JPH0767878A - 超音波検査装置 - Google Patents

超音波検査装置

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JPH0767878A
JPH0767878A JP5239207A JP23920793A JPH0767878A JP H0767878 A JPH0767878 A JP H0767878A JP 5239207 A JP5239207 A JP 5239207A JP 23920793 A JP23920793 A JP 23920793A JP H0767878 A JPH0767878 A JP H0767878A
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俊積 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波走査を行うための駆動ユニットを超音
波観測装置側に取り付けることによって、内視鏡をガイ
ドとして挿入される超音波プローブの操作時における術
者の負担を軽減する。 【構成】 超音波観測装置2に駆動ユニット41とコネ
クタユニット42とからなる接続機構40を取り付け
て、駆動ユニット41には超音波プローブ1のプラグ1
3が接続されるソケット43が設けられ、モータ47及
びエンコーダ49等はこの駆動ユニット41に内蔵され
ている。超音波観測装置2に連結されるのは、コネクタ
ユニット42であり、このコネクタユニット41と駆動
ユニット41とはジョイント部60を介して連結され
て、駆動ユニット41をコネクタユニット41に対して
所望の方向に傾倒させるようにすることによって、超音
波プローブ1の方向を、術者が操作し易いように調整で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の処置具挿通チ
ャンネル等をガイドとして体腔内に導かれて、体腔内壁
から超音波走査を行う超音波プローブを備えた超音波検
査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波プローブを体腔内に挿入するため
に、内視鏡に設けられる鉗子等の処置具を挿通するため
の処置具挿通チャンネルをガイド手段として用いるよう
に構成したものは、従来から用いられている。この種の
超音波プローブは、処置具挿通チャンネルに挿通可能な
太さを有する軟性部の先端に超音波振動子を設け、この
超音波プローブの基端部を駆動ユニットに接続し、この
駆動ユニットからケーブルを引き出して超音波観測装置
に着脱可能に接続するようになっている。超音波観測装
置は、超音波振動子に駆動信号を入力し、また超音波振
動子で受信した超音波反射エコー信号が送り込まれて、
所定の信号処理を行うことによって、超音波画像信号を
作成し、この超音波画像信号に基づいてモニタ装置に超
音波画像を表示するものである。
【0003】超音波走査方式の代表的なものとしては、
超音波振動子を直線的に移動させながら、所定間隔毎に
超音波パルスを体腔内壁に向けて入射するリニア走査方
式と、超音波振動子を回転駆動する間に、所定の角度毎
に超音波パルスを体腔内壁に向けて入射するラジアル走
査方式とがある。ラジアル走査を行う場合には、超音波
振動子を回転駆動する回転駆動手段と、その回転角度を
検出する手段とを必要とする。超音波プローブは処置具
挿通チャンネル内に挿入される関係から、細径化の要請
が強く、超音波プローブ自体に回転駆動手段及び回転角
検出手段を内蔵させるのは不可能である。このために、
超音波プローブの軟性部に、一端が超音波振動子に連結
した回転伝達部材を設け、この回転伝達部材の他端を処
置具挿通チャンネルの外部にまで導き出して、駆動ユニ
ットに接続して、この駆動ユニットにモータ等の回転駆
動手段と、エンコーダ等の回転角検出手段を内蔵させ、
回転駆動手段を作動させることによって、回転伝達部材
を回転駆動すると共に、この回転伝達部材の回転角を回
転角検出手段により検出するように構成している。一
方、リニア走査を行う場合であっても、超音波振動子の
移動をモータ等の駆動手段により行うように構成したも
のもあり、この場合にもエンコーダは必要とする。従っ
て、モータ駆動でリニア走査を行うものにあっても、駆
動ユニットを設け、この駆動ユニットに駆動手段及びエ
ンコーダを内蔵させる。而して、これら駆動ユニットは
何らかの部材に固定しなければならないが、従来におい
ては、この駆動ユニットを内視鏡の本体操作部に設けら
れている処置具挿通チャンネルの入口部分に固定するよ
うに構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡による検査及び
超音波検査を行っている間は、術者は内視鏡の本体操作
部を常に把持した状態に保持しなければならない。この
種の検査は時には数時間も継続することがあり、術者に
とっては、その間中本体操作部を把持し続けるのは極め
て大きな負担である。従って、この負担を軽減するに
は、本体操作部を軽量化する必要がある。ところが、前
述したように、駆動ユニットを本体操作部における処置
具の入口に装着すると、当然その重量が直接加わること
になるだけでなく、この処置具の入口から駆動ユニット
が突出していると、安定性も損なわれる。とりわけ、ラ
ジアル走査方式の駆動ユニットにあっては、前述した回
転駆動手段及び回転角検出手段だけでなく、回転伝達部
材側のケーブルは、超音波振動子と共に回転しなければ
ならず、これに対して超音波観測装置への接続側は回転
方向には固定する必要があることから、ケーブルを相対
回転可能に接続するロータリコネクタ等の部材も内蔵さ
せなければならない等、駆動ユニット自体の重量はかな
りのものであり、しかもかなり大型化する。このように
本体操作部に駆動ユニットという重量物が不安定な状態
に装着されていると、この本体操作部を把持して行う操
作は極めて困難なものとなり、術者の負担も極めて大き
くなる等といった欠点がある。
【0005】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決するためになされたものであって、その目的とすると
ころは、超音波プローブにおける駆動ユニットを、内視
鏡の本体操作部以外の部位に安定的に固定することによ
って、操作の円滑性を損なうことなく、術者が受ける重
量を軽減できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、内視鏡の処置具挿通チャンネル等の
ガイド部材を介して体腔内に挿入される超音波プローブ
と、この超音波プローブの基端部が着脱可能に接続され
て、超音波プローブに設けた超音波振動子との間で信号
の授受を行うと共に、モニタに表示される超音波画像に
関する信号を作り出す超音波観測装置とを備えたもので
あって、前記超音波振動子の駆動手段を備えた駆動ユニ
ットを超音波観測装置への接続機構に角度調整可能なジ
ョイント部を介して連結する構成としたことをその特徴
とするものである。
【0007】
【作用】駆動ユニットを超音波観測装置に取り付けるこ
とによって、内視鏡の本体操作部を把持する術者に対す
る負担はかなり軽減される。ここで、駆動ユニットを超
音波観測装置に完全に固定してしまうと、術者と患者と
の位置関係や、術者の個性等によっては、超音波プロー
ブの操作の円滑性が損なわれ、この超音波プローブに無
理な力が作用する結果となる。このために、駆動ユニッ
トと、超音波観測装置に接続されるコネクタとの間を角
度調整可能なジョイント部を介して連結するように構成
しているので、超音波プローブを任意の方向に向け、任
意の角度に曲げることができるので、操作の円滑性が確
保される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1乃至図6は本発明の第1の実施例を示
すものであって、この実施例においては、ラジアル走査
式の超音波検査装置を示す。而して、図1に超音波検査
装置の全体構成を示す。図中において、1は超音波プロ
ーブ、2は超音波観測装置、3は内視鏡である。超音波
プローブ1は先端に超音波振動子10を装着した先端部
本体11と、軟性部12とを有し、軟性部12の基端部
にはプラグ13が設けられている。軟性部12は、図2
に示したように、軟性の合成樹脂をチューブ状に形成し
たスリーブ14内に、回転伝達手段を構成する多重また
は多条、もしくは多重で多条の密着コイルばね等からな
るフレキシブルシャフト15を挿通させて設け、このフ
レキシブルシャフト15内には、信号ケーブル16が挿
通されている。そして、フレキシブルシャフト15の基
端部には回転体17が連結されており、この回転体17
は軸受18により回転自在となっている。また、軟性部
12におけるプラグ13から所定の長さ分は、この軟性
部12の折れ止め用の金属可撓管19内に挿通されてい
る。
【0009】この超音波プローブ1は、内視鏡3の本体
操作部3aに設けた処置具挿通導入部30から挿入部3
b内に設けた処置具挿通チャンネル31内に挿通され
て、この処置具挿通チャンネル31をガイドとして体腔
内に挿入されて、その先端に設けた超音波振動子10を
挿入部3bの先端から突出させて、ラジアル走査を行う
ことができるようになっている。また、超音波プローブ
1の基端部に設けたプラグ13は、信号処理部2aとモ
ニタ2bとからなる超音波観測装置2に着脱可能に接続
される。
【0010】超音波プローブ1のプラグ13は、接続機
構40を介して超音波観測装置2に接続されるものであ
る。この接続機構40は、図3に示したように、駆動ユ
ニット41とコネクタユニット42とから構成される。
駆動ユニット41にはソケット43が設けられており、
このソケット43内には回転筒44が回転自在に支承し
て設けられている。回転筒44には、一対のプーリ4
5,46が一体的に設けられており、一方のプーリ45
には回転駆動手段としてのモータ47からの伝達ベルト
48に係合している。また、他方のプーリ46にはエン
コーダ49の入力軸に設けたベルト50に係合してい
る。このように構成することによって、プラグ13を接
続機構40のソケット43に接続すると、回転体16が
回転筒44と連結されて、モータ47を回転駆動する
と、伝達ベルト48を介してプーリ45が回転して、こ
れと一体に回転筒44が回転し、さらにこの回転は回転
体16を介してフレキシブルシャフト14に伝達され、
このフレキシブルシャフト14が軸回りに回転すること
になり、さらに超音波振動子10を装着した先端部本体
11が回転するようになる。そして、超音波振動子10
の回転は、エンコーダ49により検出されるようになっ
ている。
【0011】信号ケーブル16は信号線16aとアース
線16bとから構成され、信号線16aは回転体17内
に設けた接点ピン20に接続されており、この接点ピン
20と回転体17との間は絶縁部材21により電気的に
絶縁されている。そして、アース線16bはこの回転体
17に接続されている。一方、回転筒44内に接続ピン
51が絶縁部材51aを介して挿通されており、この接
続ピン51は接点ピン20に着脱可能に接続されてい
る。従って、回転体17を回転筒44に接続すると、信
号線16aは接点ピン20を介して接続ピン51に電気
的に接続され、またアース線16bは回転体17を介し
て回転筒44と電気的に接続されることになる。
【0012】さらに、この回転筒44の他端は、固定部
材52に連結されており、これによってロータリコネク
タが形成される。即ち、回転筒44に内装した接続ピン
51は水銀等の流体接点52aを介して固定部材52の
電極52bに接続され、また回転筒44自体は流体接点
52cを介して固定部材52の電極52dに電気的に接
続されている。従って、回転体44が回転しても、固定
部材52は固定的に保持されており、かつ両者は電気的
に接続される。
【0013】一方、コネクタユニット42には超音波観
測装置2の信号処理部2aへの接続部に着脱可能に接続
されるコネクタ部54が設けられており、このコネクタ
部54にはコード53が接続されている。このコード5
3には、超音波振動子10からのケーブル16、モータ
47に接続したケーブル及びエンコーダ49に接続した
ケーブルが内蔵されている。そして、コネクタ部54を
超音波観測装置2に接続した状態で、コネクタユニット
42を安定的に固定するために、このコネクタユニット
42にはクランプ部材55が装着されている。このクラ
ンプ部材55は、クランプ板55aと軸55b及びつま
み55cから構成され、図4に示したように、軸55b
はコネクタユニット42の壁部に穿設した挿通孔56に
挿通されており、またこの軸55bの先端に設けたクラ
ンプ板55aは超音波観測装置2の壁面に設けた透孔5
7に挿通できるようになっている。そして、この軸55
bの端部に設けたつまみ55cは挿通孔56より大径の
ものであって、このつまみ55cを回転させることによ
って、クランプ板55aを回転させると、透孔57から
脱出不能となり、これによってコネクタユニット42は
超音波観測装置2に連結されるようになっている。そし
て、コネクタユニット42の壁面とつまみ55cとの間
にばね58が介装されており、このばね58によってク
ランプ板55aが超音波観測装置2の壁部の内面に圧接
されて、コネクタユニット42は超音波観測装置2に安
定的に固定されるようになっている。
【0014】接続機構40を構成する駆動ユニット41
とコネクタユニット42とはジョイント部60を介して
方向調整可能に連結されている。このために、駆動ユニ
ット41の下端部には相対向する位置に一対のブラケッ
ト41a,41bが垂設されており、またコネクタユニ
ット42には、ブラケット41a,41bに対して90
°の位相を持った位置にブラケット42a,42bが突
設されている。そして、図5に示したように、これらブ
ラケット41a,41b及び42a,42bは十字状に
形成した直交二軸からなる支持軸61を構成する軸部6
1a,61bの各先端部に連結されている。これによっ
て、コンタクトユニット42が超音波観測装置2に接続
した状態を保ったままで、駆動ユニット41を超音波観
測装置2から離間する方向に傾倒させることができ、こ
の時には支持軸61の軸部61aに沿って駆動ユニット
41が回転する。また、駆動ユニット41を超音波観測
装置2に沿う方向において、前方に傾倒させると、駆動
ユニット41と共に支持軸61が、その軸部61bがブ
ラケット42a,42bを中心として回転することにな
る。さらに、これらの方向調整を複合させると、超音波
プローブ1は超音波観測装置2に対して斜め前方に向け
ることも可能である。なお、支持軸61の交差部には貫
通孔64が穿設されて、コード53はこの貫通孔64内
に挿通されている。
【0015】さらに、駆動ユニット41をコネクタユニ
ット42に対して各方向に傾倒させるようにして方向調
整を行った状態で、この駆動ユニット41を固定するた
めに、支持軸61を構成する各軸部61a,61bの端
面には鋼球62aと、この鋼球62aを端面部分から突
出する方向に付勢するばね62bとからなるボールブラ
ンジャ62が設けられており、またブラケット41a,
42aには、図6に示したように、このボールプランジ
ャ62が係合する凹部63が複数箇所形設されている。
従って、ボールプランジャ62をいずれかの凹部63に
係合させることによって、当該の角度位置に固定できる
ようになる。
【0016】以上のように構成することによって、超音
波プローブ1を用いて体腔内の超音波検査を行うに当っ
ては、体腔内に挿入された内視鏡3の処置具挿通チャン
ネル31に超音波プローブ1を挿通する。ここで、処置
具導入部30には超音波振動子10を駆動するための駆
動ユニットを装着せず、超音波観測装置2に接続機構4
0を装着して、超音波プローブ1の基端部に設けたプラ
グ13をこの接続機構40を構成する駆動ユニット41
のソケット43に接続する。
【0017】この状態で、駆動ユニット41に内蔵させ
たモータ47を作動させると、回転筒44が回転して、
この回転が超音波プローブ1側の回転体17に伝達さ
れ、さらにフレキシブルシャフト15がその軸回りに回
転して、このフレキシブルシャフト15の先端に連結さ
れ、超音波振動子10を装着した先端部本体11が回転
することになる。また、この超音波振動子10の回転は
回転筒44の回転を検出するエンコーダ49により検出
される。従って、このエンコーダ49からの検出信号に
基づいて、所定角度毎に超音波振動子10から超音波パ
ルスが入射される。そして、体内断層部からの反射エコ
ー信号が超音波振動子10に受信されて、この反射エコ
ー信号は信号ケーブル16からコード53からコネクタ
部54を介して超音波観測装置2に設けた信号処理部2
aに伝送されて、この反射エコー信号と共にエンコーダ
49からの超音波振動子10の角度信号が信号処理部2
aに送り込まれて、これらの信号から超音波画像信号が
生成されて、モニタ2bに超音波画像が表示される。
【0018】而して、駆動ユニット41は内視鏡3には
装着されず、超音波観測装置2側に固定されているの
で、内視鏡3の軽量化が図られると共に、内視鏡3から
突出する部材がなくなるので、術者がこの内視鏡3の本
体操作部3aを安定的に把持でき、この操作を長時間続
けても、疲れが少なくなる。ところで、駆動ユニット4
1を超音波観測装置2に完全に固定すると、超音波観測
装置2と術者との位置関係等によっては、この駆動ユニ
ット41に接続される超音波プローブ1の基端部分に引
っ張り力等の無理な力が作用して、かえって操作性が悪
化するという問題点がある。しかしながら、駆動ユニッ
ト41は超音波観測装置2に固定されているコネクタユ
ニット42に対してジョイント部60を介して方向調整
可能に連結されているから、例えば、術者の位置や動き
等に応じて、可撓管19を手で把持して所望の方向に傾
倒させることによって、超音波プローブ1に無理な力が
加わらないように、その方向を調整することができる。
【0019】なお、前述の実施例においては、ジョイン
ト部を直交二軸で構成したが、例えば駆動ユニットとコ
ネクタユニットとを球面継手等他の機構により接続する
構成としても良い。また、駆動ユニットを所定の角度位
置に保持するための機構としては、前述のボールプラン
ジャ以外でも、摩擦係合機構その他各種の機構を用いる
ことも可能である。さらに、超音波プローブのガイド手
段としては、内視鏡に限らず、体腔内に挿入される各種
の部材を利用することが可能である。
【0020】ラジアル走査式の超音波検査装置だけでな
く、図7に示したように、リニア走査式の超音波検査装
置にあっても、前述した実施例と同様、超音波プローブ
70の基端部に接続される駆動ユニット71を、超音波
観測装置に接続されるコネクタユニット72に、角度調
整可能なジョイント部を介して接続するように構成する
こともできる。ここで、リニア走査の場合には、回転伝
達手段は必要ではないので、超音波プローブ70の軟性
部73は可撓性のあるスリーブ内に信号ケーブルを内蔵
させたもので構成される。そして、この軟性部73の基
端部にはスライド部材74が連設されている。このスラ
イド部材74は、駆動ユニット71のケーシング内にお
いて、ガイド75に沿ってスライド可能に設けられてい
る。スライド部材74にはラック74aが形成されてお
り、このラック74aにはモータ76の出力軸に設けた
ピニオン77と、エンコーダ78に設けた検出ギア79
とが噛合している。
【0021】モータ76を作動させると、ピニオン77
が回転して、スライド部材74が移動し、超音波プロー
ブ70はその軸線方向に変位することになる。また、こ
の時には、検出ギア79が回転して、この検出ギア79
の回転がエンコーダ78により検出されて、超音波振動
子の位置に関する信号が得られる。
【0022】このように、リニア走査式の超音波検査装
置にあっても、スライド部材74やモータ76,エンコ
ーダ78等を設けなければならず、駆動ユニット71は
かなり大型化,重量化することから、それを超音波観測
装置に設けられる接続機構として構成することによっ
て、操作性等の観点から有利なものとなる。
【0023】さらに、リニア走査もラジアル走査も行え
る方式の超音波検査装置も知られており、図8に示した
駆動ユニット80を備えている。即ち、スリーブ内にフ
レキシブルシャフトを挿通させた超音波プローブの挿入
部81は、駆動ユニット80のケーシング内に設けた軸
線方向にスライド可能な回転軸82に着脱可能に接続で
きるようになっている。ここで、回転軸82の外面には
スプラインが設けられ、この回転軸82にはギア83a
が嵌合されている。そして、このギア83には、ラジア
ル駆動用のモータ84の回転軸に連結した駆動ギア85
が噛合し、かつエンコーダ86に連結した出力ギア87
がギア83bに噛合している。また、回転軸82にはラ
ック部材88が固定して設けられており、このラック部
材88のラックにはリニア駆動用のモータ89に設けた
ピニオン90と共に、エンコーダ91の検出ギア92が
噛合している。
【0024】駆動ユニット80を以上のように構成した
場合には、この駆動ユニット80は少なくとも2台のモ
ータ84,89とエンコーダ86,91とを内蔵させな
ければならないことからさらに大型化,重量化すること
になり、超音波観測装置に取り付けられる接続機構にお
いて、角度調整可能なジョイント部を介して連結するこ
とによって、術者の負担軽減及び駆動ユニットの安定性
確保等、操作性が著しく向上する。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、超音波
振動子の回転駆動手段と、この超音波振動子の駆動手段
とを備えた駆動ユニットを超音波観測装置への接続コネ
クタに角度調整可能なジョイント部を介して連結する構
成としたので、駆動ユニットを内視鏡の本体操作部等、
術者が把持する部位に装着する必要がなくなり、術者に
対する負担が著しく軽減されると共に、この駆動ユニッ
トを極めて安定した状態に固定できる等の諸効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波検査装置の全体構成図である。
【図2】超音波プローブの断面図である。
【図3】接続機構の断面図である。
【図4】コネクタユニットの固定機構を示す構成説明図
である。
【図5】ジョイント部の構成説明図である。
【図6】ジョイント部におけるボールプランジャの係合
部の構成説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す接続機構の構成説
明図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す駆動ユニットの断
面図である。
【符号の説明】
1,70 超音波プローブ 2 超音波観測装置 3 内視鏡 10 超音波振動子 11 先端部本体 12,73 軟性部 14 スリーブ 15 フレキシブルシャフト 16 信号ケーブル 17 回転体 31 処置具挿通チャンネル 40 接続機構 41,71,80 駆動ユニット 42,72 コネクタユニット 47,76,84,89 モータ 49,78,86,91 エンコーダ 54 コネクタ部 55 クランプ部材 60 ジョイント部 61 支持軸 62 ボールプランジャ 63 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の処置具挿通チャンネル等のガイ
    ド部材を介して体腔内に挿入される超音波プローブと、
    この超音波プローブの基端部が着脱可能に接続されて、
    超音波プローブに設けた超音波振動子との間で信号の授
    受を行うと共に、モニタに表示される超音波画像に関す
    る信号を作り出す超音波観測装置とを備えたものにおい
    て、前記超音波振動子の駆動手段を備えた駆動ユニット
    を超音波観測装置への接続機構に角度調整可能なジョイ
    ント部を介して連結する構成としたことを特徴とする超
    音波検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022664A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Toshiba Corp 超音波診断装置及び超音波探触子
JP2016045054A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 住友ゴム工業株式会社 金型内周面測定装置
JP2018099259A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 富士フイルム株式会社 超音波プローブ

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