JP2020001751A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自立に適しており且つよりスムーズに開封することが可能な包装体を提供すること。【解決手段】 台材1と、筒状フィルム2と、台材1と筒状フィルム2とを接合する接合体3と、筒状フィルム2によって密着状態で包装された被包装物4と、を備える包装体A1であって、台材1は、被包装物4に第1方向N1から対面する第1面部11と、第1方向N1とは異なる方向である第2方向N2から対面する第2面部12と、第1面部11および第2面部12を繋ぐ台材連結部13と、を含み、接合体3は、第1面部11と筒状フィルム2とを接合する第1接合部31と、第2面部12と筒状フィルム2とを接合する第2接合部32と、を含み、筒状フィルム2は、フィルム切断予定線22を有し、フィルム切断予定線22は、第1接合部31と第2接合部32との間の領域であり且つ台材連結部13とは反対側に位置する第1フィルム領域R1に位置する部分を含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、被包装物を覆う筒状フィルムが台材に接合された包装体に関する。
商品としての被包装物が包装された包装体は、被包装物を適切に保護するとともに、店頭などでの見栄えに重きがおかれる。特許文献1には、従来の包装体の一例が開示されている。同文献に開示された包装体は、被包装物を覆う筒状フィルムと、当該筒状フィルムが接合された台材とを備えている。台材は、たとえば厚紙などからなる台紙が用いられており、筒状フィルムは、熱収縮性フィルムである。台材と筒状フィルムとは、たとえば接着剤等によって接合されている。
特開2012−121590号公報
包装体は、店頭等において自立した姿勢で陳列可能であることが求められる場合がある。特許文献1に開示された包装体では、被包装物の底面を棚板等に当接させることにより自立させる。このような場合、たとえば台材の下端と被包装物の底面とを同じ高さに設定すること等の制限が生じる。また、被包装物を使用する際には、包装体を開封する必要がある。包装体の開封においては、筒状フィルムをよりスムーズに切断することが望まれる。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、自立に適しており且つよりスムーズに開封することが可能な包装体を提供することをその課題とする。
本発明によって提供される包装体は、台材と、筒状フィルムと、前記台材と前記筒状フィルムとを接合する接合体と、前記筒状フィルムによって密着状態で包装された被包装物と、を備える包装体であって、前記台材は、前記被包装物に第1方向から対面する第1面部と、前記第1方向とは異なる方向である第2方向から対面する第2面部と、前記第1面部および前記第2面部を繋ぐ台材連結部と、を含み、前記接合体は、前記第1面部と前記筒状フィルムとを接合する第1接合部と、前記第2面部と前記筒状フィルムとを接合する第2接合部と、を含み、前記筒状フィルムは、フィルム切断予定線を有し、前記フィルム切断予定線は、前記第1接合部と前記第2接合部との間の領域であり且つ前記台材連結部とは反対側に位置する第1フィルム領域に位置する部分を含むことを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記筒状フィルムは、前記第1方向および前記第2方向のいずれに対しても直角である方向に開口する開口端を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記フィルム切断予定線は、すべてが前記第1フィルム領域に設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記フィルム切断予定線は、前記筒状フィルムのうち前記台材連結部に対面する第2フィルム領域に設けられた部分をさらに含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記筒状フィルムは、前記第1フィルム領域に設けられた切断の起点となるフィルム切断起点部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記フィルム切断予定線は、前記被包装物を前記台材連結部とは反対側から視て、前記被包装物に隠れる位置に設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記台材連結部は、屈曲部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1接合部および前記第2接合部は、互いに別体として形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1接合部および前記第2接合部は、前記接合体のうち一体として形成された部分の一部ずつである。
本発明によれば、前記台材は、前記第1方向および前記第2方向のそれぞれに直角である部分を有する構成となる。これにより、前記包装体は、前記台材1のたとえば下端を陳列棚等の上面に当接させることにより自立可能となり、前記被包装物を陳列棚等に当接させる必要がない。また、前記筒状フィルムの前記第1フィルム領域に前記切断予定線が形成されていることにより、前記台材を開く動作、すなわち前記第1面部を前記被包装物から離間させる動作を行うことにより、前記第1接合部を介して前記切断予定線を引っ張る力が作用する。これにより、前記台材を開く動作をすれば、前記筒状フィルムを切断することが可能であり、前記筒状フィルムを切断する別の動作を行うことは必須ではない。したがって、前記包装体をよりスムーズに開封することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に係る包装体を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装体を示す正面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装体の開封を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装体の第1変形例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装体の第2変形例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装体の第3変形例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装体の第4変形例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装体の第5変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装体を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装体を示す正面図である。 図11のXII−XII線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装体の開封を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装体の第1変形例を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装体の第2変形例を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装体の第3変形例を示す正面図である。 本発明の第3実施形態に係る包装体の完成前の状態を示す正面図である。 本発明の第3実施形態に係る包装体を示す正面図である。 図18のXIX−XIX線に沿う断面図である。 本発明の第4実施形態に係る包装体を示す斜視図である。 図20のXXI−XXI線に沿う断面図である。 本発明の第4実施形態に係る包装体の開封を示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単にラベルとして用いたものであり、必ずしもそれらの対象物に順列を付することを意図していない。
<第1実施形態>
図1〜図4は、本発明の第1実施形態に基づく包装体を示している。本実施形態の包装体A1は、台材1、筒状フィルム2、接合体3および被包装物4を備えている。
図1は、包装体A1を示す斜視図である。図2は、包装体A1を示す正面図である。図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。図4は、包装体A1の開封を示す斜視図である。図1、図2および図4においては、接合体3にハッチングを付している。また、x方向の一方側を「右」、他方側を「左」と称する場合がある。y方向の一方側を「正面」、他方側を「背面」と称する場合がある。z方向は、鉛直方向に相当する場合がある。
被包装物4は、筒状フィルム2によって包装されるものであり、包装体A1において台材1によって保持されるとともに、筒状フィルム2によって保護されるものである。被包装物4としては、店頭で販売される様々な商品が採用され、筒状フィルム2によって包装可能なものであればよい。被包装物4の形状や大きさは特に限定されず、柱状体、直方体、球体等の様々な形状とされる。図示された例においては、被包装物4は、円柱形状である。
台材1は、筒状フィルム2および接合体3を介して被包装物4を保持するものである。台材1としては、一般的な、厚紙、普通紙、合成紙等の所謂ノンコート紙と呼ばれる台紙や表面に樹脂層が設けられた所謂コート紙等の紙材を主とする台材、あるいは合成樹脂シート等の合成樹脂材を主とする台材を採用しうる。これらは単層シート、およびこれらの2以上のシートが積層接着された積層シートなどの各種シート材を用いることができる。本実施形態においては、台材1が厚紙からなる場合を例として説明する。
本実施形態の台材1は、第1主面部101および第2主面部102を有する。第1主面部101は、z方向に平行な平面状の部位であり、x方向およびy方向に対して傾いている。第1主面部101の形状は特に限定されず、図示された例においては略矩形状である。第2主面部102は、z方向に平行な平面状の部位であり、x方向およびy方向と第1主面部101とに対して傾いている。第2主面部102の形状は特に限定されず、図示された例においては略矩形状である。図示された例においては、第1主面部101および第2主面部102のz方向における上端および下端の位置は、略一致している。また、第1主面部101および第2主面部102のz方向寸法は、被包装物4のz方向寸法よりも大きい。また、第1主面部101と第2主面部102とがなす角度の大きさは特に限定されず、図示された例においては、略90°である。
筒状フィルム2は、所謂シュリンクフィルムと称される収縮性フィルムであり、たとえば熱収縮によって被包装物4を密着状態で包装する部材である。筒状フィルム2の大きさおよび縦横比は特に限定されない。筒状フィルム2は、筒状を呈するものであればよく、z方向両側または片側に開口を有するものでもよいし、y方向両側が閉じたものでもよい。図示された例においては、筒状フィルム2は、z方向両側に開口端21を有している。
筒状フィルム2を構成する樹脂フィルムの具体例としては、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル系、ポリスチレン系(PS)、ならびにポリ乳酸(PLA)、ポリアミド、およびエチレン酢酸ビ二ル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、ポリ塩化ビ二ル等のビ二ル系の樹脂からなるフィルムが挙げられる。また、これらの樹脂を2種以上混合した樹脂混合物を含むフィルムを用いることもできるし、2種以上のフィルムを積層した積層フィルムを用いることもできる。特に、熱収縮性であるシュリンクフィルムとしては、適切な収縮応力と高い透明性を有することから、ポリエステル系、ポリオレフィン系、およびポリスチレン系のフィルムが好ましく、ポリエステル系およびポリスチレン系フィルムが特に好ましい。また、主として周方向に収縮する一軸延伸フィルムを好ましく使用できるが、軸方向にも収縮する二軸延伸フィルムであってもよい。なお、一軸延伸フィルムとは、実質的に一軸延伸されているフィルムをいい、周方向(所謂TD方向)と軸方向(所謂MD方向)との収縮率が大きく異なるフィルムのことを意味するのであって、いずれかの方向に全く収縮しない(所謂収縮率がゼロである)フィルムのみをいうものではない。具体的には、例えば、90℃、10秒(温水処理)における周方向の熱収縮率が35〜80%、軸方向の熱収縮率が−5〜10%のフィルムが挙げられる。
筒状フィルム2の厚みとしては、特に限定されないが、8〜100μmであることが好ましく、より好ましくは10〜80μm、特に好ましくは15〜60μmである。また、筒状フィルム2としては、着色された樹脂筒状フィルム、あるいは商品名やデザイン等を表示するための印刷層が形成された樹脂フィルムを用いることができる。
本実施形態においては、筒状フィルム2は、熱収縮性一軸延伸フィルムである。筒状フィルム2の主延伸方向は、z方向に対して直角である。このような筒状フィルム2は、加熱されるとz方向に対して直角である方向に沿った熱収縮がz方向に沿った熱収縮よりも顕著に大である性質を有する。
接合体3は、台材1と筒状フィルム2とを接合している。接合体3の大きさや設けられる位置は特に限定されず、台材1と筒状フィルム2とを適切に接合可能な構成であればよい。
接合体3は、たとえば台材1および筒状フィルム2との接着強度が強く、被包装物4の荷重に耐えて、流通過程や陳列過程における長時間の接着状態を維持できる種々の接着剤(粘着剤を含む)によって構成することができる。このような接着剤の例示としては、エラストマー系接着剤、熱可塑性樹脂系接着剤、およびホットメルト接着剤等の感圧性接着剤や感熱性接着剤等が挙げられ、特に加熱塗工して後述する筒状フィルム材料2Aを台材1に張り合わせた後、常温に冷却されたときに強い接着強度を発現するホットメルト接着剤が好適であり、中でも湿気反応型ホットメルト接着剤がより好適である。なお、接着強度は、接着剤の種類だけでなく、接着剤の塗布面積や各種添加物等によっても調整することができ、被支持物の重量等に応じて適宜調整できる。また、接合体3は、接着剤に代えて、所謂両面テープによって構成してもよい。
図示された例においては、接合体3は、第1接合部31および第2接合部32を含む。第1接合部31は、第1主面部101と筒状フィルム2とを接合している。第2接合部32は、第2主面部102と筒状フィルム2とを接合している。
第1接合部31の接合により、台材1の第1主面部101は、第1方向N1から被包装物4に対面する部分を有する。当該部分を第1面部11と定義する。なお、図示された例においては、第1方向N1は、x方向およびy方向に対して傾いており、第1主面部101に対して直角である。
第2接合部32の接合により、台材1の第2主面部102は、第2方向N2から被包装物4に対面する部分を有する。当該部分を第2面部12と定義する。なお、図示された例においては、第2方向N2は、x方向およびy方向に対して傾いており、第2主面部102に対して直角である。また、第2方向N2は、第1方向N1とは異なる方向であり、本例においては、第1方向N1に対して略直角である。なお、第2方向N2が第1方向N1とは異なる方向であるとは、第1方向N1と第2方向N2とが互いに交差する方向である場合や、互いに正反対である場合を含む。
台材1のうち第1面部11と第2面部12とを繋ぐ部分を台材連結部13と定義する。図示された例においては、台材連結部13は、屈曲部131を含み、第1主面部101と第2主面部102とが連結された部位であり、図示された例においては、略直角に屈曲している。
筒状フィルム2は、フィルム切断予定線22を有する。包装体A1が陳列等されている状態においては、筒状フィルム2のうちフィルム切断予定線22を挟んだ両側部分が連結されている。包装体A1を開封する際には、筒状フィルム2は、フィルム切断予定線22に沿って容易に切断可能である。このようなフィルム切断予定線22の具体的な構成は特に限定されず、ミシン目線やハーフカット線等が例示される。図示された例においては、フィルム切断予定線22は、ミシン目線によって構成されている。
図3に示すように、筒状フィルム2のうち第1接合部31と第2接合部32との間の領域であり且つ台材連結部13とは反対側に位置する領域を第1フィルム領域R1と定義する。また、筒状フィルム2のうち第1接合部31と第2接合部32との間の領域であり且つ台材連結部13に対面する領域を第2フィルム領域R2と定義する。
フィルム切断予定線22は、第1フィルム領域R1に位置する部分を含む。図示された例においては、フィルム切断予定線22は、すべてが第1フィルム領域R1に設けられている。さらに図示された例においては、図2および図3に示すように、フィルム切断予定線22は、被包装物4をy方向における正面側(台材連結部13とは反対側)から視て、被包装物4に隠れる位置に設けられている。本例のフィルム切断予定線22は、第1接合部31と僅かな隙間を隔てて配置されている。フィルム切断予定線22と第1接合部31との隙間は、好ましくは10mm以下であり、さらに好ましくは5mm以下である。製造工程において不可避的に生じる誤差を考慮すると、当該隙間は、2mm〜5mm程度が好適である。フィルム切断予定線22の形状や長さ等は、特に限定されず、本例においては、z方向に沿って被包装物4の上端および下端に至る部分と、当該部分から2つの開口端21に至る部分とを有する。
図4は、包装体A1の開封を示している。包装体A1の開封に際しては、まず、台材1を開く動作を行う。図示された例においては、第1主面部101と第2主面部102とがなす角度が大きくなるように、第1主面部101を被包装物4から離間させている。これにより、第1面部11が、第1接合部31を介して筒状フィルム2を被包装物4から離そうとする。筒状フィルム2には、フィルム切断予定線22が形成されている。フィルム切断予定線22は、上述した第1フィルム領域R1に形成されており、図示された例においては、第1接合部31と僅かな隙間を隔てて配置されている。これにより、フィルム切断予定線22のうち第1接合部31に近い部分が切断される。第1主面部101をさらに開くことにより、筒状フィルム2がフィルム切断予定線22に沿って切断される。この結果、筒状フィルム2には、z方向の上端および下端に至る切断線220が形成される。これにより、筒状フィルム2から被包装物4を取り出すことが可能となり、包装体A1の開封が完了する。
次に、包装体A1の作用について説明する。
本実施形態によれば、台材1は、第1面部11および第2面部12を有する。第1面部11は第1方向N1から被包装物4に対面しており、第2面部12は、第1方向N1とは異なる方向である第2方向N2から被包装物4に対面している。このため、台材1は、第1方向N1および第2方向N2にそれぞれ直角である部分、たとえば第1主面部101と第2主面部102とを有する構成となる。これにより、包装体A1は、台材1のz方向下端を陳列棚等の上面に当接させることにより自立可能となり、被包装物4を陳列棚等に当接させる必要がない。
また、図3に示す筒状フィルム2の第1フィルム領域R1にフィルム切断予定線22が形成されていることにより、台材1を開く動作、すなわち第1面部11を被包装物4から離間させる動作を行うことにより、第1接合部31を介してフィルム切断予定線22を引っ張る力が作用する。これにより、台材1を開く動作をすれば、筒状フィルム2を切断することが可能であり、筒状フィルム2を切断する別の動作を行うことは必須ではない。したがって、包装体A1をよりスムーズに開封することができる。
筒状フィルム2が、z方向上端および下端に開口端21を有する。これにより、フィルム切断予定線22に沿った切断が開口端21に到達すると、筒状フィルム2を周方向において分断することが可能である。これは、被包装物4のスムーズな取り出しに有利である。
本実施形態のフィルム切断予定線22は、その全てが第1フィルム領域R1に形成されている。このため、台材1を開く動作を開始すると、フィルム切断予定線22に沿った切断が即座に進行する。したがって、被包装物4をより素早く取り出すことができる。
図示された例においては、フィルム切断予定線22は、包装体A1(被包装物4)をy方向正面から視たときに、被包装物4に隠れる位置に設けられている。これにより、包装体A1が店頭等において陳列されている際に、フィルム切断予定線22が包装体A1の外観に明瞭に現れることを回避することが可能である。これは、包装体A1の美観を高めるのに好ましい。
図5〜図22は、本発明の変形例および他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
<第1実施形態 第1変形例>
図5は、包装体A1の第1変形例を示す断面図である。本例の包装体A11は、台材1の構成が上述した包装体A1と異なっている。本例の台材1は、第1主面部101、第2主面部102および第3主面部103を有する。
第3主面部103は、第2主面部102に対して第1主面部101とは反対側に繋がっている。第2主面部102と第3主面部103とは、屈曲部132を介して繋がっている。第2主面部102と第3主面部103とがなす角度は特に限定されず、たとえば90°程度である。
本例から理解されるように、台材1は、第1面部11および第2面部12を有する部分、言い換えると第1面部11および第2面部12から連続して平坦に繋がる部分以外に、第3主面部103に例示される部分を有していてもよい。また、包装体A11によれば、互いに異なる方向に延びる第1主面部101、第2主面部102および第3主面部103の下端によって、包装体A11をより安定して自立させることができる。
<第1実施形態 第2変形例>
図6は、包装体A1の第2変形例を示している。本変形例の包装体A12においては、台材1が第1主面部101、第2主面部102および第3主面部103を有する。第1主面部101は、第1面部11を含む部分である。第2主面部102は、第2面部12を含む部分である。第3主面部103は、第1主面部101と第2主面部102との間に介在している。第3主面部103と第1主面部101との間、および第3主面部103と第2主面部102との間には、それぞれ屈曲部131が介在している。本例においては、台材連結部13は、z方向視において台形の上庭と2つの斜辺とに相当する形状である。
第1方向N1および第2方向N2がy方向等となす角度は特に限定されず、図示された例においては、第1方向N1および第2方向N2がy方向となす角度が。それぞれ60°程度である。また、第1方向N1と第2方向N2とがなす角度は120°程度である。
本例から理解されるように、互いに異なる方向である第1方向N1および第2方向N2から被包装物4に対面する第1面部11および第2面部12を有する台材1の具体的構造は特に限定されない。台材1は、様々な構造とされうる。また、包装体A11によれば、台材1が2つの屈曲部131を有している。これにより、台材1の剛性を高めることが可能であり、陳列時等に台材1が不当に変形してしまうこと等を抑制することができる。
<第1実施形態 第3変形例>
図7は、包装体A1の第3変形例を示している。本変形例の包装体A13においては、包装体A12と同様に、台材1が第1主面部101、第2主面部102および第3主面部103を有する。本例においては、第1主面部101と第2主面部102とが略平行である、互いに正対している。このため、第1方向N1と第2方向N2とが、互いに平行な関係であって、互いに反対側を向く関係となっている。
本例から理解されるように、第1方向N1と第2方向N2とが互いに異なる方向であるとは、互いに交差する方向のほか、互いに平行であって互いに反対側を向く方向を含むものである。また、包装体A12によれば、台材1のx方向寸法を縮小することが可能であり、一定のスペースにより多くの包装体A12を陳列することができる。
<第1実施形態 第4変形例>
図8は、包装体A1の第4変形例を示している。本例の包装体A14は、接合体3の構成が上述した例と異なっている。本例においては、接合体3は、第1接合部31および第2接合部32と、接合体連結部38とを有する。接合体連結部38は、第1接合部31および第2接合部32を繋ぐ部分である。これにより、接合体3は、全体として一体の部位として形成されている。第1接合部31は、第1面部11と筒状フィルム2とを接合しており、第2接合部32は、第2面部12と筒状フィルム2とを接合している。接合体連結部38は、台材1に接着しているものの、筒状フィルム2からは離間している。
本例から理解されるように、接合体3は、第1面部11および筒状フィルム2を接合する部分である第1接合部31と、第2面部12および筒状フィルム2を接合する部分である第2接合部32と、を有する構成であればよく、第1接合部31と第2接合部32とが互いに別体であってもよいし、本例における接合体連結部38を有する構成のように一体的に形成されていてもよい。さらに、接合体3は、第1接合部31および第2接合部32から離間した別の部位を有するものであってもよい。
<第1実施形態 第5変形例>
図9は、包装体A1の第5変形例を示している。本例の包装体A15は、包装体A14と同様に、接合体3が一体的に形成されている。また、台材1は、第1主面部101、第2主面部102および第3主面部103を有しており、第3主面部103が被包装物4に沿って湾曲した形状である。第3接合部33は、筒状フィルム2と第3主面部103とを接合している。
本例においても、台材1(第1主面部101)のうち第1面部11とされた部分は、第1方向N1から被包装物4に対面しており、第1接合部31によって筒状フィルム2に接合されている。また、台材1(第2主面部102)のうち第2面部12とされた部分は、第2方向N2から被包装物4に対面しており、第2接合部32によって筒状フィルム2に接合されている。したがって、接合体3の全体が台材1と筒状フィルム2とに接合された構成であっても、台材1のうち互いに異なる方向である第1方向N1および第2方向N2から被包装物4に対面する部分が、それぞれ接合体3によって筒状フィルム2に接合されていれば、接合体3が第1接合部31および第2接合部32を有するものであると定義される。また、接合体3の全体が筒状フィルム2に接合されていることにより、被包装物4を台材1によってより安定して保持することができる。
<第2実施形態>
図10〜図13は、本発明の第2実施形態に係る包装体を示している。本実施形態の包装体A2は、主に、筒状フィルム2および接合体3の構成が、上述した実施形態と異なる。
図10は、包装体A2を示す斜視図である。図11は、包装体A2を示す正面図である。図12は、図11のXII−XII線に沿う断面図である。図13は、包装体A2の開封を示す斜視図である。
本実施形態の接合体3は、第1接合部31および第2接合部32を有する。第1接合部31のz方向における大きさは、第2接合部32のz方向における大きさよりも小さい。また、図示された例においては、第1接合部31は、第1主面部101のz方向における略中央に配置されている。
本実施形態の筒状フィルム2は、フィルム切断予定線22およびフィルム切断起点部23を有する。フィルム切断起点部23は、筒状フィルム2に力が加えられた際に、切断の起点となるように形成された部位である。フィルム切断起点部23の具体的構成は特に限定されず、たとえば短い切断線や、フィルム切断予定線22を構成するミシン目線よりも切断箇所の割合が大きいミシン目線等が挙げられる。図12に示すように、フィルム切断起点部23は、第1フィルム領域R1に形成されており、図示された例においては、第1接合部31に対して僅かな隙間を隔てて配置されている。
本実施形態のフィルム切断予定線22は、フィルム切断起点部23に繋がっている。図示された例においては、フィルム切断起点部23のz方向両端に2本のフィルム切断予定線22が繋がっている。各フィルム切断予定線22は、第1フィルム領域R1から第2フィルム領域R2にかけて形成されており、フィルム切断起点部23から離間するほど筒状フィルム2のz方向端部(開口端21)に近づくように傾斜している。図示された例においては、フィルム切断予定線22は、z方向視において第1接合部31および第2接合部32に重なる長さに形成されている。また、2本のフィルム切断予定線22は、z方向において第2接合部32を挟んだ位置関係となっている。
図13は、包装体A2の開封を示している。包装体A2の開封に際しては、まず、台材1を開くと、第1主面部101が被包装物4から離間する。これにより、フィルム切断起点部23を起点として筒状フィルム2の切断が開始する。この切断は、2本のフィルム切断予定線22に沿って進行する。2本のフィルム切断予定線22は、第1フィルム領域R1から第2フィルム領域R2にわたって形成されている。このため、台材1を開く動作を継続することにより、2本のフィルム切断予定線22に沿って筒状フィルム2が徐々に切断される。たとえば、第1主面部101と第2主面部102とが180°以上の角度をなす状態に台材1を開くと、2本のフィルム切断予定線22に沿った筒状フィルム2の切断が完了する。これにより、被包装物4を取り出すことができる。
本実施形態によれば、包装体A1について述べた効果のほかに、以下の効果を奏する。筒状フィルム2がフィルム切断起点部23を有することにより、筒状フィルム2の切断をよりスムーズに開始することができる。なお、包装体A1においてフィルム切断予定線22が設けられている箇所のいずれかの部位に、フィルム切断起点部23を設けてもよい。また、フィルム切断予定線22は、z方向に対して傾いており、フィルム切断起点部23から離間するほど筒状フィルム2のz方向端部(開口端21)に近づく形状である。これにより、台材1を開く動作に合わせて、筒状フィルム2が徐々に切断されることとなり、筒状フィルム2が意図しない方向に突然切断されてしまうことを抑制することができる。
<第2実施形態 第1変形例>
図14は、包装体A2の第1変形例を示す正面図である。本変形例の包装体A21においては、筒状フィルム2が、フィルム切断起点部23と1本のフィルム切断予定線22とを有している。第1接合部31は、被包装物4のz方向中心に対してz方向下方に偏った位置に設けられている。フィルム切断起点部23は、第1接合部31と同様に、z方向下方に偏った位置に設けられている。フィルム切断予定線22は、フィルム切断起点部23のz方向上端に繋がっており、フィルム切断起点部23から離間するほどz方向上側の開口端21に近づくように傾いている。
本例によっても、筒状フィルム2を徐々に切断することが可能であり、筒状フィルム2が意図しない方向に突然切断されてしまうことを抑制することができる。また、本例から理解されるように、第1接合部31やフィルム切断起点部23が設けられる場所や、フィルム切断予定線22の位置および形状等は、適宜変更可能である。
<第2実施形態 第2変形例>
図15は、包装体A2の第2変形例を示す正面図である。本変形例の包装体A22においては、筒状フィルム2が、フィルム切断起点部23および2本のフィルム切断予定線22を有している。第1接合部31は、z方向略中央に配置されている。フィルム切断予定線22は、第1フィルム領域R1から第2フィルム領域R2にかけて形成されており、屈曲した形状である。すなわち、フィルム切断予定線22は、フィルム切断起点部23のz方向端部からy方向視においてx方向に沿って延びる部分と、z方向に沿って延びる部分と、再びx方向に沿って延びる部分とを有している。上述した包装体A2と同様に、フィルム切断予定線22は、z方向視において第1接合部31および第2接合部32に重なる長さに形成されている。また、2本のフィルム切断予定線22は、z方向において第2接合部32を挟んだ位置関係となっている。
本例によっても、筒状フィルム2を徐々に切断することが可能であり、筒状フィルム2が意図しない方向に突然切断されてしまうことを抑制することができる。また、本例から理解されるように、フィルム切断予定線22の形状等は何ら限定されず、筒状フィルム2を所望の形状に切断しうる形状等であればよい。
<第2実施形態 第3変形例>
図16は、包装体A2の第3変形例を示す正面図である。本例の包装体A23は、台材1の構成が上述した例と異なっている。筒状フィルム2および接合体3の構成は、包装体A2の筒状フィルム2および接合体3の構成と同様であるが、これに限定されない。
本例の台材1は、台材切断予定線14および台材切断起点部15を有している。台材1は、台材切断予定線14に沿って容易に切断可能である。このような台材切断予定線14の具体的な構成は特に限定されず、ミシン目線やハーフカット線等が例示される。図示された例においては、台材切断予定線14は、ミシン目線によって構成されている。台材切断起点部15は、台材1の切断の起点となる部位である。台材切断起点部15の具体的構成は特に限定されず、たとえば短い切断線や、台材切断予定線14を構成するミシン目線よりも切断箇所の割合が大きいミシン目線等が挙げられる。
台材切断起点部15は、y方向視において第1接合部31に対して第2接合部32とは反対側のx方向左側に配置されている。図示された例においては、台材切断起点部15は、z方向において第1主面部101の略中央に配置されており、x方向左方に膨出する曲線形状である。図示された例においては、台材1は、2本の台材切断予定線14を有している。2本の台材切断予定線14は、フィルム切断起点部23のz方向両端に繋がっている。各台材切断予定線14は、台材切断起点部15からz方向において台材1の端部に向かって延びる部分と、y方向視においてx方向に沿って延びる部分とを有する。2本の台材切断予定線14のうちx方向に沿って延びる部分は、y方向視において被包装物4と重なっている。また、2本の台材切断予定線14は、z方向において第2接合部32を挟んだ位置関係となっている。
包装体A23を開封する際には、第1主面部101の全体を開く動作に変えて、台材1のうち台材切断起点部15に区画された部分を、y方向背面側に引っ張る。これにより、台材切断起点部15を起点として台材1の切断が開始し、台材切断予定線14に沿って台材1が切断される。また、これに伴い、フィルム切断起点部23を起点とした筒状フィルム2の切断が開始し、フィルム切断予定線22に沿って筒状フィルム2が切断される。この後は、台材切断予定線14に沿った台材1の切断と、これに伴うフィルム切断予定線22に沿った筒状フィルム2の切断を行うことにより、被包装物4を取り出すことができる。
本例から理解されるように、台材1は、開封に際してその一部が切断される構成であってもよい。また、図示された例においては、2本の台材切断予定線14がy方向視において被包装物4と重なっている。このため、台材切断予定線14に沿って台材1を切断すると、台材1には、被包装物4からy方向背面側に離間する部分(z方向中央部分)と、被包装物4の近傍に残留する部分(z方向両側部分)とが生じる。これにより、開封において台材1のz方向中央部分および筒状フィルム2をy方向背面側に被包装物4から離間させる際に、台材1のz方向両側部分によって被包装物4がy方向背面側に移動してしまうことを阻止することが可能である。これは、包装体A23を安定して開封するのに好ましい。
<第3実施形態>
図17〜図19は、本発明の第3実施形態に係る包装体を示している。図17は、本実施形態の包装体A3を示す展開正面図である。図18は、包装体A3を示す正面図である。図19は、図18のXIX−XIX線に沿う断面図である。
本実施形態の台材1は、第1主面部101、第2主面部102および延出部106を有する。図17に示す延出部106が展開された状態において、延出部106は、第2主面部102からx方向右方に延出している。延出部106のz方向における大きさは、第1主面部101および第2主面部102よりも小さく、被包装物4よりも小さい。図示された例においては、延出部106は、x方向を長手方向とする帯状である。
本実施形態の接合体3は、第1接合部31、第2接合部32および第3接合部33を有する。第1接合部31は、第1主面部101の一部と筒状フィルム2とを接合している。第2接合部32は、延出部106の先端付近に設けられており、第1接合部31よりもz方向における大きさが小さい。第3接合部33は、第1接合部31および第2接合部32から離間した部位であり、第2主面部102の一部と筒状フィルム2とを接合している。図18および図19に示すように、延出部106は、先端が被包装物4に対してy方向正面側に位置するように湾曲させられる。そして、第2接合部32によって、延出部106の先端部分と筒状フィルム2とが接合されている。図19に示すように、本実施形態においては、台材1の台材連結部13は、第1主面部101の一部、第2主面部102の一部および延出部106の一部によって構成される。
本実施形態においては、図19に示すように、第1フィルム領域R1は、第1接合部31および第2接合部32の間であって台材連結部13とは反対側に位置する相対的に狭い領域であり、第2フィルム領域R2は、台材連結部13に対面する相対的に広い領域となっている。筒状フィルム2は、フィルム切断起点部23およびフィルム切断予定線22を有する。本実施形態においては、フィルム切断起点部23は、筒状フィルム2のうち第1フィルム領域R1であって被包装物4をy方向正面側において覆う部分に設けられている。フィルム切断起点部23は、第2接合部32に対して僅かな隙間を隔てて配置されている。2本のフィルム切断予定線22は、フィルム切断起点部23のz方向両端に繋がっており、被包装物4のy方向正面側において第1フィルム領域R1から第2フィルム領域R2にかけて形成されている。
包装体A3の開封に際しては、延出部106の先端を被包装物4からy方向正面側に離間させるようにして、台材1を開く。これにより、フィルム切断起点部23を起点とした筒状フィルム2の切断が開始され、2本のフィルム切断予定線22に沿って筒状フィルム2の切断が進行する。さらに、延出部106を被包装物4から離間させると、フィルム切断予定線22に沿った筒状フィルム2の切断が完了し、被包装物4を取り出すことができる。
本実施形態によれば、台材1が被包装物4よりもz方向における大きさが小さい延出部106を被包装物4から離間させることにより、開封することが可能である。このため、より小さい力で開封することができる。また、包装体A3においては、第1主面部101および第2主面部102によって包装体A3を自立させることが可能であり、延出部106は自立には寄与していない。このため、包装体A3を自立した姿勢で、包装体A3を開封することができる。また、延出部106は、包装体A3のy方向正面側に現れる部位である。このような延出部106に、たとえば商品名称や商品の特徴を示すロゴ等を印刷等によって付してもよい。これにより、店頭等において購買者の注意を惹くことができる。
<第4実施形態>
図20および図21は、本発明の第4実施形態に係る包装体を示している。図20は、本実施形態の包装体A4を示す斜視図である。図21は、図20のXXI−XXI線に沿う断面図である。図22は、包装体A4の開封を示す斜視図である。
本実施形態の台材1は、第1主面部101、第2主面部102、第3主面部103、第4主面部104および第5主面部105を有する。第1主面部101は、y方向に対して略直角である。第2主面部102は、z方向に対して略直角であり、第1主面部101のz方向下端に繋がっている。第3主面部103は、y方向に対して略直角であり、第2主面部102のy方向正面側端に繋がっている。第4主面部104は、y方向に対して略直角であり、第1主面部101のy方向下端と第2主面部102のy方向背面側端に繋がっている。第5主面部105は、z方向に対して略直角であり、第3主面部103および第4主面部104のz方向下端に繋がっている。第2主面部102、第3主面部103、第4主面部104および第5主面部105は、x方向視において矩形状をなしている。
図示された例においては、被包装物4は、円柱形状であり、x方向が軸方向と略一致する姿勢とされている。筒状フィルム2は、x方向両端に2つの開口端21が位置している。第1接合部31は、第1主面部101の一部である第1面部11と筒状フィルム2とを接合している。図示された例においては、第1接合部31は、x方向に長く延びる帯状である。第2接合部32は、第2主面部102の一部である第2面部12と筒状フィルム2とを接合している。
図20および図21に示すように、図示された例においては、筒状フィルム2は、フィルム切断予定線22を有する。なお、筒状フィルム2は、上述したフィルム切断起点部23を有する等、異なる構成であってもよい。フィルム切断予定線22は、第1フィルム領域R1に形成された部分を有しており、図示された例においては、すべてが第1フィルム領域R1に形成されている。より具体的には、フィルム切断予定線22は、第2接合部32に対してy方向正面側に位置しており、第2接合部32と僅かな隙間を隔てて配置されている。
図22に示すように、包装体A4の開封においては、第2主面部102、第3主面部103、第4主面部104および第5主面部105によって形成された矩形状を、扁平な平行四辺形に変化させるように、台材1を変形させる。これにより、第1主面部101と第2主面部102とがなす角度が90程度から180程度に広げられる。これにより、筒状フィルム2は、フィルム切断予定線22に沿って切断され、被包装物4を取り出すことができる。
包装体A4によれば、図20に示すように、第5主面部105を底面として陳列棚等の上面に当接させることによって、包装体A4を自立させることが可能である。この場合、筒状フィルム2の2つの開口端21は、x方向両側に位置する状態である。一方、第1主面部101、第2主面部102、第3主面部103、第4主面部104および第5主面部105の一端をz方向下方に位置させることによっても、包装体A4を自立させることが可能である。したがって、包装体A4によれば、より多彩な陳列形態を実現することができる。
包装体A4の開封においては、図22に示すように、第2主面部102、第3主面部103、第4主面部104および第5主面部105によって形成された矩形箱状を呈する部分を扁平に変形させることにより、筒状フィルム2の切断を行うことができる。
たとえば、図20に示す陳列姿勢において、第3主面部103の外面に商品名称や商品の特徴を示すロゴ等を印刷等によって付してもよい。これにより、店頭等において購買者の注意を惹くことができる。
本発明に係る包装体は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る包装体の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1,A11,A12,A14,A15,A2,A21,A22,A23,A3,A4 :包装体
1 :台材
2 :筒状フィルム
2A :筒状フィルム材料
3 :接合体
4 :被包装物
11 :第1面部
12 :第2面部
13 :台材連結部
14 :台材切断予定線
15 :台材切断起点部
21 :開口端
22 :フィルム切断予定線
23 :フィルム切断起点部
31 :第1接合部
32 :第2接合部
33 :第3接合部
38 :接合体連結部
101 :第1主面部
102 :第2主面部
103 :第3主面部
104 :第4主面部
105 :第5主面部
106 :延出部
131,132:屈曲部
220 :切断線
N1 :第1方向
N2 :第2方向
R1 :第1フィルム領域
R2 :第2フィルム領域

Claims (9)

  1. 台材と、
    筒状フィルムと、
    前記台材と前記筒状フィルムとを接合する接合体と、
    前記筒状フィルムによって密着状態で包装された被包装物と、を備える包装体であって、
    前記台材は、前記被包装物に第1方向から対面する第1面部と、前記第1方向とは異なる方向である第2方向から対面する第2面部と、前記第1面部および前記第2面部を繋ぐ台材連結部と、を含み、
    前記接合体は、前記第1面部と前記筒状フィルムとを接合する第1接合部と、前記第2面部と前記筒状フィルムとを接合する第2接合部と、を含み、
    前記筒状フィルムは、フィルム切断予定線を有し、
    前記フィルム切断予定線は、前記第1接合部と前記第2接合部との間の領域であり且つ前記台材連結部とは反対側に位置する第1フィルム領域に位置する部分を含むことを特徴とする、包装体。
  2. 前記筒状フィルムは、前記第1方向および前記第2方向のいずれに対しても直角である方向に開口する開口端を有する、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記フィルム切断予定線は、すべてが前記第1フィルム領域に設けられている、請求項1または2に記載の包装体。
  4. 前記フィルム切断予定線は、前記筒状フィルムのうち前記台材連結部に対面する第2フィルム領域に設けられた部分をさらに含む、請求項1または2に記載の包装体。
  5. 前記筒状フィルムは、前記第1フィルム領域に設けられた切断の起点となるフィルム切断起点部を有する、請求項1ないし4のいずれかに記載の包装体。
  6. 前記フィルム切断予定線は、前記被包装物を前記台材連結部とは反対側から視て、前記被包装物に隠れる位置に設けられている、請求項1ないし5のいずれかに記載の包装体。
  7. 前記台材連結部は、屈曲部を含む、請求項1ないし6のいずれかに記載の包装体。
  8. 前記第1接合部および前記第2接合部は、互いに別体として形成されている、請求項1ないし7のいずれかに記載の包装体。
  9. 前記第1接合部および前記第2接合部は、前記接合体のうち一体として形成された部分の一部ずつである、請求項1ないし7のいずれかに記載の包装体。
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