JP2016050008A - 台紙付き起立包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 陳列台上に安定的に起立できる台紙付き起立包装体を提供すること。
【解決手段】 物品1が台紙20の表面に添って保持され、台紙20の一端部が陳列台上に着座する起立底辺部22とされてなる台紙付き起立包装体10において、台紙20の少なくとも起立底辺部22が曲がり状とされてなるもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は台紙付き起立包装体に関する。
従来、起立包装体として、特許文献1に記載の如く、台紙の表面に設けた接着部に接着された筒状の熱収縮フィルムの筒内に物品を挿入し、この物品を熱収縮フィルムの加熱収縮によって台紙上に保持してなるものがある。この起立包装体は、台紙の底辺部と、物品の下端部とが、概ね同一面上に設定されて陳列第上に着座され、陳列台上に起立できるものとしている。
特開2012-096816号公報
しかしながら、従来の起立包装体には以下の問題点がある。
(1)従来の台紙は平板状をなし、その底辺部は一直線状をなしている。従って、物品の下端部が台紙の底辺部よりも上方にせり上げられていたり、薄肉の物品で物品の下端部の面積が極めて小なる包装体では、実質的に台紙の一直線状の底辺部だけが陳列台上に着座するものになって倒れ易く、陳列台上にて安定的に起立できない。
(2)従来の台紙は平板状をなし、筒状の熱収縮フィルムが接着された接着部の両側に広く展開している。従って、輸送や保管のために梱包箱に梱包された包装体は、当該梱包箱の内部で台紙を大きく広げ、台紙上に保持された物品の周辺に大きな無駄スペースを形成する。これにより、従来の起立包装体は、大きな輸送又は保管スペースを必要とし、輸送又は保管に高コストを伴う。
本発明の課題は、陳列台上に安定的に起立できる台紙付き起立包装体を提供することにある。
本発明の他の課題は、輸送又は保管スペースを減縮できる台紙付き起立包装体を提供することにある。
請求項1に係る発明は、物品が台紙の表面に添って保持され、台紙の一端部が陳列台上に着座する起立底辺部とされてなる台紙付き起立包装体において、台紙の少なくとも起立底辺部が曲がり状とされてなるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記起立底辺部が折れ曲がり状にされてなるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記起立底辺部が湾曲状にされてなるようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記起立底辺部が枠状にされてなるようにしたものである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかにに係る発明において更に、前記物品が、台紙の表面に設けた接着部に接着された筒状の熱収縮フィルムの筒内に挿入され、この熱収縮フィルムの加熱収縮によって台紙上に保持されてなり、筒状の熱収縮フィルムが台紙の起立底辺部の底辺に沿う方向において離隔する複数か所の表面に設けた複数の接着部に接着されてなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)台紙の陳列台上に着座する起立底辺部が一直線状でなく、曲がり状をなしている。物品の下端部が台紙の底辺部よりも上方にせり上げられていたり、薄肉の物品で物品の下端部の面積が極めて小なる包装体にあっても、台紙の曲がり状をなす起立底辺部が陳列台上に着座して倒れにくく、陳列台上に安定的に起立できる。
(b)起立包装体が輸送や保管のために梱包箱に梱包されるとき、物品を保持している台紙が、物品の両側で平板状をなして広く展開することなく、曲がり状をなして物品を包むようなつぼまり状をなす。これにより、台紙上に保持された物品の周辺の無駄スペースを小さくし、輸送又は保管スペースを減縮し、輸送又は保管コストを低減できる。
(請求項2〜4)
(c)起立底辺部が折れ曲がり状、湾曲状又は枠状にされることにより、起立包装体の起立安定性を確実に図ることができる。
(請求項5)
(d)筒状の熱収縮フィルムが台紙の起立底辺部の底辺に沿う方向において離隔する複数か所の表面に設けた複数の接着部に接着される。これにより、物品が挿入された熱収縮フィルムを加熱収縮したとき、台紙の起立底辺部の底辺に沿って相隣る接着部に接着されている熱収縮フィルムは、それらの相隣る接着部の間でも熱収縮する。熱収縮フィルムのこの熱収縮は、台紙の相隣る接着部が設けられていて相隣る部分を互いに引き寄せ、ひいては台紙の起立底辺部を曲がり状に変形させる。起立底辺部の上述の曲がり状の変形は、台紙に設けられる接着部を起立底辺部寄りに設けることによって、より確実化される。
(e)台紙が、起立底辺部の底辺に沿って設けられて相隣る接着部に挟まれる部分に予め折りぐせを設けられているとき、熱収縮フィルムは自然に折れ曲がり状に変形するものになる。この折りぐせが設けられていない台紙であれば、起立底辺部の上述(d)の変形は湾曲状になる。
図1は実施例1の起立包装体を示す模式斜視図である。 図2は起立包装体の端面視であり、(A)は台紙が変形する前の平板状体を示す模式端面図、(B)は台紙が変形した後の曲がり状態を示す模式端面図である。 図3は実施例1の変形例に係る起立包装体を示す模式端面図である。 図4は台紙に設けた折りぐせを示し、(A)はミシン目を設けた台紙の模式端面図、(B)はハーフカットを設けた台紙の模式端面図、(C)は筋押しを設けた台紙の模式端面図である。 図5は実施例2を示し、(A)は台紙が変形する前の平板状態を示す模式斜視図、(B)は台紙が変形した後の曲がり状態を示す模式斜視図である。 図6は実施例2の変形例に係る起立包装体を示し(A)は台紙が変形する前の平板状態を示す模式斜視図、(B)は台紙が変形した後の曲がり状態を示す模式斜視図である。 図7は実施例3の起立包装体を示し(A)は模式斜視図、(B)は模式端面図である。 図8は実施例3の変形例に係る起立包装体を示す模式斜視図である。 図9は実施例4の起立包装体を示し、(A)は模式斜視図、(B)は模式端面図である。 図10は参考例を示し、(A)は陳列段階の起立包装体を示す模式斜視図、(B)は輸送又は保管段階の起立包装体を示す模式斜視図である。
(実施例1)(図1〜図4)
図1、図2に示した起立包装体10は、例えば化粧品類や文房具類等の物品1が台紙20の表面に沿って保持され、台紙20の下端部21Dが陳列台上に着座する起立底辺部22とされる。
尚、本実施例において、台紙20の起立底辺部22と、物品1の下端部とは、概ね同一面上に設定されて陳列台上に着座されるものとしている。但し、物品1の下端部が台紙20の起立底辺部22よりも上方にせり上げられていても良い。
物品1は、台紙20の表面に設けた接着部30(本実施例では後述する接着部31、32)に接着された筒状の熱収縮フィルム40の筒内に挿入され、この熱収縮フィルム40の加熱収縮によって台紙20上に保持される。
台紙20は、板紙の他、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル(PVC)等の合成樹脂製シートを用いても良い。台紙20は、表面及び/又は裏面に商品の説明、使用方法等が表示された印刷面を備える。尚、台紙20は、上端部21Uに吊り下げ用孔を穿設していても良い。
熱収縮フィルム40は、筒周方向に熱収縮性をもつ一軸延伸フィルムであり、例えば塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を採用できる。熱収縮フィルム40は、筒中心軸に沿う上下両端を開口している。熱収縮フィルム40は、本実施例では透明フィルムからなる。
しかるに、起立包装体10は、台紙20の少なくとも起立底辺部22が折れ曲がり状にされる。本実施例では、台紙20は、起立底辺部22(下端部21D)〜上端部21Uの全長に渡る範囲を折れ曲がり状とし、台紙22の底辺に沿う板幅方向の中央部を中央平面23Aとし、中央平面23Aの両側縁部に定めた2条の折れ曲がり部23に両側平面23B、23Bを連設し、両側平面23B、23Bのそれぞれを中央平面23Aに対して一定の角度、例えば一定の鈍角を介して折れ曲がり状に斜交させている。
ここで、台紙20は、図4に示す如く、中央平面23Aの両側縁部に定めた2条の折れ曲がり部23のそれぞれに予め折りぐせ部24を付してある。図4(A)は台紙20の下端部21D〜上端部21Uの全長に渡って台紙20の板厚を貫通する貫通孔を断続的に設けたミシン目の折りぐせ部24Aを示す。図4(B)は台紙20の裏面(表面でも可)(物品1が保持される側を表面とする)の下端部21D〜上端部21Uの全長に渡って台紙20の板厚の半分程度の切込みを連続的に設けたハーフカットの折りぐせ部24Bを示す。
図4(C)は台紙20の下端部21D〜上端部21Uの全長に渡って、台紙20の裏面(又は表面)とこれに対応する表面(又は裏面)を雄型と雌型で挟圧し、台紙20の裏面(又は表面)に凹状をなし、台紙20の表面(又は裏面)に凸状をなすものとした筋押しの折りぐせ部24Cを示す。
また、熱収縮フィルム40は、台紙20の起立底辺部22の底辺に沿う方向において離隔する複数か所、本実施例では2か所の表面に設けた2個の接着部31、32に接着されている。2個の接着部31、32は、台紙20に予め付された2条の折れ曲がり部23を起立底辺部22の底辺に沿う板幅方向の外側から挟む位置に設けられる。2個の接着部31、32は、台紙20の上下方向で、台紙20の下端部21D(起立底辺部22)から物品1の全高さHの70〜100%の高さ範囲、好適には80%程度の高さ範囲に渡って設けられる。
従って、起立包装体10は以下の手順で製造される。
(1)台紙20に定めた2条の折れ曲がり部23のそれぞれに予め折りぐせ部24を付す。
(2)台紙20における表面で、2条の折れ曲がり部23を外側から挟む2か所の上下方向に沿って、ホットメルト等の2個の接着部31、32を設ける。
(3)筒状の熱収縮フィルム40を台紙20の表面に設けた2個の接着部31、32に接着する。
(4)台紙20に接着された熱収縮フィルム40の筒内に物品1を挿入する(図2(A))。
(5)熱収縮フィルム40に熱風を当てる等により加熱し、収縮させて、物品1を保持する。このとき、熱収縮フィルム40の熱収縮が、台紙20における2条の折りぐせ部24が付された折れ曲がり部23を挟んで相隣る接着部31、32が設けられていて相隣る部分を互いに引き寄せ、ひいては台紙20の起立底辺部22を折れ曲がり状に変形させる(図2(B))。これにより、起立包装体10が製造される。
尚、実施例1において、台紙20に折れ曲がり部23(折りぐせ部24)が設けられていなければ、上述(5)における台紙20の起立底辺部22は図3に示す如くの湾曲状に変形するものになる。
従って、本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)台紙20の陳列台上に着座する起立底辺部22が一直線状でなく、曲がり状をなしている。物品1の下端部が台紙20の底辺部22よりも上方にせり上げられていたり、薄肉の物品1で物品1の下端部の面積が極めて小なる包装体10にあっても、台紙20の曲がり状をなす起立底辺部22が陳列台上に着座して倒れにくく、陳列台上に安定的に起立できる。
(b)起立包装体10が輸送や保管のために梱包箱に梱包されるとき、物品1を保持している台紙20が、物品1の両側で平板状をなして広く展開することなく、曲がり状をなして物品1を包むようなつぼまり状をなす。これにより、台紙20上に保持された物品1の周辺の無駄スペースを小さくし、輸送又は保管スペースを減縮し、輸送又は保管コストを低減できる。
(c)起立底辺部22が折れ曲がり状又は湾曲状にされることにより、起立包装体10の起立安定性を確実に図ることができる。
(d)筒状の熱収縮フィルム40が台紙20の起立底辺部22の底辺に沿う方向において離隔する複数か所の表面に設けた複数の接着部31、32に接着される。これにより、物品1が挿入された熱収縮フィルム40を加熱収縮したとき、台紙20の起立底辺部22の底辺に沿って相隣る接着部31、32に接着されている熱収縮フィルム40は、それらの相隣る接着部31、32の間でも熱収縮する。熱収縮フィルム40のこの熱収縮は、台紙20の相隣る接着部31、32が設けられていて相隣る部分を互いに引き寄せ、ひいては台紙20の起立底辺部22を曲がり状に変形させる。起立底辺部22の上述の曲がり状の変形は、台紙20に設けられる接着部31、32を起立底辺部22寄りに設けることによって、より確実化される。
(e)台紙20が、起立底辺部22の底辺に沿って設けられて相隣る接着部31、32に挟まれる部分に予め折りぐせ部24を設けられているとき、熱収縮フィルム40は自然に折れ曲がり状に変形するものになる。この折りぐせ部24が設けられていない台紙20であれば、起立底辺部22の上述(d)の変形は湾曲状になる。
(実施例2)(図5、図6)
図5に示した起立包装体100は、物品1が台紙120(実施例1の台紙20の材質等と同じ)の表面に沿って保持され、台紙120の下端部121Dが陳列台上に着座する起立底辺部122とされる。
尚、本実施例において、台紙120の起立底辺部122と、物品1の下端部とは、概ね同一面上に設定されて陳列台上に着座されるものとしている。但し、物品1の下端部が、台紙120の起立底辺部122よりも上方にせり上げられていても良い。
物品1は、台紙120の表面に設けた接着部130に接着した筒状の熱収縮フィルム140(実施例1の熱収縮フィルム40の材質等と同じ)の筒内に挿入され、この熱収縮フィルム140の加熱収縮によって台紙120上に保持される。
しかるに、起立包装体100は、台紙120の少なくとも起立底辺部122が折れ曲がり状にされる。本実施例では、台紙120は、起立底辺部122(下端部121D)〜上端部121Uの全長に渡る範囲を折れ曲がり状とし、起立底辺部122の底辺に沿う板幅方向の中央部を中央平面123Aとし、中央平面123Aの両側縁部に定めた2条の折れ曲がり部123に両側平面123B、123Bを連設し、両側平面123B、123Bのそれぞれを中央平面123Aに対して一定の角度、例えば一定の直角に折り曲げている。
ここで、台紙120は、中央平面123Aの両側縁部に定めた2条の折れ曲がり部123のそれぞれに予め折りぐせ部124(実施例1の折りぐせ部24(24A〜24C)と同じ)を付してある。
起立包装体100にあっては、実施例1の起立包装体10と同様にして、加熱収縮された熱収縮フィルム140の筒内に挿入されている物品1を台紙120上に保持した後、手作業によって台紙120の2条の折れ曲がり部123(折りぐせ部124)が折り曲げ加工され、起立底辺部122が折れ曲がり状とされる。
従って、本実施例によれば、実施例1の前述(a)〜(c)と同様の作用効果を奏する。
台紙120の両側平面123B、123Bが中央平面123Aに対して直角に折り曲げられることで、包装体100の輸送や保管時に、台紙120上に保持された物品1の周辺の無駄スペースをより小さくできる。但し、包装体100の陳列時には、台紙120の曲がり状陳列姿勢は、両側平面123B、123Bを中央平面123Aに対して一定の鈍角をなす如くに変化されるものでも良い。
尚、実施例2において、物品1は、図6に示す如く、熱収縮フィルム140を介さずに、台紙120の表面に設けた接着剤130を用いて直に、台紙120の表面に保持されても良い。
(実施例3)(図7、図8)
図7に示した起立包装体200は、物品1が枠状体(又は箱状体)220の一部である枠状台紙221(実施例1の台紙20の材質等と同じ)の枠内表面に沿って保持され、枠状台紙221の下端部222Dが陳列台上に着座する起立底辺部223とされる。
枠状体220の枠状台紙221は、窓開き正面板221A、両側面板221B、221C、背面板221Dの各板を折り曲げ接続した四角筒状をなすものとし、各板221A〜221Dの同一面上に位置する各下端部からなる四角枠状の起立底辺部223を備えるものとされる。
枠状体220の枠状台紙221は、背面板221Dの上端部に吊り下げフラップ221Eを連設し、この吊り下げフラップ221Eに吊り下げ用孔を穿設している。
枠状体220の枠状台紙221は、下端部222Dを開口し、起立底辺部223の陳列台に対する着座性を良好にしている。また、枠状台紙221は、上端部222Uを開口し、台紙221の枠内に保持した物品1が正面板221Aに設けた窓部を通した前方からだけでなく、上端開口部を通した斜め上方からも良く見えるようにしている。
尚、本実施例において、枠状体220の起立底辺部223と、物品1の下端部とは、概ね同一面上に設定されて陳列台上に着座されるものとしている。但し、物品1の下端部が枠状体220の起立底辺部223よりも上方にせり上げられていても良い。
物品1は、枠状体220における枠状台紙221の背面板221Dの表面(枠内側面)に設けた接着部230に接着した筒状の熱収縮フィルム240(実施例1の熱収縮フィルム40の材質等と同じ)の筒内に挿入され、この熱収縮フィルム240の加熱収縮によって台紙221上に保持される。
しかるに、起立包装体200は、枠状台紙221の少なくとも起立底辺部223が前述の如くに四角枠状にされる。本実施例の枠状台紙221は、起立底辺部223(下端部222D)〜上端部220Uの全長に渡る範囲を四角枠状としている。
起立包装体200にあっては、四角枠状の起立底辺部223を備えた枠状台紙221を用い、枠状台紙221における背面板221Dの表面に接着した熱収縮フィルム240の筒内に物品1を挿入し、この熱収縮フィルム240の加熱収縮によって物品1を台紙221上に保持するものになる。
従って、本実施例によれば、実施例1の前述(a)、(b)と同様の作用効果を奏し、更に、枠状台紙221の起立底辺部223が四角枠状をなすことにより、起立包装体200の起立安定性を確実に図ることができる。
尚、実施例3において、枠状体220の枠状台紙221は、下端部222Dに底蓋224を設け、上端部222Uに上蓋225を設けても良い。このとき、底蓋224が起立底辺部223を構成するものになる。これにより、起立包装体200の枠状体220(枠状台紙221)の枠強度を向上し、起立包装体200の起立安定性を一層向上できる。
(実施例4)(図9)
図9に示した起立包装体300は、物品1が台紙320(実施例1の台紙20の材質等と同じ)の表面に沿って保持され、台紙320の下端部321Dが陳列台上に着座する起立底辺部322とされる。
尚、本実施例において、台紙320の起立底辺部322と、物品1の下端部とは、概ね同一面上に設定されて陳列台上に着座されるものとしている。但し、物品1の下端部が台紙320の起立底辺部322よりも上方にせり上げられていても良い。
物品1は、台紙320の起立底辺部322の底辺に沿う方向において離隔する2か所の表面に設けた2個の接着部331、332に接着した筒状の熱収縮フィルム340(実施例1の熱収縮フィルム40の材質等と同じ)の筒内に挿入され、この熱収縮フィルム340の加熱収縮によって台紙320上に保持される。
このとき、台紙320は実施例1の折れ曲がり部23(折りぐせ部24)を付されない平板状とされる。そして、2個の接着部331、332は、台紙320の上下方向で、台紙320の下端部321D(起立底辺部322)から、物品1の全高さHの30〜50%の高さ範囲、好適には40%の高さ範囲となる下端側範囲Lに限定される。
起立包装体300にあっては、台紙320の表面に接着された筒状の熱収縮フィルム340に挿入された物品1が、熱収縮フィルム340の加熱収縮によって台紙320上に保持されるとき、台紙320において相隣る接着部331、332が設けられていて相隣る部分、換言すれば台紙320の下端側範囲Lの部分には、熱収縮フィルム340の熱収縮に起因する強い引き寄せ力が作用するものになる。この結果、台紙320は熱収縮フィルム340を介して保持されている物品1の周囲で、上下方向の下端部321Dの側を強くつぼませた湾曲状の起立底辺部322とする。台紙320は、上下方向に沿う各位置の横断面における湾曲の曲率半径を、起立底辺部322の側から上端部321Uの側に向かう上向きに次第に大きくするように連続的に拡開し、上端部321Uを大曲率半径の湾曲状、又は湾曲しない平板状とする。
従って、本実施例にあっても、実施例1の前述(a)〜(c)と同様の作用効果を奏し、併せて、特異な美的外観を備えた起立包装体300を提供し得るものになる。
尚、起立包装体300の変形例として、台紙320に設けられる2個の接着部331、332を台紙320の上下方向の上端寄りとなる上端側範囲にのみ限定しても良い。このとき、起立包装体300は、台紙320の上端側範囲を強くつぼませ、上下方向に沿う各位置の横断面における湾曲の曲率半径を下向きに次第に大きくするように連続的に拡開させた外観を備えるものになる。
(参考例)(図10)
図10に示した起立包装体400は、物品1が台紙420の表面に設けた接着部430に接着された熱収縮フィルム440の筒内に挿入され、この熱収縮フィルム440の加熱収縮によって台紙420上に保持されるものになる。この起立包装体400は、台紙420の下端部421Dの起立底辺部422と、物品1の下端部とが、概ね同一面上に設定されて陳列台上に着座される。
起立包装体400は、台紙420の上端部421Uに吊り下げフラップ423を連設し、この吊り下げフラップ423に吊り下げ用孔を穿設している。
しかるに、起立包装体400にあっては、陳列段階では吊り下げフラップ423を台紙420と同一平面上に展開するものの(図10(A))、輸送又は保管段階では吊り下げフラップ423を台紙420の上端部421Uに対して物品1が保持されている前方に向けて折り曲げ、全高を低くする。これにより、輸送又は保管スペースを減縮し、輸送又は保管コストを低減できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明によれば、陳列台上に安定的に起立できる台紙付き起立包装体を提供することができる。
また、本発明によれば、輸送又は保管スペースを減縮できる台紙付き起立包装体を提供することができる。
1 物品
10、100、200、300 起立包装体
20、120、221、320 台紙
22、122、223、322 起立底辺部
30、31、32、130、230、331、332 接着部
40、140、240、340 熱収縮フィルム

Claims (5)

  1. 物品が台紙の表面に添って保持され、台紙の一端部が陳列台上に着座する起立底辺部とされてなる台紙付き起立包装体において、
    台紙の少なくとも起立底辺部が曲がり状とされてなることを特徴とする台紙付き起立包装体。
  2. 前記起立底辺部が折れ曲がり状にされてなる請求項1に記載の台紙付き起立包装体。
  3. 前記起立底辺部が湾曲状にされてなる請求項1に記載の台紙付き起立包装体。
  4. 前記起立底辺部が枠状にされてなる請求項1に記載の台紙付き起立包装体。
  5. 前記物品が、台紙の表面に設けた接着部に接着された筒状の熱収縮フィルムの筒内に挿入され、この熱収縮フィルムの加熱収縮によって台紙上に保持されてなり、
    筒状の熱収縮フィルムが台紙の起立底辺部の底辺に沿う方向において離隔する複数か所の表面に設けた複数の接着部に接着されてなる請求項1〜4のいずれかに記載の台紙付き起立包装体。
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