JP2016042947A - 展示構造体及び展示対象部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体感を有し、見栄えよく対象物を展示可能であると共に、使い勝手のよい展示構造体及び展示対象部材を提供する。【解決手段】販促用展示物1は、台座2と、背景板3と、展示板4を備えている。台座2は、設置の際の基台となる部分であり、背景板3及び展示板4の下端の凸部を取り付け可能な複数の溝5が設けられている。背景板3は、台座2の後ろ側の端部近傍に取り付けられ、商品説明の文字や、商品に関連する絵等が施される部材である。展示板4は、アクリル製の基材に商品画像や商品に関する文字情報がUV印刷されたものであり、更に、展示板4に商品の模型が取り付けられている。展示板4は、背景板3との間に一定間隔を有して配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は展示構造体及び展示対象部材に関する。詳しくは、立体感を有し、見栄えよく対象物を展示可能であると共に、使い勝手のよい展示構造体及び展示対象部材に係るものである。
商品を陳列する店舗において、特定の商品に買い物客の注意を向けるために、商品自体の形状を模したポップ等の展示構造体が使用される。展示構造体は、商品が置かれた販売棚や、レジ周辺に設置され、顧客の興味を惹きつけるものとなっている。
展示構造体には、一般的に、商品の写真や商品特徴を記載した文字を印刷した紙媒体をそのまま張り付けたものや、印刷物を折って組立てた構造等が存在する。
また、家庭内で使用する展示構造体として、写真を入れて室内に飾る写真立てがある。写真立てには、現像後の写真をガラスや板で覆われたフレーム内に配置する構造や、記録媒体に記録した写真データをディスプレイ上に表示するデジタルフォトフレームがある。
このように、商用や家庭用といった用途の違いはあるものの、展示構造体は、それを見る人に対して、注意を惹く構成であることや、見栄えがよいものであることが求められている。
また、商品の販売促進のために用いられる展示構造体は設置する際に、取り付け場所の形状や大きさに制約を受けることがある。そのため、設置面の大きさ等に制約を受けない展示構造体として、例えば、特許文献1に記載の展示構造体が提案されている。
ここで、特許文献1には、図9に記載の展示構造体100が記載されている。展示構造体100は、表示板101と、支持板102を有する。また、支持板102の端部には、脚部形成板103と、折り線を介して連接される補助板104が設けられている。
展示構造体100は、表示板101がヒンジ部を介して支持板102に吊り下げ支持されているため、表示板101と支持板102の折り曲げ角度を調整するだけで設置面の傾斜に関係なく表示板101を略垂直に維持可能となっている。また、支持板101の下端部を折り曲げて形成される脚部形成板103の幅を調整することで幅の狭い設置面であっても設置可能となっている。
また、写真立てでは、写真を入れて立てるだけではありふれた構造となるため、写真を収める枠部材にも装飾が可能とした写真立てが存在し、例えば、特許文献2に記載の写真立てが提案されている。
特許文献2に記載の写真立ては、収納した写真等の展示物を表面から見えるようにした枠部材を有し、枠部材の外周縁に平板状の装飾部が形成されている。装飾部に展示物に関連した写真シールを貼ったり、メモ等を記入したり、枠部材に展示できない展示物の付属的な展示をしたりすることができる。
特開2009−276701号公報 特開2002−85224号公報
しかしながら、特許文献1に記載の展示構造体は、平面的な表示板に絵や写真、文字等の印刷物を貼り付ける構成であるため、立体感に乏しく、顧客の注意を惹きやすいものとはなっていなかった。
また、厚紙や樹脂シート等のシート材から形成されるため、外部からの衝撃に対して痛みや傷が生じやすく、繰り返しの使用に対する耐久性に欠けるものである。また、繰り返し使用した結果、見栄えが悪くなってしまうことが考えられる。
また、展示構造体を特定の商品のために作る場合には、都度、使い捨てすることとなり、作成の手間や費用がかかるものとなってしまう。
更に、展示構造体は、紙媒体で作られたものが多いことから、商品の高級感を訴求しにくいという問題もある。例えば、高価格帯の家電製品や時計等の販促物として使用する際には、充分に訴求効果が得られないおそれがある。
また、特許文献2に記載の写真立てでは、写真立て自体の見栄えは向上しても、収められた写真自体の見栄えが変わるものではなかった。即ち、平面的な写真を飾るという点では、従来の写真立てと変わらないものである。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、見栄えよく対象物を展示可能であると共に、使い勝手のよい展示構造体及び展示対象部材を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の展示構造体は、台座と、該台座の一方の面上に取り付け可能に構成され、UV印刷加工または彫刻加工が施された背景部材と、前記台座の一方の面上に前記背景部材と所定の間隙を有して取り付け可能に構成され、UV印刷加工または彫刻加工が施された展示対象部材とを備える。
ここで、台座と、台座の一方の面上の端部近傍に取り付け可能に構成された背景部材によって、展示対象部材を展示する際の基台を構築することができる。また、1つの台座に対して、目的に応じて背景部材を取替えて使用可能となる。
また、台座の一方の面上に取り付け可能に構成され、UV印刷加工または彫刻加工が施された背景部材によって、展示対象部材に背景を設けることが可能となる。例えば、商品の販促に使用する際には、商品情報や商品に関連する写真をUV印刷または彫刻で施し、背景として設けることができる。また、写真立てとして使用する際には、展示する写真の風景等を施し、背景とすることができる。
また、台座の一方の面上に取り付け可能に構成され、UV印刷加工または彫刻加工が施された展示対象部材によって、展示対象部材を台座に展示可能となる。例えば、展示したい商品や人をUV印刷または彫刻で基材に施し、展示することができる。また、1つの台座に対して、目的に応じて展示対象部材を取替えて使用可能となる。
また、台座の一方の面上に背景部材と所定の間隙を有して取り付け可能に構成された展示対象部材によって、展示構造体に立体感を付与することができる。即ち、背景部材を設けた台座上に、背景部材と一定距離をあけて展示対象部材を取り付けることで、立体的な見栄えを持たせることができる。
また、台座に溝部が形成され、背景部材及び展示対象部材が溝部に嵌合可能な凸部を有する場合には、背景部材と展示対象部材を溝部と凸部で取り付けることができる。即ち、取り付けと取り外しが容易なものとなる。
また、台座が一方の端部から他方の端部にかけて垂直方向の厚みが大きくなる形状に形成され、背景部材が台座の一方の端部側に位置し、台座の一方の面に対し略垂直に取り付けられ、展示対象部材が背景部材よりも台座の他方の端部側に位置し、台座の一方の面に対し略垂直に取り付けられた場合には、展示構造体の見栄えを良くすることができる。即ち、視認者の目線の位置より斜め下方に展示構造体が置かれた際にも、背景部材及び展示対象部材は台座の一方の端部側にやや傾いた構造となり、視認しやすいものとなる。
また、台座に取り付け可能に構成され、UV印刷加工または彫刻加工が施された記号部材を備える場合には、展示対象部材に関連する記号情報を付与して展示可能となる。例えば、会社名やロゴマークを施して、特定の商品メーカーの展示構造体として展示することが可能となる。また、記念写真等であれば写真の場所や日付の情報や、大会名等を施すことができる。
また、台座の一方の面上が複数の位置に展示対象部材が取り付け可能に形成された場合には、展示構造体の見栄えをより一層高めることができる。即ち、展示対象部材を取り付ける位置が選択可能となり、例えば、背景部材との距離を変えることで、立体的な見栄えの調整を行うことができる。
また、背景部材及び展示対象部材にUV印刷加工が施された場合には、背景部材及び展示対象部材の基材に対し、通常の写真と同様の外観を施すことができる。
また、背景部材及び展示対象部材に彫刻加工が施された場合には、背景部材及び展示対象部材の基材に対し、立体感のある外観を施すことができる。また、例えば、アルミや銅等の金属の基材に対して彫刻を施すことで、高級感を付与することができる。
また、背景部材及び展示対象部材がアクリルで形成され、UV印刷加工が視認対象となる面と反対側の面から加工された場合には、透明なアクリルの厚みを介して、印刷された部分を視認する構造となる。このことにより、背景部材及び展示対象部材が奥行きを有する外観となり、より一層見栄えのよいものとすることができる。
また、背景部材及び展示対象部材がアクリルで形成され、UV印刷加工の最も外側の層に透明の層が印刷された場合には、印刷された部分の視認対象となる領域が透明の層によって保護され、視認対象となる領域の見栄えを維持しやすいものとなる。
また、台座には彫刻加工が施された領域を照射するLED照明部材が配置された場合には、彫刻加工が施された部分が浮かび上がるような外観を持たせることが可能となり、より一層見栄えのよいものとすることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の展示構造体は、台座と、該台座の一方の面上に取り付け可能に構成され、インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷または転写シートの貼り付け加工が施された背景部材と、前記台座の一方の面上に前記背景部材と所定の間隙を有して取り付け可能に構成され、インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷または転写シートの貼り付け加工が施された展示対象部材とを備える。
ここで、台座の一方の面上に取り付け可能に構成され、インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷または転写シートの貼り付け加工が施された背景部材によって、展示対象部材に背景を設けることが可能となる。なお、ここでいうインクジェット印刷とは、前述したUV印刷とインクジェット印刷方式で印刷する点は共通するが、印刷後に硬化するまでインクを自然乾燥させる方法を採用する点で異なるものである。UV印刷では、印刷後に紫外線を照射し、すぐに硬化させる。また、ここでいうシルクスクリーン印刷とは、版を作ってインクが通過するところと通過しないところを作り、裏面からインクを押し出して印刷する方法を意味するものである。更に、ここでいう転写シートの貼り付け加工とは、シルクスクリーン印刷やインクジェット印刷した転写シートを切って基材に貼りつける加工を意味するものである。
また、台座の一方の面上に取り付け可能に構成され、インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷または転写シートの貼り付け加工が施された展示対象部材によって、展示対象部材を台座に展示可能となる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の展示対象部材は、一方の面上に背景部材が取り付けられた台座に同背景部材と所定の間隙を有して取り付け可能に構成され、UV印刷加工または彫刻加工が施されている。
ここで、展示対象部材が、一方の面上に背景部材が取り付けられた台座に取り付け可能に構成され、UV印刷加工または彫刻加工が施されたことによって、台座に展示可能となる。例えば、展示したい商品や人をUV印刷または彫刻で基材に施し、展示することができる。
また、展示対象部材が、一方の面上に背景部材が取り付けられた台座に背景部材と所定の間隙を有して取り付け可能に構成されたことによって、立体感を有するものとなる。即ち、背景部材を設けた台座上に、背景部材と一定距離をあけて展示対象部材を取り付けることで、立体的な見栄えを持たせることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の展示対象部材は、一方の面上に背景部材が取り付けられた台座に同背景部材と所定の間隙を有して取り付け可能に構成され、インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷または転写シートの貼り付け加工が施されている。
本発明に係る展示構造体は、見栄えよく対象物を展示可能であると共に、使い勝手のよいものとなっている。
また、本発明に係る展示対象部材は、見栄えよく対象物を展示可能であると共に、使い勝手のよいものとなっている。
本発明の第1の実施の形態を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態を示す概略図である。 厚みを変えて形成した台座の形状を示す概略図である。 図3に示す台座の側面図(a)及び角度をつけて溝を形成した台座の側面図(b)である。 台座の一例を示す概略図である。 台座の一例を示す概略図である。 台座の一例を示す概略図(a)及び背景板及び文字板の構造の一例を示す概略図(b)である。 1人の人物像を配置した写真展示物を示す概略図(a)、複数の人物像を配置した写真展示物を示す概略図(b)及び隣接する溝間隔が広い台座の概略図(c)である。 従来の展示構造体の構造を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示す概略図である。図2は、本発明の第2の実施の形態を示す概略図である。
なお、以下に示す構造は、本発明を適用した展示構造体の一例を示すものであり、本発明の内容は以下に示す構造に限定されるものではない。
図1に示す販促用展示物1は、台座2と、背景板3と、展示板4を備えている。
販促用展示物1は、例えば、店舗の商品陳列棚等に設置される販促物として使用される。台座2は、設置の際の基台となる部分であり、背景板3及び展示板4の下端の凸部を取り付け可能な複数の溝5が設けられている。また、台座2はアルミで形成されている。
また、背景板3は、台座2の後ろ側の端部近傍に取り付けられ、商品説明の文字や、商品に関連する絵等が施される部材である。背景板3はアルミで形成され、背景板3の手前側の面に文字情報6が彫刻により刻まれている。
また、台座2の背景板3を配置する溝の部分には、約5mm間隔で図示しないLEDモジュールが設けられている。LEDモジュールを電源に繋ぐことで、背景板3の文字情報6に下方から照明があたる構造となっている。
展示板4は、アクリル製の基材に商品画像や商品に関する文字情報がUV印刷されたものであり、更に、展示板4に商品の模型が取り付けられている。展示板4は、背景板3との間に一定間隔を有して配置されている。ここでは、商品の一例として、デジタルカメラの模型を展示板4に取り付けている。
また、台座2の溝5は、約3.1mmの幅、背景板3及び展示板4の凸部は約3mmの幅で形成されている。
また、台座2の先端側の端部には、文字板7が取り付けられている。文字板7は、商品のメーカー名が彫刻されたアクリル製の板である。文字板7はビスを介して、台座2に設けられた孔部に固定される。
また、台座2の孔部は、アルミの腐食防止と台座表面を所望の色にコーティングするために行うアルマイト加工のために設けた孔部を利用している。アルマイト加工では、設けた孔部から電流を流して、アルミを処理するものとなっている。
ここで、台座2は、必ずしも複数の溝5が設けられる必要はなく、背景板3及び展示板4が取り付け可能な数の溝を有すれば充分である。但し、後述するように、展示物の立体的な見栄えを調整可能となる点から、台座2に複数の溝5が設けられることが好ましい。
また、必ずしも、台座2がアルミで形成される必要はなく、素材が限定されるものではない。例えば、銅等の他の金属や、樹脂、木等で台座を形成することもできる。但し、販促用展示物に高級な印象を付与することが可能となる点から、台座2はアルミや金属で形成されることが好ましい。
また、背景板3を形成する素材もアルミに限定されるものではなく、彫刻加工またはUV印刷加工が施せるものであれば採用しうる。また、必ずしも、背景板3の文字情報6が彫刻で刻まれる必要はなく、UV印刷により行うこともできる。
また、展示板4を形成する素材はアクリルに限定されるものではなく、彫刻加工またはUV印刷加工が施せるものであれば採用しうる。また、必ずしも、展示板4への加工もUV印刷ではなく、彫刻で加工することもできる。
また、台座2の溝5の幅と、背景板3及び展示板4の凸部の幅のサイズは限定されるものではなく、取り付けが可能であれば充分である。但し、溝5の幅を背景板3及び展示板4の凸部の幅よりも少し大きく設定して形成することで、加工上のばらつきにより、背景板3及び展示板4の凸部の幅が大きくなった際にも、取り付けることが可能となる。
また、必ずしも、販促用展示物1に文字板7が取り付けられる必要はない。但し、販促用展示物に対して、商品に関する更なる情報を付加しやすくなる点から、販促用展示物1に文字板7が取り付けられることが好ましい。また、文字板7に商品のメーカー名等を表記すれば、背景板3や展示板4を他の商品用のものと交換して、台座2はそのままで使用することが可能となる。
また、必ずしも、台座2にアルマイト加工が施される必要はない。但し、表面の見た目がよくなる点や、所望の色を付けることができる点から、台座2にアルマイト加工が施されることが好ましい。
また、背景板3及び展示板4への彫刻やUV印刷による加工は、両面または片面に施すことができる。
また、必ずしも、台座2の背景板3を配置する溝の部分にLEDモジュールが設けられる必要はない。但し、背景板3に彫刻された文字情報6を光が照らし、意匠性が向上する点から、台座2の背景板3を配置する溝の部分にLEDモジュールが設けられることが好ましい。アルミ等の金属に対してLEDの光を照射すると、重厚感のある見た目を演出することができる。
図2に示す、写真展示物8は、台座9と、背景板10と、人物板11を備えている。
写真展示物8は、例えば、記念写真を元に作成する展示物である。台座9は、設置の際の基台となる部分であり、背景板10及び人物板11の下端の凸部を取り付け可能な溝12が設けられている。また、台座9はアクリルで形成されている。
また、背景板10は、台座9の後ろ側の端部近傍に取り付けられ、記念写真の背景の風景がアクリル板にUV印刷された部材である。
人物板11には、ベースとなる記念写真に写った人物象がアクリル板にUV印刷されている。人物板11は、背景板10との間に一定間隔を有して配置されている。
人物板11に印刷された人物象は、ベースとなる写真データを人物の像に沿って切り抜き加工した写真データを、更にアクリル板への印刷したものである。
また、背景板10及び人物板11は、視認される側の面と反対側の面にUV印刷がなされている。また、UV印刷の最外層には、透明なインクの層が印刷された構造となっている。
また、台座9の先端側の端部には、文字板13が取り付けられている。文字板13は、記念写真が撮られた場所の文字情報や、撮影の日付情報等が記載される部材である。文字板13も溝12に対して取り付けられている。
ここで、必ずしも、台座9がアクリルで形成される必要はなく、素材が限定されるものではない。例えば、銅等の他の金属や、樹脂、木等で台座を形成することもできる。但し、充分な硬度を有し耐久性に優れる点、軽量である点、汚損や水濡れにも強い点等の利点を有することから、台座9がアクリルで形成されることが好ましい。
また、背景板10を形成する素材もアクリルに限定されるものではなく、彫刻加工またはUV印刷加工が施せるものであれば採用しうる。但し、後述するように、透明なアクリルを介して背景写真を視認することで、より立体的な見栄えとなることから、背景板10を形成する素材にアクリルが採用されることが好ましい。
また、必ずしも、背景板10の背景がUV印刷で施される必要はなく、彫刻で加工することもできる。
また、人物板11を形成する素材はアクリルに限定されるものではなく、彫刻加工またはUV印刷加工が施せるものであれば採用しうる。但し、後述するように、透明なアクリルを介して人物象を視認することで、より立体的な見栄えとなることから、人物板11を形成する素材にアクリルが採用されることが好ましい。
また、必ずしも、人物板11への加工もUV印刷ではなく、彫刻で加工することもできる。
また、背景板3及び展示板4への彫刻やUV印刷による加工は、両面または片面に施すことができる。
また、必ずしも、背景板10及び人物板11は、視認される側の面と反対側の面にUV印刷がなされる必要はなく、視認される側の面にUV印刷を行うこともできる。但し、反対側の面から背景及び人物象を視認可能なように印刷することで、透明なアクリルを介して視認できる構造となり、アクリルを介さない場合に比べて、立体感のある見栄えとすることができる。よって、背景板10及び人物板11は、視認される側の面と反対側の面にUV印刷がなされることが好ましい。
また、必ずしも、UV印刷の最外層には、透明なインクの層が印刷される必要はない。但し、透明なインクの層が保護層となり、背景や人物象の部分を外部からの損傷から保護しうることから、UV印刷の最外層には、透明なインクの層が印刷されることが好ましい。
図3には、本発明の展示構造体に使用可能な台座の形状の一例を示している。
図3に示す台座14は、一方の端部から他方の端部にかけて、垂直方向の厚みが大きくなるように形成されている。そのため、水平な面に台座14を載置した際には、溝15を有する上面が傾斜した形状となる。
この台座14の垂直方向の厚みが大きな領域の方を先端側、垂直方向の厚みが小さな領域の方を後端側とする。また、台座14では複数の溝15が設けられている。また、溝15は、台座14の上面に対して台座内側に向けて略垂直な向きに形成されている。
台座14では、先端側に写真データから加工した人物板または商品の展示板を設置する。また、台座14の後端側には、写真データから加工した背景板や、商品に関連する絵柄等を加工した背景板を設置する。
台座14に人物板や背景板を取り付けて、水平な面に台座14を載置した場合には、人物板及び背景板は、台座14が載置された水平な面に対して、台座14の後端側に傾いた状態となる。
この結果、視認者が上方から台座14を用いた展示構造体を見た際に、人物板及び背景板が見やすいものとなる。即ち、人物板及び背景板が視認者の視線の方向にやや傾いた配置となる。なお、この際の見え方は、図4(a)の符号aで示す部分の角度を調整して台座14を形成することで、変更することができる。
また、符号aで示す角度は、特に限定されるものではなく、展示構造体が載置される場所の高さに応じて変更されれば充分である。例えば、符号aの角度を73度から77度といった範囲に設定し、形成することができる。
また、台座14の先端側の端面には、直接UV印刷や彫刻加工を行い、絵や文字情報を付与することもできる。
視認者からの人物板や背景板の見やすくなる台座の形状としては、図4(b)に示す台座16の形状も考えられる。
台座16は、その上面に対して、溝17が斜め方向に形成されている。台座16に人物板や背景板を取り付けた場合には、台座16に対して斜めに傾いた状態で配置されるものとなり、視認者が上方から台座16を用いた展示構造体を見た際に、人物板及び背景板が見やすいものとなる。
更に台座の形状としては、以下に示すような構造も考えられる。例えば、図5に示す台座18は、アクリル製の一枚板を折り曲げ加工して、先端側の脚部19と、後端側の脚部20が形成されている。
また、台座18は、傾斜が設けられた上面に溝21が形成されている。溝21に人物板や展示板及び背景板を取り付けて使用することができる。台座18では、アクリル製の一枚板で形成されているため、耐久性も有しながら、より軽量な台座となっている。
図6に示す台座22は、土俵型の形状を有するものとなっている。また、上面に溝23が設けられている。土俵型の台座22は、上面に比して底面の面積が大きくなっており、設置時の安定性に優れる台座となっている。
図7(a)に示す台座24は、前述した図1に示す台座2と同様の形状を有しているが、溝25が台座の上面に対して部分的に形成されたものとなっている。
また、背景板や文字板への更なる加工を行うこともできる。図7(b)に示す展示構造体26は、台座27と、背景板28と、文字板29を有している。背景板28には、電光掲示板が設けられ、例えば、PRしたい商品に関する商品説明やキャッチコピー等を、電光掲示板を介して表示可能となっている。
また、文字板29には、デジタル時計やデジタルカレンダーを配置している。このように、背景板や文字板には絵や文字情報を施すだけでなく、表示が変わる仕組みを設けて、より顧客の興味を惹きつけやすい構成とすることが考えられる。
続いて、台座上に複数の溝を取り付ける利点について説明する。
図8(a)に示す写真展示物30は、台座31上に複数の溝32が設けられている。また、背景板は台座31の後端に取り付けられている。また、人物板39は、写真データを加工して、1人の人物象がアクリル板にUV印刷されたものである。
人物板39は、溝32のうち、背景板に最も近い側の溝に取り付けられている。このことにより、背景板と人物板39の一体感が増し、立体的でありながら、平面の写真に近い見栄えにすることができる。特に、人物板39のように、1人の人物象を人物板として用いる際には、背景板と人物板の距離が空きすぎると、人物板39のみが浮いて、寂しい印象を与えるものとなってしまうため、台座31では、溝32の位置を選択して見栄えを調整可能なものとしている。
図8(b)に示す写真展示物33でも、台座34に複数の溝35が設けられている。また、人物板40は、写真データから複数名の人物象をまとめて加工して、アクリル板にUV印刷されたものである。
人物板40を溝35のうち、背景板から最も離れた側の溝や、真ん中の溝に取り付けることで、背景板との距離が大きくなる。そのため、背景板から人物象40が浮かび上がったような見栄えになり、より立体的な印象を与えるものとなる。また、人物板40のように複数の人物象から構成された人物板であれば一定の大きさを有するため、寂しい印象を与える外観にはなりにくい。
また、必要に応じて、隣接する溝同士の間隔は変えて台座を形成することもできる。例えば、図8(c)に示す写真展示物36では、台座37に隣接する溝38同士の間隔を大きなものとなっている。前述した溝32、溝35及び溝38のように、溝同士の間隔を変えて、写真展示物の見栄えを異ならせることも可能である。
続いて、本発明を適用した展示構造体の作製の一例について説明する。
なお、本発明を適用した展示構造体の作製は以下の例に限定されるものではない。
ここでは、アクリル製の基材に対して、UV印刷を施して写真展示物を作製する際の流れを説明する。
まず、展示対象としたい記念写真の写真データを準備する。写真データをパソコン端末上に取り込み、既知のデジタル画像処理ソフトを用いて、写真に写った人物象の切り抜き加工を行う。また、同様に、記念写真の背景画像も切り抜き加工する。なお、背景画像については、別途の写真データを用いることもできるし、人物象が映った写真を画像処理して背景画像のみにして使用することもできる。
次に、UV印刷機器を用いて、基材となるアクリルに対して、人物象及び背景画像のUV印刷を行う。アクリルは3mm程の厚みを有するものを使用している。アクリルの最終的に視認される側の面と反対側の面からUV印刷を行う。即ち、透明なアクリルが介在して、UV印刷された画像が見えるものとなる。また、人物象や背景画像の上に更に透明な色の印刷を行い、画像の保護層とする。こうして、人物板や背景板となるものがアクリル基材に印刷された状態となる。
次に、印刷後のアクリル板をレーザー加工でカットする。人物象及び背景画像が印刷されたアクリル板を画像の外周に沿ってカットする。ここでは、必ずしも人物象及び背景画像の外周に沿ってアクリル板をカットする必要はなく、所望の形状に加工することができる。また、ここでは、人物板を溝に取り付ける際の凸部を形成する。なお、ここまでの流れによって、本発明を適用した展示対象部材を形成することができる。
また、アクリル製の台座とする場合には、押し出し成型等で作製した台座に対してレーザー加工で溝を形成することができる。アルミ等の金属製の台座を使用する際には、やはり押し出し成型等で台座の作製することができる。樹脂製の台座であれば、3Dプリンターを利用した加工も考えられる。上記の工程では、必要に応じて、文字板等も印刷、形成する。以上のような流れで写真展示物を構成する各部材を形成することができる。
本発明を適用した展示構造体には、次のような構造も採用しうる。例えば、台座の側面に連結用の凹部を設け、台座連結用のアタッチメントを介して、2つの台座を連結させた構造とすることもできる。台座を連結させた構造とすることで、関連する商品の販促用展示物にしたり、記念写真を並べた写真展示物にしたりできる。
以上までで説明した、本発明を適用した展示構造体は、商品展示用の用途としても、写真展示用の用途としても使用することができる。
背景板と展示板または人物板を台座上で距離を空けて配置することで、立体感のある展示物とすることができる。また、展示板や人物板、背景板は所望の内容に形成して交換可能であり、1つの台座を繰り返し使用することができる。
また、台座や背景板、展示板、人物板を金属やアクリルで形成することで、充分な耐久性を有するものとなり、繰り返しの使用により、見た目の劣化が生じにくいものとなっている。
以上のように、本発明の展示構造体は、立体感を有し、見栄えよく対象物を展示可能であると共に、使い勝手のよいものとなっている。
また、本発明の展示対象部材は、立体感を有し、見栄えよく対象物を展示可能であると共に、使い勝手のよいものとなっている。
1 販促用展示物
2 台座
3 背景板
4 展示板
5 溝
6 文字情報
7 文字板
8 写真展示物
9 台座
10 背景板
11 人物板
12 溝
13 文字板
14 台座
15 溝
16 台座
17 溝
18 台座
19 先端側の脚部
20 後端側の脚部
21 溝
22 台座
23 溝
24 台座
25 溝
26 展示構造体
27 台座
28 背景板
29 文字板
30 写真展示物
31 台座
32 溝
33 写真展示物
34 台座
35 溝
36 写真展示物
37 台座
38 溝
39 人物板
40 人物板
41 人物板

Claims (13)

  1. 台座と、
    該台座の一方の面上に取り付け可能に構成され、UV印刷加工または彫刻加工が施された背景部材と、
    前記台座の一方の面上に前記背景部材と所定の間隙を有して取り付け可能に構成され、UV印刷加工または彫刻加工が施された展示対象部材とを備える
    展示構造体。
  2. 前記台座は溝部が形成され、
    前記背景部材及び前記展示対象部材は前記溝部に嵌合可能な凸部を有する
    請求項1に記載の展示構造体。
  3. 前記台座は一方の端部から他方の端部にかけて垂直方向の厚みが大きくなる形状に形成され、
    前記背景部材は前記台座の一方の端部側に位置し、同台座の一方の面に対し略垂直に取り付けられ、
    前記展示対象部材は前記背景部材よりも前記台座の他方の端部側に位置し、同台座の一方の面に対し略垂直に取り付けられた
    請求項1または請求項2に記載の展示構造体。
  4. 前記台座に取り付け可能に構成され、UV印刷加工または彫刻加工が施された記号部材を備える
    請求項1、請求項2または請求項3に記載の展示構造体。
  5. 前記台座の一方の面上は複数の位置に前記展示対象部材が取り付け可能に形成された
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の展示構造体。
  6. 前記背景部材及び前記展示対象部材はUV印刷加工が施された
    請求項1に記載の展示構造体。
  7. 前記背景部材及び前記展示対象部材は彫刻加工が施された
    請求項1に記載の展示構造体。
  8. 前記背景部材及び前記展示対象部材はアクリルで形成され、UV印刷加工が視認対象となる面と反対側の面から加工された
    請求項6に記載の展示構造体。
  9. 前記背景部材及び前記展示対象部材はアクリルで形成され、UV印刷加工の最も外側の層に透明の層が印刷された
    請求項6または請求項8に記載の展示構造体。
  10. 前記台座には彫刻加工が施された領域を照射するLED照明部材が配置された
    請求項7に記載の展示構造体。
  11. 台座と、
    該台座の一方の面上に取り付け可能に構成され、インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷または転写シートの貼り付け加工が施された背景部材と、
    前記台座の一方の面上に前記背景部材と所定の間隙を有して取り付け可能に構成され、インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷または転写シートの貼り付け加工が施された展示対象部材とを備える
    展示構造体。
  12. 一方の面上に背景部材が取り付けられた台座に同背景部材と所定の間隙を有して取り付け可能に構成され、UV印刷加工または彫刻加工が施された
    展示対象部材。
  13. 一方の面上に背景部材が取り付けられた台座に同背景部材と所定の間隙を有して取り付け可能に構成され、インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷または転写シートの貼り付け加工が施された
    展示対象部材。
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