JP2016051282A - 制御システム及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前記第1ユーザ識別情報及び前記第2ユーザ識別情報は暗号化されており、前記判定部は、暗号化された前記第1ユーザ識別情報と暗号化された前記第2ユーザ識別情報とが一致するか否かを判定してもよい。
前記携帯端末は、前記判定部が前記所定の条件を満たすと判定すると、前記カードの管理画面を表示部に表示させる表示制御部をさらに備えてもよい。
初めに、図1を参照して、電子通貨管理システムSの概要について説明する。電子通貨管理システムSは、ユーザがカード11を用いて使用することができる電子通貨の残高を管理し、ユーザの携帯電話(以下、ユーザ端末12)からカード11の管理を可能にするシステムである。電子通貨とは、クレジット、ポイント及びクーポン等のように、金銭価値を有する無形の通貨である。カードは、例えば、電子通貨を用いて商品やサービスを購入する際に使用できるクレジットカード又はプリペイドカードである。
以下、電子通貨管理システムSを実現するための具体的な構成の一例について説明する。
図2は、電子通貨管理システムSのシステム構成の一例を示す図である。図2に示すように、電子通貨管理システムSは、ユーザ機器1と、ユーザ機器1がアクセス可能な電子通貨管理装置10と、を含んで構成される。電子通貨管理装置10は、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4と、を含んで構成される。
ユーザ端末12は、通信キャリアが提供する通信NWを介して通信(通話)を行う通信装置であり、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC等の携帯端末である。ユーザ端末12には、所定のアプリケーションプログラムがインストールされており、当該プログラムに基づき実行される管理アプリケーションを介して、ユーザ端末12からカード11の管理をすることができる。
ユーザIDは、ユーザ端末12又は当該ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報である。電話番号は、通信端末であるユーザ端末12に設定された電話番号である。請求額は、ユーザ端末12の利用に伴いユーザに対して請求する金額であり、例えば、通信料金、ユーザ端末12で利用したコンテンツの利用料金を含む。なお、通信キャリアによっては、携帯電話だけでなく、固定電話やケーブルテレビ等の複合的なサービスをユーザに提供することがあるため、請求額には、ユーザIDが示すユーザに対して提供しているサービスに関する料金を含めることとしてもよい。また、契約IDは、通信キャリアと結んだ契約を識別する識別情報であり、契約者が、当該契約を行ったことを示す情報である。通信キャリアでは、通信料金を同一人又は家族の範囲でまとめて請求することがある。契約ID及び契約者名は、通信料金の請求をまとめる範囲、及びまとめた通信料金を請求する対象を判別するための情報である。
図3(C)に示すように、ポイント管理サーバ4では、ユーザIDに関連付けて、管理番号、ポイント、及び明細情報等の各種情報を記憶する。ユーザIDは、ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報であり、キャリアサーバ3と連携する際に用いられる。管理番号は、カード番号に一意に対応する番号であり、カード管理サーバ2と連携する際に用いられる。ポイントは、キャリアサーバ3から取得した請求額、及びカード管理サーバ2から取得した購入額(即ち、購入した商品の決済金額)に応じて、対応するユーザに対して付与されたポイント数を示す情報である。明細情報は、カード11及びポイントの利用履歴を含む情報であり、カード11を用いた買い物の履歴、及びユーザに対して付与されたポイントの履歴を示す。
そこで、電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12を用いるユーザがユーザIDを指定して要求を行うと、当該ユーザがポイント管理サーバ4で管理される各種情報を把握可能にしている。具体的には、ユーザ端末12が、ユーザIDを含む所定の情報をキャリアサーバ3に送信すると、キャリアサーバ3は、このユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から関連する各種情報を取得し、ユーザ端末12に対して提供する。なお、ポイント管理サーバ4及びキャリアサーバ3は、前回要求時に提供した情報に対する差分の情報を、ユーザ端末12に対して提供することとしてもよい。
ここで、キャリアサーバ3から提供される各種情報に基づきユーザ端末12に表示される表示画面の一例を図4に示す。図4(A)は、上述の管理アプリケーション実行中に表示されるトップ画面の一例を示す表示画面200であり、図4(B)は、当該管理アプリケーション実行中に表示されるメニュー画面の一例を示す表示画面210である。
カード残高表示201は、プリペイド式のカード11の残高を示す表示であり、ポイント数表示202は、ユーザに付与されたポイント数を示す表示である。カード残高表示201及びポイント数表示202は、ユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から取得したカード11の残高やポイント数に基づいて表示内容が制御される。
メニューボタン204は、キャリアサーバ3が提供する各種サービスのメニュー画面を呼び出す際に用いられる。メニューボタン204が操作されると、ユーザ端末12には、図4(B)に示す表示画面210が表示される。
ポイント用メニュー211は、「ポイントを利用して商品を購入する」、「ポイントを利用して特典(クーポン)を得る」等のように、ポイントの利用を促すメニューを含む。これにより、ユーザにはポイントを利用可能な様々なサービスが提供されるため、ユーザは、付与されたポイントを様々な場面で利用することができる。
カード用メニュー213は、カード11の利用明細を確認するためのメニューを含む。このメニューを選択することで、ユーザは、カード11の利用履歴を確認することができる。
以上、電子通貨管理システムSの構成について説明した。続いて、図5〜図10を参照して、電子通貨管理システムSの動作について説明する。
まず、図5〜図7を参照して、カード発行時の動作について説明する。電子通貨管理システムSでは、使用できないようにロックした状態でカード11を発行する。そして、電子通貨管理システムSは、カードを用いたサービスの使用の可否を制御する制御システムとして機能し、カード11とユーザ端末12とを連携してカード11のロックを解除する。ここで、カード11のロックとは、カード11に設定されているカード番号を用いたサービスが使用不能状態であることをいう。
表示部121は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成される。表示部121は、制御部125の制御に応じて文字や図形等を表示する。
無線部123は、制御部125から出力された信号を変調してRF(Radio Frequency)信号を生成し、アンテナ(不図示)を介して当該RF信号を基地局(不図示)に無線送信する。また、無線部123は、アンテナを介して受信したRF信号を復調して、復調された信号を制御部125に出力する。
通信部21は、有線により外部機器と通信を行う。例えば、通信部21は、インターネット等を介してユーザ端末12と通信を行ったり、専用線を介してポイント管理サーバ4と通信を行ったりする。
記憶部22は、ROM及びRAM等の記憶媒体である。記憶部22は、制御部23を動作させるためのプログラムを記憶する。また、記憶部22は、図3(A)に示す各種情報を記憶する。
初期処理部24は、カード11の発行時に当該カード11に設定されたカード番号について、サービスの使用の可否を示す状態を使用不能状態にする。具体的には、初期処理部24は、図3(A)に示す情報を参照し、発行されたカード11に関連する各種情報を登録する。ここで、初期処理部24は、カード番号に関連付けられている使用可否を「×」に設定する。
状態制御部26は、ユーザ端末12の判定部127が所定の条件を満たすと判定すると、サービスの使用の可否を示す状態を使用可能状態にする。具体的には、状態制御部26は、通信制御部25がユーザ端末12から使用許可要求を受信すると、図3(A)に示す情報において、当該使用許可要求に含まれるカード番号に関連付けられている使用可否を「○」に更新する。これにより、当該カード番号が設定されたカード11による買い物等が可能になる。
初めに、ステップS1において、カード発行事業者(カード管理サーバ2)は、ユーザ端末12のユーザが記入した、当該ユーザの住所、氏名等の個人情報及び口座情報等を取得すると、ロック解除用の情報としてのユーザIDをICチップ111に格納することで、当該ユーザIDをカード11にセットする。カード11にユーザIDをセットすると、ステップS2において、カード管理サーバ2は、ユーザに対してカード11を発行する。
続いて、図8を参照して、カード11に金額をチャージする際の動作について説明する。図8(A)は、トップ画面を示す表示画面200(図4(A)参照)において、チャージボタン203が操作された場合に表示されるチャージメニュー画面を示す表示画面220である。
ステップS14Aでは、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたポイントから、チャージ金額に相当するポイントを減算する。
なお、キャリア決済では、通信キャリアとの契約内容に応じて決済可能枠が設定される場合がある。一例として、通信キャリアが提供するサービスへの加入月数に応じて決済可能枠が設定される場合があり、例えば、加入月数「12ヶ月」のユーザに対しては決済可能枠「5000円」、加入月数「36ヶ月」のユーザに対しては決済可能枠「1万円」が設定される。このような場合には、ステップS14Bの処理において、キャリアサーバ3は、当月のチャージ金額の合計が、決済可能枠内であるか否かを判定し、決済可能枠内である場合に限り、キャリア決済を可能にしてもよい。
続いて、図9を参照して、カード11を用いて商品を購入する際の動作について説明する。なお、カード11は、現実の店舗やインターネット上の仮想店舗で用いることができる。
現実の店舗で商品を購入する場合、ステップS21Aに示すように、カードリーダーを介してカード11を読み取ることで、国際ブランドが提供する決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。なお、商品購入に関する情報とは、例えば、購入額、購入した商品、購入した店舗等の情報である。また、ステップS21Bに示すように、仮想店舗で商品を購入する場合、ユーザ端末12から決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。
続いて、図10を参照して、ユーザに対してポイントを付与する際の動作について説明する。上述したように、本実施形態の電子通貨管理システムSでは、カード11を用いた商品の購入に応じてポイントを付与するとともに、ユーザ端末12の利用に応じてもポイントを付与する。
購入額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、管理番号に対応するユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
請求額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
続いて、図11を参照して、電子通貨管理システムSを利用するユーザに対して当該ユーザ固有のサービスを提供する際の動作について説明する。
なお、ポイント管理サーバ4ではユーザID毎にアクセス履歴を管理しており、このアクセス履歴に基づいて、前回アクセス時からの差分情報(利用金額、チャージ金額、ポイントの増減)と、現在の残高及び現在のポイント数とを取得する。そして、取得した情報がキャリアサーバ3を介してユーザ端末12に提供されることで、ユーザ端末12において前回との差分や現在の残高及びポイント数等が表示されることになる。
一例として、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられた残高やポイントに基づいて、当該残高又はポイントで購入可能な商品、当該残高又はポイントでは足りないもののあと少し追加することで購入可能な商品等を紹介するサービスを提供する。また、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたユーザの属性(性別、年齢、生年月日、趣味嗜好)等に基づいて、当該ユーザが好む商品を紹介するサービスを提供する。このようなサービスについても、前回アクセス時から更新があったものを提供することができる。
ユーザ端末12のユーザは、カード11を用いたサービスの使用可否状態を、ユーザ端末12の画面において確認することができる。入力部120が、サービスの使用可否状態を確認するための操作を受け付けると、通信部129は、カード管理サーバ2に対して、サービスの使用の可否を示す使用可否情報の要求を送信する。カード管理サーバ2は、使用可否情報の要求を受けると、状態制御部26が管理している使用可否の状態を参照し、ユーザ端末12に関連付けられたカード11を用いたサービスの使用可否の状態を示す使用可否情報をユーザ端末12に送信する。ユーザ端末12においては、通信部129が使用可否情報をカード管理サーバ2から受信すると、表示制御部128が、受信した使用可否情報に基づいて、カード11を用いたサービスの使用の可否を表示する。
以上説明した電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12とカード11とを近接させたことに応じて、当該カード11を用いたサービスを使用することができるので、ユーザにカード11が届いたことをもって、当該カードを使用可能にすることができる。よって、電子通貨管理システムSでは、安全に、カード11を用いたサービスを使用可能にすることができる。また、ユーザ端末12とカード11とを近接させるという単純な動作によって容易にサービスを使用可能にすることができる。
Claims (11)
- 携帯端末と、管理サーバとを備え、前記携帯端末のユーザを識別する第1ユーザ識別情報が記憶されたカードを用いたサービスの使用の可否を制御する制御システムであって、
前記携帯端末は、
前記ユーザを識別する第2ユーザ識別情報を記憶する記憶部と、
近距離無線通信を行う近距離無線通信部と、
前記カードが近接すると、前記近距離無線通信部を介して前記カードから前記第1ユーザ識別情報を取得する取得部とを有し、
前記携帯端末又は前記管理サーバは、
取得した前記第1ユーザ識別情報と、前記記憶部に記憶されている前記第2ユーザ識別情報とが所定の条件を満たすか否かを判定する判定部を有し、
前記管理サーバは、
前記判定部が前記所定の条件を満たすと判定すると、前記サービスの使用の可否を示す状態を使用可能状態にする状態制御部を有する、
制御システム。 - 前記判定部は、前記第1ユーザ識別情報と前記第2ユーザ識別情報とが一致するか否かを判定する、
請求項1に記載の制御システム。 - 前記第1ユーザ識別情報及び前記第2ユーザ識別情報は暗号化されており、
前記判定部は、暗号化された前記第1ユーザ識別情報と暗号化された前記第2ユーザ識別情報とが一致するか否かを判定する、
請求項2に記載の制御システム。 - 前記状態制御部は、複数種類のサービスに関連付けて、それぞれのサービスの使用の可否を示す状態を制御し、前記判定部が前記所定の条件を満たすと判定すると、前記複数種類のサービスのうち、使用可能状態になっていなかったサービスの使用の可否を示す状態を使用可能状態にする、
請求項1から3のいずれか1項に記載の制御システム。 - 前記携帯端末は、前記判定部が前記所定の条件を満たすと判定すると、前記カードの管理画面を表示部に表示させる表示制御部をさらに備える、
請求項1から4のいずれか1項に記載の制御システム。 - 前記携帯端末は、前記管理サーバに対して、前記サービスの使用の可否を示す使用可否情報の要求を送信し、前記管理サーバから前記使用可否情報を受信する通信部をさらに有し、
前記表示制御部は、前記使用可否情報に基づいて、前記カードを用いた前記サービスの使用の可否を表示する、
請求項5に記載の制御システム。 - 前記通信部は、前記管理サーバから、複数種類のサービスに関連付けられた前記使用可否情報を受信し、
前記表示制御部は、前記複数種類のサービスのそれぞれの使用の可否を表示する、
請求項6に記載の制御システム。 - 携帯端末のユーザを識別する第1ユーザ識別情報が記憶されたカードを用いたサービスの使用の可否を制御する制御方法であって、
前記携帯端末と前記カードとが近接すると、前記携帯端末において、近距離無線通信によって前記カードから前記第1ユーザ識別情報を取得するステップと、
取得した前記第1ユーザ識別情報と、前記携帯端末に記憶されている第2ユーザ識別情報とが所定の条件を満たすか否かを判定するステップと、
前記所定の条件を満たすと判定すると、管理サーバにおいて前記サービスの使用の可否を示す状態を使用可能状態にするステップと、
を備える制御方法。 - 前記判定するステップは、前記携帯端末において実行され、
前記所定の条件を満たすと判定されると、前記携帯端末から前記管理サーバに前記所定の条件を満たしたことを示す通知情報を前記管理サーバに通知するステップをさらに備え、
使用可能状態にするステップにおいて、前記管理サーバが前記通知情報を通知されたことに応じて、前記サービスの使用の可否を示す状態を使用可能状態にする、
請求項8に記載の制御方法。 - 前記携帯端末において、前記第1ユーザ識別情報を取得すると、当該第1ユーザ識別情報と、前記携帯端末に記憶されている前記第2ユーザ識別情報とを前記管理サーバに送信するステップをさらに備え、
前記判定するステップにおいて、前記管理サーバが前記第1ユーザ識別情報と前記第2ユーザ識別情報とを受信すると、前記所定の条件を満たすか否かを判定する、
請求項8に記載の制御方法。 - 前記カードの発行時に前記サービスの使用の可否を示す状態を使用不能状態にするステップと、
前記サービスの使用の可否を示す状態を使用不能状態にした後、前記カードを前記携帯端末のユーザに発送するステップと、
をさらに備え、
前記取得するステップにおいて、前記携帯端末と前記ユーザに到着した前記カードとが近接すると、前記携帯端末において、近距離無線通信によって前記カードから前記第1ユーザ識別情報を取得する、
請求項8から10のいずれか1項に記載の制御方法。
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