JP2016046005A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
Description
ワイヤーハーネスは、ピン状端子を備える相手側コネクタに接続することで、電線をピン状端子と容易に導通接触させ、電線とピン状端子とを確実に導通接続させることができる。また、電線は一本ずつコネクタに固定でき、コネクタからの抜去も容易である。このように取り扱いが容易であるという利点があり、ワイヤーハーネスは自動車分野で広く一般に使用されている。
その一方で近年ではカーエレクトロニクスの進歩が著しく、自動車に搭載される機器やCPUの数が増加している。このことから、今後は伝送される信号やモジュール間接続がますます増加し、コネクタ装置にもさらなる多極化、小型・軽量化が求められることが予想されている。このようなコネクタ装置を、従来の複数の電線を備えるワイヤーハーネスで実現することは困難である。
すなわち、本発明は、端子と、該端子を保持するハウジングと、を備えるコネクタについて、前記端子は、一方側に相手側コネクタのピン状端子と導通接触する端子接続部を有し、他方側に平型導体と導通接触する導体接続部を有しており、前記ハウジングは、前記ピン状端子を挿入する端子挿入口と、前記平型導体を挿入する導体挿入口とを有しており、前記平型導体と前記導体接続部とを導通接触させ、前記端子接続部と前記ピン状端子とを導通接触させることで、前記相手側コネクタと前記平型導体とが、前記端子を介して導通接続することを特徴とするコネクタを提供する。
これに対し、本発明によれば、作業者が先ず平型導体をコネクタに接続してから相手側コネクタとの嵌合接続をすることができる。そのため平型導体を変形させたり、先端を折れ曲がらせたりすることなく、平型導体接続済みのコネクタを相手側コネクタと嵌合接続することで、容易に相手側コネクタと平型導体とを導通接続することができる。よって、本発明のコネクタであれば、平型導体であっても外部接続用のコネクタとして使用することができる。
すなわち、導体接続部が平型導体から押圧接触されて弾性片部が変形しても、基部は固定部によってハウジングに固定されているため変形しない。よって、基部から伸長する端子接続部も導体接続部に対する平型導体の押圧接触によって影響を受けることによる変形は生じ難い。また反対に、端子接続部がピン状端子から押圧接触されても、やはり基部は固定部によってハウジングに固定されているため変形しない。そのため基部から伸長する導体接続部も端子接続部に対するピン状端子の押圧接触によって影響を受けることによる変形はし難い。したがって、平型導体と端子との導通接触や、端子とピン状端子との導通接触が不安定になりにくく、接続信頼性の高いコネクタとすることができる。
また、弾性片部は上記の通り、基部側から端子挿入口側に向けて伸長する。この場合、「てこの原理」に基づいて言い換えると、接点部が「作用点」、接触部が接触される被接触部分が「力点」、導体接続部と基部の接続部分が「支点」となる。
従来のフリップ部の中には、弾性片部において接点部が設けられる位置よりも基部側に接触し、導体接続部の先端側から「作用点」、「力点」、「支点」の順に並ぶものがある(第3種てこ)。この場合には、「作用点」となる接点部を平型導体から離間する方向に変位させるには、「力点」となる被接触部分がより強い力で押圧される必要がある。
これに対して、導体接続部が弾性片部において接点部が設けられる位置から前記導体挿入口側に伸長する延長部を有しており、この延長部が被接触部分となる場合には、導体接続部の先端側から「力点」、「作用点」、「支点」の順に並ぶことになる(第2種てこ)。この場合には、前記の従来のフリップ部と比較して、「力点」となる被接触部分がより弱い力で押圧されても、「作用点」となる接点部を平型導体から離間する方向に変位させることができる。よって、従来のものと比較して、より弱い力で操作できるフリップ部とすることができる。そのため、容易に平型導体を抜去できるコネクタとすることができる。
これにより、前記何れか記載の作用・効果を有するソケットコネクタと、プラグコネクタとを備えるコネクタとすることができる。
コネクタ1は、図1,2,21で示すように、ソケットコネクタ2と、プラグコネクタ3と、平型導体4とを備える。本実施形態のソケットコネクタ2は、平型導体4と導通接触するため、例えば電線を有するコネクタと比較して、コネクタ1を小型・軽量化することができる。また、ソケットコネクタ2を自動車(図示略)に搭載する場合には、伝送する信号数やモジュール間接続の状況に応じて多極の平型導体4を使用することで、コネクタ1の多極化の要請に応えることができる。
なお、本実施形態において、平型導体4としてFFCやFPCなどのフレキシブル導体を用いることができる。この平型導体4は導電部4aと絶縁部4bとを備え、平型導体4の先端側では絶縁部4bから導電部4aが露出する。この露出する導電部4aに近接する位置には、ソケットハウジング5から平型導体4を抜け止めするための孔部4cが設けられる。
ソケットコネクタ2は、図3〜図11で示すように、ソケット端子6と、ソケット端子6を保持するソケットハウジング5とを備える。
ソケットハウジング5の上部5aにはフリップ部7が設けられており、フリップ部7を操作することでソケット端子6を平型導体4から離間することができる。
ソケットハウジング5は、絶縁性樹脂でなり、略直方体形状で形成される。ソケットハウジング5は、図3〜図11で示すように、導体挿入口5bと、端子収容部5cと、端子挿入口5dと、導体収容空間5eと、ロック片5fとを有する。
ソケット端子6は、平坦な板面を維持する導電性の金属板でなる、打ち抜き端子として設けられる。ソケット端子6を平坦な板面を維持する金属板で形成することで、ソケット端子6を板厚方向(本実施形態では幅方向X)に沿ってソケットハウジング5に配列しても、ソケット端子6の配列方向でコンパクトなソケットコネクタ2とすることができる。また、ソケット端子6の板面が平坦で凹凸が無いことで、狭ピッチのソケットコネクタ2が実現できる。
本実施形態のソケット端子6は、図12,図13で示すように、端子接続部6aと、基部6bと、導体接続部6cと、伸長部6dとを備える。
各弾性片部6a1の先端側にはプラグ端子9と導通接触する接触子6a2が1つずつ設けられる。1つの端子接続部6aが有する1対の接触子6a2は、ソケット端子6の板面方向(本実施形態では高さ方向Z)に沿って対向する。これらの接触子6a2は、端子挿入口5dから挿入された後述のプラグ端子9を挟み込んで導通接触する。
フリップ部7は、絶縁性樹脂で設けられ、図19〜図21で示すように、操作部7aと、軸部7bと、接触部7cと、抜け止め突起7eとを備える。
プラグコネクタ3は、図14,図15で示すように、プラグハウジング8と、「ピン状端子」としてのプラグ端子9とを備える。
プラグハウジング8は、絶縁性樹脂でなり、中空の略直方体形状でなる。また、プラグハウジング8は、図14,図15で示すように、コネクタ挿入口8aと、コネクタ収容空間8bと、保持金具8dを備える。
プラグ端子9は、導電性金属を折り曲げ加工して形成されるピン状端子でなる。また、プラグ端子9は、図21で示すように、基板接続部9aと、プラグハウジング8に対する固定部9bと、ソケット端子6との接続部9cと、を有する。
ソケットハウジング5の導体挿入口5bから、平型導体4の先端側であって、絶縁部4bから導電部4aが露出している側を挿入する。
図16,図17で示すように、フリップ部7を閉状態とすると、フリップ部7の接触部7cはソケット端子6の延長部6c3に接触していない状態となる(図20参照)。したがって、この時、ソケット端子6の導体接続部6cは自由状態となっており、弾性片部6c1が高さ方向Zで弾性変形することで、接点部6c2も連動して高さ方向Zで弾性変位可能となっている。この自由状態において、ソケット端子6の接点部6c2と伸長部6dの高さ方向Zにおける間隔は平型導体4の板厚よりも短くなっている。よって、仮にこの状態で平型導体4を導体挿入口5bから導体収容部5cに挿入すると、平型導体4は伸長部6dの上端に沿ってガイドされ、ソケット端子6の接点部6c2に当接する。その状態からさらに平型導体4を導体収容部5cの奥側に挿入するためには、接点部6c2を平型導体4で押圧して、伸長部6dとの間隔を押し拡げなければならなくなる。そのためには、より強い挿入力を要することとなる。
また、平型導体4において絶縁部4bが露出している導電部4aをソケットハウジング5が収容する。これにより、導電部4aを保護し、導電部4aに酸化や汚染が生じたり、導電部4aが酸化したりするといった事態が生じ難くすることができる。
フリップ部7を設けて、これを回動することで多極の平型導体4と複数のソケット端子6を一度の操作で一括して導通接触させたり、互いに離間させたりすることができる。
本実施形態のフリップ部7は、軸部7bがソケットハウジング5の後側に設けられている軸受部5gに取り付けられており、操作部7aを操作してフリップ部7を後側から前側に向けて倒すことで閉状態とすることができる。
ここで、仮にフリップ部7が本実施形態とは反対に前側から後側に向けて倒すことで閉状態になるようにする。この場合、閉状態においてフリップ部7にはソケットハウジング5から後側に突出する部分が生じてしまい、ソケットコネクタ2が全体として前後方向Yで大型化してしまうことがある。また、フリップ部7を開状態から閉状態に回動する際には、操作部7aを高さ方向Zにおける下側に向けて倒すが、操作部7aの真下にはソケットハウジング5の底部が設けられる必要がある。仮にソケットハウジング5の底部が操作部7aの真下に設けられていない場合には、操作部7aの回動によって、ソケットコネクタ2がバランスを崩して後側に向けて斜めに倒れてしまうことがあるためである。従って、仮にフリップ部7が前側から後側に向けて倒すことで突出する構造とすると、ソケットハウジング5を同じだけ後側に向けて伸長する必要がある。よって、やはりソケットハウジング5が全体として前後方向Yで大型化してしまう。
そこで、本実施形態のフリップ部7では、軸受部5gをソケットハウジング5における後端側に形成し、操作部7aを操作してフリップ部7を後側から前側に向けて倒して閉状態になるようにする。これにより、閉状態においてフリップ部7が高さ方向Zでソケットハウジング5と重なる構造とし、前後方向Y及び幅方向Xでソケットハウジング5から外側に突出し難くすることができる。そのため、ソケットコネクタ2を小型化しやすくすることができる。
なお、フリップ部7が閉状態にあるソケットコネクタ2とプラグコネクタ3とを嵌合させると、操作部7aの操作面7a1は、プラグコネクタ3の上部と面一となるように設けられる。こうすることで、高さ方向Zでもコンパクトなコネクタ1とすることができる。
次にソケットコネクタ2とプラグコネクタ3との嵌合方法について説明する。
まず、ソケットハウジング5において、端子挿入口5dが設けられる側をプラグハウジング8のコネクタ挿入口8aからコネクタ収容空間8bに挿入する(図21参照)。
プラグコネクタ3はSMT型のコネクタであるため、作業者(図示略)は通常、狭い実装品の隙間から平型導体4をプラグコネクタ3に挿入する必要がある。よって、仮に平型導体4を直接、プラグコネクタ3に挿入する場合には繊細な作業が要求されるため、誤って平型導体4を変形させたり、先端を折れ曲がらせたりして、プラグコネクタ3に真っ直ぐに挿入することが困難になる場合がある。
これに対し、本実施形態のソケットコネクタ2を用いれば、作業者にとって見やすく作業しやすい位置でソケットコネクタ2に平型導体4を挿入して接続することができる。そして、その状態でソケットコネクタ2を摘んで基板上のプラグコネクタ3に挿入して固定することができる。よって、薄くて柔らかい平型導体4の先端に硬いカバーをかぶせた状態とすることができるため、平型導体4を変形させたり、先端を折れ曲がらせたりすることなく、容易にプラグコネクタ3と平型導体4とを接続することができる。
このようなソケットコネクタ2を平型導体4よりも硬い材質で設けることで、より変形し難く取扱い性が高いソケットコネクタ2とすることができる。
またこの場合、接触子6a2のプラグ端子9に対する押圧力を高めることで、プラグ端子9を保持しやすい端子接続部6aとすることができる。これに対して、押圧力を小さくすることで、より小さな力でプラグ端子9をソケットコネクタ2に対して挿抜することが可能な端子接続部6aとすることができる。
そのため、導体接続部6cと端子接続部6aとが独立して変形することができる。具体的には、導体接続部6cが平型導体4から押圧接触されて弾性片部6a1が変形しても、基部6bは固定部6b1によってソケットハウジング5に固定されているため変形しない。よって、基部6bから伸長する端子接続部6aも導体接続部6cに対する平型導体4の押圧接触によって影響を受けて変形することがない。
また反対に、端子接続部6aがプラグ端子9から押圧接触されて弾性片部6a1が変形しても、やはり基部6bは固定部6b1によってソケットハウジング5に固定されているため変形しない。そのため基部6bから伸長する導体接続部6cも端子接続部6aに対するプラグ端子9の押圧接触によって影響を受けて変形することはない。したがって、平型導体4とプラグ端子9とが影響を与え合って、ソケット端子6との導通接触が不安定になり難い。よって、接続信頼性の高いソケットコネクタ2とすることができる。
プラグコネクタ3からソケットコネクタ2を抜去する。
ここで、基板に固定されているプラグコネクタに平型導体4を直接接続する従来のコネクタでは、端子と平型導体4とを導通接触させるために、フリップやスライダーなどのアクチュエータが使用されることがある。それらのアクチュエータは、操作方法が製品によって異なり、作業標準書などを理解した上で操作を行う必要がある場合がある。
また、基板10に固定されているプラグコネクタについて上記のアクチュエータを操作する場合、アクチュエータに与える負荷がプラグコネクタのハウジングや端子に伝わることがある。この場合、基板に対する端子の半田付け部(本実施形態の端子では、基板接続部9aに相当する部分)やハウジングの保持金具に負荷が掛かり、それらが基板から剥離したり、端子がハウジングから脱落したりすることもある。
これに対して、本実施形態のコネクタ1では、ソケットハウジング5のロック片5fを下側に向けて押圧することで、係止突起5f1をプラグハウジング8の係止孔8cから離間することができる。この状態でソケットコネクタ2をプラグコネクタ3から引っ張り、抜去することができる。
このように押圧操作するロック片5fは、作業者が直感的に操作できる単純なものであり、操作量も少ない。また、プラグハウジング8やプラグ端子9には大きな負荷が掛からないため、保持金具8dや基板接続部9aが基板10から脱落することを抑制できる。
まず、ソケットコネクタ2のフリップ部7を回動して、“閉状態”から“開状態”とすることで、ソケット端子6の接点部6c2による平型導体4に対する押圧を弱める。
具体的には、“閉状態”において、操作部7aの操作面7a1はX−Y平面に対して平行になっている(図20参照)。この状態から操作部7aを引き起こしてフリップ部7を回動させることで、操作部7aの操作面7a1がX−Z平面に対して平行な状態である“開状態”とする(図19参照)。こうすることで、フリップ部7の接触部7cの接触面7c1がソケット端子6の導体接続部6cの延長部6c3の下側縁6c4と平行になる。そして、下側縁6c4及び突部6c5と伸長部6dとの間に入り込んで、延長部6c3持ち上げるように変位させる。これにより、弾性片部6a1を反るように変形させて接点部6c2を平型導体4から離間する方向に向けて変位させる。こうして平型導体4からソケット端子6の導体接続部6cを離間させやすくし、容易に平型導体4を端子から取り外すことができる。
なお、前述のとおり、プラグコネクタ3とソケットコネクタ2とを嵌合させている状態で、フリップ部7はプラグハウジング8の外部に配置されている。よって、この状態でフリップ部7を操作して平型導体4をソケットコネクタ2から抜去することもできる。
なお、閉状態においてフリップ部7のロック部7dがソケットハウジング5のロック受け部5hに係止しているが、操作部7aを押圧して引き起こすことでロック部7dの係止を外すことができる。
接点部6c2と、接触部7cが接触する被接触部分(本実施形態のコネクタ1においては延長部6c3)を、「てこの原理」に基づいて言い換えると、接点部6c2が「作用点」、被接触部分が「力点」、導体接続部6cと基部6bの接続部分が「支点」となる。
ここで従来のフリップ部7には、被接触部分が弾性片部6c1において接点部6c2が設けられる位置よりも基部6b側に位置するものがあり、この場合には、導体接続部6cの先端側から「作用点」、「力点」、「支点」の順に並ぶ(第3種てこ)。この場合には、「作用点」となる接点部6c2を平型導体4から離間する方向に変位させるには、「力点」となる被接触部分がより強い力で押圧されて、弾性片部6c1を反るように変位させる必要がある。
前記本実施形態では、フリップ部7を備えることで、弱い力で平型導体4を挿抜可能なコネクタ1を示した。これに対して、平型導体4を挿抜する力を弱くする必要が無い場合には、フリップ部7を備えないコネクタ1とすることもできる。こうすることで、部品点数を少なくし、作業工程が少ないコネクタ1とすることができる。また、この場合、導体接続部6cの接点部6c2と伸長部6dとの間隔をあらかじめ平型導体4の板厚よりもさらに狭めておくことで、平型導体4の挿抜には強い力を要するが、平型導体4の保持力が大きいコネクタ1とすることができる。また、反対に、導体接続部6cの接点部6c2と伸長部6dとの間隔をあらかじめ平型導体4の板厚と同程度にまで拡げておくことで、より弱い力で挿抜可能なコネクタ1とすることができる。
2 ソケットコネクタ
3 プラグコネクタ
4 平型導体
4a 導電部
4b 絶縁部
4c 孔部
5 ソケットハウジング
5a 上部
5a1 位置決め部
5b 導体挿入口
5c 端子収容部
5c1 内壁
5d 端子挿入口
5e 導体収容空間
5f ロック片
5f1 係止突起
5g 軸受部
5h ロック受け部
6 ソケット端子
6a 端子接続部
6a1 弾性片部(端子接続部)
6a2 接触子
6b 基部
6b1 固定部(基部)
6c 導体接続部
6c1 弾性片部(導体接続部)
6c2 接点部
6c3 延長部
6c4 下側縁
6c5 突部
6c6 固定部(導体接続部)
6d 伸長部
7 フリップ部
7a 操作部
7a1 操作面
7b 軸部
7c 接触部
7c1 接触面
7d ロック部
7e 抜け止め突起
8 プラグハウジング
8a コネクタ挿入口
8b コネクタ収容空間
8c 係止孔
8d 保持金具
9 プラグ端子
9a 基板接続部
9b 固定部
9c 接続部
10 基板
Claims (5)
- 端子と、該端子を保持するハウジングと、を備えるコネクタにおいて、
前記端子は、一方側に相手側コネクタのピン状端子と導通接触する端子接続部を有し、他方側に平型導体と導通接触する導体接続部を有しており、
前記ハウジングは、
前記ピン状端子を挿入する端子挿入口と、
前記平型導体を挿入する導体挿入口とを有しており、
前記平型導体と前記導体接続部とを導通接触させ、前記端子接続部と前記ピン状端子とを導通接触させることで、前記相手側コネクタと前記平型導体とが、前記端子を介して導通接続することを特徴とするコネクタ。 - 前記端子は、平坦な板面を維持する金属板でなり、
前記ハウジングに対する固定部を有する基部と、
該基部から伸長し、基部よりも端子挿入口側に設けられる端子接続部と、
前記基部から伸長し、基部よりも導体挿入口側に設けられる導体接続部とを有しており、
前記導体接続部は、前記導体挿入口側に伸長する弾性片部と、該弾性片部から突出し、前記導体挿入口から挿入された平型導体と導通接触する接点部とを有しており、
前記端子接続部が端子の板面方向に沿って接触子が対向する二股形状でなり、対向する前記接触子が前記端子挿入口から挿入されたピン状端子を挟み込んで導通接触する請求項1記載のコネクタ。 - 前記導体接続部は、前記弾性片部において接点部が設けられる位置から、さらに前記導体挿入口側に伸長する延長部を有しており、
前記ハウジングは、前記延長部と接触して前記弾性片部を反らせ、前記接点部を前記導体挿入口から挿入された平型導体から離間する方向に変位させる接触部を有するフリップ部を備える請求項2記載のコネクタ。 - 請求項1〜請求項3何れか1項記載のコネクタでなるソケットコネクタと、
前記ピン状端子と、該ピン状端子を保持するプラグハウジングとを備える、前記相手側コネクタとしてのプラグコネクタとを備えるコネクタ。 - ソケットコネクタに接続した平型導体をさらに備える請求項4記載のコネクタ。
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