JP2016054256A - 切断装置並びに吸着機構及びこれを用いる装置 - Google Patents

切断装置並びに吸着機構及びこれを用いる装置 Download PDF

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Abstract

【課題】切断装置において、切断用テーブルに振動吸収材を用いることによって吸着治具の表面における摩擦力を大きくする。【解決手段】切断装置において、基台17の上に吸着治具7を取り付けて切断用テーブル16を構成する。切断用テーブル16において、吸着部材9に設けられた複数の吸着孔13と金属プレート8に設けられた複数の貫通孔14と基台17に設けられた空間18とを連通させる。真空ポンプ21によって、空間18と複数の貫通孔14と複数の吸着孔13とを順次経由して封止済基板1、又は、複数の製品に相当する各領域6を吸引する。吸着部材9に振動吸収材を用いることによって吸着部材9の表面の振動を小さくし、吸着治具7の表面における摩擦力を大きくすることができる。したがって、封止済基板1、又は、製品に相当する各領域6を吸着治具7に保持する保持力を大きくすることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、被切断物を切断して個片化された複数の製品を製造する切断装置並びに複数の対象物を吸着する吸着機構及びこれを用いる装置に関するものである。
プリント基板やリードフレームなどからなる基板を格子状の複数の領域に仮想的に区画して、それぞれの領域にチップ状の素子(例えば、半導体チップ)を装着した後、基板全体を樹脂封止したものを封止済基板という。回転刃などを使用した切断機構によって封止済基板を切断し、それぞれの領域単位に個片化したものが製品となる。
従来から、切断装置を用いて封止済基板の所定領域を回転刃などの切断機構によって切断している。まず、封止済基板を切断用テーブルの上に載置して吸着する。次に、封止済基板をアライメント(位置合わせ)する。アライメントすることによって、複数の領域を区切る仮想的な切断線の位置を設定する。次に、封止済基板を吸着した切断用テーブルと切断機構とを相対的に移動させる。切削水を封止済基板の切断箇所に噴射するとともに、切断機構によって封止済基板に設定された切断線に沿って封止済基板を切断する。封止済基板を切断することによって個片化された製品が製造される。
切断用テーブルには、封止済基板又は個片化された製品を吸引する複数の吸引通路と、それぞれの吸引通路が接続される空間とが設けられる。この空間を介して、複数の吸引通路は外部の吸引機構、例えば、真空ポンプに接続される。真空ポンプによって封止済基板又は複数の製品を吸引することによって、封止済基板又は複数の製品が切断用テーブルに吸着される。したがって、切断用テーブルは封止済基板又は複数の製品を吸着する吸着機構として機能する。
近年は、半導体の微細化の進展に伴い、製造される製品がますます小さくなる傾向にある。例えば、アナログ製品やディスクリート製品などでは、一辺が2mm以下のサイズを有する製品が増えている。製品が小さくなると、製品を吸着する吸着孔の径も小さくなり、吸着面積が大きくできないので、吸着力が小さくなる。また、吸着孔の径が小さくなると、管摩擦抵抗(配管抵抗)が大きくなり、製品を吸着する吸着力が小さくなる。製品が小さくなると、製品と吸着孔との位置合わせにおける余裕(マージン)が小さくなる。吸着力が小さくなり、かつ、マージンが小さくなると、切断時の振動によって個片化された製品が微妙に動くことがある。製品が動くことによって、製品と吸着孔との間にわずかな隙間が発生して空気が漏れやすくなる。空気が漏れると、漏れた箇所から製品と切断用テーブルの間にコンタミネーション(切り屑などの汚染物)が侵入することによって、製品と切断用テーブルの間における摩擦力が低下する。また、吸着孔から空気が漏れると、例えば、切削水などの外力を受けることによって、個片化された製品が切断用テーブルの所定位置からずれたり飛んだりするという現象が発生する。これらの現象が発生すると、製品に欠けや割れなどが発生し、製品の品質を著しく低下させる。加えて、製品の歩留まりを大きく悪化させる。したがって、封止済基板を個片化する際には、個片化された製品が切断用テーブルの所定位置から動かないように確実に固定することが重要となる。
パッケージ基板の分割方法として、「(略)パッケージ基板の分割方法であって、パッケージ基板を保持する保持面を含み、(略)該保持面から吸着部が突出する複数の蛇腹型吸着パッドと、(略)とを備え、(略)ゴムから形成されている固定治具上にパッケージ基板を載置する載置ステップと、(略)該固定治具に保持されたパッケージ基板を切削ブレードで切削して個々のパッケージへと分割する分割ステップと、を具備した」パッケージ基板の分割方法が提供されている(例えば、特許文献1の段落〔0012〕、図5〜図8参照)。
特開2011−040542号公報
しかしながら、特許文献1に開示された固定治具20では、次のような課題が発生する。特許文献1の図5に示されるように、固定治具20の保持プレート50には、第1の直径を有する複数の丸穴52と、それぞれ丸穴52に連続して形成された第1の直径より大きな第2の直径を有する複数の丸穴54と、各丸穴54に連通する大きな凹部56が形成されている。各丸穴52中には吸引路59を有する吸引金具58が装着されており、各吸引金具58には樹脂から形成された蛇腹型吸着パッド24が装着されている。保持部材62には、各丸穴54に連通する複数の丸穴64が形成されている。連続して形成された丸穴54と丸穴64とにより凹部が画成され、この凹部内に蛇腹型吸着パッド24が配設されている。
このような固定治具20においては、個々のチップを吸着するために、直径の異なる丸穴52、54、64をそれぞれ連通するように加工している。更に、丸穴52中に吸引金具58を装着し、吸引金具58に蛇腹型吸着パッド24を装着している。1個のチップを吸着するために、多くの加工処理や構成部材を準備する必要がある。したがって、固定治具20の構成が非常に複雑で、固定治具20を作製することが難しく、作製する費用が高くなる。
本発明は上記の課題を解決するもので、テーブルの吸着治具に振動吸収材を用いることによって、製品を保持する保持力を大きくし、製品が小さくなった場合でも、製品がテーブルからずれたり飛んだりすることがない切断装置並びに吸着機構及びこれを用いる装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る切断装置は、複数の切断線によって囲まれる複数の領域を有する被切断物が載置されるテーブルと、被切断物を吸引する吸引機構と、被切断物を切断する切断手段と、テーブルと切断手段とを相対的に移動させる移動機構とを備え、被切断物を個片化して複数の領域のそれぞれに対応する複数の製品を製造する際に使用される切断装置であって、テーブルが有する基台と、基台の上に取り付けられた吸着治具と、吸着治具が有するプレートと、プレートの上に設けられた吸着部材と、吸着部材に設けられ複数の領域にそれぞれ対応する複数の突起と、複数の突起のそれぞれにおける上面から吸着部材の底面まで貫通する複数の吸着孔と、プレートに設けられ複数の吸着孔にそれぞれ連通する複数の貫通孔と、基台に設けられ複数の貫通孔につながる空間とを備え、吸着部材は振動吸収材からなり、少なくとも空間と複数の貫通孔と複数の吸着孔とを順次経由して吸引機構が被切断物又は複数の製品を吸引することによって、被切断物又は複数の製品が吸着治具に吸着されることを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、温度が5℃〜30℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが最大値を有することを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、温度が5℃〜30℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが0.5以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、温度が10℃〜30℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが0.7以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、温度が15℃〜25℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが1.0以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、振動吸収材のショア硬さがA40〜A60であることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る吸着機構は、複数の対象物を吸着するテーブルを備えた吸着機構であって、テーブルが有する基台と、基台の上に取り付けられた吸着治具と、吸着治具が有するプレートと、プレートの上に設けられた吸着部材と、吸着部材に設けられ複数の対象物にそれぞれ対応する複数の突起と、複数の突起のそれぞれにおける上面から吸着部材の底面まで貫通する複数の吸着孔と、プレートに設けられ複数の吸着孔にそれぞれ連通する複数の貫通孔と、基台に設けられ複数の貫通孔につながり、かつ、吸引機構につながることができる空間とを備え、吸着部材は振動吸収材からなり、少なくとも空間と複数の貫通孔と複数の吸着孔とを順次経由して複数の対象物が吸引されることによって、複数の対象物が吸着治具に吸着されることを特徴とする。
また、本発明に係る吸着機構は、上述の吸着機構において、温度が5℃〜30℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが最大値を有することを特徴とする。
また、本発明に係る吸着機構は、上述の吸着機構において、温度が5℃〜30℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが0.5以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る吸着機構は、上述の吸着機構において、温度が10℃〜30℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが0.7以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る吸着機構は、上述の吸着機構において、温度が15℃〜25℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが1.0以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る吸着機構は、上述の吸着機構において、振動吸収材のショア硬さがA40〜A60であることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る装置は、複数の対象物を吸着するテーブルと、該テーブルを有する吸着機構と、複数の対象物を吸引する吸引機構とを備えた装置であって、テーブルは、基台と、基台の上に取り付けられた吸着治具と、吸着治具が有するプレートと、プレートの上に設けられた吸着部材と、吸着部材に設けられ複数の対象物にそれぞれ対応する複数の突起と、複数の突起のそれぞれにおける上面から吸着部材の底面まで貫通する複数の吸着孔と、プレートに設けられ複数の吸着孔にそれぞれ連通する複数の貫通孔と、基台に設けられ複数の貫通孔につながる空間とを備え、吸着部材は振動吸収材からなり、少なくとも空間と複数の貫通孔と複数の吸着孔とを順次経由して前記吸引機構が前記複数の対象物を吸引することによって、複数の対象物が吸着治具に吸着されることを特徴とする。
また、本発明に係る装置は、上述の装置において、温度が5℃〜30℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが最大値を有することを特徴とする。
また、本発明に係る装置は、上述の装置において、温度が5℃〜30℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが0.5以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る装置は、上述の装置において、温度が10℃〜30℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが0.7以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る装置は、上述の装置において、温度が15℃〜25℃の範囲において振動吸収材の損失係数tanδが1.0以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る装置は、上述の装置において、振動吸収材のショア硬さがA40〜A60であることを特徴とする。
本発明によれば、切断装置において、複数の切断線によって囲まれる複数の領域を有する被切断物が載置されるテーブルと、被切断物を吸引する吸引機構と、被切断物を切断する切断手段と、テーブルと切断手段とを相対的に移動させる移動機構とを備える。テーブルは基台と該基台の上に取り付けられた吸着治具とを有する。吸着治具はプレートの上に振動吸収材からなる吸着部材を備える。テーブルにおいて、吸着部材に設けられた複数の吸着孔とプレートに設けられた複数の貫通孔と基台に設けられた空間とが連通する。吸引機構によって、空間と複数の貫通孔と複数の吸着孔とを順次経由して被切断物又は複数の製品を吸引する。吸着部材に振動吸収材を用いることによって、吸着治具の表面における摩擦力を大きくすることができる。したがって、製品が小さくなった場合でも、製品を保持する保持力を大きくすることができ、製品が吸着治具からずれたり飛んだりすることを防止できる。
本発明によれば、吸着機構において、複数の対象物を吸着するテーブルは基台と該基台の上に取り付けられた吸着治具とを有する。吸着治具はプレートの上に振動吸収材からなる吸着部材を備える。テーブルにおいて、吸着部材に設けられた複数の吸着孔とプレートに設けられた複数の貫通孔と基台に設けられた空間とが連通して、空間が吸引機構につながる。空間と複数の貫通孔と複数の吸着孔とを順次経由して複数の対象物が吸引される。吸着部材に振動吸収材を用いることによって、吸着治具の表面における摩擦力を大きくすることができる。
本発明によれば、装置において、複数の対象物を吸着するテーブルと、該テーブルを有する吸着機構と、複数の対象物を吸引する吸引機構とを備える。テーブルは基台と該基台の上に取り付けられた吸着治具とを有する。吸着治具はプレートの上に振動吸収材からなる吸着部材を備える。テーブルにおいて、吸着部材に設けられた複数の吸着孔とプレートに設けられた複数の貫通孔と基台に設けられた空間とが連通する。吸引機構によって、空間と複数の貫通孔と複数の吸着孔とを順次経由して複数の対象物を吸引する。吸着部材に振動吸収材を用いることによって、吸着治具の表面における摩擦力を大きくすることができる。
本発明に係る切断装置の実施例1において、封止済基板を示す概観図であり、図1(a)は基板側から見た平面図、図1(b)は正面図である。 図1に示された封止済基板に対応する吸着治具を示す概観図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は、図2(a)のA−A線から見た概略断面図である。 図1に示された封止済基板を吸着する切断用テーブルを示す概観図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は、図3(a)のA−A線から見た概略断面図である。 図2の吸着治具に用いられる3種類の振動吸収材について、損失係数tanδの温度依存性をそれぞれ示す特性図である。 本発明に係る切断装置の実施例2において、切断装置の概要を示す平面図である。
図3に示されるように、切断装置において、基台17の上に吸着治具7を取り付けて切断用テーブル16を構成する。切断用テーブル16において、基台17の上に金属プレート8と吸着部材9とを順次取り付ける。吸着部材9に設けられた複数の吸着孔13と金属プレート8に設けられた複数の貫通孔14と基台17に設けられた空間18とを連通させる。真空ポンプ21によって、空間18と複数の貫通孔14と複数の吸着孔13とを順次経由して封止済基板1、又は、複数の製品に相当する各領域6を吸引する。吸着部材9に振動吸収材を用いることによって吸着部材9の表面の振動を小さくし、かつ、吸着治具7の表面における摩擦力を大きくすることができる。したがって、封止済基板1、又は、製品に相当する各領域6を吸着治具7に保持する保持力を大きくすることができる。
本発明に係る切断装置の実施例1について、図1〜図4を参照して説明する。本出願書類におけるいずれの図についても、わかりやすくするために、適宜省略し又は誇張して模式的に描かれている。同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図1に示されるように、封止済基板1は、プリント基板やリードフレームなどからなる基板2と、基板2が有する複数の領域に装着された複数のチップ状部品(図示なし)と、複数の領域が一括して覆われるようにして形成された封止樹脂3とを有する。封止済基板1は、最終的に切断されて個片化される被切断物である。
図1(a)に示されるように、封止済基板1には、短手方向に沿う複数の第1の切断線4と長手方向に沿う複数の第2の切断線5とがそれぞれ仮想的に設定される。複数の第1の切断線4と複数の第2の切断線5とによって囲まれた複数の領域6が、個片化されることによってそれぞれ製品になる。図1(a)においては、例えば、7本の第1の切断線4が設定され、4本の第2の切断線5が設定される。したがって、短手方向に沿って3個及び長手方向に沿って6個の領域6が形成され、合計で18個の領域6が格子状に形成される。それぞれの領域6が製品に相当する。封止済基板1に形成される領域6は、個片化される製品のサイズや数によって任意に設定される。
図2に示されるように、吸着治具7は、切断装置において封止済基板1を吸着して固定するための治具である。吸着治具7は、金属プレート8と金属プレート8の上に取り付けられる吸着部材9とを備える。吸着部材9には、封止済基板1における複数の領域6(図1参照)をそれぞれ吸着して保持する複数の台地状の突起10が設けられる。図1に示された封止済基板1の最も端の切断線を除いて、複数の第1の切断線4及び複数の第2の切断線5に対応するように、突起10同士の間に複数の第1の切断溝11及び複数の第2の切断溝12がそれぞれ設けられる。吸着部材9の短手方向に沿って5本の第1の切断溝11が、吸着部材9の長手方向に沿って2本の第2の切断溝12がそれぞれ形成される。封止済基板1の最も端に設定された第1の切断線4及び第2の切断線5に対しては、吸着部材9において最も端に形成された突起10の外側の空間が切断溝と同じ効果を有する。
図2(b)に示されるように、複数の突起10には、各突起10の上面から吸着部材9の底面まで貫通する吸着孔13がそれぞれ設けられる。金属プレート8には、吸着部材9の各吸着孔13にそれぞれ対応する複数の貫通穴14が設けられる。吸着部材9の各吸着孔13とそれぞれの吸着孔13に対応するプレート8の複数の貫通穴14とが連通して、吸着治具7における複数の吸引通路15が形成される。
本実施例においては、吸着治具7の吸着部材9に使用するゴム材料として、一般的に使用されているフッ素ゴムやシリコーンゴムなどに代えて、衝撃吸収性や振動吸収性に優れた振動吸収材である制振ゴムを使用する。制振ゴムとしては、例えば、内外ゴム株式会社製のハネナイト(登録商標)や宮坂ゴム株式会社製のミヤフリーク(登録商標)などを使用することが好ましい。
「制振」とは、固体表面の振動の振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、固体表面の振動を小さくする技術である。制振ゴムは、流体の持つ流動性を示す「粘性」と固体の持つ復元性を示す「弾性」との両特性を兼ね持った粘弾性材料である。粘弾性材料の制振性を評価する評価指標の一つとして損失係数tanδが用いられる。損失係数tanδは、損失係数tanδ=損失弾性率G2/貯蔵弾性率G1として表わされ、温度や振動数によって変化する。損失係数tanδは、粘弾性材料における粘性の度合いを示す。したがって、損失係数tanδが大きいほど固体表面の粘性が大きくなるので、固体表面の摩擦係数が大きくなる。
吸着治具7の吸着部材9に振動吸収材である制振ゴムを用いることによって、吸着部材9の表面の摩擦係数を大きくすることができる。したがって、吸着部材9の表面における摩擦力を大きくすることができ、封止済基板1を吸着治具7に保持する保持力を大きくすることができる。吸着部材9に使用する実用的な制振ゴムとしては、損失係数tanδが0.5以上であることが好ましい。
また、制振ゴムは短時間での負荷に対して、ショア硬さが同じ他のゴム材料に比べて撓みにくいという性質を有する。したがって、制振ゴムを使用する場合には、他のゴム材料より柔らかい制振材料を適用することができる。ショア硬さがA40〜A60程度の柔らかい制振ゴムを用いることによって、更に吸着部材9の表面における摩擦力を大きくすることができる。
図3に示されるように、切断用テーブル16は、切断装置において封止済基板1を切断して個片化するためのテーブルである。切断用テーブル16は、基台17と基台17の上に取り付けられた吸着治具7とを備える。切断用テーブル16において、基台17は複数の製品に対して共通化され、吸着治具7のみが製品に対応して取り替えられる。
図3(b)に示されるように、切断用テーブル16において、基台17は、上面に設けられた開口と、側壁と底面とによって囲まれる空間18とを有する。基台17の上に吸着治具7が取り付けられた状態で、吸着治具7に設けられた複数の吸引通路15(吸着孔13及び貫通孔14)は基台17に設けられた空間18にそれぞれ連通する。基台17の底面の中央付近には吸引口19が設けられる。吸引口19は、配管20を介して、吸引機構である真空ポンプ21などに接続される。配管20は、例えば、柔軟性を有するナイロンチューブなどを使用することが好ましい。真空ポンプ21を使用して封止済基板1を吸引することによって、切断用テーブル16に載置された封止済基板1が吸着治具7に吸着される。具体的には、真空ポンプ21によって、配管20と吸引口19と空間18と複数の貫通孔14と複数の吸着孔13とを順次経由して、吸着治具7の上に載置された封止済基板1が吸着治具7に吸着される。したがって、切断用テーブル16は封止済基板1を吸着する吸着機構として機能する。吸引機構として、真空ポンプ21に代えて、大容量の減圧タンクを使用してもよい。
図3(b)において、製品に相当する各領域6は、切断用テーブル16に設けられたそれぞれの吸引通路15と空間18とを介して切断用テーブル16に吸着される。各領域6を切断用テーブル16に吸着する吸着力を大きくするためには、配管抵抗を小さくする必要がある。そのためには、吸引通路15の径を大きくし、切断用テーブル16における少なくとも一部分の厚みを薄くすることによって配管長さを短くすることが有効である。切断用テーブル16においては、各領域6を吸着する吸着力、及び、吸着部材9の表面における摩擦力の両方を大きくすることによって、各領域6を切断用テーブル16に保持する保持力を大きくすることができる。
図4を参照して、吸着治具7の吸着部材9に使用される振動吸収材である制振ゴムの損失係数tanδの温度依存性について説明する。図4は、測定周波数=100Hzにおいて、横軸には測定した温度、縦軸には測定された損失係数tanδを示している。図4において、(a)、(b)、(c)はそれぞれ特性の異なる損失係数tanδの温度依存性を示している。制振ゴムは、母体のゴム成分に配合する材料の比率などを最適化することによって、損失係数tanδの温度特性を変化させることができる。
図4の(a)、(b)、(c)に示されるように、3種類の制振ゴムはそれぞれ異なる組成を有しており、損失係数tanδはそれぞれ異なる温度依存性を示している。例えば、(a)の制振ゴムは23℃付近、(b)の制振ゴムは20℃付近、(c)の制振ゴムは5℃付近にそれぞれ損失係数tanδのピーク値を有する。損失係数tanδを大きくするほど制振性が大きくなり、吸着部材9の表面における摩擦力を大きくすることができる。摩擦力を大きくすることによって、封止済基板1、又は、製品に相当する各領域6(図3(b)参照)を切断用テーブル16に保持する保持力を大きくすることができる。
切断装置は、使用する加工水(例えば、切削水や冷却水)の温度に応じて、通常5℃〜30℃の温度範囲で使用される。加工水は、製品に応じて常温又は冷却した状態で使用される。加工水は、常温の場合には20℃〜25℃、冷却した場合には5℃〜15℃の範囲で使用されることが多い。したがって、切断装置において、使用する温度範囲における損失係数tanδを大きくすれば、切断用テーブル16の吸着部材9の表面における摩擦力を大きくすることができる。
例えば、常温の20℃〜25℃の範囲で加工水を使用する場合には、この温度範囲においては図4の(a)で示される制振ゴムの損失係数tanδが最も大きいので、(a)の制振ゴムを使用することが望ましい。冷却して5℃〜15℃の範囲で加工水を使用する場合には、この温度範囲においては(c)で示される制振ゴムの損失係数tanδが最も大きいので、(c)の制振ゴムを使用することが望ましい。また、15℃〜20℃の範囲で加工水を使用する場合には、この温度範囲の大部分においては(b)で示される制振ゴムの損失係数tanδが大きいので、(b)の制振ゴムを使用することが望ましい。したがって、使用する加工水の温度によって、最適な制振ゴムを選択することが重要である。切断装置において、加工水を使用する温度範囲において損失係数tanδが大きい制振ゴムを用いることによって、切断用テーブル16の吸着部材9の表面における摩擦力を大きくすることができる。したがって、封止済基板1、又、は製品に相当する各領域6を切断用テーブル16に保持する保持力を大きくすることができる。
本実施例によれば、切断装置において、基台17の上に吸着治具7を取り付けて切断用テーブル16を設ける。吸着治具7の吸着部材9には衝撃吸収性や振動吸収性に優れた振動吸収材である制振ゴムを使用する。吸着部材9に振動吸収材を用いることによって、吸着部材9の表面の振動を小さくすることができる。吸着部材9の表面の振動を小さくすることによって、吸着部材9の摩擦力を大きくすることができる。吸着部材9の摩擦力が大きくなるので、封止済基板1、又は、製品に相当する各領域6を切断用テーブル16に保持する保持力を大きくすることができる。したがって、製品が小さくなった場合でも、製品が切断用テーブル16からずれたり飛んだりすることがなく、安定して製品に個片化することができる。
また、本実施例によれば、切断用テーブル16の吸着部材9に振動吸収材である制振ゴムを使用する。したがって、吸着部材9に使用するゴム材料を従来の合成ゴムから制振ゴムに変更するだけで、封止済基板1、又は、製品に相当する各領域6を切断用テーブル16に保持する保持力を大きくすることができる。既存の切断装置に新たな構成要素と新たな機能とを追加することなく、封止済基板1、又は、製品を吸着治具7に保持する保持力を大きくすることができる。したがって、切断装置を改良することなく、かつ、大きな費用を発生させることなく、吸着部材9の表面における保持力を大きくすることができる。
また、本実施例によれば、吸着治具7を基台17の上に取り付けて、切断用テーブル16を構成する。切断用テーブル16において、吸着治具7を着脱することができ、製品のサイズや数に対応して吸着治具7を交換することができる。基台8は、製品のサイズや数に関係なく、すべての製品に対して共通化することができる。切断用テーブル16は、基台17を共通化して製品に応じて吸着治具7のみを作製すればよい。したがって、切断用テーブル16及び切断装置の費用を抑制することができる。
また、本実施例によれば、吸着治具7の吸着部材9に振動吸収材を用いることによって、吸着部材9の表面の振動を小さくすることができる。吸着部材9の表面の振動を小さくすることによって、切断する際に製品に与える振動を小さくすることができる。このことにより、例えば、QFN(Quad Flat Non-Lead Package)を切断する場合には、切断時の振動によってデラミネーション(層間の剥離)が発生することを防止することができる。更に、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を切断する場合には、振動によってMEMSの内部破壊を防止する効果を奏する。したがって、吸着治具7の吸着部材9に振動吸収材を用いることによって、吸着部材9の表面の振動を小さくし、製品の歩留まりや信頼性を向上させることができる。
ここまでの説明においては、吸着部材9に設けられた複数の吸着孔13と、金属プレート8に設けられた複数の貫通孔14とが、1対1に対応する構成を説明した。これに限らず、吸着部材9に設けられた複数の吸着孔13のうちの1個に対して、多孔性材料からなるプレートに設けられた複数の貫通孔が対応する構成を採用できる。この構成においては、プレートの材料として、例えば、セラミックス系材料や金属系材料からなる多孔性材料を使用する。言い換えれば、本発明においては、「プレートに設けられ複数の吸着孔にそれぞれ連通する複数の貫通孔」という文言は、吸着部材9に設けられた複数の吸着孔13のうちの1個に対してプレートに設けられた複数の貫通孔が連通する場合を含む。
図5を参照して、本発明に係る切断装置の実施例2を説明する。図5に示される切断装置22は、被切断物を複数の製品に個片化する。切断装置22は、基板供給ユニットAと基板切断ユニットBと検査ユニットCと収容ユニットDとを、それぞれ構成要素(モジュール)として有する。各構成要素(各ユニットA〜D)は、それぞれ他の構成要素に対して着脱可能かつ交換可能である。
基板供給ユニットAには基板供給機構23が設けられる。被切断物に相当する封止済基板1が、基板供給機構23から搬出され、搬送機構(図示なし)によって基板切断ユニットBに搬送される。封止済基板1(例えば、BGA(Ball Grid Array Package)方式の封止済基板)は、基板2側の面(図1参照)を上にして基板切断ユニットBに搬送される。
切断装置22は、シングルカットテーブル方式の切断装置である。したがって、基板切断ユニットBには、本発明を適用した1個の切断用テーブル16が設けられる。切断用テーブル16は、移動機構24によって図のY方向に移動可能であり、かつ、回転機構25によってθ方向に回動可能である。切断用テーブル16の上には封止済基板1が載置されて吸着される。
基板切断ユニットBには、アライメント用のカメラ26が設けられる。カメラ26は独立してX方向に移動可能である。封止済基板1は、カメラ26によってアライメントマークが検出され、複数の第1の切断線4と複数の第2の切断線5との位置が設定される(図1(a)参照)。
基板切断ユニットBには、切断手段として2個のスピンドル27A、27Bが設けられる。切断装置22は、ツインスピンドル構成の切断装置である。2個のスピンドル27A、27Bは、独立してX方向に移動可能である。2個のスピンドル27A、27Bには、それぞれ回転刃28A、28Bが設けられる。これらの回転刃28A、28Bは、それぞれY方向とZ方向とを含む面内において回転することによって封止済基板1を切断する。
各スピンドル27A、27Bには、高速回転する回転刃28A、28Bによって発生する摩擦熱を抑えるために切削水を噴射する切削水供給用ノズル(図示なし)が設けられる。切削水は回転刃28A、28Bが封止済基板1を切断する被加工点に向かって噴射される。切断用テーブル16とスピンドル27A、27Bとを相対的に移動させることによって封止済基板1を切断する。
検査ユニットCには検査用ステージ29が設けられる。封止済基板1を切断して個片化された複数の製品Pからなる集合体30は、検査用ステージ29に一括して移載される。検査用ステージ29はX方向に移動可能であり、かつ、Y方向を軸にして回転できるように構成される。個片化された複数の製品Pからなる集合体30は、封止樹脂3側の面及び基板2側の面(図1参照)を検査用のカメラ31によって検査されて、良品と不良品とに選別される。検査済みの製品Pからなる集合体30は、インデックステーブル32に移載される。検査ユニットCには、インデックステーブル32に配置された製品Pをトレイに移送するため複数の移送機構33が設けられる。
収容ユニットDには良品を収容する良品用トレイ34と不良品を収容する不良品用トレイ35とが設けられる。移送機構33によって良品と不良品とに選別された製品Pが各トレイ34、35に収容される。図5においては、各トレイ34、35を1個のみ示しているが、各トレイ34、35は複数個収容ユニットD内に設けられる。
なお、本実施例においては、切断装置22の動作や切断条件などを設定して制御する制御部CTLを基板供給ユニットA内に設けた。これに限らず、制御部CTLを他のユニット内に設けてもよい。
本実施例においては、シングルカットテーブル方式であって、ツインスピンドル構成の切断装置22を説明した。これに限らず、ツインカットテーブル方式であって、ツインスピンドル構成の切断装置や、シングルカットテーブル方式であって、シングルスピンドル構成の切断装置などにおいても、本発明の切断用テーブル16を適用できる。
各実施例においては、切断用テーブル16において複数の突起10を有する吸着治具7を用いる場合を説明した。これに限らず、例えば、収容テーブルとして複数の凹部を有する吸着治具を用いる場合や検査用テーブルとして平坦な面を有する吸着治具を用いる場合にも本発明を適用できる。いずれの場合においても、吸着治具の吸着部材に振動吸収材を用いることによって、吸着部材の表面における摩擦力を大きくして製品を保持する保持力を大きくすることができる。更に、基台17を共通化して使用することができるので、製品や装置に対応して吸着治具7のみを交換すればよい。
また、各実施例においては、被切断物としてチップ状の素子を含む封止済基板1を切断する場合を示した。これに限らず、封止済基板1以外の被切断物として、次の被切断物を切断して個片化する場合に本発明を適用できる。第1に、シリコン、化合物半導体からなる半導体ウェーハを個片化する場合である。第2に、抵抗体、コンデンサ、センサなどの回路素子が作り込まれたセラミックス基板などを個片化してチップ抵抗、チップコンデンサ、チップ型のセンサなどの製品を製造する場合である。これら2つの場合には、半導体ウェーハ、セラミックス基板などが、複数の領域にそれぞれ対応する回路素子が作りこまれた基板に該当する。第3に、樹脂成形品を個片化して、レンズ、光学モジュール、導光板などの光学部品を製造する場合である。第4に、樹脂成形品を個片化して、一般的な成形製品を製造する場合である。上述した4つの場合を含む様々な場合において、ここまで説明した内容を適用できる。
切断手段として、回転刃に代えて、ワイヤソー、バンドソー、又は、レーザソーを使用する場合においても、ここまで説明した内容を適用できる。ワイヤソー又はバンドソーを使用する場合には、ワイヤソー又はバンドソーを被切断物に対して平行に走行させる。
加えて、図3に示された切断用テーブル16に対応する構成要素(切断溝11、12の有無を問わない)を含む吸着機構であって複数の製品を吸着する吸着機構を対象にして、本発明を適用できる。本発明に係る吸着機構が使用される装置を、切断装置以外の装置に適用できる。本発明に係る装置としては、切断装置以外に、組立装置、搬送装置、測定装置、検査装置などが挙げられる。これらの装置においては、吸着する対象物には半製品が含まれる。
本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意にかつ適宜に組み合わせ、変更し、又は選択して採用できるものである。
1 封止済基板(被切断物)
2 基板
3 封止樹脂
4 第1の切断線(切断線)
5 第2の切断線(切断線)
6 領域
7 吸着治具
8 金属プレート(プレート)
9 吸着部材
10 突起
11 第1の切断溝
12 第2の切断溝
13 吸着孔
14 貫通孔
15 吸引通路
16 切断用テーブル(テーブル)
17 基台
18 空間
19 吸引口
20 配管
21 真空ポンプ(吸引機構)
22 切断装置
23 基板供給機構
24 移動機構
25 回転機構
26 アライメント用のカメラ
27A、27B スピンドル
28A、28B 回転刃
29 検査用ステージ
30 複数の製品Pからなる集合体
31 検査用のカメラ
32 インデックステーブル
33 移送機構
34 良品用トレイ
35 不良品用トレイ
A 基板供給ユニット
B 基板切断ユニット
C 検査ユニット
D 収容ユニット
P 製品
CTL 制御部

Claims (18)

  1. 複数の切断線によって囲まれる複数の領域を有する被切断物が載置されるテーブルと、前記被切断物を吸引する吸引機構と、前記被切断物を切断する切断手段と、前記テーブルと前記切断手段とを相対的に移動させる移動機構とを備え、前記被切断物を個片化して前記複数の領域のそれぞれに対応する複数の製品を製造する際に使用される切断装置であって、
    前記テーブルが有する基台と、
    前記基台の上に取り付けられた吸着治具と、
    前記吸着治具が有するプレートと、
    前記プレートの上に設けられた吸着部材と、
    前記吸着部材に設けられ前記複数の領域にそれぞれ対応する複数の突起と、
    前記複数の突起のそれぞれにおける上面から前記吸着部材の底面まで貫通する複数の吸着孔と、
    前記プレートに設けられ前記複数の吸着孔にそれぞれ連通する複数の貫通孔と、
    前記基台に設けられ前記複数の貫通孔につながる空間とを備え、
    前記吸着部材は振動吸収材からなり、少なくとも前記空間と前記複数の貫通孔と前記複数の吸着孔とを順次経由して前記吸引機構が前記被切断物又は前記複数の製品を吸引することによって、前記被切断物又は前記複数の製品が前記吸着治具に吸着されることを特徴とする切断装置。
  2. 請求項1に記載された切断装置において、
    温度が5℃〜30℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが最大値を有することを特徴とする切断装置。
  3. 請求項2に記載された切断装置において、
    温度が5℃〜30℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが0.5以上であることを特徴とする切断装置。
  4. 請求項2に記載された切断装置において、
    温度が10℃〜30℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが0.7以上であることを特徴とする切断装置。
  5. 請求項2に記載された切断装置において、
    温度が15℃〜25℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが1.0以上であることを特徴とする切断装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載された切断装置において、
    前記振動吸収材のショア硬さがA40〜A60であることを特徴とする切断装置。
  7. 複数の対象物を吸着するテーブルを備えた吸着機構であって、
    前記テーブルが有する基台と、
    前記基台の上に取り付けられた吸着治具と、
    前記吸着治具が有するプレートと、
    前記プレートの上に設けられた吸着部材と、
    前記吸着部材に設けられ前記複数の対象物にそれぞれ対応する複数の突起と、
    前記複数の突起のそれぞれにおける上面から前記吸着部材の底面まで貫通する複数の吸着孔と、
    前記プレートに設けられ前記複数の吸着孔にそれぞれ連通する複数の貫通孔と、
    前記基台に設けられ前記複数の貫通孔につながり、かつ、吸引機構につながることができる空間とを備え、
    前記吸着部材は振動吸収材からなり、少なくとも前記空間と前記複数の貫通孔と前記複数の吸着孔とを順次経由して前記複数の対象物が吸引されることによって、前記複数の対象物が前記吸着治具に吸着されることを特徴とする吸着機構。
  8. 請求項7に記載された吸着機構において、
    温度が5℃〜30℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが最大値を有することを特徴とする吸着機構。
  9. 請求項8に記載された吸着機構において、
    温度が5℃〜30℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが0.5以上であることを特徴とする吸着機構。
  10. 請求項8に記載された吸着機構において、
    温度が10℃〜30℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが0.7以上であることを特徴とする吸着機構。
  11. 請求項8に記載された吸着機構において、
    温度が15℃〜25℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが1.0以上であることを特徴とする吸着機構。
  12. 請求項7〜11のいずれかに記載された吸着機構において、
    前記振動吸収材のショア硬さがA40〜A60であることを特徴とする吸着機構。
  13. 複数の対象物を吸着するテーブルと、該テーブルを有する吸着機構と、前記複数の対象物を吸引する吸引機構とを備えた装置であって、
    前記テーブルは、
    基台と、
    前記基台の上に取り付けられた吸着治具と、
    前記吸着治具が有するプレートと、
    前記プレートの上に設けられた吸着部材と、
    前記吸着部材に設けられ前記複数の対象物にそれぞれ対応する複数の突起と、
    前記複数の突起のそれぞれにおける上面から前記吸着部材の底面まで貫通する複数の吸着孔と、
    前記プレートに設けられ前記複数の吸着孔にそれぞれ連通する複数の貫通孔と、
    前記基台に設けられ前記複数の貫通孔につながる空間とを備え、
    前記吸着部材は振動吸収材からなり、少なくとも前記空間と前記複数の貫通孔と前記複数の吸着孔とを順次経由して前記吸引機構が前記複数の対象物を吸引することによって、前記複数の対象物が前記吸着治具に吸着されることを特徴とする装置。
  14. 請求項13に記載された装置において、
    温度が5℃〜30℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが最大値を有することを特徴とする装置。
  15. 請求項14に記載された装置において、
    温度が5℃〜30℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが0.5以上であることを特徴とする装置。
  16. 請求項14に記載された装置において、
    温度が10℃〜30℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが0.7以上であることを特徴とする装置。
  17. 請求項14に記載された装置において、
    温度が15℃〜25℃の範囲において前記振動吸収材の損失係数tanδが1.0以上であることを特徴とする装置。
  18. 請求項13〜17のいずれかにされた装置において、
    前記振動吸収材のショア硬さがA40〜A60であることを特徴とする装置。
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