JPH0744930B2 - 超音波検査装置 - Google Patents

超音波検査装置

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JPH0744930B2
JPH0744930B2 JP2100395A JP10039590A JPH0744930B2 JP H0744930 B2 JPH0744930 B2 JP H0744930B2 JP 2100395 A JP2100395 A JP 2100395A JP 10039590 A JP10039590 A JP 10039590A JP H0744930 B2 JPH0744930 B2 JP H0744930B2
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signal
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、人体の体内等に挿入されて、超音波送受信器
を直線方向に移動させることによって、リニア超音波走
査を行うための超音波検査装置に関するものである。
[従来の技術] 超音波検査装置は、超音波送受信器とその観測装置とを
有し、この超音波観測装置は超音波信号の送信回路及び
受信回路と、この受信回路で受信した超音波反射エコー
信号の処理回路及び超音波画像のモニタ装置とから構成
される。そして、超音波送受信器によって体内に向けて
超音波を送信してその反射エコーを受信し、この受信信
号を超音波観測装置に伝送して信号処理を行うことによ
り得られる体内組織の状態等に関する情報をモニタ装置
に超音波画像として表示するもので、医療等の分野にお
いて広く用いられている。
ここで、超音波検査,診断の精度及び機能の向上を図る
ために、超音波送受信器を体内に挿入して、検査,診断
の対象となる部位の近傍位置にまで導いて、超音波の送
受信を行うようにしたものが用いられようになってきて
いる。また、内視鏡による検査,診断に加えて当該の検
査対象部位の体腔壁内組織に関する情報をも取得して、
3次元的な検査を行うために、超音波プローブを内視鏡
をガイドとして体内に挿入するようにしたものも開発さ
れている。このために、内視鏡に設けられている鉗子そ
の他の処置具を挿通するための挿通路を介して超音波プ
ローブを挿通させて、超音波送受信器を挿通路の先端部
分から体内に導出した状態で、超音波の送受信を行うよ
うに構成されている。
ここで、超音波走査方式の代表的なものとしては、超音
波送受信器を回転方向に移動させる間に超音波の送受信
を行うラジアル超音波走査と、直線方向に移動させなが
ら超音波の送受信を行うリニア超音波走査とがある。
ラジアル超音波走査を行うものにあっては、例えば特開
昭63-283629号公報にあるように、超音波送受信器を密
着コイルばね等からなるフレキシブルシャフトに連結
し、このフレキシブルシャフトをモータによって遠隔操
作で回転させることにより、回転力を超音波送受信器を
回転駆動するように構成したものは、従来から用いられ
ている。超音波送受信器に接続した信号線を超音波観測
装置にまで引き回すに当って、超音波送受信器は回転す
るが、超音波観測装置は固定的に設けられることから、
信号線は超音波送受信器に接続された回転側の部位と、
超音波観測装置に接続した固定側の部位とに分けて、回
転側の信号線と固定側の信号線とをスリップリングを介
して電気的に接続するように構成している。
これに対して、リニア超音波走査を行う際には、超音波
送受信器を体腔等の腔壁に密着させるか、または水等の
超音波伝播部位を介在させた状態で、超音波送受信器を
直線方向に移動させるようになし、この間に超音波の送
受信を行う。このために、超音波送受信器を可撓性のあ
るケーブル部材に接続して、このケーブル部材の基端部
を押し引き操作するようにする。
[発明が解決しようとする課題] ところで、リニア超音波走査を行う際には、超音波送受
信器を腔壁に対して一定の方向を取らせなければならな
い。このために、従来においては、超音波送受信器を単
独でその方向調整を行う機構は設けられておらず、この
ために超音波プローブ全体を捩ったり、また内視鏡の挿
通路に挿通させるものにあっては、この内視鏡の挿入部
におけるアングル部を湾曲させる等によりリニア超音波
走査を行う際における超音波送受信器の方向を調整する
ようにしていた。このために、超音波送受信器の方向を
正確に制御するのは極めて面倒であり、かつ困難なもの
となり、その操作性が著しく悪いという欠点があった。
特に、超音波送受信器の方向調整を繰り返し行うと、捩
り力が蓄積されることから、この超音波送受信器の方向
調整を行った状態で安定的に保持できなくなることがあ
り、まだ信号線に過大な力が作用して、断線する等の問
題点がある。
本発明は以上の従来技術の欠点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、超音波送受信器の方
向制御を容易に、しかも正確に行えるようにすることに
ある。
[課題を解決するための手段] 前述の目的を達成するために、本発明は、可撓性を有す
る挿入部材の先端に超音波送受信器を回転自在に装着し
てなる超音波プローブと、超音波観測装置に接続される
可撓性のコードと、前記超音波プローブを少なくともリ
ニア方向に走査させる操作手段を構成する操作ユニット
とからなり、前記超音波送受信器には、遠隔操作によっ
て該超音波送受信器を回転させるための制御ケーブル
と、該超音波送受信器に接続した信号ケーブルとを含
み、スリーブ内に軸廻りに回転可能なケーブルを連結し
て、前記操作ユニットに回転可能に接続し、かつ該ケー
ブルの前記操作ユニットへの接続部乃至その近傍には、
前記超音波送受信器の方向を手指で調整するためのマニ
ュアル回転機構部を設け、また前記信号ケーブルを前記
コードにおける超音波観測装置への接続部に対して回転
可能に接続する構成したことをその特徴とするものであ
る。
[作用] 超音波送受信器がリニア超音波走査を行うのに必要な方
向に向いていない場合には、マニュアル回転機構部を操
作することによって、制御ケーブルと信号ケーブルとを
含むケーブルをスリーブ内で軸廻りに回転させて、超音
波送受信器を超音波検査,診断を行う対象となる部位に
正確に向けることができる。ここで、ケーブルにおける
制御ケーブルは、マニュアル回転機構部から先端側の部
分だけが回転して、操作ユニットを含めて、この操作ユ
ニットから基準側のコードの部分に回転力が作用して捩
れることはない。また、信号ケーブルも超音波観測装置
側の部分に回転力が及ばない。即ち、ケーブルを回転操
作したときにおいては、両端部が回転自在となっている
部分だけがスリーブ内で軸線廻り方向に回転して、ケー
ブル全体やこのケーブルに接続されたコードに捩れが生
じることはなく、この結果、超音波送受信器に対して余
分な力が作用することがなくなり、該超音波送受信器は
制御された状態で安定した状態に保持され、また信号ケ
ーブルが何重にも捩れてが断線する等の不都合を生じる
おそれはない。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
まず、第1図に超音波診断装置の全体構成を示す。図中
において、1は超音波プローブ、10は操作ユニットを示
し、超音波フローブ1は軟性部材からなる挿入部材2の
先端に先端硬質部3を装着し、この先端硬質部3に単板
振動子からなる超音波送受信器4を装着してなるもので
ある。また、操作ユニット10は、前述した超音波送受信
器4を走査させるための操作手段を構成すると共に、こ
の走査範囲での超音波送受信器4の位置を検出する位置
検出機構を構成し、さらに超音波プローブ1における超
音波送受信器4及び走査ユニット10における位置検出機
構等と超音波観測装置Tとの間で信号の授受を行わせる
ために、電気的な接続を行う可撓性コード30とを備える
構成となっている。
超音波プローブ1における挿入部材2の先端に設けた先
端硬質部3は、挿入部材2に対して相対回転可能となっ
ており、該先端硬質部3に装着した超音波送受信器4の
送受信面4aはこの先端硬質部3の一側に形成した開口に
臨んでいる。ここで、超音波送受信器4は所定の方向に
直線的に移動させることによって、体腔の腔壁部分に沿
って所定の長さ分だけリニア走査させて、この走査範囲
における体内組織断層に関する超音波画像を取得するこ
とができる構成になっている。
挿入部材2は、第2図に示したように、フッ素樹脂等の
ように滑りの良い軟性チューブ材からなる可撓性のスリ
ーブ5を有し、このスリーブ5内にはケーブル6が挿通
されている。また、このケーブル6はコード30を介して
超音波送受信器4と超音波観測装置Tとの間を電気的に
接続するためのものである。
ここで、このケーブル6は超音波送受信器4を装着した
先端硬質部3を遠隔操作によって回転動作させるための
制御ケーブルとしての機能をも併せ有するものである。
従って、このケーブル6は同軸ケーブルからなる超音波
信号の送受信線7とこの送受信線7に被装された2重の
密着コイルばね8とからなり、該密着コイルばね8の先
端部分は先端硬質部3に固定されて、この密着コイルば
ね8により超音波送受信器4の回転操作の推力の伝達を
行わせる構成となっている。
超音波プローブ1における挿入部材2の基端部分は操作
ユニット10に着脱可能に連結することができるようにな
っている。この操作ユニット10は挿入部材2を押し引き
操作することによって、超音波送受信器4を所定の範囲
にわたってリニア走査させるためのものである。このた
めに、第3図に示したように、操作ユニット10の本体筺
体10aには操作手段としての操作杆11がその軸線方向に
スライド可能に装着されており、該操作杆11の端部には
指掛け部11aが連設されている。また、操作杆11には連
結アーム12が連結されており、該連結アーム12に挿入部
材2の基端近傍位置において着脱可能に連結されると共
に、該連結アーム12への連結位置から所定の長さ分だけ
ループを描くように湾曲せしめられて、その基端部分が
本体筺体10aに装着したスリップリング13に着脱かのう
連結されるための接続部2aを構成する。
この挿入部材2を連結アーム12に連結した状態で、それ
が位置ずれしないように固定するために、該挿入部材12
には金属製の連結パイプ14が挿通されており、該連結パ
イプ14は連結アーム12にの挿通孔12aに挿通されるもの
である。連結パイプ14には、第4図に示したように、そ
の軸線方向に貫通するスリット14aが形成されており、
またその一側端部近傍位置には前記連結アーム12におけ
る挿通孔12aの板厚方向両端のエッジ部分に係合する段
壁を備えた縮径部14bが設けられている。さらに、この
連結パイプ14には締め付けリング15が装着されており、
該締め付けリング15をねじ15aで締め付けることによっ
て連結パイプ14はスリット14aによる隙間分だけ縮径可
能となり、これによって挿入部材2の外套部材を構成す
るスリーブ5が緊締されて両者間を固定することができ
る。
従って、連結パイプ14の縮径部14bを連結アーム12にお
ける挿通孔12aに嵌合するようにして連結させて、該連
結パイプ14を連結アーム12に連結固定し、また締め付け
リング15でこの連結パイプ14と挿入部材2との間を固定
することによって、挿入部材2におけるスリーブ5は操
作ユニット10の操作杆11に連結した状態に固定される。
この状態で、指掛け部11aに手指を掛けて操作杆11をそ
の軸線方向に押し引き操作すると、連結アーム12を介し
てケーブル6及び先端硬質部3を含めた挿入部2全体が
これに追従して押し引き動作せしめられて、先端硬質部
3に装着した超音波送受信器4が直線方向に移動せしめ
られる。
このように、超音波送受信器4を作動させて、その受信
信号を超音波観測装置Tに伝送して信号処理を行って超
音波画像用のモニタ装置Mに超音波画像を表示するが、
その際において、この超音波送受信器4による反射エコ
ーに関する信号だけでなく、該超音波送受信器4の位置
に関する信号をも取得する必要がある。このために、操
作杆11の本体筺体10a内の部分にはラック16が形成され
ており、該ラック16にはピニオン17が噛合し、このピニ
オン17の回転軸17aはエンコーダ18に連結され、これに
よって該エンコーダ18からの出力信号により操作杆11の
位置を検出するようにしている。このエンコーダ18から
の位置信号は超音波観測装置Tに伝送されるようになっ
ている。
操作杆11は、復帰ばね20によって常時第1図に仮想線で
示した位置に付勢されており、この復帰ばね20の付勢力
に抗して本体筺体10a内に押し込んで、第1図の実線位
置に変位させた状態から、それを引き出す方向に操作す
ることによって、挿入部材2の先端部分に設けた超音波
送受信器4は内視鏡S内に引き込まれる方向に移動して
この範囲分だけ走査せしめられるようになっている。ま
た、本体筺体10a内には、操作杆11の押動ストローク端
位置位置を検出する光学センサ21が設けられ、また操作
杆11の先端部には遮光板11bが連設されており、該遮光
板11bが光学センサ21により検出された位置が超音波観
測装置Tにおけるモニタ装置Mに表示される超音波画像
の表示端となる基準位置とされる。従って、この光学セ
ンサ21による基準位置信号は、エンコーダ18からの信号
と共に超音波観測装置Tに伝送されるようになってい
る。
このために、コード30は、挿入部材2に内蔵されている
送受信線7を超音波観測装置Tに接続すると共に、エン
コーダ18からの超音波送受信器4の位置信号及び光学セ
ンサ21からの基準位置信号を超音波観測装置Tに伝送す
るものである。従って、該コード30内には送受信線7に
接続される超音波信号伝送線31と、位置信号伝送線32及
び基準位置信号伝送線33(第5図参照)が内蔵されてい
る。
そして、挿入部材2における接続部2aは、本体筺体10a
に装着したスリップリング等からなる回転可能型信号伝
達器13に着脱可能に接続されるように構成されており、
接続時にはその送受信線7とコード30における超音波信
号伝送線31とが電気的に接続されることになる。
ここで、リニア超音波走査を行う場合には、超音波送受
信器4は回転させる必要はないが、実際に体内に向けて
超音波の送受信を行う場合には、超音波送受信器4は体
腔壁に対して所定の位置,方向に置かれていなければな
らない。このために、超音波送受信器4の方向を遠隔操
作によって制御することができるようになされている。
かかる制御を可能ならしめるために、ケーブル6はスリ
ーブ5内でその軸廻り方向に回転可能となっている。し
かしながら、これに対してコード30は超音波観測装置T
に接続される関係から、該超音波観測装置Tに接続され
るコネクタ部30a(第5図参照)は固定された状態とな
る。
従って、ケーブル6を回転させたときに、その回転力が
コード30側に伝わって該コード30に捩れが生じたりする
のを防止しなければならない。そこで、このケーブル6
とコード30との間を相対回転可能に接続するために、回
転可能型信号伝達器13が用いられる。
このために、挿入部材2における接続部2aは、第2図か
らも明らかなように、信号伝達器13に着脱される連結機
構部22と、超音波送受信器4を装着した先端硬質部3を
遠隔操作によって回転させるマニュアル回転機構部23と
を備える構成となっている。
ここで、マニュアル回転機構部23は手指等によって回転
操作可能な回転リング23aを有し、この回転リング23aは
ケーブル6の外郭体を構成する密着コイルばね8の基端
側部分に嵌合固着されている。一方、スリーブ5の基端
側の部分には、所定の長さにわたってバーチューブ25が
装着されており、該カバーチューブ25の基端部には金属
筒26が嵌合されている。そして、この金属筒26は支持ア
ーム27に連結されており、該支持アーム27は操作ユニッ
ト10の本体筺体10aに連設した操作杆ガイド部10bに係合
させることができるようになっている。従って、回転リ
ング23aを手指で回転させると、該回転リング23aと共に
金属パイプ24が回転し、これに追従して密着コイルばね
8及びその内部に収納した信号ケーブル7からなる第1
のケーブル6がスリーブ5内においてその軸線廻りに回
転せしめられることになる。
また、連結機構部22は、スナップアクション作用によっ
て信号伝達器13に着脱可能に接続されるようになってい
る。
連結機構部22と回転可能型信号伝達器13との構造につい
て説明する前に、超音波送受信機構の電気配線について
説明する。即ち、第5図に示したように、超音波送受信
器4における振動子34を駆動して、超音波信号を体内に
向けて照射するための送信回路35と、体内からの反射信
号を受信する受信回路36とが設けられており、これら送
信回路35,受信回路36のからの信号線は途中で一体化さ
れて送受信信号線37となって、振動子34の一側の端子34
aに接続されるようになっている。また、この振動子34
の他側の端子34bにはアーム線38が接続されている。
そして、受信回路36で受信した超音波受信信号は超音波
信号処理回路36aによって所定の信号処理が行われる。
また、この超音波の受信信号と共に、超音波送受信器4
の位置信号がエンコーダ18から出力される超音波送受信
器の位置信号が位置信号線39からパルス波となるように
波形整形を行うためのコンパレータ44を介して、さらに
光学センサ21からの基準位置信号が基準位置信号線40を
介して超音波信号処理回路36aに入力されて、該超音波
信号処理回路36aにおいて、これら超音波受信信号と、
超音波送受信器位置信号と、基準位置信号とに基づいて
モニタ装置Mにおいて走査部位の体内組織の超音波画像
が表示される。
而して、これら送受信信号線37及びアース線38は、共に
同軸ケーブルで形成したケーブル6における送受信線7
を構成する配線37a,38aと、コード30に内蔵されている
同軸ケーブルからなる送受信超音波信号伝送線31におけ
る配線37b,38bと、超音波観測装置T側の配線37c,38cと
に分割されている。配線37aと配線37bとの間、及び配線
38a,38bとの間は信号伝達器13を介して相対回転可能に
接続されている。また、配線37b,38bの他端はコネクタ
部30aによって配線37c,38cと着脱可能に接続されてい
る。
従って、第6図からも明らかなように、信号伝達器13は
ケーブル6側に着脱可能に接続されている回転部41と、
コード30における送受信信号伝送線31に常時接続されて
いる固定部42とから構成される。回転部41は、配線37a
が接続される電極41aと配線38aが接続される電極41bと
を有し、両電極間には絶縁部41cが介装されている。ま
た、固定部42には、配線37bが接続される電極42aと配線
38bが接続される電極42bとを有し、これら両電極間に絶
縁部42cが設けられるようになっている。そして、電極4
1aと電極42aとの間及び電極41bと電極42bとの間に水
銀,ブラシ等からなる2個の接点部43a,43bにより接続
されている。
而して、ケーブル6を信号伝達器13に着脱可能に装着す
るために、連結機構部22は、ピン22aと割りの入った筒
体22bとからなり、ピン22aには送受信線7を構成する配
線37aが接続され、また筒体22bには送受信線7の配線38
aが接続されている。そして、このピン22aと筒体22bと
の間には絶縁部材28が介装されている。従って、筒体22
bを信号伝達器13における回転部41の電極41bに嵌合さ
せ、またピン22aを電極41aに挿入させることによって、
ケーブル6を信号伝達器13に装着することができるよう
になる。さらに、この連結機構部22を信号伝達器13に接
続したときに、その間がみだりに逸脱することなく、安
定した状態に連結させるために、筒体22bの内面には係
止突条29aが形成されており、また電極41bの外周面には
該係止突条29aが係合する溝29bが設けられている。
なお、図中において、50はスリーブ5が遊嵌されて、操
作ユニット10を内視鏡Sにおける挿通路Cの導入部CEに
固定するための取付部材、51は該取付部材50を導入部CE
に着脱可能に係止するための係止部材である。
本実施例は前述のように構成されるものであって、次に
その作動について説明する。
超音波診断装置を用いて患者の体内に挿入して超音波検
査,診断を行うには、まず内視鏡Sを患者の体内に挿入
して、その先端部分を所定の検査,診断を行うべき対象
となる部位にまで導く。この状態で、操作ユニット10に
連設されている取付部材50を挿通路Cの導入部CEに固定
する。然る後に、超音波プローブ1の挿入部2をこの取
付部材50から内視鏡Sの挿通部Cに挿通させて、その先
端硬質部3を内視鏡Sの先端部分から所定の長さ分だけ
突出させる。そして、挿入部2の基端側位置に装着した
連結パイプ14を連結アーム12に連結すると共に、該挿入
部2の接続部2aにおける連結機構部22を操作ユニット10
に設けた回転可能型信号伝達器13に接続させる。さら
に、支持アーム27を操作杆ガイド10bに連結し、コード3
0のコネクタ部30aを超音波観測装置Tに接続する。
そこで、内視鏡Sの監視下で、挿入部2における先端硬
質部3が体腔における所定の検査,診断を行うべき位置
に配置する。そして、マニュアル回転機構部23を操作す
ることによって、スリーブ5内でケーブル6を軸廻りに
回転させる。これによって、回転力は超音波送受信器4
にまで伝達されて、該超音波送受信器4における送受信
面4aを体腔の腔壁に対して所定の位置関係となるように
回動させる。
この状態で、操作杆11に設けた指掛け部11aを手指で操
作して、まず操作杆11を操作ユニット10の本体筺体10a
内に押し込んで、該操作杆11の先端に設けた遮光板11b
によって光学センサ21を遮光させる。これによって超音
波送受信器4が走査開始位置に配置されたことが検出さ
れ、これが基準信号として基準信号伝送線33によって超
音波信号処理回路36aに伝送される。そして、操作杆11
を復帰ばね20の作用により、または手指で引き戻すよう
に操作しながら、超音波送受信器4の送受信面4aから超
音波の送受信を行い、この受信信号をケーブル6に設け
た送受信線7及びコード30に内装した送受信信号伝送線
31を介して受信回路36に受信させて、超音波信号処理回
路36aに伝送する。これと同時にエンコーダ18による超
音波送受信器4の位置信号が位置信号伝送線32によて伝
送されて、コンパレータ44によってパルス波に波形整形
された後に、超音波信号処理回路36aに入力されて、こ
の超音波信号処理回路36aによって所定の信号処理が行
われた上で、モニタ装置Mに当該の検査,診断を行うべ
き部位の体内組織の状態に関するリニア超音波画像が表
示される。
ここで、挿入部材2における操作ユニット10の連結アー
ム12への取り付け部から信号伝達部13への連結部2aまで
の間の部分はループ状となっているから、超音波送受信
器4を走査させるために、挿入部材2の押し引き操作す
る時に、このループの部分が押引操作の余裕分となり、
このために信号伝達器13への接続部分に引っ張り力が作
用するようなことはない。
ところで、この検査,診断を効率的かつ正確に行うため
には、超音波プローブ1における超音波送受信器4を検
査,診断を行うべき対象部位に位置させ、しかもその送
受信面4aが正確に体腔壁に向いていなければならない。
而して、この超音波送受信器4は内視鏡Sの監視下で、
その挿入部を操作することによって超音波プローブ1の
位置制御を行うことができるので、超音波送受信器4を
検査,診断を行うべき部位に配置する作業は極めて容易
かつ円滑に行うことができる。然るに、超音波送受信器
4を検査,診断を行うべき部位に配置しただけでは、超
音波検査,診断を高精度に行うこができるわけではな
い。即ち、超音波送受信器4における送受信面4aが体腔
壁に対して一定の関係、即ちその送受信面4a全体が体腔
壁に密着させるか、またはその間に水等の超音波伝播部
材が介在している場合には、該送受信面4aが体腔壁に正
対させなければならない。このために、超音波送受信器
4を装着した先端硬質部3の方向を制御する必要があ
り、しかも、超音波の指向性等からこの制御は極めて厳
格に行う必要がある。
かかる超音波送受信器4の方向を制御して送受信面4aを
所定の送受信方向に向けるためには、操作ユニット10に
設けたマニュアル回転機構部23を構成する回転リング23
aを所望の方向に回転させる。これによって、該回転リ
ング23aに連結されているケーブル6全体が可撓性スリ
ーブ5内において捩られるようにしてその軸廻りに回転
することになる。ケーブル6の外郭体を構成する密着コ
イルばね8は先端硬質部3に固定されているので、この
回転力はこの先端硬質部3に伝達されて、該先端硬質部
3が軸廻りに回転して、超音波送受信器4における送受
信面4aが送受信方向を向くように回転する。このときに
おいては、送受信線7は密着コイルばね8と共に回転す
る。
ここで、コード30は超音波観測装置Tに接続されている
関係からその軸廻り方向には固定されている。従って、
ケーブル6を回転させたときに、この回転力がコード30
にまで及ぶと、このコード30に捩れが生じる。しかしな
がら、ケーブル6とコード30との間には回転可能型信号
伝達器13が介装されており、マニュアル回転機構部23に
おける回転リング23aの回転は連結機構部22を介して信
号伝達器13の回転部41に伝達されて、該回転部41はそれ
に追従回転する。
即ち、マニュアル回転機構部23の回転リング23aを回転
させたときには、ケーブル6と先端硬質部3が追従回転
すると共に、連結機構部22の全体及び信号伝達器13にお
ける回転部41が回転し、該回転部41と相対回転可能に連
結されている固定部48側には回転力が伝達されることは
ない。従って、超音波観測装置Tに接続されたコネクタ
30aを備えたコード30側に捩り力が作用しない。
この結果、捩りに対する復元力がケーブル6に作用して
みだりに超音波送受信器4が回転したりするおそれがな
く、またこの超音波送受信器4の方向を制御するため
に、回転機構23の回転リング23aを同じ方向に何度回転
させても、捩りが累積してこの超音波送受信器4と超音
波観測操作Tとの間の配線が断線するおそれはない。
而して、マニュアル回転機構部23の回転リング23aの回
転角度を規制する必要がなく、任意の方向に自由に回転
させることができるようになるので、超音波送受信器4
の方向を制御する操作の操作性が良好となる。
なお、前述した実施例においては、超音波フローブを内
視鏡を介して体内等に挿入するように構成したものを示
したが、超音波プローブ自体を体内等検査,診断を行う
べき部位に挿入するように構成してもよい。また、回転
可能型信号伝達器13は体外の部分から超音波観測装置へ
の接続部に至るまでの間の任意の位置に配設することが
できるものであって、操作ユニット以外でも、例えば超
音波観測装置への接続用のコネクタに設けるようにして
もよい。さらに、超音波送受信器は回転させる方向に変
位させることにより走査させるように構成してもよく、
またスリップリング等で構成される回転可能型信号伝達
器は回転側及び固定側にそれぞれ2つの電極を相対回転
可能に接続する構成したが、その電極数は必ずしもこれ
に限定されるものではなく、この信号伝達器を介して接
続される配線の数に応じて適宜の数の電極を有するよう
に構成すればよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、超音波送受信器に遠隔
操作により回転させる制御ケーブルと、信号ケーブルと
を含むケーブルを設けて、このケーブルを軸廻りに回転
可能となし、またケーブルの操作ユニットへの接続部乃
至その近傍に、超音波送受信器の方向を手指で調整する
ためのマニュアル回転機構部を設けて、信号ケーブルを
コードにおける超音波観測装置への接続部に対して回転
可能に接続する構成としたので、腔内壁における所定の
部位でリニア超音波走査を行う際に、マニュアル回転機
構部によって、超音波送受信器を走査すべき部位に容易
に、しかも正確に対面するように方向を制御することが
でき、しかもこのようにケーブルをその軸廻り方向に回
転させたときに、超音波観測装置に接続されて回転不能
となっている部分に回転力が伝達されて、この部分が捩
れることがなく、この超音波送受信器の方向を調整した
後に、該超音波送受信器が不安定になることはなく、ま
たこの超音波送受信器と超音波観測走査との間の配線に
断線を生じさせたりする不都合を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は
超音波診断装置の全体構成図、第2図は挿入部材の断面
図、第3図は連結パイプの外観図、第4図は挿入部材の
接続部の断面図、第5図は超音波送受信機構の配線図、
第6図は回転可能型信号伝達器の断面図である。 1:超音波プローブ、2:挿入部、2a:接続部、3:先端硬質
部、4:超音波送受信器、4a:送受信面、5:スリーブ、6:
ケーブル、7:送受信線、8:密着コイルばね、10:操作ユ
ニット、11:操作杆、13:回転可能型信号伝達器、22:連
結機構部、22a:ピン、22b:筒体、23:マニュアル回転機
構部、23a:回転リング、30:コード、30a:コネクタ部、3
1:送受信信号伝送線、32:位置信号伝送線、33:位置信号
伝送線、34:振動子、35:送信回路、36:受信回路、37:送
受信線、37a,37b,37c:配線、38:アース線、38a,38b,38
c:配線、41:回転部、41a,41b:電極、42:固定部、42a,42
b:電極、43a,43b:接点。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する挿入部材の先端に超音波送
    受信器を回転自在に装着してなる超音波プローブと、超
    音波観測装置に接続される可撓性のコードと、前記超音
    波プローブを少なくともリニア方向に走査させる操作手
    段を構成する操作ユニットとからなり、前記超音波送受
    信器には、遠隔操作によって該超音波送受信器を回転さ
    せるための制御ケーブルと、該超音波送受信器に接続し
    た信号ケーブルとを含み、スリーブ内で軸廻りに回転可
    能なケーブルを連結して、前記操作ユニットに回転可能
    に接続し、かつ該ケーブルの操作ユニットへの接続部乃
    至その近傍には、前記超音波送受信器の方向を手指で調
    整するためのマニュアル回転機構部を設け、また前記信
    号ケーブルを前記コードにおける超音波観測装置への接
    続部に対して回転可能に接続する構成したことを特徴と
    する超音波検査装置。
  2. 【請求項2】内部にケーブル部材を挿通した可撓性を有
    する挿入部材の先端に超音波送受信器を回転自在に装着
    してなる超音波プローブと、超音波観測装置に接続され
    る可撓性のコードと、前記超音波プローブを少なくとも
    リニア方向に走査させる操作手段を備えた操作ユニット
    とからなり、前記超音波プローブを内視鏡の挿通路に挿
    通させて、検査対象部に超音波送受信器を導くように構
    成したものにおいて、前記超音波送受信器には、遠隔操
    作によって該超音波送受信器を回転させるための制御ケ
    ーブルと、該超音波送受信器に接続した信号ケーブルと
    を含み、スリーブ内で軸廻りに回転可能なケーブルを連
    結し、前記操作ユニットに回転可能に接続し、かつ該ケ
    ーブルの前記操作ユニットへの接続部乃至その近傍に
    は、前記超音波送受信器の方向を手指で調整するための
    マニュアル回転機構部を設け、また前記超音波送受信器
    側の配線と、超音波観測装置に接続されるコード内の配
    線とを、前記操作ユニットに設けた回転可能型信号伝達
    手段により相対回転可能に連結する構成としたことを特
    徴とする超音波検査装置。
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