JP3596336B2 - リニア走査式超音波検査装置 - Google Patents

リニア走査式超音波検査装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば内視鏡の処置具挿通チャンネル等を介して体腔内に挿入されて、体内組織の状態に関する超音波検査を行う超音波検査装置に関するものであり、特にマニュアル操作で超音波振動子を直進させるようにしたリニア走査式超音波検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
超音波検査装置のうち、体腔内に挿入して体腔内壁から超音波の送受信を行うようにしたものは近年広く用いられている。この種の体内挿入型の超音波検査装置としては、超音波検査を行う機構と内視鏡観察を行う機構とを備えた超音波内視鏡があるが、内視鏡の処置具挿通チャンネル等からなるガイド手段にガイドされて体内に挿入されるタイプの超音波プローブも知られている。内視鏡等をガイド手段として挿入される超音波プローブは、一般に、可撓性コードの先端に超音波振動子を装着したものから構成され、可撓性コードはガイド手段となる処置具挿通チャンネル等に挿通させる関係から細径のものでメカニカル走査を行うようになる。
【0003】
メカニカル走査として、超音波振動子を直線方向に移動させる所謂メカニカルリニア走査を体腔内で行うに当っては、超音波振動子の駆動は体腔外から遠隔操作で行うようになっており、経内視鏡的に挿入される超音波プローブにあっては、通常は可撓性コードを押し引きするようにして走査されるように構成する。従って、超音波振動子のメカニカルリニア走査を行うには、超音波振動子を移動させるための駆動手段と、超音波振動子の送受信制御を行うための移動距離検出手段とを備えていなければならない。
【0004】
そこで、内視鏡の処置具挿通チャンネルをガイド手段として体腔内に挿入されるリニア走査式超音波検査装置のうち、従来から用いられているものの概略構成を図6に示し、また超音波プローブの先端部分の構成を図7に、さらに操作ユニットの構成を図8に示す。
【0005】
まず、図6において、1は内視鏡であって、内視鏡1は、周知のように、本体操作部2に体内への挿入部3を連設したものから構成され、本体操作部2における挿入部3の連設部近傍位置には、処置具導入部として、鉗子口4が設けられる。この鉗子口4には処置具挿通チャンネル5の基端部が接続されており、この処置具挿通チャンネル5の先端部は、照明窓や観察窓と共に挿入部3の先端面等に開口している。従って、鉗子口4から鉗子や高周波処置具等の処置具を挿通することによって、患部組織の摘出や止血等の処置を施せるようになっている。
【0006】
10は超音波検査装置であって、この超音波検査装置10は、超音波プローブ11と、操作ユニット12及び超音波観測装置13から大略構成される。超音波プローブ11は、図7及び図8から明らかなように、先端側から、内部に超音波振動子14が収容された先端キャップ15と、内部にフレキシブルシャフト16を挿通させた可撓性コード17とを有し、また超音波プローブ11の基端部には操作ユニット12に設けた接続部12aに着脱可能に接続されるコネクタ18を備えている。
【0007】
超音波プローブ11は、そのコネクタ18が操作ユニット12の接続部12aに着脱可能に接続されるが、この操作ユニット12は超音波プローブ11をその軸線方向に所定のストローク、つまりリニア走査ストローク分だけ往復移動する操作を行う走査制御機構を備えており、また超音波振動子14と超音波観測装置13との信号の授受の中継手段としても機能する。走査制御機構としては、超音波振動子14をマニュアル操作で移動させる操作手段と、その移動距離を検出する移動距離検出手段とが含まれる。なお、信号の中継手段としては、超音波振動子14から、フレキシブルシャフト16内を通って操作ユニット12内に延在され、超音波振動子14の回転に追従して回転するケーブルを、超音波観察装置13に接続され、回転方向には固定されているケーブルとをロータリコネクタを介して接続するものであるが、その構成は周知であるので図示は省略する。
【0008】
操作手段としては先端に指掛けリング20を設けた操作杆21を有し、この操作杆21は操作ユニット12のケーシング19から所定の長さ突出すると共に、このケーシング19に設けたガイド孔19aから内部に所定の長さ導入されており、このガイド孔19aに沿って直線的に移動できるようになっている。そして、操作杆21のケーシング19内に位置する部位には所定の長さにわたってラック22が形成されており、このラック22はエンコーダ23に連結して設けたピニオン23aと噛合している。また、操作杆21にはばね24を作用させており、このばね24により操作杆21はケーシング19内に引き込む方向に付勢されている。
【0009】
一方、操作杆21に連結して設けた指掛けリング20の近傍位置にはクランプ部材25が取り付けられている。このクランプ部材25は可撓性コード17を着脱可能にクランプするものである。可撓性コード17はこのクランプ部材25によるクランプ位置からコネクタ18の接続部12aへの接続位置まではループ状に曲げることによって所定の余長を持たせる。この余長は少なくともクランプ部材25がリニア走査ストローク分移動しても、そのクランプ位置からコネクタ18の位置までに張力が生じないようにするためのものである。また、ケーシング19には可撓性コード17の挿通部材26が連設されており、この挿通部材26には可撓性コード17を摺動可能に挿通させる挿通孔26aが形成されており、またこの挿通部材26は操作ユニット12を内視鏡1の鉗子口4に着脱可能に取り付けられる取付部でもある。
【0010】
以上の構成を有する超音波検査装置は、その超音波プローブ11は内視鏡1に組み込まれてメカニカルリニア走査が行われる。超音波プローブ11は内視鏡1の挿入部2を体腔内に挿入する前の段階で組み込むこともできるが、内視鏡1の挿入部2を体腔内に挿入して、内視鏡検査を行っている間に、体腔内壁の一部が変色している等、病変の可能性があることが確認された時に、鉗子口4から処置具挿通チャンネル5内に超音波プローブ11を挿入して、超音波走査を行うこともできるようになっている。超音波プローブ11の基端部が連結される操作ユニット12の挿通部材26が鉗子口4に接続されており、この操作ユニット12から突出する状態に設けた操作杆21の指掛けリング20をばね24に抗する方向に押動し、また引き戻すように操作すれば、超音波プローブ11の全体がその軸線方向に移動してリニア走査が行われる。
【0011】
以上のように、操作杆21の押し引き操作はマニュアル操作で行うものであり、具体的には、操作ユニット12を人差し指と中指とで挟み込むようにして把持し、指掛けリング20に親指を挿通した状態で親指を動かすことにより操作杆21が操作ユニット12のケーシング19に設けたガイド孔19aに沿って移動する。そして、このようにして親指操作で操作杆21を操作することによって、超音波プローブ11の先端における先端キャップ15が概略軸線方向に移動し、かつこの移動量はエンコーダ23で検出されるから、所定の距離移動する毎に、超音波振動子14から体内に向けて超音波パルスを送信し、その反射エコーを超音波振動子14で受信させることにより、所定の範囲に及ぶメカニカルリニア走査が行われ、この走査範囲における超音波断層像を得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したメカニカルリニア走査はマニュアル操作で行われることから、その走査範囲は指を動かし得る範囲、具体的には操作ユニット12を人差し指と中指とで保持した状態で親指が動かせることができる範囲に限定される。このような状況下で親指を無理なく円滑に動かせる範囲は20〜30mm程度というようにごく限られた範囲である。従って、病変部等の関心のあるエリアの広がりが30mmを越える場合には、位置を変えて少なくとも2度の超音波走査を行わなければならない。このために、内視鏡1の挿入部2の先端部分を固定的に保持し、一度クランプ部材25から超音波プローブ11を脱着した上で、この超音波プローブ11を出し入れして、別の位置をクランプさせた後に改めて走査を行う等の操作が必要であり、この操作は極めて面倒である。また、複数回の超音波走査を行って得た複数枚の超音波画像に連続性を持たせる処理を行わなければ、関心のあるエリアにおける体内組織の状態を正確に把握できないことになり、超音波走査を行った後における信号処理が複雑になる等の問題点もある。
【0013】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、操作手段をマニュアルで操作することによりメカニカルリニア走査を行うに当って、操作手段の操作ストロークに対してクランプ部材の移動距離を増加させることができるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、可撓性コードの先端に超音波振動子を装着した超音波プローブと、この超音波プローブの基端部が連結される操作ユニットと、この操作ユニットに設けられ、前記超音波プローブの基端部から少なくともリニア走査ストローク分の余長を持たせた位置をクランプするクランプ部材と、このクランプ部材を手動操作により往復移動させる操作手段とを備えたリニア走査式超音波検査装置であって、前記クランプ部材を従動部材に連結して設け、この従動部材を前記操作ユニットに摺動可能に支持させると共に、この従動部材と前記操作手段との間には、操作手段の操作ストロークに対してクランプ部材の移動距離を増加させる移動距離増加手段を介装する構成としたことをその特徴とするものである。
【0015】
ここで、操作ユニットは内視鏡の処置具導入部に着脱可能に連結され、また超音波プローブは処置具挿通チャンネル内に挿通される、所謂経内視鏡的に挿入される超音波プローブを有するリニア走査式超音波検査装置により好適に適用される。また、移動距離増加手段の具体的な構成としては、変速ギアを用いるものや、伝達レバーを用いるもの等がある。変速ギアを用いる場合には、操作手段及びクランプ部材を連結した従動部材にラックを形成して、変速ギアをこれら両ラック間に動力伝達可能に接続する。また、伝達レバーを用いる場合には、この伝達レバーの一端側が操作ユニットのケーシングに枢支させ、他端側には従動部材を、またその間の位置には操作手段をそれぞれ伝達レバーの回動に追従して直進するように係合させる。
【0016】
【発明の実施の形態】
そこで、以下に図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明においては、従来技術の構成と同一または均等な部材については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。而して、図1に超音波プローブ11と操作ユニット30との連結部の構成を示す。
【0017】
ここで、超音波プローブ11自体の構成については前述した従来技術のものと格別変わらない。一方、操作ユニット30は、走査制御機構と信号の中継機構とを備えているが、走査制御機構を構成し、マニュアル操作がなされる操作手段に直接超音波プローブ11をクランプさせるのではなく、移動距離増加手段、つまり増速手段を介してクランプ機構部を接続する構成としている。
【0018】
そこで、図2及び図3に操作ユニット30の断面構造を示す。操作ユニット30におけるケーシング31には、超音波プローブ11のコネクタ18が着脱可能に接続される接続部30aが設けられているが、さらにこのケーシング31には2つのガイド孔31a,31bが穿設されている。第1のガイド孔31aには、マニュアル操作により押し引きされる操作杆32が軸線方向に移動可能に挿通されており、この操作杆32の先端には指掛けリング33が連設されている。操作杆32の基端部、つまりケーシング31内側の端部にはばね34が作用しており、このばね34の付勢力により常時突出する方向に付勢されており、図示しないストッパにより最突出位置が規制されている。
【0019】
また、第2のガイド孔31bには従動部材としての従動杆35が軸線方向に移動可能に設けられている。この従動杆35は、操作杆32と平行に設けられており、その先端にはクランプ部材36が連結して設けられている。クランプ部材36は超音波プローブ11の可撓性コード17を着脱可能にクランプするためのものである。また、従動杆35のケーシング31内側の端部にはばね37が、この従動杆35を突出する方向に付勢するように作用している。そして、従動杆35のケーシング31からの最突出位置は適宜のストッパにより規制されているが、このストッパも図示は省略する。
【0020】
操作杆32を押し引き操作することによって、従動杆35を連動して移動させるが、このために操作杆32と従動杆35との間には移動距離増加手段が介装されている。この移動距離増加手段は、操作杆32の動きに対して従動杆35の動きを増速させるものであり、操作杆32及び従動杆35にはそれぞれラック32a,35aが形成されており、これら両ラック32a,35a間には変速ギア37が設けられている。変速ギア38は、ラック32aに噛合する駆動ギア38aと、この駆動ギア38aに噛合する伝達ギア38b及び従動ギア38cから構成され、伝達ギア38bは従動ギア38cと一体回転するものであり、かつ従動ギア38cは従動杆35と噛合している。
【0021】
従って、図2に示したように、操作杆32の移動に対して、駆動ギア38aと従動ギア38cとのギア比に応じた比率で従動杆35が増速され、その結果、操作杆32の移動ストロークdに対して従動杆35の移動距離Dとなり、ギア比に相当する距離だけ増加する。また、ケーシング31内で、この従動杆35の移動ストロークを確保するために、このケーシング31には突出部31cが形成されている。ここで、超音波振動子14の移動距離を検出する手段を設ける必要があるが、図8に示したと同様のエンコーダを用いるか、そしてこのエンコーダのピニオンをいずれかのラック32aまたは35aに噛合させたり、また従動杆35と、そのガイド孔31bとの間にポテンショメータを設けたりすることができ、さらには伝達ギア38bと共に回転する従動ギア38cの回転軸をロータリエンコーダ39の入力軸とすることもできる。
【0022】
以上のように構成することによって、操作ユニット30を人差し指と中指とで保持した状態において、親指を指掛けリング33に係合させて、操作杆32をケーシング31内に押し込むと、変速ギア38を介してこの操作杆32と連動する従動杆35が、この変速ギア38のギア比に応じた量だけ増速され、図2の状態から図3の状態に変位する。また、指掛けリング33に対する押し込み力を解除すると、操作杆32及び従動杆35はそれぞればね34,37の付勢力により引き戻されて、図2の状態に復帰する。この押し込み操作時と引き戻し操作時において、超音波振動子14が、エンコーダ39等の検出信号に基づいて、所定距離進む毎に体内に向けて超音波パルスを送信し、体内組織断層部からの反射エコーを受信することによって、リニア超音波走査が行われる。なお、操作杆32及び従動杆35にそれぞればね34,37を設けたが、これら操作杆32と従動杆35とは変速ギア38により連動する状態に連結されているから、一方のばねは省略することができる。
【0023】
而して、操作杆32の移動ストロークdを親指を無理のない程度に動かせる範囲としても、変速ギア38のギア比によって、従動杆35に取り付けたクランプ部材36の移動距離がDとなり大きくなる。その結果、可撓性コード17の軸線方向への変位による超音波振動子14の走査ストロークを大きくすることができる。つまり、マニュアル操作で行われる走査駆動を容易に行うことができ、かつ走査ストロークを大きくできる。なお、変速ギア38により従動杆35の速度が増速されるが、超音波振動子14による超音波の伝達速度はこの従動杆35の動きより遥かに速いことから、所定距離進む毎に行われる超音波の送受信に何等の支障も来すことはない。
【0024】
従って、例えば変速ギア38におけるギア比を2倍とすると、親指操作で操作杆32を無理なく移動させる範囲、例えば30mmを操作杆32の移動距離であるとすると、超音波振動子14の走査ストロークは60mmとなり、病変部等、関心のある部分に関する情報量が大きくなる。勿論、このためにはクランプ部材36による可撓性コード17のクランプ位置は、コネクタ18からこの走査ストロークに相当する余長を持たせる必要があるが、可撓性コード17のこの部分はループ状に曲げることにより余長の確保を図っているので、十分な余長を確保することができる。
【0025】
次に、図4及び図5は本発明の第2の実施の形態を示すものであり、この実施の形態においては、移動距離増加手段として伝達レバー138を用いたものが示されている。この場合には、前述した第1の実施の形態とは異なり、操作杆132及び従動杆135にはラックを設ける必要がなく、これら操作杆132及び従動杆135にはそれぞれ係合ピン132a,135aが設けられる。一方、伝達レバー138は、その一端が操作ユニット130のケーシング131に枢支ピン139で枢支されている。そして、この伝達レバー138における他端部及び中間部には、この伝達レバー138の軸線方向に長手となった長孔138a,138bが形成されており、長孔138aには係合ピン132aが、また長孔138bには係合ピン135aが挿嵌されている。さらに、操作杆132及び従動杆135に個別的にばねを設けるのではなく、伝達レバー138にばね134を作用させておき、このばね134による付勢力で伝達レバー138を図4に示した位置になるように保持する。この結果、操作杆132及び従動杆135はケーシング131のガイド孔131a,131bから所定量突出した位置に保持される。なお、操作杆132の先端には指掛けリング133が、また従動杆135の先端にはクランプ部材136が連結して設けられている。また、超音波振動子14の移動距離を検出する手段は、前述した第1の実施の形態と同様に、適宜の構成とすることができるが、さらに枢支ピン139を伝達レバー138と共に回転するように構成しておけば、この枢支ピン139の回転角を検出するものであっても良い。
【0026】
以上のように構成することによっても、図4の状態から指掛けリング133を操作して操作杆132を図5に示した位置まで押し込むと、超音波プローブ11の可撓性コード17をクランプしているクランプ部材136に連結した従動杆135が伝達レバー138のレバー比、つまり枢支ピン139から係合ピン132aの係合位置と、係合ピン135aの係合位置との距離の比に応じた分だけ従動杆135が増速されるから、前述した第1の実施の形態と同様に、操作杆132の移動ストロークに対して従動杆135の移動ストロークが長くすることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、操作手段の操作ストロークに対して可撓性コードをクランプするクランプ部材の移動距離を移動距離増加手段により増加させるようにしているので、操作手段をマニュアルで操作することによりメカニカルリニア走査を行うに当って、操作手段の操作ストロークに対してクランプ部材の移動距離を増加させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるリニア超音波検査装置を、そのガイド手段である内視鏡と共に示す構成説明図である。
【図2】図1の操作ユニットの断面図である。
【図3】図2とは異なる作動状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すリニア超音波検査装置の操作ユニットの断面図である。
【図5】図4とは異なる作動状態を示す断面図である。
【図6】従来技術によるリニア走査式超音波検査装置の概略構成を内視鏡と共に示す構成説明図である。
【図7】図6の超音波プローブの先端部分の断面図である。
【図8】図6の操作ユニットの断面図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 2 本体操作部
3 挿入部 4 鉗子口
5 処置具挿通チャンネル 11 超音波プローブ
12a 接続部 14 超音波振動子
15 先端キャップ 17 可撓性コード
30,130 操作ユニット 31,131 ケーシング
31a,31b,131a,131b ガイド孔
32,132 操作杆 32a,35a ラック
33,133 指掛けリング 34,37,134 ばね
35,135 従動杆 36,136 クランプ部材
38 変速ギア 132a,135a 係合ピン
138 伝達レバー 138a,138b 長孔
139 枢支ピン

Claims (4)

  1. 可撓性コードの先端に超音波振動子を装着した超音波プローブと、この超音波プローブの基端部が連結される操作ユニットと、この操作ユニットに設けられ、前記超音波プローブの基端部から少なくともリニア走査ストローク分の余長を持たせた位置をクランプするクランプ部材と、このクランプ部材を手動操作により往復移動させる操作手段とを備えたリニア走査式超音波検査装置において、前記クランプ部材を従動部材に連結して設け、この従動部材を前記操作ユニットに摺動可能に支持させると共に、この従動部材と前記操作手段との間には、操作手段の操作ストロークに対してクランプ部材の移動距離を増加させる移動距離増加手段を介装する構成としたことを特徴とするリニア走査式超音波検査装置。
  2. 前記操作ユニットは内視鏡の処置具導入部に着脱可能に連結され、また前記超音波プローブは処置具挿通チャンネル内に挿通されるものであることを特徴とする請求項1記載のリニア走査式超音波検査装置。
  3. 前記移動距離増加手段は、前記操作手段及び前記クランプ部材を連結した従動部材に形成したラックと、これら両ラック間に動力伝達可能に接続した変速ギアとから構成したことを特徴とする請求項1記載のリニア走査式超音波検査装置。
  4. 前記移動距離増加手段は伝達レバーからなり、この伝達レバーは、その一端側が前記操作ユニットのケーシングに枢支され、他端側には前記従動部材を、またその間の位置には前記操作手段をそれぞれ伝達レバーの回動に追従して直進するように係合させる構成としたことを特徴とする請求項1記載のリニア走査式超音波検査装置。
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