JP2016041453A - ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】 先端に設置された上下軸用ボールねじ機構のボールねじ軸に平行に設置されたガイド軸の動作を安定させることができるロボットを提供すること。【解決手段】 先端に上下軸用ボールねじ機構を備えるとともに該ボールねじ機構のボールねじ軸と平行に設置されたガイド軸を備えたロボットにおいて、上記ガイド軸をスライドブッシュで支持するとともに滑り軸受で支持するようにし、上記ガイド軸の動作を安定させるようにしたもの。【選択図】 図3

Description

本発明は、ロボットに係り、特に、先端に設置された上下軸用ボールねじ機構のボールねじ軸に平行に設置されたガイド軸の動作を安定させることができるように工夫したものに関する。
従来のロボットとして、例えば、特許文献1に記載されたようなものがある。
この特許文献1に記載された「産業用ロボット」は概略次のような構成になっている。まず、水平多関節ロボットがあり、この水平多関節ロボットの先端には、上下軸用ボールネジ機構が設置されている。すなわち、ボールねじナットがあり、このボールねじナットにはボールねじ軸が螺合・配置されている。上記ボールナットを駆動モータにより回転駆動することにより、上記ボールねじ軸を上下方向に移動させる。
上記ボールねじ軸にはスプライン軸が平行に配置されていて、このスプライン軸は上記ボールねじ軸の上下端に設置された連結部材を介して連結されている。上記スプライン軸の先端には工具、例えば、チャック等のワーク把持機構が取り付けられることになる。また、上記スプライン軸は別の駆動モータにより回転駆動されるようになっている。
そして、上記駆動モータにより上記ボールナットを回転駆動することにより上記ボールねじ軸及びスプライン軸を上下動させ、又、上記別の駆動モータにより上記スプライン軸を回転駆動する。それによって、スプライン軸の先端に取り付けられた任意の工具、例えば、チャック等のワーク把持機構に所定の動作を行わせる。
特開2013−6259号公報
上記従来の構成によると、次のような問題があった。
まず、特許文献1に記載された「産業用ロボット」においては、ボールねじ軸の上下端に連結部材が設置されているが、コストを低減させるために、これら連結部材の一方を省略する場合が考えられる。しかし、上記連結部材の一方を省略してしまうと、スプライン軸の安定性が損なわれ、振れが発生してしまうことになる。このような上記スプライン軸の振れが発生すると、所定の位置に位置決めする際に時間が掛かり、次の動作をすぐに行うことができず、作業効率が低下してしまうという問題があった。
又、チャック等のワーク把持機構によりワークを把持している場合には、そのワークが落下してしまうという問題もあった。
本発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、先端に設置された上下軸用ボールねじ機構のボールねじ軸に平行に設置されたガイド軸の動作を安定させることができるロボットを提供することにある。
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1によるロボットは、先端に上下軸用ボールねじ機構を備えるとともに該ボールねじ機構のボールねじ軸と平行に設置されたガイド軸を備えたロボットにおいて、上記ガイド軸をスライドブッシュで支持するとともに滑り軸受で支持するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2によるロボットは、請求項1記載のロボットにおいて、上記ガイド軸は上記ボールねじ軸の上端又は下端に設けられた連結部材を介して連結されていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるロボットは、請求項1又は請求項2記載のロボットにおいて、上記滑り軸受は上記スライドブッシュの下方に配置されていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるロボットは、請求項1〜請求項3の何れかに記載のロボットにおいて、上記滑り軸受は上記ガイド軸を面で支持することを特徴とするものである。
又、請求項5によるロボットは、請求項1〜請求項4の何れかに記載のロボットにおいて、水平多関節型のスカラーロボットであることを特徴とするものである。
又、請求項6によるロボットは、請求項1〜請求項4の何れかに記載のロボットにおいて、直交型ロボットであることを特徴とするものである。
以上述べたように、本願発明の請求項1のロボットによると、先端に上下軸用ボールねじ機構を備えるとともに該ボールねじ機構のボールねじ軸と平行に設置されたガイド軸を備えたロボットにおいて、上記ガイド軸をスライドブッシュで支持するとともに滑り軸受で支持するようにしたため、上記スライドブッシュと滑り軸受けとによって、上記上下軸用ボールねじ機構のボールねじ軸に平行に設置された上記ガイド軸の動作を安定させることができる。
又、請求項2によるロボットによると、請求項1記載のロボットにおいて、上記ガイド軸は上記ボールねじ軸の上端又は下端に設けられた連結部材を介して連結されているので、連結部材が片側のみになっている分構成の簡略化、コストの低減を図ることができる。又、そのような構成であっても、上記したように、上記ガイド軸を安定させて上下方向に動作させることができる。
又、請求項3によるロボットによると、請求項1又は請求項2記載のロボットにおいて、上記滑り軸受は上記スライドブッシュの下方に配置されているため、更に安定した動作を行うことができる。
又、請求項4によるロボットによると、請求項1〜請求項3の何れかに記載のロボットにおいて、上記滑り軸受は上記ガイド軸を面で支持するため、更に安定した動作を行うことができる。
又、請求項5によるロボットによると、請求項1〜請求項4の何れかに記載のロボットにおいて、水平多関節型のスカラーロボットであるため、水平多関節型のスカラーロボットにおいて、上記したような効果を得ることができる。
又、請求項6によるロボットによると、請求項1〜請求項4の何れかに記載のロボットにおいて、直交型ロボットであるため、直交型ロボットにおいて、上記したような効果を得ることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、水平多関節型スカラーロボットの斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のII−II断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図2のIII部分の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図4(a)は、この一実施の形態によるロボットに用いられる滑り軸受の縦断面図、図4(b)は図4(a)のIVb−IVb矢視図である。
以下、図1乃至図4を参照しながら、本発明の一実施の形態について説明する。
この一実施の形態によるロボット1は、図1及び図2に示すように、水平多関節型のスカラーロボットであり、基部3に対してX・Y2次元平面内で回転可能に設置された第1アーム5とこの第1アーム5に対して、X・Y2次元平面内で回転可能に設置された第2アーム7と、この第2アーム7に対してZ方向(図1中上下方向)に移動可能なガイド軸9、等から構成されている。
このガイド軸9の先端側(図2中下側)には取付部11が設けられており、この取付部11には図示しない治具、例えば、チャック等のワーク把持機構が取り付けられる。以下、各部の構成を詳細に説明する。
上記基部3には、図2に示すように、ベース13があり、このベース13上に、筒状の基部ハウジング15が立設されている。この基部ハウジング15内には、第1モータ17が設置されている。この第1モータ17は、第1モータケース19と、この第1モータケース19の内周側に固着されたステータ21と、このステータ21の内周側に回転可能に内装された永久磁石からなるロータ23と、このロータ23の中心位置に固着された第1モータ側出力軸25とから構成されている。
また、上記第1モータ17の図2中下側には、エンコーダ27が設置されている。このエンコーダ27には、上記第1モータケース19の図2中下側に設置されたエンコーダケース29があり、このエンコーダケース29内に上記第1モータ側出力軸25の図2中下端側が突出されている。上記第1モータ側出力軸25の図2中下端側にはエンコーダホイール31が固着されており、このエンコーダホイール31には図示しないエンコーダスケールが表示されている。また、上記エンコーダケース29内であって上記エンコーダホイール31の図2中下側には基板33が設置されている。この基板33には、図示しない光源とセンサが設置されており、上記光源からの光を上記エンコーダホイール31に反射させ、上記センサによって反射された光を検出する。上記第1モータ17が駆動され、上記第1モータ側出力軸25が回転されると上記エンコーダホイール31も回転されるため、上記センサによって検出される光の強弱が上記エンコーダホイール31の図示しないエンコーダスケールによって変化し、これによって上記第1モータ側出力軸25の回転を検出する。
また、上記第1モータ17の図2中上側には、第1減速機41が設置されている。この第1減速機41は、遊星歯車機構による減速機である。
上記第1減速機41には、第1減速機ケース43があり、この第1減速機ケース43の内部には、上記第1モータ側出力軸25が連結された太陽歯車45が回転可能に設置されている。この太陽歯車45には、複数の遊星歯車47が噛合されている。これら複数の遊星歯車47は、上記第1減速機ケース43の内周面に固着された環状の内歯車49にも噛合されている。
また、上記第1減速機41には、第1減速機側出力軸51が回転可能に設置されており、この第1減速機側出力軸51の図2中下端側には、遊星キャリア部53が形成されている。この遊星キャリア部53には、図2中下側に向けて上記遊星歯車47が回転可能に設置される遊星歯車用回転軸55が突出・形成されている。
このような構成により、上記第1モータ側出力軸25の回転により上記太陽歯車45が回転されると、複数の上記遊星歯車47が自転するとともに、上記太陽歯車45の周りを公転する。これら上記遊星歯車47の公転により、上記遊星キャリア部53を介して、上記第1減速機側出力軸51が回転されることとなる。また、上記太陽歯車45、遊星歯車47、内歯車49の歯数は、上記第1減速機41の減速比によって適宜設定される。
上記第1減速機側出力軸51の図2中上側端は、第1アーム5に固着されており、上記第1モータ17によって、上記第1減速機側出力軸51を介して、第1アーム5が回転・駆動される。
また、上記基部ハウジング15の図2中右側には、制御基板収納部61が設置されている。この制御基板収納部61の内部に図示しない制御基板が内装されている。また、図1や図2に示すように、上記制御基板収納部61の図2中右側には、ケーブル63a、63b、63c、63dが引き出されている。
ロボット1には、自立ケーブル65が設置されている。図2に示すように、この自立ケーブル65の一端側(図2中右端側)は、上記制御基板収納部61の図2中上側に係合・固定されている。また、前記した第2アーム7には、図2に示すように、第2アームハウジング67があり、上記自立ケーブル65の他端側(図2中左端側)は、第2アームハウジング67の図2中右端側に係合・固定されている。
上記第2アームハウジング67の図2中右側には、第2モータ71が設置されている。この第2モータ71も、前記した第1モータ17と同様に、第2モータケース73と、この第2モータケース73の内周側に固着されたステータ75と、このステータ75の内周側に回転可能に内装された永久磁石からなるロータ77と、このロータ77の中心位置に固着された第2モータ側出力軸79とから構成されている。
また、上記第2モータ71の図2中上側にも、エンコーダ27が設置されており、これによって上記第2モータ側出力軸79の回転を検出する。
また、上記第2モータ71の図2中下側には、第2減速機81が設置されている。この第2減速機81も、遊星歯車機構による減速機である。上記第2減速機81には、第2減速機ケース83があり、この第2減速機ケース83の内部には、上記第2モータ側出力軸79が連結された太陽歯車85が回転可能に設置されている。この太陽歯車85には、複数の遊星歯車87が噛合されている。これら複数の遊星歯車87は、上記第2減速機ケース83の内周面に固着された環状の内歯車89にも噛合されている。
また、上記第2減速機81には、第2減速機側出力軸91が回転可能に設置されており、この第2減速機側出力軸91の図2中上端側には、遊星キャリア部93が形成されている。この遊星キャリア部93には、図2中上側に向けて上記遊星歯車87が回転可能に設置される遊星歯車用回転軸95が突出・形成されている。
このような構成により、上記第2モータ側出力軸79の回転により上記太陽歯車85が回転されると、複数の上記遊星歯車87が自転するとともに、上記太陽歯車85の周りを公転する。これら上記遊星歯車87の公転により、上記遊星キャリア部93を介して、上記第2減速機側出力軸91が回転されることとなる。また、上記太陽歯車85、遊星歯車87、内歯車89の歯数は、上記第2減速機81の減速比によって適宜設定される。
上記第2減速機側出力軸91の図2中下側端は、第1アーム5に固着されており、上記第2モータ71によって、上記第2減速機側出力軸91が回転されると、上記第1アーム5に対して、上記第2アーム7が回転・駆動される。
図3に示すように、上記第2アーム7の図3中左側には、上下軸用ボールねじ機構101が設置されている。この上下軸用ボールねじ機構101には、ボールねじナット103が回転可能に設置されている。このボールねじナット103は略筒状の形状を成し、このボールねじナット103の内周面には螺旋溝105が形成されている。また、上記ボールねじナット103の内部には図示しない無負荷循環路が形成されている。また、上記ボールねじナット103の図3中上側にはフランジ部107が形成されている。
上記ボールねじナット103の両端側(図3中上下端側)には、それぞれエンドキャップ109a、109bが設置されている。これらエンドキャップ109a、109bの内部には図示しないリターン路が形成されている。
上記ボールねじナット103は、ボールねじナット保持部材111とタイミングプーリ113との間に介挿・保持されている。上記ボールねじナット103のフランジ部107は、上記ボールねじナット保持部材111とタイミングプーリ113によって挟持されており、上記タイミングプーリ113と上記ボールねじナット103のフランジ部107の図示しない貫通孔に図示しないボルトを貫通させ、上記ボールねじナット保持部材111に螺合させることにより、上記ボールねじナット保持部材111、タイミングプーリ113、及び、ボールねじナット103が一体となっている。
また、上記タイミングプーリ113にはグリスニップル115が設置されており、上記タイミングプーリ113内に形成されたグリス供給路117、及び、上記ボールねじナット103内に形成されたグリス供給路119を介して、上記ボールねじナット103内部にグリスを供給する。
また、図3に示すように、上記タイミングプーリ113の外周側には歯部121が形成されている。
また、上記第2アームハウジング67の底壁(図3中下側の壁)には、軸受123が設置されている。この軸受123は、クロスローラタイプの軸受で、上記第2アームハウジング67に固着された外輪125と、この外輪125の内側に設置された内輪127と、上記外輪125と上記内輪127との間に転動可能に設置された複数のローラ129とから構成されている。
上記ボールねじナット保持部材111の図3中下端側は、上記軸受123の内輪127の内側に挿入されている。また、上記ボールねじナット保持部材111には段付部131が形成されているとともに、上記ボールねじナット保持部材111の図3中下側には内輪押え133が設置されている。上記軸受123の内輪127は、上記ボールねじナット保持部材111の段付部131と上記内輪押え133との間に介挿・固定されている。また、上記軸受123の外輪125も、上記第2アームハウジング67の底壁(図3中下側の壁)と外輪押え135との間に介挿・固定されている。このような構成によって、上記ボールねじナット103が上記第2アームハウジング67に対して回転可能に設置されている。
また、上記ボールねじナット103を貫通して、ボールねじ軸141が設置されている。このボールねじ軸141の外周面には螺旋溝143が形成されている。
上記ボールねじ軸141の螺旋溝143と上記ボールねじナット103の螺旋溝105との間の空間、上記エンドキャップ109aの図示しないリターン路、上記ボールねじナット103の図示しない無負荷循環路、及び、上記エンドキャップ109bの図示しないリターン路内には複数の鋼球145が循環している。
また、図2に示すように、上記第2アームハウジング67には、モータ取付部材151を介して、第3モータ153が設置されている。この第3モータ153も、前述した第1モータ17や第2モータ71と同様の構成であり、第3モータケース155、ステータ157、ロータ159、第3モータ側出力軸161とから構成されている。上記第3モータ側出力軸161の先端側(図2中下側)には、歯部が設けられたタイミングプーリ163が固着されている。
また、上記タイミングプーリ113と上記タイミングプーリ163間には歯部が設けられたタイミングベルト165が巻回されている。このタイミングベルト165は、上記タイミングプーリ113の歯部121と上記タイミングプーリ163の歯部に噛合されており、上記第3モータ側出力軸161の回転が上記ボールねじナット103に伝達されるようになっている。
なお、上記第3モータ153の図2中上側にはエンコーダ167が設置されている。このエンコーダ167も、前述したエンコーダ27と同様の構成であり、エンコーダケース169、エンコーダホイール171、基板173等から構成され、上記第3モータ153の回転を検出するものである。
上記第3モータ153により上記タイミングベルト165を介して上記ボールねじナット103が回転されると上記ボールねじ軸141がZ方向(図3中上下方向)に移動される。
また、上記ボールねじ軸141の先端側(図3中下端側)には、連結部材181が固着されている。この連結部材181によって、前記ガイド軸9と上記ボールねじ軸141とが連結されており、上記ボールねじ軸141と連動して、上記ガイド軸9がZ方向(図3中上下方向)に移動される。
図3に示すように、上記連結部材181の図3中右側には、ボールねじ軸取付用貫通孔183が形成されており、このボールねじ軸取付用貫通孔183内に上記ボールねじ軸141が挿入されている。上記ボールねじ軸141の先端側(図3中下端側)には、ボールねじ軸固定用ブッシュ185が設置されている。このボールねじ軸固定用ブッシュ185にはテーパ状の貫通孔187が形成されていて、このテーパ状の貫通孔187に上記ボールねじ軸141の先端側(図3中下端側)が挿入されている。
また、上記ボールねじ軸固定用ブッシュ185の貫通孔187には、押圧部材189が圧入されている。この押圧部材189の先端側(図3中上側)は上記ボールねじ軸固定用ブッシュ185の貫通孔187の形状に対応したテーパ形状となっており、上記押圧部材189が図3中上側に移動されると上記ボールねじ軸固定用ブッシュ185が拡径されて上記連結部材181のボールねじ軸取付用貫通孔183の内周面を押圧するとともに、上記押圧部材189の内周面が上記ボールねじ軸141の先端側(図3中下端側)を押圧するようになる。これにより、上記ボールねじ軸141の先端側(図3中下側)に上記連結部材181が固着される。
また、上記ボールねじ軸固定用ブッシュ185と押圧部材189は、上記ボールねじ軸固定用ブッシュ185と上記押圧部材189の図示しない貫通孔に複数のボルト191を貫通させ、上記ボールねじ軸固定用ブッシュ185に螺合させることにより固定されている。
また、上記連結部材181の図3中左側には、ガイド軸取付用貫通孔193が形成されている。このガイド軸取付用貫通孔193の上側と下側はそれぞれ拡径されており、段付部195a、195bが形成されている。上記ガイド軸9の先端側(図3中下側)には、ガイド軸取付用ブッシュ197a、197bが所定の間隔に離間されて取り付けられており、これらガイド軸取付用ブッシュ197a、197b間に上記ガイド軸取付用貫通孔193の段付部195a、195bが介挿されることによって、上記ガイド軸9が上記連結部材181に固定されている。
上記第2アームハウジング67の図3中左端側には、ガイド軸用ブッシュサポート部材201が固定されている。このガイド軸用ブッシュサポート部材201は、略円筒形状の部材であり、その内周面の図3中上側がスライドブッシュ取付部203となっている。また、上記ガイド軸用ブッシュサポート部材201の内周面の図3中下側は上記スライドブッシュ取付部203より縮径された滑り軸受取付部205となっている。
上記ガイド軸用ブッシュサポート部材201のスライドブッシュ取付部203内には、スライドブッシュ207が圧入・固定されている。また、上記ガイド軸用ブッシュサポート部材201の滑り軸受取付部205内には、滑り軸受209が圧入・固定されている。上記ガイド軸9は、上記スライドブッシュ207、及び、上記滑り軸受209を貫通しており、上記スライドブッシュ207及び上記滑り軸受209によってZ方向(図3中上下方向)にガイドされる構成になっている。
上記スライドブッシュ207の内周面にはボール循環溝が、軸方向に沿って複数条(この実施の形態の場合には3条)形成されている。上記それぞれのボール循環溝の両端を連絡するようにボール循環路が形成されており、上記ボール循環溝とボール循環路内には複数の図示しないボールが転動・循環するようになっている。また、上記ボール循環溝においては上記図示しないボールの一部が上記スライドブッシュ207の内周面211側に露出している。上記ガイド軸9の外周面と上記複数の図示しないボールとが当接することによって、上記ガイド軸9が支持されている。また、上記複数の図示しないボールは、上記スライドブッシュ207の内周面211側において、Z方向に転動していくようになっており、これにより上記ガイド軸9は、Z方向にガイドされて移動するようになっている。
また、上記滑り軸受209は、図4に示すように、金属製の外環部材209aと、この外環部材209aの内周側に設置された樹脂(例えば、4フッ化エチレン)製の内環部材209bと、から構成されている。そして、この内環部材209bの内周面213によって、上記ガイド軸9を面で摺動可能に支持しているとともに、Z方向にガイドしている。
なお、図4に示すように、上記滑り軸受209は、その一部を切り欠かれており、C字型の横断面形状を成すものである。
また、図2に示すように、上記第2アーム7の第2モータ71や第3モータ153がある側(図2中上側)には、第2アーム用カバー221が設置されており、上記第2モータ71や上記第3モータ153等はこの第2アーム用カバー221内に収納・配置されている。
次に、この一実施の形態による作用について説明する。
第1モータ17によって、基部3に対して、第1アーム5がX・Y2次元平面内で回転される。また、第2モータ71によって、上記第1アーム5に対して、第2アーム7がX・Y2次元平面内で回転される。これにより、上記第2アーム7の先端側(図1中左端側)に設置されたガイド軸9の取付部11側が、X・Y2次元平面内の任意の位置に移動される。
また、第3モータ153によって、ガイド軸9がZ方向に移動される。
これらの動作により、上記ガイド軸9の取付部11側を、X・Y・Z3次元空間内の任意の位置に移動させることができる。
また、上記ガイド軸9は、スライドブッシュ207、及び、滑り軸受209によって、支持されるとともに、Z方向にガイドされている。
次に、この一実施の形態による効果について説明する。
まず、ガイド軸9は、スライドブッシュ207と滑り軸受209の両方によって支持されるため、上記ガイド軸9を安定させてZ方向に移動させることができる。
また、これにより、例えば、上記ガイド軸9とボールねじ軸141の上下両端を連結部材によって連結させることで上記ガイド軸9を安定して支持するような構成とする必要はなく、本実施の形態のように、上記ガイド軸9と上記ボールねじ軸141を下端の連結部材181のみによって連結される構成で事足りることになり、それによって、部品点数を少なくし、コストを低減させることができる。
また、上記滑り軸受209は、その内周面213を介して点ではなく面で上記ガイド軸9を摺動可能に支持しているため、このことによっても、上記ガイド軸9の安定性が高くなる。
また、滑り軸受209を設置することにより上記ボールねじ軸141とガイド軸9の不用意な落下を防止することができる。
本発明は、前記一実施の形態に限定されない。
例えば、前記一実施の形態の場合、ガイド軸9はZ方向に移動するのみであるが、上記ガイド軸9をZ方向に移動可能であると共に、Z方向の軸を中心に回転可能に構成してもよい。この場合、上記ガイド軸9は第2アームハウジング67に対して、例えば、軸受によって回転可能に支持され、上記第2アームハウジング67には、上記ガイド軸9をZ方向の軸を中心に回転・駆動させるモータが追加される。
また、前記一実施の形態では、本発明を水平多関節型のスカラーロボットに適用したが、本発明を直交型ロボットに適用してもよい。
また、前記一実施の形態の場合には、スライドブッシュ207の下方に滑り軸受209を配置したが、スライドブッシュ207の上方に滑り軸受209を配置する構成も考えられる。
また、前記一実施の形態の場合には、上下軸用ボールねじ軸の下端に連結部材を設置したが、上端に連結部材を設置してガイド軸と連結する構成も考えられる。
また、前記一実施の形態では、滑り軸受を1個設置した場合を例に挙げて説明したが、2個以上設置する構成も考えられる。
また、前記一実施の形態では、滑り軸受209は、金属製の外環部材209aと、この外環部材209aの内周側に設置された樹脂製の内環部材209bと、から構成されているが、内環部材209bを金属製とすることも考えられる。また、金属製の環部材、樹脂製の環部材単独で構成しても良い。また、滑り軸受の構成、材質は、その他にも様々な場合が考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、ロボットに係り、特に、先端に設置された上下軸用ボールねじ機構のボールねじ軸に平行に設置されたガイド軸の動作を安定させることができるように工夫したものに関し、例えば、工場の製造ラインで用いられる水平多関節型スカラーロボットに好適である。
1 ロボット
9 ガイド軸
101 上下軸用ボールねじ機構
141 ボールねじ軸(上下軸用ボールねじ機構の一部)
207 スライドブッシュ
209 滑り軸受
213 内周面

Claims (6)

  1. 先端に上下軸用ボールねじ機構を備えるとともに該ボールねじ機構のボールねじ軸と平行に設置されたガイド軸を備えたロボットにおいて、
    上記ガイド軸をスライドブッシュで支持するとともに滑り軸受で支持するようにしたことを特徴とするロボット。
  2. 請求項1記載のロボットにおいて、
    上記ガイド軸は上記ボールねじ軸の上端又は下端に設けられた連結部材を介して連結されていることを特徴とするロボット。
  3. 請求項1又は請求項2記載のロボットにおいて、
    上記滑り軸受は上記スライドブッシュの下方に配置されていることを特徴とするロボット。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載のロボットにおいて、
    上記滑り軸受は上記ガイド軸を面で支持するものであることを特徴とするロボット。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載のロボットにおいて、
    水平多関節型のスカラーロボットであることを特徴とするロボット。
  6. 請求項1〜請求項4の何れかに記載のロボットにおいて、
    直交型ロボットであることを特徴とするロボット。
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