JP2016050764A - フィルターユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】点検口の床面開口部および床下空間を利用することにより、専用の設置スペースを設けることなく、施工性を向上させるとともに、メンテナンス性も向上させたフィルターユニットを提供する。【解決手段】建物の点検口として床面に開口している開口部の枠に室外側アダプター１３と室内側アダプター１４を設置し、室外側アダプター１３と室内側アダプター１４との間にフィルターを内蔵したフレーム１５を挿入して設置する。【選択図】図２
Description
本発明は、室外から室内へ給気空気を供給する給気システムに使用されるフィルターユニットに関するものである。
従来のフィルターユニットは室外からの給気空気を室内へ供給する給気システム経路の一部を構成するものが知られている。（例えば、特許文献１参照）。
このような従来のフィルターユニットの設置場所については天井裏や壁面および床下などが考えられるが、フィルターのメンテナンス性を考慮するとユーザーから簡単に手の届く壁面や床面に設置するのが望ましい。しかしながら壁面や床面へ設置するにはフィルターユニット本体を収納するためのスペースが必要となり、専用のスペースを設ける必要がある。
従来のフィルターユニットの設置場所については天井裏や壁面および床下などが考えられるが、フィルターのメンテナンス性を考慮するとユーザーから簡単に手の届く壁面や床面に設置するのが望ましい。しかしながら壁面や床面へ設置するにはフィルターユニット本体を収納するためのスペースが必要となり、専用のスペースを設ける必要があるとともに、送風機と連接する風路を構成するダクト接続が煩わしいという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、建物に設置されている点検口の開口および床下空間を利用することにより、専用の設置スペースを設けることなく、施工性を向上させることを目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、室外からの給気空気を室内へ供給する給気システム経路の一部を構成するフィルターユニットであって、前記給気空気が流入する室外側アダプターと、前記給気空気が流出する室内側アダプターと、前記給気空気の通風路を形成するフレームと、前記給気空気を清浄するフィルターとを備え、建物の点検口として床面に開口している開口部の枠に前記室外側アダプターと前記室内側アダプターを設け、前記室外側アダプターと前記室内側アダプターとの間に前記フレームを挿入し、前記フレームの内部に前記フィルターを設けたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、室外からの給気空気を室内へ供給する給気システム経路の一部を構成するフィルターユニットであって、前記給気空気が流入する室外側アダプターと、前記給気空気が流出する室内側アダプターと、前記給気空気の通風路を形成するフレームと、前記給気空気を清浄するフィルターとを備え、建物の点検口として床面に開口している開口部の枠に前記室外側アダプターと前記室内側アダプターを設け、前記室外側アダプターと前記室内側アダプターとの間に前記フレームを挿入し、前記フレームの内部に前記フィルターを設けた構成にしたことにより、点検口として床面に開口している開口部にフィルターユニットを設置することができ、フィルターユニットを設置するための専用スペースを新たに設けることなく床面へ設置することが可能となり、施工性を向上させることができるとともに、ユーザーがフィルターユニットのメンテナンスを容易におこなうことができるという効果を得ることができる。
本発明の請求項１記載のフィルターユニットは、室外からの給気空気を室内へ供給する給気システム経路の一部を構成するフィルターユニットであって、前記給気空気が流入する室外側アダプターと、前記給気空気が流出する室内側アダプターと、前記給気空気の通風路を形成するフレームと、前記給気空気を清浄するフィルターとを備え、建物の点検口として床面に開口している開口部の枠に前記室外側アダプターと前記室内側アダプターを設け、前記室外側アダプターと前記室内側アダプターとの間に前記フレームを挿入し、前記フレームの内部に前記フィルターを設けたことにより、点検口として床面に開口している開口部にフィルターユニットを設置することができ、フィルターユニットを設置するための専用スペースを新たに設けることなく床面へ設置することが可能となり、施工性を向上させることができるとともに、フィルターユニットのメンテナンスも容易におこなうことができるという作用を有する。
また、前記室外側アダプターおよび前記室内側アダプターは互いに分離できる別部品とし、前記室外側アダプターおよび前記室内側アダプターを前記開口部の枠の対向する辺にそれぞれ設置できるようにしてもよい。これにより、施工時にあらかじめ各アダプターに配管部を接続してから、開口部の枠に各アダプターをさらに設置しやすくできる。また、建物や給気システムなどの点検のため床下空間に入る際に室外側アダプターと室内側アダプターや各アダプターに接続した配管部を取り外すことなく、フレームを取り外すことで容易に床下空間に入ることができる。このため、施工性およびメンテナンス性をさらに向上させることができる。
また、前記室外側アダプターには前記開口部の枠と前記室外側アダプターとをネジにより固定するための室外側固定用穴が設けられ、前記室内側アダプターには前記開口部の枠と前記室内側アダプターとをネジにより固定するための室内側固定用穴が設けられ、前記室外側固定用穴および室内側固定用穴は上側穴部と下側穴部により構成され、前記上側穴部はネジ頭部よりも小さく、前記下側穴部はネジ頭部よりも大きい構成にしてもよい。これにより、室外側アダプターおよび室内側アダプターは、施工時にあらかじめ各アダプターへ配管部を接続してからでも、容易に開口部の枠に各アダプターをさらに設置しやすくできる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
（実施の形態１）
図１に示すように、給気システム１は、床面２の開口部３に設置し、配管部６ａに接続したフィルターユニット４と、床下５内に設置し、配管部６ｂによりフィルターユニット４に接続した換気装置７と、天面８または壁面９に設置し、配管部６ｃにより換気装置７に接続した吹出口１０と、壁面９に設置し、配線１１により換気装置７に接続して換気装置７の動作をコントロールするリモコン１２とを備えている。
図１に示すように、給気システム１は、床面２の開口部３に設置し、配管部６ａに接続したフィルターユニット４と、床下５内に設置し、配管部６ｂによりフィルターユニット４に接続した換気装置７と、天面８または壁面９に設置し、配管部６ｃにより換気装置７に接続した吹出口１０と、壁面９に設置し、配線１１により換気装置７に接続して換気装置７の動作をコントロールするリモコン１２とを備えている。
図２に示すように、フィルターユニット４は、給気空気が流入する室外側アダプター１３と、給気空気が流出する室内側アダプター１４と、室外側アダプター１３と室内側アダプター１４との間に給気空気の通風路を形成するフレーム１５と、フレーム１５の内部に給気空気を清浄するフィルター（図示せず）とを備えている。
このように構成された給気システム１は、リモコン１２により換気装置７を動作させると、室外１６の空間、例えば床下５から給気空気が配管部６ａを介してフィルターユニット４へと流入する。そして、給気空気はフィルターユニット４内部のフィルター（図示せず）により清浄され、配管部６ｂを介して換気装置７へと流入する。最終的に、給気空気は換気装置７から配管部６ｃと吹出口１０とを介して、室内１７へと供給される。
上記構成において、フィルターユニット４を施工する際には、図３に示すように建物の床面２に開口した開口部３に取付ける。開口部３は建物に従来より設置されている床下点検口などを利用することができ、フィルターユニット４を設置するために新たに開口を設ける必要がないため、施工性を向上することができる。
以下施工方法を図４〜図６を用いて説明する。
室外側アダプター１３には、開口部３の周囲の枠１８と室外側アダプター１３とを固定するための室外側固定用穴２０が設けられる。室内側アダプター１４には、枠１８と室内側アダプター１４とを固定するための室内側固定用穴２１が設けられる。室外側固定用穴２０と室内側固定用穴２１は上側穴部２２と下側穴部２３により構成される。上側穴部２２の方が下側穴部２３より小さい形状となっている。
まず、枠１８において、室外側固定用穴２０および室内側固定用穴２１の上側穴部２２に合致する位置にネジ１９で仮止めする。この時、ネジ１９はネジ頭部１９ａが室外側固定用穴２０および室内側固定用穴２１の下側穴部２３を通せる形状となっている。
室外側アダプター１３と室内側アダプター１４に配管部６ａ、６ｂをテープなどで接続してから、開口部３の周囲に設けられた枠１８に仮固定されたネジ１９のネジ頭部１９ａを室外側固定用穴２０および室内側固定用穴２１の下側穴部２３に通した後に、仮固定されたネジ１９を上側穴部２２に通して締め付けることで、室外側アダプター１３および室内側アダプター１４を枠１８に取付ける。
枠１８に取付けた室外側アダプター１３と室内側アダプター１４との間にフィルター（図示せず）を内蔵したフレーム１５を挿入することで設置が完了する。
あらかじめ床上にて室外側アダプター１３と室内側アダプター１４に配管部６ａ、６ｂを接続することができるため床下５での配管接続作業をする必要をなくすことができる。また、室外側アダプター１３と室内側アダプター１４とを枠１８に設置した後にフレーム１５を挿入することでフレーム１５の位置決めが容易にできるため、施工性を向上することができる。
さらにユーザーは床面２からフィルターユニット４のお手入れをすることができるため、メンテナンス性を向上することができる。
また、室外側アダプター１３と室内側アダプター１４とを互いに分離できる別部品とし、室外側アダプター１３と室内側アダプター１４とを開口部３の枠１８の対向する辺にそれぞれ設置できるようにすることが好ましい。
この構成により、施工時にあらかじめ各アダプター１３、１４に配管部６ａ、６ｂを接続してから、枠１８に各アダプター１３、１４をさらに設置しやすくできるため、施工性をさらに向上することができる。
また、上記構成により、床下５のメンテナンスをおこなう際に、フレーム１５を室外側アダプター１３と室内側アダプター１４から引き抜くことで、室外側アダプター１３と室内側アダプター１４を取り外すことなく、開口部３における室外側アダプター１３と室内側アダプター１４との間から床下５へ簡単にアクセスすることが可能となる。
このように、開口部３を床下へ入るための点検口として用いることが容易にできるため、建物や給気システム１など床下におけるメンテナンスが必要な機器がある場合の床下への入口としての機能を損なうことなく、開口部３にフィルターユニット４を施工性良く設置することができる。
本発明にかかるフィルターユニットは、施工性およびメンテナンス性の向上を可能とするもので、建物の室外から室内へ給気空気を供給する給気システムに使用されるフィルターユニット等として有用である。
１ 給気システム
２ 床面
３ 開口部
４ フィルターユニット
５ 床下
６ａ、６ｂ、６ｃ 配管部
７ 換気装置
８ 天面
９ 壁面
１０ 壁面
１１ 配線
１２ リモコン
１３ 室外側アダプター
１４ 室内側アダプター
１５ フレーム
１６ 室外
１７ 室内
１８ 枠
１９ ネジ
１９ａ ネジ頭部
２０ 室外側固定用穴
２１ 室内側固定用穴
２２ 上側穴部
２３ 下側穴部
２ 床面
３ 開口部
４ フィルターユニット
５ 床下
６ａ、６ｂ、６ｃ 配管部
７ 換気装置
８ 天面
９ 壁面
１０ 壁面
１１ 配線
１２ リモコン
１３ 室外側アダプター
１４ 室内側アダプター
１５ フレーム
１６ 室外
１７ 室内
１８ 枠
１９ ネジ
１９ａ ネジ頭部
２０ 室外側固定用穴
２１ 室内側固定用穴
２２ 上側穴部
２３ 下側穴部
Claims (3)
- 室外からの給気空気を室内へ供給する給気システム経路の一部を構成するフィルターユニットであって、
前記給気空気が流入する室外側アダプターと、前記給気空気が流出する室内側アダプターと、前記給気空気の通風路を形成するフレームと、前記給気空気を清浄するフィルターとを備え、
建物の点検口として床面に開口している開口部の枠に前記室外側アダプターと前記室内側アダプターを設け、前記室外側アダプターと前記室内側アダプターとの間に前記フレームを挿入し、前記フレームの内部に前記フィルターを設けたことを特徴とするフィルターユニット。 - 前記室外側アダプターおよび前記室内側アダプターは互いに分離できる別部品とし、
前記室外側アダプターおよび前記室内側アダプターを前記開口部の枠の対向する辺にそれぞれ設置できるようにしたことを特徴とする請求項１記載のフィルターユニット。 - 前記室外側アダプターには前記開口部の枠と前記室外側アダプターとをネジにより固定するための室外側固定用穴が設けられ、
前記室内側アダプターには前記開口部の枠と前記室内側アダプターとをネジにより固定するための室内側固定用穴が設けられ、
前記室外側固定用穴および室内側固定用穴は上側穴部と下側穴部により構成され、
前記上側穴部はネジ頭部よりも小さく、
前記下側穴部はネジ頭部よりも大きいことを特徴とする請求項１または２に記載のフィルターユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015154933A JP6535879B2 (ja) | 2014-08-28 | 2015-08-05 | フィルターユニット |
Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
| JP2014173678 | 2014-08-28 | ||
| JP2014173678 | 2014-08-28 | ||
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Family Applications (1)
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Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR100778081B1 (ko) * | 2006-11-14 | 2007-11-21 | 삼성물산 주식회사 | 바닥매립형 페리미터 팬 유니트 및 이를 이용한 에어배리어공조시스템 |
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-
2015
- 2015-08-05 JP JP2015154933A patent/JP6535879B2/ja active Active
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| JP2016050763A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-11 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | フィルターユニット |
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