JPH08215195A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH08215195A
JPH08215195A JP7052035A JP5203595A JPH08215195A JP H08215195 A JPH08215195 A JP H08215195A JP 7052035 A JP7052035 A JP 7052035A JP 5203595 A JP5203595 A JP 5203595A JP H08215195 A JPH08215195 A JP H08215195A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波振動子を設けた超音波スキャナに、そ
の移動に応じて回転する回転体を設けて、この回転体の
回転角に基づいて、超音波振動子の位置及び動き量を検
出して、超音波振動子の超音波送受信の制御や超音波画
像を生成する際に必要な超音波振動子の位置信号を、簡
単で、小型かつ軽量な構成によって、正確に検出できる
ようにする。 【構成】 超音波スキャナ1と、それに連結した超音波
振動子2を装着した基台3との間に、一端側が体表皮に
沿って摺接回転する作動部8aで、他端側が伝達ギア部
8bとなり、その中間部が筒状連結部8cとなった中空
回転軸8を設けて、その伝達ギア部8bにエンコーダ9
の入力軸9aに設けた入力ギア9bと噛合させて、超音
波スキャナ1を体表皮に沿って移動させて、超音波走査
を行う際に、この超音波スキャナ1の移動に伴って中空
回転軸8を回転させ、この回転角をエンコーダ9により
測定するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動子を移動さ
せながら、所定の距離間隔毎に超音波の送受信を行うこ
とによって、診断等を行う部位の超音波断層像を取得す
る、所謂メカニカル走査式の超音波診断装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、メカニカル走査式の超音波診断
装置は、超音波振動子を有する超音波スキャナをマニュ
アル操作乃至駆動機構によって、超音波振動子を走査す
べき体表皮や体腔内の腔壁に沿って移動させながら、超
音波パルスを体内に向けて送信して、体内組織の断層部
分からの反射エコーを受信するように構成したものであ
る。この反射エコーは超音波振動子に受信されて、電気
信号に変換されるようになっており、この信号は超音波
観測装置に伝送されて、この超音波観測装置において所
定の信号処理が行われた上で、モニタに超音波画像が表
示されることになる。
【0003】ここで、メカニカル走査のように、超音波
振動子を機械的に移動させる場合には、超音波振動子の
移動を検出しなければならない。即ち、超音波の送受信
は、所定の距離毎に行われることから、この超音波の送
受信の制御を行うために、超音波振動子の移動距離を検
出する必要がある。また、超音波の受信信号はスキャン
コンバータに取り込まれるが、このように取り込まれた
1音響ライン分のデータは、どの走査位置のものである
かについてのデータも取得しなければ、正確な超音波画
像を生成することができない。この意味でも、超音波振
動子の移動乃至位置の検出を行う必要がある。
【0004】従来技術においては、超音波振動子を移動
ブロックに装着して、この移動ブロックをモータ等の駆
動機構により適宜のガイド手段にガイドさせるように移
動させ、モータの回転数や、ガイド手段に沿っての超音
波振動子の動きを検出することによって、この超音波振
動子の位置信号としたものが用いられていた。また、マ
ニュアル操作で走査させる場合には、超音波スキャナに
押し引き操作手段を連結し、この押し引き操作手段の操
作量に基づいて、超音波振動子の移動量を検出し、この
移動量から超音波振動子の位置信号を得るようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、モータ等の駆動機構により移動させる場合には、
超音波スキャナとしては、駆動手段と、この駆動手段に
よって、超音波振動子のガイドするための移動ブロック
及びガイド手段と、超音波振動子の位置を検出する手段
とを備えなければならない。従って、その構成が著しく
複雑になり、全体構成として極めて大型化することにな
り、しかもこの超音波振動子の走査範囲は、それをガイ
ドする手段により制約される等の問題点がある。また、
押し引き操作手段の操作量に基づいて超音波振動子の移
動量を検出する場合にも、やはり押し引き操作手段を設
ける分だけ装置構成が大型化することになり、しかも実
際に検出しているのは、超音波振動子の動きではなく、
押し引き操作手段の操作量であるから、その間に誤差が
発生するおそれがある等といった問題点もある。
【0006】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、簡単な機構によっ
て、超音波振動子の位置乃至動きを正確に検出できるよ
うにした超音波診断装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、走査対象部に沿って移動可能な超音波
スキャナを備え、この超音波スキャナには超音波の送受
信を行う超音波振動子を設けると共に、超音波スキャナ
の移動に応じて回転する回転体と、この回転体の回転角
を検出することによって、前記超音波振動子の位置を測
定する位置測定手段とを備える構成としたことをその特
徴とするものである。
【0008】
【作用】超音波スキャナにおける超音波振動子及び回転
体が装着されている部位を、走査対象部として、例えば
体表皮に当接させ、この状態から超音波スキャナを所定
の方向に移動させると、回転体がその移動に追従して回
転することになる。この回転体の回転角を位置測定手段
により検出することによって、超音波振動子の位置が測
定されるから、この超音波振動子の位置及び移動量が検
出される。従って、この位置測定手段からの信号に基づ
いて、超音波振動子が所定距離移動する毎に、超音波振
動子に対して駆動信号を供給して、超音波パルスを体内
に向けて送信するように制御でき、また超音波パルスの
送信後に受信される反射エコー信号の位置信号としても
用いることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1乃至図4は本発明の第1の実施例を示
すものであって、まず図1及び図2において、1は超音
波診断装置における超音波スキャナを示し、この超音波
スキャナ1は、本体部1aと筒状突出部1bとから構成
され、筒状突出部1bには、その先端に超音波振動子2
を装着した基台3が連設されており、この超音波振動子
2は超音波の透過性の良好な部材からなるキャップ4で
覆われており、このキャップ4内には流動パラフィンそ
の他の音響媒体が封入されている。基台3には連結ロッ
ド5が連結されており、この連結ロッド5は本体部1a
内に導かれて、この本体部1a内に固定されている。そ
して、超音波振動子2に接続したケーブル6は、連結ロ
ッド5の内部に挿通されて、超音波スキャナ1に接続し
たコード7内に挿通されている。
【0011】次に、8は中空回転軸を示し、この中空回
転軸8は、内部に連結ロッド5が挿通されるようになっ
ており、その一端側が体表皮に沿って摺接回転する作動
部8aで、他端側が伝達ギア部8bとなり、その中間部
が筒状連結部8cとなっている。作動部8aは、筒状突
出部1bと基台3との間の部位に位置して、その外面が
露出しており、体表皮との摺接時に確実に追従回転させ
るために、表面にゴム等の摩擦係数の大きな部材を積層
したり、ローレット加工を施す等によって、摩擦係数を
大きくしている。また、筒状連結部8cは超音波スキャ
ナ1の筒状突出部1bの内面に摺動自在に挿嵌されてい
る。そして、伝達ギア部8bは本体部1a内に延在され
ており、この伝達ギア部8bにはエンコーダ9の入力軸
9aに設けた入力ギア9bと噛合している。ここで、こ
の伝達機構としては、ギア伝達機構以外にも、例えばベ
ルト等を用いたものであっても良い。なお、図2におい
て、10は中空回転軸8の筒状連結部8cと筒状突出部
1bとの間に介装され、中空回転軸8は円滑に回転させ
るための軸受である。
【0012】11は超音波観測装置であって、この超音
波観測装置11は、信号処理部12とモニタ13とから
構成されている。超音波スキャナ1から延在させたコー
ド7は、超音波観測装置11における信号処理部12に
着脱可能に接続されている。信号処理部12は図3に示
した構成となっている。同図において、14は送信回
路、15は受信回路をそれぞれ示し、送信回路14と受
信回路15とは切換手段16によって選択的に超音波振
動子2と接続されている。送信回路14が超音波振動子
2に接続されると、この超音波振動子2が駆動されて、
超音波パルスが送信されるようになり、超音波振動子2
が受信回路15に接続されると、超音波振動子2により
受信されて、電気信号に変換された反射エコー信号が取
り込まれることになる。そして、このように受信回路1
5に取り込まれた反射エコー信号は所定の信号処理を行
った上で、デジタルスキャンコンバータ17に入力され
て、このデジタルスキャンコンバータ17のメモリに1
フレーム分の超音波画像信号が取り込まれると、出力回
路18を介してモニタ13に超音波画像信号が出力され
て、この超音波画像信号に基づいて超音波画像がモニタ
13に表示される。
【0013】超音波振動子2はマニュアル操作によりメ
カニカルリニア走査されるものであり、このリニア走査
を行う際には、超音波振動子2の位置乃至動き量を検出
する必要がある。エンコーダ9は、この超音波振動子2
の位置検出手段を構成するものであって、このエンコー
ダ9からの信号は位置検出回路19に入力されて、この
位置検出回路19によって、超音波振動子2が所定距離
動いたことを検出すると、その動き量乃至位置に関する
信号が出力される。この信号は、切換手段16に入力さ
れて、超音波振動子2による超音波送受信制御が行われ
ると共に、デジタルスキャンコンバータ17にも入力さ
れて、当該の音響ラインの位置信号とされる。
【0014】本実施例は以上のように構成されるもので
あって、次にその作動について説明する。
【0015】まず、図4に示したように、超音波スキャ
ナ1に設けられ、超音波振動子2を内装したキャップ4
を患者の体表皮に当接させる。ここで、体表皮とキャッ
プ4との間を確実に密着させるために、体表皮に超音波
ゼリー等を塗布しておくと良い。キャップ4に隣接し
て、回転体を構成する中空回転軸8の作動部8aが配置
されているから、体表皮にはこの作動部8aも当接す
る。そこで、超音波振動子2による走査を行わせるため
に、超音波スキャナ1を手で把持して、体表皮において
走査すべき方向に動かす。このように超音波スキャナ1
が移動すると、中空回転軸8の作動部8aが体表皮に対
して摺動回転する。そして、この中空回転軸8の回転が
エンコーダ9により検出されて、その信号が位置検出回
路19に取り込まれる。
【0016】この位置検出回路19からは、所定の距離
間隔毎に切換手段16に切換信号が入力されて、この信
号に基づいて超音波振動子2が送信回路14と接続する
状態に切り換わる結果、この超音波振動子2が駆動され
て、体内に向けて超音波パルスが送信される。また、こ
れと同時に、位置検出回路19からデジタルスキャンコ
ンバータ17に、超音波画像を生成するのに必要な位置
信号が入力される。そして、超音波パルスが体内に向け
て送信されると、切換手段15が切り換わり、超音波振
動子2が受信回路15と接続される状態になって、反射
エコー信号の受信モードとなる。受信回路15に取り込
まれた反射エコー信号は、所定の信号処理を行った上
で、デジタルスキャンコンバータ17に送り込まれる。
そして、この反射エコー信号は、位置検出回路19から
供給される位置信号と共に、デジタルスキャンコンバー
タ17のメモリに記憶される。
【0017】超音波スキャナ1による走査が行われる
と、一定の距離間隔毎に超音波パルスの送信及び反射エ
コー信号の受信が繰り返されて、所定の範囲にわたって
リニア走査が行われる。そして、1フレーム分の超音波
画像信号が取り込まれると、出力回路18からモニタ1
3に超音波画像信号が送り込まれて、モニタ13に超音
波画像が表示される。
【0018】以上のように、超音波振動子2の位置を検
出する手段としての回転体を構成する中空回転軸8の作
動部8aは、この超音波振動子2の直近位置において、
しかも超音波振動子2と剛体的に連結されているから、
作動部8aの回転を検出することによって、正確かつ確
実に超音波振動子2の位置を検出できる。しかも、この
位置検出機構は、中空回転軸8とエンコーダ9とで構成
されているので、構成が簡単で、小型かつ軽量なものと
なり、その取り扱いが極めて容易になる。従って、術者
等が超音波スキャナ1を体表皮における所望の走査対象
部位に当接させて、この超音波スキャナ1を体表皮に沿
って移動させることによって、容易に、所望の部位の超
音波走査を行うことができる。
【0019】次に、図5及び図6に本発明の第2の実施
例を示す。この実施例においては、患者の腹腔内に差し
込んで、臓器の表面から超音波走査することによって、
その臓器の内部組織の検査を行うように構成したものが
示されている。
【0020】ここで、超音波スキャナ20は、本体部2
0aから長尺の筒状突出部20bが延出されており、こ
の筒状突出部20bの先端部分が面取りされており、こ
の面取り部分に超音波振動子21が装着されている。そ
して、筒状突出部20bの先端面に、回転体としての回
転ホイール22が設けられており、この回転ホイール2
2の回転軸22aは、前述した第1の実施例における中
空回転軸8と同様に、筒状突出部20bから本体部20
a内に導かれて、この本体部20a内に設けたエンコー
ダ(図示せず)に連結されている。
【0021】このように構成することによって、図6に
示したように、患者の腹腔内に差し込んで、例えば肝臓
等の臓器Vに沿うように、超音波スキャナ20を矢印方
向に移動させると、回転ホイール22が回転して、その
移動量を検出できるから、超音波振動子21によるリニ
ア走査を行うに当っての超音波振動子21の位置乃至動
きの検出信号として用いることができる。
【0022】さらに、図7及び図8は、本発明の第3の
実施例を示すものであって、この実施例における超音波
スキャナ30は、その本体部30aから左右一対の取付
板部30b,30bが前方に延在しており、回転体とし
てのローラ31が、この取付板部30b,30b間に架
設した回転軸32によって回転自在に支承されている。
一方、本体部30aの下面には、凹部33が形成されて
おり、この凹部33に超音波振動子34が固定的に保持
されている。そして、凹部33内には、ゲル状、即ち体
表皮等の凹凸に追従して変形可能であり、かつ超音波の
伝達特性の良好な部材からなる超音波ゲルパッド、例え
ばAquaflex(Parker Laboratories Inc.の商品名)その
他の超音波伝達媒体パッド35が装着されており、この
超音波伝達媒体パッド35によって、超音波振動子34
と体表皮との間にスタンドオフを持たせることができ、
かつ超音波信号の送受信を効率的に行うことができるよ
うにしている。
【0023】この超音波スキャナ30における超音波振
動子34の移動を検出して、その位置を測定する位置測
定機構としては、ローラ31の回転角を光学的に検出す
るものとなっている。このために、図8に示したよう
に、ローラ31の転動面31aには、凹部からなる検出
部31bが回転方向に等間隔にして多数設けられてお
り、この検出部31bを光学的凹凸検出手段36により
検出するように構成している。この光学的凹凸検出手段
36は、超音波スキャナ30の本体部30aにおける取
付板部30b,30b間の部位に設けられており、光源
としてのレーザダイオード37を有し、このレーザダイ
オード37からのレーザ光をビームスプリッタ38を透
過させて、コリメータレンズ39によって平行光束化し
た上で、1/4波長板40及び対物レンズ41を介して
ローラ31の転動面31aに焦点を結ぶように照射す
る。そして、このローラ31の転動面31aからの反射
光は、対物レンズ41,1/4波長板40及びコリメー
タレンズ39を通ってビームスプリッタ38で反射し
て、このビームスプリッタ38の反射面に対向配設した
光検出部42により受光させる。
【0024】光検出部42は、対物レンズ40のバック
フォーカス位置に配置されており、従って対物レンズ4
0で収束された光が転動面31aに反射すると、その反
射光量の全量が光検出部42で受光され、またこの転動
面31aに対して凹部となっている検出部31bに反射
すると、その距離の差分だけデフォーカスすることにな
るから、光検出部42における受光量が減少する。従っ
て、超音波スキャナ30を体表皮に沿って移動させるこ
とによって、ローラ31が回転した時に、その受光量の
変化によってローラ31の回転角の検出が可能となり、
この信号に基づいて超音波振動子34の位置検出を行う
ことができる。
【0025】また、このローラの回転角を検出するため
の機構としては、以上のものの他にも、例えば図9に示
したように、ローラ31′の側面に円弧状の抵抗体43
を設けておき、また超音波スキャナ30の取付板部30
bに電極44を装着して、この電極43を抵抗体43に
摺接させるように構成した、所謂ポテンショメータを設
けるように構成することもできる。
【0026】さらに、図10乃至図12は、本発明の第
4の実施例を示すものであって、前述した第1〜第3の
実施例においては、超音波振動子による走査方向は、回
転体により定まっているのに対して、本実施例において
は、メカニカル走査を行うものであるが、その走査方向
は直線的なものだけでなく、曲線的にも走査できるよう
になっている。
【0027】即ち、超音波スキャナ50は、図10及び
図11に示したように、術者等が手で把持して操作する
本体部50aを有し、この本体部50aの下面部に超音
波振動子51が設けられると共に、X−Y軸移動量検出
機構52が装着されている。このX−Y軸移動量検出機
構52は、図12から明らかなように、鋼球53を有
し、この鋼球53は、下面部に設けた透孔54から一部
分が下方に突出し、超音波スキャナ50の下面部を体表
皮に沿って摺動させると、その摺動方向に応じて転動す
ることになる。そして、鋼球53は付勢ローラ55によ
り、X軸56及びY軸57に当接する方向に付勢されて
おり、これらX軸56及びY軸57は、この鋼球53の
回転に追従して回転するようになっている。X軸56及
びY軸57には、それぞれX軸ポテンショメータ56P
及びY軸ポテンショメータ57Pが連結されており、こ
れらX軸ポテンショメータ56P,Y軸ポテンショメー
タ57PによってX軸56及びY軸57の回転角が検出
される。なお、円滑に超音波の送受信を行うために、第
3の実施例で示した超音波伝達媒体パッドを用いること
ができ、またこれと共に、もしくはこれに代えて体表皮
に超音波ゼリー等を塗布するが、このように超音波ゼリ
ーが鋼球53に付着すると、鋼球53が体表皮に対して
滑るおそれがあり、またこの鋼球53とX軸56及びY
軸57との間の回転の伝達にも支障を来すおそれもあ
る。このような事態を防止するには、鋼球53の表面を
粗面にするか、またはゴム等の摩擦係数の高い部材を表
面に積層させるようになし、かつX軸56及びY軸57
の鋼球53への当接部には、ゴムリング56r,57r
等のようなスリップ防止部材を設けるように構成すれば
良い。
【0028】超音波スキャナ50は体表皮に沿って任意
の方向に動かすことができ、この超音波スキャナ50の
動きに応じて、その動きの方向に鋼球53が回転する。
この鋼球53の回転によって、X軸56及びY軸57が
追従回転して、超音波スキャナ50の移動、即ち超音波
振動子51の移動はX軸方向及びY軸方向の移動量成分
に分解されて、それぞれX軸ポテンショメータ56P及
びY軸ポテンショメータ57Pにより検出されて、それ
らの信号が位置演算回路58に取り込まれることにな
る。なお、超音波スキャナ50の本体部50aにはプッ
シュスイッチ59a,59bが設けられており、これら
のプッシュスイッチ59a,59bは、例えば、超音波
観測装置に付設され、超音波画像の録画を行うためのビ
デオテープレコーダのON,OFFスイッチ等として用
いることができる。
【0029】従って、これらX軸ポテンショメータ56
Pによる移動量検出信号をΔxとし、またY軸ポテンシ
ョメータ57Pによる移動量検出信号をΔyとした時
に、超音波振動子51の移動量はΔx2 +Δy2 の平方
根に相当することから、位置演算回路58ではこの式の
演算を行った上で、所定の移動量毎に送信回路と受信回
路との切換手段に対する切り換え信号及びデジタルスキ
ャンコンバータに対する位置信号が入力されることにな
る。
【0030】以上のように構成すれば、体表皮におい
て、超音波スキャナ50を任意の方向に移動させること
ができることになり、これによって、超音波振動子51
の走査方向を自由に設定できる。従って、超音波スキャ
ナ50を、例えば体内における器官その他の形状に沿う
ように、曲線的に動かしながら、その移動軌跡における
超音波断層像を取得することも可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、超音波
振動子を設けた超音波スキャナに、その移動に応じて回
転する回転体を設けて、この回転体の回転角を位置測定
手段により検出する構成としたので、超音波振動子の超
音波送受信の制御を行うために、また超音波画像を生成
する際における、各音響ラインの位置信号として必要な
超音波振動子の位置信号を、簡単で、小型かつ軽量な構
成によって、正確に検出できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す超音波診断装置の
全体構成図である。
【図2】超音波スキャナの断面図である。
【図3】信号処理部の回路構成図である。
【図4】第1の実施例における作用説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す超音波診断装置に
おける超音波スキャナの外観図である。
【図6】第2の実施例における作用説明図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示す超音波診断装置に
おける超音波スキャナの下方から見た状態の外観図であ
る。
【図8】図7の超音波スキャナにおける位置検出機構の
構成説明図である。
【図9】第3の実施例における超音波スキャナの位置検
出機構の他の例を示す構成説明図である。
【図10】本発明の第4の実施例を示す超音波診断装置
における超音波スキャナの外観図である。
【図11】第4の実施例の超音波スキャナを下方から見
た状態の外観図である。
【図12】X−Y軸移動量検出機構の構成説明図であ
る。
【符号の説明】
1,20,30,50 超音波スキャナ 2,21,34,51 超音波振動子 8 回転部材 8a 中空回転軸 8b 伝達ギア部 9 エンコーダ 12 信号処理部 13 モニタ 19 位置検出回路 22 回転ホイール 31 ローラ 35 光学的凹凸検出手段 52 X−Y軸移動量検出機構 53 鋼球 56 X軸 56P X軸ポテンショメータ 57 Y軸 57P Y軸ポテンショメータ 58 位置演算回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査対象部に沿って移動可能な超音波ス
    キャナを備え、この超音波スキャナには超音波の送受信
    を行う超音波振動子を設けると共に、超音波スキャナの
    移動に応じて回転する回転体と、この回転体の回転角を
    検出することによって、前記超音波振動子の位置を測定
    する位置測定手段とを備える構成としたことを特徴とす
    る超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体は、前記超音波スキャナの移
    動により走査対象部に摺接回転する回転筒体であり、前
    記位置測定手段はエンコーダであって、前記回転筒体に
    は、伝達ギアを設けて、この伝達ギアに前記エンコーダ
    の入力ギアを噛合させる構成としたことを特徴とする請
    求項1記載の超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体は、前記超音波スキャナに装
    着したローラで形成したことを特徴とする請求項1記載
    の超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラには、その表面に凹凸を設け
    て、この凹凸を光学的に検出する凹凸形状検出手段をロ
    ーラに対向配設することにより、前記位置測定手段とし
    たことを特徴とする請求項3記載の超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 前記位置測定手段は、前記ローラの回転
    を検出するポテンショメータで形成したことを特徴とす
    る請求項3記載の超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体は鋼球で形成し、前記位置測
    定手段は、この鋼球の回転に応じて軸回りに回転するX
    軸及びY軸を備えたX−Y軸移動量検出機構で形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
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