JP2016045054A - 金型内周面測定装置 - Google Patents

金型内周面測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016045054A
JP2016045054A JP2014168894A JP2014168894A JP2016045054A JP 2016045054 A JP2016045054 A JP 2016045054A JP 2014168894 A JP2014168894 A JP 2014168894A JP 2014168894 A JP2014168894 A JP 2014168894A JP 2016045054 A JP2016045054 A JP 2016045054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
peripheral surface
inner peripheral
unit
distance sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014168894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6023130B2 (ja
Inventor
昌夫 高見
Masao Takami
昌夫 高見
卓 山根
Taku Yamane
卓 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2014168894A priority Critical patent/JP6023130B2/ja
Priority to KR1020150069762A priority patent/KR102354541B1/ko
Priority to CN201510441132.2A priority patent/CN105371805B/zh
Publication of JP2016045054A publication Critical patent/JP2016045054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6023130B2 publication Critical patent/JP6023130B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】安定的であり且つ連続した金型内周面の測定を可能にする測定装置2の提供。【解決手段】この測定装置2は、タイヤ加硫成形用のトレッドセグメントTSを固定保持するためのコンテナ4と、上記トレッドセグメントTSの内部に設置されうる測定部6とを備えており、上記コンテナ4が、トレッドセグメントTSの外周を把持するリング部8を有しており、上記測定部6が、トレッドセグメントTSの内周面までの距離を測定する距離センサ12と、この距離センサ12をトレッドセグメントTSの内面の周方向に沿って回転させる回転駆動部28と、この距離センサ12を上記リング部8の中心軸に平行な方向に昇降させる昇降駆動部42とを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ成形用金型の内周面を測定するための金型内周面測定装置に関する。
ユニフォーミティの良いタイヤを製造するために、一般的に、タイヤ加硫用金型として割りモールドが採用されている。この割りモールドは、周方向に沿って複数個に分割されたセグメントモールドを備えている。このセグメントモールドは、タイヤのトレッドパターンを成形するトレッドセグメントを有している。ところで、ラジアルタイヤのRRO( Radial Run Out )と、割りモールドの内面(トレッドセグメントの内面)の凹凸量とは、高い相関にあることが知られている。従って、割りモールドのRROに対する十分な配慮が不可欠とされている。このため、従来、割モールドの内周面の測定が行われている。
このような測定を目的とした測定装置が、特開2002−257537公報に開示されている。この測定装置は、使用状態である円筒状に整列されたトレッドセグメントの内面の凹凸量を測定するものである。この測定装置は、トレッドセグメントを保持する保持体と、この保持体の底部の中心部に鉛直状に立設された回転軸と、この回転軸に上下動可能に設けられた非接触距離センサとを備えている。上記回転軸は、自軸回りに回転可能にされている。
特開2006−289902公報には、トレッドセグメントの内面の真円度を測定する装置が開示されている。この測定装置では、非接触変位測定器によってトレッドセグメントの内周面までの距離が測定される。この非接触変位測定器は、モータによって回転駆動される。また、このモータに傘歯車とラックとを組み合わせることにより、非接触変位測定器の上下動駆動を可能にすることが提案されている。
特開2002−257537公報 特開2006−289902公報
本発明の目的は、測定用センサの自動回転及び自動昇降により、安定的であり且つ連続した測定を可能にする金型内周面測定装置の提供にある。
本発明に係る金型内周面測定装置は、
タイヤ加硫成形用の金型を固定保持するためのコンテナと、
上記金型の内部に設置されうる測定部とを備えており、
上記コンテナが、金型の外周を把持するリング部を有しており、
上記測定部が、金型の内周面までの距離を測定する距離センサと、この距離センサを金型内面の周方向に沿って回転させる回転駆動部と、この距離センサを上記リング部の中心軸に平行な方向に昇降させる昇降駆動部とを有している。
好ましくは、上記測定部が、上記距離センサの回転角度を検出する回転角度検出部と、距離センサの昇降距離を検出する昇降距離検出部とを有している。
好ましくは、上記コンテナが、上記金型が載置されうる底部を有しており、
上記測定部が、上記底部における上記リング部の中心位置に立設された固定軸と、この固定軸と同軸状に回転可能に配設された回転筒とを有しており、
この回転筒に、上記距離センサと、上記回転駆動部と、上記昇降駆動部とが設置されている。
好ましくは、上記回転駆動部が、上記回転筒を回転駆動するモータを有しており、
上記回転角度検出部が、回転筒の回転角度を検出するロータリーエンコーダを有しており、
上記昇降駆動部が、モータと、このモータによって回転駆動されるボールねじと、このボールねじに螺合する雌ねじ部とを有しており、
上記昇降距離検出部が、上記ボールねじの回転角度を検出するロータリーエンコーダを有している。
好ましくは、上記固定軸と上記回転筒との電気接続機構として、スリップリングが備えられている。
好ましくは、上記距離センサから送られる測定データのアナログ信号を処理するPLCを内蔵した制御盤と、
この制御盤において処理されたデータを次数解析する機能を備えたコンピュータとを備えている。
好ましくは、上記コンピュータが、上記距離センサ、上記回転角度検出部及び上記昇降距離検出部によって得られたデータから、金型の内周面の表面形状をマッピングする機能を備えている。
好ましくは、上記コンピュータが、その内部に設定された金型内周面自動測定の条件を、上記測定部に指示する機能を備えている。
本発明に係る金型内周面測定装置によれば、タイヤ成形用の金型の内周面を、その軸方向の各位置において、周方向に沿って、安定的且つ連続して測定することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る金型内周面測定装置を、金型のトレッドセグメントと共に示す一部断面正面図である。 図2は、図1の金型内周面測定装置の左側面図である。 図3は、測定データを演算する手段をも含めた金型内周面測定装置を示すブロック図である。 図4は、図1の金型内周面測定装置による測定の結果の一例を示す波形図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示された金型内周面測定装置(以下、単に測定装置ともいう)2は、コンテナ4と、測定部6とを備えている。このコンテナ4によって固定されているのは、測定対象であるタイヤ加硫成形用金型のトレッドセグメントTSである。複数のトレッドセグメントTSが、使用状態である円筒状に整列されている。
コンテナ4は、トレッドセグメントTSの外周を把持するリング部8と、トレッドセグメントTSが載置される底部10とを有している。リング部8は円柱状の内周面を有する。底部10は平面上の上面を有する。リング部8と底部10とは、一体に形成されてもよく、別体に形成された上で連結されてもよい。
測定部6は、トレッドセグメントTSの内周面までの距離を測定する距離センサ12を備えている。測定部6は底部10の中央に取り付けられる。この底部10には、設置された測定部6の水平面内位置を調整するための位置決めブロック11が備えられている。測定部6は、この位置決めブロック11に着脱可能に取り付けられる。測定部6は、この位置決めブロック11により、リング部8の中央に位置するように調整されうる。
距離センサ12は、トレッドセグメントTSの内周面の周方向に沿って回転しうるようにされている。距離センサ12としては、本実施形態のように、非接触式のレーザー変位計が用いられうる。距離センサ12がトレッドセグメントTSの内周面までの距離を測定し、これに既知である距離センサ12の回転軸(後述する固定軸16の中心軸)から距離センサ12までの距離が合算されて、トレッドセグメントTSの内周面の半径が得られる。この半径の取得方法は、前述した特開2002−257537公報にも紹介されている。
測定部6は、距離センサ12を支持するための支持部14を有している。この支持部14は、固定軸16と回転筒18とを有している。固定軸16は、上記底部10におけるリング部8の中心位置に、着脱可能に垂直に立設されている。固定軸16は円柱状を呈している。回転筒18は、この固定軸16に対し、軸受20を介して同軸状に固定されている。回転筒18は、固定軸16の中心軸回りに回転可能にされている。回転筒18は円筒状を呈している。
回転筒18には、距離センサ12が、ガイドレール22、スライドブロック24及び支持アーム26を介して取り付けられている。ガイドレール22は、回転筒18に固定されている。ガイドレール22は、固定軸16の中心軸方向、すなわち回転筒18の回転軸に平行な方向に延在している。このガイドレール22には、スライドブロック24が、ガイドレール22の長手方向に昇降自在に係合している。このスライドブロック24には、上記支持アーム26が取り付けられている。この支持アーム26に、距離センサ12が取り付けられている。これにより、距離センサ12は、回転筒18の回転軸に平行な方向に昇降可能である。図2では距離センサ12の図示が省略されている。
回転筒18には、固定軸16の軸回りに距離センサ12を回転するための回転駆動部28が取り付けられている。この回転駆動部28は、回転筒18を、固定軸16の軸回りに回転させうる。回転駆動部28も、回転筒18と一体で回転する。回転駆動部28は、回転筒18を回転駆動するモータ30を有している。このモータ30の出力軸30aは、固定軸16の中心軸に平行に延びている。この出力軸30aには、電磁クラッチ32を介して、ギア34が設けられている。このギア34は、固定軸16の下端側の全周にわたって形成された固定ギア36に咬合している。固定ギア36は、固定軸16の中心軸に垂直な面内に形成されている。
電磁クラッチ32がつながった状態でモータ30が駆動すると、回転筒18は、固定ギア36からの反力により、回転駆動部28を介して回転する。従って、距離センサ12も回転する。電磁クラッチ32が切られると、回転体18の回転が停止する。なお、電磁クラッチ32の採用に代えて、ブレーキを設けてもよい。また、サーボモータ、ステッピングモータを使用してもよい。
回転筒18には、回転駆動部28による距離センサ12の回転角度を検出する回転角度検出部38が設けられている。この回転角度検出部としては、本実施形態のように、ロータリーエンコーダ38が採用されうる。このロータリーエンコーダ(以下、第一エンコーダという)38の本体は、固定台37を介して回転筒18に固定されている。第一エンコーダ38の入力軸には、ギア39が設けられている。このギア39にノンバックラッシュで咬合する固定ギア40が、固定軸16の周囲に設けられている。回転筒18が回転すると、咬合した上記両ギアを介して、相対回転力が第一エンコーダ38の図示しない入力軸に入力される。このようにして、回転筒18の回転角が検出される。回転力伝達手段としては、ギアに代えてタイミングベルトが採用されてもよい。
図2も併せて参照すれば明らかなように、回転筒18には、スライドブロック24をガイドレール22に沿って昇降させるための昇降駆動部42が取り付けられている。この昇降駆動部42は、電磁ブレーキ付きモータ44と、このモータ44によって回転駆動されるボールねじ46と、このボールねじ46に螺合する雌ねじ部48とを有している。このボールねじ46は、昇降不能、回転可能な状態で取り付けられている。雌ねじ部48は、スライドブロック24に固定されている。ボールねじ46は、ガイドレール22に平行に延在している。ボールねじ46は、その上端近傍が、回転筒18の上端部に、図示しない軸受を介して支持されている。図1には、このボールねじ46の図示が省略されている。図2は、昇降駆動部42及び後述の昇降距離検出部56を示すための図である。図2には、理解容易のため、図1に示された部位のうち、その図示が省略されている部位が存在する。
上記モータ44は、回転筒18の上端に取り付けられている。モータ44の出力軸にはギア50が設けられている(図1)。このギア50に螺合するギア52が、ボールねじ46の上端近傍に設けられている(図2)。この構成により、モータ44の回転駆動力がボールねじ46に伝達される。上記電磁ブレーキ付きモータ44に代えて、サーボモータを採用することができる。この場合、昇降距離検出部56としての機能がサーボモータに含まれるので、エンコーダを省くことが可能となる。
回転筒18には、昇降駆動部42による距離センサ12の昇降距離を検出する昇降距離検出部56が設けられている。この昇降距離検出部56としては、本実施形態のように、ロータリーエンコーダ56が採用されうる。このロータリーエンコーダ(以下、第二エンコーダという)56の本体は、前述の固定台37を介して回転筒18に取り付けられている。第二エンコーダ56の入力軸56aには、ボールねじ46の上端部が接続されている。モータ44によってボールねじ46が回転駆動されると、ボールねじ46から直接に、回転力が第二エンコーダ56の入力軸56aに入力される。このようにして、ボールねじ46の回転角が検出される。この回転角と、ボールねじ46のねじピッチとから、スライドブロック24の昇降距離、すなわち、距離センサ12の昇降距離が検出される。
図1に示されるように、この測定部6では、固定軸16と回転筒18との電気接続機構として、スリップリング60が採用されている。換言すれば、回転筒18に取り付けられた各機器と外部との電気接続のために、スリップリング60が採用されている。このスリップリング60は、固定軸16の上部に嵌合されている。そして、このスリップリング60では、その内側固定部60iは固定状態にあり、その外側回転部60oが、図示しないベアリングを介して、内側固定部60iの外周に回転自在に装着されている。
回転駆動部28、昇降駆動部42、回転角検出部(第一エンコーダ)38及び昇降距離検出部56と、測定部6の外部の制御装置及び電源との電気接続は、上記スリップリング60を介してなされる。スリップリング60の外側回転部60oには、上記回転駆動部28、昇降駆動部42、第一エンコーダ38及び昇降距離検出部56からの図示しない電気ケーブルが接続されている。また、内側固定部60iには、測定部6の外部の制御装置及び電源に接続される電気ケーブル62が接続されている。もちろん、このスリップリング60の固定部と回転部とを逆に構成することも容易である。すなわち、外側回転部60oを固定状態にして外部の制御装置等と電気接続し、内側固定部60iを回転可能にして上記内部機器28、38、42、56と電気接続してもよい。
このように、測定部6の回転部分と外部との電気接続をスリップリング60を介して行うことにより、従来のように測定部の各機器から外部に電気ケーブルで直接接続する必要がない。このため、従来のごとく、測定部の回転に伴うケーブルの絡まりを防止するために、センサの周回ごとに逆回転による原点復帰をする必要がない。自動的な連続測定が可能となる。
図3に示されるとおり、この測定装置2は、コンピュータ70、タッチパネル操作盤72、及び、PLC(Programmable Logic Controller)を装備した制御盤74を備えている。本実施形態では、これらコンピュータ70、タッチパネル操作盤72及び制御盤74は全てコンテナ4の外部に配置されている。制御盤74は、前述の電気ケーブル62によって測定部6に電気接続されている。コンピュータ70及びタッチパネル操作盤72はそれぞれ、この制御盤74に電気接続されている。このコンピュータ70には、自動測定の測定条件設定機能が備わっている。
以下、この測定装置2によるトレッドセグメントTS内周面の測定要領が説明される。まず、コンテナ4の底部10の中央位置に、測定部6が設置される。距離センサ12により、リング部8内周面における周方向に沿った任意の複数位置の、距離センサ12からの距離が測定される。この各測定値がタッチパネル操作盤72に表示される。この複数の測定値に基づいて、位置決めブロック11を調整することにより、測定部6の固定軸16の中心軸と、リング部8の中心位置とを一致させる。
次いで、トレッドセグメントTSが使用時の姿勢でリング部8の内周面に取り付けられる。タッチパネル操作盤72の操作により、距離センサ12を軸方向に移動させながら、トレッドセグメントTSの内周面までの距離を測定する。この距離センサ12の軸方向移動は、タッチパネル操作盤72によって指示される。この測定値と、距離センサ12の軸方向の移動距離とに基づいて、トレッドセグメントTSの内周面の軸方向中央位置(センター位置、赤道位置)が特定される。タッチパネル操作盤72に、距離センサ12の軸方向位置を示す軸方向座標値(Z軸座標値)が表示される。この座標値を確認した上でコンピュータ70に入力する。
機械原点から測定原点までの周方向角度を、距離センサ12を移動させることによって測定する。この測定された角度(測定原点角度)が、タッチパネル操作盤72に表示される。この測定原点角度を確認した上で、コンピュータ70に入力する。
トレッドセグメントTS同士の境目を検出して境目間の中心角度、すなわち、各トレッドセグメントTSの中心角度を求め、これをコンピュータ70に入力する。予め定められているZ軸方向の測定位置をコンピュータ70に入力する。距離センサ12を機械原点に戻す(原点復帰)。以上で予備作業が完了する。
タッチパネル操作盤72により、コンピュータ70から制御盤74に対して自動測定の指示がなされる。これにより、制御盤74は、測定部6をこの指示通りに動作させる。距離センサ12が、予め指定されているZ軸方向の各測定位置について、自動的且つ連続的に、順次360°回転して距離を測定する。距離センサ12からの測定データが、アナログ電気信号として、制御盤74に入力される。同時に、回転角度検出部38及び昇降距離検出部56の各ロータリーエンコーダ38、56からの測定データ(回転電気信号)がパルス信号として、制御盤74に入力される。
制御盤74内の上記PLCは、上記アナログ信号をデジタル信号に変換してこれを処理する。この処理の結果がコンピュータ70に入力される。コンピュータ70では、Z軸方向の各測定位置における1周(360°)の測定結果が、順次演算処理(フーリエ級数解析による次数解析)される。測定の終了後、コンピュータ70において、全測定位置における演算結果が確認される。さらに、トレッドセグメントTSの内周面の真円度及びRRO(Radial Run Out)、並びに、1次から30次の次数振幅が評価される。
この演算結果により、図4に示されるように、トレッドセグメントTSの内周面360°について、生波形OW、1次波形W1、2次波形W2、3次波形W3、1次から30次までの合成波形CW等が得られる。図4には、9分割された各トレッドセグメントA、B、C、D、E、F、G、H、Iが示されている。セグメントの平均半径を有する円が符号ACで示され、最大の半径を有する円が符号LCで示され、最小の半径を有する円が符号SCで示されている。また、図示されていないが、各次数成分の振幅値、合成波形の振幅、ピーク位置、平均直径等が数値化されて表示されうる。トレッドセグメントTSの内周面の凹凸(RRO)が円周上に特定されうる。コンピュータ70において、測定データにより、トレッドセグメントTSの内周面の形状のマッピングが行われる。このトレッドセグメントTSのマッピングデータと、このトレッドセグメントTSを用いて加硫成形されたタイヤのトレッド面のマッピングデータとを照合することができる。この照合により、トレッドセグメントTSから成形品であるタイヤへのトレッドの変化を分析することができる。
この測定装置2の適用金型は、特に割モールドには限定されない。この測定装置2によれば、金型の内周面を、自動的に連続して測定することができる。この自動連続測定において、測定者の作業を必要とするのは、測定条件の設定である。金型内周面のZ軸方向に沿った複数位置での全周の測定結果を、一括して処理することができるため、測定後のデータを個別に解析する時間が削減される。金型のマッピングデータと、タイヤのマッピングデータとを、照合して分析しうるようになる。
以上説明された方法は、タイヤ成形用金型の内周面の測定に適している。
2・・・測定装置
4・・・コンテナ
6・・・測定部
8・・・リング部
10・・・底部
12・・・距離センサ
16・・・固定軸
18・・・回転筒
24・・・スライドブロック
28・・・回転駆動部
30・・・モータ
38・・・回転角度検出部(第一エンコーダ)
42・・・昇降駆動部
44・・・モータ
46・・・ボールねじ
48・・・雌ねじ部
56・・・昇降距離検出部(第二エンコーダ)
60・・・スリップリング
70・・・コンピュータ
72・・・タッチパネル操作盤
74・・・制御盤

Claims (8)

  1. タイヤ加硫成形用の金型を固定保持するためのコンテナと、
    上記金型の内部に設置されうる測定部とを備えており、
    上記コンテナが、金型の外周を把持するリング部を有しており、
    上記測定部が、金型の内周面までの距離を測定する距離センサと、この距離センサを金型内面の周方向に沿って回転させる回転駆動部と、この距離センサを上記リング部の中心軸に平行な方向に昇降させる昇降駆動部とを有している金型内周面測定装置。
  2. 上記測定部が、上記距離センサの回転角度を検出する回転角度検出部と、距離センサの昇降距離を検出する昇降距離検出部とを有している請求項1に記載の金型内周面測定装置。
  3. 上記コンテナが、上記金型が載置されうる底部を有しており、
    上記測定部が、上記底部における上記リング部の中心位置に立設された固定軸と、この固定軸と同軸状に回転可能に配設された回転筒とを有しており、
    この回転筒に、上記距離センサと、上記回転駆動部と、上記昇降駆動部とが設置されている請求項1又は2に記載の金型内周面測定装置。
  4. 上記回転駆動部が、上記回転筒を回転駆動するモータを有しており、
    上記回転角度検出部が、回転筒の回転角度を検出するロータリーエンコーダを有しており、
    上記昇降駆動部が、モータと、このモータによって回転駆動されるボールねじと、このボールねじに螺合する雌ねじ部とを有しており、
    上記昇降距離検出部が、上記ボールねじの回転角度を検出するロータリーエンコーダを有している請求項2又は3に記載の金型内周面測定装置。
  5. 上記固定軸と上記回転筒との電気接続機構として、スリップリングが備えられている請求項3又は4に記載の金型内周面測定装置。
  6. 上記距離センサから送られる測定データのアナログ信号を処理するPLCを内蔵した制御盤と、
    この制御盤において処理されたデータを次数解析する機能を備えたコンピュータとを備えている請求項1から5のいずれかに記載の金型内周面測定装置。
  7. 上記コンピュータが、上記距離センサ、上記回転角度検出部及び上記昇降距離検出部によって得られたデータから、金型の内周面の表面形状をマッピングする機能を備えている請求項6に記載の金型内周面測定装置。
  8. 上記コンピュータが、その内部に設定された金型内周面自動測定の条件を、上記測定部に指示する機能を備えている請求項1から7のいずれかに記載の金型内周面測定装置。
JP2014168894A 2014-08-22 2014-08-22 金型内周面測定装置 Active JP6023130B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014168894A JP6023130B2 (ja) 2014-08-22 2014-08-22 金型内周面測定装置
KR1020150069762A KR102354541B1 (ko) 2014-08-22 2015-05-19 금형 내주면 측정 장치
CN201510441132.2A CN105371805B (zh) 2014-08-22 2015-07-24 模具内周面测定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014168894A JP6023130B2 (ja) 2014-08-22 2014-08-22 金型内周面測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016045054A true JP2016045054A (ja) 2016-04-04
JP6023130B2 JP6023130B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=55374216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014168894A Active JP6023130B2 (ja) 2014-08-22 2014-08-22 金型内周面測定装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6023130B2 (ja)
KR (1) KR102354541B1 (ja)
CN (1) CN105371805B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017187396A (ja) * 2016-04-06 2017-10-12 住友ゴム工業株式会社 金型内周面測定装置
CN109177044A (zh) * 2018-09-19 2019-01-11 金石机器人常州股份有限公司 一种注塑机拉杆位置跟踪机构及其抓取方法
CN109443242A (zh) * 2018-12-17 2019-03-08 睿力得智能设备技术(昆山)有限公司 一种减速箱内腔轮廓度检测设备
CN109540030A (zh) * 2018-11-27 2019-03-29 中国船舶重工集团公司第十二研究所 一种手持式扫描设备自身定位精度检测方法
CN110962881A (zh) * 2018-12-07 2020-04-07 马鞍山市雷狮轨道交通装备有限公司 一种接触法车轮径跳检测装置及检测方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107258207B (zh) * 2016-04-07 2023-08-11 苏州宝时得电动工具有限公司 割草机及传感器高度控制方法
DE102016224012A1 (de) * 2016-12-02 2018-06-07 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Positionsmesseinrichtung und Verfahren zum Betreiben einer Positionsmesseinrichtung
JP7031106B2 (ja) * 2017-09-25 2022-03-08 住友ゴム工業株式会社 タイヤ内面形状測定装置およびタイヤ内面形状測定方法
CN111561714B (zh) * 2019-02-14 2022-07-15 华帝股份有限公司 用于灶具的锅底形状检测方法
CN111998792B (zh) * 2020-08-25 2022-08-26 赛轮集团股份有限公司 轮胎成型机的胎胚不圆度在线检测方法及在线检测装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0767878A (ja) * 1993-09-01 1995-03-14 Fuji Photo Optical Co Ltd 超音波検査装置
JPH08215195A (ja) * 1995-02-17 1996-08-27 Fuji Photo Optical Co Ltd 超音波診断装置
JP2002257537A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Sumitomo Rubber Ind Ltd トレッドセグメントの内面凹凸測定装置及び測定方法
JP2004157088A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Isuzu Motors Ltd ねじ特性の測定方法および測定装置
JP2005024405A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Toshiba Ceramics Co Ltd 被膜付セラミックス部材の膜厚測定方法、その装置、被膜付セラミックス部材の製造方法
JP2005254257A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Nippon Steel Corp 連続鋳造機のロングノズル着脱装置
JP2006138655A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Hitachi Kenki Fine Tech Co Ltd 走査型プローブ顕微鏡
JP2010221342A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Seiko Epson Corp 産業用ロボット
JP2011102463A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Sanwa Kiko Kk ハンマーグラブ制御システム
JP2011154002A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 管内スケール計測装置及び計測方法
JP2012129434A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Fuji Mach Mfg Co Ltd 対基板作業機
JP2014009068A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Brother Ind Ltd 搬送装置及びインクジェット記録装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289902A (ja) 2005-04-14 2006-10-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ加硫用金型の内周面の真円度測定装置
JPWO2006115203A1 (ja) * 2005-04-22 2008-12-18 株式会社ブリヂストン タイヤサイド部の外形異常検出方法および装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0767878A (ja) * 1993-09-01 1995-03-14 Fuji Photo Optical Co Ltd 超音波検査装置
JPH08215195A (ja) * 1995-02-17 1996-08-27 Fuji Photo Optical Co Ltd 超音波診断装置
JP2002257537A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Sumitomo Rubber Ind Ltd トレッドセグメントの内面凹凸測定装置及び測定方法
JP2004157088A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Isuzu Motors Ltd ねじ特性の測定方法および測定装置
JP2005024405A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Toshiba Ceramics Co Ltd 被膜付セラミックス部材の膜厚測定方法、その装置、被膜付セラミックス部材の製造方法
JP2005254257A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Nippon Steel Corp 連続鋳造機のロングノズル着脱装置
JP2006138655A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Hitachi Kenki Fine Tech Co Ltd 走査型プローブ顕微鏡
JP2010221342A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Seiko Epson Corp 産業用ロボット
JP2011102463A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Sanwa Kiko Kk ハンマーグラブ制御システム
JP2011154002A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 管内スケール計測装置及び計測方法
JP2012129434A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Fuji Mach Mfg Co Ltd 対基板作業機
JP2014009068A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Brother Ind Ltd 搬送装置及びインクジェット記録装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017187396A (ja) * 2016-04-06 2017-10-12 住友ゴム工業株式会社 金型内周面測定装置
CN109177044A (zh) * 2018-09-19 2019-01-11 金石机器人常州股份有限公司 一种注塑机拉杆位置跟踪机构及其抓取方法
CN109177044B (zh) * 2018-09-19 2023-05-23 金石机器人常州股份有限公司 一种注塑机拉杆位置跟踪机构及其抓取方法
CN109540030A (zh) * 2018-11-27 2019-03-29 中国船舶重工集团公司第十二研究所 一种手持式扫描设备自身定位精度检测方法
CN109540030B (zh) * 2018-11-27 2021-08-31 中国船舶重工集团公司第十二研究所 一种手持式扫描设备自身定位精度检测方法
CN110962881A (zh) * 2018-12-07 2020-04-07 马鞍山市雷狮轨道交通装备有限公司 一种接触法车轮径跳检测装置及检测方法
CN110962881B (zh) * 2018-12-07 2023-11-24 马鞍山市雷狮轨道交通装备有限公司 一种接触法车轮径跳检测装置及检测方法
CN109443242A (zh) * 2018-12-17 2019-03-08 睿力得智能设备技术(昆山)有限公司 一种减速箱内腔轮廓度检测设备

Also Published As

Publication number Publication date
CN105371805A (zh) 2016-03-02
CN105371805B (zh) 2019-11-08
KR102354541B1 (ko) 2022-01-21
KR20160023547A (ko) 2016-03-03
JP6023130B2 (ja) 2016-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6023130B2 (ja) 金型内周面測定装置
EP3517326B1 (en) Wheel service machine and method for performing diagnostic assessment of a vehicle wheel
CN203011343U (zh) 轮毂参数在线测量装置
CN106705869A (zh) 一种非接触式轴承套圈外径测量装置
JP2005262435A (ja) 回転対称精密部品を測定する装置、cnc測定装置及び方法
CN104122543B (zh) 一种水听器自动升降回转扫描装置
CN106767470A (zh) 一种非接触式轴承套圈内径测量装置
CN104535035B (zh) 用于零件的外形尺寸检测装置和外形尺寸检测系统
JP6686643B2 (ja) 金型内周面測定装置
CN206056555U (zh) 内外径测量装置主机
CN205076748U (zh) 一种二级升降回转装置
CN105910818A (zh) 效率曲线测试装置
CN103831668B (zh) 一种汽车轮毂单元外圈的自动测量检具
CN207180613U (zh) 非接触式轴承套圈外径测量装置
JP2006289902A (ja) タイヤ加硫用金型の内周面の真円度測定装置
CN207317764U (zh) 一种新型三坐标测量仪
CN110887456A (zh) 能对大型圆筒的圆度进行在线检测的装置及方法
CN112730620B (zh) 基于5g信号传输的环锻件超声检测方法
CN205373580U (zh) 齿圈径向跳动数据采集和分析装置
CN112344899B (zh) 一种无定心车轮轮对踏面三维轮廓检测方法
CN204165527U (zh) 纽纹检测装置
JP2019015581A (ja) 金型内周面測定装置
CN105890898A (zh) 回滞曲线测试装置
CN112504128A (zh) 弹簧检测装置
CN105752583A (zh) 管状输送带成管性能全自动检测装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6023130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250