JP2016048812A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】
従来、コピージョブを実行する時の印刷部数の設定に応じて、原稿の画像を読み取って生成された画像データを圧縮するか、原稿の画像を読み取って生成された画像データを圧縮しないかを切り替えることができない。
【解決手段】
コピージョブの実行時に、原稿の画像を読み取って生成される画像データを記憶するために、設定された印刷部数が1部であるかに応じて、当該画像データを圧縮するための圧縮率を切り替えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、シートに画像を印刷する画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体に関するものである。
従来、原稿の画像の読み取り方法には、流し読み方式と光学系移動方式の2つの方式がある。ここで、流し読み方式では、原稿トレイ上に原稿を載置し、自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)によって原稿を搬送させながら、固定された光学系の位置で原稿の画像を読み取る。
一方、光学系移動方式では、プラテンガラス(原稿台)上に原稿を載置し、光学系を移動させながら、原稿位置が固定された原稿の画像を読み取る。
また、光学系移動方式で原稿の画像を読み取る場合に、1ページ目の原稿を読み取って生成される画像データに基づいてシートに出力するまでの時間(First Copy Out Time:FCOTと呼ぶ)を短縮する技術が知られている。
そこで、拡大・縮小等のコピー設定情報に基づいて、スキャナのプロセス速度、及び、プリントのプロセス速度を算出する。また、スキャナのプロセス速度がプリンタのプロセス速度より速い場合の印刷開始タイミング、及び、スキャナのプロセス速度がプリンタのプロセス速度より遅い場合の印刷開始タイミングをそれぞれ算出する。そして、スキャナのプロセス速度とプリンタのプロセス速度に応じて、印刷開始タイミングを制御する技術が知られている(特許文献1参照)。
また、画像処理装置と印刷制御装置間の転送レート、印刷ジョブの対象となる画像のサイズ、エンジンの処理速度に基づいて、帳合処理がある場合の圧縮率、及び、帳合処理がない場合の圧縮率をそれぞれ算出する。そして、印刷ジョブの出力形式(帳合処理の有無)に応じて、原稿の画像を読み取って生成された画像データの圧縮率を制御する技術が知られている(特許文献2参照)。
特開2002−314763号公報 特開2004−287519号公報
上述したスキャナ機能とプリント機能とを備える画像形成装置において、設定されるコピーの部数が1部である場合は、原稿の画像を読み取って生成される画像データを圧縮しなくてもFCOTを短縮することができる。
一方、コピーの部数が複数部である場合は、原稿の画像を読み取って生成される画像データを圧縮することで、画像データを記憶部に読み書きする時間を短縮することができる。
しかしながら、コピージョブを実行する時の印刷部数の設定に応じて、原稿の画像を読み取って生成された画像データを圧縮するか、原稿の画像を読み取って生成された画像データを圧縮しないかを切り替えることができない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。原稿の画像を読み取って生成される画像データを記憶するために、設定された印刷部数が1部であるかに応じて、当該画像データを圧縮するための圧縮率を切り替えることができる装置や方法等を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、前記読取手段によって生成された画像データに基づいてシートに画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段によって印刷する部数を設定する設定手段と、前記読取手段によって生成される画像データに対して第1の圧縮率又は前記第1の圧縮率よりも圧縮率が高い第2の圧縮率で圧縮処理を行う画像処理手段と、前記設定手段によって設定された部数が1部である場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理手段によって前記第1の圧縮率で圧縮処理を行い、前記設定手段によって設定された部数が1部でない場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理手段によって前記第2の圧縮率で圧縮処理を行うよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、前記読取手段によって生成された画像データに基づいてシートに画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段によって印刷する部数を設定する設定手段と、前記読取手段によって生成される画像データに対して圧縮処理を行う画像処理手段と、前記設定手段によって設定された部数が1部である場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理手段によって圧縮処理を行わず、前記設定手段によって設定された部数が1部でない場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理手段によって圧縮処理を行うよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、原稿の画像を読み取って生成される画像データを記憶するために、設定された印刷部数が1部であるかに応じて、当該画像データを圧縮するための圧縮率を切り替えることで、ジョブの処理効率を向上することができる。
本実施形態に係るMFPの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るスキャナ部の構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 第1のコピー処理の処理順を説明するための図である。 第1の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 スキャン処理とプリント処理のタイミングを示すチャートの一例である。 第2のコピー処理の処理順を説明するための図である。 第1の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 スキャン処理とプリント処理のタイミングを示すチャートの一例である。 第2の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 第3のコピー処理の処理順を説明するための図である。 第2の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 スキャン処理とプリント処理のタイミングを示すチャートの一例である。 第3の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 第4の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本発明における画像形成装置として用いられるMFP100の構成を説明するブロック図である。
図1において、制御部110は、画像入力デバイスであるスキャナ部130や画像出力デバイスであるプリンタ部140と接続されており、画像情報の入出力を制御する。また、一方で、制御部110は、LANに接続され、これを経由してPC等の外部装置(情報処理装置)から印刷ジョブの受信などの処理を行う。
CPU111は、MFP100の動作を制御するものである。RAM112に格納されたプログラムに基づいて動作する。ROM113は、ブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。
HDD114は、システムソフトウェア、画像データ、MFP100の動作を制御するためのプログラム等が格納されている。HDD114に格納されたプログラムがRAM112にロードされ、CPU111はこれに基づいてMFP100の動作を制御する。なお、HDD114は、コピージョブが設定された場合、スキャナ部130で読み取られる画像データに対して画像処理部118で圧縮された圧縮画像データを複数ページ分一時的に記憶することが可能に構成されている。
ネットワークI/F115は、LANに接続されて、ネットワーク経由で各種情報の入出力を司る。デバイスI/F116は、画像入出力デバイスであるスキャナ部130やプリンタ部140と制御部110とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
操作部I/F117は、操作部150と制御部110を接続するインタフェースであり、操作部150に表示するための画像データを操作部150に出力する。また、操作部I/F117は、ユーザによって操作部150から入力された情報をCPU111に伝達する。
画像処理部118は、LAN経由で受信した印刷データに対して画像処理を行うほか、デバイスI/F116から入出力される画像データに対して画像処理を行う。画像メモリ119は、画像処理部118によって処理される画像データを一時的に展開し、展開された画像データを書き込むためのメモリである。
図2は、図1に示したスキャナ部130の詳細な構成を示す断面図である。
図2おいて、原稿積載手段としての原稿トレイ205を有し、原稿トレイ205の面上に原稿を積載する。原稿搬送装置200の原稿給紙部では、繰り出し手段として繰り出しローラ(不図示)と原稿トレイ205上に積載された原稿束を分離ユニット203へ引き込み、原稿束の最上紙を一枚ずつ分離し、搬送ローラ204、205へと搬送する。
レジストローラ206は、原稿先端の到着時には停止しており、搬送ローラ204、205による搬送でループを形成して斜行補正をした後に、原稿読取り部へ搬送する。原稿搬送装置200の原稿読取り部では、前述の原稿給紙部より搬送された原稿をレジストローラ206と読取りベルト208によって、位置R1へ所定の速度で搬送していく。
原稿の先端が読取位置R1に到達すると、読取位置R1で固定した光学ユニット222で露光動作が行われて、原稿を搬送しながら読取り動作を行うことができる。以降、この読取り方法を流し読みモードと呼ぶ。
一方、原稿の後端が読取位置R1に到達したときに、原稿を停止させ、光学ユニット222で露光しながら走査させることによって、光学ユニット222を移動しながら読取り動作を行うことができる。以降、この読取り方法を光学系移動モードと呼ぶ。
原稿の読取りが終了すると、読取りベルト208で原稿排紙部へ搬送される。原稿排紙部では、排紙ローラ209により原稿を排紙トレイ210へ排出する。
図2において、S1〜S6、VR1は各種センサであり、これらは原稿搬送装置200内に配置されている。原稿トレイ205上には長さを検知するラージサイズ検知センサS1、スモールサイズ検知センサS2および、原稿幅ガイド207内に設けた幅検知ボリュームVR1および幅検知センサS3が配置されている。
原稿搬送装置200にはさらに、原稿の先端及び後端を検知することにより分離給送の原稿を検知すると同時に原稿長さを計測するサイズセンサS4、原稿の先端を検知して読取信号を知らせるリードセンサS5、排紙センサS6が配置されている。また、原稿搬送装置200には、原稿トレイ205上に原稿がセットされているかを判別する原稿セットセンサS7も設けてある。
イメージリーダ220内には、原稿搬送装置200の開閉角度を検知する開閉検知センサS8、S9が配置されている。原稿台ガラス221上にユーザによって原稿が置かれた場合に、イメージリーダ220は、開閉検知センサS8、S9と、サイズセンサ(不図示)および露光動作によって、原稿台ガラス221上に置かれた原稿のサイズを特定する。
ユーザによって原稿が原稿台ガラス221上に置かれた場合には、光学系移動モードと同様に、光学ユニット222で露光しながら走査させることによって、光学ユニット222を移動しながら原稿の画像の読取りを行う(光学系移動方式と呼ぶ)。
図3は、第1実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示したMFP100におけるコピージョブ実行時の処理例である。なお、各ステップは、CPU111がHDD114に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。より具体的には、この処理はHDD114に格納されたプログラムがRAM112に展開され、CPU111によって実行されるものである。 まず、S301において、CPU111は、操作部150において、ユーザからのコピー指示を待機する。S301において、CPU111は、ユーザによりコピー指示が入力されたと判定した場合(S301でYES)、S302へ進む。一方、CPU111は、コピー指示が入力されていないと判定した場合(S301でNO)、コピー指示が入力されるまでS301の処理を繰り返す。
S302において、CPU111は、操作部150において設定されたコピーによる印刷部数が1部か否かを判定する。CPU111は、印刷部数が1部であると判定した場合(S302でYES)、S303へ進む。一方、CPU111は、印刷部数が2部以上であると判定した場合(S302でNO)、S304へ進む。
S303で、CPU111は、図4〜図6で詳細を後述する第1のコピー処理を実行する。そして、第1のコピー処理が終了したら、本処理を終了する。
一方、S304で、CPU111は、図7〜図10で詳細を後述する第2のコピー処理を実行する。そして、第2のコピー処理が終了したら、本処理を終了する。
図4は、第1のコピー処理の処理順を説明するための図である。
図4において、原稿搬送装置200の原稿トレイ205に2枚の原稿が置かれ、かつ、印刷部数が「1」と設定された状態で、コピージョブが投入されたときのコピー処理例を示す。図4の上から、原稿の1ページ目、2ページ目の読取り処理と印刷処理との流れを示す。
上述したS303の第1のコピー処理は、各ページについてスキャン処理とプリント処理を並列に動作させること、およびスキャン画像処理時に低い圧縮率で画像データの圧縮処理を行うことを特徴とする。なお、この第1のコピー処理は、印刷部数が1部の場合に実行される特徴的な処理である。
図4において、処理400は、スキャン処理全体を模式的に示したものである。一方、処理410は、プリント処理全体を模式的に示したものである。
MFP100では、処理400に対応するスキャン処理と、処理410に対応するプリント処理とを組み合わせることで、コピー処理動作を実現する。CPU111は、これらの処理400と処理410を並列に動作させるように制御することで、原稿を読み取って生成される画像データに基づいてシートに出力するまでの処理時間を短縮することができる。なお、スキャナ部130からプリンタ部140までの一連の処理で1ページ分の処理が完了する。なお、コピー処理は、1ページずつ行う。
画像処理部118が構成として有するスキャン画像処理部401は、スキャンした画像データの画像処理(スキャン画像処理と呼ぶ)を行う。また、スキャン画像処理部401は、画像圧縮処理の機能を備えており、指定された圧縮率に収まるように画像データの圧縮処理を行う。
画像メモリ119は、処理400においては、スキャン画像処理部401で行ったスキャン画像処理後の画像データを展開する。一方、画像メモリ119は、処理410においては、プリント画像処理部411に画像データを読み出す。
HDD114は、処理400においては、画像メモリ119に展開されたプリント用の印刷データを格納する。一方、HDD114は、処理410においては、処理に関与しない。
一方、画像処理部118が構成として有するプリント画像処理部411は、プリントする画像データの画像処理(プリント画像処理と呼ぶ)を行う。なお、MFP100における第1のコピー処理の処理順を、図中の黒矢印で示す。
第1の実施形態では、画像メモリ119に確保した領域をスキャン側と、プリント側とで共有する。そして、スキャン画像処理部401からの書き込みが完了する前に、プリント画像処理部411への読み出しを開始することで処理を実現する。
印刷部数が「1部」の場合に対応する第1のコピー処理では、スキャン画像処理部401は画像圧縮率を下げたうえで圧縮処理を行い、スキャンした画像データを画像メモリ119に書き込む。このように圧縮率を下げることで、圧縮画像が圧縮率を満たしやすくなるため再圧縮が起こりにくくなる。そのため、平均するとスキャン画像処理部401の処理時間を短くすることができる。
また、スキャン処理とプリント処理とを並列に処理をすることで、スキャン処理が終了してからプリント処理を動作させる処理と比較して、処理時間を短縮することができる。なお、処理時間の短縮例の詳細は図6にて説明する。
さらに、画像メモリ119を共有することで、コピー処理にHDD114へのアクセスが不要になるため、処理時間を短縮することができる。
また、スキャン処理400においては、プリント処理410が並列で動作しつつも、HDD114への画像データの格納は行う。この理由は、例えば、プリンタジャムなどの理由でプリント処理410が完結しなかった場合に、HDD114に格納された画像データを用いてリカバリを行うためである。
続いて、前述した図3のS303で実行される第1のコピー処理の詳細について、図5のフローチャートを用いて説明する。以下、第1のコピー処理におけるスキャン処理について図5(A)で説明し、第1のコピー処理におけるプリント処理について図5(B)で説明する。なお、各ステップは、HDD114に格納されたプログラムがRAM112に展開され、CPU111によって実行されることで実現される。また、第1実施形態では、画像メモリ119に対してスキャンされた画像データの書込む処理と、書込みされた画像データを読み出してプリントする処理とを並列して実行する第1のコピー処理について説明する。
まず、図5(A)を用いて、第1のコピー処理時のスキャン処理について述べる。
S501において、CPU111は、第1のコピー処理用の画像処理設定を行う。特に、後述するS504で行われる画像処理時の画像圧縮率を低く設定する。画像処理のための設定が終了したら、S502に進む。
S502において、CPU111は、ビデオ入力開始信号を待機する。このビデオ入力開始信号は、スキャナ部130からデバイスI/F116を介して画像処理部118に入力されるハードウェア割り込み信号である。この割り込みをトリガとしてスキャン画像のビデオ信号がスキャナ部130から入力され始める。CPU111は、ビデオ入力開始信号が入力されたと判定した場合(S502でYES)、S503へ進む。なお、第1のコピー処理では、このタイミングでプリント処理も開始する。
一方、S502で、CPU111は、ビデオ入力開始信号が入力されていないと判定した場合(S502でNO)、ビデオ入力開始信号が入力されるまでS502の処理を繰り返す。
S503からS505までの処理では、スキャン処理によって得られた画像データを逐次処理する。具体的には、S503で、CPU111からの指示に従って、図4に示したようにスキャナ部130がスキャン処理を行う。
S504では、図4に示したように、画像処理部118がスキャン画像処理部401によってスキャン画像処理を行う。このスキャン画像処理は、CPU111が画像処理部118に実行させる。このときに、スキャンされた画像データの圧縮処理も行う。この際、S501によって低い圧縮率で圧縮する設定をしているため、S504では再圧縮が起こりにくく処理時間を短縮することができる。
S505では、スキャン画像処理部401がスキャン画像処理した画像データを画像メモリ119に格納する。
S506で、CPU111は、画像処理部118から出力されるビデオ入力終了信号を待機する。このビデオ入力終了信号は、S501で予め設定された設定値に基づいて画像処理部118が内部的に発生させるハードウェア割り込み信号である。ここで、CPU111は、ビデオ入力終了信号が入力されたと判定した場合(S506でYES)、S507へ進む。一方、CPU111は、ビデオ入力終了信号が入力されていないと判定した場合(S506でNO)、ビデオ入力終了信号が入力されるまでS506の処理を繰り返す。
S507において、CPU111は、スキャン画像処理部401および画像メモリ119のリソースを解放する処理を含む終了処理を行い、S508に進む。
S508において、CPU111は、次ページの有無を確認する。具体的には、CPU111は、スキャナ部130によってスキャンすべきページ(原稿)が残っていると判定した場合(S508でYES)、S501に戻って以降の処理を進める。一方、CPU111は、スキャナ部130によってスキャンすべきページ(原稿)が残っていないと判定した場合(S508でNO)、プリント処理の終了を待った後に第1のコピー処理に対応するS303の処理を終了する。
なお、図には示していないが、S505によって画像メモリ119に1ページ分のプリント用の画像データの展開が終了した場合、CPU111はHDD114へプリント用の画像データを書き込む処理を以降の処理と並行して行う。
次に、図5(B)を用いて、第1のコピー処理時のプリント処理について述べる。
S511で、CPU111は、第1のコピー処理用の画像処理設定を行う。第1のコピー処理用の画像処理設定が終了したら、S512に進む。
S512で、CPU111は、プリンタ部140から出力されるビデオ出力開始信号を待機する。このビデオ出力開始信号は、プリンタ部140からデバイスI/F116を介して画像処理部118に入るハードウェア割り込み信号である。この割り込みをトリガとしてプリント画像のビデオ信号をプリンタ部140への出力を開始する。ここで、CPU111は、ビデオ入力開始信号が入力されたと判定した場合(S512でYES)、S513へ進む。一方、CPU111は、ビデオ入力開始信号が入力されていないと判定した場合(S512でNO)、ビデオ出力信号が入力されるまでS512の処理を繰り返す。
S513からS515までの処理は、画像メモリ119から読み出した画像データを逐次処理する。
S513において、CPU111は、画像メモリ119からプリント用の画像データをプリント画像処理部411に読み出して、S514に進む。S514で、CPU111の指示に従って、画像処理部118がプリント画像処理を行った後、S515に進む。S515では、プリンタ部140が、スキャンした画像データに基づいてシートに画像を印刷するプリント処理を行った後、S516に進む。
S516において、CPU111は、画像処理部118から出力されるビデオ出力終了信号を待機する。このビデオ出力終了信号は、S511で予め設定された設定値に基づいて画像処理部118が内部的に発生させるハードウェア割り込み信号である。ここで、CPU111は、ビデオ出力終了信号が入力されたと判定した場合(S516でYES)、S517へ進む。一方、CPU111は、ビデオ出力終了信号が入力されていないと判定した場合(S516でNO)、ビデオ出力終了信号が入力されるまでS516の処理を繰り返す。
S517において、CPU111は、プリント画像処理部411および画像メモリ119のリソースを解放する処理を含む終了処理を実行し、S518に進む。S518では、CPU111は、次ページの有無を確認する。具体的には、CPU111は、プリントすべきページがまだ残っていると判定した場合(S518でYES)、S511に戻って以降の処理を進める。一方、CPU111は、スキャンすべきページが残っていないと判定した場合(S518でNO)、S303に示した第1のコピー処理におけるプリント処理を終了する。
続いて、第1のコピー処理におけるスキャンのビデオ入力とプリントのビデオ出力のタイミングを示すチャートの一例について図6を用いて説明する。なお、チャートの時間軸は、図6の矢印で示すように左から右に向かって経過する。以下、第1実施形態では、画像メモリ119に対してスキャンされた画像データを書込む処理と、書込みされた画像データを読み出してプリントする処理とを並列して実行する第1のコピー処理におけるタイミングについて詳述する。
図6に示すチャートでは、原稿搬送装置200の原稿トレイ205に2枚の原稿が置かれ、かつ、印刷部数が1部として設定されて、コピージョブが投入された状態を示している。
図6において、S1〜S2で示した部分は、原稿1と原稿2のスキャンのビデオ入力時間を表している。また、P1−1〜P2−1で示した部分は、プリントのビデオ出力時間を表している。
さらに、601は、1枚目のスキャンのビデオ入力(S1)開始のタイミングを表している。602は、1枚目のプリントのビデオ出力(P1−1)開始のタイミングを表している。タイミング601からビデオ入力時間S1の終了までが、図5(A)に示したS502からS506までの処理に対応する。一方、タイミング602からP1−1の終了までが、図5(B)に示したS512からS516までの処理に対応する。
なお、第1のコピー処理では、MFP100はスキャンのビデオ入力開始タイミング601をトリガに、プリント処理を開始する。そのため、タイミング601とタイミング602に若干のタイムラグが発生する。
603は、スキャンのビデオ入力とプリントのビデオ出力が重なっている時間を示しており、この時間603がMFP100におけるコピー並列処理を行っている時間に対応する。604は、プリントの各ページのビデオ出力開始タイミングの間隔を示している。ここでは代表例として、ビデオ出力時間P1−1とビデオ出力時間P2−1の間隔を図示しているが、他のページについても同様に説明できる。
605は、スキャンの各ページのビデオ入力開始タイミングの間隔を示している。ここでは代表例として、ビデオ入力時間S1とビデオ入力時間S2の間隔を図示しているが、他のページについても同様に説明できる。606は、1枚目のスキャン開始から最後のプリント終了までの処理時間である。
図6に示したように、第1のコピー処理では、スキャナ部130によるスキャン処理とプリンタ部140によるプリント処理とを並列して処理することで、それぞれの処理が重なる時間603が存在している。これにより、スキャン処理が終了してからプリント処理を開始するコピー処理方法と比べて、時間603の分だけ、プリンタ部140によるプリント処理を早めて実行することができる。その結果、他のコピー処理方法と比べて、設定された1部のコピー処理を開始してから終了するまでの処理時間606を短くすることができる(即ち、FCOTを短縮することができる)。
続いて、第1実施形態を示す画像形成装置の第2のコピー処理の流れについて図7を用いて説明する。本例は、MFP100での第2のコピー処理の一連の処理に対応する。ここで、第2のコピー処理とは、原稿搬送装置200の原稿トレイ205に2枚の原稿が置かれ、かつ、印刷部数が2部でコピージョブが投入されたときの処理に対応する。以下、2部以上の部数が設定された場合の第2のコピー処理について詳述する。本実施形態における第2のコピー処理では、第1のコピー処理時における圧縮率よりも高い圧縮率を設定して1部目のコピー処理を実行する。また、2部目以降では、1部目でスキャンされた画像データをHDD114に格納しているため、格納された画像データをHDD114から読み出して印刷することを特徴としている。
図7の上から、1部目の1ページ目、1部目の2ページ目、2部目の1ページ目、2部目の2ページ目の処理を表している。なお、MFP100における第2のコピー処理の処理順を、図中の黒矢印で示す。
第2のコピー処理では、1部のコピー処理を行う第1のコピー処理とは異なり、各ページについてスキャン処理とプリント処理を並列に動作させない。その代わりに、スキャン処理とプリント処理間で共有したメモリ上で画像データを受け渡すこと、および、スキャン画像処理時に高い圧縮率で画像データの圧縮を行うことを特徴とする。この処理は、印刷部数の設定において、2部以上が設定された場合に実行される。
なお、1部目の処理の流れは、上述した第1のコピー処理と同じだが、スキャン画像処理部401における画像データに対する圧縮を、第1のコピー処理時よりも高い圧縮率で行う点が異なる。また、2部目以降の処理では、スキャン処理を行わずに、プリント処理のみを行う。即ち、2部目以降の処理では、HDD114に記憶された画像データを読み出して、読み出した画像データに対する処理を行う。
1部目においては、スキャン画像処理部401からの書き込みが完了した後に、プリント画像処理部411への読み出しを開始することで処理を実現する。プリント処理を行っている間に、次のページのスキャン処理を行う。
第2のコピー処理では、スキャン画像処理部401は画像圧縮率を上げたうえで圧縮処理を行い、画像データを画像メモリ119に書き込む。このように圧縮率を上げることで、画像データのサイズが小さくなる。このため、2部目以降のプリント処理で、HDD114から画像メモリ119に画像データを展開し、展開された画像データを画像メモリ119に書き込む時間が短縮される。さらに、コピー処理に必要なメモリ量が減るため、コピー処理以外の処理(例えば、PC等の外部装置から送信されたPDLデータの受信等)に割り当てるメモリを確保することが容易になる。
さらに、画像メモリ119を共有することで、1部目のコピー処理にHDD114へのアクセスが不要になり処理時間が短縮される。また、スキャン処理400においては、プリント処理410が並列で動作しつつもHDD114への画像データの格納は行う。この理由は、2部目以降のコピー処理に使用するためである。
続いて、前述した図3のS304で実行される第2のコピー処理の詳細について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、各ステップは、HDD114に格納されたプログラムがRAM112に展開され、CPU111によって実行されることで実現される。第2のコピー処理において、前述した第1のコピー処理とは差分となる処理を中心に以降説明する。
まず、図8(A)を用いて、第2のコピー処理におけるスキャン処理について説明する。
S801において、CPU111は、第2のコピー処理用の画像処理設定を行う。特に、図8(A)のS504における画像処理時の画像圧縮率を高く設定する。なお、第2のコピー処理用の画像処理時の画像圧縮率は、第1のコピー処理用の画像処理時の画像圧縮率よりも高い。S801で画像処理設定を終了したら、図8(A)のS502に進む。尚、図8(A)に示したS502からS508までの処理は、図5(A)に示したS502からS508までの処理と同様のため、詳細な説明は省略する。
次に、図8(B)を用いて、第2のコピー処理におけるプリント処理について説明する。
S811において、CPU111は、第2のコピー処理用の画像処理設定を行った後、図8(B)のS512に進む。尚、図8(B)で示したS512からS517までの処理は、図5(B)に示したS512からS517までの処理と同様のため、詳細な説明は省略する。図8(B)のS517の処理を終了した後、S812に処理を進める。
S812において、CPU111は、1部目の次ページがあるかを判定する。CPU111は、1部目でプリントすべきページがまだ残っていると判定した場合(S812でYES)、S811に戻って以降の処理を進める。一方、CPU111は、1部目でプリントすべきページが残っていないと判定した場合(S812でNO)、2部目以降のコピー処理を行うため、図9に示すS911に処理を進める。
続いて、第2のコピー処理における2部目以降のプリント処理の詳細について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。本例は、図3に示したS304で実行される、第2のコピー処理の2部目以降の処理例である。なお、各ステップは、HDD114に格納されたプログラムがRAM112に展開され、CPU111によって実行されることで実現される。
S911において、CPU111は、2部目以降のコピー処理用の画像処理設定を行った後、S912に進む。S912において、CPU111は、HDD114からプリント用の画像データを読み出して画像メモリ119に展開する。当該展開が完了したら、図9のS512へ進む。尚、図9で示したS512からS518までの処理は、図5(B)に示したS512からS517までの処理と同様のため、詳細な説明は省略する。
続いて、第2のコピー処理におけるスキャンのビデオ入力とプリントのビデオ出力のタイミングを示すチャートの一例について図10を用いて説明する。なお、チャートの時間軸は、図10の矢印で示すように左から右に向かって経過する。以下、第1実施形態では、画像メモリ119に対してスキャンされた画像データを書込む処理と、書込みされた画像データを読み出してプリントする処理とを実行する第2のコピー処理におけるタイミングについて詳述する。
図10に示すチャートでは、原稿搬送装置200の原稿トレイ205に2枚の原稿が置かれ、かつ、印刷部数が2部として設定されて、コピージョブが投入された状態を示している。
図10において、S1〜S2で示した部分が原稿1と原稿2のスキャンのビデオ入力時間を表している。また、P1−1〜P2−2で示した部分はプリントのビデオ出力時間を表している。例えば、P2−1のうち、前の数字(2)がページ数を表し、後の数字(1)が部数を表している。
第2のコピー処理では、前述した第1のコピー処理とは異なり、ビデオ入力時間S1が完了したタイミングで、ビデオ出力時間P1−1が開始される。図10に示すように、ビデオ入力時間S1が完了した後、図8(A)のS507の終了処理を実行し、ビデオ入力時間S2を開始する。そして、ビデオ出力時間P1−1が完了した後、図8(B)のS517に対応する終了処理を実行し、ビデオ出力時間P2−1を開始する。他のページについても同様に説明できる。
図10に示したように、第2のコピー処理では、第1のコピー処理とは異なり、スキャナ部130によるスキャン処理とプリンタ部140によるプリント処理を並列して処理を行うことによる、スキャン処理とプリント処理とが重なる時間が存在しない。このため、プリント処理の開始のタイミング602が、第2のコピー処理時では第1のコピー処理時よりも遅れることになる。
あるページのプリントで必要なプリント用の画像データは、その1ページ前のプリント処理中にHDD114から画像メモリ119に展開が行われる。例えば、ビデオ出力時間P1−2で必要なプリント用の画像データは、ビデオ出力時間P2−1のプリント中に展開が行われる。その際、プリント用の画像データは、図8(A)のS504で画像データを高圧縮してHDD114に格納しておく。このため、ビデオ出力時間P2−1の処理中に、ビデオ出力時間P1−2で必要なプリント用の画像データの展開を完了させることができる。もし、圧縮率が低く設定されていた場合、ビデオ出力時間P2−1の処理中に、ビデオ出力時間P1−2で必要なプリント画像の展開を終えることができなくなるため、ビデオ出力時間P1−2の開始タイミングが遅れてしまう。したがって、上記の処理で圧縮率を高める処理を実行することで、2部目以降のプリント処理を早く行うことができる。
このように、第2のコピー処理時では、プリント処理の開始タイミング602が第1のコピー処理時に比べて遅れるものの、前述したように第2のコピー処理時における圧縮率が高いため、圧縮率が低い場合と比べて2部目以降の処理を短縮することができる。このため、第2のコピー処理では、印刷部数が多いほどトータルとしては、設定された複数部のコピー処理を開始してから終了するまでの処理時間606を短くすることができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態では、印刷部数が2部以上である場合に、第1実施形態で前述した第2のコピー処理とは異なる第3のコピー処理を行う。第3のコピー処理では、画像メモリ114に書き込まれた画像データを一時的にHDD114へ格納した後、HDD114から読み出される画像データをプリンタ部140に出力してコピー処理することを特徴とする。第3のコピー処理の詳細について、図11〜図14を用いて以降説明する。
図11は、第2実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、MFP100におけるコピージョブ実行時の処理例である。なお、各ステップは、HDD114に格納されたプログラムがRAM112に展開され、CPU111によって実行されることで実現される。
第2実施形態における処理(図11)と第1実施形態における処理(図3)で異なる点は、S302において、CPU111は、印刷部数が2部以上である(S302でNO)と判定した場合、S1101へ進み、後述する第3のコピー処理を実行する点である。S1101で、CPU111は、第3のコピー処理を実行した後、本処理を終了する。一方、図11のS302において、CPU111は、印刷部数が1部である(S302でYES)と判定した場合、第1実施形態で述べた第1のコピー処理と同じ処理を行う。S303で、CPU111は、第1のコピー処理を実行した後、本処理を終了する。
図12は、第2実施形態を示すMFP100での第3のコピー処理の処理順を説明するための図である。本例では、原稿搬送装置200の原稿トレイ205に2枚の原稿が置かれ、かつ、印刷部数が「2」と設定された状態でコピージョブが投入されたときのコピー処理例を示す。
図12において、上から、1部目の1ページ目、1部目の2ページ目、2部目の1ページ目、2部目の2ページ目の処理を表している。なお、MFP100における第3のコピー処理の処理順を、図中の黒矢印で示す。
第3のコピー処理では、前述した第2のコピー処理とは違い、1部目の印刷時にはスキャナ部130によるスキャン処理とプリンタ部140によるプリント処理間で共有したメモリ上でプリント用の画像データを受け渡すことは実行しない。その代わり、第2実施形態では、スキャン処理400でHDD114に格納した画像データをプリント処理410で読み込んで処理を行うことを特徴とする。
一方、第3のコピー処理では、スキャン画像処理時に高い圧縮率で画像データに対して圧縮を行う特徴が第2のコピー処理と同じである。この処理は印刷部数が2部以上の場合に実行される。
1部目においては、CPU111は、画像メモリ119からHDD114にプリント用の画像データの格納が完了した後に、プリンタ部140によるプリント処理を開始する。そして、プリンタ部140がプリント処理を行っている間に、スキャナ部130は、次のページのスキャン処理を行う。
なお、第3のコピー処理の2部目以降の処理は、第2のコピー処理の2部目以降の処理と同じである。
第3のコピー処理では、スキャン画像処理部401は画像データに対する圧縮率を上げたうえで圧縮処理を行い、画像データを画像メモリ119やHDD114に書き込む。第2実施形態では、圧縮率を上げることで、画像データサイズが小さくなる。そのため、プリンタ部140によるプリント処理で、HDD114から画像メモリ119に画像データを展開し、展開された画像データを画像メモリ119に書き込む時間が短縮される。さらに、コピー処理に必要なメモリ量が減るため、コピー処理以外の処理(例えば、PC等の外部装置から送信されたPDLデータの受信等)に割り当てるメモリを確保することが容易になる。
続いて、前述した図11のS1101で実行される第3のコピー処理の詳細について、図13のフローチャートを用いて説明する。なお、各ステップは、HDD114に格納されたプログラムがRAM112に展開され、CPU111によって実行されることで実現される。第3のコピー処理において、前述した第1のコピー処理または第2のコピー処理とは差分となる処理を中心に以降説明する。
まず、図13(A)を用いて、スキャナ部130によるスキャン処理について説明する。
S1301では、CPU111は、第3のコピー処理用の画像処理設定を行う。特に、図13(A)のS504で行われる画像処理時の画像圧縮率を高く設定する。なお、第3のコピー処理用の画像処理時の画像圧縮率は、第1のコピー処理用の画像処理時の画像圧縮率よりも高い。S1301で画像処理設定を終了したら、図13(A)のS502に進む。尚、図13(A)に示したS502からS508までの処理は、図5(A)に示したS502からS508までの処理と同様のため、詳細な説明は省略する。図13(A)のS506で、CPU111は、YESと判定した場合、S1302に処理を進める。
S1302において、CPU111は、図13(A)のS505で画像メモリ119に展開した画像データをHDD114に格納した後、図13(A)のS507へ進む。尚、図13(A)に示したS507からS508までの処理は、図5(A)に示したS507からS508までの処理と同様のため、詳細な説明は省略する。
このように、S1301及びS1302以外の処理については、第1のコピー処理や第2のコピー処理と同じである。
次に、図13(B)を用いて、第3のコピー処理におけるプリント処理について説明する。
S1311で、CPU111は、第3のコピー処理用の画像処理設定を行った後、図13(B)のS912に進む。尚、図13(B)に示したS912の処理は、図9に示したS912の処理と同様のため、詳細な説明は省略する。図13(B)のS912の処理を終了した後、図13(B)のS512に処理を進める。尚、図13(B)に示したS512からS518までの処理は、図5(B)に示したS512からS518までの処理と同様のため、詳細な説明を省略する。
このように、S1311以外の処理については、第1のコピー処理や第2のコピー処理と同じである。2部目以降のプリント処理に関しても、図9で前述した第2のコピー処理と同じである。
続いて、第3のコピー処理におけるスキャンのビデオ入力とプリントのビデオ出力のタイミングを示すチャートの一例について図14を用いて説明する。なお、チャートの時間軸は、図14の矢印で示すように左から右に向かって経過する。
図14に示すチャートでは、原稿搬送装置200の原稿トレイ205に2枚の原稿が置かれ、かつ、印刷部数が2部として設定されてコピージョブが投入された状態を示している。
図14において、S1〜S2で示した部分が原稿1と原稿2のスキャンのビデオ入力時間を表し、P1−1〜P2−2で示した部分はプリントのビデオ出力時間を表す。例えば、P2−1のうち、前の数字(2)がページ数を表し、後の数字(1)が部数を表している。
1401は、画像メモリ119からHDD114へのプリント用の画像データの格納処理を行う区間を表している。1402は、HDD114から画像メモリ119へのプリント用の画像データの書き込みを行う区間を表している。
第3のコピー処理では、前述した第1のコピー処理や第2のコピー処理とは異なり、ビデオ入力時間S1が完了し、そして、HDD114にプリント用の画像データの書き込みが完了したタイミングで、プリンタ部140によるプリント処理が開始される。
図14に示すように、ビデオ入力時間S1が完了した後、HDD114にプリント用の画像データを格納する。そして、図13(A)のS507の終了処理を実行し、ビデオ入力時間S2を開始する。続いて、ビデオ出力時間P1−1で使用するプリント用の画像データを画像メモリ119に展開が完了した後に、ビデオ出力時間P1−1を開始する。続いて、ビデオ出力時間P1−1が完了した後、図13(B)のS517の終了処理を実行する。そして、ビデオ出力時間P2−1で使用するプリント用の画像データを画像メモリ119への展開が完了した後に、ビデオ出力時間P2−1を開始する。
第3のコピー処理では、第2のコピー処理と同様に、プリント用の画像データを図13(A)のS504で画像データを高圧縮してHDD114に格納しておく。このため、2部目以降の印刷時は、各ページのプリント処理で必要なプリント用の画像データを、1ページ前のプリント処理中に並列してHDD114から画像メモリ119に展開することができる。これにより、ビデオ出力時間P1−2やビデオ出力時間P2−2の開始前に、プリント用の画像データの展開処理を行う区間は発生しない。
一方、第3のコピー処理では、第1のコピー処理とは異なり、スキャナ部130によるスキャン処理とプリンタ部140によるプリント処理とを並列的に処理を行うことによる、スキャン処理とプリント処理とが重なる時間が存在しない。このため、プリント処理の開始のタイミング602が、第3のコピー処理時では第1のコピー処理時よりも遅れることになる。さらに、第3のコピー処理時では、第2のコピー処理時と比べて、プリント用の画像データの展開区間1401と展開区間1402の時間に相当する分だけ、プリント処理の開始タイミング602が遅れることになる。
このように、第3のコピー処理では、プリント処理の開始タイミング602が第1のコピー処理より遅れるものの、圧縮率が低い場合と比べて2部目以降の処理が短縮される。このため、第3のコピー処理では、印刷部数が多いほどトータルとしては、設定された複数部のコピー処理を開始してから終了するまでの処理時間606を短くすることができる。一方で、設定された複数部のコピー処理を開始してから終了するまでの処理時間606は、第2のコピー処理の方が第3のコピー処理よりも短くなる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態は、前述した第1実施形態の別の実施形態である。以下、第1実施形態と異なる点について説明する。第3実施形態では、印刷部数が1部である場合には、圧縮処理することなく画像メモリ119にスキャンした画像データを書き込むとともに、当該書込みに並列して書き込まれた画像データを読み出してプリンタ部140に出力する第1のコピー処理を実行する。印刷部数が1部以上である場合には、1部目は、圧縮処理して画像メモリ119にスキャンした画像データを1ページ分書き込み、さらに、書き込まれた1ページ分の画像データをHDD114へ格納して、プリンタ部140に出力する第1のコピー処理を行う。さらに、2部目以降は、HDD114に格納された画像データをプリンタ部140に出力する第2のコピー処理を行う。
図15は、第3実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図3に示したS303で実行される第1のコピー処理に対応する。第3実施形態に係る第1のコピー処理の詳細について、図15のフローチャートを用いて説明する。なお、各ステップは、HDD114に格納されたプログラムがRAM112に展開され、CPU111によって実行されることで実現される。以下、第1実施形態における第1のコピー処理とは差分となる処理を中心に以降説明する。
まず、図15(A)を用いて、第3実施形態に係る第1のコピー処理(スキャン処理)について説明する。
S1501において、CPU111は、第1のコピー処理用の別形態の画像処理設定を行う。特に、CPU111は、図15(A)のS504におけるスキャン画像処理時に画像データに対して圧縮を行わないように設定する。S1501で画像処理設定を終了したら、図15(A)のS502に進む。尚、図15(A)に示したS502からS508までの処理は、図5(A)に示したS502からS508までの処理と同様のため、詳細な説明は省略する。
続いて、図15(B)を用いて、第3実施形態に係る第1のコピー処理(プリント処理)について説明する。
S1511において、CPU111は、第3実施形態における第1のコピー処理用の別形態の画像処理設定を行った後、図15(B)のS512に進む。尚、図15(B)に示したS512からS518までの処理は、図5(B)に示したS512からS518までの処理と同様のため、詳細な説明は省略する。
第3実施形態における第1のコピー処理では、画像データに対する圧縮処理を行わないため、圧縮を行う場合と比べて、圧縮画像が圧縮率以下に収まらずに再圧縮が発生して処理が止まってしまうことが無い。このため、コピー処理を安定して早く実行することができる。
スキャナ部130によるスキャン処理とプリンタ部140によるプリント処理を並列で処理する。それによって、原稿を読み取って生成される画像データに基づいてシートに画像を印刷するまでの処理時間を短縮することができる点は第1のコピー処理と同じである。
図16は、第3実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図3に示したS304で実行される、第2のコピー処理例に対応する。第3実施形態に係る第2のコピー処理の詳細について、図16のフローチャートを用いて説明する。なお、各ステップは、HDD114に格納されたプログラムがRAM112に展開され、CPU111によって実行されることで実現される。以下、第1実施形態における第2のコピー処理とは差分となる処理を中心に以降説明する。
まず、図16(A)を用いて、第3実施形態に係る第2のコピー処理(スキャン処理)について説明する。
S1601で、CPU111は、第2のコピー処理用の別形態の画像処理設定を行う。特に、CPU111は、図16(A)のS504におけるスキャン画像処理時に画像データに対して圧縮を行うように設定する。S1601で画像処理設定を終了したら、図16(A)のS502に進む。尚、図16(A)に示したS502からS508までの処理は、図5(A)に示したS502からS508までの処理と同様のため、詳細な説明は省略する。
続いて、図16(B)を用いて、第3実施形態に係る第2のコピー処理(プリント処理)について説明する。
S1611で、CPU111は、第2のコピー処理用の別形態の画像処理設定をした後、図16(B)のS512に進む。尚、S1611以降の処理は、第1実施形態における第2のコピー処理(プリント処理)と同様のため、詳細な説明は省略する。
第3実施形態における第2のコピー処理では、画像データの圧縮処理を行うため、圧縮を行わない場合に比べて、2部目以降のプリント処理で使用するHDD114に格納されている画像データのサイズを小さくすることができる。
そのため、2部目のプリント処理時に、プリント用の画像データを画像メモリ119に展開し、展開された画像データを画像メモリ119に書き込むために、処理が遅くならない。即ち、設定された複数部のコピー処理を開始してから終了するまでの処理時間606を短縮することができる。
また、圧縮処理によって、必要な画像メモリ量を抑制できる。このため、圧縮処理を行わない場合と比べて、コピー処理以外の処理(例えば、PC等の外部装置から送信されたPDLデータの受信等)に割り当てるメモリを確保することが容易になる。
〔第4実施形態〕
第4実施形態は、前述した第2実施形態の別の実施形態である。以下、第2実施形態と異なる点について説明する。第4実施形態に係る第1のコピー処理は、第2実施形態で述べた第1のコピー処理の別形態である。
図17は、第4実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図11に示したS1101で実行される第3のコピー処理に対応する。第4実施形態に係る第3のコピー処理の詳細について、図17のフローチャートを用いて説明する。なお、各ステップは、HDD114に格納されたプログラムがRAM112に展開され、CPU111によって実行されることで実現される。以下、第2実施形態における第3のコピー処理とは差分となる処理を中心に以降説明する。
まず、図17(A)を用いて、第4実施形態に係る第3のコピー処理(スキャン処理)について説明する。
S1701において、CPU111は、第3のコピー処理用の別形態の画像処理設定を行う。特に、CPU111は、図17(A)のS504におけるスキャン画像処理時に画像データに対して圧縮を行うように設定する。S1701で画像処理設定を終了したら、図17(A)のS502に進む。尚、図17(A)に示したS502からS508までの処理は、図5(A)に示したS502からS508までの処理と同様のため、詳細な説明は省略する。また、図17(A)に示したS1302の処理は、図13(A)に示したS1302の処理と同様のため、詳細な説明は省略する。
続いて、図17(B)を用いて、第4の実施形態に係る第3のコピー処理(プリント処理)について説明する。
S1711において、CPU111は、第3のコピー処理用の別形態の画像処理設定を行った後、図17(B)のS912に進む。尚、図17(B)に示したS912の処理は、図9に示したS912の処理と同様のため、詳細な説明は省略する。また、図17(B)に示したS512からS518までの処理は、図5(B)に示したS512からS518までの処理と同様のため、詳細な説明は省略する。
第4実施形態では、画像データに対して圧縮処理を行うため、圧縮を行わない場合に比べて、2部目以降のプリント処理で使用するHDD114に格納されている画像データのサイズを小さくすることができる。そのため、2部目のプリント処理時にプリント用の画像データを画像メモリ119に展開し、展開された画像データを画像メモリ119に書き込むために、処理が遅くならない。即ち、設定された複数部のコピー処理を開始してから終了するまでの処理時間606を短縮することができる。
また、圧縮処理によって、必要な画像メモリ量を抑制できる。このため、圧縮処理を行わない場合と比べて、コピー処理以外の処理(例えば、PC等の外部装置から送信されたPDLデータの受信等)に割り当てるメモリを確保することが容易になる。
〔第5実施形態〕
MFP100において、スキャナ部130によってすべての原稿のスキャンが完了した後に、プリンタ部140によりプリント処理を開始するよう設定されている場合(通常モードと呼ぶ)、スキャン処理とプリント処理の並列処理がされない。そのため、MFP100の設定が通常モードの場合、印刷部数が1部であっても、第1実施形態及び第2実施形態では第1のコピー処理ではなく第3のコピー処理を実行することになる。これにより、スキャン画像処理部401における画像圧縮率を高め、プリンタ部140によるプリント処理を行うことで、コピー処理の処理時間を短縮することができる。
一方、MFP100の設定が通常モードの場合、印刷部数が1部であっても、第3実施形態及び第4実施形態では、第1のコピー処理の別形態ではなく第3のコピー処理の別形態を実行することになる。これにより、スキャン画像処理部401における画像データに対して圧縮を行い、プリンタ部140によるプリント処理を行うことで、コピー処理の処理時間を短縮することができる。
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
例えば、本実施形態では、第1のコピー処理において、スキャン処理された画像データを低圧縮処理する場合について説明したが、これに限らない。スキャンした画像データを圧縮することなく画像メモリ119に格納するか、または、スキャンした画像データを圧縮してから画像メモリ119に格納するかを、ユーザの選択によって切り替え可能な構成にしてもよい。また、スキャナ部130に設定される画像処理モードや、カラー画像に対する読み取り解像度の設定や、画像メモリの容量が所定の閾値か等に基づいて、スキャンした画像データを圧縮してから画像メモリ119に格納するか否かを切り替え可能に制御してもよい。
また、例えば、本実施形態では、MFP100の制御部110のCPU111が上記各種制御の主体となっていたが、MFP100と別筐体の外付けコントローラ等の印刷制御装置によって、上記各種制御の一部又は全部を実行可能に構成しても良い。
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 MFP
111 CPU
118 画像処理部
130 スキャナ部
140 プリンタ部

Claims (12)

  1. 原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、
    前記読取手段によって生成された画像データに基づいてシートに画像を印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段によって印刷する部数を設定する設定手段と、
    前記読取手段によって生成される画像データに対して第1の圧縮率又は前記第1の圧縮率よりも圧縮率が高い第2の圧縮率で圧縮処理を行う画像処理手段と、
    前記設定手段によって設定された部数が1部である場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理手段によって前記第1の圧縮率で圧縮処理を行い、前記設定手段によって設定された部数が1部でない場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理手段によって前記第2の圧縮率で圧縮処理を行うよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像処理手段によって前記第1の圧縮率又は前記第2の圧縮率で圧縮処理された圧縮画像データを記憶する記憶手段を更に有し、
    前記印刷手段は、前記記憶手段に記憶された圧縮画像データを読み出して印刷することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記設定手段によって設定された部数が1部でない場合に、前記画像処理手段によって前記第2の圧縮率で圧縮処理された1ページ分の圧縮画像データを前記記憶手段に記憶するよう制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶手段に記憶された圧縮画像データを展開して前記印刷手段によって印刷すべき印刷データを生成する生成手段を更に有し、
    前記生成手段は、前記1ページ分の圧縮画像データが前記記憶手段に記憶されるごとに、当該記憶された圧縮画像データを展開して前記印刷手段に出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、
    前記読取手段によって生成された画像データに基づいてシートに画像を印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段によって印刷する部数を設定する設定手段と、
    前記読取手段によって生成される画像データに対して圧縮処理を行う画像処理手段と、
    前記設定手段によって設定された部数が1部である場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理手段によって圧縮処理を行わず、前記設定手段によって設定された部数が1部でない場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理手段によって圧縮処理を行うよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、
    画像データに基づいてシートに画像を印刷する印刷手段と、
    前記読取手段によって生成された画像データを記憶する記憶手段と、
    前記印刷手段によって印刷する部数を設定する設定手段と、
    前記読取手段によって生成された画像データを前記記憶手段に格納しながら、前記記憶手段に格納された画像データを読み出して前記印刷手段に出力する第1の処理と、前記読取手段によって生成された画像データを前記記憶手段に格納し終えた後に、前記記憶手段に格納された画像データを読み出して前記印刷手段に出力する第2の処理とを行う出力手段と、
    前記設定手段によって設定された部数が1部である場合には、前記出力手段によって前記第1の処理を行い、前記設定手段によって設定された部数が1部でない場合には、前記出力手段によって前記第2の処理を行うよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記読取手段は、複数のページからなる原稿を読み取ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、前記読取手段によって生成された画像データに基づいてシートに画像を印刷する印刷手段と、を有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記印刷手段によって印刷する部数を設定する設定工程と、
    前記読取手段によって生成される画像データに対して第1の圧縮率又は前記第1の圧縮率よりも圧縮率が高い第2の圧縮率で圧縮処理を行う画像処理工程と、
    前記設定工程によって設定された部数が1部である場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理工程によって前記第1の圧縮率で圧縮処理を行い、前記設定工程によって設定された部数が1部でない場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理工程によって前記第2の圧縮率で圧縮処理を行うよう制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  9. 原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、前記読取手段によって生成された画像データに基づいてシートに画像を印刷する印刷手段と、を有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記印刷手段によって印刷する部数を設定する設定工程と、
    前記読取手段によって生成される画像データに対して圧縮処理を行う画像処理工程と、
    前記設定工程によって設定された部数が1部である場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理工程によって圧縮処理を行わず、前記設定工程によって設定された部数が1部でない場合には、前記読取手段によって生成される画像データに対して前記画像処理工程によって圧縮処理を行うよう制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、画像データに基づいてシートに画像を印刷する印刷手段と、前記読取手段によって生成された画像データを記憶する記憶手段と、を有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記印刷手段によって印刷する部数を設定する設定工程と、
    前記読取手段によって生成された画像データを前記記憶手段に格納しながら、前記記憶手段に格納された画像データを読み出して前記印刷手段に出力する第1の処理と、前記読取手段によって生成された画像データを前記記憶手段に格納し終えた後に、前記記憶手段に格納された画像データを読み出して前記印刷手段に出力する第2の処理とを行う出力工程と、
    前記設定工程によって設定された部数が1部である場合には、前記出力工程によって前記第1の処理を行い、前記設定工程によって設定された部数が1部でない場合には、前記出力工程によって前記第2の処理を行うよう制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. 請求項8乃至10のいずれか1項に記載の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを格納した、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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