JP2016053517A - 光ファイバの評価方法及び評価装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】数モードファイバの特性を評価することが可能な光ファイバの評価方法及び評価装置を提供する。
【解決手段】異なる2種類の参照ファイバ11,12と、数モードファイバ13とを有する光ファイバ伝送路10に波長λのパルス光を入射し、光ファイバ伝送路10の長手方向の位置zの関数として、光ファイバ伝送路10の両端14,15からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定し、後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、数モードファイバ13の構造成分に依存した損失成分I(λ,z)を評価する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバの特性を評価する方法及び装置である。本発明は、好適には情報通信分野において使用される。
一般的に、光ファイバには、モードフィールド径(MFD)、カットオフ波長、波長分散などの特性が要求される。一方、これらの特性は、光ファイバの製造工程で生じる長手方向の屈折率分布の変化によって、光ファイバの長手方向で特性が変動する。そのため、光ケーブル両端で諸特性を評価したとしても、その値が長手方向全域にわたって保証されるとは限らない。そこで、例えば特許文献1、2のようなシングルモードファイバ(SMF)の双方向から測定した後方散乱光強度波形を解析し、当該光ファイバ中におけるMFD、および波長分散の長手方向の分布特性を非破壊で評価する手法が開示されている。
特開平6−213770号公報 特開2007−298335号公報
近年、SMFを用いた既存の伝送技術を超える大容量伝送技術の一つとして、数モードファイバ(FMF、Few mode fiber)が提案されている。SMFでは、1つのモードが伝搬する。これに対し、FMFとは、複数のモードが伝搬する光ファイバである。FMFを用いた伝送システム(モード分割多重伝送)では、各伝搬モードに信号を載せることで、多重度(詳しくは空間多重度)を向上し、伝送容量を増大することができる。
SMFと同様、FMFにおいても長手方向の分布特性を評価することが要求される。しかし、FMFの特性は、SMFと同様の方法では評価できない。なぜなら、FMFには、モード結合と呼ばれる、各モードに載せられた光信号同士が互いに干渉する現象が生じ、モード結合がノイズ成分となるからである。
別の課題として、FMFを伝搬する高次モードの実効断面積(Aeff)の評価方法が挙げられる。FMFを用いたモード分割多重伝送を構築する上で、高次モードのAeffの評価方法を確立しておくことは重要である。SMF(基本モードのみが伝搬される)では、Aeffの評価にはファーフィールドパターン(FFP)法などが用いられる。ところが、FMFでは、基本モードと高次モードの電界分布が異なるため、高次モードのAeffが評価できない。Aeffの別の評価方法として、ニアフィールドパターン(NFP)法がある。NFP法は、高次モードにおいてもAeffを評価することは可能であるが、NFP法は精度が低いという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、数モードファイバの特性を評価することが可能な光ファイバの評価方法及び評価装置を提供することを課題とする。
上記課題の解決策として、本発明者は、i)双方向から入射した際の後方散乱光強度波形と、ii)モード結合特性を測定し、それらの結果と従来の双方向理論を発展させた理論を用いることで、FMFの長手方向の特性を評価できることを発明した。さらに、本評価方法を用いれば、従来測定が困難であった高次モードのAeffも評価可能であることを見出した。
前記課題を解決するため、本発明は、異なる2種類の参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定し、前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)を評価することを特徴とする、光ファイバの評価方法を提供する。
また、本発明は、異なる2種類の参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定し、前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)を導出し、前記構造成分に依存した損失成分I(λ,z)と、前記異なる2種類の参照ファイバのモードフィールド径および構造成分に依存した損失成分とを用い、前記光ファイバ伝送路の任意の位置zにおけるモードフィールド径、比屈折率差、導波路分散、波長分散から選択される分布特性を評価することを特徴とする、光ファイバの評価方法を提供する。
また、本発明は、異なる2種類の参照ファイバである第1参照ファイバおよび第2参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定し、前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)および前記数モードファイバのモード結合による損失C(z)を導出し、前記構造成分に依存した損失成分I(λ,z)およびモード結合による損失C(z)と、前記異なる2種類の参照ファイバのモードフィールド径、構造成分に依存した損失成分およびモード結合による損失C(z)とを用い、第1参照ファイバのモードフィールド径を2w(λ,z)、第1参照ファイバの構造成分に依存した損失成分をI(λ,z)、第1参照ファイバのモード結合による損失C(z)、第2参照ファイバのモードフィールド径を2w(λ,z)、第2参照ファイバの構造成分に依存した損失成分をI(λ,z)、第2参照ファイバのモード結合による損失C(z)として、前記光ファイバ伝送路の任意の位置zにおけるモードフィールド径の分布を、後述する式(11)により評価することを特徴とする、光ファイバの評価方法を提供する。
前記課題を解決するため、本発明は、異なる2種類の参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定する手段と、前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)を評価する手段と、を備えることを特徴とする、光ファイバの評価装置を提供する。
また、本発明は、異なる2種類の参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定する手段と、前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)を導出する手段と、前記構造成分に依存した損失成分I(λ,z)と、前記異なる2種類の参照ファイバのモードフィールド径および構造成分に依存した損失成分とを用い、前記光ファイバ伝送路の任意の位置zにおけるモードフィールド径、比屈折率差、導波路分散、波長分散から選択される分布特性を評価する手段と、を備えることを特徴とする、光ファイバの評価装置を提供する。
また、本発明は、異なる2種類の参照ファイバである第1参照ファイバおよび第2参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定する手段と、前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)および前記数モードファイバのモード結合による損失C(z)を導出する手段と、前記構造成分に依存した損失成分I(λ,z)およびモード結合による損失C(z)と、前記異なる2種類の参照ファイバのモードフィールド径、構造成分に依存した損失成分およびモード結合による損失C(z)とを用い、第1参照ファイバのモードフィールド径を2w(λ,z)、第1参照ファイバの構造成分に依存した損失成分をI(λ,z)、第1参照ファイバのモード結合による損失C(z)、第2参照ファイバのモードフィールド径を2w(λ,z)、第2参照ファイバの構造成分に依存した損失成分をI(λ,z)、第2参照ファイバのモード結合による損失C(z)として、前記光ファイバ伝送路の任意の位置zにおけるモードフィールド径の分布を、後述する式(11)により評価する手段と、を備えることを特徴とする、光ファイバの評価装置を提供する。
前記光ファイバの評価装置は、スイッチによって受光ポートを切り替え可能なOTDRと、前記OTDRと前記光ファイバ伝送路との間を接続する手段として、モード変換器及びモード合分波器を有してもよい。この評価装置は、双方向OTDRにより、前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定し、モード毎の受光ポートより得られたそれぞれのOTDR波形より、前記数モードファイバのモード結合係数を求めることができる。
本発明によれば、数モードファイバの特性を評価することが可能な、新規な光ファイバの評価方法及び評価装置を提供することができる。
双方向OTDRの測定系の一例を示す模式図である。 C(z)を求める測定系の一例を示す模式図である。 実施例1において、双方向から測定したOTDR波形のグラフである。 実施例1において、構造成分に依存した損失成分の測定結果のグラフである。 実施例1において、第1モードおよび第2モードのOTDR波形のグラフである。 実施例1において、MFD分布の測定結果のグラフである。 実施例1において、比屈折率差Δ分布の測定結果のグラフである。
一実施形態として、次の第1〜第3の工程を備える方法について述べる。
第1の工程として、FMFを含む光ファイバ伝送路の両端からそれぞれOTDRで後方散乱光強度を測定する。第2の工程として、FMFのモード結合係数を測定する。第3の工程として、第1および第2の工程の結果から、FMFの特性を評価する。第1の工程と第2の工程の順序は限定されず、どちらを先に実施してもよい。
本明細書において、OTDRとは、オプティカルタイムドメインリフレクトメトリー(OTDR法)またはオプティカルタイムドメインリフレクトメータ(OTDR装置)をいう。
光ファイバ(伝送路)の端を特定して、その端からの後方散乱光強度というときは、その端にOTDRを接続して測定される後方散乱光強度を意味する。
両端からの後方散乱光強度というときは、一端からの後方散乱光強度および別の一端からの後方散乱光強度(両者の総称)を意味する。光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度とは、光ファイバ伝送路の双方向OTDR測定により得られる2つの後方散乱光強度である。
光ファイバ(伝送路)の長手方向に沿った座標上の位置(その位置が端に一致しない場合と端に一致する場合とを含む。)を特定して、その位置における後方散乱光強度というときは、その位置で後方に散乱してOTDRに戻ってきて測定される後方散乱光強度を意味する。
図1に双方向OTDRの測定系の一例を示す。この測定系では、2本の参照ファイバ11,12を測定対象の試験ファイバ13と接続して光ファイバ伝送路10を得る。参照ファイバ11,12は試験ファイバ13と同様のFMFである。光ファイバ伝送路10の両端をそれぞれ第1端14および第2端15とする。光ファイバ伝送路10は、例えば、光ファイバ伝送システムにおける光ファイバリンクであってもよい。光ファイバ伝送路は、光ファイバのみから構成されるとは限らず、各種光部品を含むことができる。
光ファイバ伝送路10の第1端14には、第1端14からの後方散乱光強度を測定するためのOTDR21が接続されている。また、第2端15には、第2端15からの後方散乱光強度を測定するためのOTDR22が接続される。双方向OTDR測定は片端ずつ行うことができるので、両方のOTDR21,22を同時に光ファイバ伝送路10に接続する必要はない。
説明を単純にするため、FMFが2つのモードを伝搬する場合を考える。また、説明の便宜上、2つのモード(基本モードおよび高次モード)のうち、一方を第1モードと呼び、他方を第2モードと呼ぶ。この光ファイバ伝送路10の長手方向に沿った座標上の位置をz、参照ファイバ11,12を含む光ファイバ伝送路10の全長をL、光ファイバ伝送路10に入射されるパルス光の波長をλで表す。このとき、長さLの光ファイバ伝送路10の両端からの後方散乱光強度は、次式(1)および(2)で記述できる。式(1)のS=10logP(λ,z)は、z=0の端からの後方散乱光強度(単位:dB)を表し、式(2)のS=10logP(λ,z)は、z=Lの端からの後方散乱光強度(単位:dB)を表す。
Figure 2016053517
Figure 2016053517
ここで、式(1)のPおよび式(2)のPはOTDRからの入射パワー(定数)である。αはファイバの散乱係数、B(λ,z)は後方散乱光に関する捕獲率、αはファイバ損失、hはモード結合係数を表す。logは常用対数(底が10の対数)である。eは、指数関数expまたは自然対数lnの底(ネイピアの数)である。
双方向OTDRにより、ファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)は、次式(3)で記述できる。
Figure 2016053517
式(3)において、式(1)および式(2)と同じ符号は同じ意味である。C(z)は、次式(4)で定義される。
Figure 2016053517
捕獲率B(λ,z)は、次式(5)で記述できる。
Figure 2016053517
ここで、nは光ファイバのコアの屈折率、2w(λ,z)は波長λおよび距離zでのモードフィールド径(MFD)を表す。πは円周率である。式(3)に式(5)を代入して整理すると、次式(6)が得られる。
Figure 2016053517
ここで、aは、zに依存しない成分をまとめた定数項を表す。
次に、第1参照ファイバ上の参照点z=zにおける構造成分に依存した損失成分I(λ,z)で式(6)を式(7)のように規格化する。
Figure 2016053517
ここで、式(7)を次式(8)のように書き直す。
Figure 2016053517
式(7)は、第2参照ファイバ上の参照点z=zにおいても成立する。このため、式(8)のA(λ)およびB(λ)は、それぞれ式(9)および式(10)のように求められる。
Figure 2016053517
Figure 2016053517
したがって、式(8)〜(10)より、FMFのMFDは次式(11)で求められる。
Figure 2016053517
式(11)によれば、MFDを求めるために、C(z)を求める必要がある。C(z)は、例えばOTDRとモード励振器を用いて、第1モードを励振したときの第1モードおよび第2モードの後方散乱光強度を測定することにより求めることができる。
図2に、C(z)を求める測定系の一例を示す。OTDR31,34は、光ファイバ伝送路10にパルス光を入射するとともに、光ファイバ伝送路10から戻ってくる後方散乱光を受光する。モード励振器32,33は、第1モードを励振するためのポート32a,33aと、第2モードを励振するためのポート32b,33bと、光ファイバ伝送路10に接続されるポート32c,33cを有する。
OTDR31,34は、OTDR31,34の受光ポートを切り替えるスイッチ(図示せず)を備える。このスイッチ(光スイッチ)により、OTDR31あるいは34は、求めたいポート(OTDR31の場合は32aまたは32b、OTDR34の場合は33aまたは33b)での後方散乱光を受光することができる。OTDR31,34と光ファイバ伝送路10(その第1端14または第2端15)との間を接続する手段として、モード励振器32,33が設けられている。モード励振器32,33は、モード変換器及びモード合分波器(図示せず)を有してもよい。モード合分波器は、例えばモード多重伝送において、モードの異なる光信号を励振、多重または分離するために用いられている。本実施形態の場合、光ファイバ伝送路10から第1モードをポート32a,33aに、及び、第2モードをポート32b,33bに分離するため、モード合分波器を用いることができる。また、OTDR31,34側の光伝送路がSMFである場合、当該SMFと光ファイバ伝送路10側のFMFとの間で光が効率よく伝搬するために、モード変換器によりモードを変換することが好ましい。FMFが伝搬可能な複数のモードのうち、すべてのモードに対してモード変換を実施してもよく、一部のモード(例えば高次モード)のみモード変換を実施することもできる。
光ファイバ伝送路10の第1端14に接続されたモード励振器32のポート32aからモードを励振する際には、OTDR31からモード励振器32を通して得られる第1モードの光が参照ファイバ11,12を通じて試験ファイバ13に入射される。試験ファイバ13で後方散乱光が生じると、モード励振器32のモード合分波器において、後方散乱光が第1モードと第2モードとに分離される。第1モードの後方散乱光はポート32aを経由し、第2モードの後方散乱光はポート32bを経由して、それぞれOTDR31により受光される。
なお、光ファイバ伝送路10の第2端15にパルス光を入射することも可能である。その場合は、モード励振器33から得られる第1モードの光が試験ファイバ13に入射され、後方散乱光がOTDR34により受光される。OTDR34及びモード励振器33の構成、機能等は、それぞれOTDR31及びモード励振器32と同様である。この構成によれば、図2の装置を用いて、C(z)に加えて、双方向OTDR(図1参照)の測定が可能である。双方向OTDRの測定においては、第1モード(例えばLP01)を励振したときの第1モードの後方散乱光強度を用いればよい。ちなみに、上述の式(1)と後述する式(12)とは、互いに等価である。
第1モードを励振したときの第1モードの後方散乱光強度(単位:dB)をS(z)=10logP(z)で表し、第1モードを励振したときの第2モードの後方散乱光強度(単位:dB)をS(z)=10logP(z)で表すとき、S(z)およびS(z)は、それぞれ式(12)および式(13)のように記述できる。
Figure 2016053517
Figure 2016053517
ここで、Pは入射パワー、αは散乱係数、B(z)は捕獲率、αはファイバ損失、hはモード結合係数を表す。第1モードの捕獲率をB、第2モードの捕獲率をBで表すとき、捕獲率BはB=Bに等しい。したがって、式(12)および式(13)より、みかけのモード間クロストークXTotdrは、次式(14)で求められる。
Figure 2016053517
したがって、式(14)より、平均のモード結合係数hが得られる。hを式(4)のhに代入することで、C(z)を得ることができる。
以上より、FMFにおけるMFDの長手方向分布を評価できることがわかる。なお、平均のモード結合係数hの測定方法は、上述の方法に限られない。他の測定方法として、インパルス応答法(参考文献1参照)、強度変調法(参考文献2)が挙げられる。
参考文献1:池田正宏、「多モード光ファイバの伝送特性」、日本電信電話公社電気通信研究所 研究実用化報告,vol.26,No.9,pp.2621−2645(1977).
参考文献2:T Mizuno,et al.,“Modal Crosstalk Measurement Based on Intensity Tone for Few−Mode Fiber Transmission Systems”,OFC2014,W3D.5,2014.
また、SMFと同様、さらに式を展開することで比屈折率差、導波路分散および波長分散の分布特性も評価可能である。
まず、比屈折率差の評価方法について説明する。規格化された構造成分に依存した損失成分I(λ,z)は、次式(15)のように書き直すことができる。
Figure 2016053517
ここで、試験ファイバのコア屈折率n(z)と参照ファイバのコア屈折率n(z)について、次式(16)のように両者の二乗が互いに等しいと仮定する。
Figure 2016053517
また、散乱係数αは、次式(17)で表されるレーリー散乱係数Rに比例する。
Figure 2016053517
ここで、Rは純石英のレーリー散乱係数を表し、Δは比屈折率差を表し、kは比例定数である。
したがって、式(17)を式(15)に代入すると、次式(18)が得られる。
Figure 2016053517
さらに、式(8)から式(11)のようにしてMFDを導出したのと同様に、2つの参照点zおよびzでの比屈折率差の値Δ(z)およびΔ(z)を用いると、試験ファイバの比屈折率差の長手方向分布Δ(z)は、次式(19)で評価できる。
Figure 2016053517
以上より、位置zでの比屈折率差(z)は、2つの参照点での比屈折率差およびMFDの値、試験ファイバのMFDの長手分布特性と規格化された構造成分に依存した損失成分より求めることができる。この方法は、散乱係数が比屈折率差に依存していることを利用している。
次に、これらの評価結果を用いた波長分散分布の評価方法について述べる。
一般に、波長分散Dは、式(20)のように、材料分散Dと導波路分散Dの和で与えられる。
Figure 2016053517
材料分散Dおよび導波路分散Dはそれぞれ、次式(21)および(22)で評価できる。
Figure 2016053517
Figure 2016053517
ここで、λは真空中の波長、cは真空中の光速、nはコアの屈折率、wはモードフィールド半径(MFR)、πは円周率を表す。材料分散Dは、光ファイバのドーパント濃度からセルマイヤの関係式を用いて評価できる。なお、セルマイヤの関係式とは、屈折率の波長依存性を表す近似式であり、その係数の値は材料ごとに決定できる。ドーパント濃度は、光ファイバの比屈折率差Δがわかると求めることができる。一方、導波路分散Dは、式(22)より、MFRの波長依存性、すなわち、w(λ,z)を知ることによって評価できる。
MFRの波長依存性には、次式(23)のような経験式(参考文献3参照)が与えられている。
参考文献3:D.Marcuse,“Loss analysis of single−mode fiber splices,” Bell Syst.Tech.J.,vol.56,pp.703−718,1977.
Figure 2016053517
ただし、aはコア半径、λはカットオフ波長、vは規格化周波数を表す。p、p、p、q、q、qはそれぞれ係数である。ここで、q=g/a、q=gλ 1.5/a、q=gλ /aと置き換えることにより、MFRを、波長λの関数w(λ)として、式(24)で近似する。
Figure 2016053517
係数g、g、gは、3波長以上でのMFDを評価することで算出することができる。そして、式(24)を式(22)に代入すると式(25)が得られる。このとき、式(22)のwおよび式(24)のw(λ)は、w(λ,z)に置き換える。
Figure 2016053517
したがって、係数g、g、gを求めることにより、w(λ,z)を用いて、位置zでの導波路分散Dを評価することができる。
以上のように、FMFにおいても後方散乱光強度の長手方向特性(OTDR波形)とモード結合係数を測定することで、MFD、比屈折率差、導波路分散および波長分散の分布特性を評価できる。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
光ファイバの評価装置(システム)としては、OTDR装置とモード合分波器に加えて、上述の評価方法の実施に必要な演算を行う手段として、プログラム、コントローラ、コンピュータ等を備えた装置が挙げられる。該評価装置は、数モードファイバのモード結合係数を測定する手段を備えることが好ましい。
以下、実施例をもって本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
本発明による測定方法の有効性を確認するために、1本の試験ファイバと2本の参照ファイバからなる光ファイバ伝送路(図1参照)のMFDと比屈折率差Δの分布を測定した。なお、試験ファイバおよび参照ファイバは、いずれも1.55μm帯でLP01モードおよびLP11モードのみを伝搬する二モードファイバである。
測定に用いた各ファイバのパラメータを表1に示す。MFDは、光ファイバ端の数mを試料としてFFP法により測定された結果である。比屈折率差は、同様に、光ファイバ端の数mを試料として屈折ニアフィールド(RNF)法により測定された結果である。
Figure 2016053517
光ファイバ伝送路の双方向から測定したOTDR波形を図3に示す。OTDRの波長は1.55μmであり、パルス幅は100ns、平均化時間は3分である。光ファイバの接続は全て融着接続である。
次に、図3の測定結果より、構造成分に依存した損失成分を求めた。その結果を図4に示す。この損失成分には、モード結合による損失成分も含まれている。
次に、OTDRとモード励振器を備える測定系(図2参照)を用いて、第1モードの後方散乱光強度S(z)および第2モードの後方散乱光強度S(z)を測定した。これらのOTDR波形の測定結果を図5に示す。S(z)は、LP01モードの後方散乱光を表し、S(z)は、LP11モードのモードカップラーを通した後方散乱光を表す。測定波長は1.55μmである。上述の式(14)のように、S(z)とS(z)との差により、モード結合係数を導出し、モード結合による損失成分を評価することができる。
図6に、上述の式(11)により求めたMFD分布の測定結果を示す。この結果は、FFP法の結果(表1参照)と良く一致している。また、図7に、上述の式(19)により求めた比屈折率差Δ分布の測定結果を示す。この結果は、RNF法の結果(表1参照)と略一致していることがわかる。
10…光ファイバ伝送路、11,12…参照ファイバ、13…試験ファイバ(数モードファイバ)、14…第1端、15…第2端、21,22,31,34…OTDR、32,33…モード励振器、32a,32b,32c,33a,33b,33c…ポート。

Claims (7)

  1. 異なる2種類の参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定し、
    前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)を評価することを特徴とする、光ファイバの評価方法。
  2. 異なる2種類の参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定し、
    前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)を導出し、
    前記構造成分に依存した損失成分I(λ,z)と、前記異なる2種類の参照ファイバのモードフィールド径および構造成分に依存した損失成分とを用い、前記光ファイバ伝送路の任意の位置zにおけるモードフィールド径、比屈折率差、導波路分散、波長分散から選択される分布特性を評価することを特徴とする、光ファイバの評価方法。
  3. 請求項2に記載された光ファイバの評価方法であって、
    異なる2種類の参照ファイバである第1参照ファイバおよび第2参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定し、
    前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)および前記数モードファイバのモード結合による損失C(z)を導出し、
    前記構造成分に依存した損失成分I(λ,z)およびモード結合による損失C(z)と、前記異なる2種類の参照ファイバのモードフィールド径、構造成分に依存した損失成分およびモード結合による損失C(z)とを用い、第1参照ファイバのモードフィールド径を2w(λ,z)、第1参照ファイバの構造成分に依存した損失成分をI(λ,z)、第1参照ファイバのモード結合による損失C(z)、第2参照ファイバのモードフィールド径を2w(λ,z)、第2参照ファイバの構造成分に依存した損失成分をI(λ,z)、第2参照ファイバのモード結合による損失C(z)として、前記光ファイバ伝送路の任意の位置zにおけるモードフィールド径の分布を式(1)
    Figure 2016053517
    により評価することを特徴とする、光ファイバの評価方法。
  4. 異なる2種類の参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定する手段と、
    前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)を評価する手段と、
    を備えることを特徴とする、光ファイバの評価装置。
  5. 異なる2種類の参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定する手段と、
    前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)を導出する手段と、
    前記構造成分に依存した損失成分I(λ,z)と、前記異なる2種類の参照ファイバのモードフィールド径および構造成分に依存した損失成分とを用い、前記光ファイバ伝送路の任意の位置zにおけるモードフィールド径、比屈折率差、導波路分散、波長分散から選択される分布特性を評価する手段と、
    を備えることを特徴とする、光ファイバの評価装置。
  6. 請求項5に記載された光ファイバの評価装置であって、
    異なる2種類の参照ファイバである第1参照ファイバおよび第2参照ファイバと、数モードファイバとを有する光ファイバ伝送路に波長λのパルス光を入射し、前記光ファイバ伝送路の長手方向の位置zの関数として、前記光ファイバ伝送路の両端からの後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定する手段と、
    前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)と、任意の方法で測定された前記数モードファイバのモード結合係数とから、前記数モードファイバの構造成分に依存した損失成分I(λ,z)および前記数モードファイバのモード結合による損失C(z)を導出する手段と、
    前記構造成分に依存した損失成分I(λ,z)およびモード結合による損失C(z)と、前記異なる2種類の参照ファイバのモードフィールド径、構造成分に依存した損失成分およびモード結合による損失C(z)とを用い、第1参照ファイバのモードフィールド径を2w(λ,z)、第1参照ファイバの構造成分に依存した損失成分をI(λ,z)、第1参照ファイバのモード結合による損失C(z)、第2参照ファイバのモードフィールド径を2w(λ,z)、第2参照ファイバの構造成分に依存した損失成分をI(λ,z)、第2参照ファイバのモード結合による損失C(z)として、前記光ファイバ伝送路の任意の位置zにおけるモードフィールド径の分布を式(2)
    Figure 2016053517
    により評価する手段と、
    を備えることを特徴とする、光ファイバの評価装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載された光ファイバの評価装置であって、
    スイッチによって受光ポートを切り替え可能なOTDRと、前記OTDRと前記光ファイバ伝送路との間を接続する手段として、モード変換器及びモード合分波器を有し、双方向OTDRにより、前記後方散乱光強度S(λ,z)およびS(λ,z)(単位:dB)を測定し、モード毎の受光ポートより得られたそれぞれのOTDR波形より、前記数モードファイバのモード結合係数を求めることができることを特徴とする、光ファイバの評価装置。
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