JP2550778B2 - 超音波検査装置 - Google Patents

超音波検査装置

Info

Publication number
JP2550778B2
JP2550778B2 JP32999890A JP32999890A JP2550778B2 JP 2550778 B2 JP2550778 B2 JP 2550778B2 JP 32999890 A JP32999890 A JP 32999890A JP 32999890 A JP32999890 A JP 32999890A JP 2550778 B2 JP2550778 B2 JP 2550778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
operation unit
radial
linear
mount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32999890A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04200459A (ja
Inventor
俊積 田中
雅明 石黒
幸雄 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP32999890A priority Critical patent/JP2550778B2/ja
Publication of JPH04200459A publication Critical patent/JPH04200459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2550778B2 publication Critical patent/JP2550778B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、人体の体内等に挿入されて、超音波診断,
検査を行うための超音波検査装置に関するものである。
[従来の技術] 超音波検査装置は、超音波送受信器とその観測装置と
を有し、この超音波観測装置は超音波信号の送信回路及
び受信回路と、この受信回路で受信した超音波反射エコ
ー信号の処理回路及び超音波画像のモニタ装置とから大
略構成される。そして、超音波送受信器によって体内に
向けて超音波を送信してその反射エコーを受信し、この
受信信号を超音波観測装置に伝送して信号処理を行うこ
とにより得られる体内組織の状態等に関する情報をモニ
タ装置に超音波画像として表示するものであって、医療
等の分野において広く用いられている。
ここで、超音波検査,診断の精度及び機能の向上を図
るために、近年においては、超音波送受信器を体内に挿
入して、検査,診断の対象となる部位の近傍位置にまで
導いて、超音波の送受信を行うようしたものが用いられ
るようになってきている。また、内視鏡による検査,診
断に加えて当該の検査対象部位の体腔壁内組織に関する
情報をも取得して、3次元的な検査を行うために、超音
波プローフを内視鏡をガイドとして体内に挿入するよう
にしたものも開発されている。このために、内視鏡に設
けられている鉗子その他の処置具を挿通するために設け
られている挿通路を介して超音波プローブを挿通させ
て、超音波送受信器を挿通路の先端部分から体内に導出
した状態で超音波の送受信を行うように構成している。
[発明が解決しようとする課題] ところで、超音波送受信器の走査としては、電子走査
式のものと、機械走査式のものとがあり、また機械走査
式のものにあっては、超音波送受信器を直線的に変位さ
せるようにしたリニア走査式のものと、回転方向に変位
させてスキャンするラジアル走査式のものが代表的なも
のである。そして、前述したように、内視鏡をガイドと
して挿入するタイプのものにあっては、超音波送受信器
の小型化等の見地から機械走査式で作動させるように構
成したものが一般に用いられる。
ここで、機械式でリニア走査を行うものにあっては、
超音波プローブの先端に設けた超音波送受信器を体腔等
の腔壁に密着させるか、または水等の超音波伝播部材を
介在させて、腔壁に対面させて、超音波プローブを手動
若しくは適宜の駆動手段により押し引き操作することに
より、超音波送受信器を直線的に移動させる間に超音波
パルスを入射し、その反射波を受信して、この超音波受
信信号を超音波観測装置に伝送するように構成されてい
る。これと共に、超音波送受信器の位置をエンコーダ等
の位置検出手段で検出して、この位置信号も超音波観測
装置に入力されるようになされている。そして、この超
音波受信信号と超音波送受信器の位置信号とに基づい
て、超音波観測装置において超音波画像を表示すること
ができるようになる。
また、ラジアル機械走査方式の超音波検査装置は、超
音波プローブをモータ等の回転駆動手段に接続し、該回
転駆動手段により超音波送受信器を回転させながら超音
波の送受信を行うもので、この方式のものにあっても、
超音波送受信器の回転角度を検出して、これら超音波受
信信号と超音波送受信器の回転角度位置信号とに基づい
て超音波画像が表示されることになる。
これら各走査方式のうち、超音波検査を行うべき部位
等によっては、リニア走査を行うようにする方が便利で
ある場合があり、またラジアル走査方式の方が有利であ
る場合もある。
然るに、従来技術による機械走査式の超音波検査装置
にあっては、リニア走査方式またはラジアル走査方式の
いずれか一方の走査方式しか取ることができない構造と
なっており、従って超音波検査を行うべき部位その他の
要求に応じて走査方式を選択することができなかった。
本発明は叙上の点に鑑みてなされたものであって、リ
ニア走査方式でもラジアル走査方式でも作動させること
ができるようにした超音波検査装置を提供することを目
的とするものである。
[課題を解決するための手段] 前述した目的を達成するために、本発明は、可撓性を
有する挿入部材の先端に回転伝達手段により回転せしめ
られる超音波送受信器を装着した超音波プローブと、該
超音波プローブの基端部分を摺動可能に挿通させるため
のプローブ挿通部を設けると共に、超音波観測装置に接
続されるコードを備えたマウントユニットと、前記超音
波プローブをその軸線方向に押し引きすることによっ
て、前記超音波送受信器を直線方向に移動させてリニア
走査を行わせるリニア操作ユニットと、前記回転伝達手
段を作動させて、前記超音波送受信器を回転方向に変位
させてラジアル操作を行わせるラジアル操作ユニットと
からなり、前記リニア操作ユニット及びラジアル操作ユ
ニットには、前記超音波プローブを着脱可能に連結する
ための一側コネクタと、前記マウントユニットに着脱可
能に連結する他側コネクタとを設け、前記マウントユニ
ットには、前記リニア操作ユニットまたはラジアル操作
ユニットの前記他側コネクタと選択的に接続するコネク
タ部を設ける構成としたことをその特徴とするものであ
る。
[作用] このような構成を採用することによって、マウントユ
ニットにリニア操作ユニットを接続すると共に、このリ
ニア操作ユニットに超音波プローブを接続すれば、超音
波送受信器を直線方向に変位させることによって、該超
音波送受信器をリニア走査させて、リニア方向の超音波
画像情報を取得することができる。また、リニア操作ユ
ニットに代えて、ラジアル操作ユニットをマウントユニ
ットに接続し、このラジアル操作ユニットに超音波プロ
ーブを接続すれば、超音波送受信器をラジアル方向に変
位させて、この方向における体内等における超音波情報
が得られる。
而して、前述した如く、マウントユニットを用い、こ
のマウントユニットにリニア操作ユニットとラジアル操
作ユニットとを選択的に接続可能とすることにより、こ
れらリニア操作ユニット及びラジアル操作ユニットに共
通な部品をマウントユニット側に配置することによっ
て、部品の共用化を図ることができるようになると共
に、このマウントユニットを内視鏡の処置具等の挿通路
に装着して用いることができるようにもなる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
なお、以下においては、超音波検査装置を内視鏡Sの
鉗子その他の処置具を挿通させるために設けられる挿通
路Cを介して体内に導くように構成したものとして説明
するが、この超音波検査装置における超音波プローブを
直接体内に挿入するように構成することもできることは
いうまでもない。
本発明に係る超音波検査装置は、第1図及び第3図か
ら明らかなように、超音波プローブ1と、マウントユニ
ット10と、リニア操作ユニット30と、ラジアル操作ユニ
ット50と、モニタ装置Mを有する超音波観測装置Tとか
ら構成される。
超音波プローブ1は軟性部材からなる挿入部材2の先
端に先端硬質部3を装着し、この先端硬質部3に単板振
動子からなる超音波送受信器4を装着してなるものであ
る。
先端硬質部3は、挿入部材2に対して相対回転可能に
連結されており、該先端硬質部3に装着した調音波送受
信器4の送受信面4aはその先端硬質部3の一側に形成し
た開口に臨んでいる。そして、超音波送受信器4をリニ
ア方向またはラジアル方向に走査させることによって、
この走査範囲における体内組織断層に関する超音波画像
を取得することができるように構成されている。
挿入部材2は内視鏡Sの挿通路Cを介して挿通される
関係から、この挿通路C内に挿通可能な細径のもので、
第2図に示したように、フッ素樹脂等のように滑りの良
い軟性チューブ材からなる可撓性のスリーブ2a内に、先
端に先端硬質部3を連結した多重コイルばね2bを挿通し
てなるコントロールケーブルとなっている。従って、ス
リープ2a内の多重コイルばね2bの基端側部分を回転させ
れば、その回転力が先端硬質部3にまで伝達されて、該
先端硬質部3と共に超音波送受信器4を回転動作させる
ことができる。また、この挿入部材2の多重コイルばね
2b内には、同軸ケーブルからなる超音波信号の送受信線
5が挿通されている。そして、この超音波送受信器4の
回転時には、送受信線5も多重コイルばね2bと一体的に
回転せしめられることになる。
超音波プローブ1の基端部には、該超音波プローブ1
の走査操作を行うためのリニア操作ユニット30またはラ
ジアル操作ユニット50を着脱可能に接続させるための連
結部6が形成されている。この連結部6は、電極ピン6a
と、割りの入った連結筒体6bとからなり、電極ピン6aに
は送受信線5を構成する配線5が接続され、また連結筒
体9bには送受信線5の配線5bが接続されている。このよ
うに、連結筒体6bは、−の電極を形成するものであるか
ら、該連結筒体6bは導電性部材で形成され、しかもそれ
と電極ピン6aとの間には絶縁部材6cが介装されている。
前述した連結筒体6bは、多重コイルばね2bの基端部に
嵌合固着した回転部材7に連結されている。この回動部
材7は、手動操作で連結部6の連結筒体6bを回転させる
ことによって、多重コイルばね2bをこれに追従回動させ
て、超音波送受信器4の送受信面4aを所望の方向に向け
ることができるようにするものである。
さらに、挿入部材2におけるスリーブ2aのうちの内視
鏡Sの挿通路Cから外部に導出する部分には、該スリー
ブ2aより剛性の高いチューブからなる保護スリーブ8が
連設されている。
マウントユニット10は、内視鏡Sの挿通路Cにおける
導入部CEに着脱可能に装着されて、超音波プローブ1を
ガイドすると共に、第3図に示したように、この超音波
プローブ1が接続されるリニア操作ユニット30またはラ
ジアル操作ユニット50を装着するためのものである。ま
た、異なる形態の導入部を有する内視鏡にも装着するこ
とができるようにするために、このマウントユニット10
は直接導入部CEに装着するのではなく、取付用のアダプ
タを構成するマウントピース11を用い、このマウントピ
ース11を介して導入部CEに着脱可能に装着されるように
なっている。
マウントピース11は両端が開口した筒状の部材からな
り、その外周部にシール部材12が装着されて、導入部CE
に密嵌状態にして装着できるようになっている。また、
その上部位置には、マウントユニット10を着脱可能に連
結するためのフランジ部11aが形成されている。
マウントユニット10は、第4図に示したように、本体
部10aと、該本体部10aから側方に張り出した取付部10b
とからなり、取付部10bにはプローブ挿通部材13が気密
状態にして固着して設けられている。このプローブ挿通
部材13は、超音波プローブ1の挿入部材2を摺動自在に
挿通させるものであって、この挿入部材2の外周部との
間にはシール部材14が介装されている。従って、前述し
たマウントピース11に設けたシール部材12と、プローブ
挿通部材13に設けたシール部材14とによって、挿通部C
内の液体等が溢出するのを防止することができるように
なっている。
本体部10aには、回転型コネクタ15が設けられてい
る。この回転型コネクタ15は、回転部16と固定部17とか
ら構成され、回転部16は本体部10aの上面から僅かに突
出せしめられている。また、固定部17には、超音波観測
装置Tに接続させるために、この本体部10aに設けた可
撓性コード19における送受信信号の伝送線51が接続され
ている。回転部16には、一方側の電極となる電極16a
と、電極16bとを有し、両電極間には絶縁部が介装され
ている。また、固定部17には、コード19における超音波
信号の伝送線20の配線20aが接続される電極17aと,配線
20bが接続された電極17bとを有し、これら両電極間に絶
縁部が介装されている。さらに、電極16aと電極17aとの
間及び電極16bと電極17bとの間には、水銀等のように導
電性流体を用いた2個の円環状の接点部18a,18bにより
接続されている。
また、この本体部10aには、後述するエンコーダ及び
モータからの配線の接続部21が設けられている。この接
続部21からの配線22は、コード19を介して超音波観測装
置T側に伝送されるようになっている。なお、図中にお
いて、23はマンウントユニット10の取付部10bに設けら
れ、該マウントユニット10をマウントピース11に連結し
た状態に固定するための係止レバーである。
リニア操作ユニット30は、挿入部材2を押し引き操作
することによって、超音波送受信器4を所定の範囲にわ
たってリニア走査させるためのものである。このため
に、第5図から明らかなように、ケーシング30aには、
操作杆31がその軸線方向にスライド可能に装着されてお
り、該操作杆31の端部には指掛け部31aが連設されてい
る。また、操作杆31には連結アーム32が連設されて、挿
入部材2の基端近傍位置、即ち保護スリーブ8を設けた
この部分がこの連結アーム32の先端に設けた挟持部材32
aに着脱可能に連結されるようになっている。そして、
この連結アーム32への連結位置から所定の長さ分だけル
ープを描くように湾曲せしめられて、その基端部に設け
た連結部6がリニア操作ユニット30に着脱可能に連結さ
れるようになっている。
ここで、連結アーム32における挟持部材32aは、第6
図に示したように、挿入部材2を挿通させるための固定
挟持部片320aと、該固定挟持部片320aの先端に回動可能
に連結した可動挟持部片320bとからなり、該可動挟持部
片320bを矢印方向に回動させて、固定挟持部片320aに接
合させた閉鎖状態にすると、両挟持部片320a,320b間に
挿入部材2を挟持させることができるようになってい
る。そして、これら挟持部材320a,320bの挿入部材2を
挟持する面部には、該挿入部材2が滑るのを防止するた
めのローレット溝等滑り防止加工が施されている。ま
た、可動挟持部片320bを固定挟持部片320aに接合させた
状態に保持するために、固定挟持部片320aにはクリック
ボール320cとばね(図示せず)とからなるクリック機構
が設けられており、また可動挟持部片320b側にはこのク
リックボール320cが係合する凹部(図示せず)が形成さ
れている。なお、この連結アーム32における挿入部材2
の挟持部材としては、前述のもののほか、第7図に示し
たような一対の挟持用レバー321a,321aで形成し、この
挟持用レバー321a,321aを操作杆31の挿通部321bを中心
として矢印方向に回動可能となし、かつばね等の付勢手
段によって常時挿入部材2を挟持する状態に付勢する構
成等としてもよい。
挿入部材2を連結アーム32に連結した状態で、それが
軸方向及び回転方向に位置ずれしないように固定するた
めに、該挿入部材2における保護スリーブ8には金属製
の連結パイプ9が挿通されて、両者が連結状態に固定さ
れるようになっている。また、この連結パイプ9は連結
アーム32に着脱可能に連結した状態に固定されるように
なっている。この状態で、指掛け部31aに手指に掛けて
操作杆31をその軸線方向に押し引き操作すると、連結ア
ーム32を介して挿入部2と共に先端硬質部3がこれに追
従して押し引き動作せしめられて、該先端硬質部3に装
着した超音波送受信器4が直線的に変位してリニア走査
が行われる。
このように、超音波送受信器4を作動させて、その受
信信号を超音波観測装置Tに伝送して信号処理を行って
超音波画像用のモニタ装置Mに超音波画像を表示する
が、その際において、この超音波送受信器4による反射
エコーに関する信号だけでなく、該超音波送受信器4の
リニア方向の位置に関する信号をも取得する必要があ
る。このために、操作杆31のケーシング30a内の部分に
はラック33が形成されており、該ラック33にはピニオン
34が噛合し、このピニオン34の回転軸34aはエンコーダ3
5に連結され、これによって該エンコーダ35からの出力
信号により操作杆3の位置を検出するようにしている。
このエンコーダ35からの位置信号は超音波観測装置Tに
伝送されるようになっている。
操作杆31は、復帰ばね36によって常時ケーシング30a
から突出した位置に付勢されており、この復帰ばね36の
付勢力に抗してケーシング30a内に押し込んだ後、それ
を引き出す方向に操作すると、挿入部材2の先端部分に
設けた超音波送受信器4は内視鏡S内に引き込まれる方
向に移動してこの範囲分だけ走査することになる。また
ケーシング30a内には、操作杆31の押動ストローク端位
置を検出する光学センサ37が設けられ、しかも操作杆31
の先端部には遮光板31bが連設されており、該遮光板31b
が光学センサ37により検出された位置が超音波観測装置
Tにおけるモニタ装置Mに表示される超音波画像の表示
端となる基準位置とされる。この光学センサ37による基
準位置信号は、エンコーダ35からの信号と共に超音波観
測装置Tに伝送されるようになっている。
このリニア操作ユニット30は、超音波プローブ1が着
脱可能に装着されると共に、マウントユニット10に着脱
可能に装着される。そして、このときに、超音波プロー
ブ1における送受信線5からの信号をマウントユニット
10に設けた回転型コネクタ15に伝達するための信号伝達
手段38と、エンコーダ35からの信号を接続部21に伝達す
るための配線39が設けられている。
信号伝達手段38は、軸受40,40により回転自在に支承
された導電性部材からなる回転筒体41と、該回転筒体41
内に挿通した配線42とから構成される。この回転筒体41
は、リニア操作ユニット30のケーシング30aを貫通して
延び、その両端部はケーシング30aの壁面より僅かに突
出した状態となっている。そして、回転筒体41のケーシ
ング30aから導出された部分が接続コネクタとなる。
而して、回転筒体41の一方側の端部には超音波プロー
ブ1との間の接続コネクタを構成する。このために、配
線42に連結した接続部43がこの回転筒体41の端部に臨む
ように配設されており、該接続部43は回転筒体41内に固
着して設けた絶縁部材44に支承されている。従って、超
音波プローブ1の挿入部材2の基端部に設けた連結部6
は、その連結筒体6bが回転筒体41に嵌合すると共に、電
極ピン6aが接続部43に接続せしめられる。
また、回転筒体41の他側の端部は、回転型コネクタ15
に対する接続コネクタを構成する。このために、該回転
筒対41は回転型コネクタ15の回転部16における電極16b
に嵌合せしめられると共に、内部に挿通した配線42は絶
縁部材45に支承された接続ピン46が電極16aに接続され
るようになっている。
さらに、エンコーダ35からの配線39をマウントユニッ
ト10の接続部21に接続するために、リニア操作ユニット
30側には接続部47が設けられている。
次に、ラジアル操作ユニット50は、第8図から明らか
なように、超音波プローブ1の挿入部材2における多重
コイルばね2aを回転させることによって、ラジアル走査
を行うためのものであり、前述したリニア操作ユニット
30と同様、信号伝達手段51として、軸受51,51に回転自
在に支承された回転筒体52を有し、該回転筒体52内には
配線53が挿通されている。また、この配線53の一端は回
転筒体52の端部近傍において、絶縁部材54に支承された
接続部55となり、また他端は絶縁部材56に支承された接
続ピン57となっている。従って、超音波プローブ1の連
結部6は、回転筒体52の接続部55を設けた側に嵌合せし
められ、また接続ピン57を設けた側はマウントユニット
10における回転型コネクタ15の回転部16に連結されるよ
うになっている。以上の点については、前述したリニア
操作ユニット30の信号伝達手段38と同様である。
然るに、このラジアル操作ユニット50側には、超音波
送受信器4を回転駆動するために、駆動手段がケーシン
グ50a内に設けられている。この駆動手段は、回転筒体5
2に装着した一対のプーリ58,59を有し、該各プーリ58,5
9は、それぞれベルト60,61を介して、回転駆動用のモー
タ62の出力軸62a及びエンコーダ63の入力軸63aに接続さ
れている。そして、このエンコーダ63からの信号を伝達
するため、及びモータ62に電源供給を行うための配線64
が設けられており、該配線64はマウントユニット10側に
設けた接続部21に接続するための接続部65に接続されて
いる。
なお、第3図において、70は、マウントユニット10の
側面部に形成した係合溝を示し、この係合溝70には、リ
ニア操作ユニット30及びラジアル操作ユニット50に装着
したばね性を有し、先端に係合突条71aを備えた係合指
片71を係合させることができるようになっている。これ
によって、リニア操作ユニット30,ラジアル操作ユニッ
ト50はマウントユニット10に固定することができるよう
になっている。そして、この連結状態をより強固に保持
するために、係合溝70には、その底面部に突部70aが形
成されて、係合指片71はこの突部70aを乗り越える位置
までスライドさせることができるようになっている。
本実施例は前述のように構成されるものであって、次
にその作動について説明する。
まず、内視鏡Sを患者の体内に挿入して、その先端部
分を所定の検査,診断を行うべき対象となる部位にまで
導くと共に、超音波プローブ1の挿入部2を内視鏡Sの
挿通部Cに挿通させて、その先端硬質部3を内視鏡Sの
先端部分から所定の長さ分だけ突出させる。そして、マ
ウントユニット10のケーシング30aに連設されている取
付マウント部12をマウントピース9を介して挿通路Cの
導入部CEに固定する。
この状態で、リニア操作ユニット30またはラジアル操
作ユニット50をマウントユニット10に装着することによ
って、リニア走査またはラジアル走査を行うことができ
るようになる。
そこで、この超音波検査装置を用いてリニア走査を行
うには、内視鏡Sに装着されているマウントユニット10
にリニア操作ユニット30を接続する。即ち、このリニア
操作ユニット30に設けられている係合指片71をマウント
ユニット10の係合溝70に係合させてスライドさせる。こ
れによって、マウントユニット10に装着されている回転
型コネクタ15の回転部16に接続する。そして、超音波プ
ローブ1の連結部6をこのリニア操作ユニット30に接続
すると共に、連結アーム22を挿入部材2に連結する。
そこで、操作杆31にに設けた指掛け部31aを手指で操
作して、まず操作杆31を一度操作ユニット10のケーシン
グ30a内に押し込んで、それを引き戻すように操作す
る。これによって、超音波プローブ1が挿通路C内に退
入せしめられて、この間に超音波送受信器4が所定の範
囲にわたって直線状に移動することになる。そこで、こ
の移動中において、該超音波送受信器4から超音波パル
スを入射して、その反射エコーを取得されて、この信号
が超音波観測装置Tに伝送される。これと共に、エンコ
ーダ35による超音波送受信器4の位置信号が超音波観測
装置Tに入力されて、これらの信号は、該超音波観測装
置T内で処理されて、モニタ装置Mに当該の検査,診断
を行うべき部位の体内組織の状態に関する超音波画像を
表示させることができる。
ここで、挿入部材2におけるリニア操作ユニット10の
連結アーム32への取り付け部から回転型コネクタ13への
連結部2aまでの間の部分はループ状となっているから、
超音波送受信器4を走査させるために、挿入部材2の押
し引き操作する時に、このループの部分が押引操作の余
裕分となり、このために回転型コネクタ13への接続部分
に引っ張り力が作用するようなことはない。
一方、ラジアル操作ユニット50をマウントユニット10
に装着すれば、超音波送受信器4をラジアル走査させる
ことができる。即ち、このラジアル操作ユニット50に内
蔵したモータ62を作動させることによって、回転筒体52
が回転する。この回転筒体52の回転は連結部6を介して
挿入部材2における多重コイルばね2bに伝達されて、該
多重コイルばね2bの先端に連結した先端硬質部3に設け
た超音波送受信器4が回転駆動せしめられる。そして、
この回転中において、、超音波送受信器4から体内に向
けて超音波パルスを入射し、その反射エコーを受信す
る。また、この回転筒体52の回転時においては、エンコ
ーダ61が回転駆動せしめられることから、該エンコーダ
61からの信号が超音波観測装置Tに入力される。従っ
て、これら超音波受信信号と、超音波送受信器4の位置
の信号とに基づいて、ラジアル超音波画像を生成するこ
とができる。
前述したように、回転筒体52が回転すると、この回転
力はマウントユニット10側に装着した回転型コネクタ15
にも伝達される。然るに、この回転筒体52は回転部16に
接続されており、該回転部16は、流体接点18a,18bを介
して固定部17に接続されていることから、この回転型コ
ネクタ15の固定部17は非回転状態に保持される。従っ
て、この固定部17に接続されているコード19が捩れる等
の不都合を生じることはない。
また、このラジアル走査の場合に限らず、リニア走査
を行う場合においても、超音波送受信器4の位置,角度
を制御する際等においても、回転部材7を操作すること
によって挿入部材2の多重コイルばね2bを回転させるこ
とがあるが、この場合にも回転型コネクタ15を介してい
るので、コード19側に捩りが伝達して、超音波送受信器
4の位置決め精度が悪くなる等の不都合を生じることは
ない。
なお、前述した実施例においては、回転型コネクタを
マウントユニット側に設ける構成としたが、この回転型
コネクタはリニア操作ユニット側及びラジアル操作ユニ
ット側に設けるようにしてもよく、またこの場合におい
て、リニア操作ユニットにおいては、超音波送受信器を
直線的に変位させるようにしていることから、該リニア
操作ユニットを用いる場合には、必ずしも回転型コネク
タを設ける必要はなく、ラジアル操作ユニットのみに回
転型コネクタを設ける構成としてもよい。さらに、回転
型コネクタとしては流体接点を用いるように構成した
が、これ以外でも、例えばスリップリング等を用いても
よい。さらにまた、リニア操作ユニットには手動操作で
走査させる機構を設けるようにしたものを示したが、モ
ータ等の駆動手段でリニア走査させる構成としてもよ
い。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、超音波送受信器を直
線方向に移動させてリニア走査を行わせるリニア操作ユ
ニットと、回転方向に変位させてラジアル走査を行わせ
るラジアル操作ユニットとを用い、これらの操作ユニッ
トをマウントユニットに選択的に装着し、それに超音波
プローブを接続させるように構成したので、リニア操作
ユニットとラジアル操作ユニットとのいずれかをマウン
トユニットに接続することによって、超音波送受信器を
リニア走査による作動またはラジアル走査による作動の
いずれかを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は超音波
検査装置の全体構成図、第2図は挿入部材の断面図、第
3図はマウントユニット,リニア操作ユニット及びラジ
アル操作ユニットを示す外観図、第4図はマウントユニ
ットの断面図、第5図はリニア操作ユニットの断面図、
第6図は挿入部材と操作杆との連結機構の一例を示す外
観図、第7図は挿入部材と操作杆との連結機構の他の例
を示す外観図、第8図はラジアル操作ユニットの断面図
である。 1:超音波プローブ、5:挿入部材、2a:スリーブ、2b:多重
コイルばね、3:先端硬質部、4:超音波送受信器、4a:送
受信面、5:送受信線、7:回転部材、10:マウントユニッ
ト、11:マウントピース、15:回転型コネクタ、16:回転
部、17:固定部、18a,18b:流体接点、30:リニア操作ユニ
ット、31:操作杆、32:連結アーム、33:ラック、34:ピニ
オン、35:エンコーダ、36:復帰ばね、38:信号伝達手
段、39:配線、41:回転筒体、42:配線、43;接続部、46:
接続ピン、50:ラジアル操作ユニット、52:回転筒体、5
3:配線、55:接続部、57:接続ピン、62:モータ、63:エン
コーダ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する挿入部材の先端に回転伝達
    手段により回転せしめられる超音波送受信器を装着した
    超音波プローブと、該超音波プローブの基端部分を摺動
    可能に挿通させるためのプローブ挿通部を設けると共
    に、超音波観測装置に接続されるコードを備えたマウン
    トユニットと、前記超音波プローブをその軸線方向に押
    し引きすることによって、前記超音波送受信器を直線方
    向に移動させてリニア走査を行わせるリニア操作ユニッ
    トと、前記回転伝達手段を作動させて、前記超音波送受
    信器を回転方向に変位させてラジアル走査を行わせるラ
    ジアル操作ユニットとからなり、前記リニア操作ユニッ
    ト及びラジアル操作ユニットには、前記超音波プローブ
    を着脱可能に連結するための一側コネクタと、前記マウ
    ントユニットに着脱可能に連結する他側コネクタとを設
    け、前記マウントユニットには、前記リニア操作ユニッ
    トまたはラジアル操作ユニットの前記他側コネクタと選
    択的に接続するコネクタ部を設ける構成としたことを特
    徴とする超音波検査装置。
  2. 【請求項2】前記リニア操作ユニットには、前記超音波
    プローブを直線的に変位させるリニア操作手段と、該リ
    ニア操作手段の変位量を検出する変位検出手段と、一端
    が一側コネクタを構成し、他端が他側コネクタを構成す
    る回転自在な筒状の信号伝達手段とを設け、前記ラジア
    ル操作ユニットには、一端が一側コネクタを構成し、他
    端が他側コネクタを構成する回転自在な筒状の信号伝達
    手段と、該信号伝達手段を回転駆動する回転駆動手段
    と、この回転駆動手段の回転角度を検出する角度検出手
    段とを設け、また前記マウントユニットには、前記リニ
    ア操作ユニット及びラジアル操作ユニットの信号伝達手
    段と連結してそれと一体回転する回転部と、前記コード
    に接続される固定部と、該回転部と固定部との間に介装
    した流体接点を備えた回転型コネクタを設け、さらに前
    記超音波プローブの回転伝達手段を前記リニア操作ユニ
    ットまたはラジアル操作ユニットの信号伝達手段と一体
    回転可能に連結する構成としたことを特徴とする請求項
    (1)項記載の超音波検査装置。
  3. 【請求項3】前記超音波プローブを内視鏡の処置具等を
    挿通させる挿通路に挿通可能な細径プローブで構成し、
    また前記マウントユニットには前記挿通路における導入
    部に着脱可能な取付部を形成する構成としたことを特徴
    とする請求項(1)項または(2)項記載の超音波検査
    装置。
  4. 【請求項4】前記導入部に着脱可能に装着されるマウン
    トピースを設け、該マウントピースに前記マウントユニ
    ットの取付部を着脱可能に装着する構成としたことを特
    徴とする請求項(3)項記載の超音波検査装置。
JP32999890A 1990-11-30 1990-11-30 超音波検査装置 Expired - Fee Related JP2550778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32999890A JP2550778B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 超音波検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32999890A JP2550778B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 超音波検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04200459A JPH04200459A (ja) 1992-07-21
JP2550778B2 true JP2550778B2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=18227628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32999890A Expired - Fee Related JP2550778B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 超音波検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2550778B2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6299622B1 (en) 1999-08-19 2001-10-09 Fox Hollow Technologies, Inc. Atherectomy catheter with aligned imager
US7708749B2 (en) 2000-12-20 2010-05-04 Fox Hollow Technologies, Inc. Debulking catheters and methods
US7713279B2 (en) 2000-12-20 2010-05-11 Fox Hollow Technologies, Inc. Method and devices for cutting tissue
US8328829B2 (en) 1999-08-19 2012-12-11 Covidien Lp High capacity debulking catheter with razor edge cutting window
US8246640B2 (en) 2003-04-22 2012-08-21 Tyco Healthcare Group Lp Methods and devices for cutting tissue at a vascular location
US20070276419A1 (en) 2006-05-26 2007-11-29 Fox Hollow Technologies, Inc. Methods and devices for rotating an active element and an energy emitter on a catheter
US8784440B2 (en) 2008-02-25 2014-07-22 Covidien Lp Methods and devices for cutting tissue
KR101645754B1 (ko) 2008-10-13 2016-08-04 코비디엔 엘피 카테테르 샤프트를 조작하는 장치 및 방법
BRPI1014721A2 (pt) 2009-04-29 2016-04-12 Tyco Healthcare métodos e dispositivos para cortar e raspar tecido
CA2761774C (en) 2009-05-14 2014-09-16 Tyco Healthcare Group Lp Easily cleaned atherectomy catheters and methods of use
BR112012013389A2 (pt) 2009-12-02 2018-03-06 Tyco Healthcare métodos e dispositivos para o corte de um tecido
CA2783301C (en) 2009-12-11 2015-02-24 Tyco Healthcare Group Lp Material removal device having improved material capture efficiency and methods of use
EP2742881B1 (en) 2010-06-14 2015-10-07 Covidien LP Material removal device
JP5636114B2 (ja) 2010-10-28 2014-12-03 コヴィディエン リミテッド パートナーシップ 物質除去デバイスおよび使用方法
WO2013033426A2 (en) 2011-09-01 2013-03-07 Covidien Lp Catheter with helical drive shaft and methods of manufacture
US9579157B2 (en) 2012-09-13 2017-02-28 Covidien Lp Cleaning device for medical instrument and method of use
US9943329B2 (en) 2012-11-08 2018-04-17 Covidien Lp Tissue-removing catheter with rotatable cutter
WO2014074764A1 (en) 2012-11-08 2014-05-15 Covidien Lp Tissue-removing catheter including operational control mechanism
US9526519B2 (en) 2014-02-03 2016-12-27 Covidien Lp Tissue-removing catheter with improved angular tissue-removing positioning within body lumen
US9456843B2 (en) 2014-02-03 2016-10-04 Covidien Lp Tissue-removing catheter including angular displacement sensor
WO2015200702A1 (en) 2014-06-27 2015-12-30 Covidien Lp Cleaning device for catheter and catheter including the same
US10314667B2 (en) 2015-03-25 2019-06-11 Covidien Lp Cleaning device for cleaning medical instrument
US10292721B2 (en) 2015-07-20 2019-05-21 Covidien Lp Tissue-removing catheter including movable distal tip
US10314664B2 (en) 2015-10-07 2019-06-11 Covidien Lp Tissue-removing catheter and tissue-removing element with depth stop

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04200459A (ja) 1992-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2550778B2 (ja) 超音波検査装置
JP2715762B2 (ja) 超音波検査装置
JP2649185B2 (ja) 超音波検査装置
EP0061331A1 (en) Combined endoscope and ultrasonic diagnostic device
US5150715A (en) Ultrasound-imaging diagnostic system
JPS6357060B2 (ja)
JP2996112B2 (ja) 超音波診断装置
JP2746022B2 (ja) 超音波検査装置のプローブ連結機構
JP2658645B2 (ja) リニア走査式超音波検査装置
JP2581308B2 (ja) 超音波検査装置
JPH0744930B2 (ja) 超音波検査装置
JP4681977B2 (ja) 超音波診断装置、超音波プローブ駆動装置及び超音波プローブ
JP3374607B2 (ja) 経内視鏡的に挿入される超音波検査装置
JP2827819B2 (ja) リニア走査用超音波プローブ
JP3149643B2 (ja) 超音波検査装置
JPS6258257B2 (ja)
JP2712908B2 (ja) ラジアル走査式超音波検査装置
JPH07136169A (ja) 超音波プローブ
JP3596336B2 (ja) リニア走査式超音波検査装置
JP2682244B2 (ja) ラジアル走査式超音波検査装置
JPH05269134A (ja) 超音波プローブガイド装置
JPH0736816B2 (ja) 超音波検査装置
JPH0515538A (ja) バイプレーン式超音波検査装置
JP2953306B2 (ja) メカニカルリニア式超音波診断装置
JP2682243B2 (ja) ラジアル走査式超音波検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees