JP2016055884A - 包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート成形時に、内当て部内側にシワが発生することを抑えることができ、尚且つ、外力が加わっても蓋体が外れにくい包装用容器を提供する。【解決手段】樹脂シートから成形され、嵌合凸部130を備えた蓋部100と、樹脂シートから成形され、嵌合凹部230を備えた本体部200とを備え、嵌合凸部130が嵌合凹部230に嵌め合わせられて、蓋部100が本体部200に内嵌合される包装用容器300であって、本体部200の嵌合凹部230の底面231の少なくとも一部に、上方へ突出する本体内当て部250と、本体内当て部250より外側に凹部260を備え、凹部260の底面261の少なくとも一部は、嵌合凹部230の底面231よりも低いことを特徴とする。【選択図】図5

Description

本願発明は、側方からの外力がかかっても蓋体が容器本体から外れにくい包装用容器に関し、特に、シート成形(例えば、真空成形、圧空成形、熱盤成形)によって製造される包装用容器に関する。
従来から、内容物を収容する容器本体と、その容器本体に嵌め合わされる蓋体とからなる包装用容器であって、容器本体の開口縁部内側の嵌合凹部に、蓋体の嵌合凸部を内嵌合するものが知られている。そして、このタイプの包装用容器には、様々なデザインのものがあるが、軽量化や外観を重視して、全体が薄肉で、側面に補強用のリブ等を設けないタイプの包装用容器がある。ただ、このタイプの包装用容器では、例えば、ユーザが包装用容器を持った際に、側方から不用意に外力が加えられると、嵌合部分が変形して、蓋体が容器本体から外れてしまうことがあり、内容物が漏れ出てしまう虞がある。
そこで、図6に示す、特許文献1の包装用容器1000は、容器本体800の嵌合凹部830に本体内当て部850を設けている。具体的には、側方から外力が加わり、蓋体900の嵌合凸部930が容器内側に押し込まれそうになっても、嵌合凸部930が本体内当て部850に当接するので、嵌合状態は維持され、蓋体900が容器本体800から外れてしまうのを防止している。
ところで、この容器本体800は、樹脂シートを用いて、シート成形(例えば、真空成形、圧空成形、熱盤成形)によって製造されるものであり、例えば雌型を用いた真空成形においては、加熱して軟化させた樹脂シートの下側から金型を押し当て、樹脂シートと金型との間の空気を減圧吸引し、樹脂シートを金型に密着させて、容器本体800を製造している。
しかしながら、図6に示す包装用容器1000では、大きく突出する本体内当て部850の分だけ、本体内当て部850を含む側壁820の高さH3(言い換えると、容器底部から本体内当て部の先端までの内側高さH3)が高くなってしまう。すると、真空成形等のシート成形時に、本体内当て部850の内側(側壁820側)に樹脂シートが金型と均一に密着しにくくなり、当該部分にシワが発生してしまう。また、本体内当て部850の内側に仕切りを形成した容器の場合も、真空成形等のシート成形時に、中央仕切りの付け根部分において仕切りの長さ方向にシートが引き延ばされる事で、樹脂シートが金型と均一に密着しにくくなり、当該部分にシワが発生してしまう。
特許4929320号
そこで、本願発明は、上記問題に鑑み、シート成形時に、内当て部内側にシワが発生するのを抑えることができ、尚且つ、外力が加わっても蓋部が外れにくい包装用容器を提供する。
上記課題を解決するために、本願発明の請求項1に係る包装用容器は、樹脂シートから成形され、嵌合凸部を備えた蓋部と、樹脂シートから成形され、嵌合凹部を備えた本体部とを備え、前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌め合わせられて、前記蓋部が前記本体部に内嵌合される包装用容器であって、前記本体部の嵌合凹部の底面の少なくとも一部に、上方へ突出する本体内当て部と、当該本体内当て部より外側に凹部を備え、前記凹部の底面の少なくとも一部は、前記嵌合凹部の底面よりも低いことを特徴とする。
上記特徴によれば、嵌合凹部の底面より低い位置に凹部を設けたことで、本体内当て部の内側高さ(つまり、容器底部から本体内当て部の先端までの高さ)を、従来技術と比較して、低くしつつ、本体内当て部の外側高さ(つまり、凹部の底面から本体内当て部の先端までの高さ)を稼ぐことができる。その結果、従来と同様に、蓋部が外れにくい効果を維持しつつ、本体内当て部の内側高さが低くなったので、シート成形時に本体内当て部内側にシワが発生するのを抑えることができる。
また、内当て部を設けたことで、蓋部と本体部との嵌合時に側方から外力が加わっても、蓋部の嵌合凸部の少なくとも一部が内当て部に当接して、嵌合状態を維持することができ、不用意に蓋部が外れるのを防止する。さらに、本体部の嵌合凹部に本体内当て部を設けたことで、当該嵌合凹部全体の剛性が上がる。そのため、外力が加わっても、嵌合部分が容易に変形することがなく、不用意に蓋部が外れてしまうのを更に防止できる。
さらに、本願発明の請求項2に係る包装用容器は、前記蓋部の嵌合凸部の底面に、下方へ突出する蓋体内当て部を設け、当該蓋体内当て部は、嵌合時に前記本体内当て部の少なくとも一部の外側に位置することを特徴とする。
上記特徴によれば、蓋部と本体部との嵌合時に側方から外力が加わっても、下方へ突出した蓋体内当て部が本体内当て部の一部に確実に当接して、嵌合状態を維持することができ、不用意に蓋部が外れるのをより確実に防止する。
さらに、本願発明の請求項3に係る包装用容器は、前記蓋体内当て部の少なくとも一部は、前記本体部の凹部に収容可能なことを特徴とする。
上記特徴によれば、蓋体内当て部の少なくとも一部が本体部の凹部に収容可能なので、側方から外力が加わっても、蓋体内当て部の少なくとも一部が、凹部のいずれかの部分に当接して、嵌合状態がより強固に維持される。
本願発明の包装用容器は、シート成形時に、内当て部内側にシワが発生することを抑えることができ、尚且つ、外力が加わっても蓋体が外れにくい。
(a)は本願発明の包装用容器の蓋部の平面図、(b)はA−A端面図、(c)はB−B端面図である。 本願発明の包装用容器の本体部の全体斜視図である。 (a)は本願発明の包装用容器の本体部の平面図、(b)はC−C端面図、(c)はD−D端面図である。 (a)は本願発明の包装用容器の本体部と蓋部とを嵌合させた状態の平面図、(b)はE−E端面図、(c)はF−F端面図である。 (a)は、図4(c)における嵌合部分付近を拡大表示した図、(b)は、本願発明の包装用容器の本体部の変形例を示す図である。 本願発明の従来技術を示す包装用容器であって、嵌合部分付近の断面図である。
100 蓋部
130 嵌合凸部
200 本体部
230 嵌合凹部
231 底面
250 本体内当て部
260 凹部
261 底面
300 包装用容器
以下に、本願発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、本明細書において、「上方」とは、包装用容器の本体部の開口面を上にして水平面上に載置した際に、鉛直方向における上方に向かう方向のことであり、「下方」とは鉛直方向における下方に向かう方向のことである。
まず、図1には、本願発明の包装用容器300の蓋部100を示す。図に示すように、蓋部100は下方に開口した浅皿型形状であり、平面視略長方形の天板110と、当該天板110の端部から立ち下がるように形成された側壁120とを有している。この側壁120の下端部には嵌合凸部130が設けられ、さらに、この嵌合凸部130より外側には略水平方向へ延びる蓋フランジ部140が設けられている。これら側壁120、嵌合凸部130、及び蓋フランジ部140は、蓋部100の周方向へ全周にわたり連続して設けられている。
また、蓋部100の相対する長尺方向の嵌合凸部130のみに、嵌合凸部130の底面131から下方へ突出する蓋体内当て部150を2つ設けている。なお、この蓋体内当て部150は、直線状の連続した突起形状をしているが、蓋体内当て部150の形状は、これに限定されず、蓋部100の外形に合わせて湾曲させたり、任意の位置に断続的に複数設けてもよい。
次に、図2及び図3には、本願発明の包装用容器300の本体部200を示す。図に示すように、本体部200は、上方に開口した浅皿型形状であり、平面視略長方形の底板210と、当該底板210の端部から立ち上がるように形成された側壁220とを有している。この底板210の四隅には、脚部211が設けられており、側壁220と連続している。さらに、側壁220の上端には嵌合凹部230が設けられ、さらに、この嵌合凹部230より外側には略水平方向へ延びる本体フランジ部240が設けられている。これら側壁220、嵌合凹部230、及び本体フランジ部240は、本体部200の周方向へ全周にわたり連続して設けられている。
また、嵌合凹部230の底面231の一部であって、本体部200の長手方向の相対する位置に、上方へ突出する本体内当て部250を設けている。さらに、この本体内当て部250の外側の底面231の一部に、凹部260を設けている。この本体内当て部250と凹部260は隣接すると共に、図1に示す蓋体内当て部150と対応する位置に配置されている。
なお、本体内当て部250及び凹部260を、底面231の一部である長手方向の相対する位置に、2つ設けているが、これに限られず、底面231の任意の位置に複数設けてもよい。また、本体内当て部250は直線状の連続した突起形状、凹部260は直線状の連続した溝形状をしているが、これらの形状は、本体部200の外形に合わせて湾曲させたり、任意の位置に断続的に複数設けてもよい。
なお、本実施形態に係る蓋部100及び本体部200は、シート成形(例えば、真空成形、圧空成形、熱盤成形)可能な、厚さが約0.15mmから0.50mm程度のシート状の素材を用いるものであり、例えば、蓋部100の素材としては、A−PET・二軸延伸ポリスチレン・ポリプロピレンを、本体部200の素材としては、A−PET・フィラー入りポリプロピレン・ポリスチレン・ポリプロピレンを用いることができる。また、蓋部100及び本体部200は、平面視略長方形であるが、この他にも、例えば、平面視略円形、平面視多角形など、適宜変更することできる。
では、次に、図1に示す蓋部100を、図2及び図3に示す本体部200へ被蓋した状態の包装用容器300について、図4を参照して説明する。
図4(a)から(c)に示すように、包装用容器300の縁部の全周にわたり、蓋部100の嵌合凸部130が本体部200の嵌合凹部230に内嵌合しているので、容器外へ収容物等が漏れ出ることはない。また、図4(a)に示すように、蓋部100の蓋フランジ部140のコーナー部付近は、本体部200の本体フランジ部240から少し浮くように形成されているので、この部分は、蓋部100を持ち上げて開封する際の摘まみ部141となる。
次に、図4(b)には、包装用容器300の長手方向のE−E端面図を示しているが、嵌合凸部130の底面131と嵌合凹部230の底面231は、対応した形状(本実施例では、互いに略水平な平坦面となっている)をしている。これは、蓋部100の上方から押しつけるように外力が加わっても、嵌合凸部130の底面131と嵌合凹部230の底面231とが互いに密着するように当接して、蓋部100がガタつかず安定させることが出来るからである。
また、蓋部100の嵌合凸部130は、本体部200の嵌合凹部230に内嵌合した状態でも、嵌合凸部130の底面131と嵌合凹部230の底面231の間には僅かな隙間X(クリアランス)が存在する。この隙間Xは、蓋部100や本体部200が外力によって多少歪み、互いの位置姿勢がズレたとしても、そのズレを許容して嵌合した状態を維持できる効果を発揮できるように、最適な大きさに設定されており、この隙間Xが小さ過ぎると十分にこの効果が発揮できず、逆に大き過ぎると、蓋部100の上方から押しつけるように外力が加わった際に、嵌合凸部130の底面131と嵌合凹部230の底面231とが互いに当接できず、かえって歪みが生じてしまい、蓋がガタつき安定した嵌合状態を維持できないのである。なお、この隙間X(クリアランス)は、0.2mmから1mmにするのが最適である。
一方、図4(c)は、包装用容器300の短手方向のF−F端面図を示しており、蓋部100の嵌合凸部130が本体部200の嵌合凹部230に内嵌合し、蓋部100の蓋体内当て部150の先端が、本体部200の凹部260内に収容されている。
詳しくは後述するが、この凹部260は、本体内当て部250の外側高さを稼ぐために設けたものであり、本体内当て部250に隣接するようにして配置される。そして、図4(b)と図4(c)を比較するとわかるように、凹部260は、嵌合凹部230の全周に亘り設けるのではなく、その一部(本実施例では、包装用容器300の長手方向の相対する2カ所)に設けている。その理由は、仮に、嵌合凹部230の全周に亘り凹部260を設けたとすると、凹部260の深さの分だけ、図4(b)に示す隙間Xが大きくなってしまい、蓋部100の上方から押しつけるように外力が加わった際に、嵌合凸部130の底面131と嵌合凹部230の底面231とが互いに当接できず、蓋がガタつき安定した嵌合状態を維持できないからである。なお、上記事項を勘案して、凹部260は嵌合凹部230全周の80%以内、また、凹部260を設けていない嵌合凹部230の底面231は容器全周の20%より大きく形成するのが望ましい。
では、次に、図4における蓋部100と本体部200の嵌合部分を拡大して示した図5(a)を参照して、当該嵌合部分について、さらに詳しく説明する。
図5(a)に示すように、蓋部100と本体部200の嵌合時には、蓋体内当て部150を含む嵌合凸部130は本体内当て部250の外側に位置している。そのため、例えば、ユーザが包装用容器300を把持し、蓋部100や本体部200の側方から外力が加わって(図5(a)の矢印参照)、蓋部100の嵌合凸部130が内側に押し込められそうになっても、嵌合凸部130及び蓋体内当て部150は、本体内当て部250に当接して押し込まれないので、嵌合凸部130と嵌合凹部230との嵌合状態が維持される。したがって、不用意に蓋部100が外れてしまうのを防止できる。
また、嵌合凹部230の一部に本体内当て部250を設けたことで、嵌合凹部230全体の剛性が上がり、外力が加わっても、嵌合凹部230は変形し難くなった。同様に、嵌合凸部130の一部に蓋体内当て部150を設けたことで、嵌合凸部130全体の剛性が上がり、外力が加わっても、嵌合凸部130は変形し難くなった。そのため、ユーザが包装用容器のフランジ部等を把持して外力を加えても、嵌合凸部130と嵌合凹部230の嵌合部分が容易に変形することがなく、不用意に蓋部100が外れてしまうのを防止できる。
なお、蓋体内当て部150を設けない場合であっても、側方から力が加わった際に、嵌合凸部130の少なくとも一部、例えば、底面131の内側側面が本体内当て部250の先端側に当接するので、嵌合凸部130と嵌合凹部230との嵌合状態は維持される。ただ、嵌合凸部130の底面131から下方に突出する蓋体内当て部150を追加で設けることで、例えば、蓋部100が変形して上方に浮いた状態で嵌合するといった、意図しない状況が起きても、下方へ突出した蓋体内当て部150が本体内当て部250に確実に当接し、嵌合凸部130と嵌合凹部230との嵌合がより確実に維持されるのである。また、下方に突出する蓋体内当て部150と、上方へ突出する本体内当て部250は、互いの突出した、相対する面同士で、強固に当接するので、嵌合状態を強固に維持できるのである。
また、図5(a)に示すように、蓋体内当て部150の先端は凹部260内に収容されている。そのため、側方から力が加わっても、蓋体内当て部150の一部が凹部260のいずれかの内面に当接するので、嵌合凸部130と嵌合凹部230との嵌合がより強固に維持される。したがって、不用意に蓋部100が外れてしまうのを、より効果的に防止できる。
また、嵌合凹部230の一部に凹部260を設けたことで、嵌合凹部230自体の剛性が上がり、さらに、嵌合凸部130と嵌合凹部230とが嵌合した際に、凹部260に蓋体内当て部150の一部が収容されるため、嵌合部分全体の剛性が更に上がる。そのため、外力が加わっても、嵌合部分が容易に変形することがなく、不用意に蓋部100が外れてしまうのを更に防止できる。
ではここで、本願発明の包装用容器300では、図6に示す従来の包装用容器1000と比較して、シート成形時に、本体内当て部250の内側にシワが発生し難いことについて説明する。
まず、図5(a)に示す体部200の本体内当て部250は、図6に示す従来技術の本体内当て部850と同じ目的で設けたものである。この本体内当て部850には、内側高さH3と外側高さH4があり、内側高さH3は、容器本体800の底部から本体内当て部850の先端までの高さ(または、側壁820の高さでもある)で、外側高さH4とは、嵌合凹部830の最下部、つまり図6では嵌合凹部830の底面831から本体内当て部850の先端までの高さである。そして、側方から力が加わった際に、嵌合凸部930が本体内当て部850に当接して、蓋部900が外れないようにするには、適切な外側高さH4が必要である。ただ、その外側高さH4を確保するために、本体内当て部850を高く突出せざるを得ず、必然的に、突出させた分だけ内側高さH3が高くなってしまう。
しかしながら、本願発明では、図5(a)に示すように、本体内当て部250に隣接する外側に、嵌合凹部230の底面231よりも底面が低い凹部260を設けたことで、嵌合凹部230の最下部である凹部260の底面261から本体内当て部250の先端までの高さ、つまり本体内当て部250の外側高さH2を、従来と同じ外側高さH4と同じ高さに維持しつつ、本体部200の底部から本体内当て部250の先端までの高さ(または、側壁220の高さでもある)、つまり、内側高さH1を、従来の内側高さH3より低くできる。すなわち、凹部260の深さ分だけ、本体内当て部250の外側高さH2が稼げるので、内側高さH1を、従来の内側高さH3より低くできたのである。その結果、従来と同様に蓋部が外れ難い効果は維持しつつ、従来と比較して内側高さが低くなったので、シート成形時に、本体内当て部250の内側(側壁220側)に樹脂シートが均一に密着しやすくなり、当該部分にシワが発生しにくい効果を得ることができるのである。
さらに、本体部200の中央仕切りは、本体内当て部250の内側にあるため、真空成形等のシート成形時においては、中央仕切りの付け根部分において仕切りの長さ方向にシートが引き延ばされる事で、樹脂シートが金型と均一に密着しにくくなり、シワが発生しやすい部分であるが、本願発明によって、当該部分にシワが発生しにくい効果を得ることができるのである。
ここで、本願発明の各要素の一例について、具体的な数値を挙げて説明する。まず、シート成形時に、本体内当て部250の内側(側壁220側)にシワが発生しにくい効果を得るために、本体内当て部250の内側高さH1を7mmから40mm、外側高さH2を2mmから3.5mmにするのが好ましい。また、側方から力が加わっても、蓋体内当て部150と本体内当て部250とが当接して嵌合状態が維持され、蓋部100が不用意に外れてしまうのを防止するために、蓋体内当て部150の底面131から突出する高さを1.5mmから3.5mmにするのが好ましい。さらに、本体内当て部250の外側高さH2を稼ぐために、及び蓋体内当て部150の先端を収容して蓋部100が不用意に外れてしまうのをより効果的に防止するために、凹部260の深さ(言い換えると、凹部260の底面261から嵌合凹部230の底面231までの高さ)を1mmから2mmにするのが好ましい。
では、次に、本願発明の変形例について、図5(b)を参照して説明する。なお、図5(b)で示す変形例では、凹部の形状が、図2から図5(a)に示す実施例の凹部260とは異なるだけで、他の構成は同一であるため、他の構成の詳細は省略する。
図5(b)に示すように、本体部400の嵌合凹部430の底面431の一部に、略半円形状の凹部460を設けている。そして、凹部460の深さは任意であるが、本変形例では、本体内当て部450の先端から凹部460の最下部までの高さ、つまり本体内当て部450の内側高さH5が、図5(a)に示す内側高さH2と同じになるように、設定している。また、不図示であるが、蓋部の蓋体内当て部の形状も、凹部460の形状に合わせて、略半円形状にしてもよい。
このように、凹部460の形状は、本体内当て部450の外側高さを稼ぐことができて、蓋体内当て部の先端を収容できる凹形状であれば、任意の形状に適宜変更することができる。また、本体内当て部450の形状は、側方から外力が加わった際に、蓋部の嵌合凸部と又は蓋体内当て部と当接可能な形状であれば、任意の形状を採用することができ、図5(b)に示す本体内当て部450よりも、幅を太く又は細く設定したり、先端を平坦状や曲面状にしてもよい。
なお、本願発明の包装用容器は、上記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。

Claims (3)

  1. 樹脂シートから成形され、嵌合凸部を備えた蓋部と、樹脂シートから成形され、嵌合凹部を備えた本体部とを備え、
    前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌め合わせられて、前記蓋部が前記本体部に内嵌合される包装用容器であって、
    前記本体部の嵌合凹部の底面の少なくとも一部に、上方へ突出する本体内当て部と、当該本体内当て部より外側に凹部を備え、
    前記凹部の底面の少なくとも一部は、前記嵌合凹部の底面よりも低いことを特徴とする包装用容器。
  2. 前記蓋部の嵌合凸部の底面に、下方へ突出する蓋体内当て部を設け、
    当該蓋体内当て部は、嵌合時に前記本体内当て部の少なくとも一部の外側に位置することを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記蓋体内当て部の少なくとも一部は、前記本体部の凹部に収容可能なことを特徴とする請求項2に記載の包装用容器。
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