JP2005004171A - 食品サンプル - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化及びコスト削減化を図りつつ、実物の立体感が感じられる新規な食品サンプルを提供する。
【解決手段】画像を表示するフィルム部を備えた食品サンプルにおいて、該フィルム部の形状を食品及び/又は食品容器の見かけの外縁の形状をかたどった形状とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲食店等において料理の見本として展示される食品サンプルに関するものであり、特に軽量化及びコスト削減化を図った新規な食品サンプルに関する。
飲食店のショーケース等に展示される食品サンプルは、従来、食品現物から型取りした型に塩化ビニル等の樹脂を流し込み硬化させ、得られた塩化ビニル硬化物に、更に修正整形及び彩色を施し、得られた食品サンプルのパーツを組み立てて本物の食品のように盛り付けることで製造される。しかしながら、このような製造工程はおおむね手作業にて行われているため、時間やコストがかかるのみならず、製品の質が職人の経験や技量やセンスに大きく影響されるという問題点があった。
そこで上記問題点を解決するため、模型間でまったく同じ色彩である食品サンプル模型を低コストで提供する発明として、食品をかたどった立体形状の食品サンプル模型素材に、画像が形成されたシートを貼り付けてなる食品サンプル模型(たとえば特許文献1参照)が知られている。しかしながら、この発明は従来の食品サンプルに対する単なる彩色方法の改良に限っているものであり、この食品サンプルも依然従来の食品サンプルと同様に、時間やコストがかかるのみならず、製品の質が職人の経験や技量やセンスに大きく影響されるという問題点も多少解消されておらずその上複雑な立体形状を備えているという問題点はまったく解消されていないため、透明ケースの中に陳列することにより埃を防止する必要が生じたり、埃除去等のメンテナンスが頻繁に必要となるという従来の食品サンプルの問題点は何ら解消されていないものであった。また、これら従来の食品サンプルは一般的に実際の食器等を使用しているため、搬送保管等に破損の恐れや重量が重いという問題があった。また更に、樹脂製の食品サンプルはそれ自体が発光してはいないので、人間の視覚に強く訴えるためには外部から照明をあてる必要があった。
一方、飲食店の商品内容を認知させる別の方法として、商品の写真パネルを用いることも一般的である。中でも、バックライト方式の写真パネルは、画像が内部から照明されて浮かび上がるため人間の視覚に訴える効果が高い。たとえば、撮影した陰画カラーフィルムより陽画カラーフィルムに拡大しアクリル白色樹脂と透明樹脂で合わせ器の窓枠に入れ昼光色蛍光灯によって、鮮やかに浮き出す献立表示器(たとえば特許文献2参照)が知られている。しかしながら、このような写真パネルの多くは、遠くから認知できるよう概して大型であり店内外の壁面などの平面部分に作り付けられ使用されているため、これら写真パネルを設置するに当たり、企画設計、プロの写真家による商品撮影、レイアウトデザイン、パネル自体の作成、設置のための内装工事等の一連の専門的作業が必要となり、専門的技術と時間とコストがかかった。またこのような写真パネルではメニューの一部変更等が起きた場合等の融通性が低く、その上、実際の食品の立体感がわかりづらいため依然改良の余地があった。すなわち、写真パネルの場合、それ自体が大きな平面から成り立っていることや、食品と背景とが同一画像として写り込んでいるため、食品が浮き出ておらず立体感の乏しいので、依然改良の余地があった。
そこで、プリント広告における文言、色彩、写真等を即日変更可能な、平面はもとより立体空間も保有することで視覚伝達を豊かにする、透明フィルムを多重に使ったポスター広告媒体(たとえば特許文献3参照)が知られている。しかしながら、このようなポスター広告媒体は、食品サンプルではなくあくまでも四角いポスター状の画像からなり写真パネルの範囲を超えるものではないため、「いわゆる写真」のイメージを引きずっておりインパクトが弱いものであった。また、このポスター広告媒体は、一部のフィルムを弓なりに曲げることによる張力を応用しているため、画像が端部にて歪んでしまい、正しい状態で見える範囲が狭いものであった。
一方、透明のプラスチックシートの一側面に料理品、野菜、果物、菓子等の食品造形物が印刷塗装により多色刷りされ、更にこの食品造形物の印刷面上に白色塗料が印刷されてなる食品見本模型を設け、この食品見本模型の他側面を外側に向けかつその一側面を皿、椀等の食器類の底面に向けて当接させてなる食品見本模型を備えた食器(たとえば特許文献4参照)が知られている。しかしながら、このような食品見本模型は食器類の底面に向けて当接させているのみであり模型と食器類が固定されておらず、あくまでも食器の販売業者が購入者に対して食器の模様や色彩と食品の調和を説明するための販売促進用の小道具の域を超えないものであった。
実用新案登録第3087569号公報(要約及び請求項1) 実開昭48−55782号公報(実用新案登録請求の範囲) 特開平10‐49055号公報(要約) 実開平1‐41338号公報(実用新案登録請求の範囲)
本発明は、上記のような実情を鑑み、小型軽量化及びコスト削減化を図りつつ、実物の立体感が感じられる新規な食品サンプルを提供することを目的とするものである。
前記目的は、画像を表示するフィルム部を備えた食品サンプルにおいて、該フィルム部の形状が食品及び/又は食品容器の見かけの外縁の形状をかたどった形状である食品サンプル、そして、半透明のフィルムと食品画像を含む透光性フィルムとを重ね合わせて合成された画像を選択的に表示するフィルム部を備えた食品サンプルによって達成される。
本発明の食品サンプルは、従来の写真パネルとは異なり、個々の食品を独立させ、小型、軽量を図り且つ立体形状を備えたものであるため、従来の塩化ビニル製の食品サンプルの代替品となり得る。
その上、従来の食品サンプルほど複雑な立体形状を備えていないため、埃除去等のメンテナンスを頻繁に必要としない。また、従来の食品サンプルのように実際の食器等を使用していないため、破損の危険もなく、軽量化が図れる。
それにもかかわらず、本発明の食品サンプルでは、複数枚のフィルムを間隔を設けて重ね合わせることで、フィルム上の画像の一部が画像の他の部分より浮き上がって見えるため画像全体に優れた立体感が表現される。また、これら画像フィルムの一部又は全部を交換することによりマイナーチェンジが可能なため、従来の塩化ビニル製の食品サンプルと比較してメニュー変更等に柔軟に対応することができ長期使用が可能となった。
更に、本発明の別の実施の形態の食品サンプルでは、立体形状のシェード部と複数枚のフィルムを重ね合わせたフィルム部とを組み合わせることにより、実物の食品と見紛うほどの優れた立体感を表現することが可能となった。
また、本発明の食品サンプルはデジタル画像を利用しているため、従来の塩化ビニル製の食品サンプルと比較して、手作業による製造工程が少なく、職人による専門的な作業の必要も少なく、その上デジタルデータの通信手段が利用可能なため現場に足を運ぶ必要も最小限ですみ、製造時間及び製造コストを抑えることができることとなった。
上記の通り、本発明の食品サンプルは、従来の写真パネルと異なり、個々の食品を独立させ、小型、軽量を図り且つ立体形状を備えたものであるため、大がかりな設置工事が不要である。よって、移動やレイアウト変更が容易であり、軽量であるという点を利用し、壁面に直接取り付けたり、天井から吊るしたりと展示の範囲が多岐にわたり、もちろん従来の食品サンプルのように自由に他の演出物と共に立体的にレイアウトすることも可能である。この場合、照明装置の電源部を本体から分割し離れた場所に目立たないように設置することで、すっきりと展示可能である。
本発明の食品サンプルにおいて、フィルム部は食品画像を含む一枚もしくは複数枚のフィルムからなっており、好ましくは半透明のフィルムと食品画像を含む複数枚の透光性フィルムとで構成されている。この透光性フィルムには、たとえば料理の画像における食品部分の画像や皿の模様部分等の画像が部分的に複数の層に分割された状態で形成されており、重ね合わせることで完成した画像となるようにしておく。
前記フィルム部に形成される画像は、画像処理の簡便性等より、デジタル画像、特に専門的技術を必要とせず、コストの削減が可能なことを考慮してデジタルカメラで撮影したデジタル画像であることが好ましい。
デジタルカメラによる実物の食品の撮影方法は、特に制限されるものではないが、食品サンプル作成の対象となる実物の食品の斜め上方から撮影すると良く、好ましくは食品の約45度上方から撮影すると良い。このような方向から撮影することにより、立体感が強調された画像となり、本発明の食品サンプルに用いる画像として好ましいものとなる。しかしながら、撮影方向は45度上方以外であっても問題なく、たとえば、45度より浅い角度又は深い角度、場合によっては真上から撮影しても良く、演出上適宜設定し得る。
また撮影時、実物の食品の背景はデジタル画像を加工することにより消去可能であるため特に考慮しなくても良い。但し、背景に実物の食品と極端な明度や色の違いがある場合、食品への色の反射、カメラの自動露出機能に影響を与える等の問題が起こる可能性があるため避けた方が良い。
デジタルカメラの解像度は食品サンプルの大きさにより適宜決定し得るが、一般的な食品の実物大の食品サンプルを作成する場合は1240×800ドットの解像度があれば良い。特に大型の食品サンプルを作成する場合、解像度が低すぎると粗い画像となってしまい、実物感が失われてしまうので好ましくない。
デジタル画像はまた、デジタルカメラで撮影したもののみならず、従来の写真プリント、印刷物等からイメージスキャナによりイメージデータを読み取りデジタル化しデジタル画像としてもよい。同様に、ネガ、ポジフィルムからフィルムスキャナによりイメージデータを読み取りデジタル化しデジタル画像としてもよい。また、インターネット等から画像ファイルを取り込みデジタル画像としてもよい。
これらデジタル画像は、専門のカメラマンの撮影した画像のみならず、素人(カメラマンではない食堂店舗または会社の従業員等)の撮影した画像を使用することも想定している。そのため、使用機材、撮影技術、撮影環境等の悪条件により質の悪い画像しか得られない場合もある。そこで、下記のような修正を加え背景を削除することにより画像の質を向上させることが可能であり、その結果撮影時に係る多大なコストの削減も可能である。すなわち、専用の画像処理ソフトを使用して、画像の一部または全部のコピー、移動、合成、削除、拡大縮小、変形、回転、色の変更、色の置き換え、カラーバランス調整、明るさの調整、コントラストの調整、つやの調整、輝きの調整、光の反射の調整、シャープネスの調整、ソフト感の調整、画像ノイズの除去、その他の必要な画像加工および修正等のデータ加工をデジタル画像に対し適宜施す。それによって、食材の色や形を明確にしたり、強調したり、更に実際には外から見えない食材を見えるように修正したり食品サンプルの画像として好ましいよう加工すると良い。
このとき背景を削除し、食品及び/又は食品容器の見かけの外縁の形状をかたどった形状に画像を修正し、更に、この画像を部分的に複数の層に分割する。特に、変更が予想される部分と、浮き出たように見せたい部分と、皿の模様等画面のベースとなる部分とを別のフィルムに分割しておくなど、フィルムの交換及び立体感を考慮して画面を分割しておくと良い。また、写真画像に更に商品名や価格、食材産地、由来、食材の効用等の情報などの文字等を加えたい場合は、別途透光性フィルムに文字画像のみを形成したもの(メッセージフィルム)を写真画像として準備しておくか、写真画像に文字画像を合成しておいても良い。
これら部分的に複数の層に分割した画像は、レーザプリンタ、インクジェットプリンタまたは熱溶融型リボンを使用するプリンタ、スクリーン印刷またはオフセット印刷などを用いて透光性フィルム上にそれぞれ形成すると良いが、印刷方法は特に限定されない。
なお、必要に応じてスプレーやエアブラシや筆などを使用し更なる色付け色ぼかし等を施すことにより、印刷のみでは表現不可能な色の強調、諧調、質感(例えばウェット感)等の効果が得られる。
ここで画像形成に用いられるインクは、耐光性及び耐候性を備えたものが好ましく、画像の形成されるフィルムの種類により適宜決定し得る。
半透明のフィルム及び透光性フィルムは、厚みが薄くても張りを供えたフィルムが好ましく、透光性フィルムのうち特に透明のフィルムに関しては、厚みが薄くても張りを供え且つ透明度の高いフィルムが好ましく、例えば、ポリエステル系、ペット樹脂系、硬質塩化ビニル等の材質のものが良い。
これら画像の形成された透光性フィルムを食品及び/又は食品容器の見かけの外縁の形状をかたどった形状にカットし、複数枚のフィルムからなる場合は重ね合わせることでフィルム部とし、同じく見かけの外縁の形状をかたどったホルダー部に収納する。ここでフィルム部が複数枚のフィルムからなる場合、このフィルム部をホルダー部に収納する方法は、例えば、複数枚のフィルムを密着した状態で重ね合わせてホルダー部に収納する方法や、複数枚のフィルムが離間するよう板状透明体をフィルム間に適宜挟み込み重ね合わせてホルダー部に収納する方法などが挙げられる。なお、複数枚のフィルムが離間するようフィルム間に挟み込む透明の板としては、如何なる材質のものでも問題ないが、軽量で加工がしやすいものであれば好ましく、たとえば、透明のアクリル板等が良い。またこの透明の板の厚さも適宜設定可能であるが好ましくは2乃至5mmである。
このように、部分的な画像の形成された複数枚のフィルムを重ね合わせて完成した1つの画像とすることで、フィルムの一部又は全部を容易に交換することが可能となり、メニュー変更等に伴う画像中の一部変更を非常に迅速に行うことができる。具体的には、変更を伴うフィルムのみを修正済みのフィルムに交換すれば良く、変更前のデジタル画像をパソコン上で削除、修正、合成作業等を行うことで容易に修正済みのフィルムを作成することができ、最低限の変更部分のみのデジタル画像があれば改めて変更後の完成した料理を一から撮影する必要がない。また、別途に保存しておいた食材、容器等の画像を合成、加工することで、実際の食材や料理を撮影することなく必要画像を作成することも可能である。
また、画像の形成されたフィルムを離間させることで、部分的に浮き出たように見せかけることが可能となり食品サンプルの立体感を高めることとなる。
フィルム部の最下層は半透明のフィルム、例えば透光性白色フィルムにするとフィルム部の裏側が透過して見えることが無くなり、透光性フィルムに形成された画像の発色が良くなるため好ましい。なお、この透光性白色フィルムに画像を形成しても良いが、この場合、陽画プリントやバックライト専用紙へのプリントは、コストが高く付き好ましくない。そこで、透光性白色フィルムには画像を形成せずフィルム部の最下層に設置し、透明フィルムにのみ画像を形成することでコストを抑えることが可能である。また、外部からの損傷を防ぐため、最表面部に保護用の透明フィルムとしてツヤ有りツヤなし等適宜選択しうる透明フィルムを重ね合わせたり、フィルムの退色を防止するため、紫外線の影響を受けるフィルム面には紫外線カットフィルムを重ね合わせても良い。
更に、本発明の食品サンプルを複数並べる場合、それぞれの大きさが異なるために、光源の大きさや種類も異なってしまい、その結果光の量も異なりそれぞれの色や明るさにばらつきが見られてしまうという問題が生じる。そこで、光源の違いによる色温度の違いをコントロールする色温度変換フィルムや、光量の違いを調整するディフィーザ効果フィルムや、照度を調整する光拡散フィルムを必要に応じて適宜使用してもよい。
また、半透明のフィルムや透光性フィルムの少なくとも一部に遮光性を備えた塗料を塗布することで、光量を調節しても良い。例えば、透光性フィルムの裏側に配置された照明装置の発光体部の形状が透光性フィルムに光って表れてしまう場合、透光性フィルムの発光体部の形状が光って表れてしまう部分に、遮光性を備えた白色塗料を適宜塗布することで、全体の光量が単一になるようにしても良い。
また、大きさが異なる本発明の食品サンプルを複数並べた場合、光源の大きさや種類も異なるため光の量も異なりそれぞれの色や明るさにばらつきが見られてしまうという問題に対しても、複数の本発明の食品サンプルの半透明のフィルムや透光性フィルムの全体に夫々適切な色の遮光性を備えた塗料を適宜塗布することで、それぞれの色や明るさを統一することもできる。なお、半透明のフィルムや透光性フィルム全体に適切な色の遮光性を備えた塗料を塗布する代わりに、適切な色の遮光性フィルムを使用しても良い。なお、ここで言う遮光性を備えた塗料及び遮光性フィルムとは、完全に光を遮断するもののみを意味しておらず、光を一部透過するものも含まれる。
また更に、画像の一部又は全部の色の強調効果や、ソフト感の強調効果や、画像質感の向上効果を備えた特殊効果フィルムを必要に応じて適宜使用してもよい。
また、部分的な画像の形成された複数枚のフィルムを重ね合わせて完成した1つの画像とするにあたり、全く同一の画像が形成されたフィルムを複数枚重ね合わせても良く、その結果、画像の色味に深みが備わるという効果が得られる。このような方法を用いれば、デジタル画像に対しパソコン上で色調加工を施す手間を省きつつ、画像中の色味をワントーン下げることが可能となる。なお、同一画像が形成されたフィルムを複数枚重ね合わせる場合、複数枚の同一画像が形成されたフィルムを必ず隣同士に配置して重ね合わせる必要はなく、同一画像の形成された複数のフィルムの間に別の画像の形成されたフィルムやその他特殊フィルム等を挟み込んでも良く、複数枚の同一画像が形成されたフィルムを離間させるため板状透明体をフィルム間に挟み込み重ね合わせても良い。
本発明の食品サンプルにおいて、ホルダー部は前記フィルム部が収納可能な形状をしていれば、特に限定されるものではない。
フィルム部が収納されたホルダー部は、その裏面に離間して照明器具が備えられていると、フィルム部が裏面から照明されることでフィルム上の画像が浮かび上がるため人間の視覚に訴える効果が高くなるため好ましい。
この場合、照明装置はホルダー部を支持しかつ本発明の食品サンプルを展示するときのスタンドとなる部分に装備されていればよく、本発明の食品サンプルを天井から吊るして展示したり、壁面に掛けて展示する場合は、ホルダー部を支持しかつ吊るし手段や壁掛け手段となる部分に装備されていれば良い。
照明装置の発光体部の種類は食品サンプルの種類に合わせて適宜決定することが可能である。具体的には、白色光を発光し、一定以上の照度を備え、発熱が少なく、小型で軽量なもの、たとえば、リング型蛍光灯、棒状蛍光灯、陰極蛍光管、光ファイバ、LED、ハロゲン灯であれば良い。
特に、照明装置の発光体部として光ファイバを採用する場合、光ファイバを通じて光源装置から供給される光を拡散させフィルム部全体を裏面から照明する。光量は光ファイバの分岐数、光源装置、及び光ファイバ端部と光源装置との距離に対応するので、必要に応じて複数に分岐させた光ファイバを使用する。なお、照明装置の発光体部として光ファイバを用いる場合、コスト的には高くつき不利ではあるが、熱の発生が問題とならない点につき有利である。
また、照明装置の発光体部としてLEDを採用する場合は、本発明の食品サンプルのうち特に小型のものに採用する場合が良く、必要な光量に到る個数のLEDを使用すると良い。
照明装置の電源部の種類は、上記した発光体部の種類に依存するが、何れも飲食店で使用可能なように100Vの普通家庭用電源やバッテリーから電源を確保できるものであると良い。
また、フィルム部が収納されたホルダー部は、スタンド、吊るし手段、壁掛け手段の前部に設けられたホルダー部固定溝に差し込むことで固定すると良い。なお、ホルダー部をスタンド、吊るし手段、壁掛け手段等に固定する方法は、固定溝に差し込む以外も適宜決定し得る。このように、ホルダーごとスタンド、吊るし手段、壁掛け手段等から容易に脱着可能なように固定しておくことで、フィルムの一部又は全部を交換することも容易となる。
本発明の別の実施の形態として、フィルム部が収納されたホルダー部は、シェード部の外縁部に少なくとも1つ以上設置されている固定具によりシェード部に対して装着され、ホルダーごとシェード部から容易に脱着可能なようにしておく。なお、該固定具のシェード部の外縁部における設置場所及び数は、ホルダー部がシェード部から容易に脱着可能な場所及び数であればシェード部の形状に合わせて適宜決定することができる。また、該固定具の形状及び材質はホルダー部を様々な角度で挟み込みが可能な形状及び材質であり、外見上著しく問題があるものでなければ特に限定されない。このように、ホルダーごとシェード部から容易に脱着可能なようにしておくことで、フィルムの一部又は全部を交換することも容易となる。
なお、シェード部はホルダー部を支持し、食品及び/又は食品容器の見かけの外縁の形状をかたどった立体形状であれば、特に限定されるものではなく、シェード部の立体形状や材質や色を適宜変更することで、あらゆる食品の食品サンプルとすることが可能である。
本発明の食品サンプルは、実物の食品とそっくりな立体形状とすることも可能であるが、例えば、実物の食品を約45度上部から撮影した見かけの外縁の形状をかたどった立体形状にすることで、展示時にインパクトが強くなる。すなわち、平皿に盛られた野菜炒めの食品サンプルを作成する場合、シェード部の外縁の形状は平皿に盛られた野菜炒めの真上画像や真横画像ではなく、人間が一般に自然に感じる約45度上方から撮影した画像の外縁をかたどった形状とすると良い。また、食品容器(皿や椀やグラス等)から食品が飛び出して盛り付けられたような料理の食品サンプルを作成する場合であっても同様に、シェード部の外縁の形状は画像の外縁をかたどった形状とすると良い。そして、シェード部を中心部に厚みを持たせ外縁部に向かう程薄い皿型の立体形状とすることで、全体の厚みを薄く見せることが可能である。この厚みを調節することで、本発明の食品サンプルを薄型にすることが可能であり、実物と全く同じ形状の従来の食品サンプルと比較してかさ張りが抑制されしかも立体感は損なわれない食品サンプルとなる。
ここで、本発明のシェード部の典型的な作成方法を以下に示す。
1)食品サンプル作成の対象となる実物の食品(例えば、皿に盛り付けられた料理)をデジタルカメラ等で適切な方向(例えば、食品の45度上方)から撮影する(図示せず)。
2)撮影された画像の見かけ上の外縁がシェード部の外縁となるような皿型に、粘土、発泡スチロールなどの成型の容易なもので、シェード部の原型(図10の(a)参照)を作成する。なおこの原型作成工程は、三次元彫刻装置によって実施してもよい。
3)前記原型を箱に入れ、石膏、シリコン、樹脂などの型材を流し込み硬化させる(図10の(a))。
4)型材が硬化したら、型材から原型をはずしできた窪みに離型剤を塗布し、上記と同様な型材(すなわち石膏、シリコン、樹脂などの型材)を流し込み硬化させる(図10の(b))。型材が硬化したら、離型剤を塗布した面で型材を分離し、雄、雌の両型とする。
5)雌型と雄型との間に加熱された熱可塑性樹脂シートを挟み込み圧縮するか又は2液硬化性の樹脂を適量流し込み、圧縮し硬化させることでシェード部が得られる(図10の(c))。
本発明の食品サンプルの一つの実施の形態として、シェード部が照明装置を内包していることを特徴とする。この場合、フィルム部が裏面から照明されることでフィルム上の画像が浮かび上がるため人間の視覚に訴える効果が高くなるため好ましい。
この場合、シェード部は照明装置が収まるだけのスペースが最低限必要であり、更に、照明装置が発する熱を逃がすための手段を必要に応じて備えておくことが好ましい。たとえば、シェード部に少なくとも一つの穴を適切な場所に適切な形状及び大きさにて空けておくと効果的である。なお、シェード部の穴から漏れる光を視覚的な演出効果とみなしても良く、その場合シェード部の穴の場所、形状及び大きさは放熱効果が損なわれない範囲で演出効果を加味し適宜設定し得る。
またこの場合、シェード部はホルダー部を支持すると共にシェード内部から発せられる光の無駄な拡散を防ぐ役割も果たしているため、シェード部の材質は光の無駄な拡散を防ぐ範囲において透光性の材質であっても非透光性の材質であっても問題なく、且つ、照明器具が発する熱による影響を受けないものが良い。また、シェード部の色は、食品サンプルとして夫々好ましい色を適宜使用することで問題がないが、フィルム部の画像の発色等に対して影響を与える色を使用する場合は、シェード部の内側に必要に応じて影響を与えない色、たとえば白色や銀色の着色を施しておく方が良い。シェード部の外側を更に容器の食品サンプルとして好ましい色に適宜着色することも可能である。
照明装置の発光体部の種類はシェード部の大きさや形状並びに食品サンプルの種類に合わせて適宜決定することが可能である。具体的には、白色光を発光し、一定以上の照度を備え、発熱が少なく、小型で軽量なもの、たとえば、リング型蛍光灯、棒状蛍光灯、陰極蛍光管、光ファイバ、LED、ハロゲン灯であれば良い。
照明装置のシェード部に内包される部分をより小さくするため、照明装置から電源部を分離し発光体部のみをシェード部内に設置しても良い。しかしながら、シェード部の形状等の条件によっては電源部と発光体部を分離することなく一体としてシェード部に内包し設置しても良い。
照明装置の発光体部をシェード部に内包させる一つの方法としては、適切な形状(シェード部底面の形状等)の金属板等の基盤をシェード部の底部の内側にボルト等で固定し、この基盤に照明装置の発光体部を支持具を介して設置する。このとき支持具は発光体部の交換が容易にできるものであれば如何なるものでも良く、通常の照明器具で使用されている支持具と同様のもので問題ない。またこのとき基盤及びシェード底部には配線コードを導出させるための穴を開け、この穴から配線コードを導出させることによりシェード部内に設置されている発光体部とシェード外に設置されている電源部とをつなぐことができる。
特に、照明装置の発光体部として光ファイバを採用する場合、光ファイバを通じて光源装置から供給される光を拡散させフィルム部全体を裏面から照明する。光量は光ファイバの分岐数、光源装置、及び光ファイバ端部と光源装置との距離に対応するので、必要に応じて複数に分岐させた光ファイバを使用する。
また、照明装置の発光体部としてLEDを採用する場合は、本発明の食品サンプルのうち特に小型のものに採用する場合が良く、必要な光量に到る個数のLEDを使用すると良い。
照明装置の電源部の種類は、上記した発光体部の種類に依存するが、何れも飲食店で使用可能なように100Vの普通家庭用電源やバッテリーから電源を確保できるものであると良い。
照明装置の電源部を照明装置から分離した場合、分離した電源部は食品サンプル展示時に目立たない場所に設置すれば良く、たとえば食品サンプルの展示時に用いるスタンド内部や、食品サンプルを展示する展示台やショーケースやテーブル等の工作物の内部や、食品サンプルの展示時に目立たない場所に準備した箱の内部に設置すると良い。また、本発明の食品サンプルを複数展示する場合は、上記のような目立たない場所に複数の電源部をまとめて分配器等と共に設置すると良い。
なお、例えば発光体部が蛍光灯の場合、分離した電源部は蛍光灯の安定器、点灯用のグローランプ、グローランプ用ソケット、スイッチ等からなり、配線コードを介して発光体部とACコンセントとにつながっている。
また、発光体部が陰極蛍光管の場合、分離した電源部はインバーター回路、スイッチ等からなり、配線コードを介して発光体部とACコンセントとにつながっている。
また、発光体部が光ファイバの場合、分離した電源部には専用の光源装置が必要となり、その光源は色温度変換フィルターをつけたハロゲンライト、メタルハライド光源などである。必要な光量、分岐数により市販の光ファイバ専用電源装置の適当なものを使用する。なお、分離した電源部は電源装置の出力部から光ファイバケーブルを介して発光体部とつながっており、そして電源コードを介してACコンセントとつながっている。
また、発光体部がLEDの場合、分離した電源部はACアダプター、スイッチ等からなり、配線コードを介して発光体部とACコンセントとにつながっている。また、発光体部を複数設置する必要がある場合は配線を分岐し対応する。
本発明の食品サンプルの更に別の実施の形態として、シェード部が照明装置を内包していない場合、照明装置を内包している場合と比較して人間の視覚に訴える効果は低くなるもののコストダウンが可能となる。この場合、例えば、本発明の食品サンプルを外部ライトにより照らすことで、人間の視覚に訴える効果を高めても良い。
本発明の食品サンプルの大きさは、従来の塩化ビニル製食品サンプルのように料理のボリューム等がわかりやすいよう実物とほぼ同等の大きさであると良いが、飲食店で実際に展示する場所等により適宜決定することができ、例外的に看板的な効果を狙いあえて実物の食品より大きいものでもあってもよく、逆に小さいものであってもよい。
本発明の食品サンプルを飲食店で実際に展示する場合、実際の目的に沿った展示方法であれば如何なる展示方法でも問題がないが、例えば、本発明の食品サンプルを壁面に固定しても、天井から吊り下げても良く、本発明の食品サンプルを複数個組み合わせて実物の料理のようにテーブルにセッティングして並べても良く、従来の塩化ビニル製食品サンプルのように透明ショーケースの中に個々にスタンドを利用して陳列しても良い。ショーケースを用いた場合、埃や水滴(屋外の場合特に雨)による汚れを防ぐことができる。別の防水方法として、本発明の食品サンプル一つ一つに対して個別に防水カバーをつけることで、本発明の食品サンプルを店頭等に露出した状態で陳列した場合も、雨等により濡れることを防止することが可能である。
なお、本発明は食品サンプルに対して適用されたものであるが、食品以外の展示サンプルや販売促進サンプルにも応用可能である。
食品サンプル(皿に盛り付けられた料理)シェードなしの作成
食品サンプル作成の対象となる実物の食品、ここでは、皿等に盛り付けられた料理を食品の45度上方からデジタルカメラで解像度1240×800設定にて撮影する。
撮影した画像データをデジタルカメラからUSBケーブルにより直接パソコンに取り込み、専用の画像処理ソフトを使用して、画像の一部または全部のコピー、移動、合成、削除、拡大縮小、変形、回転、色の変更、色の置き換え、カラーバランス調整、明るさの調整、コントラストの調整、つやの調整、輝きの調整、光の反射の調整、シャープネスの調整、ソフト感の調整、画像ノイズの除去、その他の必要な画像加工および修正等のデータ加工を適宜施す。このとき背景は削除しておく。そして、画像を3つの層、すなわち、食品の盛られた皿のみの画像と、食品のベースになる部位のみの画像と、食品の特に浮き出させて見せたい部位のみの画像とに分離する。
データ加工を施され3つの層に分離された画像を透光性のポリエステル透明フィルムにインクジェットプリンタにて耐光性及び耐候性を備えたインクを用いてそれぞれ印刷する。
印刷された3枚のフィルムを食品サンプルの画像の見かけの外縁の線に添ってカットし全て同じ形状にする。
透光性のポリエステル白色フィルム、5mm厚のアクリル製透明板、商品名及び価格が記載されたポリエステル透明フィルム、保護用透明フィルム、色温度変換フィルム、デフィーザーフィルム及び特殊効果フィルムも同様に同じ形状にカットする。
上記フィルム及びアクリル製板を、色温度変換フィルム2、デフィーザーフィルム3、透光性のポリエステル白色フィルム4、皿のみの画像の印刷された透光性のポリエステル透明フィルム5、特殊効果フィルム6、食品のベースになる部位のみの画像の印刷されたポリエステル透明フィルム7、5mm厚のアクリル製透明板8、食品の特に浮き出させて見せたい部位のみの画像の印刷されたポリエステル透明フィルム9、商品名及び価格が記載されたポリエステル製の透明なメッセージフィルム10、保護用透明フィルム11の順に密着するよう重ね合わせフィルム部101とし、ホルダー部1に収納する(図1の(a))。
このフィルム部101の収納されたホルダー部100を陰極蛍光管103、インバーター回路、スイッチ等からなる照明装置102の設置されたスタンド104の前部に設けられたホルダー部固定溝105に差し込むことにより、図2に示すような本発明のシェードなしの食品サンプルが得られる。
食品サンプル(皿に盛り付けられた料理)シェード付きの作成
実施例1と同様に食品サンプル作成の対象となる実物の食品を撮影し、必要な画像加工および修正等のデータ加工を施す。そして、画像を4つの層、すなわち、食品の盛られた皿のみの画像と、食品のベースになる部位のみの画像と、食品の変更の多い部位のみの画像と、食品の特に浮き出させて見せたい部位のみの画像とに分離する。
データ加工を施され4つの層に分離された画像のうち、一番下の層の画像、すなわち食品の盛られた皿のみの画像を透光性のポリエステル白色フィルムにインクジェットプリンタにて耐光性及び耐候性を備えたインクを用いて印刷する。同様に残りの層の画像もポリエステル透明フィルムにそれぞれ印刷する。
印刷された4枚のフィルムを食品サンプルの画像の見かけの外縁の線に添ってカットし全て同じ形状にする。
5mm厚のアクリル製透明板、商品名及び価格が記載されたポリエステル透明フィルム及び保護用透明フィルムも同様に同じ形状にカットする。
上記フィルム及びアクリル製板を、皿のみの画像の印刷された透光性のポリエステル白色フィルム201、食品のベースになる部位のみの画像の印刷されたポリエステル透明フィルム202、食品の変更の多い部位のみの画像の印刷されたポリエステル透明フィルム203、5mm厚のアクリル製透明板204、食品の特に浮き出させて見せたい部位のみの画像の印刷されたポリエステル透明フィルム205、商品名及び価格が記載されたポリエステル透明フィルム(メッセージフィルム)206、保護用透明フィルム207の順に密着するよう重ね合わせフィルム部208とし、ホルダー部301に収納する(図3の(a))。
得られたフィルム部208の収納されたホルダー部301(図3の(b))を照明装置の発光体部として9型のリング型蛍光灯の内包されたシェード部302に装着する(図3の(c))。なお、このシェード部302はスープ皿のような形状をしており、その外縁部は、ホルダー部301と同様に食品の見かけの外縁の形状をかたどっているため、ホルダー部301を蓋のようにぴったりと当接することができる。シェード部302とホルダー部301とはシェード部302の外縁部に等間隔で3つ設置されている固定具303(図5)により固定し容易に脱着可能なようにしておく。
なお、照明装置の電源部、すなわち、蛍光灯安定器、点灯用グローランプ、グローランプ用ソケット、スイッチ等は、本食品サンプルのスタンドと兼用の箱型体309の内部に組み込まれており、外側からは見えないようにする。以上より本発明のシェード付きの食品サンプルが得られる(図11)。
食品サンプル(ビール及びジョッキ)シェード付きの作成
実施例1及び2の食品サンプル作成の対象となる実物の食品を、ここでは、ビール及びジョッキを45度上方からデジタルカメラで解像度1240×800設定にて撮影する。
撮影した画像データに実施例1及び2と同様に必要な画像加工および修正等のデータ加工を適宜施す。そして、画像を3つの層、すなわち、ビール瓶のガラスの部位のみの画像と、ビール瓶のステッカー部分のみの画像と、ジョッキ部分のみの画像とに分離する。
データ加工を施され3つの層に分離された画像を透光性のポリエステル透明フィルムにそれぞれインクジェットプリンタにて耐光性及び耐候性を備えたインクを用いて印刷する。
印刷された3枚のフィルムを食品サンプルの画像の見かけの外縁の線に添ってカットし全て同じ形状にする。透光性のポリエステル白色フィルム及び紫外線カット用透明フィルムも同様に同じ形状にカットする。
上記フィルムを、透光性のポリエステル白色フィルム401、ビール瓶のガラスの部位のみの画像の印刷されたポリエステル透明フィルム402、ビール瓶のステッカー部分のみの画像の印刷されたポリエステル透明フィルム403、ジョッキ部分のみの画像の印刷されたポリエステル透明フィルム404、紫外線カット用透明フィルム405の順に密着するよう重ね合わせフィルム部406とし、ホルダー部に収納する(図4の(a)、(b))。
照明装置の発光体部として棒状蛍光灯の内包されたシェード部にこのフィルム部の収納されたホルダー部を装着する。なお、このシェード部は筒状をしており、その外縁部は、ホルダー部と同様に食品の見かけの外縁の形状をかたどっているため、ホルダー部を蓋のようにぴったりと装着することができる。シェード部とホルダー部とはシェード部の外縁部に等間隔で3つ設置されている固定具(図5)により固定し容易に脱着可能なようにしておく。
なお、照明装置の電源部、すなわち、蛍光灯安定器、点灯用グローランプ、グローランプ用ソケット、スイッチ等は、本食品サンプルのスタンドと兼用の箱型体の内部に組み込まれており、外側からは見えないようにしておく。
食品サンプル(皿に盛り付けられた料理)シェード付き照明装置全内包タイプの作成
実施例2にて得られたフィルム部の収納されたホルダー部を照明装置の内包されたシェード部に装着する。なお、照明装置の電源部及び発光体部、すなわち、蛍光灯安定器、点灯用グローランプ、グローランプ用ソケット、スイッチ、リング型蛍光灯等は、本食品サンプルのシェード部に内包されており、外側からは見えないようにする。以上より本発明のシェード付きの食品サンプルのうち特に照明装置全内包タイプが得られる。
食品サンプル(複数の集合画像)シェード付きの作成
実施例1及び2の食品サンプル作成の対象となる実物の食品を、ここでは、複数集合させて45度上方からデジタルカメラで解像度1240×800設定にて撮影する。実施例2と同様の手順でフィルム部の収納されたホルダー部を作成し、実施例4と同様の手順で照明装置の内包されたシェード部に装着する。なお、照明装置の電源部及び発光体部、すなわち、蛍光灯安定器、点灯用グローランプ、グローランプ用ソケット、スイッチ、リング型蛍光灯等は、本食品サンプルのシェード部に内包されており、外側からは見えないようにする。以上より本発明のシェード付きの食品サンプルのうち特に複数の集合画像のもの(図16乃至19)が得られる。
間接光を利用した実施例
本発明に係る食品サンプルの実施例6を図6から図9に示す。図6は、実施例6の側面図であり、図7が構成図であり、図8が本発明に係る食品サンプルの光源部の構成図であり、図9は実施例6の設計変更例の構成図である。
本発明に係る食品サンプルの実施例6は、アクリルプレート22の鉛直方向下端部の後方に曲がる屈曲部29が光源部24の下端にある挿入口25に挿入されて、この導入される光が画像フィルム18等を透過するよう構成される。
アクリルプレート22は、両側の表面に擦過領域が刻設されるが、屈曲部29の近傍である光導入近傍部36はその傷の密度が低く、屈曲部29より遠方にあるプレート周辺部38の擦過傷の密度が高いように刻設される。アクリルプレートの厚みとして3mmから5mm程度の厚さが好ましい。また、アクリルプレートを除く他の透光性の素材としてPET、PEまたはシリコン樹脂、ガラス等の使用も設計変更の範囲内である。アクリルプレートの形状は、本実施例では、皿に盛り付けられた料理であるため、外形を皿の外縁形状である楕円形状に形成されており、リアリティを向上させている。特にアクリルプレートを使用することで容易で低コストで食品や食器等の雑多な見かけ上の外縁形を再現することができる。
すなわち、光導入近傍部36では、擦過傷密度が低くとも十分光が散乱するがプレート周辺部38では擦過傷密度を高めないと十分な光量が得られず、面全体の光度を均等にするために密度の差が必要となる。
擦過傷部は、鑢やグラインダによる磨耗によって生成させる場合と、粒子をエアガンで吹き付けて磨耗させる方法が採用できる。
また、微小粉体を含んだ艶消し剤に色が無色である塗料からなる結合剤とシンナーに代表される希釈剤を混合させたものをスプレーガンで吹き付けることによって擦過傷同様の効果を得ることができる。スプレーガンの使用により作業性の向上、簡易性、光量の変化が自由に行なうことが可能となる。但し、筆による手塗りされるものでもアクリルプレート22の塗布領域を半透明とすることができる。この場合、光導入近傍部36では、不透明領域の透明度を高めとし、プレート周辺部38での透明度を下げることで面全体の光度を均等にすることができる。
アクリルプレート22の前方に透光性白色フィルム20を配置することで、擦過傷による散乱光が拡散されて、擦過傷が目立たなくなる。一方、アクリルプレート22の背面に透光性白色フィルム23を配置することで、後方へ散乱した光が反射されて前方の輝度が増す。
アクリルプレート22の周辺部と屈曲部にそれぞれ金属光沢を有する反射テープ28、32の貼付、あるいは金属蒸着がなされることでさらにアクリルプレート22の前方の輝度が向上する。この周辺部の端面は磨かれることで反射性が向上し、アクリルプレート22の前方の輝度の向上に貢献する。また、端部の切断方法として、レーザによる切断方法を採用することで切断面が滑らかとなり好ましい。
透光性白色フィルム20の前方に画像フィルム18が配置される。画像フィルム18は、実施例では一枚から構成されるが、トッピングする部分とその他の部分等に分割する複数の画像フィルムから構成すこともできる。
画像フィルム18の前方にアクリル透明板16が配置され、アクリル透明板16の下端部34が屈曲してアクリルプレート22の屈曲部と積層されそれぞれにネジ用に設けた開口部でネジ止め固定される。また、アクリル透明板16は屈曲部近傍の他に、アクリルプレート22の端部にネジ孔(図示せず)を設けてネジ止め固定することも可能である。
光源部24は、アクリルプレート22と接する面が平坦な面41で構成され、内部に光源となる蛍光燈42等が収納可能な筐体43から構成される。平坦な面41の下端と、筐体43の間にアクリルプレート22の屈曲部側の端部が収納可能に開口する挿入口25が設けられる。挿入口25の周囲には端部との接触して破損せぬようにスポンジ等のクッションを貼り付け固定される。蛍光燈42は、挿入口25を照射するように配置される。また、本実施例では、単品の皿の上に食品が配膳された例が示されるが、単品に限定されるものではなく複数の皿を横に並列に配置する画像を採用することも、また横長の皿に食品を配膳する画像を採用することも設計変更の範囲内であるが、この場合、挿入口を横長に配置することで横長の食品サンプルに対応可能である。
また、光源部の構成素材として実施例ではアルミニウムを使用したがプラスチック、木材、金属のいずれの素材も利用可能であるが、可燃性の低い素材が好ましい。
以上のようにアクリルプレート22による間接光を利用した食品サンプルを構成することで、コンパクトでかつ洗練されたデザインからなる食品サンプルが構成可能となるとともに、画像フィルムの構成が容易で低コストの食品サンプルを得ることが可能となる。特に、挿入口25に差込可能な形状のアクリルプレート22を使用することで様々な形状のアクリルプレート22に対応できる。このため、光源部の形状を変化させる必要が少ない。
光源として、本実施例では蛍光管を利用するが、電球や、白色LEDや、蛍光ルミネッセンス等に変更することは設計変更として十分可能である。
実施例1、2では食品を示すフィルムを複数枚とし、そのうちの一部のフィルムを交換することで食品のバリエーションを増加させる提案をなしている。この他にも、1枚に食品を印刷したものを採用することも当然できる。1枚とすることでコストの低下が望める。
また、屈曲部から光を導入する端部までは、同時にアクリルプレート22を支持する基台となる。この端部までの長さは、コンパクト性を失わない程度に長くすることが望ましい。
さらに、画像フィルム18に厚さが0.5mm〜1.0mm程度の貼り付け固定用透明薄板(図示せず)を貼り付けて固定することもできる。このように構成することで画像フィルムの保管や移送時に画像フィルム18の強度が向上する。
さらに、実施例1におけるフィルム部101に貼り付け固定用透明薄板(図示せず)を貼り付けて固定することで、保護用透明フィルム11が不要となる。
また、実施例2におけるポリエステル透明フィルム203等に貼り付け固定用透明薄板(図示せず)を貼り付けて固定することで、保護用透明フィルム207が不要となる。
使用例1
食品サンプルの展示方法
実施例1で得られた皿に盛り付けられた料理の食品サンプルにはスタンドが付属しているため、例えばショーケース等の陳列棚に図2に示すように展示することができる。
使用例2
食品サンプルの展示方法
実施例2で得られた皿に盛り付けられた料理の食品サンプルには電源部が内包されているスタンドが付属しているため、例えばショーケース等の陳列棚に図11に示すように展示することができる。
使用例3
食品サンプルの別の展示方法
実施例2及び3にて得られた皿に盛り付けられた料理の食品サンプル701とビールジョッキ702の食品サンプルとを図12に示すように複数テーブル703上に並べ、更にナプキン、カトラリー、箸等を添える(図示せず)ことで実際の食事のテーブルの状態を演出することができる。
使用例4
食品サンプルの別の展示方法
実施例4で得られた皿に盛り付けられた料理の食品サンプル801は照明装置の電源部及び発光体部がシェード部に内包されており、例えば図13に示すように壁面802に直接固定することにより展示することができる。
使用例5
食品サンプルの別の展示方法
実施例4で得られた皿に盛り付けられた料理の食品サンプル801は照明装置の電源部及び発光体部がシェード部に内包されており、例えば図14に示すように壁面802にブラケット基部804を設け更に取り付けブラケット803を介して固定することにより展示することができる。
使用例6
食品サンプルの別の展示方法
実施例4で得られた皿に盛り付けられた料理の食品サンプル901は照明装置の電源部及び発光体部がシェード部に内包されており、例えば図15に示すようにスタンド脚部903により地面から直接スタンド柱部902を介して支えることにより展示することができる。
使用例7
食品サンプルの別の展示方法
実施例5で得られた皿に盛り付けられた複数の集合画像の食品サンプル907は照明装置の電源部及び発光体部がシェード部に内包されており、例えば図16に示すようにスタンド脚部903により地面から直接スタンド柱部902を介して支えることにより展示することができる。
使用例8
食品サンプルの別の展示方法
実施例4で得られた皿に盛り付けられた料理の食品サンプル901は照明装置の電源部及び発光体部がシェード部に内包されており、例えば図17に示すようにスタンド腕部904の一端に取り付けられた取り付けブラケット905に固定することにより展示することができ、該スタンド腕部904の一端に取り付けられた取り付けブラケット905はスタンド腕部904の他端に取り付けられたバランス用おもり906によりバランスされ、スタンド柱部902を介してスタンド脚部903により地面から支えられている。
使用例9
食品サンプルの別の展示方法
実施例4で得られた皿に盛り付けられた料理の食品サンプル1001は照明装置の電源部及び発光体部がシェード部に内包されており、例えば図18に示すように天井取り付け基部1003により天井面1002から吊り下げ具1004を介して吊るすことにより展示することができる。
使用例10
食品サンプルの別の展示方法
実施例5で得られた皿に盛り付けられた複数の集合画像の食品サンプル1006は照明装置の電源部及び発光体部がシェード部に内包されており、例えば図19に示すように天井取り付け基部1003により天井面1002から吊り下げ具1004を介して吊るすことにより展示することができる。
使用例11
食品サンプルの別の展示方法
実施例2で得られた皿に盛り付けられた料理の食品サンプル1101には電源部が内包されているスタンドが付属しており、例えば料理の品名、価格、食材産地、由来、食材の効用等の情報が記載されたプライスカード1102を更に付加して図20に示すように展示することができる。
使用例12
食品サンプルの別の展示方法
実施例2で得られた皿に盛り付けられた料理の食品サンプル1101には電源部が内包されているスタンドが付属しており、例えば料理を代表する食材1103を更に付加して図21に示すように展示することができる。
(a)は本発明による食品サンプルの特にフィルム部の分解概略図であり、(b)は本発明による食品サンプルの分解概略図である。 本発明による食品サンプルの横断面図である。 (a)は本発明による別の実施の形態の食品サンプルの特にフィルム部の分解概略図であり、(b)は本発明による別の実施の形態の食品サンプルの特にフィルム部の重ね合わせた概略図であり、(c)は本発明による別の実施の形態の食品サンプルの分解概略図である。 (a)は本発明による別の実施の形態の食品サンプルの特にフィルム部の分解概略図であり、(b)は本発明による別の実施の形態の食品サンプルの特にフィルム部の重ね合わせた概略図である。 (a)は本発明による食品サンプルのホルダー部がシェード部に装着された固定具により保持された状態を示す概略図であり、(b)は本発明による食品サンプルのホルダー部がシェード部に装着された固定具により保持された状態を示す拡大概略図であり、(c)は本発明による食品サンプルの固定具の拡大概略図である。 本発明に係る食品サンプルの実施例6の側面図である。 本発明に係る食品サンプルの実施例6の構成図である。 本発明に係る食品サンプルの光源部の構成図である。 本発明に係る食品サンプルの設計変更例の構成図である。 (a)は本発明による食品サンプルのシェード部の製造方法を示す概略図であり、(b)は本発明による食品サンプルのシェード部の製造方法を示す概略図であり、(c)は本発明による食品サンプルのシェード部の製造方法を示す概略図である。 本発明による別の実施の形態の食品サンプルを実際に使用した時の展示方法を示す概略図である。 本発明による別の実施の形態の食品サンプルを実際に使用した時の別の展示方法を示す概略図である。 本発明による別の実施の形態の食品サンプルを実際に使用した時の別の展示方法を示す概略図である。 本発明による別の実施の形態の食品サンプルを実際に使用した時の別の展示方法を示す概略図である。 本発明による別の実施の形態の食品サンプルを実際に使用した時の別の展示方法を示す概略図である。 本発明による別の実施の形態の食品サンプルを実際に使用した時の別の展示方法を示す概略図である。 本発明による別の実施の形態の食品サンプルを実際に使用した時の別の展示方法を示す概略図である。 本発明による別の実施の形態の食品サンプルを実際に使用した時の別の展示方法を示す概略図である。 本発明による別の実施の形態の食品サンプルを実際に使用した時の別の展示方法を示す概略図である。 本発明による別の実施の形態の食品サンプルを実際に使用した時の別の展示方法を示す概略図である。 本発明による別の実施の形態の食品サンプルを実際に使用した時の別の展示方法を示す概略図である。
符号の説明
1 ホルダー部
2 色温度変換フィルム
3 デフィーザーフィルム
4 透光性白色フィルム
5 画像フィルム1
6 特殊効果フィルム
7 画像フィルム2
8 アクリル透明板
9 画像フィルム3
10 メッセージフィルム
11 保護用透明フィルム
16 アクリル透明板
18 画像フィルム
20 透光性白色フィルム
22 アクリルプレート
24 光源部
25 挿入口
28、32 反射テープ
29 屈曲部
34 下端部
36 光導入近傍部
38 プレート周辺部
41 平坦な面
42 蛍光燈
43 筐体
100 フィルム部が収納されたホルダー部
101 フィルム部
102 照明装置
103 照明装置の発光体部
104 スタンド
201 透光性白色フィルム
202 画像フィルム1
203 画像フィルム2
204 アクリル透明板
205 画像フィルム3
206 メッセージフィルム
207 保護用透明フィルム
208 201乃至207を重ね合わせたもの
301 ホルダー部
302 シェード部
303 固定具
304 基盤
305 蛍光灯
306 支持具
307 コンセント
308 配線コード
309 電源部が内包されたスタンド
401 透光性白色フィルム
402 画像フィルム1
403 画像フィルム2
404 画像フィルム3
405 保護用透明フィルム
406 401乃至405を重ね合わせたもの
501 原型
502 箱
503 型材
504 雌型
505 雄型
506 熱可塑性樹脂シート
601 本発明の食品サンプル
602 スタンド
701 本発明の食品サンプル(皿に盛り付けられた料理の食品サンプル)
702 本発明の食品サンプル(ビールジョッキの食品サンプル)
703 テーブル
801 本発明の食品サンプル
802 壁面
803 取り付けブラケット
804 ブラケット基部
901 本発明の食品サンプル
902 スタンド柱部
903 スタンド脚部
904 スタンド腕部
905 取り付けブラケット
906 バランス用おもり
907 本発明の複数の集合画像の食品サンプル
1001 本発明の食品サンプル
1002 天井面
1003 天井取り付け基部
1004 吊り下げ具
1005 配線コード
1006 本発明の複数の集合画像の食品サンプル
1101 本発明の食品サンプル
1102 プライスカード
1103 料理を代表する食材部

Claims (26)

  1. 画像を表示するフィルム部を備えた食品サンプルにおいて、該フィルム部の形状が食品及び/又は食品容器の見かけの外縁の形状をかたどった形状である食品サンプル。
  2. 前記フィルム部が半透明のフィルムと食品画像を含む透光性フィルムとを重ね合わせて合成された画像を選択的に表示するフィルム部である請求項1に記載の食品サンプル。
  3. 画像を表示するフィルム部を備えた食品サンプルにおいて、半透明のフィルムと食品画像を含む透光性フィルムとを重ね合わせて合成された画像を選択的に表示するフィルム部を備えた食品サンプル。
  4. 前記フィルム部は隣接するフィルムの間に板状透明体が重ねて配置されている請求項1乃至3いずれか1項に記載の食品サンプル。
  5. 前記板状透明体の厚みが2乃至5mmである請求項4に記載の食品サンプル。
  6. 前記フィルム部の一部又は全部が交換可能である請求項1乃至5の少なくとも何れか1項に記載の食品サンプル。
  7. 前記半透明のフィルム及び/又は前記透光性フィルムの少なくとも一部に遮光性を備えた塗料が塗布された請求項1乃至6の少なくとも何れか1項に記載の食品サンプル。
  8. 前記食品サンプルが更に照明装置を含む請求項1乃至7の少なくとも何れか1項に記載の食品サンプル。
  9. 前記照明装置が前記フィルム部の裏面に前記フィルム部と離間して配置されている請求項8に記載の食品サンプル。
  10. 前記食品サンプルが更にホルダー部及びシェード部を含み、前記フィルム部を収納するホルダー部がシェード部に固定されている請求項1乃至9の何れか1項に記載の食品サンプル。
  11. 前記ホルダー部及びシェード部が食品及び/又は食品容器の見かけの外縁の形状をかたどった形状である請求項10記載の食品サンプル。
  12. 前記シェード部が前記照明装置を内包する請求項1乃至11の少なくとも何れか1項に記載の食品サンプル。
  13. フィルムは、端部に光源部が配置される透光性媒体と積層されることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載の食品サンプル。
  14. 前記フィルムは、その表面に貼り付け固定用透明薄板が貼付られて固定されることを特徴とする請求項13に記載の食品サンプル。
  15. 透光性媒体は、少なくとも一方の表面に擦過領域が刻まれることを特徴とする請求項13または14記載の食品サンプル。
  16. 透光性媒体に刻まれた表面の擦過領域は、光源近傍の擦過傷の密度が光源部から離れた表面の擦過傷の密度より低いことを特徴とする請求項15記載の食品サンプル。
  17. 透光性媒体は、少なくとも一方の表面に薬剤が塗布されることを特徴とする請求項13または14記載の食品サンプル。
  18. 薬剤は、微小粉体を包含する液体であることを特徴とする請求項17記載の食品サンプル。
  19. 透光性媒体に薬剤が塗布される領域は、光源近傍の薬剤塗布密度が光源部から離れた表面の薬剤塗布密度より低いことを特徴とする請求項17または18記載の食品サンプル。
  20. 透光性媒体は、少なくとも一方の面に半透過性白色膜が貼り付けられることを特徴とする請求項15乃至19いずれかに記載の食品サンプル。
  21. 透光性媒体は、その端部に光反射層で被覆されることを特徴とする請求項20いずれかに記載される食品サンプル。
  22. 透光性媒体は、その一部が屈曲されて光源部に挿入されて支持されることを特徴とする請求項21に記載される食品サンプル。
  23. 透光性媒体の屈曲面に光反射層が被覆されていることを特徴とする請求項22に記載される食品サンプル。
  24. 光源部は、内部に光源を備えその一端部に透光性媒体挿入口が設けられて光源が透光性媒体を照射するように配置されること特徴とする請求項22または23に記載される食品サンプル。
  25. フィルムは、さらに透光性素材で被覆されることを特徴とする請求項13乃至20いずれか1項に記載される食品サンプル。
  26. 前記画像が、さらに文字画像を含む請求項1乃至25記載の食品サンプル。
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