JP2016043691A - 積層シートおよび積層シートの製造方法 - Google Patents

積層シートおよび積層シートの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016043691A
JP2016043691A JP2015125783A JP2015125783A JP2016043691A JP 2016043691 A JP2016043691 A JP 2016043691A JP 2015125783 A JP2015125783 A JP 2015125783A JP 2015125783 A JP2015125783 A JP 2015125783A JP 2016043691 A JP2016043691 A JP 2016043691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
laminated sheet
metal
sheet
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015125783A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6566554B2 (ja
Inventor
中西 健一
Kenichi Nakanishi
健一 中西
達宏 池谷
Tatsuhiro Iketani
達宏 池谷
良和 新井
Yoshikazu Arai
良和 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2015125783A priority Critical patent/JP6566554B2/ja
Publication of JP2016043691A publication Critical patent/JP2016043691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6566554B2 publication Critical patent/JP6566554B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】発熱体に容易に接合でき、しかも、放射性の高いヒートスプレッターとして好適に用いることのできる積層シートおよび積層シートの製造方法を提供する。
【解決手段】熱放射フィラー(C)およびバインダー成分(D)を含有する熱放射層11および金属層12からなる金属シート層1と、金属シート層1の金属層12側の面に積層された粘着層2とを含有し、粘着層2が、粘着樹脂組成物(A)と熱伝導性フィラー(B)とを含有する積層シート10である。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体チップ、トランジスター、コンデンサーなどの電子部品、及びバッテリーからの発熱を放射するのに備え付けられる積層シートおよび積層シートの製造方法に関するものである。
近年、半導体チップ、トランジスター、コンデンサーなどの電子部品、電池(バッテリー)などの電気部品では、さらなる高性能化が進められている。それに伴って、電子部品や電気部品の発熱量が増大している。電子部品や電気部品が高温になると、寿命が短くなったり、信頼性が低下したりする場合がある。
このため、従来、電子部品や電気部品には、これらが発生する熱を放散させるヒートシンクやヒートスプッレダーが取り付けられている。ヒートスプレッターとしては、アルミニウム箔や銅箔などの熱伝導性を有する金属箔に粘着テープを貼り合せたものなどが多く用いられている。
例えば、特許文献1には、粘着剤層と、アルミニウムまたはアルミニウム合金から成る層上に熱放射層を設けた熱放射シートとを積層した、除熱用放熱シートが開示されている。
特開2005−101025号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている熱放射層は、アルミナを塗装させたものであることから、十分な熱放射性が得られるものではなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、電子部品等の発熱体に容易に接合でき、さらに発生する熱を効率良く拡散、放熱する積層シート、各種電子部品の小型軽量化及び薄型化に対応した積層シートおよび当該積層シートの製造方法を提供する。
本発明は、以下の(1)〜(14)を要旨とする。
(1)熱放射フィラー(C)およびバインダー成分(D)を含有する熱放射層と金属層からなる金属シート層と、当該金属シート層の金属層側の面に積層された粘着層とを含有し、当該粘着層が粘着樹脂組成物(A)と熱伝導性フィラー(B)とを含有することを特徴とする積層シート。
(2)前記熱放射フィラー(C)が炭素質材料である(1)に記載の積層シート。
(3)前記炭素質材料が、カーボンブラック、黒鉛および気相法炭素繊維から選ばれる1種または2種以上である(2)に記載の積層シート。
(4)前記バインダー成分(D)が高分子多糖類および酸架橋剤を含有する(1)〜(3)のいずれかに記載の積層シート。
(5)前記高分子多糖類がキチン、キトサンおよびその誘導体から選ばれる1種または2種以上であり、前記酸架橋剤がピロメリット酸、トリメリット酸、マレイン酸、フタル酸およびそれらの酸無水物から選ばれる1種または2種以上である(4)に記載の積層シート。
(6)前記熱放射層の平均厚みが0.1〜4μmである(1)〜(5)のいずれかに記載の積層シート。
(7)前記金属シート層の平均厚みが0.02〜0.5mmである(1)〜(6)のいずれかに記載の積層シート。
(8)前記粘着層が、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン(a)及び重合性単量体(b)を含有する粘着樹脂組成物(A)と、前記熱伝導性フィラー(B)と、重合開始剤(E)とを含有する粘着剤組成物の硬化物である(1)〜(7)のいずれかに記載の積層シート。
(9)前記粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して、前記熱伝導性フィラー(B)を250〜900質量部含有する(1)〜(8)のいずれかに記載の積層シート。
(10)前記熱伝導性フィラー(B)が、金属酸化物および金属水和物から選ばれる1種または2種以上を含有する(1)〜(9)のいずれかに記載の積層シート。
(11)前記粘着層の前記金属シート層との反対面に、剥離シートが積層されている(1)〜(10)のいずれかに記載の積層シート。
(12)(1)〜(11)のいずれかに記載の積層シートからなるヒートスプレッター。
(13)(12)に記載のヒートスプレッターを組み込んだ、電子機器。
(14)剥離シート上に、粘着樹脂組成物(A)および熱伝導性フィラー(B)を含有する粘着層からなる粘着シートと、金属層と熱放射フィラー(C)およびバインダー成分(D)を含有する熱放射層とからなる金属シートと、をこの順に積層し、かつ該熱放射層が最外面に位置するように積層することを特徴とする、積層シートの製造方法。
本発明の積層シートは、粘着層を発熱体に密接させることにより、発熱体に容易に積層シートを接合でき、効率よく熱を拡散及び放射することができる。
さらに、本発明の積層シートは、粘着層が、粘着樹脂と熱伝導性フィラーとを含有するものであるので、発熱体の熱を効率よく放熱できる。
本発明の積層シートの一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は、以下の実施形態のみに限定されるものではない。本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなく、その形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。したがって、本発明は、以下に示す実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、付加、省略、変更、置換、及びその他の変更が可能である。
図1は、本発明の積層シートの一例を示した模式図であり、断面図を示している。図1に示す積層シート10は、熱放射層11および金属層12からなる金属シート層1と、該金属層12側の面1bに積層された粘着層2とを含有する。また、積層シート10の使用前には必要に応じてさらに粘着層2の露出面2bに剥離シート3を積層しても良い。
前記金属シート層1と前記粘着層2との合計の平均厚みは必要に応じて選択できる。0.05〜3mmであることが好ましく、0.1mm〜2.5mmがより好ましく、0.15mm〜2mmであることが更に好ましい。平均厚みの好ましい範囲の他の例としては、0.05〜1.5mmや、0.05〜1mmや、0.05〜0.8mmなども挙げる事ができる。平均厚みが0.05mm以上であると、金属シート層1による高い放熱性と、粘着層2による十分な粘着力とを有する積層シート10が得られやすくなる。また、形状が安定し、且つ接合する発熱体の形状に追従しやすい積層シート10となる。したがって、発熱体の熱が積層シート10に効率よく伝導され、発熱体の熱を効率よく放熱できるものとなる。
本明細書における前記金属シート層1と前記粘着層2との合計の平均厚みとは、本発明の積層シート10の断面観察により、無作為に選んだ10カ所の前記金属シート層1と前記粘着層2との合計の厚みを測定し、その算術平均値として得られた値を指す。
<金属シート層>
図1を例として、金属シート層を説明する。金属シート層は、図1に示すように熱放射層11と金属層12とからなる。熱放射層11は、熱放射フィラー(C)およびバインダー成分(D)を含有する。熱放射層11の厚みは必要に応じて選択できるが、0.1〜4μmであることが好ましく、より好ましくは0.5〜3μmである。0.1μm以上であると、熱放射層内の熱放射フィラー量を十分確保でき、十分な放熱性を得られる。4μmを超えても熱放射性が上昇することはないため、コストの面で不利になる。
前記熱放射層11に用いられる熱放射フィラー(C)としては、金属、非金属に関わらず、特に限定されない。高熱放射率および低コストな観点からは、炭素質材料が好ましい。炭素質材料の例としては、アセチレンブラック、ケッチェンブラック等のカーボンブラック、黒鉛、気相法炭素繊維等が挙げられ、これらの中から1種または2種以上を選択して用いても良い。熱放射フィラー(C)の粒子径は、累積質量50%粒子径(D50)が0.1〜2.0μmであることが好ましく、より好ましくは0.2〜1μmである。累積質量50%粒子径(D50)が0.1〜2.0μmであると、平滑性の高い熱放射層を得ることができる。 熱放射層11中の熱放射フィラー(C)の量は任意で選択できるが、20〜80質量%が好ましく、30〜60質量%がより好ましく、30〜60質量%が更に好ましい。
前記熱放射層11に用いられるバインダー成分(D)としては、前記熱放射フィラー(C)を結着できる材料であれば特に限定されない。熱放射フィラー(C)の結着性や、金属層12に熱放射フィラー(C)およびバインダー成分(D)の組成物を熱放射層11として積層する際の塗工性、また熱放射層11としての皮膜性能の観点からは、バインダー成分(D)としては、高分子多糖類および酸架橋剤を含有することが好ましい。高分子多糖類としては、キトサン、キチンおよびその誘導体から選ばれる1種または2種以上が挙げられる。酸架橋剤としては、ピロメリット酸、トリメリット酸、マレイン酸、フタル酸およびそれらの酸無水物から選ばれる1種または2種以上が挙げられる。
前記金属シート層1の平均厚みは必要に応じて選択できるが、0.02〜0.5mmであることが好ましい。金属シート層1の平均厚みが0.02mm以上であると、熱放射性に優れた積層シート10が得られるとともに、積層シート10を製造する工程における金属シート層1の歪みや変形が少ないものとなる。金属シート層1の平均厚みが0.5mm以下であると、発熱体に積層シート10を接合する際の、積層シート10の発熱体に対する形状追従性を十分に確保することができる。従って、発熱体の表面が曲面である場合にも、発熱体と積層シート10との接触面積を十分に確保することができるため、発熱体の熱を効率よく放熱することができる。金属シート層1の平均厚みは、0.05〜0.4mmであることがより好ましく、0.05〜0.35mmであることが更に好ましい。その他の好ましい厚さの例としては、0.05〜0.25mmや、0.05〜0.1.5mmなども挙げる事ができる。
前記金属層12としては、金、銀、銅、アルミニウム、およびそれらの金属を含む合金などを用いることができる。熱伝導率が高い金属であることが好ましく、低価格や加工容易性の観点からは、金属層12として、銅、アルミニウムおよびそれらの金属を含む合金を用いることが好ましい。
熱放射層11と金属層12からなる金属シート層1の形成方法は、特に限定されるものではなく、必要に応じて選択できる。例えば金属層12上に熱放射層11を形成するための組成物をグラビア塗工し、乾燥炉加熱により熱放射層11を形成する方法などが挙げられる。
グラビア塗工による塗工方法は、均一な被膜を形成するための塗工方法として好ましい。また、加熱によりバインダー成分を反応させることで、より強固な被膜を形成することができる。このため、上記のような方法で金属シート層1を形成することにより、優れた生産性が得られるとともに、厚みの均一な熱放射層11を有する金属シート層1が得られる。
<粘着層>
本発明に用いる粘着層2の厚みは必要に応じて選択できるが、平均で0.1〜1mmであることが好ましく、0.1〜0.7mmであることがより好ましく、0.2〜0.5mmであることがさらに好ましい。粘着層2の厚みが平均で0.1mm以上であると、粘着層2と、発熱体および金属シート層1との接合強度が十分に高い積層シート10となる。粘着層2の厚みが平均で1mm以下であると、発熱体の熱を、粘着層2を介して金属シート層1に効率よく伝導できる。
なお、本発明において、粘着層2の平均の厚みとは、本発明の積層シート10の断面観察により、無作為に選んだ30カ所の粘着層2厚みを測定し、その算術平均値として得られた値である。
粘着層2は、後述する測定方法を用いて測定したSUS304に対する粘着力が、1N/25mm以上のものであることが好ましく、5N/25mm以上であることがより好ましく、10N/25mm以上であることがさらに好ましい。上記の粘着力が1N/25mm以上であると、粘着層2と、発熱体および金属シート層1との接合強度が十分に高い積層シート10となる。
「粘着力の試験方法」
粘着層2の粘着力は、以下に示す方法により求める。
厚さ50μmのPETフィルム(東レ株式会社製、「ルミラー(商標)S−10」)を基材とし、基材上に粘着層を形成して、試験用積層シートとする。次に、試験用積層シートを縦25mm、横100mmの大きさに切り取り、短冊状シート片とする。次いで、SUS304からなる試験板上に、粘着層を試験板に向けて短冊状シートを積層する。その後、短冊状シート上を、2kgのゴムローラー(幅:約50mm)を1往復させて試験板と短冊状シートとを接合する。
接合された試験板および短冊状シートを、23℃、湿度50%RHの環境下で24時間放置する。その後、JIS Z0237に準じて、剥離速度300mm/分で180°方向の引張試験を行い、短冊状シートの試験板に対する粘着力(N/25mm)を測定する。
「粘着層の成分」
粘着層2は、粘着樹脂組成物(A)および熱伝導性フィラー(B)を含有する粘着剤組成物からなる。熱伝導性フィラー(B)としては、熱伝導性を有するものであればよく、例えば、金属酸化物、金属窒化物および金属水和物などから選択される1種または2種以上の粒子が挙げられる。金属酸化物としては、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、二酸化チタンなどが挙げられる。金属窒化物としては、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化珪素などが挙げられる。金属水和物としては、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどが挙げられ、熱伝導性や難燃性に優れる観点から、水酸化アルミニウムを含有することが好ましい。
また、熱伝導性フィラー(B)として、アルミニウムなどの金属粉、炭化珪素などを用いてもよい。
熱伝導性フィラー(B)としては、上記の材料の中でも特に、金属水和物を用いることが好ましい。熱伝導性フィラーとして金属水和物を用いることで、優れた熱伝導性および難燃性を有する粘着層2を形成できる。また、取扱容易性の観点からも、金属水和物を用いることが好ましい。
熱伝導性フィラー(B)は、紛体であることが粘着層2へ均一に分散させる観点から好ましい。熱伝導性フィラー(B)の粒子径は、累積質量50%粒子径(D50)が1〜50μmであることが好ましく、より好ましくは、3〜30μmである。累積質量50%粒子径(D50)が1〜50μmであると、粘着層2に含まれる熱伝導性フィラー(B)と、発熱体および金属シート層1との接触面積が十分に得られ、発熱体の熱を、粘着層2を介して金属シート層1に効率よく伝導できる。
「累積質量50%粒子径(D50)」は、例えば、株式会社島津製作所製の商品名「SALD−200V ER」のレーザ回折式粒度分布測定装置を用いるレーザ回折式粒度分布測定により得られる。
粘着層2に用いる粘着樹脂組成物(A)としては、粘着力が十分に得られるものあればよい。粘着樹脂組成物(A)は、樹脂成分のみでも良いし、樹脂成分として反応性のものを併用し、重合性単量体、重合開始剤を含むものであっても良い。樹脂成分としては、例えば、(メタ)アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂などが挙げられる。
粘着樹脂成分として用いられるシリコーン系樹脂としては、例えば、一般構造式−[(CHSiO]−[(CH)SiO3/2−[(CHSiO1/2−(上記の構造式中のm、n、pは整数である。)で示されるものを使用することが出来る。
粘着樹脂成分として(メタ)アクリル系樹脂を含有する場合には、粘着層2は、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン(a)及び重合性単量体(b)を含有する粘着樹脂組成物(A)と、上記の熱伝導性フィラー(B)と、光重合開始剤(E)とを含有する粘着剤組成物を硬化させたものであることが好ましい。
本明細書の範囲において「(メタ)アクリロイル基」とは、化学式「CH=CH−CO−」で表される基又は化学式「CH=C(CH)−CO−」で表される基を意味し、「イソシアナト基」とは、化学式「−N=C=O」で表される基を意味する。
「粘着樹脂組成物(A)」
粘着樹脂組成物(A)として、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン(a)及び重合性単量体(b)を含有する場合について以下に説明する。
(ポリウレタン(a))
ポリウレタン(a)の製造に用いられるポリオールとしては、特に限定はされないが、ポリオキシアルキレンポリオールが好ましく、さらに炭素数2〜4のアルキレン鎖を有するポリオキシアルキレンポリオールが好ましい。
好ましいポリオキシアルキレンポリオールとしては、例えば、ポリオキシエチレンポリオール、ポリオキシプロピレンポリオール、ポリオキシブチレンポリオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール等が挙げられる。これらのポリオキシアルキレンポリオールは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを付加重合することにより得られる。本発明で用いられるポリオキシアルキレンポリオールとしては、1種のアルキレンオキサイド等を付加重合させた重合体であってもよいし、2種以上のアルキレンオキサイド等を付加共重合させて得られる共重合体を用いてもよい。
ポリオキシアルキレンポリオールの数平均分子量は、通常、500〜5,000であり、800〜4,000であることが好ましく、1000〜3,000であることがより好ましい。ポリオキシアルキレンポリオールの数平均分子量が500〜5,000であることにより、粘着層2の粘着力が十分に得られるとともに、ポリウレタン中のウレタン結合が所望の量で確保されることから粘着層2の凝集力が十分に高いものとなる。
ポリウレタン(a)の製造に用いられるポリイソシアネートとしては、特に限定されないが、イソシアナト基を2個含んだ化合物が好ましい。ポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート及びその水素添加物、キシリレンジイソシアネート及びその水素添加物、ジフェニルメタンジイソシアネート及びその水素添加物、1,5−ナフチレンジイソシアネート及びその水素添加物、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、ノルボルナンジイソシアネート等のジイソシアネートが挙げられ、これらを二種以上併用してもよい。中でも、反応性の制御に優れている点から、イソホロンジイソシアネート又はジフェニルメタンジイソシアネート及びその水素添加物が好ましい。
〔ポリウレタン(a)の第一の合成方法〕
次に、ポリウレタン(a)の第一の合成方法、すなわち、ポリウレタン(a1)の合成方法について、説明する。
まず、ポリオキシアルキレンポリオールとポリイソシアネートを、イソシアナト基量がヒドロキシル基量より多くなる割合で反応させて「イソシアナト基を有するポリウレタン」を合成する。
このとき、ヒドロキシル基量に対するイソシアナト基量の比を調整することで、イソシアナト基を有するポリウレタンの分子量を調整することが可能である。具体的には、ヒドロキシル基量に対するイソシアナト基量の比が小さい程、イソシアナト基を有するポリウレタンの分子量は大きくなり、ヒドロキシル基量に対するイソシアナト基量の比が大きい程、イソシアナト基を有するポリウレタン化合物の分子量は小さくなる。ポリオキシアルキレンポリオールのヒドロキシル基1モルに対して、ポリイソシシアネートのイソシアナト基量が1.03〜1.35モルであることが好ましく、1.05〜1.1モルであることがより好ましい。
次に、イソシアナト基を有するポリウレタンと、ヒドロキシル基及び(メタ)アクリロイル基を有する化合物を反応させて、ポリウレタン(a1)を合成する。
ヒドロキシル基及び(メタ)アクリロイル基を有する化合物としては、特に限定されないが、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;1,3−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールモノ(メタ)アクリレート、3−メチルペンタンジオールモノ(メタ)アクリレート等の各種ポリオール由来の(メタ)アクリロイル基を有するモノオール等が挙げられる。単独で用いても良いし、二種以上を併用してもよい。中でも、イソシアナト基との反応性、光硬化性に優れる点で、2−ヒドロキシエチルアクリレートの使用が好ましい。
イソシアナト基を有するポリウレタンと、ヒドロキシル基及び(メタ)アクリロイル基を有する化合物を反応させる際に、アルキルアルコールを添加して、イソシアナト基を有するポリウレタンと反応させることで、ポリウレタン(a1)への(メタ)アクリロイル基の導入量を調整することができる。
ポリウレタン(a)への(メタ)アクリロイル基の導入量は、通常、イソシアナト基に対して、50〜100mol%であり、70〜100mol%であることが好ましく、90〜100mol%であることがより好ましい。(メタ)アクリロイル基の導入量が、イソシアナト基に対して、50〜100mol%であることで、粘着層2の凝集力が十分に高いものとなる。
アルキルアルコールとしては、特に限定されないが、直鎖型、分岐型、脂環型のアルキルアルコール等が挙げられ、具体例としては、エタノール、プロパノール、ブタノール等が挙げられる。
〔ポリウレタン(a)の第二の合成方法〕
次に、ポリウレタン(a)の第二の合成方法、すなわちポリウレタン(a2)の合成方法について、説明する。
まず、ポリオキシアルキレンポリオールとポリイソシアネートを、ヒドロキシル基量がイソシアナト基量より多くなる割合で反応させて、「ヒドロキシル基を有するポリウレタン」を合成する。
次に、ヒドロキシル基を有するポリウレタンと、イソシアナト基及び(メタ)アクリロイル基を有する化合物を反応させて、ポリウレタン(a2)を合成する。
イソシアナト基及び(メタ)アクリロイル基を有する化合物としては、特に限定されないが、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネート、1,1−ビス(アクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネート等が挙げられる。単独で用いても良いし、二種以上を併用してもよい。中でも、ヒドロキシル基との反応性、光硬化性に優れる点から、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネートが好ましい。
ポリウレタン(a)の合成において、ヒドロキシル基とイソシアナト基の反応は、イソシアナト基に不活性な有機溶媒の存在下で、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジエチルヘキサノエート、ジオクチルスズジラウレート等のウレタン化触媒を用いて、通常、30〜100℃で1〜5時間程度継続して行われる。
ウレタン化触媒の使用量は、通常、反応物の総質量に対して、50〜500質量ppmである。
ポリウレタン(a)の重量平均分子量は任意で選択可能であるが、10,000〜300,000であることが好ましく、より好ましくは20,000〜200,000であり、さらに好ましくは30,000〜100,000である。ポリウレタン(a)の重量平均分子量が10,000〜300,000であると、粘着層2の粘着力が十分に得られるとともに、取り扱いが容易で作業性も向上する。
「重量平均分子量」
重量平均分子量は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー:商品名「Shodex GPC−101」(昭和電工株式会社製、「Shodex」は登録商標である)を用いて測定される、ポリスチレン換算の分子量である。
カラム:LF−804(昭和電工株式会社製)
カラムの温度:40℃
試料:0.2質量%テトラヒドロフラン溶液
流量:1ml/min
溶離液:テトラヒドロフラン
検出器:RI検出器
粘着樹脂組成物(A)中のポリウレタン(a)の含有量は、10〜40質量%であることが好ましく、より好ましくは15〜35質量%である。粘着樹脂組成物(A)中のポリウレタン(a)の含有量が10質量%以上であって40質量%以下であると、粘着層2の粘着力が十分に得られるとともに、粘着層2の凝集力が十分に高いものとなる。
「重合性単量体(b)」
粘着樹脂組成物(A)中に用いられる重合性単量体(b)としては、特に限定されないが、(メタ)アクリル酸エステルを用いることが好ましい。(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート;シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ノルボルニル(メタ)アクリレート等の環状アルキル(メタ)アクリレート;エトキシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキル(メタ)アクリレート;メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート等のアルコキシ(ポリ)アルキレングリコール(メタ)アクリレート;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート;(メタ)アクリル酸、β−カルボキシエチル(メタ)アクリレート等のカルボキシル基含有(メタ)アクリレート;2−スルホエチル(メタ)アクリレート等のスルホン酸基含有(メタ)アクリレート;オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート等のフッ化アルキル(メタ)アクリレート;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のN,N−ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレート;(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド;グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基を有する(メタ)アクリレート等が挙げられる。単独で用いても、二種以上を併用してもよい。上記の中でも特に、アルキル(メタ)アクリレート、カルボキシル基含有(メタ)アクリレート及びヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートが好ましい。
重合性単量体(b)は、粘着剤組成物の粘度と粘着層2の粘着性、強度、耐熱性の観点から、カルボキシル基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/または、ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリル酸エステル等の極性基を有する(メタ)アクリル酸エステルを含むことが好ましい。
極性基を有する(メタ)アクリル酸エステルの含有量は、粘着樹脂組成物(A)中、1〜40質量%であることが好ましい。ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリル酸エステルの含有量が、粘着樹脂組成物(A)中、1〜40質量%であると、粘着層2の粘着力が十分に得られるとともに、粘着層2の耐水性が良好になる。
重合性単量体(b)は、粘着層2に粘着性を付与する観点から、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソオクチルアクリレートなど、得られる粘着樹脂組成物(A)の硬化物のガラス転移点を低くすることが可能なものを含むことが好ましい。重合性単量体(b)の組成は、仮に、粘着樹脂組成物(A)に含まれる重合性単量体(b)のみを重合した場合における、下記のFOXの式によるガラス転移温度の理論値が−80℃〜−10℃となるような組成であることが好ましく、−70℃〜−20℃となるような組成であることがより好ましい。
「ガラス転移温度」
1/(Tg+273)=Σ[Wi/(Tgi+273)]:Foxの式
Tg(℃):計算ガラス転移温度
Wi:各単量体の重量分率
Tgi(℃):各単量体成分の単独重合体のガラス転移温度
本発明の粘着樹脂組成物(A)中に用いられる重合性単量体(b)の含有量は、60〜90質量%あることが好ましく、より好ましくは65〜85質量%である。粘着剤組成物中の重合性単量体(b)の含有量が60〜90質量%であると、粘着層2の粘着力が十分に得られるとともに、粘着層2の凝集力が十分に高いものとなる。
粘着樹脂組成物(A)は、粘着性、強度、耐熱性などの粘着層2の機能に影響を及ぼさない程度に、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン(a)及び重合性単量体(b)以外に他のポリマーを含んでもよい。
他のポリマーの例としては、たとえば、天然ゴム、ポリブタジエンゴムなどの、共役ジエン重合体;ブチルゴム;スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−イソプレンランダム共重合体などの芳香族ビニル−共役ジエン共重合体;芳香族ビニル−共役ジエン共重合体の水素添加物;アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどのシアン化ビニル化合物−共役ジエン共重合体;シアン化ビニル−芳香族ビニル−共役ジエン共重合体;シアン化ビニル化合物−共役ジエン共重合体とポリ(ハロゲン化ビニル)との混合物;ポリエピクロロヒドリンゴムなどのポリエピハロヒドリンゴム;ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシドなどのポリアルキレンオキシド;エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM);シリコーンゴム;フッ素ゴム;ポリエチレン;エチレン−プロピレン共重合体などのエチレン−α−オレフィン共重合体;ポリプロピレンなどの、α−オレフィン重合体;ポリ塩化ビニル樹脂などのポリハロゲン化ビニル樹脂;ポリ塩化ビニリデン樹脂などのポリハロゲン化ビニリデン樹脂;エポキシ樹脂;フェノール樹脂;ポリフェニレンエーテル樹脂;ナイロン−6などのポリアミド;ポリウレタン;ポリエステル;ポリ酢酸ビニル;ポリ(エチレン−ビニルアルコール)などを用いてもよい。単独で用いても二種類以上を組み合わせて使用しても良い。
粘着樹脂組成物(A)を100質量部に対して、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン(a)及び重合性単量体(b)の合計含有量は、80質量部以上が好ましく、90質量部以上がより好ましく、100質量部であってもよい。(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン(a)及び重合性単量体(b)の合計含有量を、80質量部以上とすることにより、粘着層2の粘着力が十分に得られるとともに、粘着層2の凝集力が十分に高いものとなる。
「重合開始剤(E)」
重合開始剤(E)としては、熱重合開始剤および光重合開始剤等を用いることができるが、製造容易性の観点から光重合開始剤を用いることが好ましい。
光重合開始剤としては、ベンゾフェノン、ジフェニルエタンジオン等のカルボニル系光重合開始剤;ジフェニルジスルフィド、テトラメチルアンモニウムモノスルフィド等のスルフィド系光重合開始剤;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド等のアシルホスフィンオキサイド類;ベンゾキノン、アントラキノン等のキノン系光重合開始剤;アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビスプロパン等のアゾ系光重合開始剤;スルホクロリド系光重合開始剤;チオキサントン、2−クロロチオキサントン等のチオキサントン系光重合開始剤;過酸化ベンゾイル等の過酸化物系光重合開始剤等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
上記の中でも、粘着剤組成物における溶解性の点から、光重合開始剤として、アシルホスフィンオキサイド類が好ましく、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイドがより好ましい。
粘着層2に用いられる粘着剤組成物においては、粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して、光重合開始剤(E)を0.1〜5.0質量部含むことが好ましい。粘着層2に用いられる粘着剤組成物においては、粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して、熱伝導性フィラー(B)を250〜900質量部含むことが好ましい。粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して、熱伝導性フィラー(B)を250〜900質量部と、光重合開始剤(E)を0.1〜5.0質量部とを含むことが特に好ましい。
粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して、熱伝導性フィラー(B)の含有量が250質量部以上であると、発熱体の熱を、粘着層2を介して金属シート層1に効率よく伝導できる。
熱伝導性フィラー(B)の含有量が粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して900質量部以下であると、発熱体および金属シート層1との接合強度が十分に高い粘着層2となる。熱伝導性フィラー(B)の含有量は、粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して700質量部以下であることがより好ましい。熱伝導性フィラー(B)の含有量の上限は必要に応じて任意で選択することができ、粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して600質量部以下であったり、400質量部以下であったりしても良い。
熱伝導性フィラー(B)として金属水和物を用いる場合、金属水和物の含有量が、粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して250質量部以上であると、難燃性の高い積層シート10が得られる。積層シート10の難燃性をより一層向上させるために、金属水和物の含有量を粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して290質量部以上とすることがより好ましい。
粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して、粘着剤組成物中の重合開始剤(E)の含有量は、0.1〜5質量部であることが好ましく、0.2〜4質量部であることがより好ましく、0.5〜2質量部であることがさらに好ましい。重合開始剤(E)の含有量が、粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して0.1〜5質量部であると、粘着剤組成物の光硬化性が十分に得られるとともに、粘着層2の粘着力が十分に得られる。
粘着層2に用いられる粘着剤組成物は、粘着層2の粘着力を向上させるために、ポリウレタン(a)とは異なる樹脂をさらに含んでいてもよい。
樹脂としては、特に限定されないが、ロジン、ロジンのエステル化物等のロジン系樹脂;ジテルペン重合体、α−ピネン−フェノール共重合体等のテルペン系樹脂;脂肪族系(C5系)、芳香族系(C9系)等の石油樹脂;スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
粘着層2に用いられる粘着剤組成物は、必要に応じて、添加剤をさらに含んでいてもよい。
添加剤としては、特に限定されないが、分散剤、可塑剤、表面潤滑剤、レベリング剤、軟化剤、酸化防止剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、重合禁止剤、ベンゾトリアゾール系等の光安定剤、リン酸エステル系及びその他の難燃剤、界面活性剤等の帯電防止剤等が挙げられる。
「剥離シート」
剥離シート3の例としては、特に限定されないが、例えば、剥離処理剤により表面が処理されたプラスチックフィルムが挙げられる。
剥離処理剤としては、シリコーン系、長鎖アルキル系、フッ素系などのものを用いることができる。プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどが挙げられる。
「積層シートの製造方法」
次に、本発明の積層シートの製造方法の一例として、図1に示す積層シート10の製造方法を例に挙げて説明する。
はじめに、剥離シート3の一方の面に、粘着層2を形成することにより、粘着シートとする。
粘着層2の形成方法としては、例えば、剥離シート3の一方の面に、上述した粘着剤組成物を塗布し、紫外線を照射して硬化させる方法等が挙げられる。
粘着剤組成物の塗布方法は、特に限定されないが、例えば、グラビヤロールコーター、リバースロールコーター、キスロールコーター、ディップロールコーター、バーコーター、ナイフコーター、スプレーコーター、コンマコーター、ダイレクトコーターなどを用いる方法が挙げられる。
紫外線を照射して粘着剤組成物を硬化させる場合、紫外線の照射量は500〜5000mJ/cmであることが好ましい。
このようにして得られた粘着シートでは、粘着シートを使用するまでの間、粘着層2を保護するために、粘着層2上に保護用の剥離シートを配置して、2枚の剥離シート間に粘着層2が挟まれた形状としてもよい。また、剥離シート3として、両面が剥離処理剤により処理されたものを用い、粘着シートをロール状に巻き取ることにより、粘着シートの使用時まで粘着層2が剥離シート間に挟まれた状態となるようにしてもよい。
なお、粘着層2上に保護用の剥離シートを配置する場合、保護用の剥離シートを配置する前に粘着層2となる粘着剤組成物を硬化させてもよいし、保護用の剥離シートを配置してから、粘着層2となる粘着剤組成物を硬化させてもよい。保護用の剥離シートを配置してから、粘着層2となる粘着剤組成物を硬化させる場合、剥離シート3および/または保護用の剥離シートとして、光透過性を有するものを用いる。
次に、粘着シートと熱放射層11および金属層12からなる金属シートとを積層して積層シート10を形成する。粘着シートの粘着層2上に保護用の剥離シートが配置されている場合には、保護用の剥離シートを除去してから、金属シートと積層する。粘着シートと金属シートとは、金属シート層1の金属層12側に、粘着シートの粘着層2を対向させて積層する。
積層工程の際、粘着シートと金属シート層1の間に気泡をかませない、すなわち気泡を含ませない様に、真空貼り合わせ装置、オートクレーブ、プレス機等を用いてもよい。
積層シート10を発熱体に接合する際には、剥離シート3を取り除いて、粘着層2の露出面を発熱体に接合する。
本実施形態の積層シート10は、金属シート層1と、金属シート層1の金属層12側の面に積層された粘着層2とを有している。このため、粘着層2を発熱体に密接させることにより、発熱体に積層シート10を接合できる。したがって、本実施形態の積層シート10は、発熱体に容易に積層シートを接合できる。
本実施形態の積層シート10は、粘着層2が、粘着樹脂と熱伝導性フィラーとを含有するものであるので、例えば、粘着層が粘着樹脂のみからなるものである場合と比較して、発熱体の熱を積層シート10に効率よく伝導できる。したがって、本実施形態の積層シート10は、発熱体の熱を効率よく放熱できる。
図1に示す積層シート10の粘着層2が、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン(a)及び重合性単量体(b)を含む粘着樹脂組成物(A)と、前記熱伝導性フィラー(B)と、重合開始剤(E)とを含む粘着剤組成物を硬化させたものである場合、発熱体と積層シート10との接合強度が優れたものとなる。
図1に示す積層シート10は、粘着層2の金属シート層1と反対側の面に、剥離シート3が積層されているものであるので、粘着シート10を発熱体に接合するまでの間、剥離シート3によって粘着層2を保護できる。
本実施形態の積層シート10の製造方法では、剥離シート3の一方の面に粘着層2を有する粘着シートと、熱放射層11を片面に有する金属シートとを、金属シート層1の金属層12側の面に、粘着シートの粘着層2を対向させて積層することにより、積層シート10が得られる。
なお、金属シート層1の金属層側の面1bに粘着層を形成する方法の例として、例えば、金属シート層1の金属層側の面1bに、粘着樹脂組成物(A)と熱伝導性フィラー(B)とを含有する粘着剤組成物を塗布し、硬化させる方法を用いることも可能である。
図1に示す積層シート10は、発熱体に容易に接合でき、しかも、発熱体に接合した後に容易に貼り直すことができ、さらに、発熱体の熱を効率よく放熱できるものである。したがって、積層シート10は、発熱体で発生した熱を熱放散するためのヒートスプレッターとして好適に用いることができる。発熱体としては、例えば、半導体チップ、トランジスター、コンデンサーなどの電子部品、電池(バッテリー)などの電気部品が挙げられる。発熱体の他の例としては、さらに、電子回路基板、太陽電池パネル、証明器具、ディスプレイバックライト、プロジェクター、LEDライト、信号、携帯電話、スマートフォン、パソコン、タブレットPC、サーバー、小型ゲーム機、太陽電池パネルメモリーモジュール、アンプ、各種の電池、及び、カメラモジュール等を挙げる事ができる。
本発明の積層シートは、上述した図1に示す積層シート10に限定されるものではない。
例えば、図1に示す積層シート10では、粘着層2の金属シート1と反対側の面に剥離シート3が積層されている場合を例に挙げて説明したが、剥離シートはなくてもよい。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
(実施例A−1)
<ポリウレタン(a)の合成>
温度計、撹拌器、滴下ロート、乾燥管付き冷却管を備えた四つ口フラスコに、イソホロンジイソシアネート及び水酸基価が56mgKOH/gのヒドロキシル基を末端に有するポリプロピレングリコールである商品名「D−2000」(三井化学ファイン株式会社製、数平均分子量:2000)を、前者が15モル、後者が14モルの割合になるように仕込んだ。その後、前記イソホロンジイソシアネート及びポリプロピレングリコールに対し、ジオクチルスズジラウレート100wt ppmを加え、70℃まで昇温して4時間反応させ、イソシアナト基を末端に有するポリウレタンを得た。
次に、得られたポリウレタン1モルに対して、2−ヒドロキシエチルアクリレート2モルを加えた後、70℃まで昇温して2時間反応させ、重量平均分子量が70,000のアクリロイル基を末端に有するポリウレタン(a)を得た。このとき、IRスペクトルにより、イソシアナト基由来の吸収ピークが消失したことを確認した後、反応を終了した。
<粘着樹脂組成物(A)の製造>
このようにして得られたポリウレタン(a)100質量部と、重合性単量体(b)である2−エチルヘキシルアクリレート252質量部とイソステアリルアクリレート196質量部とアクリル酸18質量部と2−ヒドロキシエチルアクリレート10質量部とを、フラスコで混合し、粘着樹脂組成物(A)を得た。
<粘着剤組成物の製造>
このようにして得られた粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して、熱伝導性フィラー(B)であるD50が18μmである水酸化アルミニウム(昭和電工社製、商品名 ハイジライト(商標)H−31)300質量部と、光重合開始剤(E)である2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(BASF社製、商品名:LUCIRIN TPO)を0.8質量部とを、室温下でディスパーを用いて混合し、均一な粘着剤組成物を調整した。
<積層シートの製造>
このようにして調整した粘着剤組成物を用いて、以下に示す方法により、図1に示す積層シートを形成した。
粘着剤組成物を、剥離処理剤により表面が処理された厚み75μmの剥離PETフィルム(200mm×200mm)に、アプリケーターを用いて膜厚(硬化後の平均厚み)が0.4mm厚となるように塗布した。その後、粘着剤組成物からなる塗膜上に、同じ剥離PETフィルムを配置した。続いて、一方の剥離PETフィルム上に、紫外線照射装置(日本電池株式会社製、UV照射装置4kw×1、出力:160W/cm、メタルハライドランプ)を用いて、照射距離12cm、ランプ移動速度20m/min、照射量約1000mJ/cmの条件で紫外線を照射して、粘着剤組成物を硬化させた。
以上の工程により、2枚の剥離PETフィルム間に、厚み0.4mmの粘着層が挟まれた、粘着シートを得た。
次に、一方の剥離PETフィルムを除去した粘着シートと、図1に示すように熱放射層11と金属層12からなるアルミ金属シート(昭和電工製:カーボンコート箔 SDX(商標)、厚さ:0.05mm)とを積層して、積層体を形成した。ここで使用した熱放射層は、熱放射フィラーとしてカーボンブラックを含み、バインダー成分としてはキトサン誘導体を酸により架橋させたものである。熱放射層の厚みは1μmである。粘着シートと金属シートとは、金属シートの金属層側に、粘着シートの粘着層を対向させて積層した。
表1に示す金属シートの厚みは、平均厚みである。
次に、得られた粘着シートと金属シートとの積層体を、40℃、0.5MPaのオートクレーブに10分間養生した。このことにより、粘着層と金属シートとを十分接合するとともに、粘着層と金属シートの間の気泡を除去することができ、図1に示す積層シート(A−1)を得た。
(実施例A−2)
熱伝導性フィラー(B)を、D50が9μmであるアルミナ(昭和電工社製、商品名AS−50)390質量部としたこと以外は、実施例A−1の積層シートと同様にして、実施例A−2の積層シートを得た。
(実施例A−3)
実施例A−1の熱放射層11と金属層12からなるアルミ金属シートの厚みを0.1mmに変更した以外は実施例A−1の積層シートと同様にして、実施例A−3の積層シートを得た。なお熱放射層の条件は同じである。
(実施例A−4)
実施例A−1の図1に示す熱放射層11と金属層12からなるアルミ金属シートを銅金属シート(昭和電工製:カーボンコート銅箔 CDX)0.01mm厚に変更した以外は、実施例A−1の積層シートと同様にして、実施例A−4の積層シートを得た。なお熱放射層の条件は同じである。
(比較例B−1)
金属シートを50μmのアルミ箔としたこと以外は、実施例A−1の積層シートと同様にして、比較例B−1の積層シートを得た。
(比較例B−2)
金属シートを表面処理された熱放射シートとしたこと以外は、具体的には神戸製鋼社製の「コーベホーネツ(商標)・アルミKS750 」(片面熱放射塗装材( 0.1mm厚 )) を用いたこと以外は、実施例A−1の積層シートと同様にして、比較例B−2の積層シートを得た。この熱放射シートにおいて、金属層はアルミニウム層であり、熱放射層は本願発明の熱放射層の範囲に含まれない。
(比較例B−3)
粘着組成物製造の際、熱伝導性フィラー(B)を加えず、かつ粘着層の厚みを0.05mmとした以外は、実施例A−1の積層シートと同様にして、比較例B−3の積層シートを得た。
(比較例B−4)
金属シートを10μmの銅箔とし、かつ粘着層の厚みを0.1mmとしたこと以外は、実施例A−1の積層シートと同様にして、比較例B−4の積層シートを得た。
Figure 2016043691

*1 昭和電工株式会社製の商品名「ハイジライト(商標)H−31」 (D50=18μm)
*2 昭和電工株式会社製の商品名「AS−50」 (D50=9μm)
実施例A−1、A−2、比較例B−1、B−2の積層シートそれぞれについて、上記の方法を用いて、粘着層の粘着力を求めた。また、実施例A−1、A−2、比較例B−1、B−2の積層シートそれぞれについて、下記の方法を用いて、放熱性を評価した。それらの結果を表2に示す。
(放熱性の評価)
剥離PETフィルムを剥がした縦60mm、横60mmの正方形の積層シートを、縦60mm、横60mmの正方形のセラミックヒーター(坂口電熱社製 WALN−1)の両面に、セラミックヒーターに粘着シートの粘着層を対向させて積層した。そして、セラミックヒーターを5Wで発熱させた時のヒーター温度(60分後)を測定し、放熱性を評価した。評価は、室温25℃、湿度50%の環境で行った。
なお、積層シートを貼り付けない状態のセラミックヒーターを5Wで発熱させた時のヒーター温度は150℃であった。
Figure 2016043691
以上の結果から、本発明の積層シートは優れた放熱性を有する事が証明された。一方で、熱放射層を有さなかったり(比較例1及び4)、粘着層にフィラーを有さなかったり(比較例3)、熱放射層が本発明の範囲に入らない層であったり(比較例2)した比較例では、放熱性に劣っていることが証明された。
1‥金属シート層、1a‥金属シート層1の熱放射層側の面、1b‥金属シート層1の金属層側の面、11…熱放射層、12…金属層、2‥粘着層、2b…粘着層の金属シートと反対の面、3‥剥離シート、10‥積層シート

Claims (14)

  1. 熱放射フィラー(C)およびバインダー成分(D)を含有する熱放射層と金属層からなる金属シート層と、当該金属シート層の金属層側の面に積層された粘着層とを含有し、当該粘着層が粘着樹脂組成物(A)と熱伝導性フィラー(B)とを含有することを特徴とする積層シート。
  2. 前記熱放射フィラー(C)が炭素質材料である請求項1に記載の積層シート。
  3. 前記炭素質材料が、カーボンブラック、黒鉛および気相法炭素繊維から選ばれる1種または2種以上である請求項2に記載の積層シート。
  4. 前記バインダー成分(D)が高分子多糖類および酸架橋剤を含有する請求項1に記載の積層シート。
  5. 前記高分子多糖類がキチン、キトサンおよびその誘導体から選ばれる1種または2種以上であり、前記酸架橋剤がピロメリット酸、トリメリット酸、マレイン酸、フタル酸およびそれらの酸無水物から選ばれる1種または2種以上である請求項4に記載の積層シート。
  6. 前記熱放射層の平均厚みが0.1〜4μmである請求項1に記載の積層シート。
  7. 前記金属シート層の平均厚みが0.02〜0.5mmである請求項1に記載の積層シート。
  8. 前記粘着層が、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン(a)及び重合性単量体(b)を含有する粘着樹脂組成物(A)と、前記熱伝導性フィラー(B)と、重合開始剤(E)とを含有する粘着剤組成物の硬化物である請求項1に記載の積層シート。
  9. 前記粘着樹脂組成物(A)100質量部に対して、前記熱伝導性フィラー(B)を250〜900質量部含有する請求項1に記載の積層シート。
  10. 前記熱伝導性フィラー(B)が、金属酸化物および金属水和物から選ばれる1種または2種以上を含有する請求項1に記載の積層シート。
  11. 前記粘着層の前記金属シート層との反対面に、剥離シートが積層されている請求項1に記載の積層シート。
  12. 請求項1に記載の積層シートからなるヒートスプレッター。
  13. 請求項12に記載のヒートスプレッターを組み込んだ、電子機器。
  14. 剥離シート上に、
    粘着樹脂組成物(A)および熱伝導性フィラー(B)を含有する粘着層からなる粘着シートと、金属層と熱放射フィラー(C)およびバインダー成分(D)を含有する熱放射層とからなる金属シートと、をこの順に積層し、かつ該熱放射層が最外面に位置するように積層することを特徴とする、積層シートの製造方法。
JP2015125783A 2014-08-20 2015-06-23 積層シートおよび積層シートの製造方法 Active JP6566554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015125783A JP6566554B2 (ja) 2014-08-20 2015-06-23 積層シートおよび積層シートの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014167486 2014-08-20
JP2014167486 2014-08-20
JP2015125783A JP6566554B2 (ja) 2014-08-20 2015-06-23 積層シートおよび積層シートの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016043691A true JP2016043691A (ja) 2016-04-04
JP6566554B2 JP6566554B2 (ja) 2019-08-28

Family

ID=55582554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015125783A Active JP6566554B2 (ja) 2014-08-20 2015-06-23 積層シートおよび積層シートの製造方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6566554B2 (ja)
KR (1) KR20160022771A (ja)
CN (1) CN106189896A (ja)
TW (1) TWI688473B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020158639A1 (ja) * 2019-01-29 2020-08-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 衝撃吸収積層体、表示装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014122866A1 (ja) * 2013-02-08 2014-08-14 昭和電工株式会社 熱伝導性粘着剤組成物、熱伝導性粘着シート、難燃性熱伝導性粘着剤組成物、難燃性熱伝導性粘着シート、熱伝導性絶縁塗膜及び金属成形品
JP2014160718A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Big Technos Kk 熱放射性フィルム及び熱放射性粘着テープ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005101025A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Denki Kagaku Kogyo Kk 放熱シート
WO2006006415A1 (ja) * 2004-07-08 2006-01-19 Kuraray Co., Ltd 塗料用親水性樹脂組成物および該樹脂組成物が分散されてなる塗料
WO2008038734A1 (fr) * 2006-09-29 2008-04-03 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Feuille adhésive acrylique extrêmement conductrice de la chaleur
CN102666096A (zh) * 2009-12-14 2012-09-12 株式会社大赛璐 具有多孔层的层叠体以及使用其的功能性层叠体
JP2012102301A (ja) * 2010-11-13 2012-05-31 Nitto Denko Corp 気泡含有熱伝導性樹脂組成物層およびその製造方法、それを用いた感圧性接着テープ又はシート
TW201331353A (zh) * 2012-01-17 2013-08-01 Regal Paper Tech Co Ltd 散熱材料、散熱結構、製備方法及其用途
JP5475823B2 (ja) * 2012-04-06 2014-04-16 昭和電工パッケージング株式会社 電子部品ケース用包材及び電子部品用ケース並びに電子部品
US8587945B1 (en) * 2012-07-27 2013-11-19 Outlast Technologies Llc Systems structures and materials for electronic device cooling
KR101379437B1 (ko) * 2012-10-25 2014-04-04 (주) 유원컴텍 다층 구조의 열방사 시트
CN103242755B (zh) * 2013-05-06 2014-07-09 深圳市美信电子有限公司 一种导热扩散片及其制备方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014122866A1 (ja) * 2013-02-08 2014-08-14 昭和電工株式会社 熱伝導性粘着剤組成物、熱伝導性粘着シート、難燃性熱伝導性粘着剤組成物、難燃性熱伝導性粘着シート、熱伝導性絶縁塗膜及び金属成形品
JP2014160718A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Big Technos Kk 熱放射性フィルム及び熱放射性粘着テープ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020158639A1 (ja) * 2019-01-29 2020-08-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 衝撃吸収積層体、表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN106189896A (zh) 2016-12-07
KR20160022771A (ko) 2016-03-02
TW201617218A (zh) 2016-05-16
TWI688473B (zh) 2020-03-21
JP6566554B2 (ja) 2019-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105264031B (zh) 导热性粘合片
JP6525803B2 (ja) 絶縁放熱シートの製造方法、絶縁放熱シート及びヒートスプレッダー
JP6040261B2 (ja) 熱伝導性粘着剤組成物、熱伝導性粘着シート、難燃性熱伝導性粘着剤組成物、難燃性熱伝導性粘着シート、熱伝導性絶縁塗膜及び金属成形品
KR101392441B1 (ko) 몰드 언더필 공정의 마스킹 테이프용 점착제 조성물 및 그를 이용한 마스킹 테이프
US11594458B2 (en) Curable resin film and first protective film forming sheet
CN108140585B (zh) 第1保护膜形成用片
JP2017082104A (ja) 粘着シート及び半導体装置製造方法
JP2015201602A (ja) 積層シート、ヒートシンクおよび積層シートの製造方法
JP7176903B2 (ja) 放熱シートおよびその製造方法、ならびに放熱性装置
JP6566554B2 (ja) 積層シートおよび積層シートの製造方法
JP2012149200A (ja) 粘着テープ
JP6604971B2 (ja) 絶縁放熱シート、ヒートスプレッターおよび電子機器
JP7129110B2 (ja) 積層体及び硬化封止体の製造方法
JP7170476B2 (ja) 放熱部材形成用組成物、放熱部材およびその製造方法
JP7108505B2 (ja) 機械加工性向上フィルム、積層体、及び機械加工性向上フィルムの使用方法
JP2011174016A (ja) 熱伝導性シート
WO2017038916A1 (ja) 粘着シート
JP7471880B2 (ja) フィルム状接着剤及びダイシングダイボンディングシート
JP7465816B2 (ja) 端子保護用両面テープ及び電磁波シールド膜付き半導体装置の製造方法
JP7471879B2 (ja) フィルム状接着剤及びダイシングダイボンディングシート
JP7225250B2 (ja) 端子保護用テープ及び電磁波シールド膜付き半導体装置の製造方法
WO2021112238A1 (ja) 電磁波シールド膜付き半導体装置の製造方法及び端子保護用テープ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180306

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6566554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350