制御部20は、ステップS34,S36で生成した表示情報を用いて、各監視対象者の状態を通知する通知画面をタッチパネル24(表示部24b)に表示する(S37)。
メニュー領域以外の領域は、監視処理アプリ22aに係る表示画面の表示領域である。監視処理アプリ22aに係る表示画面は、ステップS34で生成された表示情報に基づいて監視対象者の警告情報が表示される警告表示領域24b2と、ステップS36で生成された表示情報に基づいて監視対象者の状態情報が表示される状態表示領域24b1とを有する。なお、未対応の警告情報を有する監視対象者がいない場合、表示画面の全体が状態表示領域24b1となる。
例えば、図10に示す通知画面において、ユーザがタッチパネル24に対して、監視対象者「安藤太郎様」のトイレ情報の履歴画面を表示させるための操作を行った場合、図11に示す履歴画面が表示される。具体的には、ユーザは、図10に示す通知画面において、「安藤太郎様」の状態情報の表示領域上をタッチ操作し、その後、トイレに関する履歴画面の表示指示を行うための操作ボタンを操作する。ユーザがこのような操作を行った場合、携帯端末装置2の制御部20は、監視対象者「安藤太郎様」のトイレ情報(状態情報)を、RAM31又は記憶部32に記憶した監視情報テーブル32aから読み出す。そして制御部20は、読み出したトイレ情報に基づいて、図11に示すような履歴画面を表示するための表示情報を生成し、タッチパネル24に表示する。
以下に、実施形態2に係る監視システムについて説明する。本実施形態2の監視システムは、上述した実施形態1の監視システムと同様の構成を有するので、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態2の監視システムでは、監視サーバ3は、トイレ使用頻度に基づいて緊急状態が発生していると判断した場合に、監視対象者のリビングの空調装置63に冷房動作を開始させる機能を更に有する。
コントローラ1の制御部10は、監視サーバ3が送信した冷房開始指示を通信部13にて受信した場合、受信した冷房開始指示に従って、接続部14を介して空調装置63に冷房動作の開始を指示する。なお、空調装置63は、コントローラ1から冷房動作の開始を指示された場合、冷房動作を開始させる。
上述した処理により、本実施形態2の監視システムでは、監視サーバ3がトイレ使用頻度に基づいて監視対象者に緊急状態が発生していると判断した場合に、この監視対象者のリビングの空調装置63に冷房動作を開始させることができる。トイレ使用頻度が少ない場合、監視対象者は熱中症又は脱水状態等を発症している可能性がある。よって、空調装置63による冷房を開始することによりリビング内の温度を下げ、監視対象者の状態の緩和を図ることができる。
以下に、実施形態3に係る監視システムについて説明する。本実施形態3の監視システムは、上述した実施形態1の監視システムと同様の構成を有するので、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態3の監視システムにおける各機器は、上述の実施形態1,2における各機器と同様の処理を行う。なお、本実施形態3の監視システムでは、コントローラ1は、自機が設置してある住居に複数の人の存在を検知した場合に動作を停止する機能を更に有する。
本実施形態3の監視システムにおいて、コントローラ1の制御部10は、トイレ用人感センサ51から検知信号を取得した場合、図6に示す処理を行う。また、制御部10は、緊急ボタン52,62から所定信号を取得した場合、緊急ボタン52,62が操作されたことを示す警告情報を監視サーバ3へ送信し、空調装置63から温度情報を取得した場合、取得した温度情報を示す状態情報を監視サーバ3へ送信する。本実施形態3のコントローラ1は、このような処理を行いつつ、以下の処理を行う。
住居内に複数の人が存在すると判断した場合(S51:YES)、コントローラ1の制御部(停止部)10は、動作を停止する(S53)。即ち、コントローラ1は、人感センサ51,61からの検知信号に基づいて、住居内に複数の人が存在するか否かを検知する検知部と、複数の人の存在を検知した場合に、動作を停止する停止部とを備える。なお、コントローラ1は例えば、人感センサ51,61、緊急ボタン52,62及び空調装置63からの出力信号の取得を停止することによって動作を停止する。
上述した処理により、本実施形態3の監視システムでは、住居内に複数の人が存在する場合、コントローラ1が動作を停止し、監視対象者の状態情報の収集を停止する。よって、独居している監視対象者だけでなく、ほかの人も住居に存在する場合に、監視対象者以外の人の行動に伴う状態情報が誤って収集されることを防止できる。これにより、監視対象者の状態情報のみを確実に取得して蓄積することができる。
なお、本実施形態3の監視システムにおいて、住居内に1人も人が存在しない場合、即ち、この住居に住む監視対象者が外出中である場合にも動作を停止させるようにコントローラ1を構成してもよい。
2 携帯端末装置
3 監視サーバ(情報処理装置)
10 制御部
30 制御部(取得部、算出部、比較部、前日比較部、計数部、割合算出部、温度取得部)
33 通信部(出力部)
51 トイレ用人感センサ
61 リビング用人感センサ
63 空調装置
Claims (6)
- 排尿に関する履歴情報を取得する取得部と、
該取得部が取得した履歴情報に基づいて、所定期間における前記排尿の頻度を算出する算出部と、
該算出部が算出した頻度を所定値と比較する比較部と、
前記算出部が算出した頻度が前記所定値以下である場合、警告情報を出力する出力部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 室内の温度を取得する温度取得部と、
前記算出部が算出した頻度が前記所定値以下である場合に、前記温度取得部が取得した温度が所定温度以上であるとき、前記室内に設けられた冷房装置に動作を開始させる制御部と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記算出部は、1日における頻度を順次算出するようにしてあり、
前記算出部が算出した頻度を、前記算出部が算出した前日の頻度と比較する前日比較部と、
前記算出部が算出した頻度が前記前日の頻度未満であった場合、前記算出部が算出した頻度が前記前日の頻度未満である日が連続する日数を計数する計数部とを更に備え、
前記出力部は、前記計数部が計数した日数が所定日数以上となった場合、警告情報を出力するようにしてある
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記算出部は、1日における頻度を順次算出するようにしてあり、
前記算出部が算出した頻度の前記算出部が算出した前日の頻度に対する割合を算出する割合算出部を更に備え、
前記比較部は、前記割合算出部が算出した割合を所定値と比較するようにしてある
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - コンピュータに、
排尿に関する履歴情報を蓄積するステップと、
蓄積した履歴情報に基づいて、所定期間における前記排尿の頻度を算出するステップと、
算出した頻度を所定値と比較するステップと、
前記算出した頻度が前記所定値以下である場合、警告情報を所定の携帯端末へ出力するステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 情報処理装置による情報処理方法において、
前記情報処理装置が、排尿に関する履歴情報を蓄積するステップと、
前記情報処理装置が、蓄積した履歴情報に基づいて、所定期間における前記排尿の頻度を算出するステップと、
前記情報処理装置が、算出した頻度を所定値と比較するステップと、
前記情報処理装置が、前記算出した頻度が前記所定値以下である場合、警告情報を出力するステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。
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