JP2016050106A - 搬送車システム - Google Patents

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【課題】ラックに保管された荷物の異常を自動的に判断する。【解決手段】ラックに対し荷物200を移載する搬送車112と、搬送車112を管理する管理装置102とを備えた搬送車システム100であって、搬送車112は、荷物200を撮像する撮像装置110を備え、管理装置102は、撮像した画像と荷物情報と棚情報とを紐付けて記憶する画像情報記憶部124と、同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた異なる撮像タイミングの二つの画像に存在する荷物200の像の相違に基づき荷物200の異常を検出する異常検出部141とを備える。【選択図】図2

Description

本願発明は、荷物を搬送する搬送車を備えたシステムに関し、特に、搬送車に撮像装置が搭載された搬送車システムに関する。
従来、スタッカクレーンの昇降台にカメラを備え、当該カメラにより昇降台に載置された荷物の荷姿を監視する技術が提案されている(特許文献1参照)。当該技術により昇降台に載置された荷物の荷ずれや荷崩れの状況を正確に把握し、迅速に復旧させることができると考えられている。
特開2013−249159号公報
ところが、例えば段ボール箱で梱包された荷物などの場合、ラックなどに保管されている間に周辺環境の影響や内容物の影響などにより段ボール箱が潰れるなどして外形が変形することがある。また、地震が発生することにより荷物がラックに対してずれることがある。
このような状態のまま、ラックから搬送車に荷物を移載しようとすると、移載異常が発生したり、段ボール箱から内容物が落下する場合が発生する。また、地震の発生後においては、作業者が荷物のずれを目視にて確認するという作業が発生する場合がある。
本願発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、ラックなどの保管手段に保管された状態の荷物を監視し、荷姿に変化があるような場合を異常として検出する搬送車システムの提供を目的としている。
上記目的を達成するために、本願発明にかかる搬送車システムは、荷物を保管する複数の棚を備えた保管手段に対し荷物を搬送し移載する搬送車と、前記搬送車を管理する管理装置とを備えた搬送車システムであって、前記搬送車は、前記保管手段に保管された荷物を撮像する撮像装置を備え、前記管理装置は、荷物を撮像した画像と、撮像された荷物を識別する荷物情報と、撮像された荷物を保管する棚を識別する棚情報とを紐付けて記憶する画像情報記憶部と、同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた異なる撮像タイミングの二つの画像に存在する荷物の像の相違に基づき荷物の異常を検出する異常検出部とを備えることを特徴としている。
これにより保管手段に保管されている荷物の荷姿に変化があった場合、その変化を的確に把握して荷物の異常を検出することが可能となる。従って、荷姿に異常が発生しているにもかかわらず、保管手段から搬送車へ荷物を自動的に移載する作業を回避することができ、移載時における荷物の落下などを抑制することが可能となる。
また、保管手段内で異常が発生した荷物に対して適切な処置を行うことが可能となる。
また、前記異常検出部は、同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた相互に異なる撮像時刻の三以上の画像に存在する荷物の像の経時変化に基づき将来的に発生する荷物の異常を検出してもよい。
これによれば、異常が発生する前に荷物を自動的に処置などすることができる。
前記異常検出部はさらに、同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた相互に異なる撮像時刻の三以上の画像に存在する荷物の像の経時変化に基づき将来的に発生する前記保管手段の異常を検出してもよい。
これによれば、荷物自体の異常ばかりでなく、荷物を保管する保管手段の異常、例えば地盤沈下により保管手段が傾くなどの異常を検出することが可能となる。
また、前記撮像装置は、前記保管手段の棚にそれぞれ設けられた基準位置表示部材を荷物と共に撮像し、前記異常検出部は、同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた異なる撮像タイミングの二つの画像に存在する荷物の像と基準位置表示部材の像との位置関係の相違に基づき荷物の異常を検出するものでもよい。
これによれば、基準位置表示部材と荷物との相対的な位置のずれを画像に基づき正確に把握することができ、荷物の異常をより正確に把握することが可能となる。また、基準位置表示部材の像のみを抽出することもでき、この情報に基づいて保管手段の異常も的確に把握することが可能となる。
また、前記異常検出部は、同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた異なる撮像タイミングの二つの画像から画像解析により荷物のシルエットを抽出し、複数のシルエットの相違に基づき荷物の異常を検出してもよい。
これによれば、複数の荷物のシルエットの類比などを画像解析によって数値的に判断することができ、正確、かつ、迅速に荷物の異常を判断することが可能となる。
なお、前記搬送車システムが含む各処理部をコンピュータにおいて実現させるためのプログラムを実施することも本願発明の実施に該当する。無論、そのプログラムが記録された記録媒体を実施することも本願発明の実施に該当する。
本願発明によれば、通常操業時において保管手段に保管された荷物の荷姿を撮像することにより、荷物の異常を容易に把握することが可能となる。
図1は、搬送車システムを模式的に示す図である。 図2は、搬送車システムの一部とラックとを示す斜視図である。 図3は、搬送車システムの機能構成および機構構成を示すブロック図である。 図4は、同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた異なる撮像タイミングの二つの画像を一つにまとめて示す図である。 図5は、他の状態における同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた異なる撮像タイミングの二つの画像を一つにまとめて示す図である。
次に、本願発明に係る搬送車システムの実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る搬送車システムの一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
(実施の形態1)
図1は、搬送車システムを模式的に示す図である。
図2は、搬送車システムの一部とラックとを示す斜視図である。
同図に示すように、搬送車システム100は、荷物200を保管する複数の棚141を備えた保管手段であるラック104に対し荷物200を搬送し移載する搬送車112と、搬送車112を管理する管理装置102とを備えたシステムである。
搬送車112は、荷物200を所定の場所から他の所定の場所へ搬送することができる装置である。本実施の形態の場合、搬送車112は、図2に示すように、天井側に設けられた軌条111に沿って走行して荷物200を搬送し、荷物200を保管することができるラック104との間で荷物200を移載することのできる装置である。
軌条111は、搬送車112の走行経路を予め定めるためのレールである。本実施の形態の場合、軌条111は、天井に吊り下げられた状態で取り付けられている。なお、軌条111は、床面に敷設されているものでもよく、また、レールのような具体的な部材ばかりでなく、床面に描かれた線のようなものでもよく、ソフトウエアによって仮想的に形成された経路であってもよい。
搬送車112は、荷物200を軌条111などの予め定められた経路に沿って搬送することができる車であり、撮像装置110を備えている。本実施の形態の場合、搬送車112は、台車113と、保持台114とを備えている。
台車113は、軌条111にぶら下がった状態で軌条111に沿って走行する走行車である。本実施の形態の場合、台車113は、搭載されたバッテリー、または、軌条111に沿って配線される給電線を介して給電される電力によりモータを駆動して走行する。また、台車113は、保持台114を吊り下げるための吊部材115を巻き取ることができるモータを備えており、吊部材115を巻き取ったり巻き出したりすることにより、吊部材115によって吊り下げられている保持台114を昇降することができるものとなっている。
また台車113は、ボギー台車であり、水平方向に回転可能な複数の部分を備えており、軌条111にあまり負担を掛けることなく曲線部を走行することができるものとなっている。
保持台114は、台車113に設けられ、荷物200を保持する台である。本実施の形態の場合、保持台114は、吊部材115によって台車113に対して吊り下げられた状態で荷物200を保持する。保持台114は、移載装置116を備えており、移載装置116がラック104に向かって出退することにより、保持台114とラック104との間で荷物200を移載することができるものとなっている。
吊部材115は、台車113と保持台114とを結び、台車113に保持台114を吊り下げるための部材である。吊部材115は巻き取ることができる程度の可撓性を備えた部材であり、例えば金属製のワイヤーやチェーンなどである。本実施の形態の場合、4本の吊部材115を用いて保持台114を吊り下げている。
以上のように搬送車112は、軌条111に沿って台車113が走行し、台車113に対して保持台114が昇降することにより、搬送車112の軌道に沿って設けられたラック104に保持台114を位置させることができ、いずれの位置のラック104との間でも荷物200を移載することができるものとなっている。
撮像装置110は、保管手段であるラック104に保管された荷物200を撮像するカメラである。本実施の形態の場合、撮像装置110は、レンズを通して取得した画像を画像信号として出力することができるいわゆるデジタルカメラである。撮像装置110は、保持台114に取り付けられており、保持台114の昇降に伴って撮像装置110も昇降するものとなっている。これにより、ラック104における各棚141のいずれに保持される荷物200も撮像することができるものとなっている。
また撮像装置110は、棚141に保持される荷物200を斜め上方から撮像するため、かつ、荷物200の移載に邪魔にならないように門型のフレーム119によって保持台114の荷物200が載置される面から離れた上方に取り付けられている。この位置に撮像装置110が取り付けられることにより、荷物200の正面側の変形やずればかりでなく、荷物200の奥行き方向の変形やずれを同時に撮像することができる。
なお、撮像装置110は、搬送車112の走行方向に対して左右両側にラック104が配置される場合もあるため、保持台114の左右両側に設けられている。
図3は、搬送車システムの機能構成および機構構成を示すブロック図である。
管理装置102は、搬送車112の走行、荷物200の搬送や移載などを管理する装置であり、機能部として画像情報記憶部124と、異常検出部127とを備えている。本実施の形態の場合、管理装置102は、有線や無線のLAN(ローカルエリアネットワーク)などにより搬送車112と通信可能に接続されており、機能部としてさらに、画像情報取得部131を備え、機構部として処理装置120と、ストレージ123とを備えている。
処理装置120は、画像処理などの情報の処理を行い、操作者との間で情報の授受を行う装置である。本実施の形態の場合、固定端末121などのコンピュータが処理装置120として機能している。また、情報を処理した結果を表示するなどのため処理装置120として移動端末122も備えている。固定端末121、および、移動端末122は、情報を視覚的に報知するディスプレイ128、操作者による操作を受け付ける入力手段129などを備えている。なお、固定端末121は、机などに固定されて運用されるコンピュータであり、移動端末122は、操作者が持ち歩くことのできる可搬性を備えたコンピュータである。
ストレージ123は、情報を記憶し読み出すことのできる記憶装置であり、画像情報記憶部124を備えている。本実施の形態の場合、ストレージ123は、有線や無線のLAN(ローカルエリアネットワーク)などに接続されるデータストレージサーバであり、搬送車112から送信される画像情報を一定の決まりに従って蓄積し、固定端末121や移動端末122からの指示により蓄積した情報を送信することができるものとなっている。
画像情報記憶部124は、撮像装置110により荷物200を撮像した画像と、撮像された荷物200を識別する荷物情報と、撮像された荷物200を保管する棚を識別する棚情報とが紐付けられた画像情報を記憶する処理部である。
ここで画像とは、撮像装置110が取得した二次元の静止した像を示すデジタルデータである。
荷物情報とは、荷物200を識別することができる情報であるが、例えば同一の荷物200であっても異なる棚141に移載された場合、異なる荷物200であるとして識別されるような情報でもかまわない。また、荷物200の表面にバーコードなどの荷物200を識別する第一識別情報が表示されており、当該荷物200を撮像した画像から第一識別情報を取得することができる場合、第一識別情報を荷物情報とし、画像が荷物情報と紐付けられていると考えてもよい。
また、所定の棚141に荷物200を搬入し、次に同一の棚141から荷物200を搬出するまでは当該棚に保管されている荷物200は同一の荷物200であるから、棚情報と荷物200の搬入、搬出を示す情報とにより荷物情報が構成される場合もある。
棚情報とは、ラック104における各棚141を区別するための情報である。例えば棚情報は、保持台114を所定の棚141に位置させるための、台車113の軌条111における位置と保持台114の高さとを示す情報等でもよい。また、各棚141に個別に附された番地などの情報でもかまわない。
また、ラック104の各棚141にバーコードなどの各棚141を識別する第二識別情報が表示されており、棚141に保管された荷物200を撮像した画像から第二識別情報を取得することができる場合、第二識別情報を棚情報とし、画像が棚情報と紐付けられていると考えてもよい。
画像情報取得部131は、搬送車112から送信される画像情報を取得する処理部である。また、画像情報取得部131は、搬送車112や他の上位コンピュータ、他の処理部から送信される画像、荷物情報、棚情報を取得し、これらを紐付けて画像情報としてもよい。
例えば、画像に荷物情報や棚情報などが含まれている場合、画像情報取得部131は、搬送車112から画像を画像情報として取得すればよい。また、荷物情報や棚情報が搬送車を管理する管理部などから取得する場合、画像情報取得部131は、荷物200を棚141に搬入する際に撮像した画像と管理部から取得した荷物情報、および、棚情報を紐付けて画像情報として取得すればよい。
異常検出部127は、同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた異なる撮像タイミングの二つの画像に存在する荷物200の像の相違に基づき荷物200の異常を検出する処理部である。
具体的に例えば異常検出部127は、所定の棚141に保管された荷物200を搬送車112により搬出する前に撮像装置110で撮像した画像を含む画像情報を画像情報取得部131から取得すると共に、同一の荷物情報、および、同一の棚情報に紐付けられた画像を画像情報記憶部124から取得し、これら二つの画像に基づき荷物200の異常を検出することができる。
この場合、荷物200を移載装置でラック104から搬送車112に移載する前に荷物200が異常か否かを判断することができ、荷物200が異常と判断された場合は移載を中止することで、移載中の荷物200の落下などを回避することが可能となる。
図4は、同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた異なる撮像タイミングの二つの画像を一つにまとめて示す図である。この図において、二点鎖線で示している部分は比較的早い時刻に撮像された荷物200の像であり、実線で示している部分は二点鎖線の像よりも遅い時刻で撮像された荷物200の像である。
異常検出部127の異常の判断方法は特に限定されるものではないが、二つの画像の類似度を数値化し、類似度が第一閾値以下の場合は異常と判断してもよい。また二つの画像をそれぞれ画像解析して荷物200のシルエットをそれぞれ抽出し、シルエットの相違に基づき荷物200の異常を検出してもよい。また、一つの棚141に複数の荷物200が積み上げられた状態で保管されている場合、異なる画像の間でそれぞれの画像に示される荷物200相互の距離が第二閾値以上に異なる場合は異常と判断してもかまわない。
なお、異常検出部127は、異常と判断した場合その旨をディスプレイ128に表示し、作業者などに報知する。
次に、搬送車システム100の他の運用方法について説明する。
搬送車システム100の通常操業時において、搬送車112は、棚141に荷物200を搬入するごとに荷物200の画像を撮像装置110により撮像する。画像情報記憶部124は、荷物200が搬出されるまでは、前記画像と荷物情報と棚情報とを紐付けて記憶する。
地震が発生すると搬送車システム100は、搬送車112が通常走行可能であることを確認したあと荷物調査モードに移行する。荷物調査モードとは、搬送車112を稼働させることにより荷物200が保管されている各棚141に保持台114を移動させて荷物200の画像を取得し、画像情報記憶部124に記憶されている画像情報とを比較して、図5に示すような荷物200のずれを検出し、ずれの大きさが第三閾値よりも大きい場合は異常と判断する。
ここで、ラック104の棚141にそれぞれ基準位置表示部材142が設けられている場合、荷物200の像と基準位置表示部材142の像との位置関係の相違に基づき荷物200ずれなどを検出してもよい。
以上によれば、地震発生後に荷物200の状態を目視で確認する場合に比べて、安全かつ高速に荷物の不具合を確認することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、搬送車システム100の他の実施形態を説明する。なお、実施の形態1で説明した機構部や機能部と同じ構造や機能を有するものは同じ符号を付し説明を省略する場合がある。
画像情報記憶部124は、画像と荷物情報と棚情報に加えて撮像時刻を紐付けて画像情報として記憶している。
ここで撮像時刻とは、画像を撮像した時刻を示す情報である。例えば、搬送車112が時計を備えている場合、搬送車112に搭載される撮像装置110が荷物200の画像を取得したタイミングで、搬送車112の時計は時刻情報を発信し、画像情報取得部131は、搬送車112から取得した画像情報と時刻情報とを紐付け、また、荷物情報と棚情報とを紐付けた画像情報を画像情報記憶部124に送信する。以上によって画像情報記憶部124は画像情報を記憶する。
撮像タイミングは、搬送車システム100の運用によって定められ、特に限定されるものではないが、例えば、荷物200を棚141に搬入した直後、および、荷物200を棚141から搬出する直前に荷物200の撮像を行い、さらに、定期的にラック104に保管されている荷物200を撮像する。例えば搬送車システム100の一日の操業終了後に搬送車112の台車113と保持台114とを移動させてラック104に保管される荷物200を撮像する場合などが定期的となる。
異常検出部127は、同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた相互に異なる撮像時刻の三以上の画像を画像情報記憶部124から取得し、取得した画像の中に存在する荷物200の像の経時変化に基づき将来的に発生する荷物200の異常を検出する。
例えば、画像解析を行って荷物200の像のシルエットの外周長や面積などに基づき荷物200の像の数値化を行い、第一時刻と第二時刻との間における荷物200の像の数値の変化量と、第二時刻と第三時刻との間における荷物200の像の数値の変化量との差分が第四閾値よりも大きい場合、異常が発生するとして異常検出部127はその旨を報知する。
以上によれば、実際に荷物200に不具合が発生する前に異常を検知することができるため、搬送車112を用いて自動的に該当する荷物200をラック104から搬出することができる。従って、荷物200に異常が発生した場合の荷物200の排除作業などを回避することができるため、搬送車システム100の作業効率を高めることが可能となる。
異常検出部127はさらに、同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた相互に異なる撮像時刻の三以上の画像を画像情報記憶部124から取得し、取得した画像に存在する荷物200の像の経時変化に基づき将来的に発生するラック104や搬送車システム100自体の異常を検出する。
例えば、画像解析を行った結果、荷物200の像の形状に変化がない場合において、荷物200の傾きや荷物200の上下方向の位置を数値化し、第一時刻と第二時刻との間における傾きの変化量や上下方向の位置ずれと、第二時刻と第三時刻との間における傾きの変化量や上下方向の位置ずれとの差分が第五閾値よりも大きい場合、地盤沈下などによりラック104や搬送車システム100に異常が発生するとして異常検出部127はその旨を報知する。
以上によれば、荷物200の異常ばかりでなく地盤沈下などによって発生するようなラック104や搬送車システム100自体の異常も予測することが可能となる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、搬送車112を天井走行車として説明したが、搬送車112はレール上を走行し保持台114をマストに沿って昇降させるスタッカクレーンや、保持台を114を昇降させる機能のない搬送車112、仮想的な経路に従って走行する搬送車112などでもかまわない。
また、ストレージ123を処理装置120とは別体として説明したが、ストレージ123は、処理装置120に備えられていてもよい。
また、ラック104や搬送車システム100自体の異常を予測する場合、複数の荷物200の像、例えばラック104の一端に保管されている荷物200の像と他端に保管されている荷物200の像などから総合的に判断してもかまわない。
本願発明は、荷物を搬送し、ラックに荷物を移載する搬送車システムに利用可能である。
100 搬送車システム
102 管理装置
104 ラック
110 撮像装置
111 軌条
112 搬送車
113 台車
114 保持台
115 吊部材
116 移載装置
119 フレーム
120 処理装置
121 固定端末
122 移動端末
123 ストレージ
124 画像情報記憶部
127 異常検出部
128 ディスプレイ
129 入力手段
131 画像情報取得部
141 棚
142 基準位置表示部材
200 荷物

Claims (5)

  1. 荷物を保管する複数の棚を備えた保管手段に対し荷物を搬送し移載する搬送車と、前記搬送車を管理する管理装置とを備えた搬送車システムであって、
    前記搬送車は、
    前記保管手段に保管された荷物を撮像する撮像装置を備え、
    前記管理装置は、
    荷物を撮像した画像と、撮像された荷物を識別する荷物情報と、撮像された荷物を保管する棚を識別する棚情報とを紐付けて記憶する画像情報記憶部と、
    同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた異なる撮像タイミングの二つの画像に存在する荷物の像の相違に基づき荷物の異常を検出する異常検出部とを備える
    搬送車システム。
  2. 前記異常検出部は、
    同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた相互に異なる撮像時刻の三以上の画像に存在する荷物の像の経時変化に基づき将来的に発生する荷物の異常を検出する
    請求項1に記載の搬送車システム。
  3. 前記異常検出部はさらに、
    同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた相互に異なる撮像時刻の三以上の画像に存在する荷物の像の経時変化に基づき将来的に発生する前記保管手段の異常を検出する
    請求項1または2に記載の搬送車システム。
  4. 前記撮像装置は、
    前記保管手段の棚にそれぞれ設けられた基準位置表示部材を荷物と共に撮像し、
    前記異常検出部は、
    同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた異なる撮像タイミングの二つの画像に存在する荷物の像と基準位置表示部材の像との位置関係の相違に基づき荷物の異常を検出する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の搬送車システム。
  5. 前記異常検出部は、
    同一荷物情報、および、同一棚情報に紐付けられた異なる撮像タイミングの二つの画像から画像解析により荷物のシルエットを抽出し、複数のシルエットの相違に基づき荷物の異常を検出する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の搬送車システム。
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